JP2022149077A - 車両用灯具 - Google Patents

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Daiki Ueno
真也 児山
Shinya Koyama
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    • F21S45/00Arrangements within vehicle lighting devices specially adapted for vehicle exteriors, for purposes other than emission or distribution of light
    • F21S45/10Protection of lighting devices

Abstract

【課題】リフレクタの振動(車両走行時等に発生する振動)を抑制することができる車両用灯具を提供する。【解決手段】光源及び当該光源が発光する光を制御する光制御部材を保持する第1保持部材20と、前記第1保持部材を、上下左右方向に傾動可能に保持する第2保持部材30と、前記第2保持部材に対する前記第1保持部材の振動を抑制する振動抑制部と、を備え、前記振動抑制部は、前記第1保持部材に設けられた第1部分26、27と、前記第2保持部材に設けられ、前記第1保持部材の振動方向に振動する前記第1部分が当接することにより、前記第2保持部材に対する前記第1保持部材の振動を抑制する第2部分32、33と、を備える車両用灯具。【選択図】図6

Description

本発明は、車両用灯具に関し、特に、リフレクタの振動を抑制することができる車両用灯具に関する。
リフレクタとハウジング(ランプボディ)とを、ピボット部(玉継手)、2つのアジャストスクリュ(エイミングスクリュ)により連結し、各々のアジャストスクリュを回転させ、ピボット部を支点としてリフレクタを上下左右に傾動させることにより、エイミングを行うように構成された車両用灯具が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2002-193024号公報
しかしながら、特許文献1においては、リフレクタを、ピボット部(玉継手)及び2つのアジャストスクリュ(エイミングスクリュ)の3箇所で支持する構成であるため、リフレクタの振動(車両走行時等に発生する振動)を抑制することができず、リフレクタ等のエイミングに関与する樹脂部品の剛性が低下するという問題がある。
本発明は、リフレクタの振動(車両走行時等に発生する振動)を抑制することができる車両用灯具を提供することを目的とする。
本発明にかかる車両用灯具は、光源及び当該光源が発光する光を制御する光制御部材を保持する第1保持部材と、前記第1保持部材を、上下左右方向に傾動可能に保持する第2保持部材と、前記第2保持部材に対する前記第1保持部材の振動を抑制する振動抑制部と、を備え、前記振動抑制部は、前記第1保持部材に設けられた第1部分と、前記第2保持部材に設けられ、前記第1保持部材の振動方向に振動する前記第1部分が当接することにより、前記第2保持部材に対する前記第1保持部材の振動を抑制する第2部分と、を備える。
このような構成により、リフレクタの振動(車両走行時等に発生する振動)を抑制することができる。
これは、第2保持部材に対する第1保持部材の振動を抑制する振動抑制部を備えていることによるものである。
上記車両用灯具において、前記第1保持部材に設けられたピボット部と、前記第2保持部材に設けられ、前記ピボット部を回転自在に保持するピボットホルダと、前記ピボット部を支点として前記第1保持部材を左右方向に傾動させる第1アジャストスクリュと、前記ピボット部を支点として前記第1保持部材を上下方向に傾動させる第2アジャストスクリュと、を備えていてもよい。
また、上記車両用灯具において、前記第1部分は、前記第1保持部材のうち前記第1アジャストスクリュ近傍に設けられていてもよい。
また、上記車両用灯具において、前記第1部分は、前記第1保持部材のうち前記第2アジャストスクリュ近傍に設けられていてもよい。
また、上記車両用灯具において、前記第1部分は、前記第1保持部材の振動方向に対して交差する方向に延びる第1円柱状部であり、前記第2部分は、前記第1保持部材の振動方向に対して交差する方向に延びる、断面形状がコ字状のスリット部であり、前記第1円柱状部は、前記スリット部内に配置されていてもよい。
本発明により、リフレクタの振動(車両走行時等に発生する振動)を抑制することができる車両用灯具を提供することができる。
(a)車両用灯具10の正面図、(b)背面図である。 車両用灯具10の分解斜視図である(アウターレンズ等省略)。 (a)図1(b)のA-A断面図、(b)図1(b)のB-B断面図である。 リフレクタ20の背面図である。 ピボット部23aと第2エイミングナット25(第2アジャストスクリュN2)を通る直線L2が、鉛直線Lに対して後方に角度θ1傾いていることを表す図である。 (a)左右方向のエイミング範囲(角度θ2、θ3)を表す図、(b)上下方向のエイミング範囲(角度θ4、θ5)を表す図である。 (a)図1(b)のA-A断面図、(b)図1(b)のB-B断面図である。 振動抑制動作を説明するための図である。 振動抑制動作を説明するための図である。 光源が発光する光を制御する3つのレンズ41、42、43を保持するマウントリング40を用いた車両用灯具10Aの例である。 図10中の矩形B3内のC-C断面図である。
以下、本発明の実施形態である車両用灯具10について添付図面を参照しながら説明する。各図において対応する構成要素には同一の符号が付され、重複する説明は省略される。
図1(a)は車両用灯具10の正面図、図1(b)は背面図である。図2は、車両用灯具10の分解斜視図である(アウターレンズ等省略)。図3(a)は図1(b)のD-D断面図、図3(b)は図1(b)のE-E断面図である。
本実施形態の車両用灯具10は、車両用前照灯で、自動車等の車両(図示せず)の前端部の左右両側にそれぞれ搭載される。左右両側に搭載される車両用灯具10は左右対称の構成であるため、以下、代表して、車両の前端部の右側(車両前方に向かって右側)に搭載される車両用灯具10について説明する。以下、説明の便宜のため、図1等に示すように、XYZ軸を定義する。X軸は、車両前後方向に延びている。Y軸は、車幅方向に延びている。Z軸は、鉛直方向に延びている。
図1、図2に示すように、車両用灯具10は、リフレクタ20、ハウジング30を備えている。
リフレクタ20は、光源21及び光源21が発光する光を制御する反射面22を保持している。
光源21は、例えば、ハロゲン電球H4等のバルブ光源である。なお、光源21は、ハロゲン電球以外のバルブ光源、例えば、HIDランプであってもよい。光源21は、リフレクタ20の正面と背面とを貫通するバルブ取付穴H1(図2参照)に挿入されリフレクタ20(反射面22)に対して位置決めされた状態で公知の固定手段によりリフレクタ20に着脱自在に取り付けられる。
反射面22は、光源21が発光する光を制御する反射面で、リフレクタ20の正面側に形成されている。具体的には、反射面22は、光源21のロービーム用フィラメントが発光した場合にはロービーム用配光パターンが形成され、ハイビーム用フィラメントが発光した場合にはハイビーム用配光パターンが形成されるように、複数に分割された反射領域を組み合わせた反射面(いわゆるマルチリフレクタ)として構成されている。反射面22は、例えば、樹脂製基材(例えば、BMC製基材)に対して、アンダーコート、アルミ蒸着、トップコートをこの順に施すことにより形成される。
リフレクタ20は、上下左右方向に傾動可能(エーミング可能)にハウジング30に取り付けられている。具体的には、図示しないが、リフレクタ20の背面に取り付けられたピボットスクリュー23の頭部23a(球状部。以下、ピボット部23aと呼ぶ)がハウジング30の正面に取り付けられたピボットホルダ31に回転自在に保持されている。
また、図3(a)に示すように、ハウジング30に形成された貫通穴H2に挿入された第1アジャストスクリュN1がリフレクタ20の背面に固定された第1エイミングナット24に螺合している。なお、第1アジャストスクリュN1は、同一位置で回転するようにハウジング30に取り付けられている。
図4は、リフレクタ20の背面図である。図4中の吹き出しB1は、図4中の矩形b1内の拡大斜視図である。図4中の吹き出しB2は、図4中の矩形b2内の拡大斜視図である。
図4に示すように、第1エイミングナット24は、リフレクタ20の背面のうちピボットスクリュー23に対して右側に所定距離離れた箇所に固定されている。ピボット部23aと第1エイミングナット24(第1アジャストスクリュN1)を通る直線L1は、概ね水平方向(Y方向)に延びている。
また、図3(b)に示すように、ハウジングに30に形成された貫通穴H3に挿入された第2アジャストスクリュN2がリフレクタ20の背面に固定された第2エイミングナット25に螺合している。なお、第2アジャストスクリュN2は、同一位置で回転するようにハウジング30に取り付けられている。
図4に示すように、第2エイミングナット25は、リフレクタ20の背面のうちピボットスクリュー23に対して下側に所定距離離れた箇所に固定されている。なお、設置スペースの関係上、リフレクタ20は傾いた状態で配置されている。そのため、図5に示すように、ピボット部23aと第2エイミングナット25(第2アジャストスクリュN2)を通る直線L2は、鉛直線Lに対して後方に角度θ1傾いている。θ1は、例えば5度である。なお、θ1は0度の場合もある。図5は、ピボット部23aと第2エイミングナット25(第2アジャストスクリュN2)を通る直線L2が、鉛直線Lに対して後方に角度θ1傾いていることを表す図である。
次に、エイミング動作について説明する。
まず、左右方向のエイミング動作について説明する。
図6(a)は、左右方向のエイミング範囲(角度θ2、θ3)を表す図である。
左右方向のエイミングは、第1アジャストスクリュN1を回転させ、第1エイミングナット24に対する第1アジャストスクリュN1の螺合量を変更させることにより行う。
例えば、第1エイミングナット24に対する螺合量が減少するように第1アジャストスクリュN1を回転させたとする。この場合、第1アジャストスクリュN1の回転量(第1エイミングナット24に対する螺合量)に応じて、リフレクタ20は、ピボット部23aを支点として、ピボット部23aと第2エイミングナット25(第2アジャストスクリュN2)を通る直線L2を中心に、基準軸AXに対して左側(車両前方に向かって左側)に角度θ2(図6(a)参照)の範囲内で傾動(揺動)する。基準軸AXはX方向に延びている。θ2は、例えば2度である。
一方、第1エイミングナット24に対する螺合量が増加するように第1アジャストスクリュN1を回転させたとする。この場合、第1アジャストスクリュN1の回転量(第1エイミングナット24に対する螺合量)に応じて、リフレクタ20は、ピボット部23aを支点として、ピボット部23aと第2エイミングナット25(第2アジャストスクリュN2)を通る直線L2を中心に、基準軸AXに対して右側(車両前方に向かって左側)に角度θ3(図6(a)参照)の範囲内で傾動(揺動)する。θ3は、例えば2度である。
以上のように、第1アジャストスクリュN1を回転させ、第1エイミングナット24に対する第1アジャストスクリュN1の螺合量を変更させることにより、左右方向のエイミングが実施される。
次に、上下方向のエイミング動作について説明する。
図6(b)は、上下方向のエイミング範囲(角度θ4、θ5)を表す図である。
上下方向のエイミングは、第2アジャストスクリュN2を回転させ、第2エイミングナット25に対する螺合量を変更させることにより行う。
例えば、第2エイミングナット25に対する螺合量が減少するように第2アジャストスクリュN2を回転させたとする。この場合、第2アジャストスクリュN2の回転量(第2エイミングナット25に対する螺合量)に応じて、リフレクタ20は、ピボット部23aを支点として、ピボット部23aと第1エイミングナット24(第1アジャストスクリュN1)を通る直線L1を中心に、基準軸AXに対して上側に角度θ4(図6(b)参照)の範囲内で傾動(揺動)する。θ4は、例えば2度である。
一方、第2エイミングナット25に対する螺合量が増加するように第2アジャストスクリュN2を回転させたとする。この場合、第2アジャストスクリュN2の回転量(第2エイミングナット25に対する螺合量)に応じて、リフレクタ20は、ピボット部23aを支点として、ピボット部23aと第1エイミングナット24(第1アジャストスクリュN1)を通る直線L1を中心に、基準軸AXに対して下側に角度θ5(図6(b)参照)の範囲内で傾動(揺動)する。θ5は、例えば2度である。
以上のように、第2アジャストスクリュN2を回転させ、第2エイミングナット25に対する第2アジャストスクリュN2の螺合量を変更させることにより、上下方向のエイミングが実施される。
次に、リフレクタ20の振動(図3中上下方向の振動)を抑制する構成(振動抑制部の構成)について説明する。振動抑制部(スライダ機構)は、第1円柱状部26、第2円柱状部27、第1スリット部32、及び第2スリット部33により構成される。
図4に示すように、リフレクタ20の背面には、第1円柱状部26、第2円柱状部27が設けられている。
第1円柱状部26は、ピボット部23aと第1エイミングナット24(第1アジャストスクリュN1)を通る直線L1上、かつ、第1アジャストスクリュN1近傍に設けられている。第1円柱状部26は、リフレクタ20の振動方向(上下方向)に対して交差(例えば、直交)する方向(例えば、Y方向)に延びている。第1円柱状部26は、その軸方向の両端部がリフレクタ20の背面から延びる支持部28a、28bにより支持されている(図4中の吹き出しB1内参照)。なお、第1円柱状部26、支持部28a、28b、及びリフレクタ20は一体成形されている。なお、第1円柱状部26は、完全な円柱形状であってもよいし、不完全な円柱形状であってもよい。本実施形態では、金型の都合上(抜き勾配の関係上)、第1円柱状部26は、完全な円柱形状でなく、不完全な円柱形状に構成されている。
図7(a)は、図1(b)のA-A断面図である。
リフレクタ20が上下左右方向に傾動可能にハウジング30に取り付けられた状態で、図7(a)に示すように、第1円柱状部26は、ハウジング30に設けられた第1スリット部32内に配置されている。
第1スリット部32は、リフレクタ20の振動方向(上下方向)に対して交差(例えば、直交)する方向(例えば、Y方向)に延びる上部32a及び下部32bを含む、断面形状がコ字状の部分である。
第1スリット部32のスリット幅W1(上部32aと下部32bとの間の間隔。図7(a)参照)は、リフレクタ20の振動(上下方向の振動)による第1円柱状部26の移動量(Z方向の移動量)より小さくなるよう考慮された値である。
また、第1スリット部32のスリット深さD1(図7(a)参照)は、左右方向のエイミングによりリフレクタ20が、ピボット部23aを支点として、ピボット部23aと第2エイミングナット25(第2アジャストスクリュN2)を通る直線L2を中心に傾動しても、第1円柱状部26が当該第1スリット部32内で移動するように(つまり、第1円柱状部26が当該第1スリット部32外に移動しないように)考慮された値である。
図4に示すように、第2円柱状部27は、第2アジャストスクリュN2近傍に設けられている。第2円柱状部27は、第1円柱状部26と同様、リフレクタ20の振動方向(上下方向)に対して交差(例えば、直交)する方向(例えば、Y方向)に延びている。第2円柱状部27は、その軸方向の両端部がリフレクタ20の背面から延びる支持部29a、29bにより支持されている(図4中の吹き出しB2内参照)。なお、第2円柱状部27、支持部29a、29b、及びリフレクタ20は一体成形されている。なお、第2円柱状部27は、完全な円柱形状であってもよいし、不完全な円柱形状であってもよい。本実施形態では、金型の都合上(抜き勾配の関係上)、第2円柱状部27は、完全な円柱形状でなく、不完全な円柱形状に構成されている。
図7(b)は、図1(b)のB-B断面図である。
リフレクタ20が上下左右方向に傾動可能にハウジング30に取り付けられた状態で、図7(b)に示すように、第2円柱状部27は、ハウジング30に設けられた第2スリット部33内に配置されている。
第2スリット部33は、リフレクタ20の振動方向(上下方向)に対して交差(例えば、直交)する方向(例えば、Y方向)に延びる上部33a及び下部33bを含む、断面形状がコ字状の部分である。
第2スリット部33のスリット幅W2(上部33aと下部33bとの間の間隔。図7(b)参照)は、リフレクタ20の振動(上下方向の振動)による第2円柱状部27の移動量(Z方向の移動量)より小さくなるよう考慮された値である。
また、第2スリット部33のスリット深さD2(図7(b)参照)は、上下方向のエイミングによりリフレクタ20が、ピボット部23aを支点として、ピボット部23aと第1エイミングナット24(第1アジャストスクリュN1)を通る直線L1を中心に傾動しても、第2円柱状部27が当該第2スリット部33内で移動するように(つまり、第2円柱状部27が当該第2スリット部33外に移動しないように)考慮された値である。但し、本実施形態では、金型の都合上(抜き勾配の関係上)、第2スリット部33の上部33aは、下部33bより短くなっている。なお、リフレクタ20のうち第2円柱状部27側の振動(上下方向の振動)は、第1円柱状部26側の振動(上下方向の振動)と比べ、小さく、第2円柱状部27及び第2スリット部33は補助的な振動対策になるため、第2スリット部33の上部33aは下部33bより短くてもよい。
次に、振動抑制動作について説明する。
図8、図9は、振動抑制動作を説明するための図である。
図8中、「0度」は、エイミング前の基準状態における、第1円柱状部26とハウジング30に設けられた第1スリット部32との位置関係を表している。図8中、「2度」は、リフレクタ20が、ピボット部23aを支点として、ピボット部23aと第2エイミングナット25(第2アジャストスクリュN2)を通る直線L2を中心に、基準軸AXに対して左側(車両前方に向かって左側)に角度θ2(図6(a)参照)傾動(揺動)した状態における、第1円柱状部26とハウジング30に設けられた第1スリット部32との位置関係を表している。図8中、「-2度」は、リフレクタ20が、ピボット部23aを支点として、ピボット部23aと第2エイミングナット25(第2アジャストスクリュN2)を通る直線L2を中心に、基準軸AXに対して右側(車両前方に向かって右側)に角度θ3(図6(a)参照)傾動(揺動)した状態における、第1円柱状部26とハウジング30に設けられた第1スリット部32との位置関係を表している。
図8を参照すると、左右方向に角度θ2及びθ3の範囲内でエイミングした場合、第1円柱状部26が第1スリット部32内で移動すること(つまり、第1円柱状部26が第1スリット部32外に移動しないこと)が分かる。すなわち、左右方向に角度θ2及びθ3の範囲内でエイミングした場合、第1円柱状部26は、第1スリット部32の上部32aと下部32bとの間に挟まれた状態で移動する。
これにより、リフレクタ20(第1円柱状部26)が振動(上下方向に振動)すると、当該振動する第1円柱状部26が第1スリット部32(上部32a又は下部32b)に当接する。これにより、リフレクタ20(第1円柱状部26)の振動(上下方向の振動)が抑制される。
図9中、「0度」は、エイミング前の基準状態における、第2円柱状部27とハウジング30に設けられた第2スリット部33との位置関係を表している。図9中、「2度」は、リフレクタ20が、ピボット部23aを支点として、ピボット部23aと第1エイミングナット24(第1アジャストスクリュN1)を通る直線L1を中心に、基準軸AXに対して上側に角度θ4(図6(b)参照)傾動(揺動)した状態における、第2円柱状部27とハウジング30に設けられた第2スリット部33との位置関係を表している。図9中、「-2度」は、リフレクタ20が、ピボット部23aを支点として、ピボット部23aと第1エイミングナット24(第1アジャストスクリュN1)を通る直線L1を中心に、基準軸AXに対して下側に角度θ5(図6(b)参照)傾動(揺動)した状態における、第2円柱状部27とハウジング30に設けられた第2スリット部33との位置関係を表している。
図9を参照すると、上下方向に角度θ4及びθ5の範囲内でエイミングした場合、第2円柱状部27が第2スリット部33内で移動すること(つまり、第2円柱状部27が第2スリット部33外に移動しないこと)が分かる。すなわち、左右方向に角度θ4及びθ5の範囲内でエイミングした場合、第2円柱状部27は、第2スリット部33の上部33aと下部33bとの間に挟まれた状態で移動する。
これにより、リフレクタ20(第2円柱状部27)が振動(上下方向に振動)すると、当該振動する第2円柱状部27が第2スリット部33(上部33a又は下部33b)に当接する。これにより、リフレクタ20(第2円柱状部27)の振動(上下方向の振動)が抑制される。
以上説明したように、本実施形態によれば、リフレクタ20の振動(車両走行時等に発生する上下方向の振動)を抑制することができる。その結果、リフレクタ等のエイミングに関与する樹脂部品の剛性が向上する。
これは、ハウジング30に対するリフレクタ20の振動(上下方向の振動)を抑制する振動抑制部(スライダ機構)、すなわち、第1円柱状部26、第2円柱状部27、第1スリット部32、第2スリット部33を備えており、第1円柱状部26が第1スリット部32内に配置され、第2円柱状部27が第2スリット部33内に配置されていることによるものである。
上下振動時、見た目の動きは無い(殆ど無い)が、第1エイミングナット24及び第2エイミングナット25には歪みが発生する。これに対して、本実施形態によれば、振動抑制部(スライダ機構)により、第1エイミングナット24及び第2エイミングナット25等が必要以上に動かなくなるため、その歪みが最小限に抑えられる。その結果、第1エイミングナット24及び第2エイミングナット25が破損することが抑制される。
次に、変形例について説明する。
上記実施形態では、第1保持部材として、光源21(バルブ光源)及び光源21が発光する光を制御する反射面22を保持するリフレクタ20を用いた例について説明したが、これに限らない。
例えば第1保持部材として、光源(LED等の半導体発光素子)、光源が発光する光を制御するレンズ等の光学系(ロービーム用ユニット、ハイビーム用ユニット)を保持するマウントリング40(ブラケットとも呼ばれる)を用いてもよい。
図10は、光源が発光する光を制御する3つのレンズ41、42、43を保持するマウントリング40を用いた車両用灯具10Aの例である。
また、上記実施形態では、リフレクタ20の振動(上下方向の振動)を抑制する場合、振動抑制部(スライダ機構)として、当該振動方向に対して交差(例えば、直交)する方向(例えば、Y方向)に延びる第1円柱状部26(及び第2円柱状部27)、及び、当該振動方向に対して交差(例えば、直交)する方向(例えば、Y方向)に延びる、断面形状がコ字状の第1スリット部32(及び第2スリット部33)を用いる例について説明したが、これに限らない。
例えば、リフレクタ20の振動(左右方向の振動)を抑制する場合、振動抑制部(スライダ機構)として、当該振動方向に対して交差(例えば、直交)する方向(例えば、Z方向)に延びる円柱状部、及び、当該振動方向に対して交差(例えば、直交)する方向(例えば、Z方向)に延びる、断面形状がコ字状のスリット部を用いてもよい(図11参照)。図11は、図10中の矩形B3中のC-C断面図で、リフレクタ20の振動(左右方向の振動)方向に対して交差(例えば、直交)する方向(例えば、Z方向)に延びる円柱状部26A、及び、当該振動方向に対して交差(例えば、直交)する方向(例えば、Z方向)に延びる、断面形状がコ字状のスリット部32Aを用いた例である。図11は、図10中の矩形B3内のC-C断面図である。
また、上記実施形態では、第1円柱状部26(及び第2円柱状部27)がリフレクタ20に一体成形されている例について説明したが、これに限らない。例えば、第1円柱状部26(及び第2円柱状部27)は、リフレクタ20とは別部品として構成し、これをリフレクタ20に後付けで取り付けてもよい。
また、本発明の車両用灯具を、LEDヘッドランプ(プロジェクタタイプ、リフレクタタイプ、ダイレクトプロジェクションタイプ)に適用してもよい。
上記各実施形態で示した各数値は全て例示であり、これと異なる適宜の数値を用いることができるのは無論である。
上記各実施形態はあらゆる点で単なる例示にすぎない。上記各実施形態の記載によって本発明は限定的に解釈されるものではない。本発明はその精神または主要な特徴から逸脱することなく他の様々な形で実施することができる。
10、10A…車両用灯具、20…リフレクタ、21…光源、22…反射面、23…ピボットスクリュー、23a…頭部(ピボット部)、24…第1エイミングナット、25…第2エイミングナット、26…第1円柱状部、26A…円柱状部、27…第2円柱状部、28a、28b…支持部、29a、29b…支持部、30…ハウジング、31…ピボットホルダ、32…第1スリット部、32A…スリット部、32a…上部、32b…下部、33…第2スリット部、33a…上部、33b…下部、40…マウントリング、41-43…レンズ、AX…基準軸、B1、B2…吹き出し、D1、D2…スリット深さ、H1…バルブ取付穴、H2、H3…貫通穴、N1…第1アジャストスクリュ、N2…第2アジャストスクリュ、W1、W2…スリット幅

Claims (5)

  1. 光源及び当該光源が発光する光を制御する光制御部材を保持する第1保持部材と、
    前記第1保持部材を、上下左右方向に傾動可能に保持する第2保持部材と、
    前記第2保持部材に対する前記第1保持部材の振動を抑制する振動抑制部と、を備え、
    前記振動抑制部は、
    前記第1保持部材に設けられた第1部分と、
    前記第2保持部材に設けられ、前記第1保持部材の振動方向に振動する前記第1部分が当接することにより、前記第2保持部材に対する前記第1保持部材の振動を抑制する第2部分と、を備える車両用灯具。
  2. 前記第1保持部材に設けられたピボット部と、
    前記第2保持部材に設けられ、前記ピボット部を回転自在に保持するピボットホルダと、
    前記ピボット部を支点として前記第1保持部材を左右方向に傾動させる第1アジャストスクリュと、
    前記ピボット部を支点として前記第1保持部材を上下方向に傾動させる第2アジャストスクリュと、を備える請求項1に記載の車両用灯具。
  3. 前記第1部分は、前記第1保持部材のうち前記第1アジャストスクリュ近傍に設けられている請求項1又は2に記載の車両用灯具。
  4. 前記第1部分は、前記第1保持部材のうち前記第2アジャストスクリュ近傍に設けられている請求項1から3のいずれか1項に記載の車両用灯具。
  5. 前記第1部分は、前記第1保持部材の振動方向に対して交差する方向に延びる第1円柱状部であり、
    前記第2部分は、前記第1保持部材の振動方向に対して交差する方向に延びる、断面形状がコ字状のスリット部であり、
    前記第1円柱状部は、前記スリット部内に配置されている請求項1から4のいずれか1項に記載の車両用灯具。
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