JP2007182116A - 車両のスタビライザ取付構造 - Google Patents

車両のスタビライザ取付構造 Download PDF

Info

Publication number
JP2007182116A
JP2007182116A JP2006000545A JP2006000545A JP2007182116A JP 2007182116 A JP2007182116 A JP 2007182116A JP 2006000545 A JP2006000545 A JP 2006000545A JP 2006000545 A JP2006000545 A JP 2006000545A JP 2007182116 A JP2007182116 A JP 2007182116A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stabilizer
bracket
vehicle
lower arm
plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006000545A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4637751B2 (ja
Inventor
Tsukasa Uchiyama
司 内山
Masashi Ando
正志 安藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Motors Corp
Mitsubishi Automotive Engineering Co Ltd
Hiruta Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
Mitsubishi Automotive Engineering Co Ltd
Hiruta Kogyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Motors Corp, Mitsubishi Automotive Engineering Co Ltd, Hiruta Kogyo Co Ltd filed Critical Mitsubishi Motors Corp
Priority to JP2006000545A priority Critical patent/JP4637751B2/ja
Publication of JP2007182116A publication Critical patent/JP2007182116A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4637751B2 publication Critical patent/JP4637751B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60GVEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
    • B60G21/00Interconnection systems for two or more resiliently-suspended wheels, e.g. for stabilising a vehicle body with respect to acceleration, deceleration or centrifugal forces
    • B60G21/02Interconnection systems for two or more resiliently-suspended wheels, e.g. for stabilising a vehicle body with respect to acceleration, deceleration or centrifugal forces permanently interconnected
    • B60G21/04Interconnection systems for two or more resiliently-suspended wheels, e.g. for stabilising a vehicle body with respect to acceleration, deceleration or centrifugal forces permanently interconnected mechanically
    • B60G21/05Interconnection systems for two or more resiliently-suspended wheels, e.g. for stabilising a vehicle body with respect to acceleration, deceleration or centrifugal forces permanently interconnected mechanically between wheels on the same axle but on different sides of the vehicle, i.e. the left and right wheel suspensions being interconnected
    • B60G21/055Stabiliser bars
    • B60G21/0551Mounting means therefor
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60GVEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
    • B60G2204/00Indexing codes related to suspensions per se or to auxiliary parts
    • B60G2204/10Mounting of suspension elements
    • B60G2204/12Mounting of springs or dampers
    • B60G2204/122Mounting of torsion springs
    • B60G2204/1222Middle mounts of stabiliser on vehicle body or chassis
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60GVEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
    • B60G2204/00Indexing codes related to suspensions per se or to auxiliary parts
    • B60G2204/10Mounting of suspension elements
    • B60G2204/15Mounting of subframes
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60GVEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
    • B60G2206/00Indexing codes related to the manufacturing of suspensions: constructional features, the materials used, procedures or tools
    • B60G2206/01Constructional features of suspension elements, e.g. arms, dampers, springs
    • B60G2206/60Subframe construction

Abstract

【課題】スタビライザブラケットの新設による部品点数や重量の増加などの弊害を未然に防止した上で、高い剛性をもってスタビライザを支持して良好なロール剛性を実現できる車両のスタビライザ取付構造を提供する。
【解決手段】ロアアーム4の後側基端部4bを支持するG点ブラケット6の上板6a及び下板6を後方に延設してスタビライザブラケット16の上板16a及び下板16bを形成し、これらの上板16a及び下板16bを側板16dにより相互に連結して略筒状をなすようにスタビライザブラケット16を形成し、このスタビライザブラケット16の上板16a上にスタビライザ21を固定する。
【選択図】図5

Description

本発明は車両のサスペンションを構成するスタビライザの取付構造に関するものである。
スタビライザは車幅方向に架設されて車体に固定されると共に、両端に屈曲形成されたアーム部を車両のサスペンション部分に連結されており、旋回に伴って車両がロールしたときに、外周側サスペンションの縮み方向の変位と内周側サスペンションの伸び方向の変位とをアーム部を介して捩れとしてスタビライザの両端に入力し、入力した捩れを相互に反対側に伝達することにより左右のサスペンション変位を抑制し、これにより車両のロール剛性を高めている。
スタビライザの両端に入力された捩れを効率よく伝達して所期のロール剛性を得るには、スタビライザを車体に対して十分な剛性をもって支持する必要があり、そのために種々のスタビライザの取付構造が提案されている(例えば、特許文献1参照)。当該特許文献1に記載された技術では、左右のサイドフレームをフロントクロスメンバ及びリヤクロスメンバにより結合して車両前部の主フレームを構成し、両サイドフレームの下側に結合フレームを介してサブサイドフレームをそれぞれ固定し、両サブサイドフレームの前端からスタビライザブラケットを延出してフロントクロスメンバに結合し、スタビライザブラケット上にスタビライザを固定して、その両端を左右のサスペンション部分に連結している。
特開平9−226631号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載されたスタビライザの取付構造では、スタビライザ支持のためにサブサイドフレームとフロントクロスメンバとの間に専用のスタビライザブラケットを設ける必要があり、部品点数の増加に伴って製造コストが高騰する上に、スタビライザブラケットはスタビライザの支持剛性を確保すべく板厚を厚くする必要があるため車両重量の増加要因となるという問題があった。
なお、以上の問題はサブサイドフレームを備えた特許文献1の技術に限らず、例えば主フレームに直接的にスタビライザ支持用のブラケットを溶接した構成であっても同様の問題が発生する。
本発明はこのような問題点を解決するためになされたもので、その目的とするところは、スタビライザブラケットの新設による部品点数や重量の増加などの弊害を未然に防止した上で、高い剛性をもってスタビライザを支持して良好なロール剛性を実現することができる車両のスタビライザ取付構造を提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1の発明は、車体側に設けられるロアアームブラケットにサスペンション装置のロアアームの基端部を揺動可能に連結した車両において、ロアアームブラケットを車両前後方向に延設してロアアームブラケットに対して一体的にスタビライザブラケットを形成し、スタビライザブラケットにスタビライザの本体部を固定し、スタビライザの両端のアーム部をロアアームの揺動に伴って上下動する部材に連結したものである。
従って、走行中の車両が旋回に伴ってロールしたときには、外周側のサスペンション部分の変位と内周側のサスペンション部分の変位とがスタビライザのアーム部を介して捩れとして本体部の両端に入力され、入力された捩れが本体部を介して相互に反対側に伝達されることにより左右のサスペンション変位が抑制され、これにより車両のロール剛性が高められる。ロアアームブラケットはロアアームの基端部を支持するために十分な剛性を有し、このロアアームブラケットから延設されたスタビライザブラケットも高い剛性を有しているため、スタビライザの本体部に入力された捩れを効率よく伝達して良好なロール剛性を実現可能となる。
そして、スタビライザブラケットを新設せずに既存のロアアームブラケットと一体で設けていることから、部品点数は増加することなく、また、ロアアームブラケットのみを設ける場合に比較してスタビライザブラケットを追加することによる重量増加はごく僅かなものとなる。
請求項2の発明は、請求項1において、ロアアームブラケットは、車体の左右で前後方向に延在するサイドフレームから車両側方に向けて突設された上板及び下板とを備えると共に、上板と下板の間にロアアームの基端部を配設して、ボルトで連結される構成であり、
スタビライザブラケットは、ロアアームブラケットの上板及び下板を車両前後方向に延設すると共に、延設した上板及び下板の車幅方向外側を側板により相互に連結し、サイドフレームの側面との間で車両前後方向に延びる略筒状をなすように形成されたものである。
従って、スタビライザブラケットは車両前後方向に延びる略筒状、即ち変形し難い閉断面をなし、その剛性が向上する。さらにスタビライザブラケットの剛性向上によりロアアームブラケット自体の剛性も向上する。
請求項3の発明は、請求項2において、スタビライザブラケットが、反ロアアームブラケット側の開口端を閉止板により閉止されたものである。
従って、反ロアアームブラケット側の開口端が閉止板で閉止されることにより、スタビライザブラケットの剛性が一層向上する。
請求項4の発明は、請求項1乃至3において、車幅方向両側のサイドフレームが、ロアアームブラケット近傍の箇所をクロスメンバにより相互に連結され、クロスメンバとサイドフレームのスタビライザブラケットの裏面位置とが補強部材により連結されたものである。
従って、スタビライザブラケットに作用した力がサイドフレームのみならず補強部材を介してリヤクロスメンバにも伝達されるため、スタビライザブラケットに対する前方や側方からの入力に対してサイドフレームとリヤクロスメンバとが協働して抗し、もって、スタビライザブラケットの位置変位が効果的に抑制される。
以上説明したように請求項1の発明の車両のスタビライザ取付構造によれば、ロアアームの基端部を支持する高い剛性を有するロアアームブラケットから前後方向にスタビライザブラケットを延設して一体的に設けることにより、スタビライザブラケットの新設による部品点数や重量の増加などの弊害を未然に防止した上で、高い剛性をもってスタビライザを支持して良好なロール剛性を実現することができる。
請求項2,3の発明の車両のスタビライザ取付構造によれば、スタビライザブラケットの剛性を一層向上させることにより、スタビライザの支持剛性をさらに高めることができるだけでなく、ロアアームブラケット自体の剛性をも高めることができる。
請求項4の発明の車両のスタビライザ取付構造によれば、スタビライザブラケットの位置変位を抑制することにより、スタビライザの支持剛性をさらに高めることができる。
以下、本発明を具体化した車両のスタビライザ取付構造の一実施形態を説明する。
図1は本実施形態の車両のフロントサスフレームを示す平面図、図2は同じくフロントサスフレームを車両後方より見た正面図、図3はフロントサスフレームとメインフレームとの結合状態を車両左方より見た側面図、図4は左側のフロントサスペンションを左斜め後方より見た斜視図、図5はロアアームブラケット及びスタビライザブラケットを示す図4の部分拡大図である。なお、以下の説明では、車両の姿勢を基準として前後及び左右方向を表現する。
本実施形態の車両はエンジンを後部に搭載しており、メインフレーム1の前部下側にサブフレームとしてフロントサスフレーム2を結合し、このフロントサスフレーム2に左右のフロントサスペンション3が支持されている。フロントサスフレーム2は断面環状をなすパイプフレームで構成され、前後方向に延設された左右のサイドフレーム2aを前側のフロントクロスメンバ2b及び後側のリヤクロスメンバ2cにより相互に連結してなる。両サイドフレーム2aの前端はフロントクロスメンバ2bとの結合箇所から前方に延設されて前側連結部2dを形成し、両サイドフレーム2aの後端はリヤクロスメンバ2cとの結合箇所から後方に延設されて後側連結部2eを形成し、これらの前側連結部2d及び後側連結部2eをメインフレーム1の下面に連結することによりメインフレーム1に対してフロントサスフレーム2が結合されている。
両サイドフレーム2aのフロントクロスメンバ2bとの結合箇所より若干後側、及び両サイドフレーム2aのリヤクロスメンバ2cとの結合箇所には、車両の左右方向の外側に向けてフロントサスペンション3のロアアーム4を支持するためのロアアームブラケット5,6が設けられ、前側のブラケットをA点ブラケット5と称し、後側のブラケットをG点ブラケット6と称する。以下の説明では、左側のフロントサスペンション3の構成を述べるが、右側のサスペンション3についても左右対称の全く同様の構成となっている。
A点ブラケット5は鋼板からプレス成形され、上板5a、前板5b、後板5cから構成された全体として下方に開口する略コ字上をなし、上板5a、前板5b、後板5cの右端側(車幅方向内側)がサイドフレーム2aに対して溶接されている。A点ブラケット5内には左方(車幅方向外側)よりロアアーム4の前側基端部4aが挿入配置され、これらのロアアーム4の前側基端部4a、A点ブラケット5の前板5b及び後板5cには前方よりボルト7が貫通して後板5cのウエルドナット8に螺合している。ロアアーム4の前側基端部4aはボルト7に対し図示しないブッシュを介して連結され、ブッシュを弾性変形させながらボルト7を中心として前側基端部4aが上下方向に揺動し得る。
A点ブラケット5と同じくG点ブラケット6も鋼板からプレス成型されている。G点ブラケット6は上下方向に所定間隔をおいて左方(車幅方向外側)に向けて突設された上板6a及び下板6bから構成され、上板6a及び下板6bの右端側(車幅方向内側)はサイドフレーム2aの外周面に沿う屈曲部6cを形成してサイドフレーム2aに対して溶接されている。G点ブラケット6の上板6a及び下板6bの間には左方よりロアアーム4の後側基端部4bが上下方向に遊びをもって挿入配置され、これらのロアアーム4の後側基端部4b、G点ブラケット6の上板6a及び下板6bには下方よりボルト9が貫通して上板6aのウエルドナット10に螺合している。ロアアーム4の後側基端部4bはボルト9に対しブッシュ11を介して連結され、ブッシュ11を弾性変形させながら後側基端部4bが上下方向に揺動し得る。
フロントサスペンション3はストラット式として構成されている。ロアアーム4の先端にはナックル12の下部が連結され、ナックル12の上部にはスプリング13a及びショックアブソーバ13bを備えたストラット13の下端が連結されている。ストラット13の上端は図示しないエンジンルーム内でモノコック側と連結され、これらロアアーム4及びストラット13に支持されながらナックル12が水平方向に回動し得る。ナックル12にはハブ14が回転可能に支持され、ハブ14には図示しない前輪のホイール及びタイヤが装着されている。ナックル12のアーム部12aにはステアリングラック15のロッド15aが連結され、運転者のステアリング操作が図示しないステアリングシャフトを介して入力軸15bに伝達されると、ステアリングラック15によりロッド15aを介してナックル12が回動操作され、これにより前輪の操舵が行われる。
特に図5に示すように、上記G点ブラケット6の上板6a及び下板6bはそれぞれ後方に向けて延設されてスタビライザブラケット16を構成している。上板6a及び下板6bから後方に向けて水平に延設された箇所をスタビライザブラケット16の上板16a及び下板16bとし、上板16aの右端はサイドフレーム2aの外周面に沿う屈曲部16cを形成してサイドフレーム2aに対して溶接され、下板16bの右端も斜め上方に屈曲した上で図示はしないがサイドフレーム2aの外周面に沿う屈曲部を形成して溶接されている。また、上板16aの左端(車幅方向外側)は下方に向けて直角に折曲され、下板16bの左端(車幅方向外側)は上方に向けて直角に折曲され、これらの折曲部分は相互に溶接されて上板16a及び下板16bを連結する側板16dが形成されている。なお、上板16aと側板16dとの角部、及び下板16bと側板16dとの角部には剛性向上のために打込みビード16eが形成されている。
結果としてスタビライザブラケット16の上板16a、下板16b及び側板16dは、サイドフレーム2aの外周面との間で前後方向に延びる略筒状をなし、その後側の開口端は後板16f(閉止板)が溶接されて閉止されている。なお、このようにG点ブラケット6とスタビライザブラケット16とが一体化しているため、実際の製作時にはこれらの部材6,16が共通の鋼板から同時にプレス成型された上で、フロントサスフレーム2のサイドフレーム2aに溶接される。
サイドフレーム2aとリヤクロスメンバ2cとは、相互の結合箇所の後方位置で補強部材17により連結されている。補強部材17は鋼板からプレス成型されて剛性向上のために長手方向に延びる突条17aが形成され、直角に交わるサイドフレーム2aとリヤクロスメンバ2cとに対して略三角状をなすように斜めに配置されている。補強部材17の両端はサイドフレーム2a及びリヤクロスメンバ2cの外周面に沿う屈曲部17bを形成して溶接され、この補強部材17によりサイドフレーム2aとリヤクロスメンバ2cとが連結されている。
前後方向においてリヤクロスメンバ2cと対応するG点ブラケット6から後方に向けてスタビライザブラケット16が延設されていることから、上記補強部材17はスタビライザブラケット16に対してサイドフレーム2aの裏面側に位置することになり、スタビライザブラケット16に作用した力はサイドフレーム2aのみならず補強部材17を介してリヤクロスメンバ2cにも伝達され、これらのサイドフレーム2aとリヤクロスメンバ2cとが協働してスタビライザブラケット16に対する入力に抗する。
スタビライザブラケット16の上板16aには前後一対のねじ孔18が貫設され、図示はしないが各ねじ孔18の裏面側(スタビライザブラケット16内)にはウエルドナットが設けられている。上板16a上には下方に開口する半円状をなすスタビライザクランプ19が配設され、スタビライザブラケット19の前後に形成された取付座19aはボルト20によりねじ孔18を介してウエルドナットに固定されている。左右のサイドフレーム2aの上方には左右方向にスタビライザ21の本体部21aが架設され、本体部21aは左右のスタビライザクランプ19内にブッシュ22を介して保持され、これによりスタビライザブラケット16に対してスタビライザ21の本体部21aが固定されている。スタビライザ21の左右両端は斜め前方に向けて屈曲されてアーム部21bを形成し、アーム部21bの端部はスタビライザリンク23の下端と連結されている。スタビライザリンク23の上端は上記ストラット13に設けられたリンクブラケット24(サスペンション部分)に対して連結されている。
フロントサスフレーム2及びフロントサスペンション3の箇所は以上のように構成されており、走行中の車両が旋回に伴ってロールしたときには、外周側のストラット13の縮み方向の変位と内周側のストラット13の伸び方向の変位とがスタビライザリンク23及びスタビライザ21のアーム部21bを介して捩れとしてスタビライザ21の本体部21aの両端に入力され、入力された捩れが本体部21aを介して相互に反対側に伝達されることにより左右のストラット13の変位が抑制され、これにより車両のロール剛性が高められる。
そして、本実施形態では、G点ブラケット6を後方に延設してスタビライザ21を固定するためのスタビライザブラケット16を設けている。G点ブラケット6はロアアーム4の後側基端部4bを支持するために元々十分な剛性を有しているため、このG点ブラケット6から一体的に延設されたスタビライザブラケット16も高い剛性を有する。
しかも、スタビライザブラケット16の上板16a及び下板16bを側板16dにより連結して、サイドフレーム2aの外周面との間で前後方向に延びる略筒状、即ち変形し難い閉断面をなすようにスタビライザブラケット16を形成し、さらに、そのスタビライザブラケット16の後側の開口端を後板16fで閉止しているため、スタビライザブラケット16の剛性は一層向上する。
加えて、スタビライザブラケット16に作用した力をサイドフレーム2aのみならず補強部材17を介してリヤクロスメンバ2cにも伝達するため、スタビライザブラケット16に対する前方や側方からの入力に対してサイドフレーム2aとリヤクロスメンバ2cとが協働して抗し、もって、スタビライザブラケット16の位置変位を効果的に抑制できる。
以上の要因によりスタビライザブラケット16の剛性は非常に高いものとなり、このスタビライザブラケット16により高い剛性をもってスタビライザ21の本体部21aを支持でき、本体部21aの両端に入力された捩れを効率よく伝達して良好なロール剛性を実現することができる。
一方、スタビライザブラケット16は既存のG点ブラケット6と共に一体でプレス成型されて新たに別体で新設する必要がないことから、部品点数は一切増加することなく、また、G点ブラケット6のみを設ける場合に比較してスタビライザブラケット16を追加することによる重量増加はごく僅かなものとなる。よって、部品点数の増加による製造コストの高騰や車両重量の増加などの弊害を未然に防止した上で、上記ロール剛性に関する優れた作用効果を得ることができる。
特に本実施形態の車両のようにフロントサスフレーム2を断面環状のパイプフレームとして構成している場合には、角型フレームの場合に比較してスタビライザブラケット16を溶接固定し難い傾向があるが、G点ブラケット6と一体化することによりスタビライザブラケット16の溶接固定が容易になるという利点もある。
以上で実施形態の説明を終えるが、本発明の態様はこの実施形態に限定されるものではない。例えば上記実施形態ではストラット式のフロントサスペンション3に適用したが、フレームに対してロアアームを揺動可能に支持したものであればサスペンション位置やサスペンション形式はこれに限らず、例えばリアサスペンションに適用したり、ダブルウィッシュボーン式のサスペンションに適用したりしてもよい。
また、上記実施形態では、メインフレーム1の下側に設けたフロントサスフレーム2のA点及びG点ブラケット5,6によりロアアーム4の基端部4a,4bを支持し、そのG点ブラケット6を後方に延設してスタビライザブラケット16を形成したが、フロントサスフレーム2を廃止してメインフレーム1にA点5及びG点ブラケット5,6を直接的に設け、そのG点ブラケット6を延設してスタビライザブラケット16を形成してもよい。また、G点ブラケット6に代えて前側のA点ブラケット5を前方に延設することによりスタビライザブラケット16を形成してもよい。
また、上記実施形態では、フロントサスフレーム2のサイドフレーム2aの上方にスタビライザ21を配置し、スタビライザブラケット16の上板16a上に対してスタビライザ21の本体部21aを固定したが、スタビライザ21の配置はこれに限ることはなく、例えばサイドフレーム2aの下方にスタビライザ21を配置し、スタビライザブラケット16の下板16bに対してスタビライザ21の本体部21aを固定するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、G点ブラケット6の上板6a及び下板6bを後方に延設してスタビライザブラケット16の上板16a及び下板16bを形成し、これらの上板16a及び下板16bを側板16dにより連結して略筒状にスタビライザブラケット16を形成したが、スタビライザブラケット16の形状はこれに限ることはなく、例えばG点ブラケット6の上板6aのみを後方に延設してスタビライザブラケット16とし、その上板16a上にスタビライザ21を固定するようにしてもよい。
実施形態の車両のフロントサスフレームを示す平面図である。 同じくフロントサスフレームを車両後方より見た正面図である。 フロントサスフレームとメインフレームとの結合状態を車両左方より見た側面図である。 左側のフロントサスペンションを左斜め後方より見た斜視図である。 ロアアームブラケット及びスタビライザブラケットを示す図4の部分拡大図である。
符号の説明
1 メインフレーム
2 フロントサスフレーム
2a サイドフレーム
2c リヤクロスメンバ
4 ロアアーム
4a 前側基端部
4b 後側基端部
5 A点ブラケット(ロアアームブラケット)
6 G点ブラケット(ロアアームブラケット)
6a 上板
6b 下板
9 ボルト
16 スタビライザブラケット
16a 上板
16b 下板
16d 側板
16f 後板(閉止板)
17 補強部材
21 スタビライザ
21a 本体部
21b アーム部
24 リンクブラケット(サスペンション部分)

Claims (4)

  1. 車体側に設けられるロアアームブラケットにサスペンション装置のロアアームの基端部を揺動可能に連結した車両において、
    上記ロアアームブラケットを車両前後方向に延設して該ロアアームブラケットに対して一体的にスタビライザブラケットを形成し、該スタビライザブラケットにスタビライザの本体部を固定し、該スタビライザの両端部を上記ロアアームの揺動に伴って上下動する部材に連結したことを特徴とする車両のスタビライザ取付構造。
  2. 上記ロアアームブラケットは、車体の左右で車両前後方向に延在するサイドフレームから車幅方向外側に向けて突設された上板及び下板とを備えると共に、該上板と該下板の間に上記ロアアームの基端部を配設して、ボルトで連結される構成であり、
    上記スタビライザブラケットは、上記ロアアームブラケットの上板及び下板を車両前後方向に延設すると共に、該延設した上板及び下板の車幅方向外側を側板により相互に連結し、上記サイドフレームの側面との間で車両前後方向に延びる略筒状をなすように形成されたことを特徴とする請求項1記載の車両のスタビライザ取付構造。
  3. 上記スタビライザブラケットは、上記反ロアアームブラケット側の開口端が閉止板により閉止されたことを特徴とする請求項2記載の車両のスタビライザ取付構造。
  4. 上記車幅方向両側のサイドフレームは、上記ロアアームブラケット近傍の箇所をクロスメンバにより相互に連結され、該クロスメンバと上記サイドフレームの上記スタビライザブラケットの裏面位置とが補強部材により連結されたことを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の車両のスタビライザ取付構造。
JP2006000545A 2006-01-05 2006-01-05 車両のスタビライザ取付構造 Active JP4637751B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006000545A JP4637751B2 (ja) 2006-01-05 2006-01-05 車両のスタビライザ取付構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006000545A JP4637751B2 (ja) 2006-01-05 2006-01-05 車両のスタビライザ取付構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007182116A true JP2007182116A (ja) 2007-07-19
JP4637751B2 JP4637751B2 (ja) 2011-02-23

Family

ID=38338562

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006000545A Active JP4637751B2 (ja) 2006-01-05 2006-01-05 車両のスタビライザ取付構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4637751B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010089549A (ja) * 2008-10-03 2010-04-22 Honda Motor Co Ltd スタビライザ取付構造
FR2944996A1 (fr) * 2009-04-30 2010-11-05 Peugeot Citroen Automobiles Sa Train arriere de vehicule a chape support de barre anti devers
WO2012001934A1 (en) * 2010-06-30 2012-01-05 Mazda Motor Corporation Vehicle suspension apparatus
FR2973290A3 (fr) * 2011-04-01 2012-10-05 Renault Sa Structure d'accueil d'un bras de suspension de vehicule automobile
KR101220372B1 (ko) * 2010-11-19 2013-01-09 기아자동차주식회사 자동차 현가장치의 서브 프레임
JP2021017149A (ja) * 2019-07-22 2021-02-15 本田技研工業株式会社 フロントサブフレーム構造

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS629126Y2 (ja) * 1982-02-02 1987-03-03
JPH01161103U (ja) * 1988-04-30 1989-11-09
JPH08132845A (ja) * 1994-11-04 1996-05-28 Nissan Motor Co Ltd スタビライザ支持構造
JP2881536B2 (ja) * 1993-03-26 1999-04-12 本田技研工業株式会社 サスペンション用サブフレーム
EP1533151A1 (de) * 2003-11-21 2005-05-25 Ford Global Technologies, LLC, A subsidary of Ford Motor Company Einzelradaufhängung für ein Kraftfahrzeug
JP2007090957A (ja) * 2005-09-27 2007-04-12 Mazda Motor Corp ロアアームの取付構造

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS629126Y2 (ja) * 1982-02-02 1987-03-03
JPH01161103U (ja) * 1988-04-30 1989-11-09
JP2881536B2 (ja) * 1993-03-26 1999-04-12 本田技研工業株式会社 サスペンション用サブフレーム
JPH08132845A (ja) * 1994-11-04 1996-05-28 Nissan Motor Co Ltd スタビライザ支持構造
EP1533151A1 (de) * 2003-11-21 2005-05-25 Ford Global Technologies, LLC, A subsidary of Ford Motor Company Einzelradaufhängung für ein Kraftfahrzeug
JP2007090957A (ja) * 2005-09-27 2007-04-12 Mazda Motor Corp ロアアームの取付構造

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010089549A (ja) * 2008-10-03 2010-04-22 Honda Motor Co Ltd スタビライザ取付構造
FR2944996A1 (fr) * 2009-04-30 2010-11-05 Peugeot Citroen Automobiles Sa Train arriere de vehicule a chape support de barre anti devers
WO2012001934A1 (en) * 2010-06-30 2012-01-05 Mazda Motor Corporation Vehicle suspension apparatus
CN102958718A (zh) * 2010-06-30 2013-03-06 马自达汽车株式会社 车辆悬架设备
US8616567B2 (en) 2010-06-30 2013-12-31 Mazda Motor Corporation Vehicle suspension apparatus
KR101220372B1 (ko) * 2010-11-19 2013-01-09 기아자동차주식회사 자동차 현가장치의 서브 프레임
FR2973290A3 (fr) * 2011-04-01 2012-10-05 Renault Sa Structure d'accueil d'un bras de suspension de vehicule automobile
JP2021017149A (ja) * 2019-07-22 2021-02-15 本田技研工業株式会社 フロントサブフレーム構造
JP7190401B2 (ja) 2019-07-22 2022-12-15 本田技研工業株式会社 フロントサブフレーム構造

Also Published As

Publication number Publication date
JP4637751B2 (ja) 2011-02-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10661624B2 (en) Suspension device for vehicle
US7644795B2 (en) Vehicle body structure of motorcycle
WO2017065086A1 (ja) 車両の側部車体構造
JP5061512B2 (ja) サスペンションフレーム構造
US10556474B2 (en) Front suspension structure of automotive vehicle
JP2009511348A (ja) スタビライザバー
JP4637751B2 (ja) 車両のスタビライザ取付構造
WO2012049857A1 (en) Vehicle suspension support structure
CN110475681B (zh) 汽车后悬架构造
WO2014129046A1 (ja) サスペンションアームの構造及びサスペンション装置
US9969240B2 (en) Double wishbone type suspension device
JP2007090957A (ja) ロアアームの取付構造
JP5161723B2 (ja) スタビライザ取付構造
JP4743004B2 (ja) サスペンション構造
JP2020164092A (ja) トーションビーム式サスペンション
JP2007022295A (ja) サスペンションリンク
JP6430798B2 (ja) 車両のサスペンション
JP2000272314A (ja) 車両のサスペンション装置
JP6234842B2 (ja) トーションビーム式サスペンション
JP4857927B2 (ja) サスペンション構造
JP6430797B2 (ja) 車両のサスペンション
WO2022209617A1 (ja) 支持ブラケット
JP4914809B2 (ja) サスペンション装置
JP2023010018A (ja) トーションビーム式サスペンション
JP5365480B2 (ja) 車両のトーションビーム式サスペンション

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080508

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100714

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100715

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100906

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20101110

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20101124

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131203

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4637751

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250