JP2022512645A - 置換イミダゾール誘導体の製造方法 - Google Patents

置換イミダゾール誘導体の製造方法 Download PDF

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    • C07F3/00Compounds containing elements of Groups 2 or 12 of the Periodic System
    • C07F3/06Zinc compounds

Abstract

本発明は、式(I)の化合物から開始し、式(IVa)又は(IVb)の中間体を経る、式(II)の置換イミダゾール誘導体を調製するためのプロセスに関し、ここで、式(I)、(II)、(VIa)及び(IVb)に示される構造要素は、明細書の記載に示される意味を有する。本発明はさらに、形態(IVa)及び(IVb)の中間体に関する。【化1】TIFF2022512645000044.tif88153

Description

本発明は、式(I)の化合物
Figure 2022512645000002
から、式(IVa)又は(IVb)の中間体
Figure 2022512645000003
[式中、式(I)、(II)、(IVa)及び(IVb)に示される構造要素は、下記の定義を有する。]
を経由する、式(II)の化合物
Figure 2022512645000004
の製造方法に関する。
さらに、本発明は、式(IVa)及び(IVb)の中間体に関する。
式(II)の置換イミダゾール誘導体は、医薬及び農薬産業にとって非常に工業的に重要であり、とりわけ、例えば殺虫剤として有効な化合物の調製における重要な中間体である。
農薬として使用するための対応するイミダゾール及びその調製方法は例えば、WO2013/180193、WO2016/039444、WO2018/130437及びWO2018/130443に記載されている。
しかしながら、先行技術に記載されている調製方法は、工業的観点から経済的に実施可能でない、及び/又は他の欠点を有する方法を含む。
特に、式(I)の化合物への置換基Yの位置選択的導入は、主要な課題を表す。これは、式(I)の化合物中で互いに結合している2つの化学的に非常に類似した環系によって、及び式(I)の化合物中に他の酸性プロトンが存在することによって、特に困難になる。イミダゾール環上のこのような構造の金属化及びその後のハロゲン化は、これまで文献に記載されていない。
特に、通常使用されるリチウム塩基及びマグネシウム塩基の場合、欠点は、非常に低い温度で実施される低い化学収率、ならびにこれらの試薬の高い反応性のための脱プロトン化の困難な位置選択性及び化学選択性である。時には、例えば塩化亜鉛のような亜鉛塩を用いた金属交換化がOrganic Letters 2008、10、2497-2500に記載されているようなNegishi交差カップリングのようなさらなる選択的反応を実施するために必要である。従って、この調製は、非常に高価であり(多くの塩が形成される)、工業規模の商業的プロセスには不適切である。
上記に概説した欠点に関して、置換イミダゾール誘導体、特に式(II)の、簡易化された、工業的及び経済的に実施可能な製造方法が緊急に必要とされている。求められるこの方法によって得られる置換イミダゾール誘導体は、好ましくは良好な収率、高純度、及び経済的な方法で得られるべきである。
有機亜鉛塩基を使用して置換イミダゾピリジン及びそれらの前駆体を調製する方法は、WO2018/007224、WO2018/033448、WO2018/050515及びWO2018/141955に記載されている。
WO2013/180193 WO2016/039444 WO2018/130437 WO2018/130443 WO2018/007224 WO2018/033448 WO2018/050515 WO2018/141955
Organic Letters 2008、10、2497-2500
驚くべきことに、式(II)の置換イミダゾール誘導体もまた、有機亜鉛塩基を使用するプロセスにおいて、特に高い位置選択性及び化学選択性及び良好な収率でさえ有利に調製され得ることが見出された。
したがって、本発明は、式(II)の化合物を調製するための方法を提供し(構成1);
Figure 2022512645000005
式中、
Qは、構造要素
Figure 2022512645000006
を表し、ここで、記号#は、残りの分子への結合を示し、
は、N又はCRを表し、
は、N又はCRを表し、
は、N又はCを表し、
は、O、S、N、CR又はNRを表し、
は、N又はCを表し、
は、N又はCHを表し、そして
は、N又はCHを表し、
ここで、可変部Q、Q、Q、Q、Q、Q及びQの最大5つは、同時にNを表し、Q及びQは、同時にNを表さず、そして、
は、水素、(C-C)-アルキル、(C-C)-ハロアルキル、(C-C)-シアノアルキル、(C-C)-アルコキシ-(C-C)-アルキル、(C-C)-ハロアルコキシ-(C-C)-アルキル、(C-C)-アルケニル、(C-C)-アルケニルオキシ-(C-C)-アルキル、(C-C)-ハロアルケニルオキシ-(C-C)-アルキル、(C-C)-ハロアルケニル、(C-C)-シアノアルケニル、(C-C)-アルキニル、(C-C)-アルキニルオキシ-(C-C)-アルキル、(C-C)-ハロアルキニル、(C-C)-シクロアルキル、(C-C)-シクロアルキル-(C-C)-シクロアルキル、(C-C)-アルキル-(C-C)-シクロアルキル、ハロ(C-C)-シクロアルキル、(C-C)-アルキルチオ-(C-C)-アルキル、(C-C)-アルキルスルフィニル-(C-C)-アルキル、(C-C)-アルキルスルホニル-(C-C)-アルキル又は(C-C)-アルキルカルボニル-(C-C)-アルキルを表し、そして
は、(C-C)-アルキル、(C-C)-ハロアルキル、(C-C)-シアノアルキル、(C-C)-アルコキシ-(C-C)-アルキル、(C-C)-ハロアルコキシ-(C-C)-アルキル、(C-C)-アルケニル、(C-C)-アルケニルオキシ-(C-C)-アルキル、(C-C)ハロアルケニルオキシ-(C-C)-アルキル、(C-C)-ハロアルケニル、(C-C)-シアノアルケニル、(C-C)-アルキニル、(C-C)-アルキニルオキシ-(C-C)-アルキル、(C-C)-ハロアルキニル、(C-C)-シクロアルキル、(C-C)-シクロアルキル-(C-C)-シクロアルキル、(C-C)-アルキル-(C-C)-シクロアルキル、ハロ-(C-C)-シクロアルキル、(C-C)-アルキルチオ-(C-C)-アルキル、(C-C)-アルキルスルフィニル-(C-C)-アルキル、(C-C)-アルキルスルホニル-(C-C)-アルキル又は(C-C)-アルキルカルボニル-(C-C)-アルキルを表し、
Aは、水素、シアノ、ハロゲン、(C-C)-アルキル、(C-C)ハロアルキル、(C-C)-アルケニル、(C-C)-ハロアルケニル、(C-C)-アルキニル、(C-C)-ハロアルキニル、(C-C)-シクロアルキル、(C-C)-シクロアルキル-(C-C)-シクロアルキル、(C-C)-アルキル-(C-C)-シクロアルキル、(C-C)-アルコキシ、(C-C)-ハロアルコキシ、(C-C)-アルキルイミノ、(C-C)-アルキルチオ、(C-C)-ハロアルキルチオ、(C-C)-アルキルスルフィニル、(C-C)-ハロアルキルスルフィニル、(C-C)-アルキルスルホニル、(C-C)-ハロアルキルスルホニル、(C-C)-アルキルスルホニルオキシ、(C-C)-アルキルカルボニル、(C-C)-ハロアルキルカルボニル、アミノカルボニル、(C-C)-アルキルアミノカルボニル、ジ(C-C)-アルキルアミノカルボニル、(C-C)-アルキルスルホニルアミノ、(C-C)-アルキルアミノ、ジ(C-C)-アルキルアミノ、アミノスルホニル、(C-C)-アルキルアミノスルホニル又はジ(C-C)-アルキルアミノスルホニルを表すか、又は、
Aは、-O-CF-Oを表し、そして、Qとそれが結合している炭素原子が一緒になって5員環を形成し、ここで、Qは炭素を表し、
Wは、ハロゲン又はS(O)を表し、ここで、
は、(C-C)-アルキル、(C-C)-シアノアルキル、(C-C)-アルコキシ-(C-C)-アルキル、(C-C)-ハロアルキル、(C-C)-アルケニル、(C-C)-ハロアルケニル、(C-C)-アルキニル、(C-C)-ハロアルキニル又は(C-C)-シクロアルキルを表し、そして、
nは、0、1又は2であり、
Vは、(C-C)-アルキル、(C-C)-ハロアルキル、(C-C)-シアノアルキル、(C-C)-アルコキシ-(C-C)-アルキル、(C-C)-ハロアルコキシ-(C-C)-アルキル、(C-C)-アルケニル、(C-C)-アルケニルオキシ-(C-C)-アルキル、(C-C)-ハロアルケニルオキシ-(C-C)-アルキル、(C-C)-ハロアルケニル、(C-C)-シアノアルケニル、(C-C)-アルキニル、(C-C)-アルキニルオキシ-(C-C)-アルキル、(C-C)-ハロアルキニルオキシ-(C-C)-アルキル、(C-C)-ハロアルキニル、(C-C)-シアノアルキニル、(C-C)-シクロアルキル、(C-C)-シクロアルキル-(C-C)-シクロアルキル、(C-C)-アルキル-(C-C)-シクロアルキル、ハロ(C-C)-シクロアルキル、シアノ(C-C)-シクロアルキル、(C-C)-アルキルチオ-(C-C)-アルキル、(C-C)-ハロアルキルチオ-(C-C)-アルキル、(C-C)-アルキルスルフィニル-(C-C)-アルキル、(C-C)-ハロアルキルスルフィニル-(C-C)-アルキル、(C-C)-アルキルスルホニル-(C-C)-アルキル、(C-C)-ハロアルキルスルホニル-(C-C)-アルキル、(C-C)-アルキルカルボニル-(C-C)-アルキル、(C-C)-ハロアルキルカルボニル-(C-C)-アルキル、(C-C)-アルコキシカルボニル-(C-C)-アルキル又は(C-C)-ハロアルコキシカルボニル-(C-C)-アルキルを表し、そして、
Yは、ハロゲン、シアノ、ニトロ、(C-C)-アルキル、(C-C)-ハロアルキル、(C-C)-アルコキシ、(C-C)-ハロアルコキシ、(C-C)-アルキルチオ、(C-C)-ハロアルキルチオ、(C-C)-アルキルスルフィニル、(C-C)-ハロアルキルスルフィニル、(C-C)-アルキルスルホニル、(C-C)-ハロアルキルスルホニル、SCN、(C-C)-アルキルカルボニル、(C-C)-ハロアルキルカルボニル、(C-C)-アルコキシカルボニル、(C-C)-ハロアルコキシカルボニル、アミノカルボニル、(C-C)-アルキルアミノカルボニル、ジ-(C-C)-アルキルアミノカルボニル、(C-C)-ハロアルキルアミノカルボニル、(C-C)-シクロアルキルアミノカルボニル、アミノチオカルボニル、(C-C)-アルキルアミノチオカルボニル、ジ-(C-C)-アルキルアミノチオカルボニル、(C-C)-ハロアルキルアミノチオカルボニル、(C-C)-シクロアルキルアミノチオカルボニル、アミノ、(C-C)-アルキルアミノ、(C-C)-ハロアルキルアミノ、ジ-(C-C)-アルキルアミノ、(C-C)-シクロアルキルアミノ、(C-C)-アルキルスルホニルアミノ、(C-C)-アルキルカルボニルアミノ、(C-C)-ハロアルキルカルボニルアミノ、(C-C)-アルキルカルボニル-(C-C)-アルキルアミノ、(C-C)-ハロアルキルカルボニル-(C-C)-アルキルアミノ、(C-C)-シクロアルキルカルボニルアミノ、(C-C)-シクロアルキルカルボニル-(C-C)-アルキルアミノ、(C-C)-アルキルチオカルボニルアミノ、(C-C)-ハロアルキルチオカルボニルアミノ、(C-C)-アルキルチオカルボニル-(C-C)-アルキルアミノ、(C-C)-ハロアルキルチオカルボニル-(C-C)-アルキルアミノ、(C-C)-シクロアルキルチオカルボニルアミノ、(C-C)-シクロアルキルチオカルボニル-(C-C)-アルキルアミノ、(C-C)-アルケニル、(C-C)-ハロアルケニル、(C-C)-シアノアルケニル、(C-C)-シクロアルキル-(C)-アルケニル、(C-C)-アルキニル又は(C-C)-ハロアルキニルを表すか、
又は、(C-C)-シクロアルキル又は(C-C)-シクロアルケニルを表し、それぞれは、場合により同一又は異なる置換基によって一置換又は多置換され、それぞれの場合に可能な置換基は:(C-C)-シクロアルキル、(C-C)-アルキル、(C-C)-ハロアルキル、(C-C)-アルコキシ、(C-C)-ハロアルコキシ、アミノカルボニル、アミノチオカルボニル、ハロゲン又はシアノであり、
又は、アリール又はヘトアリールを表し、それぞれは、場合により同一又は異なる置換基によって一置換又は多置換され、
ここで(へトアリールの場合)、場合により少なくとも1つのカルボニル基が存在する可能性があり、それぞれの場合に可能な置換基は次のとおりであり;
シアノ、カルボキシル、ハロゲン、ニトロ、アセチル、ヒドロキシ、アミノ、SCN、SF、トリ-(C-C)-アルキルシリル、(C-C)-シクロアルキル、(C-C)-シクロアルキル-(C-C)-シクロアルキル、(C-C)-アルキル-(C-C)-シクロアルキル、(C-C)-ハロアルキル-(C-C)-シクロアルキル、ハロ-(C-C)-シクロアルキル、シアノ-(C-C)-シクロアルキル、(C-C)-アルキル、(C-C)-ハロアルキル、(C-C)-シアノアルキル、(C-C)-ヒドロキシアルキル、ヒドロキシカルボニル-(C-C)-アルコキシ、(C-C)-アルコキシカルボニル-(C-C)-アルキル、(C-C)-アルコキシ-(C-C)-アルキル、(C-C)-アルケニル、(C-C)-ハロアルケニル、(C-C)-シアノアルケニル、(C-C)-シクロアルキル-(C)-アルケニル、(C-C)-アルキニル、(C-C)-ハロアルキニル、(C-C)-シアノアルキニル、(C-C)-アルコキシ、(C-C)-ハロアルコキシ、(C-C)-シアノアルコキシ、(C-C)-アルコキシカルボニル-(C-C)-アルコキシ、(C-C)-アルコキシ-(C-C)-アルコキシ、(C-C)-アルコキシイミノ、(C-C)-ハロアルコキシイミノ、(C-C)-アルキルチオ、(C-C)-ハロアルキルチオ、(C-C)-アルコキシ-(C-C)-アルキルチオ、(C-C)-アルキルチオ-(C-C)-アルキル、(C-C)-アルキルスルフィニル、(C-C)-ハロアルキルスルフィニル、(C-C)-アルコキシ-(C-C)-アルキルスルフィニル、(C-C)-アルキルスルフィニル-(C-C)-アルキル、(C-C)-アルキルスルホニル、(C-C)-ハロアルキルスルホニル、(C-C)-アルコキシ-(C-C)-アルキルスルホニル、(C-C)-アルキルスルホニル-(C-C)-アルキル、(C-C)-アルキルスルホニルオキシ、(C-C)-ハロアルキルスルホニルオキシ、(C-C)-アルキルカルボニル、(C-C)-ハロアルキルカルボニル、(C-C)-アルキルカルボニルオキシ、(C-C)-アルコキシカルボニル、(C-C)-ハロアルコキシカルボニル、アミノカルボニル、(C-C)-アルキルアミノカルボニル、(C-C)-ハロアルキルアミノカルボニル、ジ-(C-C)-アルキルアミノカルボニル、(C-C)-アルケニルアミノカルボニル、ジ-(C-C)-アルケニルアミノカルボニル、(C-C)-シクロアルキルアミノカルボニル、(C-C)-アルキルスルホニルアミノ、(C-C)-アルキルアミノ、ジ-(C-C)-アルキルアミノ、(C-C)-ハロアルキルアミノ、(C-C)-シクロアルキルアミノ、アミノスルホニル、(C-C)-アルキルアミノスルホニル、ジ-(C-C)-アルキルアミノスルホニル、(C-C)-アルキルスルホキシミノ、アミノチオカルボニル、(C-C)-アルキルアミノチオカルボニル、ジ-(C-C)-アルキルアミノチオカルボニル、(C-C)-ハロアルキルアミノチオカルボニル、(C-C)-シクロアルキルアミノチオカルボニル、(C-C)-アルキルカルボニルアミノ、(C-C)-ハロアルキルカルボニルアミノ、(C-C)-アルキルカルボニル-(C-C)-アルキルアミノ、(C-C)-ハロアルキルカルボニル-(C-C)-アルキルアミノ、(C-C)-シクロアルキルカルボニルアミノ、(C-C)-シクロアルキルカルボニル-(C-C)-アルキルアミノ、(C-C)-アルキルチオカルボニルアミノ、(C-C)-ハロアルキルチオカルボニルアミノ、(C-C)-アルキルチオカルボニル-(C-C)-アルキルアミノ、(C-C)-ハロアルキルチオカルボニル-(C-C)-アルキルアミノ、(C-C)-シクロアルキルチオカルボニルアミノ、(C-C)-シクロアルキルチオカルボニル-(C-C)-アルキルアミノ、へトアリール、オキソへトアリール、ハロへトアリール、ハロオキソへトアリール、シアノへトアリール、シアノオキソへトアリール、(C-C)-ハロアルキルへトアリール又は(C-C)-ハロアルキルオキソへトアリールを表し;

第1の工程段階a)において、式(I)
Figure 2022512645000007
[式中、Q、V及びWのそれぞれは、上記の意味を有する]
の化合物を、構造 (NR)-Zn-R 又は (NR-Zn
[式中、Rは、ハロゲン又は-O-ピバロイルを表し、そして、
及びRは、一緒になって、-(CH-、-(CH-又は-(CHO(CH-基を形成し、これらのそれぞれは、場合により1、2、3又は4つのRで置換され、Rは、メチル、エチル、n-プロピル及びイソプロピルよりなる群から選択される]
の有機亜鉛塩基と反応させ、式(IVa)又は式(IVb)の化合物を得て、
Figure 2022512645000008
[式中、Q、V、W及びRのそれぞれは、上記の意味を有する]、そして、
式(IVa)又は式(IVb)のこの化合物を、第2の工程段階b)において、
構造 Y-Xの化合物
[式中、Xは、ハロゲンを表し、Yは、上記と同じ意味を有する]
と反応させて、式(II)の化合物を得る。
ここで、Xは、好ましくは塩素、臭素、ヨウ素又はフッ素を表し、特に好ましくは臭素又はヨウ素を表し、そして極めて特に好ましくはヨウ素を表す。
式(IVa)及び(IVb)の化合物はまた、塩と錯体化して存在してもよく、ここで、塩は、好ましくはアルカリ金属ハロゲン化物又はアルカリ土類金属ハロゲン化物、好ましくは塩化リチウム及び/又は塩化マグネシウム、及び特に好ましくは塩化リチウムである。
好ましくは、可変部Q、Q、Q、Q、Q、Q及びQの最大4つは、同時にNを表す。ここで、窒素は、N及び/又はNRを意味すると理解されるべきである。
前述の式(I)、(II)、(IVa)及び(IVb)に含まれるQ、V、W及びRc基の好ましい意味は、以下であり、有機亜鉛塩基のより具体的な記載をさらに以下に明らかにし、したがって塩基の好ましい構成はその時点で特定される。
(構成2)
Qは、好ましくは、Q1~Q14の群からの構造要素を表し、
Figure 2022512645000009
ここで、Rは、好ましくは、(C-C)-アルキル、(C-C)-ハロアルキル、(C-C)-アルコキシ-(C-C)-アルキル、(C-C)-ハロアルコキシ-(C-C)-アルキル、(C-C)-アルキルチオ-(C-C)-アルキル、(C-C)-アルキルスルフィニル-(C-C)-アルキル、(C-C)-アルキルスルホニル-(C-C)-アルキル又は(C-C)-アルキルカルボニル-(C-C)-アルキルを表し、そして
Aは、好ましくは、フッ素、塩素、臭素、フルオロメチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、フルオロエチル(CHCFH、CHFCH)、ジフルオロエチル(CFCH、CHCHF、CHFCFH)、トリフルオロエチル、(CHCF、CHFCHF、CFCFH)、テトラフルオロエチル(CHFCF、CFCHF)、ペンタフルオロエチル、トリフルオロメトキシ、ジフルオロクロロメトキシ、ジクロロフルオロメトキシ、トリフルオロメチルチオ、トリフルオロメチルスルフィニル又はトリフルオロメチルスルホニルを表し、
Wは、好ましくは、ハロゲン又はS(O)を表し、
ここで、Rは、好ましくは、(C-C)-アルキル、(C-C)-シアノアルキル、(C-C)-アルコキシ-(C-C)-アルキル、(C-C)-ハロアルキル、(C-C)-アルケニル、(C-C)-ハロアルケニル、(C-C)-アルキニル、(C-C)-ハロアルキニル又は(C-C)-シクロアルキルを表し、そして、
nは、好ましくは、0、1又は2を表し、
は、好ましくは、ハロゲン、特に、塩素、臭素又はヨウ素を表し、
Vは、好ましくは、(C-C)-アルキル、(C-C)-シアノアルキル、(C-C)-アルコキシ-(C-C)-アルキル、(C-C)-ハロアルキル、(C-C)-アルケニル、(C-C)-ハロアルケニル、(C-C)-アルキニル、(C-C)-ハロアルキニル又は(C-C)-シクロアルキルを表し、そして
Yは、好ましくは、ハロゲン、シアノ、(C-C)-アルキル、(C-C)-ハロアルキル、(C-C)-アルコキシ、(C-C)-ハロアルコキシ、アミノカルボニル、(C-C)-アルキルアミノカルボニル、ジ-(C-C)-アルキルアミノカルボニル、(C-C)-ハロアルキルアミノカルボニル、(C-C)-シクロアルキルアミノカルボニル、アミノ、(C-C)-アルキルアミノ、(C-C)-ハロアルキルアミノ、ジ-(C-C)-アルキルアミノ、(C-C)-シクロアルキルアミノ、(C-C)-アルキルスルホニルアミノ、(C-C)-アルキルカルボニルアミノ、(C-C)-ハロアルキルカルボニルアミノ、(C-C)-アルキルカルボニル-(C-C)-アルキルアミノ、(C-C)-ハロアルキルカルボニル-(C-C)-アルキルアミノ、(C-C)-シクロアルキルカルボニルアミノ、(C-C)-シクロアルキルカルボニル-(C-C)-アルキルアミノ、(C-C)-アルケニル、(C-C)-ハロアルケニル、(C-C)-シアノアルケニル又は(C-C)-シクロアルキル-(C)-アルケニルを表すか、又は、
(C-C)-シクロアルキル又は(C-C)-シクロアルケニルを表し、これらのそれぞれは、場合により同一又は異なる置換基によって一置換又は多置換され、それぞれの場合に可能な置換基は:(C-C)-シクロアルキル、(C-C)-アルキル、(C-C)-ハロアルキル、(C-C)-アルコキシ、(C-C)-ハロアルコキシ、ハロゲン又はシアノであり、又は、
フェニル、ピリジル、ピリミジル、ピリダジニル、チオフェニル、フラニル、ピラゾリル、ピロリル、チアゾリル、オキサゾリル又はイミダゾリルを表し、それぞれは、場合により、同一又は異なる置換基によって一置換又は多置換され、それぞれの場合に可能な置換基は:シアノ、ハロゲン、ニトロ、アセチル、ヒドロキシ、アミノ、SF-、(C-C)-シクロアルキル、(C-C)-アルキル-(C-C)-シクロアルキル、ハロ-(C-C)-シクロアルキル、(C-C)-アルキル、(C-C)-ハロアルキル、(C-C)-シアノアルキル、(C-C)-ヒドロキシアルキル、(C-C)-アルコキシ-(C-C)-アルキル、(C-C)-アルケニル、(C-C)-ハロアルケニル、(C-C)-シアノアルケニル、(C-C)-シクロアルキル-(C)-アルケニル、(C-C)-アルキニル、(C-C)-ハロアルキニル、(C-C)-シアノアルキニル、(C-C)-アルコキシ、(C-C)-ハロアルコキシ、(C-C)-シアノアルコキシ、(C-C)-アルコキシ-(C-C)-アルコキシ、(C-C)-アルコキシイミノ、(C-C)-ハロアルコキシイミノ、(C-C)-アルキルチオ、(C-C)-ハロアルキルチオ、(C-C)-アルキルチオ-(C-C)-アルキル、(C-C)-アルキルスルフィニル、(C-C)-ハロアルキルスルフィニル、(C-C)-アルキルスルホニル、(C-C)-ハロアルキルスルホニル、(C-C)-アルキルスルホニルオキシ、(C-C)-ハロアルキルスルホニルオキシ、(C-C)-アルキルカルボニル、(C-C)-ハロアルキルカルボニル、アミノカルボニル、(C-C)-アルキルアミノカルボニル、(C-C)-ハロアルキルアミノカルボニル、ジ-(C-C)-アルキルアミノカルボニル、(C-C)-シクロアルキルアミノカルボニル、アミノチオカルボニル、(C-C)-アルキルアミノチオカルボニル、ジ-(C-C)-アルキルアミノチオカルボニル、(C-C)-ハロアルキルアミノチオカルボニル、(C-C)-シクロアルキルアミノチオカルボニル、(C-C)-アルキルスルホニルアミノ、(C-C)-アルキルアミノ、ジ-(C-C)-アルキルアミノ、(C-C)-ハロアルキルアミノ、(C-C)-シクロアルキルアミノ、アミノスルホニル、(C-C)-アルキルアミノスルホニル、ジ-(C-C)-アルキルアミノスルホニル、(C-C)-アルキルカルボニルアミノ、(C-C)-ハロアルキルカルボニルアミノ、(C-C)-アルキルカルボニル-(C-C)-アルキルアミノ、(C-C)-ハロアルキルカルボニル-(C-C)-アルキルアミノ、(C-C)-シクロアルキルカルボニルアミノ、(C-C)-シクロアルキルカルボニル-(C-C)-アルキルアミノ、(C-C)-アルキルチオカルボニルアミノ、(C-C)-ハロアルキルチオカルボニルアミノ、(C-C)-アルキルチオカルボニル-(C-C)-アルキルアミノ、(C-C)-ハロアルキルチオカルボニル-(C-C)-アルキルアミノ、(C-C)-シクロアルキルチオカルボニルアミノ又は(C-C)-シクロアルキルチオカルボニル-(C-C)-アルキルアミノである。
(構成3)
Qは、特に好ましくは、Q2,Q3,Q4,Q10,Q11,Q13又はQ14の群からの構造要素を表し、
ここで、Rは、特に好ましくは、(C-C)-アルキル又は(C-C)-アルコキシ-(C-C)-アルキルを表し、そして、
Aは、特に好ましくは、トリフルオロメチル、フルオロエチル(CHCFH、CHFCH)、ジフルオロエチル(CFCH、CHCHF、CHFCFH)、トリフルオロエチル(CHCF、CHFCHF、CFCFH)、テトラフルオロエチル(CHFCF、CFCHF)、ペンタフルオロエチル、トリフルオロメチルチオ、トリフルオロメチルスルフィニル又はトリフルオロメチルスルホニルを表し、
Wは、特に好ましくは、ハロゲン又はS(O)を表し、ここで、
は、特に好ましくは、メチル、エチル、n-プロピル又はイソプロピルを表し、そして、
nは、特に好ましくは、0、1又は2を表し、
は、特に好ましくは、塩素を表し、
Vは、特に好ましくは、メチル、エチル、n-プロピル又はイソプロピルを表し、そして、
Yは、特に好ましくは、臭素、ヨウ素、シアノ、エテニル、シクロプロピルエテニル、イソプロペニル、シクロプロピルエチニル、メチル、エチル、イソプロピル、シクロプロピルエチル、メトキシカルボニル、トリフルオロエチルアミノカルボニル、アミノカルボニル、メチルアミノカルボニル、ジメチルアミノカルボニル、エチルアミノカルボニル、アミノチオカルボニル、メチルアミノチオカルボニル、ジメチルアミノチオカルボニルを表すか、又は
シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロペンテニル又はシクロヘキセニルを表し、それぞれは、場合により同一又は異なる置換基によって一置換又は二置換され、それぞれの場合に可能な置換基は、メチル、エチル、n-プロピル、イソプロピル、シクロプロピル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、シアノ、フッ素又は塩素であり、又は
フェニル、ピリジン-2-イル、ピリジン-3-イル、ピリジン-4-イル、ピリミジン-5-イル、ピリダジン-3-イル、ピリダジン-4-イル、チエン-2-イル、チエン-3-イル、1,3-チアゾール-5-イル、1H-イミダゾール-1-イル、1H-イミダゾール-2-イル、1H-イミダゾール-5-イル、1H-ピラゾール-1-イル、1H-ピラゾール-3-イル、1H-ピラゾール-4-イル、1H-ピラゾール-5-イル、1H-ピロール-1-イル、1H-ピロール-2-イル、1H-ピロール-3-イル又は1-シクロヘキセニルを表し、それぞれは、場合により同一又は異なる置換基によって一置換、二置換、又は三置換され、それぞれの場合に可能な置換基は、シアノ、フッ素、塩素、メチル、シクロプロピル、シアノメチル、シアノイソプロピル、シアノシクロプロピル、トリフルオロメチル、トリフルオロエチル又はアミノカルボニルである。
(構成4)
Qが、非常に特に好ましくは、構造要素Q3又はQ13を表し、ここで、
は、非常に特に好ましくは、メチル又はエチル、特に、メチルを表し、そして、
Aは、非常に特に好ましくは、トリフルオロメチル又はペンタフルオロエチルを表し、
Wは、非常に特に好ましくは、S(O)を表し、ここで、
は、非常に特に好ましくは、エチルを表し、そして、
nは、非常に特に好ましくは、0又は2を表し、
は、非常に特に好ましくは、塩素を表し、
Vは、非常に特に好ましくは、メチル又はエチル、特にメチルを表し、そして
Yは、非常に特に好ましくは、臭素、5-シアノピリジン-2-イル又は6-クロロピリダジン-3-イルを表す。
上記のラジカルの定義及び説明は、最終生成物及び中間体、ならびに出発物質の両方に対応する様式で適用される。これらの基の定義は、所望に応じてすなわち、それぞれの好ましい範囲の間の組み合わせを含めて、互いに組み合わせることができる。
本発明によれば、好ましいものとして上に列挙した定義の組み合わせが存在する化合物が好ましい。
本発明によれば、特に好ましいものとして上に列挙した定義の組み合わせが存在する化合物が特に好ましい。
本発明によれば、最も好ましいものとして上に列挙した定義の組み合わせが存在する化合物が非常に特に好ましい。
本発明の更に好ましい実施形態では、QはQ1を表し、そして、R、A、W、R、n、R、V及びYは、構成1で与えられる意味、又は構成2で与えられる意味、又は構成でに与えられる意味、又は構成でに与えられる意味を有する(構成5)。
本発明の更に好ましい実施形態では、QはQ2を表し、そして、R、A、W、R、n、R、V及びYは、構成1で与えられる意味、又は構成2で与えられる意味、又は構成3で与えられる意味、又は構成4で与えられる意味を有する(構成6)。
本発明の更に好ましい実施形態では、QはQ3を表し、そして、R、A、W、R、n、R、V及びYは、構成1で与えられる意味、又は構成2で与えられる意味、又は構成3で与えられる意味、又は構成4で与えられる意味を有する(構成7)。
本発明の更に好ましい実施形態では、Qは、Q4を表し、そして、A、W、R、n、R、V及びYは、構成1で与えられる意味、又は構成2で与えられる意味、又は構成3で与えられる意味、又は構成4で与えられる意味を有する(構成8)。
本発明の更に好ましい実施形態では、QはQ5を表し、そして、A、W、R、n、Rc、V及びYは、構成1で与えられる意味、又は構成2で与えられる意味、又は構成3で与えられる意味、又は構成4で与えられる意味を有する(構成9)。
本発明の更に好ましい実施形態では、QはQ6を表し、そして、A、W、R、n、R、V及びYは、構成1で与えられる意味、又は構成2で与えられる意味、又は構成3で与えられる意味、又は構成4で与えられる意味を有する(構成10)。
本発明の更に好ましい実施形態では、QはQ7を表し、そして、A、W、R、n、R、V及びYは、構成1で与えられる意味、又は構成2で与えられる意味、又は構成3で与えられる意味、又は構成4で与えられる意味を有する(構成11)。
本発明の更に好ましい実施形態では、QはQ8を表し、そして、A、W、R、n、R、V及びYは、構成1で与えられる意味、又は構成2で与えられる意味、又は構成3で与えられる意味、又は構成4で与えられる意味を有する(構成12)。
本発明の更に好ましい実施形態では、QはQ9を表し、そして、A、W、R、n、R、V及びYは、構成1で与えられる意味、又は構成2で与えられる意味、又は構成3で与えられる意味、又は構成4で与えられる意味を有する(構成13)。
本発明の更に好ましい実施形態では、QはQ10を表し、そして、A、W、R、n、R、V及びYは、構成1で与えられる意味、又は構成2で与えられる意味、又は構成3で与えられる意味、又は構成4で与えられる意味を有する(構成14)。
本発明の更に好ましい実施形態では、QはQ11を表し、そして、A、W、R、n、R、V及びYは、構成1で与えられる意味、又は構成2で与えられる意味、又は構成3で与えられる意味、又は構成4で与えられる意味を有する(構成15)。
本発明の更に好ましい実施形態では、QはQ12を表し、そして、A、W、R、n、R、V及びYは、構成1で与えられる意味、又は構成2で与えられる意味、又は構成3で与えられる意味、又は構成4で与えられる意味を有する(構成16)。
本発明の更に好ましい実施形態では、QはQ13を表し、そして、R、A、W、R、n、R、V及びYは、構成1で与えられる意味、又は構成2で与えられる意味、又は構成3で与えられる意味、又は構成4で与えられる意味を有する(構成17)。
本発明の更に好ましい実施形態では、QはQ14を表し、そして、R、W、R、n、R、V及びYは構成1で与えられる意味、又は構成2で与えられる意味、又は構成3で与えられる意味、又は構成4で与えられる意味を有する(構成18)。
本発明の特に好ましい実施形態では、Qは、Q2、Q3、Q4、Q10、Q11、Q13又はQ14を表し、そして、R、A、W、R、n、R、V及びYは、構成1で与えられる意味、又は構成2で与えられる意味、又は構成4で与えられる意味を有する(構成19)。
本発明の特に好ましい実施形態では、QはQ3又はQ13を表し、そして、R、A、W、R、n、R、V及びYは、構成1で与えられる意味、又は構成2で与えられる意味、又は構成3で与えられる意味を有する(構成20)。
有利には、式(II)の置換イミダゾール誘導体は、本発明による方法によって、良好な収率及び高純度で調製することができる。亜鉛試薬の非常に良好な官能基耐性のために、亜鉛塩基は非常に魅力的である。化学量論量の選択的塩基の存在下でのイミダゾール誘導体の位置選択的及び化学選択的メタレーションは、アリン(aryne)脱離が起こることなく、又は感受性官能基が攻撃されることなく、高温でさえ可能となる。中間体として形成された亜鉛化合物は、続いて例えばOrganic Letters 2009、11、1837-1840に記載されているように、種々の求電子剤で捕捉することができる。次いで、新規な置換を有するこれらのイミダゾール誘導体を、貴重なシントンとしてさらに反応させることができる。さらに、本発明による方法は、合成経路を絶えず変更又は適応させる必要なしで、出発物質及び生成物のさらなる及び/又はより柔軟な誘導体化を可能にする。
本発明による方法は、以下のスキーム(I)によって説明することができる:
スキーム1
Figure 2022512645000010
ここで、Q、V、W、R、X、Yは上記の意味を持つ。括弧内に示す化合物は中間体(式(IVa)又は式(IVb))であり、これをさらに反応させて式(II)の化合物を得る。したがって、本発明による方法は2つの工程段階a)及びb)に分けることができ、段階a)は式(I)の化合物のそれぞれの中間体への変換であり、段階b)は、中間体の式(II)の化合物へのさらなる変換である。
一般的な定義
定義により、特に明記しない限り、ハロゲンは、フッ素、塩素、臭素及びヨウ素の群から選択される。
本発明に関連する「ハロゲン化物」という用語は、ハロゲンと周期律表の他の群の元素との間の化合物を意味し、ここで、関連する元素間の電気陰性度の大きな差のためにアニオン及びカチオンからなり、静電相互作用によって一緒に保持されるハロゲン化物塩(イオン性化合物(塩))又は共有結合ハロゲン化物(電気陰性度の差が前述のイオン性化合物ほど大きくないが、結合が電荷極性を有する共有結合化合物)が、化学結合の性質に応じて存在し得る。本発明によれば、ハロゲン化物塩が特に好ましい。
本発明の文脈において、他の場所で異なるように定義されない限り、用語「アルキル」は、それ自体で又は他の用語と組み合わせて、例えばハロアルキル、1~12個の炭素原子を有し、分岐していてもいなくてもよい飽和脂肪族炭化水素基の基を意味すると理解される。C-C12-アルキル基の例は、メチル、エチル、n-プロピル、イソプロピル、n-ブチル、イソブチル、sec-ブチル、tert-ブチル、n-ペンチル、イソペンチル、ネオペンチル、tert-ペンチル、1-メチルブチル、2-メチルブチル、1-エチルプロピル、1,2-ジメチルプロピル、ヘキシル、n-ヘプチル、n-オクチル、n-ノニル、n-デシル、n-ウンデシル及びn-ドデシルである。
本発明によれば、「アルケニル」という用語は、それ自体で又はさらなる用語と組合せて、別に定義されない限り、少なくとも1つの二重結合を有する直鎖又は分岐C-C12-アルケニル基を意味すると理解され、例えば、ビニル、アリル、1-プロペニル、イソプロペニル、1-ブテニル、2-ブテニル、3-ブテニル、1,3-ブタジエニル、1-ペンテニル、2-ペンテニル、3-ペンテニル、4-ペンテニル、1,3-ペンタジエニル、1-ヘキセニル、2-ヘキセニル、3-ヘキセニル、4-ヘキセニル、5-ヘキセニル及び1,4-ヘキサジエニルである。
本発明によれば、別に定義されない限り、用語「アルキニル」は、それ自体又は他の用語と組み合わせて、少なくとも1つの三重結合を有する直鎖又は分枝C-C12-アルキニルラジカルを意味すると理解され、例えばエチニル、1-プロピニル及びプロパルギルである。アルキニル基はまた、少なくとも1つの二重結合を含有する可能性がある。
別に定義されない限り、用語「シクロアルキル」は、それ自体又はさらなる用語と組み合わせて、C-C-シクロアルキル基、例えばシクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル及びシクロオクチルを意味すると理解される。
「アルコキシ」という用語は、本発明の場合、単独で又は他の用語と組み合わせて、例えばハロアルコキシ、O-アルキル基を意味すると理解され、ここで、「アルキル」という用語は上記で定義したとおりである。
本発明によれば、別に定義されない限り、用語「アリール」は、6~14個の炭素原子を有する芳香族基、好ましくは、フェニル、ナフチル、アントリル又はフェナントレニル、特に好ましくはフェニルを意味すると理解される。
別に定義されない限り、用語「アリールアルキル」は、本発明に従って定義される基「アリール」及び「アルキル」の組み合わせを意味すると理解され、ここで、基は一般にアルキル基を介して結合される。これらの例は、ベンジル、フェニルエチル又はα-メチルベンジルであり、ベンジルが特に好ましい。
別に定義されない限り、「ヘトアリール」又は「ヘテロ芳香族環」は、炭素原子及び少なくとも1つのヘテロ原子から構成される単環式、二環式又は三環式複素環式基を意味し、ここで、少なくとも1つの環は芳香族である。好ましくは、ヘトアリール基は、3、4、5、6、7又は8個の炭素原子を含有する。ここで特に好ましいのは、3、4、5、6、7又は8個の炭素原子及び少なくとも1個のヘテロ原子の単環式基である。ヘトアリール基は、特に好ましくはシリーズのフリル、チエニル、ピロリル、ピラゾリル、イミダゾリル、1,2,3-トリアゾリル、1,2,4-トリアゾリル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、1,2,3-オキサジアゾリル、1,2,4-オキサジアゾリル、1,3,4-オキサジアゾリル、1,2,5-オキサジアゾリル、1,2,3-チアジアゾリル、1,2,4-チアジアゾリル、1,3,4-チアジアゾリル、1,2,5-チアジアゾリル、ピリジル、ピリミジニル、ピリダジニル、ピラジニル、1,2,3-トリアジニル、1,2,4-トリアジニル、1,3,5-トリアジニル、ベンゾフリル、ベンゾイソフリル、ベンゾチエニル、ベンゾイソチエニル、インドリル、イソインドリル、インダゾリル、ベンゾチアゾリル、ベンゾイソチアゾリル、ベンゾオキサゾリル、ベンゾイソオキサゾリル、ベンゾイミダゾリル、2,3-ベンゾオキサジアゾール、キノリニル、イソキノリニル、シノリニル、フタラジニル、キナゾリニル、キノキサリニル、ナフチルリジニル、ベンゾトリアジニル、プリニル、プテリジニル、イミダゾピリジニル及びインドリジニルよりなる群から選択される。
ハロゲン置換基、例えばハロアルキルは、モノハロゲン化又は可能な置換基の最大数までポリハロゲン化されている。ポリハロゲン化の場合、ハロゲン原子は同一であっても異なっていてもよい。特に明記しない限り、置換されていてもよい基は一置換又は多置換されていてもよく、ここで、多置換の場合の置換基は、同じであっても異なっていてもよい。
本発明の文脈における用語「ピバロイル」は、経験的に式(CHCCOHを有するピバリン酸(IX)の脱プロトン化ラジカルを記載する。
Figure 2022512645000011
「O-ピバロイル」は、対応してピバロイル基の結合が酸基の脱プロトン化酸素原子を介することを意味する。
式(I)の化合物の合成は、原則として当業者に公知であり、例えば、WO2013/180193、WO2016/039444、WO2018/130437及びWO2018/130443に記載されている。
第1の工程段階(段階a)における式(I)の化合物の式(IVa)又は式(IVb)の化合物への転換は、構造(NR)-Zn-R又は(NR-Znの有機亜鉛塩基の存在下で行われ(構成B-1)、
は、上記で定義されたとおりであり(構成1)(したがって、ハロゲン又は-O-ピバロイルを表し)、
及びRは、一緒になって、-(CH-、-(CH-又は-(CHO(CH-群を形成し、ここで、各置換基は、場合により、1、2、3又は4つのRにより置換されていてもよく、そして、
は、メチル、エチル、n-プロピル及びイソプロピルよりなる群から選択される。
(構成B-2)が好ましく、
cは、好ましい(構成2)として上で定義した通りであり(したがって、-O-ピバロイル、塩素、臭素又はヨウ素である)、
及びRは、一緒になって、-(CH-群を形成し、これらの群のそれぞれは、場合により1、2、3、又は4つのR基で置換されてもよく、そして
は、メチル及びエチルからなる群から選択される。
(構成B-3)であることが特に好ましく、
cは、特に好ましい(構成6)として上記に定義した通りであり(従って、塩素である)、そして、
a及びRbは、一緒になって、-(CH-群を形成し、4つのメチル基で置換される。
上記の基の定義は所望に応じて、すなわち、それぞれの好ましい範囲の間の組み合わせを含めて、互いに組み合わせることができる。
本発明による塩基の非常に特に好ましい構成において、構造要素(NR)は、式(V)のテトラメチルピペリジン(TMP)である。
Figure 2022512645000012
従って、本発明により非常に特に好ましい有機亜鉛塩基は、亜鉛がTMPに結合され、特にハロゲン化亜鉛の形態で、最も好ましくは塩化亜鉛の形態であることを特徴とする。この種の塩基は、下記式(VI)の構造(構成B-4)を有し、
Figure 2022512645000013

[式中、xは、1又は2の数である]。
これらの中で、式(VII)によるx=1である塩基(構成B-5)が好ましい:
Figure 2022512645000014
本発明による方法のさらに好ましい実施形態において、有機金属塩基は、アルカリ金属ハロゲン化物又はアルカリ土類金属ハロゲン化物と共に存在する。これは、式(VI)及び(VII)の塩基に特に当てはまる。この種の特に好ましいアルカリ金属ハロゲン化物又はアルカリ土類金属ハロゲン化物は、塩化リチウム及び塩化マグネシウムであり、塩化リチウムが非常に特に好ましい。従って、本発明において非常に特に好ましい有機金属塩基は、TMPZnCl・LiCl又は(TMP)Zn・2LiCl又は(TMP)Zn・2LiCl・2MgCl(構成B-6)である。最も好ましいのは、TMPZnCl・LiCl(VIII;構成B-7)である。
Figure 2022512645000015
本発明による式(I)、(II)及び(IVa)又は(IVb)の化合物と塩基との特定の組み合わせは、以下に例として表1に引用され、これらは本発明による方法において使用可能である。いくつかの構成において、構造要素Rは本発明による塩基及び式(IVa)の化合物の両方に存在するので、最も狭い定義はそれぞれRに適用される。
Figure 2022512645000016

Figure 2022512645000017

Figure 2022512645000018
好ましくは、本発明による方法において、有機金属塩基は、式(I)の化合物の材料の量に基づいて、0.5~5.0当量、好ましくは0.8~2.0当量、さらに好ましくは1.0~1.5当量、より好ましくは1.0~1.2当量の総量で使用される。この点における本発明による方法の1つの利点は、有機金属塩基が事実上化学量論的な量で使用され得ることである。
使用される有機亜鉛塩基中に構造要素(NR)が1回又は2回存在するかどうかに応じて、式(IVa)又は式(IVb)の中間体化合物が工程段階a)で形成される。
工程段階a)の反応は、高温で特に良好である。したがって、工程段階a)における反応は、一般に0℃~110℃の温度で、好ましくは20℃~100℃、30℃~95℃、40℃~90℃、60℃~85℃、最も好ましくは70℃~85℃、例えば80℃で行われる。
反応は典型的には標準圧力で行われるが、高圧又は減圧で行うこともできる。
段階a)は、一般に5分~12時間、好ましくは15分~10時間、及び特に好ましくは30分~2時間の期間にわたって行われる。
第2の工程段階(段階b)における式(IVa)又は(IVb)の化合物の式(II)の化合物への変換は、X及びYがそれぞれ上記の定義を有する化合物X-Yの存在下で行われる。
Y=ハロゲンのラジカルYの導入(段階b):
本発明の1つの変法では、X及びYの両方がハロゲンを表す。この場合、X-Yはハロゲン間化合物である。ここで、XとYは必ずしも同じハロゲンである必要はない。例えば、Xはヨウ素又は臭素であってもよく、Yは塩素、臭素又はヨウ素であってもよい。しかしながら、好ましくは、化合物X-Yが元素ハロゲン、特にF、Cl、Br又はIである。I又はBrが特に好ましく、Brが特に好ましい。
X-Yは、好ましくは基W及びYが異なるハロゲンであるように選択され、特に好ましくは以下の場合であり;
Wは、フッ素を表し、Yは、ヨウ素、臭素又は塩素を表し、
Wは、塩素を表し、Yは、ヨウ素又は臭素を表し、又は
Wは、臭素を表し、Yは、ヨウ素を表す。
好ましくは、本発明による方法において、化合物X-Yは、式(I)の化合物の材料の量に基づいて、0.5~10当量、好ましくは0.8~5.0当量、さらに好ましくは1.0~2.5当量、より好ましくは1.0~1.5当量の総量で使用される。
工程段階b)における反応は、一般に0℃~80℃の温度で、好ましくは10℃~70℃、15℃~60℃、20℃~50℃、20℃~40℃、最も好ましくは20℃~35℃、例えば室温又は25℃で行われる。
反応は典型的には標準圧力で行われるが、高圧又は減圧で行うこともできる。
本発明のこの変形では、段階b)は、一般に5分~12時間、好ましくは15分~10時間、及び特に好ましくは30分~2時間にわたって行われる。
Y≠ハロゲンのラジカルY(段階b)の導入:
本発明のさらなる変形において、第2の工程段階(段階b)における式(IVa)又は(IVb)の化合物の式(II)の化合物への変換は、化合物X-Yの存在下で行われ、ここで、Yは、構成1~4のいずれかに従う意味を有するが、ハロゲンを表さず、Xは、好ましくは塩素、臭素、ヨウ素又はフッ素(構成(C-1))、特に好ましくは臭素又はヨウ素(C-2)、及び非常に特に好ましくはヨウ素(C-3)を表す。
以下の表2に、例として、本発明による方法で使用することができる化合物X-Yを列挙する。
Figure 2022512645000019
式(II)の化合物は、好ましくは例えば、クロスカップリングによって調製することができ、特に、Angewandte Chemie International Edition 2014、53、1430-1434に記載されているような触媒の存在下で、式(IVa)又は(IVb)の化合物と化合物X-YとのNegishiクロスカップリングによって調製することができる。
この場合、化合物X-Yは、式(I)の化合物の材料の量に基づいて、好ましくは0.5~10当量、好ましくは0.8~5.0当量、さらに好ましくは1.0~2.5当量、より好ましくは1.0~2.0当量の総量で使用される。
クロスカップリングの場合、段階b)は、好ましくは触媒の存在下で実施される。好ましくは、触媒はパラジウム化合物又はニッケル化合物である。より好ましくは、触媒はパラジウム化合物である。非常に特に好ましくは、触媒は、式(III)のテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(Pd(PPhと略される)である。
Figure 2022512645000020
典型的には、2.5~25モル%、好ましくは5~20モル%の触媒、特にテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)が使用される。
本発明のこの変形では、段階b)は、一般に0℃~120℃の温度で、好ましくは10℃~100℃、特に好ましくは25℃~90℃の温度で実施される。
本発明のこの変形では、段階b)は、一般に5分~12時間、好ましくは15分~10時間、及び特に好ましくは30分~4時間の期間にわたって実施される。
反応は典型的には標準圧力で行われるが、高圧又は減圧で行うこともできる。
式(I)の化合物の本発明による式(IVa)又は(IVb)の化合物への変換、さらに式(II)の化合物への変換は、好ましくはそれぞれの場合において有機溶媒の存在下で行われる。有用な溶媒は原則として、使用される反応条件下で不活性であり、変換される化合物が適切な溶解性を有する全ての有機溶媒を含む。適切な溶媒には、特に、テトラヒドロフラン(THF)、1,4-ジオキサン、ジエチルエーテル、ジグリム、メチルtert-ブチルエーテル(MTBE)、tert-アミルメチルエーテル(TAME)、2-メチルTHF、トルエン、キシレン、メシチレン、エチレンカーボネート、プロピレンカーボネート、N,N-ジメチルアセトアミド、N,N-ジメチルホルムアミド(DMF)、N-メチルピロリドン(NMP)、N-エチル-2-ピロリドン(NEP)、N-ブチル-2-ピロリドン(NBP)、N,N’-ジメチルプロピレン尿素(DMPU)、ハロ炭化水素及び芳香族炭化水素、特にクロロ炭化水素、例えば、テトラクロロエチレン、テトラクロロエタン、ジクロロプロパン、塩化メチレン、ジクロロブタン、クロロホルム、四塩化炭素、トリクロロエタン、トリクロロエチレン、ペンタクロロエタン、ジフルオロベンゼン、1,2-ジクロロエタン、クロロベンゼン、ブロモベンゼン、ジクロロベンゼン、特に、1,2-ジクロロベンゼン、クロロトルエン、トリクロロベンゼン、4-メトキシベンゼン、トリクロロトリフルオロエタン、ベンゾトリフルオリド及び4-クロロベンゾトリフルオリドのようなフッ素化脂肪族化合物である。好ましくは、テトラヒドロフラン(THF)、1,4-ジオキサン、ジエチルエーテル、ジグリム、メチルtert-ブチルエーテル(MTBE)、tert-アミルメチルエーテル(TAME)、2-メチル-THF、トルエン、キシレン、メシチレン、ジメチルホルムアミド(DMF)のような上記溶媒の混合物を使用することも可能である。
好ましい溶媒は、THF、N,N-ジメチルホルムアミド(DMF)、1,4-ジオキサン、ジグリム、メチルtert-ブチルエーテル(MTBE)、tert-アミルメチルエーテル(TAME)、2-メチル-THF、トルエン及び4-メトキシベンゼンである。
特に好ましい溶媒は、THF及びN,N-ジメチルホルムアミド(DMF)であり、THFが非常に特に好ましい。
溶媒はまた、脱気されてもよい(無酸素)。
工程段階a)及びb)の両方に同じ溶媒を使用することが好ましい。異なる溶媒が工程段階a)及びb)のために使用される本発明の代替の構成も同様に可能であるが、その場合、溶媒は同様に好ましくは前述の溶媒から選択され、好ましいと指定されたそれぞれの溶媒は、特に好ましく、特に好ましいものは、それぞれの工程段階a)又はb)に適用可能である。
式(II)の所望の化合物は、例えば、飽和塩化アンモニウム又はチオ硫酸ナトリウム溶液の存在下での水性後処理及び/又はその後のクロマトグラフィーによって単離することができる。このような方法は当業者に公知であり、有機溶媒又は溶媒混合物からの結晶化も含む。
本発明による方法の特に好ましい態様は、以下のスキーム(II)を参照して説明することができる:
スキームII:
Figure 2022512645000021
ここで、Q、Q、R、n、A、X、Yは上記の意味を持つ。括弧内に示す化合物は式(IVa)の対応する中間体を表し、これをさらに反応させて生成物である式(II)の化合物を得る。両方の反応は、溶媒としてTHF中で起こる。「当量」は、使用されるTMPZnCl・LiCl又はX-Yの当量の量を指す。
さらに、Y=ハロゲンである式(II)の化合物は、さらなる工程段階において、式(II’)の化合物に変換することができ
Figure 2022512645000022
[式中、Q、V、W及びYは上記の意味を有し、構成1~20のいずれかに記載の好ましい範囲を有し、ここで、Yは、ハロゲンを表さない]。
式(II)(式中、Y=ハロゲンである)の化合物の式(II’)の化合物への転化(段階c)は、好ましくは遷移金属媒介交差カップリング[Chem.Rev.1995,95,2457-2483;Tetrahedron 2002,58,9633-9695;Metal-Catalyzed Cross-Coupling Reactions(編集:Ade Meijere、FDiederich),2nd版、Wiley-VCH、Weinheim,2004を参照]によって、又は求核芳香族置換(Bioorganic and Medicinal Chemistry Letters 2007,17,5825-5830又はUS4125726に記載されるプロセスを参照)によって実施される。
例えば、Yが好ましくは臭素又はヨウ素を表す式(II)の化合物は、一連の遷移金属塩からの適切な触媒の存在下で、公知の方法(国際公開第2012/143599号、米国特許出願公開第2014/094474号、米国特許出願公開第2014/243316号、米国特許出願公開第2015/284358号又はJournal of Organic Chemistry 2004、69、8829-8835号参照)に従って、適切なボロン酸[Y-B(OH)]又はボロン酸エステルと反応させて、式(II’)の化合物を与える。ここで、好ましいカップリング触媒の例としては、[1,1’-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)、ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)ジクロライド又はテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウムのようなパラジウム触媒を含む。本処理を実施するために使用される好適な塩基性反応補助剤は、好ましくはナトリウム、カリウム又はセシウムの炭酸塩である。必要とされるボロン酸誘導体[Y-B(OH)]又はボロン酸エステル誘導体のいくつかは、公知であるか、及び/又は商業的に入手可能であるか、又はそれらは一般的に公知の方法によって調製することができる(Boronic Acids(編集:DGHall)、第2版、Wiley-VCH、Weinheim、2011を参照されたい)。この場合、反応は、好ましくは、水、及び、一般的な反応条件下で不活性である通常の溶媒から選択される有機溶媒の混合物中で行われる。テトラヒドロフラン、ジオキサン又は1,2-ジメトキシエタンのようなエーテルがしばしば使用される。
あるいは、カップリングパートナーとしてスタナン誘導体[Y-Sn(n-Bu)]を使用することもできる(米国特許出願公開第2013/281433号、国際公開第2004/099177号又は国際公開第2016/071214号を参照)。必要なスタンナン誘導体[Y-Sn(n-Bu)]のいくつかは、公知であるか、及び/又は市販されているか、又はそれらは一般に公知の方法によって調製することができる(国際公開第2016/071214号又は国際公開第2007/148093号を参照されたい)。
式(II’)の化合物を得るための、式(II)のハロゲン化イミダゾール誘導体と、上記のように任意に置換されたイミダゾール又はピラゾールのようなNH含有ヘテロ芳香族とのカップリングは、塩基性条件下での反応(例えば、ジメチルホルムアミド中の水素化ナトリウム、例えば、WO2005/058898を参照されたい)によって行うことができる。あるいは、反応は、1,4-ジオキサン又はトルエンのような適切な溶媒中で、適切な配位子、例えば、(trans)-N,N’-ジメチルシクロヘキサン-1,2-ジアミン又はR-(+)-プロリン、及び適切な塩基、例えば、炭酸カリウム又はリン酸カリウムの存在下で、銅(I)塩、ヨウ化銅(I)との触媒作用によって、不活性ガス雰囲気下で行うことができる(例えば、WO2016/109559参照)。
本発明はさらに、式(IVa)の化合物を提供し
Figure 2022512645000023
[式中、Q、V、R及びWは、上記の定義を有し、そして構成1~20のいずれかに記載の好ましい構成を有する]。
式(IVa)の化合物はまた、塩と錯体を形成して存在してもよく、ここで、塩は、好ましくはアルカリ金属ハロゲン化物又はアルカリ土類金属ハロゲン化物、好ましくは塩化リチウム及び/又は塩化マグネシウム、及び特に好ましくは塩化リチウムである。
式(IVa)の化合物の中で、以下の化合物が特に好ましく、ここで、それぞれの化合物は、単独で又は塩化リチウム錯体として存在することができる:
Figure 2022512645000024

Figure 2022512645000025

Figure 2022512645000026

Figure 2022512645000027

Figure 2022512645000028
本発明はさらに、式(IVb)の化合物を提供し
Figure 2022512645000029
[式中、Q、V及びWは、上記の意味を有し、構成1~20のいずれかに記載の好ましい構成を有する]。
式(IVb)の化合物はまた、塩と錯体を形成して存在してもよく、ここで、塩は好ましくはアルカリ金属ハロゲン化物又はアルカリ土類金属ハロゲン化物、好ましくは構造(IVb-1)又は(IVb-2)におけるような塩化リチウム及び/又は塩化マグネシウム、特に好ましくは塩化リチウムである(構造(IVb-1))。
Figure 2022512645000030

[式(IVb-1)及び(IVb-2)中のQ、V及びWは、構成1~20のいずれかに従って上記の与えられた意味を有し、好ましい意味を有する]。
本発明は以下の実施例によってより詳細に説明されるが、実施例は、本発明を限定する様式で解釈されるべきではない。
分析的測定
以下に述べる分析的測定方法は、それぞれの分析的測定方法が関連する文章の節に特別に記載されていない限り、文書全体のすべての記述に適用される。
質量分析
酸性クロマトグラフィー条件下でのLC-MSによる[M+H]又はMの測定は、移動相として1リットルのアセトニトリルあたり1mlのギ酸及び1リットルのミリポア水あたり0.9mlのギ酸を用いて行った。Zorbax Eclipse Plus C18 50mm×2.1mm、1.8μmカラムを55℃のカラムオーブン温度で使用した。
計器:
LC-MS3:SQD2質量分析計及びSampleManagerサンプルチェンジャーを備えたWaters UPLC。10%アセトニトリルから95%アセトニトリルへの0.0~1.70分の直線勾配、1.70~2.40分の一定95%アセトニトリル、流速0.85ml/分。
LC-MS6及びLC-MS7:Agilent 1290 LC、Agilent MSD質量分析計、HTS PALサンプルチェンジャー。10%アセトニトリルから95%アセトニトリルへの0.0~1.80分の直線勾配、1.80~2.50分の一定95%アセトニトリル、流速1.0ml/分。
中性クロマトグラフィー条件下でのLC-MSによる[M+H]の測定は、移動相として79mg/lの炭酸アンモニウムを含むアセトニトリル及びミリポア水を用いて行った。
計器:
LC-MS4:Waters IClass Acquity with QDA mass spectrometer and FTN sample changer(カラムWaters Acquity 1.7μm 50mm * 2.1mm、カラムオーブン温度45℃)。10%アセトニトリルから95%アセトニトリルへの0.0~2.10分の直線勾配、2.10~3.00分の一定95%アセトニトリル、流速0.7ml/分。
LC-MS5:MSD質量分析計及びHTS PALサンプルチェンジャーを備えたAgilent 1100 LCシステム(カラム:Zorbax XDB C18 1.8μm 50mm×4.6mm、カラムオーブン温度55℃)。10%アセトニトリルから95%アセトニトリルへの0.0~4.25分、4.25~5.80分の一定95%アセトニトリル、流速2.0ml/分。
全ての場合において、保持時間インデックスは3~16個の炭素を有する直鎖アルカン-2-オンの同族シリーズの較正測定から決定され、ここで、最初のアルカノンのインデックスは300に設定され、最後のアルカノンのインデックスは1600に設定され、そして線形補間は、連続するアルカノンの値の間で実施された。
logP値
logP値は、EEC指令79/831 Annex V.A8に従って、以下の方法を用いて、逆相カラム(C18)上のHPLC(高速液体クロマトグラフィー)によって決定した:
logP[a]値は、移動相として水中0.9ml/lギ酸及びアセトニトリル中1.0ml/lギ酸を使用する酸性範囲でのLC-UV測定(10%アセトニトリルから95%アセトニトリルへの直線勾配)によって決定される。
logP[n]値は、水中の79mg/l炭酸アンモニウム及びアセトニトリルを移動相として使用する中性範囲でのLC-UV測定(10%アセトニトリルから95%アセトニトリルへの直線勾配)によって決定される。
較正は、既知のlogP値を有する直鎖アルカン-2-オン(3~16個の炭素原子を有する)の同族シリーズを用いて行った。連続するアルカノン間の値は、線形回帰によって決定される。
H NMRスペクトルは、溶媒CDCN、CDCl又はd-DMSO中の溶液の標準(0.00ppm)としてテトラメチルシランを使用して、1.7mm TCI試料ヘッドを備えたBruker Avance 400MHz分光計で測定した。あるいは、5mm CPNMPサンプルヘッドを備えたBruker Avance III 600MHz分光計、又は5mm TCIサンプルヘッドを備えたBruker Avance NEO 600MHz分光計を測定に用いた。一般に、測定は298Kのサンプルヘッド温度で行った。他の測定温度が使用される場合、これは特に言及される。
NMRデータは、古典的な形態(δ値、多重項分割、水素原子数)で記載されている。
それぞれの場合において、NMRスペクトルが記録された溶媒を記載する。
実施例1
6-[2-ブロモ-5-(エチルスルファニル)-1-メチル-1H-イミダゾール-4-イル]-7-メチル-3-(トリフルオロメチル)-7H-イミダゾ[4,5-c]ピリダジンの合成:
Figure 2022512645000031
無水THF(10ml)中の6-[5-(エチルスルファニル)-1-メチル-1H-イミダゾール-4-イル]-7-メチル-3-(トリフルオロメチル)-7H-イミダゾ[4,5-c]ピリダジン(1.60g、4.67mmol)を、最初に、磁気撹拌棒及び隔壁を備えた乾燥アルゴン充填シュレンクフラスコに入れた。塩化亜鉛-2,2,6,6-テトラメチルピペリジン-1-イド塩化リチウム錯体(TMPZnCl・LiCl)(THF中1.31M、3.92mL、5.14ミリモル)を滴下し、混合物を25℃で10分間撹拌した。反応混合物を0℃に冷却し、次に臭素(0.337ml、6.54mmol)を添加し、次いで混合物を25℃で20分間撹拌した。飽和塩化アンモニウム水溶液及びチオ硫酸ナトリウム溶液を反応混合物に加え、酢酸エチルで3回抽出し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させた。濾過後、溶媒を減圧下で除去した。粗生成物をクロマトグラフィーにより精製し、6-[2-ブロモ-5-(エチルスルファニル)-1-メチル-1H-イミダゾール-4-イル]-7-メチル-3-(トリフルオロメチル)-7H-イミダゾ[4,5-c]ピリダジン(1.26g、62%)を白色固体として得た。
HPLC-MS:logP[a]=3.14;logP[n]=3.01;MH:421;
H-NMR(d-DMSO):δ8.565(s、1H)、4.275(s、3H)、3.78(s、3H)、3.05(q、2H)、1.13(t、3H)。
実施例2
6-[2-ブロモ-5-(エチルスルファニル)-1-メチル-1H-イミダゾール-4-イル]-7-メチル-3-(ペンタフルオロエチル)-7H-イミダゾ[4,5-c]ピリダジンの合成:
Figure 2022512645000032
無水THF(20ml)中の6-[5-(エチルスルファニル)-1-メチル-1H-イミダゾール-4-イル]-7-メチル-3-(ペンタフルオロエチル)-7H-イミダゾ[4,5-c]ピリダジン(4.00g、10.2mmol)を、最初に、磁気撹拌棒及び隔壁を備えた乾燥アルゴン充填シュレンクフラスコに入れた。塩化亜鉛-2,2,6,6-テトラメチルピペリジン-1-イド塩化リチウム錯体(TMPZnCl・LiCl)(THF中1.31M、8.56mL、11.2mmol)を滴下し、混合物を25℃で10分間撹拌した。反応混合物を0℃に冷却し、次いで臭素(0.435ml、14.3mmol)を添加し、混合物を続いて25℃で20分間撹拌した。飽和塩化アンモニウム水溶液及びチオ硫酸ナトリウム溶液を反応混合物に加え、酢酸エチルで3回抽出し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させた。濾過後、溶媒を減圧下で除去した。粗生成物をクロマトグラフィーにより精製し、6-[2-ブロモ-5-(エチルスルファニル)-1-メチル-1H-イミダゾール-4-イル]-7-メチル-3-(ペンタフルオロエチル)-7H-イミダゾ[4,5-c]ピリダジン(4.36g、84%)を白色固体として得た。
HPLC-MS:logP[a]=3.80;logP[n]=3.66;MH:471;
H-NMR(d-DMSO):δ8.59(s、1H)、4.28(s、3H)、3.79(s、3H)、3.06(q、2H)、1.12(t、3H)。
実施例3
6-[2-ブロモ-5-(エチルスルホニル)-1-メチル-1H-イミダゾール-4-イル]-7-メチル-3-(ペンタフルオロエチル)-7H-イミダゾ[4,5-c]ピリダジンの合成:
Figure 2022512645000033
無水THF(5ml)中の6-[5-(エチルスルホニル)-1-メチル-1H-イミダゾール-4-イル]-7-メチル-3-(ペンタフルオロエチル)-7H-イミダゾ[4,5-c]ピリダジン(68.0mg、0.160mmol)を、最初に、磁気撹拌棒及び隔壁を備えた乾燥アルゴン充填シュレンクフラスコに入れた。塩化亜鉛-2,2,6,6-テトラメチルピペリジン-1-イド塩化リチウム錯体(TMPZnCl・LiCl)(THF中1.30M、0.136mL、0.176ミリモル)を滴下し、混合物を25℃で10分間撹拌した。反応混合物を0℃に冷却し、次いで臭素(11μl、0.224mmol)を添加し、混合物を続いて25℃で20分間撹拌した。飽和塩化アンモニウム水溶液及びチオ硫酸ナトリウム溶液を反応混合物に加え、酢酸エチルで3回抽出し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させた。濾過後、溶媒を減圧下で除去した。粗生成物をクロマトグラフィーにより精製し、6-[2-ブロモ-5-(エチルスルホニル)-1-メチル-1H-イミダゾール-4-イル]-7-メチル-3-(ペンタフルオロエチル)-7H-イミダゾ[4,5-c]ピリダジン(40.0mg、50%)を白色固体として得た。
HPLC-MS:logP[a]=2.80;logP[n]=2.76;MH:503;
H-NMR(d-DMSO):δ8.74(s、1H)、4.06(s、3H)、3.94(s、3H)、3.78(q、2H)、1.29(t、3H)。
実施例4
2-[2-ブロモ-5-(エチルスルファニル)-1-メチル-1H-イミダゾール-4-イル]-3-メチル-6-(ペンタフルオロエチル)-3H-イミダゾ[4,5-c]ピリジンの合成:
Figure 2022512645000034
無水THF(5ml)中の2-[5-(エチルスルファニル)-1-メチル-1H-イミダゾール-4-イル]-3-メチル-6-(ペンタフルオロエチル)-3H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン(86.5mg、0.221mmol)を、最初に、磁気撹拌棒及び隔壁を備えた乾燥アルゴン充填シュレンクフラスコに入れた。塩化亜鉛-2,2,6,6-テトラメチルピペリジン-1-イド塩化リチウム錯体(TMPZnCl・LiCl)(THF中1.30M、0.187mL、0.243ミリモル)を滴下し、混合物を25℃で10分間撹拌した。反応混合物を0℃に冷却し、次いで臭素(16μl、0.309mmol)を添加し、混合物を続いて25℃で20分間撹拌した。飽和塩化アンモニウム水溶液及びチオ硫酸ナトリウム溶液を反応混合物に加え、酢酸エチルで3回抽出し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させた。濾過後、溶媒を減圧下で除去した。粗生成物をクロマトグラフィーにより精製し、2-[2-ブロモ-5-(エチルスルファニル)-1-メチル-1H-イミダゾール-4-イル]-3-メチル-6-(ペンタフルオロエチル)-3H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン(128mg、定量的)を白色固体として得た。
HPLC-MS:logP[a]=3.63;logP[n]=3.51;MH:470;
H-NMR(d-DMSO):δ9.17(s、1H)、8.21(s、1H)、4.15(s、3H)、3.76(s、3H)、3.01(q、2H)、1.11(t、3H)。
実施例5
6-[2-(6-クロロピリダジン-3-イル)-5-(エチルスルファニル)-1-メチル-1H-イミダゾール-4-イル]-7-メチル-3-(ペンタフルオロエチル)-7H-イミダゾ[4,5-c]ピリダジンの合成:
Figure 2022512645000035
無水THF(5ml)中の6-[5-(エチルスルホニル)-1-メチル-1H-イミダゾール-4-イル]-7-メチル-3-(ペンタフルオロエチル)-7H-イミダゾ[4,5-c]ピリダジン(100mg、0.255mmol)を、最初に、磁気撹拌棒及び隔壁を備えた乾燥アルゴン充填シュレンクフラスコに入れた。塩化亜鉛-2,2,6,6-テトラメチルピペリジン-1-イド塩化リチウム錯体(TMPZnCl・LiCl)(THF中1.31M、0.214mL、0.280ミリモル)を滴下し、混合物を25℃で10分間撹拌した。無水THF(10ml)中の3-クロロ-6-ヨードピリダジン(61.3mg、0.255mmol)の溶液及びテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(29.5mg、0.025mmol)を添加し、次いで反応混合物を80℃で4時間撹拌した。反応混合物を25℃に冷却し、飽和塩化アンモニウム水溶液及びチオ硫酸ナトリウム溶液を添加し、混合物を酢酸エチルで3回抽出し、抽出物を無水硫酸ナトリウムで乾燥した。濾過後、溶媒を減圧下で除去した。粗生成物をクロマトグラフィーにより精製し、6-[2-(6-クロロピリダジン-3-イル)-5-(エチルスルファニル)-1-メチル-1H-イミダゾール-4-イル]-7-メチル-3-(ペンタフルオロエチル)-7H-イミダゾ[4,5-c]ピリダジン(83.3mg、65%)を白色固体として得た。
HPLC-MS:logP[a]=4.13;logP[n]=4.01;MH:505;
H-NMR(d-DMSO):δ8.63(s、1H)、8.54(d、1H)、8.14(d、1H)、4.41(s、3H)、4.26(s、3H)、3.14(q、2H)、1.18(t、3H)。
実施例6
6-{5-(エチルスルファニル)-1-メチル-4-[7-メチル-3-(ペンタフルオロエチル)-7H-イミダゾ[4,5-c]ピリダジン-6-イル]-1H-イミダゾール-2-イル}ニコチノニトリルの合成:
Figure 2022512645000036
無水THF(5ml)中の6-[5-(エチルスルホニル)-1-メチル-1H-イミダゾール-4-イル]-7-メチル-3-(ペンタフルオロエチル)-7H-イミダゾ[4,5-c]ピリダジン(100mg、0.255mmol)を、最初に、磁気撹拌棒及び隔壁を備えた乾燥アルゴン充填シュレンクフラスコに入れた。塩化亜鉛-2,2,6,6-テトラメチルピペリジン-1-イド塩化リチウム錯体(TMPZnCl・LiCl)(THF中1.31M、0.214mL、0.280ミリモル)を滴下し、混合物を25℃で10分間撹拌した。無水THF(10ml)中の6-ヨードニコチノニトリル(58.6mg、0.255mmol)の溶液及びテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(29.5mg、0.025mmol)を添加し、次いで反応混合物を80℃で4時間撹拌した。反応混合物を25℃に冷却し、飽和塩化アンモニウム水溶液及びチオ硫酸ナトリウム溶液を添加し、混合物を酢酸エチルで3回抽出し、抽出物を無水硫酸ナトリウムで乾燥した。濾過後、溶媒を減圧下で除去した。粗生成物をクロマトグラフィーにより精製し、6-{5-(エチルスルファニル)-1-メチル-4-[7-メチル-3-(ペンタフルオロエチル)-7H-イミダゾ[4,5-c]ピリダジン-6-イル]-1H-イミダゾール-2-イル}ニコチノニトリル(109mg、86%)を白色固体として得た。
HPLC-MS:logP[a]=4.32;logP[n]=4.20;MH:495;
H-NMR(d-DMSO):δ9.19(m、1H)、8.62(s、1H)、8.51(m、1H)、8.46(m、1H)、4.42(s、3H)、4.265(s、3H)、3.13(q、2H)、1.16(t、3H)。

Claims (17)

  1. 式(II)の化合物の製造方法であって;
    Figure 2022512645000037


    式中、
    Qは、構造要素
    Figure 2022512645000038


    を表し、ここで、記号#は、残りの分子への結合を示し、
    は、N又はCRを表し、
    は、N又はCRを表し、
    は、N又はCを表し、
    は、O、S、N、CR又はNRを表し、
    は、N又はCを表し、
    は、N又はCHを表し、そして
    は、N又はCHを表し、
    ここで、可変部Q、Q、Q、Q、Q、Q及びQの最大5つは、同時にNを表し、Q及びQは、同時にNを表さず、そして、
    は、水素、(C-C)-アルキル、(C-C)-ハロアルキル、(C-C)-シアノアルキル、(C-C)-アルコキシ-(C-C)-アルキル、(C-C)-ハロアルコキシ-(C-C)-アルキル、(C-C)-アルケニル、(C-C)-アルケニルオキシ-(C-C)-アルキル、(C-C)-ハロアルケニルオキシ-(C-C)-アルキル、(C-C)-ハロアルケニル、(C-C)-シアノアルケニル、(C-C)-アルキニル、(C-C)-アルキニルオキシ-(C-C)-アルキル、(C-C)-ハロアルキニル、(C-C)-シクロアルキル、(C-C)-シクロアルキル-(C-C)-シクロアルキル、(C-C)-アルキル-(C-C)-シクロアルキル、(C-C)-ハロシクロアルキル、(C-C)-アルキルチオ-(C-C)-アルキル、(C-C)-アルキルスルフィニル-(C-C)-アルキル、(C-C)-アルキルスルホニル-(C-C)-アルキル又は(C-C)-アルキルカルボニル-(C-C)-アルキルを表し、そして
    は、(C-C)-アルキル、(C-C)-ハロアルキル、(C-C)-シアノアルキル、(C-C)-アルコキシ-(C-C)-アルキル、(C-C)-ハロアルコキシ-(C-C)-アルキル、(C2-C)-アルケニル、(C-C)-アルケニルオキシ-(C-C)-アルキル、(C-C)-ハロアルケニルオキシ-(C-C)-アルキル、(C2-C)-ハロアルケニル、(C-C)-シアノアルケニル、(C-C)-アルキニル、(C-C)-アルキニルオキシ-(C-C)-アルキル、(C-C)-ハロアルキニル、(C-C)-シクロアルキル、(C-C)-シクロアルキル-(C-C)-シクロアルキル、(C-C)-アルキル-(C-C)-シクロアルキル、ハロ-(C-C)-シクロアルキル、(C-C)-アルキルチオ-(C-C)-アルキル、(C-C)-アルキルスルフィニル-(C-C)-アルキル、(C-C)-アルキルスルホニル-(C-C)-アルキル又は(C-C)-アルキルカルボニル-(C-C)-アルキルを表し、
    Aは、水素、シアノ、ハロゲン、(C-C)-アルキル、(C-C)ハロアルキル、(C-C)-アルケニル、(C-C)-ハロアルケニル、(C-C)-アルキニル、(C-C)-ハロアルキニル、(C-C)-シクロアルキル、(C-C)-シクロアルキル-(C-C)-シクロアルキル、(C-C)-アルキル-(C-C)-シクロアルキル、(C-C)-アルコキシ、(C-C)-ハロアルコキシ、(C-C)-アルキルイミノ、(C-C)-アルキルチオ、(C-C)-ハロアルキルチオ、(C-C)-アルキルスルフィニル、(C-C)-ハロアルキルスルフィニル、(C-C)-アルキルスルホニル、(C-C)-ハロアルキルスルホニル、(C-C)-アルキルスルホニルオキシ、(C-C)-アルキルカルボニル、(C-C)-ハロアルキルカルボニル、アミノカルボニル、(C-C)-アルキルアミノカルボニル、ジ(C-C)-アルキルアミノカルボニル、(C-C)-アルキルスルホニルアミノ、(C-C)-アルキルアミノ、ジ(C-C)-アルキルアミノ、アミノスルホニル、(C-C)-アルキルアミノスルホニル又はジ(C-C)-アルキルアミノスルホニルを表すか、又は、
    Aは、-O-CF-Oを表し、そして、Qとそれが結合している炭素原子が一緒になって5員環を形成し、ここで、Qは炭素を表し、
    Wは、ハロゲン又はS(O)を表し、ここで、
    は、(C-C)-アルキル、(C-C)-シアノアルキル、(C-C)-アルコキシ-(C-C)-アルキル、(C-C)-ハロアルキル、(C-C)-アルケニル、(C-C)-ハロアルケニル、(C-C)-アルキニル、(C-C)-ハロアルキニル又は(C-C)-シクロアルキルを表し、そして、
    nは、0、1又は2であり、
    Vは、(C-C)-アルキル、(C-C)-ハロアルキル、(C-C)-シアノアルキル、(C-C)-アルコキシ-(C-C)-アルキル、(C-C)-ハロアルコキシ-(C-C)-アルキル、(C-C)-アルケニル、(C-C)-アルケニルオキシ-(C-C)-アルキル、(C-C)-ハロアルケニルオキシ-(C-C)-アルキル、(C-C)-ハロアルケニル、(C-C)-シアノアルケニル、(C-C)-アルキニル、(C-C)-アルキニルオキシ-(C-C)-アルキル、(C-C)-ハロアルキニルオキシ-(C-C)-アルキル、(C-C)-ハロアルキニル、(C-C)-シアノアルキニル、(C-C)-シクロアルキル、(C-C)-シクロアルキル-(C-C)-シクロアルキル、(C-C)-アルキル-(C-C)-シクロアルキル、ハロ(C-C)-シクロアルキル、シアノ(C-C)-シクロアルキル、(C-C)-アルキルチオ-(C-C)-アルキル、(C-C)-ハロアルキルチオ-(C-C)-アルキル、(C-C)-アルキルスルフィニル-(C-C)-アルキル、(C-C)-ハロアルキルスルフィニル-(C-C)-アルキル、(C-C)-アルキルスルホニル-(C-C)-アルキル、(C-C)-ハロアルキルスルホニル-(C-C)-アルキル、(C-C)-アルキルカルボニル-(C-C)-アルキル、(C-C)-ハロアルキルカルボニル-(C-C)-アルキル、(C-C)-アルキルカルボニル-(C-C)-アルキル又は(C-C)-ハロアルキルカルボニル-(C-C)-アルキルを表し、そして
    Yは、ハロゲン、シアノ、ニトロ、(C-C)-アルキル、(C-C)-ハロアルキル、(C-C)-アルコキシ、(C-C)-ハロアルコキシ、(C-C)-アルキルチオ、(C-C)-ハロアルキルチオ、(C-C)-アルキルスルフィニル、(C-C)-ハロアルキルスルフィニル、(C-C)-アルキルスルホニル、(C-C)-ハロアルキルスルホニル、SCN、(C-C)-アルキルカルボニル、(C-C)-ハロアルキルカルボニル、(C-C)-アルコキシカルボニル、(C-C)-ハロアルコキシカルボニル、アミノカルボニル、(C-C)-アルキルアミノカルボニル、ジ-(C-C)-アルキルアミノカルボニル、(C-C)-ハロアルキルアミノカルボニル、(C-C)-シクロアルキルアミノカルボニル、アミノチオカルボニル、(C-C)-アルキルアミノチオカルボニル、ジ-(C-C)-アルキルアミノチオカルボニル、(C-C)-ハロアルキルアミノチオカルボニル、(C-C)-シクロアルキルアミノチオカルボニル、アミノ、(C-C)-アルキルアミノ、(C-C)-ハロアルキルアミノ、ジ-(C-C)-アルキルアミノ、(C-C)-シクロアルキルアミノ、(C-C)-アルキルスルホニルアミノ、(C-C)-アルキルカルボニルアミノ、(C-C)-ハロアルキルカルボニルアミノ、(C-C)-アルキルカルボニル-(C-C)-アルキルアミノ、(C-C)-ハロアルキルカルボニル-(C-C)-アルキルアミノ、(C-C)-シクロアルキルカルボニルアミノ、(C-C)-シクロアルキルカルボニル-(C-C)-アルキルアミノ、(C-C)-アルキルチオカルボニルアミノ、(C-C)-ハロアルキルチオカルボニルアミノ、(C-C)-アルキルチオカルボニル-(C-C)-アルキルアミノ、(C-C)-ハロアルキルチオカルボニル-(C-C)-アルキルアミノ、(C-C)-シクロアルキルチオカルボニルアミノ、(C-C)-シクロアルキルチオカルボニル-(C-C)-アルキルアミノ、(C-C)-アルケニル、(C-C)-ハロアルケニル、(C-C)-シアノアルケニル、(C-C)-シクロアルキル-(C)-アルケニル、(C-C)-アルキニル又は(C-C)-ハロアルキニルを表すか、
    又は、(C-C)-シクロアルキル又は(C-C)-シクロアルケニルを表し、それぞれは、場合により同一又は異なる置換基によって一置換又は多置換され、それぞれの場合に可能な置換基は:(C-C)-シクロアルキル、(C-C)-アルキル、(C-C)-ハロアルキル、(C-C)-アルコキシ、(C-C)-ハロアルコキシ、アミノカルボニル、アミノチオカルボニル、ハロゲン又はシアノであり、
    又は、アリール又はヘトアリールを表し、それぞれは、場合により同一又は異なる置換基によって一置換又は多置換され、
    ここで(へトアリールの場合)、場合により少なくとも1つのカルボニル基が存在する可能性があり、それぞれの場合に可能な置換基は次のとおりであり;
    シアノ、カルボキシル、ハロゲン、ニトロ、アセチル、ヒドロキシ、アミノ、SCN、SF、トリ-(C-C)-アルキルシリル、(C-C)-シクロアルキル、(C-C)-シクロアルキル-(C-C)-シクロアルキル、(C-C)-アルキル-(C-C)-シクロアルキル、(C-C)-ハロアルキル-(C-C)-シクロアルキル、ハロ-(C-C)-シクロアルキル、シアノ-(C-C)-シクロアルキル、(C-C)-アルキル、(C-C)-ハロアルキル、(C-C)-シアノアルキル、(C-C)-ヒドロキシアルキル、ヒドロキシカルボニル-(C-C)-アルコキシ、(C-C)-アルコキシカルボニル-(C-C)-アルキル、(C-C)-アルコキシ-(C-C)-アルキル、(C-C)-アルケニル、(C-C)-ハロアルケニル、(C-C)-シアノアルケニル、(C-C)-シクロアルキル-(C)-アルケニル、(C-C)-アルキニル、(C-C)-ハロアルキニル、(C-C)-シアノアルキニル、(C-C)-アルコキシ、(C-C)-ハロアルコキシ、(C-C)-シアノアルコキシ、(C-C)-アルコキシカルボニル-(C-C)-アルコキシ、(C-C)-アルコキシ-(C-C)-アルコキシ、(C-C)-アルコキシイミノ、(C-C)-ハロアルコキシイミノ、(C-C)-アルキルチオ、(C-C)-ハロアルキルチオ、(C-C)-アルコキシ-(C-C)-アルキルチオ、(C-C)-アルキルチオ-(C-C)-アルキル、(C-C)-アルキルスルフィニル、(C-C)-ハロアルキルスルフィニル、(C-C)-アルコキシ-(C-C)-アルキルスルフィニル、(C-C)-アルキルスルフィニル-(C-C)-アルキル、(C-C)-アルキルスルホニル、(C-C)-ハロアルキルスルホニル、(C-C)-アルコキシ-(C-C)-アルキルスルホニル、(C-C)-アルキルスルホニル-(C-C)-アルキル、(C-C)-アルキルスルホニルオキシ、(C-C)-ハロアルキルスルホニルオキシ、(C-C)-アルキルカルボニル、(C-C)-ハロアルキルカルボニル、(C-C)-アルキルカルボニルオキシ、(C-C)-アルコキシカルボニル、(C-C)-ハロアルコキシカルボニル、アミノカルボニル、(C-C)-アルキルアミノカルボニル、(C-C)-ハロアルキルアミノカルボニル、ジ-(C-C)-アルキルアミノカルボニル、(C-C)-アルケニルアミノカルボニル、ジ-(C-C)-アルケニルアミノカルボニル、(C-C)-シクロアルキルアミノカルボニル、(C-C)-アルキルスルホニルアミノ、(C-C)-アルキルアミノ、ジ-(C-C)-アルキルアミノ、(C-C)-ハロアルキルアミノ、(C-C)-シクロアルキルアミノ、アミノスルホニル、(C-C)-アルキルアミノスルホニル、ジ-(C-C)-アルキルアミノスルホニル、(C-C)-アルキルスルホキシミノ、アミノチオカルボニル、(C-C)-アルキルアミノチオカルボニル、ジ-(C-C)-アルキルアミノチオカルボニル、(C-C)-ハロアルキルアミノチオカルボニル、(C-C)-シクロアルキルアミノチオカルボニル、(C-C)-アルキルカルボニルアミノ、(C-C)-ハロアルキルカルボニルアミノ、(C-C)-アルキルカルボニル-(C-C)-アルキルアミノ、(C-C)-ハロアルキルカルボニル-(C-C)-アルキルアミノ、(C-C)-シクロアルキルカルボニルアミノ、(C-C)-シクロアルキルカルボニル-(C-C)-アルキルアミノ、(C-C)-アルキルチオカルボニルアミノ、(C-C)-ハロアルキルチオカルボニルアミノ、(C-C)-アルキルチオカルボニル-(C-C)-アルキルアミノ、(C-C)-ハロアルキルチオカルボニル-(C-C)-アルキルアミノ、(C-C)-シクロアルキルチオカルボニルアミノ、(C-C)-シクロアルキルチオカルボニル-(C-C)-アルキルアミノ、へトアリール、オキソへトアリール、ハロへトアリール、ハロオキソへトアリール、シアノへトアリール、シアノオキソへトアリール、(C-C)-ハロアルキルへトアリール又は(C-C)-ハロアルキルオキソへトアリールを表し;

    第1の工程段階a)において、式(I)
    Figure 2022512645000039


    [式中、Q、V及びWのそれぞれは、上記の意味を有する]
    の化合物を、構造 (NR)-Zn-R 又は (NR-Zn
    [式中、Rは、ハロゲン又は-O-ピバロイルを表し、そして、
    及びRは、一緒になって-(CH-、-(CH-又は-(CHO(CH-基を形成し、これらのそれぞれは、場合により1、2、3又は4つのRで置換され、Rは、メチル、エチル、n-プロピル及びイソプロピルよりなる群から選択される]
    の有機亜鉛塩基と反応させ、式(IVa)又は式(IVb)の化合物を得て、
    Figure 2022512645000040


    [式中、Q、V、W及びRのそれぞれは、上記の意味を有する]、そして、
    式(IVa)又は式(IVb)のこの化合物を、第2の工程段階b)において、
    構造 Y-Xの化合物
    [式中、Xは、ハロゲンを表し、Yは、上記と同じ意味を有する]
    と反応させて、式(II)の化合物を得る、ことを特徴とする方法。
  2. Qが、Q1からQ14の群からの構造要素を有し
    Figure 2022512645000041


    ここで、Rは、(C-C)-アルキル、(C-C)-ハロアルキル、(C-C)-アルコキシ-(C-C)-アルキル、(C-C)-ハロアルコキシ-(C-C)-アルキル、(C-C)-アルキルチオ-(C-C)-アルキル、(C-C)-アルキルスルフィニル-(C-C)-アルキル、(C-C)-アルキルスルホニル-(C-C)-アルキル又は(C-C)-アルキルカルボニル-(C-C)-アルキルを表し、そして
    Aは、フッ素、塩素、臭素、フルオロメチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、フルオロエチル(CHCFH、CHFCH)、ジフルオロエチル(CFCH、CHCHF、CHFCFH)、トリフルオロエチル、(CHCF、CHFCHF、CFCFH)、テトラフルオロエチル(CHFCF、CFCHF)、ペンタフルオロエチル、トリフルオロメトキシ、ジフルオロクロロメトキシ、ジクロロフルオロメトキシ、トリフルオロメチルチオ、トリフルオロメチルスルフィニル又はトリフルオロメチルスルホニルを表し、
    Wは、ハロゲン又はS(O)を表し、
    ここで、Rは、(C-C)-アルキル、(C-C)-シアノアルキル、(C-C)-アルコキシ-(C-C)-アルキル、(C-C)-ハロアルキル、(C-C)-アルケニル、(C-C)-ハロアルケニル、(C-C)-アルキニル、(C-C)-ハロアルキニル又は(C-C)-シクロアルキルを表し、そして、
    nは、0、1又は2を表し、
    は、ハロゲン、特に、塩素、臭素又はヨウ素を表し、
    Vは、(C-C)-アルキル、(C-C)-シアノアルキル、(C-C)-アルコキシ-(C-C)-アルキル、(C-C)-ハロアルキル、(C-C)-アルケニル、(C-C)-ハロアルケニル、(C-C)-アルキニル、(C-C)-ハロアルキニル又は(C-C)-シクロアルキルを表し、そして
    Yは、ハロゲン、シアノ、(C-C)-アルキル、(C-C)-ハロアルキル、(C-C)-アルコキシ、(C-C)-ハロアルコキシ、アミノカルボニル、(C-C)-アルキルアミノカルボニル、ジ-(C-C)-アルキルアミノカルボニル、(C-C)-ハロアルキルアミノカルボニル、(C-C)-シクロアルキルアミノカルボニル、アミノ、(C-C)-アルキルアミノ、(C-C)-ハロアルキルアミノ、ジ-(C-C)-アルキルアミノ、(C-C)-シクロアルキルアミノ、(C-C)-アルキルスルホニルアミノ、(C-C)-アルキルカルボニルアミノ、(C-C)-ハロアルキルカルボニルアミノ、(C-C)-アルキルカルボニル-(C-C)-アルキルアミノ、(C-C)-ハロアルキルカルボニル-(C-C)-アルキルアミノ、(C-C)-シクロアルキルカルボニルアミノ、(C-C)-シクロアルキルカルボニル-(C-C)-アルキルアミノ、(C-C)-アルケニル、(C-C)-ハロアルケニル、(C-C)-シアノアルケニル又は(C-C)-シクロアルキル-(C)-アルケニルを表すか、又は、
    (C-C)-シクロアルキル又は(C-C)-シクロアルケニルを表し、これらのそれぞれは、場合により同一又は異なる置換基によって一置換又は多置換され、それぞれの場合に可能な置換基は:(C-C)-シクロアルキル、(C-C)-アルキル、(C-C)-ハロアルキル、(C-C)-アルコキシ、(C-C)-ハロアルコキシ、ハロゲン又はシアノであり、又は、
    フェニル、ピリジル、ピリミジル、ピリダジニル、チオフェニル、フラニル、ピラゾリル、ピロリル、チアゾリル、オキサゾリル又はイミダゾリルを表し、それぞれは、場合により同一又は異なる置換基によって一置換又は多置換され、それぞれの場合に可能な置換基は:シアノ、ハロゲン、ニトロ、アセチル、ヒドロキシ、アミノ、SF-、(C-C)-シクロアルキル、(C-C)-アルキル-(C-C)-シクロアルキル、ハロ-(C-C)-シクロアルキル、(C-C)-アルキル、(C-C)-ハロアルキル、(C-C)-シアノアルキル、(C-C)-ヒドロキシアルキル、(C-C)-アルコキシ-(C-C)-アルキル、(C-C)-アルケニル、(C-C)-ハロアルケニル、(C-C)-シアノアルケニル、(C-C)-シクロアルキル-(C)-アルケニル、(C-C)-アルキニル、(C-C)-ハロアルキニル、(C-C)-シアノアルキニル、(C-C)-アルコキシ、(C-C)-ハロアルコキシ、(C-C)-シアノアルコキシ、(C-C)-アルコキシ-(C-C)-アルコキシ、(C-C)-アルコキシイミノ、(C-C)-ハロアルコキシイミノ、(C-C)-アルキルチオ、(C-C)-ハロアルキルチオ、(C-C)-アルキルチオ-(C-C)-アルキル、(C-C)-アルキルスルフィニル、(C-C)-ハロアルキルスルフィニル、(C-C)-アルキルスルホニル、(C-C)-ハロアルキルスルホニル、(C-C)-アルキルスルホニルオキシ、(C-C)-ハロアルキルスルホニルオキシ、(C-C)-アルキルカルボニル、(C-C)-ハロアルキルカルボニル、アミノカルボニル、(C-C)-アルキルアミノカルボニル、(C-C)-ハロアルキルアミノカルボニル、ジ-(C-C)-アルキルアミノカルボニル、(C-C)-シクロアルキルアミノカルボニル、アミノチオカルボニル、(C-C)-アルキルアミノチオカルボニル、ジ-(C-C)-アルキルアミノチオカルボニル、(C-C)-ハロアルキルアミノチオカルボニル、(C-C)-シクロアルキルアミノチオカルボニル、(C-C)-アルキルスルホニルアミノ、(C-C)-アルキルアミノ、ジ-(C-C)-アルキルアミノ、(C-C)-ハロアルキルアミノ、(C-C)-シクロアルキルアミノ、アミノスルホニル、(C-C)-アルキルアミノスルホニル、ジ-(C-C)-アルキルアミノスルホニル、(C-C)-アルキルカルボニルアミノ、(C-C)-ハロアルキルカルボニルアミノ、(C-C)-アルキルカルボニル-(C-C)-アルキルアミノ、(C-C)-ハロアルキルカルボニル-(C-C)-アルキルアミノ、(C-C)-シクロアルキルカルボニルアミノ、(C-C)-シクロアルキルカルボニル-(C-C)-アルキルアミノ、(C-C)-アルキルチオカルボニルアミノ、(C-C)-ハロアルキルチオカルボニルアミノ、(C-C)-アルキルチオカルボニル-(C-C)-アルキルアミノ、(C-C)-ハロアルキルチオカルボニル-(C-C)-アルキルアミノ、(C-C)-シクロアルキルチオカルボニルアミノ又は(C-C)-シクロアルキルチオカルボニル-(C-C)-アルキルアミノである、
    ことを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  3. Qは、Q2,Q3,Q4,Q10,Q11,Q13又はQ14の群からの構造要素を表し、
    ここで、Rは、(C-C)-アルキル又は(C-C)-アルコキシ-(C-C)-アルキルを表し、そして、
    Aは、トリフルオロメチル、フルオロエチル(CHCFH、CHFCH)、ジフルオロエチル(CFCH、CHCHF、CHFCFH)、トリフルオロエチル(CHCF、CHFCHF、CFCFH)、テトラフルオロエチル(CHFCF、CFCHF)、ペンタフルオロエチル、トリフルオロメチルチオ、トリフルオロメチルスルフィニル又はトリフルオロメチルスルホニルを表し、
    Wは、ハロゲン又はS(O)を表し、ここで、
    は、メチル、エチル、n-プロピル又はイソプロピルを表し、そして、
    nは、0、1又は2を表し、
    は、塩素を表し、
    Vは、メチル、エチル、n-プロピル又はイソプロピルを表し、そして、
    Yは、臭素、ヨウ素、シアノ、エテニル、シクロプロピルエテニル、イソプロペニル、シクロプロピルエチニル、メチル、エチル、イソプロピル、シクロプロピルエチル、メトキシカルボニル、トリフルオロエチルアミノカルボニル、アミノカルボニル、メチルアミノカルボニル、ジメチルアミノカルボニル、エチルアミノカルボニル、アミノチオカルボニル、メチルアミノチオカルボニル、ジメチルアミノチオカルボニルを表すか、又は
    シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロペンテニル又はシクロヘキセニルを表し、それぞれは、場合により同一又は異なる置換基によって一置換又は二置換され、それぞれの場合に可能な置換基は、メチル、エチル、n-プロピル、イソプロピル、シクロプロピル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、シアノ、フッ素又は塩素であり、又は
    フェニル、ピリジン-2-イル、ピリジン-3-イル、ピリジン-4-イル、ピリミジン-5-イル、ピリダジン-3-イル、ピリダジン-4-イル、チエン-2-イル、チエン-3-イル、1,3-チアゾール-5-イル、1H-イミダゾール-1-イル、1H-イミダゾール-2-イル、1H-イミダゾール-5-イル、1H-ピラゾール-1-イル、1H-ピラゾール-3-イル、1H-ピラゾール-4-イル、1H-ピラゾール-5-イル、1H-ピロール-1-イル、1H-ピロール-2-イル、1H-ピロール-3-イル又は1-シクロヘキセニルを表し、それぞれは、場合により同一又は異なる置換基によって一置換、二置換又は三置換され、それぞれの場合に可能な置換基は、シアノ、フッ素、塩素、メチル、シクロプロピル、シアノメチル、シアノイソプロピル、シアノシクロプロピル、トリフルオロメチル、トリフルオロエチル又はアミノカルボニルである、
    ことを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  4. Qが、構造要素Q3又はQ13を表し、ここで、
    は、メチル、エチル、特にメチルを表し、そして、
    Aは、トリフルオロメチル又はペンタフルオロエチルを表し、
    Wは、S(O)を表し、ここで、
    は、エチルを表し、そして、
    nは、0又は2を表し、
    は、塩素を表し、
    Vは、メチル又はエチル、特にメチルを表し、そして
    Yは、臭素、5-シアノピリジン-2-イル又は6-クロロピリダジン-3-イルを表す、
    ことを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  5. 有機亜鉛塩基が、式(VI)の化合物
    (VI) (TMP)ZnCl2-x
    (式中、xは、1又は2の数である)
    であることを特徴とする、請求項1~4のいずれかに記載の方法。
  6. 有機亜鉛塩基が、アルカリ金属ハロゲン化物又はアルカリ土類金属ハロゲン化物、好ましくは塩化リチウム及び/又は塩化マグネシウムと共に存在することを特徴とする、請求項1~5のいずれかに記載の方法。
  7. 工程段階a)が0℃~110℃の温度で行われることを特徴とする、請求項1~6のいずれかに記載の方法。
  8. Xが臭素又はヨウ素を表すことを特徴とする、請求項1~7のいずれかに記載の方法。
  9. Yがハロゲンを表すことを特徴とする、請求項1~8のいずれかに記載の方法。
  10. 化合物X-Yが、元素ハロゲン、特にF、Cl、Br又はIであることを特徴とする、請求項9に記載の方法。
  11. Yが請求項1~4のいずれかに記載のものであるが、ハロゲンを表さないことを特徴とする、請求項1~8のいずれかに記載の方法。
  12. 工程段階b)が0℃~80℃の温度で実施されることを特徴とする、請求項9又は10に記載の方法。
  13. 工程段階b)が0℃~120℃の温度で実施されることを特徴とする、請求項11に記載の方法。
  14. 工程段階a)及び工程段階b)が有機溶媒の存在下で行われ、ここで、溶媒がTHF及びN,N-ジメチルホルムアミド(DMF)から選択されることを特徴とする、請求項1~13のいずれかに記載の方法。
  15. 式(IVa)の化合物
    Figure 2022512645000042


    [式中、Q、V、R及びWは、請求項1~4のいずれかの意味を有する]。
  16. 式(IVb)の化合物
    Figure 2022512645000043


    [式中、Q、V及びWは、請求項1~4のいずれかの意味を有する]。
  17. 前記化合物が、塩と錯体を形成して存在し、ここで、塩は、アルカリ金属ハロゲン化物又はアルカリ土類金属ハロゲン化物、好ましくは塩化リチウム及び/又は塩化マグネシウムであることを特徴とする、請求項15に記載の式(IVa)の化合物又は請求項16に記載の式(IVb)の化合物。
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