JP2023024261A - 包装箱 - Google Patents

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JP2023024261A
JP2023024261A JP2022054235A JP2022054235A JP2023024261A JP 2023024261 A JP2023024261 A JP 2023024261A JP 2022054235 A JP2022054235 A JP 2022054235A JP 2022054235 A JP2022054235 A JP 2022054235A JP 2023024261 A JP2023024261 A JP 2023024261A
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英司 田代
Eiji Tashiro
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【課題】容易に開封してトレイとして利用できる包装箱を提供する。【解決手段】包装箱1は、底板10に連設された後壁40と、後壁40に連設された頂板60と、頂板60に連設された前壁20と、底板10に連設された下前板30と、左右一対の側壁50,50と、を備えている。後壁40と頂板60とは、第一折れ線L1を介して連設され、第一折れ線L1の一端から他端に亘って第一切断誘導線L10が形成されている。【選択図】図2

Description

本発明は、包装箱に関する。
段ボール製の包装箱としては、底板と、底板に連設された後壁と、後壁に連設された頂板と、頂板に連設された前壁と、頂板に連設された上側板と、底板に連設された下側板と、を備えているものがある(例えば、特許文献1参照)。前記した包装箱では、後壁の側縁部に連設された外フラップが、上側板および下側板の外面に接合されている。また、前記した包装箱の後壁および外フラップには、横方向に延びている切断誘導線が形成されている。
前記した包装箱を開封するときには、最初に後壁および外フラップの切断誘導線を切り開いて、後壁および外フラップを上下に分割する。そして、包装箱の上部を引き上げて、包装箱の下部から上部を切り離す。このようにして、包装箱を上下に分離させると、包装箱の下部がトレイ形状になるため、包装箱の下部に内容物を収容した状態で陳列できる。
特許第6597486号公報
前記した従来の包装箱では、開封時に後壁の中央部で切断誘導線を切り開き始めるのが難しいとともに、後壁および左右の外フラップの切断誘導線を切り開く必要があるため、開封し難いという問題がある。
本発明は、前記した問題を解決し、容易に開封してトレイとして利用できる包装箱を提供することを課題とする。
前記課題を解決するため、本発明の包装箱は、底板と、前記底板の後縁部に連設された後壁と、前記後壁の上縁部に連設された頂板と、前記頂板の前縁部に連設された前壁と、前記底板の前縁部に連設された下前板と、左右一対の側壁と、を備えている。前記側壁は、前記頂板の側縁部に連設された上側板と、前記底板の側縁部に連設された下側板と、を有している。前記後壁の上縁部と前記頂板の後縁部とは、折れ線を介して連設され、前記折れ線の一端から他端に亘って切断誘導線が形成されている。
本発明の包装箱を開封するときには、頂板または後壁を外側から押し込むことで、頂板と後壁との角部に形成された切断誘導線を容易に切り開き始めることができる。
そして、頂板の後縁部に一方の手を掛けて頂板を引き上げるとともに、後壁の上縁部に他方の手を掛けて後壁を後方に引くことで、後壁と頂板との間の切断誘導線全体を切り開いて、後壁と頂板とを容易に分離できる。
本発明の包装箱では、後壁と頂板との間の一箇所の切断誘導線を容易に切り開いて、頂板を引き上げることで、包装箱を容易に上下に分離できる。これにより、包装箱の下部がトレイ形状となるため、包装箱の下部に内容物を収納した状態で陳列できる。
前記した包装箱において、前記切断誘導線に開封開始部を開口させた場合には、包装箱を開封するときに、開封開始部に指を差し込んで、頂板を引き上げるとともに、後壁を後方に引くことができるため、後壁と頂板との間の切断誘導線を切り開き易くなる。
前記した包装箱において、前記切断誘導線には、前記折れ線よりも前記頂板側に入り込んでいる第一曲線部と、前記折れ線よりも前記後壁側に入り込んでいる第二曲線部と、を形成する。そして、前記第一曲線部と前記折れ線とに囲まれた第一蓋板を形成するとともに、前記第二曲線部と前記折れ線とに囲まれた第二蓋板を形成してもよい。
この構成では、包装箱を開封するときには、第一蓋板および第二蓋板を外側から押し込むと、第一曲線部および第二曲線部が切り開かれて、頂板の後端部および後壁の上端部にそれぞれ開口部が形成される。このように、本発明の包装箱では、切断誘導線を容易に切り開き始めることができる。
そして、頂板の開口部に一方の手を掛けて頂板を引き上げるとともに、後壁の開口部に他方の手を掛けて後壁を後方に引くことで、後壁と頂板との間の切断誘導線全体を切り開いて、後壁と頂板とを容易に分離できる。
前記した包装箱において、前記第一蓋板および前記第二蓋板は、それぞれ左右方向において複数に分割されていることが好ましい。このようにすると、包装箱の開封時に第一蓋板および第二蓋板を押し込み易くなる。
前記した包装箱において、前記前壁には、前記下前板の内面に重ねられた内板部を形成し、前記前壁において、前記内板部よりも上側の領域には、左右方向に延びている前部折れ線を形成することが好ましい。
この構成では、包装箱を開封するときに、包装箱の上部を前方に向けて引き起こすと、前壁の上部が前部折れ線を境にして内板部に対して前方に向けて折れ曲がる。これにより、内板部が下前板と内容物との間に挟み込まれた状態でも、包装箱の上部をスムーズに前方に向けて引き起こすことができるため、包装箱を開封し易くなる。
前記した包装箱において、前記側壁には、前記前壁に連設され、前記上側板の内面に接合された上前フラップと、前記下前板に連設され、前記下側板の内面に接合された下前フラップと、を設ける。また、前記側壁には、前記後壁に連設され、前記上側板の内面に重ねられるとともに、前記下側板の内面に接合された後フラップを設ける。このように、本発明の包装箱は、ラップアラウンド方式の箱体に適用することができる。
この構成では、包装箱の上部を後フラップから容易に分離して、包装箱を上下に分離できる。また、前側のフラップ(上前フラップおよび下前フラップ)は上下に分割されており、包装箱を開封して上下に分割したときに、上前フラップが包装箱の上部とともに下部から分離される。このように、前記した構成では、包装箱を上下に分離したときに、包装箱の下部の前部の高さが低くなるため、内容物を取り出し易くなる。
また、上前フラップ、下前フラップおよび後フラップの外面に上側板および下側板を重ねることで、包装箱の側面が平坦になり、外観が良くなる。
本発明の包装箱では、開封開始時に頂板と後壁との間を切り開き易いとともに、頂板および後壁に手を掛け易いため、容易に開封してトレイとして利用できる。
本発明の第一実施形態に係る包装箱を前方左上から見た斜視図である。 本発明の第一実施形態に係る包装箱を後方右上から見た斜視図である。 本発明の第一実施形態に係る包装箱のブランクシートを示した図である。 本発明の第一実施形態に係る包装箱の上部を引き起こした状態を示した斜視図である。 本発明の第一実施形態に係る包装箱を上下に分割した状態を示した斜視図である。 本発明の第一実施形態に係る包装箱を上下に分割した後に平坦に開いた状態を示した平面図である。 本発明の第二実施形態に係る包装箱を前方左上から見た斜視図である。 本発明の第二実施形態に係る包装箱を後方右上から見た斜視図である。 本発明の第二実施形態に係る包装箱のブランクシートを示した図である。
本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。
なお、各実施形態の説明において、同一の構成要素に関しては同一の符号を付し、重複した説明は省略するものとする。
以下の説明において、前後左右方向とは、各実施形態の包装箱を説明する上で便宜上設定したものであり、包装箱の構成や使用状態を限定するものではない。
[第一実施形態]
第一実施形態の包装箱1は、図1に示すように、ラップアラウンド方式の段ボール箱であり、底板10と、底板10に連設された後壁40と、後壁40に連設された頂板60と、を備えている、また、包装箱1は、頂板60に連設された前壁20と、底板10に連設された下前板30と、左右一対の側壁50,50と、を備えている。
第一実施形態の包装箱1は、図3に示すように、段ボール製のシートを切り抜いたブランクシートSを各折れ線において山折りまたは谷折りすることで形成される。図3に示すブランクシートSは内面側が見えるように配置されている。
ブランクシートSの折れ線は、ブランクシートSの表面を線状に押し込んで形成された罫線(押罫)である。なお、罫線に断続的な切れ込みを形成してもよい。このようにすると、折れ線においてブランクシートSを折り曲げ易くなる。
また、シートの表面のみを切断したハーフカットの切れ込みやシートを貫通した切れ込みを断続させて線状に形成することで折れ線を構成してもよい。
ブランクシートSに形成された各切断誘導線は、切れ込みを断続的に形成したミシン目状の線である。なお、切れ込みの形状や長さは限定されるものではない。
底板10は、図2に示すように、四角形に形成されている(図3参照)。
底板10の後縁部には、折れ線を介して後壁40が連設されている。後壁40は、底板10の後縁部から上方に向けて延びている。後壁40は、底板10に対して垂直に形成されている。後壁40は、四角形に形成されている。
後壁40の上縁部には、図1に示すように、第一折れ線L1を介して頂板60が連設されている。
頂板60は、後壁40の上縁部から前方に向けて延びている。頂板60は、底板10と同じ形状であり、後壁40に対して垂直に形成されている。
頂板60の前縁部には、折れ線を介して前壁20が連設されている。
前壁20は、頂板60の前縁部から下方に向けて延びている。前壁20は、後壁40と同じ形状であり(図3参照)、頂板60に対して垂直に形成されている。
底板10の前縁部には、折れ線を介して、下前板30が連設されている。
下前板30は、底板10の前縁部から上方に向けて延びている。下前板30は、底板10に対して垂直に形成されている。
下前板30は、底板10の前縁部に沿って帯状に形成されている。下前板30の上縁部は下方に向けて窪んでいる。下前板30は、前壁20の高さの略1/3の高さに形成されている。下前板30は、前壁20の下部の内板部21の外面に重ねられている。
前壁20の内板部21と下前板30とは、接着剤などによって接合されておらず、前壁20の内板部21の外面に下前板30が重なることで、包装箱1の前面が塞がれている。
前壁20には、図3に示すように、左右方向に延びている前部折れ線L21が形成されている(図1参照)。前部折れ線L21は、上向きに凸形状となるように全体的に湾曲している。
前部折れ線L21は、図1に示すように、前壁20の高さ方向の略半分よりも下側で、内板部21よりも上側の領域に形成されている。つまり、前部折れ線L21は、下前板30の上縁部よりも上側に配置されている。
左側の側壁50は、頂板60に連設された上側板51と、底板10に連設された下側板52と、前壁20に連設された上前フラップ53と、下前板30に連設された下前フラップ54と、後壁40に連設された後フラップ55と、を備えている。
上前フラップ53は、前壁20の左縁部に切断誘導線L51を介して連設されている。上前フラップ53は、前壁20の左縁部の上部から後方に向けて延びている。上前フラップ53は、前壁20に対して垂直に形成されている。
下前フラップ54は、下前板30の左縁部に切断誘導線L52を介して連設されている。下前フラップ54は、下前板30の左縁部から後方に向けて延びている。下前フラップ54は、下前板30に対して垂直に形成されている。
後フラップ55は、後壁40の左縁部に切断誘導線L53を介して連設されている。後フラップ55は、後壁40の左縁部から前方に向けて延びている。後フラップ55は、後壁40に対して垂直に形成されている。
上前フラップ53と下前フラップ54とは、上下に並べて配置されている。上前フラップ53と後フラップ55とは、前後方向に間隔を空けて配置され、下前フラップ54と後フラップ55とは、前後方向に間隔を空けて配置されている。
上側板51は、頂板60の左縁部に折れ線を介して連設されている。上側板51は、頂板60の左縁部に沿って帯状に形成されている。上側板51は、頂板60の左縁部から下方に向けて延びている。上側板51は、頂板60に対して垂直に形成されている。
上側板51は、上前フラップ53および後フラップ55の外面に重ねられている。上前フラップ53の外面は、上側板51の内面に接着剤によって接合されている。後フラップ55の外面は、上側板51の内面に接着剤などによって接合されていない。
下側板52は、底板10の左縁部に折れ線を介して連設されている。下側板52は、底板10の左縁部に沿って帯状に形成されている。下側板52は、底板10の左縁部から上方に向けて延びている。下側板52は、底板10に対して垂直に形成されている。
下側板52は、下前フラップ54および後フラップ55の外面に重ねられている。下前フラップ54および後フラップ55の外面は、下側板52の内面に接着剤によって接合されている。
下側板52の上縁部は、前部よりも後部が高くなっている。また、上側板51の下縁部は、後部よりも前部が低くなっている。下側板52の上縁部と上側板51の下縁部とは、上下に嵌め合わされている。
このように、上側板51の下縁部と下側板52の上縁部とが突き合わされることで、包装箱1の側壁50が平坦に閉じられている。
左右の側壁50,50は、図2に示すように、左右対称な形状である。したがって、右側の側壁50は、左側の側壁50(図1参照)と同様に、上側板51、下側板52、上前フラップ53、下前フラップ54および後フラップ55によって構成されている。
第一実施形態の包装箱1では、後壁40の上縁部と頂板60の後縁部との間に、左右方向に延びている第一切断誘導線L10が形成されている。
第一切断誘導線L10は、第一折れ線L1の左端部から右端部に亘って形成されている。つまり、第一切断誘導線L10の左端部は、第一折れ線L1の左端部に接続され、第一切断誘導線L10の右端部は、第一折れ線L1の右端部に接続されている。
第一切断誘導線L10の右半分には、第一折れ線L1よりも頂板60側に入り込んでいる第一曲線部L11が形成されている。第一曲線部L11は、前方に向けて突出するように、全体的に円弧状に湾曲している。
第一切断誘導線L10の左半分には、第一折れ線L1よりも後壁40側に入り込んでいる第二曲線部L12が形成されている。第一曲線部L11は、下方に向けて突出するように、全体的に円弧状に湾曲している。
図3に示すブランクシートSの状態において、第一切断誘導線L10は、第一折れ線L1を跨いで後壁40側と頂板60側とに突出するようにS字形状に湾曲している。
頂板60の後端部の右半分には、図2に示すように、第一曲線部L11と第一折れ線L1とに囲まれた第一蓋板61が形成されている。
第一蓋板61には、前後方向に延びている複数の切断誘導線が左右方向に間隔を空けて形成されている。これにより、第一蓋板61は左右方向に複数に分割された状態で第一折れ線L1に連設されている。
後壁40の上端部の左半分には、第二曲線部L12と第一折れ線L1とに囲まれた第二蓋板62が形成されている。
第二蓋板62には、前後方向に延びている複数の切断誘導線が左右方向に間隔を空けて形成されている。これにより、第二蓋板62は左右方向に複数に分割された状態で第一折れ線L1に連設されている。
第一実施形態の包装箱1を開封するときには、まず、第一蓋板61および第二蓋板62を外側から押し込む。これにより、第一曲線部L11および第二曲線部L12が切り開かれて、第一折れ線L1おいて第一蓋板61および第二蓋板62が内側に折り曲げられる。
このとき、第一蓋板61および第二蓋板62は、それぞれ複数に切り離されて内側に折り曲げられるため、第一蓋板61および第二蓋板62を容易に内側に折り曲げることができる。このようにして、第一切断誘導線L10を容易に切り開き始めることができる。
第一蓋板61および第二蓋板62が内側に折り曲げられると、頂板60の後端部および後壁40の上端部にそれぞれ開口部が形成される。
頂板60の開口部に一方の手を掛けて、頂板60の後端部を引き上げるとともに、後壁40の開口部に他方の手を掛けて、後壁40の上端部を後方に引くことで、後壁40と頂板60との間の第一切断誘導線L10を容易に切り開くことができる。このようにして、後壁40と頂板60とを容易に分離できる。
さらに、図4に示すように、頂板60の後端部を引き上げると、後フラップ55から上側板51が離れて、包装箱1の上部が前方に向けて引き起こされる。
包装箱1の上部が前方に向けて傾くと、上前フラップ53が下前フラップ54から離間するとともに、上側板51が下側板52から離間する。
また、包装箱1の上部が前方に向けて傾くと、前壁20の上部が前部折れ線L21を境にして内板部21に対して折れ曲がる。
これにより、前壁20の内板部21が下前板30と内容物Aとの間に挟み込まれた状態でも、包装箱1の上部をスムーズに前方に向けて引き起こすことができる。
また、包装箱1の下部から上部を切り離した後に、図5に示すように下前板30と内容物Aとの間から内板部21を容易に引き抜くことできる。
以上のように、第一実施形態の包装箱1は、図2に示すように、開封開始時に頂板60の後端部および後壁40の上端部にそれぞれ開口部を形成することができるため、頂板60および後壁40に手を掛け易い。
これにより、図5に示すように、後壁40と頂板60との間の一箇所の第一切断誘導線L10を容易に切り開いて、頂板60を引き上げることで、包装箱1を容易に上下に分離できる。
開封後に包装箱1の下部はトレイ形状となるため、包装箱1の下部に内容物を収納した状態で陳列できる。
第一実施形態の包装箱1を上下に分割したときに、上前フラップ53は包装箱1の上部とともに、下部から分離される。また、下側板52の上縁部は、後部よりも前部が低くなっている。さらに、下前板30の上縁部が窪んでいる。
これにより、開封後の包装箱1の下部の前部の高さが低くなるため、内容物を取り出し易くなっている。
第一実施形態の包装箱1の使用後には、図6に示すように、包装箱1の上部の左右の切断誘導線L51,L51(図3参照)を切り開いて、前壁20から左右の上前フラップ53,53を分離させることで、包装箱1の上部を平坦に開くことができる。
また、包装箱1の下部の左右の切断誘導線L52,L52(図3参照)を切り開いて、下前板30から左右の下前フラップ54,54を分離させる。さらに、包装箱1の下部の切断誘導線L53,L53(図3参照)を切り開いて、後壁40から左右の後フラップ55,55を分離させる。これにより、包装箱1の下部を平坦に開くことができる。
このように、包装箱1の使用後に、包装箱1の上部および下部を容易に平坦に開いて、上部と下部とを重ねることができるため、包装箱1を破棄し易い。
第一実施形態の包装箱1では、図1に示すように、開封前は上側板51と下側板52とが突き合わされているとともに、前壁20の下部が下前板30に重ねられているため、包装箱1の密閉性を高めることができる。
また、上前フラップ53、下前フラップ54および後フラップ55の外面に上側板51および下側板52を重ねることで、包装箱1の側面が平坦に閉じられているため、外観が良い。
以上、本発明の第一実施形態について説明したが、本発明は前記第一実施形態に限定されることなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜に変更が可能である。
第一実施形態の包装箱1では、図2に示すように、第一曲線部L11全体および第二曲線部L12全体が円弧状に湾曲しているが、その形状は限定されるものではない。
第一実施形態の包装箱1では、第一曲線部L11が第一切断誘導線L10の右半分に形成され、第二曲線部L12が第一切断誘導線L10の左半分に形成されているが、第一曲線部L11および第二曲線部L12の配置は限定されるものではない。例えば、第一曲線部L11と第二曲線部L12とを左右方向に間隔を空けて配置してもよい。
第一実施形態の包装箱1では、第一蓋板61および第二蓋板62がそれぞれ複数に分割されているが、第一蓋板61および第二蓋板62をそれぞれ分割しなくてもよい。
第一実施形態の包装箱1では、図6に示すように、下側板52の上縁部の後部が前部よりも低くなっているが、その形状は限定されるものではない。また、下前板30の上縁部の形状も限定されるものではない。
そして、包装箱1の下部をトレイとして利用するときの内容物の見栄えや取り出し易さを考慮して、包装箱1を下部と上部とに分割する切断形状を設定することができる。
第一実施形態の包装箱1は段ボール製であるが、各種公知の板紙によって包装箱を形成してもよい。
[第二実施形態]
次に、本発明の第二実施形態の包装箱について説明する。
第二実施形態の包装箱1Aは、図7および図8に示すように、第一実施形態の包装箱1(図1参照)と略同様な構成であり、後壁40の上縁部と頂板60の後縁部との間に形成された第一切断誘導線L15の構成が異なっている。
第二実施形態の包装箱1Aは、図9に示すブランクシートS1を各折れ線において山折りまたは谷折りすることで形成される。図9に示すブランクシートS1は内面側が見えるように配置されている。
第二実施形態の包装箱1Aの第一切断誘導線L15は、図8に示すように、第一折れ線L1の左端部から右端部に亘って直線状に形成されている。
また、第二実施形態では、第一切断誘導線L15の中間部に開封開始部70が開口している。開封開始部70は、頂板60の後端部に形成された矩形の穴部である。開封開始部70は、蓋板71によって閉塞されている。
蓋板71は、後縁部が折れ線を介して後壁40の上縁部に連設され、後縁部以外の縁部はスリットを介して開封開始部70の縁部に連設されている。
第二実施形態の包装箱1Aを開封するときには、まず、蓋板71を外側から押し込んで、開封開始部70を開口させる。続いて、開封開始部70に指を差し込んで、頂板60の後端部を引き上げるとともに、後壁40の上端部を後方に引くことで、後壁40と頂板60との間の第一切断誘導線L15を容易に切り開くことができる。このようにして、後壁40と頂板60とを容易に分離できる。そして、頂板60の後端部を引き上げて、包装箱1Aの上部を前方に向けて引き起こし、包装箱1Aの下部から上部を切り離すことで、包装箱1Aを開封してトレイとして利用することができる。
以上のように、第二実施形態の包装箱1Aでは、後壁40と頂板60との間の一箇所の第一切断誘導線L15を容易に切り開いて、頂板60を引き上げることで、包装箱1Aを容易に上下に分離できる。
また、第二実施形態の包装箱1Aの使用後には、第一実施形態の包装箱1(図1参照)と同様に、包装箱1Aの上部および下部を容易に平坦に開くことができるため(図6参照)、上部と下部とを重ねて破棄し易い。
以上、本発明の第二実施形態について説明したが、本発明は前記第二実施形態に限定されることなく、前記第一実施形態と同様に、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜に変更が可能である。
第二実施形態の包装箱1Aでは、図8に示すように、頂板60に開封開始部70が形成されているが、後壁40に開封開始部70を形成してもよい。また、開封開始部70の位置や形状は限定されるものではなく、例えば、開封開始部70に蓋板71を設けなくてもよい。更には、第一切断誘導線L15に開封開始部70を形成しなくてもよい。
1 包装箱(第一実施形態)
1A 包装箱(第二実施形態)
10 底板
20 前壁
21 内板部
30 下前板
40 後壁
50 側壁
51 上側板
52 下側板
53 上前フラップ
54 下前フラップ
55 後フラップ
60 頂板
61 第一蓋板
62 第二蓋板
70 開封開始部
71 蓋板
A 内容物
L1 第一折れ線
L10 第一切断誘導線(第一実施形態)
L11 第一曲線部
L12 第二曲線部
L15 第一切断誘導線(第二実施形態)
L21 前部折れ線
S ブランクシート(第一実施形態)
S1 ブランクシート(第二実施形態)

Claims (6)

  1. 底板と、
    前記底板の後縁部に連設された後壁と、
    前記後壁の上縁部に連設された頂板と、
    前記頂板の前縁部に連設された前壁と、
    前記底板の前縁部に連設された下前板と、
    左右一対の側壁と、を備え、
    前記側壁は、
    前記頂板の側縁部に連設された上側板と、
    前記底板の側縁部に連設された下側板と、を有し、
    前記後壁の上縁部と前記頂板の後縁部とは、折れ線を介して連設され、
    前記折れ線の一端から他端に亘って切断誘導線が形成されていることを特徴とする包装箱。
  2. 請求項1に記載の包装箱であって、
    前記切断誘導線には、開封開始部が開口していることを特徴とする包装箱。
  3. 請求項1に記載の包装箱であって、
    前記切断誘導線には、
    前記折れ線よりも前記頂板側に入り込んでいる第一曲線部と、
    前記折れ線よりも前記後壁側に入り込んでいる第二曲線部と、が形成され、
    前記頂板には、前記第一曲線部と前記折れ線とに囲まれた第一蓋板が形成されるとともに、
    前記後壁には、前記第二曲線部と前記折れ線とに囲まれた第二蓋板が形成されていることを特徴とする包装箱。
  4. 請求項3に記載の包装箱であって、
    前記第一蓋板および前記第二蓋板は、それぞれ左右方向において複数に分割されていることを特徴とする包装箱。
  5. 請求項1に記載の包装箱であって、
    前記前壁には、前記下前板の内面に重ねられた内板部が形成され、
    前記前壁において、前記内板部よりも上側の領域には、左右方向に延びている前部折れ線が形成されていることを特徴する包装箱。
  6. 請求項1に記載の包装箱であって、
    前記側壁は、
    前記前壁に連設され、前記上側板の内面に接合された上前フラップと、
    前記下前板に連設され、前記下側板の内面に接合された下前フラップと、
    前記後壁に連設され、前記上側板の内面に重ねられるとともに、前記下側板の内面に接合された後フラップと、を備えていることを特徴とする包装箱。
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