JP6350360B2 - 可視像形成装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、可視像形成装置及び画像形成装置に関し、特に、ジョブ管理画面を可視像として空中に形成する技術に関する。
今日では、空中に可視像を形成して必要な情報を表示させる表示装置が提案されている。例えば、下記特許文献1,2には、不可視のレーザー光を間欠的に発光させ、当該レーザー光をレンズやミラー等により集光してプラズマを発生させ、当該プラズマから発光する可視光により文字、画像等の可視像を空中に形成する可視像形成装置が示されている。
また、下記特許文献3には、自動車内の空間に可視像を形成することで必要な情報を表示させる車室内空中表示装置が提案されている。この車室内空中表示装置では、車の搭乗者にとって必要な情報を、車室内に取り付けられた表示パネルではなく車室内の空間において搭乗者が視認しやすい位置に表示可能とされている。
さらに、下記特許文献4に示される光学結像装置は、物体又は表示装置から発せられた光を受け入れて反射させ、当該光学結像装置を挟んで当該物体又は表示装置とは対称となる位置に反射光を収束させることで、空中に物体像を結像させる。
特開2003−233339号公報 特開2007−206588号公報 特開2010−78623号公報 特開2013−127625号公報
一方、コピー、プリンター、スキャナー、及びファクス等の多機能を備えた複合機としての画像形成装置が知られ、上記特許文献1〜4に示される技術を用いて、上記画像形成装置の操作画面等を空中に表示させることが考えられる。
しかしながら、上記特許文献1〜4に示される技術により画像形成装置の操作画面等を空中に表示させても、画像形成装置において管理しているジョブの状況をユーザーに対して的確に理解させることは困難である。
本発明は、上記の事情に鑑みなされたものであり、空中にジョブ管理画面を示す可視像を形成させることによって、ユーザーが、管理されているジョブの状況を的確に把握可能にすることを目的とする。
本発明の一局面に係る可視像形成装置は、空中に可視像を形成する可視像形成部と、
ジョブの管理を行うジョブ管理部と、
前記ジョブ管理部により管理されているジョブの状況を示したジョブリスト画像を作成する画面画像作成部と、
前記画面画像作成部により作成された前記ジョブリスト画像の可視像を前記可視像形成部により形成させる制御部とを備え、
前記可視像形成部は、
レーザー光源部と、
仮想垂直軸を中心に一定角度ずつ回転した角度を有する可視像が、当該一定角度ずつ回転した各空中位置に、時間差を生じて順次形成されるように、前記レーザー光源部による三次元空間座標のレーザー光出射方向及び出射位置を繰り返し算出して更新する形成位置算出部と、
前記形成位置算出部により算出されたレーザー光出射方向及び出射位置が更新される度に、そのレーザー光出射方向及び出射位置に存在する気体がプラズマ発光するように前記レーザー光源部を制御するレーザー光源制御部と、を備え、
前記制御部は、前記仮想垂直軸を中心に回転する前記ジョブリスト画像の可視像を前記可視像形成部により形成させるものである。
また、本発明の一局面に係る画像形成装置は、上記可視像形成装置と、
記録媒体に画像形成を行う画像形成部と、を備えるものである。
本発明によれば、空中にジョブ管理画面を示す可視像を形成させることによって、ユーザーが、ジョブ管理内容を示す表示部分から離れた場所にいたとしても、その位置からジョブの状況を的確に把握することができる。
本発明の一実施形態に係る画像形成装置の外観を示す斜視図である。 画像形成装置の主要内部構成を示す機能ブロック図である。 可視像形成部により操作画面の可視像を形成する処理を示すフローチャートである。 操作画面としての可視像が空中に形成される状態を示す図である。 操作画面としての可視像が空中に形成される状態を示す図である。 (A)、(B)は、操作画面としての可視像が空中に形成される状態を示す図である。 (A)、(B)は、操作画面としての可視像が空中に形成される状態を示す図である。 (A)〜(C)は、操作画面としての可視像が空中に形成される状態を示す図である。 可視像形成部により操作画面の可視像を形成する処理を示すフローチャートである。 可視像形成部により操作画面の可視像を形成する処理を示すフローチャートである。 可視像形成部により操作画面の可視像を形成する処理を示すフローチャートである。
以下、本発明の一実施形態に係る画像形成装置について図面を参照して説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る画像形成装置の外観を示す斜視図である。
本発明の一実施形態に係る画像形成装置1は、ファクシミリ通信機能、コピー機能、プリンター機能、及びスキャナー機能等の複数の機能を兼ね備えた複合機である。図1に示すように、画像形成装置1は、装置本体2と、装置本体2の上方に配置された画像読取部5と、画像読取部5と装置本体2との間に設けられた連結部3とから構成される。
画像形成装置1の外郭を構成する筐体7には、画像形成装置1の様々な機能を実現するための複数の構成機器が収容されている。例えば、筐体7には、画像読取部5、画像形成部12(図2)、定着部、給紙部30、及び本発明の一実施形態に係る可視像形成部50等が収容されている。
画像読取部5は、原稿搬送部6と、原稿搬送部6により搬送されてくる原稿又は不図示のコンタクトガラスに載置された原稿を光学的に読み取るスキャナーとを有するADF(Auto Document Feeder)である。画像読取部5は、ファクシミリ送信対象の原稿を1枚ずつ読み取ることで、画像形成対象となる画像データを取得する。
画像形成部12は、感光体ドラム、帯電装置、露光装置、現像装置、及び転写装置を備え、画像読取部5によって読み取られた画像や、ネットワーク接続されたパーソナルコンピューターから送られてくるプリント対象データを用いて、給紙部30から供給される記録紙に画像を形成(印刷)する。画像形成済みの記録紙は上記定着部による定着処理を受けた後、排出トレイ4に排出される。
可視像形成部50は、空中に可視像を形成する。(1)可視像形成部50は、不可視のレーザー光を間欠的に発光させ、当該レーザー光をレンズやミラー等により集光してプラズマを発生させ、当該プラズマから発光する可視光により文字、画像等の可視像を空中に形成する(その可視像形成方法は、例えば特開2003−233339号公報及び特開2007−206588号公報に示されている)。或いは、(2)可視像形成部50は、光学結像装置を有し、表示装置から発せられた光を受け入れて反射させ、当該光学結像装置を挟んで当該表示装置とは対称となる位置に反射光を収束させることで空中に物体像を結像させる構成である(その可視像形成方法は、例えば特開2013−127625号公報に示されている)。以下、本実施形態では、可視像形成部50が上記(1)の構成を採るものとして説明する。
操作部47は、例えば、当該画像形成装置1により可能な機能の実行を指示するためのスタートキー、可視像形成部50により形成される可視像が示す操作画面を操作して入力した設定を確定させる決定キー(エンターキー)、数値入力を行うための数値入力キー等を備える。
また、画像形成装置1の正面側の側部には、操作検知部60が設けられている。操作検知部60は、可視像形成部50により上記可視像が形成されると、当該可視像の形成位置に操作者がその手を位置させた状態である、可視像に対する擬似的タッチ操作を検知する。操作検知部60は、当該操作の検出時、操作の検知と共に当該操作が行われた位置情報を指示受付部102(図2)に出力する。
さらに、画像形成装置1の正面側の側部には、画像形成装置1の前方における一定範囲内に存在する操作者を検知する操作者検知センサー80が設けられている。操作者検知センサー80は、例えば、光学センサーであり、発光及び受光部を有し、発光部から発光した光の当該操作者からの反射光を受光部が受光できた場合に、画像形成装置1の前方の一定範囲内に操作者が存在することを示す検知信号を後述する制御部100に出力する。
次に、画像形成装置1の構成を説明する。図2は画像形成装置1の主要内部構成を示す機能ブロック図である。
画像形成装置1は、制御ユニット10を備える。制御ユニット10は、CPU(Central Processing Unit)、RAM、ROM及び専用のハードウェア回路等から構成される。
画像読取部5は、制御ユニット10による制御の下、光照射部及びCCDセンサー等を有する読取機構を備える。画像読取部5は、光照射部により原稿を照射し、その反射光をCCDセンサーで受光することにより、原稿から画像を読み取る。
画像処理部31は、画像読取部5で読み取られた画像の画像データを、必要に応じて画像処理する。例えば、画像処理部31は、画像読取部5により読み取られた画像が画像形成部12により画像形成された後の品質を向上させるために、シェーディング補正等の予め定められた画像処理を行う。
画像メモリー32は、画像読取部5による読取で得られた原稿画像のデータを一時的に記憶したり、画像形成部12による画像形成の対象となるデータを一時的に保存したりする領域である。
画像形成部12は、画像読取部5で読み取られた印刷データ、ネットワーク接続されたコンピューター200から受信した印刷データ等の画像形成を行う。
操作部47は、画像形成装置1が実行可能な各種動作及び処理について操作者からの指示を受け付ける。
HDD92は、画像読取部5によって読み取られた原稿画像等を記憶する大容量の記憶装置である。画像形成装置1では、複数の予め定められた機能、例えば、コピー機能、スキャナー機能、ファクシミリ通信機能、及びプリンター機能等の実行が可能であり、当該機能毎に、機能実行のために設定が必要な項目の設定値を受け付けるために用いられる操作画面(画面画像)が定められている。また、HDD92の記憶領域の一部に、各操作画面(画面画像)の基礎画面や当該画面情報に添付する情報が記憶されている。
可視像形成部50は、制御部100による制御の下で空中に可視像を形成する。本実施形態では、可視像形成部50は、不可視のレーザー光を間欠的に発光させ、当該レーザー光をレンズやミラー等により集光してプラズマを発生させ、当該プラズマから発光する可視光により文字、画像等の可視像を空中に形成する。可視像形成部50は、レーザー光源部51と、形成位置算出部52と、レーザー光源制御部53とを少なくとも備える。
レーザー光源部51は、レーザー光源制御部53による制御の下で、不可視の上記レーザービームを発光する。なお、レーザー光源部51は、レーザービームを発光するレーザー光源と、レーザー光源からのレーザー光を集光してプラズマを発生させるレンズやミラー等と、レーザー光源及び当該レンズやミラー等を走査させる走査機構とを有する。
形成位置算出部52は、制御部100から受け取る画面画像を示す可視像が、予め定められた可視像形成位置(予め定めた三次元空間座標系上における位置座標)で形成されるように、レーザー光源部51によるレーザー光出射方向及び出射位置を算出する。すなわち、形成位置算出部52は、どのような可視像形成位置でレーザー光源部51によりプラズマを発生させるかを算出する。
レーザー光源制御部53は、形成位置算出部52により算出されたレーザー光出射方向及び出射位置に存在する気体をプラズマ発光させるためにレーザー光源部51を制御する。可視像は、2つのレーザー光の交点に発生する輝点により生じるため、レーザー光源制御部53は、例えば、当該輝点の位置が画面画像を構成する各画素に対応する位置となるように、当該2つのレーザー光を発光させるタイミングを調節しつつ、レーザー光源部51を駆動制御する。
立体の可視像を形成する場合、形成位置算出部52は、レーザー光源部51による空間でのXYZ方向におけるレーザー光出射方向及び出射位置を繰り返し算出して更新する。レーザー光源制御部53は、レーザー光出射方向及び出射位置が更新される度に、そのレーザー光出射方向及び出射位置に存在する気体がプラズマ発光するようにレーザー光源部51を制御する。レーザー光源制御部53は、レーザー光源部51の上記走査機構を制御して、上記レンズをレーザー照射方向(例えばXY方向を二次元方向とした場合における奥行きとしてのZ方向)に移動させることにより、当該レーザー照射方向(Z方向)におけるプラズマ発光位置を変更させる。
制御ユニット10は、制御部100と、ジョブ管理部101と、指示受付部102と、画面画像を作成する画面画像作成部103とを備えている。
制御ユニット10は、HDD92にインストールされている制御プログラムに従った動作により、制御部100、ジョブ管理部101、指示受付部102、及び画面画像作成部103として機能する。但し、制御部100、ジョブ管理部101、指示受付部102、及び画面画像作成部103は、制御ユニット10による制御プログラムに従った動作によらず、それぞれハード回路により構成することも可能である。
制御部100は、画像読取部5、原稿搬送部6、画像処理部31、画像メモリー32、画像形成部12、操作部47、ファクシミリ通信部71、ネットワークインターフェイス部91、HDD(ハードディスクドライブ)92、可視像形成部50、操作検知部60、及び操作者検知センサー80等と接続され、これら各部の駆動制御を行う。
ジョブ管理部101は、ジョブを管理する。すなわち、ジョブ管理部101は、受け付けている各ジョブの実行や実行順、及び中止を制御すると共に、ジョブの状況(例えば、処理中、印刷中、待機中、一時停止)を監視する。
指示受付部102は、操作検知部60によって検知された擬似的タッチ操作に対応付けられた各指示を受け付ける。指示受付部102は、操作画面の種別と、上記擬似的タッチ操作の位置情報の組み合わせに対応付けられた指示内容を予め記憶している。指示受付部102は、操作検知部60から、ある操作画面に対する擬似的タッチ操作の検知と当該擬似的タッチ操作の位置情報を受け取ると、これら操作画面の種別及び擬似的タッチ操作の位置情報に基づいて、これらに対応付けられた指示内容を判別し、当該判別指示内容を操作者からの指示として受け付ける。
画面画像作成部103は、指示受付部102によって受け付けられた指示内容や、ジョブ管理部101によって管理されているジョブの状況等に応じて、これらを示す画面画像を作成する。画面画像作成部103は、HDD92に記憶されている各操作画面(画面画像)の基礎画面等を用いて、画面画像を作成する。例えば、画面画像作成部103は、ジョブの状況を示したジョブリスト画像を作成する場合、HDD92に記憶されているジョブリストの基礎画面とジョブ管理部101で管理されているジョブ情報とを用いて、ジョブリスト画像を作成する。
操作検知部60は、可視像形成部50により上記予め定められた空間位置に可視像が形成されたときに、当該可視像として形成されている操作画面の表示位置に操作者の手を位置させた状態である擬似的タッチ操作を検知する。操作検知部60は、当該擬似的タッチ操作を検知した旨と、当該擬似的タッチ操作の位置情報とを、指示受付部102に出力する。
例えば、操作検知部60は、撮像部61を備える。撮像部61は、可視像形成部50によって可視像が形成される上記予め定められた形成位置から三次元空間の一定範囲内を撮像する。操作検知部60では、撮像部61によって撮像された画像に基づいて操作者の手等の画像及び当該画像の空間位置を特定し、画像の空間位置が、上記予め定められた形成位置に可視像として形成されている操作画面から一定範囲内(例えば、xyz方向の少なくともいずれかにおいて10mm以内)の位置である場合には、当該可視像としての操作画面に対する擬似的タッチ操作として検知し、当該擬似的タッチ操作が行われた位置を示す位置情報を取得する。
例えば、操作検知部60は、撮像部61による撮影画像を基に、2値化処理や濃淡情報によるパターンマッチング等の画像処理を行って、操作者の画像を判別する。ここでは、操作検知部60は、撮影画像より抽出される操作者の手の画像と、操作検知部60が予め記憶している基本画像とのパターンマッチングにより、撮像画像が操作者の手の画像であるか否かを判別する。そして、操作検知部60は、当該手の画像が判別されると、当該手の画像の位置を予め定めた三次元空間座標における位置座標として検出する。そして、操作検知部60は、当該手の画像の位置と、可視像としての操作画面が形成されている上記予め定められた空間位置とが重なる部分が存在するか否かを判定する。操作検知部60は、当該重なる部分がある場合には、操作画面に対する擬似的タッチ操作ありと検知する。操作検知部60は、擬似的タッチ操作ありと検知した旨と、当該擬似的タッチ操作の操作位置を示す位置情報とを、指示受付部102に出力する。
また、操作検知部60は、可視像形成部50により可視像として形成されている印刷イメージに対して上記一定範囲内に操作者が手等を近付けて上記擬似的タッチ操作を検知したとき、操作者が当該擬似的タッチ操作の位置を上記Z方向において予め定められた範囲内に保ったまま、上記XY方向にスライドさせた場合、当該操作を当該可視像に対するドラッグ操作として検知する。
ファクシミリ通信部71は、図略の符号化/復号化部、変復調部及びNCU(Network Control Unit)を備え、公衆電話回線網を用いてのファクシミリの送信を行うものである。
ネットワークインターフェイス部91は、LANボード等の通信モジュールから構成され、当該ネットワークインターフェイス部91に接続されたLAN等を介して、ローカルエリア内のコンピューター200等と種々のデータの送受信を行う。画像形成装置1には複数のコンピューター200が接続され得る。
駆動モーター70は、画像形成部12の各回転部材及び搬送ローラー対等に回転駆動力を付与する駆動源である。
操作者検知センサー80は、上述したように、画像形成装置1の前方の一定範囲内に存在する操作者を検知するセンサーである。
なお、可視像形成部50、操作検知部60、制御部100、ジョブ管理部101、指示受付部102、及び画面画像作成部103が、本発明に係る可視像形成装置の一実施形態となり得る。
次に、可視像形成部50によりジョブリスト画像の可視像を形成する処理を説明する。図3は、可視像形成部50によりジョブリスト画像の可視像を形成する処理を示すフローチャートである。なお、ここでの処理は、操作者により操作部47等からジョブリスト画像を示す可視像の形成が指示された場合に行われるものである。
制御部100は、HDD92からジョブリストの基礎画面を読み出し(S1)、ジョブ管理部101により管理されているジョブについて各ジョブ情報(例えば、ジョブ番号、ユーザー名、ジョブ状況)を読み出す(S2)。画面画像作成部103は、当該読み出された基礎画面とジョブ情報とを用いて、ジョブの状況を示したジョブリスト画像を作成させる(S3)。上記ジョブ番号は、ジョブの受付番号であり、上記ユーザー名は、ジョブを実行したユーザー名であり、上記ジョブ状況は、処理中や印刷中、待機中、一時停止などである。
そして、制御部100は、図4及び図5に例を示すように、可視像形成部50に、上記のようにして作成させたジョブリスト画像の可視像D1を、予め定められた空間位置に形成させる(S4)。ここでは、可視像D1を形成する当該予め定められた空間位置は、図4及び図5に示すように、画像形成装置1の前方方向において、画像形成装置1の正面側側面部と同一位置となる付近であって、標準的な身長を有するとした操作者P1の目線の高さ位置とされる。
このように可視像D1が形成されている場合、図5に例を示すように、画像形成装置1の前に立つ操作者の目前となる空間に、ジョブリスト画像の可視像D1が位置するため、操作者P1にとっては、例えば画像形成装置1に備えられたLCD等の表示部に表示されたジョブリスト画像を視認する場合よりも、ジョブリスト画像の視認性がよくなる。また、ジョブリスト画像の可視像D1は、空中に形成されるため、当該画像形成装置1の近くにいる操作者P1だけでなく、離れたところにいる人からも見ることができる。例えば、可視像D1は、縦400mm×横600mmの大きさの範囲内で形成される。また、制御部100が、ジョブリスト画像に含まれるジョブの数に応じて、可視像形成部50に可視像D1の大きさを指定するようにしても良い。大きさを変動させることによって、離れた場所からでもジョブの混雑具合を容易く把握することができる。
なお、図4に例を示すように、可視像D1を構成する各画素が仮想垂直軸Jを軸心としてゆっくりと回転するように、可視像形成部50が、可視像D1を形成するレーザー光の出射方向等を制御することによって、軸心を中心に可視像D1を擬似的に回転させることができる。
例えば、形成位置算出部52は、一定周期(一定期間)毎に、仮想垂直軸J(図4)を軸に360度回転して、一定角度ずつ仮想垂直軸周りに可視像D1が回転して形成されるように、すなわち、当該一定角度ずつ回転した角度を有する可視像D1が、当該一定角度ずつ回転した各空中位置に、時間差を生じて順次形成されるように、レーザー光源部51による図4のXYZ方向におけるレーザー光出射方向及び出射位置を繰り返し算出して更新する。レーザー光源制御部53は、レーザー光出射方向及び出射位置が更新される度に、そのレーザー光出射方向及び出射位置に存在する気体がプラズマ発光するようにレーザー光源部51を制御する。レーザー光源制御部53は、レーザー光源部51の上記走査機構を制御して、上記レンズをレーザー照射方向(図4におけるZ方向)に移動させることにより、当該レーザー照射方向(Z方向)におけるプラズマ発光位置を変更させる。
これにより、可視像形成部50により、可視像D1が仮想垂直軸Jを中心にして一定角度ずつ回転される。可視像D1は、可視像形成部50により、一定角度ずつ回転されかつ規定の角度範囲αで往復回転される。あるいは、可視像D1を一定角度ずつ一方向に回転させ続けてもよい。
なお、例えば、図4に示す位置に配置された可視像形成部50のレーザー光源部51によっては、仮想垂直軸J周りに上記可視像を回転させて形成する場合、可視像の形成が困難な角度が存在する場合は、形成位置算出部52は、仮想垂直軸J周りに上記可視像を360度回転させる各空間位置を算出するのではなく、可視像形成部50のレーザー光源部51により可視像を形成可能な角度でのみ、可視像を形成させる上記空間位置を算出する。
次に、操作検知部60によってジョブリスト画像に対する疑似的タッチ操作及びその位置が検知されると(S5でYES)、指示受付部102が、この位置を示す位置情報及びジョブリスト画像の示す画面情報に基づいて操作に対応付けられた内容の指示を受け付ける(S6)。
例えば、可視像D1の示すジョブリスト画像に表示されているジョブのうちの1つを示す、例えばジョブ画像JOB1が擬似的タッチ操作によりタップ(ポンと画像を押す)された場合(図6(A))、指示受付部102は、操作検知部60による検知内容に基づいて、その操作は当該ジョブ画像JOB1により示されるジョブについての詳細情報の表示が指示されたと判断する。
また、可視像D1の示すジョブリスト画像に表示されているジョブ画像JOB1が上下方向にドラッグ(画像に触れたままの状態で指をスライドさせる)され、他のジョブ画像JOB2部分でドラッグ操作が停止されたことを操作検知部60が検知した場合(図7(A))、指示受付部102は、当該操作は当該ジョブ画像JOB1により示されるジョブの実行順を、ジョブ画像JOB2の示すジョブの実行順と入れ替える旨の指示がされたと判断して当該指示を受け付ける。さらには、操作検知部60が、例えばジョブ画像JOB1が当該ジョブリスト画像から外れる領域までドラッグ操作されたことを検知した場合(図8(A))、指示受付部102は、当該操作を、当該ジョブ画像JOB1の示すジョブを削除する指示と判断して受け付ける。なお、これら疑似的タッチ操作に基づいて指示受付部102に受け付けられる指示内容は、特許請求の範囲における指示内容の一例となる。なお、図8(A)〜(C)では可視像形成部50の図示を省略している。
上記のようにして、操作者により行われた疑似的タッチ操作に対応付けられた内容の指示が指示受付部102に受け付けられると(S6)、制御部100は、当該指示内容に基づいた処理、上記例で言えば、ジョブ実行順の入れ替え又はジョブの削除等を行い(S7)、その後、上記S5へ戻る。なお、制御部100が行う前記指示内容に基づく処理については、後で詳しく説明する。
一方、上記S5において、操作検知部60によってジョブリスト画像に対する疑似的タッチ操作が検知されていない場合(S5でNO)は、制御部100は、ジョブ管理部101で管理されているジョブの情報が更新されているか否かを判断し(S8)、ジョブ情報が更新されていると判断すれば(S8でYES)、上記S1へ戻り、ジョブ情報が更新されていないと判断すれば(S8でNO)、上記S5へ戻る。
次に、上記S7において、制御部100で行われる処理について説明する。図5乃至図8と、これに加えて新たに図9〜図11を用いて説明する。図9〜図11は、制御部100で行われる処理を示すフローチャートである。
例えば、図6(A)に示すように、可視像D1の示すジョブリスト画像に表示されているジョブ画像JOB1(ジョブ番号「00109」のジョブを示す)がタップされ、指示受付部102によって受け付けられた指示内容が操作者に選択されたジョブ番号「00109」のジョブの詳細情報の表示である場合、制御部100は、HDD92からジョブの詳細情報を表示するための基礎画面を読み出し(図9のS11)、ジョブ管理部101により管理されているジョブ番号「00109」のジョブの詳細情報(例えば、ジョブ番号、ジョブの種類、ユーザー名、ジョブ名、ジョブ状況、受付時刻)を読み出す(S12)。ジョブの種類としては、コピー印刷、プリンター印刷、ファクスなどが挙げられる。
画面画像作成部103は、当該読み出された基礎画面とジョブ詳細情報とを用いて、ジョブの詳細情報を示した詳細情報画像を作成させ(S13)、可視像形成部50に、当該作成された詳細情報画像と既に作成済みのジョブリスト画像とを用いて、図6(B)に例を示すように、ジョブリスト画像と詳細情報画像とを有した可視像D2を予め定められた空間位置に形成させる(S14)。詳細情報画像については、当該画像形成装置1の近くにいる操作者P1が視認できれば十分なので、大きさはジョブリスト画像よりも小さくて足りる。
また、例えば、図7(A)に示すように、可視像D1の示すジョブリスト画像に表示されているジョブ画像JOB1(ジョブ番号「00109」のジョブを示す)がその上段に位置するジョブ画像JOB2(ジョブ番号「00108」のジョブを示す)までドラッグ操作されたことが操作検知部60によって検知され、当該ドラッグ操作に基づいて、指示受付部102によって受け付けられた指示内容がジョブ番号「00109」のジョブの実行順と、ジョブ番号「00108」のジョブの実行順との入れ替えである場合、制御部100は、これらジョブの順番の入れ替えをジョブ管理部101に行わせる(図10のS21)。
そして、制御部100は、HDD92からジョブリストの基礎画面を読み出し(S22)、ジョブ管理部101により管理されている上記実行順入替済のジョブ情報(例えば、ジョブ実行順、ジョブ番号、ユーザー名、ジョブ状況等)を読み出す(S23)。画面画像作成部103は、読み出した基礎画面とジョブ情報とを用いて、ジョブの状況を示したジョブリスト画像を作成する(S24)。制御部100は、可視像形成部50に、上記のようにして作成させたジョブリスト画像を用いて、図7(B)に例を示すように、可視像D3を予め定められた空間位置に形成させる(S25)。
さらには、例えば、図8(A)に示すように、可視像D1の示すジョブリスト画像に表示されているジョブ画像、例えばジョブ画像JOB1(ジョブ番号「00109」のジョブを示す)が、ジョブリスト画像の枠から外れる方向にドラッグ操作され、ジョブリスト画像が形成されている領域外の位置で当該ドラッグ操作が停止されたことを操作検知部60が検知した場合、指示受付部102は、当該操作の示す指示内容として、上記ドラッグ操作の対象となったジョブ画像JOB1が示すジョブを削除するか、又は当該ジョブを他の画像形成装置に移動させるかの指示の入力を操作者に促すメッセージを示す操作画面画像を可視像として形成させることを受け付ける。
このとき、制御部100は、HDD92から、ジョブの削除又は他の画像形成装置への転送のいずれかの指示の選択を操作者に促す旨のメッセージを示す画像を有する基礎画面を読み出し(図11のS31)、ジョブ管理部101により管理されている、上記ドラッグ操作の対象となったジョブ画像JOB1が示すジョブ、すなわち、ジョブ番号「00109」のジョブについて詳細情報(例えば、ジョブ番号、ジョブの種類、ユーザー名、ジョブ名、ジョブ状況、受付時刻)を読み出す(S32)。
画面画像作成部103は、読み出した基礎画面とジョブ詳細情報とを用いて、削除ボタンB1、転送ボタンB2、及びOKボタンB3を有し、ジョブの詳細情報を示した詳細情報画像を作成する(S33)。制御部100は、可視像形成部50に、上記ジョブリスト画像に加えて、上記のようにして作成された詳細情報画像を、図8(B)に例を示すように、ジョブリスト画像と詳細情報画像とを有した可視像D4を、上記予め定められた空間位置に形成させる(S34)。
この状態で、操作検知部60によって削除ボタン等を有した詳細情報画像に対する疑似的タッチ操作及びその位置が検知されると(S35でYES)、指示受付部102が、この位置を示す位置情報及び詳細情報画像の示す画面情報に基づいて操作に対応付けられた内容の指示を受け付ける(S36)。
例えば、可視像D4の示す詳細情報画像に表示されている削除ボタンB1がタップされ、この操作が操作検知部60により検知されると、指示受付部102は、当該操作が示す指示内容を、当該ジョブ(上記ドラッグ操作の対象となったジョブ画像JOB1が示すジョブ)の削除を示すものとして受け付ける。この場合、ジョブ管理部101は、ジョブ番号「00109」のジョブを削除する(S37)。画面画像作成部103は、当該ジョブ削除が反映されたジョブリスト画像を作成する。
また、可視像D4の示す詳細情報画像に表示されている転送ボタンB2がタップされ、この操作が操作検知部60により検知されると、指示受付部102は、当該操作が示す指示内容を、上記ドラッグ操作の対象となったジョブ画像JOB1が示すジョブを他の画像形成装置に転送すること、として受け付ける。制御部100は、ネットワークインターフェイス部91を介して、上記ドラッグ操作の対象となったジョブ画像JOB1が示すジョブを他の画像形成装置へ転送させ、この転送完了後、ジョブ管理部101が当該ジョブを削除する。その後、上記ドラッグ操作の対象となったジョブ画像JOB1が示すジョブ、ここでは、ジョブ番号「00109」のジョブが削除されたジョブリスト画像を、画面画像作成部103が作成する。制御部100は、作成させたジョブリスト画像を用いて、可視像形成部50に、図8(C)に例を示すような可視像D5を形成させる。
なお、別の実施形態では、制御部100が、転送先となる他の画像形成装置のジョブ情報を取得し、他の画像形成装置のジョブリスト画像を画面画像作成部103が作成し、作成された当該ジョブリスト画像を用いて、制御部100が、可視像形成部50に、当該ジョブリスト画像を示した可視像を空間位置に形成させるようにしても良い。これにより、他の画像形成装置のジョブの混雑具合を容易に把握することができる。
更に別の実施形態では、制御部100が、可視像形成部50に、他の画像形成装置におけるジョブ数に応じて当該ジョブリスト画像の大きさを代えさせてもよい。この場合、他の画像形成装置で受け付けているジョブ数に応じて大きさが変わるので、他の画像形成装置におけるジョブの混雑具合をより一層容易に把握することができる。このため、操作者は、当該ジョブリスト画像の大きさを見て、上記ジョブを削除するか、他の画像形成装置に転送するかのいずれの指示を入力するかを判断することが可能になる。
また、図8(B)に示した、可視像D4の示す詳細情報画像に表示されているOKボタンB3がタップされたことが操作検知部60によって検知され、指示受付部102が、当該操作に対応する指示として、当該ジョブの現状維持とする指示を受け付けた場合は、制御部100は、可視像形成部50に、ジョブの詳細情報画像を消去させ、図8(A)に示すようなジョブリスト画像のみからなる可視像D1を形成させる。
このように、上記各実施形態によれば、空中にジョブ管理画面を示す可視像を形成させることによって、ユーザーが、ジョブ管理内容を示す表示部分から離れた場所にいたとしても、その位置からジョブの状況を的確に把握することができる。
また、空中への表示のため、表示スペースに対する制約が小さく、常時表示させておくことも難しくないので、画像形成装置1まで行って煩雑な操作をしなくても、ジョブの状況をいつも容易く確認することができる。また、ジョブリストを表示させるまでの操作を省くことができるので、ジョブの順番の入れ替えや削除、転送などの操作を簡略化することができる。更には、視認性が向上するので操作ミスの軽減にも繋げることができる。
また、上記実施形態では、図1乃至図11を用いて上記実施形態により示した構成及び処理は、本発明の一実施形態に過ぎず、本発明を当該構成及び処理に限定する趣旨ではない。
1 画像形成装置
10 制御ユニット
12 画像形成部
50 可視像形成部
60 操作検知部
100 制御部
101 ジョブ管理部
102 指示受付部
103 画面画像作成部

Claims (9)

  1. 空中に可視像を形成する可視像形成部と、
    ジョブの管理を行うジョブ管理部と、
    前記ジョブ管理部により管理されているジョブの状況を示したジョブリスト画像を作成する画面画像作成部と、
    前記画面画像作成部により作成された前記ジョブリスト画像の可視像を前記可視像形成部により形成させる制御部とを備え、
    前記可視像形成部は、
    レーザー光源部と、
    仮想垂直軸を中心に一定角度ずつ回転した角度を有する可視像が、当該一定角度ずつ回転した各空中位置に、時間差を生じて順次形成されるように、前記レーザー光源部による三次元空間座標のレーザー光出射方向及び出射位置を繰り返し算出して更新する形成位置算出部と、
    前記形成位置算出部により算出されたレーザー光出射方向及び出射位置が更新される度に、そのレーザー光出射方向及び出射位置に存在する気体がプラズマ発光するように前記レーザー光源部を制御するレーザー光源制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記仮想垂直軸を中心に回転する前記ジョブリスト画像の可視像を前記可視像形成部により形成させる可視像形成装置。
  2. 前記可視像形成部により可視像として示されている画面画像に対する操作者による操作を検知する操作検知部と、
    前記操作検知部によって検知された操作に対応付けられた内容の指示を受け付ける指示受付部とを更に備え、
    前記可視像の示す前記ジョブリスト画像に対する指示が前記指示受付部により受け付けられたとき、前記画面画像作成部は、当該受け付けられた指示内容に基づいた画面画像を作成し、前記制御部は、当該作成された当該画面画像の可視像を前記可視像形成部により形成させる請求項1に記載の可視像形成装置。
  3. 前記指示受付部によって受け付けられた指示内容が操作者に選択されたジョブの詳細情報の表示である場合、前記画面画像作成部は、前記ジョブ管理が管理している各ジョブについての詳細情報画像を示した画面画像を作成し、前記制御部は、当該作成された当該画面画像の可視像を前記可視像形成部により形成させる請求項2に記載の可視像形成装置。
  4. 前記指示受付部によって受け付けられた指示内容がジョブの順番の入れ替えである場合、前記ジョブ管理部は、当該指示に基づいてジョブの実行順を入れ替え、前記画面画像作成部は、前記ジョブ管理部による当該入れ替え後のジョブの実行順を示したジョブリスト画像を作成し、前記制御部は、当該作成されたジョブリスト画像の可視像を前記可視像形成部により形成させる請求項2に記載の可視像形成装置。
  5. 前記指示受付部によって受け付けられた指示内容が操作者に選択されたジョブの削除である場合、前記ジョブ管理部は、当該指示内容の示すジョブを削除し、前記画面画像作成部は、前記ジョブ管理部による当該ジョブの削除後のジョブ状況を示したジョブリスト画像を作成し、前記制御部は、当該作成されたジョブリスト画像の可視像を前記可視像形成部により形成させる請求項2に記載の可視像形成装置。
  6. 前記画面画像作成部は、前記ジョブリスト画像の隣位置に当該ジョブリスト画像よりも小さい前記詳細情報画像を追加した画面画像を作成し、
    前記制御部は、当該作成された当該画面画像の可視像を前記可視像形成部により形成させる請求項3に記載の可視像形成装置。
  7. 請求項1乃至請求項のいずれかに記載の可視像形成装置と、
    記録媒体に画像形成を行う画像形成部と、を備える画像形成装置。
  8. 前記可視像形成部により可視像として示されている画面画像に対する操作者による操作を検知する操作検知部と、
    前記操作検知部によって検知された操作に対応付けられた内容の指示を受け付ける指示受付部とを更に備え、
    前記制御部は、前記指示受付部によって受け付けられた指示が操作者に選択されたジョブを他の画像形成装置に転送することを示す場合、当該転送の対象とされたジョブの情報を前記他の画像形成装置へ転送し、前記ジョブ管理部は当該ジョブを削除し、前記画面画像作成部は、前記ジョブ管理部により管理されている当該削除後のジョブ状況を示したジョブリスト画像を作成し、前記制御部は、当該作成されたジョブリスト画像の可視像を前記可視像形成部により形成させる請求項に記載の画像形成装置。
  9. 前記可視像形成部により可視像として示されている画面画像に対する操作者による操作を検知する操作検知部と、
    前記操作検知部によって検知された操作に対応付けられた内容の指示を受け付ける指示受付部とを更に備え、
    前記操作検知部は、前記可視像として形成されているジョブリスト画像に対する操作者のドラッグ操作を検知し、当該ドラッグ操作が前記ジョブリスト画像におけるジョブを示す画像部分から前記ジョブリスト画像の外に向けて行われたことを検知したとき、
    前記画面画像作成部は、前記画像部分が示すジョブを削除するか、又は他の画像形成装置に移動させるかの指示の入力を操作者に促すメッセージを示す操作画面画像を作成し、
    前記制御部は、当該作成された操作画面画像の可視像を前記可視像形成部により形成させる請求項又は請求項に記載の画像形成装置。
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