JP2021091348A - 車両の旋回挙動制御装置 - Google Patents

車両の旋回挙動制御装置 Download PDF

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Abstract

【課題】後輪駆動車において、タイヤグリップの限界付近を使っているときであっても、エンジン等の出力をダウンさせることなく、車両旋回時のアンダーステアを抑制することが可能な車両の旋回挙動制御装置を提供する。【解決手段】車両の旋回挙動制御装置1は、車両4の後輪10RL,10RRを駆動する駆動力を発生するエンジン20と、エンジン20が発生した駆動力を後輪10RL,10RRに伝達する駆動力伝達系と、該駆動力伝達系に介装され、後輪10RL,10RRに伝達される駆動力を調節するクラッチ33と、クラッチ33の締結力を制御するクラッチ制御部52と、車両4のステア特性を検出するステア特性検出部51とを備えている。クラッチ制御部52は、車両4の旋回時に、アンダーステアが検出された場合に、クラッチ33の締結力を下げるように(すなわちクラッチ33を解放するように)制御を行う。【選択図】 図1

Description

本発明は、車両の旋回挙動制御装置に関し、特に、後輪駆動車(FR車)の旋回時におけるアンダーステアを抑制する車両の旋回挙動制御装置に関する。
従来から、車両に発生する旋回状態量に基づいて各車輪への制動力を制御し、車両挙動を制御する車両挙動制御装置(VDC)が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載の車両挙動制御装置では、車両がオーバーステア傾向であるときには、当該オーバーステア傾向を抑制するように旋回外側の前輪に制動力を付与し、車両がアンダーステア傾向であるときには、当該アンダーステア傾向を抑制するように旋回内側の後輪に制動力を付与する。
特開2004−114794号公報
しかしながら、特許文献1に記載の車両挙動制御装置では、例えば、低μ路での旋回時やスポーツ走行での旋回時などのようにタイヤグリップの限界付近を使っている場合、ブレーキ制御のみではタイヤのグリップ力以上のヨーモーメントを発生させることができず、アンダーステアを解消することができなかった。
本発明は、上記問題点を解消する為になされたものであり、後輪駆動車において、タイヤグリップの限界付近を使っているときであっても、車両旋回時のアンダーステアを抑制することが可能な車両の旋回挙動制御装置を提供することを目的とする。
本発明に係る車両の旋回挙動制御装置は、車両の後輪を駆動する駆動力を発生する駆動力源と、駆動力源が発生した駆動力を車両の後輪に伝達する駆動力伝達系と、駆動力伝達系に介装され、後輪に伝達される駆動力を調節するクラッチと、クラッチの締結力を制御する制御手段と、車両のステア特性を検出する検出手段とを備え、制御手段が、車両の旋回時に、検出手段により、アンダーステアが検出された場合に、クラッチの締結力を下げるように制御することを特徴とする。
本発明に係る車両の旋回挙動制御装置によれば、車両の旋回時に、アンダーステアが検出された場合には、クラッチの締結力を下げるように(すなわちクラッチを解放するように)制御が行われる。そのため、後輪側から押される力が減少して、前輪の負荷が低減される分、前輪の横グリップを増すことができ、旋回力を増すことができる(すなわち、プッシュアンダーを解消することができる)。その結果、後輪駆動車において、タイヤグリップの限界付近を使っているときであっても、エンジン等の出力をダウンさせることなく車両旋回時のアンダーステアを抑制することが可能となる。
本発明に係る車両の旋回挙動制御装置は、ステアリングホイールの操舵角を検出する操舵角検出手段と、車両のヨーレートを検出するヨーレート検出手段とを備え、上記検出手段が、ステアリングホイールの操舵角、及び、車両のヨーレートに基づいて、車両のステア特性を検出することが好ましい。
この場合、ステアリングホイールの操舵角、及び、車両のヨーレートに基づいて、車両のステア特性が検出される。よって、例えば、操舵角から発生すると推定されるヨーレートと、実際のヨーレートとの乖離度に応じて、例えばアンダーステアの有無やその強さなどを検出することができる。
本発明に係る車両の旋回挙動制御装置では、上記制御手段が、アンダーステアの傾向が強いほど、クラッチの締結力を下げる速度を速くすることが好ましい。
このようにすれば、アンダーステアの傾向が強い場合には、素早く(迅速に)アンダーステアを抑制することができる。一方、アンダーステアの傾向が弱い場合には、緩やかにアンダーステアを解消することにより、ニュートラルステアを越えてオーバーステアになることを防止できる。
また、本発明に係る車両の旋回挙動制御装置では、上記制御手段が、アンダーステアの傾向が強いほど、クラッチの締結力を下げる量を大きくすることが好ましい。
このようにすれば、アンダーステアの傾向が強い場合には、素早く(迅速に)アンダーステアを抑制することができる。一方、アンダーステアの傾向が弱い場合には、緩やかにアンダーステアを解消することにより、ニュートラルステアを越えてオーバーステアになることを防止できる。
本発明に係る車両の旋回挙動制御装置では、上記制御手段が、車両のステア特性がニュートラルステアとなるように、クラッチの締結力を下げる速度、及び、クラッチの締結力を下げる量を制御することが好ましい。
このようにすれば、アンダーステアを抑制してニュートラルステアに近づけることができる。
本発明に係る車両の旋回挙動制御装置では、上記制御手段が、クラッチの締結力を下げるように制御した後、所定時間以内に、クラッチを再締結するように制御することが好ましい。
ところで、クラッチの締結力が下げられた後は、該クラッチの締結力を下げ続けたとしても、その後発生するヨーモーメントの大きさにはほとんど影響を与えない。そのため、クラッチの締結力を下げたように制御した後は、所定時間以内に、クラッチを再締結することにより、トラクションを回復させることが好ましい。
本発明に係る車両の旋回挙動制御装置では、上記制御手段が、車両の旋回中にクラッチを再締結する場合には、クラッチを解放する際よりも緩やかにクラッチを再締結し、車両の旋回終了後にクラッチを再締結する場合には、車両の旋回中にクラッチを再締結するよりも速くクラッチを再締結することが好ましい。
ところで、例えば、車両の旋回終了後(すなわちコーナ脱出後)であれば、速く(短時間で)クラッチを再締結したとしても車両の挙動変化がほとんど出ないため、その場合はクラッチを速く再締結することが好ましい。一方、例えば、車両の旋回中(コーナーリング中)に、速く(短時間で)クラッチが再締結されると車両の挙動変化が大きくなり車両が不安定になるおそれがあるため、その場合はクラッチを緩やかに再締結することにより、車両が不安定になることを防止することができる。
本発明に係る車両の旋回挙動制御装置では、上記制御手段が、ブレーキの操作状態及び車両のヨーレートに基づいて、車両が旋回状態に入るか否かを判断し、アクセルの操作状態及び車両のヨーレートに基づいて、車両が旋回状態から抜けたか否かを判断することが好ましい。
このようにすれば、より的確に車両の旋回開始(すなわちコーナへの侵入)、及び、旋回終了(すなわちコーナからの脱出)を判断することができる。
本発明に係る車両の旋回挙動制御装置では、上記クラッチが、駆動力源が発生する駆動力を変換して出力する自動変速機を構成するクラッチであることが好ましい。
このようにすれば、自動変速機を構成するクラッチを流用することができる。すなわち、専用のクラッチが不要となる。よって、機能追加に対するコストアップ等を抑制することができる。
本発明によれば、後輪駆動車において、タイヤグリップの限界付近を使っているときであっても、エンジン等の出力をダウンさせることなく、車両旋回時のアンダーステアを抑制することが可能となる。
実施形態に係る車両の旋回挙動制御装置が搭載された後輪駆動車の構成を示すブロック図である。 実施形態に係る車両の旋回挙動制御装置による旋回挙動制御の処理手順を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、図中、同一又は相当部分には同一符号を用いることとする。また、各図において、同一要素には同一符号を付して重複する説明を省略する。
まず、図1を用いて、実施形態に係る車両の旋回挙動制御装置1の構成について説明する。図1は、車両の旋回挙動制御装置1が搭載された後輪駆動車(以下、単に「車両」ということもある)4の構成を示すブロック図である。
エンジン20(特許請求の範囲に記載の駆動力源に相当)は、どのような形式のものでもよいが、例えば水平対向型の筒内噴射式4気筒ガソリンエンジンである。エンジン20では、エアクリーナ(図示省略)から吸入された空気が、吸気管に設けられた電子制御式スロットルバルブ(以下、単に「スロットルバルブ」ともいう)により絞られ、インテークマニホールドを通り、エンジン20に形成された各気筒に吸入される。ここで、エアクリーナから吸入された空気の量はエアフローメータ81により検出される。さらに、スロットルバルブには、該スロットルバルブの開度を検出するスロットル開度センサ82が配設されている。各気筒には、燃料を噴射するインジェクタが取り付けられている。また、各気筒には混合気に点火する点火プラグ、及び該点火プラグに高電圧を印加するイグナイタ内蔵型コイルが取り付けられている。エンジン20の各気筒では、吸入された空気とインジェクタによって噴射された燃料との混合気が点火プラグにより点火されて燃焼する。燃焼後の排気ガスは排気管を通して排出される。
上述したエアフローメータ81、スロットル開度センサ82に加え、エンジン20のカムシャフト近傍には、エンジン20の気筒判別を行うためのカム角センサが取り付けられている。また、エンジン20のクランクシャフト近傍には、クランクシャフトの位置を検出するクランク角センサが取り付けられている。これらのセンサは、後述するエンジン・コントロールユニット(以下「ECU」という)80に接続されている。また、ECU80には、アクセルペダルの踏み込み量すなわちアクセルペダルの開度を検出するアクセルペダル開度センサ83、及び、エンジン20の冷却水の温度を検出する水温センサ84等の各種センサも接続されている。
エンジン20の出力軸(クランクシャフト)21には、クラッチ機能とトルク増幅機能を持つトルクコンバータ22を介して、エンジン20からの駆動力を変換して出力する有段自動変速機(ステップAT)30(特許請求の範囲に記載の自動変速機に相当、以下、単に「自動変速機」ともいう)が接続されている。
トルクコンバータ22は、主として、ポンプインペラ23、タービンランナ24、及びステータ25から構成されている。出力軸21に接続されたポンプインペラ23がオイルの流れを生み出し、ポンプインペラ23に対向して配置されたタービンランナ24がオイルを介してエンジン20の動力を受けて出力軸27を駆動する。両者の間に位置するステータ25は、タービンランナ24からの排出流(戻り)を整流し、ポンプインペラ23に還元することでトルク増幅作用を発生させる。また、トルクコンバータ22は、入力と出力とを直結状態にするロックアップクラッチ26を有している。トルクコンバータ22は、非ロックアップ状態のときはエンジン20の駆動力をトルク増幅して自動変速機30に伝達し、ロックアップ時はエンジン20の駆動力を自動変速機30に直接伝達する。
自動変速機30は、変速ギア列を含む変速機構31を有して構成されている。より詳細には、変速機構31は、例えば、サンギア、リングギア、ピニオンギア等で構成されるプラネタリギアを複数有して構成される複数のプラネタリギヤセット32と、該複数のプラネタリギヤセット32の動力伝達経路を切り替える(すなわち変速する)ためのクラッチやブレーキ等の摩擦係合要素33(特許請求の範囲に記載のクラッチに相当)とを有して構成されている。よって、自動変速機30の変速は、クラッチ等の摩擦係合要素(以下、単に、「クラッチ等」又は「クラッチ」という)33を締結又は解放することにより行われる。なお、変速機構31のハードウェアとしては、公知の機構を用いることができる。
なお、自動変速機30としては、プラネタリギヤ式の自動変速機に代えて、例えば、平行に配置された一対の軸それぞれに設けられたギヤ列の組み合わせを、複数の湿式クラッチ(特許請求の範囲に記載のクラッチに相当)の締結・解放により選択的に切り替えて有限段数の変速段を得る平行二軸式の有段自動変速機を用いてもよい。また、有段自動変速機(ステップAT)に代えて、例えば、チェーン式やベルト式等の無段変速機(CVT)や、奇数段と偶数段それぞれの変速用ギヤセットに独立したクラッチ(特許請求の範囲に記載のクラッチに相当)を有し、これらを順次切替えて変速を行うDCT(Dual Clutch Transmission)等を用いることもできる。なお、無段変速機では、例えば、ダブルピニオン式の遊星歯車列、前進クラッチ、後進ブレーキ等を含み、駆動輪の正転と逆転(車両の前進と後進)とを切り替える前後進切替機構を構成する前進クラッチ及び後進ブレーキが、特許請求の範囲に記載のクラッチに相当する。
エンジン20から出力された駆動力は、自動変速機30で変換された後、自動変速機30の出力軸35から、例えば、プロペラシャフト46、リヤデファレンシャル(以下「リヤデフ」ともいう)47、左右のリヤドライブシャフト48L,48Rを介して車両4の左右後輪10RL,10RRに伝達される。ここで、自動変速機30(トルクコンバータ22を含む)、プロペラシャフト46、リヤデフ47、左右のリヤドライブシャフト48L,48Rは、特許請求の範囲に記載の駆動力伝達系に相当する。
より具体的には、自動変速機30(変速機構31)の出力軸35は、車両後方へ延在するプロペラシャフト46とつながれている。また、プロペラシャフト46は、リヤデフ47に接続されている。よって、自動変速機30で変換された駆動力は、出力軸35から、プロペラシャフト46を介してリヤデフ47に伝達される。
リヤデフ47は、例えば、ベベルギヤ式の差動装置である。リヤデフ47には左後輪ドライブシャフト48L及び右後輪ドライブシャフト48Rが接続されている。左後輪ドライブシャフト48Lには左後輪10RLが接続されている。また、右後輪ドライブシャフト48Rには右後輪10RRが接続されている。よって、リヤデフ47からの駆動力は、左後輪ドライブシャフト48Lを介して左後輪10RLに伝達されるとともに、右後輪ドライブシャフト48Rを介して右後輪10RRに伝達される。
自動変速機30を変速させるための油圧、すなわち、上述したクラッチ等33の締結・解放は、バルブボディ(コントロールバルブ)60によってコントロールされる。バルブボディ60は、スプールバルブと該スプールバルブを動かすソレノイドバルブ(電磁弁)を用いてバルブボディ60内に形成された油路を開閉することで、オイルポンプから吐出された油圧を調整して、クラッチ等33に該クラッチ等33を締結・解放するための油圧を供給する。
自動変速機30の変速制御は、トランスミッション・コントロールユニット(以下「TCU」という)50によって実行される。すなわち、TCU50は、上述したバルブボディ60を構成するソレノイドバルブの駆動を制御することにより、クラッチ等33に供給する油圧を調節して、自動変速機30の変速段を変更する。
ここで、TCU50は、CAN(Controller Area Network)100を介して、エンジン20を総合的に制御するECU80、及び、ビークルダイナミクス・コントロールユニット(以下「VDCU」という)70等と相互に通信可能に接続されている。
ECU80は、演算を行うマイクロプロセッサ、該マイクロプロセッサに各処理を実行させるためのプログラム等を記憶するEEPROM、演算結果などの各種データを記憶するRAM、バッテリによってその記憶内容が保持されるバックアップRAM、及び、入出力I/F等を有して構成されている。
ECU80では、上述した各種センサから入力される検出信号に基づいて、エンジン回転数、吸入空気量、アクセルペダル開度等の各種情報が取得される。そして、ECU80は、取得したエンジン回転数、吸入空気量、アクセルペダル開度等の各種情報に基づいて、燃料噴射量や点火時期、及び各種デバイス等を制御することによりエンジン20を総合的に制御する。
ECU80で取得されたエンジン20の回転数、及び、アクセルペダル開度等は、CAN100を介してTCU50に送信される。
VDCU70は、演算を行うマイクロプロセッサ、該マイクロプロセッサに各処理を実行させるためのプログラム等を記憶するEEPROM、演算結果などの各種データを記憶するRAM、バッテリによってその記憶内容が保持されるバックアップRAM、及び、入出力I/F等を有して構成されている。VDCU70には、ブレーキペダルが踏まれているか否かを検出するブレーキスイッチ71や、ブレーキアクチュエータのマスタシリンダ圧力(ブレーキ油圧)を検出するブレーキ液圧センサ72が接続されている。また、VDCU70には、4つの車輪速センサ12FL,12FR,12RL,12RR、ヨーレートセンサ73(ヨーレート検出手段に相当)、加速度センサ74、及び、操舵角センサ16(操舵角検出手段に相当)などが接続されている。
車輪速センサ12FL,12FR,12RL,12RRは、例えば、車輪10FL,10FR,10RL,10RRの中心に取り付けられた歯車の回転を磁気ピックアップ等によって検出することにより、車輪10FL,10FR,10RL,10RRの回転状態を検出する。ヨーレートセンサ73は、車両4の重心点を通る鉛直軸まわりの回転角速度(ヨーレート)を検出する。加速度センサ74は、車両4に作用する加速度を検出する。また、操舵角センサ16は、ピニオンシャフトの回転角を検出することにより、操舵輪である前輪10FL,10FRの操舵角を検出する。
VDCU70は、ブレーキペダルの操作量(踏み込み量)に応じてブレーキアクチュエータを駆動して車両4を制動するとともに、車両挙動を各種センサ(例えば車輪速センサ12FL,12FR,12RL,12RR、操舵角センサ16、ヨーレートセンサ73、加速度センサ74等)により検知し、自動加圧によるブレーキ制御等により、横滑りを抑制し、旋回時の車両安定性を確保する。
VDCU70は、検出したヨーレート、操舵角、ブレーキスイッチ71やブレーキ液圧等の制動情報(ブレーキ操作情報)、車輪速(車速)、及び、車両加速度等をCAN100を介してTCU50に送信する。
TCU50には、自動変速機30の出力軸35近傍に取り付けられ、出力軸35の回転数を検出する出力軸回転センサ53が接続されている。また、TCU50には、シフトレバーの選択位置を検出するレンジスイッチ54等が接続されている。さらに、TCU50は、CAN100を介して、上述した、ヨーレート、操舵角、制動情報(ブレーキ操作情報)、車輪速(車速)、車両加速度、及び、エンジン回転数、アクセルペダル開度、エンジントルク等の情報を受信する。
TCU50は、演算を行うマイクロプロセッサ、該マイクロプロセッサに各処理を実行させるためのプログラムや変速マップ等を記憶するEEPROM、演算結果などの各種データを記憶するRAM、バッテリによってその記憶内容が保持されるバックアップRAM、及び、入出力I/F等を有して構成されている。
TCU50は、取得した出力軸回転数(車速)、アクセルペダル開度、シフトレバーのシフトポジション(レンジスイッチ54の状態)等の各種情報に基づいて、自動変速機30の変速制御を行う。その際に、TCU50は、変速マップに従い、車両の運転状態(例えばアクセルペダル開度、車速、あるいはエンジン回転数)に応じて自動で変速段を変更する。なお、変速マップはTCU50内のEEPROMなどに格納されている。
特に、TCU50は、タイヤグリップの限界付近を使っているときであっても、エンジン20の出力をダウンさせることなく、車両旋回時のアンダーステアを抑制する機能を有している。そのため、TCU50は、ステア特性検出部51、及び、クラッチ制御部52を機能的に有している。TCU50では、EEPROM等に記憶されているプログラムがマイクロプロセッサによって実行されることにより、ステア特性検出部51、及び、クラッチ制御部52の機能が実現される。
ステア特性検出部51は、車両4のステア特性を検出する。すなわち、ステア特性検出部51は、特許請求の範囲に記載の検出手段として機能する。その際に、ステア特性検出部51は、ステアリングホイール15の操舵角、車両4のヨーレート、及び、車速等に基づいて、車両4のステア特性(例えば、アンダーステアの有無やその強さ)を検出する。
より具体的には、ステア特性がアンダーステアか否かは、例えば、次のようにして判断することができる。すなわち、まず、次式(1)に基づいて、リアルタイムのスタビリティファクタKが算出される。
Figure 2021091348
ここで、δhは操舵角センサ値、nはステアリングギヤ比、γはヨーレートセンサ値、Vは車体速度、Lwbはホイールベースである。
一方、基準スタビリティファクタξを予め実験等により求めるとともに、ステア特性との関係を、例えば、次のように設定してメモリ等に記憶しておく。
(1)K>ξus=ξ+0.001の場合には、アンダーステア。
(2)K<ξos=ξ−0.001の場合には、オーバーステア。
(3)ξos=ξ−0.001≦K≦ξus=ξ+0.001の場合には、ニュートラルステア。
そして、算出されたリアルタイムのスタビリティファクタKがどの領域に入るかにより、ステア特性がアンダーステア(又は、オーバーステア/ニュートラルステア)であるか否かが判断される。なお、検出されたステア特性(例えば、アンダーステアの有無やその強さ)はクラッチ制御部52に出力される。
クラッチ制御部52は、クラッチ33の締結力を制御する。特に、クラッチ制御部52は、車両4は旋回しているときに、アンダーステアが検出された場合に、クラッチ33の締結力を下げるように(すなわちクラッチ33を解放するように)制御を行う。クラッチ制御部52は、特許請求の範囲に記載の制御手段として機能する。
その際に、クラッチ制御部52は、アンダーステアの傾向が強いほど、クラッチ33の締結力を下げる速度(解放速度)を速くする。同様に、クラッチ制御部52は、アンダーステアの傾向が強いほど、クラッチ33の締結力を下げる量(解放量)を大きくする。
また、クラッチ制御部52は、車両4のステア特性がニュートラルステアとなるように、クラッチ33の締結力を下げる速度(解放速度)、及び、クラッチ33の締結力を下げる量(解放量)を設定して、制御する。
そして、クラッチ制御部52は、クラッチ33の締結力を下げるように(すなわちクラッチ33を解放するように)制御した後、所定時間以内(例えば1秒以内)に、クラッチ33を再締結するように制御する。
その際に、クラッチ制御部52は、車両4の旋回中(コーナリング中)にクラッチ33を再締結する場合には、クラッチ33を解放する際よりも緩やかに(時間をかけて)クラッチ33を再締結する。一方、車両4の旋回終了後(コーナ脱出後)にクラッチ33を再締結する場合には、車両4の旋回中にクラッチ33を再締結するよりも速く(すなわち短時間で)クラッチ33を再締結する。
なお、クラッチ制御部52は、ブレーキペダルの操作状態及び車両4のヨーレートに基づいて、車両4が旋回状態に入るか否かを判断(すなわちコーナ侵入を判断)し、アクセルペダルの操作状態及び車両4のヨーレートに基づいて、車両4が旋回状態から抜けたか否かを判断(すなわちコーナ脱出を判断)する。
次に、図2を参照しつつ、車両の旋回挙動制御装置1の動作について説明する。図2は、車両の旋回挙動制御装置1による旋回挙動制御の処理手順を示すフローチャートである。本処理は、主としてTCU50において、所定のタイミングで繰り返し実行される。
ステップS100では、車両4が旋回中であるか否か(すなわちコーナに侵入したか否か)についての判断が行われる。ここで、旋回中ではない(すなわちコーナに侵入していない)と判断された場合には、本処理から一旦抜ける。一方、旋回中である(すなわちコーナに侵入した)と判断されたときには、ステップS102に処理が移行する。
ステップS102では、ステア特性がアンダーステアであるか否かの判断が行われる。なお、ステア特性がアンダーステアであるか否かの判断手法は上述した通りであるので、ここでは詳細な説明を省略する。ここで、アンダーステアでない場合には、本処理から一旦抜ける。一方、アンダーステアのときには、ステップS104に処理が移行する。
ステップS104では、アンダーステアの強さに応じて、クラッチ圧の目標低下速度、目標低下量(目標油圧)が設定される。そして、ステップS106において、クラッチ圧の目標低下速度、目標低下量(目標油圧)に基づいて、クラッチ33に供給される油圧が制御される。すなわち、クラッチ33が解放されるように制御される。
次に、ステップS108では、クラッチ33を解放するように制御してから、所定時間(例えば1秒以内に設定される)が経過したか否かについての判断が行われる。ここで、所定時間が経過していない場合には、ステップS106に処理が移行し、所定時間が経過するまで、上述したステップS106及びステップS108の処理が繰り返して実行される。すなわち、クラッチ33の解放制御が実行される。一方、所定時間が経過したときには、ステップS110に処理が移行する。
ステップS110では、車両4が旋回中であるか否か(すなわちコーナから脱出したか否か)についての判断が行われる。ここで、旋回中ではない(すなわちコーナから脱出した)と判断された場合には、ステップS114に処理が移行する。一方、旋回中である(すなわちコーナから脱出していない)と判断されたときには、ステップS112に処理が移行する。
ステップS112では、より緩やかにクラッチ33が締結される(すなわち、目標油圧が設定され、該目標油圧と実油圧とが一致するように制御される)。その後、本処理から一抜ける。
一方、ステップS114では、より速く(より短時間で)クラッチ33が締結される(すなわち、目標油圧が設定され、該目標油圧と実油圧とが一致するように制御される)。その後、本処理から一抜ける。
以上、詳細に説明したように、本実施形態によれば、車両4の旋回時に、アンダーステアが検出された場合には、クラッチ33の締結力を下げるように(すなわちクラッチ33を解放するように)制御が行われる。そのため、後輪10RL,10RR側から押される力が減少して、前輪10FL,10FRの負荷が低減される分、前輪10FL,10FRの横グリップを増すことができ、旋回力を増すことができる(すなわち、プッシュアンダーを解消することができる)。その結果、後輪駆動車4において、タイヤグリップの限界付近を使っているときであっても、エンジン20の出力をダウンさせることなく車両旋回時のアンダーステアを抑制することが可能となる。なお、同時に、低μ路における安全性の向上と、前輪10FL,10FRやブレーキの摩耗の抑制とを図ることができる。
本実施形態によれば、ステアリングホイール15の操舵角、及び、車両4のヨーレートに基づいて、車両4のステア特性が検出される。よって、例えば、操舵角から生じると推定されるヨーレートと、実際のヨーレートとの乖離度に応じて、例えばアンダーステアの有無やその強さなどを検出することができる。
本実施形態によれば、アンダーステアの傾向が強いほど、クラッチ33の締結力を下げる速度が速くされる。そのため、アンダーステアの傾向が強い場合には、素早く(迅速に)アンダーステアを抑制することができる。一方、アンダーステアの傾向が弱い場合には、緩やかにアンダーステアを解消することにより、ニュートラルステアを越えてオーバーステアになることを防止できる。
また、本実施形態によれば、アンダーステアの傾向が強いほど、クラッチ33の締結力を下げる量が大きくされる。そのため、アンダーステアの傾向が強い場合には、素早く(迅速に)アンダーステアを抑制することができる。一方、アンダーステアの傾向が弱い場合には、緩やかにアンダーステアを解消し、ニュートラルステアを越えてオーバーステアになることを防止できる。
その際に、本実施形態によれば、車両4のステア特性がニュートラルステアとなるように、クラッチ33の締結力を下げる速度、及び、クラッチ33の締結力を下げる量が制御される。そのため、アンダーステアを抑制してニュートラルステアに近づけることができる。
ところで、クラッチ33の締結力が下げられた後は、該クラッチの33締結力を下げ続けたとしても、その後発生するヨーモーメントの大きさにはほとんど影響を与えない。そのため、クラッチ33の締結力を下げたるように制御した後は、所定時間以内に、クラッチ33を再締結することにより、トラクションを回復させることが好ましい。
ところで、例えば、車両4の旋回終了後(すなわちコーナ脱出後)であれば、速く(短時間で)クラッチ33を再締結したとしても車両4の挙動変化がほとんど出ないため、その場合はクラッチ33を速く再締結することが好ましい。一方、例えば、車両4の旋回中(コーナーリング中)に、速く(短時間で)クラッチ33が再締結されると車両4の挙動変化が大きくなり車両4が不安定になるおそれがあるため、その場合はクラッチ33をより緩やかに再締結することにより、車両4が不安定になることを防止することができる。
本実施形態によれば、ブレーキペダルの踏込み状態及び車両4のヨーレートに基づいて、車両4が旋回状態に入るか否かが判断され、アクセルペダルの踏込み状態及び車両4のヨーレートに基づいて、車両4が旋回状態から抜けたか否かが判断される。そのため、より的確に車両4の旋回開始(すなわちコーナへの侵入)、及び、旋回終了(すなわちコーナからの脱出)を判断することができる。
本実施形態によれば、後輪10RL,10RRに伝達される駆動力を制御するクラッチとして、自動変速機30を構成するクラッチ33が用いられる。すなわち、自動変速機30を構成するクラッチ33を流用することができる。そのため、専用のクラッチが不要となる。よって、機能追加に対するコストアップ等を抑制することができる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく種々の変形が可能である。例えば、上記実施形態では、本発明をプラネタリギヤ式の有段自動変速機(ステップAT)に適用した場合を例にして説明したが、プラネタリギヤ式の有段自動変速機に代えて、例えば、平行二軸式の有段自動変速機に適用してもよい。また、有段自動変速機(ステップAT)に代えて、例えば、チェーン式やベルト式等の無段変速機(CVT)や、DCT等に適用してもよい。また、油圧クラッチに代えて、例えば、電動クラッチを用いてもよい。
また、上記実施形態では、駆動力源としてガソリンエンジン20を例にして説明したが、駆動力源としては、ガソリンエンジン20に代えて又は加えて電動モータなどを用いることもできる。すなわち、本発明は、後輪が駆動されるHEV(ハイブリッド車)、PHEV(プラグイン・ハイブリッド車)、EV(電気自動車)、FCV(燃料電池車)などにも適用可能である。
また、システム構成は、上記実施形態の構成には限られない、例えば、上記実施形態では、エンジン20を制御するECU80と、自動変速機30を制御するTCU50とを別々のハードウェアで構成したが、一体のハードウェアで構成してもよい。
1 車両の旋回挙動制御装置
4 後輪駆動車(車両)
10FL 左前輪
10FR 右前輪
10RL 左後輪
10RR 右後輪
12FL,12FR,12RL,12RR 車輪速センサ
16 操舵角センサ
20 エンジン
22 トルクコンバータ
30 自動変速機
31 変速機構
32 プラネタリギヤセット
33 クラッチ
35 出力軸
46 プロペラシャフト
47 リヤデファレンシャル
48L 左後輪ドライブシャフト
48R 右後輪ドライブシャフト
50 TCU
51 ステア特性検出部
52 クラッチ制御部
53 出力軸回転センサ
54 レンジスイッチ
60 バルブボディ
70 VDCU
71 ブレーキスイッチ
72 ブレーキ液圧センサ
73 ヨーレートセンサ
74 加速度センサ
80 ECU
83 アクセルペダル開度センサ
100 CAN

Claims (9)

  1. 車両の後輪を駆動する駆動力を発生する駆動力源と、
    前記駆動力源が発生した駆動力を前記後輪に伝達する駆動力伝達系と、
    前記駆動力伝達系に介装され、前記後輪に伝達される駆動力を調節するクラッチと、
    前記クラッチの締結力を制御する制御手段と、
    前記車両のステア特性を検出する検出手段と、を備え、
    前記制御手段は、前記車両の旋回時に、前記検出手段により、アンダーステアが検出された場合に、前記クラッチの締結力を下げるように制御することを特徴とする車両の旋回挙動制御装置。
  2. ステアリングホイールの操舵角を検出する操舵角検出手段と、
    前記車両のヨーレートを検出するヨーレート検出手段と、を備え、
    前記検出手段は、前記ステアリングホイールの操舵角、及び、前記車両のヨーレートに基づいて、前記車両のステア特性を検出することを特徴とする請求項1に記載の車両の旋回挙動制御装置。
  3. 前記制御手段は、アンダーステアの傾向が強いほど、前記クラッチの締結力を下げる速度を速くすることを特徴とする請求項1又は2に記載の車両の旋回挙動制御装置。
  4. 前記制御手段は、アンダーステアの傾向が強いほど、前記クラッチの締結力を下げる量を大きくすることを特徴とする請求項3に記載の車両の旋回挙動制御装置。
  5. 前記制御手段は、前記車両のステア特性がニュートラルステアとなるように、前記クラッチの締結力を下げる速度、及び、前記クラッチの締結力を下げる量を制御することを特徴とする請求項4に記載の車両の旋回挙動制御装置。
  6. 前記制御手段は、前記クラッチの締結力を下げるように制御した後、所定時間以内に、前記クラッチを再締結するように制御することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の車両の旋回挙動制御装置。
  7. 前記制御手段は、
    前記車両の旋回中に前記クラッチを再締結する場合には、前記クラッチを解放する際よりも緩やかに前記クラッチを再締結し、
    前記車両の旋回終了後に前記クラッチを再締結する場合には、前記車両の旋回中に前記クラッチを再締結するよりも速く前記クラッチを再締結する
    ことを特徴とする請求項6に記載の車両の旋回挙動制御装置。
  8. 前記制御手段は、
    ブレーキの操作状態及び前記車両のヨーレートに基づいて、前記車両が旋回状態に入るか否かを判断し、
    アクセルの操作状態及び前記車両のヨーレートに基づいて、前記車両が旋回状態から抜けたか否かを判断する
    ことを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の車両の旋回挙動制御装置。
  9. 前記クラッチは、前記駆動力源が発生する駆動力を変換して出力する自動変速機を構成するクラッチであることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の車両の旋回挙動制御装置。
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