JP2023028842A - 生産方法、生産システムおよび生産プログラム - Google Patents

生産方法、生産システムおよび生産プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】工程管理を改善したいという要望がある。【解決手段】それぞれが優先順位を有する複数の案件を受け付ける受付工程と、受け付けた前記案件を前記優先順位と対応付けた一覧を表示する表示工程と、受け付けた前記案件に対応した複数の工程を含む処理を実行させて完成品を生産させる生産工程と、を含む生産方法において、前記生産工程は、前記優先順位が高い前記案件の処理を、前記優先順位が低い前記案件の未実行の処理よりも前に実行させる。【選択図】図1

Description

本発明は、生産方法、生産システムおよび生産プログラムに関する。
従来、複数の工程を経て完成品が生産される際に用いられる工程管理技術が知られている。例えば、特許文献1には、入稿された原稿を示すファイルに基づいて印刷や断裁の工程を行うことで製本された完成品が生産されるシステムが開示されている。
特開2020-155118号公報
上述の従来技術よりもさらに工程管理を改善したいという要望がある。
上記課題を解決するための生産方法は、それぞれが優先順位を有する複数の案件を受け付ける受付工程と、受け付けた前記案件を前記優先順位と対応付けた一覧を表示する表示工程と、受け付けた前記案件に対応した複数の工程を含む処理を実行させて完成品を生産させる生産工程と、を含む生産方法であって、前記生産工程は、前記優先順位が高い前記案件の処理を、前記優先順位が低い前記案件の未実行の処理よりも前に実行させる。
また、上記課題を解決するための生産システムは、それぞれが優先順位を有する複数の案件を受け付ける受付部と、受け付けた前記案件に対応した複数の工程を含む処理を実行させて完成品を生産させる生産部と、を備えた生産システムであって、前記生産部は、前記優先順位が高い前記案件の処理を、前記優先順位が低い前記案件の未実行の処理よりも前に実行させる。
さらに、上記課題を解決するための生産プログラムは、コンピューターを、それぞれが優先順位を有する複数の案件を受け付ける受付部、受け付けた前記案件を前記優先順位と対応付けた一覧を表示する表示部、受け付けた前記案件に対応した複数の工程を含む処理を実行させて完成品を生産させる生産部、として機能させる生産プログラムであって、前記生産部は、前記優先順位が高い前記案件の処理を、前記優先順位が低い前記案件の未実行の処理よりも前に実行させる機能をコンピューターに実現させる。
生産システムの一例を模式的に示す図。 サーバーの構成を示すブロック図。 管理者端末の構成を示すブロック図。 印刷装置の構成を示すブロック図。 受付画面の例を示す図。 群管理画面の例を示す図。 ポップアップ表示される表示部の例を示す図。 デバイス監視画面の例を示す図。 工程管理の際のシーケンスを示す図。 受付画面の例を示す図。 群管理画面の例を示す図。 デバイス監視画面の例を示す図。
ここでは、下記の順序に従って本発明の実施の形態について説明する。
(1)システム構成:
(1-1)サーバーの構成:
(1-2)管理者端末の構成:
(1-3)印刷装置の構成:
(1-4)出力装置、表面加工機、バーコードリーダーの構成:
(2)工程管理:
(2-1)一覧表示:
(2-2)デバイス監視画面:
(3)工程管理処理:
(4)他の実施形態:
(1)システム構成:
図1は、本発明の一実施形態にかかる生産システムの一例を模式的に示す図である。生産システム1は、サーバー10、管理者端末20、印刷装置30、出力装置40、表面加工機50、バーコードリーダー60を備える。本実施形態において、図示された装置の数は一例であり、数は限定されない。例えば、複数台表記された印刷装置30や表面加工機50は図1に図示された数に限定されないし、1台表記されたバーコードリーダー60や出力装置40等は複数であっても良い。これらの装置は、ネットワークを介して互いに通信することができる。ネットワークの態様は種々の態様であって良く、ローカルネットワークであっても良いし、インターネット等を介して物理的に離れた位置に存在する装置同士が通信しても良い。
本実施形態において、生産管理を行う管理者としてのユーザーは、依頼者から生産の依頼を受け付ける。ユーザーは、管理者端末20を操作して、当該依頼の内容を示す情報を入力する。管理者端末20は、当該情報をサーバー10に送信する。サーバー10は、依頼された生産を行うために、印刷装置30、表面加工機50、バーコードリーダー60等やこれらの装置の担当者を制御する。本実施形態において、印刷物を生産するための各工程の処理は処理部によって実施される。
本実施形態において、処理部は、処理を実施する装置である場合と、処理が行われる場所や処理を担当する部門などである場合がある。例えば、印刷物を印刷するための印刷装置30と印刷物に対してラミネート等の表面加工を行う表面加工機50とは、装置としての処理部である。本実施形態において、印刷された印刷物の梱包工程における梱包処理は、梱包用紙が蓄積された作業場所で梱包部門によって実施される。本実施形態において、当該梱包処理に梱包装置は用いられない。
この場合、処理部は、梱包処理が行われる場所である。但し、本実施形態においては、梱包処理の開始や終了を特定できるように、梱包処理が行われる場所にバーコードリーダー60が設置してある。すなわち、梱包処理の作業者は、梱包作業を開始する際に、作業者自身に対応づけられたバーコードをバーコードリーダー60で読み込む。また、梱包作業を終了する際に、作業者自身に対応づけられたバーコードをバーコードリーダー60で読み込む。当該読み取り結果は、ネットワークを介してサーバー10に送信され、サーバー10は、梱包処理の開始および終了や、その作業者を特定することが可能である。そのため、その作業者や作業者を含む梱包部門を処理部と呼ぶことも可能である。なお、図1に示す処理部の態様は、一例であり、他の装置、例えば、裁断機等が処理部に含まれ得るし、他の態様(例えば、梱包が梱包機によって行われる態様等)で工程の処理が行われてもよい。
本実施形態において、生産システム1は、印刷物を生産するシステムであり、印刷対象を示すファイルに基づいて印刷が行われた印刷物に表面加工等の既定の処理が行われることでファイルに対応した完成品が生産される。印刷対象を示すファイルが異なれば印刷物が異なり、異なった完成品が得られる。一方、同一のファイルに基づいて同一の工程の処理を繰り返せば同一の完成品を複数個生産することができる。
本実施形態にかかる生産システム1においては、印刷対象を示す任意のファイルに基づいて印刷を行うことが可能であり、1つのファイルに基づいて生産される完成品の数も任意である。すなわち、完成品の生産を依頼する依頼者の要望に応じた内容の印刷物を、要望に応じた数だけ生産することができる。本実施形態においては、依頼の単位を案件と呼ぶ。また、本実施形態において、1つの案件の内容は1つのファイルに基づいて特定される。例えば、同一の依頼者から2つのファイルを受け取り、当該2つのファイルに基づいて完成品が生産される場合、当該依頼者から2個の案件の依頼を受けたことになる。1つのファイルに基づいて生産される完成品の数は任意であり、案件毎に異なってよい。
さらに、依頼者からは、複数の案件について完成品を生産し、まとめて納品するように依頼されることがある。そこで、本実施形態においては、複数の案件を同一のグループにまとめることが可能であり、このグループを群と呼ぶ。複数の案件を同一の群にまとめる際の指標は、種々の指標であって良く、本実施形態においては、一例として、納期および依頼者が同一である複数の案件であって、ユーザーが同一の群に属する案件として指定した案件が同一の群に属するものとする。
以上のように、本実施形態における生産システム1は、複数の案件を含む群を複数個受け付けて並列的に印刷等の工程を進めることで複数の案件の生産を進めて行く。生産を滞りなく進めるためには、複数の案件の処理順を決めたり、トラブルが生じないように印刷装置を管理したり、適切なタイミングで作業者に作業の開始を指示したりするなどの管理ができることが望ましい。特に、案件および群の数が複数になっても、工程管理が容易であればさらに望ましい。そこで、本実施形態においては、工程管理を行いやすくするための表示を行うように構成されている。
以下、このような表示を行うことが可能な生産システム1の各装置の構成を説明する。
(1-1)サーバーの構成:
図2は、サーバー10の構成を示すブロック図である。サーバー10は、プロセッサー10aと、通信部10bと、不揮発性メモリー10cとを備える。プロセッサー10aは、図示しないCPUやROMやRAM等を備え、不揮発性メモリー10cに記録された種々のプログラムを実行しサーバー10の各部やネットワークに接続された各装置を制御することができる。なお、プロセッサー10aは、単一のチップで構成されても良いし、複数のチップで構成されても良いし、印刷装置を動作させる様々な機能ブロックとともにSoCとして構成されていても良い。また、例えばCPUに替えてASICが採用されても良いし、CPUとASICとが協働する構成であっても良い。本実施形態における各装置がプロセッサーを備える場合、そのプロセッサーは、プロセッサー10aと同様に種々の態様で実現可能である。
通信部10bは、外部機器と有線または無線の各種の通信プロトコルに従って通信するための通信インターフェースを含む。サーバー10は、当該通信部10bを介して他の装置と通信することが可能である。なお、通信部10bは、サーバー10に装着された各種のリムーバブルメモリーと通信するためのインターフェースを含んでいてもよい。
サーバー10の不揮発性メモリー10cには、各種の情報が蓄積される。例えば、不揮発性メモリー10cには、完成品を示す原稿ファイル10c1が含まれる。原稿ファイル10c1は、完成品を生産するために印刷物に印刷されるコンテンツを示すデータを含むファイルであり、例えば、pdfファイル等が原稿ファイル10c1となり得る。
不揮発性メモリー10cに記録された情報には、ユーザーによる情報の入力の負担を軽減するための情報であるプリセットデータ10c2が含まれる。プリセットデータ10c2は、印刷装置30等の処理部が動作するための設定として予め決められた値の組である。例えば、印刷装置30においては、複数の項目、例えば、使用する色、メディア(印刷媒体)のサイズ、メディアの種類、画像処理の種類等の項目について、その内容を示す値を設定可能である。処理部においては、複数の項目のそれぞれについての値が決められた状態で処理が行われる。例えば、処理部が印刷装置30である場合、印刷設定の複数の項目について設定値が決められた状態で印刷が行われる。本実施形態においては、複数の項目の値を特定の値とする設定値の組が、予めプリセットデータとして複数組定義され、プリセットデータ10c2に含まれている。ユーザーは、プリセットデータを選択することにより、所望の設定を選択することができる。
また、本実施形態にかかるプリセットデータ10c2には、工程のプリセットも含まれている。すなわち、本実施形態においては、完成品を生産するために必要な工程が異なる案件が存在し得る。例えば、表面加工機50による表面加工を要する案件と、表面加工を要しない案件とが存在し得る。そこで、本実施形態においては、案件の生産までに実施される工程を示すプリセットデータが予め定義され、プリセットデータ10c2に含まれている。ユーザーは、プリセットデータを選択することにより、所望の工程を実施するように選択することができる。
さらに、不揮発性メモリー10cには、完成品の生産や工程管理に必要な情報である工程管理データ10c3が含まれる。本実施形態において、工程管理データ10c3は、管理者端末20を操作するユーザーが入力した情報と、当該情報から生成された各案件の処理順を示す情報とが含まれる。ユーザーが入力した情報は、例えば、各案件における工程を実施するための設定情報等である。設定情報には、例えば、案件の名称、納品数(印刷部数)、印刷に使用するメディアの種類、メディアの大きさ、使用する色等の印刷設定や、案件の優先順位、納品日、工程の作業者等が含まれる。なお、本実施形態において、案件の優先順位は、優先順位が高い案件と低い案件の2段階で定義されるが、より多段階で定義されても良い。
各案件の処理順を示す情報は、サーバー10のプロセッサー10aによって生成される。すなわち、複数の群に属する複数の案件のそれぞれは、印刷装置30等の複数の処理部において処理されるが、プロセッサー10aは、各案件の各工程の処理を行う処理部の割り付けを行う。同一の処理部に異なる案件が割り付けられると、処理順が決められる。処理順の決定については、後に詳述する。ユーザーが案件を入力する度に、プロセッサー10aは、当該案件の処理順を決定する。なお、プロセッサー10aが決定した処理順は変更可能であってよく、本実施形態においては、ユーザーの入力によって処理順を決定可能である。各処理部における処理順を示す情報が決定されると、工程管理データ10c3の一部となり、不揮発性メモリー10cに記録される。
(1-2)管理者端末の構成:
図3は、管理者端末20構成を示すブロック図である。管理者端末20は、プロセッサー20aと、通信部20bと、不揮発性メモリー20cと、ディスプレイ20dと、入力部20eとを備える。プロセッサー20aは、図示しないCPUやROMやRAM等を備え、不揮発性メモリー20cに記録された種々のプログラムを実行し管理者端末20の各部を制御することができる。
通信部20bは、外部機器と有線または無線の各種の通信プロトコルに従って通信するための通信インターフェースを含む。管理者端末20は、当該通信部20bを介して他の装置と通信することが可能である。また、通信部20bは、管理者端末20に装着された各種のリムーバブルメモリーと通信するためのインターフェースを含む。
管理者端末20の不揮発性メモリー20cには、案件を示す原稿ファイル10c1が記録される。原稿ファイル10c1は、任意の態様で不揮発性メモリー20cに記録されて良い。例えば、完成品の生産を依頼した依頼者が用意した原稿ファイル10c1がリムーバブルメモリーに記録され、通信部20bを介してリムーバブルメモリーから不揮発性メモリー20cに転送される構成であっても良い。また、外部の装置からネットワーク経由で原稿ファイル10c1が取得されてもよい。さらに、管理者端末20を用いてユーザーがアプリケーションプログラム等で原稿ファイル10c1を作成し、不揮発性メモリー20cに記録しても良い。むろん、依頼者が作成した原稿を、ユーザーが編集し、原稿ファイル10c1として不揮発性メモリー20cに記録しても良い。案件の入力の際に、ユーザーは、不揮発性メモリー20cに記録された原稿ファイル10c1のファイル名によって案件を特定する。案件の入力が行われると、原稿ファイル10c1は、サーバー10に転送される。なお、これらのファイルは管理者端末20の揮発性メモリーに一時的に記憶し、サーバー10に転送してサーバー10の不揮発性メモリー10cに長期的に保存するようにしてもよい。
ディスプレイ20dは、任意の画像を表示する表示装置である。入力部20eは、ユーザーが入力操作を行う装置であり、例えば、キーボードやマウス、タッチパネル等で構成される。いずれにしても、ユーザーは、ディスプレイ20dに表示される画像や文字を視認しながら、入力部20eを操作してユーザーの意図を入力することができる。本実施形態において、ユーザーは、管理者端末20のディスプレイ20d、入力部20eをユーザーインターフェースとして用いて、上述の設定情報を入力し、また、工程管理に関する情報を視認する。工程管理に関する情報の詳細は後述する。
(1-3)印刷装置の構成:
図4は、印刷装置30の構成を示すブロック図である。印刷装置30は、プロセッサー30aと、通信部30bと、不揮発性メモリー30cと、印刷部30dと、UI部30eと、を備える。プロセッサー30aは、図示しないCPUやROMやRAM等を備え、不揮発性メモリー30cに記録された種々のプログラムを実行し印刷装置30の各部を制御することができる。
通信部30bは、外部機器と有線または無線の各種の通信プロトコルに従って通信するための通信インターフェースを含む。印刷装置30は、当該通信部30bを介して他の装置と通信することが可能である。なお、通信部30bは、印刷装置30に装着された各種のリムーバブルメモリーと通信するためのインターフェースを含んでいてもよい。
印刷部30dは、印刷を実行する部位であり、インクジェット方式や電子写真方式等の各種の印刷方式が採用されてよい。印刷部30dは、各種のメディアに印刷を実行するためのアクチュエーターや各種装置、センサー、駆動回路、機械部品等を備えている。センサーは、印刷装置30において変化し得る各種の検出対象を検出するセンサーを含む。検出対象は限定されず、例えば、メディアの残量を検出するセンサーや印刷に使用される色毎のインクの残量を検出するセンサー等が挙げられる。
UI部30eは、タッチパネルディスプレイや各種のキーやスイッチ等を含む。タッチパネルディスプレイは、各種の情報、例えば、印刷装置30のステータスやインクの残量等を表示する表示パネルと、当該表示パネルに重ねられたタッチ検出パネルとを備え、人の指等によるタッチ操作を検出する。プロセッサー30aは、UI部30eを介してユーザーの操作内容を取得することができる。また、プロセッサー30aは、UI部30eのディスプレイに各種の情報を表示し利用者に通知することができる。
本実施形態において印刷装置30は、印刷業者が有する施設内に複数台設置され、複数の依頼者からの複数の依頼に応じて並行して各案件の印刷が実施され得る。サーバー10は、各案件の印刷工程を処理する処理順を、複数の印刷装置30のそれぞれに対して対応づける。そして、サーバー10は、印刷装置30に対して処理順に案件の印刷の開始指示を行う。この際、サーバー10は、印刷対象の原稿ファイル10c1に基づいて各種の画像処理を行い、通信部10bを介して、印刷すべき内容を示す印刷データを印刷装置30に出力する。印刷装置30のプロセッサー30aは、通信部30bを介して当該印刷データを取得し、当該印刷データに基づいて印刷部30dを制御し、印刷を実施する。印刷が終了すると、プロセッサー30aは、通信部30bを介して印刷が終了したことを示す情報をサーバー10に出力する。サーバー10が、通信部10bを介して当該情報を取得すると、プロセッサー10aは、印刷が終了した案件の次の処理順の案件を特定し、当該案件の印刷開始指示を行う。
(1-4)出力装置、表面加工機、バーコードリーダーの構成:
出力装置40は、上述の管理者端末20で表示される工程管理に関する情報を表示可能な装置であり、種々の出力装置であって良い。例えば、生産システム1が設置される工場等において、複数の作業者に対して工程管理に関する情報を提示する場合、プロジェクターや大型のフラットパネルディスプレイが出力装置40に該当する。これらの場合、出力装置40は、公知の装置によって構成可能であり、工程管理に関する情報は、サーバー10から送信され、出力される。
出力装置40は、他の装置であっても良く、作業者などの個人向けに工程管理に関する情報を出力する装置であっても良い。このような装置としては、例えば、スマートフォンやタブレット端末などの携帯端末が挙げられる。このような出力装置40も公知の装置によって構成可能である。このような出力装置40の場合、工程管理に関する情報は、サーバー10からプッシュ送信されて出力されても良いし、出力装置40のユーザーが既定の操作を行うことによって出力されても良い。
表面加工機50は、印刷物に対してラミネート等の表面加工を行う装置であり、公知の装置によって実現可能である。本実施形態において、表面加工機50は、サーバー10の指示に応じて表面加工の処理を開始し、また、表面加工の処理が終了した場合に、終了したことを示す情報を出力可能である。なお、処理の開始指示や終了したことを示す情報の出力は、表面加工機50の作業者によって実施されてもよい。
本実施形態にかかる印刷装置30や表面加工機50は、工程の処理の開始指示をサーバー10から取得し、工程の終了をサーバー10に通知する構成を備えているが、このような構成を備えていない処理部には、バーコードリーダー60が設置されている。バーコードリーダー60は、公知の構成によって実現可能であり、本実施形態においては、バーコードリーダー60は、サーバー10に対して、読み取ったバーコードの内容とともにバーコードリーダー60の識別情報を送信する。サーバー10は、予めバーコードリーダー60の識別情報に対応付けて、そのバーコードリーダー60はどの工程でどの作業者に使用されるか記憶している。それによって、サーバー10は、バーコードリーダー60が使用されるたびに、どの工程でその作業者によってそのバーコードが読み取られたのか認識することができる。これによって、工程を開始する際に作業者が、案件に対応づけられたバーコードをバーコードリーダー60によって読み取れば、その案件の処理が開始されたことをサーバー10が認識できる。この際、バーコードリーダー60が、サーバー10に対して出力する情報は工程が開始されたことを示す情報ということができる。また、工程を終了する際に作業者は、案件に対応づけられたバーコードをバーコードリーダー60によって読み取れば、その案件の処理が終了されたことをサーバー10が認識できる。この際、バーコードリーダー60が、サーバー10に対して出力する情報は工程が終了したことを示す情報ということができる。
(2)工程管理:
以上のように、本実施形態にかかる生産システム1は、複数の工程を経て完成品の生産が行われる案件が複数個併存し、さらに、複数の案件がまとめられて群を形成し得る状況で、複数の装置が並列的に稼働する。そこで、本実施形態においては、生産システム1における生産状況を把握するためにユーザーが理解容易な一覧を表示させる。
工程管理に関する表示を行うため、本実施形態においては、サーバー10と管理者端末20とが協働する。管理者端末20のプロセッサー20aは、図示しないプログラムを実行することにより、受付部20a1,表示部20a2,提示部20a3,操作部20a4として機能する。サーバー10のプロセッサー10aは、図示しないプログラムを実行することにより、生産部10a1,割付部10a2として機能する。
受付部20a1は、複数の案件を受け付ける機能である。受付部20a1は、ディスプレイ20dを制御して既定の受付画面を表示し、入力部20eから出力される情報に基づいて、ユーザーが入力した情報を受け付ける。この際、受付部20a1は、複数の項目についての入力内容を案件毎に受け付ける。本実施形態において、複数の項目には、案件の名称、メディアの種類、納品数、実施すべき工程、工程の作業者等の項目が含まれる。なお、項目には、内容の入力が必須ではない項目が含まれていても良い。例えば、作業者の項目において、工程の作業者が入力されない(未定、任意等)ことが許容される構成であっても良い。また、各項目の内容は、種々の態様で特定されてよく、本実施形態においては、メディアの名称によってメディアの種類が特定される。
図5は、案件を受け付けるための受付画面の例を示す図である。本実施形態において、案件の受付は、群を単位にして行われる。すなわち、図5に受付画面の左側は、群に関する情報を入力する部位である。具体的には、受付画面の左側には、群の名称、識別番号(オーダー番号)、依頼者名の入力欄B1~B3が設けられている。ユーザーが入力部20eを操作して入力欄B1~B3に入力を行うと、受付部20a1は、群の名称、識別番号、依頼者名を受け付ける。
図5に示す受付画面の右側は、群に含まれる案件に関する情報を入力する部位である。
具体的には、受付画面の右側には、優先順位、納品日、案件名、メディアの名称、納品数、加工設計の入力欄B4~B9が設けられている。また、印刷物のプレビュー(本実施形態においてはサムネイル)を示すアイコンI1、実施すべき工程に関する情報の表示ボックスB10が設けられている。
優先順位は、案件の優先順位であり、本実施形態においては入力欄B4においてユーザーが優先順位を入力する。なお、優先順位は、他の方法によって特定されても良い。例えば、納品日までの残日数が閾値以下の案件の優先順位を他の案件よりも高くするなどの方法で特定されても良い。また、本実施形態においては、同一の群に属する複数の案件の全てに対して同一の優先順位が対応づけられるため、受付画面の右側には優先順位の入力欄B4が一箇所だけ設けられている。同一の群に属する複数の案件に異なる優先順位を対応づけることが可能であっても良く、この場合、優先順位の入力欄B4は、案件毎に設けられる。
以上のように、群単位で決められる値等の入力欄は1個設けられればよく、案件単位で決められる値等の入力欄は案件毎に設けられる。この関係は他の項目の入力欄であっても同様である。本実施形態において、納品日は、案件に対応する期限であり、本実施形態においては群を構成する各案件の完成品の全てを依頼者に納品する期限である。本実施形態において、納品日は日付で指定されているが、期限は日時で指定されても良く、種々の態様であって良い。
本実施形態において、案件名は、各案件の印刷内容を示す原稿ファイル10c1のファイル名である。本実施形態においてユーザーは、例えば、入力欄B6に対する入力操作の際に、リムーバブルメモリーや不揮発性メモリー20cに記録されたファイルの中から、案件を示す原稿ファイル10c1を指定する。指定が行われると、プロセッサー20aは、当該原稿ファイル10c1のファイル名を入力欄B6に案件名として表示させる。また、当該原稿ファイル10c1のサムネイルであるアイコンI1を入力欄B6の直下に表示させる。むろん、この構成は一例であり、任意の案件名が入力可能であってもよい。
本実施形態において、メディア名はメディアの種類に対応している。ユーザーは、入力欄B7にメディアの名称を入力することにより、メディアの種類を指定する。本実施形態において、納品数は、各案件の完成品の生産目標数である。ユーザーは、入力欄B8に納品数を入力することにより、生産目標数を指定する。本実施形態において、加工設計の入力欄B9は、案件の完成品を生産するために実施すべき工程を指示するための入力欄である。すなわち、本実施形態においては、案件毎に実施すべき工程が異なり得るため、ユーザーによって実施すべき工程を指示できるように構成されている。
実施すべき工程を指示するための態様は、種々の態様であって良い。図5に示す例においては、ユーザーがプリセットを選択することによって実施すべき工程を指示することができる。すなわち、実施すべき工程の組合せを示す情報は、予め上述のプリセットデータ10c2としてプリセットされている。プリセットには、プリセット1,プリセット2等の名称が付されている。ユーザーが、入力欄B9に対する操作を行うと、プロセッサー20aは、通信部20bを介してプリセットデータ10c2を参照し、プリセットの名称を選択可能に表示させる。ユーザーがプリセットの名称を選択すると、工程の組合せが指示される。指示された工程の組合せは、表示ボックスB10に表示される。
具体的には、図5に示す例においては、工程毎の概要、詳細、工数、作業者が表示される。工程概要は工程の名称であり、図5に示す例の案件1には、入稿待ち、印刷設定、印刷、表面加工、梱包の各工程がある。一方、図5に示す例の案件2には、入稿待ち、印刷設定、印刷、梱包の各工程があり、表面加工は存在しない。なお、入稿待ちは、印刷対象の内容が未確定の案件について実施される工程であり、例えば、原稿ファイル10c1が示す内容に対して修正が行われ得る場合には、入稿待ちの工程が存在する。修正が行われ、または、修正しなくてもよいことが確認されると、入稿待ちの工程が終了する。
印刷設定は、各案件の印刷を行うために必要な設定を行う工程である。設定が行われ、または、デフォルトの設定で印刷工程を開始してよいことが確認されると、印刷設定の工程が終了する。印刷は、印刷装置30によって印刷が行われる工程である。表面加工は、印刷された印刷物に対してラミネート等の表面加工が行われる工程である。梱包は、群に属する各案件の完成物が既定の態様で梱包される工程である。
工程の詳細は、工程の概要のみでは工程の処理が不明になる場合に、その詳細を示す項目である。なお、同一の工程の概要において、複数の種類から選択された工程が行われる場合等に工程の詳細が定義されてもよい。工数は、各工程の処理に要する期間の目安である。各工程の処理を単位生産数分実施するために必要な基準期間(例えば1個の処理に要する期間)は予め定義され、不揮発性メモリー20cに記録されている。プロセッサー20aは、各案件の納品数と基準期間とに基づいて、当該納品数分の工程の処理を実施するために要する期間を特定し、当該期間を要する生産が行われた後に、次の工程に処理が受け渡されるまでの工数を、日数単位で取得する。取得された工数は、表示ボックスB10の該当する工程の工数に対応した枠内に表示される。なお、工数は、種々の単位で取得されてよいし、工程の処理に伴う各種の時間が含まれてもよい。例えば、工程の処理自体が1時間で終了する際、工数が時間単位で1時間と特定されてもよいし、日数単位で1日と特定されてもよい。後者は、例えば、工程の処理が終了した後、翌日にならないと次の工程の処理が開始されないような場合に適した工数の設定法である。
作業者は、各工程の処理を行う作業者、または各工程の処理を行う装置のオペレーターを作業者等である。本実施形態において、ユーザーは、入力部20eを操作して、表示ボックスB10の工程毎の作業者の枠内に、作業者を入力することができる。作業者は、各種の態様で指定されて良く、図5に示す例では、作業者に割り当てられた識別情報(作業者A,B等)によって作業者が指定されている。むろん、作業者は、入力部20eに対するユーザーの操作等によって変更可能であってよい。
なお、図5では案件1,2について案件を示す情報が入力されている様子が表示されているが、むろん、より多数の案件について入力されても良い。入力が行われると、ユーザーは、追加ボタンBaによって入力した情報の確定を指示する。入力した情報の確定が指示されると、受付部20a1は、通信部20bを制御し、入力された情報を設定情報としてサーバー10に送信する。サーバー10のプロセッサー10aが、当該送信された設定情報を取得すると、プロセッサー10aは、当該設定情報を工程管理データ10c3として不揮発性メモリー10cに記録する。
また、当該情報の送信の際、プロセッサー20aは、入力された情報が示す原稿ファイル10c1、すなわち、案件名で指定された原稿ファイル10c1をサーバー10に送信する。サーバー10のプロセッサー10aは、通信部10bを介して当該原稿ファイル10c1を取得し、不揮発性メモリー10cに記録する。
以上のようにして、サーバー10が、管理者端末20から案件に関する情報を受信すると、プロセッサー10aは、割付部10a2の機能により、案件を複数の処理部のなかの1の処理部に割り付ける。具体的には、割付部10a2は、受信した情報に対応した案件の最初の工程を実施する処理部を決定し、当該処理部に案件を割り付ける(処理部と案件とを対応づける)。この際、割付部10a2は、各処理部における案件の処理順を決定する。具体的には、割付部10a2は、工程管理データ10c3を参照し、新たに送信された案件の工程を実施可能な処理部を特定する。
例えば、印刷工程であれば、割付部10a2は、新たに送信された案件に関するメディアの種類等の設定情報を特定し、設定情報が示す印刷を実施可能な印刷装置30を特定する。なお、印刷装置30等の処理部において実施可能な処理は、予め定義され、不揮発性メモリー10cに記録されている(図示省略)。従って、割付部10a2は、新たに送信された案件の設定情報に基づいて必要な処理を特定し、印刷装置30において実施可能な処理と比較することで、設定情報が示す印刷を実施可能な印刷装置30を特定する。
このようにして各工程を実施する処理部が特定されると、当該処理部は新たに送信された案件が割り付けられる候補となる。候補の処理部が1台(または1カ所)のみである場合、割付部10a2は、新たに送信された案件を当該処理部に割り付ける。候補の処理部が複数台(または複数カ所)である場合、割付部10a2は、優先順位に基づいて案件を割り付ける処理部を特定する。具体的には、処理順を決定する対象の案件の優先順位が低い場合、割付部10a2は、処理部の候補の中から、現在処理待ちの案件の処理が終了するまでの時間が最も短い処理部に案件を割り付ける。すなわち、割付部10a2は、処理順を変更することなく最先で処理を開始できる処理部を選択し、割り付ける。そして、割付部10a2は、割り付けた処理部の処理順の最後に、新たに送信された案件を追加する。
処理順を決定する対象の案件の優先順位が高い場合、割付部10a2は、処理部の候補の中から、高い優先順位の案件が割り付けられていない処理部を選択し、案件を割り付ける。そして、割付部10a2は、処理待ちの案件(処理が未実行の案件)より前の処理順となるように処理順を決定する。すなわち、処理中の案件の次の処理順となるように処理順を決定する。なお、処理部の候補の中から処理部を一つ選択する際、割付部10a2は、処理中の案件の処理が最も早く終了する処理部を選択してもよい。
処理部の候補の全てに対して高い優先順位の案件が割り付けられている場合、割付部10a2は、処理部の候補のいずれに対して案件を割り付けてもよい。処理順を決定する際に割付部10a2は、既定の規則、例えば、納品日が早い順や、ユーザーによる案件の入力順等に基づいて、より早期に処理すべき案件の処理順が早くなるように、高い優先順位の案件毎の処理順を決定する。そして、決定された処理順で優先順位が高い案件の処理が行われ、優先順位が低い案件の処理は、その後に処理が行われるように処理順が決定される。処理順が決定されると、各処理部における案件の処理順を示す情報が工程管理データ10c3に追記される。
以上のように、本実施形態において割付部10a2は、優先順位が高い案件の処理の処理順を処理待ちの案件より前にするが、処理中の案件の前にはしていない。従って、処理中の案件の処理の処理順は、当該案件の優先順位が低い場合であっても変更されない。この結果、本実施形態においては、優先順位が高い案件の処理が、優先順位が低い案件の実行中の処理の後であって、優先順位が低い案件の未実行の処理よりも前に実行される。この結果、処理中の案件の処理を中断したり、中断後に再開したりというような、煩雑な作業が発生することを防止することができる。また、割付部10a2は、優先順位に応じて案件の処理場所を自動選択する。従って、ユーザーの管理に要する負荷が軽減される。
(2-1)一覧表示:
案件が処理部に対して割り付けられ、処理順が決定されると、これらを示す情報は工程管理データ10c3に記録される。本実施形態にかかる生産システム1においては、当該工程管理データ10c3に基づいて、工程管理に関する情報をユーザーに対して提示することができる。生産システム1を構成する各装置が動作している状態において、管理者端末20のプロセッサー20aが表示部20a2として機能する。表示部20a2は、群毎に、各案件に対応した複数の工程を表示する機能である。
本実施形態において、表示部20a2は、通信部20bを介してサーバー10から工程管理データ10c3および原稿ファイル10c1のプレビュー情報(サムネイル情報)を取得し、ディスプレイ20dに既定の工程管理画面を表示させる。本実施形態において、工程管理画面には、群管理画面とデバイス監視画面とが存在する。群管理画面においては、受け付けた案件が群を単位としてまとめられ、他の群と区別可能である一覧が表示される。デバイス監視画面においては、処理部のそれぞれに割り付けられている案件の一覧が表示される。
図6は、群管理画面の例を示す図である。群管理画面は、種々のトリガーに応じて表示されてよい。本実施形態において、群管理画面は、管理者端末20が稼働している状態においてデフォルトで表示される画面である。また、図6に示す工程管理画面の下に表示された「群管理」の文字に対する指示(マウスポインターを合わせた状態でのマウスクリック等)によって群管理画面が表示される。
図6に示す例においては、工程管理画面というタイトルの下に、「群管理」「デバイス監視」と文字表示されている。また、これらのいずれかが太字で表示され、下線が付されることによって、現在表示されている画面が群管理画面、デバイス監視画面のいずれであるのか示されている。
群管理画面においては、群を示す矩形の表示ボックスB21,B22が表示される。従って、異なる表示ボックスに表示される群は、異なる群である。表示ボックスB21,B22の最上部Bt21,Bt22には、群に属する案件の優先順位、納品日(期限)、群の名称が表示される。すなわち、表示部20a2は、通信部20bを介して工程管理データ10c3を取得し、工程管理データ10c3に含まれる設定情報に基づいて各群に属する案件の優先順位、納品日、群の名称を取得し、最上部Bt21,Bt22にテキスト表示させる。なお、本実施形態において表示部20a2は、表示ボックスB21,B22の最上部Bt21,Bt22に現在と納品日との関係とを表示する。このため、表示部20a2は、図示しない計時回路から現在の日付を取得し、納品日との差分を取得して、納品日の何日前であるかを示すテキスト(または納品日であることを示すテキスト、または、納品日の何日後であるかを示すテキスト)を表示させる。
以上の構成によれば、ユーザーは、多数の案件がある場合に、各案件が属する群がどのような群で、そこにどのような案件があるのかを容易に把握することができる。また、群の優先順位により、ユーザーは、高い優先順位の群が低い優先順位と比較して優先して進捗しているか否かを容易に把握することができる。さらに、期限に関する情報が表示されることにより、ユーザーは、群毎の期限を容易に把握することができる。また、図6に示す群に関する表示は一例であり、これらの表示のいずれかが行われてもよいし、他の情報、例えば、群の依頼を行った依頼者の名称が表示されてもよい。この構成によれば、ユーザーは、表示された群の特徴をより明確に把握することができる。
さらに、表示ボックスB21,B22には、群に属する案件に関する情報の一覧が表示される。具体的には、表示部20a2は、工程管理データ10c3に含まれる設定情報に基づいて、各群に属する案件を特定する。そして、表示部20a2は、群に属する案件を縦方向(第1方向)に並べて表示し、横方向(第1方向に直交する第2方向)に工程を処理順に並べて表示する。すなわち、表示ボックスB21,B22において、横方向に同一の案件の情報が並べられ、縦方向には異なる案件の情報が並べられる。
表示部20a2は、原稿ファイル10c1のサムネイル情報を取得し、表示ボックスB21,B22の最も左側に各案件のプレビューであるサムネイルのアイコンI1を表示させる。さらに、表示部20a2は、工程管理データ10c3に含まれる設定情報に基づいて、案件の名称を取得し、プレビューの右側に表示させる。このため、ユーザーは、各案件を容易に把握することができる。
これらのプレビューおよび名称の右側には、各案件の工程が処理順に並べられる。本実施形態においては、右側になるほど後の工程になるように、工程が処理順に並べられる。具体的には、図6に示す例であれば、入稿待ち、印刷設定、印刷、表面加工、梱包の順で処理が行われ、これらの工程を示すテキストが表示ボックスB21の上方に、この順序で左から右に並べられている。図6に示す例においては、各工程を示すテキストの下方に、各工程に関する情報を表示するための矩形の枠(枠Bf等)が設けられる。従って、各工程を示すテキストの下方において縦方向に同一の工程に関する異なる案件の情報が並べられる。以上の構成によれば、ユーザーは、案件毎の情報を明確に区別しながら把握することができる。また、案件毎の工程の処理順を明確に把握することができる。このため、ユーザーは、複数の案件の工程が個別に進捗していく様子を容易に把握することができる。
以上のように、本実施形態においては、各案件の工程が横方向に処理順に並べられる。このような画面において、表示部20a2は、処理を実行中の工程に対応する位置に実行中を示すアイコンを表示させる。本実施形態においては、サーバー10のプロセッサー10aが生産部10a1として機能することにより、案件に対応した複数の工程を含む処理を実行させて完成品を生産させる。すなわち、生産部10a1は、工程管理データ10c3を参照して各処理部の処理順を特定し、当該処理順で処理が行われるように、通信部10bを介して各処理部に対して処理の開始を指示する。なお、印刷装置によって実施される印刷工程などのように、装置に対して処理の開始を指示することによって処理を開始可能な工程においては、処理の開始の指示が装置に対して行われる。一方、作業者に対して処理の開始を指示することによって処理が開始される工程においては、作業者に対して開始の指示が行われる。本実施形態においては、例えば、出力装置40に対して開始指示を表示させる構成等が挙げられる。この結果、工程の処理の作業を行う作業者に工程の開始を通知することができる。なお、本実施形態において、出力装置40は、プロジェクターや大型のフラットパネルディスプレイであるため、各工程の作業者に対して作業者に工程の開始を通知することができる。この構成によれば、作業者は、自身が担当する作業を開始すべきことを認識することができる。
さらに、生産部10a1は、工程が終了したことを特定することができる。すなわち、印刷装置30や表面加工機50は、各案件の処理が終了すると、処理が終了したことを示す情報をサーバー10に対して送信する。生産部10a1は、通信部10bを介して当該情報を取得し、処理が終了した工程を特定する。また、処理を行う装置によって処理の終了を示す情報が出力されない処理部においては、バーコードリーダー60が設けられている。工程が終了すると、作業者は、案件に対応づけられたバーコードをバーコードリーダー60によって読み取る。この結果、バーコードリーダー60は、サーバー10に対してバーコードリーダー60の識別情報を送信する。生産部10a1は、通信部10bを介して当該情報を取得し、処理が終了した工程および当該工程の作業者を特定する。
任意の工程の処理が終了した場合、生産部10a1は、工程管理データ10c3を参照し、終了した工程の次に工程が存在するか否か判定する。工程が存在する場合、当該工程の処理の開始を指示する。なお、以上の処理によれば、生産部10a1は、優先順位が高い案件の処理を、優先順位が低い案件の未実行の処理よりも前に実行させることができる。具体的には、処理部における案件の処理順は、上述のように割付部10a2の機能によって決定され、当該処理順が工程管理データ10c3に記録されている。そして、当該処理順においては、優先順位が高い案件の処理順が、優先順位が低い案件の未実行の処理よりも前になるように処理順が決定される。従って、生産部10a1において、当該工程管理データ10c3に基づいて各処理部に工程の処理の開始を指示することにより、生産部10a1は、優先順位が高い案件の処理を、優先順位が低い案件の未実行の処理よりも前に実行させることができる。以上の構成によれば、優先順位が高い案件の処理を優先的に進めていくことが可能である。
また、生産部10a1は、工程管理データ10c3が示す処理順で処理を進めていくため、優先順位が高い案件の処理を、優先順位が低い案件の実行中の処理の後であって、優先順位が低い案件の未実行の処理よりも前に実行させることができる。さらに、生産部10a1は、工程管理データ10c3が示す処理部に各工程の処理を実施させるため、優先順位に応じて前記案件の処理場所を自動選択することができる。
各工程における処理が開始され、また、終了すると、生産部10a1は処理が開始された工程や、処理が終了した工程を示す情報を、工程管理データ10c3に対して記録する。以上のようにして、生産部10a1が各処理部から情報を収集し、また、各処理部に指示することによって各案件の工程の処理を実行させ、各案件の完成品を生産させることができる。以上のように、プロセッサー10aは、工程管理データ10c3に基づいて、各処理部における処理の開始を指示または捕捉し、終了を捕捉することが可能である。従って、プロセッサー10aは、各案件において処理を現在実行している工程を特定することができる。処理を実行中の工程が特定されると、当該工程より前の工程は実行済の工程であることが特定され、実行中の工程より後の工程は未実行の工程であることが特定される。
そこで、プロセッサー20aは、表示部20a2として機能することによって、通信部20bを介して、サーバー10に対して、各案件における実行中の処理を問い合わせる。サーバー10のプロセッサー10aは、通信部10bを介して、当該問合せに対して各案件において実行中の処理を示す情報を送信する。表示部20a2は、当該情報を受信することで、各案件における実行中の処理を特定する。
各案件における実行中の処理が特定されると、表示部20a2は、処理を実行中の工程に対応する位置に実行中を示すアイコンを表示させる。処理を実行中の工程を示すアイコンは、種々の態様であってよいが、図6に示す例においては、黒く着色された円形のアイコンI2が実行中を示すアイコンである。また、図6に示す例において、案件1に関して処理を実行中の工程は印刷工程である。そこで、この場合、表示部20a2は、実行中を示すアイコンI2を、現在実行中である印刷工程に対応した枠Bfに表示させる。以上の構成によれば、ユーザーは、各案件において現在実行中の処理を容易に把握することができる。
さらに、本実施形態において表示部20a2は、案件ごとに処理を未実行の工程と実行済の工程と実行しない工程とを互いに区別可能に表示する。具体的には、表示部20a2は、処理を未実行の工程、処理を実行済の工程、処理を実行しない工程を示すアイコンも群管理画面に表示させる。処理を未実行の工程を示すアイコンは、種々の態様であってよいが、図6に示す例においては、白抜きの円形のアイコンI3が未実行を示すアイコンである。また、図6に示す例において、案件1に関して処理を未実行の工程は表面加工工程および梱包工程である。そこで、表示部20a2は、これらの工程に対応した枠に、処理を未実行の工程を示すアイコンI3を表示させる。
図6に示す例においては、グレーに着色された円形のアイコンI4が実行済の工程を示すアイコンである。また、図6に示す例において、案件1に関して実行済の工程は入稿待ち工程および印刷設定工程である。そこで、表示部20a2は、これらの工程に対応した枠に、処理を実行済の工程を示すアイコンI4を表示させる。以上のように、本実施形態において、未実行の工程を示すアイコンI3と実行済の工程を示すアイコンI4とは、同一の形状であり、色が異なっている。従って、両者は類似している。このように、未実行の工程を示すアイコンI3と実行済の工程を示すアイコンI4とで、類似するアイコンが使用されると、両者のアイコンの意味は類似している(工程が存在する)と示唆することができる。さらに、類似しているが同一ではないことにより、両者の意味は異なっている(進捗が異なる)と示唆することができる。
図6に示す例において、処理を実行しない工程には、円形のアイコンや文字等の情報が表示されない。すなわち、群管理画面においては、工程を示す文字の下方に枠が縦方向に並べて表示されるため、各枠は各工程に関する情報を表示する部位となる。表示部20a2は、処理を実行しない工程に対応した枠内にアイコンや文字を表示させない。この構成によれば、枠内にアイコンや文字が表示されていないことにより、各案件の完成品を生産するために必要ではない工程を明示することができる。
以上の構成のように、処理を未実行の工程が明示されると、ユーザーは、現在以後に当該工程が行われることを把握することができ、準備やトラブルの予防等をすることが可能である。処理を実行済の工程が明示されると、ユーザーは、当該工程が既に完了していることを把握することができる。従って、該当案件の完成品を生産するために、当該工程に関しては工程管理が必要なくなったことを把握することができる。また、完成品を生産するために必要ではない工程が明示されると、ユーザーは、該当案件の完成品を生産するために、当該工程に関しては工程管理が必要ないことを把握することができる。
以上のような群管理画面は、工程の進捗に応じて更新される。すなわち、表示部20a2は、既定のトリガー(例えば、定期的なトリガーや処理部における処理の開始または終了に応じたトリガー)に応じて、サーバー10に対して、各案件における実行中の処理を問い合わせる。サーバー10のプロセッサー10aが当該問合せに対して情報を返信すると、表示部20a2は、当該情報を受信することで、各案件における実行中の処理を更新する。表示部20a2は、更新された情報に基づいて群管理画面を更新する。
このため、ある工程について処理が終了し、次の工程の処理が開始されると、実行中の処理を示すアイコンは、右側の枠内に移動する。また、直前まで実行中の処理を示すアイコンが表示されていた工程に対応した枠には、実行済のアイコンが表示される。以上の構成によれば、ユーザーは、案件毎に工程の進捗を把握することができる。また、本実施形態においては、以上のように、群に属する案件に関する情報の一覧が表示される。このため、本実施形態においてユーザーは、複数の案件を群に対応づけて把握することができ、案件の進捗に加え、群毎の進捗も容易に把握することが可能である。
さらに、本実施形態においては、各案件に応じた生産物の生産目標数が表示される。すなわち、表示部20a2は、工程管理データ10c3に含まれる設定情報に基づいて、各案件の生産目標数である納品数を取得する。そして、表示部20a2は、処理を実行中の工程を示すアイコンI2が表示される枠と同じ枠内において、当該アイコンI2の右側に納品数を表示する。このため、ユーザーは、当該納品数に基づいて各案件の納品数を把握することができ、各案件の生産を実行していく上での負荷の大きさ等を把握することができる。なお、枠内に表示される数値は、工程の処理の進捗に応じて変化してもよい。例えば、各工程の処理の残数が数値として表示される構成であってもよい。
以上のように、本実施形態において表示部20a2は、工程の進捗に応じて群管理画面を更新するため、運用過程において、工程が終了した案件と終了していない案件とが混在し得る。そこで、本実施形態において表示部20a2は、表示の必要がなくなった群については、非表示にする構成を備えている。具体的には、表示部20a2は、群に含まれる全ての案件に対応した工程が完了したことに応じて当該群を非表示にする。一方、群に含まれる一部の案件のみに対応した工程が完了した状態では、表示部20a2は、当該群に含まれる全ての案件であって、工程が完了した案件を含む全ての案件と当該群を表示する。すなわち、群に含まれる一部の案件のみに対応した工程が完了した状態では、当該群に含まれる案件のいずれも非表示にならない。
例えば、図6に示す例において、「群2」という名称の群である案件3~案件5の全てについて梱包工程まで終了した場合、当該「群2」に関する情報は非表示とされる。群を非表示にする際の態様は種々の態様であってよい。例えば、表示ボックスB21,B22の最上部Bt21,Bt22に対する操作によって、下方の部位が展開可能に構成されており、非表示の際には案件に関する情報が展開していない状態となることで非表示となる構成であってもよい。この場合、表示ボックスB21,B22の最上部Bt21,Bt22の左端のマークに対する指示を行うことで再表示可能であってもよい。いずれにしても、全ての案件に対応した工程が終了した群の案件を非表示とすることにより、群管理画面の表示を見やすくすることが可能である。
さらに、本実施形態において、表示部20a2は、期限が超過した工程または期限の超過が間近である工程の少なくとも一方を、期限に余裕がある場合と区別可能に表示する。このような表示を実現するため、本実施形態においては、複数の工程の少なくとも一つには期限が設定され、当該期限が表示される。期限は種々の手法で定義されてよいが、本実施形態においては、案件の納品日と工程の工数から特定される。具体的には、表示部20a2は、工程管理データ10c3に含まれる設定情報に基づいて、各案件の納品日と工数とを特定する。
表示部20a2は、案件の納品日が案件の最終工程の期限であると見なす。例えば、図6に示す案件1が図5に示す案件1である場合において、図5に示すように納品日が2021年5月30日に設定されているならば、表示部20a2は、最終工程の期限が2021年5月30日であると見なす。そして、表示部20a2は、最終工程に対応づけて当該期限を表示する。図6に示す例においては、最終工程である梱包工程に対応する枠内に当該期限である5/30が表示されている。
さらに、工程管理データ10c3に含まれる設定情報において、工数が記録されている場合、表示部20a2は、当該工数に基づいて期限を特定する。例えば、図5に示す案件1のように、梱包工程に1日、表面加工に2日、印刷工程に3日の工数が必要である場合を想定する。この場合、梱包工程が納品日である5/30中に終了するためには、少なくとも梱包工程の1日前には表面加工の処理が終了している必要がある。そこで、表示部20a2は、梱包工程の期限である5/30から梱包工程の工数である1日を減じ、表面加工の期限を5/29とする。表示部20a2は、印刷工程、印刷設定工程についても同様に、直後の工程の期限から工数を減じることにより、印刷工程の期限が5/27、印刷設定工程の期限が5/24であると見なす。各工程の期限が特定されると、表示部20a2は、各工程に対応する枠内に、各工程の期限を表示する。但し、本実施形態においては、処理を実行済の工程の期限は表示されない。以上のように、本実施形態において表示部20a2は、案件と、案件に対応した複数の工程と、期限との一覧を表示する。この結果、ユーザーは、案件毎の期限を容易に把握することが可能である。
なお、期限は、他の手法で特定されてもよく、例えば、ユーザーによって入力される構成等を採用可能である。また、本実施形態においては、処理を実行済の工程においては期限が表示されないが、この構成は一例であり、例えば、処理を実行済の工程においては期限がグレーアウト表示されるなどの構成等であってもよい。以上の構成によれば、ユーザーは、群管理画面に基づいて、各工程の期限を容易に把握することができ、現在の日付と比較するなどして工程の遅れ等を容易に把握することができる。
以上のように、期限が表示される構成において、本実施形態において表示部20a2は、期限が超過した工程または期限の超過が間近である工程の少なくとも一方を区別可能に表示する。本実施形態においては、期限が超過した工程または期限の超過が間近である工程に対応づけてアラートを表示させることにより、他の工程と区別可能な表示を行う。本実施形態においては、このような表示を行うため、表示部20a2は、期限と現在の日時とに基づいて、工程の期限が超過しているか否かを判定する。すなわち、工程の期限の日付が現在の日付よりも前である場合、表示部20a2は、当該工程の期限が超過していると判定する。また、表示部20a2は、期限と現在の日時とに基づいて、工程の期限が間近であるか否かを判定する。本実施形態においては、期限が間近であるか否かを判定するための閾値が予め決められている。そして、工程の期限の日付から閾値を減じて得られる日付が、現在の日付と同一か、または現在の日付の方が後である場合に、表示部20a2は、当該工程の期限の超過が間近であると判定する。
工程の期限が超過した、または、期限の超過が間近であると判定された場合、表示部20a2は、当該工程に対応づけてアラートを示すアイコンを表示する。図6に示す例において、現在の日付は納品日5日前、すなわち、2021年5月25日であることが想定されている。また、案件1の印刷工程の期限は5月27日であり、期限が間近であることが想定されている。この場合、表示部20a2は、印刷工程に対応する枠Bf内に、アラートを示すアイコンI5を表示する。この構成によれば、ユーザーは、期限が超過した工程や期限が間近の工程を容易に把握することができ、優先的に対処する必要がある工程を容易に把握することができる。なお、図6に示す例においては、期限の日付と現在の日付とが比較されているが、期限に時刻が対応づけられている場合、現在の日付および時刻と期限とが比較される構成であってもよい。
なお、群管理画面において、ユーザーは、各種の操作を実施可能であってよい。例えば、案件のアイコンや名称、工程を指示することによって、その詳細が表示されてもよいし、設定情報を修正可能であってもよい。また、図6に示す群管理画面において、ユーザーは、印刷設定工程を実行可能である。すなわち、印刷設定工程の枠内には設定ボタンB23が設けられている。ユーザーが管理者端末20の入力部20eを操作して設定ボタンB23に対する操作を行うと、表示部20a2は、サーバー10に記録されたプリセットデータ10c2を参照し、プリセットを選択可能に表示させる。ここで、プリセットは、案件1の印刷を行う印刷装置30での印刷において設定可能な設定の組合せである。ユーザーが当該プリセットを選択すると、プリセットとして登録された設定となるように印刷設定を行うことができる。なお、印刷設定は、任意の端末、例えば、出力装置40で実施可能であってもよいし、印刷装置30のUI部30eを操作することによって実施可能であってもよい。
本実施形態においては、印刷設定工程の開始を指示する設定ボタンB23以外にも各種の指示を実施可能であり、指示に応じた各種の操操作を実施可能である。当該操作の一つとして、期限が超過した工程または期限の超過が間近である工程に対する挽回案の出力指示が存在する。このような出力指示は、種々の態様で実施されてよいが、本実施形態においてユーザーは、入力部20eを操作して、アラートを示すアイコンI5に対する操作を行うことにより、挽回案の出力指示を行うことができる。
具体的には、管理者端末20のプロセッサー20aは、提示部20a3として機能することができる。提示部20a3は、期限が超過した工程または期限の超過が間近である工程の少なくとも一方について、挽回案を自動作成して提示する機能である。本実施形態において、期限が超過した工程および期限の超過が間近である工程についての挽回案は、当該工程の処理を行う処理部の数を現在よりも増加させた代替案である。
すなわち、本実施形態にかかる生産システム1においては、複数の印刷装置30や表面加工機50が稼働しており、また、任意の工程の処理の処理部を増減させることが可能である。従って、同一の工程の処理を実施する処理部の数を増加させれば、工程の処理が行われる速度を速くすることができる。本実施形態において提示部20a3は、このように、工程に対して、現在よりも多数の処理部を割り付けてユーザーに提示することによって挽回案をユーザーに提示する。なお、この際、挽回案によって工程が完了する時期の推定値が提示されてもよい。
具体的には、提示部20a3は、工程の期限と現在の日時とに基づいて挽回案を自動作成する。期限が超過した工程についての挽回案を自動作成する場合、提示部20a3は、工程の期限と現在の日時とに基づいて超過日数を特定し、超過日数が多いほど多数の処理部を工程に割り付けて、挽回案を作成する。すなわち、提示部20a3は、工程管理データ10c3に含まれる設定情報を参照し、期限を超過した工程の処理を実施可能な処理部を特定する。そして、提示部20a3は、期限を超過した工程に現在割り付けられている処理部と、期限を超過した工程の処理を実施可能な処理部とを、期限を超過した工程に割り付けて挽回案とする。
期限の超過が間近である工程についての挽回案を自動作成する場合、提示部20a3は、工程の期限と現在の日時とに基づいて期限までの残り日数を特定し、残り日数で残りの処理を実施できるように処理部を工程に割り付ける。具体的には、提示部20a3は、期限の超過が間近である工程において残っている生産数(例えば、印刷工程であれば残り印刷枚数)を特定する。また、提示部20a3は、処理部において、単位生産数分実施するために必要な基準期間(例えば1個の処理に要する期間)を特定する。さらに、提示部20a3は、期限の超過が間近である工程の処理を実施可能な処理部を特定する。そして、提示部20a3は、期限の超過が間近である工程において残っている生産数を、当該工程を実施可能な処理部を複数用いることによって、期限までに工程を終了できるように、処理部を特定する。すなわち、提示部20a3は、期限の超過が間近である工程に現在割り付けられている処理部と、期限の超過が間近である工程の処理を実施可能な処理部とを、期限の超過が間近である工程に割り付けて挽回案とする。
挽回案はどのような態様で提示されてもよいが、本実施形態において提示部20a3は、挽回案の出力指示に応じたポップアップ表示において、挽回案に含まれる複数の処理部が選択された印刷設定画面を提示する。図7はポップアップ表示される表示部P1の例を示している。この例においては、生産システム1で稼働中の印刷装置のそれぞれについて、メディアサイズ(420×594等)とメディアの種類(メディア1等)が対応づけて一覧表示されている。また、この例においては、印刷装置のそれぞれにチェックボックスが対応づけられており、印刷工程に割り付けられた印刷装置1,2,4がチェックされた状態が提示されている。すなわち、これらの印刷装置1,2,4を使用する挽回案が提示されている。
ユーザーは、入力部20eを操作し、印刷設定を変更することができる。例えば、印刷工程に割り付けられた印刷装置の数を任意に増減させることができる。また、ユーザーは、印刷装置において使用するメディアサイズやメディアの種類等を変更することができる。図7に示す例においては、案件1の印刷工程についての挽回案が示されており、最初に当該案件1の印刷工程に割り付けられた印刷装置は印刷装置1であることが想定されている。印刷装置2,4で使用されているメディアのメディアサイズおよびメディアの種類は、印刷装置1で使用されているメディアのメディアサイズおよびメディアの種類と同一である。一方、印刷装置3,5,6で使用されているメディアはメディアサイズとメディアの種類が印刷装置1で使用されているメディアと異なっている。このため、図7に示す例においては、印刷装置1,2,4が選択された状態で挽回案が示されているが、ユーザーは、挽回案と異なる印刷装置を選択したり、印刷設定を指示したりすることも可能である。
さらに、ユーザーは、入力部20eを操作し、当該表示部P1に表示された変更ボタンBcを選択することで表示部P1に表示された印刷設定となるように変更する指示を行うことができる。変更の指示が行われると、プロセッサー20aは、通信部20bを介して、指示内容(印刷装置、メディアサイズ、メディアの種類等)をサーバー10に対して送信する。プロセッサー10aは、送信された情報を、通信部10bを介して受信し、当該情報が示す処理部およびその設定を、期限が超過した工程または期限の超過が間近である工程の処理部および設定として取得する。
そして、割付部10a2は、期限が超過した工程または期限の超過が間近である工程の処理部において、これらの工程の処理を最優先で実施するように割付と処理順とを変更する。この結果、処理部の割付と処理順とが変更され、変更後の情報によって工程管理データ10c3が更新される。これ以後、更新後の工程管理データ10c3に従って、工程管理が行われる。従って、表示部20a2は、更新後の工程管理データ10c3に基づいて工程管理画面を表示させる。以上の構成によれば、ユーザーは、工程の進捗が滞った場合に、容易に工程の進捗を改善させることができる。
なお、本実施形態における挽回案は、期限が超過した工程または期限の超過が間近である工程を早期に進めるための案であるが、これらの工程以後の工程を早期に進めるための挽回案が提示されてもよい。この構成によれば、工程の進捗が滞った場合に、工程の進捗が改善することができる可能性を高めることができる。
本実施形態にかかる一覧表示には、他にも各種の表示を含めることができる。図6に示す例においては、工程に対応付けて工程の作業者が表示される。すなわち、表示部20a2は、工程管理データ10c3を参照し、作業者が決められている工程に対応づけて当該作業者を表示させる。
また、バーコードリーダー60によって案件に対応づけられたバーコードが読み取られると、当該バーコードリーダー60の識別情報が出力される。工程が終了した際にもバーコードリーダー60によって案件に対応づけられたバーコードが読み取られ、当該バーコードリーダー60の識別情報が出力される。サーバー10は、当該情報に基づいて、工程の処理を開始、終了したこと、およびその作業者を特定することが可能である。工程の開始、終了を示す情報は工程管理データ10c3に記録されるため、表示部20a2は、工程管理データ10c3を参照することにより、当該工程の作業者を特定することができる。本実施形態において表示部20a2は、当該工程についても、当該工程に対応づけて作業者を表示させる。この結果、工程の開始を受け付けた作業者が、受け付けた工程に対応づけられた状態で表示される。なお、案件に対応づけられたバーコードとは、案件ごとに発行された指示書に含まれるバーコードであってよいし、印刷工程で印刷された画像に含まれるバーコードであってもよい。
図6においては、作業者を示すアイコンが工程を示す枠内に表示されている。本実施形態においてアイコンは、作業者が事前に登録した顔写真であり、図6においては、例えば、作業者DのアイコンがアイコンI61のように模式的に示されている。また、本実施形態において、実行中の工程および未実行の工程に対応づけられた作業者のアイコンの色は通常の色である。一方、処理が終了し、実行済となった工程に対応づけられた作業者のアイコンの色はグレーアウトした状態で表示される。
以上の構成によれば、ユーザーは、群管理画面に基づいて、各工程の作業者を把握することが可能である。また、作業者に対して工程の開始が通知された場合、その作業者が工程に対応づけられて表示される。従って、作業者は、作業者のアイコンに基づいて、現在以後に自身による作業を要する工程であるか否かを容易に把握することができる。さらに、本実施形態において、例えば、梱包工程は、バーコードリーダー60によって工程の開始、終了が特定される工程である。従って、図6に示す案件3において実行中の梱包工程に対して、グレーアウトしていないアイコンI61が表示されている場合、ユーザーは、当該梱包工程が開始されたことを認識することができる。一方、当該工程に対応づけられてアイコンが表示されていない場合、ユーザーは、当該梱包工程が開始されていないことを認識することができる。
さらに、本実施形態において表示部20a2は、工程管理データ10c3に基づいて作業者を特定し、工程に対応づけて表示する。このため、工程の処理が開始される前に作業者が決められている場合、すなわち、工程の作業を担当する予定の作業者が決められている場合、当該作業者も工程に対応づけた状態で表示される。このため、ユーザーや作業者は、予定されている作業の作業者を把握することができる。
さらに、本実施形態において表示部20a2は、実行済となった工程に対してグレーアウトしたアイコンを対応づけて表示させる。このため、本実施形態においては、工程の終了後に、工程の作業を完了させた作業者が工程に対応づけて表示された状態になる。このため、本実施形態によれば、予定された作業者によって工程が終了されたか否か特定することが可能である。この結果、ユーザーは、作業者が適切であるか否かなどを検討することが可能である。
(2-2)デバイス監視画面:
次に、デバイス監視画面について詳細に説明する。本実施形態において、表示部20a2は、工程の処理を実施する処理部としての装置に関する管理を行うためのデバイス監視画面をディスプレイ20dに表示させることができる。本実施形態において、デバイス監視画面は、処理部としての装置の種類毎に表示可能である。例えば、処理部として印刷装置、表面加工機、裁断機が存在する場合、それぞれの装置に関する管理画面を装置の種類ごとにデバイス監視画面として表示する。
具体的には、表示部20a2は、工程管理データ10c3を参照し、表示対象の処理部に割り付けられた案件を特定する。そして、表示部20a2は、ディスプレイ20dを制御し、処理部と割り付けられた案件とを対応付け、一覧表示させる。図8は、印刷装置30を表示対象とした場合のデバイス監視画面の例を示している。図8に示すデバイス監視画面においては、各印刷装置30に対応した枠F1~F6が表示されている。
さらに、各枠F1~F6においては、各印刷装置30に関する情報が表示される。このため、表示部20a2は、通信部20bを介して工程管理データ10c3を参照し、印刷装置30に関する情報を取得する。デバイス監視画面において表示される印刷装置30に関する情報は、種々の情報であってよい。本実施形態においては、当該情報として、印刷装置30の識別情報、印刷装置30で使用されているメディアの種類、印刷装置30に割り付けられた全ての案件の処理が終了するまでの所要時間(印刷装置30が空くまでの予想時間に対応する情報)、印刷装置30の処理を担当する作業者を示す情報が含まれている。
図8に示す例において、これらの情報は、各枠F1~F6の最上部の薄いグレーに着色された矩形内に表示されている。例えば、枠F1において、「印刷装置1」は印刷装置の識別情報であり、「メディア1」は印刷装置1で使用されているメディアの種類である。「完了まで9分」は、印刷装置30が空くまでの予想時間であり、枠F1内の右上に表示されたbと付されたアイコンは作業者の顔写真である。
なお、印刷装置30が空くまでの予想時間は、工程管理データ10c3に基づいて特定可能である。すなわち、工程管理データ10c3においては、各案件における生産数(印刷部数)が記録されている。処理中の案件においては、残りの生産数が記録されている。表示部20a2は、これらの生産数と、単位生産数分実施するために必要な基準期間とに基づいて処理に必要な時間を取得することができる。従って、同一の印刷装置に割り付けられた案件の全てについて、処理に必要な時間を累計すると、印刷装置30が空くまでの予想時間を取得可能である。表示部20a2は、当該予想時間を取得し、枠内に表示させる。
さらに、本実施形態において表示部20a2は、各印刷装置30に割り付けられた案件に関する情報も枠F1~F6に表示する。すなわち、表示部20a2は、工程管理データ10c3を参照し、各印刷装置30に割り付けられた案件および処理順を取得する。そして、表示部20a2は、各案件の情報を処理順が早い順に上から下に並べ、枠F1~F6内に表示する。従って、最も上に表示された案件は、その印刷装置30において最も早く処理が開始される案件であり、当該印刷装置30において印刷工程が開始されているのであれば、処理中の案件となる。
図8に示す例においては、各案件の情報として、優先順位、案件の識別情報(名称)、メディアサイズ、メディアの種類、案件の処理が終了するまでの所要時間を含む。図8においては、優先順位が高い案件に「高」の文字が対応づけられて表示され、優先順位が低い案件には優先順位に関する表示が行われない。「420×594」等の文字はメディアサイズである。「メディア1」等の文字はメディアの種類を示している。「5分」等の文字は案件の処理が終了するまでの所要時間を示している。
以上の構成によれば、処理部としての印刷装置30毎の情報がデバイス監視画面に一覧として表示されるため、ユーザーは、処理部毎の情報を容易に把握することができる。また、本実施形態においては、デバイス監視画面に表示された一覧において、処理部のそれぞれに割り付けられている案件が、処理部における処理順に表示される。従って、ユーザーは、各処理部において処理が行われる案件を容易に把握可能であり、さらに、各案件の処理順を容易に把握可能である。さらに、本実施形態においては、デバイス監視画面に表示された一覧に、案件に対応づけた優先順位が含まれている。従って、ユーザーは、各処理部において、高い優先順位の案件が低い案件に対して優先的に処理されているか否かを容易に把握可能である。
本実施形態においては、デバイス監視画面におけるユーザーの操作によって、処理を未実行の案件を移動させることが可能である。操作部20a4は、当該操作を受け付ける機能をプロセッサー20aに実現させる。なお、本実施形態において、当該案件の移動は、入力部20eとしてのマウス等によって実施されるドラッグ操作によって実施される。従って、容易に案件を移動させることができる。
案件の移動は、印刷装置30への割り付けと処理順の変更との少なくとも一方を行うための動作である。具体的には、ユーザーは、入力部20eによって案件をドラッグ操作し、任意の位置にドロップ操作する。この操作によって、表示されている案件を移動させる操作が行われると、当該操作に応じて、操作部20a4は、移動された案件を移動後の位置に対応する処理部に割り付けなおす。すなわち、操作部20a4は、ドラッグ操作およびドロップ操作が行われた案件が移動前に割り付けられていた印刷装置30の処理順から当該案件を削除するように工程管理データ10c3を更新する。また、操作部20a4は、処理部における処理順を、案件の移動に対応した処理順に変更する。すなわち、操作部20a4は、ドロップ操作された案件を、ドロップ操作が行われた対象の印刷装置30に割り付け、当該案件の処理順がドロップ操作された位置に対応する処理順となるように工程管理データ10c3を更新する。なお、ドロップ操作においては、移動後の案件の処理順が明示されるように、移動先の案件の表示位置が自動的に移動されてもよい。工程管理データ10c3が更新されると、表示部20a2は、更新後の情報に基づいてデバイス監視画面を表示させる。以上の構成によれば、ユーザーは、簡易な操作によって案件の割り付け先および処理順を変更することが可能である。
なお、本実施形態において、優先順位が低い案件を優先順位が高い案件より先の処理順に変更する操作は、禁止されている。すなわち、操作部20a4は、優先順位が低い案件において、移動された案件の処理順が、優先順位が高い他の案件よりも先の処理順となる変更は受け付けない。このため、優先して処理すべき案件の処理が遅くなることを防止することができる。このような構成は一例であり、例えば、優先順位を無視してユーザーの指示に従って処理順を変更してもよいし、優先順位が低い案件を優先順位が高い案件より先の処理順に変更する操作が行われた場合、表示部20a2は、優先順位が高い案件の処理順が遅くなることを示す警告を表示させてもよい。さらに、警告を表示させた場合、ユーザーの選択に応じて変更を許可してもよい。
さらに、ユーザーが案件をドラッグしたことに応じて、その案件の移動を補助するようにしてもよい。具体的には、その案件で使用するメディアの種類と同一のメディアの種類がセットされている処理部を他の処理部と区別可能に表示させてもよい。また、その案件の優先順位が高い場合には、処理部毎にその案件以上の優先順位である案件のみの処理を完了するまでの予想時間を表示してもよい。また、エラーなどで処理ができない状態である処理部をグレーアウトして、その処理部にドロップできないようにしてもよい。或いは、その案件が先の処理順に割り込まれた場合に、期限を超過する又は期限間近になる案件を識別可能にしてもよい。
以上の構成によれば、ユーザーは、各処理部に割り付けられた案件およびその処理順を一覧しながら、簡易な操作によって割り付け対象の処理部や処理順を変更することができる。また、デバイス監視画面においては、印刷装置30の識別情報や処理順以外にも、種々の情報が表示される。従って、ユーザーは、印刷装置30で使用されているメディアの種類や大きさ、印刷装置30に割り付けられた全ての案件の処理が終了するまでの所要時間等を比較しながら、所望の案件の処理順が所望の処理順となるように修正を行うことができる。
また、本実施形態においては、印刷装置30等の処理部が空くまでの予想時間が表示されるため、ユーザーは、案件の割付を変更する際に、変更後の案件を早期に開始可能な処理部を容易に特定することができる。さらに、本実施形態においては、処理を未実行の案件について、印刷装置30への割付や処理順を変更可能であり、処理中の案件については変更不可能である。従って、処理中の案件の処理を中断して処理順を変更したり、中断後に再開したりというような、煩雑な作業が発生することを防止することができる。
本実施形態にかかるデバイス監視画面においては、さらに、生産システム1の運用状況に応じて変化し得る情報も表示される。このような情報としては、種々の情報が採用され得るが、その一つとして、期限に関するアラートがあり得る。すなわち、表示部20a2は、デバイス監視画面においても、期限が超過した工程または期限の超過が間近である工程に対応づけてアラートを表示させる。当該工程は、群管理画面においてアラートの表示対象となった工程と同一である。このため、表示部20a2が、期限が超過した工程または期限の超過が間近である工程を特定した場合、デバイス監視画面においても当該工程に対応づけてアラートを表示する。図8に示す例においては、印刷装置1に割り付けられた、最も処理順が早い案件1に対応づけて、期限が超過しているか、または期限の超過が間近であることを示すアイコンI7が表示されている。
本実施形態にかかるデバイス監視画面においては、さらに、各処理部のステータスに関する情報も表示される。このような情報としては、種々の情報が採用され得るが、本実施形態において、表示部20a2は、その情報の一つとして、処理部で用いられる材料の残量に対応する情報を表示する。例えば、処理部が印刷装置30である場合、処理部で用いられる材料にはインク等の記録材やメディア等が挙げられる。本実施形態においては、これらの材料に関し、材料の不足のアラートが出力される。
材料の残量を示す情報を取得するため、本実施形態において、印刷装置30等の処理部は、用いる材料の残量センサーを備えており、サーバー10からの要求に応じて材料の残量を示す情報を出力することができる。なお、本実施形態における梱包工程のように、サーバー10に接続された装置が使用されない場合、用いられる材料の残量は、例えば、バーコードリーダー60によって残量や残量を示すコードを読み取り、サーバー10に送信される構成となっていてもよい。いずれにしても、材料の残量を示す情報は、処理部の識別情報に対応づけられて不揮発性メモリー10cに記録される。複数の材料が用いられる場合、材料毎に残量が記録される。
表示部20a2は、サーバー10に対してデバイス監視画面に表示した処理部で用いられる材料の残量を示す情報の送信要求を行う。材料の残量が閾値以下、すなわち、材料の不足のアラートを出力すべき残量である場合、サーバー10は、処理部の識別情報に対応づけて材料の残量を示す情報を送信する。表示部20a2は、通信部20bを介して当該材料の残量を示す情報を取得する。当該情報が取得された場合、表示部20a2は、当該情報に対応づけられた識別情報に基づいて処理部を特定し、工程管理データ10c3を参照し当該処理部に割り付けられた案件を特定する。さらに、表示部20a2は、処理中の案件における残りの生産数と、処理待ちの案件に対応づけられた生産数と、に基づいて各案件の生産を完了するために必要な材料の量を特定する。必要な材料の量は、種々の態様で定義されてよく、例えば、単位生産数の生産を行う際に消費される材料の平均値を生産数に乗じるなどの構成を採用可能である。むろん、完成品の態様に応じて(例えば、印刷される画像に応じて)、必要な材料の量が見積もられてもよい。
必要な材料の量が特定されると、表示部20a2は、必要な材料の量が材料の残量よりも多いか否か判定する。必要な材料の量が材料の残量より多い場合、表示部20a2は、材料の残量で処理を行うことができない案件を特定し、当該案件に対応づけてアラートを示すアイコンを表示する。当該アイコンは、材料の不足を警告することができればよく、種々の態様であってよいが、不足する材料が示されていると好ましい。図8に示す例においては、印刷装置5の最後の処理順である案件16を示す枠F51が濃いグレーで表示されることでアラートが表示され、さらに、C(シアン)インクの不足を示すアイコンI8が当該枠F51内に表示されている。
図8に示すデバイス監視画面においては、印刷装置30で使用されているメディアの種類や各案件の処理において用いられるメディアのサイズやメディアの種類が印刷装置30毎に表示されている。従って、デバイス監視画面においては、移動される案件に対応した印刷処理に用いられる材料と同じ材料が移動先の印刷装置30において用いられているか否かを処理部に対応づけて表示している。この構成によれば、ユーザーが入力部20eを操作して案件に対する操作を行う際に、ユーザーは、移動先となり得る印刷装置30において使用されているメディアの種類を認識することができる。また、ユーザーは、各案件の処理において用いられるメディアのサイズやメディアの種類を認識することができる。
なお、このような材料の表示は、印刷装置30についての表示に限定されず、任意の処理部について同様の表示が行われてよい。すなわち、任意の処理部に関して、移動される案件に対応した処理に用いられる材料と同じ材料が用いられているか否かを処理部に対応づけて表示する構成が採用されてよい。
(3)工程管理処理:
次に、以上のような画面表示を伴う工程管理の際のシーケンスを説明する。図9は、主にサーバー10と管理者端末20との協働を示すシーケンス図である。生産システム1が稼働すると、サーバー10および管理者端末20とのそれぞれにおいて、工程管理のためのプログラムが実行される。管理者端末20において、表示対象の処理部が特定されると図9に示すシーケンスが開始される。シーケンスが開始されると、管理者端末20のプロセッサー10aは、表示部20a2の機能により、ディスプレイ20dに群管理画面を表示する(ステップS200)。この際、表示部20a2は、サーバー10に対して工程管理データ10c3の送信要求を行い、サーバー10のプロセッサー10aは、当該送信要求に応じて画面表示に必要な工程管理データ10c3を管理者端末20に送信する。表示部20a2は、送信された工程管理データ10c3に基づいて例えば、図6に示すような群管理画面を表示する。
群管理画面が表示されると、プロセッサー20aは、ユーザーの操作に応じた処理および表示を行う(ステップS205)。この際、プロセッサー10aは、プロセッサー20aからの要求に応じて工程管理データ10c3を送信し、ユーザーの操作に応じて工程管理データ10c3を更新する(ステップS105)。なお、ユーザーの操作は各種の操作であってよい。例えば、群管理画面において、工程の期限に関するアラートが表示されている状況でユーザーが、挽回案の出力指示を示す操作を行った場合、提示部20a3は、図7に示すような挽回案を表示させる。また、ユーザーが入力部20eによって印刷設定の開始を指示する操作を行った場合、表示部20a2は、印刷設定のための画面を表示させ、プリセットデータ10c2等を利用して印刷設定を受け付ける。これらの操作および表示は例示であり、プロセッサー20aは、任意の操作に応じた処理および表示を行う。
群管理画面が表示された状態において、ユーザーは、入力部20eによって、新規の案件の受付を指示する操作を行うことができ、プロセッサー20aは、新規の案件の受付が指示されたか否か判定する(ステップS210)。ステップS210において、新規の案件の受付が指示されたと判定された場合、表示部20a2は、工程管理データ10c3に基づいて図5に示すような案件の受付画面をディスプレイ20dに表示させる。また、受付部20a1は、当該受付画面を利用した案件の入力を受け付ける(ステップS215)。
受付画面によってユーザーが入力した案件の追加が指示されると、表示部20a2は、群管理画面の表示に戻し、受付部20a1は、入力された案件を示す情報をサーバー10に送信する。すなわち、群に含まれる案件の識別情報や、納品数等を示す情報がサーバーに送信される。プロセッサー10aは、送信された情報を工程管理データ10c3に追加する。さらに、プロセッサー10aは、割付部10a2の機能により、新規の案件の各工程を処理部に対して、案件を割り付ける(ステップS110)。この際、割付部10a2は、案件の優先順位に基づいて案件の処理順を決定する。割付結果および処理順を示す情報は工程管理データ10c3に追記され、工程管理データ10c3が更新される。なお、ステップS210において、新規の案件の受付が指示されたと判定されない場合、ステップS215はスキップされる。
さらに、群管理画面が表示された状態において、ユーザーは、入力部20eによって、デバイス監視画面の表示を指示する操作を行うことができ、プロセッサー20aは、デバイス監視画面の表示が指示されたか否か判定する(ステップS220)。ステップS220において、デバイス監視画面の表示が指示されたと判定された場合、表示部20a2は、工程管理データ10c3に基づいてデバイス監視画面をディスプレイ20dに表示させる。また、受付部20a1は、当該デバイス監視画面を利用した操作の入力を受け付ける(ステップS225)。なお、デバイス監視画面の表示を指示する際に、ユーザーは、いずれの工程の処理部に関するデバイスであるのかを指示することができ、表示部20a2は、指示されたデバイスのデバイス監視画面を表示する。例えば、印刷工程を実施する印刷装置が指示された場合、図8に示すような印刷装置に関するデバイス監視画面が表示される。
デバイス監視画面が表示されている状態において、操作部20a4は、各種の操作を受け付けることが可能である。例えば、案件の移動を受け付けた場合、操作部20a4は、移動された案件における移動前の割付および処理順を削除し、移動後の位置に対応した処理部に再度割り付け、当該位置に応じた処理順となるように工程管理データ10c3を更新する指示を行う。この結果、プロセッサー10aは、指示された情報となるように工程管理データ10c3を更新する(ステップS115)。なお、ステップS220において、デバイス監視画面の表示が指示されたと判定されない場合、ステップS225はスキップされる。
以上のようにして、管理者端末20において各種の画面の表示や操作入力が行われる状況において、サーバー10のプロセッサー10aは、生産部10a1としても機能する。具体的には、生産部10a1は、実行済の工程の次の工程が未実行であり、処理順が最上位の案件が存在するか否か判定する(ステップS120)。すなわち、各案件の完成品を生産するためには、複数の工程が実行される必要があり、先の工程の処理が完了しなければ次の工程の処理を開始することができない。例えば、図8に示す例において、印刷装置6の案件15は最も上位の処理順であるが、印刷装置6による印刷工程よりも前の工程、例えば、印刷設定工程が完了していなければ印刷工程を開始することができない。
そこで、生産部10a1は、生産部10a1は、工程管理データ10c3に基づいて、各処理部に割り付けられた案件および案件の処理順を取得する。また、生産部10a1は、各処理部において最も処理順が上位の案件を取得する。そして、生産部10a1は、最も処理順が上位の案件の中で、当該処理部での工程は開始されていないが、直前の工程が完了している案件を取得する。このような案件が存在する場合、生産部10a1は、実行済の工程の次の工程が未実行であり、処理順が最上位の案件が存在すると判定する。
ステップS120において、実行済の工程の次の工程が未実行であり、処理順が最上位の案件が存在すると判定された場合、生産部10a1は、当該案件の処理を開始するための指示を処理部に対して出力する(ステップS125)。この場合、生産部10a1は、当該案件の処理が開始済であることを示す情報を工程管理データ10c3に追記する。ステップS120において、実行済の工程の次の工程が未実行であり、処理順が最上位の案件が存在すると判定されない場合、生産部10a1は、ステップS125をスキップする。なお、生産システム1の稼働開始直後など、実行済の工程が存在し得ない最初の工程については、ステップS120において、実行済の工程の存在を考慮することなく、処理順が最上位の案件についてステップS125によって処理の開始が指示される。
さらに、生産部10a1は、工程の処理が終了した案件が存在するか否か判定する(ステップS130)。本実施形態において、処理部における案件毎の工程が終了すると、処理部から工程の終了を示す情報がサーバー10に対して送信される。そこで、生産部10a1は、工程の終了を示す情報を受信しているが、その情報を工程管理データ10c3に反映していない案件を、工程の処理が終了した案件とみなす。
ステップS130において、工程の処理が終了した案件が存在すると判定された場合、生産部10a1は、当該案件の処理が終了したことを示す情報を工程管理データ10c3に追記して工程管理データ10c3を更新する(ステップS135)。ステップS130において、工程の処理が終了した案件が存在すると判定されない場合、ステップS135はスキップされる。ステップS135が実行され、または、ステップS130の判定によってステップS135がスキップされた場合、サーバー10のプロセッサー10aはステップS100以降の処理を繰り返す。一方、管理者端末20のステップS220において、デバイス監視画面の表示指示があったと判定されない場合、ステップS225はスキップされる。ステップS225が実行され、または、ステップS220の判定によってステップS225がスキップされた場合、管理者端末20のプロセッサー20aはステップS200以降の処理を繰り返す。
(4)他の実施形態:
以上の実施形態は本発明を実施するための一例であり、他にも種々の実施形態を採用可能である。例えば、上述の実施形態においては、サーバー10と管理者端末20とが異なる装置によって構成されているが、両者は同一の装置であってもよいし、3台以上の装置に分散されていてもよい。さらに、図9に示すシーケンスの処理順は異なっていてもよい。例えば、ステップS130,S135がステップS120,S125より先に実施されてもよい。また、例えば、ステップS220,S225がステップS210,S215より先に実施されてもよい。むろん、この場合、サーバー10における対応する処理の順序も変化する。
さらに、ユーザーインターフェースとして機能する画面の表示態様は、上述の実施形態のような態様に限定されない。例えば、表示される情報および表示され得る情報は、より多くてもよいし、少なくてもよい。図10~図12は、より簡易な表示を行う態様における画面の例を示している。これらの画面を表示するための構成は、上述の図1~図4に示す構成と同じ構成で実現可能である。但し、表示内容が簡素化されることに伴って、表示の必要がない情報が存在する場合、その情報の取得は省略されてもよい。
図10は、案件の受付画面の例である。当該受付画面においては、図5に示す受付画面で表示されている一部の情報が表示されていない。例えば、メディア名や工程に関する情報、案件のプレビューを示すアイコン等が表示されていない。このような構成であっても、複数の案件を群に対応づけることができる。むろん、各種の情報が表示されていない構成において、ユーザーの指示に応じて表示される構成であってもよい。また、図5に示す受付画面で表示されていない情報が図10に示す受付画面で表示されてもよい。なお、各画面における情報の表示位置は任意であり、例えば、図10に示す例においては、優先順位および納品日を示す情報が、画面の左側の矩形内の依頼者名の下方で指定できるように構成されている。
図11は、群管理画面の例である。当該群管理画面においては、図6に示す群管理画面で表示されている一部の情報が表示されていない。例えば、作業者を示すアイコン、実行済の案件を示すアイコン、未実行の案件を示すアイコン、案件のプレビューを示すアイコン等が表示されていない。また、図6に示す受付画面で表示されていない情報が図11に示す群管理画面で表示されてもよい。なお、図11に示す群管理画面においても、黒く着色された円形のアイコンI2が実行中を示すアイコンであり、工程の進捗に応じてアイコンが左から右側に向かって移動する。当該構成であっても、ユーザーは、群毎に案件の工程の進捗を一覧することができ、表示内容に基づいて、工程の進捗を把握可能である。このため、ユーザーによる工程管理の負担を低減することができる。
図12は、デバイス監視画面の例である。当該デバイス監視画面においては、図8に示すデバイス監視画面で表示されている一部の情報が表示されていない。例えば、使用しているメディアの種類やメディアのサイズ、印刷装置30が空くまでの予想時間等が表示されていない。また、図8に示す受付画面で表示されていない情報が図12に示すデバイス監視画面で表示されてもよい。図12に示すデバイス監視画面においては、案件毎の印刷部数が表示されている。当該構成であっても、各案件は、各案件の印刷を行う印刷装置30に対応づけられて表示される。また、各案件は、処理順に表示される。さらに、各案件を移動させる操作によって案件の処理順や、割り付けられた印刷装置30を変更することができる。従って、ユーザーは、デバイス監視画面において、案件の処理順や案件の処理を行う印刷装置30を容易に変更することが可能である。
案件は、複数の工程における処理の対象となる単位であり、案件に対応する工程が完了することによって、案件に対応した完成品が生産される。従って、案件は、例えば、1以上の工程の開始から終了まで処理が実施されることで所定の完成品を得るための指示の単位である。1つの案件において完成されるべき完成品の数は限定されず、1個であっても複数個であっても良い。各案件の完成品は、予め決められた状態の物品であれば良く、むろん、複数の案件によって生産された完成品を用いる工程を経て、他の完成品が完成しても良い。
群は、複数の案件を含む単位であり、同一の群に属する複数の案件が特定の意味を持つ集団となるように定義されれば良い。従って、納期、依頼者が同一である案件が同一の群に属するように定義される構成以外にも、種々の構成が採用可能である。例えば、複数の案件の集合に名称が付され、同一の名称の複数の案件が同一の群に属していても良い。また、完成品の配達先、完成品の種類、案件の種類、処理部、工程の種類、工程の数が同一の案件が同一の群に属していても良い。
複数の案件が群毎に区別可能に表示される一覧においては、各群に属する案件を識別可能であり、各群を区別可能に表示されれば良い。このような一覧の表示の態様としては、種々の態様が採用可能である。例えば、同一の群に属する複数の案件の色やアイコン、表示位置を共通とし、異なる群に属する複数の案件と区別できるように構成されていても良い。また、群を示す名称やアイコン等に対して群に属する複数の案件を樹形図で対応づけて表示するような構成等であっても良い。
案件に対応した工程は、案件を完成させるために必要な処理の少なくとも一部に該当する作業であり、案件毎に異なっていても良いし、同一であっても良い。生産工程では、案件に対応する工程の処理を実行させることができればよい。処理は、装置によって実施されてもよいし、作業者によって実施されてもよいし、その双方によって実施されてもよい。装置によって処理が実施される場合には、処理の開始指示や処理に必要な情報が電気的に提供されることによって処理を実行させる構成となる。作業者によって処理が実施される場合には、処理の開始指示や処理に必要な手順が作業者に伝達されることによって処理を実行させる構成となる。むろん、生産される完成品は印刷物に限定されず、各種の完成品の生産システムが実現されてよい。すなわち、処理に印刷処理を含まない生産システムであってもよい。
また、作業者が実施する処理部は、バーコードとバーコードリーダーを用いてサーバーに処理の開始と終了とを通知していたがこれに限るものではない。ICタグとICタグリーダーを用いたり、デジタルカメラで処理対象物を撮影したりするなど他の機器を用いることで、処理の開始と終了とを通知してもよい。また、複数の対象物を処理する場合には、任意の数の対処物ごとに開始や終了を通知してもよい。
工程の進捗は、工程の進行度合いを示していれば良く、例えば、各工程が開始されたことを示す情報、終了されたことを示す情報、工程が進行した割合を示す情報等によって表現されて良い。一覧において工程毎の進捗を表示するための態様は、上述の態様に限定されず、進捗度合いを数値で示す構成等であっても良い。
案件を並べる第1方向と、工程を処理順に並べる第2方向とは、上述の実施形態と異なっていてもよい。例えば、第1方向が横方向、第2方向が縦方向であっても良い。また、時刻が進む方向も上述の実施形態と異なっていてもよい。
優先順位は、案件に対応した工程の処理順を他の案件よりも先にすべきか否かを示す情報であれば良く、案件間で相対的に優先順位が決められれば良い。むろん、優先順位は、上述の実施形態のように2段階である構成に限定されず、より多段階に優先順位が設定されても良い。優先順位が高い案件の処理は、優先順位が低い案件の処理よりも優先的に開始されれば良く、処理中の工程を中断して高い優先順位の案件の処理を開始する構成も可能である。なお、優先順位が相対的に高い案件が複数存在する場合、予め決められた規則に従った順序、例えば、案件の依頼が早い順序や納期が早い順序に従って処理を開始させる構成等を採用可能である。
案件に対応する期限は、案件に応じた完成品を生産するために処理が終了しているべき時間軸上の点であり、種々の単位で指定されていて良い。従って、上述の実施形態のように日で指定されている構成に限定されず、時間や分の単位で期限が指定されても良い。また、期限を満たしているか否かの判定は、種々の規則で行われてよい。例えば、日の単位で期限が指定されている場合に、その日の最終時刻(24:00)が期限であると見なされても良いし、その日における稼働期間の最終時刻(例えば、9:00~17:00が稼働期間である場合の17:00)が期限であると見なされても良い。
また、案件に対応する期限は、工程毎に定義されていても良いし、案件毎に定義されていても良い。さらに、工程の少なくとも一部について期限が定義されているが、他の一部について期限が定義されていない構成でもよい。いずれにしても、期限内に処理を完了させることが必要である工程について期限が定義されていれば良い。
案件と、工程と、期限との一覧は、各案件に対応する工程と、工程または案件に対応する期限とが対応づけられた状態で、複数の案件が一覧できるような表示であれば良く、上述の実施形態にかかる構成に限定されない。例えば、期限は、数値で表現されても良いし、工程の開始から期限の終了までの期間に対応した長さの棒グラフを表示可能なエリアにおいて、工程の開始から現在までの期間が全期間に対して占める割合を示す棒グラフで表現されても良い。また、現在から期限の終了までの残期間が短いほど強度が強くなるような警告が表示される態様であっても良い。
期限の超過が間近であるか否かは、期限を超過するおそれがあるか否かを示していれば良く、例えば、期限までの残期間が既定値以下になった場合に間近であると判断されても良いし、工程の処理や進捗に応じて間近であるか否か判断されても良い。後者としては、例えば、既定の処理速度で工程の処理が実施された場合に期限が超過するならば、期限が間近と判断される構成等を採用可能である。
挽回案は、期限を超過しないために、現在の日時から期限までの期間で必要となる処理の例であればよい。すなわち、工程の処理速度が期限を超過しないような速度となるために必要な処理の例であれば良い。このような挽回案は、上述の様に、工程の処理を行う処理部の数を増加させる挽回案の他にも、種々の態様であって良い。例えば、作業者の数の増強や作業時間の延長などを含む挽回案であっても良い。
案件ごとに未実行の工程と実行済の工程と実行しない工程とを互いに区別可能に表示する際には、各工程の進捗および工程の有無をユーザーが把握できるように表示が行われればよい。各工程を区別可能にするための表示の態様は、上述の実施形態のような態様に限定されず、種々の態様であって良い。例えば、文字や色、各種のアイコンによって未実行、実行済、実行しない工程を区別可能に表示する構成を採用可能である。また、実行中の工程が区別可能に表示されても良い。
さらに、案件ごとに未実行の工程と実行済の工程と実行しない工程とを互いに区別可能に表示する構成は、上述の構成に限定されない。例えば、上述の実施形態において、表示部20a2が、処理を未実行の工程と実行済の工程とを類似するマークで区別可能に表示し、処理を実行しない工程はこれらとは非類似のマークを表示する構成であってもよい。類似するマークは種々の態様で表現可能である。例えば、色が異なるが形状が同一または相似であるマークが類似するマークとされ、形状が同一でも相似でもないマークが非類似とされる構成等が挙げられる。この他にも、あるマークを拡大または縮小したマークは類似であるとされる一方で、拡大・縮小を行っても重ならないマークは非類似とされる構成等が挙げられる。
工程の作業者は、工程の処理を行う者であっても良いし、工程の処理を行う装置に関する作業を行う者であっても良い。例えば、裁断装置やラミネート装置を人が操作することによって裁断やラミネートの工程の処理が行われる場合、当該操作を行う人が作業者になる。印刷装置や裁断装置やラミネート装置が自動で裁断やラミネートの工程の処理を行うことが可能である場合、当該印刷装置や裁断装置やラミネート装置の操作やメンテナンス等を行う人が作業者になる。また、装置による自動化の度合いが高い場合など、作業者が存在しない工程があっても良い。
処理部への案件の割り付けは、少なくとも、案件と案件を処理すべき処理部とを対応づけることによって成立する。割り付けの際には、案件の処理順が決められていても良い。案件を割り付けなおす際にも、割り付け後の処理部における処理順が修正されても良い。
さらに、本発明は、コンピューターが実行するプログラムや方法としても適用可能である。また、以上のようなシステム、プログラム、方法は、単独の装置として実現される場合もあれば、複数の装置が備える部品を利用して実現される場合もあり、各種の態様を含むものである。また、一部がソフトウェアであり一部がハードウェアであったりするなど、適宜、変更可能である。さらに、システムを制御するプログラムの記録媒体としても発明は成立する。むろん、そのプログラムの記録媒体は、磁気記録媒体であってもよいし半導体メモリーであってもよいし、今後開発されるいかなる記録媒体においても全く同様に考えることができる。
また、上記の実施形態は、発明を限定するものではない。実施形態には、効果を異にする複数の発明が含まれているため、実施形態中から読み取れる1の課題や効果は実施形態に含まれる全ての発明にとっての課題や効果であるというわけではない。
1…生産システム、10…サーバー、10a…プロセッサー、10a1…生産部、10a2…割付部、10b…通信部、10c…不揮発性メモリー、10c1…原稿ファイル、10c2…プリセットデータ、10c3…工程管理データ、20…管理者端末、20a…プロセッサー、20a1…受付部、20a2…表示部、20a3…提示部、20a4…操作部、20b…通信部、20c…不揮発性メモリー、20d…ディスプレイ、20e…入力部、30…印刷装置、30a…プロセッサー、30b…通信部、30c…不揮発性メモリー、30d…印刷部、30e…UI部、40…出力装置、50…表面加工機、60…バーコードリーダー

Claims (8)

  1. それぞれが優先順位を有する複数の案件を受け付ける受付工程と、
    受け付けた前記案件を前記優先順位と対応付けた一覧を表示する表示工程と、
    受け付けた前記案件に対応した複数の工程を含む処理を実行させて完成品を生産させる生産工程と、
    を含む生産方法であって、
    前記生産工程は、前記優先順位が高い前記案件の処理を、前記優先順位が低い前記案件の未実行の処理よりも前に実行させる、
    生産方法。
  2. 前記生産工程は、
    前記優先順位が高い前記案件の処理を、前記優先順位が低い前記案件の実行中の処理の後であって、前記優先順位が低い前記案件の未実行の処理よりも前に実行させる、
    請求項1に記載の生産方法。
  3. 処理を未実行である前記案件について処理順を変更する操作が行われたことに応じて、前記案件の処理順を変更する操作工程をさらに備える、
    請求項1または請求項2のいずれかに記載の生産方法。
  4. 前記受付工程は、
    複数の前記案件を群として受け付け、前記優先順位は群単位で決められる、
    請求項1~請求項3のいずれか一項に記載の生産方法。
  5. 前記群に含まれる前記案件は、
    納期、依頼者の少なくとも一方が同一である、
    請求項4に記載の生産方法。
  6. 前記生産工程は、
    前記優先順位に応じて前記案件の処理場所を自動選択する、
    請求項1~請求項5のいずれか一項に記載の生産方法。
  7. それぞれが優先順位を有する複数の案件を受け付ける受付部と、
    受け付けた前記案件に対応した複数の工程を含む処理を実行させて完成品を生産させる生産部と、
    を備えた生産システムであって、
    前記生産部は、前記優先順位が高い前記案件の処理を、前記優先順位が低い前記案件の未実行の処理よりも前に実行させる、
    生産システム。
  8. コンピューターを、
    それぞれが優先順位を有する複数の案件を受け付ける受付部、
    受け付けた前記案件を前記優先順位と対応付けた一覧を表示する表示部、
    受け付けた前記案件に対応した複数の工程を含む処理を実行させて完成品を生産させる生産部、
    として機能させる生産プログラムであって、
    前記生産部は、前記優先順位が高い前記案件の処理を、前記優先順位が低い前記案件の未実行の処理よりも前に実行させる機能をコンピューターに実現させる、
    生産プログラム。
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