JP2016189144A - 可視像形成装置及び画像形成装置 - Google Patents

可視像形成装置及び画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2016189144A
JP2016189144A JP2015069236A JP2015069236A JP2016189144A JP 2016189144 A JP2016189144 A JP 2016189144A JP 2015069236 A JP2015069236 A JP 2015069236A JP 2015069236 A JP2015069236 A JP 2015069236A JP 2016189144 A JP2016189144 A JP 2016189144A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
visible
print
image forming
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2015069236A
Other languages
English (en)
Inventor
健雄 清水
Takeo Shimizu
健雄 清水
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Document Solutions Inc
Original Assignee
Kyocera Document Solutions Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyocera Document Solutions Inc filed Critical Kyocera Document Solutions Inc
Priority to JP2015069236A priority Critical patent/JP2016189144A/ja
Publication of JP2016189144A publication Critical patent/JP2016189144A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Position Input By Displaying (AREA)
  • Facsimiles In General (AREA)
  • User Interface Of Digital Computer (AREA)
  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
  • Record Information Processing For Printing (AREA)

Abstract

【課題】空中に表示された印刷イメージに対して操作者がステープル加工やステープル加工の除外の操作を行って操作に応じて印刷イメージを加工して表示できる可視像形成装置及び画像形成装置を提供する。
【解決手段】画像形成装置1は、記録媒体に画像形成を行う画像形成部12と、空中に可視像を形成する可視像形成部50と、可視像形成部50により複数ページの印刷イメージの可視像を形成させる制御部100と、可視像形成部50により可視像として示される複数ページの印刷イメージに対する操作者の操作を検知する操作検知部60と、操作検知部60によって検知された操作に応じて複数ページの印刷イメージにステープル加工を施す印刷イメージ加工部101とを備える。制御部100は、印刷イメージ加工部101によってステープル加工された複数ページの印刷イメージの可視像を可視像形成部50により空中に形成させる。
【選択図】図2

Description

本発明は、可視像形成装置及び画像形成装置に関し、特に、印刷イメージを可視像として空中に形成する技術に関する。
今日では、空中に可視像を形成して必要な情報を表示させる表示装置が提案されている。例えば、下記特許文献1,2には、不可視のレーザー光を間欠的に発光させ、当該レーザー光をレンズやミラー等により集光してプラズマを発生させ、当該プラズマから発光する可視光により文字、画像等の可視像を空中に形成する可視像形成装置が示されている。
また、下記特許文献3には、自動車内の空間に可視像を形成することで必要な情報を表示させる車室内空中表示装置が提案されている。この車室内空中表示装置では、車の搭乗者にとって必要な情報を、車室内に取り付けられた表示パネルではなく車室内の空間において搭乗者が視認しやすい位置に表示可能とされている。
さらに、下記特許文献4に示される光学結像装置は、物体又は表示装置から発せられた光を受け入れて反射させ、当該光学結像装置を挟んで当該物体又は表示装置とは対称となる位置に反射光を収束させることで、空中に物体像を結像させる。
特開2003−233339号公報 特開2007−206588号公報 特開2010−78623号公報 特開2013−127625号公報
一方、コピー、プリンター、スキャナー、及びファクス等の多機能を備えた複合機としての画像形成装置が知られている。画像形成装置にはLCD等からなる表示部が備えられており、表示部に印刷イメージをプレビュー表示することで、画像が用紙(記録媒体)にどのように印刷(形成)されるのかを操作者が確認できるようになっている。
しかしながら、表示部の画面サイズが比較的小さいため、ステープル加工された多数ページの印刷イメージを操作者に認識しやすくプレビュー表示することが困難である。この点に関して、上記特許文献1〜4に示される技術を用いて、多数ページの印刷イメージを空中の広い領域に表示させることも考え得るが、プレビュー表示される印刷イメージに対してステープル加工やステープル加工の除外を操作することができない。
本発明は、上記の事情に鑑みなされたものであり、空中に表示された印刷イメージに対して操作者がステープル加工やステープル加工の除外の操作を行って、当該操作に応じて加工した印刷イメージを表示可能にすることを目的とする。
本発明の一局面に係る可視像形成装置は、空中に可視像を形成する可視像形成部と、
前記可視像形成部により複数ページの印刷イメージの可視像を形成させる制御部と、
前記可視像形成部により前記各印刷イメージを用いて形成される前記複数ページの可視像に対する操作者の操作を検知する操作検知部と、
前記操作検知部によって検知された操作に応じて、前記複数ページの印刷イメージを、当該複数ページがステープルにより束ねられた状態を示すイメージに加工するステープル加工を施す印刷イメージ加工部とを備え、
前記制御部は、前記印刷イメージ加工部によって前記ステープル加工された印刷イメージの可視像を、前記可視像形成部により空中に形成させるものである。
本発明の一局面に係る画像形成装置は、上記可視像形成装置と、
記録媒体に画像形成を行う画像形成部とを備え、
前記制御部が、前記画像形成部による画像形成の対象となる複数ページの印刷イメージの可視像を前記可視像形成部により空中に形成させ、
前記印刷イメージ加工部による前記ステープル加工に合わせて、前記画像形成部による画像形成後の記録媒体にステープル加工を施す後処理装置を更に備える。
本発明では、空中に表示された印刷イメージに対して、操作者がステープル加工やステープル加工除去を指示する操作を行って、当該操作に応じて印刷イメージを加工して表示することが可能となる。これにより、本発明によれば、操作者は、ステープル前後の印刷状態を的確に確認しつつ、ステープルを行う旨の指示を容易に入力することが可能になる。
本発明の一実施形態にかかる画像形成装置の外観を示す斜視図である。 画像形成装置の主要内部構成を示す機能ブロック図である。 画像形成装置の動作例を示すフローチャートである。 可視像が空中に形成される状態を示す図である。 複数ページの印刷イメージとしての可視像が空中に形成される状態を示す図である。 複数ページの印刷イメージとしての可視像が空中に形成される状態を示す図である。 空中に形成された印刷イメージに対する操作及び当該操作に応じてステープル加工された印刷イメージを示す図である。 空中に形成された印刷イメージのステープル加工を反映した印刷用紙を示す図である。
以下、本発明の一実施形態に係る可視像形成装置及び画像形成装置について図面を参照して説明する。図1は、本発明の一実施形態にかかる画像形成装置の外観を示す斜視図である。
本発明の一実施形態に係る画像形成装置1は、ファクシミリ通信機能、コピー機能、プリンター機能、およびスキャナー機能等の複数の機能を兼ね備えた複合機である。図1に示すように、画像形成装置1は、装置本体2と、装置本体2の上方に配置された画像読取部5と、画像読取部5と装置本体2との間に設けられた連結部3と、後処理装置2Aとから構成される。
画像形成装置1の外郭を構成する筐体7には、画像形成装置1の様々な機能を実現するための複数の構成機器が収容されている。例えば、筐体7には、画像読取部5、画像形成部12(図2)、定着部、給紙部30、及び本発明の一実施形態に係る可視像形成部50等が収容されている。
画像読取部5は、原稿搬送部6と、原稿搬送部6により搬送されてくる原稿又は不図示のコンタクトガラスに載置された原稿を光学的に読み取るスキャナーとを有するADF(Auto Document Feeder)である。画像読取部5は、ファクシミリ送信対象の原稿を1枚ずつ読み取ることで、画像形成対象となる画像データを取得する。
画像形成部12は、感光体ドラム、帯電装置、露光装置、現像装置、及び転写装置を備え、画像読取部5によって読み取られた画像や、ネットワーク接続されたパーソナルコンピューターから送られてくるプリント対象データを用いて、給紙部30から供給される記録に画像を形成(印刷)する。画像形成済みの記録紙は上記定着部による定着処理を受けた後、排出トレイ4に排出される。
画像形成済みの複数の記録紙に対して自動でステープル止めを行う場合、画像形成済みの記録紙は上記定着部による定着処理を受けた後、装置本体2の側面に設置された後処理装置2Aに搬送される。後処理装置2Aは、装置本体2から搬送される複数の記録紙の端を揃えて指定された位置(左上、中央上、右上)をステープル止めするステープル加工を施して排出する。
可視像形成部50は、空中に可視像を形成する。(1)可視像形成部50は、不可視のレーザー光を間欠的に発光させ、当該レーザー光をレンズやミラー等により集光してプラズマを発生させ、当該プラズマから発光する可視光により文字、画像等の可視像を空中に形成する(その可視像形成方法は、例えば特開2003−233339号公報及び特開2007−206588号公報に示されている)。或いは、(2)可視像形成部50は、光学結像装置を有し、表示装置から発せられた光を受け入れて反射させ、当該光学結像装置を挟んで当該表示装置とは対称となる位置に反射光を収束させることで空中に物体像を結像させる構成である(その可視像形成方法は、例えば特開2013−127625号公報に示されている)。以下、本実施形態では、可視像形成部50が上記(1)の構成を採るものとして説明する。
操作部47は、例えば、当該画像形成装置1により可能な機能の実行を指示するためのスタートキー、可視像形成部50により形成される可視像が示す操作画面を操作して入力した設定を確定させ、また、当該可視像が示す印刷イメージに対する操作者の操作を確定させる決定キー(エンターキー)、数値入力を行うための数値入力キー等を備える。
また、画像形成装置1の正面側の側部には、操作検知部60が設けられている。操作検知部60は、可視像形成部50により印刷イメージの可視像が形成されると、当該印刷イメージに対する操作者の操作、すなわち、可視像に対する擬似的操作を検知する。操作検知部60は、当該操作の検出時、操作の検知と共に当該操作の内容(具体的にはステープル加工するページの選択やステープル加工を除外するページの選択等)を印刷イメージ加工部101(図2)に出力する。
さらに、画像形成装置1の正面側の側部には、画像形成装置1の前方における一定範囲内に存在する操作者を検知する操作者検知センサー80が設けられている。操作者検知センサー80は、例えば、光学センサーであり、発光及び受光部を有し、発光部から発光した光の当該操作者からの反射光を受光部が受光できた場合に、画像形成装置1の前方の一定範囲内に操作者が存在することを示す検知信号を後述する制御部100に出力する。
次に、画像形成装置1の構成を説明する。図2は画像形成装置1の主要内部構成を示す機能ブロック図である。
画像形成装置1は、制御ユニット10を備える。制御ユニット10は、CPU(Central Processing Unit)、RAM、ROM及び専用のハードウェア回路等から構成される。
画像読取部5は、制御ユニット10による制御の下、光照射部及びCCDセンサー等を有する読取機構を備える。画像読取部5は、光照射部により原稿を照射し、その反射光をCCDセンサーで受光することにより、原稿から画像を読み取る。
画像処理部31は、画像読取部5で読み取られた画像の画像データを、必要に応じて画像処理する。例えば、画像処理部31は、画像読取部5により読み取られた画像が画像形成部12により画像形成された後の品質を向上させるために、シェーディング補正等の予め定められた画像処理を行う。
画像メモリー32は、画像読取部5による読取で得られた原稿画像のデータを一時的に記憶したり、画像形成部12による画像形成の対象となるデータを一時的に保存する領域である。
画像形成部12は、画像読取部5で読み取られた印刷イメージ、ネットワーク接続されたコンピューター200から受信した印刷イメージ等の画像形成を行う。
操作部47は、画像形成装置1が実行可能な各種動作及び処理について操作者からの指示を受け付ける。
可視像形成部50は、制御部100による制御の下で空中に可視像を形成する。本実施形態では、可視像形成部50は、不可視のレーザー光を間欠的に発光させ、当該レーザー光をレンズやミラー等により集光してプラズマを発生させ、当該プラズマから発光する可視光により文字、画像等の可視像を空中に形成する。可視像形成部50は、レーザー光源部51と、形成位置算出部52と、レーザー光源制御部53とを少なくとも備える。
レーザー光源部51は、レーザー光源制御部53による制御の下で、不可視の上記レーザー光を発光する。なお、レーザー光源部51は、レーザー光を発光するレーザー光源と、レーザー光源からのレーザー光を集光してプラズマを発生させるレンズやミラー等と、レーザー光源及び当該レンズやミラー等を走査させる走査機構とを有する。
形成位置算出部52は、制御部100から受け取る画面画像を示す可視像が、予め定められた可視像形成位置(予め定めた三次元空間座標系上における位置座標)で形成されるように、レーザー光源部51によるレーザー光出射方向及び出射位置を算出する。すなわち、形成位置算出部52は、どのような可視像形成位置でレーザー光源部51によりプラズマを発生させるかを算出する。
レーザー光源制御部53は、形成位置算出部52により算出されたレーザー光出射方向及び出射位置に存在する気体をプラズマ発光させるためにレーザー光源部51を制御する。可視像は、2つのレーザー光の交点に発生する輝点により生じるため、レーザー光源制御部53は、例えば、当該輝点の位置が画面画像を構成する各画素に対応する位置となるように、当該2つのレーザー光を発光させるタイミングを調節しつつ、レーザー光源部51を駆動制御する。
立体の可視像を形成する場合、形成位置算出部52は、レーザー光源部51による空間でのXYZ方向におけるレーザー光出射方向及び出射位置を繰り返し算出して更新する。レーザー光源制御部53は、レーザー光出射方向及び出射位置が更新される度に、そのレーザー光出射方向及び出射位置に存在する気体がプラズマ発光するようにレーザー光源部51を制御する。レーザー光源制御部53は、レーザー光源部51の上記走査機構を制御して、上記レンズをレーザー照射方向(例えばXY方向を二次元方向とした場合における奥行きとしてのZ方向)に移動させることにより、当該レーザー照射方向(Z方向)におけるプラズマ発光位置を変更させる。
操作検知部60は、可視像形成部50により予め定められた形成位置に可視像が形成されたときに、当該可視像として形成されている印刷イメージに対する操作である擬似的タッチ操作を検知する。例えば、操作検知部60は、撮像部61を備える。撮像部61は、可視像形成部50によって可視像が形成される上記予め定められた形成位置から三次元空間の一定範囲内を撮像する。操作検知部60では、撮像部61によって撮像された画像に基づいて操作者の手等の画像及び当該画像の空間位置を特定し、画像の空間位置が、上記予め定められた形成位置に可視像として形成されている印刷イメージから一定範囲内(例えば、XYZ方向の少なくともいずれかにおいて10mm以内)の位置である場合には、当該可視像としての印刷イメージに対する擬似的タッチ操作として検知し、当該擬似的タッチ操作の内容を取得する。
操作検知部60は、当該擬似的タッチ操作を検知した旨と、印刷イメージに対してどのような操作が行われたかの情報とを、印刷イメージ加工部101に出力する。
例えば、操作検知部60は、撮像部61による撮影画像を基に、2値化処理や濃淡情報によるパターンマッチング等の画像処理を行って、操作者の画像を判別する。ここでは、操作検知部60は、撮影画像より抽出される操作者の手の画像と、操作検知部60が予め記憶している基本画像とのパターンマッチングにより、撮像画像が操作者の手の画像であるか否かを判別する。そして、操作検知部60は、当該手の画像が判別されると、当該手の画像の位置を予め定めた三次元空間座標における位置座標として検出する。そして、操作検知部60は、当該手の画像の位置と、可視像としての印刷イメージが形成されている上記予め定められた形成位置とが重なる部分が存在するか否かを判定する。操作検知部60は、当該重なる部分がある場合には、印刷イメージに対する擬似的タッチ操作ありと検知する。操作検知部60は、擬似的タッチ操作ありと検知した旨と、当該擬似的操作の内容を示す情報とを、印刷イメージ加工部101に出力する。
具体的には、操作検知部60は、可視像形成部50により可視像として示される複数ページの印刷イメージから操作者がステープル加工の対象とする印刷イメージを選択する操作等を検知する。
例えば、操作検知部60は、可視像形成部50により可視像として形成されている印刷イメージに対して上記一定範囲内に操作者が手等を近付けて上記擬似的タッチ操作を検知したとき、操作者が当該擬似的タッチ操作の位置を上記Z方向において予め定められた範囲内に保ったまま、上記XY方向にスライドさせた場合、当該操作を当該可視像に対するドラッグ操作として検知する。
さらに、操作検知部60は、最初に上記擬似的タッチ操作を検知した位置に可視像として形成されている印刷イメージ(ページ単位)を、ステープル及びステープル除去の対象とする印刷イメージとする指示を受け付ける。操作検知部60は、当該最初に上記擬似的タッチ操作を検知した位置から、上記ドラッグ操作が開始され、当該ドラッグ操作が他の印刷イメージを示す可視像の上で停止されたことを検知すると、上記最初の検知位置に形成されている可視像を示す印刷イメージを、上記停止された位置に形成されている可視像を示す印刷イメージに束ねてステープルを行う旨の指示として受け付ける。すなわち、操作検知部60は、これら両ページの印刷イメージを、ステープル加工の対象とする印刷イメージとして受け付ける。
あるいは、操作検知部60は、可視像形成部50により可視像として示されるステープル加工済みの複数ページの印刷イメージから、操作者がステープル加工の除去対象とする印刷イメージを選択する操作を検知する。
可視像形成部50により、複数ページの印刷イメージが、ステープルされて束ねられた状態として可視像が形成されている場合、操作検知部60は、最初に上記擬似的タッチ操作を検知した位置に形成されている可視像を示すページの印刷イメージを、ステープル除去の対象とする印刷イメージとする指示を受け付ける。そして、操作検知部60は、当該最初に上記擬似的タッチ操作を検知した位置から、上記ドラッグ操作が開始され、当該ドラッグ操作が、可視像が形成されていない位置で停止されたことを検知すると、上記ステープル除去の対象とする印刷イメージを、それまで束ねられていた可視像を示す印刷ページから引き離す旨の指示として受け付ける。
ファクシミリ通信部71は、図略の符号化/復号化部、変復調部及びNCU(Network Control Unit)を備え、公衆電話回線網を用いてのファクシミリの送信を行うものである。
ネットワークインターフェイス部91は、LANボード等の通信モジュールから構成され、当該ネットワークインターフェイス部91に接続されたLAN等を介して、ローカルエリア内のコンピューター200等と種々のデータの送受信を行う。画像形成装置1には複数のコンピューター200が接続され得る。
HDD92は、画像読取部5によって読み取られた原稿画像等を記憶する大容量の記憶装置である。また、HDD92は、可視像形成部50による可視像形成の対象とされる複数の操作画面を示す画面画像を記憶している。画像形成装置1では、複数の予め定められた機能、例えば、コピー機能、スキャナー機能、ファクス機能、及びプリント機能等の実行が可能であり、当該機能毎に、機能実行のために設定が必要な項目の設定値を受け付けるために用いられる操作画面(画面画像)が定められている。
駆動モーター70は、画像形成部12の各回転部材及び搬送ローラー対等に回転駆動力を付与する駆動源である。
操作者検知センサー80は、上述したように、画像形成装置1の前方の一定範囲内に存在する操作者を検知するセンサーである。
後処理装置2Aは、画像形成部12による画像形成後に装置本体2から搬送される記録紙を複数枚受け付けて、これら複数の記録紙の端を揃えて指定された位置(左上、中央上、右上)をステープル止めするステープル加工を施して排出する。
制御ユニット10は、制御部100と、印刷イメージ加工部101とを備えている。
制御ユニット10は、HDD92にインストールされている可視像形成制御プログラムに従った動作により、制御部100及び印刷イメージ加工部101として機能する。但し、制御部100及び印刷イメージ加工部101は、制御ユニット10による可視像形成制御プログラムに従った動作によらず、それぞれハード回路により構成することも可能である。
制御部100は、画像読取部5、原稿搬送部6、画像処理部31、画像メモリー32、画像形成部12、操作部47、ファクシミリ通信部71、ネットワークインターフェイス部91、HDD(ハードディスクドライブ)92、可視像形成部50、操作検知部60、操作者検知センサー80、及び後処理装置2A等と接続され、これら各部の駆動制御を行う。
制御部100は、画像メモリー32から画像形成部12による画像形成の対象となる複数ページのデータを読み出し、その複数ページの印刷イメージの可視像を可視像形成部50により空中に形成させる。また、制御部100は、印刷イメージ加工部101により加工された印刷イメージの可視像を可視像形成部により空中に形成させる。
印刷イメージ加工部101は、操作検知部60によって検知された操作に応じて、複数ページの印刷イメージを、当該複数ページがステープルにより束ねられた状態を示すイメージに加工するステープル加工を施す。例えば、操作検知部60がステープル加工の対象となる印刷イメージを選択する擬似的タッチ操作を検知した場合、印刷イメージ加工部101は当該選択された印刷イメージにステープル加工を施す。また、例えば、操作検知部60がステープル加工の除去対象となる印刷イメージを選択する擬似的操作を検知した場合、印刷イメージ加工部101は、ステープル加工の除去対象として選択されたページの印刷イメージを、ステープルが解除されて、複数ページが束ねられた状態から引き離されて解除された状態を示すイメージに加工する。
なお、可視像形成部50、制御部100、操作検知部60、及び印刷イメージ加工部101が、本発明に係る可視像形成装置の一実施形態となり得る。
次に、画像形成装置1の動作例、特に、可視像形成部50による空中への可視像の形成〜可視像で表示される印刷イメージのステープル加工〜データの画像形成及びステープル加工の一連の処理を説明する。図3は、画像形成装置1の動作例を示すフローチャートである。
また、図4は、初期画面となる操作画面の可視像D1が空中に形成される状態を示す図である。図5及び図6は、複数ページの印刷イメージとしての可視像が空中に形成される状態を示す図である。図5は、ステープル加工が設定されていない場合の例であり、図6は、一部のページにステープル加工の設定がされている場合の例である。
例えば、操作者検知センサー80によって画像形成装置1の前方の一定範囲内(ここでは、画像形成装置1の前方領域において画像形成装置1から半径1m以内)に操作者が接近したことが検知されたとき(S1でYES)、制御部100は、HDD92から初期画面となる操作画面の画面画像を読み出し、可視像形成部50に、当該読み出した操作画面の画面画像の可視像を、予め定められた空間位置に形成させる(S2,及び図4参照)。
操作者が可視像形成部50により空中に形成された操作画面を擬似的にタッチ操作して印刷イメージのプレビュー表示を指示すると、制御部100は、画像メモリー32から画像形成部12による画像形成の対象となるデータを読み出して複数ページの印刷イメージを作成する(S3)。
図5に示すように、制御部100は、可視像形成部50に、当該生成した複数ページの印刷イメージの可視像D10を、予め定められた空間位置に形成させる空中に形成させる(S4)。ここでは、可視像D10を形成する当該予め定められた空間位置は、画像形成装置1の前方方向において、画像形成装置1の正面側側面部と同一位置となる付近であって、標準的な身長を有するとした操作者の目線の高さ位置とされる。また、ここでは、ステープル加工がいずれのページの印刷イメージにも設定されていない状態を示す可視像が形成されるものとする。
このように複数ページの印刷イメージの可視像D10が形成されている場合、図5に示すように、画像形成装置1の前に立つ操作者の目前となる空間に、当該可視像D10が位置しているため、操作者にとっては、例えば画像形成装置1に備えられたLCD等の表示部に表示された印刷イメージを視認する場合よりも、各ページの印刷イメージの内容を、視認性よく確認できる。例えば、印刷イメージとしての可視像D10は、例えば、実際の用紙と同じサイズで形成される。また、可視像データ10は、空中に形成されるため、形成可能な領域を広く確保でき、多数ページの印刷イメージを可視像D10として形成可能である。
例えば図5に示すように、操作者が当該空中に形成されている可視像D10としての複数ページの印刷イメージに対して擬似的タッチ操作、例えば上述したステープル加工の対象とするページの印刷イメージ及び、これを束ねる先となる印刷イメージを指示する操作を行うと、操作検知部60によってこの擬似的タッチ操作が検知され(S5でYES)、当該操作が示す指示内容を印刷イメージ加工部101が取得する(S6)。
印刷イメージ加工部101は、操作検知部60から上記操作の指示内容を取得すると、その操作内容に応じて、ステープル加工の対象とするページの印刷イメージ及び、これを束ねる先となる印刷イメージとなる複数ページの印刷イメージに上記ステープル加工を施す(S7)。制御部100は、図6に例を示す可視像D11のように、可視像形成部50に、印刷イメージ加工部101によってステープル加工された印刷イメージを可視像として空間に形成させる(S8)。図6には、可視像D102として示される印刷イメージBに、可視像D101として示される印刷イメージAと、可視像D103として示される印刷イメージCとが、ステープルにより束ねられる状態を示すようにステープル加工が行われた例を示している。
図7は、空中に形成された印刷イメージに対する操作及び当該操作に応じてステープル加工された印刷イメージを示す図である。例えば、図6に示したような可視像D11が空中に形成されている場合において、操作者が、可視像D10で表示された複数ページの印刷イメージから所望のページである、可視像D101として示される印刷イメージAに擬似的タッチ操作をし、ここからドラッグ操作をして、他のページの可視像が形成されていない位置でドラッグ操作を終了すると(図7参照)、当該所望のページである印刷イメージAに対するステープル加工を除去する指示が操作検知部60により検出され、操作検知部60は当該操作が示す指示内容を印刷イメージ加工部101に通知する。印刷イメージ加工部101は、操作検知部60から、上記指示内容を示す操作が通知されると、当該印刷イメージからステープルを取り除いて新たな印刷イメージを作成する。上記例の場合、印刷イメージ加工部101は、可視像D101として示される印刷イメージAを、可視像D102として示される印刷イメージBと、可視像D103として示される印刷イメージCとから、ステープルを解除して引き離した状態を示すようにステープル加工を施す。
制御部100は、可視像形成部50に、印刷イメージ加工部101によって上記のようにステープル加工が除去された印刷イメージを可視像D12として空間に形成させる。
続いて、操作部47に操作者から印刷指示が入力されると、制御部100は、記録媒体(用紙)に、画像形成を行わせる(S9)。このとき、画像形成された用紙(印刷用紙)は後処理装置2Aへ搬送され、制御部100は、後処理装置2Aに、印刷イメージ加工部101による複数ページの印刷イメージの上記ステープル加工の結果に合わせて、すなわち、上記のようにステープル加工がされた、又はステープル加工が除去された内容で、画像形成後の各記録媒体にステープル加工を行わせる(S10)。
図8は、空中に形成された印刷イメージのステープル加工を反映した印刷用紙を示す図である。例えば、空中に可視像として形成された印刷イメージに対して図7に例を示した内容でステープル加工が行われた場合、その記録媒体は、印刷イメージAが画像形成された1ページ目がステープルなしで(図7では可視像D101)、印刷イメージB,Cが画像形成された2,3ページ目がステープルにより束ねられ(図7では可視像D102,可視像D103)、印刷イメージD(図7では可視像D104)が画像形成された4ページ目がステープルなしで、後処理装置2Aから排出される。
以上のように、本実施形態によると、可視像を形成可能な領域が広いため、ステープルの対象とされる多数ページの印刷イメージを操作者に認識しやすくプレビュー表示することが可能である。このため、本実施形態では、空中に表示された印刷イメージに対して操作者がステープル加工やステープル加工の除外の操作を行うと、当該操作に応じて加工した印刷イメージを表示することができる。これにより、本実施形態によれば、操作者は、ステープル前後の印刷状態を的確に確認しつつ、ステープルを行う旨の指示を容易に入力することが可能になる。
また、操作者は、自分で行った操作に伴って、印刷しようとする複数ページのうちどのページからどのページまでがステープル止めされるのかをわかりやすく一目で見ることができ、ステープル失敗を回避することができる。また、ステープルが意図したもの通りであるか否かを簡単に把握でき、空中に形成された印刷イメージを操作することで、ステープル指示を容易に修正することが可能である。
なお、本発明は上記実施の形態の構成に限られず種々の変形が可能である。例えば、上記実施形態では、可視像形成装置が画像形成装置1に適用される例を示しているが、可視像形成装置は、画像形成装置1以外の電子機器に広く適用が可能である。
また、上記実施形態では、図1乃至図8を用いて上記実施形態により示した構成及び処理は、本発明の一実施形態に過ぎず、本発明を当該構成及び処理に限定する趣旨ではない。
1 画像形成装置
10 制御ユニット
100 制御部
101 印刷イメージ加工部
12 画像形成部
50 可視像形成部
51 レーザー光源部
52 形成位置算出部
53 レーザー光源制御部
60 操作検知部
61 撮像部

Claims (6)

  1. 空中に可視像を形成する可視像形成部と、
    前記可視像形成部により複数ページの印刷イメージの可視像を形成させる制御部と、
    前記可視像形成部により前記各印刷イメージを用いて形成される前記複数ページの可視像に対する操作者の操作を検知する操作検知部と、
    前記操作検知部によって検知された操作に応じて、前記複数ページの印刷イメージを、当該複数ページがステープルにより束ねられた状態を示すイメージに加工するステープル加工を施す印刷イメージ加工部とを備え、
    前記制御部は、前記印刷イメージ加工部によって前記ステープル加工された印刷イメージの可視像を、前記可視像形成部により空中に形成させる可視像形成装置。
  2. 前記操作検知部は、前記可視像形成部により可視像として示される複数ページの印刷イメージから、操作者が前記ステープル加工の対象とするページの印刷イメージを選択する操作を検知し、
    前記印刷イメージ加工部は、前記ステープル加工の対象として前記操作により選択されたページの印刷イメージを対象として前記ステープル加工を施す請求項1に記載の可視像形成装置。
  3. 前記操作検知部は、前記可視像形成部により前記各印刷イメージを用いて形成される前記複数ページの可視像に対する操作者のドラッグ操作により、前記ステープル加工の対象とするページを示す可視像同士を重ね合わせる操作を、当該各可視像の示す各ページの印刷イメージへの前記ステープル加工を指示する操作として検知し、
    前記印刷イメージ加工部は、前記複数ページの印刷イメージを、前記検知された操作に基づく指示により前記ステープル加工の対象とされた各ページがステープルにより束ねられた状態を示すイメージに加工する請求項2に記載の可視像形成装置。
  4. 前記可視像形成部により前記各印刷イメージを用いて形成される前記ステープル加工後の前記複数ページの可視像から、操作者が前記ステープル加工の除去対象とするページを示す可視像を選択する操作を検知し、
    前記印刷イメージ加工部は、ステープル加工の除去対象として前記操作により選択されたページの印刷イメージを、前記ステープルが解除されて、前記束ねられた状態が解除された状態を示すイメージに加工する請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の可視像形成装置。
  5. 前記操作検知部は、前記可視像形成部により前記各印刷イメージを用いて形成される前記複数ページの可視像に対する操作者のドラッグ操作により、前記束ねられた状態とされている各ページの可視像を引き離す操作を、当該各可視像の示す各ページの印刷イメージへの前記ステープル加工の解除を指示する操作として検知し、
    前記印刷イメージ加工部は、前記複数ページの印刷イメージを、前記ステープル加工を解除する指示により対象とされた各ページが互いに離れた状態となるイメージに加工する請求項4に記載の可視像形成装置。
  6. 請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の可視像形成装置と、
    記録媒体に画像形成を行う画像形成部とを備え、
    前記制御部が、前記画像形成部による画像形成の対象となる複数ページの印刷イメージの可視像を前記可視像形成部により空中に形成させ、
    前記印刷イメージ加工部による前記ステープル加工に合わせて、前記画像形成部による画像形成後の記録媒体にステープル加工を施す後処理装置を更に備える画像形成装置。
JP2015069236A 2015-03-30 2015-03-30 可視像形成装置及び画像形成装置 Pending JP2016189144A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015069236A JP2016189144A (ja) 2015-03-30 2015-03-30 可視像形成装置及び画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015069236A JP2016189144A (ja) 2015-03-30 2015-03-30 可視像形成装置及び画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2016189144A true JP2016189144A (ja) 2016-11-04

Family

ID=57239679

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015069236A Pending JP2016189144A (ja) 2015-03-30 2015-03-30 可視像形成装置及び画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2016189144A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6399207B2 (ja) 可視像形成装置及び画像形成装置
US9191532B2 (en) Image display device and computer-readable storage medium storing a display control program
JP5934148B2 (ja) 画像読取装置、画像形成装置及び画像処理方法
JP7005290B2 (ja) 画像処理装置
US20090125841A1 (en) Operation panel and electric device including the same
US9485372B2 (en) Image forming apparatus
JP6350360B2 (ja) 可視像形成装置及び画像形成装置
JP2009065480A (ja) 画像形成装置及び画像形成方法
JP6365767B2 (ja) 可視像形成装置及び画像形成装置
JP2021193780A (ja) 画像読み取り装置、画像読み取り方法、及び画像読み取りプログラム
JP6299642B2 (ja) 可視像形成装置及び画像形成装置
JP2016189144A (ja) 可視像形成装置及び画像形成装置
JP6458758B2 (ja) 画像処理装置
US20130057914A1 (en) Image forming apparatus and non-transitory computer readable recording medium stored with control program for image forming apparatus
EP3163859A1 (en) Document processing device and data processing device
JP6299632B2 (ja) 可視像形成装置を備える画像形成装置
JP2016162111A (ja) 可視像形成装置及び画像形成装置
JP4619960B2 (ja) 印刷装置
JP5306077B2 (ja) 画像読取装置
JP6350386B2 (ja) 可視像形成装置及び画像形成装置
JP3629969B2 (ja) 画像認識装置
JP2004235680A (ja) 原稿読取装置
WO2016181716A1 (ja) 画像形成装置
JP2019193034A (ja) 画像読取装置
JP2024042847A (ja) 印刷物検査システム及びプログラム