JP2022538463A - 高周波アプリケーション用の埋め込みポーラス層を含む半導体構造 - Google Patents

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Abstract

Figure 2022538463000001
本発明は、高周波アプリケーション用の半導体構造(10)に関し、メソポーラス層(3)を含むシリコン製のキャリア基板(2)と、メソポーラス層(3)上の誘電体層(4)と、誘電体層(4)上に配置された表面層(5)と、を含み、半導体構造(10)は、メソポーラス層(3)が中空の細孔を含み、その内壁が殆ど酸化物で覆われ、この層の厚さが3μmから40μmの間であり、抵抗率がその厚さ全体に亘って20kΩ・cmより大きく、キャリア基板(2)の抵抗率が0.5Ω・cmから4Ω・cmの間であることが注目に値する。本発明は、また、半導体構造(10)の製造プロセスに関する。

Description

本発明は、マイクロエレクトロニクス部品用の半導体材料の分野に関する。本発明は、特に、熱安定性及び線形性の観点から、高性能高周波デバイスに適した埋め込みメソポーラスシリコン層を含むSOI基板構造に関する。
高周波(RF)デバイスは、電気通信(携帯電話、Wi-Fi、Bluetooth(登録商標)等)の分野で幅広い使用を見出している。これらのデバイスは、主に支持体となるウェーハ状の基板上に製造される。しかしながら、それらRFデバイスの集積度及び期待される性能の程度の増加は、それらの性能と、それらが形成される基板の特性とのより強い結合の増加をもたらす。
デバイス/基板の結合の例として、RFデバイスを通って伝搬する高周波信号によって生成された電磁場は、基板のバルク中を貫いて、見出されたどのような荷電粒子とも相互作用をする。これは、信号の非線形歪み(高調波)、挿入損失による信号の電力の無駄な消費、デバイス間のクロストークの問題をもたらす。
したがって、無線周波数信号(10MHz~100GHz)の送信または受信を伴う殆どのアプリケーションにおいて、RFデバイスの製造は、特に、携帯電話規格(2G、3G、LTE、LTE Advanced、LTE Advanced PRO等)の進化の結果、ますます厳しい一連の仕様に合致する基板を要求する。基板材料の特性は、特に、以下を提供する必要がある。
-低い挿入損失(低い信号の減衰)、および良好な線形性(高調波の原因となる信号の歪みが少ない)であり、一般的に、1000Ω・cmを超える全周波数範囲で実効抵抗率を経て達成される。
-特にRFデバイスの動作範囲[-40℃;150℃]における、温度に対する前述の性能の安定性。
-活性層とキャリア基板との間の低い結合容量、一般的に、シリコンの誘電率と等しいか、またはそれ以下の誘電率によって実現される(εsilicon=11.7)。
-そして、当然のことながら、良好な機械的強度、マイクロエレクトロニクスデバイスの製造との互換性。
さらに、大量のニーズに合致するため、基板は半導体産業、特にシリコンCMOS製造ラインと互換性を有しなければならない。さらに、マスマーケットアプリケーション、特に電気通信(携帯電話、Wi-Fi接続、Bluetooth(登録商標)等)の分野で採用されるためには、コストの面で競争力を有しなければならない。
アンテナアダプタやスイッチ、パワーアンプ、低ノイズアンプ、さらにはパッシブ(R、L、C)コンポーネントのような無線周波数(RF)デバイスは、さまざまなタイプの基板で製造してもよい。
キャリア基板、キャリア基板の上に配置されたトラッピング層、トラッピング層の上に配置された誘電体層及び誘電体層の上に配置された活性半導体層を含む高抵抗率シリコンに基づく基板が知られている。キャリア基板の抵抗率は、通常1kオーム・cmより高い。トラップ層は、ドーピングがされていないポリシリコンを含んでもよい。従来技術による高抵抗キャリア基板とトラッピング層との組み合わせは、上記のデバイス/基板の結合の減少を可能にし、したがって、RFデバイスの良好な性能を保証し得る。この点に関して、当業者は、「シリコンオンインシュレータ(SOI)技術、製造及び用途」、セクション10.7及び10.8、Oleg KononchukおよびBich-Yen Nguyen、Woodhead Publishingにより発行において、既知の従来技術の高抵抗率半導体基板上に製造されたRFデバイスの性能のレビューを見出すであろう。
それでも、ポリシリコントラップ層は、高温熱処理ステップにおいて部分的な再結晶化を受けるという欠点があり、これは、層内のトラップの密度を低下させることに寄与する。携帯電話の規格の変更により、RFコンポーネントの仕様がますます厳しくなるため、このトラップ密度の低下によって引き起こされるデバイスのパフォーマンスへの悪影響は、信頼性の高いアプリケーションでは受け入れられない。
このポリシリコントラップ層に対する1つの代替は、ポーラスシリコン層である。文献US2017062284は、埋め込み酸化物(BOX)の下に多孔質層を含むSOI構造を提案しているが、機械的強度とRF性能の望ましいレベルを達成できるようにする厚さの範囲と多孔性特性を明示していない。出願WO2016/016532は、厚さが1μm未満の非常に薄いメソポーラス層を含むSOI構造を提案し、この構造は、従来技術で提案されたより厚い(10μm~80μmの)ポーラス層とは異なり、要求される機械的強度と優れた高周波性能を提供し、文献WO2016/016532は、デバイスの製造におけるいくつかのステップ、及び最終的な動作デバイスのためのキャリアの前提条件と互換性がない機械的強度を示す。
この機械的強度の問題に対処するため、文献WO2016/149113は、ポーラス層の細孔をアモルファスシリコンまたは多結晶シリコン、あるいは酸化シリコンで充填することを提案している。
本発明は、従来技術のものに代わる解決策を提供する。本発明は、特に、高性能高周波デバイスに適したメソポーラスシリコン層を含むSOI構造に関する。
本発明は、以下を含む無線周波数用の半導体構造に関する。
-メソポーラス層を含むシリコン製のキャリア基板、
-メソポーラス層の上に配置された誘電体層、
-誘電体層の上に配置された表面層。
半導体構造は、
-メソポーラス層は中空の細孔を有し、その内壁が酸化物で覆われ、さらに、メソポーラス層の厚さが3μmから40μmの間であり、この層の抵抗率はその厚さ全体に亘って20kΩ・cmより大きく、
-キャリア基板の抵抗率は0.5Ω・cmから4Ω・cmの間であることに注目すべきである。
本発明の他の有利な非限定的な特徴によれば、単独で、または任意の技術的に実現可能な組み合わせを考慮すると、
・メソポーラス層の厚さは、20μm未満であり、
・キャリア基板の抵抗率は1Ω・cmから2Ω・cmの間であり、
・表面層は、シリコン、ゲルマニウム、炭化ケイ素、IV-IV、III-V、またはII-VI半導体化合物、及び圧電材料(例えば、LiNbO3、LiTaO3等)から選択された少なくとも1つの材料で形成され、
・メソポーラス層の気孔率は40%から60%の間、好ましくは約50%であり、
・半導体構造は、表面層の内部及び/または上に生成された高周波デバイスを含む。
本発明はまた、高周波用の半導体構造の製造プロセスに関し、以下を含む。
-ドナー基板の前面について、表面層を区切る埋め込み弱化面を含むドナー基板を提供するステップa)、
-0.5Ω・cmから4Ω・cmの間の抵抗率を示すシリコン製のキャリア基板を提供するステップb)、
-キャリア基板の前部にメソポーラス層を形成するためにキャリア基板を多孔化し、前記メソポーラス層は20kΩ・cmより高い抵抗率を示し、3μmから40μmの間の厚さであるステップc)、
-内壁が酸化物で覆われた中空細孔を備えたメソポーラス層を安定化するため、300℃から400℃の間の温度の酸化性雰囲気下でキャリア基板をアニールするステップd)、
-メソポーラス層の上に誘電体層を堆積させるステップe)、
-ドナー基板をその前面を介して誘電体層に取り付けるステップf)、
-表面層をキャリア基板に転写するために、埋め込みウィーカンド面に沿って分離するステップg)。
本発明の他の有利な非限定的な特徴によれば、単独で、または任意の技術的に実現可能な組み合わせを考慮すると、
・シリコンキャリア基板の低効率は、1Ω・cmから2Ω・cmの間であり、
・ステップc)における多孔化は、電気化学的に行われ、
・ステップd)における酸化雰囲気下のアニールの期間は5分から200分の間であり、
・ステップd)は、酸化雰囲気下のアニールの後、400℃から450℃の間、より有利には、420℃での中性雰囲気化のアニールを含み、
・ステップd)における中性雰囲気化のアニールの期間は2時間から16時間の間、好ましくは10時間であり、
・ステップg)は、200℃から500℃の間、有利には400℃で行われる分離熱処理を含む。
本発明の他の特徴及び利点は、以下の本発明の詳細な説明から明らかになり、その説明は添付の図面を参照して与えられる。
図1は、本発明の半導体構造を示す図である。 図2は、本発明の半導体構造の製造プロセスを示す図である。 図3は、本発明の製造プロセスにおける多孔化ステップを行うためのいくつかのオプションを示す図である。 図4は、メソポーポーラス層の厚みによる低効率の測定値を示す図である。 図5は、動作温度に応じたメソポーラス層を備えるキャリア基板上の2次高調波歪み(HD2)の特性を示す図である。 図6は、メソポーラス層を備えるキャリア基板上の、メソポーラス層の厚さによる2次高調波歪み(HD2)の特性を示す図である。 図7は、ステップd)における安定化アニール後のメソポーラス層の化学結合の変化を示す図である。
説明において、図中の同じ参照記号は同じタイプの要素に使用され得る。図は、理解を容易にするための概略図であり、縮尺通りではない。特に、層のz軸に沿う厚さは、x軸、y軸に沿う横方向の寸法に対して縮尺率が異なり、相対的な層の互いの厚さに関しては、図において考慮されていない。図1の座標系(x,y,z)が図2に適用されることに注意すべきである。
本発明は、高周波に適用するための半導体構造(10)に関する。
半導体構造10は、第1に、シリコンのキャリア基板2を含み、その抵抗率は0.5Ω・cmから4Ω・cmの間であり、好ましくは1Ω・cmから2Ω・cmの間である(図1)。前記のキャリア基板2は、メソポーラスシリコン層3を含む。ポーラスシリコンには、マクロポーラスシリコン(細孔径が50nmより大きい)、メソポーラスシリコン(細孔径が2nmから5nmの間)及びマイクロポーラスシリコンとも呼ばれるナノポーラスシリコン(細孔径が2nm未満)の3つのタイプの形態があることを思い出されたい。
本発明に係るメソポーラス層3は、中空の細孔を有し、その内壁は殆ど酸化物で覆われ、細孔の内壁の酸化物層の厚さは典型的には約1ナノメートルである。「中空細孔」という用語は、例えば、酸化ケイ素等の固体材料によって満たされていない細孔を意味すると理解される。細孔の内壁の酸化物コーティングは、メソポーラス層3上の安定した状態を与え、Si-Hxダングリングボンドのほとんどは、より安定したSi-O-Si結合に置き換えられる。これにより、メソポーラス層3の機械的強度が向上する。
有利には、メソポーラス層3の多孔度は、40%から60%の間であり、好ましくは50%である。この多孔度は、メソポーラス層3の機械的特性と電気的特性との良好なバランスを提供する。
メソポーラス層3の抵抗率は、その厚さ全体に亘って20kΩ・cmよりも高く、この高い抵抗率は、特に、半導体構造10の製造方法と共に以下でさらに説明されるように、キャリア基板2のために選択された特定の抵抗率範囲に関連する。
さらに、メソポーラス層3の厚さは、3μmから40μmの間であり、有利には、20μm未満である。メソポーラス層3の厚さは、その形態(細孔の安定性、多孔性)と共に、前記の層3の機械的強度を定義する。出願人は、したがって、半導体構造10の製造をサポートし、最終的な動作デバイスに保持されるのに適した機械的強度をメソポーラス層3に提供する一連の特性を選択した。
加えて、メソポーラス層3の厚さは、-40℃から225℃の間の温度で安定な、その非常に高い抵抗率と組み合わされて、半導体構造10に高性能な高周波アプリケーションに要求される抵抗率と絶縁の特性を提供する。
半導体構造10は、メソポーラス層3の上に配置された誘電体層4をも含む。有利には、限定することはないが、誘電体層4は、二酸化ケイ素、窒化ケイ素、酸化アルミニウム等の材料のうちの少なくとも1つを含むであろう。その厚さは10nmから3μmの間で変化する。
半導体構造10は、誘電体層4の上に配置された表面層5をさらに含む(図1-(i))。表面層5は、シリコン、ゲルマニウム、炭化ケイ素、IV-IV、III-VまたはII-VI半導体化合物及び圧電材料(例えば、LiNbO3、LiTaO3等)から選択される少なくとも1つの材料で形成される。この層の典型的な厚さは、数nmから数μmの間であり、有利には、200nmから1500nmの間である。
次に、高周波マイクロエレクトロニクスデバイス6は、半導体構造10の表面層5の中及び/または上に製造されることができる(図1-(ii))。前記のRFデバイス6は、例えば、マイクロエレクトロニクス技術を使用して製造された、スイッチング回路(「スイッチ」)、アンテナ整合または調整回路(「チューナ」)、または電力増幅回路(「電力増幅器」)を含むことができる。マイクロエレクトロニクス部品の製造には、通常950℃から1100℃、またはそれ以上の高温熱処理を含む、いくつかのステップの実施が要求され得る。上記のメソポーラス層3は、そのような熱処理の後、物理的(機械的強度)及び電気的(抵抗率、荷電粒子をトラップする能力)特性を保持する。
1つの変形例によれば、半導体構造10は、誘電体層4の上にRFデバイス6の層を含み、表面層5は、前記デバイス6の上に配置される(図1-(iii))。この構成は、例えば、表面層5が未だドナー基板に取り付けられている間に、RFデバイス6の層がこの表面層の中または上に生成されるときに得られようにしてもよい。デバイス6の層及び表面層5によって形成されたアセンブリは、スマートカット(登録商標)方法またはドナー基板の結合と化学的機械的薄化を組み合わせた方法から選択され得る層転写技術を使用して誘電体層4に転写されてもよい。
どのような変形例の半導体構造10であっても、RFデバイスを通って伝搬することを意図され、メソポーラス層3及びキャリア基板2に浸透する高周波信号から生じる電磁場は、メソポーラス層3の温度(通常は約225℃まで)に対する高い抵抗率と安定性により、わずかな損失(挿入損失)及び干渉(クロストーク、高調波)しか許容しない。
メソポーラス層3の低い誘電率(約50%の多孔度を考慮に入れると、シリコンの約半分)もまた、RFデバイス6との低容量結合を促進する。
半導体構造10のRF性能の安定性は、また、与えられた厚さのメソポーラス層3(低い誘電率)に対して電磁界があまり深く浸透しないこと、及び、基板2の電気的特性が動作温度範囲(従来の高抵抗率基板に対して0.5~4Ω・cmの抵抗率)内で変化しないことによって促進される。
本発明は、また、図1-(i)に示される半導体構造10の製造プロセスに関する。
このプロセスは、ドナー基板50の前面に関して表面層5を区切る埋め込み弱化面51を含むドナー基板50を提供する第1のステップa)を含む(図2-(a))。
ドナー基板50は、シリコン、ゲルマニウム、炭化ケイ素、IV-IV、III-VまたはII-VI半導体化合物及び圧電材料(例えば、LiNbO3、LiTaO3等)から選択される少なくとも1つの材料から形成されてもよい。それは、さらに、それらの前面及び/または背面に配置される1つまたは複数の追加の層を含んでもよく、これは、例えば誘電体(図2-(a)に示されていない)といった任意の性質のものであってもよい。
埋め込み弱化面51は、定義された深さでドナー基板50に光種をイオン注入することによって有利に形成される。光種は、水素とヘリウム、または水素とヘリウムの組み合わせから選択することが好ましく、これらの種は、よく知られているスマートカット(登録商標)方法で説明されているように、定義された注入深さの周りのマイクロキャビティの形成を促進し、結果として埋め込み弱化面51を生じるからである。
例として、表面上に厚さが10nmから400nmの間の酸化ケイ素の追加の層を含むシリコン製のドナー基板50の場合、埋め込み弱化面51を形成し、400nmから1500nmの間の厚さを有する表面層を規定するために、水素イオンは、76keVから160keVの間の注入エネルギー、1E17/cm2から1.5E17/cm2の間の注入量で注入されることができる。
このプロセスは、また、キャリア基板2を提供するステップb)を含む(図2-(b))。キャリア基板2はシリコン製であり、その抵抗率は0.5Ω・cmから4Ω・cmの間である。この非常に狭い抵抗率の範囲は、次のステップc)において、高抵抗率及び適切な多孔性のメソポーラス層3を生成するように、出願人によって定義されている。キャリア基板2の抵抗率の範囲は、好ましくは、1Ω・cmから2Ω・cmの間でさえ制限される。
加えて、抵抗率が0.5Ω・cmから4Ω・cmの間(または1Ω・cmから2Ω・cmの間)のシリコン基板は、通常、無線周波数アプリケーションで使用される非常に高い抵抗率(>1kΩ・cm)の基板と比較して広く利用可能であることに注意すべきである。
このプロセスは、次に、キャリア基板2の前部分にメソポーラス層3を形成させるため、キャリア基板2を多孔化するステップc)を含む(図2-(c))。
多孔化ステップは、電気化学的または光電気化学的に行われる。これは、キャリア基板2のシリコンを使用した酸性媒体への陽極溶解に基づく(図3)。実際には、キャリア基板2は、フッ化水素酸21に基づく溶液に浸漬される。キャリア基板2は、アノードAと接触しており、カソードCは、多孔化されるキャリア基板2の面に面して配置される。
シングル(図3-(a))またはデュアル(図3-(b))と呼ばれるセル構造の実験装置20の様々な構成が利用可能である。第1の場合において、キャリア基板2の前面のみが溶液21に浸漬される。第2の場合において、キャリア基板2の前面及び背面は、同じHF溶液21または異なる溶液23のいずれかと接触している。デュアルセルの場合、アノードと接触しているドープされた層を置き換えるために、裏面が照らされてもよい22。
実験装置20に配置されたとき、キャリア基板2は、電気分解を受け、電流密度は有利には1mA/cm2から50mA/cm2の間であり、溶液21のHF濃度は30%より高く、そして有利には添加剤(例えば、イソプロピルアルコール(IPA)またはエタノール)を含む。メソポーラスシリコン層3は、したがって、キャリア基板2の前面から形成される(図2-(c))。この多孔化時間は、前記の層3の厚さを定義する。
驚くべきことに、出願人は、0.5Ω・cmから4Ω・cm、及び、有利には1Ω・cmから2Ω・cmの狭い抵抗率の範囲だけで、キャリア基板2がメソポーラス層3上に、その厚さ全体を通して高い抵抗率(20kΩ・cmより高い)を与えることができることを観察した。この観察は、最初に、メソポーラス層3の抵抗率をその厚さ全体にわたって測定することを可能にするSRP(拡散抵抗プロファイリング)測定を使用して行われた。抵抗率がそれぞれ6Ω・cm、2Ω・cm及び0.2Ω・cmのキャリア基板2上に生成された厚さ12μm、12μm及び15μmのメソポーラス層を測定した代表的なSPR測定は、図4に示される。抵抗率が2Ω・cmのキャリア基板2は、メソポーラス層3が、テストされた他の抵抗率と異なって、その厚さ全体を通して非常に高い抵抗率に達することを許容する。出願人は、したがって、本発明の厚さ全体にわたって20kΩ・cmを超える抵抗率に到達する本発明のメソポーラス層3を許容する基板2について、非常に狭い抵抗率の範囲、具体的には、0.5Ω・cmから4Ω・cmの基板2を特定した。抵抗率が1Ω・cmから2Ω・cmの範囲のキャリア基板2は、厚さ全体に亘って抵抗率が高い(>20kΩ・cm)メソポーラス層3を達成するために、より好ましいことに注意すべきである。
この観察の結果は、SRPによって測定されたメソポーラス層を備えた同様のキャリア基板2での2次高調波歪み(HD2)特性測定として知られているものによって確認された。この測定は、長さ2mmのコプレーナラインで15dBmの出力電力に対して900MHzで行われる。詳細な説明が文献US2015/0168326に記載されている第2高調波歪み(HD2)特性評価は、構造10上に高周波デバイス6を完全に製造する必要がないため、実装することが簡単であり、さらに、それは、特に半導体構造10の表面層5の中または上に、特徴付けられるキャリア基板2の上に形成され得る高性能の高周波デバイス6を代表することから特に適している。
図5は、動作温度が20℃~225℃の場合のdBm単位の2次高調波歪み(HD2と呼ばれる)の測定値を示す。メソポーラス層3を提供するキャリア基板2の高周波性能は、最低動作温度(-70℃まで)に向かって劣化しないか、またはほとんど劣化しないことに留意されたい。
構造10の表面層5内及び/またはその上で生成されるRFデバイス6の非常に高い性能(例えば、5Gモバイルアプリケーションに必要とされる)を保証するため、HD2値は、-95dBmより低く、有利には、-100dBmより低くなければならない。メソポーラス層3を備えた抵抗率が2Ω・cmのキャリア基板2は、全動作温度範囲にわたって望まれる動作を示す唯一のものであることが観察される。抵抗率が0.5Ω・cmから4Ω・cm(好ましくは1Ω・cmから2Ω・cm)のキャリア基板2上に提供されるメソポーラス層3は、厚さ全体に亘る高抵抗及び動作温度範囲中の安定性の要求される特性を示す。
さらに、メソポーラス層3は、目標とするRF動作を達成するために、少なくとも10μmの厚さを有さなければならない。この最小厚さは、様々な厚さのメソポーラス層3を有するキャリア基板2上の2次高調波歪みの測定によって特定される。この測定は、上記と同じ条件で実施される。
図6のグラフのx軸は、メソポーラス層3の厚さをμm単位で与えている。y軸は、HD2測定値をdBmで与える。-95dBmの目標HD2値を下回るには、メソポーラス層3の厚さが10μm±0.5μmより大きくなければならない。
高周波動作の観点からの要求が少ないアプリケーションでは、約-90dBmまたは-80dBmのHD値を目標値とすることができることに注意されたい。メソポーラス層3の厚さは、図6に示すように、減らすことが可能であり、例えば、-80dBmのHD2値を提供するためには、6μm±0.5μmの厚さで充分である。メソポーラス層3は、次に、全動作温度範囲にわたってこの動作を保証する。
メソポーラス層3の厚さの増加は機械的な強度に否定的な影響を及ぼすため、出願人は、半導体構造10の製造における後続のステップ及びRFマイクロエレクトロニクス6の製造におけるステップと互換性のある厚さの範囲を定義し、具体的には3μmから40μm、有利には20μm未満である。
シリコン製のキャリア基板2上に形成されたメソポーラス層3は、その抵抗率が上記された狭い範囲内にあり、さらに、好ましくは40%から60%、好ましくは約50%の多孔度を示す。
多孔化ステップc)の後、製造プロセスは、メソポーラス層3を安定化するために300℃から400℃の酸化雰囲気下でキャリア基板2をアニールするステップd)を含む(図2-(d))。好ましくは、酸化雰囲気下でのアニール期間は、5分から200分の間である。
このアニールは、特に細孔の内壁に存在するほとんどのSi-Hxダングリングボンドを、図7に示すように、多くの安定したSi-O-Si結合に置き換えることを許容する。図7は、フーリエ変換赤外分光法を使って得られた、酸化雰囲気下での安定化アニールの前後のメソポーラス層3に存在するSi-Hx及びSi-O種の吸収スペクトルを示す。300℃で10分間の酸化雰囲気下でのアニール後、より安定したSi-O結合に有利なSi-Hx結合に関連するピークの消失に注意すべきである。
上記のように、本発明のメソポーラス層3の細孔は中空のままであり、それらの内壁は、約1nmメートルの厚さの酸化物の薄層で覆われ、メソポーラス層3を安定な状態にする。
有利には、ステップd)は、酸化雰囲気下のアフターアニールの後、400℃から500℃の間、好ましくは420℃の中性雰囲気下のアニールを含む。中性雰囲気下のアニールの期間は、典型的には2時間から16時間、理想的には10時間である。
ステップd)を行うことは、特に、後に半導体構造10に適用される熱処理中のどのような脱ガスをも防止し、脱ガスは、前記の構造10の品質に潜在的な悪影響を与え、さらに、メソポーラス層3を提供するキャリア基板2の曲率(「弓」)は安定化され、半導体構造10の曲率は、熱処理後にほとんど変化しない。
製造プロセスは、次に、メソポーラス層3上に誘電体層4を堆積するステップe)を含む(図2-(e))。有利には、しかし限定することなく、誘電体層4は、二酸化ケイ素、窒化ケイ素、酸化アルミニウム等から選択された少なくとも1つの材料を含むであろう。誘電体層4は、例えば、熱酸化またはLPCVD、PECVDまたはHDP堆積の方法によって得られる。それらの厚さは、10nmから3μmの間で変化することができる。
誘電体層4は、完全にメソポーラス層3上に、または、それに代えて部分的にメソポーラス層3上に、及び部分的にドナー基板50上に生成されることができることに注意すべきであり、第2の場合、誘電体膜層4は、後続の取り付けステップf)の後の全体の厚さを示す。
このプロセスは、ドナー基板50をその前面を介して誘電体層4に取り付けるステップf)を含む(図2-(f))。付着操作は、任意の公知の方法を使用して、好ましくは分子接着による直接結合によって行ってもよい。先行技術の周知の技術は、ここでは詳細に説明されない。しかしながら、取り付け前に、ドナー基板50及びキャリア基板2は、欠陥及び結合エネルギーに関して結合界面の品質を保証するために、従来の表面活性化及び/または洗浄シーケンスを受けていることを思い出されたい。
プロセス中の次のステップg)は、表面層5をキャリア基板2に転写するため、埋め込み弱化面51に沿って分割することを含み、このようにして、半導体構造10とドナー基板50の残部を得る(図2-(g))。好ましくは、ステップg)は、200℃から500℃の間で行われる熱分離処理を含む。そのような熱処理は、埋め込み弱化面51の弱化の程度を増大させることができ、この効果は、当業者に周知のスマートカット(登録商標)法の基礎である。
約400℃の温度は、アセンブリが、ドナー基板50、誘電体層4、メソポーラス層3、及びキャリア基板2の材料の異なる膨張係数に関するより少ない応力を受けるという点で有利である。具体的には、過度に高い応力は、メソポーラス層3の完全性に影響を与え得る。したがって、維持されている半導体構造10の機械的強度は、また、低レベルの応力がドナー基板50/キャリア基板2アセンブリに加えられるように、分離ステップg)を実行することを主体とする。
分離の後、ステップg)は、結晶及びその表面品質(粗さ、欠陥)を改善するため、表面層5の仕上げのための熱処理を含むことができる。半導体構造10は、特にメソポーラス層3がステップd)で安定化されているため、高温(900℃から1100℃または1200℃でさえ)による熱処理に十分に耐える。
半導体構造10は、また、高周波マイクロエレクトロニクスデバイスの製造に通常適用される熱処理及び化学処理と互換性を有する。メソポーラス層3は、適切な機械的強度を提供し、その物理的及び電気的特性に影響を与える可能性のある変化を受けないため、以下を提供する。
-挿入損失が少なく(信号の減衰が少ない)、線形性が良好(高調波の原因となる信号の歪みが少ない)、
-特にRFデバイスの動作範囲[-40℃;150℃]、さらには約225℃までの温度に対する性能の安定性、
-表面層5内/上のRFデバイス6とキャリア基板2との間の低容量結合、一般的にシリコンの誘電率よりも低い誘電率によって達成される。
本発明の高周波用アプリケーション用の半導体構造10は、したがって、キャリア基板2において損失または望ましくない干渉を受ける可能性がある高周波信号が伝えられるどのようなアプリケーションにも好適であり、キャリア基板2上に配置されたメソポーラス層3の物理的及び電気的特質がアセンブリに良好な高周波及び機械的特性を提供するからである。
もちろん、本発明は、記載された実施形態及び実施例に限定されず、特許請求の範囲によって定義される本発明の範囲から逸脱しないその変形の実施形態が想定され得る。

Claims (13)

  1. 高周波アプリケーション用の半導体構造(10)であって、
    メソポーラス層(3)を含むシリコン製のキャリア基板(2)と、
    前記メソポーラス層(3)の上に配置された誘電体層(4)と、
    前記誘電体層(4)の上に配置された表面層(5)と、を備え、
    前記半導体構造は、
    メソポーラス層(3)には中空の細孔があり、その内壁は酸化物で覆われ、及び、前記層の厚さが3μmから40μmの間であり、この層の抵抗率が前記厚さの全体に亘って20kΩ・cmより高く、
    前記キャリア基板(2)の抵抗率が0.5Ω・cmから4Ω・cmの間であることを特徴とする、半導体構造(10)。
  2. 前記メソポーラス層の厚さが20μm未満であることを特徴とする、請求項1に記載の半導体構造(10)。
  3. 前記キャリア基板の抵抗率が、1Ω・cmと2Ω・cmとの間である、請求項1または2に記載の半導体構造(10)。
  4. 前記表面層(5)は、シリコン、ゲルマニウム、炭化ケイ素、IV-IV、III-VまたはII-VI半導体化合物及び圧電材料から選択される少なくとも1つの材料で形成される、請求項1から3のいずれか一項に記載の半導体構造(10)。
  5. 前記メソポーラス層(3)の多孔度が、40%から60%、好ましくは約50%であることを特徴とする、請求項1から4のいずれか一項に記載の半導体構造(10)。
  6. 前記表面層(5)の内部及び/または上に生成された高周波デバイス(6)を含むことを特徴とする、請求項1から5のいずれか一項に記載の半導体構造(10)。
  7. 高周波アプリケーション用の半導体構造(10)の製造プロセスであって、
    ドナー基板(50)の前面に関して、表面層(5)を区切る埋め込み弱化面(51)を含む前記ドナー基板(50)を提供するステップa)と、
    0.5Ω・cmから4Ω・cmの抵抗率を示すキャリア基板(2)を提供するステップb)と、
    メソポーラス層(3)を形成するため、前記キャリア基板(2)を、前記キャリア基板(2)の前面を多孔化し、前記メソポーラス層(3)が20kΩ・cmより大きい抵抗率を示し、及び3μmから40μmの厚さであるステップc)と、
    内壁が酸化物でコーティングされた中空孔を有するメソポーラス層(3)を安定化するために、300℃から400℃の間の温度の酸化雰囲気下で前記キャリア基板(2)をアニールするステップd)と、
    前記メソポーラス層(3)の上に誘電体層(4)を堆積するステップe)と、
    前記ドナー基板(50)を、その前面を介して前記誘電体層(4)に取り付けるステップf)と、
    前記表面層(5)をキャリア基板(2)に転写するために、前記埋め込み弱化面(51)に沿って分離するステップg)と、を含むことを特徴とする、半導体構造(10)の製造プロセス。
  8. ステップb)において提供される前記キャリア基板(2)の抵抗率が1Ω・cmと2Ω・cmとの間である、ことを特徴とする請求項7に記載の半導体構造(10)の製造プロセス。
  9. ステップc)において行われる多孔化は、電気化学的に行われることを特徴とする、請求項7または8に記載の半導体構造(10)の製造プロセス。
  10. ステップd)における前記酸化雰囲気下のアニールの期間は、5分から200分の間であることを特徴とする、請求項7から9のいずれか一項に記載の半導体構造(10)の製造方法。
  11. ステップd)は、前記酸化雰囲気下でのアニール後、400℃から450℃の間、有利には420℃の温度の中性雰囲気下でのアニールを含むことを特徴とする、請求項10に記載の半導体構造(10)の製造プロセス。
  12. ステップd)の前記中性雰囲気下のアニールの期間は、2時間から16時間の間、好ましくは10時間であることを特徴とする、請求項11に記載の半導体構造(10)の製造プロセス。
  13. ステップg)は、200℃と500℃との間、有利には400℃の温度で行われる分離熱処理を含むことを特徴とする、請求項7から12のいずれかに記載の半導体構造(10)の製造プロセス。
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