JP2022153641A - 分級機、粉砕機、および気体固体混合物を分級する方法 - Google Patents

分級機、粉砕機、および気体固体混合物を分級する方法 Download PDF

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Abstract

【課題】分離度が改善された、供給材料と分級空気とが一緒に導入される分級機を提供する。【解決手段】分級機ケーシング20と、分級機ケーシング20内に配置された、回転軸線Xを有する分級機ホイール30と、分級機ケーシング20内に配置されたガイドベーンアセンブリ50と、を備え、径方向Rで回転軸線Xに対して垂直に、ガイドベーンアセンブリ50と分級機ケーシング20との間に環状室26が設けられていおり、分離度を改善するために、鉛直方向で、ガイドベーンアセンブリ50と蓋24との間に、周方向に延在する環状間隙28が設けられている分級機とする。【選択図】図1

Description

本発明は、分級機、分級機を備える粉砕機、および気体固体混合物を分級する方法に関する。
分級とは、通常は、質量密度または粒径などの特定の基準に基づく固体の分離と解される。風力分級は、分級方法の1つの群であり、風力分級では、この分離を達成するために、気体の流れ、いわゆる分級空気が使用される。作用原理は、細かいまたは小さな粒子が、粗いまたは大きな粒子よりも、気体の流れにより、より強く影響が及ぼされ、粒子が運ばれることに基づいている。
風力分級機は、たとえば粉炭または粉砕機の別の粉砕材料を分類するために使用される。その際の目的は、粉砕プロセス後、充分に小さく粉砕された粒子と、引き続き粉砕しなければならない粒子とを相互に分離することである。これらの両方の粒子群は、細粉および粗粉とも称される。原則として、分級機は、別の起源の固体を分離するまたは分類するために使用することも可能である。
様々な種類の風力分級機が存在する。分離されるべき固体、つまり供給材料、および分級空気が分級機内へ導入される態様が主な判別基準である。ゆえに固体と分級空気とを互いに別個にまたは一緒に導入することができる。
固体と分級空気とが一緒に導入される風力分級機が、米国特許出願公開第2010/0236458号明細書において公知である。開示された風力分級機は、粉炭の分級のために使用される。粉炭と分級空気とから成る混合物は、下方から分級機ケーシング内に進入させられる。気体固体混合物の進入体積流は、完全に外側からガイドベーンアセンブリの内側へ流れる。ガイドベーンアセンブリは、複数の変向要素を有し、変向要素の間を混合物が貫流する。変向要素は、水平線に対して50°~70°傾斜して固定されている。ガイドベーンアセンブリの内側に、分級機ホイールが位置する。分級機ホイールは、回転駆動させられる。分級機ホイールは、ほぼ鉛直に延在する複数の薄片を有する。細かい粒子は、流れに基づき、かつ分級機ホイールの回転にもかかわらず、分級機ホイールの薄片の間を通過して、次いで上方へ吸い出される。粗い粒子は、薄片に衝突し、そうして跳ね返され、最終的に重力により下方へ落下する。
別の風力分級機では、たとえば国際公開第2014/124899号において、ガイドベーンアセンブリのガイドベーンが、鉛直に配置されている。そこに設けられたガイドベーンは、真っ直ぐであってもよいまたは曲がっていてもよい。同様の風力分級機は、文献としての欧州特許第1239966号明細書、欧州特許出願公開第2659988号明細書、独国特許発明第4423815号明細書および欧州特許出願公開第1153661号明細書において公知である。欧州特許出願公開第2659988号明細書の場合、薄片が調整可能である。欧州特許出願公開第1153661号明細書では、鉛直の薄片も水平の薄片も使用され、これにより総じて流れの均一化がもたらされるはずである。
供給材料と分級空気とが一緒に導入される従来慣用の風力分級機の欠点は、分離度とも称される、粗粉と細粉との分離が不十分であることにある。たとえば分級空気の流れ方向が供給材料の落下方向に対して横向きである別の作用原理を有する風力分級機は、供給材料の渦流形成を引き起こし、これにより粗粉と細粉とのより良好な分離が行われる。上述の風力分級機では、供給材料と分級空気とから成る混合物は、完全にガイドベーンアセンブリを通って流れ、極めて均一に分級機を通って流れる。したがって、特に細粉粒子が粗粉に行き着く誤った分級が一層多く生じる。
国際公開第2014/124899号は、この問題を、バッフルにより解決しようとしている。バッフルは、分級域とも称される、ガイドベーンアセンブリと分級機ホイールとの間の領域に配置されてもよい。バッフルの目的は、均一の流れに対抗して、ひいては供給材料に渦流を形成することである。しかし、バッフルは、付加的な抵抗により、特に分級機の割合高い所要出力または割合低い処理量を示す、分級機の効率低下を招いてしまう。
欧州特許出願公開第0204412号明細書は、分級機ケーシングと、分級機ケーシング内に配置された分級機ホイールとを有する分級機を開示している。分級機ホイールの径方向外側に、ガイドベーンを有するガイドベーンアセンブリが配置されている。材料流は、完全に、ガイドベーンを通って分級ホイールへ向けて行われ、そこで分級が行われる。
英国特許出願公開第2412888号明細書は、分級機が組み込まれた粉砕機を開示している。分級機は、複数の羽根を具備する分級機ホイールと、径方向外側に位置するガイドベーンアセンブリとを有する。ガイドベーンアセンブリの下方に、分配プレートが配置されており、分配プレートは、ガイドベーンアセンブリに対して鉛直方向の間隔を有する。
独国実用新案登録第29623150号明細書において、分級機ケーシングと、分級機ケーシング内に配置された回転する分級機ホイールとを有する風力分級機が公知である。分級機ホイールの径方向外側に、ガイドベーンを有するガイドベーンアセンブリが配置されている。材料流は、ここでも外側からガイドベーンを通って分級機ホイールの方向に行われ、そこで材料流が分級される。
独国実用新案登録第9313930号明細書は、分級機が組み込まれた粉砕機を開示している。分級機は、分級機ホイールを有し、分級機ホイールは、径方向外側でガイドベーンアセンブリにより包囲されている。分級機の下方に、ミル機構を有するミルディスクが配置されている。ガイドベーンアセンブリとミルディスクとの間に、鉛直の中間室が存在する。
独国特許出願公開第3808023号明細書も、回転する分級機ホイールと、径方向外側に位置するガイドベーンアセンブリとを有する分級機を開示しており、この分級機では、分級されるべき材料流の材料の流れは、ガイドベーンアセンブリの径方向外側からガイドベーンアセンブリを通って貫流し、このようにして回転する分級機ホイールに至る。
欧州特許出願公開第0171987号明細書において、分級機が明記されており、分級機は、分級機ケーシングと、分級機ケーシング内に配置された分級機ホイールとを有する。ただし、そこに開示された分級機は、ガイドベーンを有しない。水平に延在するベーンが設けられているだけであり、ベーンは、分級機ホイールと一緒に回転する。
本発明の課題は、供給材料と分級空気とが一緒に導入される分級機の分離度を改善することである。
この課題は、請求項1による分級機により、請求項14による粉砕機により、また請求項15による分級方法により解決される。
好適な改良形は、従属請求項の対象である。
本発明に係る分級機は、分級機ケーシングを有し、分級機ケーシング内に、分級機ホイールおよびガイドベーンアセンブリが配置されている。分級機ホイールは、回転軸線Xを有する。回転軸線Xに対して垂直の径方向Rで、ガイドベーンアセンブリと分級機ケーシングとの間に、環状室が設けられており、ガイドベーンアセンブリと分級機ホイールとの間に、分級域が設けられている。
分級機は、ガイドベーンアセンブリと蓋との間に、鉛直方向で、周方向に延在する環状間隙が設けられていることを特徴とする。
回転軸線Xは、好適には鉛直方向に延在している。
冒頭で述べた分級機は、通常は縦置きに配置されている。したがって、以下「鉛直」方向とは、重力の方向に対して平行の方向を意味している。「水平」とは、これに対応して、重力の方向に対して垂直の方向を意味している。
環状間隙は、環状室と分級域とを接続している。
環状間隙は、進入体積流を分割することができるという利点を有する。第1の部分体積流は、環状間隙を介して上方から分級域に至り、第2の部分体積流は、ガイドベーンアセンブリを通って分級域に至る。2つの部分体積流は、相互に分級域において合流し、これにより、渦流が形成され、ひいては改善された分級をもたらす。このようにして、分級の分離度を改善することができる。
環状間隙は、好適には所定の高さHRを有する。
好適な改良形では、ガイドベーンアセンブリおよび/または蓋は、回転軸線Xの方向で可動であり、これにより環状間隙の高さHRが調整可能である。このようにして、第1の部分体積流の量を調整することが可能である。したがって、第1の部分流と第2の部分流との間の比を変化させることができる。
好適には、高さHRは、50mm~1000mm、特に好適には200mm~1000mmである。
蓋は、ケーシング蓋、または分級機蓋、または分級機の蓋領域における組付け部材であってもよい。
ケーシング蓋は、分級機ケーシングの一部であり、分級機ケーシングを上端で閉じる。ケーシング蓋は、分級機の動作中は定位置である。ケーシング蓋は、上方へ湾曲していてもよく、これは、分級域への第1の部分体積流の変向を促進する。
好適には、分級機蓋は、分級機ホイールと結合されているので、分級機蓋は、分級機ホイールと一緒に回転する。好適には、分級機蓋は、単なる環状円盤である。分級機蓋は、好適には分級機ホイールの上縁と同一平面上に配置されている。ガイドベーンアセンブリと分級機蓋との間の環状間隙は、環状室における流れの均一性にポジティブに作用する。このようにして、環状室における滞留を阻止するまたは低減することができる。
好適には、環状室は、上向きに先細りになっている。ガイドベーンアセンブリを通る気体固体混合物の貫流により、上向きの体積流が減少するので、環状室の横断面積を上方へ向けて漸次減少させて、これによりガイドベーンアセンブリにおける均一の貫流を可能とすると有利である。これは、先細りにより達成される。
環状室は、幅Bを有する。幅Bは、一定であってもよいまたは鉛直方向で変化してもよい。分級機の設計に際して、幅Bと高さHRとの比に影響を及ぼすことが可能である。好適には、B:HRの比は、0.2~5であり、特に好適には0.5~2である。幅Bが一定でない場合には、比の計算に幅Bの平均値が用いられてもよい。
ガイドベーンアセンブリは、高さHLを有する。好適には、HL:HRの比は、0.5~10であり、特に2~5である。このようにすると、充分に、供給材料がガイドベーンアセンブリと環状間隙との両方を通って分級域に至る。
ガイドベーンアセンブリは、好適には、ガイドベーンアセンブリの周にわたって均一に分配して配置された複数の鉛直のガイドベーンを有する。ガイドベーンアセンブリに付加的な変向要素が装着されると、第2の部分体積流の量がより簡単にかつより正確に調整されることが判明している。
好適には、少なくとも、隣り合う鉛直の2つのガイドベーンの間に少なくとも1つの変向要素が配置されており、変向要素は、少なくとも1つの下向きの湾曲部および/または屈曲部を有する。下向きの湾曲部および/または屈曲部により、分級機の分級域への気体固体混合物のコントロールされた変向が可能である。屈曲部とは、変向要素の、角度付けられた真っ直ぐな部分と解される。
好適には、隣り合うそれぞれ2つの鉛直のガイドベーンの間に、少なくとも1つの変向要素が配置されている。
これらの変向要素の別の利点は、すでにガイドベーンアセンブリの内側で、気体固体混合物の流れに、付加的に水平のかつ/または鉛直に下向きに向けられた運動成分を付与することができることにある。このことにより、分級域内で、分級ホイールへの流れの改善された接近がもたらされ、これは同様に分級機の分離度を高める。
分級機に複数の変向要素が設けられるとき、変向要素は、同一であってもよいまたはそれぞれ異なっていてもよい。好適には、分級機内の全ての変向要素は、同一であり、これにより生産コストを削減することが可能である。ただし、分級機にそれぞれ異なって構成された変向要素を使用して、これにより分級機内の様々な箇所でそれぞれ異なる効果を引き起こすことが有利であり得る。
1つの変向要素に関して以下に記述される特徴は、本発明に係る分級機の同一の1つの形態における他の変向要素にも、好適にはこの形態の全ての変向要素にも適用されてもよい。
好適には、変向要素の少なくとも1つは、隣り合う2つのガイドベーンの間の全幅にわたって延在している。このようにして、分級域へのコントロールされない流入を生じさせるおそれがある、ガイドベーンアセンブリ内の領域が回避される。
好適な改良形では、変向要素の少なくとも1つが、ガイドベーンアセンブリから分級域内にかつ/または環状室内に延在することが想定されている。
特に、環状室内への延在が有利である。というのもこの場合、気体固体混合物が、すでに環状室内で変向要素に衝突して、変向させられるからである。
これにより、極めて効果的に、第2の部分体積流用に、気体固体混合物の一部を分岐することが可能となる。環状室内に突出する変向要素の長さにより、第2の部分体積流の量をさらに的確に調整することが可能である。したがって、部分体積流の比に関する2つの調整可能性、つまり一方では環状間隙幅の調整に関する、他方では変向要素の配置および構成に関する調整可能性が存在する。これにより、構造的な状況に応じて、たとえば粉砕機に組み込んだ状態でも、一方または他方または両方の調整可能性を利用することが可能である。
均一の変向を可能にするために、変向要素の少なくとも1つは、ガイドベーンアセンブリの径方向Rで、少なくとも一部の部分に、変化する曲率半径を有する。好適には、変向要素の少なくとも1つは、径方向Rで、全長にわたって変化する曲率半径を有する。
好適には、変向要素の少なくとも1つは、第1の端部分を有する径方向内側端部および/または第2の端部分を有する径方向外側端部を有する。この場合、用語「径方向内側」および「径方向外側」は、ガイドベーンアセンブリに関する。ガイドベーンアセンブリは、好適には円筒形の基本形状を有する。端部分は、様々な形で構成されてもよく、これについては以下に詳説する。
端部分は、好適には、変向要素の全長の40%未満、特に20%未満の長さを有する。
分級機の好適な改良形では、端部分の少なくとも1つは真っ直ぐである。この場合、部分が湾曲部を有しないとき、部分は真っ直ぐである。この構成は、特に径方向内側端部の第1の端部分において有利である。径方向内側端部では、気体固体混合物は、分級機ホイールの方へ、その際できるだけ均一に流れる。第1の端部分の真っ直ぐな構成は、均一な流れを促進する。
真っ直ぐな端部分は、好適には屈曲されており、つまり角度付けられていて、ひいては屈曲部を形成している。
好適には、端部分の少なくとも1つは、水平に配置されている。特に好適には、この端部分は、径方向内側端部の第1の端部分である。これもまた分級機ホイールへ向かう均一な流れの形成に役立つ。
好適な改良形では、第2の端部分の少なくとも1つまたは第2の端部分の接線方向の延長部は、水平線Hに対して所定の角度αを成して延在しており、その際α≧20°が成り立つことが想定されている。第2の端部分は、それぞれ変向要素の外側端部に配置されている。気体固体混合物は、規定通りの使用時に、下方から変向要素に至る。したがって、第2の端部分が20°以上である角度αを成して下方へ向けられていると特に有利である。特に好適には、さらにα≦60°が成立する。
接線方向の延長部とは、アーチ状の部分の、この部分の終端点における曲率に関する接線である真っ直ぐな延長部を意味している。アーチ状の部分は、接線方向の延長部を特定するために、好適には横断面で観察される。
気体固体混合物の変向の特徴は、分離度への影響を有する。変向が強すぎると、渦流が形成されるまたは滞留が生じるおそれがある。小さすぎる変向では、効果がないままである。
したがって本発明の好適な改良形では、変向要素の少なくとも1つの第1の端部分または第1の端部分の接線方向の延長部と、同一の変向要素の第2の端部分または第2の端部分の接線方向の延長部とが、所定の角度βを成して相互に延在しており、その際、β≧90°が成立する。特にβ≧120°が成立する。特に好適には、さらにβ≦160°が成立する。
どの固体が分級されるべきか、また気体固体混合物に含まれる粒子分布がどのようであるかに応じて、第1の端部分を水平線Hに対して0°より大きな角度で配置することが有利であり得る。好適な改良形では、第1の端部分の少なくとも1つまたは第1の端部分の接線方向の延長部が、水平線Hに対して所定の角度γを成して延在しており、その際、γ≧10°が成立することが想定されている。より多くの粗粉が細粉に行き着くことを回避するために、このようにして、気体固体混合物を、変向要素により、下方へ、ひいては、粗粉が最終的に至るべき方へ変向させることが可能である。ただし、角度γは、過度に大きく選択してはならない。好適には、γ≦45°、特にγ≦30°が成立する。
角度α、β、γに関して、特に好適には、α+β+γ=180°が成立する。好適には、この角度は、同一の水平線Hの下に位置する。
すでに、隣り合うそれぞれ2つの鉛直のガイドベーンの間のそれぞれ1つの変向要素により、流れ特性に関する良好な結果を得ることができることが判明している。
分級機の好適な改良形では、隣り合うそれぞれ2つの鉛直のガイドベーンの間に、それぞれ少なくとも3つ~5つの変向要素が配置されていることが想定されている。このようにすると、隣り合うそれぞれ2つの鉛直のガイドベーンの間を通って流れる気体固体混合物が部分流に分割され、これにより、渦流形成が回避され、流れが均一化される。
好適な改良形では、ガイドベーンアセンブリが、少なくとも1つのスワールブレーカを有する。スワールブレーカは、ガイドベーンアセンブリの周方向の流れを阻止し、こうして気体固体混合物の流れを均一化する。
課題は、本発明に係る分級機と組み合わされた粉砕機によっても解決される。粉砕機は、好適には、スイング粉砕機またはローラ粉砕機である。好適には、分級機が粉砕機に組み込まれている。
本発明に係る、気体固体混合物を分級する方法は、以下のステップ:
気体固体混合物から成る進入体積流Qを、分級機ホイールと、ガイドベーンアセンブリと、分級機ホイールとガイドベーンアセンブリとの間に配置された分級域と、を備える分級機内へ導入する、ステップと、
進入体積流Qを、第1の部分体積流Q1と第2の部分体積流Q2とに分割する、ステップと、
ガイドベーンアセンブリを迂回して、分級域内へ第1の部分体積流Q1を導入する、ステップと、
ガイドベーンアセンブリを通って、分級域内へ第2の部分体積流Q2を導入する、ステップと、を有する。
好適には、進入体積流は、ガイドベーンアセンブリと蓋との間に環状間隙を設けることにより分割される。
好適には、第1の部分体積流Q1は、上方から分級域内へ導入される。これにより、第1の部分体積流Q1の材料は、分級域全体を上方から下方へ貫流することが可能である。このようにして、材料が分級される、つまり具体的には粗粉と細粉とに分けられる確率がより大きくなる。これは、分離度を改善する。
好適には、第1の部分体積流Q1または第2の部分体積流Q2は、ほぼ重力Fの方向に、分級域内に導入される。
進入体積流は、規定通りの使用時に、まず入口から分級機ケーシングとガイドベーンアセンブリとの間の環状室内へ流れる。従来慣用の分級機では、気体固体混合物は、続いて完全にガイドベーンアセンブリを通って流れる。環状間隙に基づいて、第1の部分体積流Q1は、ガイドベーンアセンブリの傍を通って上方から分級域内へ流れる。気体固体混合物の第2の部分体積流Q2は、ガイドベーンアセンブリを通って分級域内へ流れる。
原則的に、第1の部分体積流Q1は、さらに重力に基づいて、分級域を通って下方へ移動する。
2つの部分流Q1,Q2に分割する別の利点は、部分流Q1,Q2が相互に分級域において分級させられることにある。この自己分級は、分級域内での気体固体混合物の渦流形成において生じる。このようにして、細粉と粗粉とが相互により良好に分離される。
第1の部分体積流Q1と第2の部分体積流Q2との比を調整することが可能である。好適な改良形では、第1の部分体積流と第2の部分体積流との比Q1:Q2は、20:80~80:20であり、特に40:60~60:40であることが想定されている。
良好な自己分級に関して、両方の部分体積流Q1,Q2が、これらの部分体積流が分級域において相互に所定の角度δを成して合流するように導かれ、その際、45°<δ<135°、特に70°<δ<110°が成立すると有利である。流れ角度δは、好適には変向要素を用いて調整することが可能である。
本発明を、図面に基づいて例示し、説明する。
分級機を概略側面断面図で示す。 図1の分級機が組み込まれた粉砕機を断面図で示す。 図1の分級機の上側部分を概略側面部分断面図で示す。 別の形態による分級機を概略側面断面図で示す。 ガイドベーンアセンブリを斜視図で示す。 図5のガイドベーンアセンブリを平面図で示す。 図5および図6に示されたガイドベーンアセンブリの一部を拡大図で示す。 変向要素の様々な形態を側面図で示す。 変向要素の様々な形態を側面図で示す。 変向要素の様々な形態を側面図で示す。 変向要素の様々な形態を側面図で示す。 変向要素の様々な形態を側面図で示す。 変向要素の様々な形態を側面図で示す。 変向要素の様々な形態を側面図で示す。 粒径に関する全体分布が記入された線図を示す。
図1には、分級機10が示されている。分級機10は、分級機ケーシング20を有する。下側の領域で、分級機ケーシング20は、気体固体混合物100の体積流Qのための入口21を有する。
分級機ケーシング20内に、分級機ホイール30およびガイドベーンアセンブリ50が配置されている。分級機ホイール30とガイドベーンアセンブリ50とは、共通の主軸線を有し、主軸線は、分級機ホイール30では、回転軸線Xである。回転軸線Xは、重力Fの方向に延在している。回転軸線Xに対して垂直に、径方向Rが延在している。径方向Rで、ガイドベーンアセンブリ50と分級機ケーシング20との間に、環状室26が設けられている。分級機ホイール30とガイドベーンアセンブリ50との間の領域は、分級域32を形成している。
分級機ホイール30は、駆動装置40により回転駆動させられるので、分級機ホイール30は、回転軸線Xを中心に回転する。
ガイドベーンアセンブリ50とケーシング蓋24との間に、環状間隙28が配置されている。下方から環状室26内に流入する体積流Qは、2つの部分体積流Q1,Q2に分割され、その際、部分体積流Q1は、環状間隙28を介して上方から分級域32内に進入する。部分体積流Q2は、ガイドベーンアセンブリ50を貫流し、この経路に沿って分級域32に至る。したがって、両方の部分体積流Q1,Q2は、分級域32で再び合流する。
分級機ホイール30の上方に、第1の出口22が配置されている。第1の出口22は、負圧を発生させる吸引装置(図示されていない)と接続されている。第1の出口22を通って、規定通りの使用時に、第1の粒種101、具体的には細粉が吸い出される。
分級機ホイール30の下側にホッパ25が配置されている。ホッパ25は、第2の出口23に通じている。第2の出口23を通って、規定通りの使用時に、第2の粒種102、つまり粗粉が導出される。分級機ホイール30は、大きな粒子102を弾く。大きな粒子は、ホッパ25に至り、そこから第2の出口23に至る。
分級機ケーシング20は、上端で、ケーシング蓋24により閉鎖されている。
図2には、粉砕機110が示されており、粉砕機110は、スイング粉砕機として構成されている。ケーシング112は、上側で粉砕機蓋114により、下側で粉砕機底116により閉じられており、ケーシング112内に、複数のスイングミル120を有するミル装置118が存在する。ミル装置18の上方で、分級機10が、粉砕機ケーシングに組み込まれている。粉砕機ケーシング112とガイドベーンアセンブリ50との間に、環状室26が位置する。環状間隙28は、ガイドベーンアセンブリ50と粉砕機蓋114との間に位置する。
図3には、分級機10の上部が示されている。分級機ホイール30は、ガイドベーンアセンブリ50の内側に配置されている。分級機ホイール30とガイドベーンアセンブリ50との間に、分級域32が位置する。円筒形の分級機ケーシング20は、円錐形に形成されてもよい。そのような円錐形の分級機ケーシング20’(破線で示されている)により、上向きに先細りの環状室26が形成される。
同様に、ケーシング蓋の変化形が破線で示されている。ケーシング蓋24’は、上向きに湾曲しており、これは、部分体積流Q1の変向を促進する。
鉛直方向で、ガイドベーンアセンブリ50とケーシング蓋24との間に、周方向に延在する環状間隙28が設けられている。環状間隙28は、高さHRを有する。環状室26は、幅Bを有する。図示の形態では、B:HRの比は、ほぼ1である。
ガイドベーンアセンブリ50は、高さHLを有する。図示の形態では、HL:HRの比は、約3.5である。
第1の出口22は、分級機ホイール30の内室と接続されている。
ガイドベーンアセンブリ50は、複数の鉛直のガイドベーン54を有する。隣り合う鉛直のガイドベーン54の間に、5つの変向要素53が配置されており、変向要素53は、それぞれ下向きの湾曲部を有する。
分級機ホイール30の上縁34は、ガイドベーンアセンブリ50の上縁56より上に位置する。環状間隙28の50%超が、鉛直方向で完全に分級機ホイール30の上縁34より上に位置する。
気体固体混合物100の体積流Qは、下方から環状室26内へ流れる。環状間隙28を通って第1の部分体積流Q1が流れることが可能である。第1の部分体積流Q1は、このようにして上方から分級域32に至る。第2の部分体積流Q2は、ガイドベーンアセンブリ50を通って分級域32内へ流れ、そこで第1の部分体積流Q1と合流する。変向要素53は、ガイドベーンアセンブリ50を通って流れる気体固体混合物に、分級機ホイールへ向けられた流れ成分を付与し、これは、記入された矢印で示唆されている。部分体積流Q1,Q2は、相互に所定の角度δを成して合流する(図3の部分拡大図参照)。この角度δは、図示の形態では、約45°である。
見やすさの理由から、Q2で、第2の部分体積流Q2の部分流に対して考えられるそれぞれ単一の流れ経路が表されている。ただし、第2の部分体積流Q2は、全体として、環状室26からガイドベーンアセンブリ50を通って分級域32内へ流れる全体の体積流を意味している。
細かい粒子101が、分級域32から分級機ホイール30の内室に至り、第1の出口22を通って吸い出される。
図4は、分級機10の別の形態を示している。分級機10は、入口21と第1の出口22と第2の出口23とを具備する分級機ケーシング20を有する。
分級機ケーシング20内に、分級機ホイール30およびガイドベーンアセンブリ50が配置されている。分級機ホイールは、回転駆動される。
分級機ホイール30は、分級機蓋36を有する。分級機蓋36は、環状円盤の形状を有する。分級機蓋36の中心に、貫通開口38が位置する。貫通開口38を通って、材料が分級機ホイール30の内室から第1の出口22へ流れることが可能である。
分級機蓋36は、分級機ホイール30とともに回転する。鉛直方向で、分級機蓋36とガイドベーンアセンブリ50との間に、周方向に延在する環状間隙28が設けられている。
ガイドベーンアセンブリ50には、屈曲部を有する別の形態の変向要素53が装着されている。さらに、変向要素53は、環状室26内に延在している。
図5は、図3のガイドベーンアセンブリ50を斜視図で示している。図6は、図5に示されたガイドベーンアセンブリ50を平面図で示している。
ガイドベーンアセンブリ50は、多数の鉛直のガイドベーン54を有し、この場合、それぞれ隣り合う2つのガイドベーン54の間に、それぞれ5つの変向要素53が配置されている。各々の変向要素53は、2つの鉛直のガイドベーン54の間の全幅にわたって延在している。変向要素53は、鉛直方向で等間隔に配置されている。
外側の周面に、ガイドベーンアセンブリ50は、図3のガイドベーンアセンブリ50とは異なり、複数のスワールブレーカ52を有する。スワールブレーカ52は、環状室26内に突出し、周方向の流れに対抗する。スワールブレーカ52は、矩形の基本形状を有し、金属薄板から製作されている。スワールブレーカ52は、径方向Rで、ガイドベーンアセンブリ50から離反する方向に突出するとともにガイドベーンアセンブリの全高にわたって延在している。
図7には、図5に示されたガイドベーンアセンブリ50の一部が拡大図で示されている。
変向要素53は、下向きの湾曲部を有する。各々の変向要素53は、径方向内側端部55と径方向外側端部56とを有する。径方向内側端部55は、図示の形態では、分級域32内に突出していない。
各々の変向要素53の径方向内側端部55に、第1の端部分57が配置されており、各々の変向要素53の径方向外側端部56に、第2の端部分58が配置されている。両方の端部分57,58は、湾曲している。
図8~図14には、変向要素53の様々な形態が示されている。変向要素53は、それぞれ径方向内側端部55と径方向外側端部56とを有する。径方向内側端部55は、第1の端部分57を有し、径方向外側端部56は、第2の端部分58を有する。変向要素53は、下向きの湾曲部(図8~図12)を有するまたは下向きの屈曲部(図13および図14)を有する。
変向要素53は、分級機ホイール(ここでは図示されていない)の回転軸線Xに対して相対的に配置されており、この場合、変向要素53と回転軸線Xとの間の間隔は、図示の理由から短縮して示されている。
図8~図14に示された形態は、特に端部分57,58の構成でそれぞれ異なっている。端部分57,58は、両方が湾曲していてもよく(図8~図10参照)または両方が真っ直ぐであってもよく(図12および図14参照)、この場合、真っ直ぐな端部分および/または湾曲した端部分も、湾曲した中間部分を介して相互に結合されてもよい。図13および図14は、屈曲部を有する変向要素53を示している。
各々の変向要素53の第1の端部分57または第1の端部分57の接線方向の延長部(図11参照)は、水平線Hに対して所定の角度γを成して配置されている。角度γは、図示の形態では、0°(図8参照)~約28°(たとえば図12参照)である。径方向Rに相応する水平線Hは、回転軸線Xと直角を成している。
各々の変向要素53の第2の端部分58または第2の端部分58の接線方向の延長部(図8、図9、図11、図12参照)は、水平線Hに対して所定の角度αを成して配置されている。角度αは、図示の形態では、約35°(たとえば図9参照)~約65°(図8参照)である。
変向要素53の第1の端部分57と第2の端部分58とは、または第1の端部分57および第2の端部分58の接線方向の延長部は、角度βを成している。角度βは、図示の形態では、約108°(図12参照)~約153°(図10参照)である。
角度α,β,γは、図示の形態では、合計180°となる。図10の角度γを除いて、角度α,β,γは、下向きに向けられている。
図15は、粒子径に関する全体分布の線図を示している。2つの分級の分布、つまり第1の分布V1および第2の分布V2が示されている。第1の分布V1は、点で表されていて、第2の分布V2は、三角で表されている。第1の分布V1では、環状間隙を有しない分級機が使用された。これに対して第2の分布V2は、環状間隙を有する分級機を使用した分級の結果を示している。
両方の分級では、同一の原材料が使用された。
同一の原材料において、原則として、より急なカーブは、あまり急でないカーブよりも、よりポジティブに評価されることが認められる。分級において所望される結果は、通常は、細粉である。たとえば粉砕機において本発明による分級機を使用する場合、細粉が取り出され、粗粉が粉砕機へ戻され、これにより新たにまたは再び粉砕される。実際には細粉に属するが、粗粉に行き着いてしまう粒子により、追加的な時間およびエネルギが必要となる。というのもその粒子が新たに粉砕機のサイクルを通過しなければならないからである。実際には粗粉に属するが、細粉に行き着いてしまう粒子は、さらに厄介である。というのもその粒子が最終製品の品質(細粉)に直接にネガティブな影響を及ぼすからである。したがって、同一の原材料では、細粉の割合が少ない分級がポジティブである。第1の分布V1では、2μmよりも小さな粒子全体は、0.344である。環状間隙の使用(第2の分布V2)により、この割合は、約10%低下させ、0.312へ低下させることができた。特に、より大きな粒径(>3μm)の範囲で、第2の分布V2がより急であり、ひいては有利であることが判明している。
10 分級機
20 分級機ケーシング
20’ 円錐形の分級機ケーシング
21 入口
22 第1の出口
23 第2の出口
24 ケーシング蓋
24’ 湾曲したケーシング蓋
25 ホッパ
26 環状室
28 環状間隙
30 分級機ホイール
32 分級域
34 上縁
36 分級機蓋
38 貫通開口
40 駆動装置
50 ガイドベーンアセンブリ
52 スワールブレーカ
53 変向要素
54 ガイドベーン
56 上縁
100 気体固体混合物
101 第1の粒種(細)
102 第2の粒種(粗)
B 環状室の幅
F 重力
H 水平線
HL ガイドベーンアセンブリの高さ
HR 環状間隙の高さ
Q 進入体積流
Q1 第1の部分体積流
Q2 第2の部分体積流
R 径方向
V1 第1の分布
V2 第2の分布
X 回転軸線
α 角度
β 角度
γ 角度
δ 角度

Claims (19)

  1. 分級機(10)であって、
    分級機ケーシング(20)と、前記分級機ケーシング(20)内に配置された、回転軸線(X)を有する分級機ホイール(30)と、前記分級機ケーシング(20)内に配置されたガイドベーンアセンブリ(50)と、を備え、
    径方向(R)で、前記回転軸線(X)に対して垂直に、前記ガイドベーンアセンブリ(50)と前記分級機ケーシング(20)との間に環状室(26)が設けられている、
    分級機(10)において、
    鉛直方向で、前記ガイドベーンアセンブリ(50)と蓋(24,36)との間に、周方向に延在する環状間隙(28)が設けられていることを特徴とする、分級機(10)。
  2. 前記環状間隙(28)は、所定の高さ(HR)を有し、前記ガイドベーンアセンブリ(50)および/または前記蓋(24,36)は、前記回転軸線(X)の方向で可動であり、これにより前記高さ(HR)が調整可能であることを特徴とする、請求項1記載の分級機。
  3. 前記高さ(HR)は、50mm~1000mmであることを特徴とする、請求項2記載の分級機。
  4. 前記蓋(24,36)は、ケーシング蓋(24)または分級機蓋(36)であることを特徴とする、請求項1から3までのいずれか1項記載の分級機。
  5. 前記分級機蓋(36)は、前記分級機ホイール(30)と結合されており、これにより前記分級機蓋(36)は、分級機ホイール(30)とともに回転することを特徴とする、請求項1から4までのいずれか1項記載の分級機。
  6. 前記環状室(26)は、上向きに先細りになっていることを特徴とする、請求項1から5までのいずれか1項記載の分級機。
  7. 前記環状室(26)は、所定の幅(B)を有し、B:HRの比は、0.2~5であることを特徴とする、請求項1から6までのいずれか1項記載の分級機。
  8. 前記ガイドベーンアセンブリ(50)は、所定の高さ(HL)を有し、HL:HRの比は、0.5~10であることを特徴とする、請求項1から7までのいずれか1項記載の分級機。
  9. 前記ガイドベーンアセンブリ(50)は、複数の鉛直のガイドベーン(54)を有し、少なくとも、2つの前記ガイドベーン(54)の間に、少なくとも1つの変向要素(53)が配置されおり、該変向要素(53)は、少なくとも1つの下向きの湾曲部または屈曲部を有することを特徴とする、請求項1から8までのいずれか1項記載の分級機。
  10. 前記変向要素(53)は、隣り合う2つの前記ガイドベーン(54)の間の全幅にわたって延在していることを特徴とする、請求項9記載の分級機。
  11. 前記変向要素(53)の少なくとも1つは、前記ガイドベーンアセンブリ(50)から分級域(32)内にかつ/または前記環状室(26)内に延在していることを特徴とする、請求項9または10記載の分級機。
  12. 前記変向要素(53)の少なくとも1つは、前記ガイドベーンアセンブリ(50)の径方向(R)で、少なくとも一部の部分で、変化する曲率半径を有することを特徴とする、請求項9から11までのいずれか1項記載の分級機。
  13. 前記ガイドベーンアセンブリ(50)は、少なくとも1つのスワールブレーカ(52)を有することを特徴とする、請求項1から12までのいずれか1項記載の分級機。
  14. 請求項1から13までのいずれか1項記載の分級機が組み込まれた、粉砕機、特にスイング粉砕機。
  15. 気体固体混合物を分級する方法であって、
    気体固体混合物(100)から成る進入体積流(Q)を、分級機ホイール(30)と、ガイドベーンアセンブリ(50)と、前記分級機ホイール(30)と前記ガイドベーンアセンブリ(50)との間に配置された分級域(32)と、を備える分級機(10)内へ導入する、ステップと、
    前記進入体積流(Q)を、第1の部分体積流(Q1)と第2の部分体積流(Q2)とに分割する、ステップと、
    前記ガイドベーンアセンブリ(50)を迂回して、前記分級域(32)内へ前記第1の部分体積流(Q1)を導入する、ステップと、
    前記ガイドベーンアセンブリ(50)を通って前記分級域(32)内へ前記第2の部分体積流(Q2)を導入する、ステップと、を有する、気体固体混合物を分級する方法。
  16. 前記第1の部分体積流(Q1)を上方から前記分級域(32)内へ導入することを特徴とする、請求項15記載の気体固体混合物を分級する方法。
  17. 前記第1の部分体積流(Q1)または前記第2の部分体積流(Q2)をほぼ重力(F)の方向に前記分級域(32)内へ導入することを特徴とする、請求項15または16記載の気体固体混合物を分級する方法。
  18. 前記第1の部分体積流(Q1)と前記第2の部分体積流(Q2)との比Q1:Q2は、20:80~80:20であることを特徴とする、請求項15から17までのいずれか1項記載の気体固体混合物を分級する方法。
  19. 両方の前記部分体積流(Q1,Q2)を、該部分体積流(Q1,Q2)が前記分級域(32)において相互に所定の角度(δ)を成して合流するように導き、その際45°<δ<135°が成立することを特徴とする、請求項15から18までのいずれか1項記載の気体固体混合物を分級する方法。
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