JP2023003323A - 全輪駆動車の制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】前輪又は後輪のみを回転可能とした二輪駆動車用のシャシダイナモを用いてトルクスプリット式全輪駆動車の走行試験を行う際、作業者が二輪駆動状態への切り替え作業を忘れた場合であっても、前輪と後輪との差回転を抑制するように前輪及び後輪へのトルク配分を調節するクラッチの過熱や早期摩耗を抑制することが可能な全輪駆動車の制御装置を提供する。【解決手段】TCU70(クラッチ制御部71)は、外部診断機95と接続可能に、かつ、相互に通信可能に構成されており、前輪10FL、10FRと後輪10RL、10RRとの差回転が所定値以上の状態において、外部診断機95と通信している場合、外部診断機95との通信が終了した後第1所定時間が経過していない場合、又は、外部診断機95からの指示により故障情報を消去した後第2所定時間が経過していない場合には、クラッチ41を解放する。【選択図】 図1

Description

本発明は、全輪駆動車の制御装置に関し、特に、トルクスプリット式の全輪駆動車の制御装置に関する。
従来から、全輪(四輪)にトルクを配分でき、悪路走破性や・走行安定性に優れる全輪駆動(AWD)車(四輪駆動(4WD)車)が広く実用化されている。全輪駆動車として、例えば、エンジンなどのトルクが直接的に伝達される主駆動輪と、エンジンなどのトルクがクラッチ(トランスファクラッチ)を介して伝達される従駆動輪(副駆動輪)とを有し、クラッチの締結力を走行状態等に応じて制御することにより、従駆動輪側への駆動力配分を調節する(すなわち、前輪及び後輪に最適なトルクを配分する)、所謂トルクスプリット式の全輪駆動車が知られている(例えば、特許文献1参照)。
トルクスプリット式の全輪駆動車では、主駆動輪がスリップしたときに、主駆動輪と従駆動輪の差回転がなくなるように、クラッチの締結力が高められ、従駆動輪へのトルク配分が増大される。
ところで、例えば、製造ライン(工場)やディーラなどでは、トルクスプリット式の全輪駆動車の走行試験を、前輪又は後輪のみ(すなわち、前輪及び後輪のいずれか一方のみ)が回転可能とされた二輪駆動(2WD)車用のシャシダイナモを用いて行うことがある。その際には、車両を機械的に改造することなく、作業者が外部診断機(サービスツール)を用いて、クラッチを制御するコントロールユニットに対して、クラッチが解放された二論駆動状態にする指示(コマンド指示)操作を行い、制御的に二輪駆動状態にすることが行われる。
特開平5-338456号公報
しかしながら、上述した作業(クラッチが解放された二輪駆動状態とする指示操作)を作業者が忘れてしまった場合、全輪(四輪)にトルクが配分される状態で、主駆動輪のみが回転することになる。そして、主駆動輪がスリップしていると判断され、主駆動輪と従駆動輪(前輪と後輪)の差回転がなくなるように、クラッチの締結力が高められ、従駆動輪へのトルク配分が増大される結果、主駆動輪及び従駆動輪(前後輪)へトルクを配分するクラッチの過熱や早期摩耗につながるおそれがあった。
本発明は、上記問題点を解消する為になされたものであり、前輪又は後輪のみ(すなわち、前輪及び後輪のいずれか一方)が回転可能とされた二輪駆動車用のシャシダイナモでトルクスプリット式の全輪駆動車の走行試験を行う際、作業者が二輪駆動状態への切り替え作業を忘れた場合であっても、前輪と後輪との差回転を抑制するように前輪及び後輪へのトルク配分を調節するクラッチの過熱や早期摩耗を抑制することが可能な全輪駆動車の制御装置を提供することを目的とする。
本発明に係る全輪駆動車の制御装置は、締結力に応じて前輪及び後輪へのトルク配分を調節するクラッチと、クラッチの締結力を制御するコントロールユニットとを備え、コントロールユニットが、外部診断機と接続可能に、かつ、相互に通信可能に構成されており、前輪と後輪との差回転が所定値以上の状態において、外部診断機と通信していること、外部診断機との通信が終了した後第1所定時間が経過していないこと、及び、外部診断機からの指示により故障情報を消去した後第2所定時間が経過していないこと、という3つの条件のうち少なくともいずれか一つの条件が満足されている場合に、クラッチを解放することを特徴とする。
本発明によれば、前輪又は後輪のみ(すなわち、前輪及び後輪のいずれか一方)が回転可能とされた二輪駆動車用のシャシダイナモを用いてトルクスプリット式の全輪駆動車の走行試験を行う際、作業者が二輪駆動状態への切り替え作業を忘れた場合であっても、前輪と後輪との差回転を抑制するように前輪及び後輪へのトルク配分を調節するクラッチの過熱や早期摩耗を抑制することが可能となる。
実施形態に係る全輪駆動車の制御装置、及び、該制御装置が搭載された全輪駆動車のパワートレイン並びに駆動力伝達系の全体構成を示すブロック図である。 実施形態に係る全輪駆動車の制御装置による二輪駆動状態自動切替処理(クラッチ解放処理)の処理手順を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、図中、同一又は相当部分には同一符号を用いることとする。また、各図において、同一要素には同一符号を付して重複する説明を省略する。
まず、図1を用いて、実施形態に係る全輪駆動車の制御装置1の構成について説明する。図1は、全輪駆動車の制御装置1、及び、該制御装置1が搭載されたAWD(All Wheel Drive:全輪駆動)車5のパワートレイン並びに駆動力伝達系(駆動系全系)3の構成を示すブロック図である。
エンジン20は、どのような形式のものでもよいが、例えば水平対向型の筒内噴射式4気筒ガソリンエンジンである。エンジン20では、エアクリーナ(図示省略)から吸入された空気が、吸気管に設けられた電子制御式スロットルバルブ(以下、単に「スロットルバルブ」ともいう)85により絞られ、インテークマニホールドを通り、エンジン20に形成された各気筒に吸入される。ここで、エアクリーナから吸入された空気の量はエアフローメータにより検出される。さらに、スロットルバルブ85には、該スロットルバルブ85の開度を検出するスロットル開度センサ83が配設されている。各気筒には、燃料を噴射するインジェクタが取り付けられている。また、各気筒には混合気に点火する点火プラグ、及び、該点火プラグに高電圧を印加するイグナイタ内蔵型コイルが取り付けられている。エンジン20の各気筒では、吸入された空気とインジェクタによって噴射された燃料との混合気が点火プラグにより点火されて燃焼する。燃焼後の排気ガスは排気管を通して排出される。
上述したエアフローメータ、スロットル開度センサ83に加え、エンジン20のカムシャフト近傍には、エンジン20の気筒判別を行うためのカム角センサ81が取り付けられている。また、エンジン20のクランクシャフト近傍には、クランクシャフトの位置を検出するクランク角センサ82が取り付けられている。これらのセンサは、後述するエンジン・コントロールユニット(以下「ECU」という)80に接続されている。また、ECU80には、アクセルペダルの踏み込み量すなわちアクセルペダルの開度を検出するアクセル開度センサ84、及び、エンジン20の冷却水の温度を検出する水温センサ等の各種センサも接続されている。
エンジン20の出力軸(クランク軸)21には、クラッチ機能とトルク増幅機能を持つトルクコンバータ22、及び、前後進切換機構27を介して、エンジン20からの駆動力を変換して出力する無段変速機(CVT)30が接続されている。
トルクコンバータ22は、主として、ポンプインペラ23、タービンランナ24、及び、ステータ25から構成されている。出力軸21に接続されたポンプインペラ23がオイルの流れを生み出し、ポンプインペラ23に対向して配置されたタービンランナ24がオイルを介してエンジン20の動力を受けて出力軸を駆動する。両者の間に位置するステータ25は、タービンランナ24からの排出流を整流し、ポンプインペラ23に還元することでトルク増幅作用を発生させる。
また、トルクコンバータ22は、入力と出力とを直結状態にするロックアップクラッチ26を有している。トルクコンバータ22は、ロックアップクラッチ26が締結されていないとき(非ロックアップ状態のとき)はエンジン20の駆動力をトルク増幅してCVT30に伝達し、ロックアップクラッチ26が締結されているとき(ロックアップ時)はエンジン20の駆動力をCVT30に直接伝達する。トルクコンバータ22を構成するタービンランナ24の回転数(タービン回転数)は、タービン回転センサ94により検出される。検出されたタービン回転数は、後述するトランスミッション・コントロールユニット(以下「TCU」という)70に出力される。
前後進切替機構27は、駆動輪10(左前輪10FL、右前輪10FR、左後輪10RL、右後輪10RR)の正転と逆転(全輪駆動車5の前進と後進)とを切り替えるものである。前後進切替機構27は、主として、ダブルピニオン式の遊星歯車列、前進クラッチ28及び後進ブレーキ29を備えている。前後進切替機構27では、前進クラッチ28及び後進ブレーキ29それぞれの状態を制御することにより、エンジン駆動力の伝達経路を切り替えることが可能に構成されている。
CVT30は、前後進切替機構27を介してトルクコンバータ22のタービン軸と接続されるプライマリ軸32と、該プライマリ軸32と平行に配設されたセカンダリ軸37とを有している。プライマリ軸32には、プライマリプーリ34が設けられている。プライマリプーリ34は、プライマリ軸32に接合された固定シーブ34aと、該固定シーブ34aに対向して、プライマリ軸32の軸方向に摺動自在に装着された可動シーブ34bとを有し、それぞれのシーブ34a、34bのコーン面間隔、すなわちプーリ溝幅を変更できるように構成されている。一方、セカンダリ軸37には、セカンダリプーリ35が設けられている。セカンダリプーリ35は、セカンダリ軸37に接合された固定シーブ35aと、該固定シーブ35aに対向して、セカンダリ軸37の軸方向に摺動自在に装着された可動シーブ35bとを有し、プーリ溝幅を変更できるように構成されている。
プライマリプーリ34とセカンダリプーリ35との間には駆動力を伝達するチェーン36が掛け渡されている。プライマリプーリ34及びセカンダリプーリ35の溝幅を変化させて、各プーリ34、35に対するチェーン36の巻き掛け径の比率(プーリ比)を変化させることにより、変速比が無段階に変更される。ここで、チェーン36のプライマリプーリ34に対する巻き掛け径をRpとし、セカンダリプーリ35に対する巻き掛け径をRsとすると、変速比iは、i=Rs/Rpで表される。よって、変速比iは、プライマリプーリ回転数Npをセカンダリプーリ回転数Nsで除算する(i=Np/Ns)ことにより求められる。
ここでプライマリプーリ34の可動シーブ34bには油圧室34cが形成されている。一方、セカンダリプーリ35の可動シーブ35bには油圧室35cが形成されている。プライマリプーリ34、セカンダリプーリ35それぞれの溝幅は、プライマリプーリ34の油圧室34cに導入されるプライマリ油圧と、セカンダリプーリ35の油圧室35cに導入されるセカンダリ油圧とを調節することにより設定・変更される。
CVT30のセカンダリ軸37は、対を成すリダクションドライブギヤ、リダクションドリブンギヤからなるリダクションギヤ38を介して、カウンタ軸39につながれており、CVT30で変換された駆動力は、リダクションギヤ38を介して、カウンタ軸39に伝達される。カウンタ軸39は、対を成すカウンタドライブギヤ、カウンタドリブンギヤからなるカウンタギヤ40を介して、フロントドライブシャフト43につながれている。カウンタ軸39に伝達された駆動力は、カウンタギヤ40、及び、フロントドライブシャフト43を介してフロントディファレンシャル(以下「フロントデフ」という)44に伝達される。フロントデフ44は、例えば、ベベルギヤ式の差動装置である。フロントデフ44からの駆動力は、左前輪ドライブシャフト45Lを介して左前輪10FLに伝達されるとともに、右前輪ドライブシャフト45Rを介して右前輪10FRに伝達される。
一方、上述したカウンタ軸39上のカウンタギヤ40(カウンタドライブギヤ)の後段には、リヤディファレンシャル(以下「リヤデフ」という)47に伝達される駆動力を調節するクラッチ(トランスファクラッチ)41が介装されている。クラッチ41は、例えば、油圧式(湿式)の多板クラッチからなる。クラッチ41は、4輪の駆動状態(例えば前輪10FL、10FRのスリップ状態等)などに応じて締結力(すなわち後輪(従駆動輪)10RL、10RRへのトルク分配率)が制御される。クラッチ41は、例えば、前輪10FL、10FRがスリップしていると判断される場合(前輪10FL、10FRの回転速度>後輪10RL、10RRの回転速度の場合)には、前輪10FL、10FRと後輪10RL、10RRとの差回転を抑制するように締結力を高めて、後輪10RL、10RRへのトルク配分を増大させる。
カウンタ軸39に伝達された駆動力は、クラッチ41の締結力に応じて分配され、後輪10RL、10RR側にも伝達される。よって、クラッチ41を解放することにより、後輪10RL、10RRへのトルク伝達が遮断(トルク配分が停止)され、二輪駆動状態とすることができる。
より具体的には、カウンタ軸39の後端は、対を成すトランスファドライブギヤ、トランスファドリブンギヤからなるトランスファギヤ42を介して、車両後方へ延在するプロペラシャフト46とつながれている。よって、カウンタ軸39に伝達され、クラッチ41によって分配された駆動力は、トランスファギヤ42(トランスファドリブンギヤ)から、プロペラシャフト46を介してリヤデフ47に伝達される。
リヤデフ47は、例えば、ハイポイドギヤを介して駆動力が入力されるベベルギヤ式の差動装置である。リヤデフ47には左後輪ドライブシャフト48L及び右後輪ドライブシャフト48Rが接続されている。リヤデフ47からの駆動力は、左後輪ドライブシャフト48Lを介して左後輪10RLに伝達されるとともに、右後輪ドライブシャフト48Rを介して右後輪10RRに伝達される。
上述したようにパワートレインの駆動力伝達系3が構成されることにより、例えば、セレクトレバーがDレンジに操作された場合には、エンジン駆動力がCVT30のプライマリ軸32に入力される。CVT30により変換された駆動力は、セカンダリ軸37から出力され、リダクションギヤ38、カウンタ軸39、カウンタギヤ40を介してフロントドライブシャフト43に伝達される。そして、フロントデフ44によって駆動力が左右に分配され、左右の前輪10FL、10FRに伝達される。したがって、左右の前輪10FL、10FRは、全輪駆動車5が走行状態にあるときには、常に駆動される。
一方、カウンタ軸39に伝達された駆動力の一部は、クラッチ41、及びトランスファギヤ42を介してプロペラシャフト46に伝達される。ここで、クラッチ41に所定のクラッチトルク(締結力)が付与されると、そのクラッチトルク(締結力)に応じて分配された駆動力がプロペラシャフト46に出力される。そして、リヤデフ47を介して駆動力が後輪10RL、10RRにも伝達される。なお、基本的なトルク配分率は、例えば、前輪10FL、10FRが60%、後輪10RL、10RRが40%に設定される。そして、例えば、前輪10FL、10FRがスリップしたときは、後輪10RL、10RRの駆動力が高められる。上述したように、クラッチ41を解放することにより、後輪10RL、10RRへのトルク伝達が遮断(トルク配分が停止)され、二輪駆動状態とすることができる。
各車輪10FL~10RR(以下、すべての車輪10FL~10RRを総称して車輪10ということもある)それぞれには、車輪10FL~10RRを制動するブレーキ11FL~11RR(以下、すべてのブレーキ11FL~11RRを総称してブレーキ11ということもある)が取り付けられている。また、各車輪10FL~10RRそれぞれには、車輪回転速度を検出する車輪速センサ12FL~12RR(以下、すべての車輪速センサ12FL~12RRを総称して車輪速センサ12ということもある)が取り付けられている。
車輪速度センサ12は、車輪10とともに回転するロータによる磁界の変化を検出する非接触型センサであり、例えば、ロータ回転をホール素子やMR素子で検出する半導体方式が好適に用いられる。
また、この全輪駆動車5には、例えば、オーバースピードでコーナーに侵入した際や、急激なハンドル操作などによって車両姿勢(挙動)が乱れた際に、横滑りを防ぎ、優れた走行安定性を確保するビークルダイナミクス コントロールユニット(以下「VDCU」という)50が搭載されている。
CVT30を変速させるための油圧、すなわち、上述したプライマリ油圧及びセカンダリ油圧は、バルブボディ(コントロールバルブ)60によってコントロールされる。バルブボディ60は、スプールバルブと該スプールバルブを動かすソレノイドバルブ(電磁バルブ)を用いてバルブボディ60内に形成された油路を開閉することで、オイルポンプ62から吐出された油圧を調節して、プライマリプーリ34の油圧室34c及びセカンダリプーリ35の油圧室35cに供給する。同様に、バルブボディ60は、スプールバルブと該スプールバルブを動かすソレノイドバルブ(電磁バルブ)61を用いてバルブボディ60内に形成された油路を開閉することで、オイルポンプ62から吐出された油圧を調節して、クラッチ41の締結力を調節するための油圧を供給する。ここで、クラッチ41に供給する油圧を調節するソレノイドバルブ61としては、例えば、印加電圧のデューティ比に応じて駆動量を制御できるデューティソレノイドなどが用いられる。
CVT30の変速制御は、TCU70によって実行される。すなわち、TCU70は、上述したバルブボディ60を構成するソレノイドバルブ(電磁バルブ)の駆動を制御することにより、プライマリプーリ34の油圧室34c及びセカンダリプーリ35の油圧室35cに供給する油圧を調節して、CVT30の変速比を変更する。同様に、TCU70は、上述したバルブボディ60を構成するソレノイドバルブ61の駆動を制御することにより、クラッチ41に供給する油圧を調節して、後輪10RL、10RRへ伝達される駆動力の分配比率を調節する。
上述したように、CVT30の変速制御、及び、クラッチ41の締結力制御(駆動力配分制御)などはTCU70によって実行される。ここで、TCU70には、例えばCAN(Controller Area Network)100を介して、エンジン20を総合的に制御するECU80、及び、VDCU50等と相互に通信可能に接続されている。また、CAN100には、例えば、コネクタを介して、外部診断機(サービスツール)95を接続できるように構成されている。すなわち、TCU70は、外部診断機95と接続可能に、かつ、相互に通信可能に構成されている。
TCU70、ECU80、及び、VDCU50は、それぞれ、例えば、演算を行うマイクロプロセッサ、該マイクロプロセッサに各処理を実行させるためのプログラム等を記憶するEEPROM、演算結果などの各種データを記憶するRAM、バッテリによってその記憶内容が保持されるバックアップRAM、及び、入出力I/F等を有して構成されている。
ECU80では、カム角センサ81の出力から気筒が判別され、クランク角センサ82の出力によって検出されたクランクシャフトの回転位置の変化からエンジン回転数が求められる。また、ECU80では、上述した各種センサから入力される検出信号に基づいて、吸入空気量、アクセルペダル開度、混合気の空燃比、及び、水温等の各種情報が取得される。そして、ECU80は、取得したこれらの各種情報に基づいて、燃料噴射量や点火時期、並びに、スロットルバルブ85等の各種デバイスを制御することによりエンジン20を総合的に制御する。また、ECU80では、例えば、吸入空気量とエンジン回転数とに基づいて、エンジン20の出力トルクが求められる。
また、ECU80は、CAN100を介して、アクセルペダル開度、エンジン回転数、及び、エンジントルク等の各種情報をTCU70に送信する。
VDCU50には、4つの車輪速センサ12FL~12RR、操舵角センサ16、前後加速度(前後G)センサ55、横加速度(横G)センサ56、及び、ブレーキスイッチ57などが接続されている。車輪速センサ12FL~12RRは、上述したように、車輪10FL~10RRの中心に取り付けられた歯車の回転を磁気ピックアップ等によって検出することにより、車輪10FL~10RRの回転状態(車輪10FL~10RRの回転回数を含む)を検出する。前後加速度センサ55は、全輪駆動車5に作用する前後方向の加速度(以下、単に「加速度」ともいう)を検出し、横加速度センサ56は、全輪駆動車5に作用する横方向の加速度を検出する。また、操舵角センサ16は、ピニオンシャフトの回転角を検出することにより、操舵輪である前輪10FL、10FRの転舵角(すなわちステアリングホイール15の操舵角)を検出する。
VDCU50は、ブレーキペダルの操作量(踏み込み量)に応じてブレーキアクチュエータを駆動して車両を制動するとともに、車両挙動を各種センサ(例えば車輪速センサ12、操舵角センサ16、前後加速度センサ55、横加速度センサ56、ヨーレートセンサ等)により検知し、自動加圧によるブレーキ制御とエンジン20のトルク制御により、横滑りを抑制し、旋回時の車両安定性を確保する。すなわち、VDCU50は、例えば、オーバースピードでコーナーに侵入した際や、急激なハンドル操作などによって車両姿勢(挙動)が乱れた際に、横滑りを防ぎ、優れた走行安定性を確保する。より具体的には、VDCU50は、車両姿勢(挙動)等を上記センサ等によって検知し、オーバーステアと判断するとコーナー外側の前輪10FL、10FRにブレーキをかけ、逆にアンダーステアと判断した場合は、エンジン出力を落とすとともにコーナー内側の後輪10RL、10RRにブレーキをかける等のコントロールを、運転状況に応じて自動的に制御する。なお、VDCU50は、上記VDC(横滑り防止)機能に加えて、ABS(アンチロックブレーキ)機能や、TCS(トラクションコントロール)機能も有している。
VDCU50は、検出した各車輪10の車輪速(各車輪10の回転数)、操舵角、前後加速度、横加速度、及び、制動情報(ブレーキング情報)等を、CAN100を介してTCU70に送信する。
外部診断機(サービスツール)95は、TCU70と、専用の識別子(ID(IDentifier))を用いたCAN通信が可能に構成されている。外部診断機95は、例えば、ディーラなどにおいて、TCU70のメモリに記憶されている故障情報(故障コード)を読み出して確認することができる。また、外部診断機95は、故障個所の修理が完了したときに、TCU70のメモリに記憶されている故障情報(故障コード)を消去(クリア)するコマンド(クリア情報)をCAN100を介してTCU70に対して送信する。
さらに、外部診断機95は、全輪駆動車5の走行試験を、前輪10FL、10FR又は後輪10RL、10RRのみ(本実施形態では前輪10FL、10FRのみ)が回転可能とされた二輪駆動車用のシャシダイナモで行う際に、全輪駆動車5を二輪駆動状態に設定する(クラッチ41を解放した状態にする)コマンドをCAN100を介してTCU70に対して送信する。
TCU70には、上述したタービン回転センサ94に加えて、CVT30の油温を検出する油温センサ91、セカンダリ軸37の回転数を検出するセカンダリ軸回転センサ92、シフトレバーの選択位置を検出するレンジスイッチ93等が接続されている。
また、上述したように、TCU70は、CAN100を介して、VDCU50から、各車輪10の車輪速(各車輪10の回転数)、操舵角、前後加速度、横加速度、及び、制動情報等を受信するとともに、ECU80から、アクセルペダル開度、エンジン回転数、及び、エンジントルク(出力トルク)等の情報を受信する。
また、TCU70は、CAN100を介して、外部診断機95から、故障情報(故障コード)を消去するコマンド(クリア情報)を受信する。TCU70は、故障情報を消去するコマンドを受信したときに、メモリに記憶している故障情報(故障コード)を消去(クリア)する。
さらに、TCU70は、CAN100を介して、外部診断機95から、全輪駆動車5を二輪駆動状態に設定する(クラッチ41を解放した状態にする)コマンドを受信する。TCU70は、全輪駆動車5を二輪駆動状態に設定する(クラッチ41を解放した状態にする)コマンドを受信したときに、全輪駆動車5を2輪駆動状態(クラッチ41を解放した状態)に設定する。
なお、上述したように、TCU70と外部診断機95とは専用の識別子(ID)を用いたCAN通信が可能に構成されているため、TCU70は、外部診断機95との通信状態(通信開始、通信中、通信終了)を的確に把握(認識)することができる。
TCU70は、変速マップに従い、全輪駆動車5の運転状態(例えばアクセル開度及び車速等)に応じて自動で変速比を無段階に変速する。なお、変速マップはTCU70内のEEPROM等に格納されている。
また、TCU70は、上述した各種センサ等から取得した各種情報に基づいて、クラッチ41の締結力を制御する(駆動力配分制御を実行する)。すなわち、TCU70は、特許請求の範囲に記載のコントロールユニットとして機能する。
特に、TCU70は、前輪10FL、10FR又は後輪10RL、10RRのみ(本実施形態では前輪10FL、10FRのみ)を回転可能とした二輪駆動車用のシャシダイナモを用いて全輪駆動車5の走行試験を行う際に、作業者が二輪駆動状態への切り替え作業を忘れた場合であっても、クラッチ41の過熱や早期摩耗を抑制するする機能を有している。そのため、TCU70は、クラッチ制御部71を機能的に有している。TCU70では、EEPROM等に記憶されているプログラムがマイクロプロセッサによって実行されることにより、クラッチ制御部71の機能が実現される。
TCU70(クラッチ制御部71)は、通常制御時には、全輪駆動車5の運転状態(例えば、4輪の駆動状態等)に基づいて、クラッチ41の締結力(すなわち後輪10RL、10RRへの駆動力分配率)をリアルタイムに制御する。
特に、TCU70(クラッチ制御部71)は、前輪10FL、10FRと後輪10RL、10RRとの差回転が所定値以上の状態において(本実施形態では、前輪10FL、10FRがスリップしていると判断される状態において)、外部診断機95と通信していること、外部診断機95との通信が終了した後第1所定時間(例えば10分程度)が経過していないこと、及び、外部診断機95からの指示により故障情報を消去した後第2所定時間(例えば20分程度)が経過していないこと、という3つの条件のうち少なくともいずれか一つの条件が満足されている場合に、クラッチ41を解放する。すなわち、後輪10RL、10RRへのトルク分配を停止し、二輪駆動状態にする。
外部診断機95と通信している場合にクラッチ41を解放するのは、例えば、シャシダイナモで前輪10FL、10FRを回転させつつ(走行状態を再現しつつ)、外部診断機95を用いて車両5の各種データを確認しているような状況等を想定したものである。
外部診断機95との通信が終了した後第1所定時間(例えば10分程度)が経過していない場合にクラッチ41を解放するのは、例えば、外部診断機95を用いて各種データを確認した後、又は、コントロールユニットのプログラムやデータを更新した後(通信終了後)、シャシダイナモで前輪10FL、10FRを回転させつつ(走行状態を再現しつつ)再チェックしている状況等を想定したものである。そのため、第1所定時間としては、例えば10分程度の時間が設定される。
外部診断機95からの指示により故障情報を消去した後第2所定時間(例えば20分程度)が経過していない場合にクラッチ41を解放するのは、例えば、故障箇所を修理した後、外部診断機95を用いて故障情報(故障コード)を消去し、その後、シャシダイナモで故障個所が直っていることを確認している状況等を想定したものである。そのため、第2処理時間としては、第1所定時間よりも長い時間、例えば、15分~20分程度の時間が設定される。
一方、TCU70(クラッチ制御部71)は、前輪10FL、10FRと後輪10RL、10RRとの差回転が所定値以上の状態において(本実施形態では、前輪10FL、10FRがスリップしていると判断される状態において)、上述した3つの条件が全て満足されていない場合(通常走行中と推定される場合)には、前輪10FL、10FRと後輪10RL、10RRとの差回転を抑制するように、クラッチ41の締結力を高める。
なお、TCU70(クラッチ制御部71)は、上述したように、外部診断機95により、既に2輪駆動状態に設定(クラッチ41を解放するように設定)されている場合には、上述した3つの条件が満足されているか否かにかかわらず(条件を判断することなく)、クラッチ41を解放する。
次に、図2を参照しつつ、全輪駆動車の制御装置1の動作について説明する。図2は、全輪駆動車の制御装置1による二輪駆動状態自動切替処理(クラッチ解放処理)の処理手順を示すフローチャートである。本処理は、主としてTCU70において、所定のタイミングで繰り返して実行される。
ステップS100では、外部診断機95により、既に2輪駆動状態に設定(クラッチ41を解放するように設定)されているか否かについての判断が行われる。ここで、既に2輪駆動状態に設定されている場合には、ステップS112において、クラッチ41が解放される。その後、本処理から一旦抜ける。一方、2輪駆動状態に設定)されていない場合には、ステップS102に処理が移行する。
ステップS102では、前輪10FL、10FRと後輪10RL、10RRとの差回転が所定値以上であるか否か(本実施形態では、前輪10FL、10FRがスリップしているか否か)についての判断が行われる。ここで、前輪10FL、10FRと後輪10RL、10RRとの差回転が所定値未満である場合には、本処理から一旦抜ける。一方、前輪10FL、10FRと後輪10RL、10RRとの差回転が所定値以上である場合には、ステップS104に処理が移行する。
ステップS104では、外部診断機95と通信しているか否か(通信中であるか否か)についての判断が行われる。ここで、外部診断機95と通信している場合には、ステップS112において、クラッチ41が解放され、後輪10RL、10RRへのトルク伝達が遮断された後(二輪駆動状態とされた後)、本処理から一旦抜ける。一方、外部診断機95と通信していない場合には、ステップS106に処理が移行する。
ステップS106では、外部診断機95との通信が終了した後、第1所定時間(例えば10分)が経過していないか否かについての判断が行われる。ここで、外部診断機95との通信が終了した後、第1所定時間が経過していない場合には、ステップS112において、クラッチ41が解放され、後輪10RL、10RRへのトルク伝達が遮断された後(二輪駆動状態とされた後)、本処理から一旦抜ける。一方、外部診断機95との通信が終了した後、第1所定時間が経過している場合には、ステップS108に処理が移行する。
ステップS108では、外部診断機95からの指示により故障情報が消去された後、第2所定時間(例えば20分)が経過していないか否かについての判断が行われる。ここで、故障情報が消去された後、第2所定時間が経過していない場合には、ステップS112において、クラッチ41が解放され、後輪10RL、10RRへのトルク伝達が遮断された後(二輪駆動状態とされた後)、本処理から一旦抜ける。一方、故障情報が消去された後、第2所定時間が経過している場合には、ステップS110に処理が移行する。
上述した3つの条件が全て満足されていない場合(Noの場合)、ステップS110では、前輪10FL、10FRと後輪10RL、10RRとの差回転を抑制するように、クラッチ41の締結力が高められる。その後、本処理から一旦抜ける。
以上、詳細に説明したように、本実施形態によれば、前輪10FL、10FRと後輪10RL、10RRとの差回転が所定値以上の状態において、外部診断機95と通信している場合、外部診断機95との通信が終了した後第1所定時間が経過していない場合、又は、外部診断機95からの指示により故障情報を消去した後第2所定時間が経過していない場合には、クラッチ41が解放される。すなわち、全輪駆動車5の走行試験が二輪駆動車用のシャシダイナモを用いて行われていると推定される場合には、クラッチ41が解放される。そして、従駆動輪(本実施形態では後輪10RL、10RR)へのトルク伝達が遮断(トルク配分が停止)され、二輪駆動状態とされる。
その結果、前輪10FL、10FR又は後輪10RL、10RRのみ(本実施形態では前輪10FL、10FRのみ)が回転可能とされた二輪駆動車用のシャシダイナモを用いてトルクスプリット式の全輪駆動車5の走行試験を行う際、作業者が二輪駆動状態への切り替え作業を忘れた場合であっても、前輪10FL、10FR及び後輪10RL、10RRの差回転を抑制するように、前輪10FL、10FR及び後輪10RL、10RRへのトルク配分を調節するクラッチ41の過熱や早期摩耗を抑制することが可能となる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく種々の変形が可能である。例えば、上記実施形態では、前輪10FL、10FRが主駆動輪、後輪10RL、10RRが従駆動輪のトルクスプリット式の全輪駆動車5(FFベースの全輪駆動車)を例にして説明したが、全輪駆動車5は、後輪10RL、10RRが主駆動輪、前輪10FL、10FRが従駆動輪(FRベースの全輪駆動車)であってもよい。
上記実施形態では、TCU70と外部診断機95とをCAN100を介して通信可能な構成としたが、CAN100以外の通信方法を用いてもよい。
上記実施形態では、自動変速機としてチェーン式の無段変速機を例にして説明したが、チェーン式の無段変速機に代えて、例えば、ベルト式の無段変速機や、トロイダル式の無段変速機を用いてもよい。また、無段変速機に代えて、有段自動変速機(ステップAT)などを用いることもできる。
また、上述した駆動力伝達系3の構成(例えばギヤや軸等の配置等)は一例であり、上記実施形態には限られない。また、上記実施形態では、クラッチ41として油圧式のものを用いたが、電磁式のクラッチを用いてもよい。
さらに、上記実施形態では、TCU70、VDCU50、及び、ECU80それぞれをCAN100で相互に通信可能に接続したが、システムの構成はこのような形態に限られることなく、例えば、機能的な要件やコスト等を考慮して、任意に変更することができる。その場合に、上記実施形態では、クラッチ41の制御をTCU70によって行ったが、TCU70から独立した専用のAWDコントローラによって制御する構成としてもよい。
1 全輪駆動車の制御装置
3 駆動力伝達系
5 全輪駆動車(AWD車)
10FL、10FR、10RL、10RR 車輪
12FL、12FR、12RL、12RR 車輪速センサ
20 エンジン
22 トルクコンバータ
26 ロックアップクラッチ
27 前後進切替機構
30 無段変速機(CVT)
32 プライマリ軸
34 プライマリプーリ
35 セカンダリプーリ
36 チェーン
37 セカンダリ軸
38 リダクションギヤ
41 クラッチ(トランスファクラッチ)
50 VDCU
60 コントロールバルブ(バルブボディ)
61 ソレノイドバルブ
70 TCU
71 クラッチ制御部
80 ECU
81 カム角センサ
82 クランク角センサ
83 スロットル開度センサ
84 アクセル開度センサ
85 電子制御式スロットルバルブ
91 油温センサ
92 セカンダリ軸回転センサ
93 レンジスイッチ
94 タービン回転センサ
95 外部診断機(サービスツール)
100 CAN

Claims (5)

  1. 締結力に応じて前輪及び後輪へのトルク配分を調節するクラッチと、
    前記クラッチの締結力を制御するコントロールユニットと、を備え、
    前記コントロールユニットは、外部診断機と接続可能に、かつ、相互に通信可能に構成されており、前輪と後輪との差回転が所定値以上の状態において、前記外部診断機と通信していること、前記外部診断機との通信が終了した後第1所定時間が経過していないこと、及び、前記外部診断機からの指示により故障情報を消去した後第2所定時間が経過していないこと、という3つの条件のうち少なくともいずれか一つの条件が満足されている場合に、前記クラッチを解放することを特徴とする全輪駆動車の制御装置。
  2. 前記コントロールユニットは、前輪と後輪との差回転が所定値以上の状態において、前記3つの条件が全て満足されていない場合には、前輪と後輪との差回転を抑制するように、前記クラッチの締結力を高めることを特徴とする請求項1に記載の全輪駆動車の制御装置。
  3. 前記コントロールユニットと前記外部診断機とは、専用の識別子を用いたCAN(Controller Area Network)通信が可能に構成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の全輪駆動車の制御装置。
  4. 前記コントロールユニットは、前記外部診断機により、既に、前記クラッチを解放するように設定されている場合には、前記3つの条件が満足されているか否かにかかわらず、前記クラッチを解放することを特徴とする請求項1~3のいずれか1項に記載の全輪駆動車の制御装置。
  5. 前記第2所定時間は、前記第1所定時間よりも長い時間に設定されていることを特徴とする請求項1~4のいずれか1項に記載の全輪駆動車の制御装置。
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