JP2011143957A - 梱包ケース - Google Patents

梱包ケース Download PDF

Info

Publication number
JP2011143957A
JP2011143957A JP2010008030A JP2010008030A JP2011143957A JP 2011143957 A JP2011143957 A JP 2011143957A JP 2010008030 A JP2010008030 A JP 2010008030A JP 2010008030 A JP2010008030 A JP 2010008030A JP 2011143957 A JP2011143957 A JP 2011143957A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
panel
cut
bonded
case
top panel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2010008030A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Yano
剛 矢野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Paper Industries Co Ltd
Jujo Paper Co Ltd
Original Assignee
Nippon Paper Industries Co Ltd
Jujo Paper Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Paper Industries Co Ltd, Jujo Paper Co Ltd filed Critical Nippon Paper Industries Co Ltd
Priority to JP2010008030A priority Critical patent/JP2011143957A/ja
Publication of JP2011143957A publication Critical patent/JP2011143957A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W30/00Technologies for solid waste management
    • Y02W30/50Reuse, recycling or recovery technologies
    • Y02W30/80Packaging reuse or recycling, e.g. of multilayer packaging

Landscapes

  • Cartons (AREA)

Abstract

【課題】開封の際にゴミの発生がなく内容物の取り出し後蓋付き収容ケースとして有効に再利用できる梱包ケース。
【解決手段】展開状態において横方向に連接された正面パネル1と底面パネル2と背面パネル3と天面パネル4と、正面パネル1と背面パネル3の縦方向の端部に連接された内側面パネル5,6と、底面パネル2と天面パネル4の縦方向の端部に連接され内側面パネル5,6の外側に重ねられて接着される外側面パネル7,8と、天面パネル4に連接され正面パネル1に接着される糊付けフラップ9とを有する梱包ケースにおいて、内側面パネル5,6に、切り込み線10で囲んだ側面切り取り部11を、外側面パネル8と接着される内側面パネル5,6の接着部12を側面切り取り部11上に、正面パネル1の開放側端縁に沿って切り込み線14で囲んだ正面切り取り部15を、糊付けフラップ9と接着される正面パネル1の接着部16を正面切り取り部15上に設けた。
【選択図】図1

Description

この発明は、複数冊のカットシート等を梱包するための梱包ケースに係るものであり、特に、開封と取り出しが容易で、開封後に再封止できる蓋付きの箱として再利用可能な梱包ケースに関するものである。
複写紙、印刷用紙、転写用紙、感圧紙、プリンタ用紙等のカットシートは、一般に所定の枚数を単位として包装用紙で包装され冊に形成され、そして所定の冊を1単位としてダンボールや厚板紙製のケースに梱包されている。
かかるダンボールや厚板紙製の梱包ケースとして、ケース本体を形成する正面パネル、底面パネル、背面パネル、天面パネルに一巻きするように設けられたカットテープを剥がして、梱包されているカットシートの先端を露出させる開封手段を備えた梱包ケースが多く使用されている。
このような開封手段を備えた梱包ケースでは、縦置きにしないと開封することができず、また、一旦開封すると梱包ケースは開口したままとなり、梱包ケース内への埃等の進入を防ぐことができず、梱包ケース内に残っているカットシートが汚れてしまうおそれがあり、また、カットシートを取り出したあとは、梱包ケースは古紙処理にまわされるかゴミとして廃棄されるだけであった。
上記のようなダンボールや厚板紙製の梱包ケースは、一般に堅牢であり、内容物を取り出した後、直ぐに古紙処理にまわしたりゴミとして廃棄するのは勿体ないといった考えから、横置きしたまま容易に開封することができ、また、開封した後に開口部を閉じることができるようにし、また、カットシートを取り出したあと、梱包ケースを蓋付き収納ケースとして再利用することを目的とする梱包ケースが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
この特許文献1で提案されている梱包ケースは、組立状態で、正面パネルまたは背面パネルのいずれかのパネルの面上と、天面パネルに連接する両側面パネルの上方とに、下方から上方に切込線からなる開封手段が設けられた構成となっており、前記切込線を切断して天面パネルを開くことにより、梱包ケースを横置きのまま開封することができ、また、開封した後に天面パネルを蓋として開口部を閉じることができ、また、カットシートを取り出したあと、梱包ケースを蓋付き収納ケースとして再利用できるものとしている。
しかし、上記の特許文献1で提案されている梱包ケースは、開封後に天面パネルを蓋として開口部を閉じたとき、天面パネルを閉じた状態で止める手段がないため、閉じた状態に保つことができず、ケース本体と蓋となる天面パネルとの間に隙間ができ、この隙間からケース本体内へ埃等が入ってしまうといった問題があり、また、梱包ケースを開封したとき、正面パネルまたは背面パネルのいずれかのパネルの面上と、天面パネルに連接する両側面パネルの上方が、切断されて天面パネルと一体となって蓋を構成することになるので、ケース本体は大きく開口し、その分容積も少なくなり、またケースとしての強度が弱くなるので、蓋付き収容ケースとして再利用度は低く、実用的ではないといった問題があった。
そこで、これらの問題を解決する梱包ケースとして、本出願人は、本出願前に、天面パネルの両端部に横折れ線を介して連接している外側面パネルに、横折れ線との間に非接着部が残るように糊代部を設け、該非接着部には横折れ線との間に所定の間隔を空けて横折れ線に沿って2本のミシン目又はカットテープからなる切断部を設け、また、正面パネルには、天面パネルに連接している糊付けフラップと接着される接着部の下縁に沿ってミシン目又はスリットからなる切断部を設けた梱包ケースを出願した(特許文献2参照。)。
この特許文献2に記載の梱包ケースによれば、開封に際し、天面パネルの両端部に連接している外側面パネルの非接着部に設けられている切断部を切断し、正面パネルを天面パネルに連接している糊付けフラップと接着される接着部の下縁に沿って設けられた切断部を切断することにより、天面パネルの三方が開放され、天面パネルは背面パネルとの間の縦折れ線をヒンジとして開き、梱包ケースが開封される。
そして、天面パネルには、その両端部に外側面パネルの残片があり、そして糊付けフラップを連接した端部には正面パネルの切断片が接着している糊付けフラップが残っているので、開封した梱包ケースを再封止する場合、天面パネルを蓋として開口部を閉じ、そして天面パネルの両端部に残っている外側面パネルの残片を内側面パネルの内側に差し込むことにより、外側面パネルの残片が内側面パネルに圧接して抜け止めされ、天面パネルを閉じた状態に保つことができ、ケース内へ埃等が入ることを防止することができる。
また、開封の際は正面パネルにおける天面パネルに連接している糊付けフラップと接着される接着部が切断片として切り取られるだけであり、開封後のケースの強度の低下は僅かであることから、内容物の取り出し後、蓋付き収容ケースや配送用梱包ケースとして有効に再利用できる。
特開2005−104548号公報 特開2009−83931号公報
上記した特許文献2に記載の梱包ケースは、内容物の取り出し後、蓋付き収容ケースや配送用梱包ケースとして有効に再利用できるものであるが、天面パネルの両端部に横折れ線を介して連接している外側面パネルに2本のミシン目又はカットテープからなる切断部を設けた構成となっているため、未だ次のような解決すべき問題点が残っている。
即ち、開封に際し、外側面パネルに2本のミシン目又はカットテープからなる切断部を切断するが、このとき切り取られた2本のミシン目で囲まれた部分又はカットテープはゴミとなり、ゴミの排出といった手間を要した。
また、切断部がカットテープからなる場合、一般に、カットテープが設けられる梱包ケースにおいては製作上の都合から、一枚の平らなシート材の全幅に亘ってカットテープを貼付し、このカットテープを貼付したダンボールや厚板紙等のパネル用シート材を所定の展開形状にカットすることが多く、この場合、外側面パネルの他に、背面パネルの縦方向の両端部に連接している内側面パネル、底面パネルの縦方向の両端部に連接している外側面パネル、正面パネルの縦方向の両端部に連接している内側面パネルにもカットテープが設けられていることになる。
このような場合、梱包ケースを開封するに際し、天面パネルの縦方向の両端部に連接している外側面パネルに設けられたカットテープを引っ張って取り除いても、背面パネルの縦方向の両端部に連接している内側面パネル、底面パネルの縦方向の両端部に連接している外側面パネル、正面パネルの縦方向の両端部に連接している内側面パネルのぞれぞれに設けられたカットテープは梱包ケースに残存することになる。
かかる梱包ケースから内容物を取り出した後、また、梱包ケースとして再利用した後、これをリサイクルしようとしたとき、梱包ケースに残存しているカットテープは不溶性であるため、回収時に分別するか、古紙処理製造時に除去する必要があり、リサイクルを行う際の作業が煩雑なものとなる。
本発明の目的は、開封の際にゴミの発生がなく、またカットテープを用いなくても容易に開封することができるようにすることによりリサイクル性の向上とコスト削減を図り、更には、開封後の再封止を容易に且つ確実に行えるようにし、そして、内容物の取り出し後、蓋付き収容ケースや配送用梱包ケースとして有効に再利用できるようにした梱包ケースを提供することにある。
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、展開状態において縦折れ線を介して横方向に連接している正面パネルと底面パネルと背面パネルと天面パネルと、前記正面パネルと前記背面パネルのそれぞれ縦方向の両端部に横折れ線を介して連接している内側面パネルと、前記底面パネルと前記天面パネルのそれぞれ縦方向の両端部に横折れ線を介して連接され前記内側面パネルの外側に重ねられて接着される外側面パネルと、前記天面パネルに縦折れ線を介して連接され前記正面パネルに接着される糊付けフラップとを有する梱包ケースにおいて、前記正面パネルと前記背面パネルに連接している前記内側面パネルには、前記天面パネルに連接している外側面パネルが重ねられる領域の一部に、ミシン目又はスリットからなる切り込み線で囲まれた側面切り取り部が設けられ、前記天面パネルに連接している外側面パネルと接着される前記内側面パネルの接着部は、前記側面切り取り部上に設けられており、また、前記正面パネルには、開放側端縁に沿ってミシン目又はスリットからなる切り込み線で囲まれた正面切り取り部が設けられ、前記天面パネルに連接している糊付けフラップと接着される前記正面パネルの接着部は、前記正面切り取り部上に設けられていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の、前記天面パネルの両端部に横折れ線を介して連接している前記外側面パネルには、前記内側面パネルと接着しない開放側の角部に摘み部形成用折れ線が設けられていることを特徴とする。
請求項1に記載の梱包ケースによれば、正面パネルと背面パネルに連接している内側面パネルには、天面パネルに連接している外側面パネルが重ねられる領域の一部に、ミシン目又はスリットからなる切り込み線で囲まれた側面切り取り部が設けられ、天面パネルに連接している外側面パネルと接着される内側面パネルの接着部は、側面切り取り部上に設けられており、また、正面パネルには、開放側端縁に沿ってミシン目又はスリットからなる切り込み線で囲まれた正面切り取り部が設けられ、天面パネルに連接している糊付けフラップと接着される正面パネルの接着部は、正面切り取り部上に設けられているので、開封に際し、天面パネルに連接され正面パネルに接着されている糊付けフラップを、その開放側端縁から剥離方向へ引き上げることにより正面パネルに設けられた切り込み線で囲まれた正面切り取り部が正面パネルから切り取られて糊付けフラップと正面パネルとが分離し、そして、天面パネルの両端部に連接している外側面パネルを、その開放側端縁から剥離方向へ引き上げることにより内側面パネルに設けられた切り込み線で囲まれた側面切り取り部が内側面パネルから切り取られて外側面パネルと内側面パネルが分離するので、天面パネルの三方が開放され、天面パネルは背面パネルとの間の縦折れ線をヒンジとして開き、梱包ケースが開封される。
このようにして三方が開放された天面パネルには外側面パネル及び糊付けフラップがそのまま残っているので、開封した梱包ケースを再封止する場合、天面パネルを蓋として開口部を閉じ、そして天面パネルの両端部に残っている外側面パネルを内側面パネルの内側に差し込むことにより、外側面パネルが内側面パネルに圧接して抜け止めされ、また、糊付けフラップを正面パネルの内側へ差し込むことにより、糊付けフラップが正面パネルに圧接して抜け止めされるので、天面パネルを閉じた状態に保つことができ、ケース内へ埃等が入ることを防止することができる。
また、前記のように開封した後の梱包ケースは、内側面パネル及び正面パネルの一部の面が僅かに切り取られただけであって、原形が保たれた状態にあるので、開封後のケースの強度の低下は殆ど無く、内容物の取り出し後、蓋付き収容ケースや配送用梱包ケースとして有効に再利用できる。
また、開封の際、切り取られた内側面パネル及び正面パネルの一部である側面切り取り部及び正面切り取り部は外側面パネル及び糊付けフラップに接着しておりゴミとならないので、ゴミの排出といった手間が不要となる。また、梱包ケースの開封手段としてカットテープを使用しないため、梱包ケースのリサイクルを行う際に、梱包ケースから不溶性であるカットテープを分別し除去するといった作業の必要がなくなり、リサイクル性が向上する。また、カットテープを使用しないのでその分コスト削減を図ることができる。
請求項2に記載の梱包ケースによれば、請求項1に記載の、天面パネルの両端部に横折れ線を介して連接している外側面パネルには、内側面パネルと接着しない開放側の角部に摘み部形成用折れ線が設けられているので、開封の際、摘み部形用成折れ線を谷折りして開放側の角部を外向きに立ち上げることにより容易に摘み部を形成することができ、摘み部を摘んで内側面パネルと接着している外側面パネルを剥離方向に容易に引き上げ剥離することができる。
本発明に係る梱包ケースの実施の形態の一例を示す展開図。 本例の梱包ケースにおける内側面パネルに設けられた側面切り取り部の他例を示す展開図。 本例の梱包ケースにおける正面パネルに設けられた正面切り取り部の他例を示す展開図。 本例の梱包ケースにおける正面パネルに設けられた正面切り取り部の他例を示す展開図。 本例の梱包ケースにおける正面パネルに設けられた正面切り取り部の他例を示す展開図。 本例の梱包ケースの開封前の状態を示す斜視図。 図6に示す梱包ケースの天面パネルを開いた状態で、内容物を省略した状態を示す斜視図。 図6に示す梱包ケースを開いた後に再封止した状態の一例を示す斜視図。 図6に示す梱包ケースを開いた後に再封止した状態の他例を示す斜視図。
以下、本発明に係る梱包ケースを実施するための最良の形態を、図面を参照して詳細に説明する
図1乃至図8は本発明に係る梱包ケースの実施の形態の一例を示すもので、図1は本発明に係る梱包ケースの実施の形態の一例を示す展開図、図2は本例の梱包ケースにおける内側面パネルに設けられた側面切り取り部の他例を示す展開図、図3は本例の梱包ケースにおける正面パネルに設けられた正面切り取り部の他例を示す展開図、図4は本例の梱包ケースにおける正面パネルに設けられた正面切り取り部の他例を示す展開図、図5は本例の梱包ケースにおける正面パネルに設けられた正面切り取り部の他例を示す展開図、図6は本例の梱包ケースの開封前の状態を示す斜視図、図7は図6に示す梱包ケースの天面パネルを開いた状態で、内容物を省略した状態を示す斜視図、図8は図6に示す梱包ケースを開いた後に再封止した状態の一例を示す斜視図、図9は図6に示す梱包ケースを開いた後に再封止した状態の他例を示す斜視図である。
本例の梱包ケースは、図1に示すように、展開状態において縦折れ線イ、ロ、ハを介して横方向に連接している正面パネル1と底面パネル2と背面パネル3と天面パネル4と、正面パネル1と背面パネル3のそれぞれ縦方向の両端部に横折れ線ニ、ホを介して連接している内側面パネル5,6と、底面パネル2と天面パネル4のそれぞれ縦方向の両端部に横折れ線ヘ、トを介して連接され内側面パネル5,6の外側に重ねられて接着される外側面パネル7,8と、正面パネル1に接着される天面パネル4に縦折れ線チを介して連接している糊付けフラップ9とを有する。
前記した正面パネル1と背面パネル3に連接している内側面パネル5,6には、天面パネル4に連接している外側面パネル8が重ねられる領域の一部に、ミシン目又は適当な間隔で未打ち抜き部を有するスリットからなる切り込み線10で囲まれた側面切り取り部11が設けられている。この側面切り取り部11は、その形状や数にあっては特に限定されないが、外側面パネル8との接着強度と剥がし易さとのバランスや、内容物の取り出し後に蓋付き収容ケースや配送用梱包ケースとして再利用するときのケースとしての強度を考慮して設定される。本例では、切り込み線10で囲まれた側面切り取り部11は内側面パネル5,6の一部を中抜きする形状に構成されており、内側面パネル5,6のそれぞれ2個宛設けられている。
そして、天面パネル4に連接している外側面パネル8と接着される内側面パネル5,6の接着部12(図1において斜線で表示されている部分。)は、前記した側面切り取り部11上に設けられている。本例では、接着部12は側面切り取り部11を越えて側面切り取り部11外に跨るように設けられている。側面切り取り部11を越える部分が大きいと内側面パネル5,6と外側面パネル8との接着強度が強く、また小さいと接着強度が弱くなるので、接着部12は外側面パネル8との接着強度と剥がし易さとのバランスを考慮して設定される。また、外側面パネル8には、内側面パネル5,6と対向する面に、接着部12に対応するように糊代部13が設けられており、接着剤が塗布されている。
なお、本例では、切り込み線10で囲まれた側面切り取り部11は内側面パネル5,6の一部を中抜きする中抜き形状11aとなっているが、これに限らず、図2に示すように、天面パネル4に連接している外側面パネル8側に開放された開放側端縁に接続する凹形状11bとすることもできる。
また、前記した正面パネル1には、開放側端縁に沿ってミシン目又はスリットからなる切り込み線14で囲まれた正面切り取り部15が設けられている。この正面切り取り部15は、その形状や数にあっては特に限定されないが、天面パネル4に連接している糊付けフラップ9との接着強度と剥がし易さとのバランスや、内容物の取り出し後に蓋付き収容ケースや配送用梱包ケースとして再利用するときのケースとしての強度を考慮して設定される。
本例では、切り込み線14で囲まれた正面切り取り部15は、正面パネル1の開放側端縁の中央部に、開放側端縁に接続する凹形状15bとなっているものと、凹形状15bとなっている正面切り取り部15の両側に開放側端縁に沿って正面パネル1の一部を中抜きする中抜き形状15aとなっている正面切り取り部15とで構成されている。
そして、天面パネル4に連接している糊付けフラップ9と接着される正面パネル1の接着部16(図1において斜線で表示されている部分。)は、前記した正面切り取り部15上に設けられている。本例では、接着部16は正面切り取り部15を越えて正面切り取り部15外に跨るように設けられている。正面切り取り部15を越える部分が大きいと糊付けフラップ9と正面パネル1の接着強度が強く、また小さいと接着強度が弱くなるので、接着部16は糊付けフラップ9と正面パネル1との接着強度と剥がし易さとのバランスを考慮して設定される。また、糊付けフラップ9には、正面パネル1と対向する面に、接着部16に対応するように糊代部17が設けられており、接着剤が塗布されている。
なお、本例では、切り込み線14で囲まれた正面切り取り部15は、凹形状15bとなっているものと中抜形状15aとなっている正面切り取り部15とで構成されているが、これに限られない。例えば、図3に示すように、切り込み線14で囲まれた正面切り取り部15は、正面パネル1の開放側端縁に沿って、開放側端縁に接続する複数の凹形状15bより構成することもでき、また、図4に示すように、正面パネル1の開放側端縁に沿って正面パネル1の一部を中抜きする複数の中抜形状15aにより構成することもできる。また、図5に示すように、正面パネル1の開放側端縁に沿って開放側端縁と平行に設けられた切り込み線14aと、正面パネル1と内側面パネル5が連接する横折れ線ニ上で、正面パネル1の開放側端縁から切り込み線14aに繋がるように設けられた切り込み線14bで囲まれた部分をもって正面切り取り部15を構成することもできる。
また、本例では、天面パネル4の両端部に連接している外側面パネル8には、内側面パネル5,6と接着しない開放側の角部に摘み部18を形成する摘み部形成用折れ線19が設けられている。
また、底面パネル2の両端部に連接している外側面パネル7には、内側面パネル5,6と接着する糊代部20が設けられており、糊代部20に接着剤が塗布されている。
このような展開構造を有する本例では、縦折れ線イ、ロ、ハ、チから正面パネル1、底面パネル2、背面パネル3、天面パネル4、糊付けフラップ9がそれぞれ谷折りされ、糊付けフラップ9が正面パネル1の開放端側に接着されてケース本体21が形成される。この状態で、カットシート等の内容物がケース本体21に収容されており、次に、横折れ線ニ、ホから内側面パネル5,6が谷折りされ、更に、横折れ線ヘ、トから外側面パネル7、8が谷折りされて内側面パネル5,6の上に重ねられ接着されることにより、開口部が封止され、これによって、カットシート等の内容物が梱包された梱包ケースが完成する(図6)。
このようにして封止された梱包ケースの開封にあっては、天面パネル4に連接され正面パネル1に接着されている糊付けフラップ9を、その開放側端縁から剥離方向へ引き上げ、切り込み線14を切断して該切り込み線14で囲まれた正面切り取り部15を正面パネル1から切り取り、同時に正面切り取り部15を越えて接着している接着部16の部分における正面パネル1と糊付けフラップ9とを剥離させる。これにより糊付けフラップ9と正面パネル1とが分離する。
また、天面パネル4の両端部に連接している外側面パネル8を、その開放側端縁から剥離方向へ引き上げ、切り込み線10を切断して該切り込み線10で囲まれた側面切り取り部11を内側面パネル5,6から切り取り、同時に側面切り取り部11を越えて接着している接着部16の部分における外側面パネル8と内側面パネル5,6とを剥離させる。これにより外側面パネル8と内側面パネル5,6とが分離する。
このとき、本例では、天面パネル4の両端部に連接している外側面パネル8には、内側面パネル5,6と接着しない開放側の角部に摘み部18を形成する摘み部形成用折れ線19が設けられているので、開封の際、外側面パネル8を、その開放側端縁から剥離方向へ引き上げるとき、摘み部形成折れ線19を谷折りして開放側の角部を外向きに容易に立ち上げ摘み部18を形成することができ、摘み部18を摘んで内側面パネル5,6と接着している外側面パネル8を剥離方向に容易に引き上げ剥離することができる。
このようにして、天面パネル4の三方が開放され、天面パネル4は背面パネル3との間の縦折れ線ハをヒンジとして開いてケース本体21の開口部が開口し、梱包ケースが開封される(図7)。
三方が開放された天面パネル4には、その両端部に、内側面パネル5,6の側面切り取り部11が接着している外側面パネル8があり、そして糊付けフラップ9を連接した端部には、正面パネル1の正面切り取り部15が接着している糊付けフラップ9が残っているので、開口したケース本体21内から必要な数量のカットシート等の内容物を取り出した後、天面パネル4を蓋として開口部を閉じ、そして、天面パネル4の両端部に残っている外側面パネル8をケース本体21を構成している内側面パネル5,6の内側に差し込むことにより、外側面パネル8が内側面パネル5,6に圧接して抜け止めされ、また、糊付けフラップ9を正面パネル1の内側へ差し込むことにより、糊付けフラップ9が正面パネル1に圧接して抜け止めされるので、天面パネル4を閉じた状態に保つ、即ち再封することができ、ケース本体21内へ埃等が入ることを防止することができ、そして、内容物の取り出し後、蓋付き収容ケースや配送用梱包ケースとして有効に再利用できるものとなる(図8)。
また、再封する場合、糊付けフラップ9を正面パネル1の内側へ差し込まずに正面パネル1の外側へ出しておいてもよい。このようにすると天面パネル4を閉じたとき、天面パネル4と糊付けフラップ9の間の縦折れ線チの部分が正面パネル1の開放端部に係止するので、天面パネル4がケース本体21内へ落ち込むといった事態を確実に防止できる。
また、他の再封止手段として、図9に示すように、天面パネル4の両端部にある外側面パネル8をケース本体21を構成している内側面パネル5の外側に出すとともに、内側面パネル6の内側に差し込むようにしてもよく、また図示しないが、外側面パネル8を内側面パネル5の内側に差し込むとともに、内側面パネル6の外側に出すようにしてもよい。即ち、外側面パネル8を内側面パネル5,6のうちのいずれか一方の外側に出し、他方の内側面パネルの内側に差し込むようにしてもよい。このようにした場合、天面パネル4はケース本体21内へ落ち込まないので、蓋としての機能を十分に果たし、内容物の取り出し後、蓋付き収容ケースや配送用梱包ケースとして一層有効に再利用できるものとなる。
また、上記のように構成された梱包ケースは、開封の際、切り取られた内側面パネル5,6及び正面パネル1の一部である側面切り取り部11及び正面切り取り部15は外側面パネル8及び糊付けフラップ9に接着しておりゴミとならないので、ゴミの排出といった手間が不要となる。また、梱包ケースの開封手段としてカットテープを使用しないため、梱包ケースのリサイクルを行う際に、梱包ケースから不溶性であるカットテープを分別し除去するといった作業の必要がなくなり、リサイクル性が向上する。また、カットテープを使用しないのでその分コスト削減を図ることができる。
1 正面パネル
2 底面パネル
3 背面パネル
4 天面パネル
5,6 内側面パネル
7,8 外側面パネル
9 糊付けフラップ
10 切り込み線
11 側面切り取り部
11a 中抜き形状
11b 凹形状
12 接着部
13 糊代部
14、14a、14b 切り込み線
15 正面切り取り部
15a 中抜き形状
15b 凹形状
16 接着部
17 糊代部
18 摘み部
19 摘み部形成用折れ線
20 糊代部
21 ケース本体
イ、ロ、ハ、チ 縦折れ線
ニ、ホ、ヘ、ト 横折れ線

Claims (2)

  1. 展開状態において縦折れ線を介して横方向に連接している正面パネルと底面パネルと背面パネルと天面パネルと、前記正面パネルと前記背面パネルのそれぞれ縦方向の両端部に横折れ線を介して連接している内側面パネルと、前記底面パネルと前記天面パネルのそれぞれ縦方向の両端部に横折れ線を介して連接され前記内側面パネルの外側に重ねられて接着される外側面パネルと、前記天面パネルに縦折れ線を介して連接され前記正面パネルに接着される糊付けフラップとを有する梱包ケースにおいて、
    前記正面パネルと前記背面パネルに連接している前記内側面パネルには、前記天面パネルに連接している外側面パネルが重ねられる領域の一部に、ミシン目又はスリットからなる切り込み線で囲まれた側面切り取り部が設けられ、前記天面パネルに連接している外側面パネルと接着される前記内側面パネルの接着部は、前記側面切り取り部上に設けられており、
    また、前記正面パネルには、開放側端縁に沿ってミシン目又はスリットからなる切り込み線で囲まれた正面切り取り部が設けられ、前記天面パネルに連接している糊付けフラップと接着される前記正面パネルの接着部は、前記正面切り取り部上に設けられていることを特徴とする梱包ケース。
  2. 前記天面パネルの両端部に横折れ線を介して連接している前記外側面パネルには、前記内側面パネルと接着しない開放側の角部に摘み部形成用折れ線が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の梱包ケース。
JP2010008030A 2010-01-18 2010-01-18 梱包ケース Pending JP2011143957A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010008030A JP2011143957A (ja) 2010-01-18 2010-01-18 梱包ケース

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010008030A JP2011143957A (ja) 2010-01-18 2010-01-18 梱包ケース

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2011143957A true JP2011143957A (ja) 2011-07-28

Family

ID=44459188

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010008030A Pending JP2011143957A (ja) 2010-01-18 2010-01-18 梱包ケース

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2011143957A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108166398A (zh) * 2018-02-07 2018-06-15 郑州市市政工程总公司 利用现有排气管泄水管防止桥空心板芯模上浮结构及工艺
JP2019034787A (ja) * 2017-08-17 2019-03-07 レンゴー株式会社 開封時の破止機能付き紙箱及び紙製品の破止機構
JP6969697B1 (ja) * 2021-06-01 2021-11-24 王子ホールディングス株式会社 包装箱

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5296178A (en) * 1976-02-04 1977-08-12 Kraftco Corp Carton for packing icecream or the like material for the same
JPS6043515U (ja) * 1983-09-01 1985-03-27 テイチク株式会社 包装箱
JPS6265919U (ja) * 1985-10-12 1987-04-24
JP2003040255A (ja) * 2001-07-31 2003-02-13 Saito Shokai:Kk Ppc用紙用段ボールケース
JP2009083931A (ja) * 2007-09-10 2009-04-23 Nippon Paper Industries Co Ltd 梱包ケース

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5296178A (en) * 1976-02-04 1977-08-12 Kraftco Corp Carton for packing icecream or the like material for the same
JPS6043515U (ja) * 1983-09-01 1985-03-27 テイチク株式会社 包装箱
JPS6265919U (ja) * 1985-10-12 1987-04-24
JP2003040255A (ja) * 2001-07-31 2003-02-13 Saito Shokai:Kk Ppc用紙用段ボールケース
JP2009083931A (ja) * 2007-09-10 2009-04-23 Nippon Paper Industries Co Ltd 梱包ケース

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019034787A (ja) * 2017-08-17 2019-03-07 レンゴー株式会社 開封時の破止機能付き紙箱及び紙製品の破止機構
CN108166398A (zh) * 2018-02-07 2018-06-15 郑州市市政工程总公司 利用现有排气管泄水管防止桥空心板芯模上浮结构及工艺
CN108166398B (zh) * 2018-02-07 2023-10-20 郑州市市政工程总公司 利用现有排气管泄水管防止桥空心板芯模上浮结构及工艺
JP6969697B1 (ja) * 2021-06-01 2021-11-24 王子ホールディングス株式会社 包装箱
JP2022184380A (ja) * 2021-06-01 2022-12-13 王子ホールディングス株式会社 包装箱

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10099807B2 (en) Reversible box with tear-away strips
JP2579029B2 (ja) パック
JP2018508423A (ja) 不正開封明示部分を有する容器
US20120043323A1 (en) Resealable packages
US8727205B2 (en) Reclosable pack
JP3291052B2 (ja) 紙ハンカチの収容パック、および、そのブランク
US20160325905A1 (en) Paper bag
CN108473226A (zh) 包含插入件的可重复密封的容器
EP2688807B1 (en) Box for packaging and method of removing adhesive from such a box
WO2015068236A1 (ja) シート形状の物品を備えたパッケージ
JP2011143957A (ja) 梱包ケース
CN116368080A (zh) 用于吸烟物品的包装盒及相应的坯料
JP2009083931A (ja) 梱包ケース
JP6129604B2 (ja) 段ボール箱用シート及び段ボール箱
JP2009255934A (ja) 再封機能付きカートン
JP5162297B2 (ja) 薄葉紙収納箱、薄葉紙収納箱用の厚紙、及び、薄葉紙収納箱の積層品
JP4881099B2 (ja) 包装箱
JP2009255933A (ja) 再封機能付きカートン
JP2006051958A (ja) 段ボール箱
JP2004189237A (ja) 容器
JP2004075082A (ja) 易開封密封カートン
JPH10157730A (ja) 薄葉紙収納箱
US20210394949A1 (en) Shipping/reshipping packaging unit and precut template for forming the latter
JP6702150B2 (ja) 収納箱
JP2017013893A (ja) 包装用箱

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120906

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130812

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130830

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20131024

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140320

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140516

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20140930