本開示は、腸管線維症によって特徴付けられるIBDの重度の形態を含むIBDの処置のための、腫瘍壊死因子リガンド1A(TL1A)結合抗体を提供する。種々の態様では、本明細書中に記載される抗体は、低い免疫原性等の、治療用途に有用な特徴、ならびに/またはサイズ排除クロマトグラフィーによって測定される、モノマー画分の高いパーセンテージ、および/もしくは高い発現等の、抗体製造を促進する特徴を有する。
一態様では、本明細書中で提供されるのは、TL1Aに結合する抗体またはその抗原結合性断片であって、ヒトIGHV1-46*02フレームワークまたは改変ヒトIGHV1-46*02フレームワークを含む重鎖可変フレームワーク領域、およびヒトIGKV3-20フレームワークまたは改変ヒトIGKV3-20フレームワークを含む軽鎖可変フレームワーク領域を含み;重鎖可変フレームワーク領域および軽鎖可変フレームワーク領域は、まとめて、ヒトIGHV1-46*02フレームワークおよびヒトIGKV3-20フレームワークからの9個未満のアミノ酸改変を含む、抗体またはその抗原結合性断片である。一部の実施形態では、アミノ酸改変は、Kabatナンバリングによる、(a)重鎖可変領域内のアミノ酸47位の改変;(b)重鎖可変領域内のアミノ酸45位の改変;(c)重鎖可変領域内のアミノ酸55位の改変;(d)重鎖可変領域内のアミノ酸78位の改変;(e)重鎖可変領域内のアミノ酸80位の改変;(f)重鎖可変領域内のアミノ酸82位の改変;(g)重鎖可変領域内のアミノ酸89位の改変;もしくは(h)重鎖可変領域のアミノ酸91位の改変;または(a)~(h)から選択される2つ以上の改変の組合せを含む。一部の実施形態では、(a)アミノ酸改変は、重鎖可変領域内の47位にあり、47位のアミノ酸は、R、N、D、C、Q、E、G、H、I、L、K、M、F、P、S、T、W、Y、もしくはVであり;(b)アミノ酸改変は、重鎖可変領域内の45位にあり、45位のアミノ酸は、A、N、D、C、Q、E、G、H、I、L、K、M、F、P、S、T、W、Y、もしくはVであり;(c)アミノ酸改変は、重鎖可変領域内の55位にあり、55位のアミノ酸は、A、R、N、D、C、Q、E、G、H、I、L、K、F、P、S、T、W、Y、もしくはVであり;(d)アミノ酸改変は、重鎖可変領域内の78位にあり、78位のアミノ酸は、A、R、N、D、C、Q、E、G、H、I、L、K、M、F、P、S、T、W、もしくはYであり;(e)アミノ酸改変は、重鎖可変領域内の80位にあり、80位のアミノ酸は、A、R、N、D、C、Q、E、G、H、I、L、K、F、P、S、T、W、Y、もしくはVであり;(f)アミノ酸改変は、重鎖可変領域内の82位にあり、82位のアミノ酸は、A、N、D、C、Q、E、G、H、I、L、K、M、F、P、S、T、W、Y、もしくはVであり;(g)アミノ酸改変は、重鎖可変領域内の89位にあり、89位のアミノ酸は、A、R、N、D、C、Q、E、G、H、I、L、K、M、F、P、S、T、W、もしくはYであり;または(h)アミノ酸改変は、重鎖可変領域内の91位にあり、91位のアミノ酸は、A、R、N、D、C、Q、E、G、H、I、L、K、F、P、S、T、W、Y、もしくはVであり;あるいは(a)~(h)から選択される2つ以上の改変の組合せである。一部の実施形態では、アミノ酸改変は、Kabatナンバリングによる、重鎖可変領域内の、A47R、R45K、M55I、V78A、M80I、R82T、V89A、M91Lのうちの1つまたは複数を含む。一部の実施形態では、アミノ酸改変は、Kabatナンバリングによる、(a)軽鎖可変領域内のアミノ酸54位の改変;および/または(b)軽鎖可変領域内のアミノ酸55位の改変を含む。一部の実施形態では、(a)アミノ酸改変は、軽鎖可変領域の54位にあり、54位のアミノ酸は、A、R、N、D、C、Q、E、G、H、I、K、M、F、P、S、T、W、Y、もしくはVであり;かつ/または(b)アミノ酸改変は、軽鎖可変領域の55位にあり、55位のアミノ酸は、A、R、N、D、C、Q、E、G、H、I、K、M、F、P、S、T、W、Y、もしくはVである。一部の実施形態では、アミノ酸改変は、Kabatナンバリングによる、軽鎖可変領域内の、L54Pおよび/またはL55Wを含む。一部の実施形態では、抗体または抗原結合性断片は、配列番号1によって示される重鎖CDR1、配列番号2~5のいずれか1つによって示される重鎖CDR2、配列番号6~9のいずれか1つによって示される重鎖CDR3、配列番号10によって示される軽鎖CDR1、配列番号11によって示される軽鎖CDR2、および配列番号12~15のいずれか1つによって示される軽鎖CDR3を含む。一部の実施形態では、抗体または抗原結合性断片は、配列番号1によって示される重鎖CDR1、配列番号2によって示される重鎖CDR2、配列番号6によって示される重鎖CDR3、配列番号10によって示される軽鎖CDR1、配列番号11によって示される軽鎖CDR2、および配列番号12によって示される軽鎖CDR3を含む。一部の実施形態では、抗体または抗原結合性断片は、配列番号304によって示される重鎖フレームワーク(FR)1、配列番号305もしくは配列番号313によって示される重鎖FR2、配列番号306、307、314、もしくは315のいずれか1つによって示される重鎖FR3、配列番号308によって示される重鎖FR4、配列番号309によって示される軽鎖FR1、配列番号310によって示される軽鎖FR2、配列番号311によって示される軽鎖FR3、または配列番号312によって示される軽鎖FR4、あるいはそれらの組合せを含む。一部の実施形態では、抗体または抗原結合性断片は、Kabatナンバリングによる、(a)297A、297Q、297G、もしくは297D、(b)279F、279K、もしくは279L、(c)228P、(d)235A、235E、235G、235Q、235R、もしくは235S、(e)237A、237E、237K、237N、もしくは237R、(f)234A、234V、もしくは234F、(g)233P、(h)328A、(i)327Qもしくは327T、(j)329A、329G、329Y、もしくは329R、(k)331S、(l)236Fもしくは236R、(m)238A、238E、238G、238H、238I、238V、238W、もしくは238Y、(n)248A、(o)254D、254E、254G、254H、254I、254N、254P、254Q、254T、もしくは254V、(p)255N、(q)256H、256K、256R、もしくは256V、(r)264S、(s)265H、265K、265S、265Y、もしくは265A、(t)267G、267H、267I、もしくは267K、(u)268K、(v)269Nもしくは269Q、(w)270A、270G、270M、もしくは270N、(x)271T、(y)272N、(z)292E、292F、292G、もしくは292I、(aa)293S、(bb)301W、(cc)304E、(dd)311E、311G、もしくは311S、(ee)316F、(ff)328V、(gg)330R、(hh)339Eもしくは339L、(ii)343Iもしくは343V、(jj)373A、373G、もしくは373S、(kk)376E、376W、もしくは376Y、(ll)380D、(mm)382Dもしくは382P、(nn)385P、(oo)424H、424M、もしくは424V、(pp)434I、(qq)438G、(rr)439E、439H、もしくは439Q、(ss)440A、440D、440E、440F、440M、440T、もしくは440V、(tt)E233P、(uu)L235E、(vv)L234AおよびL235A、(ww)L234A、L235A、およびG237A、(xx)L234A、L235A、およびP329G、(yy)L234F、L235E、およびP331S、(zz)L234A、L235E、およびG237A、(aaa)L234A、L235E、G237A、およびP331S、(bbb)L234A、L235A、G237A、P238S、H268A、A330S、およびP331S(IgG1σ)、(ccc)L234A、L235A、およびP329A、(ddd)G236RおよびL328R、(eee)G237A、(fff)F241A、(ggg)V264A、(hhh)D265A、(iii)D265AおよびN297A、(jjj)D265AおよびN297G、(kkk)D270A、(lll)A330L、(mmm)P331AもしくはP331S、または(nnn)(a)~(uu)から選択される2つ以上の任意の組合せを含むヒトIgG1 Fc領域を含む。一部の実施形態では、抗体または抗原結合性断片は、ヒトIgG4 Fc領域を含む。一部の実施形態では、抗体または抗原結合性断片は、配列番号320~362のいずれか1つと少なくとも約90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含むFc領域を含む。一部の実施形態では、抗体または抗原結合性断片は、サイズ排除クロマトグラフィーによって決定される少なくとも約80%のモノマー画分を含む。一部の実施形態では、抗体または抗原結合性断片は、少なくとも約20μg/総抗体ml、任意選択で約20μg/総抗体mlおよび70μg/総抗体mLを発現する。
別の態様では、本明細書中で提供されるのは、腫瘍壊死因子様タンパク質1A(TL1A)に結合する抗体またはその抗原結合性断片であって、配列番号104と少なくとも96%同一のアミノ酸配列を含む重鎖可変ドメイン、および配列番号201と少なくとも97%同一のアミノ酸配列を含む軽鎖可変ドメインを含む、抗体またはその抗原結合性断片である。一部の実施形態では、重鎖可変ドメインは、配列番号104と少なくとも97%同一のアミノ酸配列を含む。一部の実施形態では、重鎖可変ドメインは、配列番号104と少なくとも98%同一のアミノ酸配列を含む。一部の実施形態では、重鎖可変ドメインは、配列番号104と少なくとも99%同一のアミノ酸配列を含む。一部の実施形態では、重鎖可変ドメインは配列番号104を含む。一部の実施形態では、軽鎖可変ドメインは、配列番号201と少なくとも98%同一のアミノ酸配列を含む。一部の実施形態では、軽鎖可変ドメインは、配列番号201と少なくとも約99%同一のアミノ酸配列を含む。一部の実施形態では、軽鎖可変ドメインは配列番号201を含む。
別の態様では、本明細書中で提供されるのは、腫瘍壊死因子様タンパク質1A(TL1A)に結合する抗体またはその抗原結合性断片であって、配列番号101~135のいずれか1つと少なくとも約99%同一のアミノ酸配列を含む重鎖可変ドメイン、および配列番号201~206のいずれか1つと少なくとも約99%同一のアミノ酸配列を含む軽鎖可変ドメインを含む、抗体またはその抗原結合性断片である。
一部の実施形態では、本明細書中に記載される抗体またはその抗原結合性断片は、Kabatナンバリングによる、(a)297A、297Q、297G、もしくは297D、(b)279F、279K、もしくは279L、(c)228P、(d)235A、235E、235G、235Q、235R、もしくは235S、(e)237A、237E、237K、237N、もしくは237R、(f)234A、234V、もしくは234F、(g)233P、(h)328A、(i)327Qもしくは327T、(j)329A、329G、329Y、もしくは329R、(k)331S、(l)236Fもしくは236R、(m)238A、238E、238G、238H、238I、238V、238W、もしくは238Y、(n)248A、(o)254D、254E、254G、254H、254I、254N、254P、254Q、254T、もしくは254V、(p)255N、(q)256H、256K、256R、もしくは256V、(r)264S、(s)265H、265K、265S、265Y、もしくは265A、(t)267G、267H、267I、もしくは267K、(u)268K、(v)269Nもしくは269Q、(w)270A、270G、270M、もしくは270N、(x)271T、(y)272N、(z)292E、292F、292G、もしくは292I、(aa)293S、(bb)301W、(cc)304E、(dd)311E、311G、もしくは311S、(ee)316F、(ff)328V、(gg)330R、(hh)339Eもしくは339L、(ii)343Iもしくは343V、(jj)373A、373G、もしくは373S、(kk)376E、376W、もしくは376Y、(ll)380D、(mm)382Dもしくは382P、(nn)385P、(oo)424H、424M、もしくは424V、(pp)434I、(qq)438G、(rr)439E、439H、もしくは439Q、(ss)440A、440D、440E、440F、440M、440T、もしくは440V、(tt)E233P、(uu)L235E、(vv)L234AおよびL235A、(ww)L234A、L235A、およびG237A、(xx)L234A、L235A、およびP329G、(yy)L234F、L235E、およびP331S、(zz)L234A、L235E、およびG237A、(aaa)L234A、L235E、G237A、およびP331S、(bbb)L234A、L235A、G237A、P238S、H268A、A330S、およびP331S(IgG1σ)、(ccc)L234A、L235A、およびP329A、(ddd)G236RおよびL328R、(eee)G237A、(fff)F241A、(ggg)V264A、(hhh)D265A、(iii)D265AおよびN297A、(jjj)D265AおよびN297G、(kkk)D270A、(lll)A330L、(mmm)P331AもしくはP331S、または(nnn)(a)~(uu)から選択される2つ以上の任意の組合せを含むヒトIgG1 Fc領域を含む。一部の実施形態では、本明細書中に記載される抗体またはその抗原結合性断片は、ヒトIgG4 Fc領域を含む。一部の実施形態では、本明細書中に記載される抗体またはその抗原結合性断片は、配列番号320~362のいずれか1つと少なくとも約90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含むFc領域を含む。一部の実施形態では、本明細書中に記載される抗体またはその抗原結合性断片は、サイズ排除クロマトグラフィーによって決定される少なくとも約80%のモノマー画分を含む。一部の実施形態では、本明細書中に記載される抗体またはその抗原結合性断片は、少なくとも約20μg/総抗体ml、任意選択で約20μg/総抗体mlおよび70μg/総抗体mLを発現する。
別の態様では、本明細書中で提供されるのは、TL1Aに結合する抗体またはその抗原結合性断片であって、(a)配列番号1によって示されるアミノ酸配列を含むHCDR1;(b)配列番号2~5のいずれか1つによって示されるアミノ酸配列を含むHCDR2;および(c)配列番号6~9のいずれか1つによって示されるアミノ酸配列を含むHCDR3を含む重鎖可変領域、ならびに(d)配列番号10によって示されるアミノ酸配列を含むLCDR1;(e)配列番号11によって示されるアミノ酸配列を含むLCDR2;(f)配列番号12~15のいずれか1つによって示されるアミノ酸配列を含むLCDR3を含む軽鎖可変領域;ならびにヒトIgG1と比較して低減した抗体依存性細胞媒介細胞傷害(ADCC)機能および/またはヒトIgG1と比較して低減した補体依存性細胞傷害(CDC)を含む結晶形成断片(Fc)領域を含む抗体またはその抗原結合性断片である。一部の実施形態では、ヒトIgG1は、配列番号320を含む。一部の実施形態では、低減したADCCを含むFc領域のADCC機能は、ヒトIgG1と比較して少なくとも約50%低減している。一部の実施形態では、低減したCDCを含むFc領域のCDC機能は、ヒトIgG1と比較して少なくとも約50%低減している。一部の実施形態では、Fc領域は、Kabatナンバリングによる、(a)297A、297Q、297G、もしくは297D、(b)279F、279K、もしくは279L、(c)228P、(d)235A、235E、235G、235Q、235R、もしくは235S、(e)237A、237E、237K、237N、もしくは237R、(f)234A、234V、もしくは234F、(g)233P、(h)328A、(i)327Qもしくは327T、(j)329A、329G、329Y、もしくは329R、(k)331S、(l)236Fもしくは236R、(m)238A、238E、238G、238H、238I、238V、238W、もしくは238Y、(n)248A、(o)254D、254E、254G、254H、254I、254N、254P、254Q、254T、もしくは254V、(p)255N、(q)256H、256K、256R、もしくは256V、(r)264S、(s)265H、265K、265S、265Y、もしくは265A、(t)267G、267H、267I、もしくは267K、(u)268K、(v)269Nもしくは269Q、(w)270A、270G、270M、もしくは270N、(x)271T、(y)272N、(z)292E、292F、292G、もしくは292I、(aa)293S、(bb)301W、(cc)304E、(dd)311E、311G、もしくは311S、(ee)316F、(ff)328V、(gg)330R、(hh)339Eもしくは339L、(ii)343Iもしくは343V、(jj)373A、373G、もしくは373S、(kk)376E、376W、もしくは376Y、(ll)380D、(mm)382Dもしくは382P、(nn)385P、(oo)424H、424M、もしくは424V、(pp)434I、(qq)438G、(rr)439E、439H、もしくは439Q、(ss)440A、440D、440E、440F、440M、440T、もしくは440V、(tt)E233P、(uu)L235E、(vv)L234AおよびL235A、(ww)L234A、L235A、およびG237A、(xx)L234A、L235A、およびP329G、(yy)L234F、L235E、およびP331S、(zz)L234A、L235E、およびG237A、(aaa)L234A、L235E、G237A、およびP331S、(bbb)L234A、L235A、G237A、P238S、H268A、A330S、およびP331S(IgG1σ)、(ccc)L234A、L235A、およびP329A、(ddd)G236RおよびL328R、(eee)G237A、(fff)F241A、(ggg)V264A、(hhh)D265A、(iii)D265AおよびN297A、(jjj)D265AおよびN297G、(kkk)D270A、(lll)A330L、(mmm)P331AもしくはP331S、または(nnn)(a)~(uu)の任意の組合せを含むヒトIgG1を含む。一部の実施形態では、抗体または抗原結合性断片は、Kabatナンバリングによる、(a)S228P、(b)S228PおよびL235E、または(c)S228P、F234A、およびL235Aを含む、(i)ヒトIgG4 Fc領域または(ii)ヒトIgG4 Fc領域を含む。一部の実施形態では、抗体または抗原結合性断片は、ヒトIgG2 Fc領域;IgG2-IgG4クロス-サブクラスFc領域;IgG2-IgG3クロス-サブクラスFc領域;H268Q、V309L、A330S、P331S(IgG2m4)を含むIgG2;またはV234A、G237A、P238S、H268A、V309L、A330S、P331S(IgG2σ)を含むIgG2を含む。一部の実施形態では、Fc領域は、Kabatナンバリングによる、329A、329G、329Y、331S、236F、236R、238A、238E、238G、238H、238I、238V、238W、238Y、248A、254D、254E、254G、254H、254I、254N、254P、254Q、254T、254V、264S、265H、265K、265S、265Y、265A、267G、267H、267I、267K、434I、438G、439E、439H、439Q、440A、440D、440E、440F、440M、440T、および440Vから選択される置換を有するヒトIgG1を含む。一部の実施形態では、抗体または抗原結合性断片は、配列番号320~362のいずれか1つと少なくとも約90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含む。一部の実施形態では、HCDR1は配列番号1を含み、HCDR2は、配列番号2~5のいずれか1つを含み、HCDR3は、配列番号6~9のいずれか1つを含み、LCDR1は配列番号10を含み、LCDR2は配列番号11を含み、LCDR3は、配列番号12~15のいずれか1つを含む。一部の実施形態では、Fc領域は、配列番号401~413のいずれか1つ、または配列番号401~413のいずれか1つと少なくとも約90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、もしくは99%同一の配列を含む。一部の実施形態では、重鎖は、配列番号501~513のいずれか1つ、または配列番号501~513のいずれか1つと少なくとも約90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、もしくは99%同一の配列を含む。一部の実施形態では、軽鎖は、配列番号514のいずれか1つ、または配列番号514のいずれか1つと少なくとも約90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、もしくは99%同一の配列を含む。一部の実施形態では、HCDR2は配列番号2を含み、HCDR3は配列番号6を含み、LCDR3は配列番号12を含み、Fc領域は、配列番号401~413のいずれか1つ、または配列番号401~413のいずれか1つと少なくとも約90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、もしくは99%同一の配列を含む。一部の実施形態では、抗体または抗原結合性断片は、サイズ排除クロマトグラフィーによって決定される少なくとも約80%のモノマー画分を含む。一部の実施形態では、抗体または抗原結合性断片は、少なくとも約20μg/総抗体ml、任意選択で約20μg/総抗体mlおよび70μg/総抗体mLを発現する。
さらに、提供されるのは、それを必要とする対象において線維症または腸管炎症性の状態、疾患、または障害を処置する方法であって、対象に、本明細書中で開示される任意の抗体または抗原結合性断片の抗体または抗原結合性断片を投与することを含む方法である。一部の実施形態では、対象は線維症を患っている。一部の実施形態では、対象は、腸管炎症性の状態、疾患、または障害を患っている。一部の実施形態では、腸管炎症性の状態、疾患、または障害は、炎症性腸疾患(IBD)を含む。一部の実施形態では、IBDはクローン病を含む。一部の実施形態では、IBDは潰瘍性大腸炎を含む。
一部の実施形態では、本明細書中に記載される抗体または抗原結合性断片は、液体組成物中に、10mg/ml~170mg/mlの抗体または抗原結合性断片の濃度で存在する。一部の実施形態では、抗体またはその抗原結合性断片は、10mg/ml~170mg/mlの濃度である。一部の実施形態では、粘度は、約4~約30mPa-s(ミリパスカル秒(mPa・s))である。一部の実施形態では、粘度は、約4~約10mPa-s(ミリパスカル秒(mPa・s))である。
別の態様では、本明細書中で提供されるのは、TL1Aに結合する抗体またはその抗原結合性断片であって、ヒトIGHV1-46*02フレームワークまたは改変ヒトIGHV1-46*02フレームワークを含む重鎖可変フレームワーク領域、およびヒトIGKV3-20フレームワークまたは改変ヒトIGKV3-20フレームワークを含む軽鎖可変フレームワーク領域を含み;重鎖可変フレームワーク領域および軽鎖可変フレームワーク領域が、まとめて、ヒトIGHV1-46*02フレームワークおよびヒトIGKV3-20フレームワークからの約14個未満のアミノ酸改変を含む、抗体またはその抗原結合性断片である。一部の実施形態では、重鎖可変フレームワーク領域および軽鎖可変フレームワーク領域は、まとめて、ヒトIGHV1-46*02フレームワークおよびヒトIGKV3-20フレームワークからの13、12、11、10、9、8、7、6、5、4、3、2、1個のアミノ酸改変を含むか、またはアミノ酸改変を含まない。一部の実施形態では、アミノ酸改変は、Kabatナンバリングによる、重鎖可変領域内のアミノ酸1位に改変を含む。一部の実施形態では、1位のアミノ酸は、A、R、N、D、C、E、G、H、I、L、K、M、F、P、S、T、W、Y、またはVを含む。一部の実施形態では、1位のアミノ酸は、疎水性アミノ酸、親水性アミノ酸、または両親媒性アミノ酸を含む。一部の実施形態では、1位のアミノ酸は、脂肪族アミノ酸、芳香族アミノ酸、酸性アミノ酸、塩基性アミノ酸、ヒドロキシルアミノ酸、硫黄含有アミノ酸、またはアミドアミノ酸(amidic amino acid)を含む。一部の実施形態では、1位のアミノ酸はEを含む。一部の実施形態では、アミノ酸改変は、Kabatナンバリングによる、重鎖可変領域内のアミノ酸45位に改変を含む。一部の実施形態では、45位のアミノ酸は、A、N、D、C、Q、E、G、H、I、L、K、M、F、P、S、T、W、Y、またはVを含む。一部の実施形態では、45位のアミノ酸は、疎水性アミノ酸、親水性アミノ酸、または両親媒性アミノ酸を含む。一部の実施形態では、45位のアミノ酸は、脂肪族アミノ酸、芳香族アミノ酸、酸性アミノ酸、塩基性アミノ酸、ヒドロキシルアミノ酸、硫黄含有アミノ酸、またはアミドアミノ酸を含む。一部の実施形態では、45位のアミノ酸はKを含む。一部の実施形態では、アミノ酸改変は、Kabatナンバリングによる、重鎖可変領域内のアミノ酸47位に改変を含む。一部の実施形態では、47位のアミノ酸は、R、N、D、C、Q、E、G、H、I、L、K、M、F、P、S、T、W、Y、またはVを含む。一部の実施形態では、47位のアミノ酸は、疎水性アミノ酸、親水性アミノ酸、または両親媒性アミノ酸を含む。一部の実施形態では、47位のアミノ酸は、脂肪族アミノ酸、芳香族アミノ酸、酸性アミノ酸、塩基性アミノ酸、ヒドロキシルアミノ酸、硫黄含有アミノ酸、またはアミドアミノ酸を含む。一部の実施形態では、47位のアミノ酸はRを含む。一部の実施形態では、アミノ酸改変は、Kabatナンバリングによる、重鎖可変領域内のアミノ酸55位に改変を含む。一部の実施形態では、55位のアミノ酸は、A、R、N、D、C、Q、E、G、H、I、L、K、F、P、S、T、W、Y、またはVを含む。一部の実施形態では、55位のアミノ酸は、疎水性アミノ酸、親水性アミノ酸、または両親媒性アミノ酸を含む。一部の実施形態では、55位のアミノ酸は、脂肪族アミノ酸、芳香族アミノ酸、酸性アミノ酸、塩基性アミノ酸、ヒドロキシルアミノ酸、硫黄含有アミノ酸、またはアミドアミノ酸を含む。一部の実施形態では、55位のアミノ酸はIを含む。一部の実施形態では、アミノ酸改変は、Kabatナンバリングによる、重鎖可変領域内のアミノ酸78位に改変を含む。一部の実施形態では、78位のアミノ酸は、A、R、N、D、C、Q、E、G、H、I、L、K、M、F、P、S、T、W、またはYを含む。一部の実施形態では、78位のアミノ酸は、疎水性アミノ酸、親水性アミノ酸、または両親媒性アミノ酸を含む。一部の実施形態では、78位のアミノ酸は、脂肪族アミノ酸、芳香族アミノ酸、酸性アミノ酸、塩基性アミノ酸、ヒドロキシルアミノ酸、硫黄含有アミノ酸、またはアミドアミノ酸を含む。一部の実施形態では、78位のアミノ酸はAを含む。一部の実施形態では、アミノ酸改変は、Kabatナンバリングによる、重鎖可変領域内のアミノ酸80位に改変を含む。一部の実施形態では、80位のアミノ酸は、A、R、N、D、C、Q、E、G、H、I、L、K、F、P、S、T、W、Y、またはVを含む。一部の実施形態では、80位のアミノ酸は、疎水性アミノ酸、親水性アミノ酸、または両親媒性アミノ酸を含む。一部の実施形態では、80位のアミノ酸は、脂肪族アミノ酸、芳香族アミノ酸、酸性アミノ酸、塩基性アミノ酸、ヒドロキシルアミノ酸、硫黄含有アミノ酸、またはアミドアミノ酸を含む。一部の実施形態では、80位のアミノ酸はIを含む。一部の実施形態では、アミノ酸改変は、Kabatナンバリングによる、重鎖可変領域内のアミノ酸82位に改変を含む。一部の実施形態では、82位のアミノ酸は、A、N、D、C、Q、E、G、H、I、L、K、M、F、P、S、T、W、Y、またはVを含む。一部の実施形態では、82位のアミノ酸は、疎水性アミノ酸、親水性アミノ酸、または両親媒性アミノ酸を含む。一部の実施形態では、82位のアミノ酸は、脂肪族アミノ酸、芳香族アミノ酸、酸性アミノ酸、塩基性アミノ酸、ヒドロキシルアミノ酸、硫黄含有アミノ酸、またはアミドアミノ酸を含む。一部の実施形態では、82位のアミノ酸はTを含む。一部の実施形態では、アミノ酸改変は、Kabatナンバリングによる、重鎖可変領域内のアミノ酸89位に改変を含む。一部の実施形態では、89位のアミノ酸は、A、R、N、D、C、Q、E、G、H、I、L、K、M、F、P、S、T、W、またはYを含む。一部の実施形態では、89位のアミノ酸は、疎水性アミノ酸、親水性アミノ酸、または両親媒性アミノ酸を含む。一部の実施形態では、89位のアミノ酸は、脂肪族アミノ酸、芳香族アミノ酸、酸性アミノ酸、塩基性アミノ酸、ヒドロキシルアミノ酸、硫黄含有アミノ酸、またはアミドアミノ酸を含む。一部の実施形態では、89位のアミノ酸はAを含む。一部の実施形態では、アミノ酸改変は、Kabatナンバリングによる、重鎖可変領域内のアミノ酸91位に改変を含む。一部の実施形態では、91位のアミノ酸は、A、R、N、D、C、Q、E、G、H、I、L、K、F、P、S、T、W、Y、またはVを含む。一部の実施形態では、91位のアミノ酸は、疎水性アミノ酸、親水性アミノ酸、または両親媒性アミノ酸を含む。一部の実施形態では、91位のアミノ酸は、脂肪族アミノ酸、芳香族アミノ酸、酸性アミノ酸、塩基性アミノ酸、ヒドロキシルアミノ酸、硫黄含有アミノ酸、またはアミドアミノ酸を含む。一部の実施形態では、91位のアミノ酸はLを含む。
一部の実施形態では、アミノ酸改変は、Kabatナンバリングによる、重鎖可変領域内の、Q1E、R45K、A47R、M55I、V78A、M80I、R82T、V89A、M91Lのうちの1つまたは複数を含む。一部の実施形態では、アミノ酸改変はQ1Eを含む。一部の実施形態では、アミノ酸改変はR45Kを含む。一部の実施形態では、アミノ酸改変はA47Rを含む。一部の実施形態では、アミノ酸改変はM55Iを含む。一部の実施形態では、アミノ酸改変はV78Aを含む。一部の実施形態では、アミノ酸改変はM80Iを含む。一部の実施形態では、アミノ酸改変はR82Tを含む。一部の実施形態では、アミノ酸改変はV89Aを含む。一部の実施形態では、アミノ酸改変はM91Lを含む。
一部の実施形態では、アミノ酸改変は、Kabatナンバリングによる、軽鎖可変領域内のアミノ酸54位に改変を含む。一部の実施形態では、54位のアミノ酸は、A、R、N、D、C、Q、E、G、H、I、K、M、F、P、S、T、W、Y、またはVを含む。一部の実施形態では、54位のアミノ酸は、疎水性アミノ酸、親水性アミノ酸、または両親媒性アミノ酸を含む。一部の実施形態では、54位のアミノ酸は、脂肪族アミノ酸、芳香族アミノ酸、酸性アミノ酸、塩基性アミノ酸、ヒドロキシルアミノ酸、硫黄含有アミノ酸、またはアミドアミノ酸を含む。一部の実施形態では、54位のアミノ酸はPを含む。一部の実施形態では、アミノ酸改変は、Kabatナンバリングによる、軽鎖可変領域内のアミノ酸55位に改変を含む。一部の実施形態では、55位のアミノ酸は、A、R、N、D、C、Q、E、G、H、I、K、M、F、P、S、T、W、Y、またはVを含む。一部の実施形態では、55位のアミノ酸は、疎水性アミノ酸、親水性アミノ酸、または両親媒性アミノ酸を含む。一部の実施形態では、55位のアミノ酸は、脂肪族アミノ酸、芳香族アミノ酸、酸性アミノ酸、塩基性アミノ酸、ヒドロキシルアミノ酸、硫黄含有アミノ酸、またはアミドアミノ酸を含む。一部の実施形態では、55位のアミノ酸はWを含む。
一部の実施形態では、アミノ酸改変は、Kabatナンバリングによる、軽鎖可変領域内の、L54Pおよび/またはL55Wを含む。一部の実施形態では、アミノ酸改変はL54Pを含む。一部の実施形態では、アミノ酸改変はL55Wを含む。
一部の実施形態では、抗体または抗原結合性断片は、配列番号1によって示される重鎖CDR1を含む。一部の実施形態では、抗体または抗原結合性断片は、配列番号2によって示される重鎖CDR2を含む。一部の実施形態では、抗体または抗原結合性断片は、配列番号3によって示される重鎖CDR2を含む。一部の実施形態では、抗体または抗原結合性断片は、配列番号4によって示される重鎖CDR2を含む。一部の実施形態では、抗体または抗原結合性断片は、配列番号5によって示される重鎖CDR2を含む。一部の実施形態では、抗体または抗原結合性断片は、配列番号6によって示される重鎖CDR3を含む。一部の実施形態では、抗体または抗原結合性断片は、配列番号7によって示される重鎖CDR3を含む。一部の実施形態では、抗体または抗原結合性断片は、配列番号8によって示される重鎖CDR3を含む。一部の実施形態では、抗体または抗原結合性断片は、配列番号9によって示される重鎖CDR3を含む。一部の実施形態では、抗体または抗原結合性断片は、配列番号10によって示される軽鎖CDR1を含む。一部の実施形態では、抗体または抗原結合性断片は、配列番号11によって示される軽鎖CDR2を含む。一部の実施形態では、抗体または抗原結合性断片は、配列番号12によって示される軽鎖CDR3を含む。一部の実施形態では、抗体または抗原結合性断片は、配列番号13によって示される軽鎖CDR3を含む。一部の実施形態では、抗体または抗原結合性断片は、配列番号14によって示される軽鎖CDR3を含む。一部の実施形態では、抗体または抗原結合性断片は、配列番号15によって示される軽鎖CDR3を含む。
一部の実施形態では、抗体または抗原結合性断片は、配列番号304によって示される重鎖FR1を含む。一部の実施形態では、抗体または抗原結合性断片は、配列番号305によって示される重鎖FR2を含む。一部の実施形態では、抗体または抗原結合性断片は、配列番号313によって示される重鎖FR2を含む。一部の実施形態では、抗体または抗原結合性断片は、配列番号306によって示される重鎖FR3を含む。一部の実施形態では、抗体または抗原結合性断片は、配列番号307によって示される重鎖FR3を含む。一部の実施形態では、抗体または抗原結合性断片は、配列番号314によって示される重鎖FR3を含む。一部の実施形態では、抗体または抗原結合性断片は、配列番号315によって示される重鎖FR3を含む。一部の実施形態では、抗体または抗原結合性断片は、配列番号308によって示される重鎖FR4を含む。一部の実施形態では、抗体または抗原結合性断片は、配列番号309によって示される軽鎖FR1を含む。一部の実施形態では、抗体または抗原結合性断片は、配列番号310によって示される軽鎖FR2を含む。一部の実施形態では、抗体または抗原結合性断片は、配列番号311によって示される軽鎖FR3を含む。一部の実施形態では、抗体または抗原結合性断片は、配列番号312によって示される軽鎖FR4を含む。
別の態様では、本明細書中で提供されるのは、TL1Aに結合する抗体またはその抗原結合性断片であって、(a)配列番号301(X1VQLVQSGAEVKKPGASVKVSCKAS[HCDR1]WVX2QX3PGQGLEWX4G[HCDR2]RX5TX6TX7DTSTSTX8YX9ELSSLRSEDTAVYYCAR[HCDR3]WGQGTTVTVSS)を含む重鎖可変領域、および(b)配列番号303(EIVLTQSPGTLSLSPGERATLSC[LCDR1]WYQQKPGQAPRX10X11IY[LCDR2]GIPDRFSGSGSGTDFTLTISRLEPEDFAVYYC[LCDR3]FGGGTKLEIK)を含む軽鎖可変領域を含み、X1~X11の各々が、A、R、N、D、C、Q、E、G、H、I、L、K、M、F、P、S、T、W、Y、またはVから独立して選択される、抗体またはその抗原結合性断片である。
一部の実施形態では、X1は、疎水性アミノ酸、親水性アミノ酸、または両親媒性アミノ酸を含む。一部の実施形態では、X1は、脂肪族アミノ酸、芳香族アミノ酸、酸性アミノ酸、塩基性アミノ酸、ヒドロキシルアミノ酸、硫黄含有アミノ酸、またはアミドアミノ酸を含む。一部の実施形態では、X2は、疎水性アミノ酸、親水性アミノ酸、または両親媒性アミノ酸を含む。一部の実施形態では、X2は、脂肪族アミノ酸、芳香族アミノ酸、酸性アミノ酸、塩基性アミノ酸、ヒドロキシルアミノ酸、硫黄含有アミノ酸、またはアミドアミノ酸を含む。一部の実施形態では、X3は、疎水性アミノ酸、親水性アミノ酸、または両親媒性アミノ酸を含む。一部の実施形態では、X3は、脂肪族アミノ酸、芳香族アミノ酸、酸性アミノ酸、塩基性アミノ酸、ヒドロキシルアミノ酸、硫黄含有アミノ酸、またはアミドアミノ酸を含む。一部の実施形態では、X4は、疎水性アミノ酸、親水性アミノ酸、または両親媒性アミノ酸を含む。一部の実施形態では、X4は、脂肪族アミノ酸、芳香族アミノ酸、酸性アミノ酸、塩基性アミノ酸、ヒドロキシルアミノ酸、硫黄含有アミノ酸、またはアミドアミノ酸を含む。一部の実施形態では、X5は、疎水性アミノ酸、親水性アミノ酸、または両親媒性アミノ酸を含む。一部の実施形態では、X5は、脂肪族アミノ酸、芳香族アミノ酸、酸性アミノ酸、塩基性アミノ酸、ヒドロキシルアミノ酸、硫黄含有アミノ酸、またはアミドアミノ酸を含む。一部の実施形態では、X6は、疎水性アミノ酸、親水性アミノ酸、または両親媒性アミノ酸を含む。一部の実施形態では、X6は、脂肪族アミノ酸、芳香族アミノ酸、酸性アミノ酸、塩基性アミノ酸、ヒドロキシルアミノ酸、硫黄含有アミノ酸、またはアミドアミノ酸を含む。一部の実施形態では、X7は、疎水性アミノ酸、親水性アミノ酸、または両親媒性アミノ酸を含む。一部の実施形態では、X7は、脂肪族アミノ酸、芳香族アミノ酸、酸性アミノ酸、塩基性アミノ酸、ヒドロキシルアミノ酸、硫黄含有アミノ酸、またはアミドアミノ酸を含む。一部の実施形態では、X8は、疎水性アミノ酸、親水性アミノ酸、または両親媒性アミノ酸を含む。一部の実施形態では、X8は、脂肪族アミノ酸、芳香族アミノ酸、酸性アミノ酸、塩基性アミノ酸、ヒドロキシルアミノ酸、硫黄含有アミノ酸、またはアミドアミノ酸を含む。一部の実施形態では、X9は、疎水性アミノ酸、親水性アミノ酸、または両親媒性アミノ酸を含む。一部の実施形態では、X9は、脂肪族アミノ酸、芳香族アミノ酸、酸性アミノ酸、塩基性アミノ酸、ヒドロキシルアミノ酸、硫黄含有アミノ酸、またはアミドアミノ酸を含む。一部の実施形態では、X10は、疎水性アミノ酸、親水性アミノ酸、または両親媒性アミノ酸を含む。一部の実施形態では、X10は、脂肪族アミノ酸、芳香族アミノ酸、酸性アミノ酸、塩基性アミノ酸、ヒドロキシルアミノ酸、硫黄含有アミノ酸、またはアミドアミノ酸を含む。一部の実施形態では、X11は、疎水性アミノ酸、親水性アミノ酸、または両親媒性アミノ酸を含む。一部の実施形態では、X11は、脂肪族アミノ酸、芳香族アミノ酸、酸性アミノ酸、塩基性アミノ酸、ヒドロキシルアミノ酸、硫黄含有アミノ酸、またはアミドアミノ酸を含む。
一部の実施形態では、X1=QまたはE、X2=RまたはK、X3=AまたはR、X4=MまたはI、X5=VまたはA、X6=MまたはI、X7=RまたはT、X8=VまたはA、X9=MまたはL、X10=LまたはP、X11=LまたはWである。一部の実施形態では、X1=Qである。一部の実施形態では、X1=Eである。一部の実施形態では、X2=Rである。一部の実施形態では、X2=Kである。一部の実施形態では、X3=Aである。一部の実施形態では、X3=Rである。一部の実施形態では、X4=Mである。一部の実施形態では、X4=Iである。一部の実施形態では、X5=Vである。一部の実施形態では、X5=Aである。一部の実施形態では、X6=Mである。一部の実施形態では、X6=Iである。一部の実施形態では、X7=Rである。一部の実施形態では、X7=Tである。一部の実施形態では、X8=Vである。一部の実施形態では、X8=Aである。一部の実施形態では、X9=Mである。一部の実施形態では、X9=Lである。一部の実施形態では、X10=Lである。一部の実施形態では、X10=Pである。一部の実施形態では、X11=Lである。一部の実施形態では、X11=Wである。
一部の実施形態では、HCDR1は配列番号1を含む。一部の実施形態では、HCDR2は配列番号2を含む。一部の実施形態では、HCDR2は配列番号3を含む。一部の実施形態では、HCDR2は配列番号4を含む。一部の実施形態では、HCDR2は配列番号5を含む。一部の実施形態では、HCDR3は配列番号6を含む。一部の実施形態では、HCDR3は配列番号7を含む。一部の実施形態では、HCDR3は配列番号8を含む。一部の実施形態では、HCDR3は配列番号9を含む。一部の実施形態では、LCDR1は配列番号10を含む。一部の実施形態では、LCDR2は配列番号11を含む。一部の実施形態では、LCDR3は配列番号12を含む。一部の実施形態では、LCDR3は配列番号13を含む。一部の実施形態では、LCDR3は配列番号14を含む。一部の実施形態では、抗体または抗原結合性断片は、配列番号15によって示される軽鎖CDR3を含む。
別の態様では、本明細書中で提供されるのは、TL1Aに結合する抗体またはその抗原結合性断片であって、(a)配列番号302(X1VQLVQSGAEVKKPGASVKVSCKAS[HCDR1]WVX2QX3PGQGLEWX4G[HCDR2]RX5TX6TX7DTSTSTX8YX9ELSSLRSEDTAVYYC[HCDR3]WGQGTTVTVSS)を含む重鎖可変領域、および(b)配列番号303(EIVLTQSPGTLSLSPGERATLSC[LCDR1]WYQQKPGQAPRX10X11IY[LCDR2]GIPDRFSGSGSGTDFTLTISRLEPEDFAVYYC[LCDR3]FGGGTKLEIK)を含む軽鎖可変領域を含み、X1~X11の各々が、A、R、N、D、C、Q、E、G、H、I、L、K、M、F、P、S、T、W、Y、またはVから独立して選択される、抗体またはその抗原結合性断片である。
一部の実施形態では、X1は、疎水性アミノ酸、親水性アミノ酸、または両親媒性アミノ酸を含む。一部の実施形態では、X1は、脂肪族アミノ酸、芳香族アミノ酸、酸性アミノ酸、塩基性アミノ酸、ヒドロキシルアミノ酸、硫黄含有アミノ酸、またはアミドアミノ酸を含む。一部の実施形態では、X2は、疎水性アミノ酸、親水性アミノ酸、または両親媒性アミノ酸を含む。一部の実施形態では、X2は、脂肪族アミノ酸、芳香族アミノ酸、酸性アミノ酸、塩基性アミノ酸、ヒドロキシルアミノ酸、硫黄含有アミノ酸、またはアミドアミノ酸を含む。一部の実施形態では、X3は、疎水性アミノ酸、親水性アミノ酸、または両親媒性アミノ酸を含む。一部の実施形態では、X3は、脂肪族アミノ酸、芳香族アミノ酸、酸性アミノ酸、塩基性アミノ酸、ヒドロキシルアミノ酸、硫黄含有アミノ酸、またはアミドアミノ酸を含む。一部の実施形態では、X4は、疎水性アミノ酸、親水性アミノ酸、または両親媒性アミノ酸を含む。一部の実施形態では、X4は、脂肪族アミノ酸、芳香族アミノ酸、酸性アミノ酸、塩基性アミノ酸、ヒドロキシルアミノ酸、硫黄含有アミノ酸、またはアミドアミノ酸を含む。一部の実施形態では、X5は、疎水性アミノ酸、親水性アミノ酸、または両親媒性アミノ酸を含む。一部の実施形態では、X5は、脂肪族アミノ酸、芳香族アミノ酸、酸性アミノ酸、塩基性アミノ酸、ヒドロキシルアミノ酸、硫黄含有アミノ酸、またはアミドアミノ酸を含む。一部の実施形態では、X6は、疎水性アミノ酸、親水性アミノ酸、または両親媒性アミノ酸を含む。一部の実施形態では、X6は、脂肪族アミノ酸、芳香族アミノ酸、酸性アミノ酸、塩基性アミノ酸、ヒドロキシルアミノ酸、硫黄含有アミノ酸、またはアミドアミノ酸を含む。一部の実施形態では、X7は、疎水性アミノ酸、親水性アミノ酸、または両親媒性アミノ酸を含む。一部の実施形態では、X7は、脂肪族アミノ酸、芳香族アミノ酸、酸性アミノ酸、塩基性アミノ酸、ヒドロキシルアミノ酸、硫黄含有アミノ酸、またはアミドアミノ酸を含む。一部の実施形態では、X8は、疎水性アミノ酸、親水性アミノ酸、または両親媒性アミノ酸を含む。一部の実施形態では、X8は、脂肪族アミノ酸、芳香族アミノ酸、酸性アミノ酸、塩基性アミノ酸、ヒドロキシルアミノ酸、硫黄含有アミノ酸、またはアミドアミノ酸を含む。一部の実施形態では、X9は、疎水性アミノ酸、親水性アミノ酸、または両親媒性アミノ酸を含む。一部の実施形態では、X9は、脂肪族アミノ酸、芳香族アミノ酸、酸性アミノ酸、塩基性アミノ酸、ヒドロキシルアミノ酸、硫黄含有アミノ酸、またはアミドアミノ酸を含む。一部の実施形態では、X10は、疎水性アミノ酸、親水性アミノ酸、または両親媒性アミノ酸を含む。一部の実施形態では、X10は、脂肪族アミノ酸、芳香族アミノ酸、酸性アミノ酸、塩基性アミノ酸、ヒドロキシルアミノ酸、硫黄含有アミノ酸、またはアミドアミノ酸を含む。一部の実施形態では、X11は、疎水性アミノ酸、親水性アミノ酸、または両親媒性アミノ酸を含む。一部の実施形態では、X11は、脂肪族アミノ酸、芳香族アミノ酸、酸性アミノ酸、塩基性アミノ酸、ヒドロキシルアミノ酸、硫黄含有アミノ酸、またはアミドアミノ酸を含む。
一部の実施形態では、X1=QまたはE、X2=RまたはK、X3=AまたはR、X4=MまたはI、X5=VまたはA、X6=MまたはI、X7=RまたはT、X8=VまたはA、X9=MまたはL、X10=LまたはP、X11=LまたはWである。一部の実施形態では、X1=Qである。一部の実施形態では、X1=Eである。一部の実施形態では、X2=Rである。一部の実施形態では、X2=Kである。一部の実施形態では、X3=Aである。一部の実施形態では、X3=Rである。一部の実施形態では、X4=Mである。一部の実施形態では、X4=Iである。一部の実施形態では、X5=Vである。一部の実施形態では、X5=Aである。一部の実施形態では、X6=Mである。一部の実施形態では、X6=Iである。一部の実施形態では、X7=Rである。一部の実施形態では、X7=Tである。一部の実施形態では、X8=Vである。一部の実施形態では、X8=Aである。一部の実施形態では、X9=Mである。一部の実施形態では、X9=Lである。一部の実施形態では、X10=Lである。一部の実施形態では、X10=Pである。一部の実施形態では、X11=Lである。一部の実施形態では、X11=Wである。
一部の実施形態では、HCDR1は配列番号1を含む。一部の実施形態では、HCDR2は配列番号2を含む。一部の実施形態では、HCDR2は配列番号3を含む。一部の実施形態では、HCDR2は配列番号4を含む。一部の実施形態では、HCDR2は配列番号5を含む。一部の実施形態では、HCDR3は配列番号6を含む。一部の実施形態では、HCDR3は配列番号7を含む。一部の実施形態では、HCDR3は配列番号8を含む。一部の実施形態では、HCDR3は配列番号9を含む。一部の実施形態では、LCDR1は配列番号10を含む。一部の実施形態では、LCDR2は配列番号11を含む。一部の実施形態では、LCDR3は配列番号12を含む。一部の実施形態では、LCDR3は配列番号13を含む。一部の実施形態では、LCDR3は配列番号14を含む。一部の実施形態では、LCDR3は配列番号15を含む。
一部の実施形態では、重鎖可変領域は配列番号101を含む。一部の実施形態では、重鎖可変領域は配列番号102を含む。一部の実施形態では、重鎖可変領域は配列番号103を含む。一部の実施形態では、重鎖可変領域は配列番号104を含む。一部の実施形態では、重鎖可変領域は配列番号105を含む。一部の実施形態では、重鎖可変領域は配列番号106を含む。一部の実施形態では、重鎖可変領域は配列番号107を含む。一部の実施形態では、重鎖可変領域は配列番号108を含む。一部の実施形態では、重鎖可変領域は配列番号109を含む。一部の実施形態では、重鎖可変領域は配列番号110を含む。一部の実施形態では、重鎖可変領域は配列番号111を含む。一部の実施形態では、重鎖可変領域は配列番号112を含む。一部の実施形態では、重鎖可変領域は配列番号113を含む。一部の実施形態では、重鎖可変領域は配列番号114を含む。一部の実施形態では、重鎖可変領域は配列番号115を含む。一部の実施形態では、重鎖可変領域は配列番号116を含む。一部の実施形態では、重鎖可変領域は配列番号117を含む。一部の実施形態では、重鎖可変領域は配列番号118を含む。一部の実施形態では、重鎖可変領域は配列番号119を含む。一部の実施形態では、重鎖可変領域は配列番号120を含む。一部の実施形態では、重鎖可変領域は配列番号121を含む。一部の実施形態では、重鎖可変領域は配列番号122を含む。一部の実施形態では、重鎖可変領域は配列番号123を含む。一部の実施形態では、重鎖可変領域は配列番号124を含む。一部の実施形態では、重鎖可変領域は配列番号125を含む。一部の実施形態では、重鎖可変領域は配列番号126を含む。一部の実施形態では、重鎖可変領域は配列番号127を含む。一部の実施形態では、重鎖可変領域は配列番号128を含む。一部の実施形態では、重鎖可変領域は配列番号129を含む。一部の実施形態では、重鎖可変領域は配列番号130を含む。一部の実施形態では、重鎖可変領域は配列番号131を含む。一部の実施形態では、重鎖可変領域は配列番号132を含む。一部の実施形態では、重鎖可変領域は配列番号133を含む。一部の実施形態では、重鎖可変領域は配列番号134を含む。一部の実施形態では、重鎖可変領域は配列番号135を含む。一部の実施形態では、軽鎖可変領域は配列番号201を含む。一部の実施形態では、軽鎖可変領域は配列番号202を含む。一部の実施形態では、軽鎖可変領域は配列番号203を含む。一部の実施形態では、軽鎖可変領域は配列番号204を含む。一部の実施形態では、軽鎖可変領域は配列番号205を含む。一部の実施形態では、軽鎖可変領域は配列番号206を含む。
さらに、本明細書中で提供されるのは、腫瘍壊死因子様タンパク質1A(TL1A)に結合する抗体またはその抗原結合性断片であって、配列番号104と少なくとも約96%同一のアミノ酸配列を含む重鎖可変ドメイン、および配列番号201と少なくとも約97%同一のアミノ酸配列を含む軽鎖可変ドメインを含む、抗体またはその抗原結合性断片である。一部の実施形態では、重鎖可変ドメインは、配列番号104と少なくとも約97%同一のアミノ酸配列を含む。一部の実施形態では、重鎖可変ドメインは、配列番号104と少なくとも約98%同一のアミノ酸配列を含む。一部の実施形態では、重鎖可変ドメインは、配列番号104と少なくとも約99%同一のアミノ酸配列を含む。一部の実施形態では、重鎖可変ドメインは配列番号104を含む。一部の実施形態では、軽鎖可変ドメインは、配列番号201と少なくとも約98%同一のアミノ酸配列を含む。一部の実施形態では、軽鎖可変ドメインは、配列番号201と少なくとも約99%同一のアミノ酸配列を含む。一部の実施形態では、軽鎖可変ドメインは配列番号201を含む。
さらに、本明細書中で提供されるのは、腫瘍壊死因子様タンパク質1A(TL1A)に結合する抗体またはその抗原結合性断片であって、配列番号107と少なくとも約99%同一のアミノ酸配列を含む重鎖可変ドメイン、および配列番号201と少なくとも約97%同一のアミノ酸配列を含む軽鎖可変ドメインを含む、抗体またはその抗原結合性断片である。一部の実施形態では、重鎖可変ドメインは配列番号107を含む。一部の実施形態では、軽鎖可変ドメインは、配列番号201と少なくとも約98%同一のアミノ酸配列を含む。一部の実施形態では、軽鎖可変ドメインは、配列番号201と少なくとも約99%同一のアミノ酸配列を含む。一部の実施形態では、軽鎖可変ドメインは配列番号201を含む。
さらに、本明細書中で提供されるのは、腫瘍壊死因子様タンパク質1A(TL1A)に結合する抗体またはその抗原結合性断片であって、配列番号101~135のいずれか1つと少なくとも約95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一のアミノ酸配列を含む重鎖可変ドメイン、および配列番号201~206のいずれか1つと少なくとも約95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一のアミノ酸配列を含む軽鎖可変ドメインを含む、抗体またはその抗原結合性断片である。一部の実施形態では、重鎖可変ドメインは、配列番号101と少なくとも約95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含む。一部の実施形態では、重鎖可変ドメインは、配列番号102と少なくとも約95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含む。一部の実施形態では、重鎖可変ドメインは、配列番号103と少なくとも約95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含む。一部の実施形態では、重鎖可変ドメインは、配列番号104と少なくとも約95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含む。一部の実施形態では、重鎖可変ドメインは、配列番号105と少なくとも約95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含む。一部の実施形態では、重鎖可変ドメインは、配列番号106と少なくとも約95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含む。一部の実施形態では、重鎖可変ドメインは、配列番号107と少なくとも約95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含む。一部の実施形態では、重鎖可変ドメインは、配列番号108と少なくとも約95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含む。一部の実施形態では、重鎖可変ドメインは、配列番号109と少なくとも約95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含む。一部の実施形態では、重鎖可変ドメインは、配列番号110と少なくとも約95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含む。一部の実施形態では、重鎖可変ドメインは、配列番号111と少なくとも約95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含む。一部の実施形態では、重鎖可変ドメインは、配列番号112と少なくとも約95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含む。一部の実施形態では、重鎖可変ドメインは、配列番号113と少なくとも約95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含む。一部の実施形態では、重鎖可変ドメインは、配列番号114と少なくとも約95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含む。一部の実施形態では、重鎖可変ドメインは、配列番号115と少なくとも約95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含む。一部の実施形態では、重鎖可変ドメインは、配列番号116と少なくとも約95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含む。一部の実施形態では、重鎖可変ドメインは、配列番号117と少なくとも約95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含む。一部の実施形態では、重鎖可変ドメインは、配列番号118と少なくとも約95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含む。一部の実施形態では、重鎖可変ドメインは、配列番号119と少なくとも約95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含む。一部の実施形態では、重鎖可変ドメインは、配列番号120と少なくとも約95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含む。一部の実施形態では、重鎖可変ドメインは、配列番号121と少なくとも約95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含む。一部の実施形態では、重鎖可変ドメインは、配列番号122と少なくとも約95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含む。一部の実施形態では、重鎖可変ドメインは、配列番号123と少なくとも約95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含む。一部の実施形態では、重鎖可変ドメインは、配列番号124と少なくとも約95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含む。一部の実施形態では、重鎖可変ドメインは、配列番号125と少なくとも約95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含む。一部の実施形態では、重鎖可変ドメインは、配列番号126と少なくとも約95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含む。一部の実施形態では、重鎖可変ドメインは、配列番号127と少なくとも約95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含む。一部の実施形態では、重鎖可変ドメインは、配列番号128と少なくとも約95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含む。一部の実施形態では、重鎖可変ドメインは、配列番号129と少なくとも約95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含む。一部の実施形態では、重鎖可変ドメインは、配列番号130と少なくとも約95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含む。一部の実施形態では、重鎖可変ドメインは、配列番号131と少なくとも約95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含む。一部の実施形態では、重鎖可変ドメインは、配列番号132と少なくとも約95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含む。一部の実施形態では、重鎖可変ドメインは、配列番号133と少なくとも約95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含む。一部の実施形態では、重鎖可変ドメインは、配列番号134と少なくとも約95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含む。一部の実施形態では、重鎖可変ドメインは、配列番号135と少なくとも約95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含む。一部の実施形態では、軽鎖可変ドメインは、配列番号201と少なくとも約95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含む。一部の実施形態では、軽鎖可変ドメインは、配列番号202と少なくとも約95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含む。一部の実施形態では、軽鎖可変ドメインは、配列番号203と少なくとも約95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含む。一部の実施形態では、軽鎖可変ドメインは、配列番号204と少なくとも約95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含む。一部の実施形態では、軽鎖可変ドメインは、配列番号205と少なくとも約95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含む。一部の実施形態では、軽鎖可変ドメインは、配列番号206と少なくとも約95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含む。
さらに、本明細書中で提供されるのは、配列番号101を含む重鎖可変ドメイン、および配列番号201を含む軽鎖可変ドメインを含む、腫瘍壊死因子様タンパク質1A(TL1A)に結合する抗体またはその抗原結合性断片である。
さらに、本明細書中で提供されるのは、配列番号102を含む重鎖可変ドメイン、および配列番号201を含む軽鎖可変ドメインを含む、腫瘍壊死因子様タンパク質1A(TL1A)に結合する抗体またはその抗原結合性断片である。
さらに、本明細書中で提供されるのは、配列番号103を含む重鎖可変ドメイン、および配列番号202を含む軽鎖可変ドメインを含む、腫瘍壊死因子様タンパク質1A(TL1A)に結合する抗体またはその抗原結合性断片である。
さらに、本明細書中で提供されるのは、配列番号104を含む重鎖可変ドメイン、および配列番号201を含む軽鎖可変ドメインを含む、腫瘍壊死因子様タンパク質1A(TL1A)に結合する抗体またはその抗原結合性断片である。
さらに、本明細書中で提供されるのは、配列番号105を含む重鎖可変ドメイン、および配列番号201を含む軽鎖可変ドメインを含む、腫瘍壊死因子様タンパク質1A(TL1A)に結合する抗体またはその抗原結合性断片である。
さらに、本明細書中で提供されるのは、配列番号103を含む重鎖可変ドメイン、および配列番号201を含む軽鎖可変ドメインを含む、腫瘍壊死因子様タンパク質1A(TL1A)に結合する抗体またはその抗原結合性断片である。
さらに、本明細書中で提供されるのは、配列番号106を含む重鎖可変ドメイン、および配列番号201を含む軽鎖可変ドメインを含む、腫瘍壊死因子様タンパク質1A(TL1A)に結合する抗体またはその抗原結合性断片である。
さらに、本明細書中で提供されるのは、配列番号107を含む重鎖可変ドメイン、および配列番号201を含む軽鎖可変ドメインを含む、腫瘍壊死因子様タンパク質1A(TL1A)に結合する抗体またはその抗原結合性断片である。
さらに、本明細書中で提供されるのは、配列番号108を含む重鎖可変ドメイン、および配列番号202を含む軽鎖可変ドメインを含む、腫瘍壊死因子様タンパク質1A(TL1A)に結合する抗体またはその抗原結合性断片である。
さらに、本明細書中で提供されるのは、配列番号109を含む重鎖可変ドメイン、および配列番号202を含む軽鎖可変ドメインを含む、腫瘍壊死因子様タンパク質1A(TL1A)に結合する抗体またはその抗原結合性断片である。
さらに、本明細書中で提供されるのは、配列番号108を含む重鎖可変ドメイン、および配列番号201を含む軽鎖可変ドメインを含む、腫瘍壊死因子様タンパク質1A(TL1A)に結合する抗体またはその抗原結合性断片である。
さらに、本明細書中で提供されるのは、配列番号109を含む重鎖可変ドメイン、および配列番号201を含む軽鎖可変ドメインを含む、腫瘍壊死因子様タンパク質1A(TL1A)に結合する抗体またはその抗原結合性断片である。
さらに、本明細書中で提供されるのは、配列番号108を含む重鎖可変ドメイン、および配列番号203を含む軽鎖可変ドメインを含む、腫瘍壊死因子様タンパク質1A(TL1A)に結合する抗体またはその抗原結合性断片である。
さらに、本明細書中で提供されるのは、配列番号108を含む重鎖可変ドメイン、および配列番号204を含む軽鎖可変ドメインを含む、腫瘍壊死因子様タンパク質1A(TL1A)に結合する抗体またはその抗原結合性断片である。
さらに、本明細書中で提供されるのは、配列番号107を含む重鎖可変ドメイン、および配列番号204を含む軽鎖可変ドメインを含む、腫瘍壊死因子様タンパク質1A(TL1A)に結合する抗体またはその抗原結合性断片である。
さらに、本明細書中で提供されるのは、配列番号107を含む重鎖可変ドメイン、および配列番号202を含む軽鎖可変ドメインを含む、腫瘍壊死因子様タンパク質1A(TL1A)に結合する抗体またはその抗原結合性断片である。
さらに、本明細書中で提供されるのは、配列番号110を含む重鎖可変ドメイン、および配列番号204を含む軽鎖可変ドメインを含む、腫瘍壊死因子様タンパク質1A(TL1A)に結合する抗体またはその抗原結合性断片である。
さらに、本明細書中で提供されるのは、配列番号111を含む重鎖可変ドメイン、および配列番号201を含む軽鎖可変ドメインを含む、腫瘍壊死因子様タンパク質1A(TL1A)に結合する抗体またはその抗原結合性断片である。
さらに、本明細書中で提供されるのは、配列番号112を含む重鎖可変ドメイン、および配列番号201を含む軽鎖可変ドメインを含む、腫瘍壊死因子様タンパク質1A(TL1A)に結合する抗体またはその抗原結合性断片である。
さらに、本明細書中で提供されるのは、配列番号113を含む重鎖可変ドメイン、および配列番号204を含む軽鎖可変ドメインを含む、腫瘍壊死因子様タンパク質1A(TL1A)に結合する抗体またはその抗原結合性断片である。
さらに、本明細書中で提供されるのは、配列番号114を含む重鎖可変ドメイン、および配列番号201を含む軽鎖可変ドメインを含む、腫瘍壊死因子様タンパク質1A(TL1A)に結合する抗体またはその抗原結合性断片である。
さらに、本明細書中で提供されるのは、配列番号115を含む重鎖可変ドメイン、および配列番号202を含む軽鎖可変ドメインを含む、腫瘍壊死因子様タンパク質1A(TL1A)に結合する抗体またはその抗原結合性断片である。
さらに、本明細書中で提供されるのは、配列番号116を含む重鎖可変ドメイン、および配列番号201を含む軽鎖可変ドメインを含む、腫瘍壊死因子様タンパク質1A(TL1A)に結合する抗体またはその抗原結合性断片である。
さらに、本明細書中で提供されるのは、配列番号117を含む重鎖可変ドメイン、および配列番号201を含む軽鎖可変ドメインを含む、腫瘍壊死因子様タンパク質1A(TL1A)に結合する抗体またはその抗原結合性断片である。
さらに、本明細書中で提供されるのは、配列番号118を含む重鎖可変ドメイン、および配列番号204を含む軽鎖可変ドメインを含む、腫瘍壊死因子様タンパク質1A(TL1A)に結合する抗体またはその抗原結合性断片である。
さらに、本明細書中で提供されるのは、配列番号114を含む重鎖可変ドメイン、および配列番号204を含む軽鎖可変ドメインを含む、腫瘍壊死因子様タンパク質1A(TL1A)に結合する抗体またはその抗原結合性断片である。
さらに、本明細書中で提供されるのは、配列番号102を含む重鎖可変ドメイン、および配列番号204を含む軽鎖可変ドメインを含む、腫瘍壊死因子様タンパク質1A(TL1A)に結合する抗体またはその抗原結合性断片である。
さらに、本明細書中で提供されるのは、配列番号104を含む重鎖可変ドメイン、および配列番号204を含む軽鎖可変ドメインを含む、腫瘍壊死因子様タンパク質1A(TL1A)に結合する抗体またはその抗原結合性断片である。
さらに、本明細書中で提供されるのは、配列番号119を含む重鎖可変ドメイン、および配列番号204を含む軽鎖可変ドメインを含む、腫瘍壊死因子様タンパク質1A(TL1A)に結合する抗体またはその抗原結合性断片である。
さらに、本明細書中で提供されるのは、配列番号119を含む重鎖可変ドメイン、および配列番号201を含む軽鎖可変ドメインを含む、腫瘍壊死因子様タンパク質1A(TL1A)に結合する抗体またはその抗原結合性断片である。
さらに、本明細書中で提供されるのは、配列番号101を含む重鎖可変ドメイン、および配列番号204を含む軽鎖可変ドメインを含む、腫瘍壊死因子様タンパク質1A(TL1A)に結合する抗体またはその抗原結合性断片である。
さらに、本明細書中で提供されるのは、配列番号105を含む重鎖可変ドメイン、および配列番号204を含む軽鎖可変ドメインを含む、腫瘍壊死因子様タンパク質1A(TL1A)に結合する抗体またはその抗原結合性断片である。
さらに、本明細書中で提供されるのは、配列番号120を含む重鎖可変ドメイン、および配列番号204を含む軽鎖可変ドメインを含む、腫瘍壊死因子様タンパク質1A(TL1A)に結合する抗体またはその抗原結合性断片である。
さらに、本明細書中で提供されるのは、配列番号121を含む重鎖可変ドメイン、および配列番号202を含む軽鎖可変ドメインを含む、腫瘍壊死因子様タンパク質1A(TL1A)に結合する抗体またはその抗原結合性断片である。
さらに、本明細書中で提供されるのは、配列番号122を含む重鎖可変ドメイン、および配列番号202を含む軽鎖可変ドメインを含む、腫瘍壊死因子様タンパク質1A(TL1A)に結合する抗体またはその抗原結合性断片である。
さらに、本明細書中で提供されるのは、配列番号122を含む重鎖可変ドメイン、および配列番号204を含む軽鎖可変ドメインを含む、腫瘍壊死因子様タンパク質1A(TL1A)に結合する抗体またはその抗原結合性断片である。
さらに、本明細書中で提供されるのは、配列番号123を含む重鎖可変ドメイン、および配列番号202を含む軽鎖可変ドメインを含む、腫瘍壊死因子様タンパク質1A(TL1A)に結合する抗体またはその抗原結合性断片である。
さらに、本明細書中で提供されるのは、配列番号124を含む重鎖可変ドメイン、および配列番号202を含む軽鎖可変ドメインを含む、腫瘍壊死因子様タンパク質1A(TL1A)に結合する抗体またはその抗原結合性断片である。
さらに、本明細書中で提供されるのは、配列番号125を含む重鎖可変ドメイン、および配列番号205を含む軽鎖可変ドメインを含む、腫瘍壊死因子様タンパク質1A(TL1A)に結合する抗体またはその抗原結合性断片である。
さらに、本明細書中で提供されるのは、配列番号116を含む重鎖可変ドメイン、および配列番号205を含む軽鎖可変ドメインを含む、腫瘍壊死因子様タンパク質1A(TL1A)に結合する抗体またはその抗原結合性断片である。
さらに、本明細書中で提供されるのは、配列番号117を含む重鎖可変ドメイン、および配列番号205を含む軽鎖可変ドメインを含む、腫瘍壊死因子様タンパク質1A(TL1A)に結合する抗体またはその抗原結合性断片である。
さらに、本明細書中で提供されるのは、配列番号126を含む重鎖可変ドメイン、および配列番号205を含む軽鎖可変ドメインを含む、腫瘍壊死因子様タンパク質1A(TL1A)に結合する抗体またはその抗原結合性断片である。
さらに、本明細書中で提供されるのは、配列番号127を含む重鎖可変ドメイン、および配列番号205を含む軽鎖可変ドメインを含む、腫瘍壊死因子様タンパク質1A(TL1A)に結合する抗体またはその抗原結合性断片である。
さらに、本明細書中で提供されるのは、配列番号127を含む重鎖可変ドメイン、および配列番号201を含む軽鎖可変ドメインを含む、腫瘍壊死因子様タンパク質1A(TL1A)に結合する抗体またはその抗原結合性断片である。
さらに、本明細書中で提供されるのは、配列番号121を含む重鎖可変ドメイン、および配列番号201を含む軽鎖可変ドメインを含む、腫瘍壊死因子様タンパク質1A(TL1A)に結合する抗体またはその抗原結合性断片である。
さらに、本明細書中で提供されるのは、配列番号122を含む重鎖可変ドメイン、および配列番号205を含む軽鎖可変ドメインを含む、腫瘍壊死因子様タンパク質1A(TL1A)に結合する抗体またはその抗原結合性断片である。
さらに、本明細書中で提供されるのは、配列番号122を含む重鎖可変ドメイン、および配列番号201を含む軽鎖可変ドメインを含む、腫瘍壊死因子様タンパク質1A(TL1A)に結合する抗体またはその抗原結合性断片である。
さらに、本明細書中で提供されるのは、配列番号122を含む重鎖可変ドメイン、および配列番号206を含む軽鎖可変ドメインを含む、腫瘍壊死因子様タンパク質1A(TL1A)に結合する抗体またはその抗原結合性断片である。
さらに、本明細書中で提供されるのは、配列番号124を含む重鎖可変ドメイン、および配列番号205を含む軽鎖可変ドメインを含む、腫瘍壊死因子様タンパク質1A(TL1A)に結合する抗体またはその抗原結合性断片である。
さらに、本明細書中で提供されるのは、配列番号124を含む重鎖可変ドメイン、および配列番号201を含む軽鎖可変ドメインを含む、腫瘍壊死因子様タンパク質1A(TL1A)に結合する抗体またはその抗原結合性断片である。
さらに、本明細書中で提供されるのは、配列番号128を含む重鎖可変ドメイン、および配列番号205を含む軽鎖可変ドメインを含む、腫瘍壊死因子様タンパク質1A(TL1A)に結合する抗体またはその抗原結合性断片である。
さらに、本明細書中で提供されるのは、配列番号128を含む重鎖可変ドメイン、および配列番号206を含む軽鎖可変ドメインを含む、腫瘍壊死因子様タンパク質1A(TL1A)に結合する抗体またはその抗原結合性断片である。
さらに、本明細書中で提供されるのは、配列番号129を含む重鎖可変ドメイン、および配列番号205を含む軽鎖可変ドメインを含む、腫瘍壊死因子様タンパク質1A(TL1A)に結合する抗体またはその抗原結合性断片である。
さらに、本明細書中で提供されるのは、配列番号130を含む重鎖可変ドメイン、および配列番号205を含む軽鎖可変ドメインを含む、腫瘍壊死因子様タンパク質1A(TL1A)に結合する抗体またはその抗原結合性断片である。
さらに、本明細書中で提供されるのは、配列番号131を含む重鎖可変ドメイン、および配列番号205を含む軽鎖可変ドメインを含む、腫瘍壊死因子様タンパク質1A(TL1A)に結合する抗体またはその抗原結合性断片である。
さらに、本明細書中で提供されるのは、配列番号132を含む重鎖可変ドメイン、および配列番号205を含む軽鎖可変ドメインを含む、腫瘍壊死因子様タンパク質1A(TL1A)に結合する抗体またはその抗原結合性断片である。
さらに、本明細書中で提供されるのは、配列番号133を含む重鎖可変ドメイン、および配列番号205を含む軽鎖可変ドメインを含む、腫瘍壊死因子様タンパク質1A(TL1A)に結合する抗体またはその抗原結合性断片である。
さらに、本明細書中で提供されるのは、配列番号134を含む重鎖可変ドメイン、および配列番号205を含む軽鎖可変ドメインを含む、腫瘍壊死因子様タンパク質1A(TL1A)に結合する抗体またはその抗原結合性断片である。
さらに、本明細書中で提供されるのは、配列番号135を含む重鎖可変ドメイン、および配列番号205を含む軽鎖可変ドメインを含む、腫瘍壊死因子様タンパク質1A(TL1A)に結合する抗体またはその抗原結合性断片である。
さらに、本明細書中で提供されるのは、配列番号132を含む重鎖可変ドメイン、および配列番号201を含む軽鎖可変ドメインを含む、腫瘍壊死因子様タンパク質1A(TL1A)に結合する抗体またはその抗原結合性断片である。
さらに、本明細書中で提供されるのは、配列番号126を含む重鎖可変ドメイン、および配列番号201を含む軽鎖可変ドメインを含む、腫瘍壊死因子様タンパク質1A(TL1A)に結合する抗体またはその抗原結合性断片である。
さらに、本明細書中で提供されるのは、配列番号130を含む重鎖可変ドメイン、および配列番号201を含む軽鎖可変ドメインを含む、腫瘍壊死因子様タンパク質1A(TL1A)に結合する抗体またはその抗原結合性断片である。
さらに、本明細書中で提供されるのは、配列番号501~513のいずれか1つを含む重鎖ドメイン、および配列番号514を含む軽鎖ドメインを含む、腫瘍壊死因子様タンパク質1A(TL1A)に結合する抗体またはその抗原結合性断片である。
別の態様では、本明細書中で提供されるのは、TL1Aに結合する抗体またはその抗原結合性断片であって、(a)配列番号1によって示されるアミノ酸配列を含むHCDR1;(b)配列番号2~5のいずれか1つによって示されるアミノ酸配列を含むHCDR2;および(c)配列番号6~9のいずれか1つによって示されるアミノ酸配列を含むHCDR3を含む重鎖可変領域、ならびに(d)配列番号10によって示されるアミノ酸配列を含むLCDR1;(e)配列番号11によって示されるアミノ酸配列を含むLCDR2;(f)配列番号12~15のいずれか1つによって示されるアミノ酸配列を含むLCDR3を含む軽鎖可変領域;ならびにヒトIgG1と比較して低減した抗体依存性細胞媒介細胞傷害(ADCC)機能および/またはヒトIgG1と比較して低減した補体依存性細胞傷害(CDC)を含む結晶形成断片(Fc)領域を含む抗体またはその抗原結合性断片である。一部の実施形態では、ヒトIgG1は、配列番号320を含む。一部の実施形態では、低減したADCCを含むFc領域のADCC機能は、ヒトIgG1と比較して少なくとも約50%低減している。一部の実施形態では、低減したADCCを含むFc領域のCDC機能は、ヒトIgG1と比較して少なくとも約50%低減している。一部の実施形態では、Fc領域は、Kabatナンバリングによる、(a)297A、297Q、もしくは297D、(b)279F、279K、もしくは279L、(c)228P、(d)235A、235E、235G、235Q、235R、もしくは235S、(e)237A、237E、237K、237N、もしくは237R、(f)234A、234V、もしくは234F、(g)233P、(h)328A、(i)327Qもしくは327T、(j)329A、329G、329Y、(k)331S、(l)236Fもしくは236R、(m)238A、238E、238G、238H、238I、238V、238W、もしくは238Y、(n)248A、(o)254D、254E、254G、254H、254I、254N、254P、254Q、254T、もしくは254V、(p)255N、(q)256H、256K、256R、もしくは256V、(r)264S、(s)265H、265K、265S、265Y、もしくは265A、(t)267G、267H、267I、もしくは267K、(u)268K、(v)269Nもしくは269Q、(w)270A、270G、270M、もしくは270N、(x)271T、(y)272N、(z)292E、292F、292G、もしくは292I、(aa)293S、(bb)301W、(cc)304E、(dd)311E、311G、もしくは311S、(ee)316F、(ff)328V、(gg)330R、(hh)339Eもしくは339L、(ii)343Iもしくは343V、(jj)373A、373G、もしくは373S、(kk)376E、376W、もしくは376Y、(ll)380D、(mm)382Dもしくは382P、(nn)385P、(oo)424H、424M、もしくは424V、(pp)434I、(qq)438G、(rr)439E、439H、もしくは439Q、(ss)440A、440D、440E、440F、440M、440T、もしくは440V、(tt)E233P、(uu)L235E、(vv)L234AおよびL235A、(ww)L234A、L235A、およびG237A、(xx)L234A、L235A、およびP329G、(yy)L234F、L235E、およびP331S、(zz)L234A、L235E、およびG237A、(aaa)L234A、L235E、G237A、およびP331S、(bbb)L234A、L235A、G237A、P238S、H268A、A330S、およびP331S(IgG1σ)、(ccc)L234A、L235A、およびP329A、(ddd)G236RおよびL328R、(eee)G237A、(fff)F241A、(ggg)V264A、(hhh)D265A、(iii)D265AおよびN297A、(jjj)D265AおよびN297G、(kkk)D270A、(lll)A330L、(mmm)P331AもしくはP331S、または(nnn)(a)~(uu)の任意の組合せを含むヒトIgG1を含む。一部の実施形態では、抗体または抗原結合性断片は、Kabatナンバリングによる、(a)S228PおよびL235E、または(b)S228P、F234A、およびL235Aを含む、(i)ヒトIgG4 Fc領域または(ii)ヒトIgG4 Fc領域を含む。一部の実施形態では、抗体または抗原結合性断片は、ヒトIgG2 Fc領域;IgG2-IgG4クロス-サブクラスFc領域;IgG2-IgG3クロス-サブクラスFc領域;H268Q、V309L、A330S、P331S(IgG2m4)を含むIgG2;またはV234A、G237A、P238S、H268A、V309L、A330S、P331S(IgG2σ)を含むIgG2を含む。一部の実施形態では、抗体または抗原結合性断片は、高マンノースグリコシル化を含むヒトFc領域を含む。一部の実施形態では、Fc領域は、Kabatナンバリングによる、297A、297Q、297D、279F、279K、279L、228P、235A、235E、235G、235Q、235R、235S、237A、237E、237K、237N、237R、268K、269N、269Q、270A、270G、270M、270N、424H、424M、および424Vから選択される置換を有するヒトIgG1を含む。一部の実施形態では、Fc領域は、Kabatナンバリングによる、271T、272N、292E、292F、292G、292I、293S、301W、304E、311E、311G、311S、255N、256H、256K、256R、256V、316F、328V、330R、339E、339L、343I、343V、373A、373G、373S、376E、376W、376Y、380D、382D、382P、385P、234A、234V、234F、233P、328A、327Q、および327Tから選択される置換を有するヒトIgG1を含む。一部の実施形態では、Fc領域は、Kabatナンバリングによる、329A、329G、329Y、331S、236F、236R、238A、238E、238G、238H、238I、238V、238W、238Y、248A、254D、254E、254G、254H、254I、254N、254P、254Q、254T、254V、264S、265H、265K、265S、265Y、265A、267G、267H、267I、267K、434I、438G、439E、439H、439Q、440A、440D、440E、440F、440M、440T、および440Vから選択される置換を有するヒトIgG1を含む。一部の実施形態では、抗体または抗原結合性断片は、配列番号320~362のいずれか1つと少なくとも約90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含む。一部の実施形態では、HCDR1は配列番号1を含む。一部の実施形態では、HCDR2は配列番号2を含む。一部の実施形態では、HCDR2は配列番号3を含む。一部の実施形態では、HCDR2は配列番号4を含む。一部の実施形態では、HCDR2は配列番号5を含む。一部の実施形態では、HCDR3は配列番号6を含む。一部の実施形態では、HCDR3は配列番号7を含む。一部の実施形態では、HCDR3は配列番号8を含む。一部の実施形態では、HCDR3は配列番号9を含む。一部の実施形態では、LCDR1は配列番号10を含む。一部の実施形態では、LCDR2は配列番号11を含む。一部の実施形態では、LCDR3は配列番号12を含む。一部の実施形態では、LCDR3は配列番号13を含む。一部の実施形態では、LCDR3は配列番号14を含む。一部の実施形態では、LCDR3は配列番号15を含む。
別の態様では、本明細書中で提供されるのは、TL1Aに結合する抗体またはその抗原結合性断片であって、(a)配列番号1によって示されるアミノ酸配列を含むHCDR1;(b)配列番号2~5のいずれか1つによって示されるアミノ酸配列を含むHCDR2;および(c)配列番号6~9のいずれか1つによって示されるアミノ酸配列を含むHCDR3を含む重鎖可変領域、ならびに(d)配列番号10によって示されるアミノ酸配列を含むLCDR1;(e)配列番号11によって示されるアミノ酸配列を含むLCDR2;および(f)配列番号12~15のいずれか1つによって示されるアミノ酸配列を含むLCDR3を含む軽鎖可変領域を含む抗体またはその抗原結合性断片である。一部の実施形態では、重鎖可変領域は、ヒトIGHV1-46*02フレームワークまたは改変ヒトIGHV1-46*02フレームワークを含む。一部の実施形態では、軽鎖可変フレームワーク領域は、ヒトIGKV3-20フレームワークまたは改変ヒトIGKV3-20フレームワークを含む。一部の実施形態では、重鎖可変領域は、Kabatナンバリングによる、以下のアミノ酸:1E、45K、47R、55I、78A、80I、82T、89A、91Lの1つまたは複数を含む。一部の実施形態では、重鎖可変領域は1Eを含む。一部の実施形態では、重鎖可変領域は45Kを含む。一部の実施形態では、重鎖可変領域は47Rを含む。一部の実施形態では、重鎖可変領域は55Iを含む。一部の実施形態では、重鎖可変領域は78Aを含む。一部の実施形態では、重鎖可変領域は80Iを含む。一部の実施形態では、重鎖可変領域は82Tを含む。一部の実施形態では、重鎖可変領域は89Aを含む。一部の実施形態では、重鎖可変領域は91Lを含む。一部の実施形態では、軽鎖可変領域は、Kabatナンバリングによる、以下のアミノ酸:54Pおよび55Wのうちの1つまたは複数を含む。一部の実施形態では、軽鎖可変領域は54Pを含む。一部の実施形態では、軽鎖可変領域は55Wを含む。一部の実施形態では、HCDR2は配列番号2を含む。一部の実施形態では、HCDR2は配列番号3を含む。一部の実施形態では、HCDR2は配列番号4を含む。一部の実施形態では、HCDR2は配列番号5を含む。一部の実施形態では、HCDR3は配列番号6を含む。一部の実施形態では、HCDR3は配列番号7を含む。一部の実施形態では、HCDR3は配列番号8を含む。一部の実施形態では、HCDR3は配列番号9を含む。一部の実施形態では、LCDR3は配列番号12を含む。一部の実施形態では、LCDR3は配列番号13を含む。一部の実施形態では、LCDR3は配列番号14を含む。一部の実施形態では、LCDR3は配列番号15を含む。
一部の実施形態では、本明細書中に記載される抗体または抗原結合性断片は、Kabatナンバリングによる、(a)297A、297Q、もしくは297D、(b)279F、279K、もしくは279L、(c)228P、(d)235A、235E、235G、235Q、235R、もしくは235S、(e)237A、237E、237K、237N、もしくは237R、(f)234A、234V、もしくは234F、(g)233P、(h)328A、(i)327Qもしくは327T、(j)329A、329G、329Y、(k)331S、(l)236Fもしくは236R、(m)238A、238E、238G、238H、238I、238V、238W、もしくは238Y、(n)248A、(o)254D、254E、254G、254H、254I、254N、254P、254Q、254T、もしくは254V、(p)255N、(q)256H、256K、256R、もしくは256V、(r)264S、(s)265H、265K、265S、265Y、もしくは265A、(t)267G、267H、267I、もしくは267K、(u)268K、(v)269Nもしくは269Q、(w)270A、270G、270M、もしくは270N、(x)271T、(y)272N、(z)292E、292F、292G、もしくは292I、(aa)293S、(bb)301W、(cc)304E、(dd)311E、311G、もしくは311S、(ee)316F、(ff)328V、(gg)330R、(hh)339Eもしくは339L、(ii)343Iもしくは343V、(jj)373A、373G、もしくは373S、(kk)376E、376W、もしくは376Y、(ll)380D、(mm)382Dもしくは382P、(nn)385P、(oo)424H、424M、もしくは424V、(pp)434I、(qq)438G、(rr)439E、439H、もしくは439Q、(ss)440A、440D、440E、440F、440M、440T、もしくは440V、(tt)E233P、(uu)L235E、(vv)L234AおよびL235A、(ww)L234A、L235A、およびG237A、(xx)L234A、L235A、およびP329G、(yy)L234F、L235E、およびP331S、(zz)L234A、L235E、およびG237A、(aaa)L234A、L235E、G237A、およびP331S、(bbb)L234A、L235A、G237A、P238S、H268A、A330S、およびP331S(IgG1σ)、(ccc)L234A、L235A、およびP329A、(ddd)G236RおよびL328R、(eee)G237A、(fff)F241A、(ggg)V264A、(hhh)D265A、(iii)D265AおよびN297A、(jjj)D265AおよびN297G、(kkk)D270A、(lll)A330L、(mmm)P331AもしくはP331S、または(nnn)(a)~(uu)の任意の組合せを含むヒトIgG1 Fc領域を含む。一部の実施形態では、本明細書中の抗体または抗原結合性断片は、Kabatナンバリングによる、(a)S228PおよびL235E、または(b)S228P、F234A、およびL235Aを含む、(i)ヒトIgG4 Fc領域または(ii)ヒトIgG4 Fc領域を含む。一部の実施形態では、本明細書中の抗体または抗原結合性断片は、ヒトIgG2 Fc領域;IgG2-IgG4クロス-サブクラスFc領域;IgG2-IgG3クロス-サブクラスFc領域;H268Q、V309L、A330S、P331S(IgG2m4)を含むIgG2;またはV234A、G237A、P238S、H268A、V309L、A330S、P331S(IgG2σ)を含むIgG2を含む。一部の実施形態では、本明細書中の抗体または抗原結合性断片は、高マンノースグリコシル化を含むヒトFc領域を含む。一部の実施形態では、本明細書中に記載される抗体または抗原結合性断片のいずれかは、ヒトIgG4 Fc領域を含む。
一部の実施形態では、本明細書中に記載される抗体または抗原結合性断片は、Kabatナンバリングによる、297A、297Q、297D、279F、279K、279L、228P、235A、235E、235G、235Q、235R、235S、237A、237E、237K、237N、237R、268K、269N、269Q、270A、270G、270M、270N、424H、424M、および424Vから選択される置換を有するヒトIgG1を含む。一部の実施形態では、本明細書中に記載される抗体または抗原結合性断片は、Kabatナンバリングによる、271T、272N、292E、292F、292G、292I、293S、301W、304E、311E、311G、311S、255N、256H、256K、256R、256V、316F、328V、330R、339E、339L、343I、343V、373A、373G、373S、376E、376W、376Y、380D、382D、382P、385P、234A、234V、234F、233P、328A、327Q、および327Tから選択される置換を有するヒトIgG1を含む。一部の実施形態では、本明細書中に記載される抗体または抗原結合性断片は、Kabatナンバリングによる、329A、329G、329Y、331S、236F、236R、238A、238E、238G、238H、238I、238V、238W、238Y、248A、254D、254E、254G、254H、254I、254N、254P、254Q、254T、254V、264S、265H、265K、265S、265Y、265A、267G、267H、267I、267K、434I、438G、439E、439H、439Q、440A、440D、440E、440F、440M、440T、および440Vから選択される置換を有するヒトIgG1を含む。
一部の実施形態では、本明細書中に記載される抗体または抗原結合性断片は、配列番号320~362のいずれか1つと少なくとも約90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含むFc領域を含む。
一部の実施形態では、本明細書中に記載される抗体または抗原結合性断片は、サイズ排除クロマトグラフィーによって決定される少なくとも約80%のモノマー画分を含む。一部の実施形態では、本明細書中に記載される抗体または抗原結合性断片は、少なくとも約85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、または99%のモノマー画分を含む。一部の実施形態では、サイズ排除クロマトグラフィーは、精製された抗体または抗原結合性断片を、サイズ排除カラムに注入することを含み、抗体または抗原結合性断片は、プロテインAによって精製される。一部の実施形態では、抗体または抗原結合性断片は、実施例2に記載されるように精製される。一部の実施形態では、抗体または抗原結合性断片は、実施例2に記載される条件下で発現される。一部の実施形態では、サイズ排除クロマトグラフィーカラムは、4.6mmの内径を有する。一部の実施形態では、サイズ排除クロマトグラフィーカラムは、150mmの全長を有する。一部の実施形態では、サイズ排除クロマトグラフィーカラムは、200Åの細孔サイズを有する。一部の実施形態では、サイズ排除クロマトグラフィーカラムは、1.7マイクロメートルの粒子サイズを有する。一部の実施形態では、サイズ排除クロマトグラフィーカラムは、ACQUITY UPLC BEH200 SECカラムである。一部の実施形態では、抗体または抗原結合性断片は、15μLの総体積にて注入される。一部の実施形態では、抗体または抗原結合性断片は、約0.1μg/μL~約1.0μg/μLの濃度にて注入される。一部の実施形態では、サイズ排除クロマトグラフィーは、Shimadzu UPLC機器で実行される。一部の実施形態では、サイズ排除クロマトグラフィーは、0.2mL/分の流速にて実行される。一部の実施形態では、サイズ排除クロマトグラフィーは、30℃のカラムオーブン温度にて実行される。一部の実施形態では、モノマーのパーセンテージは、Shimadzuソフトウェアを使用して算出される。一部の実施形態では、サイズ排除クロマトグラフィーは、実施例2に記載されるように実行される。
一部の実施形態では、本明細書中に記載される抗体または抗原結合性断片は、少なくとも約20μg/総抗体mlを発現する。一部の実施形態では、本明細書中に記載される抗体または抗原結合性断片は、約20μg/総抗体ml~70μg/総抗体mLを発現する。一部の実施形態では、抗体または抗原結合性断片は、FreeStyle 293-F細胞内で発現される。一部の実施形態では、抗体または抗原結合性断片は、実施例2に記載されるように発現される。一部の実施形態では、抗体または抗原結合性断片の発現レベルは、酵素結合免疫吸着検定法(ELISA)を使用して定量化される。一部の実施形態では、ELISAは、基質の表面を、ヒト抗体またはヒト化抗体に結合する捕捉抗体でコーティングすることと、抗体または抗原結合性断片を基質にアプライすることと、基質に、ヒト抗体またはヒト化抗体に結合する第2の抗体をアプライすることとを含む。一部の実施形態では、捕捉抗体は、抗カッパ抗体を含む。一部の実施形態では、第2の抗体は、抗Fc抗体を含む。一部の実施形態では、ELISAは、実施例2に記載されるように実行される。
さらに、本明細書中で提供されるのは、それを必要とする対象において炎症性腸疾患(IBD)を処置する方法であって、前記対象に、本明細書中に記載される抗体または抗原結合性断片を投与することを含む方法である。一部の実施形態では、IBDはクローン病を含む。一部の実施形態では、IBDは潰瘍性大腸炎を含む。
腫瘍壊死因子様タンパク質1A(TL1A)は、CD8(+)細胞傷害性T細胞、ならびにTh1細胞、Th2細胞、およびTh17細胞の増殖およびエフェクター機能を、TCR刺激の存在下で刺激する炎症誘発性分子である。TL1Aは、炎症性腸疾患(IBD)、例えばクローン病(CD)および潰瘍性大腸炎の進行および重症度と関連してきた。TL1Aは、自然免疫応答および適応免疫応答の橋渡しをすることによってIBDの病因に関係していると考えられており、Th1、Th2、およびTh17エフェクター細胞機能、ならびに炎症を起こした組織のT細胞蓄積および免疫病理学を増大させることによって、適応免疫を調節している。TL1Aは、腸管炎症および腸管線維症の双方と関連する標的であり、このことは、UCにおける第2a相臨床試験において臨床的に証明された。また、前臨床ヒト遺伝的関連データは、TL1AがCDにおける潜在的治療標的であることを示唆している。本開示は、TL1Aに対する最適化された抗体を記載しており、IBDの処置のための新規の治療法を提供する。本明細書中に記載される抗TL1A抗体は、TL1A発現の増大の傾向がある、中程度~重度のIBD患者について、転帰を実質的に向上させ得る。一例として、患者は、参照レベル(例えば、IBDを患っていない対象由来)と比較した、患者におけるTL1Aの発現の増大に基づいて、本明細書中の抗TL1A抗体による処置について選択される。患者は、遺伝子型分析アッセイによって判定されるTL1A発現の増大と関連する遺伝子型の存在を判定するために、TL1A発現の増大について選択されてもよい。TL1A(腫瘍壊死因子リガンドスーパーファミリーメンバー15(TNFSF15))、およびTL1Aをコードする核酸が、Entrez Gene:9966;UniProtKB:O95150によって示されるように提供される。したがって、本開示はさらに、本明細書中に記載される抗体により、TL1A発現が増大している対象を処置する方法を提供する。
抗体
一態様では、本明細書中で提供されるのは、抗体および抗原結合性断片である。一部の実施形態では、抗体は、抗体の抗原性決定可変領域を有する抗体の部分を指す抗原結合性断片を含む。抗原結合性断片の例は、以下に限定されないが、Fab、Fab’、F(ab’)2、およびFv断片、直鎖状抗体、単鎖抗体、ならびに抗体断片から形成される多重特異性抗体を含む。一部の実施形態では、抗体は、免疫グロブリン分子であって、免疫グロブリン分子の可変領域内の少なくとも1つの抗原認識部位により、標的、例えば、タンパク質、ポリペプチド、ペプチド、炭水化物、ポリヌクレオチド、脂質、または前述のものの組合せを認識して、これに特異的に結合する免疫グロブリン分子を指す。一部の実施形態では、抗体は、抗体が所望の生物活性を示す限り、インタクトポリクローナル抗体、インタクトモノクローナル抗体、抗体断片(例えば、Fab、Fab’、F(ab’)2、およびFv断片)、単鎖Fv(scFv)ミュータント、CDRグラフト抗体、多重特異性抗体、キメラ抗体、ヒト化抗体、ヒト抗体、抗体の抗原決定部分を含む融合タンパク質、および抗原認識部位を含む他のあらゆる改変免疫グロブリン分子を含む。抗体は、免疫グロブリンの5つの主要なクラスのいずれかのものであり得る:アルファ、デルタ、イプシロン、ガンマ、およびミューと称される重鎖定常ドメインの同一性に基づいて、それぞれ、IgA、IgD、IgE、IgG、およびIgM、またはそれらのサブクラス(アイソタイプ)(例えば、IgG1、IgG2、IgG3、IgG4、IgA1、およびIgA2)。免疫グロブリンの異なるクラスは、周知の異なるサブユニット構造および三次元立体配置を有する。抗体は、裸であってもよいし、他の分子、例えば、毒素、放射性同位体その他にコンジュゲートしていてもよい。
一部の実施形態では、ヒト化抗体は、最小の非ヒト(例えばマウス)配列を含有する、特定の免疫グロブリン鎖、キメラ免疫グロブリン、またはそれらの断片を有する非ヒト(例えば、マウス)抗体の形態を指す。非限定的な例では、ヒト化抗体は、可変領域内に約40%未満の非ヒト配列を含む。場合によっては、ヒト化抗体は、全長抗体配列内に約20%未満の非ヒト配列を含む。更なる非限定的な例では、ヒト化抗体は、重鎖可変領域および軽鎖可変領域の各々のフレームワーク領域内に約20%未満の非ヒト配列を含む。例えば、ヒト化抗体は、重鎖可変領域および軽鎖可変領域の各々のフレームワーク領域内に約20%、19%、18%、17%、16%、15%、14%、13%、12%、11%、10%、9%、8%、7%、6%、5%、4%、3%、2%、または1%未満の非ヒト配列を含む。別の例として、ヒト化抗体は、重鎖可変領域および軽鎖可変領域の各々のフレームワーク領域内に約15、14、13、12、11、10、9、8、7、6、5、4、3、2、もしくは1個またはそれ未満の非ヒト配列を含む。場合によっては、ヒト化抗体は、相補性決定領域(CDR)由来の残基が、所望の特異性、親和性、および能力を有する非ヒト種(例えば、マウス、ラット、ウサギ、ハムスター)のCDR由来の残基によって置換されているヒト免疫グロブリンである。これらのヒト化抗体は、1つまたは複数の非ヒト種突然変異を含有してもよく、例えば、重鎖は、フレームワーク領域内に約1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、または15個の非ヒト種突然変異を含み、軽鎖は、フレームワーク領域内に約1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、または15個の非ヒト種突然変異を含む。ヒト化重鎖可変ドメインは、アミノ酸突然変異がないか、または約10、9、8、7、6、5、4、3、2、もしくは1個未満のアミノ酸突然変異を有するIGHV1-46*02フレームワークを含んでもよい。ヒト化軽鎖可変ドメインは、アミノ酸突然変異がないか、または約10、9、8、7、6、5、4、3、2、もしくは1個未満のアミノ酸突然変異を有するIGKV3-20フレームワークを含んでもよい。
一部の実施形態では、キメラ抗体は、免疫グロブリン分子の配列が2つ以上の種に由来する抗体を指す。非限定の例として、軽鎖および重鎖双方の可変領域は、所望の特異性、親和性、および能力を有する、哺乳動物(例えば、マウス、ラット、ウサギその他)の1つの種に由来する抗体の可変領域に相当する一方、定常領域は、その種において免疫応答を誘発することを回避するために、別の種(通常ヒト)に由来する抗体内の配列と相同である。
「超可変領域」または「HVR」と同義の用語「相補性決定領域」および「CDR」は、当技術分野において、抗原特異性および/または結合親和性を付与する、抗体可変領域内のアミノ酸の非連続配列を指すことが知られている。一般に、各重鎖可変領域内に3つのCDR(CDR-H1、CDR-H2、CDR-H3)、各軽鎖可変領域内に3つのCDR(CDR-L1、CDR-L2、CDR-L3)が存在する。「フレームワーク領域」および「FR」は、当技術分野において、重鎖および軽鎖の可変領域の非CDR部分を指すことが知られている。一般に、各全長重鎖可変領域内に4つのFR(FR-H1、FR-H2、FR-H3、およびFR-H4)、各全長軽鎖可変領域内に4つのFR(FR-L1、FR-L2、FR-L3、およびFR-L4)が存在する。所与のCDRまたはFRの正確なアミノ酸配列境界は、Kabatら(1991年)、「Sequences of Proteins of Immunological Interest」、第5版 Public Health Service、National Institutes of Health、Bethesda、MD(「Kabat」ナンバリングスキーム)、Al-Lazikaniら(1997年)JMB 273巻、927~948頁(「Chothia」ナンバリングスキーム);MacCallumら、J.Mol.Biol.262:732~745頁(1996年)、「Antibody-antigen interactions:Contact analysis and binding site topography」、J.Mol.Biol.262巻、732~745頁」(「Contact」ナンバリングスキーム);Lefranc MPら、「IMGT unique numbering for immunoglobulin and T cell receptor variable domains and Ig superfamily V-like domains」、Dev Comp Immunol、2003年1月;27巻(1号):55~77頁(「IMGT」ナンバリングスキーム);Honegger AおよびPluckthun A、「Yet another numbering scheme for immunoglobulin variable domains:an automatic modeling and analysis tool」、J Mol Biol、2001年6月8日;309巻(3号):657~70頁(「Aho」ナンバリングスキーム);ならびにWhitelegg NRおよびRees AR、「WAM:an improved algorithm for modelling antibodies on the WEB」、Protein Eng.2000年12月;13巻(12号):819~24頁(「AbM」ナンバリングスキームによって記載されるものを含むいくつかの周知のスキームのいずれを使用しても容易に決定することができる。ある特定の実施形態では、本明細書中に記載される抗体のCDRは、Kabat、Chothia、IMGT、Aho、AbM、またはそれらの組合せから選択される方法によって定義することができる。
一部の実施形態では、タンパク質に特異的に結合する抗体は、当該抗体が、当該タンパク質に対して、無関係なタンパク質を含む他の物質に対してよりも高頻度で、迅速に、長い期間、大きな親和性で、または上述のいくつかの組合せで反応するか、または会合することを示す。
一部の実施形態では、用語「ポリペプチド」、「ペプチド」、および「タンパク質」は、あらゆる長さのアミノ酸のポリマーを指すのに、本明細書中で互換的に使用される。ポリマーは、直鎖状であっても分枝状であってもよいし、改変アミノ酸を含んでもよいし、非アミノ酸によって中断されていてもよい。当該用語はまた、自然に、あるいは干渉;例えば、ジスルフィド結合形成、グリコシル化、脂質化、アセチル化、リン酸化、または他のあらゆる操作もしくは改変、例えば、別のポリペプチドとの融合、および/もしくは、例えば標識化構成要素とのコンジュゲーションによって改変されているアミノ酸ポリマーを包含する。また、定義内に含まれるのは、例えば、アミノ酸の1つまたは複数のアナログ、ならびに当技術分野において知られている他の改変を含有するポリペプチド(例えば、非天然のアミノ酸その他)がある。
一部の実施形態では、本明細書中に記載される抗体等のタンパク質は、疎水性アミノ酸を含む。非限定的な例示的な疎水性アミノ酸は、グリシン(Gly)、プロリン(Pro)、フェニルアラニン(Phe)、アラニン(Ala)、イソロイシン(Ile)、ロイシン(Leu)、およびバリン(Val)を含む。一部の実施形態では、本明細書中に記載される抗体等のタンパク質は、親水性アミノ酸を含む。非限定的な例示的な親水性アミノ酸は、セリン(Ser)、トレオニン(Thr)、アスパラギン酸(Asp)、グルタミン酸(Glu)、システイン(Cys)、アスパラギン(Asn)、グルタミン(Gln)、アルギニン(Arg)、およびヒスチジン(His)を含む。一部の実施形態では、本明細書中に記載される抗体等のタンパク質は、両親媒性アミノ酸を含む。非限定的な例示的な両親媒性アミノ酸は、リシン(Lys)、トリプトファン(Trp)、チロシン(Tyr)、およびメチオニン(Met)を含む。一部の実施形態では、本明細書中に記載される抗体等のタンパク質は、脂肪族アミノ酸を含む。非限定的な例示的な脂肪族アミノ酸は、アラニン(Ala)、イソロイシン(Ile)、ロイシン(Leu)、およびバリン(Val)を含む。一部の実施形態では、本明細書中に記載される抗体等のタンパク質は、芳香族アミノ酸を含む。非限定的な例示的な芳香族アミノ酸は、フェニルアラニン(Phe)、トリプトファン(Trp)、およびチロシン(Tyr)を含む。一部の実施形態では、本明細書中に記載される抗体等のタンパク質は、酸性アミノ酸を含む。非限定的な例示的な酸性アミノ酸は、アスパラギン酸(Asp)およびグルタミン酸(Glu)を含む。一部の実施形態では、本明細書中に記載される抗体等のタンパク質は、塩基性アミノ酸を含む。非限定的な例示的な塩基性アミノ酸は、アルギニン(Arg)、ヒスチジン(His)、およびリシン(Lys)を含む。一部の実施形態では、本明細書中に記載される抗体等のタンパク質は、ヒドロキシルアミノ酸を含む。非限定的な例示的なヒドロキシルアミノ酸は、セリン(Ser)およびトレオニン(Thr)を含む。一部の実施形態では、本明細書中に記載される抗体等のタンパク質は、硫黄含有アミノ酸を含む。非限定的な例示的な硫黄含有アミノ酸は、システイン(Cys)およびメチオニン(Met)を含む。一部の実施形態では、本明細書中に記載される抗体等のタンパク質は、アミドアミノ酸を含む。非限定的な例示的なアミドアミノ酸は、アスパラギン(Asn)およびグルタミン(Gln)を含む。
一部の実施形態では、本明細書中で互換的に使用される「ポリヌクレオチド」または「核酸」は、あらゆる長さのヌクレオチドのポリマーを指し、DNAおよびRNAを含む。ヌクレオチドは、デオキシリボヌクレオチド、リボヌクレオチド、改変ヌクレオチドもしくは塩基、および/またはそれらのアナログ、あるいはDNAポリメラーゼまたはRNAポリメラーゼによってポリマー中に組み込むことができるあらゆる基質であり得る。ポリヌクレオチドは、改変ヌクレオチド、例えば、以下に限定されないが、メチル化されたヌクレオチドおよびそのアナログを含んでもよいし、非ヌクレオチド構成要素を含んでもよい。ヌクレオチド構造への改変は、ポリマーのアセンブリの前に与えられても後に与えられてもよい。ポリヌクレオチドは、重合の後に、例えば標識化構成要素とのコンジュゲーションによって、さらに改変されてもよい。
参照ポリペプチド配列に対する配列同一性パーセント(%)は、あらゆる保存的置換を配列同一性の一部と考えずに、最大配列同一性パーセントを達成するように配列をアラインして、必要に応じてギャップを導入した後の、参照ポリペプチド配列内のアミノ酸残基と同一である候補配列内のアミノ酸残基のパーセンテージである。アミノ酸配列同一性パーセントを判定するためのアラインメントは、例えば、BLAST、BLAST-2、ALIGN、またはMegalign(DNASTAR)ソフトウェア等の公開されているコンピューターソフトウェアを使用する、知られている種々の方法により達成することができる。比較されることとなる配列の全長にわたって最大アラインメントを達成するのに必要なアルゴリズムを含む、配列をアラインするのに適切なパラメーターを決定することができる。しかしながら、本明細書中の目的のために、アミノ酸配列同一性%値は、配列比較コンピュータープログラムALIGN-2を使用して生成される。ALIGN-2配列比較コンピュータープログラムは、Genentech,Inc.によって作られ、ソースコードは、U.S.Copyright Office,Washington D.C.,20559においてユーザードキュメンテーションと共にファイルされており、U.S.Copyright Registration No.TXU510087の下で登録されている。ALIGN-2プログラムは、Genentech,Inc.,South San Francisco,Calif.から公開されており、またはソースコードからコンパイルされてもよい。ALIGN-2プログラムは、デジタルUNIX V4.0Dを含むUNIXオペレーティングシステムでの使用のためにコンパイルされるべきである。すべての配列比較パラメーターは、ALIGN-2プログラムによって設定されて、変化しない。
ALIGN-2がアミノ酸配列比較に使用される状況において、所与のアミノ酸配列Bとの(to)、それに関する(with)、またはそれに対する(against)、所与のアミノ酸配列Aのアミノ酸配列同一性%(あるいは、所与のアミノ酸配列Bとの(to)、それに関する(with)、またはそれに対する(against)、特定のアミノ酸配列同一性%を有するまたは含む所与のアミノ酸配列Aと表すことができる)は、以下のように算出される:100×X/Y(式中、Xは、AおよびBのプログラムアラインメントにおける、配列アラインメントプログラムALIGN-2によって同一のマッチとしてスコア化されたアミノ酸残基の数であり、Yは、B内のアミノ酸残基の総数である)。勿論、アミノ酸配列Aの長さがアミノ酸配列Bの長さと等しくない場合、Bに対するAのアミノ酸配列同一性%は、Aに対するBのアミノ酸配列同一性%に等しくない。特にそうでないと述べられていない限り、本明細書中で使用されるすべてのアミノ酸配列同一性%値は、直前の段落において記載されるように、ALIGN-2コンピュータープログラムを使用して得られる。
一部の実施形態では、用語「約」は、述べられた量の10%の範囲内を意味する。例えば、参照可変領域に対して約80%の同一性を含む抗体可変領域は、参照可変領域に対して72%~88%の同一性を含み得る。
ある特定の態様では、TL1Aに特異的に結合する抗体(Entrez Gene:9966;UniProtKB:O95150)が、本明細書中に記載されている。一部の実施形態では、抗体は、可溶性のTL1Aに特異的に結合する。一部の実施形態では、抗体は、膜結合TL1Aに特異的に結合する。一部の実施形態では、4つの重鎖フレームワーク領域(HCFR)および3つの重鎖相補性決定領域(HCDR):HCFR1、HCDR1、HCFR2、HCDR2、HCFR3、HCDR3、およびHCFR4を含む重鎖;ならびに4つの軽鎖フレームワーク領域(LCFR)および3つの軽鎖相補性決定領域(LCDR):LCFR1、LCDR1、LCFR2、LCDR2、LCFR3、LCDR3、およびLCFR4を含む軽鎖を有する抗TL1A抗体が提供される。抗TL1A抗体は、例えば、表6~表11、実施例、および配列に記載されている、本明細書中で提供されるあらゆる領域を含んでもよい。
例示的な抗TL1A CDR
ある特定の実施形態では、抗TL1A抗体は、配列番号1によって示されるHCDR1を含む。ある特定の実施形態では、抗TL1A抗体は、配列番号2~5のいずれか1つによって示されるHCDR2を含む。ある特定の実施形態では、抗TL1A抗体は、配列番号6~9のいずれか1つによって示されるHCDR3を含む。ある特定の実施形態では、抗TL1A抗体は、配列番号10によって示されるLCDR1を含む。ある特定の実施形態では、抗TL1A抗体は、配列番号11によって示されるLCDR2を含む。ある特定の実施形態では、抗TL1A抗体は、配列番号12~15のいずれか1つによって示されるLCDR3を含む。
ある特定の実施形態では、抗TL1A抗体は、表6から選択されるHCDR1、HCDR2、HCDR3、LCDR1、LCDR2、LCDR3を含む。ある特定の実施形態では、抗TL1A抗体は、表10に示す抗体Aに示すCDRを含む。ある特定の実施形態では、抗TL1A抗体は、表10に示す抗体Bに示すCDRを含む。ある特定の実施形態では、抗TL1A抗体は、表10に示す抗体Cに示すCDRを含む。ある特定の実施形態では、抗TL1A抗体は、表10に示す抗体Dに示すCDRを含む。ある特定の実施形態では、抗TL1A抗体は、表10に示す抗体Eに示すCDRを含む。ある特定の実施形態では、抗TL1A抗体は、表10に示す抗体Fに示すCDRを含む。ある特定の実施形態では、抗TL1A抗体は、表10に示す抗体Gに示すCDRを含む。ある特定の実施形態では、抗TL1A抗体は、表10に示す抗体Hに示すCDRを含む。ある特定の実施形態では、抗TL1A抗体は、表10に示す抗体A2に示すCDRを含む。ある特定の実施形態では、抗TL1A抗体は、表10に示す抗体B2に示すCDRを含む。ある特定の実施形態では、抗TL1A抗体は、表10に示す抗体C2に示すCDRを含む。ある特定の実施形態では、抗TL1A抗体は、表10に示す抗体D2に示すCDRを含む。ある特定の実施形態では、抗TL1A抗体は、表10に示す抗体E2に示すCDRを含む。ある特定の実施形態では、抗TL1A抗体は、表10に示す抗体F2に示すCDRを含む。ある特定の実施形態では、抗TL1A抗体は、表10に示す抗体G2に示すCDRを含む。ある特定の実施形態では、抗TL1A抗体は、表10に示す抗体H2に示すCDRを含む。ある特定の実施形態では、抗TL1A抗体は、表10に示す抗体Iに示すCDRを含む。ある特定の実施形態では、抗TL1A抗体は、表10に示す抗体I2に示すCDRを含む。
ある特定の実施形態では、抗TL1A抗体は、表1中の抗体のいずれか1つに示すCDRを含む。ある特定の実施形態では、抗TL1A抗体は、抗体A217において示すCDRを含み、当該CDRは、Kabat法、Chothia法、またはIMGT法によって定義される。ある特定の実施形態では、抗TL1A抗体は、抗体A220において示すCDRを含み、当該CDRは、Kabat法、Chothia法、またはIMGT法によって定義される。ある特定の実施形態では、抗TL1A抗体は、抗体A223において示すCDRを含み、当該CDRは、Kabat法、Chothia法、またはIMGT法によって定義される。ある特定の実施形態では、抗TL1A抗体は、抗体A219において示すCDRを含み、当該CDRは、Kabat法、Chothia法、またはIMGT法によって定義される。ある特定の実施形態では、抗TL1A抗体は、抗体A221において示すCDRを含み、当該CDRは、Kabat法、Chothia法、またはIMGT法によって定義される。ある特定の実施形態では、抗TL1A抗体は、抗体A200において示すCDRを含み、当該CDRは、Kabat法、Chothia法、またはIMGT法によって定義される。ある特定の実施形態では、抗TL1A抗体は、抗体A213において示すCDRを含み、当該CDRは、Kabat法、Chothia法、またはIMGT法によって定義される。ある特定の実施形態では、抗TL1A抗体は、抗体A212において示すCDRを含み、当該CDRは、Kabat法、Chothia法、またはIMGT法によって定義される。ある特定の実施形態では、抗TL1A抗体は、抗体A107において示すCDRを含み、当該CDRは、Kabat法、Chothia法、またはIMGT法によって定義される。ある特定の実施形態では、抗TL1A抗体は、抗体A205において示すCDRを含み、当該CDRは、Kabat法、Chothia法、またはIMGT法によって定義される。ある特定の実施形態では、抗TL1A抗体は、抗体A211において示すCDRを含み、当該CDRは、Kabat法、Chothia法、またはIMGT法によって定義される。ある特定の実施形態では、抗TL1A抗体は、抗体A199において示すCDRを含み、当該CDRは、Kabat法、Chothia法、またはIMGT法によって定義される。ある特定の実施形態では、抗TL1A抗体は、抗体A15において示すCDRを含み、当該CDRは、Kabat法、Chothia法、またはIMGT法によって定義される。ある特定の実施形態では、抗TL1A抗体は、抗体A30において示すCDRを含み、当該CDRは、Kabat法、Chothia法、またはIMGT法によって定義される。ある特定の実施形態では、抗TL1A抗体は、抗体A100において示すCDRを含み、当該CDRは、Kabat法、Chothia法、またはIMGT法によって定義される。ある特定の実施形態では、抗TL1A抗体は、抗体A181において示すCDRを含み、当該CDRは、Kabat法、Chothia法、またはIMGT法によって定義される。ある特定の実施形態では、抗TL1A抗体は、抗体A129において示すCDRを含み、当該CDRは、Kabat法、Chothia法、またはIMGT法によって定義される。ある特定の実施形態では、抗TL1A抗体は、抗体A214において示すCDRを含み、当該CDRは、Kabat法、Chothia法、またはIMGT法によって定義される。ある特定の実施形態では、抗TL1A抗体は、抗体A216において示すCDRを含み、当該CDRは、Kabat法、Chothia法、またはIMGT法によって定義される。ある特定の実施形態では、抗TL1A抗体は、抗体A122において示すCDRを含み、当該CDRは、Kabat法、Chothia法、またはIMGT法によって定義される。ある特定の実施形態では、抗TL1A抗体は、抗体A222において示すCDRを含み、当該CDRは、Kabat法、Chothia法、またはIMGT法によって定義される。ある特定の実施形態では、抗TL1A抗体は、抗体A188において示すCDRを含み、当該CDRは、Kabat法、Chothia法、またはIMGT法によって定義される。ある特定の実施形態では、抗TL1A抗体は、抗体A203において示すCDRを含み、当該CDRは、Kabat法、Chothia法、またはIMGT法によって定義される。ある特定の実施形態では、抗TL1A抗体は、抗体A147において示すCDRを含み、当該CDRは、Kabat法、Chothia法、またはIMGT法によって定義される。ある特定の実施形態では、抗TL1A抗体は、抗体A127において示すCDRを含み、当該CDRは、Kabat法、Chothia法、またはIMGT法によって定義される。ある特定の実施形態では、抗TL1A抗体は、抗体A126において示すCDRを含み、当該CDRは、Kabat法、Chothia法、またはIMGT法によって定義される。ある特定の実施形態では、抗TL1A抗体は、抗体A160において示すCDRを含み、当該CDRは、Kabat法、Chothia法、またはIMGT法によって定義される。ある特定の実施形態では、抗TL1A抗体は、抗体A157において示すCDRを含み、当該CDRは、Kabat法、Chothia法、またはIMGT法によって定義される。ある特定の実施形態では、抗TL1A抗体は、抗体A159において示すCDRを含み、当該CDRは、Kabat法、Chothia法、またはIMGT法によって定義される。ある特定の実施形態では、抗TL1A抗体は、抗体A218において示すCDRを含み、当該CDRは、Kabat法、Chothia法、またはIMGT法によって定義される。ある特定の実施形態では、抗TL1A抗体は、抗体A158において示すCDRを含み、当該CDRは、Kabat法、Chothia法、またはIMGT法によって定義される。ある特定の実施形態では、抗TL1A抗体は、抗体A125において示すCDRを含み、当該CDRは、Kabat法、Chothia法、またはIMGT法によって定義される。ある特定の実施形態では、抗TL1A抗体は、抗体A103において示すCDRを含み、当該CDRは、Kabat法、Chothia法、またはIMGT法によって定義される。ある特定の実施形態では、抗TL1A抗体は、抗体A64において示すCDRを含み、当該CDRは、Kabat法、Chothia法、またはIMGT法によって定義される。ある特定の実施形態では、抗TL1A抗体は、抗体A67において示すCDRを含み、当該CDRは、Kabat法、Chothia法、またはIMGT法によって定義される。ある特定の実施形態では、抗TL1A抗体は、抗体A138において示すCDRを含み、当該CDRは、Kabat法、Chothia法、またはIMGT法によって定義される。ある特定の実施形態では、抗TL1A抗体は、抗体A68において示すCDRを含み、当該CDRは、Kabat法、Chothia法、またはIMGT法によって定義される。ある特定の実施形態では、抗TL1A抗体は、抗体A94において示すCDRを含み、当該CDRは、Kabat法、Chothia法、またはIMGT法によって定義される。ある特定の実施形態では、抗TL1A抗体は、抗体A110において示すCDRを含み、当該CDRは、Kabat法、Chothia法、またはIMGT法によって定義される。ある特定の実施形態では、抗TL1A抗体は、抗体A197において示すCDRを含み、当該CDRは、Kabat法、Chothia法、またはIMGT法によって定義される。ある特定の実施形態では、抗TL1A抗体は、抗体A112において示すCDRを含み、当該CDRは、Kabat法、Chothia法、またはIMGT法によって定義される。ある特定の実施形態では、抗TL1A抗体は、抗体A169において示すCDRを含み、当該CDRは、Kabat法、Chothia法、またはIMGT法によって定義される。ある特定の実施形態では、抗TL1A抗体は、抗体A173において示すCDRを含み、当該CDRは、Kabat法、Chothia法、またはIMGT法によって定義される。ある特定の実施形態では、抗TL1A抗体は、抗体A179において示すCDRを含み、当該CDRは、Kabat法、Chothia法、またはIMGT法によって定義される。ある特定の実施形態では、抗TL1A抗体は、抗体A148において示すCDRを含み、当該CDRは、Kabat法、Chothia法、またはIMGT法によって定義される。ある特定の実施形態では、抗TL1A抗体は、抗体A115において示すCDRを含み、当該CDRは、Kabat法、Chothia法、またはIMGT法によって定義される。ある特定の実施形態では、抗TL1A抗体は、抗体A149において示すCDRを含み、当該CDRは、Kabat法、Chothia法、またはIMGT法によって定義される。ある特定の実施形態では、抗TL1A抗体は、抗体A134において示すCDRを含み、当該CDRは、Kabat法、Chothia法、またはIMGT法によって定義される。ある特定の実施形態では、抗TL1A抗体は、抗体A113において示すCDRを含み、当該CDRは、Kabat法、Chothia法、またはIMGT法によって定義される。ある特定の実施形態では、抗TL1A抗体は、抗体A151において示すCDRを含み、当該CDRは、Kabat法、Chothia法、またはIMGT法によって定義される。ある特定の実施形態では、抗TL1A抗体は、抗体A96において示すCDRを含み、当該CDRは、Kabat法、Chothia法、またはIMGT法によって定義される。ある特定の実施形態では、抗TL1A抗体は、抗体A132において示すCDRを含み、当該CDRは、Kabat法、Chothia法、またはIMGT法によって定義される。ある特定の実施形態では、抗TL1A抗体は、抗体A196において示すCDRを含み、当該CDRは、Kabat法、Chothia法、またはIMGT法によって定義される。ある特定の実施形態では、抗TL1A抗体は、抗体A172において示すCDRを含み、当該CDRは、Kabat法、Chothia法、またはIMGT法によって定義される。ある特定の実施形態では、抗TL1A抗体は、抗体A75において示すCDRを含み、当該CDRは、Kabat法、Chothia法、またはIMGT法によって定義される。ある特定の実施形態では、抗TL1A抗体は、抗体A174において示すCDRを含み、当該CDRは、Kabat法、Chothia法、またはIMGT法によって定義される。ある特定の実施形態では、抗TL1A抗体は、抗体A109において示すCDRを含み、当該CDRは、Kabat法、Chothia法、またはIMGT法によって定義される。ある特定の実施形態では、抗TL1A抗体は、抗体A198において示すCDRを含み、当該CDRは、Kabat法、Chothia法、またはIMGT法によって定義される。ある特定の実施形態では、抗TL1A抗体は、抗体A170において示すCDRを含み、当該CDRは、Kabat法、Chothia法、またはIMGT法によって定義される。
例示的な抗TL1Aフレームワーク領域
表7~表9Aおよび表11は、例示的なフレームワーク領域配列および可変領域配列を記載する。
一部の実施形態では、抗TL1A抗体は、配列番号301(X1VQLVQSGAEVKKPGASVKVSCKAS[HCDR1]WVX2QX3PGQGLEWX4G[HCDR2]RX5TX6TX7DTSTSTX8YX9ELSSLRSEDTAVYYCAR[HCDR3]WGQGTTVTVSS)を含む重鎖フレームワークを含む。場合によっては、X1はQである。場合によっては、X1=Eである。場合によっては、X2=Rである。場合によっては、X2=Kである。場合によっては、X3=Aである。場合によっては、X3=Rである。場合によっては、X4=Mである。場合によっては、X4=Iである。場合によっては、X5=Vである。場合によっては、X5=Aである。場合によっては、X6=Mである。場合によっては、X6=Iである。場合によっては、X7=Rである。場合によっては、X7=Tである。場合によっては、X8=Vである。場合によっては、X8=Aである。場合によっては、X9=Mである。場合によっては、X9=Lである。一部の実施形態では、X1は、Kabatナンバリングによって決定されるIGHV1-46*02の1位にある。一部の実施形態では、X2は、Kabatナンバリングによって決定されるIGHV1-46*02の45位にある。一部の実施形態では、X3は、Kabatナンバリングによって決定されるIGHV1-46*02の47位にある。一部の実施形態では、X4は、Kabatナンバリングによって決定されるIGHV1-46*02の55位にある。一部の実施形態では、X5は、Kabatナンバリングによって決定されるIGHV1-46*02の78位にある。一部の実施形態では、X6は、Kabatナンバリングによって決定されるIGHV1-46*02の80位にある。一部の実施形態では、X7は、Kabatナンバリングによって決定されるIGHV1-46*02の82位にある。一部の実施形態では、X8は、Kabatナンバリングによって決定されるIGHV1-46*02の89位にある。一部の実施形態では、X9は、Kabatナンバリングによって決定されるIGHV1-46*02の91位にある。
一態様では、本明細書中で提供されるのは、IGHV1-46*02を含む重鎖フレームワークを含む抗TL1A抗体、またはそのバリアントであって、バリアントは、IGHV1-46*02フレームワークからの約1~約9つのアミノ酸置換、または約1~約20個のアミノ酸置換、または約1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、もしくは20個のアミノ酸置換を含む、抗TL1A抗体またはそのバリアントの第1の実施形態である。更なる実施形態は、(2)重鎖フレームワークが配列番号301を含む、実施形態(1)の抗TL1Aを含む。(3)X1=Qである、実施形態2の抗TL1A。(4)X1=Eである、実施形態2の抗TL1A。(5)X2=Rである、実施形態2~4のいずれか1つの抗TL1A。(6)X2=Kである、実施形態2~4のいずれか1つの抗TL1A。(7)X3=Aである、実施形態2~6のいずれか1つの抗TL1A。(8)X3=Rである、実施形態2~6のいずれか1つの抗TL1A。(9)X4=Mである、実施形態2~8のいずれか1つの抗TL1A。(10)X4=Iである、実施形態2~8のいずれか1つの抗TL1A。(11)X5=Vである、実施形態2~10のいずれか1つの抗TL1A。(12)X5=Aである、実施形態2~10のいずれか1つの抗TL1A。(13)X6=Mである、実施形態2~12のいずれか1つの抗TL1A。(14)X6=Iである、実施形態2~12のいずれか1つの抗TL1A。(15)X7=Rである、実施形態2~14のいずれか1つの抗TL1A。(16)X7=Tである、実施形態2~14のいずれか1つの抗TL1A。(17)X8=Vである、実施形態2~16のいずれか1つの抗TL1A。(18)X8=Aである、実施形態2~16のいずれか1つの抗TL1A。(19)X9=Mである、実施形態2~18のいずれか1つの抗TL1A。(20)X9=Lである、実施形態2~4のいずれか1つの抗TL1A。(21)抗体Aを含む、実施形態1~20のいずれか1つの抗TL1A。(22)抗体Bを含む、実施形態1~20のいずれか1つの抗TL1A。(23)抗体Cを含む、実施形態1~20のいずれか1つの抗TL1A。(24)抗体Dを含む、実施形態1~20のいずれか1つの抗TL1A。(25)抗体Eを含む、実施形態1~20のいずれか1つの抗TL1A。(26)抗体Fを含む、実施形態1~20のいずれか1つの抗TL1A。(27)抗体GまたはIを含む、実施形態1~20のいずれか1つの抗TL1A。(28)抗体Hを含む、実施形態1~20のいずれか1つの抗TL1A。(29)Kabatナンバリングによる、(a)297A、297Q、297G、もしくは297D、(b)279F、279K、もしくは279L、(c)228P、(d)235A、235E、235G、235Q、235R、もしくは235S、(e)237A、237E、237K、237N、もしくは237R、(f)234A、234V、もしくは234F、(g)233P、(h)328A、(i)327Qもしくは327T、(j)329A、329G、329Y、もしくは329R、(k)331S、(l)236Fもしくは236R、(m)238A、238E、238G、238H、238I、238V、238W、もしくは238Y、(n)248A、(o)254D、254E、254G、254H、254I、254N、254P、254Q、254T、もしくは254V、(p)255N、(q)256H、256K、256R、もしくは256V、(r)264S、(s)265H、265K、265S、265Y、もしくは265A、(t)267G、267H、267I、もしくは267K、(u)268K、(v)269Nもしくは269Q、(w)270A、270G、270M、もしくは270N、(x)271T、(y)272N、(z)292E、292F、292G、もしくは292I、(aa)293S、(bb)301W、(cc)304E、(dd)311E、311G、もしくは311S、(ee)316F、(ff)328V、(gg)330R、(hh)339Eもしくは339L、(ii)343Iもしくは343V、(jj)373A、373G、もしくは373S、(kk)376E、376W、もしくは376Y、(ll)380D、(mm)382Dもしくは382P、(nn)385P、(oo)424H、424M、もしくは424V、(pp)434I、(qq)438G、(rr)439E、439H、もしくは439Q、(ss)440A、440D、440E、440F、440M、440T、もしくは440V、(tt)E233P、(uu)L235E、(vv)L234AおよびL235A、(ww)L234A、L235A、およびG237A、(xx)L234A、L235A、およびP329G、(yy)L234F、L235E、およびP331S、(zz)L234A、L235E、およびG237A、(aaa)L234A、L235E、G237A、およびP331S、(bbb)L234A、L235A、G237A、P238S、H268A、A330S、およびP331S(IgG1σ)、(ccc)L234A、L235A、およびP329A、(ddd)G236RおよびL328R、(eee)G237A、(fff)F241A、(ggg)V264A、(hhh)D265A、(iii)D265AおよびN297A、(jjj)D265AおよびN297G、(kkk)D270A、(lll)A330L、(mmm)P331AもしくはP331S、または(nnn)(a)~(uu)の任意の組合せを含むヒトIgG1 Fc領域を含む、実施形態1~28のいずれか1つの抗TL1A。本明細書中で用いられる、群、例えば(a)~(uu)の任意の組合せは、群由来の少なくとも約2つ以上の項目を含む、例えば、(a)~(uu)の群の任意の組合せは、群のメンバーの2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35、36、37、38、39、40、41、42、43、44、45、46、および最大47個、またはすべてを含む。(30)Kabatナンバリングによる、(a)S228P、(b)S228PおよびL235E、または(c)S228P、F234A、およびL235Aを含む、(i)ヒトIgG4 Fc領域または(ii)ヒトIgG4 Fc領域を含む、実施形態1~28のいずれか1つの抗TL1A。(31)ヒトIgG2 Fc領域;IgG2-IgG4クロス-サブクラスFc領域;IgG2-IgG3クロス-サブクラスFc領域;H268Q、V309L、A330S、P331S(IgG2m4)を含むIgG2;またはV234A、G237A、P238S、H268A、V309L、A330S、P331S(IgG2σ)を含むIgG2を含む、実施形態1~28のいずれか1つの抗TL1A。(32)配列番号320~362のいずれか1つを含む重鎖Fc領域を含む、実施形態1~31のいずれか1つの抗TL1A。(33)配列番号319を含む軽鎖定常領域を含む、実施形態1~32のいずれか1つの抗TL1A。(34)IGKV3-20*01を含む軽鎖フレームワークを含む軽鎖を含む、実施形態1~33のいずれか1つの抗TL1A、またはそのバリアントであって、バリアントは、フレームワーク内に約1~約2つの置換、または約1~約20個のアミノ酸置換、または約1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、もしくは20個のアミノ酸置換を含む、抗TL1Aまたはそのバリアント。(35)X10がLである、実施形態34の抗TL1A抗体。(36)X10がPである、実施形態34の抗TL1A抗体。(37)X11がLである、実施形態34~36のいずれか1つの抗TL1A抗体。(38)X11がWである、実施形態34~36のいずれか1つの抗TL1A抗体。
一部の実施形態では、抗TL1A抗体は、配列番号302(X1VQLVQSGAEVKKPGASVKVSCKAS[HCDR1]WVX2QX3PGQGLEWX4G[HCDR2]RX5TX6TX7DTSTSTX8YX9ELSSLRSEDTAVYYC[HCDR3]WGQGTTVTVSS)を含む重鎖フレームワークを含む。場合によっては、X1はQである。場合によっては、X1=Eである。場合によっては、X2=Rである。場合によっては、X2=Kである。場合によっては、X3=Aである。場合によっては、X3=Rである。場合によっては、X4=Mである。場合によっては、X4=Iである。場合によっては、X5=Vである。場合によっては、X5=Aである。場合によっては、X6=Mである。場合によっては、X6=Iである。場合によっては、X7=Rである。場合によっては、X7=Tである。場合によっては、X8=Vである。場合によっては、X8=Aである。場合によっては、X9=Mである。場合によっては、X9=Lである。一部の実施形態では、X1は、Kabatナンバリングによって決定されるIGHV1-46*02の1位にある。一部の実施形態では、X2は、Kabatナンバリングによって決定されるIGHV1-46*02の45位にある。一部の実施形態では、X3は、Kabatナンバリングによって決定されるIGHV1-46*02の47位にある。一部の実施形態では、X4は、Kabatナンバリングによって決定されるIGHV1-46*02の55位にある。一部の実施形態では、X5は、Kabatナンバリングによって決定されるIGHV1-46*02の78位にある。一部の実施形態では、X6は、Kabatナンバリングによって決定されるIGHV1-46*02の80位にある。一部の実施形態では、X7は、Kabatナンバリングによって決定されるIGHV1-46*02の82位にある。一部の実施形態では、X8は、Kabatナンバリングによって決定されるIGHV1-46*02の89位にある。一部の実施形態では、X9は、Kabatナンバリングによって決定されるIGHV1-46*02の91位にある。
一態様では、本明細書中で提供されるのは、IGHV1-46*02を含む重鎖フレームワークを含む抗TL1A抗体またはそのバリアントであって、バリアントは、IGHV1-46*02フレームワークからの約1~約9つのアミノ酸置換、または約1~約20個のアミノ酸置換、または約1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、もしくは20個のアミノ酸置換を含む、抗TL1A抗体またはそのバリアントの別の第1の実施形態である。更なる実施形態は、(2)重鎖フレームワークが配列番号302を含む、実施形態(1)の抗TL1Aを含む。(3)X1=Qである、実施形態2の抗TL1A。(4)X1=Eである、実施形態2の抗TL1A。(5)X2=Rである、実施形態2~4のいずれか1つの抗TL1A。(6)X2=Kである、実施形態2~4のいずれか1つの抗TL1A。(7)X3=Aである、実施形態2~6のいずれか1つの抗TL1A。(8)X3=Rである、実施形態2~6のいずれか1つの抗TL1A。(9)X4=Mである、実施形態2~8のいずれか1つの抗TL1A。(10)X4=Iである、実施形態2~8のいずれか1つの抗TL1A。(11)X5=Vである、実施形態2~10のいずれか1つの抗TL1A。(12)X5=Aである、実施形態2~10のいずれか1つの抗TL1A。(13)X6=Mである、実施形態2~12のいずれか1つの抗TL1A。(14)X6=Iである、実施形態2~12のいずれか1つの抗TL1A。(15)X7=Rである、実施形態2~14のいずれか1つの抗TL1A。(16)X7=Tである、実施形態2~14のいずれか1つの抗TL1A。(17)X8=Vである、実施形態2~16のいずれか1つの抗TL1A。(18)X8=Aである、実施形態2~16のいずれか1つの抗TL1A。(19)X9=Mである、実施形態2~18のいずれか1つの抗TL1A。(20)X9=Lである、実施形態2~4のいずれか1つの抗TL1A。(21)抗体Aを含む、実施形態1~20のいずれか1つの抗TL1A。(22)抗体Bを含む、実施形態1~20のいずれか1つの抗TL1A。(23)抗体Cを含む、実施形態1~20のいずれか1つの抗TL1A。(24)抗体Dを含む、実施形態1~20のいずれか1つの抗TL1A。(25)抗体Eを含む、実施形態1~20のいずれか1つの抗TL1A。(26)抗体Fを含む、実施形態1~20のいずれか1つの抗TL1A。(27)抗体GまたはIを含む、実施形態1~20のいずれか1つの抗TL1A。(28)抗体Hを含む、実施形態1~20のいずれか1つの抗TL1A。(29)Kabatナンバリングによる、(a)297A、297Q、297G、もしくは297D、(b)279F、279K、もしくは279L、(c)228P、(d)235A、235E、235G、235Q、235R、もしくは235S、(e)237A、237E、237K、237N、もしくは237R、(f)234A、234V、もしくは234F、(g)233P、(h)328A、(i)327Qもしくは327T、(j)329A、329G、329Y、もしくは329R、(k)331S、(l)236Fもしくは236R、(m)238A、238E、238G、238H、238I、238V、238W、もしくは238Y、(n)248A、(o)254D、254E、254G、254H、254I、254N、254P、254Q、254T、もしくは254V、(p)255N、(q)256H、256K、256R、もしくは256V、(r)264S、(s)265H、265K、265S、265Y、もしくは265A、(t)267G、267H、267I、もしくは267K、(u)268K、(v)269Nもしくは269Q、(w)270A、270G、270M、もしくは270N、(x)271T、(y)272N、(z)292E、292F、292G、もしくは292I、(aa)293S、(bb)301W、(cc)304E、(dd)311E、311G、もしくは311S、(ee)316F、(ff)328V、(gg)330R、(hh)339Eもしくは339L、(ii)343Iもしくは343V、(jj)373A、373G、もしくは373S、(kk)376E、376W、もしくは376Y、(ll)380D、(mm)382Dもしくは382P、(nn)385P、(oo)424H、424M、もしくは424V、(pp)434I、(qq)438G、(rr)439E、439H、もしくは439Q、(ss)440A、440D、440E、440F、440M、440T、もしくは440V、(tt)E233P、(uu)L235E、(vv)L234AおよびL235A、(ww)L234A、L235A、およびG237A、(xx)L234A、L235A、およびP329G、(yy)L234F、L235E、およびP331S、(zz)L234A、L235E、およびG237A、(aaa)L234A、L235E、G237A、およびP331S、(bbb)L234A、L235A、G237A、P238S、H268A、A330S、およびP331S(IgG1σ)、(ccc)L234A、L235A、およびP329A、(ddd)G236RおよびL328R、(eee)G237A、(fff)F241A、(ggg)V264A、(hhh)D265A、(iii)D265AおよびN297A、(jjj)D265AおよびN297G、(kkk)D270A、(lll)A330L、(mmm)P331AもしくはP331S、または(nnn)(a)~(uu)の任意の組合せを含むヒトIgG1 Fc領域を含む、実施形態1~28のいずれか1つの抗TL1A。(30)Kabatナンバリングによる、(a)S228PおよびL235E、または(b)S228P、F234A、およびL235Aを含む、(i)ヒトIgG4 Fc領域または(ii)ヒトIgG4 Fc領域を含む、実施形態1~28のいずれか1つの抗TL1A。(31)ヒトIgG2 Fc領域;IgG2-IgG4クロス-サブクラスFc領域;IgG2-IgG3クロス-サブクラスFc領域;H268Q、V309L、A330S、P331S(IgG2m4)を含むIgG2;またはV234A、G237A、P238S、H268A、V309L、A330S、P331S(IgG2σ)を含むIgG2を含む、実施形態1~28のいずれか1つの抗TL1A。(32)配列番号320~362のいずれか1つを含む重鎖Fc領域を含む、実施形態1~31のいずれか1つの抗TL1A。(33)配列番号319を含む軽鎖定常領域を含む、実施形態1~32のいずれか1つの抗TL1A。(34)IGKV3-20*01を含む軽鎖フレームワークを含む軽鎖を含む、実施形態1~33のいずれか1つの抗TL1A、またはそのバリアントであって、バリアントは、フレームワーク内に約1~約2つの置換、または約1~約20個のアミノ酸置換、または約1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、もしくは20個のアミノ酸置換を含む、抗TL1Aまたはそのバリアント。(35)X10がLである、実施形態34の抗TL1A抗体。(36)X10がPである、実施形態34の抗TL1A抗体。(37)X11がLである、実施形態34~36のいずれか1つの抗TL1A抗体。(38)X11がWである、実施形態34~36のいずれか1つの抗TL1A抗体。
一部の実施形態では、抗TL1A抗体は、配列番号303(EIVLTQSPGTLSLSPGERATLSC[LCDR1]WYQQKPGQAPRX10X11IY[LCDR2]GIPDRFSGSGSGTDFTLTISRLEPEDFAVYYC[LCDR3]FGGGTKLEIK)を含む軽鎖フレームワークを含む。場合によっては、X10はLである。場合によっては、X10はPである。場合によっては、X11はLである。場合によっては、X11はWである。一部の実施形態では、X10は、Kabatナンバリングによって決定されるIGKV3-20*01の54位にある。一部の実施形態では、X11は、Kabatナンバリングによって決定されるIGKV3-20*01の55位にある。
一部の実施形態では、抗TL1A抗体は、IGHV1-46*02を含む重鎖フレームワークを含む。一部の実施形態では、抗TL1A抗体は、配列番号316からの約1~約20個のアミノ酸置換を含むIGHV1-46*02のバリアントを含む重鎖フレームワークを含む。一部の実施形態では、抗TL1A抗体は、配列番号316からの約1~約9個のアミノ酸置換を含むIGHV1-46*02のバリアントを含む重鎖フレームワークを含む。一部の実施形態では、抗TL1A抗体は、フレームワーク内に、配列番号316からの約1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、または20個のアミノ酸置換を含むIGHV1-46*02のバリアントを含む重鎖フレームワークを含む。場合によっては、重鎖フレームワーク置換は、Kabatナンバリングによって決定されるQ1Eを含む。場合によっては、重鎖フレームワーク置換は、Kabatナンバリングによって決定されるR45Kを含む。場合によっては、重鎖フレームワーク置換は、Kabatナンバリングによって決定されるA47Rを含む。場合によっては、重鎖フレームワーク置換は、Kabatナンバリングによって決定されるM55Iを含む。場合によっては、重鎖フレームワーク置換は、Kabatナンバリングによって決定されるV78Aを含む。場合によっては、重鎖フレームワーク置換は、Kabatナンバリングによって決定されるM80Iを含む。場合によっては、重鎖フレームワーク置換は、Kabatナンバリングによって決定されるR82Tを含む。場合によっては、重鎖フレームワーク置換は、Kabatナンバリングによって決定されるV89Aを含む。場合によっては、重鎖フレームワーク置換は、Kabatナンバリングによって決定されるM91Lを含む。
一部の実施形態では、抗TL1A抗体は、IGKV3-20*01を含む軽鎖フレームワークを含む。一部の実施形態では、抗TL1A抗体は、配列番号317からの約1~約20個のアミノ酸置換を含むIGKV3-20*01のバリアントを含む。一部の実施形態では、抗TL1A抗体は、配列番号317からの約1個のアミノ酸置換を含むIGKV3-20*01のバリアントを含む。一部の実施形態では、抗TL1A抗体は、配列番号317からの約2個のアミノ酸置換を含むIGKV3-20*01のバリアントを含む軽鎖フレームワークを含む。一部の実施形態では、抗TL1A抗体は、フレームワーク内に、配列番号317からの約1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、または20個のアミノ酸置換を含むIGKV3-20*01のバリアントを含む軽鎖フレームワークを含む。場合によっては、軽鎖フレームワーク置換は、Kabatナンバリングによって決定されるQ1Eを含む。場合によっては、軽鎖フレームワーク置換は、Kabatナンバリングによって決定されるR45Kを含む。
一部の実施形態では、抗TL1A抗体は、配列番号304によって示される重鎖FR1を含む。一部の実施形態では、抗TL1A抗体は、配列番号305によって示される重鎖FR2を含む。一部の実施形態では、抗TL1A抗体は、配列番号313によって示される重鎖FR2を含む。一部の実施形態では、抗TL1A抗体は、配列番号306によって示される重鎖FR3を含む。一部の実施形態では、抗TL1A抗体は、配列番号307によって示される重鎖FR3を含む。一部の実施形態では、抗TL1A抗体は、配列番号314によって示される重鎖FR3を含む。一部の実施形態では、抗TL1A抗体は、配列番号315によって示される重鎖FR3を含む。一部の実施形態では、抗TL1A抗体は、配列番号308によって示される重鎖FR4を含む。一部の実施形態では、抗TL1A抗体は、配列番号309によって示される軽鎖FR1を含む。一部の実施形態では、抗TL1A抗体は、配列番号310によって示される軽鎖FR2を含む。一部の実施形態では、抗TL1A抗体は、配列番号311によって示される軽鎖FR3を含む。一部の実施形態では、抗TL1A抗体は、配列番号312によって示される軽鎖FR4を含む。
ある特定の実施形態では、抗TL1A抗体は、表1中の抗体のいずれか1つにおいて示されるフレームワーク領域を含み、当該フレームワーク領域は、Kabat法、Chothia法、またはIMGT法によって定義される。ある特定の実施形態では、抗TL1A抗体は、抗体A217において示されるフレームワーク領域を含み、当該フレームワーク領域は、Kabat法、Chothia法、またはIMGT法によって定義される。ある特定の実施形態では、抗TL1A抗体は、抗体A220において示されるフレームワーク領域を含み、当該フレームワーク領域は、Kabat法、Chothia法、またはIMGT法によって定義される。ある特定の実施形態では、抗TL1A抗体は、抗体A223において示されるフレームワーク領域を含み、当該フレームワーク領域は、Kabat法、Chothia法、またはIMGT法によって定義される。ある特定の実施形態では、抗TL1A抗体は、抗体A219において示されるフレームワーク領域を含み、当該フレームワーク領域は、Kabat法、Chothia法、またはIMGT法によって定義される。ある特定の実施形態では、抗TL1A抗体は、抗体A221において示されるフレームワーク領域を含み、当該フレームワーク領域は、Kabat法、Chothia法、またはIMGT法によって定義される。ある特定の実施形態では、抗TL1A抗体は、抗体A200において示されるフレームワーク領域を含み、当該フレームワーク領域は、Kabat法、Chothia法、またはIMGT法によって定義される。ある特定の実施形態では、抗TL1A抗体は、抗体A213において示されるフレームワーク領域を含み、当該フレームワーク領域は、Kabat法、Chothia法、またはIMGT法によって定義される。ある特定の実施形態では、抗TL1A抗体は、抗体A212において示されるフレームワーク領域を含み、当該フレームワーク領域は、Kabat法、Chothia法、またはIMGT法によって定義される。ある特定の実施形態では、抗TL1A抗体は、抗体A107において示されるフレームワーク領域を含み、当該フレームワーク領域は、Kabat法、Chothia法、またはIMGT法によって定義される。ある特定の実施形態では、抗TL1A抗体は、抗体A205において示されるフレームワーク領域を含み、当該フレームワーク領域は、Kabat法、Chothia法、またはIMGT法によって定義される。ある特定の実施形態では、抗TL1A抗体は、抗体A211において示されるフレームワーク領域を含み、当該フレームワーク領域は、Kabat法、Chothia法、またはIMGT法によって定義される。ある特定の実施形態では、抗TL1A抗体は、抗体A199において示されるフレームワーク領域を含み、当該フレームワーク領域は、Kabat法、Chothia法、またはIMGT法によって定義される。ある特定の実施形態では、抗TL1A抗体は、抗体A15において示されるフレームワーク領域を含み、当該フレームワーク領域は、Kabat法、Chothia法、またはIMGT法によって定義される。ある特定の実施形態では、抗TL1A抗体は、抗体A30において示されるフレームワーク領域を含み、当該フレームワーク領域は、Kabat法、Chothia法、またはIMGT法によって定義される。ある特定の実施形態では、抗TL1A抗体は、抗体A100において示されるフレームワーク領域を含み、当該フレームワーク領域は、Kabat法、Chothia法、またはIMGT法によって定義される。ある特定の実施形態では、抗TL1A抗体は、抗体A181において示されるフレームワーク領域を含み、当該フレームワーク領域は、Kabat法、Chothia法、またはIMGT法によって定義される。ある特定の実施形態では、抗TL1A抗体は、抗体A129において示されるフレームワーク領域を含み、当該フレームワーク領域は、Kabat法、Chothia法、またはIMGT法によって定義される。ある特定の実施形態では、抗TL1A抗体は、抗体A214において示されるフレームワーク領域を含み、当該フレームワーク領域は、Kabat法、Chothia法、またはIMGT法によって定義される。ある特定の実施形態では、抗TL1A抗体は、抗体A216において示されるフレームワーク領域を含み、当該フレームワーク領域は、Kabat法、Chothia法、またはIMGT法によって定義される。ある特定の実施形態では、抗TL1A抗体は、抗体A122において示されるフレームワーク領域を含み、当該フレームワーク領域は、Kabat法、Chothia法、またはIMGT法によって定義される。ある特定の実施形態では、抗TL1A抗体は、抗体A222において示されるフレームワーク領域を含み、当該フレームワーク領域は、Kabat法、Chothia法、またはIMGT法によって定義される。ある特定の実施形態では、抗TL1A抗体は、抗体A188において示されるフレームワーク領域を含み、当該フレームワーク領域は、Kabat法、Chothia法、またはIMGT法によって定義される。ある特定の実施形態では、抗TL1A抗体は、抗体A203において示されるフレームワーク領域を含み、当該フレームワーク領域は、Kabat法、Chothia法、またはIMGT法によって定義される。ある特定の実施形態では、抗TL1A抗体は、抗体A147において示されるフレームワーク領域を含み、当該フレームワーク領域は、Kabat法、Chothia法、またはIMGT法によって定義される。ある特定の実施形態では、抗TL1A抗体は、抗体A127において示されるフレームワーク領域を含み、当該フレームワーク領域は、Kabat法、Chothia法、またはIMGT法によって定義される。ある特定の実施形態では、抗TL1A抗体は、抗体A126において示されるフレームワーク領域を含み、当該フレームワーク領域は、Kabat法、Chothia法、またはIMGT法によって定義される。ある特定の実施形態では、抗TL1A抗体は、抗体A160において示されるフレームワーク領域を含み、当該フレームワーク領域は、Kabat法、Chothia法、またはIMGT法によって定義される。ある特定の実施形態では、抗TL1A抗体は、抗体A157において示されるフレームワーク領域を含み、当該フレームワーク領域は、Kabat法、Chothia法、またはIMGT法によって定義される。ある特定の実施形態では、抗TL1A抗体は、抗体A159において示されるフレームワーク領域を含み、当該フレームワーク領域は、Kabat法、Chothia法、またはIMGT法によって定義される。ある特定の実施形態では、抗TL1A抗体は、抗体A218において示されるフレームワーク領域を含み、当該フレームワーク領域は、Kabat法、Chothia法、またはIMGT法によって定義される。ある特定の実施形態では、抗TL1A抗体は、抗体A158において示されるフレームワーク領域を含み、当該フレームワーク領域は、Kabat法、Chothia法、またはIMGT法によって定義される。ある特定の実施形態では、抗TL1A抗体は、抗体A125において示されるフレームワーク領域を含み、当該フレームワーク領域は、Kabat法、Chothia法、またはIMGT法によって定義される。ある特定の実施形態では、抗TL1A抗体は、抗体A103において示されるフレームワーク領域を含み、当該フレームワーク領域は、Kabat法、Chothia法、またはIMGT法によって定義される。ある特定の実施形態では、抗TL1A抗体は、抗体A64において示されるフレームワーク領域を含み、当該フレームワーク領域は、Kabat法、Chothia法、またはIMGT法によって定義される。ある特定の実施形態では、抗TL1A抗体は、抗体A67において示されるフレームワーク領域を含み、当該フレームワーク領域は、Kabat法、Chothia法、またはIMGT法によって定義される。ある特定の実施形態では、抗TL1A抗体は、抗体A138において示されるフレームワーク領域を含み、当該フレームワーク領域は、Kabat法、Chothia法、またはIMGT法によって定義される。ある特定の実施形態では、抗TL1A抗体は、抗体A68において示されるフレームワーク領域を含み、当該フレームワーク領域は、Kabat法、Chothia法、またはIMGT法によって定義される。ある特定の実施形態では、抗TL1A抗体は、抗体A94において示されるフレームワーク領域を含み、当該フレームワーク領域は、Kabat法、Chothia法、またはIMGT法によって定義される。ある特定の実施形態では、抗TL1A抗体は、抗体A110において示されるフレームワーク領域を含み、当該フレームワーク領域は、Kabat法、Chothia法、またはIMGT法によって定義される。ある特定の実施形態では、抗TL1A抗体は、抗体A197において示されるフレームワーク領域を含み、当該フレームワーク領域は、Kabat法、Chothia法、またはIMGT法によって定義される。ある特定の実施形態では、抗TL1A抗体は、抗体A112において示されるフレームワーク領域を含み、当該フレームワーク領域は、Kabat法、Chothia法、またはIMGT法によって定義される。ある特定の実施形態では、抗TL1A抗体は、抗体A169において示されるフレームワーク領域を含み、当該フレームワーク領域は、Kabat法、Chothia法、またはIMGT法によって定義される。ある特定の実施形態では、抗TL1A抗体は、抗体A173において示されるフレームワーク領域を含み、当該フレームワーク領域は、Kabat法、Chothia法、またはIMGT法によって定義される。ある特定の実施形態では、抗TL1A抗体は、抗体A179において示されるフレームワーク領域を含み、当該フレームワーク領域は、Kabat法、Chothia法、またはIMGT法によって定義される。ある特定の実施形態では、抗TL1A抗体は、抗体A148において示されるフレームワーク領域を含み、当該フレームワーク領域は、Kabat法、Chothia法、またはIMGT法によって定義される。ある特定の実施形態では、抗TL1A抗体は、抗体A115において示されるフレームワーク領域を含み、当該フレームワーク領域は、Kabat法、Chothia法、またはIMGT法によって定義される。ある特定の実施形態では、抗TL1A抗体は、抗体A149において示されるフレームワーク領域を含み、当該フレームワーク領域は、Kabat法、Chothia法、またはIMGT法によって定義される。ある特定の実施形態では、抗TL1A抗体は、抗体A134において示されるフレームワーク領域を含み、当該フレームワーク領域は、Kabat法、Chothia法、またはIMGT法によって定義される。ある特定の実施形態では、抗TL1A抗体は、抗体A113において示されるフレームワーク領域を含み、当該フレームワーク領域は、Kabat法、Chothia法、またはIMGT法によって定義される。ある特定の実施形態では、抗TL1A抗体は、抗体A151において示されるフレームワーク領域を含み、当該フレームワーク領域は、Kabat法、Chothia法、またはIMGT法によって定義される。ある特定の実施形態では、抗TL1A抗体は、抗体A96において示されるフレームワーク領域を含み、当該フレームワーク領域は、Kabat法、Chothia法、またはIMGT法によって定義される。ある特定の実施形態では、抗TL1A抗体は、抗体A132において示されるフレームワーク領域を含み、当該フレームワーク領域は、Kabat法、Chothia法、またはIMGT法によって定義される。ある特定の実施形態では、抗TL1A抗体は、抗体A196において示されるフレームワーク領域を含み、当該フレームワーク領域は、Kabat法、Chothia法、またはIMGT法
によって定義される。ある特定の実施形態では、抗TL1A抗体は、抗体A172において示されるフレームワーク領域を含み、当該フレームワーク領域は、Kabat法、Chothia法、またはIMGT法によって定義される。ある特定の実施形態では、抗TL1A抗体は、抗体A75において示されるフレームワーク領域を含み、当該フレームワーク領域は、Kabat法、Chothia法、またはIMGT法によって定義される。ある特定の実施形態では、抗TL1A抗体は、抗体A174において示されるフレームワーク領域を含み、当該フレームワーク領域は、Kabat法、Chothia法、またはIMGT法によって定義される。ある特定の実施形態では、抗TL1A抗体は、抗体A109において示されるフレームワーク領域を含み、当該フレームワーク領域は、Kabat法、Chothia法、またはIMGT法によって定義される。ある特定の実施形態では、抗TL1A抗体は、抗体A198において示されるフレームワーク領域を含み、当該フレームワーク領域は、Kabat法、Chothia法、またはIMGT法によって定義される。ある特定の実施形態では、抗TL1A抗体は、抗体A170において示されるフレームワーク領域を含み、当該フレームワーク領域は、Kabat法、Chothia法、またはIMGT法によって定義される。
例示的な抗TL1A可変領域
一態様では、本明細書中で提供されるのは、配列番号101~135のいずれか1つと少なくとも約85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一のアミノ酸配列を含む重鎖可変領域;および配列番号201~206のいずれか1つと少なくとも約85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の軽鎖可変領域を含む抗TL1A抗体である。
さらに、本明細書中で提供されるのは、重鎖可変領域および軽鎖可変領域を含む抗TL1A抗体の第1の実施形態である。非限定的な更なる実施形態は、(実施形態2)重鎖可変領域が配列番号101を含む、実施形態1の抗TL1A抗体を含む。(実施形態3)重鎖可変領域が配列番号101と少なくとも約90%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含む、実施形態1の抗TL1A抗体。(実施形態4)重鎖可変領域が配列番号101と比較して約1、2、3、4、5、6、7、8、9、または10個のアミノ酸の置換または欠失を有する配列を含む、実施形態1の抗TL1A抗体。(実施形態5)重鎖可変領域が配列番号102を含む、実施形態1の抗TL1A抗体。(実施形態6)重鎖可変領域が配列番号102と少なくとも約90%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含む、実施形態1の抗TL1A抗体。(実施形態7)重鎖可変領域が配列番号102と比較して約1、2、3、4、5、6、7、8、9、または10個のアミノ酸の置換または欠失を有する配列を含む、実施形態1の抗TL1A抗体。(実施形態8)重鎖可変領域が配列番号103を含む、実施形態1の抗TL1A抗体。(実施形態9)重鎖可変領域が配列番号103と少なくとも約90%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含む、実施形態1の抗TL1A抗体。(実施形態10)重鎖可変領域が配列番号103と比較して約1、2、3、4、5、6、7、8、9、または10個のアミノ酸の置換または欠失を有する配列を含む、実施形態1の抗TL1A抗体。
(実施形態11)重鎖可変領域が配列番号104を含む、実施形態1の抗TL1A抗体。(実施形態12)重鎖可変領域が配列番号104と少なくとも約90%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含む、実施形態1の抗TL1A抗体。(実施形態13)重鎖可変領域が配列番号104と比較して約1、2、3、4、5、6、7、8、9、または10個のアミノ酸の置換または欠失を有する配列を含む、実施形態1の抗TL1A抗体。(実施形態14)重鎖可変領域が配列番号105を含む、実施形態1の抗TL1A抗体。(実施形態15)重鎖可変領域が配列番号105と少なくとも約90%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含む、実施形態1の抗TL1A抗体。(実施形態16)重鎖可変領域が配列番号105と比較して約1、2、3、4、5、6、7、8、9、または10個のアミノ酸の置換または欠失を有する配列を含む、実施形態1の抗TL1A抗体。(実施形態17)重鎖可変領域が配列番号106を含む、実施形態1の抗TL1A抗体。(実施形態18)重鎖可変領域が配列番号106と少なくとも約90%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含む、実施形態1の抗TL1A抗体。(実施形態19)重鎖可変領域が配列番号106と比較して約1、2、3、4、5、6、7、8、9、または10個のアミノ酸の置換または欠失を有する配列を含む、実施形態1の抗TL1A抗体。(実施形態20)重鎖可変領域が配列番号107を含む、実施形態1の抗TL1A抗体。(実施形態21)重鎖可変領域が配列番号107と少なくとも約90%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含む、実施形態1の抗TL1A抗体。(実施形態22)重鎖可変領域が配列番号107と比較して約1、2、3、4、5、6、7、8、9、または10個のアミノ酸の置換または欠失を有する配列を含む、実施形態1の抗TL1A抗体。
(実施形態23)重鎖可変領域が配列番号108を含む、実施形態1の抗TL1A抗体。(実施形態24)重鎖可変領域が配列番号108と少なくとも約90%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含む、実施形態1の抗TL1A抗体。(実施形態25)重鎖可変領域が配列番号108と比較して約1、2、3、4、5、6、7、8、9、または10個のアミノ酸の置換または欠失を有する配列を含む、実施形態1の抗TL1A抗体。(実施形態26)重鎖可変領域が配列番号109を含む、実施形態1の抗TL1A抗体。(実施形態27)重鎖可変領域が配列番号109と少なくとも約90%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含む、実施形態1の抗TL1A抗体。(実施形態28)重鎖可変領域が配列番号109と比較して約1、2、3、4、5、6、7、8、9、または10個のアミノ酸の置換または欠失を有する配列を含む、実施形態1の抗TL1A抗体。(実施形態29)重鎖可変領域が配列番号110を含む、実施形態1の抗TL1A抗体。(実施形態30)重鎖可変領域が配列番号110と少なくとも約90%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含む、実施形態1の抗TL1A抗体。(実施形態31)重鎖可変領域が配列番号110と比較して約1、2、3、4、5、6、7、8、9、または10個のアミノ酸の置換または欠失を有する配列を含む、実施形態1の抗TL1A抗体。(実施形態32)重鎖可変領域が配列番号111を含む、実施形態1の抗TL1A抗体。(実施形態33)重鎖可変領域が配列番号111と少なくとも約90%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含む、実施形態1の抗TL1A抗体。(実施形態34)重鎖可変領域が配列番号111と比較して約1、2、3、4、5、6、7、8、9、または10個のアミノ酸の置換または欠失を有する配列を含む、実施形態1の抗TL1A抗体。(実施形態35)重鎖可変領域が配列番号112を含む、実施形態1の抗TL1A抗体。(実施形態36)重鎖可変領域が配列番号112と少なくとも約90%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含む、実施形態1の抗TL1A抗体。(実施形態37)重鎖可変領域が配列番号112と比較して約1、2、3、4、5、6、7、8、9、または10個のアミノ酸の置換または欠失を有する配列を含む、実施形態1の抗TL1A抗体。(実施形態38)重鎖可変領域が配列番号113を含む、実施形態1の抗TL1A抗体。(実施形態39)重鎖可変領域が配列番号113と少なくとも約90%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含む、実施形態1の抗TL1A抗体。(実施形態40)重鎖可変領域が配列番号113と比較して約1、2、3、4、5、6、7、8、9、または10個のアミノ酸の置換または欠失を有する配列を含む、実施形態1の抗TL1A抗体。
(実施形態41)重鎖可変領域が配列番号114を含む、実施形態1の抗TL1A抗体。(実施形態42)重鎖可変領域が配列番号114と少なくとも約90%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含む、実施形態1の抗TL1A抗体。(実施形態43)重鎖可変領域が配列番号114と比較して約1、2、3、4、5、6、7、8、9、または10個のアミノ酸の置換または欠失を有する配列を含む、実施形態1の抗TL1A抗体。(実施形態44)重鎖可変領域が配列番号115を含む、実施形態1の抗TL1A抗体。(実施形態45)重鎖可変領域が配列番号115と少なくとも約90%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含む、実施形態1の抗TL1A抗体。(実施形態46)重鎖可変領域が配列番号115と比較して約1、2、3、4、5、6、7、8、9、または10個のアミノ酸の置換または欠失を有する配列を含む、実施形態1の抗TL1A抗体。(実施形態47)重鎖可変領域が配列番号116を含む、実施形態1の抗TL1A抗体。(実施形態48)重鎖可変領域が配列番号116と少なくとも約90%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含む、実施形態1の抗TL1A抗体。(実施形態49)重鎖可変領域が配列番号116と比較して約1、2、3、4、5、6、7、8、9、または10個のアミノ酸の置換または欠失を有する配列を含む、実施形態1の抗TL1A抗体。(実施形態50)重鎖可変領域が配列番号117を含む、実施形態1の抗TL1A抗体。(実施形態51)重鎖可変領域が配列番号117と少なくとも約90%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含む、実施形態1の抗TL1A抗体。(実施形態52)重鎖可変領域が配列番号117と比較して約1、2、3、4、5、6、7、8、9、または10個のアミノ酸の置換または欠失を有する配列を含む、実施形態1の抗TL1A抗体。
(実施形態53)重鎖可変領域が配列番号118を含む、実施形態1の抗TL1A抗体。(実施形態54)重鎖可変領域が配列番号118と少なくとも約90%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含む、実施形態1の抗TL1A抗体。(実施形態55)重鎖可変領域が配列番号118と比較して約1、2、3、4、5、6、7、8、9、または10個のアミノ酸の置換または欠失を有する配列を含む、実施形態1の抗TL1A抗体。(実施形態56)重鎖可変領域が配列番号119を含む、実施形態1の抗TL1A抗体。(実施形態57)重鎖可変領域が配列番号119と少なくとも約90%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含む、実施形態1の抗TL1A抗体。(実施形態58)重鎖可変領域が配列番号119と比較して約1、2、3、4、5、6、7、8、9、または10個のアミノ酸の置換または欠失を有する配列を含む、実施形態1の抗TL1A抗体。(実施形態59)重鎖可変領域が配列番号120を含む、実施形態1の抗TL1A抗体。(実施形態60)重鎖可変領域が配列番号120と少なくとも約90%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含む、実施形態1の抗TL1A抗体。(実施形態61)配列番号120と比較して約1、2、3、4、5、6、7、8、9、または10個のアミノ酸の置換または欠失を有する配列を含む、実施形態1の抗TL1A抗体。
(実施形態62)重鎖可変領域が配列番号121を含む、実施形態1の抗TL1A抗体。(実施形態63)重鎖可変領域が配列番号121と少なくとも約90%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含む、実施形態1の抗TL1A抗体。(実施形態64)重鎖可変領域が配列番号121と比較して約1、2、3、4、5、6、7、8、9、または10個のアミノ酸の置換または欠失を有する配列を含む、実施形態1の抗TL1A抗体。(実施形態65)重鎖可変領域が配列番号122を含む、実施形態1の抗TL1A抗体。(実施形態66)重鎖可変領域が配列番号122と少なくとも約90%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含む、実施形態1の抗TL1A抗体。(実施形態67)重鎖可変領域が配列番号122と比較して約1、2、3、4、5、6、7、8、9、または10個のアミノ酸の置換または欠失を有する配列を含む、実施形態1の抗TL1A抗体。(実施形態68)重鎖可変領域が配列番号123を含む、実施形態1の抗TL1A抗体。(実施形態69)重鎖可変領域が配列番号123と少なくとも約90%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含む、実施形態1の抗TL1A抗体。(実施形態70)重鎖可変領域が配列番号123と比較して約1、2、3、4、5、6、7、8、9、または10個のアミノ酸の置換または欠失を有する配列を含む、実施形態1の抗TL1A抗体。(実施形態71)重鎖可変領域が配列番号124を含む、実施形態1の抗TL1A抗体。(実施形態72)重鎖可変領域が配列番号124と少なくとも約90%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含む、実施形態1の抗TL1A抗体。(実施形態73)重鎖可変領域が配列番号124と比較して約1、2、3、4、5、6、7、8、9、または10個のアミノ酸の置換または欠失を有する配列を含む、実施形態1の抗TL1A抗体。
(実施形態74)重鎖可変領域が配列番号125を含む、実施形態1の抗TL1A抗体。(実施形態75)重鎖可変領域が配列番号125と少なくとも約90%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含む、実施形態1の抗TL1A抗体。(実施形態76)重鎖可変領域が配列番号125と比較して約1、2、3、4、5、6、7、8、9、または10個のアミノ酸の置換または欠失を有する配列を含む、実施形態1の抗TL1A抗体。(実施形態77)重鎖可変領域が配列番号126を含む、実施形態1の抗TL1A抗体。(実施形態78)重鎖可変領域が配列番号126と少なくとも約90%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含む、実施形態1の抗TL1A抗体。(実施形態79)重鎖可変領域が配列番号126と比較して約1、2、3、4、5、6、7、8、9、または10個のアミノ酸の置換または欠失を有する配列を含む、実施形態1の抗TL1A抗体。(実施形態80)重鎖可変領域が配列番号127を含む、実施形態1の抗TL1A抗体。(実施形態81)重鎖可変領域が配列番号127と少なくとも約90%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含む、実施形態1の抗TL1A抗体。(実施形態82)重鎖可変領域が配列番号127と比較して約1、2、3、4、5、6、7、8、9、または10個のアミノ酸の置換または欠失を有する配列を含む、実施形態1の抗TL1A抗体。(実施形態83)重鎖可変領域が配列番号128を含む、実施形態1の抗TL1A抗体。(実施形態84)重鎖可変領域が配列番号128と少なくとも約90%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含む、実施形態1の抗TL1A抗体。(実施形態85)重鎖可変領域が配列番号128と比較して約1、2、3、4、5、6、7、8、9、または10個のアミノ酸の置換または欠失を有する配列を含む、実施形態1の抗TL1A抗体。
(実施形態86)重鎖可変領域が配列番号129を含む、実施形態1の抗TL1A抗体。(実施形態87)重鎖可変領域が配列番号129と少なくとも約90%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含む、実施形態1の抗TL1A抗体。(実施形態88)重鎖可変領域が配列番号129と比較して約1、2、3、4、5、6、7、8、9、または10個のアミノ酸の置換または欠失を有する配列を含む、実施形態1の抗TL1A抗体。(実施形態89)重鎖可変領域が配列番号130を含む、実施形態1の抗TL1A抗体。(実施形態90)重鎖可変領域が配列番号130と少なくとも約90%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含む、実施形態1の抗TL1A抗体。(実施形態91)重鎖可変領域が配列番号130と比較して約1、2、3、4、5、6、7、8、9、または10個のアミノ酸の置換または欠失を有する配列を含む、実施形態1の抗TL1A抗体。(実施形態92)重鎖可変領域が配列番号131を含む、実施形態1の抗TL1A抗体。(実施形態93)重鎖可変領域が配列番号131と少なくとも約90%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含む、実施形態1の抗TL1A抗体。(実施形態94)重鎖可変領域が配列番号131と比較して約1、2、3、4、5、6、7、8、9、または10個のアミノ酸の置換または欠失を有する配列を含む、実施形態1の抗TL1A抗体。(実施形態95)重鎖可変領域が配列番号132を含む、実施形態1の抗TL1A抗体。(実施形態96)重鎖可変領域が配列番号132と少なくとも約90%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含む、実施形態1の抗TL1A抗体。(実施形態97)重鎖可変領域が配列番号132と比較して約1、2、3、4、5、6、7、8、9、または10個のアミノ酸の置換または欠失を有する配列を含む、実施形態1の抗TL1A抗体。
(実施形態98)重鎖可変領域が配列番号133を含む、実施形態1の抗TL1A抗体。(実施形態99)重鎖可変領域が配列番号133と少なくとも約90%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含む、実施形態1の抗TL1A抗体。(実施形態100)重鎖可変領域が配列番号133と比較して約1、2、3、4、5、6、7、8、9、または10個のアミノ酸の置換または欠失を有する配列を含む、実施形態1の抗TL1A抗体。(実施形態101)重鎖可変領域が配列番号134を含む、実施形態1の抗TL1A抗体。(実施形態102)重鎖可変領域が配列番号134と少なくとも約90%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含む、実施形態1の抗TL1A抗体。(実施形態103)重鎖可変領域が配列番号134と比較して約1、2、3、4、5、6、7、8、9、または10個のアミノ酸の置換または欠失を有する配列を含む、実施形態1の抗TL1A抗体。(実施形態104)重鎖可変領域が配列番号135を含む、実施形態1の抗TL1A抗体。(実施形態105)重鎖可変領域が配列番号135と少なくとも約90%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含む、実施形態1の抗TL1A抗体。(実施形態106)重鎖可変領域が配列番号135と比較して約1、2、3、4、5、6、7、8、9、または10個のアミノ酸の置換または欠失を有する配列を含む、実施形態1の抗TL1A抗体。
(実施形態107)軽鎖可変領域が配列番号201を含む、実施形態1~106のいずれか1つの抗TL1A抗体。(実施形態108)軽鎖可変領域が配列番号201と少なくとも約90%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含む、実施形態1~106のいずれか1つの抗TL1A抗体。(実施形態109)軽鎖可変領域が配列番号201と比較して約1、2、3、4、5、6、7、8、9、または10個のアミノ酸の置換または欠失を有する配列を含む、実施形態1~106のいずれか1つの抗TL1A抗体。(実施形態110)軽鎖可変領域が配列番号202を含む、実施形態1~106のいずれか1つの抗TL1A抗体。(実施形態111)軽鎖可変領域が配列番号202と少なくとも約90%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含む、実施形態1~106のいずれか1つの抗TL1A抗体。(実施形態112)軽鎖可変領域が配列番号202と比較して約1、2、3、4、5、6、7、8、9、または10個のアミノ酸の置換または欠失を有する配列を含む、実施形態1~106のいずれか1つの抗TL1A抗体。(実施形態113)軽鎖可変領域が配列番号203を含む、実施形態1~106のいずれか1つの抗TL1A抗体。(実施形態114)軽鎖可変領域が配列番号203と少なくとも約90%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含む、実施形態1~106のいずれか1つの抗TL1A抗体。(実施形態115)軽鎖可変領域が配列番号203と比較して約1、2、3、4、5、6、7、8、9、または10個のアミノ酸の置換または欠失を有する配列を含む、実施形態1~106のいずれか1つの抗TL1A抗体。(実施形態116)軽鎖可変領域が配列番号204を含む、実施形態1~106のいずれか1つの抗TL1A抗体。(実施形態117)軽鎖可変領域が配列番号204と少なくとも約90%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含む、実施形態1~106のいずれか1つの抗TL1A抗体。(実施形態118)軽鎖可変領域が配列番号204と比較して約1、2、3、4、5、6、7、8、9、または10個のアミノ酸の置換または欠失を有する配列を含む、実施形態1~106のいずれか1つの抗TL1A抗体。(実施形態119)軽鎖可変領域が配列番号205を含む、実施形態1~106のいずれか1つの抗TL1A抗体。(実施形態120)軽鎖可変領域が配列番号205と少なくとも約90%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含む、実施形態1~106のいずれか1つの抗TL1A抗体。(実施形態121)軽鎖可変領域が配列番号205と比較して約1、2、3、4、5、6、7、8、9、または10個のアミノ酸の置換または欠失を有する配列を含む、実施形態1~106のいずれか1つの抗TL1A抗体。(実施形態122)軽鎖可変領域が配列番号206を含む、実施形態1~106のいずれか1つの抗TL1A抗体。(実施形態123)軽鎖可変領域が配列番号206と少なくとも約90%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含む、実施形態1~106のいずれか1つの抗TL1A抗体。(実施形態124)軽鎖可変領域が配列番号206と比較して約1、2、3、4、5、6、7、8、9、または10個のアミノ酸の置換または欠失を有する配列を含む、実施形態1~106のいずれか1つの抗TL1A抗体。
(実施形態125)A217を含む、実施形態1の抗TL1A抗体。(実施形態126)重鎖可変領域が配列番号101と少なくとも約90%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含み、軽鎖可変領域が配列番号201と少なくとも約90%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含む、実施形態1の抗TL1A抗体。(実施形態127)A220を含む、実施形態1の抗TL1A抗体。(実施形態128)重鎖可変領域が配列番号102と少なくとも約90%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含み、軽鎖可変領域が配列番号201と少なくとも約90%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含む、実施形態1の抗TL1A抗体。(実施形態129)A223を含む、実施形態1の抗TL1A抗体。(実施形態130)重鎖可変領域が配列番号103と少なくとも約90%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含み、軽鎖可変領域が配列番号202と少なくとも約90%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含む、実施形態1の抗TL1A抗体。(実施形態131)A219を含む、実施形態1の抗TL1A抗体。(実施形態132)重鎖可変領域が配列番号104と少なくとも約90%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含み、軽鎖可変領域が配列番号201と少なくとも約90%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含む、実施形態1の抗TL1A抗体。(実施形態133)A221を含む、実施形態1の抗TL1A抗体。(実施形態134)重鎖可変領域が配列番号105と少なくとも約90%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含み、軽鎖可変領域が配列番号201と少なくとも約90%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含む、実施形態1の抗TL1A抗体。
(実施形態135)A200を含む、実施形態1の抗TL1A抗体。(実施形態136)重鎖可変領域が配列番号103と少なくとも約90%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含み、軽鎖可変領域が配列番号201と少なくとも約90%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含む、実施形態1の抗TL1A抗体。(実施形態137)A213を含む、実施形態1の抗TL1A抗体。(実施形態138)重鎖可変領域が配列番号106と少なくとも約90%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含み、軽鎖可変領域が配列番号201と少なくとも約90%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含む、実施形態1の抗TL1A抗体。(実施形態139)A212を含む、実施形態1の抗TL1A抗体。(実施形態140)重鎖可変領域が配列番号107と少なくとも約90%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含み、軽鎖可変領域が配列番号202と少なくとも約90%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含む、実施形態1の抗TL1A抗体。(実施形態141)A107を含む、実施形態1の抗TL1A抗体。(実施形態142)重鎖可変領域が配列番号108と少なくとも約90%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含み、軽鎖可変領域が配列番号202と少なくとも約90%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含む、実施形態1の抗TL1A抗体。(実施形態143)A205を含む、実施形態1の抗TL1A抗体。(実施形態144)重鎖可変領域が配列番号109と少なくとも約90%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含み、軽鎖可変領域が配列番号202と少なくとも約90%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含む、実施形態1の抗TL1A抗体。
(実施形態145)A211を含む、実施形態1の抗TL1A抗体。(実施形態146)重鎖可変領域が配列番号108と少なくとも約90%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含み、軽鎖可変領域が配列番号201と少なくとも約90%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含む、実施形態1の抗TL1A抗体。(実施形態147)A199を含む、実施形態1の抗TL1A抗体。(実施形態148)重鎖可変領域が配列番号109と少なくとも約90%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含み、軽鎖可変領域が配列番号201と少なくとも約90%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含む、実施形態1の抗TL1A抗体。(実施形態149)A15を含む、実施形態1の抗TL1A抗体。(実施形態150)重鎖可変領域が配列番号108と少なくとも約90%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含み、軽鎖可変領域が配列番号203と少なくとも約90%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含む、実施形態1の抗TL1A抗体。(実施形態151)A30を含む、実施形態1の抗TL1A抗体。(実施形態152)重鎖可変領域が配列番号108と少なくとも約90%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含み、軽鎖可変領域が配列番号204と少なくとも約90%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含む、実施形態1の抗TL1A抗体。(実施形態153)A100を含む、実施形態1の抗TL1A抗体。(実施形態154)重鎖可変領域が配列番号107と少なくとも約90%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含み、軽鎖可変領域が配列番号204と少なくとも約90%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含む、実施形態1の抗TL1A抗体。
(実施形態155)A181を含む、実施形態1の抗TL1A抗体。(実施形態156)重鎖可変領域が配列番号107と少なくとも約90%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含み、軽鎖可変領域が配列番号202と少なくとも約90%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含む、実施形態1の抗TL1A抗体。(実施形態157)A129を含む、実施形態1の抗TL1A抗体。(実施形態158)重鎖可変領域が配列番号110と少なくとも約90%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含み、軽鎖可変領域が配列番号204と少なくとも約90%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含む、実施形態1の抗TL1A抗体。(実施形態159)A214を含む、実施形態1の抗TL1A抗体。(実施形態160)重鎖可変領域が配列番号111と少なくとも約90%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含み、軽鎖可変領域が配列番号201と少なくとも約90%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含む、実施形態1の抗TL1A抗体。(実施形態161)A216を含む、実施形態1の抗TL1A抗体。(実施形態162)重鎖可変領域が配列番号112と少なくとも約90%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含み、軽鎖可変領域が配列番号201と少なくとも約90%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含む、実施形態1の抗TL1A抗体。(実施形態163)A122を含む、実施形態1の抗TL1A抗体。(実施形態164)重鎖可変領域が配列番号113と少なくとも約90%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含み、軽鎖可変領域が配列番号204と少なくとも約90%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含む、実施形態1の抗TL1A抗体。
(実施形態165)A222を含む、実施形態1の抗TL1A抗体。(実施形態166)重鎖可変領域が配列番号114と少なくとも約90%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含み、軽鎖可変領域が配列番号201と少なくとも約90%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含む、実施形態1の抗TL1A抗体。(実施形態167)A188を含む、実施形態1の抗TL1A抗体。(実施形態168)重鎖可変領域が配列番号115と少なくとも約90%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含み、軽鎖可変領域が配列番号202と少なくとも約90%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含む、実施形態1の抗TL1A抗体。(実施形態169)A203を含む、実施形態1の抗TL1A抗体。(実施形態170)重鎖可変領域が配列番号116と少なくとも約90%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含み、軽鎖可変領域が配列番号201と少なくとも約90%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含む、実施形態1の抗TL1A抗体。(実施形態171)A147を含む、実施形態1の抗TL1A抗体。(実施形態172)重鎖可変領域が配列番号117と少なくとも約90%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含み、軽鎖可変領域が配列番号201と少なくとも約90%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含む、実施形態1の抗TL1A抗体。(実施形態173)A127を含む、実施形態1の抗TL1A抗体。(実施形態174)重鎖可変領域が配列番号118と少なくとも約90%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含み、軽鎖可変領域が配列番号204と少なくとも約90%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含む、実施形態1の抗TL1A抗体。
(実施形態175)A126を含む、実施形態1の抗TL1A抗体。(実施形態176)重鎖可変領域が配列番号114と少なくとも約90%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含み、軽鎖可変領域が配列番号204と少なくとも約90%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含む、実施形態1の抗TL1A抗体。(実施形態177)A160を含む、実施形態1の抗TL1A抗体。(実施形態178)重鎖可変領域が配列番号102と少なくとも約90%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含み、軽鎖可変領域が配列番号204と少なくとも約90%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含む、実施形態1の抗TL1A抗体。(実施形態179)A157を含む、実施形態1の抗TL1A抗体。(実施形態180)重鎖可変領域が配列番号104と少なくとも約90%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含み、軽鎖可変領域が配列番号204と少なくとも約90%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含む、実施形態1の抗TL1A抗体。(実施形態181)A159を含む、実施形態1の抗TL1A抗体。(実施形態182)重鎖可変領域が配列番号119と少なくとも約90%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含み、軽鎖可変領域が配列番号204と少なくとも約90%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含む、実施形態1の抗TL1A抗体。(実施形態183)A218を含む、実施形態1の抗TL1A抗体。(実施形態184)重鎖可変領域が配列番号119と少なくとも約90%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含み、軽鎖可変領域が配列番号201と少なくとも約90%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含む、実施形態1の抗TL1A抗体。
(実施形態185)A158を含む、実施形態1の抗TL1A抗体。(実施形態186)重鎖可変領域が配列番号101と少なくとも約90%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含み、軽鎖可変領域が配列番号204と少なくとも約90%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含む、実施形態1の抗TL1A抗体。(実施形態187)A125を含む、実施形態1の抗TL1A抗体。(実施形態188)重鎖可変領域が配列番号105と少なくとも約90%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含み、軽鎖可変領域が配列番号204と少なくとも約90%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含む、実施形態1の抗TL1A抗体。(実施形態189)A103を含む、実施形態1の抗TL1A抗体。(実施形態190)重鎖可変領域が配列番号120と少なくとも約90%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含み、軽鎖可変領域が配列番号204と少なくとも約90%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含む、実施形態1の抗TL1A抗体。(実施形態191)A64を含む、実施形態1の抗TL1A抗体。(実施形態192)重鎖可変領域が配列番号121と少なくとも約90%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含み、軽鎖可変領域が配列番号202と少なくとも約90%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含む、実施形態1の抗TL1A抗体。(実施形態193)A67を含む、実施形態1の抗TL1A抗体。(実施形態194)重鎖可変領域が配列番号122と少なくとも約90%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含み、軽鎖可変領域が配列番号202と少なくとも約90%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含む、実施形態1の抗TL1A抗体。
(実施形態195)A138を含む、実施形態1の抗TL1A抗体。(実施形態196)重鎖可変領域が配列番号122と少なくとも約90%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含み、軽鎖可変領域が配列番号204と少なくとも約90%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含む、実施形態1の抗TL1A抗体。(実施形態197)A68を含む、実施形態1の抗TL1A抗体。(実施形態198)重鎖可変領域が配列番号123と少なくとも約90%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含み、軽鎖可変領域が配列番号202と少なくとも約90%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含む、実施形態1の抗TL1A抗体。(実施形態199)A94を含む、実施形態1の抗TL1A抗体。(実施形態200)重鎖可変領域が配列番号124と少なくとも約90%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含み、軽鎖可変領域が配列番号202と少なくとも約90%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含む、実施形態1の抗TL1A抗体。(実施形態201)A110を含む、実施形態1の抗TL1A抗体。(実施形態202)重鎖可変領域が配列番号125と少なくとも約90%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含み、軽鎖可変領域が配列番号205と少なくとも約90%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含む、実施形態1の抗TL1A抗体。(実施形態203)A197を含む、実施形態1の抗TL1A抗体。(実施形態204)重鎖可変領域が配列番号116と少なくとも約90%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含み、軽鎖可変領域が配列番号205と少なくとも約90%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含む、実施形態1の抗TL1A抗体。
(実施形態205)A112を含む、実施形態1の抗TL1A抗体。(実施形態206)重鎖可変領域が配列番号117と少なくとも約90%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含み、軽鎖可変領域が配列番号205と少なくとも約90%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含む、実施形態1の抗TL1A抗体。(実施形態207)A169を含む、実施形態1の抗TL1A抗体。(実施形態208)重鎖可変領域が配列番号126と少なくとも約90%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含み、軽鎖可変領域が配列番号205と少なくとも約90%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含む、実施形態1の抗TL1A抗体。(実施形態209)A173を含む、実施形態1の抗TL1A抗体。(実施形態210)重鎖可変領域が配列番号127と少なくとも約90%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含み、軽鎖可変領域が配列番号205と少なくとも約90%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含む、実施形態1の抗TL1A抗体。(実施形態211)A179を含む、実施形態1の抗TL1A抗体。(実施形態212)重鎖可変領域が配列番号127と少なくとも約90%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含み、軽鎖可変領域が配列番号201と少なくとも約90%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含む、実施形態1の抗TL1A抗体。(実施形態213)A148を含む、実施形態1の抗TL1A抗体。(実施形態214)重鎖可変領域が配列番号121と少なくとも約90%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含み、軽鎖可変領域が配列番号201と少なくとも約90%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含む、実施形態1の抗TL1A抗体。
(実施形態215)A115を含む、実施形態1の抗TL1A抗体。(実施形態216)重鎖可変領域が配列番号122と少なくとも約90%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含み、軽鎖可変領域が配列番号205と少なくとも約90%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含む、実施形態1の抗TL1A抗体。(実施形態217)A149を含む、実施形態1の抗TL1A抗体。(実施形態218)重鎖可変領域が配列番号122と少なくとも約90%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含み、軽鎖可変領域が配列番号201と少なくとも約90%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含む、実施形態1の抗TL1A抗体。(実施形態219)A134を含む、実施形態1の抗TL1A抗体。(実施形態220)重鎖可変領域が配列番号122と少なくとも約90%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含み、軽鎖可変領域が配列番号206と少なくとも約90%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含む、実施形態1の抗TL1A抗体。(実施形態221)A113を含む、実施形態1の抗TL1A抗体。(実施形態222)重鎖可変領域が配列番号124と少なくとも約90%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含み、軽鎖可変領域が配列番号205と少なくとも約90%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含む、実施形態1の抗TL1A抗体。(実施形態223)A151を含む、実施形態1の抗TL1A抗体。(実施形態224)重鎖可変領域が配列番号124と少なくとも約90%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含み、軽鎖可変領域が配列番号201と少なくとも約90%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含む、実施形態1の抗TL1A抗体。
(実施形態225)A96を含む、実施形態1の抗TL1A抗体。(実施形態226)重鎖可変領域が配列番号128と少なくとも約90%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含み、軽鎖可変領域が配列番号205と少なくとも約90%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含む、実施形態1の抗TL1A抗体。(実施形態227)A132を含む、実施形態1の抗TL1A抗体。(実施形態228)重鎖可変領域が配列番号128と少なくとも約90%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含み、軽鎖可変領域が配列番号206と少なくとも約90%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含む、実施形態1の抗TL1A抗体。(実施形態229)A196を含む、実施形態1の抗TL1A抗体。(実施形態230)重鎖可変領域が配列番号129と少なくとも約90%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含み、軽鎖可変領域が配列番号205と少なくとも約90%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含む、実施形態1の抗TL1A抗体。(実施形態231)A172を含む、実施形態1の抗TL1A抗体。(実施形態232)重鎖可変領域が配列番号130と少なくとも約90%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含み、軽鎖可変領域が配列番号205と少なくとも約90%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含む、実施形態1の抗TL1A抗体。(実施形態233)A75を含む、実施形態1の抗TL1A抗体。(実施形態234)重鎖可変領域が配列番号131と少なくとも約90%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含み、軽鎖可変領域が配列番号205と少なくとも約90%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含む、実施形態1の抗TL1A抗体。
(実施形態235)A174を含む、実施形態1の抗TL1A抗体。(実施形態236)重鎖可変領域が配列番号132と少なくとも約90%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含み、軽鎖可変領域が配列番号205と少なくとも約90%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含む、実施形態1の抗TL1A抗体。(実施形態237)A109を含む、実施形態1の抗TL1A抗体。(実施形態238)重鎖可変領域が配列番号133と少なくとも約90%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含み、軽鎖可変領域が配列番号205と少なくとも約90%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含む、実施形態1の抗TL1A抗体。(実施形態239)A198を含む、実施形態1の抗TL1A抗体。(実施形態240)重鎖可変領域が配列番号134と少なくとも約90%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含み、軽鎖可変領域が配列番号205と少なくとも約90%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含む、実施形態1の抗TL1A抗体。(実施形態241)A170を含む、実施形態1の抗TL1A抗体。(実施形態242)重鎖可変領域が配列番号135と少なくとも約90%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含み、軽鎖可変領域が配列番号205と少なくとも約90%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含む、実施形態1の抗TL1A抗体。(実施形態243)A500を含む、実施形態1の抗TL1A抗体。(実施形態244)A501を含む、実施形態1の抗TL1A抗体。
(実施形態245)Kabatナンバリングによる、(a)297A、297Q、297G、もしくは297D、(b)279F、279K、もしくは279L、(c)228P、(d)235A、235E、235G、235Q、235R、もしくは235S、(e)237A、237E、237K、237N、もしくは237R、(f)234A、234V、もしくは234F、(g)233P、(h)328A、(i)327Qもしくは327T、(j)329A、329G、329Y、もしくは329R、(k)331S、(l)236Fもしくは236R、(m)238A、238E、238G、238H、238I、238V、238W、もしくは238Y、(n)248A、(o)254D、254E、254G、254H、254I、254N、254P、254Q、254T、もしくは254V、(p)255N、(q)256H、256K、256R、もしくは256V、(r)264S、(s)265H、265K、265S、265Y、もしくは265A、(t)267G、267H、267I、もしくは267K、(u)268K、(v)269Nもしくは269Q、(w)270A、270G、270M、もしくは270N、(x)271T、(y)272N、(z)292E、292F、292G、もしくは292I、(aa)293S、(bb)301W、(cc)304E、(dd)311E、311G、もしくは311S、(ee)316F、(ff)328V、(gg)330R、(hh)339Eもしくは339L、(ii)343Iもしくは343V、(jj)373A、373G、もしくは373S、(kk)376E、376W、もしくは376Y、(ll)380D、(mm)382Dもしくは382P、(nn)385P、(oo)424H、424M、もしくは424V、(pp)434I、(qq)438G、(rr)439E、439H、もしくは439Q、(ss)440A、440D、440E、440F、440M、440T、もしくは440V、(tt)E233P、(uu)L235E、(vv)L234AおよびL235A、(ww)L234A、L235A、およびG237A、(xx)L234A、L235A、およびP329G、(yy)L234F、L235E、およびP331S、(zz)L234A、L235E、およびG237A、(aaa)L234A、L235E、G237A、およびP331S、(bbb)L234A、L235A、G237A、P238S、H268A、A330S、およびP331S(IgG1σ)、(ccc)L234A、L235A、およびP329A、(ddd)G236RおよびL328R、(eee)G237A、(fff)F241A、(ggg)V264A、(hhh)D265A、(iii)D265AおよびN297A、(jjj)D265AおよびN297G、(kkk)D270A、(lll)A330L、(mmm)P331AもしくはP331S、または(nnn)(a)~(uu)の任意の組合せを含むヒトIgG1 Fc領域を含む、実施形態1~244のいずれか1つの抗TL1A。(実施形態246)Kabatナンバリングによる、(a)S228PおよびL235E、または(b)S228P、F234A、およびL235Aを含む、(i)ヒトIgG4 Fc領域または(ii)ヒトIgG4 Fc領域を含む、実施形態1~244のいずれか1つの抗TL1A。(実施形態247)ヒトIgG2 Fc領域;IgG2-IgG4クロス-サブクラスFc領域;IgG2-IgG3クロス-サブクラスFc領域;H268Q、V309L、A330S、P331S(IgG2m4)を含むIgG2;またはV234A、G237A、P238S、H268A、V309L、A330S、P331S(IgG2σ)を含むIgG2を含む、実施形態1~244のいずれか1つの抗TL1A。(実施形態248)配列番号320~362のいずれか1つを含む重鎖Fc領域を含む、実施形態1~247のいずれか1つの抗TL1A。(実施形態249)配列番号319を含む軽鎖定常領域を含む、実施形態1~248のいずれか1つの抗TL1A。
(実施形態250)本明細書中に記載されるサイズ排除クロマトグラフィー法によって決定される、少なくとも約80%のモノマー画分を含む、実施形態1~249のいずれか1つの抗TL1A。(実施形態251)本明細書中に記載されるサイズ排除クロマトグラフィー法によって決定される、少なくとも約81%、少なくとも約82%、少なくとも約83%、または少なくとも約84%のモノマー画分を含む、実施形態1~250のいずれか1つの抗TL1A。(実施形態252)本明細書中に記載されるサイズ排除クロマトグラフィー法によって決定される、少なくとも約85%のモノマー画分を含む、実施形態1~251のいずれか1つの抗TL1A。(実施形態253)本明細書中に記載されるサイズ排除クロマトグラフィー法によって決定される、少なくとも約86%、少なくとも約87%、少なくとも約88%、または少なくとも約89%のモノマー画分を含む、実施形態1~252のいずれか1つの抗TL1A。(実施形態254)本明細書中に記載されるサイズ排除クロマトグラフィー法によって決定される、少なくとも約90%のモノマー画分を含む、実施形態1~253のいずれか1つの抗TL1A。(実施形態255)本明細書中に記載されるサイズ排除クロマトグラフィー法によって決定される、少なくとも約91%、少なくとも約92%、少なくとも約93%、または少なくとも約94%のモノマー画分を含む、実施形態1~254のいずれか1つの抗TL1A。(実施形態256)本明細書中に記載されるサイズ排除クロマトグラフィー法によって決定される、少なくとも約95%のモノマー画分を含む、実施形態1~255のいずれか1つの抗TL1A。(実施形態257)本明細書中に記載されるサイズ排除クロマトグラフィー法によって決定される、少なくとも約96%、少なくとも約97%、少なくとも約98%、または少なくとも約99%のモノマー画分を含む、実施形態1~256のいずれか1つの抗TL1A。
(実施形態258)本明細書中で開示される方法によって決定される、少なくとも約2μg/mLの発現を含む、実施形態1~257のいずれか1つの抗TL1A。(実施形態259)本明細書中で開示される方法によって決定される、約2μg/mL~約60μg/mLの発現を含む、実施形態1~258のいずれか1つの抗TL1A。(実施形態260)本明細書中で開示される方法によって決定される、約5μg/mL~約60μg/mLの発現を含む、実施形態1~259のいずれか1つの抗TL1A。(実施形態261)本明細書中で開示される方法によって決定される、約10μg/mL~約60μg/mLの発現を含む、実施形態1~260のいずれか1つの抗TL1A。(実施形態262)本明細書中で開示される方法によって決定される、少なくとも約5μg/mLの発現を含む、実施形態1~261のいずれか1つの抗TL1A。(実施形態263)本明細書中で開示される方法によって決定される、少なくとも約10μg/mLの発現を含む、実施形態1~262のいずれか1つの抗TL1A。(実施形態264)本明細書中で開示される方法によって決定される、少なくとも約15μg/mLの発現を含む、実施形態1~263のいずれか1つの抗TL1A。(実施形態265)本明細書中で開示される方法によって決定される、少なくとも約20μg/mLの発現を含む、実施形態1~264のいずれか1つの抗TL1A。
例示的な抗TL1A定常領域
一部の実施形態では、1つまたは複数のアミノ酸改変が、ヒト抗体またはヒト化抗体の結晶形成断片(Fc)領域中に導入されることによって、Fc領域バリアントが生じ得る。Fc領域は、ヒンジ領域、CH2ドメイン、CH3ドメイン、またはそれらの任意の組合せを含む免疫グロブリン重鎖のC末端領域を含んでもよい。本明細書中で使用されるFc領域は、天然配列Fc領域およびバリアントFc領域を含む。Fc領域バリアントは、1つまたは複数のアミノ酸位置にてアミノ酸改変(例えば、置換、付加、または欠失)を含むヒトFc領域配列(例えば、ヒトIgG1、IgG2、IgG3、またはIgG4 Fc領域)を含んでもよい。例示的な実施形態では、Fc領域は、配列番号320~362のいずれか1つを含む。
一部の実施形態では、本開示の抗体は、ヒトIgGと比較して低減したエフェクター機能を有する。エフェクター機能は、抗体Fc領域の、Fc受容体またはリガンドとの相互作用に由来する生物学的事象を指す。非限定的なエフェクター機能は、C1q結合、補体依存性細胞傷害(CDC)、Fc受容体結合、抗体依存性細胞媒介細胞傷害(ADCC)、抗体依存性細胞ファゴサイトーシス(ADCP)、サイトカイン分泌、抗原提示細胞による免疫複合体媒介抗原吸収、細胞表面受容体(例えばB細胞受容体)のダウンレギュレーション、およびB細胞活性化を含む。場合によっては、抗体依存性細胞媒介細胞傷害(ADCC)は、Fc受容体を発現する非特異的細胞傷害性細胞(例えば、ナチュラルキラー細胞、好中球、マクロファージ)が、標的細胞上での結合抗体を認識した後に、標的細胞の溶解を引き起こす細胞媒介反応を指す。場合によっては、補体依存性細胞傷害(CDC)は、補体の存在下での標的細胞の溶解を指し、ここでは、補体作用経路が、標的と結合した抗体へのC1qの結合によって開始される。
一部のFc領域は、エフェクター機能が天然に欠如しており、一部のFc領域は、エフェクター機能を低減する突然変異を含み得る。例えば、IgG4は、低いADCCおよびCDC活性を有し、IgG2は、低いADCC活性を有する。
本開示は、非バリアントFc領域を含む抗体、すなわち、ADCCを低下させる置換についてではなく、配列同一性が同じ抗体(例えば、ヒトIgG1、配列番号320)と比較して、少なくとも約30%、少なくとも約40%、少なくとも約50%、少なくとも約60%、少なくとも約70%、またはそれ以上低減したADCCを示すことによって特徴付けられるFc領域を含む抗体を提供する。本開示は、非バリアントFc領域を含む抗体、すなわち、CDCを低下させる置換についてではなく、配列同一性が同じ抗体(例えば、ヒトIgG1、配列番号320)と比較して、少なくとも約30%、少なくとも約40%、少なくとも約50%、少なくとも約60%、少なくとも約70%、またはそれ以上低減したCDCを示すことによって特徴付けられるFc領域を含む抗体を提供する。ある特定の実施形態では、本開示の抗体は、ヒトIgG1と比較して低減したエフェクター機能を有する。エフェクター機能の測定は、実施例3に記載されるように実行されてもよい。
ADCCおよび/またはCDCを低減し得るIgG1内のFc突然変異の非限定的な例は、IgG1内の231、232、234、235、236、237、238、239、264、265、267、269、270、297、299、318、320、322、325、327、328、329、330、および331位のうちの1つまたは複数での置換を含み、定常領域のナンバリングシステムは、Kabatによって示されるEUインデックスのものである。ある特定の実施形態では、本開示の抗体は、ヒトIgG1と比較して低減したエフェクター機能を有する。
一部の実施形態では、抗体は、Kabatナンバリングシステムに従う、N297A置換を含むIgG1 Fc領域を含む。一部の実施形態では、抗体は、Kabatナンバリングシステムに従う、N297Q置換を含むIgG1 Fc領域を含む。一部の実施形態では、抗体は、Kabatナンバリングシステムに従う、N297D置換を含むIgG1 Fc領域を含む。一部の実施形態では、抗体は、Kabatナンバリングシステムに従う、D265A置換を含むIgG1 Fc領域を含む。一部の実施形態では、抗体は、Kabatナンバリングシステムに従う、S228P置換を含むIgG1 Fc領域を含む。一部の実施形態では、抗体は、Kabatナンバリングシステムに従う、L235A置換を含むIgG1 Fc領域を含む。一部の実施形態では、抗体は、Kabatナンバリングシステムに従う、L237A置換を含むIgG1 Fc領域を含む。一部の実施形態では、抗体は、Kabatナンバリングシステムに従う、L234A置換を含むIgG1 Fc領域を含む。一部の実施形態では、抗体は、Kabatナンバリングシステムに従う、E233P置換を含むIgG1 Fc領域を含む。一部の実施形態では、抗体は、Kabatナンバリングシステムに従う、L234V置換を含むIgG1 Fc領域を含む。一部の実施形態では、抗体は、Kabatナンバリングシステムに従う、C236欠失を含むIgG1 Fc領域を含む。一部の実施形態では、抗体は、Kabatナンバリングシステムに従う、P238A置換を含むIgG1 Fc領域を含む。一部の実施形態では、抗体は、Kabatナンバリングシステムに従う、A327Q置換を含むIgG1 Fc領域を含む。一部の実施形態では、抗体は、Kabatナンバリングシステムに従う、P329A置換を含むIgG1 Fc領域を含む。一部の実施形態では、抗体は、Kabatナンバリングシステムに従う、P329G置換を含むIgG1 Fc領域を含む。一部の実施形態では、抗体は、Kabatナンバリングシステムに従う、L235E置換を含むIgG1 Fc領域を含む。一部の実施形態では、抗体は、Kabatナンバリングシステムに従う、P331S置換を含むIgG1 Fc領域を含む。一部の実施形態では、抗体は、Kabatナンバリングシステムに従う、L234F置換を含むIgG1 Fc領域を含む。一部の実施形態では、抗体は、Kabatナンバリングシステムに従う、235G置換を含むIgG1 Fc領域を含む。一部の実施形態では、抗体は、Kabatナンバリングシステムに従う、235Q置換を含むIgG1 Fc領域を含む。一部の実施形態では、抗体は、Kabatナンバリングシステムに従う、235R置換を含むIgG1 Fc領域を含む。一部の実施形態では、抗体は、Kabatナンバリングシステムに従う、235S置換を含むIgG1 Fc領域を含む。一部の実施形態では、抗体は、Kabatナンバリングシステムに従う、236F置換を含むIgG1 Fc領域を含む。一部の実施形態では、抗体は、Kabatナンバリングシステムに従う、236R置換を含むIgG1 Fc領域を含む。一部の実施形態では、抗体は、Kabatナンバリングシステムに従う、237E置換を含むIgG1 Fc領域を含む。一部の実施形態では、抗体は、Kabatナンバリングシステムに従う、237K置換を含むIgG1 Fc領域を含む。一部の実施形態では、抗体は、Kabatナンバリングシステムに従う、237N置換を含むIgG1 Fc領域を含む。一部の実施形態では、抗体は、Kabatナンバリングシステムに従う、237R置換を含むIgG1 Fc領域を含む。一部の実施形態では、抗体は、Kabatナンバリングシステムに従う、238A置換を含むIgG1 Fc領域を含む。一部の実施形態では、抗体は、Kabatナンバリングシステムに従う、238E置換を含むIgG1 Fc領域を含む。一部の実施形態では、抗体は、Kabatナンバリングシステムに従う、238G置換を含むIgG1 Fc領域を含む。一部の実施形態では、抗体は、Kabatナンバリングシステムに従う、238H置換を含むIgG1 Fc領域を含む。一部の実施形態では、抗体は、Kabatナンバリングシステムに従う、238I置換を含むIgG1 Fc領域を含む。一部の実施形態では、抗体は、Kabatナンバリングシステムに従う、238V置換を含むIgG1 Fc領域を含む。一部の実施形態では、抗体は、Kabatナンバリングシステムに従う、238W置換を含むIgG1 Fc領域を含む。一部の実施形態では、抗体は、Kabatナンバリングシステムに従う、238Y置換を含むIgG1 Fc領域を含む。一部の実施形態では、抗体は、Kabatナンバリングシステムに従う、248A置換を含むIgG1 Fc領域を含む。一部の実施形態では、抗体は、Kabatナンバリングシステムに従う、254D置換を含むIgG1 Fc領域を含む。一部の実施形態では、抗体は、Kabatナンバリングシステムに従う、254E置換を含むIgG1 Fc領域を含む。一部の実施形態では、抗体は、Kabatナンバリングシステムに従う、254G置換を含むIgG1 Fc領域を含む。一部の実施形態では、抗体は、Kabatナンバリングシステムに従う、254H置換を含むIgG1 Fc領域を含む。一部の実施形態では、抗体は、Kabatナンバリングシステムに従う、254I置換を含むIgG1 Fc領域を含む。一部の実施形態では、抗体は、Kabatナンバリングシステムに従う、254N置換を含むIgG1 Fc領域を含む。一部の実施形態では、抗体は、Kabatナンバリングシステムに従う、254P置換を含むIgG1 Fc領域を含む。一部の実施形態では、抗体は、Kabatナンバリングシステムに従う、254Q置換を含むIgG1 Fc領域を含む。一部の実施形態では、抗体は、Kabatナンバリングシステムに従う、254T置換を含むIgG1 Fc領域を含む。一部の実施形態では、抗体は、Kabatナンバリングシステムに従う、254V置換を含むIgG1 Fc領域を含む。一部の実施形態では、抗体は、Kabatナンバリングシステムに従う、255N置換を含むIgG1 Fc領域を含む。一部の実施形態では、抗体は、Kabatナンバリングシステムに従う、256H置換を含むIgG1 Fc領域を含む。一部の実施形態では、抗体は、Kabatナンバリングシステムに従う、256K置換を含むIgG1 Fc領域を含む。一部の実施形態では、抗体は、Kabatナンバリングシステムに従う、256R置換を含むIgG1 Fc領域を含む。一部の実施形態では、抗体は、Kabatナンバリングシステムに従う、256V置換を含むIgG1 Fc領域を含む。一部の実施形態では、抗体は、Kabatナンバリングシステムに従う、264S置換を含むIgG1 Fc領域を含む。一部の実施形態では、抗体は、Kabatナンバリングシステムに従う、265H置換を含むIgG1 Fc領域を含む。一部の実施形態では、抗体は、Kabatナンバリングシステムに従う、265K置換を含むIgG1 Fc領域を含む。一部の実施形態では、抗体は、Kabatナンバリングシステムに従う、265S置換を含むIgG1 Fc領域を含む。一部の実施形態では、抗体は、Kabatナンバリングシステムに従う、265Y置換を含むIgG1 Fc領域を含む。一部の実施形態では、抗体は、Kabatナンバリングシステムに従う、267G置換を含むIgG1 Fc領域を含む。一部の実施形態では、抗体は、Kabatナンバリングシステムに従う、267H置換を含むIgG1 Fc領域を含む。一部の実施形態では、抗体は、Kabatナンバリングシステムに従う、267I置換を含むIgG1 Fc領域を含む。一部の実施形態では、抗体は、Kabatナンバリングシステムに従う、267K置換を含むIgG1 Fc領域を含む。一部の実施形態では、抗体は、Kabatナンバリングシステムに従う、268K置換を含むIgG1 Fc領域を含む。一部の実施形態では、抗体は、Kabatナンバリングシステムに従う、269N置換を含むIgG1 Fc領域を含む。一部の実施形態では、抗体は、Kabatナンバリングシステムに従う、269Q置換を含むIgG1 Fc領域を含む。一部の実施形態では、抗体は、Kabatナンバリングシステムに従う、270A置換を含むIgG1 Fc領域を含む。一部の実施形態では、抗体は、Kabatナンバリングシステムに従う、270G置換を含むIgG1 Fc領域を含む。一部の実施形態では、抗体は、Kabatナンバリングシステムに従う、270M置換を含むIgG1 Fc領域を含む。一部の実施形態では、抗体は、Kabatナンバリングシステムに従う、270N置換を含むIgG1 Fc領域を含む。一部の実施形態では、抗体は、Kabatナンバリングシステムに従う、271T置換を含むIgG1 Fc領域を含む。一部の実施形態では、抗体は、Kabatナンバリングシステムに従う、272N置換を含むIgG1 Fc領域を含む。一部の実施形態では、抗体は、Kabatナンバリングシステムに従う、279F置換を含むIgG1 Fc領域を含む。一部の実施形態では、抗体は、Kabatナンバリングシステムに従う、279K置換を含むIgG1 Fc領域を含む。一部の実施形態では、抗体は、Kabatナンバリングシステムに従う、279L置換を含むIgG1 Fc領域を含む。一部の実施形態では、抗体は、Kabatナンバリングシステムに従う、292E置換を含むIgG1 Fc領域を含む。一部の実施形態では、抗体は、Kabatナンバリングシステムに従う、292F置換を含むIgG1 Fc領域を含む。一部の実施形態では、抗体は、Kabatナンバリングシステムに従う、292G置換を含むIgG1 Fc領域を含む。一部の実施形態では、抗体は、Kabatナンバリングシステムに従う、292I置換を含むIgG1 Fc領域を含む。一部の実施形態では、抗体は、Kabatナンバリングシステムに従う、293S置換を含むIgG1 Fc領域を含む。一部の実施形態では、抗体は、Kabatナンバリングシステムに従う、301W置換を含むIgG1 Fc領域を含む。一部の実施形態では、抗体は、Kabatナンバリングシステムに従う、304E置換を含むIgG1 Fc領域を含む。一部の実施形態では、抗体は、Kabatナンバリングシステムに従う、311E置換を含むIgG1 Fc領域を含む。一部の実施形態では、抗体は、Kabatナンバリングシステムに従う、311G置換を含むIgG1 Fc領域を含む。一部の実施形態では、抗体は、Kabatナンバリングシステムに従う、311S置換を含むIgG1 Fc領域を含む。一部の実施形態では、抗体は、Kabatナンバリングシステムに従う、316F置換を含むIgG1 Fc領域を含む。一部の実施形態では、抗体は、Kabatナンバリングシステムに従う、327T置換を含むIgG1 Fc領域を含む。一部の実施形態では、抗体は、Kabatナンバリングシステムに従う、328V置換を含むIgG1 Fc領域を含む。一部の実施形態では、抗体は、Kabatナンバリングシステムに従う、329Y置換を含むIgG1 Fc領域を含む。一部の実施形態では、抗体は、Kabatナンバリングシステムに従う、330R置換を含むIgG1 Fc領域を含む。一部の実施形態では、抗体は、Kabatナンバリングシステムに従う、339E置換を含むIgG1 Fc領域を含む。一部の実施形態では、抗体は、Kabatナンバリングシステムに従う、339L置換を含むIgG1 Fc領域を含む。一部の実施形態では、抗体は、Kabatナンバリングシステムに従う、343I置換を含むIgG1 Fc領域を含む。一部の実施形態では、抗体は、Kabatナンバリングシステムに従う、343V置換を含むIgG1 Fc領域を含む。一部の実施形態では、抗体は、Kabatナンバリングシステムに従う、373A置換を含むI
gG1 Fc領域を含む。一部の実施形態では、抗体は、Kabatナンバリングシステムに従う、373G置換を含むIgG1 Fc領域を含む。一部の実施形態では、抗体は、Kabatナンバリングシステムに従う、373S置換を含むIgG1 Fc領域を含む。一部の実施形態では、抗体は、Kabatナンバリングシステムに従う、376E置換を含むIgG1 Fc領域を含む。一部の実施形態では、抗体は、Kabatナンバリングシステムに従う、376W置換を含むIgG1 Fc領域を含む。一部の実施形態では、抗体は、Kabatナンバリングシステムに従う、376Y置換を含むIgG1 Fc領域を含む。一部の実施形態では、抗体は、Kabatナンバリングシステムに従う、380D置換を含むIgG1 Fc領域を含む。一部の実施形態では、抗体は、Kabatナンバリングシステムに従う、382D置換を含むIgG1 Fc領域を含む。一部の実施形態では、抗体は、Kabatナンバリングシステムに従う、382P置換を含むIgG1 Fc領域を含む。一部の実施形態では、抗体は、Kabatナンバリングシステムに従う、385P置換を含むIgG1 Fc領域を含む。一部の実施形態では、抗体は、Kabatナンバリングシステムに従う、424H置換を含むIgG1 Fc領域を含む。一部の実施形態では、抗体は、Kabatナンバリングシステムに従う、424M置換を含むIgG1 Fc領域を含む。一部の実施形態では、抗体は、Kabatナンバリングシステムに従う、424V置換を含むIgG1 Fc領域を含む。一部の実施形態では、抗体は、Kabatナンバリングシステムに従う、434I置換を含むIgG1 Fc領域を含む。一部の実施形態では、抗体は、Kabatナンバリングシステムに従う、438G置換を含むIgG1 Fc領域を含む。一部の実施形態では、抗体は、Kabatナンバリングシステムに従う、439E置換を含むIgG1 Fc領域を含む。一部の実施形態では、抗体は、Kabatナンバリングシステムに従う、439H置換を含むIgG1 Fc領域を含む。一部の実施形態では、抗体は、Kabatナンバリングシステムに従う、439Q置換を含むIgG1 Fc領域を含む。一部の実施形態では、抗体は、Kabatナンバリングシステムに従う、440A置換を含むIgG1 Fc領域を含む。一部の実施形態では、抗体は、Kabatナンバリングシステムに従う、440D置換を含むIgG1 Fc領域を含む。一部の実施形態では、抗体は、Kabatナンバリングシステムに従う、440E置換を含むIgG1 Fc領域を含む。一部の実施形態では、抗体は、Kabatナンバリングシステムに従う、440F置換を含むIgG1 Fc領域を含む。一部の実施形態では、抗体は、Kabatナンバリングシステムに従う、440M置換を含むIgG1 Fc領域を含む。一部の実施形態では、抗体は、Kabatナンバリングシステムに従う、440T Fc領域置換を含むIgG1 Fc領域を含む。一部の実施形態では、抗体は、Kabatナンバリングシステムに従う、440V置換を含むIgG1 Fc領域を含む。
一部の実施形態では、抗体は、表3中に開示される代表的な配列から選択されるFc領域を含む。一部の実施形態では、抗体は、Kabatナンバリングシステムに従う、E233Pを含むIgG1 Fc領域を含む。一部の実施形態では、抗体は、S228PおよびL235Eを含むIgG4 Fc領域を含む。一部の実施形態では、抗体は、Kabatナンバリングシステムに従う、L235Eを含むIgG1 Fc領域を含む。一部の実施形態では、抗体は、Kabatナンバリングシステムに従う、L234AおよびL235Aを含むIgG1 Fc領域を含む。一部の実施形態では、抗体は、Kabatナンバリングシステムに従う、L234A、L235A、およびG237Aを含むIgG1 Fc領域を含む。一部の実施形態では、抗体は、Kabatナンバリングシステムに従う、L234A、L235A、およびP329Gを含むIgG1 Fc領域を含む。一部の実施形態では、抗体は、Kabatナンバリングシステムに従う、L234F、L235E、およびP331Sを含むIgG1 Fc領域を含む。一部の実施形態では、抗体は、Kabatナンバリングシステムに従う、L234A、L235E、およびG237Aを含むIgG1 Fc領域を含む。一部の実施形態では、抗体は、Kabatナンバリングシステムに従う、L234A、L235E、G237A、およびP331Sを含むIgG1 Fc領域を含む。一部の実施形態では、抗体は、Kabatナンバリングシステムに従う、L234A、L235A、G237A、P238S、H268A、A330S、およびP331S(IgG1σ)を含むIgG1 Fc領域を含む。一部の実施形態では、抗体は、Kabatナンバリングシステムに従う、L234A、L235A、およびP329Aを含むIgG1 Fc領域を含む。一部の実施形態では、抗体は、Kabatナンバリングシステムに従う、G236RおよびL328Rを含むIgG1 Fc領域を含む。一部の実施形態では、抗体は、Kabatナンバリングシステムに従う、G237Aを含むIgG1 Fc領域を含む。一部の実施形態では、抗体は、Kabatナンバリングシステムに従う、F241Aを含むIgG1 Fc領域を含む。一部の実施形態では、抗体は、Kabatナンバリングシステムに従う、V264Aを含むIgG1 Fc領域を含む。一部の実施形態では、抗体は、Kabatナンバリングシステムに従う、D265Aを含むIgG1 Fc領域を含む。一部の実施形態では、抗体は、Kabatナンバリングシステムに従う、D265AおよびN297Aを含むIgG1 Fc領域を含む。一部の実施形態では、抗体は、Kabatナンバリングシステムに従う、D265AおよびN297Gを含むIgG1 Fc領域を含む。一部の実施形態では、抗体は、Kabatナンバリングシステムに従う、D270Aを含むIgG1 Fc領域を含む。一部の実施形態では、抗体は、Kabatナンバリングシステムに従う、N297Aを含むIgG1 Fc領域を含む。一部の実施形態では、抗体は、Kabatナンバリングシステムに従う、N297Gを含むIgG1 Fc領域を含む。一部の実施形態では、抗体は、Kabatナンバリングシステムに従う、N297Dを含むIgG1 Fc領域を含む。一部の実施形態では、抗体は、Kabatナンバリングシステムに従う、N297Qを含むIgG1 Fc領域を含む。一部の実施形態では、抗体は、Kabatナンバリングシステムに従う、P329Aを含むIgG1 Fc領域を含む。一部の実施形態では、抗体は、Kabatナンバリングシステムに従う、P329Gを含むIgG1 Fc領域を含む。一部の実施形態では、抗体は、Kabatナンバリングシステムに従う、P329Rを含むIgG1 Fc領域を含む。一部の実施形態では、抗体は、Kabatナンバリングシステムに従う、A330Lを含むIgG1 Fc領域を含む。一部の実施形態では、抗体は、Kabatナンバリングシステムに従う、P331Aを含むIgG1 Fc領域を含む。一部の実施形態では、抗体は、Kabatナンバリングシステムに従う、P331Sを含むIgG1 Fc領域を含む。一部の実施形態では、抗体は、IgG2 Fc領域を含む。一部の実施形態では、抗体は、IgG4 Fc領域を含む。一部の実施形態では、抗体は、Kabatナンバリングシステムに従う、S228Pを含むIgG4 Fc領域を含む。一部の実施形態では、抗体は、Kabatナンバリングシステムに従う、S228P、F234A、およびL235Aを含むIgG4 Fc領域を含む。一部の実施形態では、抗体は、IgG2-IgG4クロス-サブクラス(IgG2/G4)Fc領域を含む。一部の実施形態では、抗体は、IgG2-IgG3クロス-サブクラスFc領域を含む。一部の実施形態では、抗体は、Kabatナンバリングシステムに従う、H268Q、V309L、A330S、およびP331Sを含むIgG2 Fc領域を含む。一部の実施形態では、抗体は、Kabatナンバリングシステムに従う、V234A、G237A、P238S、H268A、V309L、A330S、およびP331Sを含むIgG2 Fc領域を含む。一部の実施形態では、抗体は、高マンノースグリコシル化を含むFc領域を含む。
一部の実施形態では、抗体は、Kabatナンバリングシステムに従う、S228P置換を含むIgG4 Fc領域を含む。一部の実施形態では、抗体は、Kabatナンバリングシステムに従う、A330S置換を含むIgG4 Fc領域を含む。一部の実施形態では、抗体は、Kabatナンバリングシステムに従う、P331S置換を含むIgG4 Fc領域を含む。
一部の実施形態では、抗体は、Kabatナンバリングシステムに従う、A330S置換を含むIgG2 Fc領域を含む。一部の実施形態では、抗体は、Kabatナンバリングシステムに従う、P331S置換を含むIgG2 Fc領域を含む。一部の実施形態では、抗体は、Kabatナンバリングシステムに従う、234A置換を含むIgG2 Fc領域を含む。一部の実施形態では、抗体は、Kabatナンバリングシステムに従う、237A置換を含むIgG2 Fc領域を含む。
ある特定の実施形態では、本明細書中に記載される抗TL1A抗体は、表9Bの配列を含むFc領域を含む。ある特定の実施形態では、本明細書中に記載される抗TL1Aは、表14中に示されるFc領域を含む。
ある特定の実施形態では、本明細書中に記載される抗TL1A抗体は、配列番号320、または配列番号320と少なくとも約90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、もしくは99%同一の配列を含むFc領域を含む。ある特定の実施形態では、本明細書中に記載される抗TL1A抗体は、配列番号321、または配列番号321と少なくとも約90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、もしくは99%同一の配列を含むFc領域を含む。ある特定の実施形態では、本明細書中に記載される抗TL1A抗体は、配列番号322、または配列番号322と少なくとも約90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、もしくは99%同一の配列を含むFc領域を含む。ある特定の実施形態では、本明細書中に記載される抗TL1A抗体は、配列番号323、または配列番号323と少なくとも約90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、もしくは99%同一の配列を含むFc領域を含む。ある特定の実施形態では、本明細書中に記載される抗TL1A抗体は、配列番号324、または配列番号324と少なくとも約90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、もしくは99%同一の配列を含むFc領域を含む。ある特定の実施形態では、本明細書中に記載される抗TL1A抗体は、配列番号325、または配列番号325と少なくとも約90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、もしくは99%同一の配列を含むFc領域を含む。ある特定の実施形態では、本明細書中に記載される抗TL1A抗体は、配列番号326、または配列番号326と少なくとも約90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、もしくは99%同一の配列を含むFc領域を含む。ある特定の実施形態では、本明細書中に記載される抗TL1A抗体は、配列番号327、または配列番号327と少なくとも約90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、もしくは99%同一の配列を含むFc領域を含む。ある特定の実施形態では、本明細書中に記載される抗TL1A抗体は、配列番号328、または配列番号328と少なくとも約90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、もしくは99%同一の配列を含むFc領域を含む。ある特定の実施形態では、本明細書中に記載される抗TL1A抗体は、配列番号329、または配列番号329と少なくとも約90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、もしくは99%同一の配列を含むFc領域を含む。ある特定の実施形態では、本明細書中に記載される抗TL1A抗体は、配列番号330、または配列番号330と少なくとも約90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、もしくは99%同一の配列を含むFc領域を含む。ある特定の実施形態では、本明細書中に記載される抗TL1A抗体は、配列番号331、または配列番号331と少なくとも約90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、もしくは99%同一の配列を含むFc領域を含む。ある特定の実施形態では、本明細書中に記載される抗TL1A抗体は、配列番号332、または配列番号332と少なくとも約90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、もしくは99%同一の配列を含むFc領域を含む。ある特定の実施形態では、本明細書中に記載される抗TL1A抗体は、配列番号333、または配列番号333と少なくとも約90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、もしくは99%同一の配列を含むFc領域を含む。ある特定の実施形態では、本明細書中に記載される抗TL1A抗体は、配列番号334、または配列番号334と少なくとも約90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、もしくは99%同一の配列を含むFc領域を含む。ある特定の実施形態では、本明細書中に記載される抗TL1A抗体は、配列番号335、または配列番号335と少なくとも約90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、もしくは99%同一の配列を含むFc領域を含む。ある特定の実施形態では、本明細書中に記載される抗TL1A抗体は、配列番号336、または配列番号336と少なくとも約90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、もしくは99%同一の配列を含むFc領域を含む。ある特定の実施形態では、本明細書中に記載される抗TL1A抗体は、配列番号337、または配列番号337と少なくとも約90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、もしくは99%同一の配列を含むFc領域を含む。ある特定の実施形態では、本明細書中に記載される抗TL1A抗体は、配列番号338、または配列番号338と少なくとも約90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、もしくは99%同一の配列を含むFc領域を含む。ある特定の実施形態では、本明細書中に記載される抗TL1A抗体は、配列番号339、または配列番号339と少なくとも約90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、もしくは99%同一の配列を含むFc領域を含む。ある特定の実施形態では、本明細書中に記載される抗TL1A抗体は、配列番号340、または配列番号340と少なくとも約90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、もしくは99%同一の配列を含むFc領域を含む。ある特定の実施形態では、本明細書中に記載される抗TL1A抗体は、配列番号341、または配列番号341と少なくとも約90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、もしくは99%同一の配列を含むFc領域を含む。ある特定の実施形態では、本明細書中に記載される抗TL1A抗体は、配列番号342、または配列番号342と少なくとも約90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、もしくは99%同一の配列を含むFc領域を含む。ある特定の実施形態では、本明細書中に記載される抗TL1A抗体は、配列番号343、または配列番号343と少なくとも約90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、もしくは99%同一の配列を含むFc領域を含む。ある特定の実施形態では、本明細書中に記載される抗TL1A抗体は、配列番号344、または配列番号344と少なくとも約90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、もしくは99%同一の配列を含むFc領域を含む。ある特定の実施形態では、本明細書中に記載される抗TL1A抗体は、配列番号345、または配列番号345と少なくとも約90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、もしくは99%同一の配列を含むFc領域を含む。ある特定の実施形態では、本明細書中に記載される抗TL1A抗体は、配列番号346、または配列番号346と少なくとも約90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、もしくは99%同一の配列を含むFc領域を含む。ある特定の実施形態では、本明細書中に記載される抗TL1A抗体は、配列番号347、または配列番号347と少なくとも約90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、もしくは99%同一の配列を含むFc領域を含む。ある特定の実施形態では、本明細書中に記載される抗TL1A抗体は、配列番号348、または配列番号348と少なくとも約90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、もしくは99%同一の配列を含むFc領域を含む。ある特定の実施形態では、本明細書中に記載される抗TL1A抗体は、配列番号349、または配列番号349と少なくとも約90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、もしくは99%同一の配列を含むFc領域を含む。ある特定の実施形態では、本明細書中に記載される抗TL1A抗体は、配列番号350、または配列番号350と少なくとも約90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、もしくは99%同一の配列を含むFc領域を含む。ある特定の実施形態では、本明細書中に記載される抗TL1A抗体は、配列番号351、または配列番号351と少なくとも約90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、もしくは99%同一の配列を含むFc領域を含む。ある特定の実施形態では、本明細書中に記載される抗TL1A抗体は、配列番号352、または配列番号352と少なくとも約90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、もしくは99%同一の配列を含むFc領域を含む。ある特定の実施形態では、本明細書中に記載される抗TL1A抗体は、配列番号353、または配列番号353と少なくとも約90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、もしくは99%同一の配列を含むFc領域を含む。ある特定の実施形態では、本明細書中に記載される抗TL1A抗体は、配列番号354、または配列番号354と少なくとも約90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、もしくは99%同一の配列を含むFc領域を含む。ある特定の実施形態では、本明細書中に記載される抗TL1A抗体は、配列番号355、または配列番号355と少なくとも約90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、もしくは99%同一の配列を含むFc領域を含む。ある特定の実施形態では、本明細書中に記載される抗TL1A抗体は、配列番号356、または配列番号356と少なくとも約90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、もしくは99%同一の配列を含むFc領域を含む。ある特定の実施形態では、本明細書中に記載される抗TL1A抗体は、配列番号357、または配列番号357と少なくとも約90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、もしくは99%同一の配列を含むFc領域を含む。ある特定の実施形態では、本明細書中に記載される抗TL1A抗体は、配列番号358、または配列番号358と少なくとも約90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、もしくは99%同一の配列を含むFc領域を含む。ある特定の実施形態では、本明細書中に記載される抗TL1A抗体は、配列番号359、または配列番号359と少なくとも約90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、もしくは99%同一の配列を含むFc領域を含む。ある特定の実施形態では、本明細書中に記載される抗TL1A抗体は、配列番号360、または配列番号360と少なくとも約90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、もしくは99%同一の配列を含むFc領域を含む。ある特定の実施形態では、本明細書中に記載される抗TL1A抗体は、配列番号361、または配列番号361と少なくとも約90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、もしくは99%同一の配列を含むFc領域を含む。ある特定の実施形態では、本明細書中に記載される抗TL1A抗体は、配列番号362、または配列番号362と少なくとも約90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、もしくは99%同一の配列を含むFc領域を含む。
一部の実施形態では、本開示の抗体は、すべてではなく一部のエフェクター機能を有するバリアントであり、これにより、抗体のin vivo半減期が重要であるが、特定のエフェクター機能(例えば、補体およびADCC)が不必要であるか、または有害である用途について、所望の候補となる。
in vitroおよび/またはin vivo細胞傷害アッセイを行って、CDCおよび/またはADCC活性の引下げ/枯渇を確認することができる。例えば、Fc受容体(FcR)結合アッセイを行って、抗体が、FcγR結合を欠いている(それ故に、ADCC活性をおそらく欠いている)が、FcRn結合能力を保持していることを確実にすることができる。エフェクター機能の測定は、実施例3に記載されるように実行されてもよい。
一部の実施形態では、抗体は、ELISAによって、Fcγ受容体および補体C1qへの結合について試験される。一部の実施形態では、抗体は、例えば活性化マーカーの発現を誘導する能力を評価することによって、ヒト初代免疫細胞をin vitroで活性化する能力について試験される。
一部の実施形態では、抗TL1A抗体のADCC活性の評価は、抗体を標的細胞に、免疫エフェクター細胞と組み合わせて加えることを含み、免疫エフェクター細胞は、抗原抗体複合体によって活性化されて、標的細胞の細胞溶解をもたらし得る。細胞溶解は、溶解した細胞からの標識(例えば、放射性基質、蛍光色素、または元から存在する細胞内タンパク質)の放出によって検出され得る。そのようなアッセイに有用なエフェクター細胞は、末梢血単核細胞(PBMC)およびナチュラルキラー(NK)細胞を含む。in vitro ADCCアッセイの具体的な例が、Wisecarverら、1985年、79巻:277~282頁;Bruggemannら、1987年、J Exp Med 166巻:1351~1361頁;Wilkinsonら、2001年、J Immunol Methods 258巻:183~191頁;Patelら、1995年、J Immunol Methods 184巻:29~38頁に解説されている。これ以外にも、または加えて、目的の抗体のADCC活性は、例えば、Clynesら、1998年、PNAS USA 95巻:652~656頁に開示されるような動物モデルにおいて、in vivo評価されてもよい。
一部の実施形態では、本明細書中のFc領域を含む抗体は、非改変抗体(例えば、ヒトIgG1による抗体)と比較して、ADCC活性の低下を示す。一部の実施形態では、本明細書中の抗体は、非改変抗体のADCC活性の2分の1以下、3分の1以下、5分の1以下、10分の1以下、50分の1以下、または100分の1以下のADCC活性を示す。一部の実施形態では、本明細書中の抗体は、非改変抗体と比較して、少なくとも10%、少なくとも20%、少なくとも30%、少なくとも40%、少なくとも50%、少なくとも60%、少なくとも70%、少なくとも80%、少なくとも90%、少なくとも100%、少なくとも200%、少なくとも300%、少なくとも400%、または少なくとも500%低減したADCC活性を示す。ある特定の実施形態では、本明細書中の抗体は、検出可能なADCC活性がない。ある特定の実施形態では、ADCC活性の引下げおよび/または減退は、Fcリガンドおよび/または受容体に対する本発明の抗体の親和性の引下げに起因し得る。
一部の実施形態では、補体活性化の評価であるCDCアッセイは、Gazzano-Santoroら、1996年、J.Immunol.Methods、202巻:163号に記載されるように実行されてもよい。
一部の実施形態では、本明細書中に記載されるFc領域を含む抗体は、非改変抗体(例えば、ヒトIgG1)と比較して、C1qへの親和性の低下を示す。一部の実施形態では、本明細書中の抗体は、非改変抗体の2分の1以下、または3分の1以下、または5分の1以下、または7分の1以下、または10分の1以下、または20分の1以下、または30分の1以下、または40分の1以下、または50分の1以下、または60分の1以下、または70分の1以下、または80分の1以下、または90分の1以下、または100分の1以下、または200分の1以下の、C1q受容体に対する親和性を示す。一部の実施形態では、本明細書中の抗体は、非改変抗体よりも少なくとも90%、少なくとも80%、少なくとも70%、少なくとも60%、少なくとも50%、少なくとも40%、少なくとも30%、少なくとも20%、少なくとも10%、または少なくとも5%低い、C1qに対する親和性を示す。一部の実施形態では、本明細書中の抗体は、約100nM~約100μM、または約100nM~約10μM、または約100nM~約1μM、または約1nM~約100μM、または約10nM~約100μM、または約1μM~約100μM、または約10μM~約100μMである、C1qに対する親和性を示す。ある特定の実施形態では、本明細書中の抗体は、1μMよりも大きい、5μMよりも大きい、10μMよりも大きい、25μMよりも大きい、50μMよりも大きい、または100μMよりも大きい、C1qに対する親和性を示す。
一部の実施形態では、本明細書中に記載されるFc領域を含む抗体は、非改変抗体(例えば、ヒトIgG1)と比較して、CDC活性の低下を示す。一部の実施形態では、本明細書中の抗体は、非改変抗体のCDC活性の2分の1以下、または3分の1以下、または5分の1以下、または10分の1以下、または50分の1以下、または100分の1以下のADCC活性を示す。一部の実施形態では、本明細書中の抗体は、非改変抗体と比較して、少なくとも10%、または少なくとも20%、または少なくとも30%、または少なくとも40%、または少なくとも50%、または少なくとも60%、または少なくとも70%、または少なくとも80%、または少なくとも90%、または少なくとも100%、または少なくとも200%、少なくとも300%、または少なくとも400%、または少なくとも500%低減したCDC活性を示す。ある特定の実施形態では、本明細書中の抗体は、検出可能なCDC活性を示さない。一部の実施形態では、CDC活性の引下げおよび/または減退は、Fcリガンドおよび/または受容体に対する本発明の抗体の親和性の引下げに起因し得る。
したがって、本明細書中でさらに提供され、かつ記載されるのは、抗TL1A抗体によって誘発される細胞傷害性の応答(例えば、ADCCまたはCDC)を低減するバリアント(例えば、突然変異を有する)Fc領域を含む抗TL1A抗体である。一部の実施形態では、本明細書中に記載される抗TL1A抗体は、配列番号401、または配列番号401と少なくとも約90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、もしくは99%同一の配列を含むFc領域を含む。一部の実施形態では、本明細書中に記載される抗TL1A抗体は、配列番号402、または配列番号402と少なくとも約90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、もしくは99%同一の配列を含むFc領域を含む。一部の実施形態では、本明細書中に記載される抗TL1A抗体は、配列番号403、または配列番号403と少なくとも約90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、もしくは99%同一の配列を含むFc領域を含む。一部の実施形態では、本明細書中に記載される抗TL1A抗体は、配列番号404、または配列番号404と少なくとも約90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、もしくは99%同一の配列を含むFc領域を含む。一部の実施形態では、本明細書中に記載される抗TL1A抗体は、配列番号405、または配列番号405と少なくとも約90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、もしくは99%同一の配列を含むFc領域を含む。一部の実施形態では、本明細書中に記載される抗TL1A抗体は、配列番号406、または配列番号406と少なくとも約90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、もしくは99%同一の配列を含むFc領域を含む。一部の実施形態では、本明細書中に記載される抗TL1A抗体は、配列番号407、または配列番号407と少なくとも約90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、もしくは99%同一の配列を含むFc領域を含む。一部の実施形態では、本明細書中に記載される抗TL1A抗体は、配列番号408、または配列番号408と少なくとも約90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、もしくは99%同一の配列を含むFc領域を含む。一部の実施形態では、本明細書中に記載される抗TL1A抗体は、配列番号409、または配列番号409と少なくとも約90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、もしくは99%同一の配列を含むFc領域を含む。一部の実施形態では、本明細書中に記載される抗TL1A抗体は、配列番号410、または配列番号410と少なくとも約90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、もしくは99%同一の配列を含むFc領域を含む。一部の実施形態では、本明細書中に記載される抗TL1A抗体は、配列番号411、または配列番号411と少なくとも約90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、もしくは99%同一の配列を含むFc領域を含む。一部の実施形態では、本明細書中に記載される抗TL1A抗体は、配列番号412、または配列番号412と少なくとも約90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、もしくは99%同一の配列を含むFc領域を含む。一部の実施形態では、本明細書中に記載される抗TL1A抗体は、配列番号413、または配列番号413と少なくとも約90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、もしくは99%同一の配列を含むFc領域を含む。
更なる例として、ある特定の実施形態では、本明細書中に記載される抗TL1A抗体は、配列番号501、または配列番号501と少なくとも約90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、もしくは99%同一の配列を含む重鎖を含む。ある特定の実施形態では、本明細書中に記載される抗TL1A抗体は、配列番号502、または配列番号502と少なくとも約90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、もしくは99%同一の配列を含む重鎖を含む。ある特定の実施形態では、本明細書中に記載される抗TL1A抗体は、配列番号503、または配列番号503と少なくとも約90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、もしくは99%同一の配列を含む重鎖を含む。ある特定の実施形態では、本明細書中に記載される抗TL1A抗体は、配列番号504、または配列番号504と少なくとも約90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、もしくは99%同一の配列を含む重鎖を含む。ある特定の実施形態では、本明細書中に記載される抗TL1A抗体は、配列番号505、または配列番号505と少なくとも約90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、もしくは99%同一の配列を含む重鎖を含む。ある特定の実施形態では、本明細書中に記載される抗TL1A抗体は、配列番号506、または配列番号506と少なくとも約90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、もしくは99%同一の配列を含む重鎖を含む。ある特定の実施形態では、本明細書中に記載される抗TL1A抗体は、配列番号507、または配列番号507と少なくとも約90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、もしくは99%同一の配列を含む重鎖を含む。ある特定の実施形態では、本明細書中に記載される抗TL1A抗体は、配列番号508、または配列番号508と少なくとも約90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、もしくは99%同一の配列を含む重鎖を含む。ある特定の実施形態では、本明細書中に記載される抗TL1A抗体は、配列番号509、または配列番号509と少なくとも約90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、もしくは99%同一の配列を含む重鎖を含む。ある特定の実施形態では、本明細書中に記載される抗TL1A抗体は、配列番号510、または配列番号510と少なくとも約90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、もしくは99%同一の配列を含む重鎖を含む。ある特定の実施形態では、本明細書中に記載される抗TL1A抗体は、配列番号511、または配列番号511と少なくとも約90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、もしくは99%同一の配列を含む重鎖を含む。ある特定の実施形態では、本明細書中に記載される抗TL1A抗体は、配列番号512、または配列番号512と少なくとも約90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、もしくは99%同一の配列を含む重鎖を含む。ある特定の実施形態では、本明細書中に記載される抗TL1A抗体は、配列番号513、または配列番号513と少なくとも約90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、もしくは99%同一の配列を含む重鎖を含む。ある特定の実施形態では、重鎖は、配列番号514、または配列番号514と少なくとも約90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、もしくは99%同一の配列を含む軽鎖と対形成される。ある特定の実施形態では、重鎖は、配列番号514の軽鎖可変領域、または配列番号514の軽鎖可変領域と少なくとも約90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、もしくは99%同一の配列と対形成される。
一部の実施形態では、本明細書中に記載される抗TL1Aは、配列番号319、または配列番号319と少なくとも約90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、もしくは99%同一の配列を含む軽鎖定常領域を含む。
更なる非限定的な例示的な抗TL1A抗体
一態様では、本明細書中で提供されるのは、HCDR1、HCDR2、およびHCDR3を含む重鎖、ならびにLCDR1、LCDR2、およびLCDR3を含む軽鎖を含む抗TL1A抗体の第1の実施形態である。非限定的な更なる実施形態は、以下を含む:(実施形態2)配列番号1を含むHCDR1を含む、実施形態1の抗TL1A抗体。(実施形態3)配列番号2を含むHCDR2を含む、実施形態1または実施形態2の抗TL1A抗体。(実施形態4)配列番号3を含むHCDR2を含む、実施形態1または実施形態2の抗TL1A抗体。(実施形態5)配列番号4を含むHCDR2を含む、実施形態1または実施形態2の抗TL1A抗体。(実施形態6)配列番号5を含むHCDR2を含む、実施形態1または実施形態2の抗TL1A抗体。(実施形態7)配列番号6を含むHCDR3を含む、実施形態1~6のいずれか1つの抗TL1A抗体。(実施形態8)配列番号7を含むHCDR3を含む、実施形態1~6のいずれか1つの抗TL1A抗体。(実施形態9)配列番号8を含むHCDR3を含む、実施形態1~6のいずれか1つの抗TL1A抗体。(実施形態10)配列番号9を含むHCDR3を含む、実施形態1~6のいずれか1つの抗TL1A抗体。(実施形態11)配列番号10を含むLCDR1を含む、実施形態1~10のいずれか1つの抗TL1A抗体。(実施形態12)配列番号11を含むLCDR2を含む、実施形態1~11のいずれか1つの抗TL1A抗体。(実施形態13)配列番号12を含むLCDR3を含む、実施形態1~12のいずれか1つの抗TL1A抗体。(実施形態14)配列番号13を含むLCDR3を含む、実施形態1~12のいずれか1つの抗TL1A抗体。(実施形態15)配列番号14または15を含むLCDR3を含む、実施形態1~12のいずれか1つの抗TL1A抗体。
(実施形態16)IGHV1-46*02を含む重鎖フレームワークを含む、実施形態1~15のいずれか1つの抗TL1A抗体。(実施形態17)配列番号316からの約1~約20個のアミノ酸置換を含むIGHV1-46*02のバリアントを含む重鎖フレームワークを含む、実施形態1~15のいずれか1つの抗TL1A抗体。(実施形態18)配列番号316からの約1~約9個のアミノ酸置換を含むIGHV1-46*02のバリアントを含む重鎖フレームワークを含む、実施形態1~15のいずれか1つの抗TL1A抗体。(実施形態19)フレームワーク内に、配列番号316からの約1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、または20個のアミノ酸置換を含むIGHV1-46*02のバリアントを含む重鎖フレームワークを含む、実施形態1~15のいずれか1つの抗TL1A抗体。(実施形態20)重鎖フレームワーク置換がKabatナンバリングによって決定されるQ1Eを含む、実施形態17~19のいずれか1つの抗TL1A抗体。(実施形態21)重鎖フレームワーク置換がKabatナンバリングによって決定されるR45Kを含む、実施形態17~20のいずれか1つの抗TL1A抗体。(実施形態22)重鎖フレームワーク置換がKabatナンバリングによって決定されるA47Rを含む、実施形態17~21のいずれか1つの抗TL1A抗体。(実施形態23)重鎖フレームワーク置換がKabatナンバリングによって決定されるM55Iを含む、実施形態17~22のいずれか1つの抗TL1A抗体。(実施形態24)重鎖フレームワーク置換がKabatナンバリングによって決定されるV78Aを含む、実施形態17~23のいずれか1つの抗TL1A抗体。(実施形態25)重鎖フレームワーク置換がKabatナンバリングによって決定されるM80Iを含む、実施形態17~24のいずれか1つの抗TL1A抗体。(実施形態26)重鎖フレームワーク置換がKabatナンバリングによって決定されるR82Tを含む、実施形態17~25のいずれか1つの抗TL1A抗体。(実施形態27)重鎖フレームワーク置換がKabatナンバリングによって決定されるV89Aを含む、実施形態17~26のいずれか1つの抗TL1A抗体。(実施形態28)重鎖フレームワーク置換がKabatナンバリングによって決定されるM91Lを含む、実施形態17~27のいずれか1つの抗TL1A抗体。
(実施形態29)配列番号301を含む重鎖フレームワークを含む、実施形態1~15のいずれか1つの抗TL1A抗体。(実施形態30)X1はQである、実施形態29の抗TL1A抗体。(実施形態31)X1=Eである、実施形態29の抗TL1A抗体。(実施形態32)X2=Rである、実施形態29~31のいずれか1つの抗TL1A。(実施形態33)X2=Kである、実施形態29~31のいずれか1つの抗TL1A。(実施形態34)X3=Aである、実施形態29~33のいずれか1つの抗TL1A。(実施形態35)X3=Rである、実施形態29~33のいずれか1つの抗TL1A。(実施形態36)X4=Mである、実施形態29~35のいずれか1つの抗TL1A。(実施形態37)X4=Iである、実施形態29~35のいずれか1つの抗TL1A。(実施形態38)X5=Vである、実施形態29~37のいずれか1つの抗TL1A。(実施形態39)X5=Aである、実施形態29~37のいずれか1つの抗TL1A。(実施形態40)X6=Mである、実施形態29~39のいずれか1つの抗TL1A。(実施形態41)X6=Iである、実施形態29~39のいずれか1つの抗TL1A。(実施形態42)X7=Rである、実施形態29~41のいずれか1つの抗TL1A。(実施形態43)X7=Tである、実施形態29~41のいずれか1つの抗TL1A。(実施形態44)X8=Vである、実施形態29~43のいずれか1つの抗TL1A。(実施形態45)X8=Aである、実施形態29~43のいずれか1つの抗TL1A。(実施形態46)X9=Mである、実施形態29~45のいずれか1つの抗TL1A。(実施形態47)X9=Lである、実施形態29~45のいずれか1つの抗TL1A。
(実施形態48)配列番号302を含む重鎖フレームワークを含む、実施形態1~15のいずれか1つの抗TL1A抗体。(実施形態49)X1はQである、実施形態48の抗TL1A抗体。(実施形態50)X1=Eである、実施形態48の抗TL1A抗体。(実施形態51)X2=Rである、実施形態48~50のいずれか1つの抗TL1A。(実施形態52)X2=Kである、実施形態48~50のいずれか1つの抗TL1A。(実施形態53)X3=Aである、実施形態48~52のいずれか1つの抗TL1A。(実施形態54)X3=Rである、実施形態48~52のいずれか1つの抗TL1A。(実施形態55)X4=Mである、実施形態48~54のいずれか1つの抗TL1A。(実施形態56)X4=Iである、実施形態48~54のいずれか1つの抗TL1A。(実施形態57)X5=Vである、実施形態48~56のいずれか1つの抗TL1A。(実施形態58)X5=Aである、実施形態48~56のいずれか1つの抗TL1A。(実施形態59)X6=Mである、実施形態48~58のいずれか1つの抗TL1A。(実施形態60)X6=Iである、実施形態48~58のいずれか1つの抗TL1A。(実施形態61)X7=Rである、実施形態48~60のいずれか1つの抗TL1A。(実施形態62)X7=Tである、実施形態48~60のいずれか1つの抗TL1A。(実施形態63)X8=Vである、実施形態48~62のいずれか1つの抗TL1A。(実施形態64)X8=Aである、実施形態48~62のいずれか1つの抗TL1A。(実施形態65)X9=Mである、実施形態48~64のいずれか1つの抗TL1A。(実施形態66)X9=Lである、実施形態48~64のいずれか1つの抗TL1A。
(実施形態67)IGKV3-20*01を含む軽鎖フレームワークを含む、実施形態1~66のいずれか1つの抗TL1A抗体。(実施形態68)配列番号317からの約1~約20個のアミノ酸置換を含むIGKV3-20*01のバリアントを含む軽鎖フレームワークを含む、実施形態1~66のいずれか1つの抗TL1A抗体。(実施形態69)配列番号317からの約1個のアミノ酸置換を含むIGKV3-20*01のバリアントを含む軽鎖フレームワークを含む、実施形態1~66のいずれか1つの抗TL1A抗体。(実施形態70)配列番号317からの約2個のアミノ酸置換を含むIGKV3-20*01のバリアントを含む軽鎖フレームワークを含む、実施形態1~66のいずれか1つの抗TL1A抗体。(実施形態71)フレームワーク内に、配列番号317からの約1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、または20個のアミノ酸置換を含むIGKV3-20*01のバリアントを含む軽鎖フレームワークを含む、実施形態1~66のいずれか1つの抗TL1A抗体。(実施形態72)軽鎖フレームワーク置換がKabatナンバリングによって決定されるQ1Eを含む、実施形態69~71のいずれか1つの抗TL1A抗体。(実施形態73)軽鎖フレームワーク置換がKabatナンバリングによって決定されるR45Kを含む、実施形態69~72のいずれか1つの抗TL1A抗体。
(実施形態74)配列番号303を含む軽鎖フレームワークを含む軽鎖を含む、実施形態1~66のいずれか1つの抗TL1A抗体。(実施形態75)X10がLである、実施形態74の抗TL1A抗体。(実施形態76)X10がPである、実施形態74の抗TL1A抗体。(実施形態77)X11がLである、実施形態74~76のいずれか1つの抗TL1A抗体。(実施形態78)X11がWである、実施形態74~76のいずれか1つの抗TL1A抗体。
(実施形態79)Kabatナンバリングによる、(a)297A、297Q、297G、もしくは297D、(b)279F、279K、もしくは279L、(c)228P、(d)235A、235E、235G、235Q、235R、もしくは235S、(e)237A、237E、237K、237N、もしくは237R、(f)234A、234V、もしくは234F、(g)233P、(h)328A、(i)327Qもしくは327T、(j)329A、329G、329Y、もしくは329R、(k)331S、(l)236Fもしくは236R、(m)238A、238E、238G、238H、238I、238V、238W、もしくは238Y、(n)248A、(o)254D、254E、254G、254H、254I、254N、254P、254Q、254T、もしくは254V、(p)255N、(q)256H、256K、256R、もしくは256V、(r)264S、(s)265H、265K、265S、265Y、もしくは265A、(t)267G、267H、267I、もしくは267K、(u)268K、(v)269Nもしくは269Q、(w)270A、270G、270M、もしくは270N、(x)271T、(y)272N、(z)292E、292F、292G、もしくは292I、(aa)293S、(bb)301W、(cc)304E、(dd)311E、311G、もしくは311S、(ee)316F、(ff)328V、(gg)330R、(hh)339Eもしくは339L、(ii)343Iもしくは343V、(jj)373A、373G、もしくは373S、(kk)376E、376W、もしくは376Y、(ll)380D、(mm)382Dもしくは382P、(nn)385P、(oo)424H、424M、もしくは424V、(pp)434I、(qq)438G、(rr)439E、439H、もしくは439Q、(ss)440A、440D、440E、440F、440M、440T、もしくは440V、(tt)E233P、(uu)L235E、(vv)L234AおよびL235A、(ww)L234A、L235A、およびG237A、(xx)L234A、L235A、およびP329G、(yy)L234F、L235E、およびP331S、(zz)L234A、L235E、およびG237A、(aaa)L234A、L235E、G237A、およびP331S、(bbb)L234A、L235A、G237A、P238S、H268A、A330S、およびP331S(IgG1σ)、(ccc)L234A、L235A、およびP329A、(ddd)G236RおよびL328R、(eee)G237A、(fff)F241A、(ggg)V264A、(hhh)D265A、(iii)D265AおよびN297A、(jjj)D265AおよびN297G、(kkk)D270A、(lll)A330L、(mmm)P331AもしくはP331S、または(nnn)(a)~(uu)の任意の組合せを含むヒトIgG1 Fc領域を含む、実施形態1~78のいずれか1つの抗TL1A。(実施形態80)Kabatナンバリングによる、(a)S228PおよびL235E、または(b)S228P、F234A、およびL235Aを含む、(i)ヒトIgG4 Fc領域または(ii)ヒトIgG4 Fc領域を含む、実施形態1~78のいずれか1つの抗TL1A。(実施形態81)ヒトIgG2 Fc領域;IgG2-IgG4クロス-サブクラスFc領域;IgG2-IgG3クロス-サブクラスFc領域;H268Q、V309L、A330S、P331S(IgG2m4)を含むIgG2;またはV234A、G237A、P238S、H268A、V309L、A330S、P331S(IgG2σ)を含むIgG2を含む、実施形態1~78のいずれか1つの抗TL1A。(実施形態82)配列番号320~362のいずれか1つを含む重鎖Fc領域を含む、実施形態1~81のいずれか1つの抗TL1A。(実施形態83)配列番号319を含む軽鎖定常領域を含む、実施形態1~82のいずれか1つの抗TL1A抗体。
(実施形態84)本明細書中に記載されるサイズ排除クロマトグラフィー法によって決定される、少なくとも約80%のモノマー画分を含む、実施形態1~83のいずれか1つの抗TL1A抗体。(実施形態85)本明細書中に記載されるサイズ排除クロマトグラフィー法によって決定される、少なくとも約81%、少なくとも約82%、少なくとも約83%、または少なくとも約84%のモノマー画分を含む、実施形態1~84のいずれか1つの抗TL1A抗体。(実施形態86)本明細書中に記載されるサイズ排除クロマトグラフィー法によって決定される、少なくとも約85%のモノマー画分を含む、実施形態1~85のいずれか1つの抗TL1A抗体。(実施形態87)本明細書中に記載されるサイズ排除クロマトグラフィー法によって決定される、少なくとも約86%、少なくとも約87%、少なくとも約88%、または少なくとも約89%のモノマー画分を含む、実施形態1~86のいずれか1つの抗TL1A抗体。(実施形態88)本明細書中に記載されるサイズ排除クロマトグラフィー法によって決定される、少なくとも約90%のモノマー画分を含む、実施形態1~87のいずれか1つの抗TL1A抗体。(実施形態89)本明細書中に記載されるサイズ排除クロマトグラフィー法によって決定される、少なくとも約91%、少なくとも約92%、少なくとも約93%、または少なくとも約94%のモノマー画分を含む、実施形態1~88のいずれか1つの抗TL1A抗体。(実施形態90)本明細書中に記載されるサイズ排除クロマトグラフィー法によって決定される、少なくとも約95%のモノマー画分を含む、実施形態1~89のいずれか1つの抗TL1A抗体。(実施形態91)本明細書中に記載されるサイズ排除クロマトグラフィー法によって決定される、少なくとも約96%、少なくとも約97%、少なくとも約98%、または少なくとも約99%のモノマー画分を含む、実施形態1~90のいずれか1つの抗TL1A抗体。
(実施形態92)本明細書中で開示される方法によって決定される、少なくとも約2μg/mLの発現を含む、実施形態1~91のいずれか1つの抗TL1A抗体。(実施形態93)本明細書中で開示される方法によって決定される、約2μg/mL~約60μg/mLの発現を含む、実施形態1~92のいずれか1つの抗TL1A抗体。(実施形態94)本明細書中で開示される方法によって決定される、約5μg/mL~約60μg/mLの発現を含む、実施形態1~93のいずれか1つの抗TL1A抗体。(実施形態95)本明細書中で開示される方法によって決定される、約10μg/mL~約60μg/mLの発現を含む、実施形態1~94のいずれか1つの抗TL1A抗体。(実施形態96)本明細書中で開示される方法によって決定される、少なくとも約5μg/mLの発現を含む、実施形態1~95のいずれか1つの抗TL1A抗体。(実施形態97)本明細書中で開示される方法によって決定される、少なくとも約10μg/mLの発現を含む、実施形態1~96のいずれか1つの抗TL1A抗体。(実施形態98)本明細書中で開示される方法によって決定される、少なくとも約15μg/mLの発現を含む、実施形態1~97のいずれか1つの抗TL1A抗体。(実施形態99)本明細書中で開示される方法によって決定される、少なくとも約20μg/mLの発現を含む、実施形態1~98のいずれか1つの抗TL1A抗体。(実施形態100)本明細書中で開示される方法によって決定される、約2μg/mL~約50μg/mL、約2μg/mL~約40μg/mL、約2μg/mL~約30μg/mL、約2μg/mL~約20μg/mL、約5μg/mL~約50μg/mL、約5μg/mL~約40μg/mL、約5μg/mL~約30μg/mL、約10μg/mL~約50μg/mL、約10μg/mL~約40μg/mL、または約10μg/mL~約30μg/mLの発現を含む、実施形態1~91のいずれか1つの抗TL1A抗体。(実施形態101)本明細書中で開示される方法によって決定される、約2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30μg/mLの発現を含む、実施形態1~91のいずれか1つの抗TL1A抗体。
一部の実施形態では、抗TL1A抗体は、抗体Aを含む。本明細書中で使用される抗体Aは、表10中の抗体AのCDRを含む。場合によっては、抗体Aは、配列番号301を含む重鎖フレームワークを含み(実施形態X1VQLVQSGAEVKKPGASVKVSCKAS[HCDR1]WVX2QX3PGQGLEWX4G[HCDR2]RX5TX6TX7DTSTSTX8YX9ELSSLRSEDTAVYYCAR[HCDR3]WGQGTTVTVSS)、X1=QまたはE、X2=RまたはK、X3=AまたはR、X4=MまたはI、X5=VまたはA、X6=MまたはI、X7=RまたはT、X8=VまたはA、X9=MまたはLである。場合によっては、抗体Aは、配列番号303 (実施形態EIVLTQSPGTLSLSPGERATLSC[LCDR1]WYQQKPGQAPRX10X11IY[LCDR2]GIPDRFSGSGSGTDFTLTISRLEPEDFAVYYC[LCDR3]FGGGTKLEIK)を含む軽鎖フレームワークを含み、X10=LまたはP、X11=LまたはWである。場合によっては、抗体Aは、ヒトIGHV1-46*02フレームワークまたは改変ヒトIGHV1-46*02フレームワークを含む重鎖可変領域を含み、改変ヒトIGHV1-46*02フレームワークは、フレームワーク内に約1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、または20個以下のアミノ酸置換を有する。場合によっては、抗体Aは、ヒトIGKV3-20フレームワークまたは改変ヒトIGKV3-20フレームワークを含む軽鎖可変領域を含み、改変ヒトIGKV3-20フレームワークは、フレームワーク内に約1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、または20個以下のアミノ酸置換を有する。場合によっては、抗体Aは、IgG1と比較して低減したADCCおよび/またはCDCを含む定常領域を含む。例えば、抗体Aは、Kabatナンバリングによる、(a)297A、297Q、297G、もしくは297D、(b)279F、279K、もしくは279L、(c)228P、(d)235A、235E、235G、235Q、235R、もしくは235S、(e)237A、237E、237K、237N、もしくは237R、(f)234A、234V、もしくは234F、(g)233P、(h)328A、(i)327Qもしくは327T、(j)329A、329G、329Y、もしくは329R、(k)331S、(l)236Fもしくは236R、(m)238A、238E、238G、238H、238I、238V、238W、もしくは238Y、(n)248A、(o)254D、254E、254G、254H、254I、254N、254P、254Q、254T、もしくは254V、(p)255N、(q)256H、256K、256R、もしくは256V、(r)264S、(s)265H、265K、265S、265Y、もしくは265A、(t)267G、267H、267I、もしくは267K、(u)268K、(v)269Nもしくは269Q、(w)270A、270G、270M、もしくは270N、(x)271T、(y)272N、(z)292E、292F、292G、もしくは292I、(aa)293S、(bb)301W、(cc)304E、(dd)311E、311G、もしくは311S、(ee)316F、(ff)328V、(gg)330R、(hh)339Eもしくは339L、(ii)343Iもしくは343V、(jj)373A、373G、もしくは373S、(kk)376E、376W、もしくは376Y、(ll)380D、(mm)382Dもしくは382P、(nn)385P、(oo)424H、424M、もしくは424V、(pp)434I、(qq)438G、(rr)439E、439H、もしくは439Q、(ss)440A、440D、440E、440F、440M、440T、もしくは440V、(tt)E233P、(uu)L235E、(vv)L234AおよびL235A、(ww)L234A、L235A、およびG237A、(xx)L234A、L235A、およびP329G、(yy)L234F、L235E、およびP331S、(zz)L234A、L235E、およびG237A、(aaa)L234A、L235E、G237A、およびP331S、(bbb)L234A、L235A、G237A、P238S、H268A、A330S、およびP331S(IgG1σ)、(ccc)L234A、L235A、およびP329A、(ddd)G236RおよびL328R、(eee)G237A、(fff)F241A、(ggg)V264A、(hhh)D265A、(iii)D265AおよびN297A、(jjj)D265AおよびN297G、(kkk)D270A、(lll)A330L、(mmm)P331AもしくはP331S、または(nnn)(a)~(uu)の任意の組合せを含むヒトIgG1 Fc領域を含む。場合によっては、抗体Aは、配列番号320に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Aは、配列番号321に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Aは、配列番号322に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Aは、配列番号323に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Aは、配列番号324に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Aは、配列番号325に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Aは、配列番号326に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Aは、配列番号327に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Aは、配列番号328に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Aは、配列番号329に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Aは、配列番号330に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Aは、配列番号331に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Aは、配列番号332に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Aは、配列番号333に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Aは、配列番号334に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Aは、配列番号335に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Aは、配列番号336に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Aは、配列番号337に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Aは、配列番号338に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Aは、配列番号339に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Aは、配列番号340に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Aは、配列番号341に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Aは、配列番号342に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Aは、配列番号343に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Aは、配列番号344に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Aは、配列番号345に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Aは、配列番号346に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Aは、配列番号347に対して少なくとも約85%
、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Aは、配列番号348に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Aは、配列番号349に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Aは、配列番号350に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Aは、配列番号351に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Aは、配列番号352に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Aは、配列番号353に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Aは、配列番号354に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Aは、配列番号355に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Aは、配列番号356に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Aは、配列番号357に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Aは、配列番号358に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Aは、配列番号359に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Aは、配列番号360に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Aは、配列番号361に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Aは、配列番号362に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Aは、実施例2に記載されるサイズ排除法によって測定される、少なくとも約80%、81%、82%、83%、84%、85%、85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%のモノマー画分を含む。場合によっては、抗体Aは、実施例2に記載される方法によって決定される、約、または少なくとも約2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35、36、37、38、39、40、41、42、43、44、45、46、47、48、49、50、51、52、53、54、55、5、57、58、59、または60μg/mLの発現レベルにて、FreeStyle 293-F(例えば、ThermoFisher Scientific #R79007)細胞から発現される。場合によっては、抗体Aは、約2μg/mL~約60μg/mLの発現レベルにてFreeStyle 293-F細胞から発現される。場合によっては、抗体Aは、約10μg/mL~約60μg/mLの発現レベルにてFreeStyle 293-F細胞から発現される。場合によっては、抗体Aは、約30mPa-s未満の粘度を含む。場合によっては、抗体Aは、約4mPa-s~約30mPa-s、または約4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30mPa-sの粘度を含む。場合によっては、抗体Aは、約10mg/ml~約170mg/mlの濃度を有し、約30mPa-s未満の粘度である溶液として製剤化される。場合によっては、製剤は、pHが約5~約7.5である。
一部の実施形態では、抗TL1A抗体は、抗体Bを含む。本明細書中で使用される抗体Bは、表10中の抗体BのCDRを含む。場合によっては、抗体Bは、配列番号301を含む重鎖フレームワークを含み(X1VQLVQSGAEVKKPGASVKVSCKAS[HCDR1]WVX2QX3PGQGLEWX4G[HCDR2]RX5TX6TX7DTSTSTX8YX9ELSSLRSEDTAVYYCAR[HCDR3]WGQGTTVTVSS)、X1=QまたはE、X2=RまたはK、X3=AまたはR、X4=MまたはI、X5=VまたはA、X6=MまたはI、X7=RまたはT、X8=VまたはA、X9=MまたはLである。場合によっては、抗体Bは、配列番号303(EIVLTQSPGTLSLSPGERATLSC[LCDR1]WYQQKPGQAPRX10X11IY[LCDR2]GIPDRFSGSGSGTDFTLTISRLEPEDFAVYYC[LCDR3]FGGGTKLEIK)を含む軽鎖フレームワークを含み、X10=LまたはP、X11=LまたはWである。場合によっては、抗体Bは、ヒトIGHV1-46*02フレームワークまたは改変ヒトIGHV1-46*02フレームワークを含む重鎖可変領域を含み、改変ヒトIGHV1-46*02フレームワークは、フレームワーク内に約1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、または20個以下のアミノ酸置換を有する。場合によっては、抗体Bは、ヒトIGKV3-20フレームワークまたは改変ヒトIGKV3-20フレームワークを含む軽鎖可変領域を含み、改変ヒトIGKV3-20フレームワークは、フレームワーク内に約1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、または20個以下のアミノ酸置換を有する。場合によっては、抗体Bは、IgG1と比較して低減したADCCおよび/またはCDCを含む定常領域を含む。例えば、抗体Bは、Kabatナンバリングによる、(a)297A、297Q、297G、もしくは297D、(b)279F、279K、もしくは279L、(c)228P、(d)235A、235E、235G、235Q、235R、もしくは235S、(e)237A、237E、237K、237N、もしくは237R、(f)234A、234V、もしくは234F、(g)233P、(h)328A、(i)327Qもしくは327T、(j)329A、329G、329Y、もしくは329R、(k)331S、(l)236Fもしくは236R、(m)238A、238E、238G、238H、238I、238V、238W、もしくは238Y、(n)248A、(o)254D、254E、254G、254H、254I、254N、254P、254Q、254T、もしくは254V、(p)255N、(q)256H、256K、256R、もしくは256V、(r)264S、(s)265H、265K、265S、265Y、もしくは265A、(t)267G、267H、267I、もしくは267K、(u)268K、(v)269Nもしくは269Q、(w)270A、270G、270M、もしくは270N、(x)271T、(y)272N、(z)292E、292F、292G、もしくは292I、(aa)293S、(bb)301W、(cc)304E、(dd)311E、311G、もしくは311S、(ee)316F、(ff)328V、(gg)330R、(hh)339Eもしくは339L、(ii)343Iもしくは343V、(jj)373A、373G、もしくは373S、(kk)376E、376W、もしくは376Y、(ll)380D、(mm)382Dもしくは382P、(nn)385P、(oo)424H、424M、もしくは424V、(pp)434I、(qq)438G、(rr)439E、439H、もしくは439Q、(ss)440A、440D、440E、440F、440M、440T、もしくは440V、(tt)E233P、(uu)L235E、(vv)L234AおよびL235A、(ww)L234A、L235A、およびG237A、(xx)L234A、L235A、およびP329G、(yy)L234F、L235E、およびP331S、(zz)L234A、L235E、およびG237A、(aaa)L234A、L235E、G237A、およびP331S、(bbb)L234A、L235A、G237A、P238S、H268A、A330S、およびP331S(IgG1σ)、(ccc)L234A、L235A、およびP329A、(ddd)G236RおよびL328R、(eee)G237A、(fff)F241A、(ggg)V264A、(hhh)D265A、(iii)D265AおよびN297A、(jjj)D265AおよびN297G、(kkk)D270A、(lll)A330L、(mmm)P331AもしくはP331S、または(nnn)(a)~(uu)の任意の組合せを含むヒトIgG1 Fc領域を含む。場合によっては、抗体Bは、配列番号320に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Bは、配列番号321に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Bは、配列番号322に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Bは、配列番号323に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Bは、配列番号324に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Bは、配列番号325に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Bは、配列番号326に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Bは、配列番号327に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Bは、配列番号328に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Bは、配列番号329に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Bは、配列番号330に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Bは、配列番号331に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Bは、配列番号332に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Bは、配列番号333に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Bは、配列番号334に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Bは、配列番号335に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Bは、配列番号336に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Bは、配列番号337に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Bは、配列番号338に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Bは、配列番号339に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Bは、配列番号340に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Bは、配列番号341に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Bは、配列番号342に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Bは、配列番号343に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Bは、配列番号344に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Bは、配列番号345に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Bは、配列番号346に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Bは、配列番号347に対して少なくとも約85%、87%、88%、
89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Bは、配列番号348に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Bは、配列番号349に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Bは、配列番号350に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Bは、配列番号351に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Bは、配列番号352に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Bは、配列番号353に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Bは、配列番号354に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Bは、配列番号355に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Bは、配列番号356に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Bは、配列番号357に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Bは、配列番号358に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Bは、配列番号359に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Bは、配列番号360に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Bは、配列番号361に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Bは、配列番号362に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Bは、実施例2に記載されるサイズ排除法によって測定される、少なくとも約80%、81%、82%、83%、84%、85%、85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%のモノマー画分を含む。場合によっては、抗体Bは、実施例2に記載される方法によって決定される、約、または少なくとも約2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35、36、37、38、39、40、41、42、43、44、45、46、47、48、49、50、51、52、53、54、55、5、57、58、59、または60μg/mLの発現レベルにて、FreeStyle 293-F細胞から発現される。場合によっては、抗体Bは、約2μg/mL~約60μg/mLの発現レベルにてFreeStyle 293-F細胞から発現される。場合によっては、抗体Bは、約10μg/mL~約60μg/mLの発現レベルにてFreeStyle 293-F細胞から発現される。
一部の実施形態では、抗TL1A抗体は、抗体Cを含む。本明細書中で使用される抗体Cは、表10中の抗体CのCDRを含む。場合によっては、抗体Cは、配列番号301を含む重鎖フレームワークを含み(X1VQLVQSGAEVKKPGASVKVSCKAS[HCDR1]WVX2QX3PGQGLEWX4G[HCDR2]RX5TX6TX7DTSTSTX8YX9ELSSLRSEDTAVYYCAR[HCDR3]WGQGTTVTVSS)、X1=QまたはE、X2=RまたはK、X3=AまたはR、X4=MまたはI、X5=VまたはA、X6=MまたはI、X7=RまたはT、X8=VまたはA、X9=MまたはLである。場合によっては、抗体Cは、配列番号303(EIVLTQSPGTLSLSPGERATLSC[LCDR1]WYQQKPGQAPRX10X11IY[LCDR2]GIPDRFSGSGSGTDFTLTISRLEPEDFAVYYC[LCDR3]FGGGTKLEIK)を含む軽鎖フレームワークを含み、X10=LまたはP、X11=LまたはWである。場合によっては、抗体Cは、ヒトIGHV1-46*02フレームワークまたは改変ヒトIGHV1-46*02フレームワークを含む重鎖可変領域を含み、改変ヒトIGHV1-46*02フレームワークは、フレームワーク内に約1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、または20個以下のアミノ酸置換を有する。場合によっては、抗体Cは、ヒトIGKV3-20フレームワークまたは改変ヒトIGKV3-20フレームワークを含む軽鎖可変領域を含み、改変ヒトIGKV3-20フレームワークは、フレームワーク内に約1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、または20個以下のアミノ酸置換を有する。場合によっては、抗体Cは、IgG1と比較して低減したADCCおよび/またはCDCを含む定常領域を含む。例えば、抗体Cは、Kabatナンバリングによる、(a)297A、297Q、297G、もしくは297D、(b)279F、279K、もしくは279L、(c)228P、(d)235A、235E、235G、235Q、235R、もしくは235S、(e)237A、237E、237K、237N、もしくは237R、(f)234A、234V、もしくは234F、(g)233P、(h)328A、(i)327Qもしくは327T、(j)329A、329G、329Y、もしくは329R、(k)331S、(l)236Fもしくは236R、(m)238A、238E、238G、238H、238I、238V、238W、もしくは238Y、(n)248A、(o)254D、254E、254G、254H、254I、254N、254P、254Q、254T、もしくは254V、(p)255N、(q)256H、256K、256R、もしくは256V、(r)264S、(s)265H、265K、265S、265Y、もしくは265A、(t)267G、267H、267I、もしくは267K、(u)268K、(v)269Nもしくは269Q、(w)270A、270G、270M、もしくは270N、(x)271T、(y)272N、(z)292E、292F、292G、もしくは292I、(aa)293S、(bb)301W、(cc)304E、(dd)311E、311G、もしくは311S、(ee)316F、(ff)328V、(gg)330R、(hh)339Eもしくは339L、(ii)343Iもしくは343V、(jj)373A、373G、もしくは373S、(kk)376E、376W、もしくは376Y、(ll)380D、(mm)382Dもしくは382P、(nn)385P、(oo)424H、424M、もしくは424V、(pp)434I、(qq)438G、(rr)439E、439H、もしくは439Q、(ss)440A、440D、440E、440F、440M、440T、もしくは440V、(tt)E233P、(uu)L235E、(vv)L234AおよびL235A、(ww)L234A、L235A、およびG237A、(xx)L234A、L235A、およびP329G、(yy)L234F、L235E、およびP331S、(zz)L234A、L235E、およびG237A、(aaa)L234A、L235E、G237A、およびP331S、(bbb)L234A、L235A、G237A、P238S、H268A、A330S、およびP331S(IgG1σ)、(ccc)L234A、L235A、およびP329A、(ddd)G236RおよびL328R、(eee)G237A、(fff)F241A、(ggg)V264A、(hhh)D265A、(iii)D265AおよびN297A、(jjj)D265AおよびN297G、(kkk)D270A、(lll)A330L、(mmm)P331AもしくはP331S、または(nnn)(a)~(uu)の任意の組合せを含むヒトIgG1 Fc領域を含む。場合によっては、抗体Cは、配列番号320に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Cは、配列番号321に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Cは、配列番号322に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Cは、配列番号323に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Cは、配列番号324に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Cは、配列番号325に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Cは、配列番号326に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Cは、配列番号327に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Cは、配列番号328に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Cは、配列番号329に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Cは、配列番号330に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Cは、配列番号331に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Cは、配列番号332に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Cは、配列番号333に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Cは、配列番号334に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Cは、配列番号335に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Cは、配列番号336に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Cは、配列番号337に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Cは、配列番号338に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Cは、配列番号339に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Cは、配列番号340に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Cは、配列番号341に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Cは、配列番号342に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Cは、配列番号343に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Cは、配列番号344に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Cは、配列番号345に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Cは、配列番号346に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Cは、配列番号347に対して少なくとも約85%、87%、88%、
89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Cは、配列番号348に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Cは、配列番号349に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Cは、配列番号350に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Cは、配列番号351に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Cは、配列番号352に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Cは、配列番号353に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Cは、配列番号354に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Cは、配列番号355に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Cは、配列番号356に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Cは、配列番号357に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Cは、配列番号358に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Cは、配列番号359に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Cは、配列番号360に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Cは、配列番号361に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Cは、配列番号362に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Cは、実施例2に記載されるサイズ排除法によって測定される、少なくとも約80%、81%、82%、83%、84%、85%、85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%のモノマー画分を含む。場合によっては、抗体Cは、実施例2に記載される方法によって決定される、約、または少なくとも約2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35、36、37、38、39、40、41、42、43、44、45、46、47、48、49、50、51、52、53、54、55、5、57、58、59、または60μg/mLの発現レベルにて、FreeStyle 293-F細胞から発現される。場合によっては、抗体Cは、約2μg/mL~約60μg/mLの発現レベルにてFreeStyle 293-F細胞から発現される。場合によっては、抗体Cは、約10μg/mL~約60μg/mLの発現レベルにてFreeStyle 293-F細胞から発現される。
一部の実施形態では、抗TL1A抗体は、抗体Dを含む。本明細書中で使用される抗体Dは、表10中の抗体DのCDRを含む。場合によっては、抗体Dは、配列番号301を含む重鎖フレームワークを含み(X1VQLVQSGAEVKKPGASVKVSCKAS[HCDR1]WVX2QX3PGQGLEWX4G[HCDR2]RX5TX6TX7DTSTSTX8YX9ELSSLRSEDTAVYYCAR[HCDR3]WGQGTTVTVSS)、X1=QまたはE、X2=RまたはK、X3=AまたはR、X4=MまたはI、X5=VまたはA、X6=MまたはI、X7=RまたはT、X8=VまたはA、X9=MまたはLである。場合によっては、抗体Dは、配列番号303(EIVLTQSPGTLSLSPGERATLSC[LCDR1]WYQQKPGQAPRX10X11IY[LCDR2]GIPDRFSGSGSGTDFTLTISRLEPEDFAVYYC[LCDR3]FGGGTKLEIK)を含む軽鎖フレームワークを含み、X10=LまたはP、X11=LまたはWである。場合によっては、抗体Dは、ヒトIGHV1-46*02フレームワークまたは改変ヒトIGHV1-46*02フレームワークを含む重鎖可変領域を含み、改変ヒトIGHV1-46*02フレームワークは、フレームワーク内に約1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、または20個以下のアミノ酸置換を有する。場合によっては、抗体Dは、ヒトIGKV3-20フレームワークまたは改変ヒトIGKV3-20フレームワークを含む軽鎖可変領域を含み、改変ヒトIGKV3-20フレームワークは、フレームワーク内に約1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、または20個以下のアミノ酸置換を有する。場合によっては、抗体Dは、IgG1と比較して低減したADCCおよび/またはCDCを含む定常領域を含む。例えば、抗体Dは、Kabatナンバリングによる、(a)297A、297Q、297G、もしくは297D、(b)279F、279K、もしくは279L、(c)228P、(d)235A、235E、235G、235Q、235R、もしくは235S、(e)237A、237E、237K、237N、もしくは237R、(f)234A、234V、もしくは234F、(g)233P、(h)328A、(i)327Qもしくは327T、(j)329A、329G、329Y、もしくは329R、(k)331S、(l)236Fもしくは236R、(m)238A、238E、238G、238H、238I、238V、238W、もしくは238Y、(n)248A、(o)254D、254E、254G、254H、254I、254N、254P、254Q、254T、もしくは254V、(p)255N、(q)256H、256K、256R、もしくは256V、(r)264S、(s)265H、265K、265S、265Y、もしくは265A、(t)267G、267H、267I、もしくは267K、(u)268K、(v)269Nもしくは269Q、(w)270A、270G、270M、もしくは270N、(x)271T、(y)272N、(z)292E、292F、292G、もしくは292I、(aa)293S、(bb)301W、(cc)304E、(dd)311E、311G、もしくは311S、(ee)316F、(ff)328V、(gg)330R、(hh)339Eもしくは339L、(ii)343Iもしくは343V、(jj)373A、373G、もしくは373S、(kk)376E、376W、もしくは376Y、(ll)380D、(mm)382Dもしくは382P、(nn)385P、(oo)424H、424M、もしくは424V、(pp)434I、(qq)438G、(rr)439E、439H、もしくは439Q、(ss)440A、440D、440E、440F、440M、440T、もしくは440V、(tt)E233P、(uu)L235E、(vv)L234AおよびL235A、(ww)L234A、L235A、およびG237A、(xx)L234A、L235A、およびP329G、(yy)L234F、L235E、およびP331S、(zz)L234A、L235E、およびG237A、(aaa)L234A、L235E、G237A、およびP331S、(bbb)L234A、L235A、G237A、P238S、H268A、A330S、およびP331S(IgG1σ)、(ccc)L234A、L235A、およびP329A、(ddd)G236RおよびL328R、(eee)G237A、(fff)F241A、(ggg)V264A、(hhh)D265A、(iii)D265AおよびN297A、(jjj)D265AおよびN297G、(kkk)D270A、(lll)A330L、(mmm)P331AもしくはP331S、または(nnn)(a)~(uu)の任意の組合せを含むヒトIgG1 Fc領域を含む。場合によっては、抗体Dは、配列番号320に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Dは、配列番号321に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Dは、配列番号322に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Dは、配列番号323に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Dは、配列番号324に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Dは、配列番号325に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Dは、配列番号326に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Dは、配列番号327に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Dは、配列番号328に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Dは、配列番号329に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Dは、配列番号330に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Dは、配列番号331に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Dは、配列番号332に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Dは、配列番号333に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Dは、配列番号334に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Dは、配列番号335に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Dは、配列番号336に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Dは、配列番号337に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Dは、配列番号338に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Dは、配列番号339に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Dは、配列番号340に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Dは、配列番号341に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Dは、配列番号342に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Dは、配列番号343に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Dは、配列番号344に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Dは、配列番号345に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Dは、配列番号346に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Dは、配列番号347に対して少なくとも約85%、87%、88%、
89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Dは、配列番号348に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Dは、配列番号349に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Dは、配列番号350に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Dは、配列番号351に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Dは、配列番号352に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Dは、配列番号353に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Dは、配列番号354に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Dは、配列番号355に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Dは、配列番号356に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Dは、配列番号357に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Dは、配列番号358に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Dは、配列番号359に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Dは、配列番号360に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Dは、配列番号361に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Dは、配列番号362に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Dは、実施例2に記載されるサイズ排除法によって測定される、少なくとも約80%、81%、82%、83%、84%、85%、85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%のモノマー画分を含む。場合によっては、抗体Dは、実施例2に記載される方法によって決定される、約、または少なくとも約2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35、36、37、38、39、40、41、42、43、44、45、46、47、48、49、50、51、52、53、54、55、5、57、58、59、または60μg/mLの発現レベルにて、FreeStyle 293-F細胞から発現される。場合によっては、抗体Dは、約2μg/mL~約60μg/mLの発現レベルにてFreeStyle 293-F細胞から発現される。場合によっては、抗体Dは、約10μg/mL~約60μg/mLの発現レベルにてFreeStyle 293-F細胞から発現される。
一部の実施形態では、抗TL1A抗体は、抗体Eを含む。本明細書中で使用される抗体Eは、表10中の抗体EのCDRを含む。場合によっては、抗体Eは、配列番号301を含む重鎖フレームワークを含み(X1VQLVQSGAEVKKPGASVKVSCKAS[HCDR1]WVX2QX3PGQGLEWX4G[HCDR2]RX5TX6TX7DTSTSTX8YX9ELSSLRSEDTAVYYCAR[HCDR3]WGQGTTVTVSS)、X1=QまたはE、X2=RまたはK、X3=AまたはR、X4=MまたはI、X5=VまたはA、X6=MまたはI、X7=RまたはT、X8=VまたはA、X9=MまたはLである。場合によっては、抗体Eは、配列番号303(EIVLTQSPGTLSLSPGERATLSC[LCDR1]WYQQKPGQAPRX10X11IY[LCDR2]GIPDRFSGSGSGTDFTLTISRLEPEDFAVYYC[LCDR3]FGGGTKLEIK)を含む軽鎖フレームワークを含み、X10=LまたはP、X11=LまたはWである。場合によっては、抗体Eは、ヒトIGHV1-46*02フレームワークまたは改変ヒトIGHV1-46*02フレームワークを含む重鎖可変領域を含み、改変ヒトIGHV1-46*02フレームワークは、フレームワーク内に約1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、または20個以下のアミノ酸置換を有する。場合によっては、抗体Eは、ヒトIGKV3-20フレームワークまたは改変ヒトIGKV3-20フレームワークを含む軽鎖可変領域を含み、改変ヒトIGKV3-20フレームワークは、フレームワーク内に約1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、または20個以下のアミノ酸置換を有する。場合によっては、抗体Eは、IgG1と比較して低減したADCCおよび/またはCDCを含む定常領域を含む。例えば、抗体Eは、Kabatナンバリングによる、(a)297A、297Q、297G、もしくは297D、(b)279F、279K、もしくは279L、(c)228P、(d)235A、235E、235G、235Q、235R、もしくは235S、(e)237A、237E、237K、237N、もしくは237R、(f)234A、234V、もしくは234F、(g)233P、(h)328A、(i)327Qもしくは327T、(j)329A、329G、329Y、もしくは329R、(k)331S、(l)236Fもしくは236R、(m)238A、238E、238G、238H、238I、238V、238W、もしくは238Y、(n)248A、(o)254D、254E、254G、254H、254I、254N、254P、254Q、254T、もしくは254V、(p)255N、(q)256H、256K、256R、もしくは256V、(r)264S、(s)265H、265K、265S、265Y、もしくは265A、(t)267G、267H、267I、もしくは267K、(u)268K、(v)269Nもしくは269Q、(w)270A、270G、270M、もしくは270N、(x)271T、(y)272N、(z)292E、292F、292G、もしくは292I、(aa)293S、(bb)301W、(cc)304E、(dd)311E、311G、もしくは311S、(ee)316F、(ff)328V、(gg)330R、(hh)339Eもしくは339L、(ii)343Iもしくは343V、(jj)373A、373G、もしくは373S、(kk)376E、376W、もしくは376Y、(ll)380D、(mm)382Dもしくは382P、(nn)385P、(oo)424H、424M、もしくは424V、(pp)434I、(qq)438G、(rr)439E、439H、もしくは439Q、(ss)440A、440D、440E、440F、440M、440T、もしくは440V、(tt)E233P、(uu)L235E、(vv)L234AおよびL235A、(ww)L234A、L235A、およびG237A、(xx)L234A、L235A、およびP329G、(yy)L234F、L235E、およびP331S、(zz)L234A、L235E、およびG237A、(aaa)L234A、L235E、G237A、およびP331S、(bbb)L234A、L235A、G237A、P238S、H268A、A330S、およびP331S(IgG1σ)、(ccc)L234A、L235A、およびP329A、(ddd)G236RおよびL328R、(eee)G237A、(fff)F241A、(ggg)V264A、(hhh)D265A、(iii)D265AおよびN297A、(jjj)D265AおよびN297G、(kkk)D270A、(lll)A330L、(mmm)P331AもしくはP331S、または(nnn)(a)~(uu)の任意の組合せを含むヒトIgG1 Fc領域を含む。場合によっては、抗体Eは、配列番号320に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Eは、配列番号321に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Eは、配列番号322に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Eは、配列番号323に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Eは、配列番号324に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Eは、配列番号325に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Eは、配列番号326に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Eは、配列番号327に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Eは、配列番号328に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Eは、配列番号329に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Eは、配列番号330に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Eは、配列番号331に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Eは、配列番号332に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Eは、配列番号333に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Eは、配列番号334に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Eは、配列番号335に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Eは、配列番号336に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Eは、配列番号337に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Eは、配列番号338に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Eは、配列番号339に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Eは、配列番号340に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Eは、配列番号341に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Eは、配列番号342に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Eは、配列番号343に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Eは、配列番号344に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Eは、配列番号345に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Eは、配列番号346に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Eは、配列番号347に対して少なくとも約85%、87%、88%、
89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Eは、配列番号348に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Eは、配列番号349に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Eは、配列番号350に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Eは、配列番号351に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Eは、配列番号352に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Eは、配列番号353に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Eは、配列番号354に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Eは、配列番号355に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Eは、配列番号356に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Eは、配列番号357に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Eは、配列番号358に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Eは、配列番号359に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Eは、配列番号360に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Eは、配列番号361に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Eは、配列番号362に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Eは、実施例2に記載されるサイズ排除法によって測定される、少なくとも約80%、81%、82%、83%、84%、85%、85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%のモノマー画分を含む。場合によっては、抗体Eは、実施例2に記載される方法によって決定される、約、または少なくとも約2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35、36、37、38、39、40、41、42、43、44、45、46、47、48、49、50、51、52、53、54、55、5、57、58、59、または60μg/mLの発現レベルにて、FreeStyle 293-F細胞から発現される。場合によっては、抗体Eは、約2μg/mL~約60μg/mLの発現レベルにてFreeStyle 293-F細胞から発現される。場合によっては、抗体Eは、約10μg/mL~約60μg/mLの発現レベルにてFreeStyle 293-F細胞から発現される。
一部の実施形態では、抗TL1A抗体は、抗体Fを含む。本明細書中で使用される抗体Fは、表10中の抗体FのCDRを含む。場合によっては、抗体Fは、配列番号301を含む重鎖フレームワークを含み(X1VQLVQSGAEVKKPGASVKVSCKAS[HCDR1]WVX2QX3PGQGLEWX4G[HCDR2]RX5TX6TX7DTSTSTX8YX9ELSSLRSEDTAVYYCAR[HCDR3]WGQGTTVTVSS)、X1=QまたはE、X2=RまたはK、X3=AまたはR、X4=MまたはI、X5=VまたはA、X6=MまたはI、X7=RまたはT、X8=VまたはA、X9=MまたはLである。場合によっては、抗体Fは、配列番号303(EIVLTQSPGTLSLSPGERATLSC[LCDR1]WYQQKPGQAPRX10X11IY[LCDR2]GIPDRFSGSGSGTDFTLTISRLEPEDFAVYYC[LCDR3]FGGGTKLEIK)を含む軽鎖フレームワークを含み、X10=LまたはP、X11=LまたはWである。場合によっては、抗体Fは、ヒトIGHV1-46*02フレームワークまたは改変ヒトIGHV1-46*02フレームワークを含む重鎖可変領域を含み、改変ヒトIGHV1-46*02フレームワークは、フレームワーク内に約1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、または20個以下のアミノ酸置換を有する。場合によっては、抗体Fは、ヒトIGKV3-20フレームワークまたは改変ヒトIGKV3-20フレームワークを含む軽鎖可変領域を含み、改変ヒトIGKV3-20フレームワークは、フレームワーク内に約1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、または20個以下のアミノ酸置換を有する。場合によっては、抗体Fは、IgG1と比較して低減したADCCおよび/またはCDCを含む定常領域を含む。例えば、抗体Fは、Kabatナンバリングによる、(a)297A、297Q、297G、もしくは297D、(b)279F、279K、もしくは279L、(c)228P、(d)235A、235E、235G、235Q、235R、もしくは235S、(e)237A、237E、237K、237N、もしくは237R、(f)234A、234V、もしくは234F、(g)233P、(h)328A、(i)327Qもしくは327T、(j)329A、329G、329Y、もしくは329R、(k)331S、(l)236Fもしくは236R、(m)238A、238E、238G、238H、238I、238V、238W、もしくは238Y、(n)248A、(o)254D、254E、254G、254H、254I、254N、254P、254Q、254T、もしくは254V、(p)255N、(q)256H、256K、256R、もしくは256V、(r)264S、(s)265H、265K、265S、265Y、もしくは265A、(t)267G、267H、267I、もしくは267K、(u)268K、(v)269Nもしくは269Q、(w)270A、270G、270M、もしくは270N、(x)271T、(y)272N、(z)292E、292F、292G、もしくは292I、(aa)293S、(bb)301W、(cc)304E、(dd)311E、311G、もしくは311S、(ee)316F、(ff)328V、(gg)330R、(hh)339Eもしくは339L、(ii)343Iもしくは343V、(jj)373A、373G、もしくは373S、(kk)376E、376W、もしくは376Y、(ll)380D、(mm)382Dもしくは382P、(nn)385P、(oo)424H、424M、もしくは424V、(pp)434I、(qq)438G、(rr)439E、439H、もしくは439Q、(ss)440A、440D、440E、440F、440M、440T、もしくは440V、(tt)E233P、(uu)L235E、(vv)L234AおよびL235A、(ww)L234A、L235A、およびG237A、(xx)L234A、L235A、およびP329G、(yy)L234F、L235E、およびP331S、(zz)L234A、L235E、およびG237A、(aaa)L234A、L235E、G237A、およびP331S、(bbb)L234A、L235A、G237A、P238S、H268A、A330S、およびP331S(IgG1σ)、(ccc)L234A、L235A、およびP329A、(ddd)G236RおよびL328R、(eee)G237A、(fff)F241A、(ggg)V264A、(hhh)D265A、(iii)D265AおよびN297A、(jjj)D265AおよびN297G、(kkk)D270A、(lll)A330L、(mmm)P331AもしくはP331S、または(nnn)(a)~(uu)の任意の組合せを含むヒトIgG1 Fc領域を含む。場合によっては、抗体Fは、配列番号320に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Fは、配列番号321に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Fは、配列番号322に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Fは、配列番号323に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Fは、配列番号324に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Fは、配列番号325に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Fは、配列番号326に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Fは、配列番号327に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Fは、配列番号328に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Fは、配列番号329に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Fは、配列番号330に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Fは、配列番号331に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Fは、配列番号332に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Fは、配列番号333に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Fは、配列番号334に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Fは、配列番号335に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Fは、配列番号336に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Fは、配列番号337に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Fは、配列番号338に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Fは、配列番号339に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Fは、配列番号340に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Fは、配列番号341に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Fは、配列番号342に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Fは、配列番号343に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Fは、配列番号344に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Fは、配列番号345に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Fは、配列番号346に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Fは、配列番号347に対して少なくとも約85%、87%、88%、
89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Fは、配列番号348に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Fは、配列番号349に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Fは、配列番号350に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Fは、配列番号351に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Fは、配列番号352に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Fは、配列番号353に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Fは、配列番号354に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Fは、配列番号355に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Fは、配列番号356に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Fは、配列番号357に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Fは、配列番号358に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Fは、配列番号359に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Fは、配列番号360に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Fは、配列番号361に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Fは、配列番号362に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Fは、実施例2に記載されるサイズ排除法によって測定される、少なくとも約80%、81%、82%、83%、84%、85%、85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%のモノマー画分を含む。場合によっては、抗体Fは、実施例2に記載される方法によって決定される、約、または少なくとも約2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35、36、37、38、39、40、41、42、43、44、45、46、47、48、49、50、51、52、53、54、55、5、57、58、59、または60μg/mLの発現レベルにて、FreeStyle 293-F細胞から発現される。場合によっては、抗体Fは、約2μg/mL~約60μg/mLの発現レベルにてFreeStyle 293-F細胞から発現される。場合によっては、抗体Fは、約10μg/mL~約60μg/mLの発現レベルにてFreeStyle 293-F細胞から発現される。
一部の実施形態では、抗TL1A抗体は、抗体Gを含む。本明細書中で使用される抗体Gは、表10中の抗体GのCDRを含む。場合によっては、抗体Gは、配列番号301を含む重鎖フレームワークを含み(X1VQLVQSGAEVKKPGASVKVSCKAS[HCDR1]WVX2QX3PGQGLEWX4G[HCDR2]RX5TX6TX7DTSTSTX8YX9ELSSLRSEDTAVYYCAR[HCDR3]WGQGTTVTVSS)、X1=QまたはE、X2=RまたはK、X3=AまたはR、X4=MまたはI、X5=VまたはA、X6=MまたはI、X7=RまたはT、X8=VまたはA、X9=MまたはLである。場合によっては、抗体Gは、配列番号303(EIVLTQSPGTLSLSPGERATLSC[LCDR1]WYQQKPGQAPRX10X11IY[LCDR2]GIPDRFSGSGSGTDFTLTISRLEPEDFAVYYC[LCDR3]FGGGTKLEIK)を含む軽鎖フレームワークを含み、X10=LまたはP、X11=LまたはWである。場合によっては、抗体Gは、ヒトIGHV1-46*02フレームワークまたは改変ヒトIGHV1-46*02フレームワークを含む重鎖可変領域を含み、改変ヒトIGHV1-46*02フレームワークは、フレームワーク内に約1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、または20個以下のアミノ酸置換を有する。場合によっては、抗体Gは、ヒトIGKV3-20フレームワークまたは改変ヒトIGKV3-20フレームワークを含む軽鎖可変領域を含み、改変ヒトIGKV3-20フレームワークは、フレームワーク内に約1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、または20個以下のアミノ酸置換を有する。場合によっては、抗体Gは、IgG1と比較して低減したADCCおよび/またはCDCを含む定常領域を含む。例えば、抗体Gは、Kabatナンバリングによる、(a)297A、297Q、297G、もしくは297D、(b)279F、279K、もしくは279L、(c)228P、(d)235A、235E、235G、235Q、235R、もしくは235S、(e)237A、237E、237K、237N、もしくは237R、(f)234A、234V、もしくは234F、(g)233P、(h)328A、(i)327Qもしくは327T、(j)329A、329G、329Y、もしくは329R、(k)331S、(l)236Fもしくは236R、(m)238A、238E、238G、238H、238I、238V、238W、もしくは238Y、(n)248A、(o)254D、254E、254G、254H、254I、254N、254P、254Q、254T、もしくは254V、(p)255N、(q)256H、256K、256R、もしくは256V、(r)264S、(s)265H、265K、265S、265Y、もしくは265A、(t)267G、267H、267I、もしくは267K、(u)268K、(v)269Nもしくは269Q、(w)270A、270G、270M、もしくは270N、(x)271T、(y)272N、(z)292E、292F、292G、もしくは292I、(aa)293S、(bb)301W、(cc)304E、(dd)311E、311G、もしくは311S、(ee)316F、(ff)328V、(gg)330R、(hh)339Eもしくは339L、(ii)343Iもしくは343V、(jj)373A、373G、もしくは373S、(kk)376E、376W、もしくは376Y、(ll)380D、(mm)382Dもしくは382P、(nn)385P、(oo)424H、424M、もしくは424V、(pp)434I、(qq)438G、(rr)439E、439H、もしくは439Q、(ss)440A、440D、440E、440F、440M、440T、もしくは440V、(tt)E233P、(uu)L235E、(vv)L234AおよびL235A、(ww)L234A、L235A、およびG237A、(xx)L234A、L235A、およびP329G、(yy)L234F、L235E、およびP331S、(zz)L234A、L235E、およびG237A、(aaa)L234A、L235E、G237A、およびP331S、(bbb)L234A、L235A、G237A、P238S、H268A、A330S、およびP331S(IgG1σ)、(ccc)L234A、L235A、およびP329A、(ddd)G236RおよびL328R、(eee)G237A、(fff)F241A、(ggg)V264A、(hhh)D265A、(iii)D265AおよびN297A、(jjj)D265AおよびN297G、(kkk)D270A、(lll)A330L、(mmm)P331AもしくはP331S、または(nnn)(a)~(uu)の任意の組合せを含むヒトIgG1 Fc領域を含む。場合によっては、抗体Gは、配列番号320に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Gは、配列番号321に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Gは、配列番号322に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Gは、配列番号323に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Gは、配列番号324に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Gは、配列番号325に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Gは、配列番号326に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Gは、配列番号327に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Gは、配列番号328に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Gは、配列番号329に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Gは、配列番号330に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Gは、配列番号331に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Gは、配列番号332に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Gは、配列番号333に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Gは、配列番号334に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Gは、配列番号335に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Gは、配列番号336に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Gは、配列番号337に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Gは、配列番号338に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Gは、配列番号339に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Gは、配列番号340に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Gは、配列番号341に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Gは、配列番号342に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Gは、配列番号343に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Gは、配列番号344に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Gは、配列番号345に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Gは、配列番号346に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Gは、配列番号347に対して少なくとも約85%、87%、88%、
89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Gは、配列番号348に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Gは、配列番号349に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Gは、配列番号350に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Gは、配列番号351に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Gは、配列番号352に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Gは、配列番号353に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Gは、配列番号354に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Gは、配列番号355に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Gは、配列番号356に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Gは、配列番号357に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Gは、配列番号358に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Gは、配列番号359に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Gは、配列番号360に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Gは、配列番号361に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Gは、配列番号362に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Gは、実施例2に記載されるサイズ排除法によって測定される、少なくとも約80%、81%、82%、83%、84%、85%、85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%のモノマー画分を含む。場合によっては、抗体Gは、実施例2に記載される方法によって決定される、約、または少なくとも約2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35、36、37、38、39、40、41、42、43、44、45、46、47、48、49、50、51、52、53、54、55、5、57、58、59、または60μg/mLの発現レベルにて、FreeStyle 293-F細胞から発現される。場合によっては、抗体Gは、約2μg/mL~約60μg/mLの発現レベルにてFreeStyle 293-F細胞から発現される。場合によっては、抗体Gは、約10μg/mL~約60μg/mLの発現レベルにてFreeStyle 293-F細胞から発現される。
一部の実施形態では、抗TL1A抗体は、抗体Hを含む。本明細書中で使用される抗体Hは、表10中の抗体HのCDRを含む。場合によっては、抗体Hは、配列番号301を含む重鎖フレームワークを含み(X1VQLVQSGAEVKKPGASVKVSCKAS[HCDR1]WVX2QX3PGQGLEWX4G[HCDR2]RX5TX6TX7DTSTSTX8YX9ELSSLRSEDTAVYYCAR[HCDR3]WGQGTTVTVSS)、X1=QまたはE、X2=RまたはK、X3=AまたはR、X4=MまたはI、X5=VまたはA、X6=MまたはI、X7=RまたはT、X8=VまたはA、X9=MまたはLである。場合によっては、抗体Hは、配列番号303(EIVLTQSPGTLSLSPGERATLSC[LCDR1]WYQQKPGQAPRX10X11IY[LCDR2]GIPDRFSGSGSGTDFTLTISRLEPEDFAVYYC[LCDR3]FGGGTKLEIK)を含む軽鎖フレームワークを含み、X10=LまたはP、X11=LまたはWである。場合によっては、抗体Hは、ヒトIGHV1-46*02フレームワークまたは改変ヒトIGHV1-46*02フレームワークを含む重鎖可変領域を含み、改変ヒトIGHV1-46*02フレームワークは、フレームワーク内に約1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、または20個以下のアミノ酸置換を有する。場合によっては、抗体Hは、ヒトIGKV3-20フレームワークまたは改変ヒトIGKV3-20フレームワークを含む軽鎖可変領域を含み、改変ヒトIGKV3-20フレームワークは、フレームワーク内に約1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、または20個以下のアミノ酸置換を有する。場合によっては、抗体Hは、IgG1と比較して低減したADCCおよび/またはCDCを含む定常領域を含む。例えば、抗体Hは、Kabatナンバリングによる、(a)297A、297Q、297G、もしくは297D、(b)279F、279K、もしくは279L、(c)228P、(d)235A、235E、235G、235Q、235R、もしくは235S、(e)237A、237E、237K、237N、もしくは237R、(f)234A、234V、もしくは234F、(g)233P、(h)328A、(i)327Qもしくは327T、(j)329A、329G、329Y、もしくは329R、(k)331S、(l)236Fもしくは236R、(m)238A、238E、238G、238H、238I、238V、238W、もしくは238Y、(n)248A、(o)254D、254E、254G、254H、254I、254N、254P、254Q、254T、もしくは254V、(p)255N、(q)256H、256K、256R、もしくは256V、(r)264S、(s)265H、265K、265S、265Y、もしくは265A、(t)267G、267H、267I、もしくは267K、(u)268K、(v)269Nもしくは269Q、(w)270A、270G、270M、もしくは270N、(x)271T、(y)272N、(z)292E、292F、292G、もしくは292I、(aa)293S、(bb)301W、(cc)304E、(dd)311E、311G、もしくは311S、(ee)316F、(ff)328V、(gg)330R、(hh)339Eもしくは339L、(ii)343Iもしくは343V、(jj)373A、373G、もしくは373S、(kk)376E、376W、もしくは376Y、(ll)380D、(mm)382Dもしくは382P、(nn)385P、(oo)424H、424M、もしくは424V、(pp)434I、(qq)438G、(rr)439E、439H、もしくは439Q、(ss)440A、440D、440E、440F、440M、440T、もしくは440V、(tt)E233P、(uu)L235E、(vv)L234AおよびL235A、(ww)L234A、L235A、およびG237A、(xx)L234A、L235A、およびP329G、(yy)L234F、L235E、およびP331S、(zz)L234A、L235E、およびG237A、(aaa)L234A、L235E、G237A、およびP331S、(bbb)L234A、L235A、G237A、P238S、H268A、A330S、およびP331S(IgG1σ)、(ccc)L234A、L235A、およびP329A、(ddd)G236RおよびL328R、(eee)G237A、(fff)F241A、(ggg)V264A、(hhh)D265A、(iii)D265AおよびN297A、(jjj)D265AおよびN297G、(kkk)D270A、(lll)A330L、(mmm)P331AもしくはP331S、または(nnn)(a)~(uu)の任意の組合せを含むヒトIgG1 Fc領域を含む。場合によっては、抗体Hは、配列番号320に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Hは、配列番号321に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Hは、配列番号322に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Hは、配列番号323に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Hは、配列番号324に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Hは、配列番号325に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Hは、配列番号326に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Hは、配列番号327に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Hは、配列番号328に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Hは、配列番号329に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Hは、配列番号330に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Hは、配列番号331に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Hは、配列番号332に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Hは、配列番号333に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Hは、配列番号334に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Hは、配列番号335に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Hは、配列番号336に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Hは、配列番号337に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Hは、配列番号338に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Hは、配列番号339に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Hは、配列番号340に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Hは、配列番号341に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Hは、配列番号342に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Hは、配列番号343に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Hは、配列番号344に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Hは、配列番号345に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Hは、配列番号346に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Hは、配列番号347に対して少なくとも約85%、87%、88%、
89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Hは、配列番号348に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Hは、配列番号349に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Hは、配列番号350に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Hは、配列番号351に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Hは、配列番号352に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Hは、配列番号353に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Hは、配列番号354に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Hは、配列番号355に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Hは、配列番号356に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Hは、配列番号357に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Hは、配列番号358に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Hは、配列番号359に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Hは、配列番号360に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Hは、配列番号361に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Hは、配列番号362に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Hは、実施例2に記載されるサイズ排除法によって測定される、少なくとも約80%、81%、82%、83%、84%、85%、85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%のモノマー画分を含む。場合によっては、抗体Hは、実施例2に記載される方法によって決定される、約、または少なくとも約2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35、36、37、38、39、40、41、42、43、44、45、46、47、48、49、50、51、52、53、54、55、5、57、58、59、または60μg/mLの発現レベルにて、FreeStyle 293-F細胞から発現される。場合によっては、抗体Hは、約2μg/mL~約60μg/mLの発現レベルにてFreeStyle 293-F細胞から発現される。場合によっては、抗体Hは、約10μg/mL~約60μg/mLの発現レベルにてFreeStyle 293-F細胞から発現される。
一部の実施形態では、抗TL1A抗体は、抗体Iを含む。本明細書中で使用される抗体Iは、表10中の抗体IのCDRを含む。場合によっては、抗体Iは、配列番号301を含む重鎖フレームワークを含み(X1VQLVQSGAEVKKPGASVKVSCKAS[HCDR1]WVX2QX3PGQGLEWX4G[HCDR2]RX5TX6TX7DTSTSTX8YX9ELSSLRSEDTAVYYCAR[HCDR3]WGQGTTVTVSS)、X1=QまたはE、X2=RまたはK、X3=AまたはR、X4=MまたはI、X5=VまたはA、X6=MまたはI、X7=RまたはT、X8=VまたはA、X9=MまたはLである。場合によっては、抗体Iは、配列番号303(EIVLTQSPGTLSLSPGERATLSC[LCDR1]WYQQKPGQAPRX10X11IY[LCDR2]GIPDRFSGSGSGTDFTLTISRLEPEDFAVYYC[LCDR3]FGGGTKLEIK)を含む軽鎖フレームワークを含み、X10=LまたはP、X11=LまたはWである。場合によっては、抗体Iは、ヒトIGHV1-46*02フレームワークまたは改変ヒトIGHV1-46*02フレームワークを含む重鎖可変領域を含み、改変ヒトIGHV1-46*02フレームワークは、フレームワーク内に約1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、または20個以下のアミノ酸置換を有する。場合によっては、抗体Iは、ヒトIGKV3-20フレームワークまたは改変ヒトIGKV3-20フレームワークを含む軽鎖可変領域を含み、改変ヒトIGKV3-20フレームワークは、フレームワーク内に約1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、または20個以下のアミノ酸置換を有する。場合によっては、抗体Iは、IgG1と比較して低減したADCCおよび/またはCDCを含む定常領域を含む。例えば、抗体Iは、Kabatナンバリングによる、(a)297A、297Q、297G、もしくは297D、(b)279F、279K、もしくは279L、(c)228P、(d)235A、235E、235G、235Q、235R、もしくは235S、(e)237A、237E、237K、237N、もしくは237R、(f)234A、234V、もしくは234F、(g)233P、(h)328A、(i)327Qもしくは327T、(j)329A、329G、329Y、もしくは329R、(k)331S、(l)236Fもしくは236R、(m)238A、238E、238G、238H、238I、238V、238W、もしくは238Y、(n)248A、(o)254D、254E、254G、254H、254I、254N、254P、254Q、254T、もしくは254V、(p)255N、(q)256H、256K、256R、もしくは256V、(r)264S、(s)265H、265K、265S、265Y、もしくは265A、(t)267G、267H、267I、もしくは267K、(u)268K、(v)269Nもしくは269Q、(w)270A、270G、270M、もしくは270N、(x)271T、(y)272N、(z)292E、292F、292G、もしくは292I、(aa)293S、(bb)301W、(cc)304E、(dd)311E、311G、もしくは311S、(ee)316F、(ff)328V、(gg)330R、(hh)339Eもしくは339L、(ii)343Iもしくは343V、(jj)373A、373G、もしくは373S、(kk)376E、376W、もしくは376Y、(ll)380D、(mm)382Dもしくは382P、(nn)385P、(oo)424H、424M、もしくは424V、(pp)434I、(qq)438G、(rr)439E、439H、もしくは439Q、(ss)440A、440D、440E、440F、440M、440T、もしくは440V、(tt)E233P、(uu)L235E、(vv)L234AおよびL235A、(ww)L234A、L235A、およびG237A、(xx)L234A、L235A、およびP329G、(yy)L234F、L235E、およびP331S、(zz)L234A、L235E、およびG237A、(aaa)L234A、L235E、G237A、およびP331S、(bbb)L234A、L235A、G237A、P238S、H268A、A330S、およびP331S(IgG1σ)、(ccc)L234A、L235A、およびP329A、(ddd)G236RおよびL328R、(eee)G237A、(fff)F241A、(ggg)V264A、(hhh)D265A、(iii)D265AおよびN297A、(jjj)D265AおよびN297G、(kkk)D270A、(lll)A330L、(mmm)P331AもしくはP331S、または(nnn)(a)~(uu)の任意の組合せを含むヒトIgG1 Fc領域を含む。場合によっては、抗体Iは、配列番号320に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Iは、配列番号321に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Iは、配列番号322に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Iは、配列番号323に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Iは、配列番号324に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Iは、配列番号325に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Iは、配列番号326に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Iは、配列番号327に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Iは、配列番号328に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Iは、配列番号329に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Iは、配列番号330に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Iは、配列番号331に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Iは、配列番号332に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Iは、配列番号333に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Iは、配列番号334に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Iは、配列番号335に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Iは、配列番号336に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Iは、配列番号337に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Iは、配列番号338に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Iは、配列番号339に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Iは、配列番号340に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Iは、配列番号341に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Iは、配列番号342に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Iは、配列番号343に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Iは、配列番号344に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Iは、配列番号345に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Iは、配列番号346に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Iは、配列番号347に対して少なくとも約85%、87%、88%、
89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Iは、配列番号348に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Iは、配列番号349に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Iは、配列番号350に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Iは、配列番号351に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Iは、配列番号352に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Iは、配列番号353に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Iは、配列番号354に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Iは、配列番号355に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Iは、配列番号356に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Iは、配列番号357に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Iは、配列番号358に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Iは、配列番号359に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Iは、配列番号360に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Iは、配列番号361に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Iは、配列番号362に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体Iは、実施例2に記載されるサイズ排除法によって測定される、少なくとも約80%、81%、82%、83%、84%、85%、85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%のモノマー画分を含む。場合によっては、抗体Iは、実施例2に記載される方法によって決定される、約、または少なくとも約2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35、36、37、38、39、40、41、42、43、44、45、46、47、48、49、50、51、52、53、54、55、5、57、58、59、または60μg/mLの発現レベルにて、FreeStyle 293-F細胞から発現される。場合によっては、抗体Iは、約2μg/mL~約60μg/mLの発現レベルにてFreeStyle 293-F細胞から発現される。場合によっては、抗体Iは、約10μg/mL~約60μg/mLの発現レベルにてFreeStyle 293-F細胞から発現される。
一部の実施形態では、抗TL1A抗体は、抗体A2を含む。本明細書中で使用される抗体A2は、表10中の抗体A2のCDRを含む。場合によっては、抗体A2は、配列番号302を含む重鎖フレームワークを含み(X1VQLVQSGAEVKKPGASVKVSCKAS[HCDR1]WVX2QX3PGQGLEWX4G[HCDR2]RX5TX6TX7DTSTSTX8YX9ELSSLRSEDTAVYYC[HCDR3]WGQGTTVTVSS)、X1=QまたはE、X2=RまたはK、X3=AまたはR、X4=MまたはI、X5=VまたはA、X6=MまたはI、X7=RまたはT、X8=VまたはA、X9=MまたはLである。場合によっては、抗体A2は、配列番号303(EIVLTQSPGTLSLSPGERATLSC[LCDR1]WYQQKPGQAPRX10X11IY[LCDR2]GIPDRFSGSGSGTDFTLTISRLEPEDFAVYYC[LCDR3]FGGGTKLEIK)を含む軽鎖フレームワークを含み、X10=LまたはP、X11=LまたはWである。場合によっては、抗体A2は、ヒトIGHV1-46*02フレームワークまたは改変ヒトIGHV1-46*02フレームワークを含む重鎖可変領域を含み、改変ヒトIGHV1-46*02フレームワークは、フレームワーク内に約1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、または20個以下のアミノ酸置換を有する。場合によっては、抗体A2は、ヒトIGKV3-20フレームワークまたは改変ヒトIGKV3-20フレームワークを含む軽鎖可変領域を含み、改変ヒトIGKV3-20フレームワークは、フレームワーク内に約1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、または20個以下のアミノ酸置換を有する。場合によっては、抗体A2は、IgG1と比較して低減したADCCおよび/またはCDCを含む定常領域を含む。例えば、抗体A2は、Kabatナンバリングによる、(a)297A、297Q、297G、もしくは297D、(b)279F、279K、もしくは279L、(c)228P、(d)235A、235E、235G、235Q、235R、もしくは235S、(e)237A、237E、237K、237N、もしくは237R、(f)234A、234V、もしくは234F、(g)233P、(h)328A、(i)327Qもしくは327T、(j)329A、329G、329Y、もしくは329R、(k)331S、(l)236Fもしくは236R、(m)238A、238E、238G、238H、238I、238V、238W、もしくは238Y、(n)248A、(o)254D、254E、254G、254H、254I、254N、254P、254Q、254T、もしくは254V、(p)255N、(q)256H、256K、256R、もしくは256V、(r)264S、(s)265H、265K、265S、265Y、もしくは265A、(t)267G、267H、267I、もしくは267K、(u)268K、(v)269Nもしくは269Q、(w)270A、270G、270M、もしくは270N、(x)271T、(y)272N、(z)292E、292F、292G、もしくは292I、(aa)293S、(bb)301W、(cc)304E、(dd)311E、311G、もしくは311S、(ee)316F、(ff)328V、(gg)330R、(hh)339Eもしくは339L、(ii)343Iもしくは343V、(jj)373A、373G、もしくは373S、(kk)376E、376W、もしくは376Y、(ll)380D、(mm)382Dもしくは382P、(nn)385P、(oo)424H、424M、もしくは424V、(pp)434I、(qq)438G、(rr)439E、439H、もしくは439Q、(ss)440A、440D、440E、440F、440M、440T、もしくは440V、(tt)E233P、(uu)L235E、(vv)L234AおよびL235A、(ww)L234A、L235A、およびG237A、(xx)L234A、L235A、およびP329G、(yy)L234F、L235E、およびP331S、(zz)L234A、L235E、およびG237A、(aaa)L234A、L235E、G237A、およびP331S、(bbb)L234A、L235A、G237A、P238S、H268A、A330S、およびP331S(IgG1σ)、(ccc)L234A、L235A、およびP329A、(ddd)G236RおよびL328R、(eee)G237A、(fff)F241A、(ggg)V264A、(hhh)D265A、(iii)D265AおよびN297A、(jjj)D265AおよびN297G、(kkk)D270A、(lll)A330L、(mmm)P331AもしくはP331S、または(nnn)(a)~(uu)の任意の組合せを含むヒトIgG1 Fc領域を含む。場合によっては、抗体A2は、配列番号320に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体A2は、配列番号321に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体A2は、配列番号322に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体A2は、配列番号323に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体A2は、配列番号324に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体A2は、配列番号325に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体A2は、配列番号326に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体A2は、配列番号327に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体A2は、配列番号328に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体A2は、配列番号329に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体A2は、配列番号330に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体A2は、配列番号331に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体A2は、配列番号332に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体A2は、配列番号333に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体A2は、配列番号334に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体A2は、配列番号335に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体A2は、配列番号336に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体A2は、配列番号337に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体A2は、配列番号338に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体A2は、配列番号339に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体A2は、配列番号340に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体A2は、配列番号341に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体A2は、配列番号342に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体A2は、配列番号343に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体A2は、配列番号344に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体A2は、配列番号345に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体A2は、配列番号346に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、
抗体A2は、配列番号347に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体A2は、配列番号348に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体A2は、配列番号349に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体A2は、配列番号350に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体A2は、配列番号351に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体A2は、配列番号352に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体A2は、配列番号353に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体A2は、配列番号354に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体A2は、配列番号355に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体A2は、配列番号356に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体A2は、配列番号357に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体A2は、配列番号358に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体A2は、配列番号359に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体A2は、配列番号360に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体A2は、配列番号361に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体A2は、配列番号362に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体A2は、実施例2に記載されるサイズ排除法によって測定される、少なくとも約80%、81%、82%、83%、84%、85%、85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%のモノマー画分を含む。場合によっては、抗体A2は、実施例2に記載される方法によって決定される、約、または少なくとも約2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35、36、37、38、39、40、41、42、43、44、45、46、47、48、49、50、51、52、53、54、55、5、57、58、59、または60μg/mLの発現レベルにて、FreeStyle 293-F細胞から発現される。場合によっては、抗体A2は、約2μg/mL~約60μg/mLの発現レベルにてFreeStyle 293-F細胞から発現される。場合によっては、抗体A2は、約10μg/mL~約60μg/mLの発現レベルにてFreeStyle 293-F細胞から発現される。
一部の実施形態では、抗TL1A抗体は、抗体B2を含む。本明細書中で使用される抗体B2は、表10中の抗体B2のCDRを含む。場合によっては、抗体B2は、配列番号302を含む重鎖フレームワークを含み(X1VQLVQSGAEVKKPGASVKVSCKAS[HCDR1]WVX2QX3PGQGLEWX4G[HCDR2]RX5TX6TX7DTSTSTX8YX9ELSSLRSEDTAVYYC[HCDR3]WGQGTTVTVSS)、X1=QまたはE、X2=RまたはK、X3=AまたはR、X4=MまたはI、X5=VまたはA、X6=MまたはI、X7=RまたはT、X8=VまたはA、X9=MまたはLである。場合によっては、抗体B2は、配列番号303(EIVLTQSPGTLSLSPGERATLSC[LCDR1]WYQQKPGQAPRX10X11IY[LCDR2]GIPDRFSGSGSGTDFTLTISRLEPEDFAVYYC[LCDR3]FGGGTKLEIK)を含む軽鎖フレームワークを含み、X10=LまたはP、X11=LまたはWである。場合によっては、抗体B2は、ヒトIGHV1-46*02フレームワークまたは改変ヒトIGHV1-46*02フレームワークを含む重鎖可変領域を含み、改変ヒトIGHV1-46*02フレームワークは、フレームワーク内に約1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、または20個以下のアミノ酸置換を有する。場合によっては、抗体B2は、ヒトIGKV3-20フレームワークまたは改変ヒトIGKV3-20フレームワークを含む軽鎖可変領域を含み、改変ヒトIGKV3-20フレームワークは、フレームワーク内に約1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、または20個以下のアミノ酸置換を有する。場合によっては、抗体B2は、IgG1と比較して低減したADCCおよび/またはCDCを含む定常領域を含む。例えば、抗体B2は、Kabatナンバリングによる、(a)297A、297Q、297G、もしくは297D、(b)279F、279K、もしくは279L、(c)228P、(d)235A、235E、235G、235Q、235R、もしくは235S、(e)237A、237E、237K、237N、もしくは237R、(f)234A、234V、もしくは234F、(g)233P、(h)328A、(i)327Qもしくは327T、(j)329A、329G、329Y、もしくは329R、(k)331S、(l)236Fもしくは236R、(m)238A、238E、238G、238H、238I、238V、238W、もしくは238Y、(n)248A、(o)254D、254E、254G、254H、254I、254N、254P、254Q、254T、もしくは254V、(p)255N、(q)256H、256K、256R、もしくは256V、(r)264S、(s)265H、265K、265S、265Y、もしくは265A、(t)267G、267H、267I、もしくは267K、(u)268K、(v)269Nもしくは269Q、(w)270A、270G、270M、もしくは270N、(x)271T、(y)272N、(z)292E、292F、292G、もしくは292I、(aa)293S、(bb)301W、(cc)304E、(dd)311E、311G、もしくは311S、(ee)316F、(ff)328V、(gg)330R、(hh)339Eもしくは339L、(ii)343Iもしくは343V、(jj)373A、373G、もしくは373S、(kk)376E、376W、もしくは376Y、(ll)380D、(mm)382Dもしくは382P、(nn)385P、(oo)424H、424M、もしくは424V、(pp)434I、(qq)438G、(rr)439E、439H、もしくは439Q、(ss)440A、440D、440E、440F、440M、440T、もしくは440V、(tt)E233P、(uu)L235E、(vv)L234AおよびL235A、(ww)L234A、L235A、およびG237A、(xx)L234A、L235A、およびP329G、(yy)L234F、L235E、およびP331S、(zz)L234A、L235E、およびG237A、(aaa)L234A、L235E、G237A、およびP331S、(bbb)L234A、L235A、G237A、P238S、H268A、A330S、およびP331S(IgG1σ)、(ccc)L234A、L235A、およびP329A、(ddd)G236RおよびL328R、(eee)G237A、(fff)F241A、(ggg)V264A、(hhh)D265A、(iii)D265AおよびN297A、(jjj)D265AおよびN297G、(kkk)D270A、(lll)A330L、(mmm)P331AもしくはP331S、または(nnn)(a)~(uu)の任意の組合せを含むヒトIgG1 Fc領域を含む。場合によっては、抗体B2は、配列番号320に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体B2は、配列番号321に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体B2は、配列番号322に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体B2は、配列番号323に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体B2は、配列番号324に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体B2は、配列番号325に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体B2は、配列番号326に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体B2は、配列番号327に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体B2は、配列番号328に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体B2は、配列番号329に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体B2は、配列番号330に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体B2は、配列番号331に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体B2は、配列番号332に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体B2は、配列番号333に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体B2は、配列番号334に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体B2は、配列番号335に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体B2は、配列番号336に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体B2は、配列番号337に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体B2は、配列番号338に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体B2は、配列番号339に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体B2は、配列番号340に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体B2は、配列番号341に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体B2は、配列番号342に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体B2は、配列番号343に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体B2は、配列番号344に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体B2は、配列番号345に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体B2は、配列番号346に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、
抗体B2は、配列番号347に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体B2は、配列番号348に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体B2は、配列番号349に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体B2は、配列番号350に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体B2は、配列番号351に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体B2は、配列番号352に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体B2は、配列番号353に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体B2は、配列番号354に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体B2は、配列番号355に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体B2は、配列番号356に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体B2は、配列番号357に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体B2は、配列番号358に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体B2は、配列番号359に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体B2は、配列番号360に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体B2は、配列番号361に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体B2は、配列番号362に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体B2は、実施例2に記載されるサイズ排除法によって測定される、少なくとも約80%、81%、82%、83%、84%、85%、85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%のモノマー画分を含む。場合によっては、抗体B2は、実施例2に記載される方法によって決定される、約、または少なくとも約2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35、36、37、38、39、40、41、42、43、44、45、46、47、48、49、50、51、52、53、54、55、5、57、58、59、または60μg/mLの発現レベルにて、FreeStyle 293-F細胞から発現される。場合によっては、抗体B2は、約2μg/mL~約60μg/mLの発現レベルにてFreeStyle 293-F細胞から発現される。場合によっては、抗体B2は、約10μg/mL~約60μg/mLの発現レベルにてFreeStyle 293-F細胞から発現される。
一部の実施形態では、抗TL1A抗体は、抗体C2を含む。本明細書中で使用される抗体C2は、表10中の抗体C2のCDRを含む。場合によっては、抗体C2は、配列番号302を含む重鎖フレームワークを含み(X1VQLVQSGAEVKKPGASVKVSCKAS[HCDR1]WVX2QX3PGQGLEWX4G[HCDR2]RX5TX6TX7DTSTSTX8YX9ELSSLRSEDTAVYYC[HCDR3]WGQGTTVTVSS)、X1=QまたはE、X2=RまたはK、X3=AまたはR、X4=MまたはI、X5=VまたはA、X6=MまたはI、X7=RまたはT、X8=VまたはA、X9=MまたはLである。場合によっては、抗体C2は、配列番号303(EIVLTQSPGTLSLSPGERATLSC[LCDR1]WYQQKPGQAPRX10X11IY[LCDR2]GIPDRFSGSGSGTDFTLTISRLEPEDFAVYYC[LCDR3]FGGGTKLEIK)を含む軽鎖フレームワークを含み、X10=LまたはP、X11=LまたはWである。場合によっては、抗体C2は、ヒトIGHV1-46*02フレームワークまたは改変ヒトIGHV1-46*02フレームワークを含む重鎖可変領域を含み、改変ヒトIGHV1-46*02フレームワークは、フレームワーク内に約1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、または20個以下のアミノ酸置換を有する。場合によっては、抗体C2は、ヒトIGKV3-20フレームワークまたは改変ヒトIGKV3-20フレームワークを含む軽鎖可変領域を含み、改変ヒトIGKV3-20フレームワークは、フレームワーク内に約1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、または20個以下のアミノ酸置換を有する。場合によっては、抗体C2は、IgG1と比較して低減したADCCおよび/またはCDCを含む定常領域を含む。例えば、抗体C2は、Kabatナンバリングによる、(a)297A、297Q、297G、もしくは297D、(b)279F、279K、もしくは279L、(c)228P、(d)235A、235E、235G、235Q、235R、もしくは235S、(e)237A、237E、237K、237N、もしくは237R、(f)234A、234V、もしくは234F、(g)233P、(h)328A、(i)327Qもしくは327T、(j)329A、329G、329Y、もしくは329R、(k)331S、(l)236Fもしくは236R、(m)238A、238E、238G、238H、238I、238V、238W、もしくは238Y、(n)248A、(o)254D、254E、254G、254H、254I、254N、254P、254Q、254T、もしくは254V、(p)255N、(q)256H、256K、256R、もしくは256V、(r)264S、(s)265H、265K、265S、265Y、もしくは265A、(t)267G、267H、267I、もしくは267K、(u)268K、(v)269Nもしくは269Q、(w)270A、270G、270M、もしくは270N、(x)271T、(y)272N、(z)292E、292F、292G、もしくは292I、(aa)293S、(bb)301W、(cc)304E、(dd)311E、311G、もしくは311S、(ee)316F、(ff)328V、(gg)330R、(hh)339Eもしくは339L、(ii)343Iもしくは343V、(jj)373A、373G、もしくは373S、(kk)376E、376W、もしくは376Y、(ll)380D、(mm)382Dもしくは382P、(nn)385P、(oo)424H、424M、もしくは424V、(pp)434I、(qq)438G、(rr)439E、439H、もしくは439Q、(ss)440A、440D、440E、440F、440M、440T、もしくは440V、(tt)E233P、(uu)L235E、(vv)L234AおよびL235A、(ww)L234A、L235A、およびG237A、(xx)L234A、L235A、およびP329G、(yy)L234F、L235E、およびP331S、(zz)L234A、L235E、およびG237A、(aaa)L234A、L235E、G237A、およびP331S、(bbb)L234A、L235A、G237A、P238S、H268A、A330S、およびP331S(IgG1σ)、(ccc)L234A、L235A、およびP329A、(ddd)G236RおよびL328R、(eee)G237A、(fff)F241A、(ggg)V264A、(hhh)D265A、(iii)D265AおよびN297A、(jjj)D265AおよびN297G、(kkk)D270A、(lll)A330L、(mmm)P331AもしくはP331S、または(nnn)(a)~(uu)の任意の組合せを含むヒトIgG1 Fc領域を含む。場合によっては、抗体C2は、配列番号320に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体C2は、配列番号321に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体C2は、配列番号322に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体C2は、配列番号323に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体C2は、配列番号324に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体C2は、配列番号325に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体C2は、配列番号326に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体C2は、配列番号327に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体C2は、配列番号328に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体C2は、配列番号329に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体C2は、配列番号330に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体C2は、配列番号331に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体C2は、配列番号332に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体C2は、配列番号333に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体C2は、配列番号334に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体C2は、配列番号335に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体C2は、配列番号336に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体C2は、配列番号337に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体C2は、配列番号338に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体C2は、配列番号339に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体C2は、配列番号340に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体C2は、配列番号341に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体C2は、配列番号342に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体C2は、配列番号343に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体C2は、配列番号344に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体C2は、配列番号345に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体C2は、配列番号346に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、
抗体C2は、配列番号347に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体C2は、配列番号348に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体C2は、配列番号349に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体C2は、配列番号350に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体C2は、配列番号351に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体C2は、配列番号352に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体C2は、配列番号353に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体C2は、配列番号354に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体C2は、配列番号355に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体C2は、配列番号356に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体C2は、配列番号357に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体C2は、配列番号358に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体C2は、配列番号359に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体C2は、配列番号360に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体C2は、配列番号361に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体C2は、配列番号362に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体C2は、実施例2に記載されるサイズ排除法によって測定される、少なくとも約80%、81%、82%、83%、84%、85%、85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%のモノマー画分を含む。場合によっては、抗体C2は、実施例2に記載される方法によって決定される、約、または少なくとも約2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35、36、37、38、39、40、41、42、43、44、45、46、47、48、49、50、51、52、53、54、55、5、57、58、59、または60μg/mLの発現レベルにて、FreeStyle 293-F細胞から発現される。場合によっては、抗体C2は、約2μg/mL~約60μg/mLの発現レベルにてFreeStyle 293-F細胞から発現される。場合によっては、抗体C2は、約10μg/mL~約60μg/mLの発現レベルにてFreeStyle 293-F細胞から発現される。
一部の実施形態では、抗TL1A抗体は、抗体D2を含む。本明細書中で使用される抗体D2は、表10中の抗体D2のCDRを含む。場合によっては、抗体D2は、配列番号302を含む重鎖フレームワークを含み(X1VQLVQSGAEVKKPGASVKVSCKAS[HCDR1]WVX2QX3PGQGLEWX4G[HCDR2]RX5TX6TX7DTSTSTX8YX9ELSSLRSEDTAVYYC[HCDR3]WGQGTTVTVSS)、X1=QまたはE、X2=RまたはK、X3=AまたはR、X4=MまたはI、X5=VまたはA、X6=MまたはI、X7=RまたはT、X8=VまたはA、X9=MまたはLである。場合によっては、抗体D2は、配列番号303(EIVLTQSPGTLSLSPGERATLSC[LCDR1]WYQQKPGQAPRX10X11IY[LCDR2]GIPDRFSGSGSGTDFTLTISRLEPEDFAVYYC[LCDR3]FGGGTKLEIK)を含む軽鎖フレームワークを含み、X10=LまたはP、X11=LまたはWである。場合によっては、抗体D2は、ヒトIGHV1-46*02フレームワークまたは改変ヒトIGHV1-46*02フレームワークを含む重鎖可変領域を含み、改変ヒトIGHV1-46*02フレームワークは、フレームワーク内に約1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、または20個以下のアミノ酸置換を有する。場合によっては、抗体D2は、ヒトIGKV3-20フレームワークまたは改変ヒトIGKV3-20フレームワークを含む軽鎖可変領域を含み、改変ヒトIGKV3-20フレームワークは、フレームワーク内に約1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、または20個以下のアミノ酸置換を有する。場合によっては、抗体D2は、IgG1と比較して低減したADCCおよび/またはCDCを含む定常領域を含む。例えば、抗体D2は、Kabatナンバリングによる、(a)297A、297Q、297G、もしくは297D、(b)279F、279K、もしくは279L、(c)228P、(d)235A、235E、235G、235Q、235R、もしくは235S、(e)237A、237E、237K、237N、もしくは237R、(f)234A、234V、もしくは234F、(g)233P、(h)328A、(i)327Qもしくは327T、(j)329A、329G、329Y、もしくは329R、(k)331S、(l)236Fもしくは236R、(m)238A、238E、238G、238H、238I、238V、238W、もしくは238Y、(n)248A、(o)254D、254E、254G、254H、254I、254N、254P、254Q、254T、もしくは254V、(p)255N、(q)256H、256K、256R、もしくは256V、(r)264S、(s)265H、265K、265S、265Y、もしくは265A、(t)267G、267H、267I、もしくは267K、(u)268K、(v)269Nもしくは269Q、(w)270A、270G、270M、もしくは270N、(x)271T、(y)272N、(z)292E、292F、292G、もしくは292I、(aa)293S、(bb)301W、(cc)304E、(dd)311E、311G、もしくは311S、(ee)316F、(ff)328V、(gg)330R、(hh)339Eもしくは339L、(ii)343Iもしくは343V、(jj)373A、373G、もしくは373S、(kk)376E、376W、もしくは376Y、(ll)380D、(mm)382Dもしくは382P、(nn)385P、(oo)424H、424M、もしくは424V、(pp)434I、(qq)438G、(rr)439E、439H、もしくは439Q、(ss)440A、440D、440E、440F、440M、440T、もしくは440V、(tt)E233P、(uu)L235E、(vv)L234AおよびL235A、(ww)L234A、L235A、およびG237A、(xx)L234A、L235A、およびP329G、(yy)L234F、L235E、およびP331S、(zz)L234A、L235E、およびG237A、(aaa)L234A、L235E、G237A、およびP331S、(bbb)L234A、L235A、G237A、P238S、H268A、A330S、およびP331S(IgG1σ)、(ccc)L234A、L235A、およびP329A、(ddd)G236RおよびL328R、(eee)G237A、(fff)F241A、(ggg)V264A、(hhh)D265A、(iii)D265AおよびN297A、(jjj)D265AおよびN297G、(kkk)D270A、(lll)A330L、(mmm)P331AもしくはP331S、または(nnn)(a)~(uu)の任意の組合せを含むヒトIgG1 Fc領域を含む。場合によっては、抗体D2は、配列番号320に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体D2は、配列番号321に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体D2は、配列番号322に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体D2は、配列番号323に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体D2は、配列番号324に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体D2は、配列番号325に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体D2は、配列番号326に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体D2は、配列番号327に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体D2は、配列番号328に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体D2は、配列番号329に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体D2は、配列番号330に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体D2は、配列番号331に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体D2は、配列番号332に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体D2は、配列番号333に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体D2は、配列番号334に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体D2は、配列番号335に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体D2は、配列番号336に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体D2は、配列番号337に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体D2は、配列番号338に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体D2は、配列番号339に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体D2は、配列番号340に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体D2は、配列番号341に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体D2は、配列番号342に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体D2は、配列番号343に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体D2は、配列番号344に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体D2は、配列番号345に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体D2は、配列番号346に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、
抗体D2は、配列番号347に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体D2は、配列番号348に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体D2は、配列番号349に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体D2は、配列番号350に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体D2は、配列番号351に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体D2は、配列番号352に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体D2は、配列番号353に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体D2は、配列番号354に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体D2は、配列番号355に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体D2は、配列番号356に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体D2は、配列番号357に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体D2は、配列番号358に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体D2は、配列番号359に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体D2は、配列番号360に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体D2は、配列番号361に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体D2は、配列番号362に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体D2は、実施例2に記載されるサイズ排除法によって測定される、少なくとも約80%、81%、82%、83%、84%、85%、85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%のモノマー画分を含む。場合によっては、抗体D2は、実施例2に記載される方法によって決定される、約、または少なくとも約2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35、36、37、38、39、40、41、42、43、44、45、46、47、48、49、50、51、52、53、54、55、5、57、58、59、または60μg/mLの発現レベルにて、FreeStyle 293-F細胞から発現される。場合によっては、抗体D2は、約2μg/mL~約60μg/mLの発現レベルにてFreeStyle 293-F細胞から発現される。場合によっては、抗体D2は、約10μg/mL~約60μg/mLの発現レベルにてFreeStyle 293-F細胞から発現される。
一部の実施形態では、抗TL1A抗体は、抗体E2を含む。本明細書中で使用される抗体E2は、表10中の抗体E2のCDRを含む。場合によっては、抗体E2は、配列番号302を含む重鎖フレームワークを含み(X1VQLVQSGAEVKKPGASVKVSCKAS[HCDR1]WVX2QX3PGQGLEWX4G[HCDR2]RX5TX6TX7DTSTSTX8YX9ELSSLRSEDTAVYYC[HCDR3]WGQGTTVTVSS)、X1=QまたはE、X2=RまたはK、X3=AまたはR、X4=MまたはI、X5=VまたはA、X6=MまたはI、X7=RまたはT、X8=VまたはA、X9=MまたはLである。場合によっては、抗体E2は、配列番号303(EIVLTQSPGTLSLSPGERATLSC[LCDR1]WYQQKPGQAPRX10X11IY[LCDR2]GIPDRFSGSGSGTDFTLTISRLEPEDFAVYYC[LCDR3]FGGGTKLEIK)を含む軽鎖フレームワークを含み、X10=LまたはP、X11=LまたはWである。場合によっては、抗体E2は、ヒトIGHV1-46*02フレームワークまたは改変ヒトIGHV1-46*02フレームワークを含む重鎖可変領域を含み、改変ヒトIGHV1-46*02フレームワークは、フレームワーク内に約1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、または20個以下のアミノ酸置換を有する。場合によっては、抗体E2は、ヒトIGKV3-20フレームワークまたは改変ヒトIGKV3-20フレームワークを含む軽鎖可変領域を含み、改変ヒトIGKV3-20フレームワークは、フレームワーク内に約1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、または20個以下のアミノ酸置換を有する。場合によっては、抗体E2は、IgG1と比較して低減したADCCおよび/またはCDCを含む定常領域を含む。例えば、抗体E2は、Kabatナンバリングによる、(a)297A、297Q、297G、もしくは297D、(b)279F、279K、もしくは279L、(c)228P、(d)235A、235E、235G、235Q、235R、もしくは235S、(e)237A、237E、237K、237N、もしくは237R、(f)234A、234V、もしくは234F、(g)233P、(h)328A、(i)327Qもしくは327T、(j)329A、329G、329Y、もしくは329R、(k)331S、(l)236Fもしくは236R、(m)238A、238E、238G、238H、238I、238V、238W、もしくは238Y、(n)248A、(o)254D、254E、254G、254H、254I、254N、254P、254Q、254T、もしくは254V、(p)255N、(q)256H、256K、256R、もしくは256V、(r)264S、(s)265H、265K、265S、265Y、もしくは265A、(t)267G、267H、267I、もしくは267K、(u)268K、(v)269Nもしくは269Q、(w)270A、270G、270M、もしくは270N、(x)271T、(y)272N、(z)292E、292F、292G、もしくは292I、(aa)293S、(bb)301W、(cc)304E、(dd)311E、311G、もしくは311S、(ee)316F、(ff)328V、(gg)330R、(hh)339Eもしくは339L、(ii)343Iもしくは343V、(jj)373A、373G、もしくは373S、(kk)376E、376W、もしくは376Y、(ll)380D、(mm)382Dもしくは382P、(nn)385P、(oo)424H、424M、もしくは424V、(pp)434I、(qq)438G、(rr)439E、439H、もしくは439Q、(ss)440A、440D、440E、440F、440M、440T、もしくは440V、(tt)E233P、(uu)L235E、(vv)L234AおよびL235A、(ww)L234A、L235A、およびG237A、(xx)L234A、L235A、およびP329G、(yy)L234F、L235E、およびP331S、(zz)L234A、L235E、およびG237A、(aaa)L234A、L235E、G237A、およびP331S、(bbb)L234A、L235A、G237A、P238S、H268A、A330S、およびP331S(IgG1σ)、(ccc)L234A、L235A、およびP329A、(ddd)G236RおよびL328R、(eee)G237A、(fff)F241A、(ggg)V264A、(hhh)D265A、(iii)D265AおよびN297A、(jjj)D265AおよびN297G、(kkk)D270A、(lll)A330L、(mmm)P331AもしくはP331S、または(nnn)(a)~(uu)の任意の組合せを含むヒトIgG1 Fc領域を含む。場合によっては、抗体E2は、配列番号320に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体E2は、配列番号321に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体E2は、配列番号322に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体E2は、配列番号323に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体E2は、配列番号324に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体E2は、配列番号325に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体E2は、配列番号326に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体E2は、配列番号327に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体E2は、配列番号328に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体E2は、配列番号329に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体E2は、配列番号330に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体E2は、配列番号331に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体E2は、配列番号332に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体E2は、配列番号333に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体E2は、配列番号334に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体E2は、配列番号335に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体E2は、配列番号336に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体E2は、配列番号337に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体E2は、配列番号338に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体E2は、配列番号339に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体E2は、配列番号340に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体E2は、配列番号341に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体E2は、配列番号342に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体E2は、配列番号343に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体E2は、配列番号344に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体E2は、配列番号345に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体E2は、配列番号346に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、
抗体E2は、配列番号347に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体E2は、配列番号348に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体E2は、配列番号349に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体E2は、配列番号350に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体E2は、配列番号351に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体E2は、配列番号352に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体E2は、配列番号353に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体E2は、配列番号354に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体E2は、配列番号355に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体E2は、配列番号356に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体E2は、配列番号357に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体E2は、配列番号358に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体E2は、配列番号359に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体E2は、配列番号360に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体E2は、配列番号361に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体E2は、配列番号362に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体E2は、実施例2に記載されるサイズ排除法によって測定される、少なくとも約80%、81%、82%、83%、84%、85%、85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%のモノマー画分を含む。場合によっては、抗体E2は、実施例2に記載される方法によって決定される、約、または少なくとも約2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35、36、37、38、39、40、41、42、43、44、45、46、47、48、49、50、51、52、53、54、55、5、57、58、59、または60μg/mLの発現レベルにて、FreeStyle 293-F細胞から発現される。場合によっては、抗体E2は、約2μg/mL~約60μg/mLの発現レベルにてFreeStyle 293-F細胞から発現される。場合によっては、抗体E2は、約10μg/mL~約60μg/mLの発現レベルにてFreeStyle 293-F細胞から発現される。
一部の実施形態では、抗TL1A抗体は、抗体F2を含む。本明細書中で使用される抗体F2は、表10中の抗体F2のCDRを含む。場合によっては、抗体F2は、配列番号302を含む重鎖フレームワークを含み(X1VQLVQSGAEVKKPGASVKVSCKAS[HCDR1]WVX2QX3PGQGLEWX4G[HCDR2]RX5TX6TX7DTSTSTX8YX9ELSSLRSEDTAVYYC[HCDR3]WGQGTTVTVSS)、X1=QまたはE、X2=RまたはK、X3=AまたはR、X4=MまたはI、X5=VまたはA、X6=MまたはI、X7=RまたはT、X8=VまたはA、X9=MまたはLである。場合によっては、抗体F2は、配列番号303(EIVLTQSPGTLSLSPGERATLSC[LCDR1]WYQQKPGQAPRX10X11IY[LCDR2]GIPDRFSGSGSGTDFTLTISRLEPEDFAVYYC[LCDR3]FGGGTKLEIK)を含む軽鎖フレームワークを含み、X10=LまたはP、X11=LまたはWである。場合によっては、抗体F2は、ヒトIGHV1-46*02フレームワークまたは改変ヒトIGHV1-46*02フレームワークを含む重鎖可変領域を含み、改変ヒトIGHV1-46*02フレームワークは、フレームワーク内に約1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、または20個以下のアミノ酸置換を有する。場合によっては、抗体F2は、ヒトIGKV3-20フレームワークまたは改変ヒトIGKV3-20フレームワークを含む軽鎖可変領域を含み、改変ヒトIGKV3-20フレームワークは、フレームワーク内に約1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、または20個以下のアミノ酸置換を有する。場合によっては、抗体F2は、IgG1と比較して低減したADCCおよび/またはCDCを含む定常領域を含む。例えば、抗体F2は、Kabatナンバリングによる、(a)297A、297Q、297G、もしくは297D、(b)279F、279K、もしくは279L、(c)228P、(d)235A、235E、235G、235Q、235R、もしくは235S、(e)237A、237E、237K、237N、もしくは237R、(f)234A、234V、もしくは234F、(g)233P、(h)328A、(i)327Qもしくは327T、(j)329A、329G、329Y、もしくは329R、(k)331S、(l)236Fもしくは236R、(m)238A、238E、238G、238H、238I、238V、238W、もしくは238Y、(n)248A、(o)254D、254E、254G、254H、254I、254N、254P、254Q、254T、もしくは254V、(p)255N、(q)256H、256K、256R、もしくは256V、(r)264S、(s)265H、265K、265S、265Y、もしくは265A、(t)267G、267H、267I、もしくは267K、(u)268K、(v)269Nもしくは269Q、(w)270A、270G、270M、もしくは270N、(x)271T、(y)272N、(z)292E、292F、292G、もしくは292I、(aa)293S、(bb)301W、(cc)304E、(dd)311E、311G、もしくは311S、(ee)316F、(ff)328V、(gg)330R、(hh)339Eもしくは339L、(ii)343Iもしくは343V、(jj)373A、373G、もしくは373S、(kk)376E、376W、もしくは376Y、(ll)380D、(mm)382Dもしくは382P、(nn)385P、(oo)424H、424M、もしくは424V、(pp)434I、(qq)438G、(rr)439E、439H、もしくは439Q、(ss)440A、440D、440E、440F、440M、440T、もしくは440V、(tt)E233P、(uu)L235E、(vv)L234AおよびL235A、(ww)L234A、L235A、およびG237A、(xx)L234A、L235A、およびP329G、(yy)L234F、L235E、およびP331S、(zz)L234A、L235E、およびG237A、(aaa)L234A、L235E、G237A、およびP331S、(bbb)L234A、L235A、G237A、P238S、H268A、A330S、およびP331S(IgG1σ)、(ccc)L234A、L235A、およびP329A、(ddd)G236RおよびL328R、(eee)G237A、(fff)F241A、(ggg)V264A、(hhh)D265A、(iii)D265AおよびN297A、(jjj)D265AおよびN297G、(kkk)D270A、(lll)A330L、(mmm)P331AもしくはP331S、または(nnn)(a)~(uu)の任意の組合せを含むヒトIgG1 Fc領域を含む。場合によっては、抗体F2は、配列番号320に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体F2は、配列番号321に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体F2は、配列番号322に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体F2は、配列番号323に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体F2は、配列番号324に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体F2は、配列番号325に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体F2は、配列番号326に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体F2は、配列番号327に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体F2は、配列番号328に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体F2は、配列番号329に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体F2は、配列番号330に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体F2は、配列番号331に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体F2は、配列番号332に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体F2は、配列番号333に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体F2は、配列番号334に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体F2は、配列番号335に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体F2は、配列番号336に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体F2は、配列番号337に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体F2は、配列番号338に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体F2は、配列番号339に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体F2は、配列番号340に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体F2は、配列番号341に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体F2は、配列番号342に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体F2は、配列番号343に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体F2は、配列番号344に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体F2は、配列番号345に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体F2は、配列番号346に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、
抗体F2は、配列番号347に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体F2は、配列番号348に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体F2は、配列番号349に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体F2は、配列番号350に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体F2は、配列番号351に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体F2は、配列番号352に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体F2は、配列番号353に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体F2は、配列番号354に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体F2は、配列番号355に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体F2は、配列番号356に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体F2は、配列番号357に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体F2は、配列番号358に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体F2は、配列番号359に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体F2は、配列番号360に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体F2は、配列番号361に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体F2は、配列番号362に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体F2は、実施例2に記載されるサイズ排除法によって測定される、少なくとも約80%、81%、82%、83%、84%、85%、85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%のモノマー画分を含む。場合によっては、抗体F2は、実施例2に記載される方法によって決定される、約、または少なくとも約2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35、36、37、38、39、40、41、42、43、44、45、46、47、48、49、50、51、52、53、54、55、5、57、58、59、または60μg/mLの発現レベルにて、FreeStyle 293-F細胞から発現される。場合によっては、抗体F2は、約2μg/mL~約60μg/mLの発現レベルにてFreeStyle 293-F細胞から発現される。場合によっては、抗体F2は、約10μg/mL~約60μg/mLの発現レベルにてFreeStyle 293-F細胞から発現される。
一部の実施形態では、抗TL1A抗体は、抗体G2を含む。本明細書中で使用される抗体G2は、表10中の抗体G2のCDRを含む。場合によっては、抗体G2は、配列番号302を含む重鎖フレームワークを含み(X1VQLVQSGAEVKKPGASVKVSCKAS[HCDR1]WVX2QX3PGQGLEWX4G[HCDR2]RX5TX6TX7DTSTSTX8YX9ELSSLRSEDTAVYYC[HCDR3]WGQGTTVTVSS)、X1=QまたはE、X2=RまたはK、X3=AまたはR、X4=MまたはI、X5=VまたはA、X6=MまたはI、X7=RまたはT、X8=VまたはA、X9=MまたはLである。場合によっては、抗体G2は、配列番号303(EIVLTQSPGTLSLSPGERATLSC[LCDR1]WYQQKPGQAPRX10X11IY[LCDR2]GIPDRFSGSGSGTDFTLTISRLEPEDFAVYYC[LCDR3]FGGGTKLEIK)を含む軽鎖フレームワークを含み、X10=LまたはP、X11=LまたはWである。場合によっては、抗体G2は、ヒトIGHV1-46*02フレームワークまたは改変ヒトIGHV1-46*02フレームワークを含む重鎖可変領域を含み、改変ヒトIGHV1-46*02フレームワークは、フレームワーク内に約1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、または20個以下のアミノ酸置換を有する。場合によっては、抗体G2は、ヒトIGKV3-20フレームワークまたは改変ヒトIGKV3-20フレームワークを含む軽鎖可変領域を含み、改変ヒトIGKV3-20フレームワークは、フレームワーク内に約1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、または20個以下のアミノ酸置換を有する。場合によっては、抗体G2は、IgG1と比較して低減したADCCおよび/またはCDCを含む定常領域を含む。例えば、抗体G2は、Kabatナンバリングによる、(a)297A、297Q、297G、もしくは297D、(b)279F、279K、もしくは279L、(c)228P、(d)235A、235E、235G、235Q、235R、もしくは235S、(e)237A、237E、237K、237N、もしくは237R、(f)234A、234V、もしくは234F、(g)233P、(h)328A、(i)327Qもしくは327T、(j)329A、329G、329Y、もしくは329R、(k)331S、(l)236Fもしくは236R、(m)238A、238E、238G、238H、238I、238V、238W、もしくは238Y、(n)248A、(o)254D、254E、254G、254H、254I、254N、254P、254Q、254T、もしくは254V、(p)255N、(q)256H、256K、256R、もしくは256V、(r)264S、(s)265H、265K、265S、265Y、もしくは265A、(t)267G、267H、267I、もしくは267K、(u)268K、(v)269Nもしくは269Q、(w)270A、270G、270M、もしくは270N、(x)271T、(y)272N、(z)292E、292F、292G、もしくは292I、(aa)293S、(bb)301W、(cc)304E、(dd)311E、311G、もしくは311S、(ee)316F、(ff)328V、(gg)330R、(hh)339Eもしくは339L、(ii)343Iもしくは343V、(jj)373A、373G、もしくは373S、(kk)376E、376W、もしくは376Y、(ll)380D、(mm)382Dもしくは382P、(nn)385P、(oo)424H、424M、もしくは424V、(pp)434I、(qq)438G、(rr)439E、439H、もしくは439Q、(ss)440A、440D、440E、440F、440M、440T、もしくは440V、(tt)E233P、(uu)L235E、(vv)L234AおよびL235A、(ww)L234A、L235A、およびG237A、(xx)L234A、L235A、およびP329G、(yy)L234F、L235E、およびP331S、(zz)L234A、L235E、およびG237A、(aaa)L234A、L235E、G237A、およびP331S、(bbb)L234A、L235A、G237A、P238S、H268A、A330S、およびP331S(IgG1σ)、(ccc)L234A、L235A、およびP329A、(ddd)G236RおよびL328R、(eee)G237A、(fff)F241A、(ggg)V264A、(hhh)D265A、(iii)D265AおよびN297A、(jjj)D265AおよびN297G、(kkk)D270A、(lll)A330L、(mmm)P331AもしくはP331S、または(nnn)(a)~(uu)の任意の組合せを含むヒトIgG1 Fc領域を含む。場合によっては、抗体G2は、配列番号320に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体G2は、配列番号321に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体G2は、配列番号322に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体G2は、配列番号323に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体G2は、配列番号324に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体G2は、配列番号325に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体G2は、配列番号326に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体G2は、配列番号327に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体G2は、配列番号328に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体G2は、配列番号329に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体G2は、配列番号330に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体G2は、配列番号331に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体G2は、配列番号332に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体G2は、配列番号333に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体G2は、配列番号334に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体G2は、配列番号335に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体G2は、配列番号336に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体G2は、配列番号337に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体G2は、配列番号338に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体G2は、配列番号339に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体G2は、配列番号340に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体G2は、配列番号341に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体G2は、配列番号342に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体G2は、配列番号343に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体G2は、配列番号344に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体G2は、配列番号345に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体G2は、配列番号346に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、
抗体G2は、配列番号347に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体G2は、配列番号348に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体G2は、配列番号349に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体G2は、配列番号350に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体G2は、配列番号351に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体G2は、配列番号352に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体G2は、配列番号353に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体G2は、配列番号354に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体G2は、配列番号355に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体G2は、配列番号356に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体G2は、配列番号357に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体G2は、配列番号358に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体G2は、配列番号359に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体G2は、配列番号360に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体G2は、配列番号361に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体G2は、配列番号362に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体G2は、実施例2に記載されるサイズ排除法によって測定される、少なくとも約80%、81%、82%、83%、84%、85%、85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%のモノマー画分を含む。場合によっては、抗体G2は、実施例2に記載される方法によって決定される、約、または少なくとも約2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35、36、37、38、39、40、41、42、43、44、45、46、47、48、49、50、51、52、53、54、55、5、57、58、59、または60μg/mLの発現レベルにて、FreeStyle 293-F細胞から発現される。場合によっては、抗体G2は、約2μg/mL~約60μg/mLの発現レベルにてFreeStyle 293-F細胞から発現される。場合によっては、抗体G2は、約10μg/mL~約60μg/mLの発現レベルにてFreeStyle 293-F細胞から発現される。
一部の実施形態では、抗TL1A抗体は、抗体H2を含む。本明細書中で使用される抗体H2は、表10中の抗体H2のCDRを含む。場合によっては、抗体H2は、配列番号302を含む重鎖フレームワークを含み(X1VQLVQSGAEVKKPGASVKVSCKAS[HCDR1]WVX2QX3PGQGLEWX4G[HCDR2]RX5TX6TX7DTSTSTX8YX9ELSSLRSEDTAVYYC[HCDR3]WGQGTTVTVSS)、X1=QまたはE、X2=RまたはK、X3=AまたはR、X4=MまたはI、X5=VまたはA、X6=MまたはI、X7=RまたはT、X8=VまたはA、X9=MまたはLである。場合によっては、抗体H2は、配列番号303(EIVLTQSPGTLSLSPGERATLSC[LCDR1]WYQQKPGQAPRX10X11IY[LCDR2]GIPDRFSGSGSGTDFTLTISRLEPEDFAVYYC[LCDR3]FGGGTKLEIK)を含む軽鎖フレームワークを含み、X10=LまたはP、X11=LまたはWである。場合によっては、抗体H2は、ヒトIGHV1-46*02フレームワークまたは改変ヒトIGHV1-46*02フレームワークを含む重鎖可変領域を含み、改変ヒトIGHV1-46*02フレームワークは、フレームワーク内に約1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、または20個以下のアミノ酸置換を有する。場合によっては、抗体H2は、ヒトIGKV3-20フレームワークまたは改変ヒトIGKV3-20フレームワークを含む軽鎖可変領域を含み、改変ヒトIGKV3-20フレームワークは、フレームワーク内に約1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、または20個以下のアミノ酸置換を有する。場合によっては、抗体H2は、IgG1と比較して低減したADCCおよび/またはCDCを含む定常領域を含む。例えば、抗体H2は、Kabatナンバリングによる、(a)297A、297Q、297G、もしくは297D、(b)279F、279K、もしくは279L、(c)228P、(d)235A、235E、235G、235Q、235R、もしくは235S、(e)237A、237E、237K、237N、もしくは237R、(f)234A、234V、もしくは234F、(g)233P、(h)328A、(i)327Qもしくは327T、(j)329A、329G、329Y、もしくは329R、(k)331S、(l)236Fもしくは236R、(m)238A、238E、238G、238H、238I、238V、238W、もしくは238Y、(n)248A、(o)254D、254E、254G、254H、254I、254N、254P、254Q、254T、もしくは254V、(p)255N、(q)256H、256K、256R、もしくは256V、(r)264S、(s)265H、265K、265S、265Y、もしくは265A、(t)267G、267H、267I、もしくは267K、(u)268K、(v)269Nもしくは269Q、(w)270A、270G、270M、もしくは270N、(x)271T、(y)272N、(z)292E、292F、292G、もしくは292I、(aa)293S、(bb)301W、(cc)304E、(dd)311E、311G、もしくは311S、(ee)316F、(ff)328V、(gg)330R、(hh)339Eもしくは339L、(ii)343Iもしくは343V、(jj)373A、373G、もしくは373S、(kk)376E、376W、もしくは376Y、(ll)380D、(mm)382Dもしくは382P、(nn)385P、(oo)424H、424M、もしくは424V、(pp)434I、(qq)438G、(rr)439E、439H、もしくは439Q、(ss)440A、440D、440E、440F、440M、440T、もしくは440V、(tt)E233P、(uu)L235E、(vv)L234AおよびL235A、(ww)L234A、L235A、およびG237A、(xx)L234A、L235A、およびP329G、(yy)L234F、L235E、およびP331S、(zz)L234A、L235E、およびG237A、(aaa)L234A、L235E、G237A、およびP331S、(bbb)L234A、L235A、G237A、P238S、H268A、A330S、およびP331S(IgG1σ)、(ccc)L234A、L235A、およびP329A、(ddd)G236RおよびL328R、(eee)G237A、(fff)F241A、(ggg)V264A、(hhh)D265A、(iii)D265AおよびN297A、(jjj)D265AおよびN297G、(kkk)D270A、(lll)A330L、(mmm)P331AもしくはP331S、または(nnn)(a)~(uu)の任意の組合せを含むヒトIgG1 Fc領域を含む。場合によっては、抗体H2は、配列番号320に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体H2は、配列番号321に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体H2は、配列番号322に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体H2は、配列番号323に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体H2は、配列番号324に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体H2は、配列番号325に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体H2は、配列番号326に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体H2は、配列番号327に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体H2は、配列番号328に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体H2は、配列番号329に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体H2は、配列番号330に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体H2は、配列番号331に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体H2は、配列番号332に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体H2は、配列番号333に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体H2は、配列番号334に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体H2は、配列番号335に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体H2は、配列番号336に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体H2は、配列番号337に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体H2は、配列番号338に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体H2は、配列番号339に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体H2は、配列番号340に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体H2は、配列番号341に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体H2は、配列番号342に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体H2は、配列番号343に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体H2は、配列番号344に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体H2は、配列番号345に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体H2は、配列番号346に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、
抗体H2は、配列番号347に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体H2は、配列番号348に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体H2は、配列番号349に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体H2は、配列番号350に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体H2は、配列番号351に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体H2は、配列番号352に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体H2は、配列番号353に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体H2は、配列番号354に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体H2は、配列番号355に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体H2は、配列番号356に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体H2は、配列番号357に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体H2は、配列番号358に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体H2は、配列番号359に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体H2は、配列番号360に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体H2は、配列番号361に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体H2は、配列番号362に対して少なくとも約85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100の同一性を含む定常領域を含む。場合によっては、抗体H2は、実施例2に記載されるサイズ排除法によって測定される、少なくとも約80%、81%、82%、83%、84%、85%、85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%のモノマー画分を含む。場合によっては、抗体H2は、実施例2に記載される方法によって決定される、約、または少なくとも約2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35、36、37、38、39、40、41、42、43、44、45、46、47、48、49、50、51、52、53、54、55、5、57、58、59、または60μg/mLの発現レベルにて、FreeStyle 293-F細胞から発現される。場合によっては、抗体H2は、約2μg/mL~約60μg/mLの発現レベルにてFreeStyle 293-F細胞から発現される。場合によっては、抗体H2は、約10μg/mL~約60μg/mLの発現レベルにてFreeStyle 293-F細胞から発現される。
本明細書中に記載されるTL1A抗体は、ヒトTL1Aの特定の領域またはエピトープに結合して、Tリンパ球からのインターフェロンガンマ分泌を阻害するのに有用であると本明細書中で実証される。種々の実施形態が、本明細書中に記載される抗TL1A抗体等の、参照抗体と同じ、TL1Aタンパク質またはその部分の領域に結合する抗TL1A抗体を提供する。一部の実施形態では、参照抗体は、抗体A、B、C、D、E、F、G、H、A2、B2、C2、D2、E2、F2、G2、もしくはH2、またはそれらの組合せを含む。一部の実施形態では、本明細書中で提供されるのは、配列番号104と少なくとも約90%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の重鎖配列、および配列番号201と少なくとも約90%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含む軽鎖を含む、参照抗体と同じ、TL1Aの領域に特異的に結合する抗TL1A抗体である。一部の実施形態では、本明細書中で提供されるのは、配列番号107と少なくとも約90%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の重鎖配列、および配列番号201と少なくとも約90%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含む軽鎖を含む、参照抗体と同じ、TL1Aの領域に特異的に結合する抗TL1A抗体である。
抗TL1A抗体(すなわち、試験抗体)が、本明細書中に記載される抗体と同じ、TL1Aタンパク質またはその部分の領域に結合するかを判定する非限定的な方法が提供される。例示的な実施形態は、競合アッセイを含む。例えば、方法は、試験抗体が、参照抗体とTL1Aタンパク質もしくはその部分との結合と競合することができるかを判定すること、または参照抗体が、試験抗体とTL1Aタンパク質もしくはその部分との結合と競合することができるかを判定することを含む。例示的な方法は、抗TL1A抗体が、TL1Aと別の抗TL1A抗体との結合と競合することができるかを評価するための、表面プラスモン共鳴の使用を含む。場合によっては、表面プラスモン共鳴が、競合アッセイに利用される。非限定的な方法が、実施例において解説される。
ある特定の実施形態では、本明細書中で開示されるのは、本明細書中に記載される抗体と、TL1Aへの結合について競合する抗体である。ある特定の実施形態では、本明細書中で開示されるのは、本明細書中に記載される抗体によって結合されたTL1Aのエピトープと重複する別個のエピトープに結合する抗体である。ある特定の実施形態では、本明細書中で開示されるのは、TL1Aの同じエピトープに結合し、TL1Aのエピトープと、1つまたは複数のアミノ酸残基が重複する抗体、または配列番号104のアミノ酸配列を含む重鎖可変領域;および配列番号201のアミノ酸を含む軽鎖可変領域を含む抗体もしくはその断片と、TL1Aのエピトープへの結合について競合する抗体である。ある特定の実施形態では、本明細書中で開示されるのは、TL1Aの同じエピトープに結合し、TL1Aのエピトープと、1つまたは複数のアミノ酸残基が重複する抗体、または配列番号107のアミノ酸配列を含む重鎖可変領域;および配列番号201のアミノ酸を含む軽鎖可変領域を含む抗体もしくはその断片と、TL1Aのエピトープへの結合について競合する抗体である。
更なる抗体の実施形態
(実施形態1)さらに、本明細書中で提供されるのは、TL1Aに結合する抗体またはその抗原結合性断片であって、改変ヒトIGHV1-46*02フレームワークを含む重鎖可変フレームワーク領域、およびヒトIGKV3-20フレームワークまたは改変ヒトIGKV3-20フレームワークを含む軽鎖可変フレームワーク領域を含み;重鎖可変フレームワーク領域および軽鎖可変フレームワーク領域は、まとめて、ヒトIGHV1-46*02フレームワークおよびヒトIGKV3-20フレームワークからの1~約14個のアミノ酸改変を含み、アミノ酸改変は、改変ヒトIGHV1-46*02フレームワーク内にA47Rを含む、抗体またはその抗原結合性断片の実施形態である。(実施形態2)重鎖可変フレームワーク領域および軽鎖可変フレームワーク領域が、まとめて、ヒトIGHV1-46*02フレームワークおよびヒトIGKV3-20フレームワークからの13、12、11、10、9、8、7、6、5、4、3、2、または1個のアミノ酸改変を含む、実施形態1の抗体または抗原結合性断片。(実施形態3)アミノ酸改変が、Kabatナンバリングによる、重鎖可変領域内のアミノ酸1位に改変を含む、実施形態1または実施形態2の抗体または抗原結合性断片。(実施形態4)1位のアミノ酸が、A、R、N、D、C、E、G、H、I、L、K、M、F、P、S、T、W、Y、またはVを含む、実施形態3の抗体または抗原結合性断片。(実施形態5)1位のアミノ酸が、疎水性アミノ酸、親水性アミノ酸、または両親媒性アミノ酸を含む、実施形態3の抗体または抗原結合性断片。(実施形態6)1位のアミノ酸が、脂肪族アミノ酸、芳香族アミノ酸、酸性アミノ酸、塩基性アミノ酸、ヒドロキシルアミノ酸、硫黄含有アミノ酸、またはアミドアミノ酸を含む、実施形態3の抗体または抗原結合性断片。(実施形態7)1位のアミノ酸がEを含む、実施形態3の抗体または抗原結合性断片。(実施形態8)アミノ酸改変が、Kabatナンバリングによる、重鎖可変領域内のアミノ酸45位に改変を含む、実施形態1~7のいずれかの抗体または抗原結合性断片。(実施形態9)45位のアミノ酸が、A、N、D、C、Q、E、G、H、I、L、K、M、F、P、S、T、W、Y、またはVを含む、実施形態8の抗体または抗原結合性断片。(実施形態10)45位のアミノ酸が、疎水性アミノ酸、親水性アミノ酸、または両親媒性アミノ酸を含む、実施形態8の抗体または抗原結合性断片。(実施形態11)45位のアミノ酸が、脂肪族アミノ酸、芳香族アミノ酸、酸性アミノ酸、塩基性アミノ酸、ヒドロキシルアミノ酸、硫黄含有アミノ酸、またはアミドアミノ酸を含む、実施形態8の抗体または抗原結合性断片。(実施形態12)45位のアミノ酸がKを含む、実施形態8の抗体または抗原結合性断片。(実施形態13)アミノ酸改変が、Kabatナンバリングによる、重鎖可変領域内のアミノ酸55位に改変を含む、実施形態1~12のいずれかの抗体または抗原結合性断片。(実施形態14)55位のアミノ酸が、A、R、N、D、C、Q、E、G、H、I、L、K、F、P、S、T、W、Y、またはVを含む、実施形態13の抗体または抗原結合性断片。(実施形態15)55位のアミノ酸が、疎水性アミノ酸、親水性アミノ酸、または両親媒性アミノ酸を含む、実施形態13の抗体または抗原結合性断片。(実施形態16)55位のアミノ酸が、脂肪族アミノ酸、芳香族アミノ酸、酸性アミノ酸、塩基性アミノ酸、ヒドロキシルアミノ酸、硫黄含有アミノ酸、またはアミドアミノ酸を含む、実施形態13の抗体または抗原結合性断片。(実施形態17)55位のアミノ酸がIを含む、実施形態13の抗体または抗原結合性断片。(実施形態18)アミノ酸改変が、Kabatナンバリングによる、重鎖可変領域内のアミノ酸78位に改変を含む、実施形態1~17のいずれかの抗体または抗原結合性断片。(実施形態19)78位のアミノ酸が、A、R、N、D、C、Q、E、G、H、I、L、K、M、F、P、S、T、W、またはYを含む、実施形態18の抗体または抗原結合性断片。(実施形態20)78位のアミノ酸が、疎水性アミノ酸、親水性アミノ酸、または両親媒性アミノ酸を含む、実施形態18の抗体または抗原結合性断片。(実施形態21)78位のアミノ酸が、脂肪族アミノ酸、芳香族アミノ酸、酸性アミノ酸、塩基性アミノ酸、ヒドロキシルアミノ酸、硫黄含有アミノ酸、またはアミドアミノ酸を含む、実施形態18の抗体または抗原結合性断片。(実施形態22)78位のアミノ酸がAを含む、実施形態18の抗体または抗原結合性断片。(実施形態23)アミノ酸改変が、Kabatナンバリングによる、重鎖可変領域内のアミノ酸80位に改変を含む、実施形態1~22のいずれかの抗体または抗原結合性断片。(実施形態24)80位のアミノ酸が、A、R、N、D、C、Q、E、G、H、I、L、K、F、P、S、T、W、Y、またはVを含む、実施形態23の抗体または抗原結合性断片。(実施形態25)80位のアミノ酸が、疎水性アミノ酸、親水性アミノ酸、または両親媒性アミノ酸を含む、実施形態23の抗体または抗原結合性断片。
(実施形態26)80位のアミノ酸が、脂肪族アミノ酸、芳香族アミノ酸、酸性アミノ酸、塩基性アミノ酸、ヒドロキシルアミノ酸、硫黄含有アミノ酸、またはアミドアミノ酸を含む、実施形態23の抗体または抗原結合性断片。(実施形態27)80位のアミノ酸がIを含む、実施形態23の抗体または抗原結合性断片。(実施形態28)アミノ酸改変が、Kabatナンバリングによる、重鎖可変領域内のアミノ酸82位に改変を含む、実施形態1~27のいずれかの抗体または抗原結合性断片。(実施形態29)82位のアミノ酸が、A、N、D、C、Q、E、G、H、I、L、K、M、F、P、S、T、W、Y、またはVを含む、実施形態28の抗体または抗原結合性断片。(実施形態30)82位のアミノ酸が、疎水性アミノ酸、親水性アミノ酸、または両親媒性アミノ酸を含む、実施形態28の抗体または抗原結合性断片。(実施形態31)82位のアミノ酸が、脂肪族アミノ酸、芳香族アミノ酸、酸性アミノ酸、塩基性アミノ酸、ヒドロキシルアミノ酸、硫黄含有アミノ酸、またはアミドアミノ酸を含む、実施形態28の抗体または抗原結合性断片。(実施形態32)82位のアミノ酸がTを含む、実施形態28の抗体または抗原結合性断片。(実施形態33)アミノ酸改変が、Kabatナンバリングによる、重鎖可変領域内のアミノ酸89位に改変を含む、実施形態1~32のいずれかの抗体または抗原結合性断片。(実施形態34)89位のアミノ酸が、A、R、N、D、C、Q、E、G、H、I、L、K、M、F、P、S、T、W、またはYを含む、実施形態33の抗体または抗原結合性断片。(実施形態35)89位のアミノ酸が、疎水性アミノ酸、親水性アミノ酸、または両親媒性アミノ酸を含む、実施形態33の抗体または抗原結合性断片。(実施形態36)89位のアミノ酸が、脂肪族アミノ酸、芳香族アミノ酸、酸性アミノ酸、塩基性アミノ酸、ヒドロキシルアミノ酸、硫黄含有アミノ酸、またはアミドアミノ酸を含む、実施形態33の抗体または抗原結合性断片。(実施形態37)89位のアミノ酸がAを含む、実施形態33の抗体または抗原結合性断片。(実施形態38)アミノ酸改変が、Kabatナンバリングによる、重鎖可変領域内のアミノ酸91位に改変を含む、実施形態1~37のいずれかの抗体または抗原結合性断片。(実施形態39)91位のアミノ酸が、A、R、N、D、C、Q、E、G、H、I、L、K、F、P、S、T、W、Y、またはVを含む、実施形態38の抗体または抗原結合性断片。(実施形態40)91位のアミノ酸が、疎水性アミノ酸、親水性アミノ酸、または両親媒性アミノ酸を含む、実施形態38の抗体または抗原結合性断片。(実施形態41)91位のアミノ酸が、脂肪族アミノ酸、芳香族アミノ酸、酸性アミノ酸、塩基性アミノ酸、ヒドロキシルアミノ酸、硫黄含有アミノ酸、またはアミドアミノ酸を含む、実施形態38の抗体または抗原結合性断片。(実施形態42)91位のアミノ酸がLを含む、実施形態38の抗体または抗原結合性断片。(実施形態43)アミノ酸改変が:Kabatナンバリングによる、重鎖可変領域内の、Q1E、R45K、M55I、V78A、M80I、R82T、V89A、M91Lのうちの1つまたは複数を含む、実施形態1または実施形態2の抗体または抗原結合性断片。(実施形態44)アミノ酸改変がQ1Eを含む、実施形態43の抗体または抗原結合性断片。(実施形態45)アミノ酸改変がR45Kを含む、実施形態43または実施形態44の抗体または抗原結合性断片。(実施形態46)アミノ酸改変がM55Iを含む、実施形態43~45のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態47)アミノ酸改変がV78Aを含む、実施形態43~46のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態48)アミノ酸改変がM80Iを含む、実施形態43~47のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態49)アミノ酸改変がR82Tを含む、実施形態43~48のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態50)アミノ酸改変がV89Aを含む、実施形態43~49のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態51)アミノ酸改変がM91Lを含む、実施形態43~50のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態52)アミノ酸改変が、Kabatナンバリングによる、軽鎖可変領域内のアミノ酸54位に改変を含む、実施形態1~51のいずれかの抗体または抗原結合性断片。(実施形態53)54位のアミノ酸が、A、R、N、D、C、Q、E、G、H、I、K、M、F、P、S、T、W、Y、またはVを含む、実施形態52の抗体または抗原結合性断片。(実施形態54)54位のアミノ酸が、疎水性アミノ酸、親水性アミノ酸、または両親媒性アミノ酸を含む、実施形態52の抗体または抗原結合性断片。(実施形態55)54位のアミノ酸が、脂肪族アミノ酸、芳香族アミノ酸、酸性アミノ酸、塩基性アミノ酸、ヒドロキシルアミノ酸、硫黄含有アミノ酸、またはアミドアミノ酸を含む、実施形態52の抗体または抗原結合性断片。(実施形態56)54位のアミノ酸がPを含む、実施形態52の抗体または抗原結合性断片。(実施形態57)アミノ酸改変が、Kabatナンバリングによる、軽鎖可変領域内のアミノ酸55位に改変を含む、実施形態1~56のいずれかの抗体または抗原結合性断片。(実施形態58)55位のアミノ酸が、A、R、N、D、C、Q、E、G、H、I、K、M、F、P、S、T、W、Y、またはVを含む、実施形態57の抗体または抗原結合性断片。(実施形態59)55位のアミノ酸はが、疎水性アミノ酸、親水性アミノ酸、または両親媒性アミノ酸を含む、実施形態57の抗体または抗原結合性断片。(実施形態60)55位のアミノ酸が、脂肪族アミノ酸、芳香族アミノ酸、酸性アミノ酸、塩基性アミノ酸、ヒドロキシルアミノ酸、硫黄含有アミノ酸、またはアミドアミノ酸を含む、実施形態57の抗体または抗原結合性断片。(実施形態61)55位のアミノ酸がWを含む、実施形態57の抗体または抗原結合性断片。(実施形態62)アミノ酸改変が、Kabatナンバリングによる、軽鎖可変領域内のL54Pおよび/またはL55Wを含む、実施形態1~51のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態63)アミノ酸改変がL54Pを含む、実施形態62の抗体または抗原結合性断片。(実施形態64)アミノ酸改変がL55Wを含む、実施形態62または実施形態63の抗体または抗原結合性断片。
(実施形態65)配列番号1によって示される重鎖CDR1を含む、実施形態1~64のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態66)配列番号2によって示される重鎖CDR2を含む、実施形態1~65のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態67)配列番号3によって示される重鎖CDR2を含む、実施形態1~65のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態68)配列番号4によって示される重鎖CDR2を含む、実施形態1~65のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態69)配列番号5によって示される重鎖CDR2を含む、実施形態1~65のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態70)配列番号6によって示される重鎖CDR3を含む、実施形態1~69のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態71)配列番号7によって示される重鎖CDR3を含む、実施形態1~69のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態72)配列番号8によって示される重鎖CDR3を含む、実施形態1~69のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態73)配列番号9によって示される重鎖CDR3を含む、実施形態1~69のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態74)配列番号10によって示される軽鎖CDR1を含む、実施形態1~73のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態75)配列番号11によって示される軽鎖CDR2を含む、実施形態1~74のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態76)配列番号12によって示される軽鎖CDR3を含む、実施形態1~75のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態77)配列番号13によって示される軽鎖CDR3を含む、実施形態1~75のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態78)配列番号14または15によって示される軽鎖CDR3を含む、実施形態1~75のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態79)配列番号304によって示される重鎖FR1を含む、実施形態1~78のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態80)配列番号305によって示される重鎖FR2を含む、実施形態1~79のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態81)配列番号313によって示される重鎖FR2を含む、実施形態1~79のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態82)配列番号306によって示される重鎖FR3を含む、実施形態1~81のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態83)配列番号307によって示される重鎖FR3を含む、実施形態1~81のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態84)配列番号314によって示される重鎖FR3を含む、実施形態1~81のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態85)配列番号315によって示される重鎖FR3を含む、実施形態1~81のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態86)配列番号308によって示される重鎖FR4を含む、実施形態1~85のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態87)配列番号309によって示される軽鎖FR1を含む、実施形態1~86のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態88)配列番号310によって示される軽鎖FR2を含む、実施形態1~87のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態89)配列番号311によって示される軽鎖FR3を含む、実施形態1~88のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態90)配列番号312によって示される軽鎖FR4を含む、実施形態1~89のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態91)Kabatナンバリングによる、(a)297A、297Q、297G、もしくは297D、(b)279F、279K、もしくは279L、(c)228P、(d)235A、235E、235G、235Q、235R、もしくは235S、(e)237A、237E、237K、237N、もしくは237R、(f)234A、234V、もしくは234F、(g)233P、(h)328A、(i)327Qもしくは327T、(j)329A、329G、329Y、もしくは329R、(k)331S、(l)236Fもしくは236R、(m)238A、238E、238G、238H、238I、238V、238W、もしくは238Y、(n)248A、(o)254D、254E、254G、254H、254I、254N、254P、254Q、254T、もしくは254V、(p)255N、(q)256H、256K、256R、もしくは256V、(r)264S、(s)265H、265K、265S、265Y、もしくは265A、(t)267G、267H、267I、もしくは267K、(u)268K、(v)269Nもしくは269Q、(w)270A、270G、270M、もしくは270N、(x)271T、(y)272N、(z)292E、292F、292G、もしくは292I、(aa)293S、(bb)301W、(cc)304E、(dd)311E、311G、もしくは311S、(ee)316F、(ff)328V、(gg)330R、(hh)339Eもしくは339L、(ii)343Iもしくは343V、(jj)373A、373G、もしくは373S、(kk)376E、376W、もしくは376Y、(ll)380D、(mm)382Dもしくは382P、(nn)385P、(oo)424H、424M、もしくは424V、(pp)434I、(qq)438G、(rr)439E、439H、もしくは439Q、(ss)440A、440D、440E、440F、440M、440T、もしくは440V、(tt)E233P、(uu)L235E、(vv)L234AおよびL235A、(ww)L234A、L235A、およびG237A、(xx)L234A、L235A、およびP329G、(yy)L234F、L235E、およびP331S、(zz)L234A、L235E、およびG237A、(aaa)L234A、L235E、G237A、およびP331S、(bbb)L234A、L235A、G237A、P238S、H268A、A330S、およびP331S(IgG1σ)、(ccc)L234A、L235A、およびP329A、(ddd)G236RおよびL328R、(eee)G237A、(fff)F241A、(ggg)V264A、(hhh)D265A、(iii)D265AおよびN297A、(jjj)D265AおよびN297G、(kkk)D270A、(lll)A330L、(mmm)P331AもしくはP331S、または(nnn)(a)~(uu)の任意の組合せを含むヒトIgG1 Fc領域を含む、実施形態1~90のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態92)ヒトIgG4 Fc領域を含む、実施形態1~90のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態93)配列番号320~362のいずれか1つと少なくとも約90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含むFc領域を含む、実施形態1~90のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態94)サイズ排除クロマトグラフィーによって決定される少なくとも約80%のモノマー画分を含む、実施形態1~93のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態95)少なくとも約85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、または99%のモノマー画分を含む、実施形態94の抗体または抗原結合性断片。(実施形態96)サイズ排除クロマトグラフィーが、精製された抗体または抗原結合性断片を、サイズ排除カラムに注入することを含み、抗体または抗原結合性断片は、プロテインAによって精製される、実施形態94または実施形態95の抗体または抗原結合性断片。(実施形態97)実施例2に記載されるように精製された、実施形態96の抗体または抗原結合性断片。(実施形態98)実施例2に記載される条件下で発現された、実施形態96または実施形態97の抗体または抗原結合性断片。(実施形態99)サイズ排除クロマトグラフィーカラムが、内径が4.6mmである、実施形態96~98のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態100)サイズ排除クロマトグラフィーカラムが、長さが150mmである、実施形態96~99のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態101)サイズ排除クロマトグラフィーカラムが、ポアサイズが200Åである、実施形態96~100のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態102)サイズ排除クロマトグラフィーカラムが、粒子サイズが1.7マイクロメートルである、実施形態96~101のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態103)サイズ排除クロマトグラフィーカラムが、ACQUITY UPLC BEH200 SECカラムである、実施形態96~102のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態104)15μLの総体積にて注入される、実施形態96~103のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態105)約0.1μg/μL~約1.0μg/μLの濃度にて注入される、実施形態96~104のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態106)サイズ排除クロマトグラフィーが、Shimadzu UPLC機器により実行される、実施形態96~105のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態107)サイズ排除クロマトグラフィーが、0.2mL/分の流速にて実行される、実施形態96~106のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態108)サイズ排除クロマトグラフィーが、30℃のカラムオーブン温度にて実行される、実施形態96~107のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態109)モノマーのパーセンテージが、Shimadzuソフトウェアを使用して算出される、実施形態96~108のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態110)サイズ排除クロマトグラフィーが、実施例2に記載されるように実行される、実施形態96~109のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態111)少なくとも約20μg/総抗体mlを発現する、実施形態1~110のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態112)約20μg/総抗体ml~70μg/総抗体mlを発現する、実施形態1~110のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態113)FreeStyle 293-F細胞内で発現された、実施形態111または実施形態112の抗体または抗原結合性断片。(実施形態114)実施例2に記載されるように発現された、実施形態111~113のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態115)抗体または抗原結合性断片の発現レベルが、酵素結合免疫吸着検定法(ELISA)を使用して定量される、実施形態111~114のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態116)ELISAが、基質の表面を、ヒト抗体またはヒト化抗体に結合する捕捉抗体でコーティングすることと、抗体または抗原結合性断片を基質にアプライすることと、基質に、ヒト抗体またはヒト化抗体に結合する第2の抗体をアプライすることとを含む、実施形態115の抗体または抗原結合性断片。(実施形態117)捕捉抗体が抗カッパ抗体を含む、実施形態116の抗体または抗原結合性断片。(実施形態118)第2の抗体が抗Fc抗体を含む、実施形態116または実施形態117の抗体または抗原結合性断片。(実施形態119)ELISAが、実施例2に記載されるように実行される、実施形態115~118のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。
(実施形態120)TL1Aに結合する抗体またはその抗原結合性断片であって、a)配列番号1301 b)X1VQLVQSGAEVKKPGASVKVSCKAS[HCDR1]WVX2QRPGQGLEWX4G[HCDR2]RX5TX6TX7DTSTSTX8YX9ELSSLRSEDTAVYYCAR[HCDR3]WGQGTTVTVSSを含む重鎖可変領域、およびc)配列番号303 d)EIVLTQSPGTLSLSPGERATLSC[LCDR1]WYQQKPGQAPRX10X11IY[LCDR2]GIPDRFSGSGSGTDFTLTISRLEPEDFAVYYC[LCDR3]FGGGTKLEIKを含む軽鎖可変領域を含み、e)X1、X2、X4、X5、X6、X7、X8、X9、X10、およびX11の各々が、A、R、N、D、C、Q、E、G、H、I、L、K、M、F、P、S、T、W、Y、またはVから独立して選択される、抗体またはその抗原結合性断片。(実施形態121)X1が、疎水性アミノ酸、親水性アミノ酸、または両親媒性アミノ酸を含む、実施形態120の抗体または抗原結合性断片。(実施形態122)X1が、脂肪族アミノ酸、芳香族アミノ酸、酸性アミノ酸、塩基性アミノ酸、ヒドロキシルアミノ酸、硫黄含有アミノ酸、またはアミドアミノ酸を含む、実施形態120の抗体または抗原結合性断片。(実施形態123)X2が、疎水性アミノ酸、親水性アミノ酸、または両親媒性アミノ酸を含む、実施形態120~122のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態124)X2が、脂肪族アミノ酸、芳香族アミノ酸、酸性アミノ酸、塩基性アミノ酸、ヒドロキシルアミノ酸、硫黄含有アミノ酸、またはアミドアミノ酸を含む、実施形態120~122のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態125)X4が、疎水性アミノ酸、親水性アミノ酸、または両親媒性アミノ酸を含む、実施形態120~124のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態126)X4が、脂肪族アミノ酸、芳香族アミノ酸、酸性アミノ酸、塩基性アミノ酸、ヒドロキシルアミノ酸、硫黄含有アミノ酸、またはアミドアミノ酸を含む、実施形態120~124のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態127)X5が、疎水性アミノ酸、親水性アミノ酸、または両親媒性アミノ酸を含む、実施形態120~126のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態128)X5が、脂肪族アミノ酸、芳香族アミノ酸、酸性アミノ酸、塩基性アミノ酸、ヒドロキシルアミノ酸、硫黄含有アミノ酸、またはアミドアミノ酸を含む、実施形態120~126のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態129)X6が、疎水性アミノ酸、親水性アミノ酸、または両親媒性アミノ酸を含む、実施形態120~128のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態130)X6が、脂肪族アミノ酸、芳香族アミノ酸、酸性アミノ酸、塩基性アミノ酸、ヒドロキシルアミノ酸、硫黄含有アミノ酸、またはアミドアミノ酸を含む、実施形態120~128のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態131)X7が、疎水性アミノ酸、親水性アミノ酸、または両親媒性アミノ酸を含む、実施形態120~130のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態132)X7が、脂肪族アミノ酸、芳香族アミノ酸、酸性アミノ酸、塩基性アミノ酸、ヒドロキシルアミノ酸、硫黄含有アミノ酸、またはアミドアミノ酸を含む、実施形態120~130のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態133)X8が、疎水性アミノ酸、親水性アミノ酸、または両親媒性アミノ酸を含む、実施形態120~132のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態134)X8が、脂肪族アミノ酸、芳香族アミノ酸、酸性アミノ酸、塩基性アミノ酸、ヒドロキシルアミノ酸、硫黄含有アミノ酸、またはアミドアミノ酸を含む、実施形態120~132のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態135)X9が、疎水性アミノ酸、親水性アミノ酸、または両親媒性アミノ酸を含む、実施形態120~134のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態136)X9が、脂肪族アミノ酸、芳香族アミノ酸、酸性アミノ酸、塩基性アミノ酸、ヒドロキシルアミノ酸、硫黄含有アミノ酸、またはアミドアミノ酸を含む、実施形態120~134のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態137)X10が、疎水性アミノ酸、親水性アミノ酸、または両親媒性アミノ酸を含む、実施形態120~136のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態138)X10が、脂肪族アミノ酸、芳香族アミノ酸、酸性アミノ酸、塩基性アミノ酸、ヒドロキシルアミノ酸、硫黄含有アミノ酸、またはアミドアミノ酸を含む、実施形態120~136のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態139)X11が、疎水性アミノ酸、親水性アミノ酸、または両親媒性アミノ酸を含む、実施形態120~138のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態140)X11が、脂肪族アミノ酸、芳香族アミノ酸、酸性アミノ酸、塩基性アミノ酸、ヒドロキシルアミノ酸、硫黄含有アミノ酸、またはアミドアミノ酸を含む、実施形態120~138のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態141)X1=QまたはE、X2=RまたはK、X4=MまたはI、X5=VまたはA、X6=MまたはI、X7=RまたはT、X8=VまたはA、X9=MまたはL、X10=LまたはP、X11=LまたはWである、実施形態120の抗体または抗原結合性断片。(実施形態142)X1=Qである、実施形態120~141のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態143)X1=Eである、実施形態120~141のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態144)X2=Rである、実施形態120~143のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態145)X2=Kである、実施形態120~143のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態146)X4=Mである、実施形態120~145のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態147)X4=Iである、実施形態120~145のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態148)X5=Vである、実施形態120~147のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態149)X5=Aである、実施形態120~147のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態150)X6=Mである、実施形態120~149のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態151)X6=Iである、実施形態120~149のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態152)X7=Rである、実施形態120~151のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態153)X7=Tである、実施形態120~151のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態154)X8=Vである、実施形態120~153のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態155)X8=Aである、実施形態120~153のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態156)X9=Mである、実施形態120~155のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態157)X9=Lである、実施形態120~155のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態158)X10=Lである、実施形態120~157のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態159)X10=Pである、実施形態120~157のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態160)X11=Lである、実施形態120~159のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態161)X11=Wである、実施形態120~159のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態162)TL1Aに結合する抗体またはその抗原結合性断片であって:a)配列番号1302 b)X1VQLVQSGAEVKKPGASVKVSCKAS[HCDR1]WVX2QRPGQGLEWX4G[HCDR2]RX5TX6TX7DTSTSTX8YX9ELSSLRSEDTAVYYC[HCDR3]WGQGTTVTVSSを含む重鎖可変領域、およびc)配列番号303 d)EIVLTQSPGTLSLSPGERATLSC[LCDR1]WYQQKPGQAPRX10X11IY[LCDR2]GIPDRFSGSGSGTDFTLTISRLEPEDFAVYYC[LCDR3]FGGGTKLEIKを含む軽鎖可変領域を含み、e)X1、X2、X4、X5、X6、X7、X8、X9、X10、およびX11の各々が、A、R、N、D、C、Q、E、G、H、I、L、K、M、F、P、S、T、W、Y、またはVから独立して選択される、抗体またはその抗原結合性断片。(実施形態163)X1が、疎水性アミノ酸、親水性アミノ酸、または両親媒性アミノ酸を含む、実施形態162の抗体または抗原結合性断片。(実施形態164)X1が、脂肪族アミノ酸、芳香族アミノ酸、酸性アミノ酸、塩基性アミノ酸、ヒドロキシルアミノ酸、硫黄含有アミノ酸、またはアミドアミノ酸を含む、実施形態162の抗体または抗原結合性断片。(実施形態165)X2が、疎水性アミノ酸、親水性アミノ酸、または両親媒性アミノ酸を含む、実施形態162~164のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態166)X2が、脂肪族アミノ酸、芳香族アミノ酸、酸性アミノ酸、塩基性アミノ酸、ヒドロキシルアミノ酸、硫黄含有アミノ酸、またはアミドアミノ酸を含む、実施形態162~164のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態167)X4が、疎水性アミノ酸、親水性アミノ酸、または両親媒性アミノ酸を含む、実施形態162~166のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態168)X4が、脂肪族アミノ酸、芳香族アミノ酸、酸性アミノ酸、塩基性アミノ酸、ヒドロキシルアミノ酸、硫黄含有アミノ酸、またはアミドアミノ酸を含む、実施形態162~166のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態169)X5が、疎水性アミノ酸、親水性アミノ酸、または両親媒性アミノ酸を含む、実施形態162~168のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態170)X5が、脂肪族アミノ酸、芳香族アミノ酸、酸性アミノ酸、塩基性アミノ酸、ヒドロキシルアミノ酸、硫黄含有アミノ酸、またはアミドアミノ酸を含む、実施形態162~168のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態171)X6が、疎水性アミノ酸、親水性アミノ酸、または両親媒性アミノ酸を含む、実施形態162~170のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態172)X6が、脂肪族アミノ酸、芳香族アミノ酸、酸性アミノ酸、塩基性アミノ酸、ヒドロキシルアミノ酸、硫黄含有アミノ酸、またはアミドアミノ酸を含む、実施形態162~170のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態173)X7が、疎水性アミノ酸、親水性アミノ酸、または両親媒性アミノ酸を含む、実施形態162~172のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態174)X7が、脂肪族アミノ酸、芳香族アミノ酸、酸性アミノ酸、塩基性アミノ酸、ヒドロキシルアミノ酸、硫黄含有アミノ酸、またはアミドアミノ酸を含む、実施形態162~172のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態175)X8が、疎水性アミノ酸、親水性アミノ酸、または両親媒性アミノ酸を含む、実施形態162~174のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態176)X8が、脂肪族アミノ酸、芳香族アミノ酸、酸性アミノ酸、塩基性アミノ酸、ヒドロキシルアミノ酸、硫黄含有アミノ酸、またはアミドアミノ酸を含む、実施形態162~174のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態177)X9が、疎水性アミノ酸、親水性アミノ酸、または両親媒性アミノ酸を含む、実施形態162~176のいずれか1つの
抗体または抗原結合性断片。(実施形態178)X9が、脂肪族アミノ酸、芳香族アミノ酸、酸性アミノ酸、塩基性アミノ酸、ヒドロキシルアミノ酸、硫黄含有アミノ酸、またはアミドアミノ酸を含む、実施形態162~176のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態179)X10が、疎水性アミノ酸、親水性アミノ酸、または両親媒性アミノ酸を含む、実施形態162~178のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態180)X10が、脂肪族アミノ酸、芳香族アミノ酸、酸性アミノ酸、塩基性アミノ酸、ヒドロキシルアミノ酸、硫黄含有アミノ酸、またはアミドアミノ酸を含む、実施形態162~178のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態181)X11が、疎水性アミノ酸、親水性アミノ酸、または両親媒性アミノ酸を含む、実施形態162~180のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態182)X11が、脂肪族アミノ酸、芳香族アミノ酸、酸性アミノ酸、塩基性アミノ酸、ヒドロキシルアミノ酸、硫黄含有アミノ酸、またはアミドアミノ酸を含む、実施形態162~180のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態183)X1=QまたはE、X2=RまたはK、X4=MまたはI、X5=VまたはA、X6=MまたはI、X7=RまたはT、X8=VまたはA、X9=MまたはL、X10=LまたはP、X11=LまたはWである、実施形態162の抗体または抗原結合性断片。(実施形態184)X1=Qである、実施形態162~183のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態185)X1=Eである、実施形態162~183のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態186)X2=Rである、実施形態162~185のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態187)X2=Kである、実施形態162~185のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態188)X4=Mである、実施形態162~187のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態189)X4=Iである、実施形態162~187のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態190)X5=Vである、実施形態162~189のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態191)X5=Aである、実施形態162~189のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態192)X6=Mである、実施形態162~191のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態193)X6=Iである、実施形態162~191のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態194)X7=Rである、実施形態162~193のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態195)X7=Tである、実施形態162~193のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態196)X8=Vである、実施形態162~195のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態197)X8=Aである、実施形態162~195のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態198)X9=Mである、実施形態162~197のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態199)X9=Lである、実施形態162~197のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態200)X10=Lである、実施形態162~199のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態201)X10=Pである、実施形態162~199のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態202)X11=Lである、実施形態162~201のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態203)X11=Wである、実施形態162~201のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態204)HCDR1が配列番号1を含む、実施形態120~203のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態205)HCDR2が配列番号2を含む、実施形態126~204のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態206)HCDR2が配列番号3を含む、実施形態126~204のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態207)HCDR2が配列番号4を含む、実施形態126~204のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態208)HCDR2が配列番号5を含む、実施形態126~204のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態209)HCDR3が配列番号6を含む、実施形態126~208のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態210)HCDR3が配列番号7を含む、実施形態126~208のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態211)HCDR3が配列番号8を含む、実施形態126~208のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態212)HCDR3が配列番号9を含む、実施形態126~208のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態213)LCDR1が配列番号10を含む、実施形態126~212のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態214)LCDR2が配列番号11を含む、実施形態126~213のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態215)LCDR3が配列番号12を含む、実施形態126~214のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態216)LCDR3が配列番号13を含む、実施形態126~214のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態217)LCDR3が配列番号14または15を含む、実施形態126~214のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態218)重鎖可変領域が配列番号101を含む、実施形態120または実施形態162の抗体または抗原結合性断片。(実施形態219)重鎖可変領域が配列番号102を含む、実施形態120または実施形態162の抗体または抗原結合性断片。(実施形態220)重鎖可変領域が配列番号103を含む、実施形態120または実施形態162の抗体または抗原結合性断片。(実施形態221)重鎖可変領域が配列番号104を含む、実施形態120または実施形態162の抗体または抗原結合性断片。(実施形態222)重鎖可変領域が配列番号105を含む、実施形態120または実施形態162の抗体または抗原結合性断片。(実施形態223)重鎖可変領域が配列番号106を含む、実施形態120または実施形態162の抗体または抗原結合性断片。(実施形態224)重鎖可変領域が配列番号107を含む、実施形態120または実施形態162の抗体または抗原結合性断片。(実施形態225)重鎖可変領域が配列番号108を含む、実施形態120または実施形態162の抗体または抗原結合性断片。(実施形態226)重鎖可変領域が配列番号109を含む、実施形態120または実施形態162の抗体または抗原結合性断片。(実施形態227)重鎖可変領域が配列番号110を含む、実施形態120または実施形態162の抗体または抗原結合性断片。(実施形態228)重鎖可変領域が配列番号111を含む、実施形態120または実施形態162の抗体または抗原結合性断片。(実施形態229)重鎖可変領域が配列番号112を含む、実施形態120または実施形態162の抗体または抗原結合性断片。(実施形態230)重鎖可変領域が配列番号113を含む、実施形態120または実施形態162の抗体または抗原結合性断片。(実施形態231)重鎖可変領域が配列番号114を含む、実施形態120または実施形態162の抗体または抗原結合性断片。(実施形態232)重鎖可変領域が配列番号115を含む、実施形態120または実施形態162の抗体または抗原結合性断片。(実施形態233)重鎖可変領域が配列番号116を含む、実施形態120または実施形態162の抗体または抗原結合性断片。(実施形態234)重鎖可変領域が配列番号117を含む、実施形態120または実施形態162の抗体または抗原結合性断片。(実施形態235)重鎖可変領域が配列番号118を含む、実施形態120または実施形態162の抗体または抗原結合性断片。(実施形態236)重鎖可変領域が配列番号119を含む、実施形態120または実施形態162の抗体または抗原結合性断片。(実施形態237)重鎖可変領域が配列番号120を含む、実施形態120または実施形態162の抗体または抗原結合性断片。(実施形態238)重鎖可変領域が配列番号121を含む、実施形態120または実施形態162の抗体または抗原結合性断片。(実施形態239)重鎖可変領域が配列番号122を含む、実施形態120または実施形態162の抗体または抗原結合性断片。(実施形態240)重鎖可変領域が配列番号123を含む、実施形態120または実施形態162の抗体または抗原結合性断片。(実施形態241)重鎖可変領域が配列番号124を含む、実施形態120または実施形態162の抗体または抗原結合性断片。(実施形態242)重鎖可変領域が配列番号125を含む、実施形態120または実施形態162の抗体または抗原結合性断片。(実施形態243)重鎖可変領域が配列番号126を含む、実施形態120または実施形態162の抗体または抗原結合性断片。(実施形態244)重鎖可変領域が配列番号127を含む、実施形態120または実施形態162の抗体または抗原結合性断片。(実施形態245)重鎖可変領域が配列番号128を含む、実施形態120または実施形態162の抗体または抗原結合性断片。(実施形態246)重鎖可変領域が配列番号129を含む、実施形態120または実施形態162の抗体または抗原結合性断片。(実施形態247)重鎖可変領域が配列番号130を含む、実施形態120または実施形態162の抗体または抗原結合性断片。(実施形態248)重鎖可変領域が配列番号131を含む、実施形態120または実施形態162の抗体または抗原結合性断片。(実施形態249)重鎖可変領域が配列番号132を含む、実施形態120または実施形態162の抗体または抗原結合性断片。(実施形態250)重鎖可変領域が配列番号133を含む、実施形態120または実施形態162の抗体または抗原結合性断片。(実施形態251)重鎖可変領域が配列番号134を含む、実施形態120または実施形態162の抗体または抗原結合性断片。(実施形態252)重鎖可変領域が配列番号135を含む、実施形態120または実施形態162の抗体または抗原結合性断片。(実施形態253)軽鎖可変領域が配列番号201を含む、実施形態120、162、または218~252のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態254)軽鎖可変領域が配列番号202を含む、実施形態120、162、または218~252のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態255)軽鎖可変領域が配列番号203を含む、実施形態120、162、または218~252のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態256)軽鎖可変領域が配列番号204を含む、実施形態120、162、または218~252のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態257)軽鎖可変領域が配列番号205を含む、実施形態120、162、または218~252のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態258)軽鎖可変領域が配列番号206を含む、実施形態120、162、または218~252のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。
(実施形態259)Kabatナンバリングによる、(a)297A、297Q、297G、もしくは297D、(b)279F、279K、もしくは279L、(c)228P、(d)235A、235E、235G、235Q、235R、もしくは235S、(e)237A、237E、237K、237N、もしくは237R、(f)234A、234V、もしくは234F、(g)233P、(h)328A、(i)327Qもしくは327T、(j)329A、329G、329Y、もしくは329R、(k)331S、(l)236Fもしくは236R、(m)238A、238E、238G、238H、238I、238V、238W、もしくは238Y、(n)248A、(o)254D、254E、254G、254H、254I、254N、254P、254Q、254T、もしくは254V、(p)255N、(q)256H、256K、256R、もしくは256V、(r)264S、(s)265H、265K、265S、265Y、もしくは265A、(t)267G、267H、267I、もしくは267K、(u)268K、(v)269Nもしくは269Q、(w)270A、270G、270M、もしくは270N、(x)271T、(y)272N、(z)292E、292F、292G、もしくは292I、(aa)293S、(bb)301W、(cc)304E、(dd)311E、311G、もしくは311S、(ee)316F、(ff)328V、(gg)330R、(hh)339Eもしくは339L、(ii)343Iもしくは343V、(jj)373A、373G、もしくは373S、(kk)376E、376W、もしくは376Y、(ll)380D、(mm)382Dもしくは382P、(nn)385P、(oo)424H、424M、もしくは424V、(pp)434I、(qq)438G、(rr)439E、439H、もしくは439Q、(ss)440A、440D、440E、440F、440M、440T、もしくは440V、(tt)E233P、(uu)L235E、(vv)L234AおよびL235A、(ww)L234A、L235A、およびG237A、(xx)L234A、L235A、およびP329G、(yy)L234F、L235E、およびP331S、(zz)L234A、L235E、およびG237A、(aaa)L234A、L235E、G237A、およびP331S、(bbb)L234A、L235A、G237A、P238S、H268A、A330S、およびP331S(IgG1σ)、(ccc)L234A、L235A、およびP329A、(ddd)G236RおよびL328R、(eee)G237A、(fff)F241A、(ggg)V264A、(hhh)D265A、(iii)D265AおよびN297A、(jjj)D265AおよびN297G、(kkk)D270A、(lll)A330L、(mmm)P331AもしくはP331S、または(nnn)(a)~(uu)の任意の組合せを含むヒトIgG1 Fc領域を含む、実施形態120~258のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態260)配列番号319を含む軽鎖を含む、実施形態120~258のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態261)配列番号320~362のいずれか1つと少なくとも約90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含むFc領域を含む、実施形態120~258のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態262)サイズ排除クロマトグラフィーによって決定される少なくとも約80%のモノマー画分を含む、実施形態120~261のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態263)少なくとも約85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、または99%のモノマー画分を含む、実施形態262の抗体または抗原結合性断片。
(実施形態264)サイズ排除クロマトグラフィーが、精製された抗体または抗原結合性断片を、サイズ排除カラムに注入することを含み、抗体または抗原結合性断片が、プロテインAによって精製される、実施形態262または実施形態263の抗体または抗原結合性断片。(実施形態265)実施例2に記載されたように精製される、実施形態264の抗体または抗原結合性断片。(実施形態266)実施例2に記載された条件下で発現される、実施形態264または実施形態265の抗体または抗原結合性断片。(実施形態267)サイズ排除クロマトグラフィーカラムが4.6mmの内径を有する、実施形態264~266のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態268)サイズ排除クロマトグラフィーカラムが150mmの長さを有する、実施形態264~267のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態269)サイズ排除クロマトグラフィーカラムが200Åのポアサイズを有する、実施形態264~268のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態270)サイズ排除クロマトグラフィーカラムが1.7マイクロメートルの粒子サイズを有する、実施形態264~269のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態271)サイズ排除クロマトグラフィーカラムがACQUITY UPLC BEH200 SECカラムである、実施形態264~270のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態272)総体積15μLで注入される、実施形態264~271のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態273)約0.1μg/μL~約1.0μg/μLの濃度で注入される、実施形態264~272のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態274)サイズ排除クロマトグラフィーがShimadzu UPLC機器で実施される、実施形態264~273のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態275)サイズ排除クロマトグラフィーが0.2mL/分の流速で実施される、実施形態264~274のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態276)サイズ排除クロマトグラフィーが30℃のカラムオーブン温度で実施される、実施形態264~275のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態277)モノマーのパーセンテージがShimadzuソフトウェアを使用して計算される、実施形態264~276のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態278)サイズ排除クロマトグラフィーが実施例2に記載されたように実施される、実施形態262~277のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態279)少なくとも約20ug/mlのトータル抗体を発現する、実施形態120~278のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態280)約20ug/ml~70ug/mlのトータル抗体を発現する、実施形態120~278のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態281)FreeStyle 293-F細胞において発現される、実施形態279または実施形態280の抗体または抗原結合性断片。(実施形態282)実施例2に記載されたように発現される、実施形態279~281のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態283)抗体または抗原結合性断片の発現レベルが、酵素結合免疫吸着検定法(ELISA)を使用して定量される、実施形態279~282のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態284)ELISAが、基質の表面を、ヒト抗体またはヒト化抗体に結合する捕捉抗体でコーティングすることと、抗体または抗原結合性断片を基質にアプライすることと、基質に、ヒト抗体またはヒト化抗体に結合する第2の抗体をアプライすることとを含む、実施形態283の抗体または抗原結合性断片。(実施形態285)捕捉抗体が抗カッパ抗体を含む、実施形態284の抗体または抗原結合性断片。(実施形態286)第2の抗体が抗Fc抗体を含む、実施形態284または実施形態285の抗体または抗原結合性断片。(実施形態287)ELISAが実施例2に記載されたように実施される、実施形態284~286のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。
(実施形態288)腫瘍壊死因子様タンパク質1A(TL1A)に結合する抗体またはその抗原結合性断片であって、配列番号104と少なくとも約97%同一のアミノ酸配列を含む重鎖可変ドメイン、および配列番号201と少なくとも約97%同一のアミノ酸配列を含む軽鎖可変ドメインを含む、抗体またはその抗原結合性断片。
(実施形態289)重鎖可変ドメインが、配列番号104と少なくとも約98%同一のアミノ酸配列を含む、実施形態288の抗体または抗原結合性断片。(実施形態290)重鎖可変ドメインが、配列番号104と少なくとも約99%同一のアミノ酸配列を含む、実施形態289の抗体または抗原結合性断片。(実施形態291)重鎖可変ドメインが、配列番号104を含む、実施形態290の抗体または抗原結合性断片。(実施形態292)軽鎖可変ドメインが、配列番号201と少なくとも約98%同一のアミノ酸配列を含む、実施形態288~291のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態293)軽鎖可変ドメインが、配列番号201と少なくとも約99%同一のアミノ酸配列を含む、実施形態288~291のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態294)軽鎖可変ドメインが、配列番号201を含む、実施形態288~291のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態295)腫瘍壊死因子様タンパク質1A(TL1A)に結合する抗体またはその抗原結合性断片であって、配列番号107と少なくとも約99%同一のアミノ酸配列を含む重鎖可変ドメイン、および配列番号201と少なくとも約99%同一のアミノ酸配列を含む軽鎖可変ドメインを含む、抗体またはその抗原結合性断片。(実施形態296)重鎖可変ドメインが配列番号107を含む、実施形態295の抗体または抗原結合性断片。(実施形態297)軽鎖可変ドメインが、配列番号201を含む、実施形態295または実施形態296の抗体または抗原結合性断片。
(実施形態298)腫瘍壊死因子様タンパク質1A(TL1A)に結合する抗体またはその抗原結合性断片であって、配列番号101~135のいずれか1つと少なくとも約95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一のアミノ酸配列を含む重鎖可変ドメイン、および配列番号201~206のいずれか1つと少なくとも約95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一のアミノ酸配列を含む軽鎖可変ドメインを含む、抗体またはその抗原結合性断片。(実施形態299)重鎖可変ドメインが、配列番号101と少なくとも約95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含む、実施形態298の抗体または抗原結合性断片。(実施形態300)重鎖可変ドメインが、配列番号102と少なくとも約95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含む、実施形態298の抗体または抗原結合性断片。(実施形態301)重鎖可変ドメインが、配列番号103と少なくとも約95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含む、実施形態298の抗体または抗原結合性断片。(実施形態302)重鎖可変ドメインが、配列番号104と少なくとも約95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含む、実施形態298の抗体または抗原結合性断片。(実施形態303)重鎖可変ドメインが、配列番号105と少なくとも約95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含む、実施形態298の抗体または抗原結合性断片。(実施形態304)重鎖可変ドメインが、配列番号106と少なくとも約95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含む、実施形態298の抗体または抗原結合性断片。(実施形態305)重鎖可変ドメインが、配列番号107と少なくとも約95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含む、実施形態298の抗体または抗原結合性断片。(実施形態306)重鎖可変ドメインが、配列番号108と少なくとも約95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含む、実施形態298の抗体または抗原結合性断片。(実施形態307)重鎖可変ドメインが、配列番号109と少なくとも約95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含む、実施形態298の抗体または抗原結合性断片。(実施形態308)重鎖可変ドメインが、配列番号110と少なくとも約95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含む、実施形態298の抗体または抗原結合性断片。(実施形態309)重鎖可変ドメインが、配列番号111と少なくとも約95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含む、実施形態298の抗体または抗原結合性断片。(実施形態310)重鎖可変ドメインが、配列番号112と少なくとも約95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含む、実施形態298の抗体または抗原結合性断片。(実施形態311)重鎖可変ドメインが、配列番号113と少なくとも約95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含む、実施形態298の抗体または抗原結合性断片。(実施形態312)重鎖可変ドメインが、配列番号114と少なくとも約95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含む、実施形態298の抗体または抗原結合性断片。(実施形態313)重鎖可変ドメインが、配列番号115と少なくとも約95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含む、実施形態298の抗体または抗原結合性断片。(実施形態314)重鎖可変ドメインが、配列番号116と少なくとも約95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含む、実施形態298の抗体または抗原結合性断片。(実施形態315)重鎖可変ドメインが、配列番号117と少なくとも約95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含む、実施形態298の抗体または抗原結合性断片。(実施形態316)重鎖可変ドメインが、配列番号118と少なくとも約95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含む、実施形態298の抗体または抗原結合性断片。(実施形態317)重鎖可変ドメインが、配列番号119と少なくとも約95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含む、実施形態298の抗体または抗原結合性断片。(実施形態318)重鎖可変ドメインが、配列番号120と少なくとも約95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含む、実施形態298の抗体または抗原結合性断片。(実施形態319)重鎖可変ドメインが、配列番号121と少なくとも約95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含む、実施形態298の抗体または抗原結合性断片。(実施形態320)重鎖可変ドメインが、配列番号122と少なくとも約95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含む、実施形態298の抗体または抗原結合性断片。(実施形態321)重鎖可変ドメインが、配列番号123と少なくとも約95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含む、実施形態298の抗体または抗原結合性断片。(実施形態322)重鎖可変ドメインが、配列番号124と少なくとも約95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含む、実施形態298の抗体または抗原結合性断片。(実施形態323)重鎖可変ドメインが、配列番号125と少なくとも約95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含む、実施形態298の抗体または抗原結合性断片。(実施形態324)重鎖可変ドメインが、配列番号126と少なくとも約95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含む、実施形態298の抗体または抗原結合性断片。(実施形態325)重鎖可変ドメインが、配列番号127と少なくとも約95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含む、実施形態298の抗体または抗原結合性断片。(実施形態326)重鎖可変ドメインが、配列番号128と少なくとも約95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含む、実施形態298の抗体または抗原結合性断片。(実施形態327)重鎖可変ドメインが、配列番号129と少なくとも約95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含む、実施形態298の抗体または抗原結合性断片。(実施形態328)重鎖可変ドメインが、配列番号130と少なくとも約95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含む、実施形態298の抗体または抗原結合性断片。(実施形態329)重鎖可変ドメインが、配列番号131と少なくとも約95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含む、実施形態298の抗体または抗原結合性断片。(実施形態330)重鎖可変ドメインが、配列番号132と少なくとも約95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含む、実施形態298の抗体または抗原結合性断片。(実施形態331)重鎖可変ドメインが、配列番号133と少なくとも約95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含む、実施形態298の抗体または抗原結合性断片。(実施形態332)重鎖可変ドメインが、配列番号134と少なくとも約95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含む、実施形態298の抗体または抗原結合性断片。(実施形態333)重鎖可変ドメインが、配列番号135と少なくとも約95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含む、実施形態298の抗体または抗原結合性断片。(実施形態334)軽鎖可変ドメインが、配列番号201と少なくとも約95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含む、実施形態298~333のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態335)軽鎖可変ドメインが、配列番号202と少なくとも約95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含む、実施形態298~333のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態336)軽鎖可変ドメインが、配列番号203と少なくとも約95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含む、実施形態298~333のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態337)軽鎖可変ドメインが、配列番号204と少なくとも約95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含む、実施形態298~333のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態338)軽鎖可変ドメインが、配列番号205と少なくとも約95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含む、実施形態298~333のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態339)軽鎖可変ドメインが、配列番号206と少なくとも約95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含む、実施形態298~333のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。
(実施形態340)腫瘍壊死因子様タンパク質1A(TL1A)に結合する抗体またはその抗原結合性断片であって、配列番号101を含む重鎖可変ドメイン、および配列番号201を含む軽鎖可変ドメインを含む、抗体またはその抗原結合性断片。(実施形態341)腫瘍壊死因子様タンパク質1A(TL1A)に結合する抗体またはその抗原結合性断片であって、配列番号102を含む重鎖可変ドメイン、および配列番号201を含む軽鎖可変ドメインを含む、抗体またはその抗原結合性断片。(実施形態342)腫瘍壊死因子様タンパク質1A(TL1A)に結合する抗体またはその抗原結合性断片であって、配列番号103を含む重鎖可変ドメイン、および配列番号202を含む軽鎖可変ドメインを含む、抗体またはその抗原結合性断片。(実施形態343)腫瘍壊死因子様タンパク質1A(TL1A)に結合する抗体またはその抗原結合性断片であって、配列番号104を含む重鎖可変ドメイン、および配列番号201を含む軽鎖可変ドメインを含む、抗体またはその抗原結合性断片。(実施形態344)腫瘍壊死因子様タンパク質1A(TL1A)に結合する抗体またはその抗原結合性断片であって、配列番号105を含む重鎖可変ドメイン、および配列番号201を含む軽鎖可変ドメインを含む、抗体またはその抗原結合性断片。(実施形態345)腫瘍壊死因子様タンパク質1A(TL1A)に結合する抗体またはその抗原結合性断片であって、配列番号103を含む重鎖可変ドメイン、および配列番号201を含む軽鎖可変ドメインを含む、抗体またはその抗原結合性断片。(実施形態346)腫瘍壊死因子様タンパク質1A(TL1A)に結合する抗体またはその抗原結合性断片であって、配列番号106を含む重鎖可変ドメイン、および配列番号201を含む軽鎖可変ドメインを含む、抗体またはその抗原結合性断片。(実施形態347)腫瘍壊死因子様タンパク質1A(TL1A)に結合する抗体またはその抗原結合性断片であって、配列番号107を含む重鎖可変ドメイン、および配列番号201を含む軽鎖可変ドメインを含む、抗体またはその抗原結合性断片。(実施形態348)腫瘍壊死因子様タンパク質1A(TL1A)に結合する抗体またはその抗原結合性断片であって、配列番号108を含む重鎖可変ドメイン、および配列番号202を含む軽鎖可変ドメインを含む、抗体またはその抗原結合性断片。(実施形態349)腫瘍壊死因子様タンパク質1A(TL1A)に結合する抗体またはその抗原結合性断片であって、配列番号109を含む重鎖可変ドメイン、および配列番号202を含む軽鎖可変ドメインを含む、抗体またはその抗原結合性断片。(実施形態350)腫瘍壊死因子様タンパク質1A(TL1A)に結合する抗体またはその抗原結合性断片であって、配列番号108を含む重鎖可変ドメイン、および配列番号201を含む軽鎖可変ドメインを含む、抗体またはその抗原結合性断片。(実施形態351)腫瘍壊死因子様タンパク質1A(TL1A)に結合する抗体またはその抗原結合性断片であって、配列番号109を含む重鎖可変ドメイン、および配列番号201を含む軽鎖可変ドメインを含む、抗体またはその抗原結合性断片。(実施形態352)腫瘍壊死因子様タンパク質1A(TL1A)に結合する抗体またはその抗原結合性断片であって、配列番号108を含む重鎖可変ドメイン、および配列番号203を含む軽鎖可変ドメインを含む、抗体またはその抗原結合性断片。(実施形態353)腫瘍壊死因子様タンパク質1A(TL1A)に結合する抗体またはその抗原結合性断片であって、配列番号108を含む重鎖可変ドメイン、および配列番号204を含む軽鎖可変ドメインを含む、抗体またはその抗原結合性断片。(実施形態354)腫瘍壊死因子様タンパク質1A(TL1A)に結合する抗体またはその抗原結合性断片であって、配列番号107を含む重鎖可変ドメイン、および配列番号204を含む軽鎖可変ドメインを含む、抗体またはその抗原結合性断片。(実施形態355)腫瘍壊死因子様タンパク質1A(TL1A)に結合する抗体またはその抗原結合性断片であって、配列番号107を含む重鎖可変ドメイン、および配列番号202を含む軽鎖可変ドメインを含む、抗体またはその抗原結合性断片。(実施形態356)腫瘍壊死因子様タンパク質1A(TL1A)に結合する抗体またはその抗原結合性断片であって、配列番号110を含む重鎖可変ドメイン、および配列番号204を含む軽鎖可変ドメインを含む、抗体またはその抗原結合性断片。(実施形態357)腫瘍壊死因子様タンパク質1A(TL1A)に結合する抗体またはその抗原結合性断片であって、配列番号111を含む重鎖可変ドメイン、および配列番号201を含む軽鎖可変ドメインを含む、抗体またはその抗原結合性断片。(実施形態358)腫瘍壊死因子様タンパク質1A(TL1A)に結合する抗体またはその抗原結合性断片であって、配列番号112を含む重鎖可変ドメイン、および配列番号201を含む軽鎖可変ドメインを含む、抗体またはその抗原結合性断片。(実施形態359)腫瘍壊死因子様タンパク質1A(TL1A)に結合する抗体またはその抗原結合性断片であって、配列番号113を含む重鎖可変ドメイン、および配列番号204を含む軽鎖可変ドメインを含む、抗体またはその抗原結合性断片。(実施形態360)腫瘍壊死因子様タンパク質1A(TL1A)に結合する抗体またはその抗原結合性断片であって、配列番号114を含む重鎖可変ドメイン、および配列番号201を含む軽鎖可変ドメインを含む、抗体またはその抗原結合性断片。(実施形態361)腫瘍壊死因子様タンパク質1A(TL1A)に結合する抗体またはその抗原結合性断片であって、配列番号115を含む重鎖可変ドメイン、および配列番号202を含む軽鎖可変ドメインを含む、抗体またはその抗原結合性断片。(実施形態362)腫瘍壊死因子様タンパク質1A(TL1A)に結合する抗体またはその抗原結合性断片であって、配列番号116を含む重鎖可変ドメイン、および配列番号201を含む軽鎖可変ドメインを含む、抗体またはその抗原結合性断片。(実施形態363)腫瘍壊死因子様タンパク質1A(TL1A)に結合する抗体またはその抗原結合性断片であって、配列番号117を含む重鎖可変ドメイン、および配列番号201を含む軽鎖可変ドメインを含む、抗体またはその抗原結合性断片。(実施形態364)腫瘍壊死因子様タンパク質1A(TL1A)に結合する抗体またはその抗原結合性断片であって、配列番号118を含む重鎖可変ドメイン、および配列番号204を含む軽鎖可変ドメインを含む、抗体またはその抗原結合性断片。(実施形態365)腫瘍壊死因子様タンパク質1A(TL1A)に結合する抗体またはその抗原結合性断片であって、配列番号114を含む重鎖可変ドメイン、および配列番号204を含む軽鎖可変ドメインを含む、抗体またはその抗原結合性断片。(実施形態366)腫瘍壊死因子様タンパク質1A(TL1A)に結合する抗体またはその抗原結合性断片であって、配列番号102を含む重鎖可変ドメイン、および配列番号204を含む軽鎖可変ドメインを含む、抗体またはその抗原結合性断片。(実施形態367)腫瘍壊死因子様タンパク質1A(TL1A)に結合する抗体またはその抗原結合性断片であって、配列番号104を含む重鎖可変ドメイン、および配列番号204を含む軽鎖可変ドメインを含む、抗体またはその抗原結合性断片。(実施形態368)腫瘍壊死因子様タンパク質1A(TL1A)に結合する抗体またはその抗原結合性断片であって、配列番号119を含む重鎖可変ドメイン、および配列番号204を含む軽鎖可変ドメインを含む、抗体またはその抗原結合性断片。(実施形態369)腫瘍壊死因子様タンパク質1A(TL1A)に結合する抗体またはその抗原結合性断片であって、配列番号119を含む重鎖可変ドメイン、および配列番号201を含む軽鎖可変ドメインを含む、抗体またはその抗原結合性断片。(実施形態370)腫瘍壊死因子様タンパク質1A(TL1A)に結合する抗体またはその抗原結合性断片であって、配列番号101を含む重鎖可変ドメイン、および配列番号204を含む軽鎖可変ドメインを含む、抗体またはその抗原結合性断片。(実施形態371)腫瘍壊死因子様タンパク質1A(TL1A)に結合する抗体またはその抗原結合性断片であって、配列番号105を含む重鎖可変ドメイン、および配列番号204を含む軽鎖可変ドメインを含む、抗体またはその抗原結合性断片。(実施形態372)腫瘍壊死因子様タンパク質1A(TL1A)に結合する抗体またはその抗原結合性断片であって、配列番号120を含む重鎖可変ドメイン、および配列番号204を含む軽鎖可変ドメインを含む、抗体またはその抗原結合性断片。(実施形態373)腫瘍壊死因子様タンパク質1A(TL1A)に結合する抗体またはその抗原結合性断片であって、配列番号121を含む重鎖可変ドメイン、および配列番号202を含む軽鎖可変ドメインを含む、抗体またはその抗原結合性断片。(実施形態374)腫瘍壊死因子様タンパク質1A(TL1A)に結合する抗体またはその抗原結合性断片であって、配列番号122を含む重鎖可変ドメイン、および配列番号202を含む軽鎖可変ドメインを含む、抗体またはその抗原結合性断片。(実施形態375)腫瘍壊死因子様タンパク質1A(TL1A)に結合する抗体またはその抗原結合性断片であって、配列番号122を含む重鎖可変ドメイン、および配列番号204を含む軽鎖可変ドメインを含む、抗体またはその抗原結合性断片。(実施形態376)腫瘍壊死因子様タンパク質1A(TL1A)に結合する抗体またはその抗原結合性断片であって、配列番号123を含む重鎖可変ドメイン、および配列番号202を含む軽鎖可変ドメインを含む、抗体またはその抗原結合性断片。(実施形態377)腫瘍壊死因子様タンパク質1A(TL1A)に結合する抗体またはその抗原結合性断片であって、配列番号124を含む重鎖可変ドメイン、および配列番号202を含む軽鎖可変ドメインを含む、抗体またはその抗原結合性断片。(実施形態378)腫瘍壊死因子様タンパク質1A(TL1A)に結合する抗体またはその抗原結合性断片であって、配列番号125を含む重鎖可変ドメイン、および配列番号205を含む軽鎖可変ドメインを含む、抗体またはその抗原結合性断片。(実施形態379)腫瘍壊死因子様タンパク質1A(TL1A)に結合する抗体またはその抗原結合性断片であって、配列番号116を含む重鎖可変ドメイン、および配列番号205を含む軽鎖可変ドメインを含む、抗体またはその抗原結合性断片。(実施形態380)腫瘍壊死因子様タンパク質1A(TL1A)に結合する抗体またはその抗原結合性断片であって、配列番号117を含む重鎖可変ドメイン、および配列番号205を含む軽鎖可変ドメインを含む、抗体またはその抗原結合性断片。(実施形態381)腫瘍壊死因子様タンパク質1A(TL1A)に結合する抗体またはその抗原結合性断片であって、配列番号126を含む重鎖可変ドメイン、および配列番号205を含む軽鎖可変ドメインを含む、抗体またはその抗原結合性断片。(実施形態382)腫瘍壊死因子様タンパク質1A(TL1A)に結合する抗体またはその抗原結合性断片であって、配列番号127を含む重鎖可変ドメイン、および配列番号205を含む軽鎖可変ドメインを含む、抗体またはその抗原結合性断片。(実施形態383)腫瘍壊死因子様タンパク質1A(TL1A)に結合する抗体またはその抗原結合性断片であって、配列番号127を含む重鎖可変ドメイン、および配列番号201を含む軽鎖可変ドメインを含む、抗体またはその抗原結合性断片。(実施形態384)腫瘍壊死因子様タンパク質1A(TL1A)に結合する抗体またはその抗原結合性断片であって、配列番号121を含む重鎖可変ドメイン、および配列番号201を含む軽鎖可変ドメインを含む、抗体またはその抗原結合性断片。(実施形態385)腫瘍壊死因子様タンパク質1A(TL1A)に結合する抗体またはその抗原結合性断片であって、配列番号122を含む重鎖可変ドメイン、および配列番号2
05を含む軽鎖可変ドメインを含む、抗体またはその抗原結合性断片。(実施形態386)腫瘍壊死因子様タンパク質1A(TL1A)に結合する抗体またはその抗原結合性断片であって、配列番号122を含む重鎖可変ドメイン、および配列番号201を含む軽鎖可変ドメインを含む、抗体またはその抗原結合性断片。(実施形態387)腫瘍壊死因子様タンパク質1A(TL1A)に結合する抗体またはその抗原結合性断片であって、配列番号122を含む重鎖可変ドメイン、および配列番号206を含む軽鎖可変ドメインを含む、抗体またはその抗原結合性断片。(実施形態388)腫瘍壊死因子様タンパク質1A(TL1A)に結合する抗体またはその抗原結合性断片であって、配列番号124を含む重鎖可変ドメイン、および配列番号205を含む軽鎖可変ドメインを含む、抗体またはその抗原結合性断片。(実施形態389)腫瘍壊死因子様タンパク質1A(TL1A)に結合する抗体またはその抗原結合性断片であって、配列番号124を含む重鎖可変ドメイン、および配列番号201を含む軽鎖可変ドメインを含む、抗体またはその抗原結合性断片。(実施形態390)腫瘍壊死因子様タンパク質1A(TL1A)に結合する抗体またはその抗原結合性断片であって、配列番号128を含む重鎖可変ドメイン、および配列番号205を含む軽鎖可変ドメインを含む、抗体またはその抗原結合性断片。(実施形態391)腫瘍壊死因子様タンパク質1A(TL1A)に結合する抗体またはその抗原結合性断片であって、配列番号128を含む重鎖可変ドメイン、および配列番号206を含む軽鎖可変ドメインを含む、抗体またはその抗原結合性断片。(実施形態392)腫瘍壊死因子様タンパク質1A(TL1A)に結合する抗体またはその抗原結合性断片であって、配列番号129を含む重鎖可変ドメイン、および配列番号205を含む軽鎖可変ドメインを含む、抗体またはその抗原結合性断片。(実施形態393)腫瘍壊死因子様タンパク質1A(TL1A)に結合する抗体またはその抗原結合性断片であって、配列番号130を含む重鎖可変ドメイン、および配列番号205を含む軽鎖可変ドメインを含む、抗体またはその抗原結合性断片。(実施形態394)腫瘍壊死因子様タンパク質1A(TL1A)に結合する抗体またはその抗原結合性断片であって、配列番号131を含む重鎖可変ドメイン、および配列番号205を含む軽鎖可変ドメインを含む、抗体またはその抗原結合性断片。(実施形態395)腫瘍壊死因子様タンパク質1A(TL1A)に結合する抗体またはその抗原結合性断片であって、配列番号132を含む重鎖可変ドメイン、および配列番号205を含む軽鎖可変ドメインを含む、抗体またはその抗原結合性断片。(実施形態396)腫瘍壊死因子様タンパク質1A(TL1A)に結合する抗体またはその抗原結合性断片であって、配列番号133を含む重鎖可変ドメイン、および配列番号205を含む軽鎖可変ドメインを含む、抗体またはその抗原結合性断片。(実施形態397)腫瘍壊死因子様タンパク質1A(TL1A)に結合する抗体またはその抗原結合性断片であって、配列番号134を含む重鎖可変ドメイン、および配列番号205を含む軽鎖可変ドメインを含む、抗体またはその抗原結合性断片。(実施形態398)腫瘍壊死因子様タンパク質1A(TL1A)に結合する抗体またはその抗原結合性断片であって、配列番号135を含む重鎖可変ドメイン、および配列番号205を含む軽鎖可変ドメインを含む、抗体またはその抗原結合性断片。(実施形態399)腫瘍壊死因子様タンパク質1A(TL1A)に結合する抗体またはその抗原結合性断片であって、配列番号132を含む重鎖可変ドメイン、および配列番号201を含む軽鎖可変ドメインを含む、抗体またはその抗原結合性断片。(実施形態400)腫瘍壊死因子様タンパク質1A(TL1A)に結合する抗体またはその抗原結合性断片であって、配列番号126を含む重鎖可変ドメイン、および配列番号201を含む軽鎖可変ドメインを含む、抗体またはその抗原結合性断片。(実施形態401)腫瘍壊死因子様タンパク質1A(TL1A)に結合する抗体またはその抗原結合性断片であって、配列番号130を含む重鎖可変ドメイン、および配列番号201を含む軽鎖可変ドメインを含む、抗体またはその抗原結合性断片。
(実施形態402)Kabatナンバリングによる、(a)297A、297Q、297G、もしくは297D、(b)279F、279K、もしくは279L、(c)228P、(d)235A、235E、235G、235Q、235R、もしくは235S、(e)237A、237E、237K、237N、もしくは237R、(f)234A、234V、もしくは234F、(g)233P、(h)328A、(i)327Qもしくは327T、(j)329A、329G、329Y、もしくは329R、(k)331S、(l)236Fもしくは236R、(m)238A、238E、238G、238H、238I、238V、238W、もしくは238Y、(n)248A、(o)254D、254E、254G、254H、254I、254N、254P、254Q、254T、もしくは254V、(p)255N、(q)256H、256K、256R、もしくは256V、(r)264S、(s)265H、265K、265S、265Y、もしくは265A、(t)267G、267H、267I、もしくは267K、(u)268K、(v)269Nもしくは269Q、(w)270A、270G、270M、もしくは270N、(x)271T、(y)272N、(z)292E、292F、292G、もしくは292I、(aa)293S、(bb)301W、(cc)304E、(dd)311E、311G、もしくは311S、(ee)316F、(ff)328V、(gg)330R、(hh)339Eもしくは339L、(ii)343Iもしくは343V、(jj)373A、373G、もしくは373S、(kk)376E、376W、もしくは376Y、(ll)380D、(mm)382Dもしくは382P、(nn)385P、(oo)424H、424M、もしくは424V、(pp)434I、(qq)438G、(rr)439E、439H、もしくは439Q、(ss)440A、440D、440E、440F、440M、440T、もしくは440V、(tt)E233P、(uu)L235E、(vv)L234AおよびL235A、(ww)L234A、L235A、およびG237A、(xx)L234A、L235A、およびP329G、(yy)L234F、L235E、およびP331S、(zz)L234A、L235E、およびG237A、(aaa)L234A、L235E、G237A、およびP331S、(bbb)L234A、L235A、G237A、P238S、H268A、A330S、およびP331S(IgG1σ)、(ccc)L234A、L235A、およびP329A、(ddd)G236RおよびL328R、(eee)G237A、(fff)F241A、(ggg)V264A、(hhh)D265A、(iii)D265AおよびN297A、(jjj)D265AおよびN297G、(kkk)D270A、(lll)A330L、(mmm)P331AもしくはP331S、または(nnn)(a)~(uu)の任意の組合せを含むヒトIgG1 Fc領域を含む、実施形態288~401のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態403)ヒトIgG4 Fc領域を含む、実施形態288~401のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態404)配列番号320~362のいずれか1つと少なくとも約90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含むFc領域を含む、実施形態288~401のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態405)サイズ排除クロマトグラフィーによって決定される少なくとも約80%のモノマー画分を含む、実施形態288~404のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態406)少なくとも約85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、または99%のモノマー画分を含む、実施形態405の抗体または抗原結合性断片。(実施形態407)サイズ排除クロマトグラフィーが、精製された抗体または抗原結合性断片を、サイズ排除カラムに注入することを含み、抗体または抗原結合性断片が、プロテインAによって精製される、実施形態405または実施形態406の抗体または抗原結合性断片。(実施形態408)実施例2に記載されたように精製される、実施形態407の抗体または抗原結合性断片。(実施形態409)実施例2に記載された条件下で発現される、実施形態47または実施形態408の抗体または抗原結合性断片。(実施形態410)サイズ排除クロマトグラフィーカラムが4.6mmの内径を有する、実施形態407~409のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態411)サイズ排除クロマトグラフィーカラムが150mmの長さを有する、実施形態407~410のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態412)サイズ排除クロマトグラフィーカラムが200Åのポアサイズを有する、実施形態407~411のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態413)サイズ排除クロマトグラフィーカラムが1.7マイクロメートルの粒子サイズを有する、実施形態407~412のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態414)サイズ排除クロマトグラフィーカラムがACQUITY UPLC BEH200 SECカラムである、実施形態407~413のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態415)総体積15μLで注入される、実施形態407~414のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態416)約0.1μg/μL~約1.0μg/μLの濃度で注入される、実施形態407~415のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態417)サイズ排除クロマトグラフィーがShimadzu UPLC機器で実施される、実施形態407~416のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態418)サイズ排除クロマトグラフィーが0.2mL/分の流速で実施される、実施形態407~417のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態419)サイズ排除クロマトグラフィーが30℃のカラムオーブン温度で実施される、実施形態407~418のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態420)モノマーのパーセンテージがShimadzuソフトウェアを使用して計算される、実施形態407~419のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態421)サイズ排除クロマトグラフィーが実施例2に記載されたように実施される、実施形態405~420のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態422)少なくとも約20ug/mlのトータル抗体を発現する、実施形態288~421のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態423)約20ug/ml~70ug/mlのトータル抗体を発現する、実施形態288~421のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態424)FreeStyle 293-F細胞において発現される、実施形態422または実施形態423の抗体または抗原結合性断片。(実施形態425)実施例2に記載されたように発現される、実施形態422~424のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態426)抗体または抗原結合性断片の発現レベルが、酵素結合免疫吸着検定法(ELISA)を使用して定量される、実施形態422~425のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態427)ELISAが、基質の表面を、ヒト抗体またはヒト化抗体に結合する捕捉抗体でコーティングすることと、抗体または抗原結合性断片を基質にアプライすることと、基質に、ヒト抗体またはヒト化抗体に結合する第2の抗体をアプライすることとを含む、実施形態426の抗体または抗原結合性断片。(実施形態428)捕捉抗体が抗カッパ抗体を含む、実施形態427の抗体または抗原結合性断片。(実施形態429)第2の抗体が抗Fc抗体を含む、実施形態427または実施形態428の抗体または抗原結合性断片。(実施形態430)ELISAが実施例2に記載されたように実施される、実施形態426~429のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態431)TL1Aに結合する抗体またはその抗原結合性断片であって:(a)配列番号1によって示されるアミノ酸配列を含むHCDR1;(b)配列番号2~5のいずれか1つによって示されるアミノ酸配列を含むHCDR2;および(c)配列番号6~9のいずれか1つによって示されるアミノ酸配列を含むHCDR3を含む重鎖可変領域、ならびに:(d)配列番号10によって示されるアミノ酸配列を含むLCDR1;(e)配列番号11によって示されるアミノ酸配列を含むLCDR2;(f)配列番号12~15のいずれか1つによって示されるアミノ酸配列を含むLCDR3を含む軽鎖可変領域;ならびにヒトIgG1と比較して低減した抗体依存性細胞媒介細胞傷害(ADCC)機能および/またはヒトIgG1と比較して低減した補体依存性細胞傷害(CDC)を含む結晶形成断片(Fc)領域を含む抗体またはその抗原結合性断片。(実施形態432)ヒトIgG1が配列番号320を含む、実施形態431の抗体または抗原結合性断片。(実施形態433)低減したADCCを含むFc領域のADCC機能が、ヒトIgG1と比較して少なくとも約50%低減している、実施形態431または実施形態432の抗体または抗原結合性断片。(実施形態434)低減したADCCを含むFc領域のCDC機能が、ヒトIgG1と比較して少なくとも約50%低減している、実施形態431~433のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態435)Fc領域が、Kabatナンバリングによる、(a)297A、297Q、297G、もしくは297D、(b)279F、279K、もしくは279L、(c)228P、(d)235A、235E、235G、235Q、235R、もしくは235S、(e)237A、237E、237K、237N、もしくは237R、(f)234A、234V、もしくは234F、(g)233P、(h)328A、(i)327Qもしくは327T、(j)329A、329G、329Y、もしくは329R、(k)331S、(l)236Fもしくは236R、(m)238A、238E、238G、238H、238I、238V、238W、もしくは238Y、(n)248A、(o)254D、254E、254G、254H、254I、254N、254P、254Q、254T、もしくは254V、(p)255N、(q)256H、256K、256R、もしくは256V、(r)264S、(s)265H、265K、265S、265Y、もしくは265A、(t)267G、267H、267I、もしくは267K、(u)268K、(v)269Nもしくは269Q、(w)270A、270G、270M、もしくは270N、(x)271T、(y)272N、(z)292E、292F、292G、もしくは292I、(aa)293S、(bb)301W、(cc)304E、(dd)311E、311G、もしくは311S、(ee)316F、(ff)328V、(gg)330R、(hh)339Eもしくは339L、(ii)343Iもしくは343V、(jj)373A、373G、もしくは373S、(kk)376E、376W、もしくは376Y、(ll)380D、(mm)382Dもしくは382P、(nn)385P、(oo)424H、424M、もしくは424V、(pp)434I、(qq)438G、(rr)439E、439H、もしくは439Q、(ss)440A、440D、440E、440F、440M、440T、もしくは440V、(tt)E233P、(uu)L235E、(vv)L234AおよびL235A、(ww)L234A、L235A、およびG237A、(xx)L234A、L235A、およびP329G、(yy)L234F、L235E、およびP331S、(zz)L234A、L235E、およびG237A、(aaa)L234A、L
235E、G237A、およびP331S、(bbb)L234A、L235A、G237A、P238S、H268A、A330S、およびP331S(IgG1σ)、(ccc)L234A、L235A、およびP329A、(ddd)G236RおよびL328R、(eee)G237A、(fff)F241A、(ggg)V264A、(hhh)D265A、(iii)D265AおよびN297A、(jjj)D265AおよびN297G、(kkk)D270A、(lll)A330L、(mmm)P331AもしくはP331S、または(nnn)(a)~(uu)の任意の組合せを含むヒトIgG1を含む、実施形態431~434のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態436)(i)ヒトIgG4 Fc領域または(ii)Kabatナンバリングによる、(a)S228P、(b)S228PおよびL235E、または(c)S228P、F234A、およびL235Aを含むヒトIgG4 Fc領域を含む、実施形態431~434のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態437)ヒトIgG2 Fc領域;IgG2-IgG4クロス-サブクラスFc領域;IgG2-IgG3クロス-サブクラスFc領域;H268Q、V309L、A330S、P331S(IgG2m4)を含むIgG2;またはV234A、G237A、P238S、H268A、V309L、A330S、P331S(IgG2σ)を含むIgG2を含む、実施形態431~434のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態438)Fc領域が、Kabatナンバリングによる、329A、329G、329Y、331S、236F、236R、238A、238E、238G、238H、238I、238V、238W、238Y、248A、254D、254E、254G、254H、254I、254N、254P、254Q、254T、254V、264S、265H、265K、265S、265Y、265A、267G、267H、267I、267K、434I、438G、439E、439H、439Q、440A、440D、440E、440F、440M、440T、および440Vから選択される置換を有するヒトIgG1を含む、実施形態431~435のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態439)配列番号320~362のいずれか1つと少なくとも約90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含む、実施形態431~437のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態440)HCDR1が、配列番号1を含む、実施形態431~439のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態441)HCDR2が、配列番号2を含む、実施形態431~440のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態442)HCDR2が、配列番号3を含む、実施形態431~440のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態443)HCDR2が、配列番号4を含む、実施形態431~440のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態444)HCDR2が、配列番号5を含む、実施形態431~440のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態445)HCDR3が、配列番号6を含む、実施形態431~444のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態446)HCDR3が、配列番号7を含む、実施形態431~444のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態447)HCDR3が、配列番号8を含む、実施形態431~444のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態448)HCDR3が、配列番号9を含む、実施形態431~444のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態449)LCDR1が、配列番号10を含む、実施形態431~448のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態450)LCDR2が、配列番号11を含む、実施形態431~449のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態451)LCDR3が、配列番号12を含む、実施形態431~450のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態452)LCDR3が、配列番号13を含む、実施形態431~450のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態453)LCDR3が、配列番号14または15を含む、実施形態431~450のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態454)サイズ排除クロマトグラフィーによって決定される少なくとも約80%のモノマー画分を含む、実施形態431~453のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態455)少なくとも約85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、または99%のモノマー画分を含む、実施形態454の抗体または抗原結合性断片。(実施形態456)サイズ排除クロマトグラフィーが、精製された抗体または抗原結合性断片を、サイズ排除カラムに注入することを含み、抗体または抗原結合性断片が、プロテインAによって精製される、実施形態454または実施形態455の抗体または抗原結合性断片。(実施形態457)実施例2に記載されたように精製される、実施形態456の抗体または抗原結合性断片。(実施形態458)実施例2に記載された条件下で発現される、実施形態456または実施形態457の抗体または抗原結合性断片。(実施形態459)サイズ排除クロマトグラフィーカラムが4.6mmの内径を有する、実施形態456~458のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態460)サイズ排除クロマトグラフィーカラムが150mmの長さを有する、実施形態456~459のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態461)サイズ排除クロマトグラフィーカラムが200Åのポアサイズを有する、実施形態456~460のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態462)サイズ排除クロマトグラフィーカラムが1.7マイクロメートルの粒子サイズを有する、実施形態456~461のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態463)サイズ排除クロマトグラフィーカラムがACQUITY UPLC BEH200 SECカラムである、実施形態456~462のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態464)総体積15μLで注入される、実施形態456~463のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態465)約0.1μg/μL~約1.0μg/μLの濃度で注入される、実施形態456~464のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態466)サイズ排除クロマトグラフィーがShimadzu UPLC機器で実施される、実施形態456~465のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態467)サイズ排除クロマトグラフィーが0.2mL/分の流速で実施される、実施形態456~466のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態468)サイズ排除クロマトグラフィーが30℃のカラムオーブン温度で実施される、実施形態456~467のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態469)モノマーのパーセンテージがShimadzuソフトウェアを使用して計算される、実施形態456~468のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態470)サイズ排除クロマトグラフィーが実施例2に記載されたように実施される、実施形態454~469のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態471)少なくとも約20ug/mlのトータル抗体を発現する、実施形態431~470のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態472)約20ug/ml~70ug/mlのトータル抗体を発現する、実施形態431~470のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態473)FreeStyle 293-F細胞において発現される、実施形態471または実施形態472の抗体または抗原結合性断片。(実施形態474)実施例2に記載されたように発現される、実施形態471~473のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態475)抗体または抗原結合性断片の発現レベルが、酵素結合免疫吸着検定法(ELISA)を使用して定量される、実施形態471~474のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態476)ELISAが、基質の表面を、ヒト抗体またはヒト化抗体に結合する捕捉抗体でコーティングすることと、抗体または抗原結合性断片を基質にアプライすることと、基質に、ヒト抗体またはヒト化抗体に結合する第2の抗体をアプライすることとを含む、実施形態475の抗体または抗原結合性断片。(実施形態477)捕捉抗体が抗カッパ抗体を含む、実施形態476の抗体または抗原結合性断片。(実施形態478)第2の抗体が抗Fc抗体を含む、実施形態476または実施形態477の抗体または抗原結合性断片。(実施形態479)ELISAが実施例2に記載されたように実施される、実施形態475~478のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態480)TL1Aに結合する抗体またはその抗原結合性断片であって、(a)配列番号1によって示されるアミノ酸配列を含むHCDR1;(b)配列番号2~5のいずれか1つによって示されるアミノ酸配列を含むHCDR2;および(c)配列番号6~9のいずれか1つによって示されるアミノ酸配列を含むHCDR3を含む重鎖可変領域、ならびに(d)配列番号10によって示されるアミノ酸配列を含むLCDR1;(e)配列番号11によって示されるアミノ酸配列を含むLCDR2;および(f)配列番号12~15のいずれか1つによって示されるアミノ酸配列を含むLCDR3を含む軽鎖可変領域を含み、重鎖可変領域が47Rを含む抗体またはその抗原結合性断片。(実施形態481)重鎖可変領域が、ヒトIGHV1-46*02フレームワークまたは改変ヒトIGHV1-46*02フレームワークを含む、実施形態480の抗体または抗原結合性断片。(実施形態482)軽鎖可変フレームワーク領域が、ヒトIGKV3-20フレームワークまたは改変ヒトIGKV3-20フレームワークを含む、実施形態480または実施形態481の抗体または抗原結合性断片。(実施形態483)重鎖可変領域が、Kabatナンバリングによる、以下のアミノ酸:1E、45K、55I、78A、80I、82T、89A、91Lの1つまたは複数を含む、実施形態480~482のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態484)重鎖可変領域が1Eを含む、実施形態483の抗体または抗原結合性断片。(実施形態485)重鎖可変領域が45Kを含む、実施形態483または実施形態484の抗体または抗原結合性断片。(実施形態486)重鎖可変領域が55Iを含む、実施形態483~485のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態487)重鎖可変領域が78Aを含む、実施形態483~486のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態488)重鎖可変領域が80Iを含む、実施形態483~487のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態489)重鎖可変領域が82Tを含む、実施形態483~488のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態490)重鎖可変領域が89Aを含む、実施形態483~489のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態491)重鎖可変領域が91Lを含む、実施形態483~490のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態492)軽鎖可変領域が、Kabatナンバリングによる、以下のアミノ酸:54Pおよび55Wのうちの1つまたは複数を含む、実施形態480~491のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態493)軽鎖可変領域が54Pを含む、実施形態492の抗体または抗原結合性断片。(実施形態494)軽鎖可変領域が55Wを含む、実施形態492または実施形態493の抗体または抗原結合
性断片。(実施形態495)HCDR2が配列番号2を含む、実施形態480~494のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態496)HCDR2が配列番号3を含む、実施形態480~494のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態497)HCDR2が配列番号4を含む、実施形態480~494のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態498)HCDR2が配列番号5を含む、実施形態480~494のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態499)HCDR3が配列番号6を含む、実施形態480~498のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態500)HCDR3が配列番号7を含む、実施形態480~498のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態501)HCDR3が配列番号8を含む、実施形態480~498のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態502)HCDR3が配列番号9を含む、実施形態480~498のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態503)LCDR3が配列番号12を含む、実施形態480~502のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態504)LCDR3が配列番号13を含む、実施形態480~502のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態505)LCDR3が配列番号14または15を含む、実施形態480~502のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。
(実施形態506)Kabatナンバリングによる、(a)297A、297Q、297G、もしくは297D、(b)279F、279K、もしくは279L、(c)228P、(d)235A、235E、235G、235Q、235R、もしくは235S、(e)237A、237E、237K、237N、もしくは237R、(f)234A、234V、もしくは234F、(g)233P、(h)328A、(i)327Qもしくは327T、(j)329A、329G、329Y、もしくは329R、(k)331S、(l)236Fもしくは236R、(m)238A、238E、238G、238H、238I、238V、238W、もしくは238Y、(n)248A、(o)254D、254E、254G、254H、254I、254N、254P、254Q、254T、もしくは254V、(p)255N、(q)256H、256K、256R、もしくは256V、(r)264S、(s)265H、265K、265S、265Y、もしくは265A、(t)267G、267H、267I、もしくは267K、(u)268K、(v)269Nもしくは269Q、(w)270A、270G、270M、もしくは270N、(x)271T、(y)272N、(z)292E、292F、292G、もしくは292I、(aa)293S、(bb)301W、(cc)304E、(dd)311E、311G、もしくは311S、(ee)316F、(ff)328V、(gg)330R、(hh)339Eもしくは339L、(ii)343Iもしくは343V、(jj)373A、373G、もしくは373S、(kk)376E、376W、もしくは376Y、(ll)380D、(mm)382Dもしくは382P、(nn)385P、(oo)424H、424M、もしくは424V、(pp)434I、(qq)438G、(rr)439E、439H、もしくは439Q、(ss)440A、440D、440E、440F、440M、440T、もしくは440V、(tt)E233P、(uu)L235E、(vv)L234AおよびL235A、(ww)L234A、L235A、およびG237A、(xx)L234A、L235A、およびP329G、(yy)L234F、L235E、およびP331S、(zz)L234A、L235E、およびG237A、(aaa)L234A、L235E、G237A、およびP331S、(bbb)L234A、L235A、G237A、P238S、H268A、A330S、およびP331S(IgG1σ)、(ccc)L234A、L235A、およびP329A、(ddd)G236RおよびL328R、(eee)G237A、(fff)F241A、(ggg)V264A、(hhh)D265A、(iii)D265AおよびN297A、(jjj)D265AおよびN297G、(kkk)D270A、(lll)A330L、(mmm)P331AもしくはP331S、または(nnn)(a)~(uu)の任意の組合せを含むヒトIgG1 Fc領域を含む、実施形態480~505のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態507)(i)ヒトIgG4 Fc領域または(ii)Kabatナンバリングによる、(a)S228P、(b)S228PおよびL235E、または(c)S228P、F234A、およびL235Aを含むヒトIgG4 Fc領域を含む、実施形態480~505のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態508)ヒトIgG2 Fc領域;IgG2-IgG4クロス-サブクラスFc領域;IgG2-IgG3クロス-サブクラスFc領域;H268Q、V309L、A330S、P331S(IgG2m4)を含むIgG2;またはV234A、G237A、P238S、H268A、V309L、A330S、P331S(IgG2σ)を含むIgG2を含む、実施形態480~505のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態509)Kabatナンバリングによる、329A、329G、329Y、331S、236F、236R、238A、238E、238G、238H、238I、238V、238W、238Y、248A、254D、254E、254G、254H、254I、254N、254P、254Q、254T、254V、264S、265H、265K、265S、265Y、265A、267G、267H、267I、267K、434I、438G、439E、439H、439Q、440A、440D、440E、440F、440M、440T、および440Vから選択される置換を含むヒトIgG1を含む、実施形態480~506のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態510)配列番号320~362のいずれか1つと少なくとも約90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含む、実施形態480~505のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態511)サイズ排除クロマトグラフィーによって決定される少なくとも約80%のモノマー画分を含む、実施形態480~510のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態512)少なくとも約85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、または99%のモノマー画分を含む、実施形態511の抗体または抗原結合性断片。(実施形態513)サイズ排除クロマトグラフィーが、精製された抗体または抗原結合性断片を、サイズ排除カラムに注入することを含み、抗体または抗原結合性断片が、プロテインAによって精製される、実施形態511または実施形態512の抗体または抗原結合性断片。(実施形態514)実施例2に記載されたように精製される、実施形態513の抗体または抗原結合性断片。(実施形態515)実施例2に記載された条件下で発現される、実施形態513または実施形態514の抗体または抗原結合性断片。(実施形態516)サイズ排除クロマトグラフィーカラムが4.6mmの内径を有する、実施形態513~514のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態517)サイズ排除クロマトグラフィーカラムが150mmの長さを有する、実施形態513~514のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態518)サイズ排除クロマトグラフィーカラムが200Åのポアサイズを有する、実施形態513~515のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態519)サイズ排除クロマトグラフィーカラムが1.7マイクロメートルの粒子サイズを有する、実施形態513~516のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態520)サイズ排除クロマトグラフィーカラムがACQUITY UPLC BEH200 SECカラムである、実施形態513~517のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態521)総体積15μLで注入される、実施形態513~520のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態522)約0.1μg/μL~約1.0μg/μLの濃度で注入される、実施形態513~521のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態523)サイズ排除クロマトグラフィーがShimadzu UPLC機器で実施される、実施形態513~522のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態524)サイズ排除クロマトグラフィーが0.2mL/分の流速で実施される、実施形態513~523のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態525)サイズ排除クロマトグラフィーが30℃のカラムオーブン温度で実施される、実施形態513~524のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態526)モノマーのパーセンテージがShimadzuソフトウェアを使用して計算される、実施形態513~525のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態527)サイズ排除クロマトグラフィーが実施例2に記載されたように実施される、実施形態511~526のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態528)少なくとも約20ug/mlのトータル抗体を発現する、実施形態480~527のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態529)約20ug/ml~70ug/mlのトータル抗体を発現する、実施形態480~527のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態530)FreeStyle 293-F細胞において発現される、実施形態528または実施形態529の抗体または抗原結合性断片。(実施形態531)実施例2に記載されたように発現される、実施形態528~530のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態532)抗体または抗原結合性断片の発現レベルが、酵素結合免疫吸着検定法(ELISA)を使用して定量される、実施形態528~531のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態533)ELISAが、基質の表面を、ヒト抗体またはヒト化抗体に結合する捕捉抗体でコーティングすることと、抗体または抗原結合性断片を基質にアプライすることと、基質に、ヒト抗体またはヒト化抗体に結合する第2の抗体をアプライすることとを含む、実施形態532の抗体または抗原結合性断片。(実施形態534)捕捉抗体が抗カッパ抗体を含む、実施形態533の抗体または抗原結合性断片。(実施形態535)第2の抗体が抗Fc抗体を含む、実施形態533または実施形態534の抗体または抗原結合性断片。(実施形態536)ELISAが実施例2に記載されたように実施される、実施形態532~535のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片。(実施形態537)それを必要とする対象において炎症性腸疾患(IBD)を処置する方法であって、対象に、実施形態1~536のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片を投与することを含む方法。(実施形態538)IBDがクローン病を含む、実施形態537の方法。(実施形態539)IBDが潰瘍性大腸炎を含む、実施形態537の方法。
腫瘍壊死因子様タンパク質1A(TL1A)に結合する抗体またはその抗原結合性断片であって、配列番号104と少なくとも96%同一のアミノ酸配列を含む重鎖可変ドメイン、および配列番号201と少なくとも97%同一のアミノ酸配列を含む軽鎖可変ドメインを含む、抗体またはその抗原結合性断片も提供される。一部の実施形態では、重鎖可変ドメインは、配列番号104と少なくとも97%同一のアミノ酸配列を含む。一部の実施形態では、重鎖可変ドメインは、配列番号104と少なくとも98%同一のアミノ酸配列を含む。一部の実施形態では、重鎖可変ドメインは、配列番号104と少なくとも99%同一のアミノ酸配列を含む。一部の実施形態では、重鎖可変ドメインは配列番号104を含む。一部の実施形態では、軽鎖可変ドメインは、配列番号201と少なくとも98%同一のアミノ酸配列を含む。一部の実施形態では、軽鎖可変ドメインは、配列番号201と少なくとも約99%同一のアミノ酸配列を含む。一部の実施形態では、軽鎖可変ドメインは配列番号201を含む。
腫瘍壊死因子様タンパク質1A(TL1A)に結合する抗体またはその抗原結合性断片であって、配列番号101~135のいずれか1つと少なくとも約99%同一のアミノ酸配列を含む重鎖可変ドメイン、および配列番号201~206のいずれか1つと少なくとも約99%同一のアミノ酸配列を含む軽鎖可変ドメインを含む、抗体またはその抗原結合性断片がさらに提供される。表7および表8は、抗TL1A抗体の例示的な可変領域アミノ酸配列を示す。
また、本明細書中で提供されるのは、Kabatナンバリングによる、(a)297A、297Q、297G、もしくは297D、(b)279F、279K、もしくは279L、(c)228P、(d)235A、235E、235G、235Q、235R、もしくは235S、(e)237A、237E、237K、237N、もしくは237R、(f)234A、234V、もしくは234F、(g)233P、(h)328A、(i)327Qもしくは327T、(j)329A、329G、329Y、もしくは329R、(k)331S、(l)236Fもしくは236R、(m)238A、238E、238G、238H、238I、238V、238W、もしくは238Y、(n)248A、(o)254D、254E、254G、254H、254I、254N、254P、254Q、254T、もしくは254V、(p)255N、(q)256H、256K、256R、もしくは256V、(r)264S、(s)265H、265K、265S、265Y、もしくは265A、(t)267G、267H、267I、もしくは267K、(u)268K、(v)269Nもしくは269Q、(w)270A、270G、270M、もしくは270N、(x)271T、(y)272N、(z)292E、292F、292G、もしくは292I、(aa)293S、(bb)301W、(cc)304E、(dd)311E、311G、もしくは311S、(ee)316F、(ff)328V、(gg)330R、(hh)339Eもしくは339L、(ii)343Iもしくは343V、(jj)373A、373G、もしくは373S、(kk)376E、376W、もしくは376Y、(ll)380D、(mm)382Dもしくは382P、(nn)385P、(oo)424H、424M、もしくは424V、(pp)434I、(qq)438G、(rr)439E、439H、もしくは439Q、(ss)440A、440D、440E、440F、440M、440T、もしくは440V、(tt)E233P、(uu)L235E、(vv)L234AおよびL235A、(ww)L234A、L235A、およびG237A、(xx)L234A、L235A、およびP329G、(yy)L234F、L235E、およびP331S、(zz)L234A、L235E、およびG237A、(aaa)L234A、L235E、G237A、およびP331S、(bbb)L234A、L235A、G237A、P238S、H268A、A330S、およびP331S(IgG1σ)、(ccc)L234A、L235A、およびP329A、(ddd)G236RおよびL328R、(eee)G237A、(fff)F241A、(ggg)V264A、(hhh)D265A、(iii)D265AおよびN297A、(jjj)D265AおよびN297G、(kkk)D270A、(lll)A330L、(mmm)P331AもしくはP331S、または(nnn)(a)~(uu)の任意の組合せを含むヒトIgG1 Fc領域をさらに含む、本明細書中に記載される抗体または抗原結合性断片である。一部の実施形態では、抗体がヒトIgG4 Fc領域を含む。一部の実施形態では、抗体は、配列番号320~362のいずれか1つと少なくとも約90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一の配列を含むFc領域を含む。一部の実施形態では、抗体は、サイズ排除クロマトグラフィーによって決定される少なくとも約80%のモノマー画分を含む。一部の実施形態では、抗体は、少なくとも約20μg/総抗体ml、任意選択で約20μg/総抗体mlおよび70μg/総抗体mLの量で発現される。
抗体特性
様々な実施形態では、抗TL1A抗体は、以下に限定されないが、DR3およびTR6/DcR3などのTL1A受容体のアンタゴニストである。ある特定の実施形態では、抗体は、結合したTL1A受容体の1つまたは複数の活性の少なくとも約10%、少なくとも約20%、少なくとも約30%、少なくとも約50%、少なくとも約75%、少なくとも約90%、または約100%を阻害する。ある特定の実施形態では、抗体は、ヒト血液中のインターフェロンガンマ放出によって測定される、TL1A活性化を阻害する。ある特定の実施形態では、抗体は、ヒト血液中で、約1ナノモル~約30ピコモルのIC50でインターフェロンガンマ放出を阻害する。ある特定の実施形態では、抗体は、ヒト血液中で、約500ピコモル~約30ピコモルのIC50でインターフェロンガンマ放出を阻害する。ある特定の実施形態では、抗体は、ヒト血液中で、約200ピコモル~約30ピコモルのIC50でインターフェロンガンマ放出を阻害する。ある特定の実施形態では、抗体は、ヒト血液中で、約200ピコモル以下のIC50でインターフェロンガンマ放出を阻害する。ある特定の実施形態では、抗体は、ヒト血液中で、約100ピコモル以下のIC50でインターフェロンガンマ放出を阻害する。
様々な実施形態では、本明細書中で提供される抗TL1A抗体は、約1E-7、1E-8、1E-9、または1E-10Kd未満の、ヒトTL1Aに対する結合親和性を有する。一部の場合には、結合親和性が約1E-9~約1E-10Kdである。一部の実施形態では、抗TL1A抗体は、約1E-7、1E-8、1E-9、1E-10、または1E-11Kd未満の、マウスTL1Aおよび/またはラットTL1Aに対する結合親和性を有する。結合親和性を決定するための方法は、実施例2を含み、本明細書において例示されている。
様々な実施形態では、本明細書中で提供される抗TL1A抗体は、実施例2または本明細書の他の箇所に記載されている発現および精製の後に、少なくとも約80%のモノマー画分を含む。様々な実施形態では、本明細書中で提供される抗TL1A抗体は、実施例2または本明細書の他の箇所に記載されている発現および精製の後に、少なくとも約85%のモノマー画分を含む。様々な実施形態では、本明細書中で提供される抗TL1A抗体は、実施例2または本明細書の他の箇所に記載されている発現および精製の後に、少なくとも約90%のモノマー画分を含む。様々な実施形態では、本明細書中で提供される抗TL1A抗体は、実施例2または本明細書の他の箇所に記載されている発現および精製の後に、少なくとも約91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%のモノマー画分を含む。
様々な実施形態では、本明細書中で提供される抗TL1A抗体は、本明細書中で開示される方法によって決定される、少なくとも約2μg/mLの発現を有する。一部の実施形態では、抗TL1A抗体は、本明細書中で開示される方法によって決定される、約2μg/mL~約60μg/mLの発現を有する。一部の実施形態では、抗TL1A抗体は、本明細書中で開示される方法によって決定される、約5μg/mL~約60μg/mLの発現を有する。一部の実施形態では、抗TL1A抗体は、本明細書中で開示される方法によって決定される、約10μg/mL~約60μg/mLの発現を有する。一部の実施形態では、抗TL1A抗体は、本明細書中で開示される方法によって決定される、少なくとも約5μg/mLの発現を有する。一部の実施形態では、抗TL1A抗体は、本明細書中で開示される方法によって決定される、少なくとも約10μg/mLの発現を有する。一部の実施形態では、抗TL1A抗体は、本明細書中で開示される方法によって決定される、少なくとも約15μg/mLの発現を有する。一部の実施形態では、抗TL1A抗体は、本明細書中で開示される方法によって決定される、少なくとも約20μg/mLの発現を有する。一部の実施形態では、抗TL1A抗体は、本明細書中で開示される方法によって決定される、約2μg/mL~約50μg/mL、約2μg/mL~約40μg/mL、約2μg/mL~約30μg/mLの発現、約2μg/mL~約20μg/mL、約5μg/mL~約50μg/mL、約5μg/mL~約40μg/mL、約5μg/mL~約30μg/mL、約10μg/mL~約50μg/mL、約10μg/mL~約40μg/mL、または約10μg/mL~約30μg/mLで発現する。一部の実施形態では、抗TL1A抗体は、本明細書中で開示される方法によって決定される、約2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30μg/mLの発現を有する。本明細書中で開示される方法は、実施例2に記載されるものを含む。
様々な実施形態では、本明細書中で提供される抗TL1A抗体はヒト化され、重鎖可変領域および軽鎖可変領域の各々のフレームワーク領域内に約20%未満の非ヒト配列を有する。例えば、ヒト化抗体は、重鎖可変領域および軽鎖可変領域の各々のフレームワーク領域内に約20%、19%、18%、17%、16%、15%、14%、13%、12%、11%、10%、9%、8%、7%、6%、5%、4%、3%、2%、または1%未満の非ヒト配列を含む。別の例として、ヒト化抗体は、重鎖可変領域および軽鎖可変領域の各々のフレームワーク領域内に約15、14、13、12、11、10、9、8、7、6、5、4、3、2、もしくは1個またはそれ未満の非ヒト配列を含む。ヒト化重鎖可変ドメインは、非ヒト突然変異がないか、または約10、9、8、7、6、5、4、3、2、もしくは1個未満の非ヒト突然変異を有するIGHV1-46*02フレームワークを含んでもよい。ヒト化軽鎖可変ドメインは、非ヒト突然変異がないか、または約10、9、8、7、6、5、4、3、2、もしくは1個未満の非ヒト突然変異を有するIGKV3-20フレームワークを含んでもよい。
アッセイ
哺乳動物細胞内で良好に発現し、抗体の凝集する傾向を最小限にしながらTL1A結合活性を維持する抗体バリアントの同定のための例示的なスクリーニングパラダイムは、5つのステップのプロセスを含む。このスクリーニングは、実施例において詳述されるように実施された。簡単に言えば、(1)バリアントをクローニングし、小規模(3mL、6ウェル培養プレート)トランスフェクションを使用して、293細胞中でインタクトIgとして一過的に発現させた、(2)抗体の発現レベルを抗体定量ELISAを使用して、トランスフェクションの96~120時間後に、培養上清中で評価した、(3)上清の抗体バリアントのヒトTL1Aへの結合をELISAによって評価した、(4)抗体をプロテインAを使用して単一のステップで精製した、および(5)分析SECによって物質を分析し、モノマー/凝集物含量を評価した。このアプローチによって、良好に発現し、TL1Aへの結合が維持され、かつ高含量のモノマーを示したバリアントの同定が可能になった。
モノマー画分のパーセンテージに基づいて、抗体溶解度を分析するための方法が本明細書中でさらに提供される。例えば、実施例2に記載されたように。
抗体の発現を定量するためのアッセイが、本明細書中でさらに提供される。例えば、実施例2に記載されたように。
抗体の免疫原性を定量するためのアッセイが、本明細書中でさらに提供される。
本明細書中に記載の抗体は、当技術分野で公知の任意の方法によって、特異的結合についてアッセイされ得る。使用することができるイムノアッセイは、以下に限定されないが、 BIAcore分析、FACS分析、免疫蛍光法、免疫細胞化学、ウエスタンブロット、ラジオイムノアッセイ、ELISA、「サンドイッチ」イムノアッセイ、免疫沈降アッセイ、沈降反応、ゲル拡散沈降反応、免疫拡散アッセイ、凝集アッセイ、補体結合アッセイ、免疫放射線アッセイ、蛍光イムノアッセイ、およびプロテインAイムノアッセイなどの技法を使用する競合および非競合アッセイ系を含む。このようなアッセイは、例えば、Ausubelら編、1994、Current Protocols in Molecular Biology、第1巻、John Wiley & Sons, Inc., New Yorkにおいて提供されている。
抗体を生成する方法
様々な実施形態では、モノクローナル抗体は、当技術分野で公知の方法、例えば、以下に限定されないが、宿主動物を免疫化し、免疫抗原に特異的に結合する抗体の、リンパ球による産生を誘発する、ハイブリドーマ方法 (KohlerおよびMilstein (1975) Nature 256:495頁)を使用して調製される。ハイブリドーマは、選択された抗原を特異的に対象とするモノクローナル抗体を産生する。モノクローナル抗体は、in vitroまたはin vivoのいずれかで伝播した場合、当技術分野で公知の技法によって、培養培地または腹水液から精製される。
一部の実施形態では、モノクローナル抗体は、組換えDNA法を使用して作製される。モノクローナル抗体をコードするポリヌクレオチドは、成熟B細胞またはハイブリドーマ細胞から単離される。次いで、重鎖および軽鎖をコードする単離されたポリヌクレオチドは、好適な発現ベクター中にクローニングされ、宿主細胞(例えば、E. coli細胞、サルCOS細胞、チャイニーズハムスター卵巣(CHO)細胞、または骨髄腫細胞)中にトランスフェクトされると、モノクローナル抗体を生成する。モノクローナル抗体をコードするポリヌクレオチドは、代替抗体を生成するために、組換えDNA技術を使用して、いくつかの異なる方式でさらに改変され得る。
様々な実施形態では、マウスモノクローナル抗体に由来する可変領域とヒト免疫グロブリン定常領域とを有するもの(例えば、ヒト化抗体)などの、その異なる部分が異なる動物種に由来する分子である、キメラ抗体が生成され得る。
一部の実施形態では、抗TL1Aモノクローナル抗体は、ヒト対象に投与された場合に、抗原性およびHAMA(ヒト抗マウス抗体)応答を低減するために、ヒト化抗体である。ヒト化抗体は、当技術分野で公知の様々な技法を使用して生成することができる。例えば、抗体は、(1)出発抗体の軽鎖可変ドメインおよび重鎖可変ドメインのヌクレオチドおよび予測されるアミノ酸配列を決定すること;(2)ヒト化抗体を設計すること、例えば、ヒト化プロセスの間にどの抗体フレームワーク領域を使用するかを決定すること;(3)実際のヒト化方法/技法;ならびに(4)ヒト化抗体のトランスフェクションおよび発現によってヒト化される。様々な実施形態では、ヒト化抗体は、ヒトにおける治療のために、機能的活性を維持しながら、潜在的な免疫原性を低下させるためにさらに最適化され得る。
ヒト化抗体は、免疫化の際に、内因性免疫グロブリン産生の非存在下で、ヒト抗体の完全なレパートリーを産生することが可能であるヒト免疫グロブリン遺伝子座を含有するトランスジェニックマウスにおいて作製することもできる。ヒト化抗体は、より大きな動物中で、親和性成熟したヒト様ポリクローナル抗体の産生を可能にする遺伝子操作アプローチによって得られてもよい。
完全ヒト化抗体は、最初に、ヒト由来のフレームワーク配列中に埋め込まれた、非ヒト、例えば齧歯類由来のCDRを含有する可変領域アミノ酸配列を設計することによって創出されてもよい。非ヒトCDRは所望の特異性を提供する。したがって、一部の場合には、これらの残基は、本質的に変化しない再形状化可変領域の設計に含まれる。一部の場合には、したがって、改変は、最小限に限定され、抗体の特異性および親和性における変化に対して厳重に監視されるべきである。一方、フレームワーク残基は、理論的に、いずれかのヒト可変領域に由来してもよい。許容されるかまたはさらに改善された親和性を示す再形状化抗体を創出するために、再形状化可変領域を創出するのと、および抗体親和性を保持するのに同様に好適である、ヒトフレームワーク配列が選択されるべきである。ヒトフレームワークは、生殖系列起源であってもよく、または非生殖系列の(例えば、突然変異または親和性成熟した)配列に由来してもよい。当業者に周知の遺伝子操作技法、例えば、以下に限定されないが、ヒト抗体のライブラリーのファージディスプレイ、トランスジェニックマウス、ヒト-ヒトハイブリドーマ、ハイブリッドハイブリドーマ、B細胞不死化およびクローニング、単一細胞RT-PCRまたはHuRAb技術を使用して、ヒトフレームワークおよび非ヒトCDRを含有するハイブリッドDNA配列を有するヒト化抗体が生成されてもよい。
ある特定の実施形態では、抗TL1A抗体はヒト抗体である。ヒト抗体は、当技術分野で公知の様々な技法を使用して直接的に調製することができる。in vitroで免疫化された、または標的抗原を対象とする抗体を産生する免疫化された個体から単離された不死化ヒトBリンパ球を生成することができる。
キメラ、ヒト化およびヒト抗体は、組換え発現によって産生されてもよい。組換えポリヌクレオチド構築物は、典型的には、天然に関連する領域または異種プロモーター領域を含む、抗体鎖のコード配列に作動可能に連結した発現制御配列を含む。ある特定の実施形態では、これらのヒト化抗体のアミノ酸配列バリアントを作成することが望ましい場合がある(特に、これらが、抗体の結合親和性または他の生物学的特性を改善する場合)。
ある特定の実施形態では、抗体断片は、IBDを処置および/または回復させるために使用される。抗体断片の生成に関する様々な技法が知られている。一般に、これらの断片は、インタクト抗体のタンパク質消化によって導出される(例えば、Morimotoら、1993年、Journal of Biochemical and Biophysical Methods 24:107~117頁;Brennanら、1985年、Science、229:81頁)。Fab、Fv、およびscFv抗体断片はすべて、E. coliまたは他の宿主細胞において発現され、およびそれから分泌され、大量のこれらの断片の産生を可能にする。抗体断片の産生のための他の技法は、当業者にとって明らかである。
本開示によれば、TL1Aに対して特異的な一本鎖抗体の産生のために技法を適用することができる。さらに、TL1Aに対する所望の特異性を有するモノクローナルFab断片、またはその誘導体、断片、アナログもしくはホモログの迅速かつ有効な同定を可能にするFab発現ライブラリーの構築に対して、方法を適用することができる。抗体断片は、以下に限定されないが:(a)抗体分子のペプシン消化によって産生されるF(ab’)2断片;(b)F(ab’)2断片のジスルフィド架橋を低減することによって生成されるFab断片、(c)抗体分子のペプシンおよび還元剤による処置によって生成されるFab断片、ならびに(d)Fv断片を含む、当技術分野における技法によって産生されてもよい。
抗体のTL1Aとの会合をもたらす任意の種類の可変領域を含む改変された抗体も本明細書中で提供される。当業者は、改変された抗体が、TL1Aを減少させることなどの、所望の生化学的特徴をもたらすために、定常領域ドメインのうちの1つまたは複数の少なくとも一部分が欠失しているか、またはそうでなければ変更されている抗体(例えば、全長抗体またはその免疫反応性断片)を含み得ることを認識するであろう。ある特定の実施形態では、重鎖と軽鎖の両方における可変領域は、1つまたは複数のCDRの少なくとも部分的な置き換えによって、および必要であれば、部分的なフレームワーク領域の置き換えおよび配列変更によって変更されている。一部の実施形態では、置き換えられたCDRは、同じクラス、サブクラスの抗体、異なるクラスの抗体、例えば異なる種由来の抗体および/またはそれらの組合せに由来してもよい。一部の実施形態では、改変された抗体の定常領域はヒト定常領域を含むことになる。本開示に対応する定常領域の改変は、1つまたは複数のドメイン中の1つまたは複数のアミノ酸の付加、欠失または置換を含む。
様々な実施形態では、本明細書中に記載されている抗体またはその抗原結合性断片の発現は、原核細胞または真核細胞のいずれかで起こり得る。好適な宿主は、in vivo、もしくはin situのいずれかにおける細菌宿主もしくは酵母、昆虫、真菌、鳥類および哺乳動物細胞を含む真核宿主、または哺乳動物、昆虫、鳥類もしくは酵母起源の宿主細胞を含む。哺乳動物の細胞または組織は、ヒト、霊長類、ハムスター、ウサギ、齧歯類、ウシ、ブタ、ヒツジ、ウマ、ヤギ、イヌまたはネコ起源のものであってもよいが、他の哺乳動物細胞のいずれかを使用してもよい。他の実施形態では、本明細書中に記載されている抗体またはその抗原断片は、宿主中にトランスフェクトされてもよい。
一部の実施形態では、発現ベクターは、本明細書中に記載のキメラ、ヒト化、または複合ヒト抗体の産生のためのレシピエント細胞系中にトランスフェクトされる。様々な実施形態では、哺乳動物細胞は、以下に限定されないが、Vero(ATCC CRL 81)またはCHO-K1(ATCC CRL 61)細胞、HeLa細胞およびL細胞などの線維芽細胞起源の細胞を含み得る、抗体タンパク質の産生のための宿主として有用であり得る。ポリペプチドを発現させるために使用することができる例示的な真核細胞は、以下に限定されないが、COS 7細胞を含むCOS細胞;293-6E細胞を含む293細胞;CHO-SおよびDG44細胞を含むCHO細胞;PER.C6(商標)細胞(Crucell);ならびにNSO細胞を含む。一部の実施形態では、特定の真核宿主細胞は、重鎖および/または軽鎖に対して所望の翻訳後修飾をなすその能力に基づいて選択される。
インタクトな異種タンパク質を分泌することが可能ないくつかの好適な宿主細胞系が当技術分野において開発されており、以下に限定されないが、CHO細胞系、様々なCOS細胞系、HeLa細胞、L細胞および多発性骨髄腫細胞系を含む。
当業者に公知のように、本明細書中に記載されている、キメラ、ヒト化、または複合ヒト抗体構築物、抗体またはその抗原結合性断片を有する発現ベクターを、細胞宿主の種類に応じて、以下に限定されないが、形質転換、トランスフェクション、リポフェクション、コンジュゲーション、電気穿孔法、直接的マイクロインジェクション、および微粒子銃を含む、種々の好適な手段のいずれかによって、適切な宿主細胞中に導入することができる。これらの細胞に対する発現ベクターは、発現制御配列、例えば複製起点部位、プロモーター、エンハンサーならびに必要なプロセシング情報部位、例えば、リボソーム結合部位、RNAスプライス部位、ポリアデニル化部位、および転写終結配列を含み得る。
様々な実施形態では、酵母は、本明細書中に記載の抗体分子またはペプチドの産生のための宿主としても利用することができる。様々な他の実施形態では、細菌株は、本明細書中に記載の抗体分子またはペプチドの産生のための宿主としても利用することができる。細菌株の例は、以下に限定されないが、E.coli、Bacillus種、腸内細菌、および種々のPseudomonas種を含む。
一部の実施形態では、本明細書中に記載されている1つまたは複数の抗体またはその抗原結合性断片は、任意の好適な方法によって、ポリペプチドをコードする1つまたは複数の核酸分子により操作(トランスジェニック)またはトランスフェクトされた動物において、in vivoで産生することができる。トランスジェニック動物の生成のために、導入遺伝子を受精卵母細胞中に微量注入するか、または胚性幹細胞のゲノム、および除核卵母細胞中に移入されたこのような細胞の核中に導入することができる。発現されると、抗体は、HPLC精製、カラムクロマトグラフィー、ゲル電気泳動などを含む当技術分野の標準手順(概して、Scopes、Protein Purification(Springer-Verlag、NY、1982)を参照されたい)に従って精製することができる。
宿主中で発現されると、本開示の全抗体、抗体断片(例えば、個々の軽鎖および重鎖)、または他の免疫グロブリン形態は、公知の技法、例えば免疫吸着もしくは免疫親和性クロマトグラフィー、HPLC(高性能液体クロマトグラフィー)などのクロマトグラフ方法、硫酸アンモニウム沈殿法、ゲル電気泳動、またはこれらの任意の組合せによって回収および精製することができる。概して、Scopes、PROTEIN PURIF.(Springer-Verlag、NY、1982)を参照されたい。少なくとも約90%~95%の均一性の実質的に純粋な免疫グロブリンは、98%~99%またはそれより高い割合の均一性を有するものがそうであるように、特に医薬品用途に関して、有利である。部分的にまたは所望の場合均一になるまで精製されると、次いで、ヒト化抗体または複合ヒト抗体は、治療的に、またはアッセイ手順、免疫蛍光染色などを開発および実施する際に、使用することができる。概して、 Vols.I&II Immunol.Meth.(LefkovitsおよびPernis編、Acad.Press、NY、1979および1981)を参照されたい。
様々な実施形態は、本明細書中で提供される抗TL1A抗体または断片をコードする核酸を含む遺伝子構築物を提供する。抗体の遺伝子構築物は、コードされた抗TL1A抗体または断片の発現に好適であり得る発現カセットの形態であってもよい。遺伝子構築物は、ベクター内に組み込まれても組み込まれなくても、宿主細胞中に導入され得る。例えば、遺伝子構築物は、リポソームまたはウイルス粒子内に組み込むことができる。あるいは、精製された核酸分子は、当技術分野で公知の方法によって宿主細胞中に直接挿入することができる。遺伝子構築物は、トランスフェクション、感染、電気穿孔、細胞融合、プロトプラスト融合、マイクロインジェクションまたはパーティクルガン法によって、宿主対象の細胞中に導入することができる。
様々な実施形態は、本明細書中で提供される抗体の遺伝子構築物を含む組換えベクターを提供する。組換えベクターは、プラスミド、コスミドまたはファージであってもよい。組換えベクターは、他の機能的エレメント;例えば、遺伝子発現を開始させるのに好適なプロモーターを含み得る。
様々な実施形態は、本明細書中に記載の遺伝子構築物および/または組換えベクターを含む宿主細胞を提供する。
様々な宿主系はまた、組換えタンパク質を発現させるために用いられるのが有利である。好適な哺乳動物宿主細胞系の例は、サル腎臓細胞のCOS-7系、ならびに例えば、L細胞、C127、3T3、チャイニーズハムスター卵巣(CHO)、HeLaおよびBHK細胞系を含む適切なベクターを発現させることが可能な他の細胞系を含む。哺乳動物発現ベクターは、複製起点、発現しようとする遺伝子に連結された好適なプロモーターおよびエンハンサー、ならびに他の5’もしくは3’フランキング非転写配列などの非転写エレメント、ならびに必要なリボソーム結合部位、ポリアデニル化部位、スプライスドナー部位およびスプライスアクセプター部位、および転写終結配列などの5’または3’転写終結配列を含み得る。
形質転換された宿主によって産生されるタンパク質は、任意の好適な方法によって精製することができる。このような標準的方法は、クロマトグラフィー(例えば、イオン交換クロマトグラフィー、親和性クロマトグラフィーおよびサイズ分画カラムクロマトグラフィー(sizing column chromatography))、遠心分離、差次的溶解、またはタンパク質精製のための任意の他の標準的技法を含む。ヘキサヒスチジン(配列番号1303)、マルトース結合ドメイン、インフルエンザ被膜配列およびグルタチオン-S-トランスフェラーゼなどの親和性タグをタンパク質に結合させて、適切な親和性カラムを通過させることにより容易な精製を可能にし得る。単離されたタンパク質は、タンパク質分解、核磁気共鳴およびx線結晶学などの技法を使用して、物理的に特徴付けることもできる。細菌培養において生成される組換えタンパク質を単離することができる。
当業者は、コードされた配列中の単一のアミノ酸またはわずかなパーセンテージのアミノ酸を変更する、核酸、ペプチド、ポリペプチド、またはタンパク質の配列に対する個々の置換、欠失または付加が、変更が、アミノ酸の化学的に類似するアミノ酸による置換をもたらし、標的抗原に特異的に結合する能力を保持する、「保存的に改変されたバリアント」であることを認識するであろう。このような保存的に改変されたバリアントは、本開示に対応する多型バリアント、種間ホモログ、および対立遺伝子に加えてのものであり、かつこれらを除外しない。
所与のアミノ酸は、類似する物理化学的特徴を有する残基で置き換える、例えば、1つの脂肪族残基を別の脂肪族残基で(例えば、He、Val、Leu、またはAlaを1つの別の残基で)置換する、または1つの極性残基を別の極性残基で(例えば、LysとArg;GluとAsp;またはGlnとAsnの間での)置換することができる。他のこのような保存的置換、例えば、同様の疎水性の特徴を有する領域全体の置換は周知である。保存的アミノ酸置換を含むポリペプチドは、ネイティブポリペプチドまたは参照ポリペプチドの所望の活性、例えば、抗原結合活性および特異性が保持されていることを確認するために、本明細書中に記載のアッセイのいずれか1つにおいて試験することができる。
特定の保存的置換には、例えば;AlaをGlyもしくはSerに;ArgをLysに;AsnをGinもしくはHisに;AspをGluに;CysをSerに;GinをAsnに;GluをAspに;GlyをAlaもしくはProに;HisをAsnもしくはGinに;lieをLeuもしくはValに;LeuをlieもしくはValに;LysをArgに、Ginに、もしくはGluに;MetをLeuに、Tyrに、もしくはlieに;PheをMetに、Leuに、もしくはTyrに;SerをThrに;ThrをSerに;TrpをTyrに;TyrをTrpに;および/またはPheをValに、lieに、もしくはLeuに、が含まれる。
一部の実施形態では、本明細書中に記載の抗体および/またはその抗原結合性断片は、本明細書中に記載の配列のバリアント、例えば抗体ポリペプチドの保存的置換バリアントであってもよい。一部の実施形態では、バリアントは保存的に改変されたバリアントである。バリアントは、ネイティブポリペプチドまたは参照ポリペプチドに対して実質的に相同であるが、1つまたは複数の欠失、挿入または置換により、ネイティブポリペプチドまたは参照ポリペプチドのアミノ酸配列と異なるアミノ酸配列を有するポリペプチドを指し得る。バリアントポリペプチドをコードするDNA配列は、ネイティブDNA配列または参照DNA配列と比較した場合に、ヌクレオチドの1つまたは複数の付加、欠失、または置換を含むが、関連する標的ポリペプチドに対する活性、例えば抗原特異的活性を保持するバリアントタンパク質またはその断片をコードする配列を包含する。
ネイティブアミノ酸配列の変更は、当業者に公知のいくつかの技法のいずれかによって達成することができる。突然変異は、特定の遺伝子座に、またはオリゴヌクレオチド部位特異的突然変異誘発の手順によって導入され得る。このように変更させるための技法は、十分に確立されており、例えば、Walderら(Gene 42:133頁、1986);Bauerら(Gene 37:73頁、1985);Craik(BioTechniques、1985年1月、12~19頁);Smithら(Genetic Engineering:Principles and Methods、Plenum Press、1981)によって開示されたものを含む。
抗体のアミノ酸配列バリアントをコードする核酸分子は、当技術分野で公知の種々の方法によって調製される。これらの方法は、以下に限定されないが、抗体のより早期に調製されたバリアントまたは非バリアントバージョンのオリゴヌクレオチド媒介性(または部位特異的)突然変異誘発、PCR突然変異誘発、およびカセット突然変異誘発による調製を含む。本明細書中に記載されている少なくとも1つの抗体、部分またはポリペプチドをコードする核酸配列は、以下に限定されないが、ライゲーションおよび制限酵素消化のためのブラントエンドまたは付着エンドの末端を含む従来の技法に従って、ベクターDNAと組み換えられ得る。このような操作に関する技法は、例えば、Maniatisら、Molecular Cloning, Lab.Manual(Cold Spring Harbor Lab.Press、NY、1982および1989)によって開示されており、モノクローナル抗体分子または抗原結合領域をコードする核酸配列を構築するために使用することができる。
一部の実施形態では、本明細書中に記載されている抗体またはその抗原結合性断片をコードする核酸は、ベクターによって含まれる。本明細書中に記載の態様の一部では、本明細書中に記載されている抗体もしくはその抗原結合性断片をコードする核酸配列、またはそのいずれかのモジュールは、ベクターに作動可能に連結している。用語「ベクター」は、本明細書で使用される場合、宿主細胞への送達のために、または異なる宿主細胞間を移動するために、設計される核酸構築物を指す。本明細書で使用される場合、ベクターは、ウイルス性または非ウイルス性であり得る。用語「ベクター」は、適当な制御エレメントと会合した場合に複製可能であり、遺伝子配列を細胞に移入させることができる、任意の遺伝子エレメントを包含する。ベクターは、以下に限定されないが、クローニングベクター、発現ベクター、プラスミド、ファージ、トランスポゾン、コスミド、染色体、ウイルス、ビリオンなどを含み得る。
本明細書で使用される場合、用語「発現ベクター」は、ベクター上の転写調節配列に連結した配列からのRNAまたはポリペプチドの発現を指示するベクターを指す。用語「発現」は、RNAおよびタンパク質を産生すること、および必要に応じて、タンパク質を分泌することに関与し、適切な場合には、以下に限定されないが、例えば転写、転写プロセシング、翻訳およびタンパク質フォールディング、改変およびプロセシングを含む、細胞プロセスを指す。「発現産物」は、遺伝子から転写されたRNA、および遺伝子から転写されたmRNAの翻訳によって得られるポリペプチドを含む。用語「遺伝子」は、適切な調節配列に作動可能に連結した場合に、in vitroまたはin vivoで、RNAに転写される(DNA)核酸配列を意味する。遺伝子は、コード領域に先行する、および後続する領域、例えば5’非翻訳(5’UTR)配列または「リーダー」配列および3’UTRまたは「トレーラー」配列、ならびに個々のコードセグメント(エクソン)間の介在配列(イントロン)を含んでも含まなくてもよい。
本明細書で使用される場合、用語「ウイルスベクター」は、ウイルス起源の少なくとも1つのエレメントを含み、ウイルスベクター粒子中にパッケージングされる能力を有する、核酸ベクター構築物を指す。ウイルスベクターは、必須ではないウイルス遺伝子の代わりに、本明細書中に記載されている抗体またはその抗原結合性部分をコードする核酸を含有し得る。ベクターおよび/または粒子は、in vitroまたはin vivoで、いずれかの核酸を細胞中に移行させるために利用されてもよい。多数の形態のウイルスベクターが当技術分野で公知である。
「組換えベクター」によって、ベクターが、異種核酸、またはin vivoで発現可能である「導入遺伝子」を含むことを意味する。
医薬組成物、投与および投薬量
提供される抗TL1A抗体は、以下に限定されないが、IBDの処置などの治療処置方法を含む種々の適用において有用である。使用方法は、in vitro、ex vivo、またはin vivo方法であってもよい。ある特定の実施形態では、抗TL1A抗体は、TL1A受容体に対するアンタゴニストである。
ある特定の実施形態では、抗TL1A抗体またはTL1A受容体アンタゴニストで処置される疾患は、IBD、CD、UCおよび/またはMR-UCである。
様々な実施形態では、医薬組成物は、いずれかの投与ルートによる送達のために製剤化される。「投与ルート」は、以下に限定されないが、エアロゾル、経鼻、経口、経粘膜、経皮または非経口を含む当技術分野で公知の任意の投与経路を指し得る。
医薬組成物は、任意の薬学的に許容される担体を含有することもできる。「薬学的に許容される担体」は、目的の化合物を、身体の1つの組織、器官、または部分から身体の別の組織、器官、または部分に運ぶかまたは輸送することに関与する薬学的に許容される物質、組成物、またはビヒクルを指す。例えば、担体は、液体または固体フィルター、希釈剤、賦形剤、溶剤、もしくはカプセル化材料、またはこれらの組合せであってもよい。担体の各構成成分は、それが製剤の他の成分と適合しなければならないという点で、「薬学的に許容され」なければならない。また、担体の各構成成分は、それが接触する任意の組織または器官と接触して使用するのに好適でなければならず、それが、毒性、刺激、アレルギー応答、免疫原性、またはその治療利益を過度に上回る任意の他の合併症のリスクを有してはいけないことを意味する。
様々な実施形態では、抗TL1A抗体の治療有効量と一緒に、薬学的に許容される賦形剤を含む医薬組成物が提供される。「薬学的に許容される賦形剤」は、一般に、安全であり、非毒性であり、かつ望ましい医薬組成物を調製するのに有用である賦形剤を意味し、ヒトへの医薬品用途と同様に獣医学用途にも許容される賦形剤を含む。有効成分は、薬学的に許容され、有効成分と適合する賦形剤と、本明細書中に記載の治療方法において使用するのに好適な量で、混合され得る。このような賦形剤は、固体であっても液体であっても半固体であっても、またはエアロゾル組成物の場合には、気体であってもよい。好適な賦形剤は、例えば、デンプン、グルコース、ラクトース、スクロース、ゼラチン、麦芽、コメ、小麦粉、チョーク、シリカゲル、ステアリン酸ナトリウム、モノステアリン酸グリセロール、タルク、塩化ナトリウム、乾燥スキムミルク、水、生理食塩水、デキストロース、プロピレングリコール、グリセロール、エタノール、マンニトール、ポリソルベートなど、およびこれらの組合せである。さらに、所望の場合、組成物は、有効成分の有効性を増強または維持する、微量の補助物質、例えば湿潤剤または乳化剤、pH緩衝剤などを含有し得る。本明細書中に記載されている治療用組成物は、薬学的に許容される塩を含み得る。薬学的に許容される塩は、例えば塩酸またはリン酸などの無機酸、有機酸、例えば酢酸、酒石酸またはマンデル酸から形成される酸付加塩、例えば水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化アンモニウム、水酸化カルシウムまたは水酸化第二鉄などの無機塩基から形成される塩、および有機塩基、例えばイソプロピルアミン、トリエチルアミン、2-エチルアミノエタノール、ヒスチジン、プロカインなどから形成される塩を含む。液体組成物は、水に加えて、および水を除外して、液体相、例えばグリセリン、綿実油などの植物油、および水-油エマルションを含有し得る。生理学的に容認される担体は、当技術分野で周知である。特定の障害または状態の処置において有効である、使用される活性剤(すなわち、抗体またはその断片)の量は、障害または状態の性質に応じて変わり、標準的な臨床技法を有する当業者によって決定され得る。
医薬組成物は、治療有効量で送達され得る。正確な治療有効量は、所与の対象における処置の有効性に関して最も有効な結果が得られる組成物の量である。この量は、以下に限定されないが、治療用化合物の特徴(活性、薬物動態、薬力学、およびバイオアベイラビリティーを含む)、対象の生理学的条件(年齢、性別、疾患の種類および段階、全身健康状態、所与の投薬量への応答性、および薬の種類を含む)、製剤中の薬学的に許容される担体(1つまたは複数)、および投与経路を含む種々の要因に応じて変わることになる。臨床および薬理学の技術分野における当業者は、日常的な実験によって、例えば化合物の投与に対する対象の応答をモニタリングし、それに従って投薬量を調整することによって、治療有効量を決定することができるであろう。更なるガイダンスとして、Remington:The Science and Practice of Pharmacy(Gennaro編 第20版、Williams & Wilkins PA、USA) (2000)を参照されたい。
疾患の処置のために、抗体の適切な投薬量は、処置される疾患の種類、疾患の重症度および経過、疾患の応答性、抗体が治療目的で投与されるか予防目的で投与されるか、以前の治療、ならびに患者の臨床歴に応じて変わる。投薬量は、任意の合併症事象における個々の医師によって、かつ処置する医師の裁量で調整することもできる。投与する医師は、最適な投薬量、投与方法および繰り返し率を決定することができる。TL1A抗体は、1回もしくは数日から数カ月続く一連の処置にわたって、または治癒されるか、もしくは疾患状態の減退(例えば、IBDの処置または回復)が達成されるまで、投与することができる。処置期間は、対象の臨床進行および治療に対する応答に応じて変わる。ある特定の実施形態では、投薬量は体重1kg当たり0.01μg~100mgであり、毎日、毎週、毎月または1年に1回または複数回与えることができる。
注射および/または投与に好適な抗体治療薬は、mAb(モノクローナル抗体、例えば抗TL1Aモノクローナル抗体)の完全な治療能力の実現にとって重要である。しかしながら、投与は、一般的に、体積によって制限される。このことは、同様に、例えば一部の場合には、100mg/mlを超える高濃度mAb製剤を開発する重要性を説明する。mAb開発に関連する問題は、溶液が高粘度および乳白色となることを含み、これは、高濃度(例えば、100mg/mlを超える)の開発中に通常遭遇することである。粘度と乳白色性は、mAbの発展性に広く影響を与え、製造性、安定性、および送達に影響を及ぼす。高溶液粘度(例えば、30mPa-sを超える)は、mAbの濃縮ユニット操作中に限外濾過/透析濾過における背圧の制限をもたらす。同様に、粘性のmAb溶液もまた、患者に優しい自動注入装置を含み、注射によって投与する場合に、険しいまたは不適合な射出力をもたらす。事実上、溶液粘度は、注射による可能な最大mAb用量に対する決定因子であり得る。治療用mAbにおける溶液の乳白色性は、乳白色であることが液液相分離、沈殿、または凝集に関する素因を示し得るために、同様に問題であり得る。
本明細書中で提供される抗TL1A抗体は、高い抗体濃度(例えば、100mg/mL超、または150mg/mL超)での有利な粘度および凝集特性を実証する。注目すべきことに、本明細書中で提供される抗TL1A抗体は、高濃度では低粘度であり(例えば、10mPa-s未満)、低凝集性である(例えば、5%未満の高分子量種)ことを特徴とする(図3A~3C)。
例えば、HCDR1が配列番号1を含み、HCDR2が配列番号2を含み、HCDR3が配列番号6を含み、LCDR1が配列番号10を含み、LCDR2が配列番号11を含み、かつLCDR3が配列番号12を含む抗体もしくは抗原結合性断片、または重鎖可変領域が配列番号104を含み、かつ軽鎖可変領域が配列番号201を含む抗体もしくは抗原結合性断片に関して、一部の実施形態では、抗T1LA抗体は、約100mg/mLより高い、例えば最大約170mg/mLの濃度で、約30、20、15、または10mPa-s未満の粘度によって特徴付けられる。一部の実施形態では、抗T1LA抗体は、少なくとも約100mg/mLを超える濃度で、約30、20、15、または10mPa-s未満の粘度によって特徴付けられる。一部の実施形態では、抗T1LA抗体は、最大約170mg/mLの濃度で、約30、20、15、または10mPa-s未満の粘度によって特徴付けられる。一部の実施形態では、抗T1LA抗体は、約100mg/mL~約125mg/mL、約100mg/mL~約150mg/mL、約100mg/mL~約160mg/mL、約100mg/mL~約170mg/mL、約125mg/mL~約150mg/mL、約125mg/mL~約160mg/mL、約125mg/mL~約170mg/mL、約150mg/mL~約160mg/mL、約150mg/mL~約170mg/mL、または約160mg/mL~約170mg/mLの濃度で、約30、20、15、または10mPa-s未満の粘度によって特徴付けられる。一部の実施形態では、抗T1LA抗体は、約100mg/mL、約125mg/mL、約150mg/mL、約160mg/mL、もしくは約170mg/mLまたはそれを超える濃度で、30、20、15、または10mPa-s未満の粘度によって特徴付けられる。一部の実施形態では、約10mPa-s未満は、約4~約10mPa-s、約4~約9mPa-s、約4~約8mPa-s、約4~約7mPa-s、約4~約6mPa-s、約4~約5mPa-s、約5~約10mPa-s、約5~約9mPa-s、約5~約8mPa-s、約5~約7mPa-s、約5~約6mPa-s、約6~約10mPa-s、約6~約9mPa-s、約6~約8mPa-s、または約6~約7mPa-sを含む。一部の実施形態では、約100、125、150、または160mg/mlを超えるとは、最大約170mg/mlである。
さらに、例えば、HCDR1が配列番号1を含み、HCDR2が配列番号2を含み、HCDR3が配列番号6を含み、LCDR1が配列番号10を含み、LCDR2が配列番号11を含み、かつLCDR3が配列番号12を含む抗体もしくは抗原結合性断片、または重鎖可変領域が配列番号104を含み、かつ軽鎖可変領域が配列番号201を含む抗体もしくは抗原結合性断片に関して、一部の実施形態では、抗TL1A抗体は、約100mg/mlを超えて約170mg/mlまでの濃度である場合に、12ネフェロ分析濁度ユニット(NTU)未満の濁度によって特徴付けられる。一部の実施形態では、抗TL1A抗体は、少なくとも約100mg/mLを超える濃度である場合に、12ネフェロ分析濁度ユニット(NTU)未満の濁度によって特徴付けられる。一部の実施形態では、抗TL1A抗体は、最大約170mg/mLの濃度である場合に、12ネフェロ分析濁度ユニット(NTU)未満の濁度によって特徴付けられる。一部の実施形態では、抗TL1A抗体は、約100mg/mL~約125mg/mL、約100mg/mL~約150mg/mL、約100mg/mL~約160mg/mL、約100mg/mL~約170mg/mL、約125mg/mL~約150mg/mL、約125mg/mL~約160mg/mL、約125mg/mL~約170mg/mL、約150mg/mL~約160mg/mL、約150mg/mL~約170mg/mL、または約160mg/mL~約170mg/mLの濃度である場合に、12ネフェロ分析濁度ユニット(NTU)未満の濁度によって特徴付けられる。一部の実施形態では、抗TL1A抗体は、約100mg/mL、約125mg/mL、約150mg/mL、約160mg/mL、または約170mg/mLの濃度、またはそれを超える濃度である場合に、12ネフェロ分析濁度ユニット(NTU)未満の濁度によって特徴付けられる。
更なる例として、HCDR1が配列番号1を含み、HCDR2が配列番号2を含み、HCDR3が配列番号6を含み、LCDR1が配列番号10を含み、LCDR2が配列番号11を含み、LCDR3が配列番号12を含む抗体もしくは抗原結合性断片、または重鎖可変領域が配列番号104を含み、軽鎖可変領域が配列番号201を含む抗体もしくは抗原結合性断片に関して、一部の実施形態では、約150mg/mL~約170mg/mLまたはそれを超える濃度の抗T1LA抗体は、約10mPa-s未満~約30mPa-sの粘度によって特徴付けられる。一部の実施形態では、約150mg/mL~約170mg/mLまたはそれを超える濃度の抗T1LA抗体は、約30mPa-s未満の粘度によって特徴付けられる。一部の実施形態では、約150mg/mL~約170mg/mLまたはそれを超える濃度の抗T1LA抗体は、約5mPa-s未満~約10mPa-s、約5mPa-s~約15mPa-s、約5mPa-s~約20mPa-s、約5mPa-s~約30mPa-s、約10mPa-s~約15mPa-s、約10mPa-s~約20mPa-s、約10mPa-s~約30mPa-s、約15mPa-s~約20mPa-s、約15mPa-s~約30mPa-s、約20mPa-s~約30mPa-s、約5mPa-s~約9mPa-s、約4~約10mPa-s、約4~約9mPa-s、約4~約8mPa-s、約4~約7mPa-s、約4~約6mPa、約4~約5mPa-s、約5~約10mPa-s、約5~約9mPa-s、約5~約8mPa-s、約5~約7mPa-s、約5~約6mPa-s、約6~約10mPa-s、約6~約9mPa-s、約6~約8mPa-s、または約6~約7mPa-sの粘度によって特徴付けられる。一部の実施形態では、約150mg/mL~約170mg/mLまたはそれを超える濃度の抗T1LA抗体は、約5mPa-s、約10mPa-s、約15mPa-s、約20mPa-s、または約30mPa-s未満の粘度によって特徴付けられる。一部の実施形態では、約5、10、15、20、または30mPa-s未満とは、少なくとも約1mPa-sである。
さらに、例えば、HCDR1が配列番号1を含み、HCDR2が配列番号2を含み、HCDR3が配列番号6を含み、LCDR1が配列番号10を含み、LCDR2が配列番号11を含み、かつLCDR3が配列番号12を含む抗体もしくは抗原結合性断片、または重鎖可変領域が配列番号104を含み、かつ軽鎖可変領域が配列番号201を含む抗体もしくは抗原結合性断片に関して、一部の実施形態では、150mg/mLを超える濃度を有する抗TL1A抗体は、約5ネフェロ分析濁度ユニット(NTU)未満~約15ネフェロ分析濁度ユニット(NTU)の濁度によって特徴付けられる。一部の実施形態では、150mg/mLを超える濃度を有する抗TL1A抗体は、少なくとも約5ネフェロ分析濁度ユニット(NTU)未満の濁度によって特徴付けられる。一部の実施形態では、150mg/mLを超える濃度を有する抗TL1A抗体は、最大約15ネフェロ分析濁度ユニット(NTU)未満の濁度によって特徴付けられる。一部の実施形態では、150mg/mlを超える濃度を有する抗TL1A抗体は、約5ネフェロ分析濁度ユニット(NTU)未満~約7.5ネフェロ分析濁度ユニット(NTU)、約5ネフェロ分析濁度ユニット(NTU)~約10ネフェロ分析濁度ユニット(NTU)、約5ネフェロ分析濁度ユニット(NTU)~約12.5ネフェロ分析濁度ユニット(NTU)、約5ネフェロ分析濁度ユニット(NTU)~約15ネフェロ分析濁度ユニット(NTU)、約7.5ネフェロ分析濁度ユニット(NTU)~約10ネフェロ分析濁度ユニット(NTU)、約7.5ネフェロ分析濁度ユニット(NTU)~約12.5ネフェロ分析濁度ユニット(NTU)、約7.5ネフェロ分析濁度ユニット(NTU)~約15ネフェロ分析濁度ユニット(NTU)、約10ネフェロ分析濁度ユニット(NTU)~約12.5ネフェロ分析濁度ユニット(NTU)、約10ネフェロ分析濁度ユニット(NTU)~約15ネフェロ分析濁度ユニット(NTU)、または約12.5ネフェロ分析濁度ユニット(NTU)~約15ネフェロ分析濁度ユニット(NTU)の濁度によって特徴付けられる。一部の実施形態では、150mg/mLを超える濃度を有する抗TL1A抗体は、約5ネフェロ分析濁度ユニット(NTU)、約7.5ネフェロ分析濁度ユニット(NTU)、約10ネフェロ分析濁度ユニット(NTU)、約12.5ネフェロ分析濁度ユニット(NTU)、または約15ネフェロ分析濁度ユニット(NTU)未満の濁度によって特徴付けられる。
本明細書中に記載の抗TL1A抗体は、有利な凝集特性も実証する。HCDR1が配列番号1を含み、HCDR2が配列番号2を含み、HCDR3が配列番号6を含み、LCDR1が配列番号10を含み、LCDR2が配列番号11を含み、かつLCDR3が配列番号12を含む抗体もしくは抗原結合性断片、または重鎖可変領域が配列番号104を含み、かつ軽鎖可変領域が配列番号201を含む抗体もしくは抗原結合性断片に関して、一部の実施形態では、抗TL1A抗体組成物は、約100mg/mLを超える濃度~約170mg/mLを超える濃度である場合に、10%未満のパーセント高分子量種(例えば、モノマーの分子量よりも大きい分子量を有する種)によって特徴付けられる。一部の実施形態では、抗TL1A抗体組成物は、少なくとも約100mg/mLを超える濃度である場合に、10%未満のパーセント高分子量種によって特徴付けられる。一部の実施形態では、抗TL1A抗体組成物は、最大約170mg/mLの濃度である場合に、10%未満のパーセント高分子量種によって特徴付けられる。一部の実施形態では、抗TL1A抗体組成物は、約100mg/mL~約125mg/mL、約100mg/mL~約150mg/mL、約100mg/mL~約160mg/mL、約100mg/mL~約170mg/mL、約125mg/mL~約150mg/mL、約125mg/mL~約160mg/mL、約125mg/mL~約170mg/mL、約150mg/mL~約160mg/mL、約150mg/mL~約170mg/mL、または約160mg/mL~約170mg/mLの濃度である場合に、10%未満のパーセント高分子量種によって特徴付けられる。一部の実施形態では、抗TL1A抗体組成物は、約100mg/mL、約125mg/mL、約150mg/mL、約160mg/mL、もしくは約170mg/mL、またはそれらを超える濃度である場合に、10%未満のパーセント高分子量種によって特徴付けられる。一部の実施形態では、150mg/mLを超える抗体濃度を有する抗TL1A抗体組成物は、約5%未満~約15%の高分子量種によって特徴付けられる。一部の実施形態では、150mg/mLを超える抗体濃度を有する抗TL1A抗体組成物は、最大約15%未満の高分子量種によって特徴付けられる。一部の実施形態では、150mg/mLを超える抗体濃度を有する抗TL1A抗体組成物は、約5%未満~約7.5%、約5%~約10%、約5%~約15%、約5%~約17.5%、約5%~約20%、約5%~約25%、約7.5%~約10%、約7.5%~約15%、約7.5%~約17.5%、約7.5%~約20%、約7.5%~約25%、約10%~約15%、約10%~約17.5%、約10%~約20%、約10%~約25%、約15%~約17.5%、約15%~約20%、約15%~約25%、約17.5%~約20%、約17.5%~約25%、または約20%~約25%の高分子量種によって特徴付けられる。一部の実施形態では、150mg/mLを超える抗体濃度を有する抗TL1A抗体組成物は、約5%、約7.5%、約10%、約15%、約17.5%、約20%、または約25%未満の高分子量種によって特徴付けられる。
更なる例として、ヒトIGHV1-46*02フレームワークまたは改変ヒトIGHV1-46*02フレームワークを含む重鎖可変フレームワーク領域、およびヒトIGKV3-20フレームワークまたは改変ヒトIGKV3-20フレームワークを含む軽鎖可変フレームワーク領域を含む抗体または抗原結合性断片であって;重鎖可変フレームワーク領域および軽鎖可変フレームワーク領域が、まとめて、ヒトIGHV1-46*02フレームワークおよびヒトIGKV3-20フレームワークからの9個未満のアミノ酸改変を含む、抗体または抗原結合性断片では、一部の実施形態では、抗T1LA抗体は、約100mg/mLを超える濃度から約170mg/mLを超える濃度で、10mPa-s未満の粘度によって特徴付けられる。一部の実施形態では、抗T1LA抗体は、少なくとも約100mg/mLを超える濃度で、10mPa-s未満の粘度によって特徴付けられる。一部の実施形態では、抗T1LA抗体は、最大約170mg/mLを超える濃度で、10mPa-s未満の粘度によって特徴付けられる。一部の実施形態では、抗T1LA抗体は、約100mg/mL~約125mg/mL、約100mg/mL~約150mg/mL、約100mg/mL~約160mg/mL、約100mg/mL~約170mg/mL、約125mg/mL~約150mg/mL、約125mg/mL~約160mg/mL、約125mg/mL~約170mg/mL、約150mg/mL~約160mg/mL、約150mg/mL~約170mg/mL、または約160mg/mL~約170mg/mLを超える濃度で、10mPa-s未満の粘度によって特徴付けられる。一部の実施形態では、抗T1LA抗体は、約100mg/mL、約125mg/mL、約150mg/mL、約160mg/mL、または約170mg/mLを超える濃度で、10mPa-s未満の粘度によって特徴付けられる。
さらに、例えば、ヒトIGHV1-46*02フレームワークまたは改変ヒトIGHV1-46*02フレームワークを含む重鎖可変フレームワーク領域、およびヒトIGKV3-20フレームワークまたは改変ヒトIGKV3-20フレームワークを含む軽鎖可変フレームワーク領域を含む抗体または抗原結合性断片であって;重鎖可変フレームワーク領域および軽鎖可変フレームワーク領域が、まとめて、ヒトIGHV1-46*02フレームワークおよびヒトIGKV3-20フレームワークからの9個未満のアミノ酸改変を含む、抗体または抗原結合性断片では、一部の実施形態では、抗T1LA抗体は、約100mg/mLを超える濃度から約170mg/mLを超える濃度である場合に、12ネフェロ分析濁度ユニット(NTU)未満の濁度によって特徴付けられる。一部の実施形態では、抗TL1A抗体は、少なくとも約100mg/mLを超える濃度である場合に、12ネフェロ分析濁度ユニット(NTU)未満の濁度によって特徴付けられる。一部の実施形態では、抗TL1A抗体は、最大約170mg/mLを超える濃度である場合に、12ネフェロ分析濁度ユニット(NTU)未満の濁度によって特徴付けられる。一部の実施形態では、抗TL1A抗体は、約100mg/mLを超える濃度~約125mg/mL、約100mg/mL~約150mg/mL、約100mg/mL~約160mg/mL、約100mg/mL~約170mg/mL、約125mg/mL~約150mg/mL、約125mg/mL~約160mg/mL、約125mg/mL~約170mg/mL、約150mg/mL~約160mg/mL、約150mg/mL~約170mg/mL、または約160mg/mL~約170mg/mLの濃度である場合に、12ネフェロ分析濁度ユニット(NTU)未満の濁度によって特徴付けられる。一部の実施形態では、抗TL1A抗体は、約100mg/mL、約125mg/mL、約150mg/mL、約160mg/mL、または約170mg/mLを超える濃度である場合に、12ネフェロ分析濁度ユニット(NTU)未満の濁度によって特徴付けられる。
さらに、ヒトIGHV1-46*02フレームワークまたは改変ヒトIGHV1-46*02フレームワークを含む重鎖可変フレームワーク領域、およびヒトIGKV3-20フレームワークまたは改変ヒトIGKV3-20フレームワークを含む軽鎖可変フレームワーク領域を含む抗体または抗原結合性断片であって、重鎖可変フレームワーク領域および軽鎖可変フレームワーク領域が、まとめて、ヒトIGHV1-46*02フレームワークおよびヒトIGKV3-20フレームワークからの9個未満のアミノ酸改変を含む、抗体または抗原結合性断片では、一部の実施形態では、150mg/mL超~約170mg/mL超の濃度の抗T1LA抗体は、約10mPa-s未満~約30mPa-sの粘度によって特徴付けられる。一部の実施形態では、150mg/mL超~約170mg/mL超の濃度の抗T1LA抗体は、最大約30mPa-s未満の粘度によって特徴付けられる。一部の実施形態では、150mg/mL超~約170mg/mL超の濃度の抗T1LA抗体は、約5mPa-s未満~約10mPa-s、約5mPa-s~約15mPa-s、約5mPa-s~約20mPa-s、約5mPa-s~約30mPa-s、約10mPa-s~約15mPa-s、約10mPa-s~約20mPa-s、約10mPa-s~約30mPa-s、約15mPa-s~約20mPa-s、約15mPa-s~約30mPa-s、または約20mPa-s~約30mPa-sの粘度によって特徴付けられる。一部の実施形態では、150mg/mL超~約170mg/mL超の濃度の抗T1LA抗体は、約5mPa-s、約10mPa-s、約15mPa-s、約20mPa-s、または約30mPa-s未満の粘度によって特徴付けられる。
さらに、例えば、ヒトIGHV1-46*02フレームワークまたは改変ヒトIGHV1-46*02フレームワークを含む重鎖可変フレームワーク領域、およびヒトIGKV3-20フレームワークまたは改変ヒトIGKV3-20フレームワークを含む軽鎖可変フレームワーク領域を含む抗体または抗原結合性断片であって;重鎖可変フレームワーク領域および軽鎖可変フレームワーク領域が、まとめて、ヒトIGHV1-46*02フレームワークおよびヒトIGKV3-20フレームワークからの9個未満のアミノ酸改変を含む、抗体または抗原結合性断片では、一部の実施形態では、150mg/mLを超える濃度を有する抗TL1A抗体は、約5ネフェロ分析濁度ユニット(NTU)未満~約15ネフェロ分析濁度ユニット(NTU)の濁度によって特徴付けられる。一部の実施形態では、150mg/mLを超える濃度を有する抗TL1A抗体は、少なくとも約5ネフェロ分析濁度ユニット(NTU)未満の濁度によって特徴付けられる。一部の実施形態では、150mg/mLを超える濃度を有する抗TL1A抗体は、最大約15ネフェロ分析濁度ユニット(NTU)未満の濁度によって特徴付けられる。一部の実施形態では、150mg/mlを超える濃度を有する抗TL1A抗体は、約5ネフェロ分析濁度ユニット(NTU)未満~約7.5ネフェロ分析濁度ユニット(NTU)、約5ネフェロ分析濁度ユニット(NTU)~約10ネフェロ分析濁度ユニット(NTU)、約5ネフェロ分析濁度ユニット(NTU)~約12.5ネフェロ分析濁度ユニット(NTU)、約5ネフェロ分析濁度ユニット(NTU)~約15ネフェロ分析濁度ユニット(NTU)、約7.5ネフェロ分析濁度ユニット(NTU)~約10ネフェロ分析濁度ユニット(NTU)、約7.5ネフェロ分析濁度ユニット(NTU)~約12.5ネフェロ分析濁度ユニット(NTU)、約7.5ネフェロ分析濁度ユニット(NTU)~約15ネフェロ分析濁度ユニット(NTU)、約10ネフェロ分析濁度ユニット(NTU)~約12.5ネフェロ分析濁度ユニット(NTU)、約10ネフェロ分析濁度ユニット(NTU)~約15ネフェロ分析濁度ユニット(NTU)、または約12.5ネフェロ分析濁度ユニット(NTU)~約15ネフェロ分析濁度ユニット(NTU)の濁度によって特徴付けられる。一部の実施形態では、150mg/mLを超える濃度を有する抗TL1A抗体は、約5ネフェロ分析濁度ユニット(NTU)、約7.5ネフェロ分析濁度ユニット(NTU)、約10ネフェロ分析濁度ユニット(NTU)、約12.5ネフェロ分析濁度ユニット(NTU)、または約15ネフェロ分析濁度ユニット(NTU)未満の濁度によって特徴付けられる。
本明細書中に記載の抗TL1A抗体は、有利な凝集特性も実証する。ヒトIGHV1-46*02フレームワークまたは改変ヒトIGHV1-46*02フレームワークを含む重鎖可変フレームワーク領域、およびヒトIGKV3-20フレームワークまたは改変ヒトIGKV3-20フレームワークを含む軽鎖可変フレームワーク領域を含む抗体または抗原結合性断片であって;重鎖可変フレームワーク領域および軽鎖可変フレームワーク領域が、まとめて、ヒトIGHV1-46*02フレームワークおよびヒトIGKV3-20フレームワークからの9個未満のアミノ酸改変を含む、抗体または抗原結合性断片では、一部の実施形態では、抗TL1A抗体組成物は、約100mg/mLを超える濃度から約170mg/mLを超える濃度である場合に、10%未満のパーセント高分子量種(例えば、モノマーの分子量よりも大きい分子量を有する種)によって特徴付けられる。一部の実施形態では、抗TL1A抗体組成物は、少なくとも約100mg/mLを超える濃度である場合に、10%未満のパーセント高分子量種によって特徴付けられる。一部の実施形態では、抗TL1A抗体組成物は、最大約約170mg/mLを超える濃度である場合に、10%未満のパーセント高分子量種によって特徴付けられる。一部の実施形態では、抗TL1A抗体組成物は、約100mg/mL~約125mg/mL、約100mg/mL~約150mg/mL、約100mg/mL~約160mg/mL、約100mg/mL~約170mg/mL、約125mg/mL~約150mg/mL、約125mg/mL~約160mg/mL、約125mg/mL~約170mg/mL、約150mg/mL~約160mg/mL、約150mg/mL~約170mg/mL、または約160mg/mL~約170mg/mLを超える濃度である場合に、10%未満のパーセント高分子量種によって特徴付けられる。一部の実施形態では、抗TL1A抗体組成物は、約100mg/mL、約125mg/mL、約150mg/mL、約160mg/mL、または約170mg/mLを超える濃度である場合に、10%未満のパーセント高分子量種によって特徴付けられる。一部の実施形態では、150mg/mLを超える抗体濃度を有する抗TL1A抗体組成物は、約5%未満~約15%の高分子量種によって特徴付けられる。一部の実施形態では、150mg/mLを超える抗体濃度を有する抗TL1A抗体組成物は、最大約15%未満の高分子量種によって特徴付けられる。一部の実施形態では、150mg/mLを超える抗体濃度を有する抗TL1A抗体組成物は、約5%未満~約7.5%、約5%~約10%、約5%~約15%、約5%~約17.5%、約5%~約20%、約5%~約25%、約7.5%~約10%、約7.5%~約15%、約7.5%~約17.5%、約7.5%~約20%、約7.5%~約25%、約10%~約15%、約10%~約17.5%、約10%~約20%、約10%~約25%、約15%~約17.5%、約15%~約20%、約15%~約25%、約17.5%~約20%、約17.5%~約25%、または約20%~約25%の高分子量種によって特徴付けられる。一部の実施形態では、150mg/mLを超える抗体濃度を有する抗TL1A抗体組成物は、約5%、約7.5%、約10%、約15%、約17.5%、約20%、または約25%未満の高分子量種によって特徴付けられる。
処置方法
様々な実施形態は、炎症性腸疾患(IBD)を処置する方法であって、本明細書中に記載の抗TL1A抗体を、それを必要とする対象に投与することを含む方法を提供する。一部の実施形態では、対象は、1つまたは複数のリスク遺伝子型を含む。一部の実施形態では、IBDはIBDの重篤な形態である。
一部の実施形態では、用語「個体」または「対象」は、互換的に使用され、以下に限定されないが、ヒト、非ヒト霊長類、齧歯類、ならびに飼育動物および狩猟動物を含む任意の動物を指し、これは、特定の処置のレシピエントであるべきである。霊長類は、チンパンジー、カニクイザル、クモザル、およびマカク、例えばアカゲザルを含む。齧歯類は、マウス、ラット、ウッドチャック、フェレット、ウサギおよびハムスターを含む。飼育動物および狩猟動物は、ウシ、ウマ、ブタ、シカ、バイソン、バッファロー、ネコ科の種、例えばイエネコ、イヌ科の種、例えばイヌ、キツネ、オオカミ、鳥類の種、例えばニワトリ、エミュー、ダチョウ、および魚類、例えばマス、ナマズおよびサケを含む。様々な実施形態では、対象は、処置を必要とする状態を有すると以前に診断されたか、またはそれに罹っているか、もしくはそれを有すると特定された対象であり得る。ある特定の実施形態では、対象はヒトである。様々な他の実施形態では、ある状態を有すると以前に診断されたか、またはそれに罹っているか、もしくはそれを有すると特定された対象は、ある状態に対する処置を受けたことがあってもなくてもよい。さらに他の実施形態では、対象は、ある状態を有する(すなわち、ある状態に対する1つまたは複数のリスク因子を示す対象)と以前に診断されたことがない対象でもよい。特定の状態に対する処置を「必要とする対象」は、その状態を有するか、その状態を有すると診断されたか、またはその状態を発症するリスクを有する対象であってもよい。一部の実施形態では、対象は、本明細書中に記載の疾患または状態を有すると診断された「患者」である。
一部の実施形態では、用語「治療有効量」は、対象または哺乳動物における疾患または障害を「処置する」のに有効な抗体、ポリペプチド、ポリヌクレオチド、有機低分子、または他の薬物の量を指す。一部の場合には、薬物の治療有効量は、疾患または障害の症状の重症度を低減する。一部の事例では、疾患または障害は、炎症性腸疾患(IBD)、クローン病、または潰瘍性大腸炎(UC)を含む。一部の事例では、IBD、CD、および/またはUCは、IBD、CD、および/またはUCの重篤な、または医学的に難治性の形態である。IBD、CD、および/またはUCの症状の非限定的な例は、以下に限定されないが、下痢、発熱、疲労、腹痛、腹部疝痛、炎症、潰瘍形成、吐き気、嘔吐、出血、下血、食欲低下、および体重減少を含む。
一部の実施形態では、用語「処置する(treat)」または「処置する(treating)」は、本明細書で使用される場合、治療処置手段と予防処置手段(例えば、疾患進行)の両方を指し、目的は標的とされる病態を防止または遅らせる(弱める)ことである。本明細書中で提供される一部の態様では、処置を必要とする対象は、疾患または状態を既に有する対象、および疾患または状態を発症する疑いのある対象を含む。疾患または状態は、炎症性疾患または状態を含んでもよい。
様々な実施形態では、それを必要とする対象において炎症性腸疾患(IBD)を処置する方法であって、対象に、TL1Aに特異的に結合する抗体または抗原結合性断片の治療有効量を投与することを含む方法が本明細書中で提供される。一部の実施形態では、抗TL1A抗体は、抗体Aを含む。一部の実施形態では、抗TL1A抗体は、抗体Bを含む。一部の実施形態では、抗TL1A抗体は、抗体Cを含む。一部の実施形態では、抗TL1A抗体は、抗体Dを含む。一部の実施形態では、抗TL1A抗体は、抗体Eを含む。一部の実施形態では、抗TL1A抗体は、抗体Fを含む。一部の実施形態では、抗TL1A抗体は、抗体Gを含む。一部の実施形態では、抗TL1A抗体は、抗体Iを含む。一部の実施形態では、抗TL1A抗体は、抗体Hを含む。一部の実施形態では、抗TL1A抗体は、抗体A2を含む。一部の実施形態では、抗TL1A抗体は、抗体B2を含む。一部の実施形態では、抗TL1A抗体は、抗体C2を含む。一部の実施形態では、抗TL1A抗体は、抗体D2を含む。一部の実施形態では、抗TL1A抗体は、抗体E2を含む。一部の実施形態では、抗TL1A抗体は、抗体F2を含む。一部の実施形態では、抗TL1A抗体は、抗体G2を含む。一部の実施形態では、抗TL1A抗体は、抗体I2を含む。一部の実施形態では、抗TL1A抗体は、抗体H2を含む。ある特定の実施形態では、抗TL1A抗体は、表1中の抗体のいずれか1つを含む。一部の実施形態では、抗TL1A抗体は、抗体A217を含む。一部の実施形態では、抗TL1A抗体は、抗体A220を含む。一部の実施形態では、抗TL1A抗体は、抗体A223を含む。一部の実施形態では、抗TL1A抗体は、抗体A219を含む。一部の実施形態では、抗TL1A抗体は、抗体A221を含む。一部の実施形態では、抗TL1A抗体は、抗体A200を含む。一部の実施形態では、抗TL1A抗体は、抗体A213を含む。一部の実施形態では、抗TL1A抗体は、抗体A212を含む。一部の実施形態では、抗TL1A抗体は、抗体A107を含む。一部の実施形態では、抗TL1A抗体は、抗体A205を含む。一部の実施形態では、抗TL1A抗体は、抗体A211を含む。一部の実施形態では、抗TL1A抗体は、抗体A199を含む。一部の実施形態では、抗TL1A抗体は、抗体A15を含む。一部の実施形態では、抗TL1A抗体は、抗体A30を含む。一部の実施形態では、抗TL1A抗体は、抗体A100を含む。一部の実施形態では、抗TL1A抗体は、抗体A181を含む。一部の実施形態では、抗TL1A抗体は、抗体A129を含む。一部の実施形態では、抗TL1A抗体は、抗体A214を含む。一部の実施形態では、抗TL1A抗体は、抗体A216を含む。一部の実施形態では、抗TL1A抗体は、抗体A122を含む。一部の実施形態では、抗TL1A抗体は、抗体A222を含む。一部の実施形態では、抗TL1A抗体は、抗体A188を含む。一部の実施形態では、抗TL1A抗体は、抗体A203を含む。一部の実施形態では、抗TL1A抗体は、抗体A147を含む。一部の実施形態では、抗TL1A抗体は、抗体A127を含む。一部の実施形態では、抗TL1A抗体は、抗体A126を含む。一部の実施形態では、抗TL1A抗体は、抗体A160を含む。一部の実施形態では、抗TL1A抗体は、抗体A157を含む。一部の実施形態では、抗TL1A抗体は、抗体A159を含む。一部の実施形態では、抗TL1A抗体は、抗体A218を含む。一部の実施形態では、抗TL1A抗体は、抗体A158を含む。一部の実施形態では、抗TL1A抗体は、抗体A125を含む。一部の実施形態では、抗TL1A抗体は、抗体A103を含む。一部の実施形態では、抗TL1A抗体は、抗体A64を含む。一部の実施形態では、抗TL1A抗体は、抗体A67を含む。一部の実施形態では、抗TL1A抗体は、抗体A138を含む。一部の実施形態では、抗TL1A抗体は、抗体A68を含む。一部の実施形態では、抗TL1A抗体は、抗体A94を含む。一部の実施形態では、抗TL1A抗体は、抗体A110を含む。一部の実施形態では、抗TL1A抗体は、抗体A197を含む。一部の実施形態では、抗TL1A抗体は、抗体A112を含む。一部の実施形態では、抗TL1A抗体は、抗体A169を含む。一部の実施形態では、抗TL1A抗体は、抗体A173を含む。一部の実施形態では、抗TL1A抗体は、抗体A179を含む。一部の実施形態では、抗TL1A抗体は、抗体A148を含む。一部の実施形態では、抗TL1A抗体は、抗体A115を含む。一部の実施形態では、抗TL1A抗体は、抗体A149を含む。一部の実施形態では、抗TL1A抗体は、抗体A134を含む。一部の実施形態では、抗TL1A抗体は、抗体A113を含む。一部の実施形態では、抗TL1A抗体は、抗体A151を含む。一部の実施形態では、抗TL1A抗体は、抗体A96を含む。一部の実施形態では、抗TL1A抗体は、抗体A132を含む。一部の実施形態では、抗TL1A抗体は、抗体A196を含む。一部の実施形態では、抗TL1A抗体は、抗体A172を含む。一部の実施形態では、抗TL1A抗体は、抗体A75を含む。一部の実施形態では、抗TL1A抗体は、抗体A174を含む。一部の実施形態では、抗TL1A抗体は、抗体A109を含む。一部の実施形態では、抗TL1A抗体は、抗体A198を含む。一部の実施形態では、抗TL1A抗体は、抗体A170を含む。
本明細書中に開示される対象は哺乳動物、例えば、マウス、ラット、モルモット、ウサギ、非ヒト霊長類、または家畜であり得る。一部の事例では、対象は、ヒトである。一部の事例では、対象は、IBDを有すると診断された患者である。一部の事例では、対象は、IBDを有すると診断されていない。一部の事例では、対象は、本明細書中に開示される疾患または状態に関連する症状(例えば、腹痛、疝痛、下痢、直腸出血、発熱、体重減少、疲労、食欲不振、脱水、および栄養失調、貧血、または潰瘍)を患っている。
様々な他の実施形態では、対象は、TL1A発現の増加を有すると判定されている。一部の実施形態では、抗TL1A抗体の治療有効量の投与は、処置された対象におけるT1LAの減少を引き起こす。
本明細書中に開示される方法は、本明細書中に記載の抗TL1A抗体を対象に投与することによって、対象における炎症性腸疾患(IBD)を処置する方法を提供する。様々な他の実施形態では、IBDは、クローン病(CD)または潰瘍性大腸炎(UC)である。一部の実施形態では、IBDはIBDの重篤な形態である。一部の実施形態では、IBDはIBDの中程度から重篤な形態である。一部の実施形態では、IBDはIBDの中程度の形態である。
キット
IBD(例えば、CD、UCおよび/またはmrUC)を処置するためのキットがさらに提供される。キットは、本明細書中に記載の方法を実施するために使用することができる、本明細書中に記載の抗体のキットを含む。キットは、抗TL1A抗体を投与することによって、IBD、CD、UCおよび/またはmrUC患者に、処置を提供する本発明の方法を実践するのに有用である。キットは、本発明の組成物の少なくとも1つを含む材料または構成成分の集合体である。よって、一部の実施形態では、キットは、上記のように、IBD、CD、UCおよび/またはmrUCの処置のための、抗TL1A抗体を含む組成物を含有する。他の実施形態では、キットは、TL1Aに関する検出アッセイを実施するのに必要な、および/またはそれを実施するのに十分な、構成成分のすべて(すべての対照を含む)、アッセイを実施するための指示、ならびに分析および結果の提示のための任意の必要なソフトウェアを含有する。
本発明のキット中で構成される構成成分の正確な性質は、その意図される目的に応じて変わる。例えば、一部の実施形態は、IBD、CD、UCおよび/またはMR-UCを処置する目的のために構成される。一実施形態では、キットは、特に、哺乳動物対象を処置するために構成される。別の実施形態では、キットは、特に、ヒト対象を処置するために構成される。更なる実施形態では、キットは、以下に限定されないが、家畜、飼育動物、および実験室動物などの対象を処置する、獣医学適用のために構成される。
使用のための使用説明書がキット中に含まれてもよい。「使用のための使用説明書」は、典型的には、IBD、CD、UCおよび/またはMR-UCを処置または緩和するためなどの所望の結果をもたらすために、キットの構成成分を使用する際に用いられる技法について説明する有形の表現を含む。任意選択で、キットは、他の有用な構成成分、例えば希釈剤、緩衝剤、薬学的に許容される担体、シリンジ、カテーテル、アプリケーター、ピペッティングもしくは測定ツール、包帯材料または当業者によって容易に認識される他の有用な道具も含有する。
キット中に集められた材料または構成成分は、それらの作動性および有用性を維持する任意の簡便かつ好適な方法で保存されて、開業医に提供されてもよい。例えば、構成成分は、溶解形態、脱水形態、または凍結乾燥形態であってもよく;これらは、室温、冷蔵温度または凍結温度で提供されてもよい。構成成分は、典型的には、好適なパッケージング材料中に含有される。本明細書中で用いられるように、語句「パッケージング材料」は、キットの内容物、例えば本発明の組成物などを収容するために使用される1つまたは複数の物理的構造を指す。パッケージング材料は、好ましくは、無菌の、夾雑物を含まない環境を提供するために、周知の方法によって構築される。キットにおいて用いられるパッケージング材料は、遺伝子発現アッセイおよび処置の投与において慣習的に利用されるものである。本明細書で使用される場合、用語「パッケージ」は、個々のキット構成成分を保持することが可能な、ガラス、プラスチック、紙、ホイルなどの好適な固体マトリックスまたは材料を指す。よって、例えば、パッケージは、抗TL1A抗体および/もしくはTL1Aに対するプライマーおよびプローブを含有する本発明の組成物の好適な量を含有するために使用されるガラスバイアルまたはプレフィルドシリンジであり得る。パッケージング材料は、一般に、内容物ならびに/またはキットおよび/もしくはその構成成分の目的を示す外部ラベルを有する。
以下の例は、本明細書中に記載の実施形態の例示であり、本開示の範囲を限定するものとして解釈されるべきではない。具体的材料に言及するという程度まで、これは単に例示目的に過ぎず、限定的であることを意図しない。当業者であれば、発明能力を働かせることなく、かつ本開示の範囲を逸脱することなく、均等な手段または反応物を開発することができる。
実施例1:ヒト化抗TL1A抗体の設計
哺乳動物細胞において良好に発現し、TL1A結合を維持し、かつ高いモノマー含量を示すヒト化バリアントを同定するために、2つの異なる戦略を用いた。
第1の戦略は、ASXと称され、高いモノマー含量(98%)を示し、かつ更なる突然変異誘発のための鋳型として良好に発現する(小規模の一過的培養において30μg/mL)、前もってヒト化されたバリアントを利用した。しかし、ASXは、免疫原性リスクをもたらし得るかなりの数のマウスフレームワーク残基、8個の重鎖残基および7個の軽鎖残基を含有する。ASX重鎖および軽鎖の鋳型を使用して、マウスフレームワーク残基を最も密接に関連するヒト生殖系列フレームワークに対応するヒト残基へと計画的に突然変異させた。この戦略の目的は、ASXの好ましい発現および溶解性の特徴を維持しながら、マウスフレームワーク残基の総数を低減させることであった。ASXは15個のマウスフレームワーク残基を含有したため、作製および試験することができる2の15乗(32,768)個の別個のバリアント(各位置をマウス残基またはヒト残基のいずれかに限定する)が存在した。
第2の戦略は、c34と称され、良好に発現し(小規模の一過的培養において17μg/mL)、更なる突然変異誘発のための鋳型として、完全ヒト生殖系列フレームワーク内での結合を最適化されたCDRを含有する、前もってヒト化されたバリアントを利用した。c34の大規模発現は、最適以下のモノマー含量(55~60%)を予想外にもたらした。c34重鎖および軽鎖の鋳型を使用して、ある特定のフレームワーク残基を元のマウス抗体フレームワークに対応するマウス残基へと計画的に突然変異させた。この戦略の目的は、c34の好ましい発現の特徴を維持しながら、可能な限り少ないマウスフレームワーク残基の導入(潜在的な免疫原性リスクを最小限にすること)によって、c34の溶解性(モノマー含量)を改善することであった。
両戦略について、最初のアプローチは、バリアントを発現し、特徴付ける異なるフレームワーク残基を、一度にスキャンすることであった。よって、ヒトフレームワーク残基を、c34と異なるバリアントASX中に導入し、反対に、マウスフレームワーク突然変異を、ASXと異なるバリアントc34中に導入した。最初のスキャンによって、鋳型抗体によって示される特徴に最小限の影響しか与えないある特定のフレームワークおよびCDR残基を同定したが、他の突然変異は、一部の場合には好ましい、他の場合には好ましくない、より劇的な影響を有した。次に、位置スキャンから得られた情報を、反復的にかつ組み合わせて使用し、好ましい特徴を有する複数のバリアントを同定した。重要なことに、段階的な、反復的かつ組合せのアプローチを適用することによって32,768個の別個のバリアントの発現および特徴付けを必要とすることなく、有益なバリアントを同定した。
ある特定の場合には、グルタミンからアスパラギン酸またはグルタミン酸への重鎖の第1の残基の突然変異を、単独で、または他の突然変異と組み合わせて評価した。
さらに、両戦略では、ある特定のCDR残基も突然変異させて、発現および可溶性への影響を判定した。例えば、HCDR2、HCDR3およびLCDR3における限定数の突然変異を調査した。フレームワークに関して使用したアプローチと同様に、突然変異は、元のマウスCDR残基または結合親和性を増強すると以前に同定された突然変異に優先的に限定された。
最終的に、両戦略では、重鎖および軽鎖の「シャッフリング」を使用した。具体的には、少数のマウスフレームワーク残基を含有し、モノマー含量の高い抗体の発現に好ましい影響を有するある特定のヒト軽鎖をプロセスの初期に同定し、これらを、好適なバリアントを同定するプロセスを加速させるために、様々な操作された重鎖と対合させた。
実施例2:ヒト化抗TL1A抗体の生成および特徴付け
実施例1において設計したヒト化抗TL1A抗体を調製し、特徴付けた。
ヒト化抗体のクローニング
リーダー配列ならびに目的のヒト化バリアントの重鎖可変領域および軽鎖可変領域をコードするDNAを、それぞれpFuse1-hIgG1-Fc1(InvivoGen)およびpFuse2-CLig-hk(InvivoGen)中にクローニングした。ASX-HCおよびc34-HCと称される2つの別個のヒト化重鎖鋳型、ならびにASX-LC、cH3-1、c34-LC、cXL3-13-LCおよびcXL3-15-LCと称される4つの別個のヒト化軽鎖鋳型をすべてクローニングした。
鋳型中に突然変異を導入するために、QuickChange Site Directed Mutagenesis Kit(Agilent、カタログ番号200518)を製造業者の指示に従って使用した。簡単に言えば、ミニプレップ二本鎖プラスミドDNA、所望の突然変異を含有する2つの合成オリゴヌクレオチドプライマー、PfuTurbo(登録商標)DNAポリメラーゼおよび温度サイクラー(temperature cycler)を使用して、突然変異誘発を実施した。温度サイクリングの後に、生成物をDpn Iで処理した。目的の突然変異を含有するニックベクターDNAを使用して、細菌を形質転換させた。次に、コロニーをピックアップして、DNAをシーケンスし、突然変異誘発を確認し、次に、哺乳動物のFreeStyle 293-F細胞のトランスフェクションのために使用した。
抗体発現
FreeStyle 293-F細胞におけるバリアントの小規模(3mL、6ウェル)発現を以下のように実施した。トランスフェクションの1または2日前に、細胞を継代培養し、トランスフェクションの日の密度を1mL当たり1×106個を超える細胞とした。典型的には、これは、1日前には1mL当たり6~7×105個の細胞または2日前には1mL当たり4×105個の細胞での継代培養を意味した。トランスフェクションは、90%を超える細胞生存率でのみ実施した。トランスフェクションの日に、Opti-MEM培地を37℃まで温め、3mL当たり3.3×106個の細胞のトランスフェクションを使用して、細胞を1mL当たり1.1×106個の細胞まで再懸濁させた。合計3μgのDNAを各トランスフェクションに使用した。簡単に言えば、トランスフェクションは、1:3の重鎖:軽鎖の比で、重鎖プラスミドと軽鎖プラスミドを使用した。3mLのトランスフェクションでは、4μLの293fectinを96μLのOpti-MEMに、100μLのDNA混合物と組み合わせて添加し、25℃で20~30分間インキュベートした。次に、この混合物を2.8mLの細胞に滴下添加し、プレートをインキュベーターに移し、175rpmの回転プラットフォーム上に最大120時間置いた。96~120時間後に、トランスフェクト細胞および上清を1200rpmで5分間遠心分離することによって、トランスフェクション上清を採取した。上清を清浄な管に移し、3900rpmで10分間再度遠心分離して、すべての残っている細胞デブリを除去した。上清を、0.45mmのPESシリンジフィルターを通して濾過し、次のステップまで4℃で保存した。
抗体発現の定量
抗体発現をELISAによって定量した。簡単に言えば、Corning Costar 3366 96ウェル丸底高結合プレートを4℃で一晩、PBS中50mLの抗カッパ(2μg/mL)でコーティングした。プレートをPBS-0.05%Tween 20(PBS-T)で3回洗浄し、100μLの1%BSA/PBSで25℃で1時間ブロッキングした。ブロックを除去し、5倍希釈した培養上清を添加し、プレートにわたって連続的に2倍希釈した。すべてのプレートは、1μg/mLで開始して連続的に3倍希釈したIgG標準物質も含有した。試料を25℃で1時間インキュベートし、プレートをPBS-Tで3回洗浄し、BSA/PBS中で1:4000に希釈した50μLの抗Fc HRP二次物質(Southern Biotech 番号2048-05)を25℃で1時間添加した。プレートをPBS-Tで3回洗浄し、50μLのUltra TMB ELISA基質(Thermo 番号34028)の添加後に最大15分間展開させた。反応は50μLの2NH2SO4を添加することによって終結させ、A450nmを測定した。3mL規模のトランスフェクションから得られた抗体発現レベルを表2に示す。
ヒトTL1Aへの抗体結合
ヒトTL1A(Fitzgerald 番号30R-AT070)への抗体結合をELISAによって定量した。簡単に言えば、Corning Costar 3366 96ウェル丸底高結合プレートを4℃で一晩、PBS中50μLのTL1A(1μg/mL)でコーティングした。プレートをPBS-0.05%Tween 20(PBS-T)で3回洗浄し、100μLの1%BSA/PBSで25℃で1時間ブロッキングした。ブロックを除去し、5倍希釈した培養上清を添加し、プレートにわたって連続的に2倍希釈した。試料を25℃で1時間インキュベートし、プレートをPBS-Tで3回洗浄し、BSA/PBS中で1:4000に希釈した50μLの抗Fc HRP二次物質を25℃で1時間添加した。プレートをPBS-Tで3回洗浄し、50μLのUltra TMB ELISA基質の添加後に最大15分間展開させた。反応は50μLの2NH2SO4を添加することによって終結させ、A450nmを測定した。未精製培養上清を使用してヒトTL1Aに対するELISAの滴定によって決定される抗体親和性を表2に示す。
抗体の精製
Dynabeads Protein A(ThermoFisher Scientific、カタログ番号10002D)を使用して、単回ステップで、抗体を培養上清から精製した。第1に、Amicon Ultra-4 Centrifugal Filter Uni (30,000 MWCO; MilliporeSigma、カタログ番号C7719)を使用して、製造業者の使用説明書に従って、培養上清を濃縮した。Dynabeadsを優しくボルテックスすることによって再懸濁させ、100μLをEppendorf管に移した。ビーズを保持するために磁石を使用して、保存緩衝剤を除去し、ビーズを0.5mLの20mMリン酸ナトリウム、150mMのNaCl(pH7.4)(EB、Equilibration Buffer)で洗浄した。培養上清からの合計最大24μgのIgGをビーズに添加し、ビーズが再懸濁されるまで穏やかに混合した。必要な場合は、抗体上清をEBで希釈した。管を振盪プラットフォームの側方に置き、500rpmで25℃で10分間混合した。次に、微量遠心管を10,000rpmで30秒間使用して、管の底にビーズを集めた。ビーズを保持するために磁石を使用して、上清を除去した。ビーズを0.5mLの20mMリン酸ナトリウム、500mMのNaCl、pH7.4で1回洗浄し、続いて、50mMリン酸ナトリウム、pH6.0でもう一回洗浄した。微量遠心管を10,000rpmで30秒間使用して、管の底にビーズを集めた。20μLの50mM酢酸ナトリウム、pH3.5を使用して、25℃で2分間穏やかに混合しながら、精製した抗体をビーズから溶出した。ビーズを保持するために磁石を使用して、溶出液を、1.1μLの1M Tris、pH8.5を含有する新しい管に移し、試料のpHを中和させた。次いで、この試料を10,000rpmで2分間遠心分離し、新しい管に移して、残留 Dynabeadの除去を保証した。精製した試料の濃度をDeNovix DS-11 Spectrophotometer/Fluorometer、ブランク緩衝剤、および1%のIgG溶液に関する280nmで13.70の質量消散係数を使用して決定した。
サイズ排除クロマトグラフィー
サイズ排除クロマトグラフィー(SEC)によって抗体を分析し、モノマーのパーセントを決定し、すべての高分子量凝集夾雑種を同定した。0.1~1μg/μLの濃度のプロテインA精製抗体の総体積15μLを、流速0.2mL/分およびカラムオーブン温度30℃のShimadzu UPLC機器においてWaters SECカラム(Acquity UPLC BEH SEC、200Å、1.7μm、4.6x150mm)を使用して分析した。標準PBSを移動相として使用し、280nmの吸光度を使用して、タンパク質溶出をモニターした。非対象溶出プロファイルを実証した、試験したいくつかの抗体クローンでは、pH6.0の350mM NaClを補充したPBS緩衝剤を利用して、カラムマトリックスとの非特異的相互作用を低減した。パーセントメインピーク(モノマー)値をShimadzuソフトウェアを使用して計算した。代表的な試料プロファイルを図1A~Cに示す。精製した抗体バリアントのモノマー含量を表2に示す。
実施例3:エフェクター機能の抑止
ある特定の場合には、抗体の潜在的なエフェクター機能を低減することが有益であり得る。FcγRおよびC1q結合を切断する点突然変異、FcγおよびC1q結合を排除するためのクロスサブクラスFc設計、ならびにFcγRおよびC1q結合を切断する糖鎖工学を含む、エフェクター機能を消失させる複数の戦略について説明されている。代表的な例を表3において強調する。
エフェクター機能が抑止された抗体を発現させるために、実施例2および表1に開示された抗体の軽鎖可変領域にカッパ軽鎖定常領域をクローニングする一方、重鎖可変領域に、表3、または他の箇所で開示されたものなどの、改変IgG1重鎖の主鎖、または改変IgG2の主鎖、または改変IgG4の主鎖、または改変されていないIgG2もしくはIgG4の主鎖をクローニングする。
CDC活性に関する様々なFc操作アプローチの影響を、C1q結合およびC3固定アッセイを使用して評価することができる。精製された抗体をPBS中で希釈し、連続希釈液をマイクロタイタープレート上に4℃で12~18時間置く。プレートを5%ゼラチン/1%(v/v)Tween-20を含有するPBSを用いて25℃で1時間ブロッキングする。次に、プレートをPBS中10%(v/v)ヒト血清と共にインキュベートし、1%(v/v)Tween-20を含有するPBS中HRPがコンジュゲートしたウサギ抗C1q(Bioss Inc.)の1:500希釈液を使用して、C1q結合を検出する。C3固定を試験するために、ウサギ抗C3(abcam)の1:1000希釈液、続いて、HRPがコンジュゲートしたニワトリ抗ウサギIgG(abcam)の1:2000希釈液を使用する。実施例1における抗体定量アッセイについて記載したように、プレートを展開させる。GraphPad Prism (Sunnyvale、CA)を使用して、データをログ(アゴニスト)対応答-可変スロープ(4つのパラメーター)モデルにフィットさせることによって、EC50値を計算する。
さらに、バリアントは、単離されたC1qの結合に関して特徴付けることができる。MaxiSorp 384ウェルプレート(Thermo Scientific、Nunc)を50mMカーボネート緩衝剤、pH9.6(コーティング緩衝剤)中で4℃で12~18時間連続希釈した抗体でコーティングする。0.05%のポリソルベート20、pH7.4を含有するリン酸緩衝食塩水(PBS)でプレートを洗浄し、0.5%のBSA、0.05%のポリソルベート20、15ppmのProclinおよび10%のBlocker Casein(ThermoScientific)、pH7.4を含有するPBSでブロッキングする。25℃で1時間のインキュベーション後に、プレートを洗浄する。同じ緩衝剤中のHuman C1q(Quidel、San Diego、CA)を添加し、1.5時間インキュベートする。結合したC1qは、20ng/mLのビオチン化マウス抗マウスC1q (Hycult biotech;ヒトC1qと交差反応する)を1.5時間、続いて、西洋ワサビペルオキシダーゼ(HRP)がコンジュゲートしたストレプトアビジン(GE Healthcare Life Sciences)を1時間添加することによって検出される。コーティング効率をチェックするために、いくつかのコーティングされたウェルは、最初の2回のインキュベーションステップの間のみ緩衝剤を受容し、C1q結合を測定するために使用されるウェルがストレプトアビジン-HRPを受容した場合には、ヤギ抗ヒトFab’2-HRPを受容する。各インキュベーションステップの後に、プレートを洗浄する。基質3,3’,5,5’-テトラメチルベンジジン(TMB)(Kirkegaard & Perry Laboratories)を用いてペルオキシダーゼ活性を検出する。1Mリン酸を用いて反応を停止させ、450nmで吸光度を測定する。用量応答結合曲線を4つのパラメーターモデルにフィットさせ、GraphPad Prism (Sunnyvale、CA)を使用してEC50値を計算する。
ADCC活性に関する様々なFc操作アプローチの影響を、可溶性FcγR受容体結合ELISAを使用して評価する。可溶性ヒトFcγRI、FcγRIIbおよびFcγRIII(FcγRIIIのF158多型とV158多型の両方に対する結合親和性が評価される)は、受容体の細胞外ドメインのC末端において、Gly-His6-グルタチオン-S-トランスフェラーゼ(GST)との組換え融合タンパク質として発現される。MaxiSorp 384ウェルプレートをコーティング緩衝剤中1μg/mlのヒトFcγRでコーティングする。プレートを洗浄し、0.5%のBSA、15ppmのProclinを含有するPBS、pH7.4を用いてブロッキングする。1時間のインキュベーション後に、プレートを洗浄し、0.5%のBSA、0.05%のポリソルベート20、15ppmのProclinを含有するPBS、pH7.4中の抗体の3倍連続希釈液をプレートに添加し、2時間インキュベートする。アビディティーによって増強された結合感度のために、抗ヒト抗体を使用して、免疫複合体を形成する。実施例1に記載されたUltra TMB基質を使用して、HRPがコンジュゲートしたヤギ抗ヒトカッパ(Southern Biotech)を用いて、結合した抗体を検出する。反応を終結させ、上記のようにプレートを読み取る。野生型抗体(Fcの改変なし)の用量依存性結合曲線を、GraphPad Prism(Sunnyvale、CA)の4つのパラメーター曲線フィッティングプログラムを用いてフィットさせる。野生型に対するバリアントの相対的親和性を、適切な濃度の等量ng/ml野生型濃度で除算することによって評価する。
さらに、バリアントを、製造業者の指示に従って、Fcエフェクターバイオアッセイ(Promega)において直接的に試験する。これらのアッセイには、FcγRIIa-H ADCP Bioassay(Promega カタログ番号G9901)、 ADCC Reporter Bioassays、 FcγRIIIa F Variant(Promega、カタログ番号G9798)、ADCC Reporter Bioassays、FcγRIIIa V Variant(Promega、カタログ番号#G7015)が含まれる。バリアントは、低分子免疫複合体(IC)を形成するために抗hu Ig抗体を使用することによって、モノマーIgとしてと、低分子ICとしての両方で試験される。
Europiumに基づくADCCアッセイを実施する。簡単に言えば、Ficoll Paque Plus勾配遠心分離によって、末梢血リンパ球(PBL)を単離する。PBLを採取し、RPMI1640、10%FCSで洗浄し、細胞培養培地中に再懸濁させる。細胞を1ml当たり2.5×106個の細胞まで希釈する。標的細胞をBADTA(2,2’:6’,2’’-ターピリジン-6,6’’-ジカルボン酸アセトキシメチルエステル)で標識する:Accutase(Millipore)を添加することによって細胞を回収し、1回洗浄し、1ml当たり1×106個の細胞まで希釈する。次に、2.5μLのBADTAを1×106個の細胞ごとに添加し、5%CO2と共に37℃で35分間インキュベートする。標識後、細胞を10mlの培養培地で希釈し、200×gで10分間遠心分離し、上清を吸引する。このステップを培養培地/2mMのProbenicidを用いて3回繰り返し、試料を1ml当たり1×105個の細胞まで希釈し300×gで5分間遠心分離し、上清を取り除き、バックグラウンド対照を意図して、50μLをウェル中にピペットで注入する。エフェクター(PBL)対標的細胞の最終的な比は25:1である。
対照は以下を含む: (1)バックグラウンド:100μLの培地で希釈した50μLのアリコート、(2)自然溶解:37℃で2時間インキュベートした50μLの標識した標的細胞の懸濁液と100μLの培養培地、(3)最大溶解:37℃で2時間インキュベートした50μL/ウェルの標識した標的細胞の懸濁液と100μLのTriton X-100(PBS中0.5%)、(4)抗体を含まない溶解対照:37℃で2時間インキュベートした50μL/ウェルの標識した標的細胞の懸濁液および50μLの培養培地と50μLのエフェクター細胞、(5)エフェクター細胞を含まない溶解対照:50μL/ウェルの標識した標的細胞の懸濁液;50μLの培養培地と抗体を使用した最も高い濃度で添加し、37℃で2時間インキュベートする。
インキュベーション期間の終わりに、96ウェルプレートを100rpmで遠心分離する。各上清20μLをOptiPlate HTRF-96(Packard)中に移し、200μLのEuropium溶液を添加し、振盪器上で15分間インキュベートする。時間分解蛍光に関して蛍光を測定し、自然放出および特異的放出を計算する。
CDCアッセイを実施する。簡単に言えば、標的細胞を洗浄し、1ml当たり1×105個の細胞まで希釈し、100μL/ウェル(104個の細胞)を96ウェル平底マイクロタイタープレートに添加する。1μg/mLから開始して、連続希釈液を使用して試験抗体の滴定曲線を作成する。抗体をプレートに添加し、穏やかに混合し、次いで、37℃/5%CO2インキュベーターに30分間置く。次に、25μLの新たに溶解させた子ウサギの補体(Cedarlane CL3441、凍結乾燥された1mlを4mlの二倍蒸留水中で新たに希釈する)を添加し、穏やかに混合し、プレートを37℃/5%CO2インキュベーターで30分間インキュベートする。インキュベーション期間の後に、50μLの上清を取り除き、100μLのCell Titer Glo.試薬(Promega Corp.)を残っている100μLの上清に添加する。プレートをオービタルシェーカー上に2分間置き、100μL/ウェルを黒ルミネセンスマイクロタイタープレート(Costar)に移し、ルミネセンスを測定する。
含まれる対照:(1)培地対照(標的細胞+50μLの培地);(2)最大溶解対照(標的細胞+50μLの 0.5%Triton X-100)、(3)補体対照(標的細胞+25μLの培地+25μLの補体)。
実施例4:全血アッセイにおける効能および種の選択性の特徴付け
候補抗体のパネルの相対的効能を、1および10nMの抗体を使用して、ヒト血液中のインターフェロンガンマ放出の阻害を決定することによって、最初に評価した。抗体のすべてが強力な活性を示し、A219は、最も強力な候補のうちの1つであると思われた(表4)。
次に、複数のヒト血液ドナーを使用し、かつより広範囲の濃度(0.01~100nM)にわたって抗体を試験して、バリアントのうちの3つを、ヒト血液中のインターフェロンガンマ放出の阻害について特徴付けた。バリアントA212、A213およびA219の代表的な阻害プロファイルを図2に示す。複数のヒトドナーからのインターフェロンガンマ放出の阻害に関する、これらのバリアント、および1D1と称される対照抗体に関する平均IC50値を表5に示す。
実施例5:抗TL1A有効性のin vivoでの評価
大腸炎の動物モデルにおける抗TL1A抗体の有効性を実施する。ジもしくはトリ-ニトロベンゼンスルホン酸(D/TNBS)またはオキサゾロンの直腸内投与によって誘導された急性大腸炎、および飲料水中のDSSの投与またはCD45RBhi T細胞の移入によって誘導された慢性大腸炎の齧歯類モデルにおいて、抗TL1A抗体を試験する。DNBSおよびオキサゾロンは、局在化した潰瘍形成および炎症を誘導する。DSS投与は、浸食性病変および炎症性浸潤によって特徴付けられた腸管の強力な全身炎症を誘導する。これらのモデルのすべての症状は、通常、下痢、潜血、体重減少および時折の直腸脱を含む。予防モデルにおいて、抗体処置は、大腸炎を誘導する化合物の投与の開始時に始まる。治療モデルにおいて、抗体処置は、誘導開始の数日後に始まる。上皮の完全性および炎症性浸潤の程度に関する体重、便の硬さおよび潜血、ならびに微視的効果に関する処置の効果を判定する。毎日の臨床スコアリングを、疾患活性指数(DAI)スコアを与える便の硬さと潜血の存在に基づいて実施する。
実施例6:第1相臨床試験
第1相臨床試験を実施して、正常な健康なボランティア対象における本明細書中に提供される抗TL1A抗体の安全性、忍容性、薬物動態および薬力学を評価する。一覧表を表15に与える。
実施例7:細胞媒介性細胞傷害性の低減した抗TL1A抗体の設計。
本明細書中で提供および記載されるように、Fcバリアント(例えば、配列番号401~413)を、エフェクター機能を消失させるように設計し、次に、(i)効果的に精製/製造される能力(表12)、(ii)抗体依存性細胞媒介性細胞傷害(ADCC)を低減する能力、および(iii)補体依存性細胞傷害を低減する能力について試験した。試験された試験物は、それぞれ配列番号401~413を含むFc領域を含む、重鎖の配列番号501~513を含む。使用した重鎖は、配列番号514を含む軽鎖と対合した。組換えTL1A抗原に対して、ELISA滴定プロファイルおよびEC50を作成した(「EC50」、表13)。興味深いことに、Fc突然変異は、選択突然変異/Fcバリアントについて、モノマー含量で測定した場合に、純度に影響を及ぼさなかった(表12、野生型IgG1対照)。
CDC活性の低減
TL1Aを発現するHEK293標的細胞に関して、陰性対照ヒトIgG4アイソタイプ対照と比較して、CDC活性に関して試験物を評価した。リツキサン(抗CD20)をCD20を発現するRaji細胞における陽性技術対照として使用した。すべての試験物を、三連で、非処置対照に加えて、最終上位濃度10μg/mLとその後の5倍希釈シリーズ(合計7点)で使用した。細胞を37℃で15分間試験物と共にインキュベートし、次いで、最終濃度25%で、37℃、5%CO2で3時間、ヒト補体で処置した。インキュベーション後に、細胞を洗浄し、フローサイトメトリー分析前に、最終濃度5μg/mLでヨウ化プロピジウム(P.I.)中に再懸濁させた。試料獲得中に、全細胞をフローサイトメトリーによって調査した。データをXYチャートにプロットし、濃度の対数に対するP.I.陽性細胞のパーセンテージをグラフ化し、非線形回帰曲線にフィットさせた。すべての試験物の存在下での細胞の細胞傷害性は、アイソタイプ対照の存在下での細胞の細胞傷害性と識別できなかった(表13)。CDCの生物活性をリツキサン処置を用いたRaji標的細胞において観察した。
CDC活性の低減
抗体依存性細胞媒介性細胞傷害(ADCC)レポーターアッセイを、HEK293 TL1A細胞に関して、試験物およびIgG4アイソタイプ対照の特徴付けのために実施した。ヒトFc-ガンマ-RIIIa V158(高親和性)を発現するよう操作したレポーター細胞系は、エフェクター細胞としての役割を果たした。
上位濃度10ug/mLで、プロメテウス試験物を評価した(非試験物対照に加えて、合計7点に対する対数希釈)。処置条件を三連で試験し、エフェクター細胞と標的細胞を5%CO2を用いて37℃で6時間共培養した。上位濃度10ug/mLでのリツキサン処置、7点対数希釈シリーズ、および非処置対照と共に、Raji標的細胞を陽性対照として使用した。試験物502の処置は、ルシフェラーゼレポーター遺伝子活性の用量依存的増加をもたらし、5044処置は、試験した最も高い濃度でのレポーター活性の増加をもたらした。試験物の残りはレポーター活性を誘導しなかった(表13)。
実施例8:高濃度での抗TL1A抗体の生物物理学特性
溶液中でのA219抗TL1A抗体の特性に関するデータを、部分的最小二乗法(PLS)と称される計量化学方法を使用して一緒に分析した。PLSモデリングの詳細な説明は、例えば、Katz, M. H.Multivariate Analysis: A Practice Guide for Clinicians.Cambridge University Press、New York、158~162頁(1999); Stahle, L.、Wold, K.、Multivariate data analysis and experimental design in biomedical research.Prog.Med.Chem.1988、25:291~338頁;Wold S. PLS-regression:a basic tool of chemometrics.Chemom.Intell.Lab.Syst.2001、58:109~130頁;およびMartens, H.;Martens, M. Multivariate Analysis of Quality:An Introduction、Wiley and Sons、Chichester UK(2001)に公開されている。
図3A~Cは抗体濃度およびpHの関数として粘度を実証する。抗体濃度は、約125mg/mL超~約170mg/mL超の範囲に及んだ。pHは、5.0未満~約7.5の範囲に及んだ。濃度依存性は、非常に低い粘度に関して明らかである(例えば、5mPa-sまたは7mPa-s未満の粘度によって示されるように)。A10チップを用いるRheosenseによるm-VROC(商標)粘度計を使用して粘度を測定した。用いられた剪断速度は、1秒当たり約1820であった。粘度計は、ThermoCube熱電冷却装置を使用して温度を制御し、Hamiltonの100μLシリンジ(81060)を使用して試料を送達した。機器の精度は、正味のイソプロピルアルコールを使用して検証し、25℃で測定した。さらに、試験した濃度範囲にわたり、サイズ排除クロマトグラフィーによって測定される、HMW画分の増加パーセントは、0%~1.3%の増加の範囲であった。HMWは、本明細書で使用される場合、高分子量画分、例えば、凝集タンパク質を指し、これはモノマー抗体を除外する。
本出願の出願時に出願人に知られていた様々な実施形態についての前記記載が提示されており、例示および説明を目的とすることを意図する。本明細書は、開示された正確な形態に対して排他的であることも限定的であることも意図せず、上記教示に鑑みて多くの修正および変形が可能である。記載された実施形態は、原理および実践的適用について説明するための、および他の当業者に、企図される特定の使用に適合するように、任意選択で様々な修正を加えて、様々な実施形態を利用させるための役割を果たす。したがって、本開示は開示された特定の実施形態に限定されることを意図しない。