JP5161723B2 - スタビライザ取付構造 - Google Patents

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本発明は、スタビライザを車体に取り付けるためのスタビライザ取付構造に関する。
特許文献1には、スタビライザをスタビライザブラケットに挿通し、車体を構成するサイドメンバにスタビライザブラケットを固定したスタビライザの取付構造が開示されている。かかるスタビライザは、左右方向に延在するトーション部と、このトーション部の両端から前方に向かって延出する一対のアーム部とを有している。一対のアーム部の先端は、車輪を支持する一対のロアアームにそれぞれ連結されている。
特開2005−280651号公報(図11,図12)
今般、スタビライザのレバー比を向上させるために、例えば、スタビライザのアーム部の端部をダンパに取り付ける場合がある。このとき、スタビライザのトーション部とダンパの間にステアリングギアボックスが配置されていることがある。そのため、アーム部を上方又は下方に湾曲させてステアリングギアボックスを迂回する必要がある。
しかしながら、ステアリングギアボックスを迂回するために、アーム部を湾曲させると、アーム部が揺動した際に振れ回りが大きくなり、他部材と干渉するという問題がある。また、他部材との干渉を避けるためのスペースを設けると、車体の大型化や、レイアウト上の制約を招く。
一方、このような問題とは別に、車両のハンドリング性能を向上させるために、ロアアームに対するサイドメンバの支持剛性を向上させることが望まれていた。
本発明は、かかる事情に鑑みて創案されたものであり、スタビライザの振れ回りを抑制しながらロアアームに対するサイドメンバの支持剛性を高めることが可能なスタビライザ取付構造を提供することを課題とする。
本発明に係るスタビライザ取付構造は、前後方向に延設された一対のサイドメンバと、左右方向に延設され、前記一対のサイドメンバ同士を連結するとともに、上下方向のいずれか一方にステアリングギアボックスが配置されたリアクロスメンバと、前記一対のサイドメンバに揺動可能にそれぞれ固定され、一対の車輪をそれぞれ支持する一対のロアアームと、前記一対の車輪のサスペンション同士を連結するスタビライザと、を備えるスタビライザの取付構造であって、前記サイドメンバは、前記リアクロスメンバに対する前記ステアリングギアボックスの配置方向と同方向となる上下方向のいずれか一方に突出するように設けられた前記スタビライザの取付部を有し、前記スタビライザは、左右方向に延設され、前記ステアリングギアボックスに対して前後方向のいずれか一方に配置されたトーション部と、前記ステアリングギアボックスを前記スタビライザの取付部の突出方向と同方向となる上下方向のいずれか一方に迂回しつつ、前記トーション部の両端から前後方向のいずれか他方に延出する一対のアーム部と、を有し、前記スタビライザの取付部は、前記サイドメンバと前記ロアアームとの固定部と、前記サイドメンバと前記リアクロスメンバとの連結部と、の間に介在して前記サイドメンバと前記ロアアームとの固定部から車幅方向内側に向けて延出するように設けられたことを特徴とする。
かかる構成によれば、サイドメンバは、上下方向のいずれか一方に突出するように設けられたスタビライザの取付部を有しているので、スタビライザの取付高さが高くなる。そのため、ステアリングギアボックスを迂回するためのアーム部の湾曲量を減少させることができ、スタビライザの振れ回りを抑制することができる。これにより、スタビライザが他部材と干渉することを抑制できるとともに、レイアウト性が向上する。
さらに、スタビライザの取付部は、サイドメンバとロアアームとの固定部と、サイドメンバとリアクロスメンバとの連結部と、の間に介在してサイドメンバとロアアームとの固定部から車幅方向内側に向けて延出するように設けられているので、タイヤからの入力をロアアームからリアクロスメンバへ円滑に伝達することができる。すなわち、スタビライザの取付部がサイドメンバの剛性を高める補強部材として機能するため、ロアアームの固定部に応力が集中することを防止することができる。
なお、特許請求の範囲における方向は、車両の前後左右上下を基準としている。
また、前記スタビライザの取付部は、前記サイドメンバとは別体の板状部材で構成され、前記板状部材の一端部は、前記サイドメンバと前記ロアアームとの固定部に取り付けられ、前記板状部材の他端部は、前記サイドメンバと前記リアクロスメンバとの連結部に取り付けられているのが好ましい。
かかる構成によれば、スタビライザの取付部がサイドメンバと別体の板状部材で構成されているので、例えば、サイドメンバ自体を盛り上げるように加工したり、サイドメンバの肉厚を大きくする場合に比べて軽量化を図ることができる。
また、かかる構成によれば、タイヤからの入力をロアアーム、板状部材、リアクロスメンバの順に伝達することができる。
また、前記スタビライザは、スタビライザブラケットにねじれ可能に保持されており、前記スタビライザブラケットは、前記板状部材にボルトで締結されているのが好ましい。
かかる構成によれば、スタビライザブラケットは、板状部材にボルトで締結されているので、従来のようにサイドメンバの反対側の面までボルトを貫通させて締結するのに比べて、取付作業が容易になる。また、ボルトの長さを短くすることができる。
また、前記スタビライザの取付部は、前記サイドメンバと前記ロアアームとの固定部から車幅方向内側の前記ステアリングギアボックスに近接する方向に向けて延出形成した構成とするのが好ましい
本発明によれば、スタビライザの振れ回りを抑制しながらロアアームに対するサイドメンバの支持剛性を高めることが可能なスタビライザ取付構造を提供することができる。
本発明を実施するための最良の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。説明において、同一の要素には同一の番号を付し、重複する説明は省略する。なお、以下の説明において方向を示すときは、車両の前後左右上下を基準として説明する。
図1は、本実施形態に係るスタビライザ取付構造の斜視図である。図2は、スタビライザ取付構造の平面図である。なお、図1では、説明の便宜上、ステアリングギアボックス6を浮かせた状態に描いている。
図1及び図2に示すように、スタビライザ取付構造1は、主に、車両の前後方向に延設された一対のサイドメンバ2,2と、一対のサイドメンバ2,2同士を連結するリアクロスメンバ3と、一対の車輪W,Wをそれぞれ支持する一対のロアアーム5,5と、一対の車輪W,Wの角度を調節するためのステアリングギアボックス6と、一対の車輪W,WのサスペンションS同士を連結するスタビライザ7と、を備えている。そして、スタビライザ取付構造1は、サイドメンバ2の後端部付近にスタビライザ7の取付部25を有することを特徴としている。
以下、各構成について詳細に説明する。
一対のサイドメンバ2,2は、エンジンやサスペンションSを取り付けるための骨格部材の一部であり、例えば、プレス成形した2枚の鋼板を組み合わせることで中空構造に形成されている。各サイドメンバ2は、図1に示すように、車両の前後方向に延設されており、互いに左右に離間して配置されている。各サイドメンバ2の前端部および後端部は、例えばゴムブッシュを介して、図示しない車両のボディにフローティング支持されている。
図2に示すように、サイドメンバ2の車外側の側面の後端寄りの部分には、後記するロアアーム5の車内側の端部52を固定するための第1固定部21が設けられている。また、サイドメンバ2の車外側の側面であって、第1固定部21から前方に離間した位置には、後記するロアアーム5の突出部53を固定するための第2固定部22が設けられている。
また、サイドメンバ2の車内側の側面の後端寄りの部分には、リアクロスメンバ3の連結部23が形成されている。連結部23は、例えば、リアクロスメンバ3の端部を上下から挟持する構造となっている。
さらに、サイドメンバ2は、第1固定部21と連結部23の間に、スタビライザ7の取付部25を有している。取付部25については後に詳しく説明する。
リアクロスメンバ3は、車両の左右方向に延設され、一対のサイドメンバ2,2の後端側同士を連結する部材である。なお、各サイドメンバ2の前端側は、フロントクロスメンバ4によって連結されている。すなわち、一対のサイドメンバ2,2とリアクロスメンバ3とフロントクロスメンバ4とによって、平面視で四角枠状の骨格部材が形成されている。
リアクロスメンバ3の左右両端部は、サイドメンバ2の連結部23に、例えばボルトで締結されている。リアクロスメンバ3の上部には、ステアリングギアボックス6を載置するための凹溝3a(図1参照)が設けられている。
ロアアーム5は、図1、図2に示すように、車輪Wを揺動可能に支持するサスペンションSの一部材であり、後方から前方に向かうほどサイドメンバ2から離れるように湾曲している。ロアアーム5の車外側の端部51は、ナックルN(図2参照)に揺動可能に連結されている。ロアアーム5の車内側の端部52は、ゴムブッシュ52aを介してサイドメンバ2の第1固定部21に水平方向に揺動可能に連結されている。ロアアーム5の中間部には、車内側に向かって突出する突出部53が形成されている。突出部53は、ゴムブッシュ53a(図2参照)を介してサイドメンバ2の第2固定部22に上下方向に揺動可能に連結されている。
ステアリングギアボックス6は、一対の車輪W,Wの角度を調節するためのラック・アンド・ピニオン機構やアシストモータなど(図示せず)を内蔵するユニットである。ステアリングギアボックス6は、図1に示すように、左右方向に延設されており、リアクロスメンバ3の上部に形成された凹溝3aに設置されている。図2に示すように、ステアリングギアボックス6の両端部は、一対の車輪W,WのナックルNから延出するナックルアームNaに、タイロッドTを介して連結されている。
スタビライザ7は、一対の車輪WのサスペンションS同士を連結して、車体のロールを抑制するスプリングである。
スタビライザ7は、図1、図2に示すように、左右方向に延設され、ステアリングギアボックス6の後方に配置されたトーション部71と、トーション部71の両端から前方に延出する一対のアーム部72,72と、を有している。
スタビライザ7は、一対のアーム部72,72に位相差が生じたときに、トーション部71が捩れることによって、車体のロールを抑制するようになっている。
トーション部71は、その両端部付近がスタビライザブラケット8,8に挿通されており、このスタビライザブラケット8,8を介してサイドメンバ2,2の取付部25,25に取り付けられている。
アーム部72は、トーション部71の両端部から前方に延出しつつ、ステアリングギアボックス6を迂回するように上方に湾曲する湾曲部72aを有している。アーム部72のうち、湾曲部72aよりも先端側の部分は、左右方向に延出している。アーム部72の先端部は、スタビライザリンク73を介して、左右の車輪W,WのダンパD,Dに連結されている。
サスペンションSは、一対の車輪W,Wを支持するとともに、路面からの入力を吸収する装置である。サスペンションSは、主に、ダンパD、コイルスプリングC、ナックルN、ロアアーム5などを含んで構成されている。
ダンパDの上端部はストラットタワー(図示せず)に固定されており、ダンパDの下端部は、ロアアーム5の車外側の端部51付近に連結されている。コイルスプリングCは、ダンパDの上端側に外嵌設置されている。
なお、サスペンションSの形式は特に限定されるものではなく、マクファーソンストラット式、ウィッシュボーン式、マルチリンク式など公知の形式の中から適宜選択することができる。
つづいて、スタビライザ7の取付部25付近の構造について、図3を参照して説明する。
図3は、図1のA部を拡大して示した分解斜視図である。図3では、ロアアーム5を省略するとともに、スタビライザ7を仮想線(2点鎖線)で描いている。
なお、スタビライザ7の取付部25付近の構造は、左右対称であるので、左側のサイドメンバ2の後端部付近について説明し、右側の説明を省略する。
図3に示すように、サイドメンバ2の後端部には、ロアアーム5の車内側の端部52を固定するための第1固定部21が設けられている。
第1固定部21は、平面視で円弧状の側壁21aと、この側壁21aの下端部から車外側に延出する平面視扇形状の底壁21bと、側壁21aの上端部から車外側に延出する平面視扇状の頂壁21cと、から構成されている。つまり、第1固定部21は、中空円筒状の部材を軸方向に1/4にカットしたような形状を呈している。
側壁21aは、サイドメンバ2の車外側の側面に例えば溶接固定されている。頂壁21cは、サイドメンバ2の上面よりも上方に配置されている。すなわち、サイドメンバ2の上面2aと頂壁21cとの間には段差が形成されている。
なお、第1固定部21は、サイドメンバ2と一体に成形してもよい。
板状部材9は、スタビライザ7の取付部25を構成する鋼製部材であり、例えば、サイドメンバ2に溶接固定されている。具体的には、板状部材9は、取付部25を構成する平板部91と、平板部91の第1固定部21側の端部から略水平に延出する第1延出部92と、平板部91のリアクロスメンバ3側の端部から下方に延出する縦壁部93と、縦壁部93の下端部からリアクロスメンバ3側に水平に延出する第2延出部94と、を備えている。板状部材9は、このような形状を有することにより、取付部25を構成する平板部91が、サイドメンバ2の上面2aから一段高く突出した状態になっている。
なお、「第1延出部92」が、特許請求の範囲にいう「一端部」に相当し、「第2延出部94」が、特許請求の範囲にいう「他端部」に相当する。また、板状部材9の固定方法は、溶接に限定されるものではなく、例えばボルトで締結してもよいし、ビスやリベットを用いて固定してもよい。
第1延出部92は、第1固定部21の頂壁21cに溶接固定されている。第2延出部94は、連結部23の上面付近に溶接固定されている。つまり、板状部材9は、ロアアーム5を固定するための第1固定部21と、リアクロスメンバ3を連結するための連結部23との間に介在して設けられている。
平板部91とサイドメンバ2との間には空隙が形成されている。平板部91にはボルト孔91a,91aが形成されているとともに、平板部91の下面には、ボルト孔91a,91aに対応する位置にナット96が溶接固定されている。
取付部25を構成する平板部91には、図3に示すように、スタビライザブラケット8が取り付けられている。
スタビライザブラケット8は、スタビライザ7のトーション部71を挿通するための保持孔81を有している。保持孔81とトーション部71の間にはゴムブッシュ(図示せず)が設置されている。つまり、トーション部71は、ゴムブッシュを介して保持孔81にねじれ可能に保持されている。スタビライザブラケット8の下端部には、フランジ82,82が設けられている。各フランジ82にはボルト95を挿通するためのボルト孔82aが形成されている。
スタビライザブラケット8は、保持孔81にスタビライザ7を挿通した状態で平板部91に載置された後、ボルト孔91a及びボルト孔82aにボルト95を挿通し、ボルト95をナット96に螺着させることで、取付部25に締結される。これにより、スタビライザ7は、スタビライザブラケット8を介して、板状部材9に(ひいてはサイドメンバ2に)取り付けられることとなる。
つづいて、本実施形態に係るスタビライザ取付構造1の作用効果について主に図4を参照して説明する。
図4(a)は本実施形態に係るスタビライザ取付構造を後方からみた拡大側面図であり、(b)は比較例に係るスタビライザ取付構造を後方からみた拡大側面図である。なお、比較例に係るスタビライザ取付構造100について、本実施形態と同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
図4(b)に示すように、比較例に係るスタビライザ取付構造100は、スタビライザブラケット8がサイドメンバ2の上面2aに直接取り付けられている。すなわち、比較例に係るスタビライザ取付構造100は、サイドメンバ2の上面2aから突出する取付部25(図4(a)参照)を有していないので、ステアリングギアボックス6に対するスタビライザ7の取付位置が低くなる。そのため、ステアリングギアボックス6を迂回するためのスタビライザ7の湾曲部72aの高さH2が大きくなり、その結果、車輪WのサスペンションS(図1参照)が揺動したときのスタビライザ7の振れ回り量が大きくなってしまう。
一方、図4(a)に示すように、スタビライザ取付構造1は、サイドメンバ2から上方に突出する取付部25を有しているので、ステアリングギアボックス6に対するスタビライザ7の取付位置が高くなる。そのため、ステアリングギアボックス6を迂回するためのスタビライザ7の湾曲部72aの高さH1が、比較例に比べて小さくなる。その結果、車輪WのサスペンションS(図1参照)が揺動したときのスタビライザ7の振れ回り量が小さくなり、スタビライザ7が他部材と干渉することを抑制できるとともに、レイアウト性を向上することができる。
また、本実施形態では、リアクロスメンバ3の上面に凹溝3a(図1参照)を形成することで、ステアリングギアボックス6の設置高さを低くしているので、スタビライザ7の湾曲部72aの高さH1を一層小さくすることができる。
また、図4(a)に示すように、板状部材9が、ロアアーム5を固定するための第1固定部21と、リアクロスメンバ3を連結するための連結部23との間に介在して設けられているので、車輪W(図1参照)からロアアーム5に外力Fが入力した場合に、第1固定部21、板状部材9、リアクロスメンバ3の順に外力Fを円滑に伝達することができる。すなわち、スタビライザ7の取付部25を構成する板状部材9がサイドメンバ2の剛性を高める補強部材として機能するため、第1固定部21に応力が集中することを防止することができる。
また、サイドメンバ2と別体の板状部材9によって、スタビライザ7の取付部25を突出形成したので、サイドメンバ2の上面2aを盛り上げるように加工する場合に比較して製造が容易かつ低コストであるとともに、軽量化を図ることができる。
また、比較例では、図4(b)に示すように、サイドメンバ2の下面にナット96を配置し、サイドメンバ2を上下に貫通するようにボルト95’を締結しているのに対し、本実施形態に係るスタビライザ取付構造1では、図4(a)に示すように、板状部材9の下面にナット96を溶接固定してスタビライザブラケット8をボルト95で締結する構成としたので、ボルト95の長さが短くて済むため、取付作業が容易である。
以上、本発明を実施するための最良の形態について図面を参照して詳細に説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能である。
図5は第1変形例に係るスタビライザ取付構造1Aを後方からみた拡大側面図である。
本実施形態では、ステアリングギアボックス6がサイドメンバ2の上側に設置されているので、スタビライザ7の取付部25も、サイドメンバ2から上方に突出するように設けたが、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、ステアリングギアボックス6がサイドメンバ2の下側に設置されている場合は、図5に示すように、板状部材9をサイドメンバ2の下側に取り付けることで、スタビライザ7の取付部25をサイドメンバ2の下面2bから下方に突出するように形成してもよい。
図6は、第2変形例に係るスタビライザ取付構造1Bを後方からみた拡大側面図である。
本実施形態では、第1固定部21について、ロアアーム5を水平方向に揺動可能に固定する構造としたが、本発明はこれに限られるものではない。
例えば、第2変形例に係るスタビライザ取付構造1Bの第1固定部21’は、図6に示すように、ロアアーム5を上下方向に揺動可能に固定する構造に形成されている。かかる場合でも、ロアアーム5の第1固定部21’とリアクロスメンバ3の連結部23の間に介在するように板状部材9を取り付けることができる。
また、本実施形態では、板状部材9でスタビライザ7の取付部25を突出するように形成したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、サイドメンバ2を構成する鋼製部材をプレス加工する際に、取付部25に相当する部分を盛り上げるように加工してもよい。このようにした場合も、サイドメンバ2の剛性を向上させることができる。
また、本実施形態では、スタビライザ7の両端部をダンパDに連結したが、これに限定されるものではなく、サスペンションSを構成する部材の中から適宜選択して連結すればよい。
本実施形態に係るスタビライザ取付構造の斜視図である。 スタビライザ取付構造の平面図である。 図1のA部を拡大して示した分解斜視図である。 (a)は本実施形態に係るスタビライザ取付構造を後方からみた拡大側面図であり、(b)は比較例に係るスタビライザ取付構造を後方からみた拡大側面図である。 第1変形例に係るスタビライザ取付構造を後方からみた拡大側面図である。 第2変形例に係るスタビライザ取付構造を後方からみた拡大側面図である。
符号の説明
1 スタビライザ取付構造
2 サイドメンバ
3 リアクロスメンバ
4 フロントクロスメンバ
5 ロアアーム
6 ステアリングギアボックス
7 スタビライザ
8 スタビライザブラケット
9 板状部材
21 第1固定部(固定部)
23 連結部
25 取付部
S サスペンション
W 車輪

Claims (4)

  1. 前後方向に延設された一対のサイドメンバと、
    左右方向に延設され、前記一対のサイドメンバ同士を連結するとともに、上下方向のいずれか一方にステアリングギアボックスが配置されたリアクロスメンバと、
    前記一対のサイドメンバに揺動可能にそれぞれ固定され、一対の車輪をそれぞれ支持する一対のロアアームと、
    前記一対の車輪のサスペンション同士を連結するスタビライザと、を備えるスタビライザの取付構造であって、
    前記サイドメンバは、前記リアクロスメンバに対する前記ステアリングギアボックスの配置方向と同方向となる上下方向のいずれか一方に突出するように設けられた前記スタビライザの取付部を有し、
    前記スタビライザは、左右方向に延設され、前記ステアリングギアボックスに対して前後方向のいずれか一方に配置されたトーション部と、前記ステアリングギアボックスを前記スタビライザの取付部の突出方向と同方向となる上下方向のいずれか一方に迂回しつつ、前記トーション部の両端から前後方向のいずれか他方に延出する一対のアーム部と、を有し、
    前記スタビライザの取付部は、前記サイドメンバと前記ロアアームとの固定部と、前記サイドメンバと前記リアクロスメンバとの連結部と、の間に介在して前記サイドメンバと前記ロアアームとの固定部から車幅方向内側に向けて延出するように設けられたことを特徴とするスタビライザ取付構造。
  2. 前記スタビライザの取付部は、前記サイドメンバとは別体の板状部材で構成され、
    前記板状部材の一端部は、前記サイドメンバと前記ロアアームとの固定部に取り付けられ、前記板状部材の他端部は、前記サイドメンバと前記リアクロスメンバとの連結部に取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載のスタビライザ取付構造。
  3. 前記スタビライザは、スタビライザブラケットにねじれ可能に保持されており、
    前記スタビライザブラケットは、前記板状部材にボルトで締結されていることを特徴とする請求項2に記載のスタビライザ取付構造。
  4. 前記スタビライザの取付部は、前記サイドメンバと前記ロアアームとの固定部から車幅方向内側の前記ステアリングギアボックスに近接する方向に向けて延出形成したことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のスタビライザ取付構造。
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