JP2016112519A - 回転式分級機および竪型ミル - Google Patents

回転式分級機および竪型ミル Download PDF

Info

Publication number
JP2016112519A
JP2016112519A JP2014254188A JP2014254188A JP2016112519A JP 2016112519 A JP2016112519 A JP 2016112519A JP 2014254188 A JP2014254188 A JP 2014254188A JP 2014254188 A JP2014254188 A JP 2014254188A JP 2016112519 A JP2016112519 A JP 2016112519A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rotary
blade
rotary classifier
rotating shaft
frame body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2014254188A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6415298B2 (ja
JP2016112519A5 (ja
Inventor
宮崎 拓
Hiroshi Miyazaki
拓 宮崎
卓一郎 大丸
Takuichiro Daimaru
卓一郎 大丸
有馬 謙一
Kenichi Arima
謙一 有馬
松本 慎治
Shinji Matsumoto
慎治 松本
雄太 ▲高▼橋
雄太 ▲高▼橋
Yuta Takahashi
和司 福井
Kazuji Fukui
和司 福井
岩田 隆
Takashi Iwata
隆 岩田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Power Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Hitachi Power Systems Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Hitachi Power Systems Ltd filed Critical Mitsubishi Hitachi Power Systems Ltd
Priority to JP2014254188A priority Critical patent/JP6415298B2/ja
Priority to CN201580067924.6A priority patent/CN106999946B/zh
Priority to PCT/JP2015/073257 priority patent/WO2016098386A1/ja
Priority to DE112015005613.0T priority patent/DE112015005613T5/de
Publication of JP2016112519A publication Critical patent/JP2016112519A/ja
Publication of JP2016112519A5 publication Critical patent/JP2016112519A5/ja
Priority to US15/622,314 priority patent/US10882050B2/en
Application granted granted Critical
Publication of JP6415298B2 publication Critical patent/JP6415298B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B02CRUSHING, PULVERISING, OR DISINTEGRATING; PREPARATORY TREATMENT OF GRAIN FOR MILLING
    • B02CCRUSHING, PULVERISING, OR DISINTEGRATING IN GENERAL; MILLING GRAIN
    • B02C15/00Disintegrating by milling members in the form of rollers or balls co-operating with rings or discs
    • B02C15/007Mills with rollers pressed against a rotary horizontal disc
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B07SEPARATING SOLIDS FROM SOLIDS; SORTING
    • B07BSEPARATING SOLIDS FROM SOLIDS BY SIEVING, SCREENING, SIFTING OR BY USING GAS CURRENTS; SEPARATING BY OTHER DRY METHODS APPLICABLE TO BULK MATERIAL, e.g. LOOSE ARTICLES FIT TO BE HANDLED LIKE BULK MATERIAL
    • B07B7/00Selective separation of solid materials carried by, or dispersed in, gas currents
    • B07B7/08Selective separation of solid materials carried by, or dispersed in, gas currents using centrifugal force
    • B07B7/083Selective separation of solid materials carried by, or dispersed in, gas currents using centrifugal force generated by rotating vanes, discs, drums, or brushes
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B02CRUSHING, PULVERISING, OR DISINTEGRATING; PREPARATORY TREATMENT OF GRAIN FOR MILLING
    • B02CCRUSHING, PULVERISING, OR DISINTEGRATING IN GENERAL; MILLING GRAIN
    • B02C15/00Disintegrating by milling members in the form of rollers or balls co-operating with rings or discs
    • B02C15/04Mills with pressed pendularly-mounted rollers, e.g. spring pressed
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B02CRUSHING, PULVERISING, OR DISINTEGRATING; PREPARATORY TREATMENT OF GRAIN FOR MILLING
    • B02CCRUSHING, PULVERISING, OR DISINTEGRATING IN GENERAL; MILLING GRAIN
    • B02C23/00Auxiliary methods or auxiliary devices or accessories specially adapted for crushing or disintegrating not provided for in preceding groups or not specially adapted to apparatus covered by a single preceding group
    • B02C23/08Separating or sorting of material, associated with crushing or disintegrating
    • B02C23/10Separating or sorting of material, associated with crushing or disintegrating with separator arranged in discharge path of crushing or disintegrating zone
    • B02C23/12Separating or sorting of material, associated with crushing or disintegrating with separator arranged in discharge path of crushing or disintegrating zone with return of oversize material to crushing or disintegrating zone
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D45/00Separating dispersed particles from gases or vapours by gravity, inertia, or centrifugal forces
    • B01D45/12Separating dispersed particles from gases or vapours by gravity, inertia, or centrifugal forces by centrifugal forces
    • B01D45/14Separating dispersed particles from gases or vapours by gravity, inertia, or centrifugal forces by centrifugal forces generated by rotating vanes, discs, drums or brushes
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B02CRUSHING, PULVERISING, OR DISINTEGRATING; PREPARATORY TREATMENT OF GRAIN FOR MILLING
    • B02CCRUSHING, PULVERISING, OR DISINTEGRATING IN GENERAL; MILLING GRAIN
    • B02C15/00Disintegrating by milling members in the form of rollers or balls co-operating with rings or discs
    • B02C2015/002Disintegrating by milling members in the form of rollers or balls co-operating with rings or discs combined with a classifier

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Food Science & Technology (AREA)
  • Crushing And Grinding (AREA)
  • Combined Means For Separation Of Solids (AREA)
  • Disintegrating Or Milling (AREA)

Abstract

【課題】微粉炭管への粉体流体の均等分配性を向上すること。【解決手段】上下方向に延在する回転軸心Cの廻りに回転可能に支持された回転軸40と、回転軸40に対して支持されて外周部に開口部47を有する枠体41と、枠体41の上部に開口して設けられた複数の粉体出口45と、枠体41の外周部の開口部47にて上下方向に延在して回転方向に沿って複数設けられた羽根48と、羽根48から回転軸40に至る間隔を狭めるように設けられた絞部としての環状部材1と、を備える。【選択図】図2

Description

本発明は、石炭やバイオマスなどの固形物を粉砕して微粉化した後に分級する回転式分級機、および当該回転式分級機が適用される竪型ミルに関する。
ボイラ発電などの燃焼設備では、燃料として石炭やバイオマスなどの固形燃料が用いられる。そして、この石炭などを固形燃料として利用する場合、竪型ミルにより原炭を粉砕して微粉炭を生成し、得られた微粉炭を燃料として用いるようにしている。
この竪型ミルは、ハウジングの下部に粉砕テーブルが駆動回転可能に配設されると共に、この粉砕テーブルの上面に複数の粉砕ローラが連れ回り可能で、かつ、粉砕荷重を付与可能に配設される一方、ハウジングの上部に回転式分級機が配設されて構成されている。従って、原炭が給炭管から粉砕テーブル上に供給されると、遠心力により全面に分散されて炭層が形成され、この炭層に対して各粉砕ローラが押圧することで粉砕される。そして、粉砕された微粉炭は、供給空気により乾燥された後、回転式分級機により所定の粒子径以下に分級され、適正粒子径の微粉炭のみが外部に排出される。
従来、例えば、特許文献1に記載されたローラミル構造は、粉砕ローラで粉砕された微粉炭などの粉体を気流搬送する際に、分級機を通過した粉体を4箇所の粉体出口に均等分配することを目的としている。このローラミル構造は、ミル本体(ハウジング)内に投入された被粉砕物を粉砕した粉体が、気流搬送により周方向を複数に分割されたハウジング頂部の粉体出口から外部へ排出するように構成されているローラミル構造において、ハウジング内で回転する粉砕テーブルと、該粉砕テーブル上を転動して被粉砕物を粉砕する複数個のローラと、粉体出口の上流に配設された分級機とを備え、分級機の内部に流入して粉体出口へ向かう粉体気流の流路途中に、流路断面積を部分的に狭める整流手段が設けられている。
また、例えば、特許文献2に記載された竪型粉砕機は、分級後の製品の粒度分布にバラツキが少ないシャープな分級特性を有する粒度分布の製品を得ることを目的としている。この竪型粉砕機は、分級室の中心に回転可能に支持された垂直な駆動軸とその周囲に一体的に回転する多数の平板状の分級羽根からなる回転式セパレータを具備し、該分級室の下方にある回転テーブルとこの回転テーブル上に押圧され従動回転する粉砕ローラによって原料の粉砕をなす竪型粉砕機において、分級羽根は側面視において下方より上方へ向かうにしたがって拡径する傾斜角を有するとともに、該分級羽根の平面視において外径側が内径側に比べて回転方向に対して後退して形成され、かつ、該分級羽根の後退角は上半分と下半分とで異なる。
特開2009−195897号公報 特許第2617832号公報
上述した特許文献1において、整流手段は、流路断面積を調整可能に動作する可動式ベーンであり、この可動式ベーンの開度を変更し、旋回粒子の塞き止め量を調整することによって複数の微粉炭管への粉体流体の均等分配性の向上を図っている。しかし、可動式ベーンのみでは塞き止め効果に限界があり、均等分配性が不十分である。可動式ベーンは、比較的広い空間を有する分級機の内部の上側に設けることになるため、比較的狭い空間となる分級機の内部の下側では、粉体流体の流量に偏りが生じてしまい、均等分配の効果を十分に得難い。
また、上述した特許文献2では、分級羽根の後退角は上半分と下半分とで異ならせるため、分級羽根を上半分と下半分とに分割する必要があり、例えば、分級機の周方向に60枚程の分級羽根をこのように分割することは、組み立て性が低下すると共に、組み立て誤差が生じ易く各分級羽根の後退角の精度が悪くなって微粉炭管への粉体流体の均等分配性が低下することになる。
本発明は、上述した課題を解決するものであり、粉体流体の均等分配性を向上することのできる回転式分級機および竪型ミルを提供することを目的とする。
上述の目的を達成するために、第1の発明の回転式分級機は、上下方向に延在する回転軸心の廻りに回転可能に支持された回転軸と、前記回転軸に対して支持されて外周部に開口部を有する枠体と、前記枠体の上部に開口し回転方向に沿って複数設けられた粉体出口と、前記枠体の外周部の前記開口部にて上下方向に延在して回転方向に沿って複数設けられた羽根と、前記羽根から前記回転軸に至る間隔を狭めるように設けられた絞部と、を備えることを特徴とする。
この回転式分級機によれば、回転移動する羽根による旋回流により枠体の内部を上昇する上昇流が、絞部により絞られた部分を通過するときに、角運動量保存によって旋回流速が増加される。旋回流速が増加されることにより、周方向における流量偏差が低減される。この結果、各粉体出口において枠体の外部に送り出される粉体気体の均等分配性を向上することができる。
また、第2の発明の回転式分級機は、第1の発明において、前記絞部は、前記羽根から前記回転軸に至る前記回転軸側の間隔を狭めるように、前記羽根側から前記回転軸側に延在して回転方向に連続して設けられた環状部材からなることを特徴とする。
この回転式分級機によれば、回転移動する羽根による旋回流により枠体の内部を上昇する上昇流が、絞部としての環状部材により絞られた部分を通過するときに、角運動量保存によって旋回流速が増加される。旋回流速が増加されることにより、周方向における流量偏差が低減される。この結果、各粉体出口において枠体の外部に送り出される粉体気体の均等分配性を向上することができる。
また、第3の発明の回転式分級機は、第2の発明において、前記環状部材は、底部に前記羽根側から前記回転軸側に上方に向けて形成される傾斜面を有することを特徴とする。
この回転式分級機によれば、環状部材の傾斜面により、回転移動する羽根による旋回流により枠体の内部を上昇する上昇流を整流する。このため、枠体の内部領域で粉体気体の流速分布が偏る偏流がより低減される。この結果、各粉体出口において枠体の外部に送り出される粉体気体の均等分配性を向上する効果を顕著に得ることができる。
また、第4の発明の回転式分級機は、第3の発明において、前記環状部材は、前記傾斜面の水平に対する角度が−50deg以上50deg以下の範囲に設定されることを特徴とする。
この回転式分級機によれば、傾斜面の水平に対する角度を−50deg以上50deg以下の範囲に設定することで、上昇流を整流する作用を好適に得ることができる。
また、第5の発明の回転式分級機は、第2〜第4のいずれか1つの発明において、前記枠体の内底の外周側から前記回転軸側に向かって上向きに設けられ、かつ、前記回転方向に連続した傾斜面を有する底部材を備えることを特徴とする。
この回転式分級機によれば、底部の傾斜面により、回転移動する羽根による旋回流により枠体の内部を上昇する上昇流を整流する。このため、枠体の内部領域で粉体気体の流速分布が偏る偏流がより低減される。この結果、環状部材の効果と相乗し、各粉体出口において枠体の外部に送り出される粉体気体の均等分配性を向上する効果をより顕著に得ることができる。
また、第6の発明の回転式分級機は、第5の発明において、前記底部材は、前記傾斜面の水平に対する角度が20deg以上60deg以下の範囲に設定されることを特徴とする。
この回転式分級機によれば、傾斜面の水平に対する角度を20deg以上60deg以下の範囲に設定することで、上昇流を整流する作用を好適に得ることができる。
また、第7の発明の回転式分級機は、第1の発明において、前記絞部は、前記羽根から前記回転軸に至る前記羽根側の間隔を狭めるように、前記回転軸側から前記羽根側に突出して回転方向に連続して設けられた凸部材からなることを特徴とする。
この回転式分級機によれば、回転移動する羽根による旋回流により枠体の内部を上昇する上昇流が、絞部としての凸部材により絞られた部分を通過するときに、角運動量保存によって旋回流速が増加される。旋回流速が増加されることにより、周方向における流量偏差が低減される。この結果、各粉体出口において枠体の外部に送り出される粉体気体の均等分配性を向上することができる。
また、第7の発明の竪型ミルは、中空形状のハウジングと、前記ハウジング内の下部に設けられて鉛直方向に沿う回転軸心の廻りに回転される粉砕テーブルと、前記粉砕テーブルの上面に周面を対向して配置されて回転可能に支持される粉砕ローラと、前記ハウジング内の上部に設けられた上述したいずれか1つの回転式分級機と、を備えることを特徴とする。
この竪型ミルによれば、絞部を備える回転式分級機により、各粉体出口において枠体の外部に送り出される粉体気体の均等分配性を向上することができる。このため、石炭(原炭)やバイオマスなどの固形物を粉砕する場合、粉砕した微粉炭を燃焼設備に対して均等に供給することができる。しかも、この竪型ミルによれば、絞部により任意に各粉体出口の微粉炭量に偏差をつけることもできる。
本発明によれば、微粉炭管への粉体流体の均等分配性を向上することができる。
図1は、本発明の実施形態に係る竪型ミルの概略図である。 図2は、本発明の実施形態に係る回転式分級機の側断面図である。 図3は、図2におけるA−A断面図である。 図4は、分級時の粉体出口から排出される微粉炭の流量偏差をあらわすグラフである。 図5は、本発明の実施形態に係る回転式分級機の他の例の側断面図である。 図6は、本発明の実施形態に係る回転式分級機の他の例の側断面図である。 図7は、本発明の実施形態に係る回転式分級機の他の例の側断面図である。
以下に、本発明に係る実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。
図1は、本発明の実施形態に係る竪型ミルの概略図である。本実施形態の竪型ミルは、例えば、ボイラ発電などの燃焼設備において、石炭(原炭)やバイオマスなどの固形物を粉砕し、粉砕した微粉炭を燃料として供給するものである。ここで、バイオマスとは、再生可能な生物由来の有機性資源であり、例えば、間伐材、廃材木、流木、草類、廃棄物、汚泥、タイヤおよびこれらを原料としたリサイクル燃料(ペレットやチップ)などであり、ここに提示したものに限定されることはない。
本実施形態の竪型ミルにおいて、図1に示すように、ハウジング11は、円筒の中空形状をなし、上部に石炭供給管12が装着されている。石炭供給管12は、図示しない石炭供給装置からハウジング11の内部に石炭を供給するものであり、ハウジング11の円筒の中心位置で上下方向(鉛直方向)に沿って配置され、上端部がハウジング11の外部に延在し、下端部がハウジング11の内部の下方まで延設されている。
ハウジング11は、下部に粉砕テーブル13が配置されている。粉砕テーブル13は、ハウジング11の中心位置で石炭供給管12の下端部に対向して配置されている。また、粉砕テーブル13は、その下部に鉛直方向に沿う回転軸心を有する回転軸(図示略)が連結され、この回転軸を介して回転が駆動される。
また、粉砕テーブル13は、外周側にリング形状をなすテーブルライナ17が固定されている。このテーブルライナ17は、表面(上面)が粉砕テーブル13の外縁側に行くほどに高くなる傾斜面となっている。粉砕テーブル13(テーブルライナ17)の上方には、複数の粉砕ローラ18が粉砕テーブル13(テーブルライナ17)の上面に対向して配置される。粉砕ローラ18は、支持軸21に装着されている。支持軸21は、後端部がローラ駆動装置19に支持されている。ローラ駆動装置19は、ハウジング11の側壁部に対して取付軸22を介して支持されることで、支持軸21の先端部が上下方向に揺動可能となっている。支持軸21は、その先端部が粉砕テーブル13の回転軸心側を向き、かつ、下方に傾斜するように配置されており、当該先端部に粉砕ローラ18が装着されている。粉砕ローラ18は、複数(例えば、3個)設けられ、粉砕テーブル13の回転方向に沿って等間隔に配置されている。粉砕ローラ18の数や配置は、粉砕テーブル13、粉砕ローラ18などの大きさなどに応じて適宜設定すればよい。
ローラ駆動装置19(支持軸21)は、上方に延びる上部アーム24が設けられている。上部アーム24は、ハウジング11に固定された押圧装置としての油圧シリンダ25の押圧ロッド26の先端部が、その先端部に連結されている。また、ローラ駆動装置19(支持軸21)は、下方に延びる下部アーム27が設けられている。下部アーム27は、先端部がハウジング11に固定されたストッパ28に当接可能となっている。従って、油圧シリンダ25により押圧ロッド26を前進させると、上部アーム24を押圧する。すると、ローラ駆動装置19および支持軸21は、取付軸22を支点として図1にて時計回り方向に回転移動される。このとき、下部アーム27がストッパ28に当接することで、ローラ駆動装置19および支持軸21の回動位置が規定される。
粉砕ローラ18は、粉砕テーブル13(テーブルライナ17)との間で石炭を粉砕するものであり、粉砕ローラ18の表面と粉砕テーブル13(テーブルライナ17)の表面との間に所定隙間を確保する必要がある。そのため、油圧シリンダ25により支持軸21が所定の回動位置に規定されることで、粉砕ローラ18の表面と粉砕テーブル13の表面との間に、石炭を取り込んで粉砕可能な所定隙間が確保される。そして、粉砕テーブル13が回転すると、この粉砕テーブル13上に供給された石炭は、その遠心力により外周側に移動され、粉砕ローラ18と粉砕テーブル13との間に入り込む。粉砕ローラ18は、粉砕テーブル13側に押圧されているため、粉砕テーブル13の回転力が石炭を介して伝達され、粉砕ローラ18は、この粉砕テーブル13の回転に連動して回転することができる。
また、ハウジング11は、その下部側であって粉砕テーブル13の外縁の周辺に位置して入口ポート31が設けられている。入口ポート31は、ハウジング11の内部に空気が送り込まれる。また、ハウジング11は、その上部に石炭供給管12の側部の周辺に位置して微粉炭管である出口ポート32が設けられている。出口ポート32は、ハウジング11の内部に送り込まれた空気と共に、上記のごとく粉砕された石炭(微粉炭)が排出される。そして、ハウジング11は、その内部であって出口ポート32の下方に、微粉炭を分級する回転式分級機としてのロータリセパレータ33が設けられている。ロータリセパレータ33は、石炭供給管12の外周部に回転可能に設けられ、駆動装置34により回転を駆動される。また、ハウジング11は、下部に異物排出管35が設けられている。異物排出管35は、石炭に混在する礫や金属片などの異物(スピレージ)が回転する粉砕テーブル13の外周部から落下し、この落下した異物を排出するものである。
ここで、本実施形態の回転式分級機としてのロータリセパレータ33について詳細に説明する。図2は、本実施形態に係る回転式分級機の側断面図である。図3は、図2におけるA−A断面図である。なお、図2では、回転軸心Cを基準に対象に構成されているため、右半部を示して左半部の図示を省略する。
ロータリセパレータ33は、図2および図3に示すように、円筒形状をなす回転軸40を有する。回転軸40は、石炭供給管12の周りを囲むように、上下方向(鉛直方向)に沿って延在し、円筒形状の中心であって上下方向に延在する回転軸心Cの廻りに回転可能に支持されている。この回転軸40は、上述した駆動装置34により回転を駆動される。
また、ロータリセパレータ33は、枠体41を有する。枠体41は、円形状をなす上部支持枠42と下部支持枠43とにより構成される。上部支持枠42および下部支持枠43は、円形状の中心が回転軸40の回転軸心Cの上に配置されて回転軸40に支持されている。これら上部支持枠42および下部支持枠43は、その間で上下方向に延在して配置された平板棒状の支持部材44により相互に支持される。支持部材44は、回転軸心Cの廻り方向(回転軸40の回転方向)に沿って複数(例えば、6本)が均等配置されている。
また、枠体41は、上部支持枠42および下部支持枠43により上下を塞ぐように構成されている。そして、上部支持枠42は、図3に示すように、回転軸心Cを中心として回転方向に沿って複数(例えば、4箇所)が均等配置された弧状の粉体出口45が形成されている。この粉体出口45は、微粉炭管である出口ポート32に通じる。また、上部支持枠42の下側であって回転方向における各粉体出口45の後側に対応して可動式ベーン49が配置される。可動式ベーン49は、図示しない駆動装置により上下方向に延在する軸49aを介して所定角度の範囲で回転が駆動されることで、枠体41の回転に際して枠体41の内部の粉体気流を堰き止めて各粉体出口45に導くもので、特許文献1に記載されたものを適用できる。また、枠体41は、上部支持枠42および下部支持枠43の周縁の間であって、外周部となる部分が開放された開口部47を有している。
上記枠体41に対し、上部支持枠42と下部支持枠43との間の開口部47に、羽根48が設けられている。羽根48は、枠体41の外周部の開口部47にて上下方向に延在し、かつ回転方向に沿って複数(例えば、60本)設けられている。この羽根48は、平板形状に形成され、上端側が回転軸40から離れ、下端側が回転軸40に近づくように回転軸心Cに対して傾斜して設けられている。この羽根48は、回転軸40が回転駆動される回転軸心Cの廻りの回転移動において、微粉炭の粒子が複数の羽根48の間に侵入するとき、この間で所定粒径より小さい粒径の微粒粉の通過を許容し、所定粒径より大きい粒径の粗粒粉を羽根48により外部にはじき羽根48の間の通過を防ぐことで分級する。
このように構成された本実施形態の竪型ミルは、図1に示すように、石炭が石炭供給管12に投入されると、この石炭は、石炭供給管12の内部を落下し、ハウジング11の内部であって粉砕テーブル13の上の中心部に供給される。このとき、粉砕テーブル13が所定の速度で回転していることから、粉砕テーブル13上の中心部に供給された石炭は、遠心力が作用して外方に分散するように移動し、粉砕テーブル13の全面に一定の層が形成される。即ち、石炭が粉砕ローラ18と粉砕テーブル13との間に入り込む。
すると、粉砕テーブル13の回転力が石炭を介して粉砕ローラ18に伝達され、粉砕テーブル13の回転に伴って粉砕ローラ18が回転する。このとき、粉砕ローラ18は、油圧シリンダ25により粉砕テーブル13側に押圧支持されていることから、粉砕ローラ18は回転しながらこの石炭を押圧して粉砕する。
粉砕ローラ18により粉砕された石炭、つまり、微粉炭は、入口ポート31からハウジング11の内部に送り込まれた空気により、乾燥されつつ上昇する。この上昇した微粉炭は、ロータリセパレータ33により分級され、粗粒粉は落下して再び粉砕テーブル13上に戻されて再粉砕が行われる。一方、微粒粉は、ロータリセパレータ33を通過し、気流に乗って出口ポート32から排出される。また、石炭に混在した礫や金属片などのスピレージは、粉砕テーブル13の遠心力により外周縁から落下し、異物排出管35により排出される。
即ち、ロータリセパレータ33にて、羽根48が回転移動するとき、微粉炭における粗粒粉は、質量(重量)が大きいことから、慣性力が大きくて高い直進性を有している。そのため、粗粒粉は、羽根48に衝突し、羽根48の間を通過することが困難となり、枠体41の外側にはじき出されて排除される。一方、微粉炭における微粒粉は、粗粒粉に比べて、質量(重量)が小さいことから、慣性力が小さくて直進性が低い。そのため、微粒粉は、羽根48に衝突しにくく、衝突した場合であっても、枠体41の外側にはじきとばされずに羽根48の間を通過し、枠体41の内部に入り込む。このように、羽根48は、粗粒粉を排除し、微粒粉だけを枠体41の内部に取り込むことができる。
ところで、本実施形態の竪型ミルにおけるロータリセパレータ33は、上記構成において、絞部が設けられている。図2および図3に示すように、絞部は、羽根48から回転軸40に至る間隔を狭めるように設けられたもので、羽根48側から回転軸40側に延在して回転方向に連続して設けられた環状部材1として構成されている。
環状部材1は、中央が開口するリング形状の円板であって、上部支持枠42と下部支持枠43との間に配置され、外縁1aが羽根48に支持され、内縁1b側が支持部材44に支持されて、羽根48よりも枠体41の内部に配置されている。従って、絞部としての環状部材1は、その外縁1aと内縁1bとの間の幅により、外縁1aである羽根48の内縁から回転軸40までの間隔S1を、内縁1bから回転軸40までの間隔S2に狭め、枠体41の内部の上部支持枠42と下部支持枠43との間の空間を絞るように設けられている。
上述したように、微粉炭における微粒粉は、羽根48により枠体41の内部に取り込まれる。枠体41の内部に取り込まれた微粒粉は、羽根48の回転移動により生じる旋回流によって回転軸40の周囲に沿って回転しながら枠体41の内部を上昇する。このように、枠体41の内部を上昇する微粒粉は、やがて各粉体出口45に至り、当該粉体出口45を経て出口ポート32から排出される。
本実施形態においては、絞部としての環状部材1が設けられている。このため、旋回流により枠体41の内部を上昇する上昇流が、環状部材1により絞られた内縁1bと回転軸40との間を内側に寄せられるように通過するときに、角運動量保存によって旋回流速が増加される。旋回流速が増加されることにより、周方向における流量偏差が低減される。この結果、羽根48により枠体41の内部に取り込まれた微粒粉を含む粉体気体は、増加された旋回流により各粉体出口45に均等に送られることになる。
ここで、本実施形態のロータリセパレータ33による微粉炭の分級試験の結果について説明する。図4は、分級時の粉体出口から排出される微粉炭の流量偏差をあらわすグラフである。
この分級試験では、9%の偏差がある状態で、上述した絞部としての環状部材1が設けられたロータリセパレータと、上述した絞部としての環状部材1を有さないロータリセパレータを適用した竪型ミルを用意し、それぞれのロータリセパレータにおける各4つの粉体出口を経て出口ポートから排出される微粒粉の回収重量を計測することで、微粒粉を含む粉体気体の流量偏差を求めた。
図4において、No.1〜No.4は、ロータリセパレータの回転方向に配置された4つの粉体出口に対応する。また、図4において、黒塗り部分は、9%偏差で可動式ベーン49による調整前に対応し、白塗り部分は、上述した絞部としての環状部材1を有さないロータリセパレータであって可動式ベーン49による調整後に対応し、斜線部分は、上述した絞部としての環状部材1が設けられたロータリセパレータであって可動式ベーン49による調整後に対応する。図4に示すように、上述した絞部としての環状部材1が設けられたロータリセパレータによれば、偏差を1.1%に低減(調整)することができた。
このように、本実施形態のロータリセパレータ(回転式分級機)33は、上下方向に延在する回転軸心Cの廻りに回転可能に支持された回転軸40と、回転軸40に対して支持されて外周部に開口部47を有する枠体41と、枠体41の上部に開口して設けられた複数の粉体出口45と、枠体41の外周部の開口部47にて上下方向に延在して回転方向に沿って複数設けられた羽根48と、羽根48から回転軸40に至る間隔を狭めるように設けられた絞部としての環状部材1と、を備える。
このロータリセパレータ33によれば、回転移動する羽根48による旋回流により枠体41の内部を上昇する上昇流が、環状部材1により絞られた部分を内側に寄せられるように通過するときに角運動量保存によって旋回流速が増加される。旋回流速が増加されることにより、周方向における流量偏差が低減される。この結果、各粉体出口45において枠体41の外部に送り出される粉体気体の均等分配性を向上することができる。しかも、本実施形態においては、各粉体出口45の後側に対応して可動式ベーン49が配置され、当該可動式ベーン49による堰き止め効果により粉体気体の均等分配性の向上を図る構成に対し、環状部材1により可動式ベーン49での粒子の堰き止め効果が向上され、微粉炭量の均等分配性をより向上することができる。
図5〜図7は、本実施形態に係る回転式分級機の他の例の側断面図である。なお、図5〜図7では、回転軸心Cを基準に対象に構成されているため、右半部を示して左半部の図示を省略する。
図5に示すように、本実施形態の回転式分級機としてのロータリセパレータ33では、上述した絞部としての環状部材1について、その底部に、羽根48側から回転軸40側に上方に向けて形成される傾斜面1cを有する。図5では、板状の環状部材1が羽根48側から回転軸40側に上方に向けて傾斜して傾斜面1cが形成されている。この傾斜面1cは、環状部材1の羽根48側から回転軸40側の全域で断面平坦状に設けられている。
なお、図には明示しないが、傾斜面1cは、環状部材1の羽根48側から回転軸40側の全域に設けられておらず、例えば、羽根48側や回転軸40側が部分的に傾斜していてもよい。また、図には明示しないが、傾斜面1cは、平坦に限らず、羽根48側から回転軸40側に至り徐々に接線が上方に向いて垂直に近づくように反る断面湾曲状に形成されていてもよい。また、図には明示しないが、傾斜面1cは、環状部材1の底部だけが傾斜して形成されていてもよい。
このロータリセパレータ33によれば、環状部材1の傾斜面1cにより、回転移動する羽根48による旋回流により枠体41の内部を上昇する上昇流を整流する。このため、枠体41の内部領域で粉体気体の流速分布が偏る偏流がより低減される。この結果、各粉体出口45において枠体41の外部に送り出される粉体気体の均等分配性を向上する効果を顕著に得ることができる。
なお、上昇流を整流する作用を好適に得るため、傾斜面1cの水平に対する角度θ1を−50deg以上50deg以下の範囲にすることが好ましい。
図6に示すように、本実施形態の回転式分級機としてのロータリセパレータ33では、上述した絞部としての環状部材1を設けた構成において、枠体41の内底の外周側から回転軸40側に向かって上向きに設けられ、かつ、回転方向に連続した傾斜面2aを有する底部材2を備える。図6では、傾斜面2aは、羽根48の下端側から回転軸40に至り、その全域で断面平坦状に設けられている。
なお、図には明示しないが、傾斜面2aは、羽根48の下端側から回転軸40に至る全域に設けられておらず、例えば、羽根48の下端側や回転軸40側が部分的に傾斜していてもよい。また、図には明示しないが、傾斜面2aは、平坦に限らず、羽根48の下端側から回転軸40に至り徐々に接線が上方に向いて垂直に近づくように反る断面湾曲状に形成されていてもよい。
このロータリセパレータ33によれば、底部材2の傾斜面2aにより、回転移動する羽根48による旋回流により枠体41の内部を上昇する上昇流を整流する。このため、枠体41の内部領域で粉体気体の流速分布が偏る偏流がより低減される。この結果、環状部材1の効果と相乗し、各粉体出口45において枠体41の外部に送り出される粉体気体の均等分配性を向上する効果をより顕著に得ることができる。
また、環状部材1に上述した傾斜面1cが設けられていれば、環状部材1の効果と相乗し、各粉体出口45においてロータリセパレータ33の外部に送り出される均等分配性を向上する効果をより顕著に得ることができる。
なお、上昇流を整流する作用を好適に得るため、傾斜面2aの水平に対する角度θ2を20deg以上60deg以下の範囲にすることが好ましい。
図7に示すように、本実施形態の回転式分級機としてのロータリセパレータ33では、絞部は、羽根48から回転軸40に至る羽根48側の間隔を狭めるように、回転軸40側から羽根48側に突出して回転方向に連続して設けられた凸部材3からなる。
凸部材3は、回転軸40に支持されて上部支持枠42と下部支持枠43との間に配置され、羽根48よりも枠体41の内部の位置で回転軸40からの突出が終端されている。従って、絞部としての凸部材3は、その終端3aの位置により、羽根48の内縁から回転軸40までの間隔S3を、羽根48の内縁から終端3aまでの間隔S4に狭め、枠体41の内部の上部支持枠42と下部支持枠43との間の空間を絞るように設けられている。なお、間隔S4は、凸部材3が羽根48側に最も突出した位置を基準にした水平位置について羽根48の内縁からの距離である。そして、図7に示すように、凸部材3が羽根48側に最も突出した位置が回転軸心Cに平行な場合は、その最も下側の位置を基準にした水平位置について羽根48の内縁からの距離とする。
このロータリセパレータ33によれば、回転移動する羽根48による旋回流により枠体41の内部を上昇する上昇流が、凸部材3により絞られた部分を通過するときに角運動量保存によって旋回流速が増加される。旋回流速が増加されることにより、周方向における流量偏差が低減される。この結果、各粉体出口45において枠体41の外部に送り出される粉体気体の均等分配性を向上することができる。しかも、本実施形態においては、各粉体出口45の後側に対応して可動式ベーン49が配置され、当該可動式ベーン49による堰き止め効果により粉体気体の均等分配性の向上を図る構成に対し、凸部材3により可動式ベーン49での粒子の堰き止め効果が向上され、微粉炭量の均等分配性をより向上することができる。
なお、凸部材3は、その終端3aの位置が、粉体出口45下の開口の全てに係らないようにすることが、粉体出口45から出口ポート32に粉体気体を送る際に、当該粉体気流の流通を阻害しないようにするうえで好ましい。
また、凸部材3は、その下部に、回転軸40側から羽根48側に上方に向けて形成される傾斜面3bを有する。図7では、傾斜面3bは、枠体41の内部において回転軸40の下端側から終端3aまで至り、その全域で断面平坦状に設けられている。
なお、図には明示しないが、傾斜面3bは、枠体41の内部において回転軸40の下端側から終端3aまで至る全域に設けられておらず、部分的に傾斜していてもよい。また、図には明示しないが、傾斜面3bは、平坦に限らず、枠体41の内部において回転軸40の下端側から終端3aまで至り徐々に接線が上方に向いて垂直に近づくように反る断面湾曲状に形成されていてもよい。
このロータリセパレータ33によれば、凸部材3の傾斜面3bにより、回転移動する羽根48による旋回流により枠体41の内部を上昇する上昇流を整流する。このため、枠体41の内部領域で粉体気体の流速分布が偏る偏流がより低減される。この結果、各粉体出口45において枠体41の外部に送り出される粉体気体の均等分配性を向上する効果を顕著に得ることができる。
なお、上述した本実施形態の回転式分級機としてのロータリセパレータ33は、それぞれの粉体出口45に対応して可動式ベーン49が設けられた構成において、枠体41の内部領域で粉体気体の流速分布が偏る偏流を低減することで、各粉体出口45において枠体41の外部に送り出される粉体気体の均等分配性を向上する効果をより顕著に得ることができるものである。
また、本実施形態の竪型ミルは、中空形状のハウジング11と、ハウジング11内の下部に設けられて鉛直方向に沿う回転軸心の廻りに回転される粉砕テーブル13と、粉砕テーブル13の上面に対向して配置されて回転可能に支持される粉砕ローラ18と、ハウジング11内の上部に設けられた上述したロータリセパレータ(回転式分級機)33と、を備える。
この竪型ミルによれば、絞部を備えるロータリセパレータ33により、各粉体出口45において枠体の外部に送り出される粉体気体の均等分配性を向上することができる。このため、石炭(原炭)やバイオマスなどの固形物を粉砕する場合、粉砕した微粉炭を燃焼設備に対して均等に供給することができる。しかも、この竪型ミルによれば、絞部により任意に各粉体出口の微粉炭量に偏差をつけることもできる。
1 環状部材
1a 外縁
1b 内縁
1c 傾斜面
2 底部材
2a 傾斜面
3 凸部材
3a 終端
3b 傾斜面
11 ハウジング
13 粉砕テーブル
18 粉砕ローラ
33 ロータリセパレータ(回転式分級機)
40 回転軸
41 枠体
42 上部支持枠
43 下部支持枠
44 支持部材
45 粉体出口
47 開口部
48 羽根
49 可動式ベーン
49a 軸
C 回転軸心

Claims (8)

  1. 上下方向に延在する回転軸心の廻りに回転可能に支持された回転軸と、
    前記回転軸に対して支持されて外周部に開口部を有する枠体と、
    前記枠体の上部に開口し回転方向に沿って複数設けられた粉体出口と、
    前記枠体の外周部の前記開口部にて上下方向に延在して回転方向に沿って複数設けられた羽根と、
    前記羽根から前記回転軸に至る間隔を狭めるように設けられた絞部と、
    を備えることを特徴とする回転式分級機。
  2. 前記絞部は、前記羽根から前記回転軸に至る前記回転軸側の間隔を狭めるように、前記羽根側から前記回転軸側に延在して回転方向に連続して設けられた環状部材からなることを特徴とする請求項1に記載の回転式分級機。
  3. 前記環状部材は、底部に前記羽根側から前記回転軸側に上方に向けて形成される傾斜面を有することを特徴とする請求項2に記載の回転式分級機。
  4. 前記環状部材は、前記傾斜面の水平に対する角度が−50deg以上50deg以下の範囲に設定されることを特徴とする請求項3に記載の回転式分級機。
  5. 前記枠体の内底の外周側から前記回転軸側に向かって上向きに設けられ、かつ、前記回転方向に連続した傾斜面を有する底部材を備えることを特徴とする請求項2〜4のいずれか1つに記載の回転式分級機。
  6. 前記底部材は、前記傾斜面の水平に対する角度が20deg以上60deg以下の範囲に設定されることを特徴とする請求項5に記載の回転式分級機。
  7. 前記絞部は、前記羽根から前記回転軸に至る前記羽根側の間隔を狭めるように、前記回転軸側から前記羽根側に突出して回転方向に連続して設けられた凸部材からなることを特徴とする請求項1に記載の回転式分級機。
  8. 中空形状のハウジングと、
    前記ハウジング内の下部に設けられて鉛直方向に沿う回転軸心の廻りに回転される粉砕テーブルと、
    前記粉砕テーブルの上面に周面を対向して配置されて回転可能に支持される粉砕ローラと、
    前記ハウジング内の上部に設けられた請求項1〜7のいずれか1つに記載の回転式分級機と、
    を備えることを特徴とする竪型ミル。
JP2014254188A 2014-12-16 2014-12-16 回転式分級機および竪型ミル Active JP6415298B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014254188A JP6415298B2 (ja) 2014-12-16 2014-12-16 回転式分級機および竪型ミル
CN201580067924.6A CN106999946B (zh) 2014-12-16 2015-08-19 旋转式分级机以及立式粉碎机
PCT/JP2015/073257 WO2016098386A1 (ja) 2014-12-16 2015-08-19 回転式分級機および竪型ミル
DE112015005613.0T DE112015005613T5 (de) 2014-12-16 2015-08-19 Rotationsklassierer und Vertikalmühle
US15/622,314 US10882050B2 (en) 2014-12-16 2017-06-14 Rotary classifier and vertical mill

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014254188A JP6415298B2 (ja) 2014-12-16 2014-12-16 回転式分級機および竪型ミル

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2016112519A true JP2016112519A (ja) 2016-06-23
JP2016112519A5 JP2016112519A5 (ja) 2017-03-09
JP6415298B2 JP6415298B2 (ja) 2018-10-31

Family

ID=56126290

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014254188A Active JP6415298B2 (ja) 2014-12-16 2014-12-16 回転式分級機および竪型ミル

Country Status (5)

Country Link
US (1) US10882050B2 (ja)
JP (1) JP6415298B2 (ja)
CN (1) CN106999946B (ja)
DE (1) DE112015005613T5 (ja)
WO (1) WO2016098386A1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019535515A (ja) * 2016-11-15 2019-12-12 ノイマン ウント エッサー プロセス テクノロジー ゲー・エム・ベー・ハーNEUMAN & ESSER Process Technology GmbH 分級機、粉砕機、および気体固体混合物を分級する方法
JP2021142453A (ja) * 2020-03-10 2021-09-24 株式会社Ihi 竪型ローラミル

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02251279A (ja) * 1989-03-23 1990-10-09 Onoda Eng Kk 空気分級機
JPH0677863U (ja) * 1993-04-14 1994-11-01 石川島播磨重工業株式会社 回転式分級機
JPH07236861A (ja) * 1994-02-28 1995-09-12 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 回転式分級装置
WO2007097042A1 (ja) * 2006-02-24 2007-08-30 Taiheiyo Cement Corporation 遠心式空気分級機

Family Cites Families (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN85106642B (zh) * 1985-09-03 1988-12-14 川崎重工业株式会社 立式辊碾机分级器及控制器
JP2617832B2 (ja) 1991-05-17 1997-06-04 宇部興産株式会社 竪型粉砕機
JPH0677863A (ja) 1991-07-04 1994-03-18 Reideitsuku:Kk 地中データ収集装置
JPH0518971U (ja) * 1991-08-23 1993-03-09 本田技研工業株式会社 アームレスト付シート
US5927510A (en) * 1997-02-19 1999-07-27 Xerox Corporation Particle classification apparatus and processes thereof
US5944270A (en) * 1998-06-26 1999-08-31 Combustion Engineering, Inc. Self-contained air seal assembly for coal pulverizer
US6607079B2 (en) 2001-08-16 2003-08-19 Foster Wheeler Energy Corporation System and method for controlling particle flow distribution between the outlets of a classifier
US6902126B2 (en) * 2002-11-04 2005-06-07 Alstom Technology Ltd Hybrid turbine classifier
NO321643B1 (no) * 2004-05-18 2006-06-19 Comex As Partikkelseparator
WO2009093346A1 (ja) 2008-01-24 2009-07-30 Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. ローラミル構造
JP2011104563A (ja) * 2009-11-20 2011-06-02 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 竪型ローラミル
JP5645468B2 (ja) * 2010-05-14 2014-12-24 三菱重工業株式会社 バイオマス粉砕装置及びバイオマス・石炭混焼システム
FR2976194B1 (fr) * 2011-06-08 2014-01-10 Pa Technologies Separateur dynamique pour materiaux pulverulents
CN102389852B (zh) * 2011-11-22 2013-10-02 江苏羚羊水泥工程技术有限公司 多次分选式高效水泥立磨
US8820535B2 (en) * 2012-02-07 2014-09-02 Rickey E. Wark Classifier with variable entry ports
CN102716855B (zh) * 2012-06-29 2015-01-28 冯桂宏 立式磨机低速大转矩永磁电动机直驱式选粉机及选粉方法
GB2532172A (en) * 2013-09-09 2016-05-11 Coal Milling Projects (Pty) Ltd Static classifier

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02251279A (ja) * 1989-03-23 1990-10-09 Onoda Eng Kk 空気分級機
JPH0677863U (ja) * 1993-04-14 1994-11-01 石川島播磨重工業株式会社 回転式分級機
JPH07236861A (ja) * 1994-02-28 1995-09-12 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 回転式分級装置
WO2007097042A1 (ja) * 2006-02-24 2007-08-30 Taiheiyo Cement Corporation 遠心式空気分級機

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019535515A (ja) * 2016-11-15 2019-12-12 ノイマン ウント エッサー プロセス テクノロジー ゲー・エム・ベー・ハーNEUMAN & ESSER Process Technology GmbH 分級機、粉砕機、および気体固体混合物を分級する方法
JP2022153641A (ja) * 2016-11-15 2022-10-12 ノイマン ウント エッサー プロセス テクノロジー ゲー・エム・ベー・ハー 分級機、粉砕機、および気体固体混合物を分級する方法
JP7396896B2 (ja) 2016-11-15 2023-12-12 ノイマン ウント エッサー プロセス テクノロジー ゲー・エム・ベー・ハー 分級機、粉砕機、および気体固体混合物を分級する方法
JP2021142453A (ja) * 2020-03-10 2021-09-24 株式会社Ihi 竪型ローラミル
JP7439578B2 (ja) 2020-03-10 2024-02-28 株式会社Ihi 竪型ローラミル

Also Published As

Publication number Publication date
DE112015005613T5 (de) 2017-09-14
US10882050B2 (en) 2021-01-05
US20170274386A1 (en) 2017-09-28
JP6415298B2 (ja) 2018-10-31
CN106999946A (zh) 2017-08-01
WO2016098386A1 (ja) 2016-06-23
CN106999946B (zh) 2019-05-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5905366B2 (ja) 回転式分級機及び竪型ミル
JP2019535513A (ja) 分級機、および分級機を備える粉砕機
JP6415298B2 (ja) 回転式分級機および竪型ミル
US2919864A (en) Centrifugal pulverizer
CN203695426U (zh) 超细粉体气流分级机
KR101541426B1 (ko) 개선된 베인휠을 갖는 미분기
JP5760591B2 (ja) 竪型ローラミル
JP6248718B2 (ja) 竪型粉砕機
KR101513054B1 (ko) 2단 수직 원심 분급기
CN203437172U (zh) 一种流化床气流粉碎机
JP6856311B2 (ja) 竪型粉砕機
JPH0535025B2 (ja)
JPH01242157A (ja) 竪型粉砕機
JP2018001055A (ja) 竪型粉砕機
JPH0557205A (ja) 竪型粉砕機
JP5577668B2 (ja) 竪型ローラミル
JP2681839B2 (ja) 竪型粉砕機
JP2018001056A (ja) 竪型粉砕機
US2564595A (en) Whizzer separator with helical deflector
JPH0212145B2 (ja)
JPH09131542A (ja) 竪型粉砕機
JP2014018749A (ja) ブレードリング、竪型粉砕機
JP2012206046A (ja) 竪型ローラミル
JP2019535515A (ja) 分級機、粉砕機、および気体固体混合物を分級する方法
JPH04346846A (ja) 竪型粉砕機

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170206

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170206

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20171205

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180115

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180410

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180528

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180904

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20181002

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6415298

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350