JP6969697B1 - 包装箱 - Google Patents

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Abstract

【課題】外側からの圧力によって底板と後壁との連結が解除し難い包装箱を提供する。【解決手段】段ボール製の包装箱1であって、頂板20、底板30、前壁40および後壁50を有する胴部10と、胴部10に設けられた左右の側壁70,70と、を有している。前壁40と頂板20とは第三切断誘導線L3を介して連設されている。底板30には、後壁50の内面に重ねられる下壁60が連設されている。後壁50には、下壁60の外面に貼り付けられた第一貼付部51が第一切断誘導線L1によって区画されている。第一切断誘導線L1の少なくとも一部は、内側のライナーのみに形成されている。【選択図】図2

Description

本発明は、包装箱に関する。
段ボール製のラップアラウンド方式の包装箱は、頂板、底板、前壁および後壁を有する角筒状の胴部と、胴部に設けられた左右の側壁と、を有している。側壁は、両端壁に連設された前後の横フラップの外面に、頂板および底板に連設された上フラップおよび下フラップを重ねることで形成されている。
前記した包装箱では、前壁と頂板とが切断誘導線を介して連設されるとともに、底板に連設した下壁が後壁の内面に重ねられている。また、下壁には貼付部が切断誘導線によって区画されており、貼付部が後壁の内面に貼り付けられている(例えば、特許文献1参照)。
このような包装箱では、前壁と頂板との間の切断誘導線を切り開いて頂板を引き上げて、頂板、後壁、上フラップおよび後側の横フラップを、包装箱の底部から切り離すことで、包装箱を二分割して開封できる。
特開2015−107831号公報
前記した従来の包装箱では、組み立て時に後壁を下壁に圧着するときや、組み立て後に後壁が押されたときに、外側からの圧力によって貼付部の切断誘導線が切り開かれてしまう場合がある。
本発明は、前記した問題を解決し、外側からの圧力によって底板と後壁との連結が解除され難い包装箱を提供することを課題とする。
前記課題を解決するため、本発明は、内外二枚のライナーと、前記両ライナーの間に挟まれた中芯と、を有するブランクシートにより形成された段ボール製の包装箱である。前記包装箱は、頂板、底板、前壁および後壁を有する角筒状の胴部と、前記胴部の左右の開口部に設けられた左右の側壁と、を有している。前記側壁は、前記前壁および前記後壁にそれぞれ連設された前後の横フラップと、前記頂板に連設され、前記両横フラップに重ねられた上フラップと、前記底板に連設され、前記両横フラップに重ねられた下フラップと、を備えている。前記前壁と前記頂板とは、切断誘導線を介して連設されている。前記底板には、前記後壁の内面に重ねられる下壁が連設されている。前記後壁には、前記下壁の外面に貼り付けられた第一貼付部が第一切断誘導線によって区画されている。前記第一切断誘導線の一部は、内側の前記ライナーおよび前記中芯のみに形成され、前記第一切断誘導線の他の部位は、前記両ライナーおよび前記中芯に形成されている。
この構成では、前壁と頂板との間の切断誘導線を切り開いて、頂板を引き上げることで、頂板、後壁、上フラップおよび後側の横フラップを、包装箱の底部から切り離して、包装箱を開封できる。このとき、後壁から第一貼付部が切り離され、第一貼付部が下壁の外面に残ることで、下壁と後壁との連結が解除される。
本発明の包装箱では、第一貼付部を区画する第一切断誘導線の少なくとも一部が、内側のライナーのみ、または、内側のライナーおよび中芯のみに形成されている。つまり、本発明の包装箱では、第一貼付部に対応する位置に存在する外側のライナーの少なくとも一部が、第一貼付部の周辺の外側のライナーと連続しているため、後壁に外側から圧力が作用したときに、後壁から第一貼付部が分離し難い。
ここで、波状の中芯と平板状のライナーとを有する段ボールのブランクシートは、中芯とライナーとの接着面積が小さいため、中芯とライナーとを容易に引き剥がすことができる。したがって、第一貼付部に対応する位置の外側のライナーの少なくとも一部に、第一切断誘導線が形成されていない場合でも、第一貼付部を後壁から容易に分離できる。
本発明の包装箱を開封すると、トレイ形状の底部が形成され、底部に入った内容物が露出する。本発明の包装箱では、開封後の底部に下壁全体を残すことができるため、底部から内容物が落ち難い。
前記した包装箱において、後側の前記横フラップに、前記下フラップに貼り付けられる第二貼付部を第二切断誘導線によって区画してもよい。
この構成では、包装箱を開封するときに、後側の横フラップから第二貼付部が切り離されることで、後側の横フラップと下フラップとの連結を容易に解除できる。
本発明の包装箱では、底板に連設された下壁に貼り付けられた第一貼付部を区画する第一切断誘導線全体が外側のライナーに形成されないため、外側からの圧力によって底板と後壁との連結が解除し難い。また、本発明の包装箱では、開封時に第一貼付部から後壁を容易に分離することができ、開封後の底部に下壁全体を残すことができるため、開封後に内容物が落ち難い。
本発明の実施形態に係る包装箱を前方左上から見た斜視図である。 本発明の実施形態に係る包装箱を後方左上から見た斜視図である。 本発明の実施形態に係る包装箱のブランクシートを示した図である。 本発明の実施形態に係る包装箱を開封した状態を示した斜視図である。
本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。
以下の説明において、前後左右方向とは、本実施形態の包装箱を説明する上で便宜上設定したものであり、包装箱の構成や使用状態を限定するものではない。
本実施形態の包装箱1は、図1に示すように、角筒状の胴部10と、胴部10の左右の開口部に設けられた左右の側壁70,70と、を備えているラップアラウンド方式の段ボール箱である。
胴部10は、四角形の角筒状に形成されており、頂板20と、底板30と、前壁40と、後壁50と、を備えている。
本実施形態の包装箱1は、図3に示すように、段ボール製のシートを切り抜いたブランクシートSを各折れ線において山折りまたは谷折りすることで形成される。図3に示すブランクシートSは内面側が見えるように配置されている。
ブランクシートSは、内外二枚のライナーP1,P2と、両ライナーP1,P2の間に挟まれた中芯P3と、を有する三層構造の段ボールである。中芯P3には、上下方向に延びている複数のフルートが左右方向に並ぶことで波状に形成されている。
ブランクシートSの折れ線は、ブランクシートSの表面を線状に押し込んで形成された罫線(押罫)である。なお、罫線に断続的な切れ込みを形成してもよい。このようにすると、折れ線においてブランクシートSを折り曲げ易くなる。
また、シートの表面のみを切断したハーフカットの切れ込みやシートを貫通した切れ込みを断続させて線状に形成することで折れ線を構成してもよい。
ブランクシートSに形成された各切断誘導線は、切れ込みを断続的に形成したミシン目状の線である。なお、切れ込みの形状や長さは限定されるものではない。また、ブランクシートSから組み立てた包装箱1を示した各図では、包装箱1の構造を分かり易く図示するために、各切断誘導線の切れ込みの形状は簡略化して示している。
底板30は、図1に示すように、四角形の平板である。底板30の前縁部には、折れ線を介して前壁40が連設され、底板30の後縁部には、後壁50が連設されている(図2参照)。前壁40および後壁50は、同じ四角形の壁体であり、底板30に対して垂直に形成されている。前壁40の上縁部の中央部には、下方に向けて窪んだ開封開始部41が形成されている。
前壁40の上縁部には、第三切断誘導線L3を介して頂板20の前縁部が連設され、後壁50の上縁部には、折れ線を介して頂板20の後縁部が連設されている。頂板20は底板30と同じ四角形の平板であり、底板30に対して平行に配置されている。
頂板20の前縁部の中央部には、前壁40側に入り込んだ蓋片21が折れ線を介して連設されている。蓋片21は、前壁40の開封開始部41を塞いでいる。蓋片21の上縁部以外の縁部は、切断誘導線を介して開封開始部41の内縁部に連設されている。
頂板20の前縁部(第三切断誘導線L3)から後方に向けて左右の頂部罫線L20,L20が延びている。両頂部罫線L20,L20は、頂板20の内面に形成されている。
左側の頂部罫線L20は、開封開始部41よりも左側に配置されている。左側の頂部罫線L20は、左方に向けて凸形状となるように弧状に湾曲している。
右側の頂部罫線L20は、左側の頂部罫線L20に対して左右対称に形成されており、右方に向けて凸形状となるように弧状に湾曲している。
頂板20において、左右の頂部罫線L20,L20の間には、上側開口部25が形成されている。上側開口部25は、左右方向に幅が広い帯状に形成されている。上側開口部25は、内容物を外から確認するために設けられている。
底板30の後縁部には、図2に示すように、折れ線を介して下壁60が連設されている。下壁60は、底板30の後縁部に沿って帯状に延びている。下壁60は、底板30に対して垂直に折り曲げられており、後壁50の内面の下部に重ねられている。
左側の側壁70は、図1に示すように、前壁40および後壁50にそれぞれ連設された前後の横フラップ71,71と、頂板20に連設された上フラップ72と、底板30に連設された下フラップ73と、を備えている。
前側の横フラップ71は、前壁40の左縁部に折れ線を介して連設されており、前壁40に対して垂直に形成されている。前側の横フラップ71は、前壁40の左縁部に沿って帯状に延びている。
後側の横フラップ71は、後壁50の左縁部に折れ線を介して連設されている。後側の横フラップ71は、前側の横フラップ71に対して前後対称に形成されている。前後の横フラップ71,71は前後方向に間隔を空けて配置されている。
上フラップ72は、頂板20の左縁部に折れ線を介して連設されており、頂板20に対して垂直に形成されている。上フラップ72は、頂板20の左縁部に沿って帯状に延びている。上フラップ72は、前後の横フラップ71,71の外面の上部に重ねられている。上フラップ72の内面は、接着剤によって前後の横フラップ71,71の外面に貼り付けられている。
下フラップ73は、底板30の左縁部に折れ線を介して連設されており、底板30に対して垂直に形成されている。下フラップ73は、底板30の左縁部に沿って帯状に延びている。下フラップ73は、前後の横フラップ71,71の内面の下部に重ねられている。下フラップ73の外面は、接着剤によって前後の横フラップ71,71の内面に貼り付けられている。上フラップ72と下フラップ73とは上下方向に間隔を空けて配置されている。
下フラップ73の左右の縁部には、左右の連結フラップ74,74がそれぞれ連設されている。連結フラップ74は、下壁60の内面に重ねられている。連結フラップ74の外面は、接着剤によって下壁60の内面に貼り付けられている。
後側の横フラップ71の前下の角部には、下フラップ73に貼り付けられる第二貼付部75が第二切断誘導線L2によって区画されている。
第二貼付部75の内面が接着剤によって下フラップ73の外面の下端部に貼り付けられることで、後側の横フラップ71と下フラップ73とが連結されている。
前側の横フラップ71の上部には、前側の内側手掛け部81が開口している(図3参照)。前側の内側手掛け部81は、前側の横フラップ71の後縁部から前方に向けて窪んだ凹部である。前側の内側手掛け部81は、後端部から前端部に向けて上向きに傾斜している。
後側の横フラップ71の上部には、後側の内側手掛け部81が開口している(図3参照)。後側の内側手掛け部81は、前側の内側手掛け部81に対して前後対称に形成されている。後側の内側手掛け部81は、前端部から後端部に向けて上向きに傾斜している。
上フラップ72には、前後二つの外側手掛け部82,82が開口している。外側手掛け部82は、上フラップ72の下縁部から上方に向けて窪んだ凹部である。
前後二つの外側手掛け部82,82は、前後対称に形成されている。前側の外側手掛け部82の上縁部は、後端部から前端部に向けて上向きに傾斜し、後側の外側手掛け部82の上縁部は、前端部から後端部に向けて上向きに傾斜している。
前側の外側手掛け部82が前側の内側手掛け部81の外側に重なるとともに、後側の外側手掛け部82が後側の内側手掛け部81の外側に重なることで、外側手掛け部82と内側手掛け部81とが連通している。
外側手掛け部82の内部には、蓋板85が配置されている。蓋板85の上縁部は、折れ線を介して外側手掛け部82の上縁部に連設されている。
蓋板85の上縁部以外の縁部は、スリットを介して外側手掛け部82の内縁部に連設されている。
蓋板85を内側に押し込んだときには、蓋板85は折れ線において外側手掛け部82に対して内側に折れ曲がる。これにより、蓋板85は内側手掛け部81内に入り込む。
右側の側壁70は、図1に示すように、左側の側壁70に対して左右対称に形成されている。つまり、右側の側壁70も左側の側壁70と同様に、前後の横フラップ71,71に上フラップ72および下フラップ73を重ねることで形成されている。また、右側の側壁70においても、横フラップ71に内側手掛け部81が開口し、上フラップ72に外側手掛け部82が開口しており、内側手掛け部81の外側に外側手掛け部82が重ねられている。また、外側手掛け部82の内部には蓋板85が配置されている。
後壁50の下部には、図2に示すように、左右方向に延びている第一貼付部51が第一切断誘導線L1によって区画されている。第一貼付部51の内面が接着剤によって下壁60の外面の下部に貼り付けられることで、下壁60と後壁50とが連結されている。
第一貼付部51には、中央部52と、中央部52の左右方向の両側に設けられた左右の側部53,53と、が形成されている。図4に示すように、第一貼付部51の中央部52は、内側のライナーP1および中芯P3に形成され、両側部53,53は、両ライナーP1,P2および中芯P3に形成されている。
第一切断誘導線L1のうち、第一貼付部51の中央部52の上縁部に形成された部分L11は、内側のライナーP1から中芯P3まで切り込まれたスリットである。つまり、外側のライナーP2において、中央部52の上縁部に重なる位置では、内側のライナーP1および中芯P3のみに第一切断誘導線L1が形成されており、第一貼付部51の中央部52に対応する位置に存在する外側のライナーP2が、第一貼付部51の周辺の外側のライナーP2(第一貼付部51の上側に位置する外側のライナーP2)と連続している(図4参照)。
なお、第一切断誘導線L1のうち、第一貼付部51の中央部52の上縁部に形成された部分L11は、外側のライナーP2には現れないが、図2においては、第一貼付部51の範囲を明確にするため、部分L11を破線で示している。
第一切断誘導線L1のうち、第一貼付部51の中央部52の下縁部に形成された部分L12は、内側のライナーP1から外側のライナーP2まで切り込まれたスリットである。つまり、第一貼付部51の中央部52の下縁部では、第一切断誘導線L1がシートを貫通している。
第一貼付部51の中央部52の左右の縁部には、図2に示すように、それぞれ第四切断誘導線L4,L4を介して左右の側部53,53が連設されている。第四切断誘導線L4は、外側のライナーP2のみに形成されたスリットである。
第一切断誘導線L1のうち、第一貼付部51の側部53の縁部に形成された部分L13は、図4に示すように、内側のライナーP1から外側のライナーP2まで切り込まれているミシン目状の切れ込みである。つまり、側部53の縁部において第四切断誘導線L4以外の部位は、第一切断誘導線L1がシートを貫通している。
左右の第四切断誘導線L4,L4は、下方に向かうに連れて間隔が狭くなるように形成されている。これにより、中央部52は、上縁部から下縁部に向かうに連れて左右方向の幅が狭くなる台形状に形成されている。
また、第一貼付部51では、両側部53,53の下縁部よりも中央部52の下縁部が僅かに上方に配置されている。また、中央部52の下縁部と側部53の下縁部との連結部は、側部53の下縁部よりも下方に突出している。
図1に示す包装箱1を開封するときには、まず、蓋片21を外側から内側に押し込んで、開封開始部41を開口させる。そして、開封開始部41に手を差し込んで、頂板20の前縁部を引き上げると、図4に示すように、前壁40と頂板20との間の第三切断誘導線L3が切り開かれる。
このとき、左右の頂部罫線L20,L20において、頂板20の中央部が左右の側部に対して上方に折れ曲がり、頂板20の中央部を大きく引き上げることができるため、第三切断誘導線L3を容易に切り開くことができる。
さらに、頂板20の前縁部を引き上げると、左右の上フラップ72,72が左右の前側の横フラップ71,71から引き剥がされる。
続いて、頂板20を後方に向けて引いていくと、頂板20に連設された後壁50も後方に向けて傾く。
このとき、後壁50から第一貼付部51が切り離され、第一貼付部51が下壁60の外面に残ることで、下壁60と後壁50との連結を容易に解除できる。
より詳細に説明すると、第一貼付部51の中央部52では、外側のライナーP2が中芯P3から引き剥がされ、中芯P3が露出した状態となる。
なお、第一貼付部51の内面は、面状に広がった接着剤によって下壁60の外面の下部に貼り付けられている。一方、波状の中芯P3と平板状のライナーP2との接着面積が小さく、かつ、第一貼付部51の中央部52の上縁部においては、第一切断誘導線L1が内側のライナーP1と中芯P3のみに形成され、中央部52の外側のライナーP2が、その上側の外側のライナーP2と連続している。
したがって、後壁50を傾ける(引き上げる)と、中央部52においては、外側のライナーP2が中芯P3から引き剥がされ、内側のライナーP1と中芯P3は、下壁60に残置される。
また、中央部52に重なっている外側のライナーP2は、左右方向の幅が大きい方から小さい方に向けて中芯P3から引き剥がされるため、中央部52の中芯P3から外側のライナーP2を綺麗に引き剥がすことができる。
また、第一貼付部51は、両側部53,53の下縁部よりも中央部52の下縁部が上方に配置されているため、中央部52に重なっている外側のライナーP2は、両側部53,53の下縁部の第一切断誘導線L1が切り開かれる前に、中央部52から分離する。また、中央部52の下縁部と側部53の下縁部との連結部は、側部53の下縁部よりも下方に突出している。
これにより、外側のライナーP2が両側部53,53の下縁部の第一切断誘導線L1が切り開かれるときに、外側のライナーP2が第一切断誘導線L1以外で引き裂かれるのを防ぐことができ、開封後の包装箱1の見栄えが低下するのを防ぐことができる。
第一貼付部51の両側部53,53では、第一切断誘導線L1が後壁50を貫通しているため、後壁50を傾ける(引き上げる)と、両側部53,53が後壁50から分離し、内外のライナーP1,P2および中芯P3が下壁60の外面に貼り付けられた状態となる。そして、後壁50には、両側部53,53が切り抜かれた穴部が形成される。
後壁50とともに、左右の後側の横フラップ71,71が後方に向けて傾くと、後側の横フラップ71と第二貼付部75との間の第二切断誘導線L2が切り開かれる。
これにより、後側の横フラップ71から第二貼付部75が切り離され、第二貼付部75は下フラップ73に貼り付けられたままとなる。このように、後側の横フラップ71と下フラップ73との連結を容易に解除できる。
このようにして、頂板20、後壁50、両上フラップ72,72および後側の両横フラップ71,71を、底板30、前壁40、両下フラップ73,73および前側の両横フラップ71,71から切り離すことで、包装箱1を二分割して開封できる。
以上のような包装箱1では、図2に示すように、後壁50に設けられた第一貼付部51を区画する第一切断誘導線L1全体が外側のライナーP2に形成されていない。つまり、第一切断誘導線L1全体がシートを貫通していない。この構成では、後壁50に外側から圧力が作用したときに、後壁50から第一貼付部51が分離し難いため、外側からの圧力によって底板30と後壁50との連結が解除し難い。
本実施形態の包装箱1を開封すると、図4に示すように、トレイ形状の底部が形成され、底部に入った内容物が露出する。包装箱1では、開封後の底部に下壁60全体が残るため、底部から内容物が落ち難い。
以上、本発明の本実施形態について説明したが、本発明は前記実施形態に限定されることなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜に変更が可能である。
本実施形態の包装箱1では、図4に示すように、第一貼付部51の中央部52は、内側のライナーP1および中芯P3に形成され、両側部53,53は、両ライナーP1,P2および中芯P3に形成されているが、本発明の参考例としては、第一貼付部51を内側のライナーP1のみに形成してもよい。
また、第一貼付部51の形状や大きさは限定されるものではなく、下壁60に対する接着強度を考慮して第一貼付部の形状や大きさが設定される。
1 包装箱
10 胴部
20 頂板
21 蓋片
25 上側開口部
30 底板
40 前壁
41 開封開始部
50 後壁
51 第一貼付部
52 中央部
53 側部
60 下壁
70 側壁
71 横フラップ
72 上フラップ
73 下フラップ
74 連結フラップ
75 第二貼付部
81 内側手掛け部
82 外側手掛け部
85 蓋板
L1 第一切断誘導線
L2 第二切断誘導線
L3 第三切断誘導線
L4 第四切断誘導線
L20 頂部罫線
P1 内側のライナー
P2 外側のライナー
P3 中芯
S ブランクシート

Claims (2)

  1. 内外二枚のライナーと、前記両ライナーの間に挟まれた中芯と、を有するブランクシートにより形成された段ボール製の包装箱であって、
    頂板、底板、前壁および後壁を有する角筒状の胴部と、
    前記胴部の左右の開口部に設けられた左右の側壁と、を有し、
    前記側壁は、
    前記前壁および前記後壁にそれぞれ連設された前後の横フラップと、
    前記頂板に連設され、前記両横フラップに重ねられた上フラップと、
    前記底板に連設され、前記両横フラップに重ねられた下フラップと、を備え、
    前記前壁と前記頂板とは、切断誘導線を介して連設され、
    前記底板には、前記後壁の内面に重ねられる下壁が連設され、
    前記後壁には、前記下壁の外面に貼り付けられた第一貼付部が第一切断誘導線によって区画されており、
    前記第一切断誘導線の一部は、内側の前記ライナーおよび前記中芯のみに形成され、
    前記第一切断誘導線の他の部位は、前記両ライナーおよび前記中芯に形成されていることを特徴とする包装箱。
  2. 請求項1に記載の包装箱であって、
    後側の前記横フラップには、前記下フラップに貼り付けられる第二貼付部が第二切断誘導線によって区画されていることを特徴とする包装箱。
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