JP2023024322A - 配線回路基板およびその製造方法 - Google Patents

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Hayato Takakura
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Takatoshi Sakakura
直樹 柴田
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Abstract

【課題】絶縁層と金属支持層との間の密着力が高く、剛性および放熱性に優れる配線回路基板およびその製造方法を提供すること。【解決手段】配線回路基板1は、金属支持層5と、接着剤層6と、ベース絶縁層7と、導体パターン8とを厚み方向に順に備える。金属支持層5の23℃における引張強さが、100MPa以上である。金属支持層5の熱伝導率が、30W/m・K以上である。配線回路基板1の製造方法は、第1工程と第2工程とを備える。第1工程では、導体板85をサブトラクティブ法で導体パターン8に形成する。第2工程では、23℃における引張強さが100MPa以上であり、熱伝導率が30W/m・K以上である金属板55と、絶縁板75および導体パターン8を備える積層板91における絶縁板75とを、接着剤シート65を介して接着する。【選択図】図1

Description

本発明は、配線回路基板およびその製造方法に関する。
金属支持層と、絶縁層と、導体パターンとを厚み方向に順に備える配線回路基板が知られている(例えば、下記特許文献1参照。)。特許文献1の配線回路基板では、絶縁層は、厚み方向における金属支持層の一方面に接触する。
特開2019-212656号公報
特許文献1に記載の配線回路基板では、金属支持層と絶縁層との密着力が低い。
金属支持層と絶縁層との間に接着剤層を配置して、上記した密着力を高くすることが試案される。
接着剤層は、通常、膨張係数が高いことから、加熱時における配線回路基板の剛性が低下するという不具合がある。
一方、接着剤層は、導体パターンと金属支持層との間に配置されるので、導体パターンにおける熱を金属支持層に効率的に放熱できないという不具合がある。
本発明は、金属支持層と絶縁層との間の密着力が高く、剛性および放熱性に優れる配線回路基板およびその製造方法を提供する。
本発明(1)は、金属支持層と、接着剤層と、絶縁層と、導体パターンとを厚み方向に順に備え、前記金属支持層の23℃における引張強さが、100MPa以上であり、前記金属支持層の熱伝導率が、30W/m・K以上である、配線回路基板を含む。
この配線回路基板では、接着剤層が、金属支持層と絶縁層との間に介在する。そのため、金属支持層と絶縁層との間の密着力が高い。
また、金属支持層の23℃における引張強さが、100MPa以上であるので、配線回路基板は、剛性に優れる。
さらに、金属支持層の熱伝導率が、30W/m・K以上であるので、配線回路基板は、放熱性に優れる。
従って、配線回路基板は、金属支持層と絶縁層との間の密着力が高く、剛性および放熱性に優れる。
本発明(2)は、前記絶縁層は、絶縁貫通孔を有し、前記接着剤層は、厚み方向に投影したときに、前記絶縁貫通孔に重なる接着貫通孔を有する、(1)に記載の配線回路基板を含む。
本発明(3)は、前記絶縁貫通孔および前記接着貫通孔内に配置される導電部材をさらに備える、(2)に記載の配線回路基板を含む。
本発明(4)は、前記接着貫通孔内に配置される導電部材および第2導体パターンと、前記絶縁貫通孔内に配置され、前記導体パターンおよび前記第2導体パターンを電気的に接続する接続部材とをさらに備える、(2)に記載の配線回路基板を含む。
本発明(5)は、互いに間隔を隔てて並列配置される複数の配線体を備え、前記複数の配線体のそれぞれは、前記絶縁層に含まれる絶縁部と、前記絶縁部の厚み方向の一方面に配置され、前記接着剤層に含まれる接着部と、前記接着部の厚み方向の一方面に配置され、前記導体パターンに含まれる配線部と、前記絶縁部の厚み方向の他方面に配置され、前記複数の配線体の並列方向における長さWに対する、厚み方向長さTの比(T/W)が、2以上であり、前記金属支持層に含まれる金属支持部とを備える、(1)から(4)のいずれか一項に記載の配線回路基板を含む。
比(T/W)が、2以上と高いので、金属支持部と空気との接触面積を大きくすることができる。そのため、対流に基づく放熱効率に優れる。
さらに、金属支持部のアスペクト比(T/W)が2以上と高いことから、配線部から配線体絶縁部に伝導した熱を、接着部を介して金属支持部に向けて効率的に放出することができる。
そのため、配線回路基板は、配線体における放熱性に優れる。
本発明(6)は、一の前記金属支持部は、一の前記金属支持部と前記並列方向に隣接する他の前記金属支持部に面する内側面を有し、前記内側面の面積は、前記内側面を前記並列方向に投影したときの投影面積以上である、(5)に記載の配線回路基板を含む。
本発明(7)は、前記複数の配線体の、前記並列方向および前記厚み方向に直交する直交方向端部を連結する連結体を備え、前記連結体は、前記配線部の直交方向端部に連続し、前記導体パターンに含まれる端子部と、前記金属支持部の直交方向端部に連続し、前記金属支持層に含まれる連結金属部とを備え、前記連結金属部は、厚み方向に投影したときに、複数の前記端子部を含むように前記並列方向に連続する、(5)または(6)に記載の配線回路基板を含む。
配線回路基板では、連結金属部は、厚み方向に投影したときに、複数の端子部を含むように短手方向に連続するので、複数の端子部を確実に支持することができる。
本発明(8)は、絶縁板と、厚み方向における前記絶縁板の少なくとも一方面に配置される導体板とを備える多層基材を準備する工程と、前記導体板をサブトラクティブ法で導体パターンに形成する工程と、23℃における引張強さが100MPa以上であり、熱伝導率が30W/m・K以上である金属板または前記金属板から形成される金属支持層と、前記絶縁板とを、接着剤シートまたは前記接着剤シートから形成される接着剤層を介して接着する工程と、前記金属板をパターンニングして前記金属支持層を形成する工程と、前記接着剤シートをパターンニングして前記接着剤層を形成する工程と、前記絶縁板をパターンニングして絶縁層を形成する工程とを備える、配線回路基板の製造方法を含む。
本発明の製造方法により得られる配線回路基板は、金属支持層と絶縁層との間の密着力が高く、剛性および放熱性に優れる。
図1は、本発明の配線回路基板の第1実施形態の平面図である。 図2Aおよび図2Bは、図1に示す配線回路基板の断面図である。図2Aは、図1のA-A断面図である。図2Bは、図1のB-B断面図である。 図3Aから図3Hは、図2Bに示す配線回路基板の製造方法の工程図である。図3Aから図3Eは、第1工程である。図3Aは、2層基材を準備する工程である。図3Bは、エッチングレジストを形成する工程である。図3Cは、導体板をエッチングする工程である。図3Dは、エッチングレジストを除去する工程である。図3Eは、カバー絶縁層を形成する工程である。図3Fは、第2工程である。図3Gは、第3工程である。図3Hは、第4工程である。 図4Aから図4Dは、第2実施形態の配線回路基板の製造方法の工程図である。図4Aは、金属支持層を準備する工程である。図4Bは、接着剤シートを金属支持層に配置する工程である。図4Cは、第2工程である。図4Dは、第4工程である。 図5Aから図5Dは、第3実施形態の配線回路基板の製造方法の工程図である。図5Aは、接着剤層を準備する工程である。図5Bは、接着剤層を金属支持層に配置する工程である。図5Cは、第2工程である。図5Dは、第4工程である。 図6Aおよび図6Bは、第4実施形態の配線回路基板を示す。図6Aは、第1連結体の断面図である。図6Bは、配線体の断面図である。 図7は、図6Bに示す配線回路基板の製造方法の工程図である。図7Aから図7Eは、第1工程である。図7Aは、3層基材を準備する工程である。図7Bは、エッチングレジストおよび第2エッチングレジストを形成する工程である。図7Cは、導体板および第2導体板をエッチングする工程である。図7Dは、エッチングレジストおよび第2エッチングレジストを除去する工程である。図7Eは、カバー絶縁層を形成する工程である。図7Fは、第2工程である。図7Gは、第3工程である。図7Hは、第4工程である。 図8は、第4実施形態の変形例の断面図である。
<配線回路基板の第1実施形態>
本発明の配線回路基板の第1実施形態を、図1から図2Bを参照して、説明する。
<配線回路基板1の全体構成>
図2Aおよび図2Bに示すように、配線回路基板1は、厚み方向の一方面および他方面を有する。配線回路基板1は、略板形状を有する。図1に示すように、配線回路基板1は、長手方向に延びる。長手方向は、厚み方向に直交する。配線回路基板1は、連結体の一例としての第1連結体2Aと、連結体の一例としての第2連結体2Bと、配線体3とを一体的に備える。好ましくは、配線回路基板1は、第1連結体2Aと、第2連結体2Bと、配線体3とのみを備える。
第1連結体2Aは、配線回路基板1の長手方向の一端部を形成する。第1連結体2Aは、平面視略矩形平板形状を有する。第1連結体2Aの平面視における寸法は、特に限定されない。
第2連結体2Bは、配線回路基板1の長手方向の他端部を形成する。第2連結体2Bは、第1連結体2Aに対して、長手方向の他方側に配線体3を隔てて対向配置されている。
第2連結体2Bは、平面視略矩形平板形状を有する。第2連結体2Bの平面視における寸法は、特に限定されない。
配線体3は、配線回路基板1の長手方向中間部を形成する。配線体3は、平面視において、第1連結体2Aおよび第2連結体2Bの間に配置されている。配線体3は、長手方向に延びる形状を有する。配線体3は、第1連結体2Aおよび第2連結体2Bを長手方向に架橋している。また、配線体3は、配線回路基板1の短手方向において互いに間隔を隔てて複数並列配置されている。短手方向は、長手方向および厚み方向に直交する。また、短手方向は、配線体3の並列方向の一例である。隣接する配線体3間には、開口部4が形成されている。
開口部4は、例えば、配線回路基板1の短手方向に互いに隣り合う配線体3を隔てている。開口部4は、長手方向に延びるスリット形状を有する。開口部4は、配線回路基板1を厚み方向に貫通する。
複数の配線体3の長手方向の一端部は、1つの第1連結体2Aによって短手方向に連結されている。これにより、複数の配線体3の長手方向の一端部は、1つの第1連結体2Aによって束ねられている。
複数の配線体3の長手方向の他端部は、1つの第2連結体2Bによって短手方向に連結されている。これにより、複数の配線体3の長手方向の他端部は、1つの第2連結体2Bによって束ねられている。
配線体3の長手方向長さは、用途および目的に応じて、適宜設定される。
複数の配線体3のそれぞれの短手方向長さは、例えば、500μm以下、好ましくは、300μm以下、より好ましくは、100μm以下であり、また、例えば、10μm以上である。開口部4の短手方向長さは、例えば、10μm以上、好ましくは、50μm以上、より好ましくは、100μm以上であり、また、例えば、1000μm以下である。開口部4の短手方向長さに対する配線体3の短手方向長さの比は、例えば、40以下、好ましくは、10以下であり、また、例えば、0.1以上、好ましくは、0.5以上である。
配線体3の厚みは、例えば、10μm以上、好ましくは、100μm以上であり、また、例えば、10mm以下、好ましくは、1mm以下である。配線回路基板1の厚みは、上記した配線体3の厚みと同一である。
<配線回路基板1の層構成>
図2Aおよび図2Bに示すように、配線回路基板1は、金属支持層5と、接着剤層6と、絶縁層の一例としてのベース絶縁層7と、導体パターン8とを備える。配線回路基板1は、カバー絶縁層9(図2B参照)と、導電部材10(図2A参照)とをさらに備える。
配線回路基板1は、好ましくは、金属支持層5と、接着剤層6と、ベース絶縁層7と、導体パターン8と、カバー絶縁層9と、導電部材10とのみを備える。
<金属支持層5>
金属支持層5は、配線回路基板1の厚み方向の他方面を形成する。図1から図2Bに示すように、金属支持層5は、第1連結体2A、第2連結体2Bおよび配線体3に含まれる。金属支持層5において、第1連結体2Aを形成する部分が、連結金属部の一例としての第1連結金属部51A(図2A参照)である。金属支持層5において、第2連結体2Bを形成する部分が、連結金属部の一例としての第2連結金属部51B(図1参照)である。
金属支持層5において、配線体3を形成する部分が、支持部の一例としての配線体金属部52(図2B参照)である。
第1連結金属部51Aは、平面視において、後述する第1端子部81Aを含むように、短手方向に連続する略平板形状を有する。
第2連結金属部51Bは、平面視において、後述する第2端子部81Bを含むように、短手方向に連続する略平板形状を有する。
図2Bに示すように、配線体金属部52は、厚み方向および短手方向に沿って切断した切断面(断面視と同義)において、厚み方向に長い略矩形状を有する。
配線体金属部52は、金属内側面53を備える。金属内側面53は、開口部4に臨む。一の配線体金属部52における金属内側面53は、一の配線体金属部52と短手方向に隣接する他の配線体金属部52に面する。開口部4を挟んで対向する(面する)2つの金属内側面53は、平行する。本実施形態では、金属内側面53は、平坦面である。なお、金属内側面53の面積S0は、配線体金属部52が断面視略矩形状であることから、金属内側面53を短手方向に投影したときの投影面積S1と同一である。金属内側面53の面積S0は、次に説明する金属支持層5の厚みTを、長手方向長さで乗じた値である。
金属支持層5の厚みTは、例えば、30μm以上、好ましくは、50μm以上、好ましくは、75μm以上、より好ましくは、100μm以上である。また、金属支持層5の厚みTは、例えば、1000μm以下、好ましくは、500μm以下である。
配線体金属部52の短手方向長さWは、上記した配線体3の短手方向長さで例示した範囲から適宜選択される。具体的には、配線体3の短手方向長さWは、例えば、500μm以下、好ましくは、300μm以下、より好ましくは、100μm以下であり、また、例えば、10μm以上である。
また、配線体金属部52の短手方向長さWに対する配線体金属部52の厚みTの比(T/W)は、例えば、1.5以上、好ましくは、2以上、より好ましくは、2.5以上、さらに好ましくは、3以上、とりわけ好ましくは、3.5以上であり、また、例えば、1000以下、さらには、100以下である。なお、比(T/W)は、配線体金属部52を厚み方向および短手方向に沿って切断した切断面におけるアスペクト比に相当する。
アスペクト比(T/W)が上記した下限以上であれば、配線体3における主配線部83(後述)で生じる熱を、開口部4における空気を利用して、効率的に放出することができる。
なお、第1連結体2Aおよび第2連結体2Bのそれぞれの厚みは、例えば、配線体金属部52の厚みTと同一である。
金属支持層5の材料は、金属である。金属としては、周期表(IUPAC、2018)で、第1族~第16族に分類されている金属元素、および、これらの金属元素を2種類以上含む合金が挙げられる。なお、金属は、遷移金属および典型金属のいずれであってもよい。より具体的には、金属としては、第2族金属元素、第4族金属元素、第5族金属元素、第6族金属元素、第7族金属元素、第8族金属元素、第9族金属元素、第10族金属元素、第11族金属元素、第12族金属元素、第13族金属元素、および、第14族金属元素が挙げられる。第2族金属元素としては、例えば、カルシウムが挙げられる。第4族金属元素としては、例えば、チタンおよびジルコニウムが挙げられる。第5族金属元素としては、例えば、バナジウムが挙げられる。第6族金属元素としては、例えば、クロム、モリブデンおよびタングステンが挙げられる。第7族金属元素としては、例えば、マンガンが挙げられる。第8族金属元素としては、例えば、鉄が挙げられる。第9族金属元素としては、例えば、コバルトが挙げられる。第10族金属元素としては、例えば、ニッケルおよび白金が挙げられる。第11族金属元素としては、例えば、銅、銀および金が挙げられる。第12族金属元素としては、例えば、亜鉛が挙げられる。第13族金属元素としては、例えば、アルミニウムおよびガリウムが挙げられる。第14族金属元素としては、例えば、ゲルマニウムおよび錫が挙げられる。これらは、単独使用または併用することができる。金属としては、次に説明する高い熱伝導率を得る観点から、好ましくは、第11族金属元素が挙げられ、より好ましくは、銅、および、銅合金が挙げられる。
金属支持層5の熱伝導率は、30W/m・K以上である。配線回路基板1では、金属支持層5の熱伝導率は、30W/m・K以上であるので、金属支持層5と導体パターン8との間に接着剤層6が介在しても、導体パターン8で発生する熱を金属支持層5が効率的に放熱できる。
金属支持層5の熱伝導率は、好ましくは、35W/m・K以上、より好ましくは、40W/m・K以上、さらに好ましくは、45W/m・K以上、とりわけ好ましくは、50W/m・K以上である。金属支持層5の熱伝導率が上記した下限以上であれば、上記した熱を金属支持層5が効率的に放熱できる。
金属支持層5の熱伝導率の上限は、限定されない。金属支持層5の熱伝導率の上限は、例えば、350W/m・Kであり、また、例えば、100W/m・Kである。
金属支持層5の熱伝導率は、JIS H 7903:2008(有効熱伝導率測定法)によって求められる。
金属支持層5の23℃における引張強さは、100MPa以上である。金属支持層5の23℃における引張強さが100MPa以上であるので、配線回路基板1は、剛性に優れる。
金属支持層5の23℃における引張強さは、好ましくは、150MPa以上、より好ましくは、200MPa以上、さらに好ましくは、500MPa以上、とりわけ好ましくは、1,000MPa以上である。金属支持層5の23℃における引張強さが上記した下限以上であれば、配線回路基板1は、剛性に優れる。
金属支持層5の23℃における引張強さの下限は、限定されない。金属支持層5の23℃における引張強さの下限は、例えば、1MPa、さらには、10MPaである。
金属支持層5の23℃における引張強さは、JIS Z2241:2011によって求められる。
<接着剤層6>
接着剤層6は、厚み方向における金属支持層5の一方面に配置されている。接着剤層6は、厚み方向における金属支持層5の一方面に接触する。接着剤層6は、シート形状を有する。接着剤層6は、第1連結体2A、第2連結体2Bおよび配線体3に対応する外形形状を有する。接着剤層6において、第1連結体2Aに含まれる部分が、第1連結接着部61A(図2A参照)である。接着剤層6において、第2連結体2Bに含まれる部分が、第2連結接着部61B(図1参照)である。接着剤層6において、配線体3に含まれる部分が、接着部の一例としての配線体接着部62(図2B参照)である。
第1連結接着部61Aは、厚み方向における第1連結金属部51Aの一方面に配置されている。第1連結接着部61Aは、厚み方向における第1連結金属部51Aの一方面に接触する。第1連結接着部61Aは、例えば、厚み方向に投影したときに、第1連結金属部51Aより大きい。具体的には、第1連結接着部61Aの幅方向両側部分は、第1連結金属部51Aに対して、幅方向両側に向かって突出している。第1連結接着部61Aは、接着貫通孔63を有する。接着貫通孔63の平面視における形状は限定されない。接着貫通孔63は、第1連結接着部61Aを厚み方向に貫通する。
第2連結接着部61Bは、厚み方向における第2連結金属部51Bの一方面に配置されている。第2連結接着部61Bは、厚み方向における第2連結金属部51Bの一方面に接触する。第2連結接着部61Bは、厚み方向に投影したときに、第2連結金属部51Bより大きい。具体的には、第2連結接着部61Bの幅方向両側部分は、第2連結金属部51Bに対して、幅方向両側に向かって突出している。
配線体接着部62は、厚み方向における配線体金属部52の一方面に配置されている。配線体接着部62は、例えば、厚み方向に投影したときに、配線体金属部52より大きい。
接着剤層6の材料としては、接着剤組成物が挙げられる。接着剤組成物としては、例えば、硬化性接着剤組成物、および、熱可塑性接着剤組成物が挙げられる。接着剤組成物の種類は、限定されない。なお、接着剤組成物が硬化性接着剤組成物であれば、接着剤層6は、硬化性接着剤組成物の硬化体からなる。接着剤組成物としては、例えば、エポキシ接着剤組成物、シリコーン接着剤組成物、ウレタン接着剤組成物、および、アクリル接着剤組成物が挙げられる。
本実施形態では、接着剤層6は、絶縁性である。言い換えれば、接着剤層は、非導電性である。つまり、接着剤層6は、絶縁領域のみを備える。具体的には、接着剤層6(絶縁領域)の体積抵抗率は、例えば、1×10Ωcm以上、好ましくは、1×10Ωcm以上、より好ましくは、1×10Ωcm以上であり、また、例えば、1×1018Ωcm以下である。体積抵抗率は、JIS C 2139-3-1により求められる。
接着剤層6の熱伝導率は、比較的低く、例えば、金属支持層5の熱伝導率に比べて低い。具体的には、接着剤層6の熱伝導率は、例えば、1W/m・K以下、好ましくは、0.5W/m・K以下であり、また、例えば、0.01W/m・K以上、好ましくは、0.001W/m・K以上である。接着剤層6の熱伝導率は、JIS A 1412(熱絶縁材の熱伝導率測定法)によって求められる。
接着剤層6の線膨張係数は、比較的高い。接着剤層6の線膨張係数は、例えば、10ppm/℃以上、さらには、20ppm/℃以上、さらには、30ppm/℃以上であり、また、例えば、100ppm/℃以下である。接着剤層6の線膨張係数は、JIS K7197:2012によって求められる。
接着剤層6の厚みは、例えば、1μm以上、好ましくは、10μm以上であり、また、例えば、10,000μm以下、好ましくは、1,000μm以下である。
接着貫通孔63の開口面積は、例えば、10μm以上、好ましくは、100μm以上であり、また、例えば、1,000mm以下、好ましくは、100mm以下である。
<ベース絶縁層7>
ベース絶縁層7は、厚み方向における接着剤層6の一方面に配置されている。具体的には、ベース絶縁層7は、厚み方向における接着剤層6の一方面の全部に接触する。ベース絶縁層7は、第1連結体2A、第2連結体2Bおよび配線体3に対応する外形形状を有する。ベース絶縁層7は、接着剤層6と同一の外形形状を有する。ベース絶縁層7において、第1連結体2Aに含まれる部分が、第1連結ベース部71A(図2A参照)である。ベース絶縁層7において、第2連結体2Bに含まれる部分が、第2連結ベース部71B(図1参照)である。ベース絶縁層7において、配線体3に含まれる部分が、絶縁部の一例としての配線体ベース部72(図2B参照)である。
第1連結ベース部71Aは、厚み方向における第1連結接着部61Aの一方面に配置されている。第1連結ベース部71Aは、厚み方向における第1連結接着部61Aの一方面に接触する。具体的には、第1連結ベース部71Aは、厚み方向における第1連結接着部61Aの一方面に接着している。第1連結ベース部71Aは、厚み方向に投影したときに、第1連結接着部61Aと同一の外形形状を有する。第1連結ベース部71Aは、絶縁貫通孔としての絶縁貫通孔73を有する。
絶縁貫通孔73の平面視における形状は限定されない。絶縁貫通孔73は、第1連結ベース部71Aを厚み方向に貫通する。絶縁貫通孔73は、厚み方向に投影したときに、接着貫通孔63と重なる。絶縁貫通孔73は、平面視において接着貫通孔63と同一形状を有する。絶縁貫通孔73を仕切る内周面と、接着貫通孔63を仕切る内周面とは、厚み方向において面一である。
第2連結ベース部71Bは、厚み方向における第2連結接着部61Bの一方面に配置されている。第2連結ベース部71Bは、厚み方向における第2連結接着部61Bの一方面に接触する。具体的には、第2連結ベース部71Bは、厚み方向における第2連結接着部61Bの一方面に接着している。
配線体ベース部72は、厚み方向における配線体接着部62の一方面に配置されている。配線体ベース部72は、厚み方向における配線体接着部62の一方面に接触する。配線体ベース部72は、厚み方向における配線体接着部62の一方面に接着している。
ベース絶縁層7の厚みは、例えば、1μm以上、好ましくは、5μm以上であり、また、例えば、100μm以下、好ましくは、50μm以下である。
ベース絶縁層7の材料としては、例えば、絶縁性樹脂が挙げられる。絶縁性樹脂としては、例えば、ポリイミド、マレイミド、エポキシ樹脂、ポリベンゾオキサゾール、および、ポリエステルが挙げられる。
なお、ベース絶縁層7の熱伝導率は、金属支持層5の熱伝導率に比べて低い。ベース絶縁層7の熱伝導率は、例えば、1W/m・K以下、さらには、0.5W/m・K以下であり、また、例えば、0.01W/m・K以上、好ましくは、0.1W/m・K以上である。ベース絶縁層7の熱伝導率は、JIS A 1412(熱絶縁材の熱伝導率測定法)によって求められる。
<導体パターン8>
導体パターン8は、厚み方向におけるベース絶縁層7の一方面に配置されている。具体的には、導体パターン8は、第1連結ベース部71A、第2連結ベース部71Bおよび配線体ベース部72のそれぞれの厚み方向の一方面に配置されている。
導体パターン8において、第1連結体2Aに含まれる部分が第1端子部81A(図2A参照)および第1補助配線部82A(図1参照)である。導体パターン8において、第2連結体2Bに含まれる部分が第2端子部81Bおよび第2補助配線部82B(図1参照)である。導体パターン8において、配線体3に含まれる部分が配線部の一例としての主配線部83である。
第1端子部81Aは、第1連結ベース部71Aの厚み方向の一方面に配置されている。第1端子部81Aは、第1連結ベース部71Aにおける長手方向の一方側部分に配置されている。第1端子部81Aは、第1連結体2A内において、複数の配線体3に対応して、配線回路基板1の短手方向に間隔を隔てて複数配置されている。第1端子部81Aは、厚み方向に投影したときに、第1連結金属部51Aに含まれる。第1端子部81Aは、例えば、平面視略矩形状(角ランド形状)を有する。
複数の第1端子部81Aのうちの1つの第1端子部81Aは、厚み方向に投影したときに、接着貫通孔63および絶縁貫通孔73を含む。複数の第1端子部81Aのうちの1つの第1端子部81Aの厚み方向の他方面の一部は、導電部材10に接触する。
第1補助配線部82Aは、第1連結ベース部71Aの厚み方向の一方面に配置されている。第1補助配線部82Aは、複数の配線体3と、それらに対応する複数の第1端子部81Aとのそれぞれに対応して複数配置されている。第1補助配線部82Aは、第1端子部81Aに連続する。第1補助配線部82Aは、第1端子部81Aの長手方向の他端縁から長手方向の他方側に向かって延びる。第1補助配線部82Aは、平面視略直線形状を有する。
第2端子部81Bは、第2連結ベース部71Bの厚み方向の一方面に配置されている。第2端子部81Bは、第2連結ベース部71Bにおける長手方向の他方側部分に配置されている。第2端子部81Bは、第2連結体2B内において、複数の配線体3に対応して、配線回路基板1の短手方向に間隔を隔てて複数配置されている。第2端子部81Bは、厚み方向に投影したときに、第2連結金属部51Bに含まれる。第2端子部81Bは、平面視略矩形状(角ランド形状)を有する。
第2補助配線部82Bは、第2連結ベース部71Bの厚み方向の一方面に配置されている。第2補助配線部82Bは、複数の配線体3と、それらに対応する複数の第2端子部81Bとのそれぞれに対応して複数配置されている。第2補助配線部82Bは、第2端子部81Bに連続する。第2補助配線部82Bは、第2端子部81Bの長手方向の一端縁から長手方向の一方側に向かって延びる。第2補助配線部82Bは、平面視略直線形状を有する。
主配線部83は、配線体ベース部72の厚み方向の一方面に配置されている。具体的には、複数の主配線部83のそれぞれは、複数の配線体ベース部72のそれぞれの短手方向略中央部に配置されている。主配線部83は、厚み方向に投影したときに、配線体ベース部72に包含されている。
主配線部83は、配線体ベース部72(または、配線体金属部52、または、配線体接着部62)と1対1対応で設けられている。主配線部83は、厚み方向に投影したときに、配線体ベース部72の幅方向両端縁より内側に配置されている。
また、主配線部83の長手方向の一端縁は、第1補助配線部82Aの長手方向の他端縁に連続している。主配線部83の長手方向の他端縁は、第2補助配線部82Bの長手方向の一端縁に連続している。これにより、主配線部83は、第1補助配線部82Aおよび第2補助配線部82Bとともに、長手方向に延びる平面視略直線形状を形成し、第1端子部81Aおよび第2端子部81Bを長手方向に接続する。
主配線部83の短手方向長さは、例えば、第1補助配線部82Aおよび第2補助配線部82Bの短手方向長さと同一である。
導体パターン8の材料としては、導体が挙げられる。導体としては、例えば、銅、銀、金、鉄、アルミニウム、クロム、および、それらの合金が挙げられる。好ましくは、良好な電気特性を得る観点から、銅が挙げられる。
導体パターン8の厚みは、例えば、1μm以上、好ましくは、5μm以上であり、また、例えば、50μm以下、好ましくは、30μm以下である。
また、主配線部83の短手方向長さは、例えば、200μm以下、好ましくは、100μm以下であり、また、例えば、1μm以上、好ましくは、5μm以上である。
<カバー絶縁層9>
図2Bに示すように、カバー絶縁層9は、ベース絶縁層7の厚み方向の一方面に配置される。カバー絶縁層9は、主配線部83、第1補助配線部82Aおよび第2補助配線部82Bを被覆する。具体的には、カバー絶縁層9は、主配線部83、第1補助配線部82Aおよび第2補助配線部82Bのそれぞれの厚み方向の一方面および外周面を被覆する。カバー絶縁層9は、第1端子部81Aおよび第2端子部81Bを露出する。
カバー絶縁層9の厚みは、例えば、1μm以上、好ましくは、5μm以上であり、また、例えば、100μm以下、好ましくは、50μm以下である。
カバー絶縁層9の材料としては、例えば、絶縁性樹脂が挙げられる。絶縁性樹脂としては、例えば、ポリイミド、マレイミド、エポキシ樹脂、ポリベンゾオキサゾール、および、ポリエステルが挙げられる。また、絶縁性樹脂は、ソルダーレジストを含む。
上記した金属支持層5と、接着剤層6と、ベース絶縁層7と、カバー絶縁層9とは、開口部4を共通して有する。
<導電部材10>
図2Aに示すように、導電部材10は、接着貫通孔63内および絶縁貫通孔73内に配置されている。導電部材10は、厚み方向に延びる。厚み方向における導電部材10の他端部は、第1連結金属部51Aに接触する。厚み方向における導電部材10の一端部は、第1端子部81Aに接触する。これにより、導電部材10は、第1連結金属部51Aと、第1端子部81Aとを電気的に接続する。
導電部材10の材料としては、例えば、はんだ、異方性導電性ペースト(ACP)、および、異方性導電性フィルム(ACF)が挙げられる。導電部材10の材料としては、例えば、上記した導体も挙げられる。
本実施形態では、導電部材10は、接着性を有しない。言い換えれば、導電部材10の材料は、上記した接着剤組成物を含まない。
<配線回路基板1の製造方法>
次に、配線回路基板1の製造方法を、図3Aから図3Hを参照して、説明する。
配線回路基板1の製造方法は、第1工程と、第2工程と、第3工程と、第4工程とを備える。この方法では、第1工程と、第2工程と、第3工程と、第4工程とが、順に実施される。
<第1工程>
図3Aから図3Eに示すように、第1工程では、積層板91を準備する。図3Eに示すように、積層板91は、絶縁板75と、導体パターン8と、カバー絶縁層9とを厚み方向の一方側に向かって順に備える。
積層板91を準備するには、まず、図3Aに示すように、2層基材92を準備する。多層基材の一例としての2層基材92は、絶縁板75と、導体板85とを厚み方向の一方側に向かって順に備える。絶縁板75は、ベース絶縁層7を形成するための絶縁材である。
積層板91において、絶縁板75は、上記した開口部4をまだ有しない。導体板85は、絶縁板75の厚み方向の一方面に配置される。導体板85は、絶縁板75の厚み方向の一方面の全部に接触している。導体板85は、導体パターン8を形成するための導体材である。導体板85は、上記したパターンをまだ有しない。
続いて、図3Bから図3Eに示すように、サブトラクティブ法によって、導体板85を導体パターン8に形成する。
具体的には、図3Bに示すように、まず、エッチングレジスト90をフォトリソグラフィーによって導体板85の厚み方向の一方面に形成する。エッチングレジスト90は、導体パターン8と同じパターンを有する。
続いて、図3Cに示すように、エッチングレジスト90から露出する導体板85をエッチングにより除去する。これによって、導体板85から導体パターン8を形成する。
続いて、図3Dに示すように、エッチングレジスト90を除去する。
その後、図3Eに示すように、カバー絶縁層9を、絶縁板75の厚み方向の一方面に、導体パターン8の一部を被覆するように、形成する。例えば、絶縁性樹脂を含むワニスを絶縁板75および導体パターン8に対して塗布し、その後、露光後現像して、所定のパターンを有するカバー絶縁層9を形成する。
その後、絶縁貫通孔73(図2A参照)を絶縁板75に形成する。
これによって、積層板91を準備する。
<第2工程>
図3Fに示すように、第2工程では、金属板55と、積層板91における絶縁板75とを、接着剤シート65を介して接着する。
金属板55は、上記した金属支持層5を形成するための金属材である。金属板55は、まだ開口部4を有していない。金属板55は、金属支持層5が有する上記した熱伝導率および引張強さのそれぞれを有する。
接着剤シート65は、上記した接着剤層6を形成するためのシートである。接着剤シート65は、まだ開口部4を有していない。
第2工程では、例えば、まず、接着剤シート65を、金属板55の厚み方向の一方面、または、絶縁板75の他方面に配置し、続いて、金属板55と絶縁板75とを、接着剤シート65を介して接着する。好ましくは、まず、接着剤シート65を金属板55の厚み方向の一方面に配置し、続いて、接着剤シート65の厚み方向の一方面と、絶縁板75の厚み方向の他方面とを接触させる。
併せて、第2工程では、導電部材10を接着貫通孔63内および絶縁貫通孔73内に配置する。具体的には、接着貫通孔63を接着剤シート65に形成し、導電部材10を、その一部が接着貫通孔63内または絶縁貫通孔73内(図2A参照)に充填されるように、接着剤シート65または絶縁板75に配置し、その後、接着剤シート65と絶縁板75とを貼り合わせる。
<第3工程>
第3工程では、図3Gに示すように、金属板55を外形加工(パターンニング)して、金属支持層5を形成する。外形加工としては、例えば、エッチング、打ち抜き(金型加工)、ウォーターカッターおよびレーザ加工が挙げられる。外形加工として、好ましくは、形成精度の観点から、エッチングが挙げられる。これにより、開口部4を有する金属支持層5を形成する。
<第4工程>
第4工程では、図3Hに示すように、接着剤シート65および絶縁板75のそれぞれを外形加工して、接着剤層6およびベース絶縁層7のそれぞれを形成する。外形加工は、限定されない。外形加工としては、例えば、エッチング、打ち抜き(金型加工)、ウォーターカッターおよびレーザ加工が挙げられる。これにより、開口部4をそれぞれ有する接着剤層6およびベース絶縁層7を形成する。
これにより、配線回路基板1が製造される。
配線回路基板1の用途は、特に限定されない。配線回路基板1は、各種分野に用いられる。配線回路基板1は、例えば、電子機器用配線回路基板(電子部品用配線回路基板)、および、電気機器用配線回路基板(電気部品用配線回路基板)で用いられる。なお、電子機器用配線回路基板および電気機器用配線回路基板は、峻別されない。電子機器用配線回路基板および電気機器用配線回路基板としては、例えば、センサー用配線回路基板、輸送車両用配線回路基板、映像機器用配線回路基板、通信中継機器用配線回路基板、情報処理端末用配線回路基板、可動型機器用配線回路基板、医療機器用配線回路基板、電気機器用配線回路基板、および、録画電子機器用配線回路基板が挙げられる。センサー用配線回路基板におけるセンサーとしては、例えば、位置情報センサー、障害物検知センサー、および、温度センサーが挙げられる。輸送車両用配線回路基板における輸送車両としては、例えば、例えば、自動車、電車、航空機、および、工作車両が挙げられる。映像機器用配線回路基板における映像機器としては、例えば、例えば、フラットパネルディスプレイ、フレキシブルディスプレイ、および、投影型映像機器が挙げられる。通信中継機器用配線回路基板における通信中継機器としては、例えば、ネットワーク機器、および、大型通信機器が挙げられる。情報処理端末用配線回路基板における情報処理端末としては、例えば、コンピュータ、タブレット、スマートフォン、および、家庭用ゲームが挙げられる。可動型機器用配線回路基板における可動型機器としては、例えば、ドローン、および、ロボットが挙げられる。医療機器用配線回路基板における医療機器としては、例えば、ウェアラブル型医療用装置、および、医療診断用装置が挙げられる。電気機器用配線回路基板における電気機器としては、例えば、冷蔵庫、洗濯機、掃除機、および、空調機器が挙げられる。録画電子機器用配線回路基板における録画電子機器としては、例えば、デジタルカメラ、および、DVD録画装置が挙げられる。
<第1実施形態の作用効果>
この配線回路基板1では、接着剤層6が、金属支持層5とベース絶縁層7との間に介在する。そのため、金属支持層5とベース絶縁層7との間の密着力が高い。
また、金属支持層5の23℃における引張強さが、100MPa以上であるので、配線回路基板1は、剛性に優れる。
さらに、金属支持層5の熱伝導率が、30W/m・K以上であるので、配線回路基板1は、放熱性に優れる。
従って、配線回路基板1は、金属支持層5とベース絶縁層7との間の密着力が高く、剛性および放熱性に優れる
また、配線回路基板1は、絶縁貫通孔73内および接着貫通孔63内に配置される導電部材10をさらに備えるので、導体パターン8と金属支持層5との間の導電パスおよび放熱パスを形成できる。そのため、配線回路基板1は、導電パスの設計の自由度を高くしながら、放熱性にも優れる。
そして、配線回路基板1では、配線体3で生じる熱を、複数の配線体3間(開口部4)の空気を介して、対流させ、とりわけ、厚み方向に対流させて、効率的な放熱を図ることができる。
また、配線体金属部52のアスペクト比(T/W)が、2以上と高い場合には、上記した空気との接触面積を大きくすることができる。そのため、上記した対流に基づく放熱効率に優れる。
さらに、配線体金属部52は、上記したアスペクト比(T/W)が2以上と高い場合には、主配線部83から配線体ベース部72に伝導した熱を、配線体接着部62を介して配線体金属部52に向けて効率的に放出することができる。
そのため、配線回路基板1は、配線体3における放熱性に優れる。
また、配線回路基板1では、第1連結金属部51Aは、厚み方向に投影したときに、複数の第1端子部81Aを含むように短手方向に連続するので、第1連結金属部51Aは、複数の第1端子部81Aを確実に支持することができる。
第2連結金属部51Bは、厚み方向に投影したときに、複数の第2端子部81Bを含むように短手方向に連続するので、第2連結金属部51Bは、複数の第2端子部81Bを確実に支持することができる。
従って、配線回路基板1では、配線体3における放熱性に優れながら、第1連結体2Aにおける第1端子部81Aの機械強度、および、第2連結体2Bにおける第2端子部81Bの機械強度にも優れる。
<第1実施形態の変形例>
以下の各変形例において、上記した第1実施形態と同様の部材および工程については、同一の参照符号を付し、その詳細な説明を省略する。また、各変形例は、特記する以外、第1実施形態と同様の作用効果を奏することができる。さらに、第1実施形態および変形例を適宜組み合わせることができる。
変形例では、金属内側面53は、曲面を含む。曲面は、断面視において、厚み方向両端部から厚み方向中央部に向かうに従って、短手方向内側に向かって凹む凹面を有する。配線体金属部52の短手方向長さは、厚み方向両端部から厚み方向中央部に向かうに従って、短くなる。
変形例では、金属内側面53は、凹面に加え、凸面を含む。
変形例では、金属内側面53の面積S0は、金属内側面53を短手方向に投影したときの投影面積S1に対して、大きい。そのため、本発明は、金属内側面53の面積S0は、金属内側面53を短手方向に投影したときの投影面積S1以上である態様を含み、具体的には、金属内側面53の面積S0が金属内側面53の投影面積S1と同一である第1実施形態、および、金属内側面53の面積S0が金属内側面53の投影面積S1より大きい変形例の両方を含む。
変形例では、具体的には、金属内側面53の投影面積S1に対する面積S0の面積比(S0/S1)が、例えば、1.01以上、好ましくは、1.1以上、より好ましくは、1.2以上、さらに好ましくは、1.3以上であり、また、例えば、2以下である。
変形例の配線回路基板1では、金属内側面53の面積S0が、金属内側面53を短手方向に投影したときの投影面積S1に対して、大きいので、金属内側面53と空気との接触面積を、確実に大きくすることができる。そのため、配線体金属部52からの対流に基づく放熱効率により一層優れる。
第1実施形態では、第1連結体2Aおよび第2連結体2Bは、ともに、平面視において、第1端子部81Aおよび第2端子部81Bを含むように、短手方向に連続しているが、図示しないが、例えば、いずれか一方が、短手方向に連続し、他方が、短手方向に不連続であってもよい。この場合には、他方は、短手方向に間隔を隔てて複数に分割されて配置されている。さらには、図示しないが、例えば、第1連結体2Aおよび第2連結体2Bのいずれもが、短手方向に間隔を隔てて複数に分割されていてもよい。
第1実施形態では、主配線部83は、配線体ベース部72に1つ設けているが、例えば、図示しないが、1つの配線体ベース部72に複数設けることもできる。
変形例では、配線回路基板1は、導電部材10を備えない。ベース絶縁層7は、導体パターン8と金属支持層5とを絶縁する。
変形例では、ベース絶縁層7と導体パターン8との間に、接着剤が介在してもよい。
<第2実施形態>
以下の第2実施形態において、上記した第1実施形態と同様の部材および工程については、同一の参照符号を付し、その詳細な説明を省略する。また、第2実施形態は、特記する以外、第1実施形態と同様の作用効果を奏することができる。さらに、第1実施形態、および第2実施形態を適宜組み合わせることができる。
第2実施形態を、図4Aから図4Dを参照して説明する。
第2実施形態では、図4Aに示すように、第3工程は、第2工程の前に実施される。
<第3工程>
第3工程では、図4Bに示すように、仮想線で示す金属板55を外形加工(パターンニング)して、金属支持層5を形成する。
<第2工程>
第2工程は、第3工程の後に実施される。図4Cに示すように、第2工程では、接着剤シート65を、金属支持層5の厚み方向の一方面、または、絶縁板75の他方面に配置し、続いて、金属支持層5と絶縁板75とを、接着剤シート65を介して接着する。好ましくは、まず、図4Aの矢印および図4Bに示すように、接着剤シート65を金属支持層5の厚み方向の一方面に配置し、続いて、図4Cに示すように、接着剤シート65の厚み方向の一方面と、絶縁板75の厚み方向の他方面とを接触させる。
<第4工程>
図4Dに示すように、第4工程では、接着剤シート65および絶縁板75のそれぞれを外形加工(パターンニング)して、接着剤層6およびベース絶縁層7のそれぞれを、開口部4を有するパターンで形成する。
<第3実施形態>
以下の第3実施形態において、上記した第1および第2実施形態と同様の部材および工程については、同一の参照符号を付し、その詳細な説明を省略する。また、第3実施形態は、特記する以外、第1および第2実施形態と同様の作用効果を奏することができる。さらに、第1実施形態、第2実施形態、第3実施形態および変形例を適宜組み合わせることができる。
第3実施形態を、図5Aから図5Dを参照して説明する。
第3実施形態では、第3工程は、第2工程の前に実施され、また、第3工程において、接着剤シート65を外形加工して、接着剤層6を形成する。
図5Aに示すように、予め、接着剤シート65から、開口部4を有するパターンで接着剤層6を形成する。
図5Cに示すように、接着剤層6を、金属支持層5の厚み方向の一方面、または、絶縁板75の他方面に配置し、続いて、金属支持層5と絶縁板75とを、接着剤層6を介して接着する。好ましくは、まず、図5Aおよび図5Bに示すように、接着剤層6を金属支持層5の厚み方向の一方面に配置し、続いて、図5Cに示すように、接着剤層6の厚み方向の一方面と、絶縁板75の厚み方向の他方面とを接触させる。
<第4工程>
図5Dに示すように、第4工程では、絶縁板75を外形加工(パターンニング)して、ベース絶縁層7を、開口部4を有するパターンで形成する。
<第4実施形態>
以下の第4実施形態において、上記した第1から第3実施形態と同様の部材および工程については、同一の参照符号を付し、その詳細な説明を省略する。また、第4実施形態は、特記する以外、第1実施形態と同様の作用効果を奏することができる。さらに、第1実施形態から第4実施形態を適宜組み合わせることができる。
第4実施形態の配線回路基板1を、図6Aおよび図6Bを参照して説明する。
図6Aおよび図6Bに示すように、配線回路基板1は、第2導体パターン80および導体接続部材87をさらに備える。
第2導体パターン80は、ベース絶縁層7の厚み方向の他方面に配置される。具体的には、第2導体パターン80は、第1連結ベース部71A、第2連結ベース部71B(図1参照)および配線体ベース部72のそれぞれの厚み方向の他方面に配置されている。第2導体パターン80の厚み方向の他方面および周側面は、接着剤層6に被覆されている。また、第1連結ベース部71Aに配置される第2導体パターン80の厚み方向の他方面は、導電部材10と接触する。第2導体パターン80の物性および寸法は、上記した導体パターン8のそれらと同様である。導電部材10と接触する第2導体パターン80は、導電部材10とともに接着貫通孔63内に配置される。
導体接続部材87は、絶縁貫通孔73内に配置されている。絶縁貫通孔73は、ベース絶縁層7を貫通する。導体接続部材87は、厚み方向に延びる。導体接続部材87の厚み方向の一端部は、導体パターン8の第1端子部81Aと接触する。導体接続部材87の厚み方向の他端部は、第2導体パターン80と接触する。これによって、導体接続部材87は、導体パターン8と第2導体パターン80とを電気的に接続する。
第4実施形態の配線回路基板1の製造方法は、図7Aから図7Hを参照して説明する。
この製造方法は、第1工程と、第2工程と、第3工程と、第4工程とを備える。
第4実施形態の製造方法における第2工程(図7F参照)と、第3工程(図7G参照)と、第4工程(図7H参照)とは、それぞれ、第1実施形態における第2工程(図3F参照)と、第3工程(図3G参照)と、第4工程(図3H参照)と同様に説明される。
第4実施形態における第1工程を、図7Aから図7Eを参照して説明する。
図7Aから図7Eに示すように、第1工程では、第2積層板93を準備する。第2積層板93は、第2導体パターン80と、絶縁板75と、導体パターン8と、カバー絶縁層9とを厚み方向の一方側に向かって順に備える。
第2積層板93を準備するには、まず、図7Aに示すように、多層基材の一例としての3層基材94を準備する。3層基材94は、第2導体板88と、絶縁板75と、導体板85とを厚み方向の一方側に向かって順に備える。第2導体板88は、絶縁板75の厚み方向の他方面に配置されている。第2導体板88は、絶縁板75の厚み方向の他方面の全部に接触する。第2導体板88は、第2導体パターン80を形成するための導体材である。
続いて、図7Bから図7Eに示すように、サブトラクティブ法によって、導体板85を導体パターン8に形成し、第2導体板88を第2導体パターン80に形成する。
具体的には、図7Bに示すように、まず、エッチングレジスト90をフォトリソグラフィーによって導体板85の厚み方向の一方面に形成し、第2エッチングレジスト95をフォトリソグラフィーによって第2導体板88の厚み方向の他方面に形成する。第2エッチングレジスト95は、第2導体パターン80と同じパターンを有する。
続いて、図7Cに示すように、エッチングレジスト90から露出する導体板85をエッチングにより除去し、第2エッチングレジスト95から露出する第2導体板88をエッチングにより除去する。これによって、導体板85から導体パターン8を形成し、第2導体板88から第2導体パターン80を形成する。
続いて、図7Dに示すように、エッチングレジスト90と第2エッチングレジスト95とを除去する。
絶縁貫通孔73(図6A参照)を形成し、導体接続部材87を絶縁貫通孔73内に配置する。絶縁貫通孔73の形成では、例えば、導体パターン8および第2導体パターン80にも、絶縁貫通孔73に連通する導体ビアを形成し、続いて、絶縁貫通孔73および導体ビアに、めっき、および、導電性ペーストを塗布する。
その後、図7Eに示すように、カバー絶縁層9を形成する。これにより、第2積層板93を準備する。
<第4実施形態の変形例>
図8に示すように、接着剤層6は、上記した絶縁領域66に加え、導電領域67をさらに有してもよい。一方、この変形例の配線回路基板1は、導電部材10を備えない。
導電領域67は、平面視において、第2導体パターン80と重なる。導電領域67は、導電性接着剤からなる。導電領域67の体積抵抗率は、例えば、1×10Ωcm未満である。
絶縁領域66は、平面視において、導電領域67以外の領域である。絶縁領域66は、非導電性接着剤からなる。導電性接着剤および非導電性接着剤のそれぞれは、例えば、特開2012-226802号公報および特開2012-226803号公報に記載される。
<第5実施形態および第6実施形態>
以下の第5実施形態および第6実施形態において、上記した第1実施形態から第4実施形態と同様の部材および工程については、同一の参照符号を付し、その詳細な説明を省略する。また、第5実施形態および第6実施形態は、特記する以外、第1実施形態および第4実施形態と同様の作用効果を奏することができる。さらに、第1実施形態から第4実施形態を適宜組み合わせることができる。
第5実施形態の製造方法では、第2実施形態の製造方法において、積層板91に代えて、第2積層板93(図4Cの括弧書き参照)が用いられる。
第6実施形態の製造方法では、第3実施形態の製造方法において、積層板91に代えて、第2積層板93(図5Cの括弧書き参照)が用いられる。
1 配線回路基板
3 配線体
5 金属支持層
6 接着剤層
7 ベース絶縁層(絶縁層)
8 導体パターン
10 導電部材
51A 第1連結金属部(連結金属部)
51B 第2連結金属部(連結金属部)
52 配線体金属部(支持部)
53 金属内側面
55 金属板
62 配線体接着部(接着部)
63 接着貫通孔
65 接着剤シート
72 配線体ベース部(絶縁部)
73 絶縁貫通孔
75 絶縁板
80 第2導体パターン
81A 第1端子部(端子部)
81B 第2端子部(端子部)
83 主配線部(配線部)
85 導体板
91 積層板
92 2層基材(多層基材)
93 第2積層板
94 3層基材(多層基材)

Claims (9)

  1. 金属支持層と、接着剤層と、絶縁層と、導体パターンとを厚み方向に順に備え、
    前記金属支持層の23℃における引張強さが、100MPa以上であり、
    前記金属支持層の熱伝導率が、30W/m・K以上である、配線回路基板。
  2. 前記絶縁層は、絶縁貫通孔を有し、
    前記接着剤層は、厚み方向に投影したときに、前記絶縁貫通孔に重なる接着貫通孔を有する、請求項1に記載の配線回路基板。
  3. 前記絶縁貫通孔および前記接着貫通孔内に配置される導電部材をさらに備える、請求項2に記載の配線回路基板。
  4. 前記接着貫通孔内に配置される導電部材および第2導体パターンと、
    前記絶縁貫通孔内に配置され、前記導体パターンおよび前記第2導体パターンを電気的に接続する接続部材と
    をさらに備える、請求項2に記載の配線回路基板。
  5. 互いに間隔を隔てて並列配置される複数の配線体を備え、
    前記複数の配線体のそれぞれは、
    前記絶縁層に含まれる絶縁部と、
    前記絶縁部の厚み方向の一方面に配置され、前記接着剤層に含まれる接着部と、
    前記接着部の厚み方向の一方面に配置され、前記導体パターンに含まれる配線部と、
    前記絶縁部の厚み方向の他方面に配置され、前記複数の配線体の並列方向における長さWに対する、厚み方向長さTの比(T/W)が、2以上であり、前記金属支持層に含まれる金属支持部と
    を備える、請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の配線回路基板。
  6. 一の前記金属支持部は、一の前記金属支持部と前記並列方向に隣接する他の前記金属支持部に面する内側面を有し、
    前記内側面の面積は、前記内側面を前記並列方向に投影したときの投影面積以上である、請求項5に記載の配線回路基板。
  7. 前記複数の配線体の、前記並列方向および前記厚み方向に直交する直交方向端部を連結する連結体を備え、
    前記連結体は、
    前記配線部の直交方向端部に連続し、前記導体パターンに含まれる端子部と、
    前記金属支持部の直交方向端部に連続し、前記金属支持層に含まれる連結金属部とを備え、
    前記連結金属部は、厚み方向に投影したときに、複数の前記端子部を含むように前記並列方向に連続する、請求項5に記載の配線回路基板。
  8. 前記複数の配線体の、前記並列方向および前記厚み方向に直交する直交方向端部を連結する連結体を備え、
    前記連結体は、
    前記配線部の直交方向端部に連続し、前記導体パターンに含まれる端子部と、
    前記金属支持部の直交方向端部に連続し、前記金属支持層に含まれる連結金属部とを備え、
    前記連結金属部は、厚み方向に投影したときに、複数の前記端子部を含むように前記並列方向に連続する、請求項6に記載の配線回路基板。
  9. 絶縁板と、厚み方向における前記絶縁板の少なくとも一方面に配置される導体板とを備える多層基材を準備する工程と、
    前記導体板をサブトラクティブ法で導体パターンに形成する工程と、
    23℃における引張強さが100MPa以上であり、熱伝導率が30W/m・K以上である金属板または前記金属板から形成される金属支持層と、前記絶縁板とを、接着剤シートまたは前記接着剤シートから形成される接着剤層を介して接着する工程と、
    前記金属板をパターンニングして前記金属支持層を形成する工程と、
    前記接着剤シートをパターンニングして前記接着剤層を形成する工程と、
    前記絶縁板をパターンニングして絶縁層を形成する工程と
    を備える、配線回路基板の製造方法。
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