JP2023049441A - 乗物用シート - Google Patents
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Abstract
【課題】シート幅方向のスペースが限られたリクライナにおいて軸だし用のブラケットの取付忘れの検出が可能な乗物用シートを提供する。【解決手段】本開示の一態様は、バックフレームに取り付けられたリクライナを備える乗物用シートである。リクライナは、リクライナプレートと、バックフレームをリクライナプレートに対して揺動させるリクライナ本体と、リクライナプレートに固定されたブラケットと、リクライナ本体、リクライナプレート及びブラケットを貫通するヒンジピンとを有する。リクライナプレートは、リクライナ本体と重ならない確認孔を有する。ブラケットは、第1貫通孔が設けられた本体部と、本体部から確認孔まで延伸すると共に、確認孔と重なる被検知部とを有する。【選択図】図2
Description
本開示は、乗物用シートに関する。
車両等に配置される乗物用シートに設けられるリクライナは、シート幅方向にフレームを貫通する軸部を含むヒンジピンを有する(特許文献1参照)。リクライナの回転中心となる軸部の中心軸の位置及び傾斜を保つため、リクライナにはヒンジピンの軸だし用のブラケット(つまりベースブラケット)が設けられる。ヒンジピンの軸部は、軸出し用のブラケットの貫通孔に挿通される。
軸だし用のブラケットは、シート幅方向において一定の寸法(つまり高さ)を有するように形成されている。そのため、近接センサによってシート製造工程における軸だし用のブラケットの取付忘れ(つまりブラケットの有無)を検出できる。
乗物用シートの設計条件によっては、シート幅方向のスペースに余裕がなく、軸だし用のブラケットの高さが制限される場合がある。このような場合、軸だし用のブラケットの高さが近接センサの検出閾値よりも小さくなると、近接センサによる取付忘れの検出ができない。
本開示の一局面は、シート幅方向のスペースが限られたリクライナにおいて軸だし用のブラケットの取付忘れの検出が可能な乗物用シートを提供することを目的としている。
本開示の一態様は、シートクッション(2)と、シートクッション(2)に対してシート前後方向に揺動可能なシートバック(3)と、シートバック(3)を支持するバックフレーム(4)と、バックフレーム(4)に取り付けられたリクライナ(6)と、を備える乗物用シート(1)である。
リクライナ(6)は、リクライナプレート(61)と、リクライナプレート(61)の第1面(61A)とバックフレーム(4)とに連結されると共に、バックフレーム(4)をリクライナプレート(61)に対してシート前後方向に揺動させるように構成されたリクライナ本体(62)と、リクライナプレート(61)の第1面(61A)とは反対側の第2面(61B)に固定されたブラケット(63)と、リクライナ本体(62)、リクライナプレート(61)、及びブラケット(63)をシート幅方向に貫通するヒンジピン(64)と、を有する。
リクライナプレート(61)は、ヒンジピン(64)の軸方向においてリクライナ本体(62)と重ならない位置に設けられた確認孔(611)を有する。ブラケット(63)は、ヒンジピン(64)の中心軸の位置を決める第1貫通孔(631A)が設けられた平板状の本体部(631)と、本体部(631)から確認孔(611)まで延伸すると共に、確認孔(611)と重なる被検知部(632)と、を有する。
このような構成によれば、リクライナプレート(61)に設けられた確認孔(611)にブラケット検出用のセンサを挿入し、ブラケット(63)の被検知部(632)の有無を確認することができる。そのため、シート幅方向のスペースが限られたリクライナにおいて、近接センサによる検出ができない高さのブラケット(63)に対する取付忘れの検出が可能となる。
本開示の一態様では、リクライナプレート(61)は、ヒンジピン(64)の軸方向においてリクライナ本体(62)と重ならない位置に設けられた位置決め孔(612)をさらに有してもよい。ブラケット(63)は、本体部(631)から位置決め孔(612)まで延伸すると共に、位置決め孔(612)と重なる第2貫通孔(633A)が設けられた位置決め部(633)をさらに有してもよい。このような構成によれば、位置決め孔(612)と第2貫通孔(633A)との位置合わせにより、ブラケット(63)の位置調整を容易かつ的確に行うことができる。
本開示の一態様では、被検知部(632)は、リクライナプレート(61)に溶接されてもよい。このような構成によれば、被検知部(632)を被溶接部として使用することができる。その結果、ブラケット(63)の面積及び重量を低減することができる。
なお、上記各括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的構成等との対応関係を示す一例であり、本開示は上記括弧内の符号に示された具体的構成等に限定されるものではない。
以下、本開示が適用された実施形態について、図面を用いて説明する。
[1.第1実施形態]
[1-1.構成]
図1に示す乗物用シート1は、シートクッション2と、シートバック3と、バックフレーム4と、第1ロアアーム5と、第1リクライナ6と、第2ロアアーム7と、第2リクライナ8と、ロッド9とを備える。
[1.第1実施形態]
[1-1.構成]
図1に示す乗物用シート1は、シートクッション2と、シートバック3と、バックフレーム4と、第1ロアアーム5と、第1リクライナ6と、第2ロアアーム7と、第2リクライナ8と、ロッド9とを備える。
乗物用シート1は、乗用車の座席シートとして使用される。具体的には、乗物用シート1は、乗用車の後部座席の左側シートを構成する。乗物用シート1の右側には、右側シートと中央シートとが一体化された二人掛けシートが設置される。
なお、以下の説明及び各図面における方向は、乗物用シート1を乗物(つまり乗用車)に組み付けた状態における方向を意味する。本実施形態では、シート幅方向は、乗物の左右方向に一致し、シート前方は、乗物の前方に一致する。
シートクッション2は、着席者の臀部を支持するための部位である。シートバック3は、着席者の背部を支持するための部位である。シートバック3は、シートクッション2に対してシート前後方向に揺動可能である。
バックフレーム4は、シートバック3を支持すると共に、シートバック3と共にシート前後方向に揺動可能である。バックフレーム4は、第1サイドフレーム41と、第2サイドフレーム42と、アッパフレーム43と、連結部材44とを有する。
第1サイドフレーム41及び第2サイドフレーム42は、上下方向に延伸すると共に、シート幅方向に互いに離間して配置されている。第1サイドフレーム41は、第2サイドフレーム42に対し右側に配置されている。
アッパフレーム43は、第1サイドフレーム41の上端部と第2サイドフレーム42の上端部とをシート幅方向に連結している。連結部材44は、アッパフレーム43よりも下方において、第1サイドフレーム41と第2サイドフレーム42とをシート幅方向に連結している。
<第1ロアアーム>
第1ロアアーム5は、車両に取り付けられるように構成されたプレート状のフレームである。
第1ロアアーム5は、車両に取り付けられるように構成されたプレート状のフレームである。
第1ロアアーム5は、第1リクライナ6を介して、第1サイドフレーム41の下端部に連結されている。つまり、第1サイドフレーム41は、第1ロアアーム5によって車両に連結されている。また、第1ロアアーム5は、第1サイドフレーム41よりもシート幅方向外側に配置されている。
<第1リクライナ>
第1リクライナ6は、バックフレーム4の第1サイドフレーム41と、第1ロアアーム5とに連結されている。
第1リクライナ6は、バックフレーム4の第1サイドフレーム41と、第1ロアアーム5とに連結されている。
第1リクライナ6は、バックフレーム4を、第1ロアアーム5(つまり、車両及びシートクッション2)に対してシート前後方向に揺動させるように構成されている。
図2に示すように、第1リクライナ6は、リクライナプレート61と、リクライナ本体62と、ブラケット63と、ヒンジピン64と、解除レバー65と、揺動力付与バネ66と、復帰バネ67とを有する。
(リクライナプレート)
リクライナプレート61は、第1ロアアーム5にシート幅方向内側(つまり左側)から重ね合わされた平板状の部材である。リクライナプレート61は、第1サイドフレーム41よりもシート幅方向外側に配置されている。リクライナプレート61の厚み方向は、シート幅方向と一致する。
リクライナプレート61は、第1ロアアーム5にシート幅方向内側(つまり左側)から重ね合わされた平板状の部材である。リクライナプレート61は、第1サイドフレーム41よりもシート幅方向外側に配置されている。リクライナプレート61の厚み方向は、シート幅方向と一致する。
リクライナプレート61は、図3に示すリクライナ本体62が溶接された第1面61Aと、図2に示す第1ロアアーム5が溶接された第2面61Bとを有する。第1面61Aは、シート幅方向内側の板面であり、第2面61Bは、第1面61Aとは反対側の板面、つまり、シート幅方向外側の板面である。なお、図3では、第1リクライナ6における揺動力付与バネ66等の一部の部品の図示が省略されている。
図4に示すように、リクライナプレート61は、確認孔611と、位置決め孔612と、ピン挿通孔613とを有する。
確認孔611は、乗物用シート1の製造工程においてブラケット63の有無を確認するための貫通孔である。確認孔611は、ヒンジピン64の軸方向(つまりシート幅方向)においてリクライナ本体62と重ならない位置に配置されている。また、本実施形態では、確認孔611は、ピン挿通孔613のシート前方に配置されているが、確認孔611の位置は、これに限定されない。
位置決め孔612は、乗物用シート1の製造工程においてブラケット63の位置決めを行うための貫通孔である。位置決め孔612は、ヒンジピン64の軸方向においてリクライナ本体62と重ならない位置に配置されている。また、本実施形態では、位置決め孔612は、ピン挿通孔613のシート後方に配置されているが、位置決め孔612の位置は、これに限定されない。
ピン挿通孔613は、ヒンジピン64の軸部642が挿通される貫通孔である。ピン挿通孔613の開口面積(つまり孔径)は、確認孔611及び位置決め孔612それぞれの開口面積よりも大きい。
(リクライナ本体)
リクライナ本体62は、リクライナプレート61の第1面61Aとバックフレーム4とに連結されると共に、バックフレーム4をリクライナプレート61に対してシート前後方向に揺動させるように構成された公知の装置である。
リクライナ本体62は、リクライナプレート61の第1面61Aとバックフレーム4とに連結されると共に、バックフレーム4をリクライナプレート61に対してシート前後方向に揺動させるように構成された公知の装置である。
リクライナ本体62は、第1部621と、第1部621に対して相対的に回転する第2部622とを有する。第1部621は、図3に示すように、溶接によって第1サイドフレーム41に固定されている。第2部622は、図5に示すように、溶接によってリクライナプレート61に固定されている。なお、図5では、第1リクライナ6における復帰バネ67等の一部の部品の図示が省略されている。
リクライナ本体62は、第1部621の第2部622に対する相対的な揺動を規制するロック機構を有する。ロック機構は、解除レバー65の操作によって、揺動を規制するロック状態と、揺動を許容する解除状態とに切り替えられる。
(ブラケット)
ブラケット63は、ヒンジピン64の軸出し(つまり、中心軸の傾き及び位置の調整)を行うための平板状の部材である。
ブラケット63は、ヒンジピン64の軸出し(つまり、中心軸の傾き及び位置の調整)を行うための平板状の部材である。
ブラケット63は、リクライナプレート61の第2面61Bに固定されている。つまり、ブラケット63は、リクライナ本体62と共にリクライナプレート61を挟むように配置されている。
ブラケット63の厚みは、リクライナプレート61の厚みよりも小さい。ブラケット63の厚みは、例えば1mm以下である。図6に示すように、ブラケット63は、本体部631と、被検知部632と、位置決め部633とを有する。
本体部631は、ヒンジピン64の軸部642が挿通されることで、ヒンジピン64の中心軸の位置を決める第1貫通孔631Aが設けられた平板状の部位である。第1貫通孔631Aの内径は、ヒンジピン64の軸部642の最大外径と概ね一致する。第1貫通孔631Aの中心軸は、第1リクライナ6の揺動中心軸と一致する。
本体部631は、ヒンジピン64の軸方向において、その全体がリクライナプレート61及びリクライナ本体62と重なっている。本体部631は、上端部が溶接ビードW1によってリクライナプレート61に溶接されている。
被検知部632は、本体部631から確認孔611まで延伸する腕状(つまり帯板状)の部位である。被検知部632は、本体部631の第1貫通孔631Aよりも下方の位置から、シート前方に延伸している。
被検知部632は、確認孔611と重なる先端部632Aを有する。先端部632Aは、確認孔611の全体を塞いでいる。また、被検知部632は、溶接ビードW2によってリクライナプレート61に溶接されている。
溶接ビードW2は、被検知部632のうち、先端部632Aよりもシート後方(つまり本体部631に近い位置)の領域の下端部に設けられている。また、溶接ビードW2は、ヒンジピン64の軸方向において、その一部がリクライナ本体62と重なっている。
位置決め部633は、本体部631から位置決め孔612まで延伸する腕状の部位である。位置決め部633は、本体部631の第1貫通孔631Aよりも下方の位置から、シート後方に延伸している。本実施形態では、位置決め部633の延伸方向は、被検知部632の延伸方向と平行かつ逆向きである。
位置決め部633は、位置決め孔612と重なる第2貫通孔633Aを有する。第2貫通孔633Aは、位置決め孔612よりも径が小さく、その全体が位置決め孔612と重なっている。乗物用シート1の製造工程において、位置決め用の治具が位置決め孔612と第2貫通孔633Aとに挿通されることで、ブラケット63の位置決めが行われる。
図7Aに示すように、乗物用シート1の製造工程では、棒状の検出センサSがシート幅方向内側からリクライナプレート61の確認孔611に挿入される。ブラケット63が正しく配置されている場合、検出センサSの先端が確認孔611内においてブラケット63の被検知部632に接触する。これにより、ブラケット63の存在が検知される。
一方、図7Bに示すように、ブラケット63がリクライナプレート61に配置されていない場合、検出センサSの先端が確認孔611を通過する。そのため、ブラケット63の不存在が検知される。
乗物用シート1の製造工程では、リクライナプレート61、リクライナ本体62及びブラケット63を所定の位置に配置した後、検出センサSを確認孔611に挿入し、ブラケット63の取付を確認する。その後、各部材が溶接される。
(ヒンジピン)
図4に示すヒンジピン64は、リクライナ本体62、リクライナプレート61、及びブラケット63をシート幅方向に貫通している。ヒンジピン64の中心軸は、第1リクライナ6の揺動中心軸と一致する。
図4に示すヒンジピン64は、リクライナ本体62、リクライナプレート61、及びブラケット63をシート幅方向に貫通している。ヒンジピン64の中心軸は、第1リクライナ6の揺動中心軸と一致する。
ヒンジピン64は、頭部641と軸部642とを有する。頭部641は、リクライナ本体62にシート幅方向内側から接触する。軸部642は、頭部641からシート幅方向外側に延伸している。
図5に示すように、軸部642の先端は、ブラケット63よりもシート幅方向外側に突出している。また、軸部642は、溶接ビードW3によって解除レバー65に溶接されている。
(解除レバー)
解除レバー65は、リクライナ本体62のロック状態を切り替える。解除レバー65には図示しないワイヤが接続されている。
解除レバー65は、リクライナ本体62のロック状態を切り替える。解除レバー65には図示しないワイヤが接続されている。
ワイヤの引張によって解除レバー65がロック位置から回転すると、解除レバー65に連結されたヒンジピン64が軸回転する。このヒンジピン64の軸回転により、リクライナ本体62の内部に配置されたカムが回転し、ロックが解除される。ワイヤによる解除レバー65の引張が解除されると、復帰バネ67(図2参照)によって解除レバー65はロック位置に復帰する。
(揺動力付与バネ)
図2に示す揺動力付与バネ66は、第1サイドフレーム41にリクライナプレート61に対する揺動力を付与する揺動力発生機構を構成している。
図2に示す揺動力付与バネ66は、第1サイドフレーム41にリクライナプレート61に対する揺動力を付与する揺動力発生機構を構成している。
揺動力付与バネ66は、第1サイドフレーム41とリクライナプレート61とに連結されている。リクライナ本体62のロックが解除されると、揺動力付与バネ66の弾性力によって、第1サイドフレーム41は、シート前方に向かって揺動する。
<第2ロアアーム>
図1に示す第2ロアアーム7は、車両に取り付けられるように構成されたプレート状のフレームである。
図1に示す第2ロアアーム7は、車両に取り付けられるように構成されたプレート状のフレームである。
第2ロアアーム7は、第1ロアアーム5とシート幅方向において離れた位置にてバックフレーム4に連結されている。具体的には、第2ロアアーム7は、第2リクライナ8を介して、第2サイドフレーム42の下端部に連結されている。つまり、第2サイドフレーム42は、第2ロアアーム7によって車両に連結されている。
<第2リクライナ>
第2リクライナ8は、バックフレーム4の第2サイドフレーム42と、第2ロアアーム7とに連結されている。
第2リクライナ8は、バックフレーム4の第2サイドフレーム42と、第2ロアアーム7とに連結されている。
第2リクライナ8は、第1リクライナ6と協働して、バックフレーム4を、第2ロアアーム7(つまり、車両及びシートクッション2)に対してシート前後方向に揺動させるように構成された公知の装置である。
<ロッド>
ロッド9は、第1ロアアーム5と第2ロアアーム7とをシート幅方向に連結する筒状の部材である。
ロッド9は、第1ロアアーム5と第2ロアアーム7とをシート幅方向に連結する筒状の部材である。
ロッド9は、第1ロアアーム5及び第2ロアアーム7それぞれを厚み方向に貫通している。ロッド9は、例えば溶接によって第1ロアアーム5及び第2ロアアーム7に固定されている。
[1-2.効果]
以上詳述した実施形態によれば、以下の効果が得られる。
(1a)リクライナプレート61に設けられた確認孔611にブラケット検出用のセンサを挿入し、ブラケット63の被検知部632の有無を確認することができる。そのため、シート幅方向のスペースが限られたリクライナにおいて、近接センサによる検出ができない高さのブラケット63に対する取付忘れの検出が可能となる。
以上詳述した実施形態によれば、以下の効果が得られる。
(1a)リクライナプレート61に設けられた確認孔611にブラケット検出用のセンサを挿入し、ブラケット63の被検知部632の有無を確認することができる。そのため、シート幅方向のスペースが限られたリクライナにおいて、近接センサによる検出ができない高さのブラケット63に対する取付忘れの検出が可能となる。
(1b)リクライナプレート61の位置決め孔612とブラケット63の第2貫通孔633Aとの位置合わせにより、ブラケット63の位置調整を容易かつ的確に行うことができる。
(1c)被検知部632がリクライナプレート61に溶接されることで、被検知部632を被溶接部として使用することができる。その結果、ブラケット63の面積及び重量を低減することができる。
[2.他の実施形態]
以上、本開示の実施形態について説明したが、本開示は、上記実施形態に限定されることなく、種々の形態を採り得ることは言うまでもない。
以上、本開示の実施形態について説明したが、本開示は、上記実施形態に限定されることなく、種々の形態を採り得ることは言うまでもない。
(2a)上記実施形態の乗物用シートにおいて、ブラケットは、必ずしも位置決め部を有しなくてもよい。
(2b)上記実施形態の乗物用シートにおいて、ブラケットの被検知部は、必ずしもリクライナプレートに溶接されなくてもよい。
(2b)上記実施形態の乗物用シートにおいて、ブラケットの被検知部は、必ずしもリクライナプレートに溶接されなくてもよい。
(2c)上記実施形態の乗物用シートにおいて、ロアアームは、必ずしも車両に固定されなくてもよい。つまり、ロアアームは、シートクッションを支持するクッションフレームに固定されてもよい。
(2d)上記実施形態の乗物用シートは、乗用車以外の自動車に用いられるシートや、自動車以外の例えば、鉄道車両、船舶、航空機等の乗物に用いられるシートにも適用できる。
(2e)上記実施形態における1つの構成要素が有する機能を複数の構成要素として分散させたり、複数の構成要素が有する機能を1つの構成要素に統合したりしてもよい。また、上記実施形態の構成の一部を省略してもよい。また、上記実施形態の構成の少なくとも一部を、他の上記実施形態の構成に対して付加、置換等してもよい。なお、特許請求の範囲に記載の文言から特定される技術思想に含まれるあらゆる態様が本開示の実施形態である。
1…乗物用シート、2…シートクッション、3…シートバック、4…バックフレーム、
5…第1ロアアーム、6…第1リクライナ、7…第2ロアアーム、
8…第2リクライナ、9…ロッド、41…第1サイドフレーム、
42…第2サイドフレーム、43…アッパフレーム、44…連結部材、
61…リクライナプレート、61A…第1面、61B…第2面、
62…リクライナ本体、63…ブラケット、64…ヒンジピン、65…解除レバー、
66…揺動力付与バネ、67…復帰バネ、611…確認孔、612…位置決め孔、
613…ピン挿通孔、621…第1部、622…第2部、631…本体部、
631A…第1貫通孔、632…被検知部、632A…先端部、633…位置決め部、
633A…第2貫通孔、641…頭部、642…軸部。
5…第1ロアアーム、6…第1リクライナ、7…第2ロアアーム、
8…第2リクライナ、9…ロッド、41…第1サイドフレーム、
42…第2サイドフレーム、43…アッパフレーム、44…連結部材、
61…リクライナプレート、61A…第1面、61B…第2面、
62…リクライナ本体、63…ブラケット、64…ヒンジピン、65…解除レバー、
66…揺動力付与バネ、67…復帰バネ、611…確認孔、612…位置決め孔、
613…ピン挿通孔、621…第1部、622…第2部、631…本体部、
631A…第1貫通孔、632…被検知部、632A…先端部、633…位置決め部、
633A…第2貫通孔、641…頭部、642…軸部。
Claims (3)
- シートクッションと、
前記シートクッションに対してシート前後方向に揺動可能なシートバックと、
前記シートバックを支持するバックフレームと、
前記バックフレームに取り付けられたリクライナと、
を備え、
前記リクライナは、
リクライナプレートと、
前記リクライナプレートの第1面と前記バックフレームとに連結されると共に、前記バックフレームを前記リクライナプレートに対してシート前後方向に揺動させるように構成されたリクライナ本体と、
前記リクライナプレートの前記第1面とは反対側の第2面に固定されたブラケットと、
前記リクライナ本体、前記リクライナプレート、及び前記ブラケットをシート幅方向に貫通するヒンジピンと、
を有し、
前記リクライナプレートは、前記ヒンジピンの軸方向において前記リクライナ本体と重ならない位置に設けられた確認孔を有し、
前記ブラケットは、
前記ヒンジピンの中心軸の位置を決める第1貫通孔が設けられた平板状の本体部と、
前記本体部から前記確認孔まで延伸すると共に、前記確認孔と重なる被検知部と、
を有する、乗物用シート。 - 請求項1に記載の乗物用シートであって、
前記リクライナプレートは、前記ヒンジピンの軸方向において前記リクライナ本体と重ならない位置に設けられた位置決め孔をさらに有し、
前記ブラケットは、前記本体部から前記位置決め孔まで延伸すると共に、前記位置決め孔と重なる第2貫通孔が設けられた位置決め部をさらに有する、乗物用シート。 - 請求項1又は請求項2に記載の乗物用シートであって、
前記被検知部は、前記リクライナプレートに溶接されている、乗物用シート。
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