JP2020519657A - 置換イミダゾリルカルボキシアミド類を調製する方法 - Google Patents

置換イミダゾリルカルボキシアミド類を調製する方法 Download PDF

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Abstract

本発明は、式(I)で表される化合物から出発し、式(IIIa)又は式(IIIb)で表される中間体段階を介して、式(II)で表される置換イミダゾリルカルボキシアミドを調製する方法に関し、ここで、式(I)、式(II)、式(IIIa)及び式(IIIb)において示されている構造要素は、上記意味を有する。本発明は、さらに、式(IIIa)及び式(IIIb)で表される化合物にも関する。【化1】

Description

本発明は、式(II)
Figure 2020519657
で表される置換されているイミダゾリルカルボキシアミドを調製する方法に関し、ここで、該方法は、式(I)
Figure 2020519657
で表される化合物から出発して、式(IIIa)又は式(IIIb)
Figure 2020519657
で表される中間体を介して進行し、ここで、式(I)、式(II)、式(IIIa)及び式(IIIb)において特定されている構造要素は、以下で与えられている定義を有する。
式(II)で表される置換イミダゾリルカルボキシアミドは、製薬産業及び農薬産業にとって主に工業的に重要であり、そして、例えば、とりわけ殺有害生物剤(pesticide)として有効である化合物にとって重要な中間体であるか、又は、それら自体がとりわけ殺有害生物剤として有効である。
殺有害生物剤として使用するための式(II)で表される置換イミダゾリルカルボキシアミド及びそれらを調製する方法は、例えば、WO2011/009804A2及びWO2016/128298A1に記載されている。
しかしながら、従来技術に記載されている調製方法は、工業的観点から経済的に実施可能ではない方法を含んでおり、及び/又は、別の不利点を有している。
特に、式(II)で表される化合物への置換基Xの位置選択的導入は、大きな挑戦の代表である。これは、イミダゾリルラジカルに隣接するアミド基に起因して、特に困難になっている。これは、典型的には、置換基を、好ましくは、望ましくないオルト位置に向ける。さらに、アミド基は、一般に、同じ様に隣接するピリジルラジカルのオルト位を活性化する。従って、これにより、所望の位置における目標の置換が困難になる。
特に、リチウム塩基及びマグネシウム塩基の場合、不利な点は、化学収率が低いこと、極めて低い温度で実施すること、及び、これらの試薬の高い反応性に起因して脱プロトン化の位置選択性及び化学的選択性が困難なことである。「Organic Letters 2003(5), p.1597ff」に記載されているネギシクロスカップリングなどのさらなる選択的反応を実施するためには、場合により、亜鉛塩(例えば、塩化亜鉛)を用いた金属交換反応が依然として必要である。従って、該調製方法は、2段階であり、工業規模の商業用プロセスには適していない。
国際特許出願公開第2011/009804A2号 国際特許出願公開第2016/128298A1号
Organic Letters 2003(5), p.1597ff
上記で概説した不利点に関して、式(II)で表される置換イミダゾリルカルボキシアミドを調製するための、単純化された、工業的及び経済的に実施可能な方法が至急求められている。求められているこの方法によって得られる置換イミダゾリルカルボキシアミド類は、好ましくは、良好な収率で、高い純度で、及び、経済的な方法で、得られる。
驚くべきことに、有機亜鉛塩基を使用する方法において、式(II)で表される置換イミダゾリルカルボキシアミドを、特に、高い位置選択性及び化学的選択性において並びに良好な収率で、有利に調製することができるということが見出された。
従って、本発明は、式(II)
Figure 2020519657
〔式中(構成1)、
Qは、酸素又は硫黄であり;
Aは、水素;C−C−アルキル、C−C−アルケニル又はC−C−アルキニル(ここで、これらは、ハロゲン、C−C−アルコキシ、C−C−アルキル−S(O)−又はシアノで、互いに独立して、1置換〜多置換されていてもよい);及び、C−C−シクロアルキル(ここで、これは、ハロゲン、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルコキシ又はシアノで、互いに独立して、1置換又は2置換されていてもよい);及び、直鎖又は分枝鎖のC−C−シクロアルキル−C−C−アルキル(ここで、これは、ハロゲン、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルコキシ又はシアノで、互いに独立して、1置換又は2置換されていてもよい);の群から選択されるラジカルであり;
Vは、水素、ハロゲン、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルコキシ、C−C−ハロアルコキシ及びシアノの群から選択されるラジカルであり;
Tは、酸素又は電子対であり;
Wは、水素、ハロゲン、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルコキシ、C−C−ハロアルコキシ及びシアノの群から選択されるラジカルであり;
Yは、水素、シアノ;C−C−アルキル、C−C−アルケニル又はC−C−アルキニル(ここで、これらは、ハロゲン、C−C−アルコキシ、C−C−アルキル−S(O)−又はシアノで、互いに独立して、1置換〜多置換されていてもよい);C−C−シクロアルキル(ここで、これは、ハロゲン、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルコキシ又はシアノで、互いに独立して、1置換又は2置換されていてもよい);直鎖又は分枝鎖のC−C−シクロアルキル−C−C−アルキル(ここで、これは、O、S(O)、CO又はNRで、互いに独立して、1回又は2回中断されていてもよく、及び、ハロゲン、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルコキシ又はシアノで、互いに独立して、1置換〜4置換されていてもよい);及び、アリールアルキル又はヘタリールアルキル(ここで、これらは、ハロゲン、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルコキシ、C−C−アルキル−S(O)−、C−C−ハロアルコキシ、C−C−ハロアルキル−S(O)−、ニトロ又はシアノで、互いに独立して、1置換〜3置換されていてもよい);の群から選択されるラジカルであり;
mは、数0、1又は2であり;
は、水素;C−C−アルキル、C−C−アルケニル又はC−C−アルキニル(ここで、これらは、ハロゲン、C−C−アルコキシ又はC−C−アルキル−S(O)−で、互いに独立して、1置換〜多置換されていてもよい);C−C−シクロアルキル(ここで、これは、O又はS(O)で、1回中断されていてもよく、及び、ハロゲン、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルコキシ又はシアノで、互いに独立して、1置換又は2置換されていてもよい);直鎖又は分枝鎖のC−C−シクロアルキル−C−C−アルキル(ここで、これは、O又はS(O)で、1回中断されていてもよく、及び、ハロゲン、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルコキシ又はシアノで、互いに独立して、1置換又は2置換されていてもよい);アリール又はヘタリール(ここで、これらは、ハロゲン、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルコキシ、C−C−アルキル−S(O)−、C−C−ハロアルコキシ、C−C−ハロアルキル−S(O)−、ニトロ又はシアノで、互いに独立して、1置換〜3置換されていてもよい);及び、直鎖又は分枝鎖のアリール−C−C−アルキル又はヘタリール−C−C−アルキル(ここで、これらは、ハロゲン、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルコキシ、C−C−アルキル−S(O)−、C−C−ハロアルコキシ、C−C−ハロアルキル−S(O)−、ニトロ又はシアノで、互いに独立して、1置換〜3置換されていてもよい);の群から選択されるラジカルであり;
及び、
Xは、
ハロゲン、C(O)L、C(O)OL、C(O)NL
−C−アルケニル又はC−C−アルキニル(ここで、これらは、フッ素、塩素及び臭素で1置換〜5置換されており、及び、メトキシ、エトキシ、メチル−S(O)−、エチル−S(O)−及びシアノで1置換〜3置換されている);
アリール又はヘタリール(ここで、これらは、ハロゲン、NL、ニトロ、シアノ、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルコキシ、C−C−アルキル−S(O)−、C−C−ハロアルコキシ、C−C−ハロアルキル−S(O)−、C−C−アルキルカルボキシ、アリール又はヘタリールで、互いに独立して、1置換〜3置換されていてもよい);又は、Xは、アリール環又はヘタリール環(ここで、これらは、環上の隣接する2つの位置において、N、S若しくはOの群から選択される1個又は2個のヘテロ原子及び/又は1個〜5個の炭素原子からなる鎖に結合しており、そして、この場合、部分的に不飽和であってもよい脂肪族環、芳香族環、ヘテロ芳香族環又は部分的に不飽和であってもよいヘテロ環式環を形成している)である;
及び、
直鎖又は分枝鎖のアリール−C−C−アルキル又はヘタリール−C−C−アルキル(ここで、これらは、ハロゲン、NL、ニトロ、シアノ、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルコキシ、C−C−アルキル−S(O)−、C−C−ハロアルコキシ、C−C−ハロアルキル−S(O)−、カルボキシル、アリール又はヘタリールで、互いに独立して、1置換〜3置換されていてもよい);
の群から選択されるラジカルであり;
ここで、
は、C−C−アルキル、C−C−アルケニル又はC−C−アルキニル(ここで、これらは、ハロゲン、シアノ、C−C−アルコキシ又はC−C−アルキル−S(O)−で、互いに独立して、1置換〜多置換されていてもよい);C−C−シクロアルキル(ここで、これは、O又はS(O)で、1回中断されていてもよく、及び、ハロゲン、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルコキシ又はシアノで、互いに独立して、1置換又は2置換されていてもよい);直鎖又は分枝鎖のC−C−シクロアルキル−C−C−アルキル(ここで、これは、O又はS(O)で、1回中断されていてもよく、及び、ハロゲン、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルコキシ又はシアノで、互いに独立して、1置換又は2置換されていてもよい);アリール又はヘタリール(ここで、これらは、ハロゲン、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルコキシ、C−C−アルキル−S(O)−、C−C−ハロアルコキシ、C−C−ハロアルキル−S(O)−、ニトロ又はシアノで、互いに独立して、1置換〜3置換されていてもよい);及び、直鎖又は分枝鎖のアリール−C−C−アルキル又はヘタリール−C−C−アルキル(ここで、これらは、ハロゲン、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルコキシ、C−C−アルキル−S(O)−、C−C−ハロアルコキシ、C−C−ハロアルキル−S(O)−、ニトロ又はシアノで、互いに独立して、1置換〜3置換されていてもよい);であり;
は、水素;C−C−アルキル、C−C−アルケニル又はC−C−アルキニル(ここで、これらは、ハロゲン、C−C−アルコキシ、C−C−アルキル−S(O)−又はシアノで、互いに独立して、1置換〜多置換されていてもよい);C−C−シクロアルキル、C−C−アルキルスルホニル、C−C−シクロアルキルスルホニル、C−C−アルキルカルボニル又はC−C−アルコキシカルボニル(ここで、これらは、ハロゲン、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルコキシ又はシアノで、互いに独立して、1置換又は2置換されていてもよい);の群から選択されるラジカルであり;及び、フェニル−C−C−アルコキシカルボニル(ここで、これは、フッ素、塩素、臭素、メチル、エチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、メトキシ、エトキシ、メチル−S(O)−、エチル−S(O)−、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、トリフルオロメチル−S(O)−、ジフルオロエチル−S(O)−、トリフルオロエチル−S(O)−、ニトロ又はシアノで、互いに独立して、1置換又は2置換されていてもよい)であり;
は、水素;C−C−アルキル、C−C−アルケニル、C−C−アルキニル又はC−C−アルコキシ(ここで、これらは、ハロゲン、ヒドロキシル、C−C−アルコキシ、C−C−アルコキシカルボニル、C−C−アルキル−S(O)−又はシアノで、互いに独立して、1置換〜多置換されていてもよい);直鎖又は分枝鎖のC−C−シクロアルキル又はC−C−シクロアルキル−C−C−アルキル(ここで、これらは、O、S(O)、CO又はNRで、互いに独立して、1回又は2回中断されていてもよく、及び、ハロゲン、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルコキシ又はシアノで、互いに独立して、1置換〜4置換されていてもよい);アリール、ヘタリール、アリールアルキル又はヘタリールアルキル(ここで、これらは、ハロゲン、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、ヒドロキシル、C−C−アルコキシ、C−C−アルキル−S(O)−、C−C−ハロアルコキシ、C−C−ハロアルキル−S(O)−、ニトロ又はシアノで、互いに独立して、1置換〜3置換されていてもよい);の群から選択されるラジカルであり;
又は、
とLは、一緒に、4員〜7員の脂肪族環(ここで、該環は、ハロゲン、C−C−アルキル又はC−C−アルコキシで、1置換〜3置換されていてもよく、及び、N原子、S原子又はO原子を含んでいてもよい)を形成し;
は、水素;C−C−アルキル、C−C−アルケニル及びC−C−アルキニル(ここで、これらは、ハロゲン、C−C−アルコキシ及びC−C−アルキル−S(O)−で、互いに独立して、1置換〜3置換されていてもよい);C−C−シクロアルキル及びC−C−シクロアルキル−C−C−アルキル(ここで、これらは、ハロゲン、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルコキシ及びシアノで、互いに独立して、1置換又は2置換されていてもよい);アリール及びヘタリール(ここで、これらは、ハロゲン、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルコキシ、C−C−アルキル−S(O)−、C−C−ハロアルコキシ、C−C−ハロアルキル−S(O)−、ニトロ及びシアノで、互いに独立して、1置換〜3置換されていてもよい);直鎖又は分枝鎖のアリール−C−C−アルキル及びヘタリール−C−C−アルキル(ここで、これらは、ハロゲン、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルコキシ、C−C−アルキル−S(O)−、C−C−ハロアルコキシ、C−C−ハロアルキル−S(O)−、ニトロ及びシアノで、互いに独立して、1置換〜3置換されていてもよい);の群から選択されるラジカルであり;
及び、
nは、数0、1又は2である〕
で表される化合物を調製する方法を提供し、ここで、該方法は、
第1方法段階(a)において、式(I)
Figure 2020519657
〔式中、Q、A、V、T、W及びYは、それぞれ、上記で与えられている定義を有する〕
で表される化合物を、構造(NR)−Zn−R又は(NR−Zn〔ここで、
は、ハロゲン又は−O−ピバロイルであり;及び、
及びRは、一緒に、−(CH−基、−(CH−基又は−(CHO(CH−基[ここで、これらの基は、それぞれ、1、2、3又は4のRラジカルで置換されていてもよく、そして、Rは、メチル、エチル、n−プロピル及びイソプロピルからなる群から選択される]を形成する〕
を有する有機亜鉛塩基と反応させて、式(IIIa)又は式(IIIb)
Figure 2020519657
〔式中、Q、A、V、T、W、Y及びRは、それぞれ、上記で与えられている定義を有する〕
で表される化合物を生成させ、及び、
式(IIIa)又は式(IIIb)で表される上記化合物を、第2方法段階(b)において、構造X−Z[ここで、Zは、ハロゲンであり、及び、Xは、上記定義を有する]を有する化合物と反応させて、式(II)で表される化合物を生成させる;
ことを特徴とする。
ここで、Zは、好ましくは、塩素、臭素、ヨウ素又はフッ素であり、特に好ましくは、臭素又はヨウ素であり、とりわけ好ましくは、ヨウ素である。
式(I)、式(II)、式(IIIa)及び式(IIIb)で表される化合物は、本発明による方法において、塩としても存在し得る。
式(IIIa)及び式(IIIb)で表される化合物並びに該有機亜鉛塩基は、塩と錯体を形成して存在することもでき、ここで、該塩は、好ましくは、アルカリ金属ハロゲン化物又はアルカリ土類金属ハロゲン化物であり、好ましくは、塩化リチウム及び/又は塩化マグネシウムであり、特に好ましくは、塩化リチウムである。
本発明による方法の上記式(I)、式(II)、式(IIIa)及び式(IIIb)に含まれているラジカルA、V、T、W、Y、X及びRの好ましい定義及び特に好ましい定義について以下で説明する。該有機亜鉛塩基に関するより具体的な説明がさらに以下において為されており、その時点で該塩基の好ましい構成が特定されている。
以下において、式(III)で表される化合物は、式(IIIa)又は式(IIIb)で表される化合物と同義である。
(構成2)
式(I)、式(II)及び式(III)で表される化合物に関して、好ましいのは、以下のとおりである:
Qは、酸素又は硫黄であり;
Aは、水素;C−C−アルキル、C−C−アルケニル又はC−C−アルキニル(ここで、これらは、フッ素、塩素、臭素、メトキシ、エトキシ、メチル−S(O)−、エチル−S(O)−又はシアノで、互いに独立して、1置換〜5置換されていてもよい);C−C−シクロアルキル(ここで、これは、フッ素、塩素、臭素、メチル、エチル、トリフルオロメチル、メトキシ、エトキシ又はシアノで、互いに独立して、1置換又は2置換されていてもよい);及び、直鎖又は分枝鎖のC−C−シクロアルキル−C−C−アルキル(ここで、これは、フッ素、塩素、臭素、メチル、エチル、トリフルオロメチル、メトキシ、エトキシ又はシアノで、互いに独立して、1置換又は2置換されていてもよい);の群から選択されるラジカルであり;
Vは、水素、フッ素、塩素、臭素、メチル、エチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、メトキシ、エトキシ、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ及びシアノの群から選択されるラジカルであり;
Tは、酸素又は電子対であり;
Wは、水素、フッ素、塩素、臭素、メチル、エチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、メトキシ、エトキシ、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ及びシアノの群から選択されるラジカルであり;
Yは、水素、シアノ;C−C−アルキル、C−C−アルケニル又はC−C−アルキニル(ここで、これらは、フッ素、塩素、臭素、メトキシ、エトキシ、メチル−S(O)−、エチル−S(O)−又はシアノで、互いに独立して、1置換〜5置換されていてもよい);C−C−シクロアルキル(ここで、これは、フッ素、塩素、臭素、メチル、エチル、トリフルオロメチル、メトキシ、エトキシ又はシアノで、互いに独立して、1置換又は2置換されていてもよい);及び、直鎖又は分枝鎖のC−C−シクロアルキル−C−C−アルキル(ここで、これは、O、S(O)、CO又はNRで、互いに独立して、1回又は2回中断されていてもよく、及び、フッ素、塩素、臭素、メチル、エチル、トリフルオロメチル、メトキシ、エトキシ又はシアノで、互いに独立して、1置換〜4置換されていてもよい);の群から選択されるラジカルであり;
mは、数0、1又は2であり;
は、水素;C−C−アルキル、C−C−アルケニル又はC−C−アルキニル(ここで、これらは、フッ素、塩素、臭素、メトキシ、エトキシ、メチル−S(O)−又はエチル−S(O)−で、互いに独立して、1置換〜5置換されていてもよい);C−C−シクロアルキル(ここで、これは、O又はS(O)で、1回中断されていてもよく、及び、フッ素、塩素、臭素、メチル、エチル、トリフルオロメチル、メトキシ、エトキシ又はシアノで、互いに独立して、1置換又は2置換されていてもよい);直鎖又は分枝鎖のC−C−シクロアルキル−C−C−アルキル(ここで、これは、O又はS(O)で、1回中断されていてもよく、及び、フッ素、塩素、臭素、メチル、エチル、トリフルオロメチル、メトキシ、エトキシ又はシアノで、互いに独立して、1置換又は2置換されていてもよい);フェニル又はピリジル(ここで、これらは、フッ素、塩素、臭素、メチル、エチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、メトキシ、エトキシ、メチル−S(O)−、エチル−S(O)−、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、トリフルオロメチル−S(O)−、ジフルオロエチル−S(O)−、トリフルオロエチル−S(O)−、ニトロ又はシアノで、互いに独立して、1置換又は2置換されていてもよい);及び、直鎖又は分枝鎖のフェニル−C−C−アルキル、ピリジル−C−C−アルキル、ピリミジル−C−C−アルキル又はチアゾリル−C−C−アルキル(ここで、これらは、フッ素、塩素、臭素、メチル、エチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、メトキシ、エトキシ、メチル−S(O)−、エチル−S(O)−、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、トリフルオロメチル−S(O)−、ジフルオロエチル−S(O)−、トリフルオロエチル−S(O)−、ニトロ又はシアノで、互いに独立して、1置換又は2置換されていてもよい);の群から選択されるラジカルであり;
Xは、
ハロゲン、C(O)L、C(O)OL、C(O)NL
−C−アルケニル又はC−C−アルキニル(ここで、これらは、ハロゲンで、1置換〜5置換されていてもよく、及び、C−C−アルコキシ、C−C−アルキル−S(O)−及びシアノで、1置換若しくは2置換されていてもよい);
アリール又はヘタリール(ここで、これらは、ハロゲン、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルコキシ、C−C−アルキル−S(O)−、C−C−ハロアルコキシ、C−C−ハロアルキル−S(O)−、C−C−アルキルカルボキシ、NL、ニトロ、シアノ又はアリール若しくはヘタリール(ここで、これらは、ハロゲン、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルコキシ、C−C−アルキル−S(O)−、C−C−ハロアルコキシ、C−C−ハロアルキル−S(O)−、ニトロ又はシアノで、互いに独立して、1置換〜3置換されていてもよい)で、互いに独立して、1置換〜3置換されていてもよい);又は、Xは、アリール環又はヘタリール環(ここで、これらは、環上の隣接する2つの位置において、N、S若しくはOの群から選択される1個又は2個のヘテロ原子及び1個又は2個の炭素原子からなる鎖に結合しており、そして、この場合、ヘテロ芳香族環又は部分的に不飽和であってもよいヘテロ環式環を形成している)である;
及び、
直鎖又は分枝鎖のアリール−C−C−アルキル又はヘタリール−C−C−アルキル(ここで、これらは、アリール又はヘタリール(ここで、これらは、ハロゲン、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルコキシ、C−C−アルキル−S(O)−、C−C−ハロアルコキシ、C−C−ハロアルキル−S(O)−、C−C−アルキルカルボキシ、NL、ニトロ、シアノで、互いに独立して、1置換〜3置換されていてもよい)で置換されているか、又は、ハロゲン、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルコキシ、C−C−アルキル−S(O)−、C−C−ハロアルコキシ、C−C−ハロアルキル−S(O)−、ニトロ又はシアノで、互いに独立して、1置換〜3置換されていてもよい);
の群から選択されるラジカルであり;
ここで、
は、C−C−アルキル、C−C−アルケニル又はC−C−アルキニル(ここで、これらは、フッ素、塩素、臭素、メトキシ、エトキシ又はシアノで、互いに独立して、1置換〜5置換されていてもよい);及び、C−C−シクロアルキル(ここで、これは、フッ素、塩素、臭素、メチル、エチル、トリフルオロメチル、メトキシ、エトキシ又はシアノで、互いに独立して、1置換又は2置換されていてもよい);の群から選択されるラジカルであり;フェニル、ピリジル、ピリミジニル又はチエニル(ここで、これらは、フッ素、塩素、臭素、メチル、エチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、メトキシ、エトキシ、メチル−S(O)−、エチル−S(O)−、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、トリフルオロメチル−S(O)−、ジフルオロエチル−S(O)−、トリフルオロエチル−S(O)−、ニトロ又はシアノで、互いに独立して、1置換又は2置換されていてもよい)であり;直鎖又は分枝鎖のフェニル−C−C−アルキル又はピリジル−C−C−アルキル(ここで、これらは、フッ素、塩素、臭素、メチル、エチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、メトキシ、エトキシ、Me−S(O)−、Et−S(O)−、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、トリフルオロメチル−S(O)−、ジフルオロエチル−S(O)−、トリフルオロエチル−S(O)−、ニトロ又はシアノで、互いに独立して、1置換又は2置換されていてもよい)であり;
は、水素;C−C−アルキル、C−C−アルケニル又はC−C−アルキニル(ここで、これらは、フッ素又は塩素で、互いに独立して、1置換〜3置換されていてもよい);C−C−シクロアルキル(ここで、これは、フッ素、塩素、メチル、エチル、トリフルオロメチル、メトキシ、エトキシ又はシアノで、互いに独立して、1置換又は2置換されていてもよい);の群から選択されるラジカルであり;又は、C−C−アルキルカルボニル又はC−C−アルコキシカルボニル(ここで、これらは、フッ素、塩素、メトキシ又はエトキシで、互いに独立して、1置換〜3置換されていてもよい)であり;及び、フェニル−C−C−アルコキシカルボニル(ここで、これは、フッ素、塩素、臭素、メチル、エチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、メトキシ、エトキシ、メチル−S(O)−、エチル−S(O)−、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、トリフルオロメチル−S(O)−、ジフルオロエチル−S(O)−、トリフルオロエチル−S(O)−、ニトロ又はシアノで、互いに独立して、1置換又は2置換されていてもよい)であり;
は、水素;C−C−アルキル、C−C−アルケニル、C−C−アルキニル又はC−C−アルコキシ(ここで、これらは、ハロゲン、メトキシ、エトキシ、n−プロポキシ、イソプロポキシ又はメチル−S(O)−で、互いに独立して、1置換〜3置換されていてもよい);C−C−シクロアルキル又はC−C−シクロアルキル−C−C−アルキル(ここで、これらは、フッ素、塩素、メチル、エチル、トリフルオロメチル、メトキシ、エトキシ又はシアノで、互いに独立して、1置換又は2置換されていてもよい);フェニル、ナフチル、ピリジル、ピリミジル、ピリダジニル、ピラジニル、トリアジニル、フラニル、チエニル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、ピラゾリル、イミダゾリル、オキサジアゾリル又はチアジアゾリル(ここで、これらは、フッ素、塩素、臭素、メチル、エチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、メトキシ、エトキシ、メチル−S(O)−、エチル−S(O)−、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、トリフルオロメチル−S(O)−、ジフルオロエチル−S(O)−、トリフルオロエチル−S(O)−、ニトロ又はシアノで、互いに独立して、1置換又は2置換されていてもよい);直鎖又は分枝鎖のフェニル−C−C−アルキル又はピリジル−C−C−アルキル(ここで、これらは、フッ素、塩素、臭素、メチル、エチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、メトキシ、エトキシ、Me−S(O)−、Et−S(O)−、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、トリフルオロメチル−S(O)−、ジフルオロエチル−S(O)−、トリフルオロエチル−S(O)−、ニトロ又はシアノで、互いに独立して、1置換又は2置換されていてもよい);の群から選択されるラジカルであり;
又は、
とLは、一緒に、4員〜6員の脂肪族環(ここで、該環は、N原子、S原子又はO原子を含んでいてもよく、及び、フッ素、塩素、臭素、メチル、エチル、メトキシ又はエトキシで、1置換又は2置換されていてもよい)を形成し;
及び、
nは、数0、1又は2であり;
及び、
は、−O−ピバロイル、塩素、臭素又はヨウ素である。
(構成3)
式(I)、式(II)及び式(III)で表される化合物に関して、特に好ましいのは、以下のとおりである:
Qは、酸素又は硫黄であり;
Aは、水素;メチル、エチル、プロピル、アリル、プロパルギル、シクロプロピル又はシクロプロピルメチル(ここで、これらは、フッ素、メトキシ、エトキシ又はシアノで、互いに独立して、1置換〜3置換されていてもよい);の群から選択されるラジカルであり;
Vは、水素、フッ素、塩素、メチル及びシアノの群から選択されるラジカルであり;
Tは、酸素又は電子対であり;
Wは、水素、フッ素、塩素、臭素、メチル、エチル及びシアノの群から選択されるラジカルであり;
Yは、水素、ベンジル;及び、メチル、エチル、プロピル、アリル又はプロパルギル(ここで、これらは、フッ素、メトキシ、エトキシ又はシアノで、互いに独立して、1置換〜3置換されていてもよい);の群から選択されるラジカルであり;
Xは、
ハロゲン、C(O)L、C(O)OL、C(O)NL
ビニル、アリル、メタリル、2−ブテニル、プロパルギル、エチニル及び2−ブチニル(ここで、これらは、フッ素、塩素及び臭素で、互いに独立して、1置換〜3置換されていてもよく、及び/又は、メトキシ、エトキシ、メチルスルファニル、エチルスルファニル、メチルスルフィニル、エチルスルフィニル、メチルスルホニル、エチルスルホニル又はシアノで、1置換されていてもよい);
アリール又はヘタリール(ここで、これらは、フェニル、ナフチル、ピリジル、ピリミジル、ピリダジニル、ピラジニル、トリアジニル、フラニル、チエニル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、ピラゾリル、イミダゾリル、オキサジアゾリル、チアジアゾリル、ベンゾフラン−2−イル又は1,2,3−トリアゾール−4−イル(ここで、これらは、フッ素、塩素、臭素、メチル、エチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、メトキシ、エトキシ、メチル−S(O)−、エチル−S(O)−、シクロプロピルメチル−S(O)−、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、トリフルオロメチル−S(O)−、ジフルオロエチル−S(O)−、トリフルオロエチル−S(O)−、(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)メチル、ジメチルスルファモイル、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、2−エトキシ−2−オキソエトキシ、(シクロプロピルカルボニル)オキシ、モルホリン−4−イル、ジメチルアミノ、ジエチルアミノ、エチルメチルアミノ、シアノで、互いに独立して、1置換〜3置換されていてもよい)で置換されており、及び、フッ素、塩素、臭素、メチル、エチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、メトキシ、エトキシ、メチル−S(O)−、エチル−S(O)−、シクロプロピルメチル−S(O)−、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、トリフルオロメチル−S(O)−、ジフルオロエチル−S(O)−、トリフルオロエチル−S(O)−、(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)メチル、ジメチルスルファモイル、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、2−エトキシ−2−オキソエトキシ、(シクロプロピルカルボニル)オキシ、モルホリン−4−イル又はシアノで、互いに独立して、1置換〜3置換されていてもよい);又は、Xは、アリール環又はヘタリール環(ここで、これらは、環上の隣接する2つの位置において、1個又は2個の酸素原子及び1個又は2個の炭素原子からなる鎖に結合しており、そして、この場合、ヘテロ芳香族環又は部分的に不飽和であってもよいヘテロ環式環を形成している)である;
及び、
直鎖又は分枝鎖のアリール−C−C−アルキル又はヘタリール−C−C−アルキル(ここで、これらは、フェニル、ナフチル、ピリジル、ピリミジル、ピリダジニル、ピラジニル、トリアジニル、フラニル、チエニル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、ピラゾリル、イミダゾリル、オキサジアゾリル、チアジアゾリル、ベンゾフラン−2−イル又は1,2,3−トリアゾール−4−イル(ここで、これらは、フッ素、塩素、臭素、メチル、エチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、メトキシ、エトキシ、メチル−S(O)−、エチル−S(O)−、シクロプロピルメチル−S(O)−、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、トリフルオロメチル−S(O)−、ジフルオロエチル−S(O)−、トリフルオロエチル−S(O)−、(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)メチル、ジメチルスルファモイル、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、2−エトキシ−2−オキソエトキシ、(シクロプロピルカルボニル)オキシ、モルホリン−4−イル、ジメチルアミノ、ジエチルアミノ、エチルメチルアミノ、シアノで、互いに独立して、1置換〜3置換されていてもよい)で置換されており、及び、フッ素、塩素、臭素、メチル、エチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、メトキシ、エトキシ、メチル−S(O)−、エチル−S(O)−、シクロプロピルメチル−S(O)−、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、トリフルオロメチル−S(O)−、ジフルオロエチル−S(O)−、トリフルオロエチル−S(O)−、(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)メチル、ジメチルスルファモイル、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、2−エトキシ−2−オキソエトキシ、(シクロプロピルカルボニル)オキシ、モルホリン−4−イル又はシアノで、互いに独立して、1置換〜3置換されていてもよい);
の群から選択されるラジカルであり;
ここで、
は、C−C−アルキル(ここで、これは、フッ素、塩素、臭素、メトキシ、エトキシ又はシアノで、互いに独立して、1置換〜5置換されていてもよい);フェニルメチル(ここで、これは、フッ素、塩素、臭素、メチル、エチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、メトキシ、エトキシ、Me−S(O)−、Et−S(O)−、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、トリフルオロメチル−S(O)−、ジフルオロエチル−S(O)−、トリフルオロエチル−S(O)−、ニトロ又はシアノで、互いに独立して、1置換又は2置換されていてもよい);の群から選択されるラジカルであり;又は、C−C−シクロアルキルであり;
は、水素;C−C−アルキル、C−C−アルキルスルホニル、C−C−シクロアルキルスルホニル、C−C−アルキルカルボニル又はC−C−アルコキシカルボニル(ここで、これらは、フッ素、塩素、メトキシ又はエトキシで、互いに独立して、1置換〜3置換されていてもよい);及び、アリールメトキシカルボニル(ここで、これは、フッ素、塩素、臭素、メチル、エチル、トリフルオロメチル、メトキシ又はエトキシで、互いに独立して、1置換〜3置換されていてもよい);の群から選択されるラジカルであり;
は、水素;C−C−アルキル、C−C−アルケニル、C−C−アルキニル又はC−C−アルコキシ(ここで、これらは、ハロゲン、ヒドロキシル、メトキシ、エトキシ、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル又はシアノで、互いに独立して、1置換〜3置換されていてもよい);C−C−シクロアルキル又はC−C−シクロアルキル−C−C−アルキル(ここで、これらは、フッ素、塩素、メチル、エチル、トリフルオロメチル、メトキシ、エトキシ又はシアノで、互いに独立して、1置換又は2置換されていてもよい);フェニル、ピリジル又はチエニル(ここで、これらは、フッ素、塩素、臭素、メチル、エチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、メトキシ、エトキシ、メチル−S(O)−、エチル−S(O)−、トリフルオロメトキシ、ニトロ又はシアノで、互いに独立して、1置換又は2置換されていてもよい);フェニル−C−C−アルキル又はピリジル−C−C−アルキル(ここで、これらは、フッ素、塩素、臭素、メチル、エチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、メトキシ、エトキシ、メチル−S(O)−、エチル−S(O)−、トリフルオロメトキシ、ニトロ又はシアノで、互いに独立して、1置換又は2置換されていてもよい);の群から選択されるラジカルであり;
又は
とLは、一緒に、4員〜6員の脂肪族環(ここで、該環は、N原子、S原子又はO原子を含んでいてもよく、及び、フッ素、塩素、臭素、メチル、エチル、メトキシ又はエトキシで、1置換又は2置換されていてもよい)を形成し;
及び、
nは、数0、1又は2であり;
及び、
は、−O−ピバロイル、塩素、臭素又はヨウ素である。
(構成4)
式(I)、式(II)及び式(III)で表される化合物に関して、とりわけ好ましいのは、以下のとおりである:
Qは、酸素又は硫黄であり;
Aは、水素、メチル、エチル、プロピル、ジフルオロエチル、トリフルオロエチル、メトキシメチル、エトキシメチル、シアノメチル、アリル、プロパルギル、シクロプロピル又はシクロプロピルメチルの群から選択されるラジカルであり;
Vは、水素又はフッ素であり;
Tは、酸素又は電子対であり;
Wは、水素、フッ素、塩素、臭素及びメチルの群から選択されるラジカルであり;
Yは、水素、メチル、エチル、プロピル、ジフルオロエチル、トリフルオロエチル、メトキシメチル、エトキシメチル、シアノメチル及びベンジルの群から選択されるラジカルであり;
Xは、
ハロゲン、C(O)L、C(O)OL、C(O)NL
ビニル、アリル、メタリル、2−ブテニル、プロパルギル、エチニル及び2−ブチニル(ここで、これらは、フッ素、塩素及び臭素で、互いに独立して、1置換〜3置換されていてもよく、及び/又は、メトキシ、エトキシ、メチルスルファニル、エチルスルファニル、メチルスルフィニル、エチルスルフィニル、メチルスルホニル、エチルスルホニル又はシアノで1置換されていてもよい);
フェニル、ナフチル、ピリジル、ピリミジル、ピリダジニル、ピラジニル、トリアジニル、フラニル、チエニル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、ピラゾリル、イミダゾリル、オキサジアゾリル、チアジアゾリル、ベンゾフラン−2−イル又は1,2,3−トリアゾール−4−イル(ここで、これらは、フェニル、ナフチル、ピリジル、ピリミジル、ピリダジニル、ピラジニル、トリアジニル、フラニル、チエニル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、ピラゾリル、イミダゾリル、オキサジアゾリル、チアジアゾリル、ベンゾフラン−2−イル又は1,2,3−トリアゾール−4−イル(ここで、これらは、フッ素、塩素、臭素、メチル、エチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、メトキシ、エトキシ、メチル−S(O)−、エチル−S(O)−、シクロプロピルメチル−S(O)−、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、トリフルオロメチル−S(O)−、ジフルオロエチル−S(O)−、トリフルオロエチル−S(O)−、(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)メチル、ジメチルスルファモイル、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、2−エトキシ−2−オキソエトキシ、(シクロプロピルカルボニル)オキシ、モルホリン−4−イル、ジメチルアミノ、ジエチルアミノ、エチルメチルアミノ、シアノで、互いに独立して、1置換〜3置換されていてもよい)で置換されており、及び、フッ素、塩素、臭素、メチル、エチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、メトキシ、エトキシ、メチル−S(O)−、エチル−S(O)−、シクロプロピルメチル−S(O)−、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、トリフルオロメチル−S(O)−、ジフルオロエチル−S(O)−、トリフルオロエチル−S(O)−、(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)メチル、ジメチルスルファモイル、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、2−エトキシ−2−オキソエトキシ、(シクロプロピルカルボニル)オキシ、モルホリン−4−イル又はシアノで、互いに独立して、1置換〜3置換されていてもよい);又は、Xは、フェニル(ここで、これは、環上の隣接する2つの位置において、1個又は2個の酸素原子及び1個又は2個の炭素原子からなる鎖に結合しており、そして、この場合、部分的に不飽和であってもよいヘテロ環式環を形成している)である;
及び、
直鎖又は分枝鎖のフェニル−C−C−アルキル、ピリジル−C−C−アルキル、ピリミジル−C−C−アルキル、チアゾリル−C−C−アルキル及びピラゾリル−C−C−アルキル(ここで、これらは、フェニル、ナフチル、ピリジル、ピリミジル、ピリダジニル、ピラジニル、トリアジニル、フラニル、チエニル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、ピラゾリル、イミダゾリル、オキサジアゾリル、チアジアゾリル、ベンゾフラン−2−イル又は1,2,3−トリアゾール−4−イル(ここで、これらは、フッ素、塩素、臭素、メチル、エチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、メトキシ、エトキシ、メチル−S(O)−、エチル−S(O)−、シクロプロピルメチル−S(O)−、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、トリフルオロメチル−S(O)−、ジフルオロエチル−S(O)−、トリフルオロエチル−S(O)−、(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)メチル、ジメチルスルファモイル、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、2−エトキシ−2−オキソエトキシ、(シクロプロピルカルボニル)オキシ、モルホリン−4−イル、ジメチルアミノ、ジエチルアミノ、エチルメチルアミノ、シアノで、互いに独立して、1置換〜3置換されていてもよい)で置換されており、及び、フッ素、塩素、臭素、メチル、エチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、メトキシ、エトキシ、メチル−S(O)−、エチル−S(O)−、シクロプロピルメチル−S(O)−、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、トリフルオロメチル−S(O)−、ジフルオロエチル−S(O)−、トリフルオロエチル−S(O)−、(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)メチル、ジメチルスルファモイル、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、2−エトキシ−2−オキソエトキシ、(シクロプロピルカルボニル)オキシ、モルホリン−4−イル又はシアノで、互いに独立して、1置換〜3置換されていてもよい);
の群から選択されるラジカルであり;
ここで、
は、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、1−シアノ−1−メチルエチル又はシクロプロピルの群から選択されるラジカルであり;
は、水素、メチル、エチル、メチルスルホニル、シクロプロピルスルホニル、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、2−メトキシエトキシカルボニル、n−ブトキシカルボニル、イソブトキシカルボニル、sec−ブトキシカルボニル、t−ブトキシカルボニルの群から選択されるラジカルであり;
は、水素、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、2,2,2−トリフルオロエチル、2−ヒドロキシエチル、2−メトキシエチル、シアノメチル、メトキシカルボニルメチル、エトキシカルボニルメチル、シクロプロピル、1−シアノシクロプロピル、シクロプロピルメチル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、メトキシ、エトキシ、フェニル、2−Cl−フェニル、3−Cl−フェニル、4−Cl−フェニル、ピリジル、フェニルメチル、1−フェニル−2−ヒドロキシエチル、2−Cl−フェニルメチル、3−Cl−フェニルメチル、4−Cl−フェニルメチルの群から選択されるラジカルであり;
又は、
とLは、一緒に、(CH、(CH、(CH又は(CHO(CHであり;
及び、
nは、数0、1又は2であり;
及び、
は、塩素、臭素又はヨウ素である。
(構成5)
式(I)、式(II)及び式(III)で表される化合物に関して、重要なのは、以下のとおりである:
Qは、酸素であり;
Aは、水素、メチル、エチル及びシクロプロピルの群から選択されるラジカルであり、そして、好ましくは、メチル又はエチルであり;
Vは、水素であり;
Tは、酸素又は電子対であり、好ましくは、電子対であり;
Wは、水素、メチル、フッ素、塩素及び臭素の群から選択されるラジカルであり、そして、好ましくは、水素であり;
Yは、メチル又はエチルであり;
Xは、
ハロゲン、C(O)L、C(O)OL、C(O)NL
ビニル、アリル、メタリル、2−ブテニル、プロパルギル、エチニル及び2−ブチニル(ここで、これらは、フッ素、塩素及び臭素で、互いに独立して、1置換〜3置換されていてもよく、及び/又は、メトキシ、エトキシ、メチルスルファニル、エチルスルファニル、メチルスルフィニル、エチルスルフィニル、メチルスルホニル、エチルスルホニル又はシアノで、1置換されていてもよい);
フェニル、ナフチル、ピリジル、ピリミジル、ピリダジニル、ピラジニル、トリアジニル、フラニル、チエニル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、ピラゾリル、イミダゾリル、オキサジアゾリル、チアジアゾリル、ベンゾフラン−2−イル又は1,2,3−トリアゾール−4−イル(ここで、これらは、フェニル、ナフチル、ピリジル、ピリミジル、ピリダジニル、ピラジニル、トリアジニル、フラニル、チエニル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、ピラゾリル、イミダゾリル、オキサジアゾリル、チアジアゾリル、ベンゾフラン−2−イル又は1,2,3−トリアゾール−4−イル(ここで、これらは、フッ素、塩素、臭素、メチル、エチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、メトキシ、エトキシ、メチル−S(O)−、エチル−S(O)−、シクロプロピルメチル−S(O)−、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、トリフルオロメチル−S(O)−、ジフルオロエチル−S(O)−、トリフルオロエチル−S(O)−、(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)メチル、ジメチルスルファモイル、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、2−エトキシ−2−オキソエトキシ、(シクロプロピルカルボニル)オキシ、モルホリン−4−イル、ジメチルアミノ、ジエチルアミノ、エチルメチルアミノ、シアノで、互いに独立して、1置換〜3置換されていてもよい)で置換されており、及び、フッ素、塩素、臭素、メチル、エチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、メトキシ、エトキシ、メチル−S(O)−、エチル−S(O)−、シクロプロピルメチル−S(O)−、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、トリフルオロメチル−S(O)−、ジフルオロエチル−S(O)−、トリフルオロエチル−S(O)−、(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)メチル、ジメチルスルファモイル、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、2−エトキシ−2−オキソエトキシ、(シクロプロピルカルボニル)オキシ、モルホリン−4−イル又はシアノで、互いに独立して、1置換〜3置換されていてもよい);又は、Xは、フェニル(ここで、これは、環上の隣接する2つの位置において、1個又は2個の酸素原子及び1個又は2個の炭素原子からなる鎖に結合しており、そして、この場合、部分的に不飽和であってもよいヘテロ環式環を形成している)である;
及び、
直鎖又は分枝鎖のフェニル−C−C−アルキル、ピリジル−C−C−アルキル、ピリミジル−C−C−アルキル、チアゾリル−C−C−アルキル及びピラゾリル−C−C−アルキル(ここで、これらは、フェニル、ナフチル、ピリジル、ピリミジル、ピリダジニル、ピラジニル、トリアジニル、フラニル、チエニル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、ピラゾリル、イミダゾリル、オキサジアゾリル、チアジアゾリル、ベンゾフラン−2−イル又は1,2,3−トリアゾール−4−イル(ここで、これらは、フッ素、塩素、臭素、メチル、エチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、メトキシ、エトキシ、メチル−S(O)−、エチル−S(O)−、シクロプロピルメチル−S(O)−、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、トリフルオロメチル−S(O)−、ジフルオロエチル−S(O)−、トリフルオロエチル−S(O)−、(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)メチル、ジメチルスルファモイル、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、2−エトキシ−2−オキソエトキシ、(シクロプロピルカルボニル)オキシ、モルホリン−4−イル、ジメチルアミノ、ジエチルアミノ、エチルメチルアミノ、シアノで、互いに独立して、1置換〜3置換されていてもよい)で置換されており、及び、フッ素、塩素、臭素、メチル、エチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、メトキシ、エトキシ、メチル−S(O)−、エチル−S(O)−、シクロプロピルメチル−S(O)−、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、トリフルオロメチル−S(O)−、ジフルオロエチル−S(O)−、トリフルオロエチル−S(O)−、(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)メチル、ジメチルスルファモイル、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、2−エトキシ−2−オキソエトキシ、(シクロプロピルカルボニル)オキシ、モルホリン−4−イル又はシアノで、互いに独立して、1置換〜3置換されていてもよい);
の群から選択されるラジカルであり;
ここで、
は、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、1−シアノ−1−メチルエチル又はシクロプロピルの群から選択されるラジカルであり;
は、水素、メチル、エチル、メチルスルホニル又はシクロプロピルスルホニルの群から選択されるラジカルであり;
は、水素、メチル、エチル、イソプロピル、イソブチル、tert−ブチル、2,2,2−トリフルオロエチル、2−ヒドロキシエチル、2−メトキシエチル、シアノメチル、メトキシカルボニルメチル、エトキシカルボニルメチル、シクロプロピル、1−シアノシクロプロピル、シクロペンチル、シクロプロピルメチル、メトキシ、エトキシ、フェニル、ピリダ−3−イル、フェニルメチル、1−フェニル−2−ヒドロキシエチルの群から選択されるラジカルであり;
又は、
とLは、一緒に、(CH、(CH、(CH又は(CHO(CHであり;
及び、
nは、数0、1又は2であり;
及び、
は、塩素又は臭素であり、好ましくは、塩素である。
上記で与えられているラジカルの定義又は説明は、対応するように、最終生成物及び中間体と出発物質の両方に当てはまる。ラジカルについてのこれらの定義は、必用に応じて互いに組み合わせることが可能であり、即ち、それぞれの好ましい範囲の間の組合せを包含する。
式(I)、式(II)及び式(III)で表される化合物において、Aは、特に有利には、メチル又はエチルであり、及び、Q、V、T、W、Y、X及びRは、構成1又は構成2又は構成3又は構成4又は構成5に記載されている定義を有する(構成6)。
さらに、式(I)、式(II)及び式(III)で表される化合物において、Qは、特に有利には、酸素であり、及び、A、V、T、W、Y、X及びRは、構成1又は構成2又は構成3又は構成4に記載されている定義を有する(構成7)。
さらに、式(I)、式(II)及び式(III)で表される化合物において、Vは、特に有利には、水素であり、及び、A、Q、T、W、Y、X及びRは、構成1又は構成2又は構成3又は構成4に記載されている定義を有する(構成8)。
さらに、式(I)、式(II)及び式(III)で表される化合物において、Tは、特に有利には、電子対であり、及び、A、Q、V、W、Y、X及びRは、構成1又は構成2又は構成3又は構成4又は構成5に記載されている定義を有する(構成9)。
さらに、式(I)、式(II)及び式(III)で表される化合物において、Wは、特に有利には、水素であり、及び、A、Q、T、V、Y、X及びRは、構成1又は構成2又は構成3又は構成4又は構成5に記載されている定義を有する(構成10)。
さらに、式(I)、式(II)及び式(III)で表される化合物において、Yは、特に有利には、メチル又はエチルであり、及び、A、Q、T、V、W、X及びRは、構成1又は構成2又は構成3又は構成4に記載されている定義を有する(構成11)。
さらに、式(I)、式(II)及び式(III)で表される化合物において、Rは、特に有利には、塩素又は臭素であり、及び、A、Q、T、V、Y、X及びWは、構成1又は構成2又は構成3又は構成4又は構成5に記載されている定義を有する(構成12)。
さらに、式(I)、式(II)及び式(III)で表される化合物において、Rは、特に有利には、塩素であり、及び、A、Q、T、V、Y、X及びWは、構成1又は構成2又は構成3又は構成4に記載されている定義を有する(構成13)。
さらに、式(I)、式(II)及び式(III)で表される化合物において、特に有利には、
Qは、酸素であり;
Aは、メチル又はエチルの群から選択されるラジカルであり;
Vは、水素であり;
Tは、電子対であり;
Wは、水素であり;
Yは、メチル又はエチルであり;
は、塩素であり;
及び、
Xは、構成1又は構成2又は構成3又は構成4又は構成5に記載されている定義を有する(構成14)。
さらに、式(I)、式(II)及び式(III)で表される化合物において、特に有利には、
Xは、
ハロゲン、C(O)L、C(O)OL、C(O)NL
−C−アルケニル又はC−C−アルキニル(ここで、これらは、フッ素、塩素及び臭素で1置換〜5置換されており、及び、メトキシ、エトキシ、メチル−S(O)−、エチル−S(O)−及びシアノで1置換〜3置換されている);
アリール又はヘタリール(ここで、これらは、ハロゲン、NL、ニトロ、シアノ、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルコキシ、C−C−アルキル−S(O)−、C−C−ハロアルコキシ、C−C−ハロアルキル−S(O)−、C−C−アルキルカルボキシ、アリール又はヘタリールで、互いに独立して、1置換〜3置換されていてもよい);又は、Xは、アリール環又はヘタリール環(ここで、これらは、環上の隣接する2つの位置において、N、S若しくはOの群から選択される1個又は2個のヘテロ原子及び/又は1個〜5個の炭素原子からなる鎖に結合しており、そして、この場合、部分的に不飽和であってもよい脂肪族環、芳香族環、ヘテロ芳香族環又は部分的に不飽和であってもよいヘテロ環式環を形成している)である;
及び、
直鎖又は分枝鎖のアリール−C−C−アルキル又はヘタリール−C−C−アルキル(ここで、これらは、ハロゲン、NL、ニトロ、シアノ、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルコキシ、C−C−アルキル−S(O)−、C−C−ハロアルコキシ、C−C−ハロアルキル−S(O)−、カルボキシル、アリール又はヘタリールで、互いに独立して、1置換〜3置換されていてもよい);
の群から選択されるラジカルであり;
ここで、
は、C−C−アルキル、C−C−アルケニル又はC−C−アルキニル(ここで、これらは、ハロゲン、シアノ、C−C−アルコキシ又はC−C−アルキル−S(O)−で、互いに独立して、1置換又は多置換されていてもよい);C−C−シクロアルキル(ここで、これは、O又はS(O)で、1回中断されていてもよく、及び、ハロゲン、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルコキシ又はシアノで、互いに独立して、1置換〜2置換されていてもよい);直鎖又は分枝鎖のC−C−シクロアルキル−C−C−アルキル(ここで、これは、O又はS(O)で、1回中断されていてもよく、及び、ハロゲン、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルコキシ又はシアノで、互いに独立して、1置換又は2置換されていてもよい);アリール又はヘタリール(ここで、これらは、ハロゲン、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルコキシ、C−C−アルキル−S(O)−、C−C−ハロアルコキシ、C−C−ハロアルキル−S(O)−、ニトロ又はシアノで、互いに独立して、1置換〜3置換されていてもよい);及び、直鎖又は分枝鎖のアリール−C−C−アルキル又はヘタリール−C−C−アルキル(ここで、これらは、ハロゲン、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルコキシ、C−C−アルキル−S(O)−、C−C−ハロアルコキシ、C−C−ハロアルキル−S(O)−、ニトロ又はシアノで、互いに独立して、1置換〜3置換されていてもよい);であり;
は、水素;C−C−アルキル、C−C−アルケニル又はC−C−アルキニル(ここで、これらは、ハロゲン、C−C−アルコキシ、C−C−アルキル−S(O)−又はシアノで、互いに独立して、1置換又は多置換されていてもよい);C−C−シクロアルキル、C−C−アルキルスルホニル、C−C−シクロアルキルスルホニル、C−C−アルキルカルボニル又はC−C−アルコキシカルボニル(ここで、これらは、ハロゲン、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルコキシ又はシアノで、互いに独立して、1置換又は2置換されていてもよい);の群から選択されるラジカルであり;及び、フェニル−C−C−アルコキシカルボニル(ここで、これは、フッ素、塩素、臭素、メチル、エチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、メトキシ、エトキシ、メチル−S(O)−、エチル−S(O)−、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、トリフルオロメチル−S(O)−、ジフルオロエチル−S(O)−、トリフルオロエチル−S(O)−、ニトロ又はシアノで、互いに独立して、1置換又は2置換されていてもよい)であり;
は、水素;C−C−アルキル、C−C−アルケニル、C−C−アルキニル又はC−C−アルコキシ(ここで、これらは、ハロゲン、ヒドロキシル、C−C−アルコキシ、C−C−アルコキシカルボニル、C−C−アルキル−S(O)−又はシアノで、互いに独立して、1置換〜多置換されていてもよい);直鎖又は分枝鎖のC−C−シクロアルキル又はC−C−シクロアルキル−C−C−アルキル(ここで、これらは、O、S(O)、CO又はNRで、互いに独立して、1回又は2回中断されていてもよく、及び、ハロゲン、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルコキシ又はシアノで、互いに独立して、1置換〜4置換されていてもよい);アリール、ヘタリール、アリールアルキル又はヘタリールアルキル(ここで、これらは、ハロゲン、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、ヒドロキシル、C−C−アルコキシ、C−C−アルキル−S(O)−、C−C−ハロアルコキシ、C−C−ハロアルキル−S(O)−、ニトロ又はシアノで、互いに独立して、1置換〜3置換されていてもよい);の群から選択されるラジカルであり;
又は、
とLは、一緒に、4員〜7員の脂肪族環(ここで、該環は、ハロゲン、C−C−アルキル又はC−C−アルコキシで、1置換〜3置換されていてもよく、及び、N原子、S原子又はO原子を含んでいてもよい)を形成し;
は、水素;C−C−アルキル、C−C−アルケニル及びC−C−アルキニル(ここで、これらは、ハロゲン、C−C−アルコキシ及びC−C−アルキル−S(O)−で、互いに独立して、1置換〜3置換されていてもよい);C−C−シクロアルキル及びC−C−シクロアルキル−C−C−アルキル(ここで、これらは、ハロゲン、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルコキシ及びシアノで、互いに独立して、1置換又は2置換されていてもよい);アリール及びヘタリール(ここで、これらは、ハロゲン、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルコキシ、C−C−アルキル−S(O)−、C−C−ハロアルコキシ、C−C−ハロアルキル−S(O)−、ニトロ及びシアノで、互いに独立して、1置換〜3置換されていてもよい);直鎖又は分枝鎖のアリール−C−C−アルキル及びヘタリール−C−C−アルキル(ここで、これらは、ハロゲン、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルコキシ、C−C−アルキル−S(O)−、C−C−ハロアルコキシ、C−C−ハロアルキル−S(O)−、ニトロ及びシアノで、互いに独立して、1置換〜3置換されていてもよい);の群から選択されるラジカルであり;
及び、
nは、数0、1又は2であり、及び、A、Q、V、W、Y、T及びRは、構成2又は構成3又は構成4又は構成5に記載されている定義を有する(構成15)。
さらに、式(I)、式(II)及び式(III)で表される化合物において、特に有利には、
Xは、
ハロゲン、C(O)L、C(O)OL、C(O)NL
−C−アルケニル又はC−C−アルキニル(ここで、これらは、ハロゲンで、1置換〜5置換されていてもよく、及び、C−C−アルコキシ、C−C−アルキル−S(O)−及びシアノで、1置換又は2置換されていてもよい);
アリール又はヘタリール(ここで、これらは、アリール又はヘタリール(ここで、これらは、ハロゲン、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルコキシ、C−C−アルキル−S(O)−、C−C−ハロアルコキシ、C−C−ハロアルキル−S(O)−、C−C−アルキルカルボキシ、NL、ニトロ、シアノで、互いに独立して、1置換〜3置換されていてもよい)で置換されているか、又は、ハロゲン、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルコキシ、C−C−アルキル−S(O)−、C−C−ハロアルコキシ、C−C−ハロアルキル−S(O)−、ニトロ又はシアノで、互いに独立して、1置換〜3置換されていてもよい);又は、Xは、アリール環又はヘタリール環(ここで、これらは、環上の隣接する2つの位置において、N、S若しくはOの群から選択される1個又は2個のヘテロ原子及び1個又は2個の炭素原子からなる鎖に結合しており、そして、この場合、ヘテロ芳香族環又は部分的に不飽和であってもよいヘテロ環式環を形成している)である;
及び、
直鎖又は分枝鎖のアリール−C−C−アルキル又はヘタリール−C−C−アルキル(ここで、これらは、アリール又はヘタリール(ここで、これらは、ハロゲン、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルコキシ、C−C−アルキル−S(O)−、C−C−ハロアルコキシ、C−C−ハロアルキル−S(O)−、C−C−アルキルカルボキシ、NL、ニトロ、シアノで、互いに独立して、1置換〜3置換されていてもよい)で置換されているか、又は、ハロゲン、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルコキシ、C−C−アルキル−S(O)−、C−C−ハロアルコキシ、C−C−ハロアルキル−S(O)−、ニトロ又はシアノで、互いに独立して、1置換〜3置換されていてもよい);
の群から選択されるラジカルであり;
ここで、
は、C−C−アルキル、C−C−アルケニル又はC−C−アルキニル(ここで、これらは、フッ素、塩素、臭素、メトキシ、エトキシ又はシアノで、互いに独立して、1置換〜5置換されていてもよい);及び、C−C−シクロアルキル(ここで、これは、フッ素、塩素、臭素、メチル、エチル、トリフルオロメチル、メトキシ、エトキシ又はシアノで、互いに独立して、1置換又は2置換されていてもよい);の群から選択されるラジカルであり;フェニル、ピリジル、ピリミジニル又はチエニル(ここで、これらは、フッ素、塩素、臭素、メチル、エチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、メトキシ、エトキシ、メチル−S(O)−、エチル−S(O)−、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、トリフルオロメチル−S(O)−、ジフルオロエチル−S(O)−、トリフルオロエチル−S(O)−、ニトロ又はシアノで、互いに独立して、1置換又は2置換されていてもよい)であり;直鎖又は分枝鎖のフェニル−C−C−アルキル又はピリジル−C−C−アルキル(ここで、これらは、フッ素、塩素、臭素、メチル、エチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、メトキシ、エトキシ、Me−S(O)−、Et−S(O)−、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、トリフルオロメチル−S(O)−、ジフルオロエチル−S(O)−、トリフルオロエチル−S(O)−、ニトロ又はシアノで、互いに独立して、1置換又は2置換されていてもよい)であり;
は、水素;C−C−アルキル、C−C−アルケニル又はC−C−アルキニル(ここで、これらは、フッ素又は塩素で、互いに独立して、1置換〜3置換されていてもよい);C−C−シクロアルキル(ここで、これは、フッ素、塩素、メチル、エチル、トリフルオロメチル、メトキシ、エトキシ又はシアノで、互いに独立して、1置換又は2置換されていてもよい);の群から選択されるラジカルであり;又は、C−C−アルキルカルボニル又はC−C−アルコキシカルボニル(ここで、これらは、フッ素、塩素、メトキシ又はエトキシで、互いに独立して、1置換〜3置換されていてもよい)であり;及び、フェニル−C−C−アルコキシカルボニル(ここで、これは、フッ素、塩素、臭素、メチル、エチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、メトキシ、エトキシ、メチル−S(O)−、エチル−S(O)−、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、トリフルオロメチル−S(O)−、ジフルオロエチル−S(O)−、トリフルオロエチル−S(O)−、ニトロ又はシアノで、互いに独立して、1置換又は2置換されていてもよい)であり;
は、水素;C−C−アルキル、C−C−アルケニル、C−C−アルキニル又はC−C−アルコキシ(ここで、これらは、ハロゲン、メトキシ、エトキシ、n−プロポキシ、イソプロポキシ又はメチル−S(O)−で、互いに独立して、1置換〜3置換されていてもよい);C−C−シクロアルキル又はC−C−シクロアルキル−C−C−アルキル(ここで、これらは、フッ素、塩素、メチル、エチル、トリフルオロメチル、メトキシ、エトキシ又はシアノで、互いに独立して、1置換又は2置換されていてもよい);フェニル、ナフチル、ピリジル、ピリミジル、ピリダジニル、ピラジニル、トリアジニル、フラニル、チエニル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、ピラゾリル、イミダゾリル、オキサジアゾリル又はチアジアゾリル(ここで、これらは、フッ素、塩素、臭素、メチル、エチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、メトキシ、エトキシ、メチル−S(O)−、エチル−S(O)−、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、トリフルオロメチル−S(O)−、ジフルオロエチル−S(O)−、トリフルオロエチル−S(O)−、ニトロ又はシアノで、互いに独立して、1置換又は2置換されていてもよい);直鎖又は分枝鎖のフェニル−C−C−アルキル又はピリジル−C−C−アルキル(ここで、これらは、フッ素、塩素、臭素、メチル、エチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、メトキシ、エトキシ、Me−S(O)−、Et−S(O)−、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、トリフルオロメチル−S(O)−、ジフルオロエチル−S(O)−、トリフルオロエチル−S(O)−、ニトロ又はシアノで、互いに独立して、1置換又は2置換されていてもよい);の群から選択されるラジカルであり;
又は、
とLは、一緒に、4員〜6員の脂肪族環(ここで、該環は、N原子、S原子又はO原子を含んでいてもよく、及び、フッ素、塩素、臭素、メチル、エチル、メトキシ又はエトキシで、1置換又は2置換されていてもよい)を形成し;
及び、
nは、数0、1又は2であり、及び、A、Q、V、W、Y、T及びRは、構成1又は構成3又は構成4又は構成5に記載されている定義を有する(構成16)。
さらに、式(I)、式(II)及び式(III)で表される化合物において、特に有利には、
Xは、
ハロゲン、C(O)L、C(O)OL、C(O)NL
ビニル、アリル、メタリル、2−ブテニル、プロパルギル、エチニル及び2−ブチニル(ここで、これらは、フッ素、塩素及び臭素で、互いに独立して、1置換〜3置換されていてもよく、及び/又は、メトキシ、エトキシ、メチルスルファニル、エチルスルファニル、メチルスルフィニル、エチルスルフィニル、メチルスルホニル、エチルスルホニル又はシアノで1置換されていてもよい);
アリール又はヘタリール(ここで、これらは、フェニル、ナフチル、ピリジル、ピリミジル、ピリダジニル、ピラジニル、トリアジニル、フラニル、チエニル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、ピラゾリル、イミダゾリル、オキサジアゾリル、チアジアゾリル、ベンゾフラン−2−イル又は1,2,3−トリアゾール−4−イル(ここで、これらは、フッ素、塩素、臭素、メチル、エチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、メトキシ、エトキシ、メチル−S(O)−、エチル−S(O)−、シクロプロピルメチル−S(O)−、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、トリフルオロメチル−S(O)−、ジフルオロエチル−S(O)−、トリフルオロエチル−S(O)−、(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)メチル、ジメチルスルファモイル、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、2−エトキシ−2−オキソエトキシ、(シクロプロピルカルボニル)オキシ、モルホリン−4−イル、ジメチルアミノ、ジエチルアミノ、エチルメチルアミノ、シアノで、互いに独立して、1置換〜3置換されていてもよい)で置換されており、及び、フッ素、塩素、臭素、メチル、エチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、メトキシ、エトキシ、メチル−S(O)−、エチル−S(O)−、シクロプロピルメチル−S(O)−、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、トリフルオロメチル−S(O)−、ジフルオロエチル−S(O)−、トリフルオロエチル−S(O)−、(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)メチル、ジメチルスルファモイル、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、2−エトキシ−2−オキソエトキシ、(シクロプロピルカルボニル)オキシ、モルホリン−4−イル又はシアノで、互いに独立して、1置換〜3置換されていてもよい);又は、Xは、アリール環又はヘタリール環(ここで、これらは、環上の隣接する2つの位置において、1個又は2個の酸素原子及び1個又は2個の炭素原子からなる鎖に結合しており、そして、この場合、ヘテロ芳香族環又は部分的に不飽和であってもよいヘテロ環式環を形成している)である;
及び、
直鎖又は分枝鎖のアリール−C−C−アルキル又はヘタリール−C−C−アルキル(ここで、これらは、フェニル、ナフチル、ピリジル、ピリミジル、ピリダジニル、ピラジニル、トリアジニル、フラニル、チエニル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、ピラゾリル、イミダゾリル、オキサジアゾリル、チアジアゾリル、ベンゾフラン−2−イル又は1,2,3−トリアゾール−4−イル(ここで、これらは、フッ素、塩素、臭素、メチル、エチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、メトキシ、エトキシ、メチル−S(O)−、エチル−S(O)−、シクロプロピルメチル−S(O)−、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、トリフルオロメチル−S(O)−、ジフルオロエチル−S(O)−、トリフルオロエチル−S(O)−、(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)メチル、ジメチルスルファモイル、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、2−エトキシ−2−オキソエトキシ、(シクロプロピルカルボニル)オキシ、モルホリン−4−イル、ジメチルアミノ、ジエチルアミノ、エチルメチルアミノ、シアノで、互いに独立して、1置換〜3置換されていてもよい)で置換されており、及び、フッ素、塩素、臭素、メチル、エチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、メトキシ、エトキシ、メチル−S(O)−、エチル−S(O)−、シクロプロピルメチル−S(O)−、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、トリフルオロメチル−S(O)−、ジフルオロエチル−S(O)−、トリフルオロエチル−S(O)−、(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)メチル、ジメチルスルファモイル、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、2−エトキシ−2−オキソエトキシ、(シクロプロピルカルボニル)オキシ、モルホリン−4−イル又はシアノで、互いに独立して、1置換〜3置換されていてもよい);
の群から選択されるラジカルであり;
ここで、
は、C−C−アルキル(ここで、これは、フッ素、塩素、臭素、メトキシ、エトキシ又はシアノで、互いに独立して、1置換〜5置換されていてもよい);フェニルメチル(ここで、これは、フッ素、塩素、臭素、メチル、エチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、メトキシ、エトキシ、Me−S(O)−、Et−S(O)−、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、トリフルオロメチル−S(O)−、ジフルオロエチル−S(O)−、トリフルオロエチル−S(O)−、ニトロ又はシアノで、互いに独立して、1置換又は2置換されていてもよい);の群から選択されるラジカルであり;又は、C−C−シクロアルキルであり;
は、水素;C−C−アルキル、C−C−アルキルスルホニル、C−C−シクロアルキルスルホニル、C−C−アルキルカルボニル又はC−C−アルコキシカルボニル(ここで、これらは、フッ素、塩素、メトキシ又はエトキシで、互いに独立して、1置換〜3置換されていてもよい);及び、アリールメトキシカルボニル(ここで、これは、フッ素、塩素、臭素、メチル、エチル、トリフルオロメチル、メトキシ又はエトキシで、互いに独立して、1置換〜3置換されていてもよい);の群から選択されるラジカルであり;
は、水素;C−C−アルキル、C−C−アルケニル、C−C−アルキニル又はC−C−アルコキシ(ここで、これらは、ハロゲン、ヒドロキシル、メトキシ、エトキシ、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル又はシアノで、互いに独立して、1置換〜3置換されていてもよい);C−C−シクロアルキル又はC−C−シクロアルキル−C−C−アルキル(ここで、これらは、フッ素、塩素、メチル、エチル、トリフルオロメチル、メトキシ、エトキシ又はシアノで、互いに独立して、1置換又は2置換されていてもよい);フェニル、ピリジル又はチエニル(ここで、これらは、フッ素、塩素、臭素、メチル、エチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、メトキシ、エトキシ、メチル−S(O)−、エチル−S(O)−、トリフルオロメトキシ、ニトロ又はシアノで、互いに独立して、1置換又は2置換されていてもよい);フェニル−C−C−アルキル又はピリジル−C−C−アルキル(ここで、これらは、フッ素、塩素、臭素、メチル、エチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、メトキシ、エトキシ、メチル−S(O)−、エチル−S(O)−、トリフルオロメトキシ、ニトロ又はシアノで、互いに独立して、1置換又は2置換されていてもよい);の群から選択されるラジカルであり;
又は、
とLは、一緒に、4員〜6員の脂肪族環(ここで、該環は、N原子、S原子又はO原子を含んでいてもよく、及び、フッ素、塩素、臭素、メチル、エチル、メトキシ又はエトキシで、1置換又は2置換されていてもよい)を形成し;
及び、
nは、数0、1又は2であり;
及び、
A、Q、V、W、Y、T及びRは、構成1又は構成2又は構成4又は構成5に記載されている定義を有する(構成17)。
さらに、式(I)、式(II)及び式(III)で表される化合物において、特に有利には、
Xは、
ハロゲン、C(O)L、C(O)OL、C(O)NL
ビニル、アリル、メタリル、2−ブテニル、プロパルギル、エチニル及び2−ブチニル(ここで、これらは、フッ素、塩素及び臭素で、互いに独立して、1置換〜3置換されていてもよく、及び/又は、メトキシ、エトキシ、メチルスルファニル、エチルスルファニル、メチルスルフィニル、エチルスルフィニル、メチルスルホニル、エチルスルホニル又はシアノで1置換されていてもよい);
フェニル、ナフチル、ピリジル、ピリミジル、ピリダジニル、ピラジニル、トリアジニル、フラニル、チエニル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、ピラゾリル、イミダゾリル、オキサジアゾリル、チアジアゾリル、ベンゾフラン−2−イル又は1,2,3−トリアゾール−4−イル(ここで、これらは、フェニル、ナフチル、ピリジル、ピリミジル、ピリダジニル、ピラジニル、トリアジニル、フラニル、チエニル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、ピラゾリル、イミダゾリル、オキサジアゾリル、チアジアゾリル、ベンゾフラン−2−イル又は1,2,3−トリアゾール−4−イル(ここで、これらは、フッ素、塩素、臭素、メチル、エチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、メトキシ、エトキシ、メチル−S(O)−、エチル−S(O)−、シクロプロピルメチル−S(O)−、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、トリフルオロメチル−S(O)−、ジフルオロエチル−S(O)−、トリフルオロエチル−S(O)−、(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)メチル、ジメチルスルファモイル、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、2−エトキシ−2−オキソエトキシ、(シクロプロピルカルボニル)オキシ、モルホリン−4−イル、ジメチルアミノ、ジエチルアミノ、エチルメチルアミノ、シアノで、互いに独立して、1置換〜3置換されていてもよい)で置換されており、及び、フッ素、塩素、臭素、メチル、エチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、メトキシ、エトキシ、メチル−S(O)−、エチル−S(O)−、シクロプロピルメチル−S(O)−、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、トリフルオロメチル−S(O)−、ジフルオロエチル−S(O)−、トリフルオロエチル−S(O)−、(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)メチル、ジメチルスルファモイル、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、2−エトキシ−2−オキソエトキシ、(シクロプロピルカルボニル)オキシ、モルホリン−4−イル又はシアノで、互いに独立して、1置換〜3置換されていてもよい);又は、Xは、フェニル(ここで、これは、環上の隣接する2つの位置において、1個又は2個の酸素原子及び1個又は2個の炭素原子からなる鎖に結合しており、そして、この場合、部分的に不飽和であってもよいヘテロ環式環を形成している)である;
及び、
直鎖又は分枝鎖のフェニル−C−C−アルキル、ピリジル−C−C−アルキル、ピリミジル−C−C−アルキル、チアゾリル−C−C−アルキル及びピラゾリル−C−C−アルキル(ここで、これらは、フェニル、ナフチル、ピリジル、ピリミジル、ピリダジニル、ピラジニル、トリアジニル、フラニル、チエニル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、ピラゾリル、イミダゾリル、オキサジアゾリル、チアジアゾリル、ベンゾフラン−2−イル又は1,2,3−トリアゾール−4−イル(ここで、これらは、フッ素、塩素、臭素、メチル、エチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、メトキシ、エトキシ、メチル−S(O)−、エチル−S(O)−、シクロプロピルメチル−S(O)−、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、トリフルオロメチル−S(O)−、ジフルオロエチル−S(O)−、トリフルオロエチル−S(O)−、(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)メチル、ジメチルスルファモイル、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、2−エトキシ−2−オキソエトキシ、(シクロプロピルカルボニル)オキシ、モルホリン−4−イル、ジメチルアミノ、ジエチルアミノ、エチルメチルアミノ、シアノで、互いに独立して、1置換〜3置換されていてもよい)で置換されており、及び、フッ素、塩素、臭素、メチル、エチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、メトキシ、エトキシ、メチル−S(O)−、エチル−S(O)−、シクロプロピルメチル−S(O)−、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、トリフルオロメチル−S(O)−、ジフルオロエチル−S(O)−、トリフルオロエチル−S(O)−、(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)メチル、ジメチルスルファモイル、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、2−エトキシ−2−オキソエトキシ、(シクロプロピルカルボニル)オキシ、モルホリン−4−イル又はシアノで、互いに独立して、1置換〜3置換されていてもよい);
の群から選択されるラジカルであり;
ここで、
は、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、1−シアノ−1−メチルエチル又はシクロプロピルの群から選択されるラジカルであり;
は、水素、メチル、エチル、メチルスルホニル、シクロプロピルスルホニル、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、2−メトキシエトキシカルボニル n−ブトキシカルボニル、イソブトキシカルボニル、sec−ブトキシカルボニル、t−ブトキシカルボニルの群から選択されるラジカルであり;
は、水素、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、2,2,2−トリフルオロエチル、2−ヒドロキシエチル、2−メトキシエチル、シアノメチル、メトキシカルボニルメチル、エトキシカルボニルメチル、シクロプロピル、1−シアノシクロプロピル、シクロプロピルメチル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、メトキシ、エトキシ、フェニル、2−Cl−フェニル、3−Cl−フェニル、4−Cl−フェニル、ピリジル、フェニルメチル、1−フェニル−2−ヒドロキシエチル、2−Cl−フェニルメチル、3−Cl−フェニルメチル、4−Cl−フェニルメチルの群から選択されるラジカルであり;
又は、
とLは、一緒に、(CH、(CH、(CH又は(CHO(CHであり;
及び、
nは、数0、1又は2であり;
及び
A、Q、V、W、Y、T及びRは、構成1又は構成2又は構成3に記載されている定義を有する(構成18)。
有利には、式(II)で表される置換イミダゾリルカルボキシアミドは、本発明の方法によって、良好な収率及び高い純度で調製することができる。亜鉛試薬は極めて優れた官能基耐性を示すので、亜鉛塩基は非常に魅力的である。高温であっても、イミダゾリル骨格の分解を引き起こすことなく、又は、感受性の官能基を攻撃することなく、化学量論的な量の選択的塩基の存在下におけるイミダゾリルカルボキシアミド類の位置選択的及び化学選択的な金属化が可能になる。中間体として形成される亜鉛化合物を、次いで、例えば、「Organic Letters 2009(11), p.1837ff」に記載されているようにして、さまざまな求電子試薬を用いて捕捉することができる。新規置換を有するこれらのイミダゾピリジン誘導体は、次に、有益なシントンとしてさらに反応させることができる。
特に有利なのは、さらに、明らかに低い温度においてさえネギシカップリングを実施し得る可能性であり、その場合、高温では感受性を示す官能基(例えば、アミド類、エステル類又はフッ素原子)でさえ、存在している位置選択性を損なうことなく、本発明による方法において許容される。さらに、今日まで、2位が置換されているピリジン誘導体を用いたネギシクロスカップリングは収率が極めて低いことが知られているにもかかわらず、本発明による方法に関連したネギシクロスカップリングは、例えば、ピリジン骨格のオルト置換基の存在下で、目標生成物の良好な収率ももたらすことができる。かくして、合成経路を絶えず変更したり又は適合させたりする必要なく、反応体及び生成物のさらなる誘導体化及び/又はさらに柔軟な誘導体化が可能である。
本発明による方法は、例として、下記スキーム(I)によって説明することができる:
スキーム(I)
Figure 2020519657
ここで、Q、A、V、T、W、Y、X、Z及びRは、上記で特定されている定義を有する。括弧内に示されている化合物は、さらに反応させることで式(II)で表される化合物を生成する中間体[式(IIIa)]である。従って、本発明による方法は、2つの方法段階(a)と(b)に分けることが可能であり、ここで、段階(a)は、式(I)で表される化合物のそれぞれの中間体への変換であり、及び、段階(b)は、その中間体の式(II)で表される化合物へのさらなる変換である。
一般的な定義
本発明に関連して、用語「ハロゲン」は、別途定義されていない限り、フッ素、塩素、臭素及びヨウ素からなる群から選択される元素を包含する。
用語「ハロゲン化物」は、本発明に関連して、ハロゲンと周期表の別の族の元素の間の化合物を示しており、ここで、当該化学結合の性質に応じて、ハロゲン化物塩(関与する元素の間の電気陰性度における大きな差に起因してアニオンとカチオンで構成され、そして、静電相互作用によって互いに保持されているイオン化合物(塩))又は共有結合ハロゲン化物(電気陰性度における差は上記イオン化合物の場合ほど大きくはないが、その結合は電荷極性を有している、共有結合化合物)が存在し得る。本発明に従って特に好ましいのは、ハロゲン化物塩である。
用語「ピバロイル」は、本発明に関連して、実験式(CHCCOHで表されるピバリン酸(IX)
Figure 2020519657
の脱プロトン化ラジカルを示している。
「O−ピバロイル」は、対応するように、そのピバロイルラジカルの結合が当該酸基の脱プロトン化された酸素原子を介していることを意味している。
置換されていてもよい基は、1置換又は多置換されることができ、ここで、多置換の場合における該置換基は、同一であっても又は異なっていてもよい。
本発明に関連して、他の場所で異なるように定義されていない限り、用語「アルキル」は、それ単独で又はさらなる用語と組み合わされて(例えば、ハロアルキル)、1〜12個の炭素原子を有する飽和脂肪族炭化水素基のラジカルを意味するものと理解され、そして、分枝鎖又は非分枝鎖であることができる。C−C12−アルキルラジカルの例は、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、n−ペンチル、イソペンチル、ネオペンチル、tert−ペンチル、1−メチルブチル、2−メチルブチル、1−エチルプロピル、1,2−ジメチルプロピル、ヘキシル、n−ヘプチル、n−オクチル、n−ノニル、n−デシル、n−ウンデシル及びn−ドデシルである。
本発明によれば、他の場所で異なるように定義されていない限り、用語「アルケニル」は、それ単独で又はさらなる用語と組み合わされて、少なくとも1の二重結合を有している直鎖又は分枝鎖のC−C12−アルケニルラジカル、例えば、ビニル、アリル、1−プロペニル、イソプロペニル、1−ブテニル、2−ブテニル、3−ブテニル、1,3−ブタジエニル、1−ペンテニル、2−ペンテニル、3−ペンテニル、4−ペンテニル、1,3−ペンタジエニル、1−ヘキセニル、2−ヘキセニル、3−ヘキセニル、4−ヘキセニル、5−ヘキセニル及び1,4−ヘキサジエニルなどを意味するものと理解される。
本発明によれば、他の場所で異なるように定義されていない限り、用語「アルキニル」は、それ単独で又はさらなる用語と組み合わされて、少なくとも1の三重結合を有している直鎖又は分枝鎖のC−C12−アルキニルラジカル、例えば、エチニル、1−プロピニル及びプロパルギルなどを意味するものと理解される。該アルキニルラジカルは、少なくとも1の二重結合も含むことができる。
本発明によれば、他の場所で異なるように定義されていない限り、用語「シクロアルキル」は、それ単独で又はさらなる用語と組み合わされて、C−C−シクロアルキルラジカル、例えば、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル及びシクロオクチルなどを意味するものと理解される。
用語「アルコキシ」は、それ単独で又はさらなる用語と組み合わされて(例えば、ハロアルコキシ)、この場合、O−アルキルラジカルを意味するものと理解され、ここで、用語「アルキル」は、上記で定義されているとおりである。
ハロゲンで置換されているラジカルは、モノハロゲン化されているか、又は、可能な置換基の最大数までポリハロゲン化されている。ポリハロゲン化されている場合、該ハロゲン原子は、同一であっても又は異なっていてもよい。
本発明によれば、他の場所で異なるように定義されていない限り、用語「アリール」は、6〜14個の炭素原子を有する芳香族ラジカルを意味するものと理解され、好ましくは、フェニル、ナフチル、アントリル又はフェナントレニルを意味するものと理解され、さらに好ましくは、フェニルを意味するものと理解される。
他の場所で異なるように定義されていない限り、用語「アリールアルキル」は、本発明に従って定義されているラジカル「アリール」と「アルキル」の組合せを意味するものと理解され、ここで、該ラジカルは、一般的に、該アルキル基を介して結合している。これらのものの例は、ベンジル、フェニルエチル又はα−メチルベンジルであり、特に好ましいのは、ベンジルである。
他の場所で異なるように定義されていない限り、「ヘタリール」は、炭素原子と少なくとも1個のヘテロ原子で構成される単環式、二環式又は三環式のヘテロ環式基を意味し、ここで、少なくとも1つの環は芳香族である。好ましくは、該ヘタリール基は、3個、4個、5個、6個、7個又は8個の炭素原子を含んでおり、そして、フリル、チエニル、ピロリル、ピラゾリル、イミダゾリル、1,2,3−トリアゾリル、1,2,4−トリアゾリル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、1,2,3−オキサジアゾリル、1,2,4−オキサジアゾリル、1,3,4−オキサジアゾリル、1,2,5−オキサジアゾリル、1,2,3−チアジアゾリル、1,2,4−チアジアゾリル、1,3,4−チアジアゾリル、1,2,5−チアジアゾリル、ピリジル、ピリミジニル、ピリダジニル、ピラジニル、1,2,3−トリアジニル、1,2,4−トリアジニル、1,3,5−トリアジニル、ベンゾフリル、ベンゾイソフリル、ベンゾチエニル、ベンゾイソチエニル、インドリル、イソインドリル、インダゾリル、ベンゾチアゾリル、ベンゾイソチアゾリル、ベンゾオキサゾリル、ベンゾイソオキサゾリル、ベンゾイミダゾリル、2,1,3−ベンゾオキサジアゾール、キノリニル、イソキノリニル、シンノリニル、フタラジニル、キナゾリニル、キノキサリニル、ナフチリジニル、ベンゾトリアジニル、プリニル、プテリジニル、イミダゾピリジニル及びインドリジニルの群から選択される。
別途示されていない限り、置換されていてもよいラジカルは、1置換又は多置換されることができ、ここで、多置換の場合における該置換基は、同一であっても又は異なっていてもよい。
第1方法段階(段階(a))における式(I)で表される化合物の式(III)で表される化合物への変換は、構造「(NR)−Zn−R」又は「(NR−Zn」を有する有機亜鉛塩基の存在下で実施し、ここで(構成B−1)、
は、上記(構成1)で定義されているとおりであり(従って、ハロゲン又は−O−ピバロイルである);
とRは、一緒に、−(CH−基、−(CH−基又は−(CHO(CH−基を形成し、ここで、これらの基は、それぞれ、1、2、3又は4のラジカルRで置換されていてもよく;及び、
は、メチル、エチル、n−プロピル及びイソプロピルからなる群から選択される。
好ましくは(構成B−2)、
は、上記で好ましいものとして(構成2)定義されているとおりであり(従って、−O−ピバロイル、塩素、臭素又はヨウ素である);
とRは、一緒に、−(CH−基を形成し、ここで、これらの基は、それぞれ、1、2、3又は4のラジカルRで置換されていてもよく;及び、
は、メチル及びエチルからなる群から選択される。
特に好ましくは(構成B−3)、
は、上記で重要であるものとして(構成5)定義されているとおりであり(従って、臭素又は塩素であり、好ましくは、塩素である);及び、
とRは、一緒に、4つのメチル基で置換されている−(CH−基を形成する。
上記で与えられているラジカルの定義は、必用に応じて互いに組み合わせることが可能であり、即ち、それぞれの好ましい範囲の間の組合せを包含する。
本発明による塩基の極めて特に好ましい構成では、構造要素(NR)は、式(V)
Figure 2020519657
で表されるテトラメチルピペリジン(TMP)である。
本発明による極めて特に好ましい有機亜鉛塩基は、従って、亜鉛がTMPに結合していることを特徴とし、特に、ハロゲン化亜鉛の形態で、最も好ましくは、塩化亜鉛の形態で、TMPに結合していることを特徴とする。この種の塩基は、式(VI)で表される下記構造(構成B−4)
Figure 2020519657
〔式中、xは、1又は2の数である〕
を有する。これらの中で、好ましいのは、式(VII):
Figure 2020519657
で表される、x=1である塩基である(構成B−5)。
本発明による方法のさらに好ましい実施形態では、該有機金属塩基は、アルカリ金属ハロゲン化物又はアルカリ土類金属ハロゲン化物と一緒に存在している。このことは、特に、式(VI)及び式(VII)で表される塩基に当てはまる。この種の特に好ましいアルカリ金属ハロゲン化物又はアルカリ土類金属ハロゲン化物は、塩化リチウム及び塩化マグネシウムであり、極めて特に好ましいのは、塩化リチウムである。従って、本発明による極めて特に好ましい有機金属塩基は、「TMP ZnCl・LiCl」又は「(TMP) Zn・2LiCl」又は「(TMP) Zn・2LiCl 2MgCl」(構成B−6)である。最も好ましいのは、「TMP ZnCl・LiCl」(VIII;構成B−7)である。
Figure 2020519657

本発明による式(I)で表される化合物、式(II)で表される化合物及び式(III)で表される化合物と塩基の具体的な組み合わせについて、以下に、例として表1の中に記載する。これらは、本発明による方法において使用することができる。一部の構成において、構造要素Rが本発明による塩基と式(III)で表される化合物の両方に存在しているので、いずれの場合にも、Rには最も狭い定義が当てはまる。
Figure 2020519657
Figure 2020519657
Figure 2020519657
Figure 2020519657
好ましくは、該有機亜鉛塩基は、本発明による方法において、式(I)で表される化合物に基づいて、0.5〜5当量の総量で、好ましくは、0.8〜2当量の総量で、さらに好ましくは、1〜1.5当量の総量で、及び、さらに好ましくは、1.0〜1.2当量の総量で、使用する。これに関連して、本発明による方法の1つの有利な点は、該有機金属塩基を実質的に化学量論的な量で使用することが可能であるということである。
第2の方法段階(段階(b))における式(III)で表される化合物の式(II)で表される化合物への変換は、化合物「X−Z」〔ここで、Xは、構成1〜構成5のいずれかによる定義を有し、及び、Zは、好ましくは、塩素、臭素、ヨウ素又はフッ素であり(構成(C−1))、特に好ましくは、臭素又はヨウ素であり(C−2)、及び、とりわけ好ましくは、ヨウ素である(C−3)〕の存在下で実施する。
本発明による方法において使用することができる化合物「X−Z」について、例として、下記表2に記載する。
Figure 2020519657
好ましくは、化合物「X−Z」は、本発明による方法において、式(I)で表される化合物に基づいて、0.5〜10.0当量の総量で、好ましくは、0.8〜5当量の総量で、さらに好ましくは、1〜2.5当量の総量で、及び、さらに好ましくは、1.0〜2.0当量の総量で、使用する。
式(I)で表される化合物の式(III)で表される化合物への本発明による変換、及び、さらに、式(II)で表される化合物への本発明による変換は、いずれの場合にも、好ましくは、有機溶媒の存在下で実施する。有用な溶媒には、原則として、使用する反応条件下で不活性であり且つ変換される当該化合物が充分な溶解性を示す全ての有機溶媒が包含される。適切な溶媒としては、特に、以下のものを挙げることができる:テトラヒドロフラン(THF)、1,4−ジオキサン、ジエチルエーテル、ジグリム、メチルtert−ブチルエーテル(MTBE)、tert−アミルメチルエーテル(TAME)、2−メチル−THF、トルエン、キシレン類、メシチレン、炭酸エチレン、炭酸プロピレン、N,N−ジメチルアセトアミド、N,N−ジメチルホルムアミド(DMF)、N−メチルピロリドン(NMP)、N−エチル−2−ピロリドン(NEP)、N−ブチル−2−ピロリドン(NBP);N,N’−ジメチルプロピレン尿素(DMPU)、ハロ炭化水素類及び芳香族炭化水素類、特に、クロロ炭化水素類、例えば、テトラクロロエチレン、テトラクロロエタン、ジクロロプロパン、塩化メチレン、ジクロロブタン、クロロホルム、四塩化炭素、トリクロロエタン、トリクロロエチレン、ペンタクロロエタン、ジフルオロベンゼン、1,2−ジクロロエタン、クロロベンゼン、ブロモベンゼン、ジクロロベンゼン、特に、1,2−ジクロロベンゼン、クロロトルエン、トリクロロベンゼン;4−メトキシベンゼン、フッ素化脂肪族化合物及びフッ素化芳香族化合物、例えば、トリクロロトリフルオロエタン、ベンゾトリフルオリド及び4−クロロベンゾトリフルオリド。溶媒混合物、好ましくは、上記で挙げた溶媒(例えば、テトラヒドロフラン(THF)、1,4−ジオキサン、ジエチルエーテル、ジグリム、メチルtert−ブチルエーテル(MTBE)、tert−アミルメチルエーテル(TAME)、2−メチル−THF、トルエン、キシレン類、メシチレン、ジメチルホルムアミド(DMF))の混合物を使用することも可能である。
好ましい溶媒は、THF、N,N−ジメチルホルムアミド(DMF)、1,4−ジオキサン、ジグリム、メチルtert−ブチルエーテル(MTBE)、tert−アミルメチルエーテル(TAME)、2−メチル−THF、トルエン及び4−メトキシベンゼンである。
特に好ましい溶媒は、THF及びN,N−ジメチルホルムアミド(DMF)であり、極めて特に好ましいのは、THFである。
該溶媒は、脱ガスすることができる(酸素−非含有)。
好ましくは、方法段階(a)と方法段階(b)の両方において同じ溶媒を使用する。しかしながら、方法段階(a)と方法段階(b)で異なる溶媒を使用する本発明の代替え的な構成も同様に可能であり、その場合、該溶媒は、同様に好ましくは、上記溶媒から選択し、そして、好ましいものとして、特に好ましいものとして、及び、とりわけ好ましいものとして、特定されている個々の溶媒が、それぞれの方法段階(a)又は方法段階(b)に当てはまる。
方法段階(a)における変換は、一般に、0℃〜80℃の温度で実施し、そして、好ましさが増すように、10℃〜70℃、15℃〜60℃、20℃〜50℃、20℃〜40℃の温度で実施し、及び、最も好ましくは、20℃〜35℃の温度で実施し、例えば、室温又は25℃で実施する。
方法段階(a)における変換は、一般に、10〜90分間にわたって実施し、好ましくは、15〜60分間にわたって実施し、及び、特に好ましくは、20〜45分間にわたって実施し、例えば、30分間にわたって実施する。
式(III)で表される化合物は、方法段階(b)における種々の反応を介して、式「X−Z」で表される化合物との反応により多くの種類の置換基Xを直接導入することができる、用途の広い中間体化合物である。
式(III)で表される化合物の式(III)で表される化合物への変換(段階(b))、即ち、ラジカルXの導入は、好ましくは、カップリングによって実施し、特に好ましくは、クロスカップリングによって実施し、又は、求核置換反応によって実施する。
この種の変換は、例えば、「Organic Letters 2008(10), p.2497ff」又は「Angewandte Chemie International Edition 2013(53), p.1430ff」に記載されている。
方法段階(b)における変換は、一般に、−40℃〜120℃の温度で実施し、そして、好ましさが増すように、−35℃〜100℃の温度で実施し、及び、とりわけ好ましくは、−30℃〜90℃の温度で実施する。
方法段階(b)における変換は、一般に、5分間〜12時間にわたって実施し、好ましくは、10分間〜10時間にわたって実施し、及び、特に好ましくは、20分間〜2時間にわたって実施する。
該反応は、典型的には、標準圧下で実施するが、高圧下又は減圧下で実施することも可能である。
式(II)で表される所望の化合物は、例えば、飽和塩化アンモニウム若しくはチオ硫酸ナトリウム溶液の存在下における水性後処理及び/又はそれに続くクロマトグラフィーによって、単離することができる。そのような方法は、当業者には知られており、そして、有機溶媒又は溶媒混合物からの結晶化も包含する。
クロスカップリングによるラジカルXの導入
式(II)で表される化合物は、触媒、例えば、「Angewandte Chemie International Edition 2013(53), p.1430ff」に記載されている触媒の存在下における、式(III)で表される化合物と化合物「X−Z」のクロスカップリングによって、特に、ネギシクロスカップリングによって、調製することができる。
好ましくは、この場合、「X−Z」として、Xは構成1〜構成5のいずれかに記載されている定義を有するがハロゲンではなく、及び、Zは上記で記載されている定義(特に、構成(C−1)〜構成(C−3)のいずれかに記載されている定義)を有する化合物を使用する。
この場合、化合物「X−Z」は、好ましくは、本発明による方法において、式(I)で表される化合物に基づいて、0.5〜10.0当量の総量で、好ましくは、0.8〜5当量の総量で、さらに好ましくは、1〜2.5当量の総量で、及び、さらに好ましくは、1.0〜2.0当量の総量で、使用する。
該クロスカップリングは、さらに、触媒の存在下で実施する。好ましくは、該触媒は、パラジウム化合物又はニッケル化合物である。さらに好ましくは、該触媒は、パラジウム化合物である。それは、とりわけ好ましくは、Pd(PPhと略されるテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)である。
典型的には、2.5〜25mol%、好ましくは、5〜20mol%の、触媒(特に、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0))を使用する。
該クロスカップリングは、一般に、0℃〜120℃の温度で実施し、そして、好ましさが増すように、10℃〜100℃の温度で実施し、及び、とりわけ好ましくは、25℃〜90℃の温度で実施する。
該クロスカップリングは、一般に、5分間〜12時間にわたって実施、好ましくは、15分間〜10時間にわたって実施し、及び、特に好ましくは、30分間〜2時間にわたって実施する。
求核置換反応によるラジカルXの導入
式(II)で表される化合物は、式(III)で表される化合物と化合物「X−Z」(例えば、「Organic Letters 2008(10), p.2497ff」に記載されている化合物「X−Z」)の、銅が触媒する反応によって調製することができる。
好ましくは、この場合、「X−Z」として、Xはハロゲンであり、及び、Zは上記で記載されている定義(特に、構成(C−1)〜構成(C−3)のいずれかに記載されている定義)を有する化合物を使用する。従って、化合物「X−Z」は、X及びZの定義から明らかなように、ハロゲン間化合物であり、好ましくは、ハロゲン元素である。XとZは、必ずしも同じハロゲンである必要はない。例えば、Xは、ヨウ素又は臭素であることができ、及び、Zは、塩素、臭素又はヨウ素であることができる。しかしながら、好ましくは、化合物「X−Z」は、ハロゲン元素であり、特に、F、Cl、Br又はIである。特に好ましいのは、I又はBrであり、極めて特に好ましいのは、Iである。
この場合、化合物「X−Z」は、好ましくは、本発明による方法において、式(I)で表される化合物に基づいて、0.5〜10.0当量の総量で、好ましくは、0.8〜5当量の総量で、さらに好ましくは、1〜2.5当量の総量で、及び、さらに好ましくは、1.0〜2.0当量の総量で、使用する。
該反応は、一般に、−10℃〜70℃の温度で実施し、そして、好ましさが増すように、−5℃〜50℃の温度で実施し、及び、とりわけ好ましくは、10℃〜25℃の温度で実施する。
該反応は、一般に、5分間〜60分間にわたって実施し、好ましくは、15分間〜45分間にわたって実施し、及び、特に好ましくは、20分間〜40分間にわたって実施する。
式(I)で表される化合物の調製については、例えば、WO2016/128298(第24頁、方法D)に、記載されている。
本発明は、さらに、式(IIIa)又は式(IIIb)
Figure 2020519657
〔式中、Q、A、V、T、W、Y及びRは、上記で記載されている定義、及び、構成1〜構成14のいずれかに記載されている好ましい構成を有する〕
で表される化合物も提供する。
式(IIIa)又は式(IIIb)で表される化合物は、塩と錯体を形成して存在することもでき、ここで、該塩は、好ましくは、アルカリ金属ハロゲン化物又はアルカリ土類金属ハロゲン化物であり、好ましくは、塩化リチウム及び/又は塩化マグネシウムであり、特に好ましくは、塩化リチウムである。
式(IIIa)及び式(IIIb)で表される化合物は、さらに、それ自体、塩として存在することもできる。
式(IIIa)及び式(IIIb)で表される化合物は、例えば、式(II)で表される化合物を調製するための、用途が広い、従って、極めて有益な、シントンである。
式(IIIa)で表される化合物の中で、以下の化合物は、とりわけ好ましい。ここで、個々の化合物は、単独で存在し得るか、又は、塩化リチウム錯体として存在することができる:
Figure 2020519657
下記実施例によって、本発明についてさらに詳細に説明するが、該実施例は、本発明を限定するものと解釈されるべきではない。
方法:
logP値は、「EEC Directive 79/831 Annex V.A8」に従い、逆相カラム(C18)でのHPLC(高性能液体クロマトグラフィー)によって測定する。温度:55℃。
酸性範囲内におけるLC−MSの測定は、移動相として0.1%水性ギ酸及びアセトニトリル(0.1%ギ酸含有)を使用し、pH2.7で実施する;10%アセトニトリルから95%アセトニトリルまでの直線勾配。
中性範囲内におけるLC−MSの測定は、移動相として0.001モル重炭酸アンモニウム水溶液及びアセトニトリルを使用し、pH7.8で実施する;10%アセトニトリルから95%アセトニトリルまでの直線勾配。
較正は、logP値が知られている非分枝鎖アルカン−2−オン(3個〜16個の炭素原子を有している)を用いて実施する(logP値は、連続する2種類のアルカノンの間の線形補間によって、保持時間に基づいて決定する)。
選択された実施例のNMRデータは、古典的な形態(δ値、多重項分裂、水素原子の数)で記載されている。
いずれに場合にも、その中でNMRスペクトルを記録した溶媒が示されている。
実施例1
Figure 2020519657
2−ヨード−N,1−ジメチル−N−(ピリジン−3−イル)−1H−イミダゾール−5−カルボキサミドの合成:
THF(2mL)に溶解させたN,1−ジメチル−N−(ピリジン−3−イル)−1H−イミダゾール−5−カルボキサミド(216mg、1.0mmol)に、アルゴン下、25℃で、TMPZnCl・LiCl(THF中1.31M、0.84mL、1.1mmol)を添加した;この反応溶液を30分間撹拌した。次いで、THF(4mL)の中のヨウ素(355mg)を25℃で添加し、その溶液をさらに30分間撹拌する。飽和塩化アンモニウム及びチオ硫酸ナトリウム溶液を添加することによって慣習的な後処理に付した後、その反応混合物を酢酸エチルで抽出し、その有機相を合してNaSOで脱水し、膜ポンプ真空下で濃縮する。カラムクロマトグラフィー(酢酸エチル/シクロヘキサン)で精製した後、2−ヨード−N,1−ジメチル−N−(ピリジン−3−イル)−1H−イミダゾール−5−カルボキサミド(262mg、77%)が黄色の固体として得られる。
MH+: 343.0; 1H-NMR (d6-DMSO): δ 8.48 (m, 2H), 7.83 (m, 1H), 7.44 (m, 1H), 6.27 (s, 1H), 3.73 (s, 3H), 3.37 (s, 3H).
実施例2
Figure 2020519657
N,1−ジメチル−N−(ピリジン−3−イル)−2−[3−(トリフルオロメチル)フェニル]−1H−イミダゾール−5−カルボキサミドの合成:
THF(2mL)に溶解させたN,1−ジメチル−N−(ピリジン−3−イル)−1H−イミダゾール−5−カルボキサミド(216mg、1.0mmol)に、アルゴン下、25℃で、TMPZnCl・LiCl(THF中1.31M、0.84mL、1.1mmol)を添加した;この反応溶液を30分間撹拌した。次いで、THF(3mL)の中の1−ヨード−3−(トリフルオロメチル)ベンゼン(544mg、2mmol)、及び、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(115mg、0.1mmol)を25℃で添加し、その溶液を80℃でさらに1時間撹拌した。飽和塩化アンモニウム溶液を添加することにより慣習的な後処理に付した後、その反応混合物を酢酸エチルで抽出し、その有機相を合してNaSOで脱水し、膜ポンプ真空下で濃縮した。カラムクロマトグラフィー(酢酸エチル/シクロヘキサン)で精製した後、N,1−ジメチル−N−(ピリジン−3−イル)−2−[3−(トリフルオロメチル)フェニル]−1H−イミダゾール−5−カルボキサミド(212mg、59%)が白色の固体として得られた。
質量 (m/z): 360.1; 1H-NMR (d6-DMSO): δ 8.54 (m, 1H), 8.50 (m, 1H), 7.98 (m, 2H), 7.86 (m, 2H), 7.74 (m, 1H), 7.47 (m, 1H), 6.42 (s, 1H), 3.88 (s, 3H), 3.42 (s, 3H).

Claims (16)

  1. 式(II)
    Figure 2020519657
    〔式中、
    Qは、酸素又は硫黄であり;
    Aは、水素;C−C−アルキル、C−C−アルケニル又はC−C−アルキニル(ここで、これらは、ハロゲン、C−C−アルコキシ、C−C−アルキル−S(O)−又はシアノで、互いに独立して、1置換〜多置換されていてもよい);及び、C−C−シクロアルキル(ここで、これは、ハロゲン、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルコキシ又はシアノで、互いに独立して、1置換又は2置換されていてもよい);及び、直鎖又は分枝鎖のC−C−シクロアルキル−C−C−アルキル(ここで、これは、ハロゲン、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルコキシ又はシアノで、互いに独立して、1置換又は2置換されていてもよい);の群から選択されるラジカルであり;
    Vは、水素、ハロゲン、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルコキシ、C−C−ハロアルコキシ及びシアノの群から選択されるラジカルであり;
    Tは、酸素又は電子対であり;
    Wは、水素、ハロゲン、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルコキシ、C−C−ハロアルコキシ及びシアノの群から選択されるラジカルであり;
    Yは、水素、シアノ;C−C−アルキル、C−C−アルケニル又はC−C−アルキニル(ここで、これらは、ハロゲン、C−C−アルコキシ、C−C−アルキル−S(O)−又はシアノで、互いに独立して、1置換〜多置換されていてもよい);C−C−シクロアルキル(ここで、これは、ハロゲン、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルコキシ又はシアノで、互いに独立して、1置換又は2置換されていてもよい);直鎖又は分枝鎖のC−C−シクロアルキル−C−C−アルキル(ここで、これは、O、S(O)、CO又はNRで、互いに独立して、1回又は2回中断されていてもよく、及び、ハロゲン、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルコキシ又はシアノで、互いに独立して、1置換〜4置換されていてもよい);及び、アリールアルキル又はヘタリールアルキル(ここで、これらは、ハロゲン、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルコキシ、C−C−アルキル−S(O)−、C−C−ハロアルコキシ、C−C−ハロアルキル−S(O)−、ニトロ又はシアノで、互いに独立して、1置換〜3置換されていてもよい);の群から選択されるラジカルであり;
    mは、数0、1又は2であり;
    は、水素;C−C−アルキル、C−C−アルケニル又はC−C−アルキニル(ここで、これらは、ハロゲン、C−C−アルコキシ又はC−C−アルキル−S(O)−で、互いに独立して、1置換〜多置換されていてもよい);C−C−シクロアルキル(ここで、これは、O又はS(O)で、1回中断されていてもよく、及び、ハロゲン、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルコキシ又はシアノで、互いに独立して、1置換又は2置換されていてもよい);直鎖又は分枝鎖のC−C−シクロアルキル−C−C−アルキル(ここで、これは、O又はS(O)で、1回中断されていてもよく、及び、ハロゲン、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルコキシ又はシアノで、互いに独立して、1置換又は2置換されていてもよい);アリール又はヘタリール(ここで、これらは、ハロゲン、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルコキシ、C−C−アルキル−S(O)−、C−C−ハロアルコキシ、C−C−ハロアルキル−S(O)−、ニトロ又はシアノで、互いに独立して、1置換〜3置換されていてもよい);及び、直鎖又は分枝鎖のアリール−C−C−アルキル又はヘタリール−C−C−アルキル(ここで、これらは、ハロゲン、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルコキシ、C−C−アルキル−S(O)−、C−C−ハロアルコキシ、C−C−ハロアルキル−S(O)−、ニトロ又はシアノで、互いに独立して、1置換〜3置換されていてもよい);の群から選択されるラジカルであり;
    及び、
    Xは、
    ハロゲン、C(O)L、C(O)OL、C(O)NL
    −C−アルケニル又はC−C−アルキニル(ここで、これらは、フッ素、塩素及び臭素で1置換〜5置換されており、及び、メトキシ、エトキシ、メチル−S(O)−、エチル−S(O)−及びシアノで1置換〜3置換されている);
    アリール又はヘタリール(ここで、これらは、ハロゲン、NL、ニトロ、シアノ、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルコキシ、C−C−アルキル−S(O)−、C−C−ハロアルコキシ、C−C−ハロアルキル−S(O)−、C−C−アルキルカルボキシ、アリール又はヘタリールで、互いに独立して、1置換〜3置換されていてもよい);又は、Xは、アリール環又はヘタリール環(ここで、これらは、環上の隣接する2つの位置において、N、S若しくはOの群から選択される1個又は2個のヘテロ原子及び/又は1個〜5個の炭素原子からなる鎖に結合しており、そして、この場合、部分的に不飽和であってもよい脂肪族環、芳香族環、ヘテロ芳香族環又は部分的に不飽和であってもよいヘテロ環式環を形成している)である;
    及び、
    直鎖又は分枝鎖のアリール−C−C−アルキル又はヘタリール−C−C−アルキル(ここで、これらは、ハロゲン、NL、ニトロ、シアノ、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルコキシ、C−C−アルキル−S(O)−、C−C−ハロアルコキシ、C−C−ハロアルキル−S(O)−、カルボキシル、アリール又はヘタリールで、互いに独立して、1置換〜3置換されていてもよい);
    の群から選択されるラジカルであり;
    ここで、
    は、C−C−アルキル、C−C−アルケニル又はC−C−アルキニル(ここで、これらは、ハロゲン、シアノ、C−C−アルコキシ又はC−C−アルキル−S(O)−で、互いに独立して、1置換又は多置換されていてもよい);C−C−シクロアルキル(ここで、これは、O又はS(O)で、1回中断されていてもよく、及び、ハロゲン、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルコキシ又はシアノで、互いに独立して、1置換又は2置換されていてもよい);直鎖又は分枝鎖のC−C−シクロアルキル−C−C−アルキル(ここで、これは、O又はS(O)で、1回中断されていてもよく、及び、ハロゲン、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルコキシ又はシアノで、互いに独立して、1置換又は2置換されていてもよい);アリール又はヘタリール(ここで、これらは、ハロゲン、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルコキシ、C−C−アルキル−S(O)−、C−C−ハロアルコキシ、C−C−ハロアルキル−S(O)−、ニトロ又はシアノで、互いに独立して、1置換〜3置換されていてもよい);及び、直鎖又は分枝鎖のアリール−C−C−アルキル又はヘタリール−C−C−アルキル(ここで、これらは、ハロゲン、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルコキシ、C−C−アルキル−S(O)−、C−C−ハロアルコキシ、C−C−ハロアルキル−S(O)−、ニトロ又はシアノで、互いに独立して、1置換〜3置換されていてもよい);であり;
    は、水素;C−C−アルキル、C−C−アルケニル又はC−C−アルキニル(ここで、これらは、ハロゲン、C−C−アルコキシ、C−C−アルキル−S(O)−又はシアノで、互いに独立して、1置換〜多置換されていてもよい);C−C−シクロアルキル、C−C−アルキルスルホニル、C−C−シクロアルキルスルホニル、C−C−アルキルカルボニル又はC−C−アルコキシカルボニル(ここで、これらは、ハロゲン、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルコキシ又はシアノで、互いに独立して、1置換又は2置換されていてもよい);の群から選択されるラジカルであり;及び、フェニル−C−C−アルコキシカルボニル(ここで、これは、フッ素、塩素、臭素、メチル、エチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、メトキシ、エトキシ、メチル−S(O)−、エチル−S(O)−、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、トリフルオロメチル−S(O)−、ジフルオロエチル−S(O)−、トリフルオロエチル−S(O)−、ニトロ又はシアノで、互いに独立して、1置換又は2置換されていてもよい)であり;
    は、水素;C−C−アルキル、C−C−アルケニル、C−C−アルキニル又はC−C−アルコキシ(ここで、これらは、ハロゲン、ヒドロキシル、C−C−アルコキシ、C−C−アルコキシカルボニル、C−C−アルキル−S(O)−又はシアノで、互いに独立して、1置換〜多置換されていてもよい);直鎖又は分枝鎖のC−C−シクロアルキル又はC−C−シクロアルキル−C−C−アルキル(ここで、これらは、O、S(O)、CO又はNRで、互いに独立して、1回又は2回中断されていてもよく、及び、ハロゲン、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルコキシ又はシアノで、互いに独立して、1置換〜4置換されていてもよい);アリール、ヘタリール、アリールアルキル又はヘタリールアルキル(ここで、これらは、ハロゲン、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、ヒドロキシル、C−C−アルコキシ、C−C−アルキル−S(O)−、C−C−ハロアルコキシ、C−C−ハロアルキル−S(O)−、ニトロ又はシアノで、互いに独立して、1置換〜3置換されていてもよい);の群から選択されるラジカルであり;
    又は、
    とLは、一緒に、4員〜7員の脂肪族環(ここで、該環は、ハロゲン、C−C−アルキル又はC−C−アルコキシで、1置換〜3置換されていてもよく、及び、N原子、S原子又はO原子を含んでいてもよい)を形成し;
    は、水素;C−C−アルキル、C−C−アルケニル及びC−C−アルキニル(ここで、これらは、ハロゲン、C−C−アルコキシ及びC−C−アルキル−S(O)−で、互いに独立して、1置換〜3置換されていてもよい);C−C−シクロアルキル及びC−C−シクロアルキル−C−C−アルキル(ここで、これらは、ハロゲン、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルコキシ及びシアノで、互いに独立して、1置換又は2置換されていてもよい);アリール及びヘタリール(ここで、これらは、ハロゲン、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルコキシ、C−C−アルキル−S(O)−、C−C−ハロアルコキシ、C−C−ハロアルキル−S(O)−、ニトロ及びシアノで、互いに独立して、1置換〜3置換されていてもよい);直鎖又は分枝鎖のアリール−C−C−アルキル及びヘタリール−C−C−アルキル(ここで、これらは、ハロゲン、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルコキシ、C−C−アルキル−S(O)−、C−C−ハロアルコキシ、C−C−ハロアルキル−S(O)−、ニトロ及びシアノで、互いに独立して、1置換〜3置換されていてもよい);の群から選択されるラジカルであり;
    及び、
    nは、数0、1又は2である〕
    で表される化合物を調製する方法であって、
    第1方法段階(a)において、式(I)
    Figure 2020519657
    〔式中、Q、A、V、T、W及びYは、それぞれ、上記で与えられている定義を有する〕
    で表される化合物を、構造(NR)−Zn−R又は(NR−Zn〔ここで、
    は、ハロゲン又は−O−ピバロイルであり;及び、
    及びRは、一緒に、−(CH−基、−(CH−基又は−(CHO(CH−基[ここで、これらの基は、それぞれ、1、2、3又は4のRラジカルで置換されていてもよく、そして、Rは、メチル、エチル、n−プロピル及びイソプロピルからなる群から選択される]を形成する〕
    を有する有機亜鉛塩基と反応させて、式(IIIa)又は式(IIIb)
    Figure 2020519657
    〔式中、Q、A、V、T、W、Y及びRは、それぞれ、上記で与えられている定義を有する〕
    で表される化合物を生成させ、及び、
    式(IIIa)又は式(IIIb)で表される上記化合物を、第2方法段階(b)において、構造X−Z[ここで、Zは、ハロゲンであり、及び、Xは、上記定義を有する]を有する化合物と反応させて、式(II)で表される化合物を生成させる;
    ことを特徴とし、ここで、式(I)、式(II)、式(IIIa)及び式(IIIb)で表される化合物は塩として存在することができ、並びに、式(IIIa)及び式(IIIb)で表される化合物並びに該有機亜鉛塩基は塩と錯体を形成して存在することもできる、前記方法。
  2. Qは、酸素又は硫黄であり;
    Aは、水素;C−C−アルキル、C−C−アルケニル又はC−C−アルキニル(ここで、これらは、フッ素、塩素、臭素、メトキシ、エトキシ、メチル−S(O)−、エチル−S(O)−又はシアノで、互いに独立して、1置換〜5置換されていてもよい);C−C−シクロアルキル(ここで、これは、フッ素、塩素、臭素、メチル、エチル、トリフルオロメチル、メトキシ、エトキシ又はシアノで、互いに独立して、1置換又は2置換されていてもよい);及び、直鎖又は分枝鎖のC−C−シクロアルキル−C−C−アルキル(ここで、これは、フッ素、塩素、臭素、メチル、エチル、トリフルオロメチル、メトキシ、エトキシ又はシアノで、互いに独立して、1置換又は2置換されていてもよい);の群から選択されるラジカルであり;
    Vは、水素、フッ素、塩素、臭素、メチル、エチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、メトキシ、エトキシ、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ及びシアノの群から選択されるラジカルであり;
    Tは、酸素又は電子対であり;
    Wは、水素、フッ素、塩素、臭素、メチル、エチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、メトキシ、エトキシ、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ及びシアノの群から選択されるラジカルであり;
    Yは、水素、シアノ;C−C−アルキル、C−C−アルケニル又はC−C−アルキニル(ここで、これらは、フッ素、塩素、臭素、メトキシ、エトキシ、メチル−S(O)−、エチル−S(O)−又はシアノで、互いに独立して、1置換〜5置換されていてもよい);C−C−シクロアルキル(ここで、これは、フッ素、塩素、臭素、メチル、エチル、トリフルオロメチル、メトキシ、エトキシ又はシアノで、互いに独立して、1置換又は2置換されていてもよい);及び、直鎖又は分枝鎖のC−C−シクロアルキル−C−C−アルキル(ここで、これは、O、S(O)、CO又はNRで、互いに独立して、1回又は2回中断されていてもよく、及び、フッ素、塩素、臭素、メチル、エチル、トリフルオロメチル、メトキシ、エトキシ又はシアノで、互いに独立して、1置換〜4置換されていてもよい);の群から選択されるラジカルであり;
    mは、数0、1又は2であり;
    は、水素;C−C−アルキル、C−C−アルケニル又はC−C−アルキニル(ここで、これらは、フッ素、塩素、臭素、メトキシ、エトキシ、メチル−S(O)−又はエチル−S(O)−で、互いに独立して、1置換〜5置換されていてもよい);C−C−シクロアルキル(ここで、これは、O又はS(O)で、1回中断されていてもよく、及び、フッ素、塩素、臭素、メチル、エチル、トリフルオロメチル、メトキシ、エトキシ又はシアノで、互いに独立して、1置換又は2置換されていてもよい);直鎖又は分枝鎖のC−C−シクロアルキル−C−C−アルキル(ここで、これは、O又はS(O)で、1回中断されていてもよく、及び、フッ素、塩素、臭素、メチル、エチル、トリフルオロメチル、メトキシ、エトキシ又はシアノで、互いに独立して、1置換又は2置換されていてもよい);フェニル又はピリジル(ここで、これらは、フッ素、塩素、臭素、メチル、エチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、メトキシ、エトキシ、メチル−S(O)−、エチル−S(O)−、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、トリフルオロメチル−S(O)−、ジフルオロエチル−S(O)−、トリフルオロエチル−S(O)−、ニトロ又はシアノで、互いに独立して、1置換又は2置換されていてもよい);及び、直鎖又は分枝鎖のフェニル−C−C−アルキル、ピリジル−C−C−アルキル、ピリミジル−C−C−アルキル又はチアゾリル−C−C−アルキル(ここで、これらは、フッ素、塩素、臭素、メチル、エチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、メトキシ、エトキシ、メチル−S(O)−、エチル−S(O)−、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、トリフルオロメチル−S(O)−、ジフルオロエチル−S(O)−、トリフルオロエチル−S(O)−、ニトロ又はシアノで、互いに独立して、1置換又は2置換されていてもよい);の群から選択されるラジカルであり;
    Xは、
    ハロゲン、C(O)L、C(O)OL、C(O)NL
    −C−アルケニル又はC−C−アルキニル(ここで、これらは、ハロゲンで、1置換〜5置換されていてもよく、及び、C−C−アルコキシ、C−C−アルキル−S(O)−及びシアノで、1置換若しくは2置換されていてもよい);
    アリール又はヘタリール(ここで、これらは、ハロゲン、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルコキシ、C−C−アルキル−S(O)−、C−C−ハロアルコキシ、C−C−ハロアルキル−S(O)−、C−C−アルキルカルボキシ、NL、ニトロ、シアノ又はアリール若しくはヘタリール(ここで、これらは、ハロゲン、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルコキシ、C−C−アルキル−S(O)−、C−C−ハロアルコキシ、C−C−ハロアルキル−S(O)−、ニトロ又はシアノで、互いに独立して、1置換〜3置換されていてもよい)で、互いに独立して、1置換〜3置換されていてもよい);又は、Xは、アリール環又はヘタリール環(ここで、これらは、環上の隣接する2つの位置において、N、S若しくはOの群から選択される1個又は2個のヘテロ原子及び1個又は2個の炭素原子からなる鎖に結合しており、そして、この場合、ヘテロ芳香族環又は部分的に不飽和であってもよいヘテロ環式環を形成している)である;
    及び、
    直鎖又は分枝鎖のアリール−C−C−アルキル又はヘタリール−C−C−アルキル(ここで、これらは、アリール又はヘタリール(ここで、これらは、ハロゲン、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルコキシ、C−C−アルキル−S(O)−、C−C−ハロアルコキシ、C−C−ハロアルキル−S(O)−、C−C−アルキルカルボキシ、NL、ニトロ、シアノで、互いに独立して、1置換〜3置換されていてもよい)で置換されているか、又は、ハロゲン、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルコキシ、C−C−アルキル−S(O)−、C−C−ハロアルコキシ、C−C−ハロアルキル−S(O)−、ニトロ又はシアノで、互いに独立して、1置換〜3置換されていてもよい);
    の群から選択されるラジカルであり;
    ここで、
    は、C−C−アルキル、C−C−アルケニル又はC−C−アルキニル(ここで、これらは、フッ素、塩素、臭素、メトキシ、エトキシ又はシアノで、互いに独立して、1置換〜5置換されていてもよい);及び、C−C−シクロアルキル(ここで、これは、フッ素、塩素、臭素、メチル、エチル、トリフルオロメチル、メトキシ、エトキシ又はシアノで、互いに独立して、1置換又は2置換されていてもよい);の群から選択されるラジカルであり;フェニル、ピリジル、ピリミジニル又はチエニル(ここで、これらは、フッ素、塩素、臭素、メチル、エチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、メトキシ、エトキシ、メチル−S(O)−、エチル−S(O)−、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、トリフルオロメチル−S(O)−、ジフルオロエチル−S(O)−、トリフルオロエチル−S(O)−、ニトロ又はシアノで、互いに独立して、1置換又は2置換されていてもよい)であり;直鎖又は分枝鎖のフェニル−C−C−アルキル又はピリジル−C−C−アルキル(ここで、これらは、フッ素、塩素、臭素、メチル、エチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、メトキシ、エトキシ、Me−S(O)−、Et−S(O)−、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、トリフルオロメチル−S(O)−、ジフルオロエチル−S(O)−、トリフルオロエチル−S(O)−、ニトロ又はシアノで、互いに独立して、1置換又は2置換されていてもよい)であり;
    は、水素;C−C−アルキル、C−C−アルケニル又はC−C−アルキニル(ここで、これらは、フッ素又は塩素で、互いに独立して、1置換〜3置換されていてもよい);C−C−シクロアルキル(ここで、これは、フッ素、塩素、メチル、エチル、トリフルオロメチル、メトキシ、エトキシ又はシアノで、互いに独立して、1置換又は2置換されていてもよい);の群から選択されるラジカルであり;又は、C−C−アルキルカルボニル又はC−C−アルコキシカルボニル(ここで、これらは、フッ素、塩素、メトキシ又はエトキシで、互いに独立して、1置換〜3置換されていてもよい)であり;及び、フェニル−C−C−アルコキシカルボニル(ここで、これは、フッ素、塩素、臭素、メチル、エチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、メトキシ、エトキシ、メチル−S(O)−、エチル−S(O)−、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、トリフルオロメチル−S(O)−、ジフルオロエチル−S(O)−、トリフルオロエチル−S(O)−、ニトロ又はシアノで、互いに独立して、1置換又は2置換されていてもよい)であり;
    は、水素;C−C−アルキル、C−C−アルケニル、C−C−アルキニル又はC−C−アルコキシ(ここで、これらは、ハロゲン、メトキシ、エトキシ、n−プロポキシ、イソプロポキシ又はメチル−S(O)−で、互いに独立して、1置換〜3置換されていてもよい);C−C−シクロアルキル又はC−C−シクロアルキル−C−C−アルキル(ここで、これらは、フッ素、塩素、メチル、エチル、トリフルオロメチル、メトキシ、エトキシ又はシアノで、互いに独立して、1置換又は2置換されていてもよい);フェニル、ナフチル、ピリジル、ピリミジル、ピリダジニル、ピラジニル、トリアジニル、フラニル、チエニル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、ピラゾリル、イミダゾリル、オキサジアゾリル又はチアジアゾリル(ここで、これらは、フッ素、塩素、臭素、メチル、エチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、メトキシ、エトキシ、メチル−S(O)−、エチル−S(O)−、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、トリフルオロメチル−S(O)−、ジフルオロエチル−S(O)−、トリフルオロエチル−S(O)−、ニトロ又はシアノで、互いに独立して、1置換又は2置換されていてもよい);直鎖又は分枝鎖のフェニル−C−C−アルキル又はピリジル−C−C−アルキル(ここで、これらは、フッ素、塩素、臭素、メチル、エチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、メトキシ、エトキシ、Me−S(O)−、Et−S(O)−、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、トリフルオロメチル−S(O)−、ジフルオロエチル−S(O)−、トリフルオロエチル−S(O)−、ニトロ又はシアノで、互いに独立して、1置換又は2置換されていてもよい);の群から選択されるラジカルであり;
    又は、
    とLは、一緒に、4員〜6員の脂肪族環(ここで、該環は、N原子、S原子又はO原子を含んでいてもよく、及び、フッ素、塩素、臭素、メチル、エチル、メトキシ又はエトキシで、1置換又は2置換されていてもよい)を形成し;
    及び、
    nは、数0、1又は2であり;
    及び、
    は、−O−ピバロイル、塩素、臭素又はヨウ素である;
    ことを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  3. Qは、酸素又は硫黄であり;
    Aは、水素;メチル、エチル、プロピル、アリル、プロパルギル、シクロプロピル又はシクロプロピルメチル(ここで、これらは、フッ素、メトキシ、エトキシ又はシアノで、互いに独立して、1置換〜3置換されていてもよい);からなる群から選択されるラジカルであり;
    Vは、水素、フッ素、塩素、メチル及びシアノの群から選択されるラジカルであり;
    Tは、酸素又は電子対であり;
    Wは、水素、フッ素、塩素、臭素、メチル、エチル及びシアノの群から選択されるラジカルであり;
    Yは、水素、ベンジル;及び、メチル、エチル、プロピル、アリル又はプロパルギル(ここで、これらは、フッ素、メトキシ、エトキシ又はシアノで、互いに独立して、1置換〜3置換されていてもよい);の群から選択されるラジカルであり;
    Xは、
    ハロゲン、C(O)L、C(O)OL、C(O)NL
    ビニル、アリル、メタリル、2−ブテニル、プロパルギル、エチニル及び2−ブチニル(ここで、これらは、フッ素、塩素及び臭素で、互いに独立して、1置換〜3置換されていてもよく、及び/又は、メトキシ、エトキシ、メチルスルファニル、エチルスルファニル、メチルスルフィニル、エチルスルフィニル、メチルスルホニル、エチルスルホニル又はシアノで、1置換されていてもよい);
    アリール又はヘタリール(ここで、これらは、フェニル、ナフチル、ピリジル、ピリミジル、ピリダジニル、ピラジニル、トリアジニル、フラニル、チエニル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、ピラゾリル、イミダゾリル、オキサジアゾリル、チアジアゾリル、ベンゾフラン−2−イル又は1,2,3−トリアゾール−4−イル(ここで、これらは、フッ素、塩素、臭素、メチル、エチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、メトキシ、エトキシ、メチル−S(O)−、エチル−S(O)−、シクロプロピルメチル−S(O)−、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、トリフルオロメチル−S(O)−、ジフルオロエチル−S(O)−、トリフルオロエチル−S(O)−、(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)メチル、ジメチルスルファモイル、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、2−エトキシ−2−オキソエトキシ、(シクロプロピルカルボニル)オキシ、モルホリン−4−イル、ジメチルアミノ、ジエチルアミノ、エチルメチルアミノ、シアノで、互いに独立して、1置換〜3置換されていてもよい)で置換されており、及び、フッ素、塩素、臭素、メチル、エチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、メトキシ、エトキシ、メチル−S(O)−、エチル−S(O)−、シクロプロピルメチル−S(O)−、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、トリフルオロメチル−S(O)−、ジフルオロエチル−S(O)−、トリフルオロエチル−S(O)−、(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)メチル、ジメチルスルファモイル、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、2−エトキシ−2−オキソエトキシ、(シクロプロピルカルボニル)オキシ、モルホリン−4−イル又はシアノで、互いに独立して、1置換〜3置換されていてもよい);又は、Xは、アリール環又はヘタリール環(ここで、これらは、環上の隣接する2つの位置において、1個又は2個の酸素原子及び1個又は2個の炭素原子からなる鎖に結合しており、そして、この場合、ヘテロ芳香族環又は部分的に不飽和であってもよいヘテロ環式環を形成している)である;
    及び、
    直鎖又は分枝鎖のアリール−C−C−アルキル又はヘタリール−C−C−アルキル(ここで、これらは、フェニル、ナフチル、ピリジル、ピリミジル、ピリダジニル、ピラジニル、トリアジニル、フラニル、チエニル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、ピラゾリル、イミダゾリル、オキサジアゾリル、チアジアゾリル、ベンゾフラン−2−イル又は1,2,3−トリアゾール−4−イル(ここで、これらは、フッ素、塩素、臭素、メチル、エチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、メトキシ、エトキシ、メチル−S(O)−、エチル−S(O)−、シクロプロピルメチル−S(O)−、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、トリフルオロメチル−S(O)−、ジフルオロエチル−S(O)−、トリフルオロエチル−S(O)−、(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)メチル、ジメチルスルファモイル、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、2−エトキシ−2−オキソエトキシ、(シクロプロピルカルボニル)オキシ、モルホリン−4−イル、ジメチルアミノ、ジエチルアミノ、エチルメチルアミノ、シアノで、互いに独立して、1置換〜3置換されていてもよい)で置換されており、及び、フッ素、塩素、臭素、メチル、エチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、メトキシ、エトキシ、メチル−S(O)−、エチル−S(O)−、シクロプロピルメチル−S(O)−、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、トリフルオロメチル−S(O)−、ジフルオロエチル−S(O)−、トリフルオロエチル−S(O)−、(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)メチル、ジメチルスルファモイル、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、2−エトキシ−2−オキソエトキシ、(シクロプロピルカルボニル)オキシ、モルホリン−4−イル又はシアノで、互いに独立して、1置換〜3置換されていてもよい);
    の群から選択されるラジカルであり;
    ここで、
    は、C−C−アルキル(ここで、これは、フッ素、塩素、臭素、メトキシ、エトキシ又はシアノで、互いに独立して、1置換〜5置換されていてもよい);フェニルメチル(ここで、これは、フッ素、塩素、臭素、メチル、エチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、メトキシ、エトキシ、Me−S(O)−、Et−S(O)−、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、トリフルオロメチル−S(O)−、ジフルオロエチル−S(O)−、トリフルオロエチル−S(O)−、ニトロ又はシアノで、互いに独立して、1置換又は2置換されていてもよい);の群から選択されるラジカルであり;又は、C−C−シクロアルキルであり;
    は、水素;C−C−アルキル、C−C−アルキルスルホニル、C−C−シクロアルキルスルホニル、C−C−アルキルカルボニル又はC−C−アルコキシカルボニル(ここで、これらは、フッ素、塩素、メトキシ又はエトキシで、互いに独立して、1置換〜3置換されていてもよい);及び、アリールメトキシカルボニル(ここで、これは、フッ素、塩素、臭素、メチル、エチル、トリフルオロメチル、メトキシ又はエトキシで、互いに独立して、1置換〜3置換されていてもよい);の群から選択されるラジカルであり;
    は、水素;C−C−アルキル、C−C−アルケニル、C−C−アルキニル又はC−C−アルコキシ(ここで、これらは、ハロゲン、ヒドロキシル、メトキシ、エトキシ、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル又はシアノで、互いに独立して、1置換〜3置換されていてもよい);C−C−シクロアルキル又はC−C−シクロアルキル−C−C−アルキル(ここで、これらは、フッ素、塩素、メチル、エチル、トリフルオロメチル、メトキシ、エトキシ又はシアノで、互いに独立して、1置換又は2置換されていてもよい);フェニル、ピリジル又はチエニル(ここで、これらは、フッ素、塩素、臭素、メチル、エチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、メトキシ、エトキシ、メチル−S(O)−、エチル−S(O)−、トリフルオロメトキシ、ニトロ又はシアノで、互いに独立して、1置換又は2置換されていてもよい);フェニル−C−C−アルキル又はピリジル−C−C−アルキル(ここで、これらは、フッ素、塩素、臭素、メチル、エチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、メトキシ、エトキシ、メチル−S(O)−、エチル−S(O)−、トリフルオロメトキシ、ニトロ又はシアノで、互いに独立して、1置換又は2置換されていてもよい);の群から選択されるラジカルであり;
    又は
    とLは、一緒に、4員〜6員の脂肪族環(ここで、該環は、N原子、S原子又はO原子を含んでいてもよく、及び、フッ素、塩素、臭素、メチル、エチル、メトキシ又はエトキシで、1置換又は2置換されていてもよい)を形成し;
    及び、
    nは、数0、1又は2であり;
    及び、
    は、−O−ピバロイル、塩素、臭素又はヨウ素である;
    ことを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  4. Qは、酸素又は硫黄であり;
    Aは、水素、メチル、エチル、プロピル、ジフルオロエチル、トリフルオロエチル、メトキシメチル、エトキシメチル、シアノメチル、アリル、プロパルギル、シクロプロピル又はシクロプロピルメチルの群から選択されるラジカルであり;
    Vは、水素又はフッ素であり;
    Tは、酸素又は電子対であり;
    Wは、水素、フッ素、塩素、臭素及びメチルの群から選択されるラジカルであり;
    Yは、水素、メチル、エチル、プロピル、ジフルオロエチル、トリフルオロエチル、メトキシメチル、エトキシメチル、シアノメチル及びベンジルの群から選択されるラジカルであり;
    Xは、
    ハロゲン、C(O)L、C(O)OL、C(O)NL
    ビニル、アリル、メタリル、2−ブテニル、プロパルギル、エチニル及び2−ブチニル(ここで、これらは、フッ素、塩素及び臭素で、互いに独立して、1置換〜3置換されていてもよく、及び/又は、メトキシ、エトキシ、メチルスルファニル、エチルスルファニル、メチルスルフィニル、エチルスルフィニル、メチルスルホニル、エチルスルホニル又はシアノで1置換されていてもよい);
    フェニル、ナフチル、ピリジル、ピリミジル、ピリダジニル、ピラジニル、トリアジニル、フラニル、チエニル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、ピラゾリル、イミダゾリル、オキサジアゾリル、チアジアゾリル、ベンゾフラン−2−イル又は1,2,3−トリアゾール−4−イル(ここで、これらは、フェニル、ナフチル、ピリジル、ピリミジル、ピリダジニル、ピラジニル、トリアジニル、フラニル、チエニル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、ピラゾリル、イミダゾリル、オキサジアゾリル、チアジアゾリル、ベンゾフラン−2−イル又は1,2,3−トリアゾール−4−イル(ここで、これらは、フッ素、塩素、臭素、メチル、エチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、メトキシ、エトキシ、メチル−S(O)−、エチル−S(O)−、シクロプロピルメチル−S(O)−、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、トリフルオロメチル−S(O)−、ジフルオロエチル−S(O)−、トリフルオロエチル−S(O)−、(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)メチル、ジメチルスルファモイル、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、2−エトキシ−2−オキソエトキシ、(シクロプロピルカルボニル)オキシ、モルホリン−4−イル、ジメチルアミノ、ジエチルアミノ、エチルメチルアミノ、シアノで、互いに独立して、1置換〜3置換されていてもよい)で置換されており、及び、フッ素、塩素、臭素、メチル、エチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、メトキシ、エトキシ、メチル−S(O)−、エチル−S(O)−、シクロプロピルメチル−S(O)−、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、トリフルオロメチル−S(O)−、ジフルオロエチル−S(O)−、トリフルオロエチル−S(O)−、(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)メチル、ジメチルスルファモイル、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、2−エトキシ−2−オキソエトキシ、(シクロプロピルカルボニル)オキシ、モルホリン−4−イル又はシアノで、互いに独立して、1置換〜3置換されていてもよい);又は、Xは、フェニル(ここで、これは、環上の隣接する2つの位置において、1個又は2個の酸素原子及び1個又は2個の炭素原子からなる鎖に結合しており、そして、この場合、部分的に不飽和であってもよいヘテロ環式環を形成している)である;
    及び、
    直鎖又は分枝鎖のフェニル−C−C−アルキル、ピリジル−C−C−アルキル、ピリミジル−C−C−アルキル、チアゾリル−C−C−アルキル及びピラゾリル−C−C−アルキル(ここで、これらは、フェニル、ナフチル、ピリジル、ピリミジル、ピリダジニル、ピラジニル、トリアジニル、フラニル、チエニル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、ピラゾリル、イミダゾリル、オキサジアゾリル、チアジアゾリル、ベンゾフラン−2−イル又は1,2,3−トリアゾール−4−イル(ここで、これらは、フッ素、塩素、臭素、メチル、エチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、メトキシ、エトキシ、メチル−S(O)−、エチル−S(O)−、シクロプロピルメチル−S(O)−、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、トリフルオロメチル−S(O)−、ジフルオロエチル−S(O)−、トリフルオロエチル−S(O)−、(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)メチル、ジメチルスルファモイル、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、2−エトキシ−2−オキソエトキシ、(シクロプロピルカルボニル)オキシ、モルホリン−4−イル、ジメチルアミノ、ジエチルアミノ、エチルメチルアミノ、シアノで、互いに独立して、1置換〜3置換されていてもよい)で置換されており、及び、フッ素、塩素、臭素、メチル、エチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、メトキシ、エトキシ、メチル−S(O)−、エチル−S(O)−、シクロプロピルメチル−S(O)−、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、トリフルオロメチル−S(O)−、ジフルオロエチル−S(O)−、トリフルオロエチル−S(O)−、(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)メチル、ジメチルスルファモイル、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、2−エトキシ−2−オキソエトキシ、(シクロプロピルカルボニル)オキシ、モルホリン−4−イル又はシアノで、互いに独立して、1置換〜3置換されていてもよい);
    の群から選択されるラジカルであり;
    ここで、
    は、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、1−シアノ−1−メチルエチル又はシクロプロピルの群から選択されるラジカルであり;
    は、水素、メチル、エチル、メチルスルホニル、シクロプロピルスルホニル、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、2−メトキシエトキシカルボニル、n−ブトキシカルボニル、イソブトキシカルボニル、sec−ブトキシカルボニル、t−ブトキシカルボニルの群から選択されるラジカルであり;
    は、水素、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、2,2,2−トリフルオロエチル、2−ヒドロキシエチル、2−メトキシエチル、シアノメチル、メトキシカルボニルメチル、エトキシカルボニルメチル、シクロプロピル、1−シアノシクロプロピル、シクロプロピルメチル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、メトキシ、エトキシ、フェニル、2−Cl−フェニル、3−Cl−フェニル、4−Cl−フェニル、ピリジル、フェニルメチル、1−フェニル−2−ヒドロキシエチル、2−Cl−フェニルメチル、3−Cl−フェニルメチル、4−Cl−フェニルメチルの群から選択されるラジカルであり;
    又は、
    とLは、一緒に、(CH、(CH、(CH又は(CHO(CHであり;
    及び、
    nは、数0、1又は2であり;
    及び、
    は、塩素、臭素又はヨウ素である;
    ことを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  5. Qは、酸素であり;
    Aは、水素、メチル、エチル及びシクロプロピルの群から選択されるラジカルであり、そして、好ましくは、メチル又はエチルであり;
    Vは、水素であり;
    Tは、酸素又は電子対であり、好ましくは、電子対であり;
    Wは、水素、メチル、フッ素、塩素及び臭素の群から選択されるラジカルであり、そして、好ましくは、水素であり;
    Yは、メチル又はエチルであり;
    Xは、
    ハロゲン、C(O)L、C(O)OL、C(O)NL
    ビニル、アリル、メタリル、2−ブテニル、プロパルギル、エチニル及び2−ブチニル(ここで、これらは、フッ素、塩素及び臭素で、互いに独立して、1置換〜3置換されていてもよく、及び/又は、メトキシ、エトキシ、メチルスルファニル、エチルスルファニル、メチルスルフィニル、エチルスルフィニル、メチルスルホニル、エチルスルホニル又はシアノで、1置換されていてもよい);
    フェニル、ナフチル、ピリジル、ピリミジル、ピリダジニル、ピラジニル、トリアジニル、フラニル、チエニル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、ピラゾリル、イミダゾリル、オキサジアゾリル、チアジアゾリル、ベンゾフラン−2−イル又は1,2,3−トリアゾール−4−イル(ここで、これらは、フェニル、ナフチル、ピリジル、ピリミジル、ピリダジニル、ピラジニル、トリアジニル、フラニル、チエニル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、ピラゾリル、イミダゾリル、オキサジアゾリル、チアジアゾリル、ベンゾフラン−2−イル又は1,2,3−トリアゾール−4−イル(ここで、これらは、フッ素、塩素、臭素、メチル、エチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、メトキシ、エトキシ、メチル−S(O)−、エチル−S(O)−、シクロプロピルメチル−S(O)−、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、トリフルオロメチル−S(O)−、ジフルオロエチル−S(O)−、トリフルオロエチル−S(O)−、(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)メチル、ジメチルスルファモイル、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、2−エトキシ−2−オキソエトキシ、(シクロプロピルカルボニル)オキシ、モルホリン−4−イル、ジメチルアミノ、ジエチルアミノ、エチルメチルアミノ、シアノで、互いに独立して、1置換〜3置換されていてもよい)で置換されており、及び、フッ素、塩素、臭素、メチル、エチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、メトキシ、エトキシ、メチル−S(O)−、エチル−S(O)−、シクロプロピルメチル−S(O)−、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、トリフルオロメチル−S(O)−、ジフルオロエチル−S(O)−、トリフルオロエチル−S(O)−、(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)メチル、ジメチルスルファモイル、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、2−エトキシ−2−オキソエトキシ、(シクロプロピルカルボニル)オキシ、モルホリン−4−イル又はシアノで、互いに独立して、1置換〜3置換されていてもよい);又は、Xは、フェニル(ここで、これは、環上の隣接する2つの位置において、1個又は2個の酸素原子及び1個又は2個の炭素原子からなる鎖に結合しており、そして、この場合、部分的に不飽和であってもよいヘテロ環式環を形成している)である;
    及び、
    直鎖又は分枝鎖のフェニル−C−C−アルキル、ピリジル−C−C−アルキル、ピリミジル−C−C−アルキル、チアゾリル−C−C−アルキル及びピラゾリル−C−C−アルキル(ここで、これらは、フェニル、ナフチル、ピリジル、ピリミジル、ピリダジニル、ピラジニル、トリアジニル、フラニル、チエニル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、ピラゾリル、イミダゾリル、オキサジアゾリル、チアジアゾリル、ベンゾフラン−2−イル又は1,2,3−トリアゾール−4−イル(ここで、これらは、フッ素、塩素、臭素、メチル、エチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、メトキシ、エトキシ、メチル−S(O)−、エチル−S(O)−、シクロプロピルメチル−S(O)−、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、トリフルオロメチル−S(O)−、ジフルオロエチル−S(O)−、トリフルオロエチル−S(O)−、(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)メチル、ジメチルスルファモイル、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、2−エトキシ−2−オキソエトキシ、(シクロプロピルカルボニル)オキシ、モルホリン−4−イル、ジメチルアミノ、ジエチルアミノ、エチルメチルアミノ、シアノで、互いに独立して、1置換〜3置換されていてもよい)で置換されており、及び、フッ素、塩素、臭素、メチル、エチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、メトキシ、エトキシ、メチル−S(O)−、エチル−S(O)−、シクロプロピルメチル−S(O)−、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、トリフルオロメチル−S(O)−、ジフルオロエチル−S(O)−、トリフルオロエチル−S(O)−、(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)メチル、ジメチルスルファモイル、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、2−エトキシ−2−オキソエトキシ、(シクロプロピルカルボニル)オキシ、モルホリン−4−イル又はシアノで、互いに独立して、1置換〜3置換されていてもよい);
    の群から選択されるラジカルであり;
    ここで、
    は、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、1−シアノ−1−メチルエチル又はシクロプロピルの群から選択されるラジカルであり;
    は、水素、メチル、エチル、メチルスルホニル又はシクロプロピルスルホニルの群から選択されるラジカルであり;
    は、水素、メチル、エチル、イソプロピル、イソブチル、tert−ブチル、2,2,2−トリフルオロエチル、2−ヒドロキシエチル、2−メトキシエチル、シアノメチル、メトキシカルボニルメチル、エトキシカルボニルメチル、シクロプロピル、1−シアノシクロプロピル、シクロペンチル、シクロプロピルメチル、メトキシ、エトキシ、フェニル、ピリダ−3−イル、フェニルメチル、1−フェニル−2−ヒドロキシエチルの群から選択されるラジカルであり;
    又は、
    とLは、一緒に、(CH、(CH、(CH又は(CHO(CHであり;
    及び、
    nは、数0、1又は2であり;
    及び、
    は、塩素又は臭素であり、好ましくは、塩素である;
    ことを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  6. 前記有機亜鉛塩基が、式(VI)
    Figure 2020519657
    〔式中、xは、数1又は2である〕
    で表される化合物であることを特徴とする、請求項1〜5のいずれかに記載の方法。
  7. 前記有機亜鉛塩基が、アルカリ金属ハロゲン化物又はアルカリ土類金属ハロゲン化物(好ましくは、塩化リチウム及び/又は塩化マグネシウム)と一緒に存在していることを特徴とする、請求項1〜6のいずれかに記載の方法。
  8. 前記有機亜鉛塩基を、式(I)で表される化合物に基づいて、0.5〜5当量の総量で使用することを特徴とする、請求項1〜7のいずれかに記載の方法。
  9. 使用する前記溶媒が、THF又はN,N−ジメチルホルムアミド(DMF)であることを特徴とする、請求項1〜8のいずれかに記載の方法。
  10. 方法段階(a)を0℃〜80℃の温度で実施することを特徴とする、請求項1〜9のいずれかに記載の方法。
  11. 方法段階(b)を−40℃〜120℃の温度で実施することを特徴とする、請求項1〜10のいずれかに記載の方法。
  12. 方法段階(b)で使用する化合物X−Zにおいて、Xは請求項1〜5のいずれかに記載されている定義を有し、及び、Zは臭素又はヨウ素であることを特徴とする、請求項1〜11のいずれかに記載の方法。
  13. 化合物X−Zを、式(I)で表される化合物に基づいて、0.5〜10.0当量の総量で使用することを特徴とする、請求項1〜12のいずれかに記載の方法。
  14. 方法段階(a)を10〜90分間にわたって実施することを特徴とする、請求項1〜13のいずれかに記載の方法。
  15. 式(IIIa)又は式(IIIb)
    Figure 2020519657
    〔式中、Q、A、V、T、W、Y及びRは、請求項1〜5のいずれかに記載されている定義を有する〕
    で表される化合物、及び、ここで、式(IIIa)及び式(IIIb)で表される化合物は塩と錯体を形成して存在することもできる。
  16. 前記化合物が塩と錯体を形成して存在しており、ここで、該塩は、アルカリ金属ハロゲン化物又はアルカリ土類金属ハロゲン化物であり、好ましくは、塩化リチウム及び/又は塩化マグネシウムであることを特徴とする、請求項15に記載の式(IIIa)又は式(IIIb)で表される化合物。
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