JP2023030756A - 研磨装置 - Google Patents

研磨装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2023030756A
JP2023030756A JP2021136064A JP2021136064A JP2023030756A JP 2023030756 A JP2023030756 A JP 2023030756A JP 2021136064 A JP2021136064 A JP 2021136064A JP 2021136064 A JP2021136064 A JP 2021136064A JP 2023030756 A JP2023030756 A JP 2023030756A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
polishing
substrate
infrared radiation
polishing pad
temperature
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2021136064A
Other languages
English (en)
Inventor
尚典 松尾
Naonori Matsuo
恵友 鈴木
Yoshitomo Suzuki
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ebara Corp
Kyushu Institute of Technology NUC
Original Assignee
Ebara Corp
Kyushu Institute of Technology NUC
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ebara Corp, Kyushu Institute of Technology NUC filed Critical Ebara Corp
Priority to JP2021136064A priority Critical patent/JP2023030756A/ja
Priority to KR1020247005887A priority patent/KR20240046516A/ko
Priority to PCT/JP2022/027983 priority patent/WO2023026723A1/ja
Publication of JP2023030756A publication Critical patent/JP2023030756A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B24GRINDING; POLISHING
    • B24BMACHINES, DEVICES, OR PROCESSES FOR GRINDING OR POLISHING; DRESSING OR CONDITIONING OF ABRADING SURFACES; FEEDING OF GRINDING, POLISHING, OR LAPPING AGENTS
    • B24B37/00Lapping machines or devices; Accessories
    • B24B37/11Lapping tools
    • B24B37/20Lapping pads for working plane surfaces
    • B24B37/26Lapping pads for working plane surfaces characterised by the shape of the lapping pad surface, e.g. grooved
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B24GRINDING; POLISHING
    • B24BMACHINES, DEVICES, OR PROCESSES FOR GRINDING OR POLISHING; DRESSING OR CONDITIONING OF ABRADING SURFACES; FEEDING OF GRINDING, POLISHING, OR LAPPING AGENTS
    • B24B49/00Measuring or gauging equipment for controlling the feed movement of the grinding tool or work; Arrangements of indicating or measuring equipment, e.g. for indicating the start of the grinding operation
    • B24B49/14Measuring or gauging equipment for controlling the feed movement of the grinding tool or work; Arrangements of indicating or measuring equipment, e.g. for indicating the start of the grinding operation taking regard of the temperature during grinding
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B24GRINDING; POLISHING
    • B24BMACHINES, DEVICES, OR PROCESSES FOR GRINDING OR POLISHING; DRESSING OR CONDITIONING OF ABRADING SURFACES; FEEDING OF GRINDING, POLISHING, OR LAPPING AGENTS
    • B24B55/00Safety devices for grinding or polishing machines; Accessories fitted to grinding or polishing machines for keeping tools or parts of the machine in good working condition
    • B24B55/06Dust extraction equipment on grinding or polishing machines
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L21/00Processes or apparatus adapted for the manufacture or treatment of semiconductor or solid state devices or of parts thereof
    • H01L21/02Manufacture or treatment of semiconductor devices or of parts thereof
    • H01L21/04Manufacture or treatment of semiconductor devices or of parts thereof the devices having potential barriers, e.g. a PN junction, depletion layer or carrier concentration layer
    • H01L21/18Manufacture or treatment of semiconductor devices or of parts thereof the devices having potential barriers, e.g. a PN junction, depletion layer or carrier concentration layer the devices having semiconductor bodies comprising elements of Group IV of the Periodic Table or AIIIBV compounds with or without impurities, e.g. doping materials
    • H01L21/30Treatment of semiconductor bodies using processes or apparatus not provided for in groups H01L21/20 - H01L21/26
    • H01L21/302Treatment of semiconductor bodies using processes or apparatus not provided for in groups H01L21/20 - H01L21/26 to change their surface-physical characteristics or shape, e.g. etching, polishing, cutting
    • H01L21/304Mechanical treatment, e.g. grinding, polishing, cutting

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Condensed Matter Physics & Semiconductors (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Mechanical Treatment Of Semiconductor (AREA)
  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)
  • Constituent Portions Of Griding Lathes, Driving, Sensing And Control (AREA)
  • Grinding-Machine Dressing And Accessory Apparatuses (AREA)

Abstract

【課題】基板の研磨中に、基板の表面温度を、非接触で正確に測定することができる研磨装置を提供する。【解決手段】研磨装置は、研磨パッド1に埋め込まれた、赤外線を透過する複数の窓部材50A~50Eと、複数の窓部材50A~50Eの下方に配置され、前記研磨テーブルの半径方向に配置されており、研磨テーブル2とともに回転する、研磨ヘッド3に保持された基板Wの表面温度を測定する複数の赤外放射温度計51A~51Eと、を備えている。【選択図】図1

Description

本発明は、研磨装置に関する。
半導体デバイスの製造工程においては、デバイス表面の平坦化技術がますます重要になっている。この平坦化技術のうち、最も重要な技術は、化学的機械研磨(Chemical Mechanical PolishingまたはCMP)である。この化学的機械的研磨(以下、CMPと呼ぶ)は、研磨装置を用いて、シリカ(SiO)やセリア(CeO)などの砥粒を含んだ研磨液(スラリー)を研磨パッドに供給しつつ、ウェハなどの基板を研磨面に摺接させて研磨を行うものである。
CMP(Chemical Mechanical Polishing)装置は、半導体デバイスの製造において、基板の表面を研磨する工程に使用される。CMP装置は、基板を研磨ヘッドで保持して基板を回転させ、さらに回転する研磨テーブル上の研磨パッドに基板を押し付けて基板の表面を研磨する。基板の研磨中、研磨パッドには研磨液(スラリー)が供給され、基板の表面は、研磨液の化学的作用と研磨液に含まれる砥粒の機械的作用により平坦化される。
特開2020-110859号公報 特開2019-84614号公報
基板の研磨レートは、基板の表面温度に依存する。したがって、半導体デバイスの製造においては、基板の表面温度に基づいて、基板の研磨レートを管理することは重要である。基板の研磨中において、基板の表面温度を直接測定する代わりに、研磨パッドの温度を測定する方法が知られている。このような方法では、測定された研磨パッドの温度に基づいて、基板の表面温度を推定する。しかしながら、より精度よく研磨レートを管理するためには、基板の表面温度を直接測定することが望ましい。
基板の裏面を保持する研磨ヘッドに温度測定装置を設ける構成が考えられる。このような構成では、温度測定装置は、研磨ヘッド側から基板の裏面温度を測定する。しかしながら、基板には、厚みがあるために基板の表面と裏面での温度分布が異なり、基板の裏面の温度を測定しても、基板の表面温度を正確に取得することができない。さらに、基板の表面には、電子デバイスが加工されているため、基板の表面に接触するタイプの温度測定センサを一般的に用いることはできない。
そこで、本発明は、基板の表面温度を正確に測定することができる研磨装置を提供することを目的とする。
一態様では、赤外線を透過する複数の窓部材と、前記複数の窓部材が埋め込まれた研磨パッドと、前記研磨パッドを支持し、前記研磨パッドとともに回転する研磨テーブルと、基板を回転可能に保持し、前記基板を前記研磨パッドに押し付ける研磨ヘッドと、前記複数の窓部材の下方に配置され、前記研磨ヘッドに保持された前記基板の表面温度を測定する複数の赤外放射温度計と、を備えている、研磨装置が提供される。
一態様では、前記複数の赤外放射温度計は、前記研磨テーブルの半径方向に配置されており、前記研磨テーブルとともに回転する。
一態様では、前記複数の赤外放射温度計のそれぞれは、その受光部を開閉する、黒体構造を有するシャッターを備えている。
一態様では、前記複数の赤外放射温度計のそれぞれは、外乱の影響を抑制することで、放射率の低い測定対象物の温度を測定する機能を有する放射温度計である。
一態様では、赤外線を透過する窓部材と、前記窓部材が埋め込まれた研磨パッドと、前記研磨パッドを支持し、前記研磨パッドとともに回転する研磨テーブルと、基板を回転可能に保持し、前記基板を前記研磨パッドに押し付ける研磨ヘッドと、前記研磨テーブルの下方に配置され、前記研磨ヘッドに保持された前記基板の表面温度を測定する赤外放射温度計と、を備え、前記赤外放射温度計は、前記窓部材の回転軌跡に沿って配置された複数の受光部を備えている、研磨装置が提供される。
一態様では、前記研磨テーブルは、その下面に固定された黒体を備えており、前記黒体は、前記窓部材の回転軌跡に対応する位置に配置されている。
一態様では、前記研磨装置は、前記窓部材を透過する赤外線の光路から液体を排除する液体排除機構を備えている。
一態様では、前記液体排除機構は、前記窓部材を取り囲む弾性リングを備えており、前記弾性リングは、前記研磨パッドの研磨面から突出している。
一態様では、前記液体排除機構は、前記光路を横切るように気体を噴射する気体噴射装置と、前記気体噴射装置によって前記光路外に飛ばされた液体を回収する液体回収部材と、を備えている。
一態様では、前記赤外放射温度計は、外乱の影響を抑制することで、放射率の低い測定対象物の温度を測定する機能を有する放射温度計である。
一態様では、研磨パッドと、前記研磨パッドを支持し、前記研磨パッドとともに回転する研磨テーブルと、基板を回転可能に保持し、前記基板を前記研磨パッドに押し付ける研磨ヘッドと、前記基板の第1領域の表面温度を測定する第1温度測定装置と、前記第1領域よりも大きな温度分布を有する第2領域の表面温度を測定する第2温度測定装置と、を備える研磨装置が提供される。前記第1温度測定装置は、赤外線を透過し、かつ前記研磨パッドに埋め込まれた複数の第1窓部材と、前記複数の第1窓部材の下方に配置された複数の第1赤外放射温度計と、を備えており、前記第2温度測定装置は、赤外線を透過し、かつ前記研磨パッドに埋め込まれた第2窓部材と、前記研磨テーブルの下方に配置され、かつ前記第2窓部材の回転軌跡に沿って配置された複数の受光部を備える第2赤外放射温度計と、を備えている。
本発明によれば、基板の研磨中に、基板の表面温度を、非接触で正確に測定することができる。
研磨装置の一実施形態を示す斜視図である。 図1に示す研磨装置の断面図である。 窓部材および赤外放射温度計の拡大図である。 研磨テーブルの半径方向に配置された複数の赤外放射温度計を示す図である。 複数の赤外放射温度計によって測定された基板の表面温度を示すグラフと、基板の半径方向における温度分布を示すグラフと、を示す図である。 赤外放射温度計の他の実施形態を示す図である。 研磨装置の他の実施形態を示す断面図である。 窓部材および赤外放射温度計の拡大図である。 図7および図8に示す実施形態に係る赤外放射温度計を示す図である。 基板の半径方向における温度分布を示すグラフを示す図である。 図11(a)および図11(b)は、研磨テーブルの下面に固定された黒体部を示す図である。 図12(a)および図12(b)は、窓部材を透過する赤外線の光路から液体を排除する液体排除機構の一実施形態を示す図である。 図13(a)および図13(b)は、液体排除機構の他の実施形態を示す図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。なお、以下で説明する図面において、同一又は相当する構成要素には、同一の符号を付して重複した説明を省略する。
図1は、研磨装置の一実施形態を示す斜視図である。図1に示すように、研磨装置(CMP装置)は、研磨パッド1を支持し、研磨パッド1とともに回転する研磨テーブル2と、研磨対象であるウェハなどの基板Wを研磨パッド1に押し付ける研磨ヘッド3と、研磨パッド1に研磨液(スラリー)を供給するための研磨液供給機構4と、を備えている。
研磨テーブル2は、テーブル軸5を介してその下方に配置されるテーブルモータ6に連結されており、このテーブルモータ6により研磨テーブル2が矢印で示す方向に回転されるようになっている。研磨パッド1は研磨テーブル2の上面に貼付されており、研磨パッド1の上面が基板Wを研磨する研磨面1aを構成している。研磨ヘッド3はヘッドシャフト7の下端に固定されている。研磨ヘッド3は、その下面に真空吸着により基板Wを保持できるように構成されている。より具体的には、研磨ヘッド3は、基板Wの表面(デバイス面)を下向きで保持する。この表面と反対側の面は、基板Wの裏面であり、研磨ヘッド3は、基板Wの裏面を吸着保持する。
ヘッドシャフト7は、ヘッドアーム8内に設置された図示しない回転機構に連結されており、研磨ヘッド3はこの回転機構によりヘッドシャフト7を介して回転駆動されるようになっている。
研磨装置は、研磨パッド1をドレッシングするためのドレッシング装置24をさらに備えている。ドレッシング装置24は、研磨パッド1の研磨面1aに摺接されるドレッサ26と、ドレッサ26を支持するドレッサアーム27と、ドレッサアーム27を旋回させるドレッサ旋回軸28と、を備えている。ドレッサアーム27の旋回に伴って、ドレッサ26は研磨面1a上を揺動する。ドレッサ26の下面は、ダイヤモンド粒子などの多数の砥粒からなるドレッシング面を構成する。ドレッサ26は、研磨面1a上を揺動しながら回転し、研磨パッド1を僅かに削り取ることにより研磨面1aをドレッシングする。研磨パッド1のドレッシング中、純水供給ノズル25から純水が研磨パッド1の研磨面1a上に供給される。
研磨液供給機構4は、研磨液を研磨パッド1上に供給するためのスラリー供給ノズル10と、スラリー供給ノズル10が固定されたノズル旋回軸11と、を備えている。スラリー供給ノズル10は、ノズル旋回軸11を中心として旋回可能に構成されている。
基板Wは、研磨ヘッド3に回転可能に保持される。研磨ヘッド3は、基板Wを研磨パッド1に押圧し、研磨パッド1と基板Wとの間の摺動により、基板Wの研磨が進行する。基板Wの研磨時には、研磨液(スラリー)がスラリー供給ノズル10から研磨パッド1上に供給される。
研磨装置は、基板Wの研磨中に、基板Wに非接触で、基板Wの表面温度(すなわち、デバイス面側の温度)を直接測定する構成を有している。以下、このような構成について、図面を参照して説明する。
図1に示すように、研磨装置は、研磨パッド1に埋め込まれた複数の窓部材50A~50Eと、複数の窓部材50A~50Eの下方に配置され、研磨ヘッド3に保持された基板Wの表面温度を測定する複数の赤外放射温度計51A~51Eと、を備えている。窓部材50A~50Eは同一の構成を有しているため、以下、窓部材50A~50Eをまとめて窓部材50と呼ぶことがある。同様に、赤外放射温度計51A~51Eは同一の構成を有しているため、以下、赤外放射温度計51A~51Eをまとめて赤外放射温度計51と呼ぶことがある。
図2は、図1に示す研磨装置の断面図である。図2では、研磨装置の主要な要素以外の図示は省略されている。図2に示すように、研磨パッド1には、窓部材50が挿入可能な大きさを有する窓穴1bが形成されており、窓部材50は、この窓穴1bに挿入されている。窓穴1bは、研磨パッド1を鉛直方向に貫通する貫通穴である。
窓部材50は、赤外線を透過する材料から構成されている。窓部材50の直下には、赤外放射温度計51が配置されている。赤外放射温度計51は、基板Wから放射される赤外線の強度に基づいて、基板Wの表面温度を測定する温度計である。
研磨テーブル2には、窓穴1bに連通する埋め込み部52が形成されており、赤外放射温度計51はこの埋め込み部52に配置されている。図2に示す実施形態では、赤外放射温度計51は、研磨テーブル2に埋め込まれているように配置されている。図示しないが、研磨テーブル2は、赤外放射温度計51A~51Eの数に対応する数(本実施形態では、5つ)の埋め込み部52を有している。
図3は、窓部材および赤外放射温度計の拡大図である。図3に示すように、窓部材50は、研磨ヘッド3側の表面50aと、研磨テーブル2側の裏面50bと、を有している。窓部材50の表面50aは、研磨パッド1の研磨面1aから露出した露出面である。窓部材50の表面50aおよび研磨パッド1の研磨面1aは、同一平面内に配置されている。
研磨パッド1に配置された窓部材50の裏面50bと赤外放射温度計51の受光部51aとの間には、障害物が存在しない空間S1が形成されている。言い換えれば、空間S1は、赤外放射温度計51による基板Wの表面温度を確実に測定するための空間である。
基板Wは、一般的にシリコン製である。シリコン(Si)は、1.5~6.0マイクロメートルの領域の光を吸収するため、同領域の赤外線の放射はわずかである。本実施形態では、放射赤外線量により非接触で放射体の温度を測定する赤外放射温度計を使用するため、赤外線の放射が少ない波長帯域を測定対象とするのは望ましくない。
そこで、1.5マイクロメートル以下、あるいは、6.0マイクロメートル以上の波長の放射赤外線量を測定するのに適する赤外線吸収膜を使用した赤外放射温度計を用いる。測定される放射赤外線量の波長の範囲は、0.8~1.5マイクロメートル、あるいは、6.0~1000マイクロメートルである。
InGaAs、InAs、InAsSb、InSbなどのインジウム化合物が赤外線吸収膜として用いられた赤外放射温度計が望ましいと考えられるが、上記の測定対象波長領域に十分な感度を持つ赤外線吸収膜を使用していれば、材料を限定する必要はない。
研磨パッド1に設置される窓部材50は、測定対象である波長の赤外線を透過する材料で形成される必要がある。上記の波長を透過する材料としては、赤外線透過樹脂、フッ化カルシウム、合成石英、ゲルマニウム、フッ化マグネシウム、光学ガラス(N-BK7)、臭化カリウム、サファイア、シリコン、塩化ナトリウム、ジンクセレン、または硫化亜鉛を挙げることができる。しかしながら、上記条件を満たせば、材料を限定する必要はない。
このように、窓部材50および赤外線吸収膜の材料を選択することで、シリコンから構成された基板Wから放射される赤外線が、減衰することなく(あるいは十分に少ない減衰で)窓部材50を透過し、かつ、赤外放射温度計51による放射赤外線量が測定可能となる。その結果、基板Wの表面温度を測定することが可能となる。
シリコンから構成された基板Wの表面上には、金属(導体)膜または絶縁膜が成膜される場合がある。したがって、一実施形態では、金属膜または絶縁膜を構成する材料の放射率の波長依存性に応じて、窓部材50および赤外線吸収膜の材料を選択してもよい。
窓部材50は、研磨される基板Wと接触する。したがって、窓部材50を、可能な限り、研磨パッド1と機械的・熱的・化学的な特性が近い材料から構成することが、より望ましい。
図1に示すように、本実施形態に係る研磨装置は、測定された温度分布を記録し、または表示する機能を有している。より具体的には、研磨装置は、測定された基板Wの温度分布をHDDやSSDなどの記憶素子に記録する記憶装置101と、基板Wの中心を通る基板Wの直径方向の温度分布を、画面上に表示可能な表示装置102を備えている。本実施形態では、記憶装置101および表示装置102は、制御装置100を構成している。
図1に示すように、制御装置100は、赤外放射温度計51A~51Eに電気的に接続されている。図示しないが、制御装置100は、研磨装置の構成要素(例えば、研磨ヘッド3、研磨液供給機構4、テーブルモータ6、およびドレッシング装置24)に接続されており、上記構成要素の動作を制御する。制御装置100は、記憶装置101に記憶された基板Wの温度分布に基づいて、研磨装置の構成要素の動作を制御して、研磨レートを管理してもよい。
図4は、研磨テーブルの半径方向に配置された複数の赤外放射温度計を示す図である。図4に示すように、複数の赤外放射温度計51A~51Eは、研磨テーブル2の半径方向に配置されており、研磨テーブル2とともに回転する。基板Wの研磨中において、研磨テーブル2が一回転するたびに、複数の赤外放射温度計51A~51Eは、基板Wの表面を横切る。図4に示す実施形態では、赤外放射温度計51Cは、その回転軌跡が基板Wの中心CP上を通過するように配置されている。一実施形態では、赤外放射温度計51Cは、必ずしも、その回転軌跡が基板Wの中心CP上を通過するように配置されていなくてもよい。
これら赤外放射温度計51A~51Eのそれぞれは、基板W上に異なる軌跡を描いて、複数の異なる測定点で基板Wの半径方向における全体の表面温度を測定する。したがって、赤外放射温度計51A~51Eのそれぞれが十分な温度測定周波数を有していなくても、基板Wの表面における温度分布を十分な空間分解能で測定することができる。
図5は、複数の赤外放射温度計によって測定された基板の表面温度を示すグラフと、基板の半径方向における温度分布を示すグラフと、を示す図である。図5の上側に示されたグラフにおいて、横軸は時間を表しており、縦軸は基板Wの表面温度を表している。図5の下側に示されたグラフにおいて、横軸は基板Wの半径方向の距離を表しており、縦軸は基板Wの表面温度を表している。
図5の上側のグラフに示すように、複数の赤外放射温度計51A~51Eは、ある一定時間、基板Wの表面温度を測定する。制御装置100は、複数の赤外放射温度計51A~51Eによって測定された、時間の経過とともに変化する基板Wの表面温度を、基板Wの半径方向における温度分布に配列する。より具体的には、制御装置100は、基板Wの表面上を通過する赤外放射温度計51A~51Eのそれぞれの軌跡を重ね合わせて基板Wの半径方向における1つの軌跡を形成する。制御装置100は、形成された1つの軌跡上に赤外放射温度計51A~51Eのそれぞれによって測定された基板Wの表面温度を配列する。このように、本実施形態によれば、研磨装置は、複数の赤外放射温度計51A~51Eを備えているため、基板Wの全体の表面温度を非接触で、正確に(すなわち、精度よく)測定することができる。
図6は、赤外放射温度計の他の実施形態を示す図である。図6に示すように、複数の赤外放射温度計51A~51Eのそれぞれは、その受光部51aを開閉する、黒体構造を有するシャッター161を備えている。
黒体構造を有するシャッター161は、赤外放射温度計51を校正(より具体的には、温度校正)するために配置されている。赤外放射温度計51は、その雰囲気温度などの影響を受ける場合があり、結果として、赤外放射温度計51の測定温度がずれるおそれがある。そこで、図6に示す実施形態では、放射率が1である黒体構造を用いて、赤外放射温度計51を校正する。黒体構造の一例として、シャッター161に黒体テープを貼付してもよく、または黒体スプレーで黒体をシャッター161に塗布してもよい。
シャッター161は、赤外放射温度計51の受光部51aを開閉するように構成されている。したがって、必要に応じて、シャッター161を閉じて、赤外放射温度計51を校正することができる。
一実施形態では、赤外放射温度計51の校正は、定期的に行ってもよい。例えば、所定の枚数の基板Wを処理した後に、シャッター161を閉じて、赤外放射温度計51を校正してもよく、研磨装置のアイドリング時(すなわち、基板Wの非処理時間)に赤外放射温度計51を校正してもよい。
赤外放射温度計51を校正する場合、参照温度計(例えば、熱電対)でシャッター161の温度を測定し、校正対象の赤外放射温度計51でシャッター161の温度を測定する。その後、参照温度計で測定されたシャッター161の温度と校正対象の赤外放射温度計51の測定温度とを関連付ける。シャッター161の放射率は1であることが既知であるため、シャッター161の測定温度と赤外放射温度計51の測定温度との相関関係に基づいて、赤外放射温度計51を校正する。
一実施形態では、赤外放射温度計51A~51Eのそれぞれは、金属用放射温度計または鏡面用放射温度計であってもよい。より具体的には、赤外放射温度計51A~51Eのそれぞれは、外乱の影響を抑制することで、一般に放射率の低い測定対象物の温度を正確に測定することができる機能を有する放射温度計であってもよい。このような構成により、低放射率材料である基板Wから放射される赤外線の強度に基づいて、基板Wの表面温度をより精度よく測定することができる。
上述した実施形態では、複数の赤外放射温度計51A~51Eは研磨テーブル2に埋め込まれているが、以下に示す実施形態では、研磨装置は、研磨テーブル2の下方に配置された単一の赤外放射温度計151を備えている。
図7は、研磨装置の他の実施形態を示す断面図である。図8は、窓部材および赤外放射温度計の拡大図である。本実施形態において、上述した実施形態と同一の構造については、同一の符号を付して、詳細な説明を省略する。
図7および図8に示すように、研磨装置は、単一の窓部材50と、研磨テーブル2の下方に配置された赤外放射温度計151と、を備えている。図7および図8に示す実施形態では、研磨テーブル2は、埋め込み部52(図2および図3参照)を有していない。
図9は、図7および図8に示す実施形態に係る赤外放射温度計を示す図である。図9に示すように、赤外放射温度計151は、上述した赤外放射温度計51とは異なる構造を有している。より具体的には、赤外放射温度計151は、基板Wの測定対象範囲の全域をカバーするように配置されている。
一実施形態では、赤外放射温度計151は、金属用放射温度計または鏡面用放射温度計であってもよい。より具体的には、赤外放射温度計151は、外乱の影響を抑制することで、一般に放射率の低い測定対象物の温度を正確に測定することができる機能を有する放射温度計であってもよい。
赤外放射温度計151は、窓部材50の回転軌跡に沿って、円弧状に配置された複数の受光部151aを備えている。これら受光部151aは、基板Wの全体に亘って配置されている。研磨パッド1に埋め込まれた窓部材50は研磨テーブル2とともに回転するが、研磨テーブル2の下方に配置された赤外放射温度計151は研磨テーブル2とともに回転しない。したがって、窓部材50が基板Wの直下を通過すると、赤外放射温度計151の複数の受光部51aは、窓部材50を通じて、連続的に、基板Wから放射される赤外線を受光する。
図10は、基板の半径方向における温度分布を示すグラフを示す図である。図10に示すように、赤外放射温度計151は、研磨テーブル2が一回転するたびに、基板Wの半径方向における複数の測定点での表面温度を測定するように構成されている。図10に示す実施形態では、赤外放射温度計151の複数の受光部151aは、基板Wの全体に亘って配置されているため、研磨テーブル2が一回転するたびに、基板Wの半径方向における全体の表面温度を測定することができる。
一実施形態では、図1~図6に示す第1実施形態と、図7~図10に示す第2実施形態と、を組み合わせてもよい。第1実施形態に係る窓部材50および赤外放射温度計51の組み合わせは、第1温度測定装置に相当する。第2実施形態に係る窓部材50および赤外放射温度計151の組み合わせは、第2温度測定装置に相当する。研磨装置は、これら第1温度測定装置および第2温度測定装置を備えてもよい。
基板Wの領域を、第1領域と、第1領域よりも大きな温度分布を有する第2領域と、に分割した場合、第1温度測定装置(すなわち、窓部材50および赤外放射温度計51の組み合わせ)は、基板Wの第1領域の表面温度を測定してもよい。第2温度測定装置(すなわち、窓部材50および赤外放射温度計151の組み合わせ)は、第2領域の表面温度を測定してもよい。例えば、第2領域は、基板Wの周縁部であり、第1領域は、基板Wの周縁部よりも内側の領域である。
研磨パッド1の研磨面1a上に液体(例えば、純水、研磨液)が供給されると、液体は、温度上昇する前に、基板Wの周縁部に接触し、その後、基板Wの中心側に接触する。このように、液体は、まず、基板Wの周縁部に接触するため、基板Wの周縁部の温度分布が大きくなる。第2温度測定装置の構成要素としての赤外放射温度計151は、基板Wの周縁部に配置されているため、赤外放射温度計151は、研磨テーブル2が一回転するたびに、基板Wの周縁部の表面温度を確実に測定することができる。
このように、基板Wの第1領域を測定する第1温度測定装置と、基板Wの第2領域を測定する第2温度測定装置と、を組み合わせることにより、研磨装置は、より精度よく、基板Wの表面温度を測定することができる。
図11(a)および図11(b)は、研磨テーブルの下面に固定された黒体部を示す図である。図11に示すように、研磨テーブル2は、その下面(すなわち、赤外放射温度計151に対向する面)に固定された黒体160を備えている。黒体160は、黒体テープが貼付された固定物であってもよく、黒体スプレーが塗布された固定物であってもよい。
図11(a)および図11(b)に示すように、黒体160は、窓部材50の回転軌跡(図9参照)に対応する位置に配置されている。このような配置により、黒体160は、研磨テーブル2の回転とともに赤外放射温度計151の上方を通過する。
赤外放射温度計151を校正する場合には、研磨装置は、黒体160が赤外放射温度計151の受光部151aの直上に配置されるように、研磨テーブル2を回転させる。黒体160が赤外放射温度計151の受光部151aの直上に配置されたときに、研磨テーブル2の回転を停止させて、赤外放射温度計151を校正する。
一実施形態では、赤外放射温度計151は、その受光部151aを覆う、上述したシャッター161(図6参照)と同様の構造を有してもよい。
図12(a)および図12(b)は、窓部材を透過する赤外線の光路から液体を排除する液体排除機構の一実施形態を示す図である。図12(a)および図12(b)に示すように、研磨装置は、窓部材50を透過する赤外線の光路(すなわち、空間S1)から液体を排除する液体排除機構170を備えている。
液体排除機構170は、窓部材50を取り囲む弾性リング171を備えている。弾性リング171は、研磨パッド1の研磨面1aから突出しており、研磨面1a上を流れる液体の、空間S1への浸入を防止する。弾性リング171は、ゴムなどの弾性部材から構成されているため、研磨ヘッド3が弾性リング171に接触しても、研磨ヘッド3(および/または弾性リング171)の損傷は防止される。
液体が窓部材50を通過して赤外線の光路上に浸入するおそれがある。赤外線の光路上に液体が存在すると、赤外放射温度計51(および赤外放射温度計151)は、精度よく、基板Wの表面温度を測定することができないおそれがある。研磨装置は、液体排除機構170を備えているため、赤外放射温度計51(および赤外放射温度計151)は、精度よく、基板Wの表面温度を測定することができる。
図13(a)および図13(b)は、液体排除機構の他の実施形態を示す図である。本実施形態では、液体排除機構170は、赤外線の光路を横切るように気体を噴射する気体噴射装置180と、気体噴射装置180によって光路外に飛ばされた液体を回収する液体回収部材190と、を備えている。
図13(a)に示すように、気体噴射装置180は、空間S1に接続された噴射ノズル184と、噴射ノズル184に接続された気体供給ライン181と、気体供給ライン181を開閉する開閉弁182と、気体供給ライン181を通じて、高圧の気体を噴射ノズル184に供給する気体供給源183と、を備えている。図示しないが、開閉弁182は、制御装置100に電気的に接続されている。
基板Wの研磨中では、開閉弁182を開いた状態で、気体供給源183から高圧の気体を噴射ノズル184に供給し続ける。噴射ノズル184は、空間S1を横切るように気体を噴射するため、空間S1に浸入した液体は、勢いよく空間S1の外部に飛ばされ、液体回収部材190に回収される。
図13(b)に示すように、噴射ノズル184は、カーテン状の気体の噴射流れを空間S1の全体に形成するように構成されている。一実施形態では、噴射ノズル184は、扇形ノズルである。一実施形態では、気体噴射装置180は、複数の噴射ノズル184を備えてもよい。このような構成によっても、気体噴射装置180は、カーテン状の気体の噴射流れを空間S1の全体に形成することができる。
液体回収部材190は、噴射ノズル184によって飛ばされた液体を回収するように、噴射ノズル184の反対側に配置されている。図13(b)に示すように、液体回収部材190は、空間S1を取り囲むように配置されてもよい。
一実施形態では、液体排除機構170は、弾性リング171と、気体噴射装置180および液体回収部材190と、の組み合わせを備えてもよい。このような構成により、液体排除機構170は、赤外線の光路上に浸入した液体をより確実に排除することができる。
上述した実施形態は、本発明が属する技術分野における通常の知識を有する者が本発明を実施できることを目的として記載されたものである。上記実施形態の種々の変形例は、当業者であれば当然になしうることであり、本発明の技術的思想は他の実施形態にも適用しうることである。したがって、本発明は、記載された実施形態に限定されることはなく、特許請求の範囲によって定義される技術的思想に従った最も広い範囲とすべきである。
1 研磨パッド
1a 研磨面
1b 窓部
2 研磨テーブル
3 研磨ヘッド
4 研磨液供給機構
5 テーブル軸
6 テーブルモータ
7 ヘッドシャフト
8 ヘッドアーム
10 スラリー供給ノズル
11 ノズル旋回軸
24 ドレッシング装置
25 純水供給ノズル
26 ドレッサ
27 ドレッサアーム
28 ドレッサ旋回軸
50A~50E 窓部材
50a 表面
50b 裏面
51A~51E 赤外放射温度計
51a 受光部
52 埋め込み部
100 制御装置
101 記憶装置
102 表示装置
151 赤外放射温度計
151a 受光部
160 黒体
161 シャッター
170 液体排除機構
171 弾性リング
180 気体噴射装置
181 気体供給ライン
182 開閉弁
183 気体供給源
184 噴射ノズル
190 液体回収部材

Claims (11)

  1. 赤外線を透過する複数の窓部材と、
    前記複数の窓部材が埋め込まれた研磨パッドと、
    前記研磨パッドを支持し、前記研磨パッドとともに回転する研磨テーブルと、
    基板を回転可能に保持し、前記基板を前記研磨パッドに押し付ける研磨ヘッドと、
    前記複数の窓部材の下方に配置され、前記研磨ヘッドに保持された前記基板の表面温度を測定する複数の赤外放射温度計と、を備えている、研磨装置。
  2. 前記複数の赤外放射温度計は、前記研磨テーブルの半径方向に配置されており、前記研磨テーブルとともに回転する、請求項1に記載の研磨装置。
  3. 前記複数の赤外放射温度計のそれぞれは、その受光部を開閉する、黒体構造を有するシャッターを備えている、請求項1または請求項2に記載の研磨装置。
  4. 前記複数の赤外放射温度計のそれぞれは、外乱の影響を抑制することで、放射率の低い測定対象物の温度を測定する機能を有する放射温度計である、請求項1~請求項3のいずれか一項に記載の研磨装置。
  5. 赤外線を透過する窓部材と、
    前記窓部材が埋め込まれた研磨パッドと、
    前記研磨パッドを支持し、前記研磨パッドとともに回転する研磨テーブルと、
    基板を回転可能に保持し、前記基板を前記研磨パッドに押し付ける研磨ヘッドと、
    前記研磨テーブルの下方に配置され、前記研磨ヘッドに保持された前記基板の表面温度を測定する赤外放射温度計と、を備え、
    前記赤外放射温度計は、前記窓部材の回転軌跡に沿って配置された複数の受光部を備えている、研磨装置。
  6. 前記研磨テーブルは、その下面に固定された黒体を備えており、
    前記黒体は、前記窓部材の回転軌跡に対応する位置に配置されている、請求項5に記載の研磨装置。
  7. 前記研磨装置は、前記窓部材を透過する赤外線の光路から液体を排除する液体排除機構を備えている、請求項5または請求項6に記載の研磨装置。
  8. 前記液体排除機構は、前記窓部材を取り囲む弾性リングを備えており、
    前記弾性リングは、前記研磨パッドの研磨面から突出している、請求項7に記載の研磨装置。
  9. 前記液体排除機構は、
    前記光路を横切るように気体を噴射する気体噴射装置と、
    前記気体噴射装置によって前記光路外に飛ばされた液体を回収する液体回収部材と、を備えている、請求項7または請求項8に記載の研磨装置。
  10. 前記赤外放射温度計は、外乱の影響を抑制することで、放射率の低い測定対象物の温度を測定する機能を有する放射温度計である、請求項5~請求項9のいずれか一項に記載の研磨装置。
  11. 研磨パッドと、
    前記研磨パッドを支持し、前記研磨パッドとともに回転する研磨テーブルと、
    基板を回転可能に保持し、前記基板を前記研磨パッドに押し付ける研磨ヘッドと、
    前記基板の第1領域の表面温度を測定する第1温度測定装置と、
    前記第1領域よりも大きな温度分布を有する第2領域の表面温度を測定する第2温度測定装置と、を備え、
    前記第1温度測定装置は、
    赤外線を透過し、かつ前記研磨パッドに埋め込まれた複数の第1窓部材と、
    前記複数の第1窓部材の下方に配置された複数の第1赤外放射温度計と、を備えており、
    前記第2温度測定装置は、
    赤外線を透過し、かつ前記研磨パッドに埋め込まれた第2窓部材と、
    前記研磨テーブルの下方に配置され、かつ前記第2窓部材の回転軌跡に沿って配置された複数の受光部を備える第2赤外放射温度計と、を備えている、研磨装置。
JP2021136064A 2021-08-24 2021-08-24 研磨装置 Pending JP2023030756A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021136064A JP2023030756A (ja) 2021-08-24 2021-08-24 研磨装置
KR1020247005887A KR20240046516A (ko) 2021-08-24 2022-07-19 연마 장치
PCT/JP2022/027983 WO2023026723A1 (ja) 2021-08-24 2022-07-19 研磨装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021136064A JP2023030756A (ja) 2021-08-24 2021-08-24 研磨装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2023030756A true JP2023030756A (ja) 2023-03-08

Family

ID=85322987

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021136064A Pending JP2023030756A (ja) 2021-08-24 2021-08-24 研磨装置

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP2023030756A (ja)
KR (1) KR20240046516A (ja)
WO (1) WO2023026723A1 (ja)

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001009699A (ja) * 1999-07-05 2001-01-16 Nichiden Mach Ltd 平面研磨装置
JP2004106174A (ja) * 2002-08-30 2004-04-08 Toray Ind Inc 研磨パッド、定盤ホールカバー及び研磨装置並びに研磨方法及び半導体デバイスの製造方法
JP2008145133A (ja) * 2006-12-06 2008-06-26 Horiba Ltd 放射温度計
JP2009060044A (ja) * 2007-09-03 2009-03-19 Tokyo Seimitsu Co Ltd Cmp装置の研磨モニタ窓
JP2009224384A (ja) * 2008-03-13 2009-10-01 Toyo Tire & Rubber Co Ltd 研磨パッド及び半導体デバイスの製造方法
KR102626038B1 (ko) * 2016-11-16 2024-01-17 주식회사 케이씨텍 화학 기계적 연마장치
JP6985107B2 (ja) 2017-11-06 2021-12-22 株式会社荏原製作所 研磨方法および研磨装置
JP7041638B2 (ja) * 2019-01-10 2022-03-24 株式会社荏原製作所 研磨装置

Also Published As

Publication number Publication date
WO2023026723A1 (ja) 2023-03-02
KR20240046516A (ko) 2024-04-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7041638B2 (ja) 研磨装置
JP5456739B2 (ja) 化学機械研磨用の適応終点検出
KR102293098B1 (ko) 웨이퍼의 연마 방법 및 연마 장치
JP5474093B2 (ja) 窓支持部を具備する研磨パッドおよび研磨システム
JPH0722143B2 (ja) 平坦なウエーハを研磨する方法及びその装置
TW201811498A (zh) 具有環形平臺或研磨墊的研磨系統
CN102601719A (zh) 研磨方法和研磨装置
EP1251998A1 (en) Endpoint monitoring with polishing rate change
JP6717691B2 (ja) 基板処理装置
JP2009542451A (ja) 複数の部分を有する窓をもつ研磨パッド
WO2023026723A1 (ja) 研磨装置
JP2013258213A (ja) 半導体装置の製造方法
TW201335983A (zh) 處理基材之系統及方法
JP2009060044A (ja) Cmp装置の研磨モニタ窓
TWI642097B (zh) Substrate processing device
JP2005277051A (ja) 基板処理方法
US6503766B1 (en) Method and system for detecting an exposure of a material on a semiconductor wafer during chemical-mechanical polishing
US20200055160A1 (en) Chemical mechanical polishing method and apparatus
JP6285800B2 (ja) 研磨装置
JP2019067984A (ja) 基板洗浄装置及び基板洗浄方法
JP2003285257A (ja) 研磨パッド、研磨装置および半導体の製造方法
WO2023139945A1 (ja) 両面研磨装置
TW201811506A (zh) 磨削裝置
CN117484379A (zh) 研磨装置
KR100195238B1 (ko) 그라인딩 두께의 제어방법