JP2013258213A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

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聡文 側瀬
Fukugaku Minami
学 南幅
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元 江田
Yukiteru Matsui
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    • B24B53/00Devices or means for dressing or conditioning abrasive surfaces
    • B24B53/095Cooling or lubricating during dressing operation

Abstract

【課題】CMP工程における研磨特性の向上を図る。
【解決手段】半導体装置の製造方法は、半導体基板20上に形成された被研磨膜23に対してCMP法を行う工程を具備する。前記CMP法は、前記研磨布の表面にドレッサー15を当接させて、前記研磨布をコンディショニングする工程と、前記被研磨膜の表面を負のRsk値を有する研磨布の表面に当接させて前記被研磨膜を研磨する工程と、を含む。前記研磨布をコンディショニングする工程において、前記研磨布の表面温度は40℃以上である。
【選択図】 図3

Description

本発明の実施形態は、半導体装置の製造方法に関する。
半導体装置の製造工程において、STI(Shallow Trench Isolation)−CMP(Chemical Mechanical Polishing)やPMD(Pre Metal Dielectric)−CMP等の工程がある。これらのCMP工程では、半導体基板上に形成された例えばシリコン酸化膜等を被研磨膜とし、その平坦化が行われる。
例えば、CMP工程でシリコン酸化膜の平坦化するために、セリア系スラリーが用いられる。セリア系スラリーは、シリコン酸化膜に対する研磨速度が大きく、平坦化性能が高いという性質を有する。しかしながら、セリア系スラリーを用いても研磨布表面の状態によっては、CMP工程後の被研磨膜(例えば、シリコン酸化膜)の表面にスクラッチが多く生じてしまう。その結果、歩留まりや信頼性を低下させてしまう。
特開2005−347568号公報
CMP工程における研磨特性の向上を図る半導体装置の製造方法を提供する。
本実施形態による半導体装置の製造方法は、半導体基板上に形成された被研磨膜に対してCMP法を行う工程を具備する。前記CMP法は、前記研磨布の表面にドレッサーを当接させて、前記研磨布をコンディショニングする工程と、前記被研磨膜の表面を負のRsk値を有する研磨布の表面に当接させて前記被研磨膜を研磨する工程と、を含む。前記研磨布をコンディショニングする工程において、前記研磨布の表面温度は40℃以上である。
第1の実施形態に係るCMP装置を示す構成図。 第1の実施形態に係るCMP装置を示す上面図。 各実施形態に係る半導体装置の製造方法を示すフローチャート。 Rsk値について説明するための図。 研磨実験による研磨布表面のRsk値と被研磨膜の表面のスクラッチ数との関係を示すグラフ。 コンディショニング実験による研磨布の表面温度と研磨布のRsk値との関係を示すグラフ。 第2の実施形態に係るCMP装置を示す構成図。 第3の実施形態に係るCMP装置を示す構成図。 第3の実施形態に係るCMP装置を示す上面図。 第4の実施形態に係る研磨布のコンディショニング工程を示す断面図。 図10に続く、第4の実施形態に係る研磨布のコンディショニング工程を示す断面図。 図11に続く、第4の実施形態に係る研磨布のコンディショニング工程を示す断面図。 各実施形態に係る半導体装置におけるSTIの製造工程を示す断面図。 図13に続く、各実施形態に係る半導体装置におけるSTIの製造工程を示す断面図。
本実施形態を以下に図面を参照して説明する。図面において、同一部分には同一の参照符号を付す。また、重複する説明は、必要に応じて行う。
<第1の実施形態>
図1乃至図6を用いて、第1の実施形態について説明する。第1の実施形態では、半導体装置の製造方法におけるCMP法において、研磨布11の表面に水蒸気を供給することにより研磨布11の表面をRsk値が負になるようにコンディショニングした後、研磨布11と被研磨膜とを当接(摺動)させて被研磨膜を研磨する。これにより、CMP工程後の被研磨膜の表面のスクラッチを低減することができる。以下に、第1の実施形態について詳説する。
[CMP装置]
以下に、図1および図2を用いて、第1の実施形態に係るCMP装置について説明する。
図1は、第1の実施形態に係るCMP装置を示す構成図である。図2は、第1の実施形態に係るCMP装置を示す上面図である。
図1に示すように、第1の実施形態に係るCMP装置は、ターンテーブル10、研磨布11、トップリング12、スラリー供給ノズル13、ドレッサー15、研磨布温度測定器16、および水蒸気供給ノズル17を備える。
半導体基板20が保持されたトップリング12は、ターンテーブル10上に貼付された研磨布11上に当接される。半導体基板20の表面上には被処理膜としての例えばシリコン酸化膜が形成され、研磨布11上に当接されることで被処理膜が研磨される。ターンテーブル10は1〜200rpmで回転可能であり、トップリング12は1〜200rpmで回転可能である。これらターンテーブル10およびトップリング12は、それぞれ同じ方向に回転し、例えば反時計回りに回転する。また、被処理膜の研磨中、ターンテーブル10およびトップリング12は、一定方向に回転する。これらの研磨荷重は、通常50〜500hPa程度である。
また、研磨布11上には、スラリー供給ノズル13が配置されている。このスラリー供給ノズル13からは、被研磨膜の研磨中において、スラリーとして所定の薬液を50〜1000cc/minの流量で供給することができる。なお、スラリー供給ノズル13は、ターンテーブル10の中心付近に設けられているが、これに限らず、スラリーが研磨布11の全面に供給されるように適宜設けられてもよい。
ドレッサー15は、研磨布11に当接されることにより、研磨布11の表面のコンディショニングを行なう。ドレッサー15は1〜200rpmで回転可能である。これらドレッサー15は、例えば反時計回りに回転する。また、コンディショニング中、ターンテーブル10およびドレッサー15は、一定方向に回転する。これらのドレッシング荷重は、通常50〜500hPa程度である。ドレッサー15は、例えばダイヤモンドドレッサーであるが、これに限らず、セラミックドレッサーでもよい。セラミックドレッサーの材質としては、例えばSiC等のセラミックが用いられる。
また、ドレッサー15に接続される柱部分(ドレッサー駆動軸)には、赤外放射温度計である研磨布温度測定器16が設置されている。この研磨布温度測定器16の詳細については、後述する。
また、研磨布11上には、純水を加熱した水蒸気等を研磨布11に向けて噴出する水蒸気供給ノズル17が配置されている。水蒸気供給ノズル17は、スラリー供給ノズル13(ターンテーブル20の回転軸)を中心にして研磨布11の半径上に配置されている。このため、研磨布11が回転することによって、その全面に水蒸気等を噴出することができる。水蒸気供給ノズル17は、研磨布温度測定器16(ドレッサー15)に対してターンテーブル10の回転方向の上流側に配置されている。これにより、水蒸気供給ノズル17を制御することで、コンディショニング中において研磨布温度測定器26により測定される研磨布11の表面温度を調整することができる。
さらに、研磨布11上には、図示せぬドレッシング液供給ノズルが配置されている。ドレッシング液供給ノズルは、コンディショニング中において、種々のドレッシング液を供給する。
なお、ドレッサー15に対してターンテーブル10の回転方向の上流側とは、ドレッサー15に対してターンテーブル10の回転方向の上流側の180°以内の領域である。
図2に示すように、研磨布温度測定器16は、ドレッサー15に対して、ターンテーブル10の回転方向の上流側に配置されている。このため、研磨布温度測定器16は、ドレッサー15に対して、ターンテーブル10の回転方向の上流側の研磨布11の表面温度(入口温度)を測定する。また、研磨布温度測定器16は、水蒸気供給ノズル17に対して、ターンテーブル10の回転方向の下流側に配置されている。すなわち、研磨布温度測定器16は、水蒸気供給ノズル17の水蒸気によって加熱された後、ドレッサー15と接触する前の研磨布11の表面温度を測定する。
また、研磨布温度測定器16は、ドレッサー15の中心O’を通り、ターンテーブル10の中心Oを中心とした一定距離を有する円軌道X上において、研磨布11の温度を測定する。これは、円軌道X上において、ドレッサー15と研磨布11とが接触している時間が長く、最高温度を測定することができるためである。
また、ドレッサー15の端部付近において、ドレッシング液は、ドレッサー15にぶつかって盛り上がる。このため、ドレッサー15の端部付近で温度測定を行った場合、研磨布温度測定器16は、研磨布11の表面温度ではなく、誤ってドレッシング液の温度を測定する可能性がある。研磨布11の表面温度を測定するために、研磨布温度測定器16は、円軌道X上でかつドレッシング液から距離d1(例えば10mm)離れた入口温度測定点Aにおける温度を測定することが望ましい。
[製造方法]
以下に、図3および図4を用いて、第1の実施形態に係る半導体装置の製造方法について説明する。
図3は、各実施形態に係る半導体装置の製造方法を示すフローチャートである。
図3に示すように、まず、ステップS1において、半導体基板20上に被研磨膜が形成される。この被研磨膜は、例えば、STI構造やPMD構造を形成する際のシリコン酸化膜であるが、これに限らない。
次に、ステップS2において、被研磨膜に対してCMP法が行われる。ここで、第1の実施形態におけるCMP法は、以下の条件で行われる。
まず、ステップS21において、研磨布11のコンディショニングが行われる。より具体的には、ドレッサー15が研磨布11の表面に当接され、ドレッサー15と研磨布11とを摺動(例えば回転)させる。また、水蒸気供給ノズル17により、純水を加熱した水蒸気が研磨布11の表面に供給される。
ここで、例えば、研磨布11として、ポリウレタンを主材料とし、ShoreD硬度が50以上80以下、弾性率が200MPa以上700MPa以下であるものをターンテーブル10に貼付する。また、例えば、ターンテーブル10の回転数を10rpm以上110rpm以下とする。また、例えば、ドレッサー15として、ダイヤモンド粗さ♯100以上♯200以下(旭ダイヤモンド社製)であるものを用いる。また、例えば、ドレッサー15の回転数を10rpm以上110rpm以下とし、ドレッシング荷重を50hPa以上300hPa以下とする。また、例えば、コンディショニング時間は60秒とする。
このとき、研磨布11の表面温度(研磨布温度測定器16による入口温度測定点Aの温度)が40℃以上80℃以下になるように、水蒸気供給ノズル17により供給される水蒸気の供給温度および供給量を制御する。これにより、研磨布11の表面のRsk値を0以下(負)にすることができる。
次に、ステップS22において、被研磨膜が研磨される。より具体的には、トップリング12に保持された被研磨膜がコンディショニングされた研磨布11に当接され、被研磨膜と研磨布11とを摺動させる。ここで、例えば、トップリング12の回転数を120rpmとし、研磨荷重を300gf/cmとする。また、スラリー供給ノズル12から100cc/minの流量でスラリーが供給される。スラリーは、例えば、砥粒として酸化セリウム(日立化成工業株式会社製DLS2)とポリカルボン酸アンモニウム(花王株式会社製TK75)とを含有している。
このように、被研磨膜の表面を負のRsk値を有して回転する研磨布11の表面に当接させて研磨することで、研磨後の被研磨膜の表面のスクラッチ数を減少させることができる。この根拠については後述する。
図4は、Rsk値について説明するための図である。
Rsk値(粗さ曲線スキューネス値)とは、表面粗さプロファイルの平均線に対する確率密度分布の相対性を示すものである。
図4(a)に示すように、確率密度分布が表面粗さプロファイルの平均線より下に偏った場合、Rsk値は正であるという。このとき、凸に突き出した部分が多く、平坦な部分が少なくなる。
一方、図4(b)に示すように、確率密度分布が表面粗さプロファイルの平均線より上に偏った場合、Rsk値は負であるという。このとき、凸に突き出した部分が少なく、平坦な部分が多くなる。
すなわち、Rsk値が負であるということは、Rsk値が正であることよりも、その表面が滑らかであることを意味する。
[CMP条件の根拠]
以下に、図5および図6を用いて、第1の実施形態におけるCMP条件の根拠について説明する。
まず、研磨布11の表面のRsk値と被研磨膜の表面のスクラッチ数との関係を調べる研磨実験を行った。
図5は、研磨実験による研磨布11の表面のRsk値と被研磨膜の表面のスクラッチ数との関係を示すグラフである。ここで、Rsk値は、高視野のレーザー顕微鏡、例えばHD100D(レーザーテック社製)で測定した粗さから計算したものである。スクラッチ数は、CMP工程後に一旦、被研磨膜の表面を希フッ酸でライトエッチングした後に、KLA2815(KLAテンコール社製、SEM Review)でカウントしたものである。
図5に示すように、被研磨膜の表面を研磨布11の表面に当接させて研磨する場合、研磨時における研磨布11の表面のRsk値と、その結果生じる被研磨膜の表面のスクラッチ数との間に正の相関関係(相関係数0.71)がある。言い換えると、研磨布11のRsk値が大きくなると被研磨膜の表面のスクラッチ数が多くなり、小さくなると少なくなる。また、研磨布11の表面のRsk値が負側に大きくなるほど(絶対値の大きな負になるほど)被研磨膜の表面のスクラッチ数が少なくなるとともに、そのばらつきが小さくなる。
以上のように、研磨布11の表面のRsk値をより絶対値が大きな負の状態にして被研磨膜の研磨を行うことで、被研磨膜の表面のスクラッチ数を少なくすることができる。このため、コンディショニングによって研磨布11の表面のRsk値をより絶対値が大きな負にすることが望まれる。
次に、研磨布11の表面温度と研磨布11のRsk値との関係を調べるコンディショニング実験を行った。ここでは、上述したCMP装置における水蒸気供給ノズル17から供給される水蒸気を制御することで、研磨布温度測定器16によって測定される研磨布11の表面温度を調整している。また、コンディショニング実験は、以下の条件によって行われた。
研磨布:ポリウレタン(ShoreD硬度が60、弾性率が400MPa)
ターンテーブル回転数:20rpm
ドレッサー:ダイヤモンド粗さ#100(旭ダイヤモンド社製)
ドレッサー荷重:200hPa
ドレッサー回転数:20rpm
ドレッシング液:23℃(室温)の純水
ここで、水蒸気による加熱をした場合と、水蒸気による加熱をしなかった場合とで、それぞれ60秒間のコンディショニング実験を行った。それぞれのコンディショニング実験において、研磨布温度測定器16で計測された研磨布11の表面温度は、23℃(水蒸気による加熱なし)、60℃(水蒸気による加熱あり)であった。
図6は、コンディショニング実験による研磨布11の表面温度と研磨布11のRsk値との関係を示すグラフである。
図6に示すように、ドレッサー15により研磨布11の表面をコンディショニングする場合、コンディショニング時における研磨布11の表面温度と、その結果生じる研磨布11のRsk値との間に負の相関関係がある。言い換えると、研磨布11の表面温度が高くなると研磨布11のRsk値が小さくなり、低くなると大きくなる。より具体的には、研磨布11の表面温度が23℃、60℃のそれぞれの場合において、研磨布11のRsk値は0.32、−0.32である。
上述したように、コンディショニングによって研磨布11の表面のRsk値をより絶対値が大きな負にすることが望ましい。コンディショニングにおける研磨布11の表面温度をより大きくすることで、研磨布11の表面のRsk値をより絶対値が大きな負にすることができる。なお、図示するように、コンディショニングにおいて、研磨布11の表面温度を40℃以上にすることで、研磨布11の表面のRsk値を負にすることができる。
一方、コンディショニングにおける研磨布11の研削速度は、研磨布11の表面温度に依存する。研磨布11の表面温度が高くなると研削速度が小さくなり、低くなると大きくなる。これは、研磨布11の表面温度が高くなることで研磨布11が柔らかくなり(弾性率が低下し)、研削しにくくなったためであると考えられる。すなわち、研磨布11の表面温度を高くすることにより、研磨布11の使用寿命を延ばすことができる。
また、研磨布11の表面温度を高めることにより、研磨布11の材料の物性が変化して柔らかくなる。これにより、研磨布11に当接されるドレッサー15の摩耗速度が小さくなる。したがって、ドレッサー15の使用寿命を延ばすことができる。このため、ドレッサー15として、ダイヤモンドドレッサーに限らず、非ダイヤモンドドレッサー(例えば、セラミック材料のドレッサー)のような寿命の短いドレッサーを、十分な寿命で使用することが可能になる。
なお、コンディショニングにおいて、研磨布11の表面温度を80℃以上にした場合、研磨布11の材料の物性がさらに変化する。これは、研磨布11の材料が80℃以上のガラス転移点を有するためである。ガラス転移点とは、部分的に結晶化した高分子の非晶質領域において、粘性または弾性を有する状態から硬くて比較的もろい状態へ変化する現象をいう。すなわち、研磨布11の表面温度が80℃以上になると、研磨布11の材料の弾性率が大きく低下し、もとの材料と大きく異なる物性になる。その結果、研磨布11の表面を十分にコンディショニングできなくなってしまう。このため、コンディショニングにおいて、研磨布11の表面温度を80℃以下に設定することが望ましい。
以上のように、研磨布11の表面温度を40℃以上80℃以下の範囲でより高くしてコンディショニングを行うことで、研磨布11のRsk値をより絶対値が大きな負にすることができ、かつ、研磨布11の研削速度を小さくすることができる。
[効果]
上記第1の実施形態によれば、半導体装置の製造方法におけるCMP法において、研磨布11の表面に水蒸気を供給することにより、研磨布11の表面を40℃以上80℃以下の範囲のより高い温度でコンディショニングする。その後、コンディショニングされた研磨布11の表面に被研磨膜の表面を当接させて被研磨膜を研磨する。これにより、以下の効果を得ることができる。
研磨布11の表面をより高い温度でコンディショニングすることにより、研磨布11の表面のRsk値をより絶対値の大きな負の値にすることができる。この負のRsk値を有する研磨布11の表面に被研磨膜の表面を当接させて被研磨膜を研磨することで、CMP工程後の被研磨膜の表面のスクラッチ数を低減することができる。その結果、デバイスの歩留まりや信頼性の低下を抑制することができる。
また、研磨布11の表面をより高い温度でコンディショニングすることにより、研磨布11の研削速度を小さくすることができる。これにより、研磨布11の使用寿命を延ばすことができ、CMP工程におけるコストの低減が可能になる。
また、研磨布11の表面をより高い温度でコンディショニングすることにより、ドレッサー15の摩耗速度を小さくすることができる。これにより、ドレッサー15の使用寿命を延ばすことができ、CMP工程におけるコストの低減が可能になる。
<第2の実施形態>
図3および図7を用いて、第2の実施形態について説明する。第1の実施形態では、コンディショニングにおいて、水蒸気供給ノズル17から供給される水蒸気を制御することで研磨布11の表面温度を調整した。これに対し、第2の実施形態では、コンディショニングにおいて、加熱機18を制御することで研磨布11の表面温度を調整する。以下に、第2の実施形態について詳説する。なお、第2の実施形態において、第1の実施形態と同様の点については説明を省略し、主に異なる点について説明する。
[CMP装置]
以下に、図7を用いて、第2の実施形態に係るCMP装置について説明する。
図7は、第2の実施形態に係るCMP装置を示す構成図である。
図7に示すように、第2の実施形態に係るCMP装置において、第1の実施形態と異なる点は、水蒸気供給ノズル17の代わりに、加熱機18を有する点である。
加熱機18は、コンディショニング中において、研磨布11の表面に当接される。加熱機18は、スラリー供給ノズル13(ターンテーブル20の回転軸)を中心にして研磨布11の半径上に配置されている。このため、研磨布11が回転することによって、その全面を加熱することができる。加熱機18は、研磨布温度測定器16(ドレッサー15)に対してターンテーブル10の回転方向の上流側に配置されている。これにより、加熱機18を制御することで、コンディショニング中において研磨布温度測定器26により測定される研磨布11の表面温度を調整することができる。加熱機18は、23℃(室温)以上80℃以下の範囲で研磨布11の表面温度を制御する。
研磨布温度測定器16は、ドレッサー15に対して、ターンテーブル10の回転方向の上流側に配置されている。このため、研磨布温度測定器16は、ドレッサー15に対して、ターンテーブル10の回転方向の上流側の研磨布11の表面温度(入口温度)を測定する。また、研磨布温度測定器16は、加熱機18に対して、ターンテーブル10の回転方向の下流側に配置されている。すなわち、研磨布温度測定器16は、加熱機18によって加熱された後、ドレッサー15と接触する前の研磨布11の表面温度を測定する。
[製造方法]
以下に、図3を用いて、第2の実施形態に係る半導体装置の製造方法について説明する。
まず、ステップS1において、半導体基板20上に被研磨膜が形成される。
次に、ステップS2において、被研磨膜に対してCMP法が行われる。ここで、第2の実施形態におけるCMP法は、以下の条件で行われる。
まず、ステップS21において、研磨布11のコンディショニングが行われる。より具体的には、ドレッサー15が研磨布11の表面に当接され、ドレッサー15と研磨布11とを摺動させる。また、加熱機18により、研磨布11の表面が加熱される。
このとき、研磨布11の表面温度(研磨布温度測定器16による入口温度測定点Aの温度)が40℃以上80℃以下になるように、加熱機18を制御する。これにより、研磨布11のRsk値を負にすることができる。
次に、ステップS22において、被研磨膜が研磨される。より具体的には、トップリング12に保持された被研磨膜がコンディショニングされた研磨布11に当接され、被研磨膜と研磨布11とを摺動させる。
このように、被研磨膜の表面を負のRsk値を有して回転する研磨布11の表面に当接させて研磨することで、研磨後の被研磨膜の表面のスクラッチ数を減少させることができる。
[効果]
上記第2の実施形態によれば、半導体装置の製造方法におけるCMP法において、研磨布11の表面を加熱機18で加熱することにより、研磨布11の表面を40℃以上80℃以下の範囲のより高い温度でコンディショニングする。その後、コンディショニングされた研磨布11の表面に被研磨膜の表面を当接させて被研磨膜を研磨する。これにより、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
<第3の実施形態>
図3、図8および図9を用いて、第3の実施形態について説明する。第3の実施形態では、コンディショニングにおいて、ドレッサー15自体を加熱して制御することで研磨布11の表面温度を調整する。以下に、第3の実施形態について詳説する。なお、第3の実施形態において、上記第1の実施形態と同様の点については説明を省略し、主に異なる点について説明する。
[CMP装置]
以下に、図8および図9を用いて、第3の実施形態に係るCMP装置について説明する。
図8は、第3の実施形態に係るCMP装置を示す構成図である。図9は、第3の実施形態に係るCMP装置を示す上面図である。
図8に示すように、第3の実施形態に係るCMP装置において、第1の実施形態と異なる点は、水蒸気供給ノズル17の代わりに、ドレッサー15自体を加熱する点である。
ドレッサー15は、研磨布11に当接されることにより、研磨布11の表面のコンディショニングを行なう。このとき、ドレッサー15自体を加熱して制御することで、コンディショニング中において研磨布温度測定器26により測定される研磨布11の表面温度を調整することができる。ドレッサー15は、23℃(室温)以上80℃以下の範囲で研磨布11の表面温度を制御する。
図9に示すように、研磨布温度測定器16は、ドレッサー15に対して、ターンテーブル10の回転方向の下流側に配置されている。このため、研磨布温度測定器16は、ドレッサー15に対して、ターンテーブル10の回転方向の下流側の研磨布11の表面温度(出口温度)を測定する。すなわち、研磨布温度測定器16は、ドレッサー15によって加熱された後の研磨布11の表面温度を測定する。
また、研磨布温度測定器16は、ドレッサー15の中心O’を通り、ターンテーブル10の中心Oを中心とした一定距離を有する円軌道X上において、研磨布11の温度を測定する。また、ドレッシング液ではなく、研磨布11の表面温度を測定するために、研磨布温度測定器16は、円軌道X上でかつドレッシング液から距離d2(例えば10mm)離れた出口温度測定点Bにおける温度を測定することが望ましい。
[製造方法]
以下に、図3を用いて、第3の実施形態に係る半導体装置の製造方法について説明する。
まず、ステップS1において、半導体基板20上に被研磨膜が形成される。
次に、ステップS2において、被研磨膜に対してCMP法が行われる。ここで、第3の実施形態におけるCMP法は、以下の条件で行われる。
まず、ステップS21において、研磨布11のコンディショニングが行われる。より具体的には、ドレッサー15が研磨布11の表面に当接され、ドレッサー15と研磨布11とを摺動させる。また、ドレッサー15自体を加熱することにより、研磨布11の表面が加熱される。
このとき、研磨布11の表面温度(研磨布温度測定器16による出口温度測定点Bの温度)が40℃以上80℃以下になるように、ドレッサー15を制御する。これにより、研磨布11のRsk値を負にすることができる。
次に、ステップS22において、被研磨膜が研磨される。より具体的には、トップリング12に保持された被研磨膜がコンディショニングされた研磨布11に当接され、被研磨膜と研磨布11とを摺動させる。
このように、被研磨膜の表面を負のRsk値を有して回転する研磨布11の表面に当接させて研磨することで、研磨後の被研磨膜の表面のスクラッチ数を減少させることができる。
[効果]
上記第3の実施形態によれば、半導体装置の製造方法におけるCMP法において、研磨布11の表面をドレッサー15で加熱することにより、研磨布11の表面を40℃以上80℃以下の範囲のより高い温度でコンディショニングする。その後、コンディショニングされた研磨布11の表面に被研磨膜の表面を当接させて被研磨膜を研磨する。これにより、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
<第4の実施形態>
図3、図10乃至図12を用いて、第4の実施形態について説明する。第4の実施形態では、コンディショニングにおいて、研磨布11の表面と0以上(正)のRsk値を有するドレッサー15の表面とを当接する。これにより、研磨布11の表面のRsk値を負にすることができ、CMP工程後の被研磨膜の表面のスクラッチを低減することができる。以下に、第4の実施形態について詳説する。なお、第4の実施形態において、第1の実施形態と同様の点については説明を省略し、主に異なる点について説明する。
[CMP装置]
以下に、第4の実施形態に係るCMP装置について説明する。
第4の実施形態に係るCMP装置において、第1の実施形態と異なる点は、ドレッサー15の表面が正のRsk値を有する点である。
ドレッサー15は、研磨布11に当接されることにより、研磨布11の表面のコンディショニングを行なう。このとき、ドレッサー15の表面が正のRsk値を有する。なお、ドレッサー15の表面がより絶対値の大きな正のRsk値を有することが望ましい。また、ドレッサー15は、表面がコーティングされた金属製ドレッサーであることが望ましいが、これに限らず、ダイヤモンドドレッサーまたはセラミックドレッサーであってもよい。
なお、第4の実施形態に係るCMP装置では、コンディショニングにおいて、研磨布11の表面温度の制御が不要である。このため、第4の実施形態に係るCMP装置は、第1の実施形態に係るCMP装置における研磨布温度測定器16および水蒸気供給ノズル17を有さなくてもよい。
[製造方法]
以下に、図3、図10乃至図12を用いて、第4の実施形態に係る半導体装置の製造方法について説明する。
図10乃至図12は、第4の実施形態に係る研磨布11のコンディショニング工程を示す断面図である。
まず、ステップS1において、半導体基板20上に被研磨膜が形成される。
次に、ステップS2において、被研磨膜に対してCMP法が行われる。ここで、第4の実施形態におけるCMP法は、以下の条件で行われる。
まず、ステップS21において、研磨布11のコンディショニングが行われる。
より具体的には、まず、図10に示すように、ドレッサー15の表面が正のRsk値となるように制御する。次に、図11に示すように、研磨布11の表面と正のRsk値を有するドレッサー15の表面とを当接させる。このとき、ドレッサー15と研磨布11とは、ドレッサー15の表面の凸部が研磨布11の表面に押し込まれるようなドレッサー荷重で当接される。これにより、研磨布11の表面に、ドレッサー15の表面の凸部が反映(転写)された凹部が形成される。すなわち、研磨布11の表面のRsk値が負となる。このとき、ドレッサー15の表面形状を研磨布11の表面により反映させるため、コンディショニング時において研磨布11とドレッサー15とを相対運動(例えば、回転)させないことが望ましい。次に、図12に示すように、ドレッサー15が研磨布11から離される。その後、ドレッサー15を研磨布11上において移動させ、図10乃至図12における上記コンディショニング動作を繰り返し行う。
なお、研磨布11とドレッサー15とを相対運動(例えば、回転)させることで、ドレッサー15を移動させずに一度の当接でコンディショニングを行ってもよい。
このように、正のRsk値を有するドレッサー15の表面を研磨布11の表面に当接させることで、研磨布11の表面のRsk値を負にすることができる。
次に、ステップS22において、被研磨膜が研磨される。より具体的には、トップリング12に保持された被研磨膜がコンディショニングされた研磨布11に当接され、被研磨膜と研磨布11とを摺動させる。
このように、被研磨膜の表面を負のRsk値を有して回転する研磨布11の表面に当接させて研磨することで、研磨後の被研磨膜の表面のスクラッチ数を減少させることができる。
[CMP条件の根拠]
以下に、第4の実施形態におけるCMP条件の根拠について説明する。
ドレッサー15のRsk値と研磨布11のRsk値との関係を調べるコンディショニング実験を行った。コンディショニング実験は、以下の二条件(比較例および第4の実施形態)によって行われた。
比較例
研磨布:ポリウレタン(ShoreD硬度が60、弾性率が400MPa)
ターンテーブル回転数:20rpm
ドレッサー:ダイヤモンド粗さ#100(旭ダイヤモンド社製)
ドレッサー荷重:200hPa
ドレッサー回転数:20rpm
ドレッシング液:23℃(室温)の純水
第4の実施形態
研磨布:ポリウレタン(ShoreD硬度が60、弾性率が400MPa)
ターンテーブル回転数:0rpm
ドレッサー:表面コーティングされた金属製、表面のRsk>0
ドレッサー荷重:200hPa
ドレッサー回転数:0rpm
ドレッシング液:23℃(室温)の純水
ここで、比較例においてドレッサー表面のRskを制御していない(ドレッサー表面のRskは、例えば負である)。これに対して、第4の実施形態においてドレッサー表面のRskが正になるように制御している。なお、それぞれのコンディショニング実験において、研磨布11の表面温度は、23℃(室温)であった。
ドレッサー15により研磨布11の表面をコンディショニングする場合、コンディショニング時におけるドレッサー15の表面のRsk値と、その結果生じる研磨布11のRsk値との間に負の相関関係がある。言い換えると、ドレッサー15の表面のRsk値が大きくなると研磨布11のRsk値が小さくなり、小さくなると大きくなる。より具体的には、ドレッサー15の表面のRsk値が負(比較例)、正(第4の実施形態)のそれぞれの場合において、研磨布11のRsk値は0.32、−0.18である。
上述したように、コンディショニングによって研磨布11の表面のRsk値をより絶対値が大きな負にすることが望ましい。コンディショニングにおけるドレッサー15の表面のRsk値をより絶対値が大きな正にすることで、研磨布11の表面のRsk値をより絶対値が大きな負にすることができる。
[効果]
上記第4の実施形態によれば、半導体装置の製造方法におけるCMP法において、ドレッサー15の表面のRsk値を制御して、研磨布11の表面をコンディショニングする。その後、コンディショニングされた研磨布11の表面に被研磨膜の表面を当接させて被研磨膜を研磨する。これにより、以下の効果を得ることができる。
ドレッサー15の表面のRsk値を正の値にしてコンディショニングすることにより、研磨布11の表面のRsk値を負の値にすることができる。この負のRsk値を有する研磨布11の表面に被研磨膜の表面を当接させて被研磨膜を研磨することで、CMP工程後の被研磨膜の表面のスクラッチ数を低減することができる。その結果、デバイスの歩留まりや信頼性の低下を抑制することができる。
[適用例]
以下に、図13および図14を用いて、各実施形態に係る半導体装置の製造方法の適用例について説明する。ここでは、半導体装置におけるSTI構造の製造方法について説明する。
図13および図14は、各実施形態に係る半導体装置におけるSTIの製造工程を示す断面図である。
まず、図13に示すように、半導体基板20上に、ストッパー膜となるシリコン窒化膜21が形成される。その後、シリコン酸化膜等をエッチングマスクとして、半導体基板20に、STIパターン22が形成される。なお、半導体基板20とシリコン窒化膜21との間に、例えばシリコン酸化膜等を設けてもよい。
次に、全面に、例えば高密度プラズマCVD(Chemical Vapor Deposition)法等によりシリコン酸化膜23が形成される。このとき、シリコン酸化膜23は、STIパターン22外にも形成される。
次に、図14に示すように、シリコン酸化膜23を被処理膜としてCMP工程が行われ、表面が研磨される。このCMP工程において、第1の実施形態が適用される。すなわち、研磨布11の表面のRsk値を負になるようにコンディショニングした後、その研磨布11の表面にシリコン酸化膜23の表面を当接させてシリコン酸化膜23を研磨する。これにより、STIパターン22外のシリコン酸化膜23が除去されSTI構造が形成される。
しかし、これに限らず、各実施形態におけるCMP法は、種々の金属材料、絶縁材料を被処理膜として行うCMP工程に対して適用可能である。
その他、本発明は、上記各実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で、種々に変形することが可能である。さらに、上記実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示される全構成要件から幾つかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
11…研磨布、15…ドレッサー、20…半導体基板、23…シリコン酸化膜(被研磨膜)

Claims (10)

  1. 半導体基板上に形成された被研磨膜に対してCMP法を行う工程を具備し、
    前記CMP法は、
    回転する前記研磨布の表面に非ダイヤモンドドレッサーを当接させて、前記研磨布をコンディショニングする工程と、
    前記被研磨膜の表面を負のRsk値を有する研磨布の表面に当接させて前記被研磨膜を研磨する工程と、
    を含み、
    前記研磨布をコンディショニングする工程において、前記ドレッサーに対して前記回転方向の上流側の前記研磨布の表面に水蒸気を供給することにより、前記研磨布の表面温度を40℃以上80℃以上にすることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 半導体基板上に形成された被研磨膜に対してCMP法を行う工程を具備し、
    前記CMP法は、
    前記研磨布の表面にドレッサーを当接させて、前記研磨布をコンディショニングする工程と、
    前記被研磨膜の表面を負のRsk値を有する研磨布の表面に当接させて前記被研磨膜を研磨する工程と、
    を含み、
    前記研磨布をコンディショニングする工程において、前記研磨布の表面温度は40℃以上であることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  3. 前記研磨布をコンディショニングする工程において、前記研磨布の表面温度は80℃以下であることを特徴とする請求項2に記載の半導体装置の製造方法。
  4. 前記研磨布をコンディショニングする工程において、前記研磨布の表面に水蒸気を供給することを特徴とする請求項2または請求項3に記載の半導体装置の製造方法。
  5. 前記研磨布をコンディショニングする工程において、前記研磨布を回転させ、前記水蒸気は前記ドレッサーに対して前記回転方向の上流側の前記研磨布の表面に供給されることを特徴とする請求項4に記載の半導体装置の製造方法。
  6. 前記研磨布をコンディショニングする工程において、前記研磨布の表面に加熱機を当接することを特徴とする請求項2または請求項3に記載の半導体装置の製造方法。
  7. 前記研磨布をコンディショニングする工程において、前記研磨布を回転させ、前記加熱機は前記ドレッサーに対して前記回転方向の上流側の前記研磨布の表面に当接されることを特徴とする請求項6に記載の半導体装置の製造方法。
  8. 前記研磨布をコンディショニングする工程において、前記ドレッサーを加熱することを特徴とする請求項2または請求項3に記載の半導体装置の製造方法。
  9. 前記ドレッサーは、非ダイヤモンドドレッサーであることを特徴とする請求項2乃至請求項8のいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法。
  10. 半導体基板上に形成された被研磨膜に対してCMP法を行う工程を具備し、
    前記CMP法は、
    前記研磨布の表面に正のRsk値を有するドレッサーを当接させて前記研磨布をコンディショニングする工程と、
    前記被研磨膜の表面を負のRsk値を有する研磨布の表面に当接させて前記被研磨膜を研磨する工程と、
    を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
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