JP7108619B2 - ハロゲン化イミダゾピリジン誘導体を調製する方法 - Google Patents

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    • A01N43/90Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators containing heterocyclic compounds having two or more relevant hetero rings, condensed among themselves or with a common carbocyclic ring system

Description

本発明は、式(II)
Figure 0007108619000001
で表されるハロゲン化イミダゾピリジン誘導体を調製する方法に関し、ここで、該方法は、式(I)
Figure 0007108619000002
で表される化合物から出発して、式(IVa)又は式(IVb)
Figure 0007108619000003
で表される化合物を介して進行し、ここで、式(I)、式(II)、式(IVa)及び式(IVb)において示されている構造要素は、以下に記載されている定義を有する。
本発明は、さらに、そのようなハロゲン化イミダゾピリジン誘導体にも関し、並びに、式(III)
Figure 0007108619000004
〔式中、特定されている構造要素は、以下に記載されている定義を有する〕
で表される化合物を生成させるための、中間体及び式(II)で表される化合物の反応生成物にも関する。
式(II)で表されるハロゲン化イミダゾピリジン誘導体は、製薬産業及び農薬産業に対して工業的に極めて重要であり、そして、例えば、とりわけ、殺有害生物剤として有効な化合物の調製において、例えば、重要な中間体である。
殺有害生物剤として使用するためのイミダゾピリジン類及びそれらを調製する方法は、例えば、WO2010/125985、WO2012/074135、WO2012/086848、WO2013/018928、WO2013/191113、WO2015/000715、WO2016/124563、WO2016/124557、WO2015/121136、WO2015/133603、WO2015/198859、WO2015/002211、WO2015/071180、WO2016/023954、WO2016/020286、WO2016/046071、WO2016/058928;WO2016/116338、WO2016/107831、WO2016/129684、WO2017/055185、WO2017/068599及びWO2016/125621などに記載されている。しかしながら、上記従来技術は、式(II)若しくは式(III)で表される具体的な化合物又はそれらを調製する方法について、全く開示していない。
特に、置換基Q又は置換基Xを式(I)で表される化合物に位置選択的に導入することは、大きな挑戦である。これは、特に、式(I)で表される化合物の中で互いにカップリングしている化学的に極めて類似した2つの環系よって、困難になっている。当該イミダゾピリジン類のピリジン環における金属化とそれに続くハロゲン化は、今日まで文献に記載されていない。
カップリングしていないハロゲン化ピリジン誘導体を調製するための合成方法に限っては、従来技術から知られている。加えて、しかしながら、今日までに従来技術において記載されているこれらの化学合成法は、極めて高い頻度で、工業の観点から経済的に実施することが不可能な方法及び/又は別の不利点を有している方法を使用している。
特に、リチウム塩基及びマグネシウム塩基の場合、不利点は、化学収率が低いこと、極めて低い温度で実施すること、及び、これらの試薬の高い反応性に起因して該脱プロトン化の位置選択性及び化学選択性が困難であることである。場合により、「Organic Letters 2008(10), p.2497ff」に記載されているネギシクロスカップリングなどのさらなる選択的反応を実施するために、亜鉛塩(例えば、塩化亜鉛)との金属交換反応が必要である。従って、該調製は、極めて高価であり(多くの塩が形成される)、そして、工業規模の商業用の調製方法には適していない。
国際特許出願公開第2010/125985号 国際特許出願公開第2012/074135号 国際特許出願公開第2012/086848号 国際特許出願公開第2013/018928号 国際特許出願公開第2013/191113号 国際特許出願公開第2015/000715号 国際特許出願公開第2016/124563号 国際特許出願公開第2016/124557号 国際特許出願公開第2015/121136号 国際特許出願公開第2015/133603号 国際特許出願公開第2015/198859号 国際特許出願公開第2015/002211号 国際特許出願公開第2015/071180号 国際特許出願公開第2016/023954号 国際特許出願公開第2016/020286号 国際特許出願公開第2016/046071号 国際特許出願公開第2016/058928号 国際特許出願公開第2016/116338号 国際特許出願公開第2016/107831号 国際特許出願公開第2016/129684号 国際特許出願公開第2017/055185号 国際特許出願公開第2017/068599号 国際特許出願公開第2016/125621号
上記で概説した不利な点に関して、ハロゲン化イミダゾピリジン誘導体[特に、式(II)又は式(III)で表されるハロゲン化イミダゾピリジン誘導体又は置換イミダゾピリジン誘導体]を調製するための簡素化された、工業的に及び経済的に実施可能な方法が至急求められている。求められているそのような方法で得られ得るハロゲン化イミダゾピリジン誘導体は、好ましくは、良好な収率で、高純度で、及び、経済的な方法で、得られるべきである。
驚くべきことに、有機亜鉛塩基を使用する方法で、式(II)で表されるハロゲン化イミダゾピリジン誘導体を、特に、高度な位置選択性及び化学選択性並びに良好な収率で、有利に調製することができるということが分かった。
従って、本発明は、式(II)
Figure 0007108619000005
〔式中(構成1)、
Q及びZは、それぞれ独立して、ハロゲンであり;
は、窒素、=N-O又は=C-Rであり;
は、-N-R、酸素又は硫黄であり;
は、(C-C)アルキル、(C-C)ハロアルキル、(C-C)シアノアルキル、(C-C)ヒドロキシアルキル、(C-C)アルコキシ-(C-C)アルキル、(C-C)ハロアルコキシ-(C-C)アルキル、(C-C)アルケニル、(C-C)アルケニルオキシ-(C-C)アルキル、(C-C)ハロアルケニルオキシ-(C-C)アルキル、(C-C)ハロアルケニル、(C-C)シアノアルケニル、(C-C)アルキニル、(C-C)アルキニルオキシ-(C-C)アルキル、(C-C)ハロアルキニルオキシ-(C-C)アルキル、(C-C)ハロアルキニル、(C-C)シアノアルキニル、(C-C)シクロアルキル、(C-C)ハロシクロアルキル、(C-C)シアノシクロアルキル、(C-C)シクロアルキル-(C-C)シクロアルキル、(C-C)アルキル-(C-C)シクロアルキル、ハロ(C-C)シクロアルキル、アミノ、(C-C)アルキルアミノ、ジ(C-C)アルキルアミノ、(C-C)シクロアルキルアミノ、(C-C)アルキルカルボニルアミノ、(C-C)アルキルチオ-(C-C)アルキル、(C-C)ハロアルキルチオ-(C-C)アルキル、(C-C)アルキルスルフィニル-(C-C)アルキル、(C-C)ハロアルキルスルフィニル-(C-C)アルキル、(C-C)アルキルスルホニル-(C-C)アルキル、(C-C)ハロアルキルスルホニル-(C-C)アルキル、(C-C)アルコキシ-(C-C)アルキルチオ-(C-C)アルキル、(C-C)アルコキシ-(C-C)アルキルスルフィニル-(C-C)アルキル、(C-C)アルコキシ-(C-C)アルキルスルホニル-(C-C)アルキル、(C-C)アルキルカルボニル-(C-C)アルキル、(C-C)ハロアルキルカルボニル-(C-C)アルキル、(C-C)アルコキシカルボニル-(C-C)アルキル、(C-C)ハロアルコキシカルボニル-(C-C)アルキル、(C-C)アルキルスルホニルアミノ、アミノスルホニル-(C-C)アルキル、(C-C)アルキルアミノスルホニル-(C-C)アルキル、ジ(C-C)アルキルアミノスルホニル-(C-C)アルキルであるか、又は、
(C-C)アルキル、(C-C)アルコキシ、(C-C)アルケニル、(C-C)アルキニル、(C-C)シクロアルキル[ここで、これらは、それぞれ、アリール、ヘタリール及びヘテロシクリルからなる群から選択される同一であるか又は異なっている置換基で1置換又は多置換されていてもよく、ここで、アリール、ヘタリール又はヘテロシクリルは、それぞれ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、ヒドロキシル、アミノ、カルボキシ、カルバモイル、アミノスルホニル、(C-C)アルキル、(C-C)シクロアルキル、(C-C)アルコキシ、(C-C)ハロアルキル、(C-C)ハロアルコキシ、(C-C)アルキルチオ、(C-C)アルキルスルフィニル、(C-C)アルキルスルホニル、(C-C)アルキルスルフイミノ、(C-C)アルキルスルフイミノ-(C-C)アルキル、(C-C)アルキルスルフイミノ-(C-C)アルキルカルボニル、(C-C)アルキルスルホキシイミノ、(C-C)アルキルスルホキシイミノ-(C-C)アルキル、(C-C)アルキルスルホキシイミノ-(C-C)アルキルカルボニル、(C-C)アルコキシカルボニル、(C-C)アルキルカルボニル、(C-C)トリアルキルシリル及びベンジルからなる群から選択される同一であるか又は異なっている置換基で1置換又は多置換されていてもよい]であり;
は、水素、シアノ、ハロゲン、ニトロ、アセチル、ヒドロキシル、アミノ、SCN、トリ(C-C)アルキルシリル、(C-C)シクロアルキル、(C-C)シクロアルキル-(C-C)シクロアルキル、(C-C)アルキル-(C-C)シクロアルキル、ハロ(C-C)シクロアルキル、シアノ(C-C)シクロアルキル、(C-C)アルキル、(C-C)ハロアルキル、(C-C)シアノアルキル、(C-C)ヒドロキシアルキル、ヒドロキシカルボニル-(C-C)-アルコキシ、(C-C)アルコキシカルボニル-(C-C)アルキル、(C-C)アルコキシ-(C-C)アルキル、(C-C)アルケニル、(C-C)ハロアルケニル、(C-C)シアノアルケニル、(C-C)アルキニル、(C-C)ハロアルキニル、(C-C)シアノアルキニル、(C-C)アルコキシ、(C-C)ハロアルコキシ、(C-C)シアノアルコキシ、(C-C)アルコキシカルボニル-(C-C)アルコキシ、(C-C)アルコキシ-(C-C)アルコキシ、(C-C)アルキルヒドロキシイミノ、(C-C)アルコキシイミノ、(C-C)アルキル-(C-C)アルコキシイミノ、(C-C)ハロアルキル-(C-C)アルコキシイミノ、(C-C)アルキルチオ、(C-C)ハロアルキルチオ、(C-C)アルコキシ-(C-C)アルキルチオ、(C-C)アルキルチオ-(C-C)アルキル、(C-C)アルキルスルフィニル、(C-C)ハロアルキルスルフィニル、(C-C)アルコキシ-(C-C)アルキルスルフィニル、(C-C)アルキルスルフィニル-(C-C)アルキル、(C-C)アルキルスルホニル、(C-C)ハロアルキルスルホニル、(C-C)アルコキシ-(C-C)アルキルスルホニル、(C-C)アルキルスルホニル-(C-C)アルキル、(C-C)アルキルスルホニルオキシ、(C-C)アルキルカルボニル、(C-C)アルキルチオカルボニル、(C-C)ハロアルキルカルボニル、(C-C)アルキルカルボニルオキシ、(C-C)アルコキシカルボニル、(C-C)ハロアルコキシカルボニル、アミノカルボニル、(C-C)アルキルアミノカルボニル、(C-C)アルキルアミノチオカルボニル、ジ(C-C)アルキルアミノカルボニル、ジ(C-C)アルキルアミノチオカルボニル、(C-C)アルケニルアミノカルボニル、ジ(C-C)アルケニルアミノカルボニル、(C-C)シクロアルキルアミノカルボニル、(C-C)アルキルスルホニルアミノ、(C-C)アルキルアミノ、ジ(C-C)アルキルアミノ、アミノスルホニル、(C-C)アルキルアミノスルホニル、ジ(C-C)アルキルアミノスルホニル、(C-C)アルキルスルホキシイミノ、アミノチオカルボニル、(C-C)アルキルアミノチオカルボニル、ジ(C-C)アルキルアミノチオカルボニル、(C-C)シクロアルキルアミノ、-NHCO-(C-C)アルキル((C-C)アルキルカルボニルアミノ)であるか、又は、
アリール若しくはヘタリール[ここで、これらは、それぞれ、同一であるか又は異なっている置換基で1置換又は多置換されていてもよく、ここで、(ヘタリールの場合には)少なくとも1のカルボニル基が存在していてもよく、及び、ここで、可能な置換基は、いずれの場合にも、以下のとおりである:シアノ、カルボキシル、ハロゲン、ニトロ、アセチル、ヒドロキシル、アミノ、SCN、トリ(C-C)アルキルシリル、(C-C)アルキル、(C-C)ハロアルキル、(C-C)シアノアルキル、(C-C)ヒドロキシアルキル、ヒドロキシカルボニル-(C-C)-アルコキシ、(C-C)アルコキシカルボニル-(C-C)アルキル、(C-C)アルコキシ-(C-C)アルキル、(C-C)アルケニル、(C-C)ハロアルケニル、(C-C)シアノアルケニル、(C-C)アルキニル、(C-C)ハロアルキニル、(C-C)シアノアルキニル、(C-C)アルコキシ、(C-C)ハロアルコキシ、(C-C)シアノアルコキシ、(C-C)アルコキシカルボニル-(C-C)アルコキシ、(C-C)アルコキシ-(C-C)アルコキシ、(C-C)アルキルヒドロキシイミノ、(C-C)アルコキシイミノ、(C-C)アルキル-(C-C)アルコキシイミノ、(C-C)ハロアルキル-(C-C)アルコキシイミノ、(C-C)アルキルチオ、(C-C)ハロアルキルチオ、(C-C)アルコキシ-(C-C)アルキルチオ、(C-C)アルキルチオ-(C-C)アルキル、(C-C)アルキルスルフィニル、(C-C)ハロアルキルスルフィニル、(C-C)アルコキシ-(C-C)アルキルスルフィニル、(C-C)アルキルスルフィニル-(C-C)アルキル、(C-C)アルキルスルホニル、(C-C)ハロアルキルスルホニル、(C-C)アルコキシ-(C-C)アルキルスルホニル、(C-C)アルキルスルホニル-(C-C)アルキル、(C-C)アルキルスルホニルオキシ、(C-C)アルキルカルボニル、(C-C)ハロアルキルカルボニル、(C-C)アルキルカルボニルオキシ、(C-C)アルコキシカルボニル、(C-C)ハロアルコキシカルボニル、アミノカルボニル、(C-C)アルキルアミノカルボニル、ジ(C-C)アルキルアミノカルボニル、(C-C)アルケニルアミノカルボニル、ジ(C-C)アルケニルアミノカルボニル、(C-C)シクロアルキルアミノカルボニル、(C-C)アルキルスルホニルアミノ、(C-C)アルキルアミノ、ジ(C-C)アルキルアミノ、アミノスルホニル、(C-C)アルキルアミノスルホニル、ジ(C-C)アルキルアミノスルホニル、(C-C)アルキルスルホキシイミノ、アミノチオカルボニル、(C-C)アルキルアミノチオカルボニル、ジ(C-C)アルキルアミノチオカルボニル又は(C-C)シクロアルキルアミノ]であり;
は、水素、シアノ、ハロゲン、ニトロ、アセチル、ヒドロキシル、アミノ、SCN、トリ(C-C)アルキルシリル、(C-C)シクロアルキル、(C-C)シクロアルキル-(C-C)シクロアルキル、(C-C)アルキル-(C-C)シクロアルキル、ハロ(C-C)シクロアルキル、シアノ(C-C)シクロアルキル、(C-C)アルキル、(C-C)ハロアルキル、(C-C)シアノアルキル、(C-C)ヒドロキシアルキル、ヒドロキシカルボニル-(C-C)アルコキシ、(C-C)アルコキシカルボニル-(C-C)アルキル、(C-C)アルコキシ-(C-C)アルキル、(C-C)アルケニル、(C-C)ハロアルケニル、(C-C)シアノアルケニル、(C-C)アルキニル、(C-C)ハロアルキニル、(C-C)シアノアルキニル、(C-C)アルコキシ、(C-C)ハロアルコキシ、(C-C)シアノアルコキシ、(C-C)アルコキシカルボニル-(C-C)アルコキシ、(C-C)アルコキシ-(C-C)アルコキシ、(C-C)アルキルヒドロキシイミノ、(C-C)アルコキシイミノ、(C-C)アルキル-(C-C)アルコキシイミノ、(C-C)ハロアルキル-(C-C)アルコキシイミノ、(C-C)アルキルチオ、(C-C)ハロアルキルチオ、(C-C)アルコキシ-(C-C)アルキルチオ、(C-C)アルキルチオ-(C-C)アルキル、(C-C)アルキルスルフィニル、(C-C)ハロアルキルスルフィニル、(C-C)アルコキシ-(C-C)アルキルスルフィニル、(C-C)アルキルスルフィニル-(C-C)アルキル、(C-C)アルキルスルホニル、(C-C)ハロアルキルスルホニル、(C-C)アルコキシ-(C-C)アルキルスルホニル、(C-C)アルキルスルホニル-(C-C)アルキル、(C-C)アルキルスルホニルオキシ、(C-C)アルキルカルボニル、(C-C)アルキルチオカルボニル、(C-C)ハロアルキルカルボニル、(C-C)アルキルカルボニルオキシ、(C-C)アルコキシカルボニル、(C-C)ハロアルコキシカルボニル、アミノカルボニル、(C-C)アルキルアミノカルボニル、(C-C)アルキルアミノチオカルボニル、ジ(C-C)アルキルアミノカルボニル、ジ(C-C)アルキルアミノチオカルボニル、(C-C)アルケニルアミノカルボニル、ジ(C-C)アルケニルアミノカルボニル、(C-C)シクロアルキルアミノカルボニル、(C-C)アルキルスルホニルアミノ、(C-C)アルキルアミノ、ジ(C-C)アルキルアミノ、アミノスルホニル、(C-C)アルキルアミノスルホニル、ジ(C-C)アルキルアミノスルホニル、(C-C)アルキルスルホキシイミノ、アミノチオカルボニル、(C-C)アルキルアミノチオカルボニル、ジ(C-C)アルキルアミノチオカルボニル、(C-C)シクロアルキルアミノ、NHCO-(C-C)アルキル((C-C)アルキルカルボニルアミノ)であるか、又は、
アリール若しくはヘタリール[ここで、これらは、それぞれ、同一であるか又は異なっている置換基で1置換又は多置換されていてもよく、ここで、(ヘタリールの場合には)少なくとも1のカルボニル基が存在していてもよく、及び、ここで、可能な置換基は、いずれの場合にも、以下のとおりである:シアノ、カルボキシル、ハロゲン、ニトロ、アセチル、ヒドロキシル、アミノ、SCN、トリ(C-C)アルキルシリル、(C-C)シクロアルキル、(C-C)シクロアルキル-(C-C)シクロアルキル、(C-C)アルキル-(C-C)シクロアルキル、ハロ(C-C)シクロアルキル、(C-C)アルキル、(C-C)ハロアルキル、(C-C)シアノアルキル、(C-C)ヒドロキシアルキル、ヒドロキシカルボニル-(C-C)アルコキシ、(C-C)アルコキシカルボニル-(C-C)アルキル、(C-C)アルコキシ-(C-C)アルキル、(C-C)アルケニル、(C-C)ハロアルケニル、(C-C)シアノアルケニル、(C-C)アルキニル、(C-C)ハロアルキニル、(C-C)シアノアルキニル、(C-C)アルコキシ、(C-C)ハロアルコキシ、(C-C)シアノアルコキシ、(C-C)アルコキシカルボニル-(C-C)アルコキシ、(C-C)アルコキシ-(C-C)アルコキシ、(C-C)アルキルヒドロキシイミノ、(C-C)アルコキシイミノ、(C-C)アルキル-(C-C)アルコキシイミノ、(C-C)ハロアルキル-(C-C)アルコキシイミノ、(C-C)アルキルチオ、(C-C)ハロアルキルチオ、(C-C)アルコキシ-(C-C)アルキルチオ、(C-C)アルキルチオ-(C-C)アルキル、(C-C)アルキルスルフィニル、(C-C)ハロアルキルスルフィニル、(C-C)アルコキシ-(C-C)アルキルスルフィニル、(C-C)アルキルスルフィニル-(C-C)アルキル、(C-C)アルキルスルホニル、(C-C)ハロアルキルスルホニル、(C-C)アルコキシ-(C-C)アルキルスルホニル、(C-C)アルキルスルホニル-(C-C)アルキル、(C-C)アルキルスルホニルオキシ、(C-C)アルキルカルボニル、(C-C)ハロアルキルカルボニル、(C-C)アルキルカルボニルオキシ、(C-C)アルコキシカルボニル、(C-C)ハロアルコキシカルボニル、アミノカルボニル、(C-C)アルキルアミノカルボニル、ジ(C-C)アルキルアミノカルボニル、(C-C)アルケニルアミノカルボニル、ジ(C-C)アルケニルアミノカルボニル、(C-C)シクロアルキルアミノカルボニル、(C-C)アルキルスルホニルアミノ、(C-C)アルキルアミノ、ジ(C-C)アルキルアミノ、アミノスルホニル、(C-C)アルキルアミノスルホニル、ジ(C-C)アルキルアミノスルホニル、(C-C)アルキルスルホキシイミノ、アミノチオカルボニル、(C-C)アルキルアミノチオカルボニル、ジ(C-C)アルキルアミノチオカルボニル、(C-C)シクロアルキルアミノ、(C-C)アルキルカルボニルアミノ]であり;
は、水素、シアノ、ハロゲン、ニトロ、アセチル、ヒドロキシル、アミノ、SCN、トリ(C-C)アルキルシリル、(C-C)シクロアルキル、(C-C)シクロアルキル-(C-C)シクロアルキル、(C-C)アルキル-(C-C)シクロアルキル、ハロ(C-C)シクロアルキル、(C-C)アルキル、(C-C)ハロアルキル、(C-C)シアノアルキル、(C-C)ヒドロキシアルキル、ヒドロキシカルボニル-(C-C)アルコキシ、(C-C)アルコキシカルボニル-(C-C)アルキル、(C-C)アルコキシ-(C-C)アルキル、(C-C)アルケニル、(C-C)ハロアルケニル、(C-C)シアノアルケニル、(C-C)アルキニル、(C-C)ハロアルキニル、(C-C)シアノアルキニル、(C-C)アルコキシ、(C-C)ハロアルコキシ、(C-C)シアノアルコキシ、(C-C)アルコキシカルボニル-(C-C)アルコキシ、(C-C)アルコキシ-(C-C)アルコキシ、(C-C)アルキルヒドロキシイミノ、(C-C)アルコキシイミノ、(C-C)アルキル-(C-C)アルコキシイミノ、(C-C)ハロアルキル-(C-C)アルコキシイミノ、(C-C)アルキルチオ、(C-C)ハロアルキルチオ、(C-C)アルコキシ-(C-C)アルキルチオ、(C-C)アルキルチオ-(C-C)アルキル、(C-C)アルキルスルフィニル、(C-C)ハロアルキルスルフィニル、(C-C)アルコキシ-(C-C)アルキルスルフィニル、(C-C)アルキルスルフィニル-(C-C)アルキル、(C-C)アルキルスルホニル、(C-C)ハロアルキルスルホニル、(C-C)アルコキシ-(C-C)アルキルスルホニル、(C-C)アルキルスルホニル-(C-C)アルキル、(C-C)アルキルスルホニルオキシ、(C-C)アルキルカルボニル、(C-C)アルキルチオカルボニル、(C-C)ハロアルキルカルボニル、(C-C)アルキルカルボニルオキシ、(C-C)アルコキシカルボニル、(C-C)ハロアルコキシカルボニル、アミノカルボニル、(C-C)アルキルアミノカルボニル、(C-C)アルキルアミノチオカルボニル、ジ(C-C)アルキルアミノカルボニル、ジ(C-C)アルキルアミノチオカルボニル、(C-C)アルケニルアミノカルボニル、ジ(C-C)アルケニルアミノカルボニル、(C-C)シクロアルキルアミノカルボニル、(C-C)アルキルスルホニルアミノ、(C-C)アルキルアミノ、ジ(C-C)アルキルアミノ、アミノスルホニル、(C-C)アルキルアミノスルホニル、ジ(C-C)アルキルアミノスルホニル、(C-C)アルキルスルホキシイミノ、アミノチオカルボニル、(C-C)アルキルアミノチオカルボニル、ジ(C-C)アルキルアミノチオカルボニル、(C-C)シクロアルキルアミノ又は-NHCO-(C-C)アルキル((C-C)アルキルカルボニルアミノ)であり;及び、
は、(C-C)アルキル、(C-C)ハロアルキル、(C-C)シアノアルキル、(C-C)ヒドロキシアルキル、(C-C)アルコキシ-(C-C)アルキル、(C-C)ハロアルコキシ-(C-C)アルキル、(C-C)アルケニル、(C-C)アルケニルオキシ-(C-C)アルキル、(C-C)ハロアルケニルオキシ-(C-C)アルキル、(C-C)ハロアルケニル、(C-C)シアノアルケニル、(C-C)アルキニル、(C-C)アルキニルオキシ-(C-C)アルキル、(C-C)ハロアルキニルオキシ-(C-C)アルキル、(C-C)ハロアルキニル、(C-C)シアノアルキニル、(C-C)シクロアルキル、(C-C)シクロアルキル-(C-C)シクロアルキル、(C-C)アルキル-(C-C)シクロアルキル、ハロ(C-C)シクロアルキル、(C-C)アルキルチオ-(C-C)アルキル、(C-C)ハロアルキルチオ-(C-C)アルキル、(C-C)アルキルスルフィニル-(C-C)アルキル、(C-C)ハロアルキルスルフィニル-(C-C)アルキル、(C-C)アルキルスルホニル-(C-C)アルキル、(C-C)ハロアルキルスルホニル-(C-C)アルキル、(C-C)アルコキシ-(C-C)アルキルチオ-(C-C)アルキル、(C-C)アルコキシ-(C-C)アルキルスルフィニル-(C-C)アルキル、(C-C)アルコキシ-(C-C)アルキルスルホニル-(C-C)アルキル、(C-C)アルキルカルボニル-(C-C)アルキル、(C-C)ハロアルキルカルボニル-(C-C)アルキル、(C-C)アルコキシカルボニル-(C-C)アルキル、(C-C)ハロアルコキシカルボニル-(C-C)アルキル、アミノカルボニル-(C-C)アルキル、(C-C)アルキルアミノ-(C-C)アルキル、ジ(C-C)アルキルアミノ-(C-C)アルキル又は(C-C)シクロアルキルアミノ-(C-C)アルキルである〕
で表される化合物を調製する方法を提供し、ここで、該方法は、
第1の方法段階(a)において、式(I)
Figure 0007108619000006
〔式中、Z、R、R、R、A及びAは、それぞれ、上記で定義されている通りである〕
で表される化合物を、構造「(NR)-Zn-R」又は「(NR-Zn」
〔ここで、
は、ハロゲン又は-O-ピバロイルであり;及び、
及びRは、一緒に、-(CH-基、-(CH-基又は-(CHO(CH-基を形成し、ここで、これらの基は、それぞれ、1、2、3又は4のRラジカルで置換されていてもよく、及び、Rは、メチル、エチル、n-プロピル及びイソプロピルからなる群から選択される〕
を有する有機亜鉛塩基と反応させて、式(IVa)又は式(IVb)
Figure 0007108619000007
〔式中、Z、R、R、R、R、A及びAは、それぞれ、上記で定義されている通りである〕
で表される化合物を生成させ;及び、
式(IVa)又は式(IVb)で表される該化合物を、第2の方法段階(b)において、構造「Q-V」〔ここで、Vは、ハロゲンであり、及び、Qは、上記定義を有する〕を有する化合物と反応させて、式(II)で表される化合物を生成させる;
ことを特徴とする。
化合物「Q-V」は、Q及びVの定義から明らかなように、ハロゲン間化合物であり、好ましくは、ハロゲン元素である。QとVは、必ずしも同じハロゲンである必要はない。例えば、Qは、ヨウ素又は臭素であることができ、及び、Vは、塩素、臭素又はヨウ素であることができる。しかしながら、好ましくは、化合物「Q-V」は、ハロゲン元素であり、特に、F、Cl、Br又はIである。特に好ましいのは、I又はBrであり、極めて特に好ましいのは、Iである。
ラジカルZ及びラジカルQは、好ましくは、異なるハロゲンであり、Zは、特に好ましくは、フッ素、塩素又は臭素であり、及び、その場合、
Zは、フッ素であり、Qは、ヨウ素、臭素又は塩素であり;又は、
Zは、塩素であり、Qは、ヨウ素又は臭素であり;又は、
Zは、臭素であり、Qは、ヨウ素である。
式(IVa)及び式(IVb)で表される化合物は、塩と錯体を形成して存在していてもよく、ここで、該塩は、好ましくは、アルカリ金属ハロゲン化物又はアルカリ土類金属ハロゲン化物であり、好ましくは、塩化リチウム及び/又は塩化マグネシウムであり、特に好ましくは、塩化リチウムである。
本発明による方法の上記で記載した式(I)、式(II)、式(IVa)及び式(IVb)に含まれているラジカルQ、Z、R、R、R、R、A及びAの好ましい定義及び特に好ましい定義について以下で説明し、該有機亜鉛塩基に関するより具体的な記載をさらに下に加える。それによって、該塩基の好ましい構成をその時点で特定する。
(構成2)
Qは、好ましくは、塩素、ヨウ素又は臭素であり;
Zは、好ましくは、臭素、フッ素又は塩素であり;
は、好ましくは、-O-ピバロイル、塩素、臭素又はヨウ素であり;
は、好ましくは、窒素、=N-O又は=C-Rであり;
は、好ましくは、-N-R又は酸素であり;
は、好ましくは、(C-C)アルキル、(C-C)ヒドロキシアルキル、(C-C)ハロアルキル、(C-C)シアノアルキル、(C-C)アルコキシ-(C-C)アルキル、(C-C)ハロアルコキシ-(C-C)アルキル、(C-C)アルケニル、(C-C)アルケニルオキシ-(C-C)アルキル、(C-C)ハロアルケニルオキシ-(C-C)アルキル、(C-C)ハロアルケニル、(C-C)シアノアルケニル、(C-C)アルキニル、(C-C)アルキニルオキシ-(C-C)アルキル、(C-C)ハロアルキニルオキシ-(C-C)アルキル、(C-C)ハロアルキニル、(C-C)シアノアルキニル、(C-C)シクロアルキル、(C-C)ハロシクロアルキル、(C-C)シアノシクロアルキル、(C-C)シクロアルキル-(C-C)シクロアルキル、(C-C)アルキル-(C-C)シクロアルキル、ハロ(C-C)シクロアルキル、(C-C)アルキルアミノ、ジ(C-C)アルキルアミノ、(C-C)シクロアルキルアミノ、(C-C)アルキルカルボニルアミノ、(C-C)アルキルチオ-(C-C)アルキル、(C-C)ハロアルキルチオ-(C-C)アルキル、(C-C)アルキルスルフィニル-(C-C)アルキル、(C-C)ハロアルキルスルフィニル-(C-C)アルキル、(C-C)アルキルスルホニル-(C-C)アルキル、(C-C)アルキルカルボニル-(C-C)アルキル、(C-C)ハロアルキルカルボニル-(C-C)アルキル、(C-C)アルキルスルホニルアミノであるか、又は、
(C-C)アルキル、(C-C)アルコキシ、(C-C)アルケニル、(C-C)アルキニル、(C-C)シクロアルキル[ここで、これらは、それぞれ、アリール、ヘタリール及びヘテロシクリルからなる群から選択される同一であるか又は異なっている置換基で1置換又は2置換されていてもよく、ここで、アリール、ヘタリール又はヘテロシクリルは、それぞれ、ハロゲン、シアノ、カルバモイル、アミノスルホニル、(C-C)アルキル、(C-C)シクロアルキル、(C-C)アルコキシ、(C-C)ハロアルキル、(C-C)ハロアルコキシ、(C-C)アルキルチオ、(C-C)アルキルスルフィニル、(C-C)アルキルスルホニル、(C-C)アルキルスルフイミノからなる群から選択される同一であるか又は異なっている置換基で1置換又は2置換されていてもよい]であり;
は、好ましくは、水素、シアノ、ハロゲン、ニトロ、アセチル、ヒドロキシル、アミノ、SCN、トリ(C-C)アルキルシリル、(C-C)シクロアルキル、(C-C)シクロアルキル-(C-C)シクロアルキル、(C-C)アルキル-(C-C)シクロアルキル、ハロ(C-C)シクロアルキル、シアノ(C-C)シクロアルキル、(C-C)アルキル、(C-C)ハロアルキル、(C-C)シアノアルキル、(C-C)ヒドロキシアルキル、(C-C)アルコキシ-(C-C)アルキル、(C-C)アルケニル、(C-C)ハロアルケニル、(C-C)シアノアルケニル、(C-C)アルキニル、(C-C)ハロアルキニル、(C-C)シアノアルキニル、(C-C)アルコキシ、(C-C)ハロアルコキシ、(C-C)シアノアルコキシ、(C-C)アルコキシ-(C-C)アルコキシ、(C-C)アルキルヒドロキシイミノ、(C-C)アルコキシイミノ、(C-C)アルキル-(C-C)アルコキシイミノ、(C-C)ハロアルキル-(C-C)アルコキシイミノ、(C-C)アルキルチオ、(C-C)ハロアルキルチオ、(C-C)アルキルチオ-(C-C)アルキル、(C-C)アルキルスルフィニル、(C-C)ハロアルキルスルフィニル、(C-C)アルキルスルフィニル-(C-C)アルキル、(C-C)アルキルスルホニル、(C-C)ハロアルキルスルホニル、(C-C)アルキルスルホニル-(C-C)アルキル、(C-C)アルキルスルホニルオキシ、(C-C)アルキルカルボニル、(C-C)ハロアルキルカルボニル、アミノカルボニル、アミノチオカルボニル、(C-C)アルキルアミノカルボニル、ジ(C-C)アルキルアミノカルボニル、(C-C)アルキルスルホニルアミノ、(C-C)アルキルアミノ、ジ(C-C)アルキルアミノ、アミノスルホニル、(C-C)アルキルアミノスルホニル、ジ(C-C)アルキルアミノスルホニル、アミノチオカルボニル、NHCO-(C-C)アルキル((C-C)アルキルカルボニルアミノ)であるか、又は、
フェニル若しくはヘタリール[ここで、これらは、それぞれ、同一であるか又は異なっている置換基で1置換又は2置換されていてもよく、ここで、(ヘタリールである場合)少なくとも1のカルボニル基が存在していてもよく、及び、ここで、可能な置換基はいずれの場合にも以下のとおりであり:シアノ、ハロゲン、ニトロ、アセチル、アミノ、(C-C)アルキル、(C-C)ハロアルキル、(C-C)シアノアルキル、(C-C)ヒドロキシアルキル、(C-C)アルコキシ-(C-C)アルキル、(C-C)アルケニル、(C-C)ハロアルケニル、(C-C)シアノアルケニル、(C-C)アルキニル、(C-C)ハロアルキニル、(C-C)シアノアルキニル、(C-C)アルコキシ、(C-C)ハロアルコキシ、(C-C)シアノアルコキシ、(C-C)アルコキシ-(C-C)アルコキシ、(C-C)アルキルヒドロキシイミノ、(C-C)アルコキシイミノ、(C-C)アルキル-(C-C)アルコキシイミノ、(C-C)ハロアルキル-(C-C)アルコキシイミノ、(C-C)アルキルチオ、(C-C)ハロアルキルチオ、(C-C)アルキルチオ-(C-C)アルキル、(C-C)アルキルスルフィニル、(C-C)ハロアルキルスルフィニル、(C-C)アルキルスルフィニル-(C-C)アルキル、(C-C)アルキルスルホニル、(C-C)ハロアルキルスルホニル、(C-C)アルキルスルホニル-(C-C)アルキル、(C-C)アルキルスルホニルオキシ、(C-C)アルキルカルボニル、(C-C)ハロアルキルカルボニル、アミノカルボニル、(C-C)アルキルアミノカルボニル、ジ(C-C)アルキルアミノカルボニル、(C-C)アルキルスルホニルアミノ、(C-C)アルキルアミノ、ジ(C-C)アルキルアミノ、アミノスルホニル、(C-C)アルキルアミノスルホニル及びジ(C-C)アルキルアミノスルホニル]であり;
は、好ましくは、水素、シアノ、ハロゲン、ニトロ、アセチル、ヒドロキシル、アミノ、SCN、トリ(C-C)アルキルシリル、(C-C)シクロアルキル、(C-C)シクロアルキル-(C-C)シクロアルキル、(C-C)アルキル-(C-C)シクロアルキル、ハロ(C-C)シクロアルキル、シアノ(C-C)シクロアルキル、(C-C)アルキル、(C-C)ハロアルキル、(C-C)シアノアルキル、(C-C)ヒドロキシアルキル、(C-C)アルコキシ-(C-C)アルキル、(C-C)アルケニル、(C-C)ハロアルケニル、(C-C)シアノアルケニル、(C-C)アルキニル、(C-C)ハロアルキニル、(C-C)シアノアルキニル、(C-C)アルコキシ、(C-C)ハロアルコキシ、(C-C)シアノアルコキシ、(C-C)アルコキシ-(C-C)アルコキシ、(C-C)アルキルヒドロキシイミノ、(C-C)アルコキシイミノ、(C-C)アルキル-(C-C)アルコキシイミノ、(C-C)ハロアルキル-(C-C)アルコキシイミノ、(C-C)アルキルチオ、(C-C)ハロアルキルチオ、(C-C)アルキルチオ-(C-C)アルキル、(C-C)アルキルスルフィニル、(C-C)ハロアルキルスルフィニル、(C-C)アルキルスルフィニル-(C-C)アルキル、(C-C)アルキルスルホニル、(C-C)ハロアルキルスルホニル、(C-C)アルキルスルホニル-(C-C)アルキル、(C-C)アルキルスルホニルオキシ、(C-C)アルキルカルボニル、(C-C)ハロアルキルカルボニル、アミノカルボニル、アミノチオカルボニル、(C-C)アルキルアミノカルボニル、ジ(C-C)アルキルアミノカルボニル、(C-C)アルキルスルホニルアミノ、(C-C)アルキルアミノ、ジ(C-C)アルキルアミノ、アミノスルホニル、(C-C)アルキルアミノスルホニル、ジ(C-C)アルキルアミノスルホニル、アミノチオカルボニル、NHCO-(C-C)アルキル((C-C)アルキルカルボニルアミノ)であり、
さらにまた、好ましくは、フェニル又はヘタリール[ここで、これらは、それぞれ、同一であるか又は異なっている置換基で1置換又は2置換されていてもよく、ここで、(ヘタリールである場合)少なくとも1のカルボニル基が存在していてもよく、及び、ここで、可能な置換基はいずれの場合にも以下のとおりであり:シアノ、ハロゲン、ニトロ、アセチル、アミノ、(C-C)シクロアルキル、(C-C)シクロアルキル-(C-C)シクロアルキル、(C-C)アルキル-(C-C)シクロアルキル、ハロ(C-C)シクロアルキル、(C-C)アルキル、(C-C)ハロアルキル、(C-C)シアノアルキル、(C-C)ヒドロキシアルキル、(C-C)アルコキシ-(C-C)アルキル、(C-C)アルケニル、(C-C)ハロアルケニル、(C-C)シアノアルケニル、(C-C)アルキニル、(C-C)ハロアルキニル、(C-C)シアノアルキニル、(C-C)アルコキシ、(C-C)ハロアルコキシ、(C-C)シアノアルコキシ、(C-C)アルコキシ-(C-C)アルコキシ、(C-C)アルキルヒドロキシイミノ、(C-C)アルコキシイミノ、(C-C)アルキル-(C-C)アルコキシイミノ、(C-C)ハロアルキル-(C-C)アルコキシイミノ、(C-C)アルキルチオ、(C-C)ハロアルキルチオ、(C-C)アルキルチオ-(C-C)アルキル、(C-C)アルキルスルフィニル、(C-C)ハロアルキルスルフィニル、(C-C)アルキルスルフィニル-(C-C)アルキル、(C-C)アルキルスルホニル、(C-C)ハロアルキルスルホニル、(C-C)アルキルスルホニル-(C-C)アルキル、(C-C)アルキルスルホニルオキシ、(C-C)アルキルカルボニル、(C-C)ハロアルキルカルボニル、アミノカルボニル、(C-C)アルキルアミノカルボニル、ジ(C-C)アルキルアミノカルボニル、(C-C)アルキルスルホニルアミノ、(C-C)アルキルアミノ、ジ(C-C)アルキルアミノ、アミノスルホニル、(C-C)アルキルアミノスルホニル、ジ(C-C)アルキルアミノスルホニル、NHCO-(C-C)アルキル((C-C)アルキルカルボニルアミノ)]であり;
は、好ましくは、水素、シアノ、ハロゲン、ニトロ、アセチル、ヒドロキシル、アミノ、SCN、トリ(C-C)アルキルシリル、(C-C)シクロアルキル、(C-C)シクロアルキル-(C-C)シクロアルキル、(C-C)アルキル-(C-C)シクロアルキル、ハロ(C-C)シクロアルキル、(C-C)アルキル、(C-C)ハロアルキル、(C-C)シアノアルキル、(C-C)ヒドロキシアルキル、(C-C)アルコキシ-(C-C)アルキル、(C-C)アルケニル、(C-C)ハロアルケニル、(C-C)シアノアルケニル、(C-C)アルキニル、(C-C)ハロアルキニル、(C-C)シアノアルキニル、(C-C)アルコキシ、(C-C)ハロアルコキシ、(C-C)シアノアルコキシ、(C-C)アルコキシ-(C-C)アルコキシ、(C-C)アルキルヒドロキシイミノ、(C-C)アルコキシイミノ、(C-C)アルキル-(C-C)アルコキシイミノ、(C-C)ハロアルキル-(C-C)アルコキシイミノ、(C-C)アルキルチオ、(C-C)ハロアルキルチオ、(C-C)アルキルチオ-(C-C)アルキル、(C-C)アルキルスルフィニル、(C-C)ハロアルキルスルフィニル、(C-C)アルキルスルフィニル-(C-C)アルキル、(C-C)アルキルスルホニル、(C-C)ハロアルキルスルホニル、(C-C)アルキルスルホニル-(C-C)アルキル、(C-C)アルキルスルホニルオキシ、(C-C)アルキルカルボニル、(C-C)ハロアルキルカルボニル、アミノカルボニル、アミノチオカルボニル、(C-C)アルキルアミノカルボニル、ジ(C-C)アルキルアミノカルボニル、(C-C)アルキルスルホニルアミノ、(C-C)アルキルアミノ、ジ(C-C)アルキルアミノ、アミノスルホニル、(C-C)アルキルアミノスルホニル、ジ(C-C)アルキルアミノスルホニル、アミノチオカルボニル、NHCO-(C-C)アルキル((C-C)アルキルカルボニルアミノ)であり;及び、
は、好ましくは、(C-C)アルキル、(C-C)ハロアルキル、(C-C)シアノアルキル、(C-C)ヒドロキシアルキル、(C-C)アルコキシ-(C-C)アルキル、(C-C)ハロアルコキシ-(C-C)アルキル、(C-C)アルケニル、(C-C)アルケニルオキシ-(C-C)-アルキル、(C-C)ハロアルケニルオキシ-(C-C)アルキル、(C-C)ハロアルケニル、(C-C)シアノアルケニル、(C-C)アルキニル、(C-C)アルキニルオキシ-(C-C)アルキル、(C-C)ハロアルキニル、(C-C)シクロアルキル、(C-C)シクロアルキル-(C-C)シクロアルキル、(C-C)アルキル-(C-C)シクロアルキル、ハロ(C-C)シクロアルキル、(C-C)アルキルチオ-(C-C)アルキル、(C-C)ハロアルキルチオ-(C-C)アルキル、(C-C)アルキルスルフィニル-(C-C)アルキル、(C-C)ハロアルキルスルフィニル-(C-C)アルキル、(C-C)アルキルスルホニル-(C-C)アルキル、(C-C)ハロアルキルスルホニル-(C-C)アルキル、(C-C)アルコキシ-(C-C)アルキルチオ-(C-C)アルキル又は(C-C)アルキルカルボニル-(C-C)アルキルである。
(構成3)
Qは、特に好ましくは、塩素、ヨウ素又は臭素であり;
Zは、特に好ましくは、臭素、フッ素又は塩素であり;
は、特に好ましくは、-O-ピバロイル、塩素、臭素又はヨウ素であり;
は、特に好ましくは、窒素又は=C-Rであり;
は、特に好ましくは、-N-Rであり;
は、特に好ましくは、(C-C)アルキル、(C-C)ヒドロキシアルキル、(C-C)ハロアルキル、(C-C)アルケニル、(C-C)ハロアルケニル、(C-C)アルキニル、(C-C)ハロアルキニル、(C-C)シクロアルキル、(C-C)アルキルチオ-(C-C)アルキル、(C-C)アルキルスルフィニル-(C-C)アルキル又は(C-C)アルキルスルホニル-(C-C)アルキルであり;
は、特に好ましくは、水素、ハロゲン、(C-C)アルキル、(C-C)ハロアルキル、(C-C)ハロアルコキシ、(C-C)アルキルチオ、(C-C)アルキルスルフィニル、(C-C)アルキルスルホニル、(C-C)ハロアルキルチオ、(C-C)ハロアルキルスルフィニル又は(C-C)ハロアルキルスルホニルであり;
は、特に好ましくは、水素、シアノ、ハロゲン、ニトロ、ヒドロキシル、アミノ、SCN、トリ(C-C)アルキルシリル、(C-C)シクロアルキル、シアノ(C-C)シクロアルキル、(C-C)シクロアルキル-(C-C)シクロアルキル、(C-C)アルキル-(C-C)シクロアルキル、ハロ(C-C)シクロアルキル、(C-C)アルキル、(C-C)ハロアルキル、(C-C)シアノアルキル、(C-C)アルコキシ-(C-C)アルキル、(C-C)アルケニル、(C-C)ハロアルケニル、(C-C)シアノアルケニル、(C-C)アルキニル、(C-C)ハロアルキニル、(C-C)シアノアルキニル、(C-C)アルコキシ、(C-C)ハロアルコキシ、(C-C)シアノアルコキシ、(C-C)アルキルヒドロキシイミノ、(C-C)アルコキシイミノ、(C-C)アルキル-(C-C)アルコキシイミノ、(C-C)アルキルチオ、(C-C)ハロアルキルチオ、(C-C)アルキルスルフィニル、(C-C)ハロアルキルスルフィニル、(C-C)アルキルスルホニル、(C-C)ハロアルキルスルホニル、(C-C)アルキルスルホニルオキシ、(C-C)アルキルカルボニル、(C-C)ハロアルキルカルボニル、アミノカルボニル、(C-C)アルキルアミノカルボニル、ジ(C-C)アルキルアミノカルボニル、(C-C)アルキルスルホニルアミノ、(C-C)アルキルアミノ、ジ(C-C)アルキルアミノ、アミノスルホニル、(C-C)アルキルアミノスルホニル、ジ(C-C)アルキルアミノスルホニル、NHCO-(C-C)アルキル((C-C)アルキルカルボニルアミノ)であり、
さらにまた、特に好ましくは、フェニル又はヘタリール[ここで、これらは、それぞれ、同一であるか又は異なっている置換基で1置換又は2置換されていてもよく、ここで、(ヘタリールである場合)少なくとも1のカルボニル基が存在していてもよく、及び、ここで、可能な置換基はいずれの場合にも以下のとおりであり:シアノ、ハロゲン、(C-C)シクロアルキル、(C-C)シクロアルキル-(C-C)シクロアルキル、(C-C)アルキル-(C-C)シクロアルキル、ハロ(C-C)シクロアルキル、(C-C)アルキル、(C-C)ハロアルキル、(C-C)シアノアルキル、(C-C)アルケニル、(C-C)ハロアルケニル、(C-C)シアノアルケニル、(C-C)アルキニル、(C-C)ハロアルキニル、(C-C)シアノアルキニル、(C-C)アルコキシ、(C-C)ハロアルコキシ、(C-C)アルキルヒドロキシイミノ、(C-C)アルコキシイミノ、(C-C)アルキル-(C-C)アルコキシイミノ、(C-C)アルキルチオ、(C-C)ハロアルキルチオ、(C-C)アルキルスルフィニル、(C-C)ハロアルキルスルフィニル、(C-C)アルキルスルホニル、(C-C)ハロアルキルスルホニル、(C-C)アルキルスルホニルオキシ、(C-C)アルキルカルボニル、(C-C)ハロアルキルカルボニル、アミノカルボニル、(C-C)アルキルアミノカルボニル、ジ(C-C)アルキルアミノカルボニル、(C-C)アルキルスルホニルアミノ、(C-C)アルキルアミノ、ジ(C-C)アルキルアミノ、アミノスルホニル、(C-C)アルキルアミノスルホニル、ジ(C-C)アルキルアミノスルホニル、NHCO-(C-C)アルキル((C-C)アルキルカルボニルアミノ)]であり;
は、特に好ましくは、水素、ハロゲン、シアノ又は(C-C)アルキルであり;及び、
は、特に好ましくは、(C-C)アルキル又は(C-C)アルコキシ-(C-C)アルキルである。
(構成4)
Qは、とりわけ好ましくは、ヨウ素又は臭素であり;
Zは、とりわけ好ましくは、臭素又は塩素であり;
は、とりわけ好ましくは、塩素、臭素又はヨウ素であり;
は、とりわけ好ましくは、窒素又は=C-Rであり;
は、とりわけ好ましくは、-N-Rであり;
は、とりわけ好ましくは、メチル、エチル、n-プロピル、イソプロピル、シクロプロピル、n-ブチル、イソブチル、tert-ブチル、シクロブチル、フルオロメチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、フルオロエチル、ジフルオロエチル、トリフルオロエチル、テトラフルオロエチル又はペンタフルオロエチルであり;
は、とりわけ好ましくは、フッ素、塩素、フルオロメチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、フルオロエチル、ジフルオロエチル、トリフルオロエチル、テトラフルオロエチル、ペンタフルオロエチル、トリフルオロメトキシ、ジフルオロクロロメトキシ、ジクロロフルオロメトキシ、トリフルオロメチルチオ、トリフルオロメチルスルホニル又はトリフルオロメチルスルフィニルであり;
は、とりわけ好ましくは、水素、シアノ、ハロゲン、(C-C)アルキル、(C-C)ハロアルキル、(C-C)ハロアルコキシ、(C-C)アルキルチオ、(C-C)アルキルスルフィニル、(C-C)アルキルスルホニル、(C-C)ハロアルキルチオ、(C-C)ハロアルキルスルフィニル、(C-C)ハロアルキルスルホニル又はNHCO-(C-C)アルキル((C-C)アルキルカルボニルアミノ)であり;
は、とりわけ好ましくは、水素、フッ素、塩素、臭素又はシアノであり;及び、
は、とりわけ好ましくは、メチル、エチル、イソプロピル、メトキシメチル又はメトキシエチルである。
(構成5)
Qは、特に、ヨウ素又は臭素であり;
Zは、特に、臭素又は塩素であり;
は、特に、塩素又は臭素であり;
は、特に、窒素であり;
は、特に、-N-Rであり;
は、特に、メチル、エチル、n-プロピル、イソプロピル又はシクロプロピルであり;
は、特に、トリフルオロメチル又はペンタフルオロエチルであり;
は、特に、水素であり;及び、
は、特に、メチルである。
(構成6)
Qは、とりわけ、ヨウ素又は臭素であり;
Zは、とりわけ、臭素又は塩素であり;
は、とりわけ、塩素であり;
は、とりわけ、窒素であり;
は、とりわけ、-N-Rであり;
は、とりわけ、エチルであり;
は、とりわけ、トリフルオロメチルであり;
は、とりわけ、水素であり;及び、
は、とりわけ、メチルである。
上記で与えられているラジカルの定義又は説明は、対応するように、最終生成物及び中間体と出発物質の両方に当てはまる。ラジカルについてのこれらの定義は、必用に応じて互いに組み合わせることが可能であり、即ち、それぞれの好ましい範囲の間の組合せを包含する。
定義により、別途示されていない限り、ハロゲンは、フッ素、塩素、臭素及びヨウ素の群から選択され、好ましくは、フッ素、塩素及び臭素の群から選択される。
本発明に関連して、他の場所で異なるように定義されていない限り、用語「アルキル」は、それ単独で又はさらなる用語と組み合わされて(例えば、ハロアルキル)、1~12個の炭素原子を有する飽和脂肪族炭化水素基のラジカルを意味するものと理解され、そして、分枝鎖又は非分枝鎖であることができる。C-C12-アルキルラジカルの例は、メチル、エチル、n-プロピル、イソプロピル、n-ブチル、イソブチル、sec-ブチル、tert-ブチル、n-ペンチル、イソペンチル、ネオペンチル、tert-ペンチル、1-メチルブチル、2-メチルブチル、1-エチルプロピル、1,2-ジメチルプロピル、ヘキシル、n-ヘプチル、n-オクチル、n-ノニル、n-デシル、n-ウンデシル及びn-ドデシルである。
本発明によれば、他の場所で異なるように定義されていない限り、用語「アルケニル」は、それ単独で又はさらなる用語と組み合わされて、少なくとも1の二重結合を有している直鎖又は分枝鎖のC-C12-アルケニルラジカル、例えば、ビニル、アリル、1-プロペニル、イソプロペニル、1-ブテニル、2-ブテニル、3-ブテニル、1,3-ブタジエニル、1-ペンテニル、2-ペンテニル、3-ペンテニル、4-ペンテニル、1,3-ペンタジエニル、1-ヘキセニル、2-ヘキセニル、3-ヘキセニル、4-ヘキセニル、5-ヘキセニル及び1,4-ヘキサジエニルなどを意味するものと理解される。
本発明によれば、他の場所で異なるように定義されていない限り、用語「アルキニル」は、それ単独で又はさらなる用語と組み合わされて、少なくとも1の三重結合を有している直鎖又は分枝鎖のC-C12-アルキニルラジカル、例えば、エチニル、1-プロピニル及びプロパルギルなどを意味するものと理解される。該アルキニルラジカルは、少なくとも1の二重結合も含むことができる。
本発明によれば、他の場所で異なるように定義されていない限り、用語「シクロアルキル」は、それ単独で又はさらなる用語と組み合わされて、C-C-シクロアルキルラジカル、例えば、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル及びシクロオクチルなどを意味するものと理解される。
用語「アルコキシ」は、それ単独で又はさらなる用語と組み合わされて(例えば、ハロアルコキシ)、この場合、O-アルキルラジカルを意味するものと理解され、ここで、用語「アルキル」は、上記で定義されているとおりである。
本発明によれば、他の場所で異なるように定義されていない限り、用語「アリール」は、6~14個の炭素原子を有する芳香族ラジカル、好ましくは、フェニル、ナフチル、アントリル又はフェナントレニル、さらに好ましくは、フェニルを意味するものと理解される。
他の場所で異なるように定義されていない限り、用語「アリールアルキル」は、本発明に従って定義されているラジカル「アリール」と「アルキル」の組合せを意味するものと理解され、ここで、該ラジカルは、一般的に、該アルキル基を介して結合している;これらのものの例は、ベンジル、フェニルエチル又はα-メチルベンジルであり、ベンジルが特に好ましい。
他の場所で異なるように定義されていない限り、「ヘタリール」又は「ヘテロ芳香族環」は、炭素原子と少なくとも1個のヘテロ原子で構成される単環式、二環式又は三環式のヘテロ環式基を意味し、ここで、少なくとも1つの環は芳香族である。好ましくは、該ヘタリール基は、3個、4個、5個、6個、7個又は8個の炭素原子を含んでいる。ここで、特に好ましいのは、3個、4個、5個、6個、7個又は8個の炭素原子及び少なくとも1個のヘテロ原子からなる単環式基である。該ヘタリール基は、特に好ましくは、フリル、チエニル、ピロリル、ピラゾリル、イミダゾリル、1,2,3-トリアゾリル、1,2,4-トリアゾリル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、1,2,3-オキサジアゾリル、1,2,4-オキサジアゾリル、1,3,4-オキサジアゾリル、1,2,5-オキサジアゾリル、1,2,3-チアジアゾリル、1,2,4-チアジアゾリル、1,3,4-チアジアゾリル、1,2,5-チアジアゾリル、ピリジル、ピリミジニル、ピリダジニル、ピラジニル、1,2,3-トリアジニル、1,2,4-トリアジニル、1,3,5-トリアジニル、ベンゾフリル、ベンゾイソフリル、ベンゾチエニル、ベンゾイソチエニル、インドリル、イソインドリル、インダゾリル、ベンゾチアゾリル、ベンゾイソチアゾリル、ベンゾオキサゾリル、ベンゾイソオキサゾリル、ベンゾイミダゾリル、2,1,3-ベンゾオキサジアゾール、キノリニル、イソキノリニル、シンノリニル、フタラジニル、キナゾリニル、キノキサリニル、ナフチリジニル、ベンゾトリアジニル、プリニル、プテリジニル、イミダゾピリジニル及びインドリジニルの群から選択される。
ハロゲンで置換されているラジカル(例えば、ハロアルキル)は、モノハロゲン化されているか、又は、可能な置換基の最大数までポリハロゲン化されている。ポリハロゲン化されている場合、該ハロゲン原子は同一であっても又は異なっていてもよい。別途示されていない限り、置換されていてもよいラジカルは、1置換又は多置換されることができ、ここで、多置換の場合における該置換基は、同一であっても又は異なっていてもよい。
有利には、式(II)で表されるハロゲン化イミダゾピリジン誘導体は、本発明の方法によって、良好な収率及び高い純度で調製することができる。亜鉛試薬は極めて優れた官能基耐性を示すので、亜鉛塩基は非常に魅力的である。高温であっても、アラインを除去することなく、又は、感受性の官能基を攻撃することなく、化学量論的な量の選択的塩基の存在下におけるイミダゾピリジン類の位置選択的及び化学選択的な金属化が可能になる。中間体として形成される亜鉛化合物を、次いで、例えば、「Organic Letters 2009(11), p.1837ff」に記載されているようにして、さまざまな求電子試薬を用いて捕捉することができる。新規置換を有するこれらのイミダゾピリジン誘導体は、次に、有益なシントンとしてさらに反応させることができる。
本発明による方法は、以下のスキーム(I)によって説明することができる。
スキーム(I)
Figure 0007108619000008
このスキームにおいて、Q、V、Z、R、R、R、R、A及びAは、上記で定義されているとおりである。大括弧内に示されている化合物は、中間体(式(IVa)又は式(IVb))であり、これは、さらに反応させて、式(II)で表される化合物が得られる。従って、本発明による方法は、2つの方法段階(a)と(b)に分けることが可能であり、ここで、段階(a)は、式(I)で表される化合物のそれぞれの中間体への変換であり、及び、段階(b)は、その中間体の式(II)で表される化合物へのさらなる変換である。
一般的な定義
本発明に関連して、用が「ハロゲン」は、別途定義されていない限り、フッ素、塩素、臭素及びヨウ素からなる群から選択される元素を包含する。
本発明に関連して、用語「ハロゲン化物」は、ハロゲンと周期表の別の族の元素との間の化合物について表しており、これは、化学結合の種類に応じて、ハロゲン化物塩(関与する元素の間の電気陰性度の大きな差に起因して、及び、静電相互作用によって互いに保持されている、アニオンとカチオンで構成されるイオン化合物(塩))又は共有結合ハロゲン化物(電気陰性度の差が上記イオン化合物ほど大きくはないが、その結合が荷電極性を有している、共有結合化合物)を生成させ得る。本発明に従って特に好ましいのは、ハロゲン化物塩である。
本発明に関連して、用語「ピバロイル」は、実験式「(CHCCOH」
Figure 0007108619000009
で表されるピバル酸(IX)の脱プロトン化ラジカルを表している。
「O-ピバロイル」は、対応するように、ピバロイルラジカルの結合が当該酸基の脱プロトン化された酸素原子を介していることを意味している。
置換されていてもよい基は、1置換又は多置換されることができ、ここで、多置換の場合における該置換基は、同一であっても又は異なっていてもよい。
1個以上のハロゲン原子(-Hal)で置換されているアルキル基は、例えば、トリフルオロメチル(CF)、ジフルオロメチル(CHF)、CFCH、ClCH又はCFCClから選択される。
本発明に関連して、アルキル基は、別途定義されていない限り、直鎖、分枝鎖又は環状の飽和ヒドロカルビル基である。
定義「C-C12-アルキル」は、アルキル基に関して本明細書中で定義されている最も広い範囲を包含する。具体的には、この定義は、例えば、メチル、エチル、n-プロピル、イソプロピル、n-ブチル、イソブチル、sec-ブチル、t-ブチル、n-ペンチル、n-ヘキシル、1,3-ジメチルブチル、3,3-ジメチルブチル、n-ヘプチル、n-ノニル、n-デシル、n-ウンデシル、n-ドデシルの意味を包含する。
第1方法段階(段階(a))における式(I)で表される化合物の式(IVa)又は式(IVb)で表される化合物への変換は、構造「(NR)-Zn-R」又は「(NR-Zn」を有する有機亜鉛塩基の存在下で実施し、ここで(構成B-1)、
は、上記(構成1)で定義されているとおりであり(従って、ハロゲン又は-O-ピバロイルである);
とRは、一緒に、-(CH-基、-(CH-基又は-(CHO(CH-基を形成し、ここで、これらの基は、それぞれ、1、2、3又は4のラジカルRで置換されていてもよく;及び、
は、メチル、エチル、n-プロピル及びイソプロピルからなる群から選択される。
好ましくは(構成B-2)、
は、上記で好ましいものとして(構成2)定義されているとおりであり(従って、-O-ピバロイル、塩素、臭素又はヨウ素である);
とRは、一緒に、-(CH-基を形成し、ここで、これらの基は、それぞれ、1、2、3又は4のラジカルRで置換されていてもよく;及び、
は、メチル及びエチルからなる群から選択される。
特に好ましくは(構成B-3)、
は、上記で特に好ましいものとして(構成6)定義されているとおりであり(従って、塩素である);及び、
とRは、一緒に、4つのメチル基で置換されている-(CH-基を形成する。
上記で与えられているラジカルの定義は、必用に応じて互いに組み合わせることが可能であり、即ち、それぞれの好ましい範囲の間の組合せを包含する。
本発明による塩基の極めて特に好ましい構成では、構造要素(NR)は、式(V)
Figure 0007108619000010
で表されるテトラメチルピペリジン(TMP)である。
本発明による最も好ましい有機亜鉛塩基は、従って、亜鉛がTMPに結合していることを特徴とし、特に、ハロゲン化亜鉛の形態で、最も好ましくは、塩化亜鉛の形態で、TMPに結合していることを特徴とする。この種の塩基は、式(VI)で表される下記構造(構成B-4)
Figure 0007108619000011
〔式中、xは、1又は2の数である〕
を有する。これらの中で、好ましいのは、式(VII):
Figure 0007108619000012
で表される、x=1である塩基である(構成B-5)。
本発明による方法のさらに好ましい実施形態では、該有機金属塩基は、アルカリ金属ハロゲン化物又はアルカリ土類金属ハロゲン化物と一緒に存在している。このことは、特に、式(VI)及び式(VII)で表される塩基に当てはまる。この種の特に好ましいアルカリ金属ハロゲン化物又はアルカリ土類金属ハロゲン化物は、塩化リチウム及び塩化マグネシウムであり、極めて特に好ましいのは、塩化リチウムである。従って、本発明による極めて特に好ましい有機金属塩基は、「TMP ZnCl・LiCl」又は「(TMP) Zn・2LiCl」又は「(TMP) Zn・2LiCl 2MgCl」(構成B-6)である。最も好ましいのは、「TMP ZnCl・LiCl」(VIII;構成B-7)である。
Figure 0007108619000013
本発明による式(I)で表される化合物、式(II)で表される化合物及び式(IVa)又は式(IVb)で表される化合物と塩基の具体的な組み合わせについて、以下に、例として表1の中に記載する。これらは、本発明による方法において使用することができる。一部の構成において、構造要素Rが本発明による塩基と式(IVa)で表される化合物の両方に存在しているので、いずれの場合にも、Rには最も狭い定義が当てはまる。
Figure 0007108619000014
Figure 0007108619000015
好ましくは、該有機金属塩基は、本発明による方法において、式(I)で表される化合物に基づいて、0.5~5当量の総量で、好ましくは、0.8~2当量の総量で、さらに好ましくは、1~1.5当量の総量で、及び、さらに好ましくは、1.0~1.2当量の総量で、使用する。これに関連して、本発明による方法の1つの有利な点は、該有機金属塩基を実質的に化学量論的な量で使用することが可能であるということである。
構造要素(NR)が使用する有機亜鉛塩基の中に1回存在しているか又は2回存在しているかに応じて、方法段階(a)において、式(IVa)で表される中間体化合物又は式(IVb)で表される中間体化合物が形成される。
第2の方法段階(段階(b))における式(IVa)又は式(IVb)で表される化合物の式(II)で表される化合物への変換は、化合物「Q-V」〔ここで、Q及びVは、それぞれ、上記で与えられている定義を有する〕の存在下で実施する。Q及びVは両方ともハロゲンであるので、該化合物は、ハロゲン間化合物である。Q及びVは、必ずしも同じハロゲンである必要はない。例えば、Qは、ヨウ素又は臭素であることができ、及び、Vは、塩素、臭素又はヨウ素であることができる。しかしながら、好ましくは、化合物「Q-V」は、ハロゲン元素であり、好ましくは、F、Cl、Br又はIである。特に好ましいのは、I又はBrであり、極めて特に好ましいのは、Iである。
「Q-V」は、好ましくは、ラジカルZ及びラジカルQが異なるハロゲンであるように選択され、特に好ましいのは、以下の場合である:
Zは、フッ素であり、Qは、ヨウ素、臭素又は塩素であり;又は、
Zは、塩素であり、Qは、ヨウ素又は臭素であり;又は、
Zは、臭素であり、Qは、ヨウ素である。
好ましくは、化合物「Q-V」は、本発明による方法において、式(I)で表される化合物に基づいて、0.5~10.0当量の総量で、好ましくは、0.8~5当量の総量で、さらに好ましくは、1~2.5当量の総量で、及び、さらに好ましくは、1.0~1.5当量の総量で、使用する。
式(I)で表される化合物の式(IVa)又は式(IVb)で表される化合物への本発明による変換、及び、さらに、式(II)で表される化合物への本発明による変換は、いずれの場合にも、好ましくは、有機溶媒の存在下で実施する。有用な溶媒には、原則として、使用する反応条件下で不活性であり且つ変換される当該化合物が充分な溶解性を示す全ての有機溶媒が包含される。適切な溶媒としては、特に、以下のものを挙げることができる:テトラヒドロフラン(THF)、1,4-ジオキサン、ジエチルエーテル、ジグリム、メチルtert-ブチルエーテル(MTBE)、tert-アミルメチルエーテル(TAME)、2-メチル-THF、トルエン、キシレン類、メシチレン、炭酸エチレン、炭酸プロピレン、N,N-ジメチルアセトアミド、N,N-ジメチルホルムアミド(DMF)、N-メチルピロリドン(NMP)、N-エチル-2-ピロリドン(NEP)、N-ブチル-2-ピロリドン(NBP);N,N’-ジメチルプロピレン尿素(DMPU)、ハロ炭化水素類及び芳香族炭化水素類、特に、クロロ炭化水素類、例えば、テトラクロロエチレン、テトラクロロエタン、ジクロロプロパン、塩化メチレン、ジクロロブタン、クロロホルム、四塩化炭素、トリクロロエタン、トリクロロエチレン、ペンタクロロエタン、ジフルオロベンゼン、1,2-ジクロロエタン、クロロベンゼン、ブロモベンゼン、ジクロロベンゼン、特に、1,2-ジクロロベンゼン、クロロトルエン、トリクロロベンゼン;4-メトキシベンゼン、フッ素化脂肪族化合物及びフッ素化芳香族化合物、例えば、トリクロロトリフルオロエタン、ベンゾトリフルオリド及び4-クロロベンゾトリフルオリド。溶媒混合物、好ましくは、上記で挙げた溶媒(例えば、テトラヒドロフラン(THF)、1,4-ジオキサン、ジエチルエーテル、ジグリム、メチルtert-ブチルエーテル(MTBE)、tert-アミルメチルエーテル(TAME)、2-メチル-THF、トルエン、キシレン類、メシチレン、ジメチルホルムアミド(DMF))の混合物を使用することも可能である。
好ましい溶媒は、THF、N,N-ジメチルホルムアミド(DMF)、1,4-ジオキサン、ジグリム、メチルtert-ブチルエーテル(MTBE)、tert-アミルメチルエーテル(TAME)、2-メチル-THF、トルエン及び4-メトキシベンゼンである。
特に好ましい溶媒は、THF及びN,N-ジメチルホルムアミド(DMF)であり、極めて特に好ましいのは、THFである。
該溶媒は、脱ガスすることができる(酸素-非含有)。
好ましくは、方法段階(a)と方法段階(b)の両方において同じ溶媒を使用する。しかしながら、方法段階(a)と方法段階(b)で異なる溶媒を使用する本発明の代替え的な構成も同様に可能であり、その場合、該溶媒は、同様に好ましくは、上記溶媒から選択し、そして、好ましいものとして、特に好ましいものとして、及び、とりわけ好ましいものとして、特定されている個々の溶媒が、それぞれの方法段階(a)又は方法段階(b)に当てはまる。
方法段階(a)の反応は、高温において、特に良好である。従って、方法段階(a)における反応は、一般に、0℃~110℃の温度で実施し、そして、好ましさが増すように、20℃~100℃、30℃~95℃、40℃~90℃、60℃~85℃の温度で実施し、及び、最も好ましくは、70℃~85℃の温度で実施し、例えば、80℃で実施する。
方法段階(b)における反応は、一般に、0℃~80℃の温度で実施し、そして、好ましさが増すように、10℃~70℃、15℃~60℃、20℃~50℃、20℃~40℃の温度で実施し、及び、最も好ましくは、20℃~35℃の温度で実施し、例えば、室温又は25℃で実施する。
該反応は、典型的には、標準圧下で実施するが、高圧下又は減圧下で実施することも可能である。
式(II)で表される所望の化合物は、例えば、飽和塩化アンモニウム若しくはチオ硫酸ナトリウム溶液の存在下における水性後処理及び/又はそれに続くクロマトグラフィーによって、単離することができる。そのような方法は、当業者には知られており、そして、有機溶媒又は溶媒混合物からの結晶化も包含する。
本発明による方法の特に好ましい実施形態について、下記スキーム(II)を参照して説明することができる。
スキームII
Figure 0007108619000016
このスキームにおいて、Q、V、Z、R、R、R、A及びAは、上記で定義されているとおりである。大括弧内に示されている化合物は、式(IVa)で表される対応する中間体を表しており、これは、さらに反応させて、当該生成物(式(II)で表される化合物)が得られる。両方の反応は、溶媒としてのTHFの中で実施する。「equiv」は、使用する「TMP ZnCl・LiCl」又はヨウ素(I)の当量の量を示している。
本発明の特定の実施形態では、式(II)で表される化合物を、第3段階(c)において、さらに反応させて、式(III)
Figure 0007108619000017
〔式中、
Z、R、R、R、A及びAは、構成1~構成6のいずれかによる上記で記載した定義及び好ましい範囲を有し;及び、
(構成(X-1))
Xは、シアノ、カルボキシル、ハロゲン、ニトロ、アセチル、ヒドロキシル、アミノ、SCN、トリ(C-C)アルキルシリル、(C-C)アルキル、(C-C)ハロアルキル、(C-C)シアノアルキル、(C-C)ヒドロキシアルキル、ヒドロキシカルボニル-(C-C)アルコキシ、(C-C)アルコキシカルボニル-(C-C)アルキル、(C-C)アルコキシ-(C-C)アルキル、(C-C)アルケニル、(C-C)ハロアルケニル、(C-C)シアノアルケニル、(C-C)アルキニル、(C-C)ハロアルキニル、(C-C)シアノアルキニル、(C-C)シクロアルキル、(C-C)ハロシクロアルキル、(C-C)シアノシクロアルキル、(C-C)シクロアルキル-(C-C)シクロアルキル、(C-C)アルキル-(C-C)シクロアルキル (C-C)アルコキシ、(C-C)ハロアルコキシ、(C-C)シアノアルコキシ、(C-C)アルコキシカルボニル-(C-C)アルコキシ、(C-C)アルコキシ-(C-C)アルコキシ、(C-C)アルコキシイミノ、-N=C(H)-O(C-C)アルキル、-C(H)=N-O(C-C)アルキル、(C-C)ハロアルキル-(C-C)アルコキシイミノ、(C-C)アルキルチオ、(C-C)ハロアルキルチオ、(C-C)アルコキシ-(C-C)アルキルチオ、(C-C)アルキルチオ-(C-C)アルキル、(C-C)アルキルスルフィニル、(C-C)ハロアルキルスルフィニル、(C-C)アルコキシ-(C-C)アルキルスルフィニル、(C-C)アルキルスルフィニル-(C-C)アルキル、(C-C)アルキルスルホニル、(C-C)ハロアルキルスルホニル、(C-C)アルコキシ-(C-C)アルキルスルホニル、(C-C)アルキルスルホニル-(C-C)アルキル、(C-C)アルキルスルホニルオキシ、(C-C)アルキルカルボニル、(C-C)ハロアルキルカルボニル、(C-C)アルキルカルボニルオキシ、(C-C)アルコキシカルボニル、(C-C)ハロアルコキシカルボニル、アミノカルボニル、(C-C)アルキルアミノカルボニル、ジ(C-C)アルキルアミノカルボニル、(C-C)アルケニルアミノカルボニル、ジ(C-C)アルケニルアミノカルボニル、(C-C)シクロアルキルアミノカルボニル、(C-C)アルキルスルホニルアミノ、(C-C)アルキルアミノ、ジ(C-C)アルキルアミノ、アミノスルホニル、(C-C)アルキルアミノスルホニル、ジ(C-C)アルキルアミノスルホニル、(C-C)アルキルスルホキシイミノ、アミノチオカルボニル、(C-C)アルキルアミノチオカルボニル、ジ(C-C)アルキルアミノチオカルボニル、(C-C)シクロアルキルアミノ、(C-C)アルキルカルバモイル(これは、-NHCOO(C-C)アルキル、-N(C-C)アルキルCOO(C-C)アルキル、-OCONH(C-C)アルキル又は-OCON(C-C)ジアルキルを包含する)、(C-C)アルキルカルボニルアミノ((C-C)アルキルCONH)、(C-C)アルキル尿素(これは、-NHCONH(C-C)アルキル及び-NHCON(C-C)ジアルキルを包含する)であるか、又は、同一であるか若しくは異なっている置換基で1置換若しくは多置換されていてもよく且つ少なくとも1個の炭素原子がヘテロ原子で置き換えられている飽和、部分的飽和若しくはヘテロ芳香族の環又は同一であるか若しくは異なっている置換基で1置換若しくは多置換されている芳香族環[ここで、いずれの場合にも少なくとも1のカルボニル基が存在していてもよく、及び、ここで、可能な置換基はいずれの場合にも以下のとおりである:シアノ、カルボキシル、ハロゲン、ニトロ、アセチル、ヒドロキシル、アミノ、SCN、トリ(C-C)アルキルシリル、(C-C)アルキル、(C-C)ハロアルキル、(C-C)シアノアルキル、(C-C)ヒドロキシアルキル、ヒドロキシカルボニル-(C-C)-アルコキシ、(C-C)アルコキシカルボニル-(C-C)アルキル、(C-C)アルコキシ-(C-C)アルキル、(C-C)アルケニル、(C-C)ハロアルケニル、(C-C)シアノアルケニル、(C-C)アルキニル、(C-C)ハロアルキニル、(C-C)シアノアルキニル、(C-C)シクロアルキル、(C-C)ハロシクロアルキル、(C-C)シアノシクロアルキル、(C-C)シクロアルキル-(C-C)シクロアルキル、(C-C)アルキル-(C-C)シクロアルキル(C-C)アルコキシ、(C-C)ハロアルコキシ、(C-C)シアノアルコキシ、(C-C)アルコキシカルボニル-(C-C)アルコキシ、(C-C)アルコキシ-(C-C)アルコキシ、(C-C)アルコキシイミノ、-N=C(H)-O(C-C)アルキル、-C(H)=N-O(C-C)アルキル、(C-C)ハロアルキル-(C-C)アルコキシイミノ、(C-C)アルキルチオ、(C-C)ハロアルキルチオ、(C-C)アルコキシ-(C-C)アルキルチオ、(C-C)アルキルチオ-(C-C)アルキル、(C-C)アルキルスルフィニル、(C-C)ハロアルキルスルフィニル、(C-C)アルコキシ-(C-C)アルキルスルフィニル、(C-C)アルキルスルフィニル-(C-C)アルキル、(C-C)アルキルスルホニル、(C-C)ハロアルキルスルホニル、(C-C)アルコキシ-(C-C)アルキルスルホニル、(C-C)アルキルスルホニル-(C-C)アルキル、(C-C)アルキルスルホニルオキシ、(C-C)アルキルカルボニル、(C-C)ハロアルキルカルボニル、(C-C)アルキルカルボニルオキシ、(C-C)アルコキシカルボニル、(C-C)ハロアルコキシカルボニル、アミノカルボニル、(C-C)アルキルアミノカルボニル、ジ(C-C)アルキルアミノカルボニル、(C-C)アルケニルアミノカルボニル、ジ(C-C)アルケニルアミノカルボニル、(C-C)シクロアルキルアミノカルボニル、(C-C)アルキルスルホニルアミノ、(C-C)アルキルアミノ、ジ(C-C)アルキルアミノ、アミノスルホニル、(C-C)アルキルアミノスルホニル、ジ(C-C)アルキルアミノスルホニル、(C-C)アルキルスルホキシイミノ、アミノチオカルボニル、(C-C)アルキルアミノチオカルボニル、ジ(C-C)アルキルアミノチオカルボニル、(C-C)シクロアルキルアミノ又は(C-C)アルキルカルボニルアミノ]である〕
で表される化合物を生成させる。
好ましいのは、式(III)〔式中、
Z、R、R、R、A及びAは、構成1~構成6のいずれかによる上記で記載した定義及び好ましい範囲を有し;及び、
(構成(X-2))
Xは、好ましくは、シアノ、ハロゲン、ニトロ、アセチル、アミノ、(C-C)アルキル、(C-C)ハロアルキル、(C-C)シアノアルキル、(C-C)ヒドロキシアルキル、(C-C)アルコキシ-(C-C)アルキル、(C-C)アルケニル、(C-C)ハロアルケニル、(C-C)シアノアルケニル、(C-C)アルキニル、(C-C)ハロアルキニル、(C-C)シアノアルキニル、(C-C)シクロアルキル、(C-C)ハロシクロアルキル、(C-C)シアノシクロアルキル、(C-C)シクロアルキル-(C-C)シクロアルキル、(C-C)アルキル-(C-C)シクロアルキル、(C-C)アルコキシ、(C-C)ハロアルコキシ、(C-C)シアノアルコキシ、(C-C)アルコキシ-(C-C)アルコキシ、(C-C)アルコキシイミノ、-N=C(H)-O(C-C)アルキル、-C(H)=N-O(C-C)アルキル、(C-C)ハロアルキル-(C-C)アルコキシイミノ、(C-C)アルキルチオ、(C-C)ハロアルキルチオ、(C-C)アルキルチオ-(C-C)アルキル、(C-C)アルキルスルフィニル、(C-C)ハロアルキルスルフィニル、(C-C)アルキルスルフィニル-(C-C)アルキル、(C-C)アルキルスルホニル、(C-C)ハロアルキルスルホニル、(C-C)アルキルスルホニル-(C-C)アルキル、(C-C)アルキルスルホニルオキシ、(C-C)アルキルカルボニル、(C-C)ハロアルキルカルボニル、アミノカルボニル、(C-C)アルキルアミノカルボニル、ジ(C-C)アルキルアミノカルボニル、(C-C)アルキルスルホニルアミノ、(C-C)アルキルアミノ、ジ(C-C)アルキルアミノ、アミノスルホニル、(C-C)アルキルアミノスルホニル、ジ(C-C)アルキルアミノスルホニル、(C-C)アルキルカルバモイル(これは、-NHCOO(C-C)アルキル、-N(C-C)アルキルCOO(C-C)アルキル、-OCONH(C-C)アルキル又は-OCON(C-C)ジアルキルを包含する)、(C-C)アルキルカルボニルアミノ((C-C)アルキルCONH)又は(C-C)アルキル尿素(これは、-NHCONH(C-C)アルキル及び-NHCON(C-C)ジアルキルを包含する)である〕
で表される化合物である。
特に好ましいのは、式(III)〔式中、
Z、R、R、R、A及びAは、構成1~構成6のいずれかによる上記で記載した定義及び好ましい範囲を有し;及び、
(構成(X-3))
Xは、シアノ、ハロゲン、ニトロ、アセチル、アミノ、(C-C)アルキル、(C-C)ハロアルキル、(C-C)シアノアルキル、(C-C)ヒドロキシアルキル、(C-C)アルコキシ-(C-C)アルキル、(C-C)アルケニル、(C-C)ハロアルケニル、(C-C)シアノアルケニル、(C-C)アルキニル、(C-C)ハロアルキニル、(C-C)シアノアルキニル、(C-C)シクロアルキル、(C-C)ハロシクロアルキル、(C-C)シアノシクロアルキル、(C-C)シクロアルキル-(C-C)シクロアルキル、(C-C)アルキル-(C-C)シクロアルキル、(C-C)アルコキシ、(C-C)ハロアルコキシ、(C-C)シアノアルコキシ又は(C-C)アルコキシ-(C-C)アルコキシである〕
で表される化合物である。
極めて特に好ましいのは、式(III)〔式中、
Z、R、R、R、A及びAは、構成1~構成6のいずれかによる上記で記載した定義及び好ましい範囲を有し;及び、
(構成(X-4))
Xは、シアノ、ハロゲン、アミノ、(C-C)アルキル、(C-C)ハロアルキル、(C-C)シアノアルキル、(C-C)ヒドロキシアルキル、(C-C)アルコキシ-(C-C)アルキル、(C-C)アルケニル、(C-C)ハロアルケニル、(C-C)シアノアルケニル、(C-C)アルキニル、(C-C)ハロアルキニル、(C-C)シアノアルキニル、(C-C)シクロアルキル、(C-C)ハロシクロアルキル、(C-C)シアノシクロアルキル、(C-C)シクロアルキル-(C-C)シクロアルキル、((C-C)アルコキシ又は(C-C)シアノアルコキシである〕
で表される化合物である。
重要なのは、式(III)〔式中、
Z、R、R、R、A及びAは、構成1~構成6のいずれかによる上記で記載した定義及び好ましい範囲を有し;及び、
(構成(X-5-1))
Xは、シアノ、ハロゲン、(C-C)アルキル、(C-C)シクロアルキル、(C-C)アルキニル、(C-C)アルケニル、(C-C)シアノシクロアルキル又は(C-C)ハロシクロアルキルである〕
で表される化合物である。
重要なのは、さらに、式(III)〔式中、
Z、R、R、R、A及びAは、構成1~構成6のいずれかによる上記で記載した定義及び好ましい範囲を有し;及び、
(構成(X-5-2))
Xは、シアノ、ハロゲン、(C-C)アルキル、(C-C)シクロアルキル、(C-C)シアノシクロアルキル又は(C-C)ハロシクロアルキルである〕
で表される化合物である。
特に好ましいのは、式(III)〔式中、
Z、R、R、R、A及びAは、構成1~構成6のいずれかによる上記で記載した定義及び好ましい範囲を有し;及び、
(構成(X-6-1))
Xは、シアノ、メチル、エチル、ビニル、エチニル又は塩素である〕
で表される化合物である。
特に好ましいのは、さらに、式(III)〔式中、
Z、R、R、R、A及びAは、構成1~構成6のいずれかによる上記で記載した定義及び好ましい範囲を有し;及び、
(構成(X-6-2))
Xは、シアノ、メチル又は塩素である〕
で表される化合物である。
式(II)で表される化合物の式(III)で表される化合物への変換(段階(c))、即ち、ラジカルXの導入は、好ましくは、カップリングによって実施し、特に好ましくは、クロスカップリング又は金属が触媒する反応によって実施する。
この場合、式(II)で表される化合物を、好ましくは、触媒の存在下で有機亜鉛試薬と反応させるか、又は、金属塩(特に、銅塩)と反応させる。
この種の反応は、例えば、「Chemistry, A European Journal 15(2009)」(有機亜鉛試薬)及び「Organic Letters, 13(2011), 648-651」又は「Organic & Biomolecular Chemistry, 7(2009), 1043-1052」(金属塩)に記載されている。
式(II)で表される化合物の式(III)で表される化合物への本発明による変換は、好ましくは、いずれの場合にも、有機溶媒の存在下で実施する。有用な溶媒には、原則として、使用する反応条件下で不活性であり且つ変換される当該化合物が充分な溶解性を示す全ての有機溶媒が包含される。該溶媒は、脱ガスすることもできる(酸素-非含有)。
好ましくは、本発明による方法における該有機亜鉛化合物又は該金属塩は、式(II)で表される化合物に基づいて、0.5~10当量の総量で、好ましくは、0.8~5当量の総量で、特に好ましくは、1~3.0当量の総量で、使用する。
方法段階(c)における反応は、一般に、0℃~110℃の温度で実施し、そして、好ましさが増すように、10℃~100℃、20℃~90℃の温度で実施し、及び、最も好ましくは、30℃~90℃の温度で実施する。
該反応は、典型的には、標準圧下で実施するが、高圧下又は減圧下で実施することも可能である。
有機亜鉛試薬を介したラジカルXの導入:
式(III)で表される化合物は、「Chemistry, A European Journal 15(2009), 1468-1477」に記載されているように、触媒の存在下で有機亜鉛試薬を用いて、ネギシクロスカップリングによって調製することができる。
好ましくは、該有機亜鉛化合物は、本発明による方法において、式(II)で表される化合物に基づいて、0.5~10当量の総量で、好ましくは、0.8~5当量の総量で、さらに好ましくは、1.0~3.5当量の総量で、及び、さらに好ましくは、1.5~3.0当量の総量で、使用する。これに関連して、本発明の方法の有利点は、当該有機亜鉛試薬が市販されていること、及び、当該有機亜鉛試薬を高度に位置選択的及び化学選択的な方法で使用することができるということである。
好ましい亜鉛試薬は、式「YZnCl」又は式「YZnBr」で表される亜鉛試薬であり、特に好ましいのは、YZnClであり、ここで、
構成(Y-1)
Yは、(C-C)アルキル、(C-C)ハロアルキル、(C-C)シアノアルキル、(C-C)ヒドロキシアルキル、(C-C)アルコキシ-(C-C)アルキル、(C-C)アルケニル、(C-C)ハロアルケニル、(C-C)シアノアルケニル、(C-C)アルキニル、(C-C)ハロアルキニル、(C-C)シアノアルキニル、(C-C)シクロアルキル、(C-C)ハロシクロアルキル、(C-C)シアノシクロアルキル、(C-C)シクロアルキル-(C-C)シクロアルキル、((C-C)アルキル-(C-C)シクロアルキルであり;
及び、該試薬は、塩化リチウム及び/又は塩化マグネシウムと錯体を形成して存在していてもよい。
特に好ましくは(構成Y-2)、
Yは、(C-C)アルキル、(C-C)ハロアルキル、(C-C)シアノアルキル、(C-C)ヒドロキシアルキル、(C-C)アルコキシ-(C-C)アルキル、(C-C)アルケニル、(C-C)アルキニル、(C-C)ハロアルケニル、(C-C)シアノアルケニル、(C-C)シクロアルキル、(C-C)ハロシクロアルキル、(C-C)シアノシクロアルキル又は(C-C)アルキル-(C-C)シクロアルキルである。
極めて特に好ましくは(構成Y-3)、Yは、(C-C)アルキル、(C-C)アルケニル、(C-C)アルキニル又は(C-C)シクロアルキルである。
特に(構成Y-4)、Yは、メチル、エチル、プロピル、ブチル、ビニル、エチニル又はシクロプロピルである。
方法段階(c)における有機亜鉛試薬との反応は、さらに好ましくは、触媒の存在下で実施する。好ましくは、該触媒は、パラジウム化合物又はニッケル化合物である。さらに好ましくは、該触媒は、パラジウム化合物である。それは、とりわけ好ましくは、式(XI)
Figure 0007108619000018
で表されるテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)であり、略して、Pd(PPhと称される。
段階(c)における有機亜鉛試薬との反応においては、典型的には、2.5~25mol%の触媒、好ましくは、5~20mol%の触媒を使用する。
有機亜鉛試薬を使用する、式(II)で表される化合物の式(III)で表される化合物への本発明による変換は、いずれの場合にも、好ましくは、有機溶媒の存在下で実施する。適切な溶媒としては、特に、以下のものを挙げることができる:テトラヒドロフラン(THF)、1,4-ジオキサン、ジエチルエーテル、ジグリム、メチルtert-ブチルエーテル(MTBE)、tert-アミルメチルエーテル(TAME)、2-メチル-THF、トルエン、キシレン類、メシチレン、炭酸エチレン、炭酸プロピレン、N,N-ジメチルアセトアミド、N,N-ジメチルホルムアミド(DMF)、N-メチルピロリドン(NMP)、N-エチル-2-ピロリドン(NEP)、N-ブチル-2-ピロリドン(NBP);N,N’-ジメチルプロピレン尿素(DMPU)、ハロ炭化水素類及び芳香族炭化水素類、特に、クロロ炭化水素類、例えば、テトラクロロエチレン、テトラクロロエタン、ジクロロプロパン、塩化メチレン、ジクロロブタン、クロロホルム、四塩化炭素、トリクロロエタン、トリクロロエチレン、ペンタクロロエタン、ジフルオロベンゼン、1,2-ジクロロエタン、クロロベンゼン、ブロモベンゼン、ジクロロベンゼン、特に、1,2-ジクロロベンゼン、クロロトルエン、トリクロロベンゼン;4-メトキシベンゼン、フッ素化脂肪族化合物及びフッ素化芳香族化合物、例えば、トリクロロトリフルオロエタン、ベンゾトリフルオリド及び4-クロロベンゾトリフルオリド。溶媒混合物、好ましくは、上記溶媒(例えば、テトラヒドロフラン(THF)、1,4-ジオキサン、ジエチルエーテル、ジグリム、メチルtert-ブチルエーテル(MTBE)、tert-アミルメチルエーテル(TAME)、2-メチル-THF、トルエン、キシレン類、メシチレン、ジメチルホルムアミド(DMF))の混合物を使用することも可能である。
好ましい溶媒は、THF、N,N-ジメチルホルムアミド(DMF)、1,4-ジオキサン、ジグリム、メチルtert-ブチルエーテル(MTBE)、tert-アミルメチルエーテル(TAME)、2-メチル-THF、トルエン及び4-メトキシベンゼンである。
特に好ましい溶媒は、THF及びN,N-ジメチルホルムアミド(DMF)であり、極めて特に好ましいのは、THFである。
方法段階(c)における有機亜鉛試薬との反応は、一般に、0℃~80℃の温度で実施し、そして、好ましさが増すように、5℃~75℃、10℃~70℃、20℃~60℃、25℃~65℃の温度で実施し、及び、最も好ましくは、30℃~50℃の温度で実施し、例えば、40℃で実施する。
方法段階(c)における有機亜鉛試薬との反応は、一般に、0.5~10時間の反応時間で実施し、そして、好ましさが増すように、1~7時間、1.5~6時間の反応時間で実施し、及び、特に好ましくは、2~5時間の反応時間で実施し、例えば、3時間の反応時間で実施する。式(III)で表される所望の化合物は、例えば、飽和塩化アンモニウム若しくはチオ硫酸ナトリウム溶液の存在下における水性後処理及び/又はそれに続くクロマトグラフィーによって、単離することができる。そのような方法は、当業者には知られており、そして、有機溶媒又は溶媒混合物からの結晶化も包含する。
金属塩を介したラジカルXの導入:
式(III)で表される化合物は、「Organic Letters, 13(2011), 648-651」又は「Organic & Biomolecular Chemistry, 7(2009), 1043-1052」に記載されているように、金属塩を用いて、ネギシクロスカップリングによって調製することができる。
好ましくは、該金属塩は、本発明による方法において、式(II)で表される化合物に基づいて、0.5~10当量の総量で、好ましくは、0.8~5当量の総量で、さらに好ましくは、1~2.5当量の総量で、及び、さらに好ましくは、1.0~1.5当量の総量で、使用する。これに関連して、本発明の方法の有利点は、当該金属塩が市販されていること、及び、当該金属塩を高度に位置選択的及び化学選択的な方法で使用することができるということである。加えて、触媒を添加することを省略することができる。
好ましい金属塩は、銅塩であり、そして、特に好ましいのは、CuCN又はCuClである。
金属塩を使用する、式(II)で表される化合物の式(III)で表される化合物への本発明による変換は、いずれの場合にも、好ましくは、有機溶媒の存在下で実施する。適切な溶媒としては、特に、以下のものを挙げることができる:ピリジン、テトラヒドロフラン(THF)、1,4-ジオキサン、ジエチルエーテル、ジグリム、メチルtert-ブチルエーテル(MTBE)、tert-アミルメチルエーテル(TAME)、2-メチル-THF、トルエン、キシレン類、メシチレン、炭酸エチレン、炭酸プロピレン、N,N-ジメチルアセトアミド、N,N-ジメチルホルムアミド(DMF)、N-メチルピロリドン(NMP)、N-エチル-2-ピロリドン(NEP)、N-ブチル-2-ピロリドン(NBP);N,N’-ジメチルプロピレン尿素(DMPU)、ハロ炭化水素類及び芳香族炭化水素類、特に、クロロ炭化水素類、例えば、テトラクロロエチレン、テトラクロロエタン、ジクロロプロパン、塩化メチレン、ジクロロブタン、クロロホルム、四塩化炭素、トリクロロエタン、トリクロロエチレン、ペンタクロロエタン、ジフルオロベンゼン、1,2-ジクロロエタン、クロロベンゼン、ブロモベンゼン、ジクロロベンゼン、特に、1,2-ジクロロベンゼン、クロロトルエン、トリクロロベンゼン;4-メトキシベンゼン、フッ素化脂肪族化合物及びフッ素化芳香族化合物、例えば、トリクロロトリフルオロエタン、ベンゾトリフルオリド及び4-クロロベンゾトリフルオリド。溶媒混合物、好ましくは、上記溶媒(例えば、テトラヒドロフラン(THF)、1,4-ジオキサン、ジエチルエーテル、ジグリム、メチルtert-ブチルエーテル(MTBE)、tert-アミルメチルエーテル(TAME)、2-メチル-THF、トルエン、キシレン類、メシチレン、ジメチルホルムアミド(DMF))の混合物を使用することも可能である。
好ましい溶媒は、ピリジン、THF、ジオキサン及びDMFである。
特に好ましい溶媒は、ピリジン、THF及びDMFであり、極めて特に好ましいのは、ピリジンである。
方法段階(c)における金属塩との反応は、一般に、0℃~120℃の温度で実施し、そして、好ましさが増すように、30℃~110℃、40℃~100℃、50℃~90℃、60℃~95℃の温度で実施し、及び、最も好ましくは、70℃~90℃の温度で実施し、例えば、80℃の温度で実施する。
方法段階(c)における金属塩との反応は、一般に、1~8時間の反応時間で実施し、そして、好ましさが増すように、2~7時間、2.5~7.5時間の反応時間で実施し、及び、特に好ましくは、3~6時間の反応時間で実施し、例えば、5時間の反応時間で実施する。式(III)で表される所望の化合物は、例えば、飽和塩化アンモニウム若しくはチオ硫酸ナトリウム溶液の存在下における水性後処理及び/又はそれに続くクロマトグラフィーによって、単離することができる。そのような方法は、当業者には知られており、そして、有機溶媒又は溶媒混合物からの結晶化も包含する。
本発明は、さらに、式(IVa)
Figure 0007108619000019
〔式中、Z、R、R、R、R、A及びAは、構成1~構成6のいずれかによる上記で記載した定義及び好ましい構成を有する〕
で表される化合物も提供する。
式(IVa)で表される化合物は、塩と錯体を形成して存在していてもよく、ここで、該塩は、好ましくは、アルカリ金属ハロゲン化物又はアルカリ土類金属ハロゲン化物であり、好ましくは、塩化リチウム及び/又は塩化マグネシウムであり、特に好ましくは、塩化リチウムである。
式(IVa)で表される化合物の中で、以下の化合物は特に好ましく、ここで、個々の化合物は、それ単独で存在し得るか、又は、塩化リチウム錯体として存在することができる。
Figure 0007108619000020
本発明は、さらに、式(IVb)
Figure 0007108619000021
〔式中、Z、R、R、R、A及びAは、上記で記載した定義及び好ましい構成を有する〕
で表される化合物も提供する。
式(IVb)で表される化合物は、塩と錯体を形成して存在していてもよく、ここで、該塩は、好ましくは、アルカリ金属ハロゲン化物又はアルカリ土類金属ハロゲン化物であり、好ましくは、構造(IVb-1)又は構造(IVb-2)におけるような塩化リチウム及び/又は塩化マグネシウムであり、特に好ましくは、塩化リチウムである(構造(IVb-1))。
Figure 0007108619000022
式(IVb-1)及び式(IVb-2)におけるZ、R、R、R、A及びAは、上記で記載した定義及び好ましい構成を有する。
本発明は、さらに、式(II)
Figure 0007108619000023
〔式中、Q、Z、R、R、R、A及びAは、上記で記載した定義及び好ましい構成を有する〕
で表される化合物も提供する。
式(II)で表される化合物の中で、以下の化合物は特に好ましい。
Figure 0007108619000024
((II-1)、2-[6-クロロ-3-(エチルスルファニル)ピリジン-2-イル]-4-ヨード-3-メチル-6-(トリフルオロメチル)-3H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン)。
Figure 0007108619000025
((II-2)、2-[6-ブロモ-3-(エチルスルファニル)ピリジン-2-イル]-4-ヨード-3-メチル-6-(トリフルオロメチル)-3H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン)。
式(II-1)~式(II-2)で表されるこれらの化合物から、本発明による方法の式(I)で表される付随する反応体(I-1~I-2)が生じ、これらは、いずれの場合にも、式(I)で表される特に好ましい化合物である。
本発明は、さらに、式(III)
Figure 0007108619000026
〔式中、Z、R、R、R、A及びAは、構成1~構成6のいずれかによる上記で記載した定義及び好ましい構成を有し、及び、Xは、構成X-1~構成X-6のいずれかにより上記で定義されているとおりである〕
で表される化合物も提供する。
式(III)で表される化合物の中で、以下の化合物が特に好ましい:
Figure 0007108619000027
((III-1)、2-[6-クロロ-3-(エチルスルファニル)ピリジン-2-イル]-3,4-ジメチル-6-(トリフルオロメチル)-3H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン)。
Figure 0007108619000028
((III-2)、2-[6-ブロモ-3-(エチルスルファニル)ピリジン-2-イル]-3,4-ジメチル-6-(トリフルオロメチル)-3H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン)。
Figure 0007108619000029
((III-3)、2-[6-クロロ-3-(エチルスルファニル)ピリジン-2-イル]-3-メチル-6-(トリフルオロメチル)-3H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-4-カルボニトリル)。
Figure 0007108619000030
((III-4)、2-[6-ブロモ-3-(エチルスルファニル)ピリジン-2-イル]-3-メチル-6-(トリフルオロメチル)-3H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-4-カルボニトリル)。
Figure 0007108619000031
((III-5)、2-[6-ブロモ-3-(エチルスルファニル)ピリジン-2-イル]-4-クロロ-3-メチル-6-(トリフルオロメチル)-3H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン)。
下記実施例によって、本発明についてさらに詳細に説明するが、該実施例は、本発明を限定するものと解釈されるべきではない。
方法:
logP値は、「EEC Directive 79/831 Annex V.A8」に従い、逆相カラム(C18)でのHPLC(高性能液体クロマトグラフィー)によって測定する。温度:55℃。
酸性範囲内におけるLC-MSの測定は、移動相として0.1%水性ギ酸及びアセトニトリル(0.1%ギ酸含有)を使用し、pH2.7で実施する;10%アセトニトリルから95%アセトニトリルまでの直線勾配。
中性範囲内におけるLC-MSの測定は、移動相として0.001モル重炭酸アンモニウム水溶液及びアセトニトリルを使用し、pH7.8で実施する;10%アセトニトリルから95%アセトニトリルまでの直線勾配。
較正は、logP値が知られている非分枝鎖アルカン-2-オン(3個~16個の炭素原子を有している)を用いて実施する(logP値は、連続する2種類のアルカノンの間の線形補間によって、保持時間に基づいて決定する)。
選択された実施例のNMRデータは、古典的な形態(δ値、多重項分裂、水素原子の数)で記載されている。
いずれに場合にも、その中でNMRスペクトルを記録した溶媒が示されている。
実施例1
2-[6-クロロ-3-(エチルスルファニル)ピリジン-2-イル]-4-ヨード-3-メチル-6-(トリフルオロメチル)-3H-イミダゾ[4,5-c]ピリジンの合成:
Figure 0007108619000032
磁気撹拌棒と隔壁を備えた、アルゴンで満たされた25mL容乾燥シュレンクフラスコの中に、無水THF(3mL)の中の2-[6-クロロ-3-(エチルスルファニル)ピリジン-2-イル]-3-メチル-6-(トリフルオロメチル)-3H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン(628mg、1.42mmol)を最初に装入した。塩化亜鉛-2,2,6,6-テトラメチルピペリジン-1-イド 塩化リチウム錯体(TMPZnCl・LiCl)(THF中1.31M、1.2mL、1.56mmol)を滴下して加え、その混合物を80℃で30分間撹拌した。その反応混合物を25℃まで冷却し、次いで、ヨウ素(507mg、1.99mmol)を添加し、次いで、その混合物を25℃で30分間撹拌した。その反応混合物に飽和塩化アンモニウム水溶液(25mL)及びチオ硫酸ナトリウム溶液(25mL)を添加し、それを、酢酸エチル(3×50mL)で抽出し、無水硫酸ナトリウムで脱水した。濾過した後、溶媒を減圧下で除去した。その粗製生成物をクロマトグラフィーで精製して、2-[6-クロロ-3-(エチルスルファニル)ピリジン-2-イル]-4-ヨード-3-メチル-6-(トリフルオロメチル)-3H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン(464mg、61%)が白色の固体として得られた。
HPLC-MS: logP =4.17; 質量 (m/z): 499; 1H-NMR (d6-DMSO): δ 8.32 (s, 1H), 8.16 (d, 1H), 7.80 (d, 1H), 4.06 (s, 3H), 3.05 (q, 2H), 1.20 (t, 3H).
実施例2
Figure 0007108619000033
2-[6-ブロモ-3-(エチルスルファニル)ピリジン-2-イル]-4-ヨード-3-メチル-6-(トリフルオロメチル)-3H-イミダゾ[4,5-c]ピリジンの合成:
磁気撹拌棒と隔壁を備えた、アルゴンで満たされた25mL容乾燥シュレンクフラスコの中に、無水THF(3mL)の中の2-[6-ブロモ-3-(エチルスルファニル)ピリジン-2-イル]-3-メチル-6-(トリフルオロメチル)-3H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン(500mg、1.19mmol)を最初に装入した。塩化亜鉛-2,2,6,6-テトラメチルピペリジン-1-イド 塩化リチウム錯体(TMPZnCl・LiCl)(THF中1.31M、1.0mL、1.31mmol)を滴下して加え、その混合物を80℃で30分間撹拌した。その反応混合物を25℃まで冷却し、次いで、ヨウ素(426mg、1.67mmol)を添加し、次いで、その混合物を25℃で30分間撹拌した。その反応混合物に飽和塩化アンモニウム水溶液(25mL)及びチオ硫酸ナトリウム溶液(25mL)を添加し、それを、酢酸エチル(3×50mL)で抽出し、無水硫酸ナトリウムで脱水した。濾過した後、溶媒を減圧下で除去した。その粗製生成物をクロマトグラフィーで精製して、2-[6-ブロモ-3-(エチルスルファニル)ピリジン-2-イル]-4-ヨード-3-メチル-6-(トリフルオロメチル)-3H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン(302mg、82%)が白色の固体として得られた。
HPLC-MS: logP = 4.34; 質量 (m/z): 543; 1H-NMR (d6-DMSO): δ 8.32 (s, 1H), 8.04 (d, 1H), 7.90 (d, 1H), 4.06 (s, 3H), 3.04 (q, 2H), 1.20 (t, 3H).
実施例3(段階(c))
Figure 0007108619000034
2-[6-クロロ-3-(エチルスルファニル)ピリジン-2-イル]-3,4-ジメチル-6-(トリフルオロメチル)-3H-イミダゾ[4,5-c]ピリジンの合成:
THF(4mL)に溶解させた2-[6-クロロ-3-(エチルスルファニル)ピリジン-2-イル]-4-ヨード-3-メチル-6-(トリフルオロメチル)-3H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン(700mg、1.4mmol)に、アルゴン下、40℃で、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(163mg、0.14mmol)の存在下、MeZnCl(THF中2.0M、1.41mL、2.8mmol)を添加した;この反応溶液を3時間撹拌した。飽和塩化アンモニウム溶液を添加することによって慣習的な後処理に付した後、その反応混合物を酢酸エチルで抽出し、そして、その有機相を合してNaSOで脱水し、膜ポンプ減圧下で濃縮した。カラムクロマトグラフィー(酢酸エチル/シクロヘキサン)で精製した後、2-[6-クロロ-3-(エチルスルファニル)ピリジン-2-イル]-3,4-ジメチル-6-(トリフルオロメチル)-3H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン(344mg、59%)が黄色の固体として得られる。
HPLC-MS: logP = 3.23; 質量 (m/z): 387; 1H-NMR (d6-DMSO): δ 8.14 (d, 1H), 8.08 (s, 1H), 7.76 (d, 1H), 4.04 (s, 3H), 3.05 (q, 2H), 3.04 (s, 3H), 1.21 (t, 3H).
実施例4(段階(c))
Figure 0007108619000035
2-[6-ブロモ-3-(エチルスルファニル)ピリジン-2-イル]-3,4-ジメチル-6-(トリフルオロメチル)-3H-イミダゾ[4,5-c]ピリジンの合成:
THF(3mL)に溶解させた2-[6-ブロモ-3-(エチルスルファニル)ピリジン-2-イル]-4-ヨード-3-メチル-6-(トリフルオロメチル)-3H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン(310mg、0.57mmol)に、アルゴン下、40℃で、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(66mg、0.05mmol)の存在下、MeZnCl(THF中2.0M、0.57mL、1.14mmol)を添加した;この反応溶液を5時間撹拌した。飽和塩化アンモニウム溶液を添加することによって慣習的な後処理に付した後、その反応混合物を酢酸エチルで抽出し、そして、その有機相を合してNaSOで脱水し、膜ポンプ減圧下で濃縮した。カラムクロマトグラフィー(酢酸エチル/シクロヘキサン)で精製した後、2-[6-ブロモ-3-(エチルスルファニル)ピリジン-2-イル]-3,4-ジメチル-6-(トリフルオロメチル)-3H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン(190mg、78%)が黄色の固体として得られる。
HPLC-MS: logP = 3.36; 質量 (m/z): 431; 1H-NMR (d6-DMSO): δ 8.08 (s, 1H), 8.02 (d, 1H), 7.87 (d, 1H), 4.04 (s, 3H), 3.03 (q, 2H), 3.02 (s, 3H), 1.19 (t, 3H).
実施例5(段階(c))
Figure 0007108619000036
2-[6-クロロ-3-(エチルスルファニル)ピリジン-2-イル]-3-メチル-6-(トリフルオロメチル)-3H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-4-カルボニトリルの合成:
ピリジン(2mL)に溶解させた2-[6-クロロ-3-(エチルスルファニル)ピリジン-2-イル]-4-ヨード-3-メチル-6-(トリフルオロメチル)-3H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン(100mg、0.20mmol)に、アルゴン下、80℃で、CuCN(22mg、0.24mmol)を添加した;この反応溶液を5時間撹拌した。飽和塩化ナトリウム溶液及び塩化アンモニウム溶液を添加することによって慣習的な後処理に付した後、その反応混合物を酢酸エチルで抽出し、そして、その有機相を合してNaSOで脱水し、膜ポンプ減圧下で濃縮した。カラムクロマトグラフィー(酢酸エチル/シクロヘキサン)で精製した後、2-[6-クロロ-3-(エチルスルファニル)ピリジン-2-イル]-3-メチル-6-(トリフルオロメチル)-3H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-4-カルボニトリル(99mg、定量的)が黄色の固体として得られる。
HPLC-MS: logP = 3.84; 質量 (m/z): 398; 1H-NMR (d6-DMSO): δ 8.73 (s, 1H), 8.18 (d, 1H), 7.79 (d, 1H), 4.14 (s, 3H), 3.05 (q, 2H), 1.21 (t, 3H).
実施例6(段階(c))
Figure 0007108619000037
2-[6-ブロモ-3-(エチルスルファニル)ピリジン-2-イル]-3-メチル-6-(トリフルオロメチル)-3H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-4-カルボニトリルの合成:
ピリジン(4mL)に溶解させた2-[6-ブロモ-3-(エチルスルファニル)ピリジン-2-イル]-3-メチル-6-(トリフルオロメチル)-3H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン(752mg、1.03mmol)に、アルゴン下、80℃で、CuCN(112mg、1.24mmol)を添加した;この反応溶液を3時間撹拌した。飽和塩化ナトリウム溶液及び塩化アンモニウム溶液を添加することによって慣習的な後処理に付した後、その反応混合物を酢酸エチルで抽出し、そして、その有機相を合してNaSOで脱水し、膜ポンプ減圧下で濃縮した。カラムクロマトグラフィー(酢酸エチル/シクロヘキサン)で精製した後、2-[6-ブロモ-3-(エチルスルファニル)ピリジン-2-イル]-3-メチル-6-(トリフルオロメチル)-3H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-4-カルボニトリル(473mg、88%)が黄色の固体として得られる。
HPLC-MS: logP = 3.87; 質量 (m/z): 442; 1H-NMR (d6-DMSO): δ 8.73 (s, 1H), 8.06 (d, 1H), 7.91 (d, 1H), 4.14 (s, 3H), 3.06 (q, 2H), 1.21 (t, 3H).
実施例7(段階(c))
Figure 0007108619000038
2-[6-ブロモ-3-(エチルスルファニル)ピリジン-2-イル]-4-クロロ-3-メチル-6-(トリフルオロメチル)-3H-イミダゾ[4,5-c]ピリジンの合成:
ピリジン(2mL)に溶解させた2-[6-ブロモ-3-(エチルスルファニル)ピリジン-2-イル]-3-メチル-6-(トリフルオロメチル)-3H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン(258mg、0.47mmol)に、アルゴン下、80℃で、CuCl(57mg、0.57mmol)を添加した;この反応溶液を5時間撹拌した。飽和塩化ナトリウム溶液及び塩化アンモニウム溶液を添加することによって慣習的な後処理に付した後、その反応混合物を酢酸エチルで抽出し、そして、その有機相を合してNaSOで脱水し、膜ポンプ減圧下で濃縮した。カラムクロマトグラフィー(酢酸エチル/シクロヘキサン)で精製した後、2-[6-ブロモ-3-(エチルスルファニル)ピリジン-2-イル]-4-クロロ-3-メチル-6-(トリフルオロメチル)-3H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン(209mg、58%)が黄色の固体として得られる。
HPLC-MS: logP = 4.18; 質量 (m/z): 452; 1H-NMR (d6-DMSO): δ 8.39 (s, 1H), 8.07 (d, 1H), 7.90 (d, 1H), 4.07 (s, 3H), 3.04 (q, 2H), 1.20 (t, 3H).
式(III)で表される化合物の殺有害生物剤として有効な化合物への可能なさらなる変換の例
酸化
2-[6-クロロ-3-(エチルスルホニル)ピリジン-2-イル]-3-メチル-6-(トリフルオロメチル)-3H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-4-カルボニトリルの合成:
Figure 0007108619000039
磁気撹拌棒を備えたフラスコに、ジクロロメタン(2mL)の中の2-[6-クロロ-3-(エチルスルファニル)ピリジン-2-イル]-3-メチル-6-(トリフルオロメチル)-3H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-4-カルボニトリル(99mg、0.24mmol)を最初に装入した。次いで、ギ酸(57mg、1.24mmol)及び35%過酸化水素(169mg、1.73mmol)を添加し、その混合物を25℃で一晩撹拌した。その反応混合物を25℃まで冷却し、次いで、希HCl溶液を添加した(pH3-4になるまで)。その反応混合物に少量の水及び重亜硫酸ナトリウム溶液を添加し、次いで、塩化ナトリウム溶液及び20%重炭酸ナトリウム溶液を添加し、その混合物をジクロロメタン(3×50mL)で抽出し、無水硫酸ナトリウムで脱水した。濾過した後、溶媒を減圧下で除去した。その粗製生成物をクロマトグラフィーで精製して、2-[6-クロロ-3-(エチルスルホニル)ピリジン-2-イル]-3-メチル-6-(トリフルオロメチル)-3H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-4-カルボニトリル(94mg、83%)が白色の固体として得られた。
MH+: 430; 1H-NMR (400 MHz, d6-DMSO) δ ppm: 1.22 (t, 3H), 3.71 (q, 2H), 4.06 (s, 3H), 8.17 (d, 1H), 8.59 (d, 1H), 8.76 (s, 1H).
クロスカップリング
2-[3-(エチルスルホニル)-6-(1H-1,2,4-トリアゾール-1-イル)ピリジン-2-イル]-3-メチル-6-(トリフルオロメチル)-3H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-4-カルボニトリル(化合物No.1)の合成:
Figure 0007108619000040
磁気撹拌棒と隔壁を備えた、アルゴンで満たされた25mL容乾燥シュレンクフラスコの中に、無水ジオキサン(4mL)の中の2-[6-クロロ-3-(エチルスルホニル)ピリジン-2-イル]-3-メチル-6-(トリフルオロメチル)-3H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-4-カルボニトリル(83.6mg、0.19mmol)を最初に装入した。次いで、1H-1,2,4-トリアゾール(16.1mg、0.23mmol)、炭酸セシウム(95.1mg、0.29mmol)、9,9-ジメチル-4,5-ビス(ジフェニルホスフィノ)キサンテン(11.3mg、0.02mmol)及びビス(ジベンジリデンアセトン)パラジウム(0)(5.6mg、0.01mmol)を添加し、その混合物を80℃で3時間撹拌した。その反応混合物に飽和塩化ナトリウム水溶液(25mL)を添加し、それを、酢酸エチル(3×50mL)で抽出し、無水硫酸ナトリウムで脱水した。濾過した後、溶媒を減圧下で除去した。その粗製生成物をクロマトグラフィーで精製して、2-[3-(エチルスルホニル)-6-(1H-1,2,4-トリアゾール-1-イル)ピリジン-2-イル]-3-メチル-6-(トリフルオロメチル)-3H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-4-カルボニトリル(52.4mg、55%)が白色の固体として得られた。
MH+: 463; 1H-NMR (400 MHz, d6-DMSO) δ ppm: 1.23 (t, 3H), 3.84 (q, 2H), 4.19 (s, 3H), 8.37 (d, 1H), 8.475 (s, 1H), 8.79 (d, 1H), 8.80 (s, 1H), 9.52 (s, 1H).
化合物No.2及び化合物No.3を、化合物No.1と同様にして、調製した。
Figure 0007108619000041
使用実施例
モモアカアブラムシ(Myzus persicae)-経口試験
溶媒: 100重量部のアセトン
活性成分の適切な配合物を製造するために、1重量部の活性成分を上記重量部の溶媒を用いて溶解させ、水を用いて所望の濃度とする。
50μLの該活性成分配合物をマイクロタイタープレートの中に移し、150μLのIPL41昆虫培地(33%+15%糖)を用いて最終体積200μLとする。次いで、そのプレートをパラフィルムで密閉し、第2のマイクロタイタープレートの中のモモアカアブラムシ(Myzus persicae)の混合個体群がそのパラフィルムに孔を開け、上記溶液を吸入することができる。
5日間経過した後、効力(%)を求める。100%は、全てのモモアカアブラムシが死んだことを意味し;0%は、死んだモモアカアブラムシが無かったことを意味する。
この試験において、例えば、調製実施例の下記化合物は、4ppmの施用量で、100%の効力を示す: 1、2、3。
モモアカアブラムシ(Myzus persicae)-噴霧試験
溶媒: 78重量部のアセトン
1.5重量部のジメチルホルムアミド
乳化剤: アルキルアリールポリグリコールエーテル
活性成分の適切な配合物を製造するために、1重量部の活性成分を上記重量部の溶媒を用いて溶解させ、1000ppmの濃度の乳化剤を含有している水を用いて調合して所望の濃度とする。さらなる試験濃度を得るために、該配合物を乳化剤を含有している水で希釈する。
全ての成育段階のモモアカアブラムシ(Myzus persicae)が発生しているハクサイ(Brassica pekinensis)の葉のディスクに、所望濃度の活性成分配合物を噴霧する。
5日間経過した後、効力(%)を求める。100%は、全てのモモアカアブラムシが死んだことを意味し;0%は、死んだモモアカアブラムシが無かったことを意味する。
この試験において、例えば、調製実施例の下記化合物は、100g/haの施用量で、100%の効力を示す: 3。
この試験において、例えば、調製実施例の下記化合物は、20g/haの施用量で、100%の効力を示す: 3。
この試験において、例えば、調製実施例の下記化合物は、20g/haの施用量で、90%の効力を示す: 2。
マスタードビートル(Phaedon cochleariae)-噴霧試験
溶媒: 78.0重量部のアセトン
1.5重量部のジメチルホルムアミド
乳化剤: アルキルアリールポリグリコールエーテル
活性成分の適切な配合物を製造するために、1重量部の活性成分を上記重量部の溶媒を用いて溶解させ、1000ppmの濃度の乳化剤を含有している水を用いて調合して所望の濃度とする。さらなる試験濃度を得るために、該配合物を乳化剤を含有している水で希釈する。
ハクサイ(Brassica pekinensis)の葉のディスクに、所望濃度の活性成分配合物を噴霧し、乾燥後、マスタードビートル(mustard beetle)(Phaedon cochleariae)の幼虫を寄生させる。
7日間経過した後、効力(%)を求める。100%は、全てのマスタードビートル幼虫が死んだことを意味し;0%は、死んだマスタードビートル幼虫が無かったことを意味する。
この試験において、例えば、調製実施例の下記化合物は、100g/haの施用量で、83%の効力を示す: 1、2。
ツマジロクサヨトウ(Spodoptera frugiperda)-噴霧試験
溶媒: 78.0重量部のアセトン
1.5重量部のジメチルホルムアミド
乳化剤: アルキルアリールポリグリコールエーテル
活性成分の適切な配合物を製造するために、1重量部の活性成分を上記重量部の溶媒を用いて溶解させ、1000ppmの濃度の乳化剤を含有している水を用いて調合して所望の濃度とする。さらなる試験濃度を得るために、該配合物を乳化剤を含有している水で希釈する。
トウモロコシ(Zea mays)の葉のディスクに、所望濃度の活性成分配合物を噴霧し、乾燥後、ツマジロクサヨトウ(armyworm)(Spodoptera frugiperda)の幼虫を寄生させる。
7日間経過した後、効力(%)を求める。100%は、全てのツマジロクサヨトウ幼虫が死んだことを意味し;0%は、死んだツマジロクサヨトウ幼虫が無かったことを意味する。
この試験において、例えば、調製実施例の下記化合物は、100g/haの施用量で、100%の効力を示す: 3。

Claims (22)

  1. 式(II)
    Figure 0007108619000042

    〔式中、
    Q及びZは、それぞれ独立して、ハロゲンであり;
    は、窒素、=N又は=C-Rであり;
    は、-N-R、酸素又は硫黄であり;
    は、(C-C)アルキル、(C-C)ハロアルキル、(C-C)シアノアルキル、(C-C)ヒドロキシアルキル、(C-C)アルコキシ-(C-C)アルキル、(C-C)ハロアルコキシ-(C-C)アルキル、(C-C)アルケニル、(C-C)アルケニルオキシ-(C-C)アルキル、(C-C)ハロアルケニルオキシ-(C-C)アルキル、(C-C)ハロアルケニル、(C-C)シアノアルケニル、(C-C)アルキニル、(C-C)アルキニルオキシ-(C-C)アルキル、(C-C)ハロアルキニルオキシ-(C-C)アルキル、(C-C)ハロアルキニル、(C-C)シアノアルキニル、(C-C)シクロアルキル、(C-C)ハロシクロアルキル、(C-C)シアノシクロアルキル、(C-C)シクロアルキル-(C-C)シクロアルキル、(C-C)アルキル-(C-C)シクロアルキル、ハロ(C-C)シクロアルキル、アミノ、(C-C)アルキルアミノ、ジ(C-C)アルキルアミノ、(C-C)シクロアルキルアミノ、(C-C)アルキルカルボニルアミノ、(C-C)アルキルチオ-(C-C)アルキル、(C-C)ハロアルキルチオ-(C-C)アルキル、(C-C)アルキルスルフィニル-(C-C)アルキル、(C-C)ハロアルキルスルフィニル-(C-C)アルキル、(C-C)アルキルスルホニル-(C-C)アルキル、(C-C)ハロアルキルスルホニル-(C-C)アルキル、(C-C)アルコキシ-(C-C)アルキルチオ-(C-C)アルキル、(C-C)アルコキシ-(C-C)アルキルスルフィニル-(C-C)アルキル、(C-C)アルコキシ-(C-C)アルキルスルホニル-(C-C)アルキル、(C-C)アルキルカルボニル-(C-C)アルキル、(C-C)ハロアルキルカルボニル-(C-C)アルキル、(C-C)アルコキシカルボニル-(C-C)アルキル、(C-C)ハロアルコキシカルボニル-(C-C)アルキル、(C-C)アルキルスルホニルアミノ、アミノスルホニル-(C-C)アルキル、(C-C)アルキルアミノスルホニル-(C-C)アルキル、ジ(C-C)アルキルアミノスルホニル-(C-C)アルキルであるか、又は、
    (C-C)アルキル、(C-C)アルコキシ、(C-C)アルケニル、(C-C)アルキニル、(C-C)シクロアルキルであって、ここで、これらは、それぞれ、アリール、ヘタリール及びヘテロシクリルからなる群から選択される同一であるか又は異なっている置換基で1置換又は多置換されていてもよく、ここで、アリール、ヘタリール又はヘテロシクリルは、それぞれ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、ヒドロキシル、アミノ、カルボキシ、カルバモイル、アミノスルホニル、(C-C)アルキル、(C-C)シクロアルキル、(C-C)アルコキシ、(C-C)ハロアルキル、(C-C)ハロアルコキシ、(C-C)アルキルチオ、(C-C)アルキルスルフィニル、(C-C)アルキルスルホニル、(C-C)アルキルスルフイミノ、(C-C)アルキルスルフイミノ-(C-C)アルキル、(C-C)アルキルスルフイミノ-(C-C)アルキルカルボニル、(C-C)アルキルスルホキシイミノ、(C-C)アルキルスルホキシイミノ-(C-C)アルキル、(C-C)アルキルスルホキシイミノ-(C-C)アルキルカルボニル、(C-C)アルコキシカルボニル、(C-C)アルキルカルボニル、(C-C)トリアルキルシリル及びベンジルからなる群から選択される同一であるか又は異なっている置換基で1置換又は多置換されていてもよ
    は、水素、シアノ、ハロゲン、ニトロ、アセチル、ヒドロキシル、アミノ、SCN、トリ(C-C)アルキルシリル、(C-C)シクロアルキル、(C-C)シクロアルキル-(C-C)シクロアルキル、(C-C)アルキル-(C-C)シクロアルキル、ハロ(C-C)シクロアルキル、シアノ(C-C)シクロアルキル、(C-C)アルキル、(C-C)ハロアルキル、(C-C)シアノアルキル、(C-C)ヒドロキシアルキル、ヒドロキシカルボニル-(C-C)-アルコキシ、(C-C)アルコキシカルボニル-(C-C)アルキル、(C-C)アルコキシ-(C-C)アルキル、(C-C)アルケニル、(C-C)ハロアルケニル、(C-C)シアノアルケニル、(C-C)アルキニル、(C-C)ハロアルキニル、(C-C)シアノアルキニル、(C-C)アルコキシ、(C-C)ハロアルコキシ、(C-C)シアノアルコキシ、(C-C)アルコキシカルボニル-(C-C)アルコキシ、(C-C)アルコキシ-(C-C)アルコキシ、(C-C)アルキルヒドロキシイミノ、(C-C)アルコキシイミノ、(C-C)アルキル-(C-C)アルコキシイミノ、(C-C)ハロアルキル-(C-C)アルコキシイミノ、(C-C)アルキルチオ、(C-C)ハロアルキルチオ、(C-C)アルコキシ-(C-C)アルキルチオ、(C-C)アルキルチオ-(C-C)アルキル、(C-C)アルキルスルフィニル、(C-C)ハロアルキルスルフィニル、(C-C)アルコキシ-(C-C)アルキルスルフィニル、(C-C)アルキルスルフィニル-(C-C)アルキル、(C-C)アルキルスルホニル、(C-C)ハロアルキルスルホニル、(C-C)アルコキシ-(C-C)アルキルスルホニル、(C-C)アルキルスルホニル-(C-C)アルキル、(C-C)アルキルスルホニルオキシ、(C-C)アルキルカルボニル、(C-C)アルキルチオカルボニル、(C-C)ハロアルキルカルボニル、(C-C)アルキルカルボニルオキシ、(C-C)アルコキシカルボニル、(C-C)ハロアルコキシカルボニル、アミノカルボニル、(C-C)アルキルアミノカルボニル、(C-C)アルキルアミノチオカルボニル、ジ(C-C)アルキルアミノカルボニル、ジ(C-C)アルキルアミノチオカルボニル、(C-C)アルケニルアミノカルボニル、ジ(C-C)-アルケニルアミノカルボニル、(C-C)シクロアルキルアミノカルボニル、(C-C)アルキルスルホニルアミノ、(C-C)アルキルアミノ、ジ(C-C)アルキルアミノ、アミノスルホニル、(C-C)アルキルアミノスルホニル、ジ(C-C)アルキルアミノスルホニル、(C-C)アルキルスルホキシイミノ、アミノチオカルボニル、(C-C)アルキルアミノチオカルボニル、ジ(C-C)アルキルアミノチオカルボニル、(C-C)シクロアルキルアミノ、-NHCO-(C-C)アルキル((C-C)アルキルカルボニルアミノ)であるか、又は、
    アリール若しくはヘタリールであって、ここで、これらは、それぞれ、同一であるか又は異なっている置換基で1置換又は多置換されていてもよく、ここで、ヘタリールの場合には、少なくとも1のカルボニル基が存在していてもよく、及び、ここで、可能な置換基は、いずれの場合にも、以下のとおりである:シアノ、カルボキシル、ハロゲン、ニトロ、アセチル、ヒドロキシル、アミノ、SCN、トリ(C-C)アルキルシリル、(C-C)アルキル、(C-C)ハロアルキル、(C-C)シアノアルキル、(C-C)ヒドロキシアルキル、ヒドロキシカルボニル-(C-C)-アルコキシ、(C-C)アルコキシカルボニル-(C-C)アルキル、(C-C)アルコキシ-(C-C)アルキル、(C-C)アルケニル、(C-C)ハロアルケニル、(C-C)シアノアルケニル、(C-C)アルキニル、(C-C)ハロアルキニル、(C-C)シアノアルキニル、(C-C)アルコキシ、(C-C)ハロアルコキシ、(C-C)シアノアルコキシ、(C-C)アルコキシカルボニル-(C-C)アルコキシ、(C-C)アルコキシ-(C-C)アルコキシ、(C-C)アルキルヒドロキシイミノ、(C-C)アルコキシイミノ、(C-C)アルキル-(C-C)アルコキシイミノ、(C-C)ハロアルキル-(C-C)アルコキシイミノ、(C-C)アルキルチオ、(C-C)ハロアルキルチオ、(C-C)アルコキシ-(C-C)アルキルチオ、(C-C)アルキルチオ-(C-C)アルキル、(C-C)アルキルスルフィニル、(C-C)ハロアルキルスルフィニル、(C-C)アルコキシ-(C-C)アルキルスルフィニル、(C-C)アルキルスルフィニル-(C-C)-アルキル、(C-C)アルキルスルホニル、(C-C)ハロアルキルスルホニル、(C-C)アルコキシ-(C-C)アルキルスルホニル、(C-C)アルキルスルホニル-(C-C)アルキル、(C-C)アルキルスルホニルオキシ、(C-C)アルキルカルボニル、(C-C)ハロアルキルカルボニル、(C-C)アルキルカルボニルオキシ、(C-C)アルコキシカルボニル、(C-C)ハロアルコキシカルボニル、アミノカルボニル、(C-C)アルキルアミノカルボニル、ジ(C-C)アルキルアミノカルボニル、(C-C)アルケニルアミノカルボニル、ジ(C-C)アルケニルアミノカルボニル、(C-C)シクロアルキルアミノカルボニル、(C-C)アルキルスルホニルアミノ、(C-C)アルキルアミノ、ジ(C-C)アルキルアミノ、アミノスルホニル、(C-C)アルキルアミノスルホニル、ジ(C-C)アルキルアミノスルホニル、(C-C)アルキルスルホキシイミノ、アミノチオカルボニル、(C-C)アルキルアミノチオカルボニル、ジ(C-C)アルキルアミノチオカルボニル又は(C-C)シクロアルキルアミノ
    は、水素、シアノ、ハロゲン、ニトロ、アセチル、ヒドロキシル、アミノ、SCN、トリ(C-C)アルキルシリル、(C-C)シクロアルキル、(C-C)シクロアルキル-(C-C)シクロアルキル、(C-C)アルキル-(C-C)シクロアルキル、ハロ(C-C)シクロアルキル、シアノ(C-C)シクロアルキル、(C-C)アルキル、(C-C)ハロアルキル、(C-C)シアノアルキル、(C-C)ヒドロキシアルキル、ヒドロキシカルボニル-(C-C)-アルコキシ、(C-C)アルコキシカルボニル-(C-C)アルキル、(C-C)アルコキシ-(C-C)アルキル、(C-C)アルケニル、(C-C)ハロアルケニル、(C-C)シアノアルケニル、(C-C)アルキニル、(C-C)ハロアルキニル、(C-C)シアノアルキニル、(C-C)アルコキシ、(C-C)ハロアルコキシ、(C-C)シアノアルコキシ、(C-C)アルコキシカルボニル-(C-C)アルコキシ、(C-C)アルコキシ-(C-C)アルコキシ、(C-C)アルキルヒドロキシイミノ、(C-C)アルコキシイミノ、(C-C)アルキル-(C-C)アルコキシイミノ、(C-C)ハロアルキル-(C-C)アルコキシイミノ、(C-C)アルキルチオ、(C-C)ハロアルキルチオ、(C-C)アルコキシ-(C-C)アルキルチオ、(C-C)アルキルチオ-(C-C)アルキル、(C-C)アルキルスルフィニル、(C-C)ハロアルキルスルフィニル、(C-C)アルコキシ-(C-C)アルキルスルフィニル、(C-C)アルキルスルフィニル-(C-C)アルキル、(C-C)アルキルスルホニル、(C-C)ハロアルキルスルホニル、(C-C)アルコキシ-(C-C)アルキルスルホニル、(C-C)アルキルスルホニル-(C-C)アルキル、(C-C)アルキルスルホニルオキシ、(C-C)アルキルカルボニル、(C-C)アルキルチオカルボニル、(C-C)ハロアルキルカルボニル、(C-C)アルキルカルボニルオキシ、(C-C)アルコキシカルボニル、(C-C)ハロアルコキシカルボニル、アミノカルボニル、(C-C)アルキルアミノカルボニル、(C-C)アルキルアミノチオカルボニル、ジ(C-C)アルキルアミノカルボニル、ジ(C-C)アルキルアミノチオカルボニル、(C-C)アルケニルアミノカルボニル、ジ(C-C)アルケニルアミノカルボニル、(C-C)シクロアルキルアミノカルボニル、(C-C)アルキルスルホニルアミノ、(C-C)アルキルアミノ、ジ(C-C)アルキルアミノ、アミノスルホニル、(C-C)アルキルアミノスルホニル、ジ(C-C)アルキルアミノスルホニル、(C-C)アルキルスルホキシイミノ、アミノチオカルボニル、(C-C)アルキルアミノチオカルボニル、ジ(C-C)アルキルアミノチオカルボニル、(C-C)シクロアルキルアミノ、NHCO-(C-C)アルキル、(C-C)アルキルカルボニルアミノ)であるか、又は、
    アリール若しくはヘタリールであって、ここで、これらは、それぞれ、同一であるか又は異なっている置換基で1置換又は多置換されていてもよく、ここで、ヘタリールの場合には、少なくとも1のカルボニル基が存在していてもよく、及び、ここで、可能な置換基は、いずれの場合にも、以下のとおりである:シアノ、カルボキシル、ハロゲン、ニトロ、アセチル、ヒドロキシル、アミノ、SCN、トリ(C-C)アルキルシリル、(C-C)シクロアルキル、(C-C)シクロアルキル-(C-C)シクロアルキル、(C-C)アルキル-(C-C)シクロアルキル、ハロ(C-C)シクロアルキル、(C-C)アルキル、(C-C)ハロアルキル、(C-C)シアノアルキル、(C-C)ヒドロキシアルキル、ヒドロキシカルボニル-(C-C)-アルコキシ、(C-C)アルコキシカルボニル-(C-C)アルキル、(C-C)アルコキシ-(C-C)アルキル、(C-C)アルケニル、(C-C)ハロアルケニル、(C-C)シアノアルケニル、(C-C)アルキニル、(C-C)ハロアルキニル、(C-C)シアノアルキニル、(C-C)アルコキシ、(C-C)ハロアルコキシ、(C-C)シアノアルコキシ、(C-C)アルコキシカルボニル-(C-C)アルコキシ、(C-C)アルコキシ-(C-C)アルコキシ、(C-C)アルキルヒドロキシイミノ、(C-C)アルコキシイミノ、(C-C)アルキル-(C-C)アルコキシイミノ、(C-C)ハロアルキル-(C-C)アルコキシイミノ、(C-C)アルキルチオ、(C-C)ハロアルキルチオ、(C-C)アルコキシ-(C-C)アルキルチオ、(C-C)アルキルチオ-(C-C)アルキル、(C-C)アルキルスルフィニル、(C-C)ハロアルキルスルフィニル、(C-C)アルコキシ-(C-C)アルキルスルフィニル、(C-C)アルキルスルフィニル-(C-C)アルキル、(C-C)アルキルスルホニル、(C-C)ハロアルキルスルホニル、(C-C)アルコキシ-(C-C)アルキルスルホニル、(C-C)アルキルスルホニル-(C-C)アルキル、(C-C)アルキルスルホニルオキシ、(C-C)アルキルカルボニル、(C-C)ハロアルキルカルボニル、(C-C)アルキルカルボニルオキシ、(C-C)アルコキシカルボニル、(C-C)ハロアルコキシカルボニル、アミノカルボニル、(C-C)アルキルアミノカルボニル、ジ(C-C)アルキルアミノカルボニル、(C-C)アルケニルアミノカルボニル、ジ(C-C)アルケニルアミノカルボニル、(C-C)シクロアルキルアミノカルボニル、(C-C)アルキルスルホニルアミノ、(C-C)アルキルアミノ、ジ(C-C)アルキルアミノ、アミノスルホニル、(C-C)アルキルアミノスルホニル、ジ(C-C)アルキルアミノスルホニル、(C-C)アルキルスルホキシイミノ、アミノチオカルボニル、(C-C)アルキルアミノチオカルボニル、ジ(C-C)アルキルアミノチオカルボニル、(C-C)シクロアルキルアミノ、(C-C)アルキルカルボニルアミノ
    は、水素、シアノ、ハロゲン、ニトロ、アセチル、ヒドロキシル、アミノ、SCN、トリ(C-C)アルキルシリル、(C-C)シクロアルキル、(C-C)シクロアルキル-(C-C)シクロアルキル、(C-C)アルキル-(C-C)シクロアルキル、ハロ(C-C)シクロアルキル、(C-C)アルキル、(C-C)ハロアルキル、(C-C)シアノアルキル、(C-C)ヒドロキシアルキル、ヒドロキシカルボニル-(C-C)アルコキシ、(C-C)アルコキシカルボニル-(C-C)アルキル、(C-C)アルコキシ-(C-C)アルキル、(C-C)アルケニル、(C-C)ハロアルケニル、(C-C)シアノアルケニル、(C-C)アルキニル、(C-C)ハロアルキニル、(C-C)シアノアルキニル、(C-C)アルコキシ、(C-C)ハロアルコキシ、(C-C)シアノアルコキシ、(C-C)アルコキシカルボニル-(C-C)アルコキシ、(C-C)アルコキシ-(C-C)アルコキシ、(C-C)アルキルヒドロキシイミノ、(C-C)アルコキシイミノ、(C-C)アルキル-(C-C)アルコキシイミノ、(C-C)ハロアルキル-(C-C)アルコキシイミノ、(C-C)アルキルチオ、(C-C)ハロアルキルチオ、(C-C)アルコキシ-(C-C)アルキルチオ、(C-C)アルキルチオ-(C-C)アルキル、(C-C)アルキルスルフィニル、(C-C)ハロアルキルスルフィニル、(C-C)アルコキシ-(C-C)アルキルスルフィニル、(C-C)アルキルスルフィニル-(C-C)アルキル、(C-C)アルキルスルホニル、(C-C)ハロアルキルスルホニル、(C-C)アルコキシ-(C-C)アルキルスルホニル、(C-C)アルキルスルホニル-(C-C)アルキル、(C-C)アルキルスルホニルオキシ、(C-C)アルキルカルボニル、(C-C)アルキルチオカルボニル、(C-C)ハロアルキルカルボニル、(C-C)アルキルカルボニルオキシ、(C-C)アルコキシカルボニル、(C-C)ハロアルコキシカルボニル、アミノカルボニル、(C-C)アルキルアミノカルボニル、(C-C)アルキルアミノチオカルボニル、ジ(C-C)アルキルアミノカルボニル、ジ(C-C)アルキルアミノチオカルボニル、(C-C)アルケニルアミノカルボニル、ジ(C-C)アルケニルアミノカルボニル、(C-C)シクロアルキルアミノカルボニル、(C-C)アルキルスルホニルアミノ、(C-C)アルキルアミノ、ジ(C-C)アルキルアミノ、アミノスルホニル、(C-C)アルキルアミノスルホニル、ジ(C-C)アルキルアミノスルホニル、(C-C)アルキルスルホキシイミノ、アミノチオカルボニル、(C-C)アルキルアミノチオカルボニル、ジ(C-C)アルキルアミノチオカルボニル、(C-C)シクロアルキルアミノ又は-NHCO-(C-C)アルキル((C-C)アルキルカルボニルアミノ)であり;及び、
    は、(C-C)アルキル、(C-C)ハロアルキル、(C-C)シアノアルキル、(C-C)ヒドロキシアルキル、(C-C)アルコキシ-(C-C)アルキル、(C-C)ハロアルコキシ-(C-C)アルキル、(C-C)アルケニル、(C-C)アルケニルオキシ-(C-C)アルキル、(C-C)ハロアルケニルオキシ-(C-C)アルキル、(C-C)ハロアルケニル、(C-C)シアノアルケニル、(C-C)アルキニル、(C-C)アルキニルオキシ-(C-C)アルキル、(C-C)ハロアルキニルオキシ-(C-C)アルキル、(C-C)ハロアルキニル、(C-C)シアノアルキニル、(C-C)シクロアルキル、(C-C)シクロアルキル-(C-C)シクロアルキル、(C-C)アルキル-(C-C)シクロアルキル、ハロ(C-C)シクロアルキル、(C-C)アルキルチオ-(C-C)アルキル、(C-C)ハロアルキルチオ-(C-C)アルキル、(C-C)アルキルスルフィニル-(C-C)アルキル、(C-C)ハロアルキルスルフィニル-(C-C)アルキル、(C-C)アルキルスルホニル-(C-C)アルキル、(C-C)ハロアルキルスルホニル-(C-C)アルキル、(C-C)アルコキシ-(C-C)アルキルチオ-(C-C)アルキル、(C-C)アルコキシ-(C-C)アルキルスルフィニル-(C-C)アルキル、(C-C)アルコキシ-(C-C)アルキルスルホニル-(C-C)アルキル、(C-C)アルキルカルボニル-(C-C)アルキル、(C-C)ハロアルキルカルボニル-(C-C)アルキル、(C-C)アルコキシカルボニル-(C-C)アルキル、(C-C)ハロアルコキシカルボニル-(C-C)アルキル、アミノカルボニル-(C-C)アルキル、(C-C)アルキルアミノ-(C-C)アルキル、ジ(C-C)アルキルアミノ-(C-C)アルキル又は(C-C)シクロアルキルアミノ-(C-C)アルキルである〕
    で表される化合物を調製する方法であって、
    第1の方法段階(a)において、式(I)
    Figure 0007108619000043

    〔式中、Z、R、R、R、A及びAは、それぞれ、上記で定義されている通りである〕
    で表される化合物を、
    構造「(NR)-Zn-R」又は「(NR-Zn」
    〔ここで、
    は、ハロゲン又は-O-ピバロイルであり;及び、
    及びRは、一緒に、-(CH-基、-(CH-基又は-(CHO(CH-基を形成し、ここで、これらの基は、それぞれ、1、2、3又は4個のRラジカルで置換されていてもよく、及び、Rは、メチル、エチル、n-プロピル及びイソプロピルからなる群から選択される〕
    を有する有機亜鉛塩基と反応させて、式(IVa)又は式(IVb)
    Figure 0007108619000044

    〔式中、Z、R、R、R、R、A及びAは、それぞれ、上記で定義されている通りである〕
    で表される化合物を生成させ;及び、
    式(IVa)又は式(IVb)で表される該化合物を、第2の方法段階(b)において、
    構造「Q-V」
    〔ここで、Vは、ハロゲンであり、及び、Qは、上記定義を有する〕
    を有する化合物と反応させて、式(II)で表される化合物を生成させる;
    ことを特徴とする、前記方法。
  2. Qは、塩素、ヨウ素又は臭素であり;
    Zは、臭素、フッ素又は塩素であり;
    は、-O-ピバロイル、塩素、臭素又はヨウ素であり;
    は、窒素、=N-O又は=C-Rであり;
    は、-N-R又は酸素であり;
    は、(C-C)アルキル、(C-C)ヒドロキシアルキル、(C-C)ハロアルキル、(C-C)シアノアルキル、(C-C)アルコキシ-(C-C)アルキル、(C-C)ハロアルコキシ-(C-C)アルキル、(C-C)アルケニル、(C-C)アルケニルオキシ-(C-C)アルキル、(C-C)ハロアルケニルオキシ-(C-C)アルキル、(C-C)ハロアルケニル、(C-C)シアノアルケニル、(C-C)アルキニル、(C-C)アルキニルオキシ-(C-C)アルキル、(C-C)ハロアルキニルオキシ-(C-C)アルキル、(C-C)ハロアルキニル、(C-C)シアノアルキニル、(C-C)シクロアルキル、(C-C)ハロシクロアルキル、(C-C)シアノシクロアルキル、(C-C)シクロアルキル-(C-C)シクロアルキル、(C-C)アルキル-(C-C)シクロアルキル、ハロ(C-C)シクロアルキル、(C-C)アルキルアミノ、ジ(C-C)アルキルアミノ、(C-C)シクロアルキルアミノ、(C-C)アルキルカルボニルアミノ、(C-C)アルキルチオ-(C-C)アルキル、(C-C)ハロアルキルチオ-(C-C)アルキル、(C-C)アルキルスルフィニル-(C-C)アルキル、(C-C)ハロアルキルスルフィニル-(C-C)アルキル、(C-C)アルキルスルホニル-(C-C)アルキル、(C-C)アルキルカルボニル-(C-C)アルキル、(C-C)ハロアルキルカルボニル-(C-C)アルキル、(C-C)アルキルスルホニルアミノであるか、又は、
    (C-C)アルキル、(C-C)アルコキシ、(C-C)アルケニル、(C-C)アルキニル若しくは(C-C)シクロアルキルであって、ここで、これらは、それぞれ、アリール、ヘタリール及びヘテロシクリルからなる群から選択される同一であるか又は異なっている置換基で1置換又は2置換されていてもよく、ここで、アリール、ヘタリール又はヘテロシクリルは、それぞれ、ハロゲン、シアノ、カルバモイル、アミノスルホニル、(C-C)アルキル、(C-C)シクロアルキル、(C-C)アルコキシ、(C-C)ハロアルキル、(C-C)ハロアルコキシ、(C-C)アルキルチオ、(C-C)アルキルスルフィニル、(C-C)アルキルスルホニル及び(C-C)アルキルスルフイミノからなる群から選択される同一であるか又は異なっている置換基で1置換又は2置換されていてもよい
    は、水素、シアノ、ハロゲン、ニトロ、アセチル、ヒドロキシル、アミノ、SCN、トリ(C-C)アルキルシリル、(C-C)シクロアルキル、(C-C)シクロアルキル-(C-C)シクロアルキル、(C-C)アルキル-(C-C)シクロアルキル、ハロ(C-C)シクロアルキル、シアノ(C-C)シクロアルキル、(C-C)アルキル、(C-C)ハロアルキル、(C-C)シアノアルキル、(C-C)ヒドロキシアルキル、(C-C)アルコキシ-(C-C)アルキル、(C-C)アルケニル、(C-C)ハロアルケニル、(C-C)シアノアルケニル、(C-C)アルキニル、(C-C)ハロアルキニル、(C-C)シアノアルキニル、(C-C)アルコキシ、(C-C)ハロアルコキシ、(C-C)シアノアルコキシ、(C-C)アルコキシ-(C-C)アルコキシ、(C-C)アルキルヒドロキシイミノ、(C-C)アルコキシイミノ、(C-C)アルキル-(C-C)アルコキシイミノ、(C-C)ハロアルキル-(C-C)アルコキシイミノ、(C-C)アルキルチオ、(C-C)ハロアルキルチオ、(C-C)アルキルチオ-(C-C)アルキル、(C-C)アルキルスルフィニル、(C-C)ハロアルキルスルフィニル、(C-C)アルキルスルフィニル-(C-C)アルキル、(C-C)アルキルスルホニル、(C-C)ハロアルキルスルホニル、(C-C)アルキルスルホニル-(C-C)アルキル、(C-C)アルキルスルホニルオキシ、(C-C)アルキルカルボニル、(C-C)ハロアルキルカルボニル、アミノカルボニル、アミノチオカルボニル、(C-C)アルキルアミノカルボニル、ジ(C-C)アルキルアミノカルボニル、(C-C)アルキルスルホニルアミノ、(C-C)アルキルアミノ、ジ(C-C)アルキルアミノ、アミノスルホニル、(C-C)アルキルアミノスルホニル、ジ(C-C)アルキルアミノスルホニル、アミノチオカルボニル、NHCO-(C-C)アルキル((C-C)アルキルカルボニルアミノ)であるか、又は、
    フェニル若しくはヘタリールであり、ここで、これらは、それぞれ、同一であるか又は異なっている置換基で1置換又は2置換されていてもよく、ここで、ヘタリールである場合、少なくとも1のカルボニル基が存在していてもよく、及び、ここで、可能な置換基はいずれの場合にも以下のとおりであり:シアノ、ハロゲン、ニトロ、アセチル、アミノ、(C-C)アルキル、(C-C)ハロアルキル、(C-C)シアノアルキル、(C-C)ヒドロキシアルキル、(C-C)アルコキシ-(C-C)アルキル、(C-C)アルケニル、(C-C)ハロアルケニル、(C-C)シアノアルケニル、(C-C)アルキニル、(C-C)ハロアルキニル、(C-C)シアノアルキニル、(C-C)アルコキシ、(C-C)ハロアルコキシ、(C-C)シアノアルコキシ、(C-C)アルコキシ-(C-C)アルコキシ、(C-C)アルキルヒドロキシイミノ、(C-C)アルコキシイミノ、(C-C)アルキル-(C-C)アルコキシイミノ、(C-C)ハロアルキル-(C-C)アルコキシイミノ、(C-C)アルキルチオ、(C-C)ハロアルキルチオ、(C-C)アルキルチオ-(C-C)アルキル、(C-C)アルキルスルフィニル、(C-C)ハロアルキルスルフィニル、(C-C)アルキルスルフィニル-(C-C)アルキル、(C-C)アルキルスルホニル、(C-C)ハロアルキルスルホニル、(C-C)アルキルスルホニル-(C-C)アルキル、(C-C)アルキルスルホニルオキシ、(C-C)アルキルカルボニル、(C-C)ハロアルキルカルボニル、アミノカルボニル、(C-C)アルキルアミノカルボニル、ジ(C-C)アルキルアミノカルボニル、(C-C)アルキルスルホニルアミノ、(C-C)アルキルアミノ、ジ(C-C)アルキルアミノ、アミノスルホニル、(C-C)アルキルアミノスルホニル及びジ(C-C)アルキルアミノスルホニル
    は、水素、シアノ、ハロゲン、ニトロ、アセチル、ヒドロキシル、アミノ、SCN、トリ(C-C)アルキルシリル、(C-C)シクロアルキル、(C-C)シクロアルキル-(C-C)シクロアルキル、(C-C)アルキル-(C-C)シクロアルキル、ハロ(C-C)シクロアルキル、シアノ(C-C)シクロアルキル、(C-C)アルキル、(C-C)ハロアルキル、(C-C)シアノアルキル、(C-C)ヒドロキシアルキル、(C-C)アルコキシ-(C-C)アルキル、(C-C)アルケニル、(C-C)ハロアルケニル、(C-C)シアノアルケニル、(C-C)アルキニル、(C-C)ハロアルキニル、(C-C)シアノアルキニル、(C-C)アルコキシ、(C-C)ハロアルコキシ、(C-C)シアノアルコキシ、(C-C)アルコキシ-(C-C)アルコキシ、(C-C)アルキルヒドロキシイミノ、(C-C)アルコキシイミノ、(C-C)アルキル-(C-C)アルコキシイミノ、(C-C)ハロアルキル-(C-C)アルコキシイミノ、(C-C)アルキルチオ、(C-C)ハロアルキルチオ、(C-C)アルキルチオ-(C-C)アルキル、(C-C)アルキルスルフィニル、(C-C)ハロアルキルスルフィニル、(C-C)アルキルスルフィニル-(C-C)アルキル、(C-C)アルキルスルホニル、(C-C)ハロアルキルスルホニル、(C-C)アルキルスルホニル-(C-C)アルキル、(C-C)アルキルスルホニルオキシ、(C-C)アルキルカルボニル、(C-C)ハロアルキルカルボニル、アミノカルボニル、アミノチオカルボニル、(C-C)アルキルアミノカルボニル、ジ(C-C)アルキルアミノカルボニル、(C-C)アルキルスルホニルアミノ、(C-C)アルキルアミノ、ジ(C-C)アルキルアミノ、アミノスルホニル、(C-C)アルキルアミノスルホニル、ジ(C-C)アルキルアミノスルホニル、アミノチオカルボニル、NHCO-(C-C)アルキル((C-C)アルキルカルボニルアミノ)であるか
    さらにまた、フェニル又はヘタリールであり、ここで、これらは、それぞれ、同一であるか又は異なっている置換基で1置換又は2置換されていてもよく、ここで、ヘタリールである場合、少なくとも1のカルボニル基が存在していてもよく、及び、ここで、可能な置換基はいずれの場合にも以下のとおりであり:シアノ、ハロゲン、ニトロ、アセチル、アミノ、(C-C)シクロアルキル、(C-C)シクロアルキル-(C-C)シクロアルキル、(C-C)アルキル-(C-C)シクロアルキル、ハロ(C-C)シクロアルキル、(C-C)アルキル、(C-C)ハロアルキル、(C-C)シアノアルキル、(C-C)ヒドロキシアルキル、(C-C)アルコキシ-(C-C)アルキル、(C-C)アルケニル、(C-C)ハロアルケニル、(C-C)シアノアルケニル、(C-C)アルキニル、(C-C)ハロアルキニル、(C-C)シアノアルキニル、(C-C)アルコキシ、(C-C)ハロアルコキシ、(C-C)シアノアルコキシ、(C-C)アルコキシ-(C-C)アルコキシ、(C-C)アルキルヒドロキシイミノ、(C-C)アルコキシイミノ、(C-C)アルキル-(C-C)アルコキシイミノ、(C-C)ハロアルキル-(C-C)アルコキシイミノ、(C-C)アルキルチオ、(C-C)ハロアルキルチオ、(C-C)アルキルチオ-(C-C)アルキル、(C-C)アルキルスルフィニル、(C-C)ハロアルキルスルフィニル、(C-C)アルキルスルフィニル-(C-C)アルキル、(C-C)アルキルスルホニル、(C-C)ハロアルキルスルホニル、(C-C)アルキルスルホニル-(C-C)アルキル、(C-C)アルキルスルホニルオキシ、(C-C)アルキルカルボニル、(C-C)ハロアルキルカルボニル、アミノカルボニル、(C-C)アルキルアミノカルボニル、ジ(C-C)アルキルアミノカルボニル、(C-C)アルキルスルホニルアミノ、(C-C)アルキルアミノ、ジ(C-C)アルキルアミノ、アミノスルホニル、(C-C)アルキルアミノスルホニル、ジ(C-C)アルキルアミノスルホニル、NHCO-(C-C)アルキル((C-C)アルキルカルボニルアミノ
    は、水素、シアノ、ハロゲン、ニトロ、アセチル、ヒドロキシル、アミノ、SCN、トリ(C-C)アルキルシリル、(C-C)シクロアルキル、(C-C)シクロアルキル-(C-C)シクロアルキル、(C-C)アルキル-(C-C)シクロアルキル、ハロ(C-C)シクロアルキル、(C-C)アルキル、(C-C)ハロアルキル、(C-C)シアノアルキル、(C-C)ヒドロキシアルキル、(C-C)アルコキシ-(C-C)アルキル、(C-C)アルケニル、(C-C)ハロアルケニル、(C-C)シアノアルケニル、(C-C)アルキニル、(C-C)ハロアルキニル、(C-C)シアノアルキニル、(C-C)アルコキシ、(C-C)ハロアルコキシ、(C-C)シアノアルコキシ、(C-C)アルコキシ-(C-C)アルコキシ、(C-C)アルキルヒドロキシイミノ、(C-C)アルコキシイミノ、(C-C)アルキル-(C-C)アルコキシイミノ、(C-C)ハロアルキル-(C-C)アルコキシイミノ、(C-C)アルキルチオ、(C-C)ハロアルキルチオ、(C-C)アルキルチオ-(C-C)アルキル、(C-C)アルキルスルフィニル、(C-C)ハロアルキルスルフィニル、(C-C)アルキルスルフィニル-(C-C)アルキル、(C-C)アルキルスルホニル、(C-C)ハロアルキルスルホニル、(C-C)アルキルスルホニル-(C-C)アルキル、(C-C)アルキルスルホニルオキシ、(C-C)アルキルカルボニル、(C-C)ハロアルキルカルボニル、アミノカルボニル、アミノチオカルボニル、(C-C)アルキルアミノカルボニル、ジ(C-C)アルキルアミノカルボニル、(C-C)アルキルスルホニルアミノ、(C-C)アルキルアミノ、ジ(C-C)アルキルアミノ、アミノスルホニル、(C-C)アルキルアミノスルホニル、ジ(C-C)アルキルアミノスルホニル、アミノチオカルボニル又はNHCO-(C-C)アルキル((C-C)アルキルカルボニルアミノ)であり;及び、
    は、(C-C)アルキル、(C-C)ハロアルキル、(C-C)シアノアルキル、(C-C)ヒドロキシアルキル、(C-C)アルコキシ-(C-C)アルキル、(C-C)ハロアルコキシ-(C-C)アルキル、(C-C)アルケニル、(C-C)アルケニルオキシ-(C-C)アルキル、(C-C)ハロアルケニルオキシ-(C-C)アルキル、(C-C)ハロアルケニル、(C-C)シアノアルケニル、(C-C)アルキニル、(C-C)アルキニルオキシ-(C-C)アルキル、(C-C)ハロアルキニル、(C-C)シクロアルキル、(C-C)シクロアルキル-(C-C)シクロアルキル、(C-C)アルキル-(C-C)シクロアルキル、ハロ(C-C)シクロアルキル、(C-C)アルキルチオ-(C-C)アルキル、(C-C)ハロアルキルチオ-(C-C)アルキル、(C-C)アルキルスルフィニル-(C-C)アルキル、(C-C)ハロアルキルスルフィニル-(C-C)アルキル、(C-C)アルキルスルホニル-(C-C)アルキル、(C-C)ハロアルキルスルホニル-(C-C)アルキル、(C-C)アルコキシ-(C-C)アルキルチオ-(C-C)アルキル又は(C-C)アルキルカルボニル-(C-C)-アルキルである;
    ことを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  3. Qは、塩素、ヨウ素又は臭素であり;
    Zは、臭素、フッ素又は塩素であり;
    は、-O-ピバロイル、塩素、臭素又はヨウ素であり;
    は、窒素又は=C-Rであり;
    は、-N-Rであり;
    は、(C-C)アルキル、(C-C)ヒドロキシアルキル、(C-C)ハロアルキル、(C-C)アルケニル、(C-C)ハロアルケニル、(C-C)アルキニル、(C-C)ハロアルキニル、(C-C)シクロアルキル、(C-C)アルキルチオ-(C-C)アルキル、(C-C)アルキルスルフィニル-(C-C)アルキル又は(C-C)アルキルスルホニル-(C-C)アルキルであり;
    は、水素、ハロゲン、(C-C)アルキル、(C-C)ハロアルキル、(C-C)ハロアルコキシ、(C-C)アルキルチオ、(C-C)アルキルスルフィニル、(C-C)アルキルスルホニル、(C-C)ハロアルキルチオ、(C-C)ハロアルキルスルフィニル又は(C-C)ハロアルキルスルホニルであり;
    は、水素、シアノ、ハロゲン、ニトロ、ヒドロキシル、アミノ、SCN、トリ(C-C)アルキルシリル、(C-C)シクロアルキル、シアノ(C-C)シクロアルキル、(C-C)シクロアルキル-(C-C)シクロアルキル、(C-C)アルキル-(C-C)シクロアルキル、ハロ(C-C)シクロアルキル、(C-C)アルキル、(C-C)ハロアルキル、(C-C)シアノアルキル、(C-C)アルコキシ-(C-C)アルキル、(C-C)アルケニル、(C-C)ハロアルケニル、(C-C)シアノアルケニル、(C-C)アルキニル、(C-C)ハロアルキニル、(C-C)シアノアルキニル、(C-C)アルコキシ、(C-C)ハロアルコキシ、(C-C)シアノアルコキシ、(C-C)アルキルヒドロキシイミノ、(C-C)アルコキシイミノ、(C-C)アルキル-(C-C)アルコキシイミノ、(C-C)アルキルチオ、(C-C)ハロアルキルチオ、(C-C)アルキルスルフィニル、(C-C)ハロアルキルスルフィニル、(C-C)アルキルスルホニル、(C-C)ハロアルキルスルホニル、(C-C)アルキルスルホニルオキシ、(C-C)アルキルカルボニル、(C-C)ハロアルキルカルボニル、アミノカルボニル、(C-C)アルキルアミノカルボニル、ジ(C-C)アルキルアミノカルボニル、(C-C)アルキルスルホニルアミノ、(C-C)アルキルアミノ、ジ(C-C)アルキルアミノ、アミノスルホニル、(C-C)アルキルアミノスルホニル、ジ(C-C)アルキルアミノスルホニル又はNHCO-(C-C)アルキル((C-C)アルキルカルボニルアミノ)であるか
    さらにまた、フェニル又はヘタリールであり、ここで、これらは、それぞれ、同一であるか又は異なっている置換基で1置換又は2置換されていてもよく、ここで、ヘタリールである場合、少なくとも1のカルボニル基が存在していてもよく、及び、ここで、可能な置換基はいずれの場合にも以下のとおりであり:シアノ、ハロゲン、(C-C)シクロアルキル、(C-C)シクロアルキル-(C-C)シクロアルキル、(C-C)アルキル-(C-C)シクロアルキル、ハロ(C-C)シクロアルキル、(C-C)アルキル、(C-C)ハロアルキル、(C-C)シアノアルキル、(C-C)アルケニル、(C-C)ハロアルケニル、(C-C)シアノアルケニル、(C-C)アルキニル、(C-C)ハロアルキニル、(C-C)シアノアルキニル、(C-C)アルコキシ、(C-C)ハロアルコキシ、(C-C)アルキルヒドロキシイミノ、(C-C)アルコキシイミノ、(C-C)アルキル-(C-C)アルコキシイミノ、(C-C)アルキルチオ、(C-C)ハロアルキルチオ、(C-C)アルキルスルフィニル、(C-C)ハロアルキルスルフィニル、(C-C)アルキルスルホニル、(C-C)ハロアルキルスルホニル、(C-C)アルキルスルホニルオキシ、(C-C)アルキルカルボニル、(C-C)ハロアルキルカルボニル、アミノカルボニル、(C-C)アルキルアミノカルボニル、ジ(C-C)アルキルアミノカルボニル、(C-C)アルキルスルホニルアミノ、(C-C)アルキルアミノ、ジ(C-C)アルキルアミノ、アミノスルホニル、(C-C)アルキルアミノスルホニル、ジ(C-C)アルキルアミノスルホニル、NHCO-(C-C)アルキル((C-C)アルキルカルボニルアミノ)
    は、水素、ハロゲン、シアノ又は(C-C)アルキルであり;及び、
    は、(C-C)アルキル又は(C-C)アルコキシ-(C-C)アルキルである;
    ことを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  4. Qは、ヨウ素又は臭素であり;
    Zは、臭素又は塩素であり;
    は、塩素、臭素又はヨウ素であり;
    は、窒素又は=C-Rであり;
    は、-N-Rであり;
    は、メチル、エチル、n-プロピル、イソプロピル、シクロプロピル、n-ブチル、イソブチル、tert-ブチル、シクロブチル、フルオロメチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、フルオロエチル、ジフルオロエチル、トリフルオロエチル、テトラフルオロエチル又はペンタフルオロエチルであり;
    は、フッ素、塩素、フルオロメチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、フルオロエチル、ジフルオロエチル、トリフルオロエチル、テトラフルオロエチル、ペンタフルオロエチル、トリフルオロメトキシ、ジフルオロクロロメトキシ、ジクロロフルオロメトキシ、トリフルオロメチルチオ、トリフルオロメチルスルホニル又はトリフルオロメチルスルフィニルであり;
    は、水素、シアノ、ハロゲン、(C-C)アルキル、(C-C)ハロアルキル、(C-C)ハロアルコキシ、(C-C)アルキルチオ、(C-C)アルキルスルフィニル、(C-C)アルキルスルホニル、(C-C)ハロアルキルチオ、(C-C)ハロアルキルスルフィニル、(C-C)ハロアルキルスルホニル又はNHCO-(C-C)アルキル((C-C)アルキルカルボニルアミノ)であり;
    は、水素、フッ素、塩素、臭素又はシアノであり;及び、
    は、メチル、エチル、イソプロピル、メトキシメチル又はメトキシエチルである;
    ことを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  5. Qは、ヨウ素又は臭素であり;
    Zは、臭素又は塩素であり;
    は、塩素又は臭素であり;
    は、窒素であり;
    は、-N-Rであり;
    は、メチル、エチル、n-プロピル、イソプロピル又はシクロプロピルであり;
    は、トリフルオロメチル又はペンタフルオロエチルであり;
    は、水素であり;及び、
    は、メチルである;
    ことを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  6. Qは、ヨウ素又は臭素であり;
    Zは、臭素又は塩素であり;
    は、塩素であり;
    は、窒素であり;
    は、-N-Rであり;
    は、エチルであり;
    は、トリフルオロメチルであり;
    は、水素であり;及び、
    は、メチルである;
    ことを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  7. 前記有機亜鉛塩基が、式(VI)
    Figure 0007108619000045

    〔式中、xは、1又は2の数であり、TMPは、2,2,6,6-テトラメチルピペリジンを意味する
    で表される化合物であることを特徴とする、請求項1~6のいずれかに記載の方法。
  8. 前記有機亜鉛塩基が、アルカリ金属ハロゲン化物又はアルカリ土類金属ハロゲン化物と一緒に存在していることを特徴とする、請求項1~7のいずれかに記載の方法。
  9. 前記化合物Q-Vが、ハロゲン元素であることを特徴とする、請求項1~8のいずれかに記載の方法。
  10. 前記溶媒が、THF又はN,N-ジメチルホルムアミド(DMF)であることを特徴とする、請求項1~9のいずれかに記載の方法。
  11. 方法段階(a)を0℃~80℃の温度で実施することを特徴とする、請求項1~10のいずれかに記載の方法。
  12. 方法段階(b)を0℃~80℃の温度で実施することを特徴とする、請求項1~11のいずれかに記載の方法。
  13. 式(II)で表される化合物を、第3段階(c)において、さらに反応させて、式(III)
    Figure 0007108619000046

    〔式中、
    Z、R、R、R、A及びAは、請求項1~6のいずれかで定義されているとおりであり;及び、
    Xは、シアノ、カルボキシル、ハロゲン、ニトロ、アセチル、ヒドロキシル、アミノ、SCN、トリ(C-C)アルキルシリル、(C-C)アルキル、(C-C)ハロアルキル、(C-C)シアノアルキル、(C-C)ヒドロキシアルキル、ヒドロキシカルボニル-(C-C)-アルコキシ、(C-C)アルコキシカルボニル-(C-C)アルキル、(C-C)アルコキシ-(C-C)アルキル、(C-C)アルケニル、(C-C)ハロアルケニル、(C-C)シアノアルケニル、(C-C)アルキニル、(C-C)ハロアルキニル、(C-C)シアノアルキニル、(C-C)シクロアルキル、(C-C)ハロシクロアルキル、(C-C)シアノシクロアルキル、(C-C)シクロアルキル-(C-C)シクロアルキル、(C-C)アルキル-(C-C)シクロアルキル (C-C)アルコキシ、(C-C)ハロアルコキシ、(C-C)シアノアルコキシ、(C-C)アルコキシカルボニル-(C-C)アルコキシ、(C-C)アルコキシ-(C-C)アルコキシ、(C-C)アルコキシイミノ、-N=C(H)-O(C-C)アルキル、-C(H)=N-O(C-C)アルキル、(C-C)ハロアルキル-(C-C)アルコキシイミノ、(C-C)アルキルチオ、(C-C)ハロアルキルチオ、(C-C)アルコキシ-(C-C)アルキルチオ、(C-C)アルキルチオ-(C-C)アルキル、(C-C)アルキルスルフィニル、(C-C)ハロアルキルスルフィニル、(C-C)アルコキシ-(C-C)アルキルスルフィニル、(C-C)アルキルスルフィニル-(C-C)アルキル、(C-C)アルキルスルホニル、(C-C)ハロアルキルスルホニル、(C-C)アルコキシ-(C-C)アルキルスルホニル、(C-C)アルキルスルホニル-(C-C)アルキル、(C-C)アルキルスルホニルオキシ、(C-C)アルキルカルボニル、(C-C)ハロアルキルカルボニル、(C-C)アルキルカルボニルオキシ、(C-C)アルコキシカルボニル、(C-C)ハロアルコキシカルボニル、アミノカルボニル、(C-C)アルキルアミノカルボニル、ジ(C-C)アルキルアミノカルボニル、(C-C)アルケニルアミノカルボニル、ジ(C-C)アルケニルアミノカルボニル、(C-C)シクロアルキルアミノカルボニル、(C-C)アルキルスルホニルアミノ、(C-C)アルキルアミノ、ジ(C-C)アルキルアミノ、アミノスルホニル、(C-C)アルキルアミノスルホニル、ジ(C-C)アルキルアミノスルホニル、(C-C)アルキルスルホキシイミノ、アミノチオカルボニル、(C-C)アルキルアミノチオカルボニル、ジ(C-C)アルキルアミノチオカルボニル、(C-C)シクロアルキルアミノ、(C-C)アルキルカルバモイル(これは、-NHCOO(C-C)アルキル、-N(C-C)アルキルCOO(C-C)アルキル、-OCONH(C-C)アルキル又は-OCON(C-C)ジアルキルを包含する)、(C-C)アルキルカルボニルアミノ((C-C)アルキルCONH)、(C-C)アルキル尿素(これは、-NHCONH(C-C)アルキル及び-NHCON(C-C)ジアルキルを包含する)であるか、又は、同一であるか若しくは異なっている置換基で1置換若しくは多置換されていてもよく且つ少なくとも1個の炭素原子がヘテロ原子で置き換えられている飽和、部分的飽和若しくはヘテロ芳香族の環又は同一であるか若しくは異なっている置換基で1置換若しくは多置換されている芳香族環であり、ここで、いずれの場合にも少なくとも1のカルボニル基が存在していてもよく、及び、ここで、可能な置換基はいずれの場合にも以下のとおりである:シアノ、カルボキシル、ハロゲン、ニトロ、アセチル、ヒドロキシル、アミノ、SCN、トリ(C-C)アルキルシリル、(C-C)アルキル、(C-C)ハロアルキル、(C-C)シアノアルキル、(C-C)ヒドロキシアルキル、ヒドロキシカルボニル-(C-C)-アルコキシ、(C-C)アルコキシカルボニル-(C-C)アルキル、(C-C)アルコキシ-(C-C)アルキル、(C-C)アルケニル、(C-C)ハロアルケニル、(C-C)シアノアルケニル、(C-C)アルキニル、(C-C)ハロアルキニル、(C-C)シアノアルキニル、(C-C)シクロアルキル、(C-C)ハロシクロアルキル、(C-C)シアノシクロアルキル、(C-C)シクロアルキル-(C-C)シクロアルキル、(C-C)アルキル-(C-C)シクロアルキル、(C-C)アルコキシ、(C-C)ハロアルコキシ、(C-C)シアノアルコキシ、(C-C)アルコキシカルボニル-(C-C)アルコキシ、(C-C)アルコキシ-(C-C)アルコキシ、(C-C)アルコキシイミノ、-N=C(H)-O(C-C)アルキル、-C(H)=N-O(C-C)アルキル、(C-C)ハロアルキル-(C-C)アルコキシイミノ、(C-C)アルキルチオ、(C-C)ハロアルキルチオ、(C-C)アルコキシ-(C-C)アルキルチオ、(C-C)アルキルチオ-(C-C)アルキル、(C-C)アルキルスルフィニル、(C-C)ハロアルキルスルフィニル、(C-C)アルコキシ-(C-C)アルキルスルフィニル、(C-C)アルキルスルフィニル-(C-C)アルキル、(C-C)アルキルスルホニル、(C-C)ハロアルキルスルホニル、(C-C)アルコキシ-(C-C)アルキルスルホニル、(C-C)アルキルスルホニル-(C-C)アルキル、(C-C)アルキルスルホニルオキシ、(C-C)アルキルカルボニル、(C-C)ハロアルキルカルボニル、(C-C)アルキルカルボニルオキシ、(C-C)アルコキシカルボニル、(C-C)ハロアルコキシカルボニル、アミノカルボニル、(C-C)アルキルアミノカルボニル、ジ(C-C)アルキルアミノカルボニル、(C-C)アルケニルアミノカルボニル、ジ(C-C)アルケニルアミノカルボニル、(C-C)シクロアルキルアミノカルボニル、(C-C)アルキルスルホニルアミノ、(C-C)アルキルアミノ、ジ(C-C)アルキルアミノ、アミノスルホニル、(C-C)アルキルアミノスルホニル、ジ(C-C)アルキルアミノスルホニル、(C-C)アルキルスルホキシイミノ、アミノチオカルボニル、(C-C)アルキルアミノチオカルボニル、ジ(C-C)アルキルアミノチオカルボニル、(C-C)シクロアルキルアミノ又は(C-C)アルキルカルボニルアミノ
    で表される化合物を生成させる;
    ことを特徴とする、請求項1~12のいずれかに記載の方法。
  14. Xは、シアノ、ハロゲン、ニトロ、アセチル、アミノ、(C-C)アルキル、(C-C)ハロアルキル、(C-C)シアノアルキル、(C-C)ヒドロキシアルキル、(C-C)アルコキシ-(C-C)アルキル、(C-C)アルケニル、(C-C)ハロアルケニル、(C-C)シアノアルケニル、(C-C)アルキニル、(C-C)ハロアルキニル、(C-C)シアノアルキニル、(C-C)シクロアルキル、(C-C)ハロシクロアルキル、(C-C)シアノシクロアルキル、(C-C)シクロアルキル-(C-C)シクロアルキル、(C-C)アルキル-(C-C)シクロアルキル、(C-C)アルコキシ、(C-C)ハロアルコキシ、(C-C)シアノアルコキシ、(C-C)アルコキシ-(C-C)アルコキシ、(C-C)アルコキシイミノ、-N=C(H)-O(C-C)アルキル、-C(H)=N-O(C-C)アルキル、(C-C)ハロアルキル-(C-C)アルコキシイミノ、(C-C)アルキルチオ、(C-C)ハロアルキルチオ、(C-C)アルキルチオ-(C-C)アルキル、(C-C)アルキルスルフィニル、(C-C)ハロアルキルスルフィニル、(C-C)アルキルスルフィニル-(C-C)アルキル、(C-C)アルキルスルホニル、(C-C)ハロアルキルスルホニル、(C-C)アルキルスルホニル-(C-C)アルキル、(C-C)アルキルスルホニルオキシ、(C-C)アルキルカルボニル、(C-C)ハロアルキルカルボニル、アミノカルボニル、(C-C)アルキルアミノカルボニル、ジ(C-C)アルキルアミノカルボニル、(C-C)アルキルスルホニルアミノ、(C-C)アルキルアミノ、ジ(C-C)アルキルアミノ、アミノスルホニル、(C-C)アルキルアミノスルホニル、ジ(C-C)アルキルアミノスルホニル、(C-C)アルキルカルバモイル(これは、-NHCOO(C-C)アルキル、-N(C-C)アルキルCOO(C-C)アルキル、-OCONH(C-C)アルキル又は-OCON(C-C)ジアルキルを包含する)、(C-C)アルキルカルボニルアミノ((C-C)アルキルCONH)又は(C-C)アルキル尿素(これは、-NHCONH(C-C )アルキル及び-NHCON(C-C )ジアルキルを包含する)である;
    ことを特徴とする、請求項13に記載の方法。
  15. Xは、シアノ、ハロゲン、ニトロ、アセチル、アミノ、(C-C)アルキル、(C-C)ハロアルキル、(C-C)シアノアルキル、(C-C)ヒドロキシアルキル、(C-C)アルコキシ-(C-C)アルキル、(C-C)アルケニル、(C-C)ハロアルケニル、(C-C)シアノアルケニル、(C-C)アルキニル、(C-C)ハロアルキニル、(C-C)シアノアルキニル、(C-C)シクロアルキル、(C-C)ハロシクロアルキル、(C-C)シアノシクロアルキル、(C-C)シクロアルキル-(C-C)シクロアルキル、(C-C)アルキル-(C-C)シクロアルキル、(C-C)アルコキシ、(C-C)ハロアルコキシ、(C-C)シアノアルコキシ又は(C-C)アルコキシ-(C-C)アルコキシである;
    ことを特徴とする、請求項13に記載の方法。
  16. Xは、シアノ、ハロゲン、アミノ、(C-C)アルキル、(C-C)ハロアルキル、(C-C)シアノアルキル、(C-C)ヒドロキシアルキル、(C-C)アルコキシ-(C-C)アルキル、(C-C)アルケニル、(C-C)ハロアルケニル、(C-C)シアノアルケニル、(C-C)アルキニル、(C-C)ハロアルキニル、(C-C)シアノアルキニル、(C-C)シクロアルキル、(C-C)ハロシクロアルキル、(C-C)シアノシクロアルキル、(C-C)シクロアルキル-(C-C)シクロアルキル、(C-C)アルコキシ又は(C-C)シアノアルコキシである;
    ことを特徴とする、請求項13に記載の方法。
  17. 方法段階(c)における反応を0℃~110℃の温度で実施することを特徴とする、請求項13~16のいずれかに記載の方法。
  18. 式(II)で表される化合物を触媒の存在下で有機亜鉛試薬と反応させるか又は式(II)で表される化合物を金属塩と反応させることを特徴とする、請求項13~17のいずれかに記載の方法。
  19. 式(IVa)
    Figure 0007108619000047


    〔式中、Z、R、R、R、R、A及びAは、請求項1~6のいずれかで定義されているとおりである〕
    で表される化合物。
  20. 式(IVb)
    Figure 0007108619000048

    〔式中、Z、R、R、R、A及びAは、請求項1~6のいずれかで定義されているとおりである〕
    で表される化合物。
  21. 式(II)
    Figure 0007108619000049

    〔式中、Q、Z、R、R、R、A及びAは、請求項1~6のいずれかで定義されているとおりである〕
    で表される化合物。
  22. 式(III)
    Figure 0007108619000050

    〔式中、Z、R、R、R、A及びAは、請求項1~6のいずれかで定義されているとおりであり、並びに、Xは、請求項13~16のいずれかで定義されているとおりである〕
    で表される化合物。
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