JP4771907B2 - トーションビーム式サスペンション - Google Patents

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Description

本発明は、トーションビーム式サスペンションに関し、特に、トレーリングアームの端部に端部全周を溶接してスピンドル支持プレートを取り付けたトーションビーム式サスペンションに関する。
一般に、トーションビーム式サスペンションにおいては、車体の幅方向に延びるトーションビームの両端に、車体の前後方向に延びるトレーリングアームを連結し、このトレーリングアームの一端をトレーリングアーム支持部を介して車体側に連結し、他端側を車輪のスピンドルを支持するスピンドル支持プレートを介して車輪に連結されるようになっている。
トレーリングアームとスピンドル支持プレートとは、トレーリングアームの端部をスピンドル支持プレートに突き当てて、トレーリングアームの全周をスピンドル支持プレートに溶接することによって一体化されるようになっている(特許文献1、図8参照)。
また、スピンドル支持プレートは、溶接部より外方に突出した複数のディスクブレーキ取付部をディスクブレーキにボルト止めすることで車輪に取り付けられるようになっている。
特開2005−81905号公報
このようなトーションビーム式サスペンションにあっては、ディスクブレーキ取付部がボルトにてディスクブレーキに取り付けられるようになっているため、取付孔位置が高精度であることが要求される。
しかし、トレーリングアームの全周をスピンドル支持プレートに溶接する際の溶接熱歪みによって、ディスクブレーキ取付部がディスクブレーキ側の取付面から離れる方向に変形して取付孔の角度が狂ったり、各取付孔の位置に狂いがでたりすることとなる。
そのため、切削により車両での必要な取付孔の寸法精度を確保したり、別部品を取り付けて溶接による変形をなくすようにしたりして、対処しているが、部品点数の増加や工程数の増加を招き、コストも増加することとなる。
本発明の目的は、切削加工や別部品の取付けを行うことなく、溶接時のディスクブレーキ取付部の熱歪みによる変形の影響をなくすことができ、コストも削減することができるトーションビーム式サスペンションを提供することにある。
前記目的を達成するため、本発明のトーションビーム式サスペンションは、車体の幅方向に延びるトーションビームと、前記トーションビームの両端に連結されて車体の前後方向に延びるトレーリングアームと、前記トレーリングアームの一端に取り付けられて車体に連結されるトレーリングアーム支持部と、前記トレーリングアームの他端全周に溶接されて車輪のスピンドルを支持する溶接部を備えると共に、前記溶接部の外側にディスクブレーキに取り付けるための取付孔付きのディスクブレーキ取付部を突出形成したスピンドル支持プレート有するトーションビーム式サスペンションにおいて、
前記スピンドル支持プレートのディスクブレーキ取付部付近で前記溶接部の外側位置に、前記ディスクブレーキ取付部をディスクブレーキ側に傾斜させる曲折部を形成すると共に、前記ディスクブレーキ取付部のディスクブレーキ側面に、前記ディスクブレーキ側面を押し付けて前記取付孔の位置を調整するための押し込み部を形成したことを特徴とする。
本発明によれば、スピンドル支持プレートのディスクブレーキ取付部付近で溶接部の外側位置に形成した曲折部により、ディスクブレーキ取付部をディスクブレーキ側に傾斜させることで、トレーリングアームの全周をスピンドル支持プレートに溶接する際の溶接熱歪みによって、ディスクブレーキ取付部がディスクブレーキ側の取付面から離れる方向に変形しても、予めその変形量を見込んでディスクブレーキ取付部をディスクブレーキ側に傾斜させておけば、取付孔の角度を溶接後に精度良く確保することができ、しかも、ディスクブレーキ取付部のディスクブレーキ側面に形成した押し込み部により、溶接時の熱歪みにより発生する取付孔の位置ずれを見込んで取付孔の位置を調整しておくことで、取付孔の位置を溶接後に精度良く確保することができる。
したがって、切削加工や別部品の取付けを行うことなく、溶接時のディスクブレーキ取付部の熱歪みによる変形の影響をなくすことができ、コストも削減することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
図1〜図3は、本発明の一実施の形態にかかるトーションビーム式サスペンションを示す図である。
図1は、トーションビーム式サスペンションの概略図で、このトーションビーム式サスペンション10は、トーションビーム12と、トレーリングアーム14と、トレーリングアーム支持部16と、スピンドル支持プレート18とを有する。
トーションビーム12は、車体の幅方向に延びる状態で配設され、このトーションビームの捩れの戻り作用により車輪の上下動を吸収するようになっている。
トレーリングアーム14は、中空パイプ状のもので、トーションビーム12の両端に連結されて車体の前後方向に延びる左右一対のものからなり、一対のトレーリングアームと14とトーションビーム12との間には補強用のガセット20が設けられている。
また、トレーリングアーム14の中間部とガセット20との間には、図示せぬ懸架ばねの下端を支持するばね座22が設けられている。
トレーリングアーム支持部16は、トレーリングアーム14の一端(前端)に取り付けられ、このトレーリングアーム支持部16内に収納した図示せぬゴムブッシュジョイントを介してトレーリングアーム14が車体に上下揺動可能に連結されるようになっている。
スピンドル支持プレート18は、トレーリングアーム14の他端(後端)に取り付けられている。
このスピンドル支持プレート18のトレーリングアーム14への取り付けは、図2に示すように、トレーリングアーム14の後端をスピンドル支持プレート18に突き当てて、トレーリングアーム14の全周をスピンドル支持プレート18に溶接し、環状の溶接部24を形成することで、十分な強度を持たせるようになっている。
また、スピンドル支持プレート18は、図示せぬ車輪のスピンドルを支持するもので、スピンドル支持プレート18の略中央にスピンドル取付孔26が形成されている。
さらに、スピンドル支持プレート18には、溶接部24の外側にスピンドル支持プレート18を図示せぬ車輪のディスクブレーキに取り付けるためのディスクブレーキ取付部30a、30bが2箇所に突出形成され、各ディスクブレーキ取付部30a、30bには取付孔32a、32bが形成されている。
このディスクブレーキ取付部30a、30bは、トレーリングアーム14の端部全周をスピンドル支持プレート18に溶接する際の溶接熱歪みによって、ディスクブレーキ側の取付面から離れる方向に変形して取付孔32a、32bの角度が狂ったり、各取付孔32a、32bの位置に狂いがでたりすることとなる。
そのため、図3に示すように、ディスクブレーキ取付部30a、30b付近に曲折部34a、34bを形成すると共に、ディスクブレーキ取付部30a、30bのディスクブレーキ側面に押し込み部36a、36bを形成するようにしている。
曲折部34a、34bは、溶接時の熱歪みでディスクブレーキ取付部30a、30bがディスクブレーキ側の取付面から離れる方向に変形した際に、取付孔32a、32bの角度が正規の角度になるように、予め変形量を見込んで、ディスクブレーキ取付部30a、30bをディスクブレーキ側に傾斜させておくもので、スピンドル支持プレート18のディスクブレーキ取付部30a、30b付近で溶接部の外側位置に形成されるようになっている。
この、ディスクブレーキ取付部30a、30bの傾斜角度θは、ディスクブレーキ取付部30a、30bの変形量を見込んで0.1゜〜1.0゜の範囲で設定するようにしている。
このように、スピンドル支持プレート18のディスクブレーキ取付部30a、30b付近で溶接部の外側位置に形成した曲折部34a、34bにより、ディスクブレーキ取付部30a、30bをディスクブレーキ側に傾斜させることで、トレーリングアーム14の全周をスピンドル支持プレート18に溶接する際の溶接熱歪みによって、ディスクブレーキ取付部30a、30bがディスクブレーキ側の取付面から離れる方向に変形しても、予めその変形量を見込んでディスクブレーキ取付部30a、30bをディスクブレーキ側に傾斜させておけば、取付孔32a、32bの角度を溶接後に精度良く確保することができることとなる。
押し込み部36a、36bは、ディスクブレーキ取付部30a、30bが溶接時の熱歪みで変形した場合に、取付孔32a、32bが図2におけるX,Y方向の正規の位置にくるように、予めその変形量を見込んで、ディスクブレーキ取付部30a、30bのディスクブレーキ側面を押し付けてつぶすことで、取付孔32a、32bのX,Y方向の位置を調整しておくもので、この押付け加工はプレス加工等で行うようにしている。
また、押し込み部36a、36bの押し込み量Sは、ディスクブレーキ取付部30a、30bの溶接時の変形量を見込んで、0.1〜1.0mmの範囲で設定するようにしている。
このように、ディスクブレーキ取付部30a、30bのディスクブレーキ側面に形成した押し込み部36a、36bにより、溶接時の熱歪みにより発生する取付孔32a、32bの位置ずれを見込んで、取付孔32a、32bの位置を調整しておくことで、取付孔32a、32bの位置を溶接後に精度良く確保することができる。
また、各ディスクブレーキ取付部30a、30bにおける曲折部34a、34bによる傾斜角度θ及び押し込み部36a、36bの押し込み量Sの調整は、それぞれのディスクブレーキ取付部30a、30bにおいて行うことで、確実な精度保持を行うようにしている。
本発明は、前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内において種々の形態に変改可能である。
例えば、前記実施の形態では、ディスクブレーキ取付部が右側上下にある場合について説明したが、ディスクブレーキ取付部の位置は限定されない。
本発明の一実施の形態にかかるトーションビーム式サスペンションの概略斜視図である。 図1のディスクブレーキ取付部の拡大正面図である。 図2のIII方向から見た部分拡大平面図である。
符号の説明
10 トーションビーム式サスペンション
12 トーションビーム
14 トレーリングアーム
16 トレーリングアーム支持部
18 スピンドル支持プレート
24 溶接部
30a、30b ディスクブレーキ取付部
32a、32b 取付孔
34a、34b 曲折部
36a、36b 押し込み部

Claims (1)

  1. 車体の幅方向に延びるトーションビームと、前記トーションビームの両端に連結されて車体の前後方向に延びるトレーリングアームと、前記トレーリングアームの一端に取り付けられて車体に連結されるトレーリングアーム支持部と、前記トレーリングアームの他端全周に溶接されて車輪のスピンドルを支持する溶接部を備えると共に、前記溶接部の外側にディスクブレーキに取り付けるための取付孔付きのディスクブレーキ取付部を突出形成したスピンドル支持プレート有するトーションビーム式サスペンションにおいて、
    前記スピンドル支持プレートのディスクブレーキ取付部付近で前記溶接部の外側位置に、前記ディスクブレーキ取付部をディスクブレーキ側に傾斜させる曲折部を形成すると共に、前記ディスクブレーキ取付部のディスクブレーキ側面に、前記ディスクブレーキ側面を押し付けて前記取付孔の位置を調整するための押し込み部を形成したことを特徴とするトーションビーム式サスペンション。
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