JP7234542B2 - 車両用灯具 - Google Patents

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Description

本開示は、車両用灯具に関する。
従来、車両用灯具に、光軸の上下方向角度を調整する機構やヒートシンクが設けられたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。この特許文献1に記載の車両用灯具は、ヒートシンクが光源の車両後方位置に設けられている。また、光軸を調整する機構として、レンズおよびシェードを支持し、車体に対して上下に角度を変更可能に支持されたフレームを駆動させるレベリング駆動機構が設けられている。
このレベリング駆動機構は、アクチュエータにより回転される回転軸が、フレームの回転中心の下方位置に配置され、フレームから垂下された垂下片を前後方向に移動させるよう形成されている。そして、レベリング機構は、ヒートシンクに対して車幅方向に位置をずらして並設されている。
特開2008-257959号公報
しかしながら、上記従来技術では、レベリング機構とヒートシンクとが車幅方向に並設されているため、車幅方向寸法が大きくなる。また、レベリング機構を、ヒートシンクと車幅方向で重ねてフレームの下方に配置した場合、レベリング機構が邪魔になり、ヒートシンクを光源などの下方位置に設けることができない。このため、ヒートシンクは、フレームの後方位置のみに設けることになり十分な放熱性能が得られないおそれがある。
本発明は、上記問題に着目して成されたもので、コンパクト化を図るとともに、ヒートシンクの冷却性能の確保が可能な車両用灯具を提供することを目的とする。
上述の目的を達成するため、本開示の車両用灯具は、光源と、前記光源から出射した光を反射するリフレクタと、前記光源を支持し、放熱を行うヒートシンクと、前記リフレクタにより反射した前記光を投影させるレンズと、前記レンズを支持し、前記ヒートシンクに対し回転中心軸を中心に上下方向に角度変化可能に取り付けられたフレームと、前記フレームを上下方向に角度変化させ、前記レンズの光軸の上下方向角度を調整する光軸調整部と、を備える。そして、前記ヒートシンクが、前記光源の下方に配置され、前記光軸調整部は、前記ヒートシンクよりも前方に配置されている。
本開示の車両用灯具では、ヒートシンクを光源の下方位置に設け、光軸調整部を、ヒートシンクよりも前方に配置した。このため、ヒートシンクを光軸調整部と干渉することなく光源の下方位置にも配置可能となり、ヒートシンクの冷却性能を確保することができる。したがって、光軸調整部を車幅方向でヒートシンクと同一位置に配置してコンパクト化が可能であるとともに、ヒートシンクの冷却性能の確保が可能な車両用灯具を提供することができる。
実施の形態1の車両用灯具の側面図である。 実施の形態1の車両用灯具の正面図であって、光軸調整部による光軸調整時の状態を示す。 実施の形態1の車両用灯具の断面図であって、図2のS3-S3線の位置の断面を示す。 実施の形態1の車両用灯具Aの分解斜視図である。 実施の形態1の車両用灯具Aの底面図である。 実施の形態1の車両用灯具Aにおける光軸調整用の治具を示す平面図である。 実施の形態1の車両用灯具Aにおける光軸調整用の治具を示す正面図である。 実施の形態1の車両用灯具Aにおいて光軸を相対的に上向きにした状態を示す断面図である。 実施の形態1の車両用灯具Aにおいて光軸を相対的に下向きにした状態を示す断面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
まず、図1~図4に基づいて、実施の形態の車両用灯具の構成を説明する。なお、各図において、矢印FRは車両用灯具を車両(不図示)に搭載した際の車両前方、矢印Lは車両搭載時の車両左方向、矢印Rは車両搭載時の車両右方向、矢印UPは車両搭載時の車両情報を示す。
実施の形態1の車両用灯具Aは、自動車などの車両に用いられる例えばヘッドランプやフォグランプなどの灯具として用いられるもので、実施の形態1ではヘッドランプに用いるものとする。なお、以下の説明において、車両用灯具Aを車両(不図示)に搭載したものとして説明する。よって、車両用灯具Aは、その光軸Lの方向を車両前後方向に向けて設けられている。
まず、実施の形態1の車両用灯具Aの全体構成を簡単に説明する。この実施の形態1の車両用灯具Aは、図3、図4に示すように、光源10、リフレクタ20、フレーム30、ヒートシンク40を備える。
光源10は、例えば、LED(Light Emitting Diode)などの発光素子が用いられ、基板11(図4参照)に実装されている。また、基板11には、点灯制御用の駆動回路や電力供給用の回路が実装されている。そして、基板11は、ヒートシンク40の上面41の設置部41aにホルダ12を用いて取り付けられている。なお、ホルダ12は、基板11への給電機能を有する。
ヒートシンク40は、光源10や基板11で発生する熱を放熱するもので、アルミニウムなどの熱伝導性に優れる金属により形成され、図1、図3に示すように、ヒートシンク基部42、冷却フィン43、前方延長片44を備える。
ヒートシンク基部42は、車両前後方向および車両左右方向(車幅方向)に延びる板状に形成され、その上面41に突設された設置部41aで基板11を支持する。冷却フィン43は、ヒートシンク基部42から垂下され、かつ、車両左右方向に沿って配置された薄板状に形成され、車両前後方向に間隔を空けて複数並設されている。
前方延長片44は、後述する固定機構70や光軸調整部80の設置用のもので、図3に示すように、ヒートシンク基部42の車両前方側の端部から垂下された垂下片441と、この垂下片441の下端部から車両前方に延在された支持片442とを備える。また、支持片442には、車幅方向中央位置(図5の一点鎖線CEの位置)に、車両前後方向に長い長穴442aが形成されている。また、長穴442aの車両左方向の位置に、図5に示す円形の光軸調整用丸穴442bが開口されている。
リフレクタ20は、図3に示すように、ヒートシンク40の上面41に固定され、光源10から出射された光をレンズ50に向けて反射する反射面21を有する。そして、この反射面21は、光源10を第1の焦点とするとともに、シェード60の先端部60aを第2の焦点Fとする楕円を基本とした自由曲面とされている。また、リフレクタ20は、第1の焦点と第2の焦点Fとを結ぶ光軸(不図示)を有する。そして、レンズ50は、光軸Lが第2の焦点Fに重なるようにして配置されている。なお、このレンズ50の光軸Lは、車両用灯具Aの光軸Lを兼ねる。
フレーム30は、レンズ50およびシェード60を支持するもので、図4に示すように、レンズ支持枠部31、シェード支持部32、支持ブラケット33,33、調整用枠34が一体に形成されている。
レンズ支持枠部31は、軸方向を車両前後方向に向けた略四角筒状に形成されており、その内周にレンズ50が支持されている(図3参照)。
シェード支持部32は、図1、図4に示すように、レンズ支持枠部31の左右両端部の下側位置に配置され、シェード60を固定するねじ61を締結可能に形成されている。
シェード60は、リフレクタ20の反射面で反射された光源10からの光の一部を先端部60aで遮蔽して所望のカットオフラインを形成し、レンズ50から照射する光に所望の配光パターンを形成する。先端部60aは、光軸方向での位置の異なる2つの水平エッジが傾斜エッジで繋ぎ合わされた形状とされている。
支持ブラケット33は、レンズ支持枠部31の左右両端部から車両後方へ延在され、後端部に形成された連結用の穴33aに、ヒートシンク40から左右に突出された回転軸45が差し込まれている。したがって、フレーム30は、ヒートシンク40に対して、回転軸45の中心を回転中心軸RC(図5参照)として上下方向に回転可能に支持されている。さらに、本実施の形態1では、左右方向かつ略水平に延びるその回転中心軸RC(図5参照)が焦点Fを通るように配置されている。すなわち、フレーム30は、焦点Fを中心として上下方向に角度を変更可能となっており、これにより、光軸Lも上下方向に角度を変更可能となっている。
調整用枠34は、レンズ支持枠部31から下方に延在され、略長方形の筒状に形成されている。そして、この調整用枠34の後端部に支持片442の上面に沿って移動する移動部34a(図3参照)を有し、この移動部34aには、図3に示す締結用ボス部71および図4に示す光軸調整用ボス部81が含まれる。
締結用ボス部71は固定機構70の一部を構成し、光軸調整用ボス部81は光軸調整部80の一部を構成する。
次に、固定機構70について説明する。この固定機構70は、前述のように回転軸45を中心に上下方向に角度を変更可能なフレーム30をヒートシンク40に対して固定するもので、この固定は、フレーム30の締結用ボス部71を、ヒートシンク40の支持片442に固定する機構となっている。
締結用ボス部71は、調整用枠34の後端部に一体に形成され、ねじ穴71aが下方に開口して形成されている。また、ねじ穴71aは、支持片442の長穴442aと車両左右方向で同一位置に配置されている。そして、支持片442の上下両面および締結用ボス部71の下面は、回転中心軸RC(焦点F)を中心とする円弧状に形成されている。
さらに、固定機構70は、固定用ねじ72、ワッシャ73を備える。 固定用ねじ72は、締結用ボス部71のねじ穴71aに締結可能に形成されている。また、ワッシャ73は、固定用ねじ72を挿し通す穴が開口され、かつ、上面が支持片442の下面と同様の円弧面形状に形成されている。
すなわち、固定機構70は、図3に示すように、ワッシャ73および支持片442の長穴442aに下方から挿し通した固定用ねじ72を、締結用ボス部71のねじ穴71aに締結することで、フレーム30を支持片442に固定する。なお、前述のように支持片442の上下両面と、締結用ボス部71の下面と、ワッシャ73の上面とは、回転中心軸RC(焦点Fに一致)を中心とする円弧状に形成されている。このため、フレーム30のヒートシンク40に対する移動範囲の全域で、これらを相互に面で当接させることができる。
次に、光軸調整部80について説明する。この光軸調整部80は、フレーム30の上下方向角度を調整することで、光軸Lの上下方向の角度を調整する機構を形成する。
この光軸調整部80は、ヒートシンク40の支持片442に形成された光軸調整用丸穴442b(図5参照)と、フレーム30の光軸調整用ボス部81の下面に形成された光軸調整用長穴82(図5参照)とを備える。そして、この光軸調整部80は、光軸調整用治具90(図6B参照)を用いて、光軸調整操作を行う。
図5に示すように、光軸調整用長穴82は車幅方向に細長い形状であって、その前後方向寸法が光軸調整用丸穴442bの直径よりも小さな寸法に形成されている。よって、光軸調整用長穴82は、その全体を光軸調整用丸穴442bから臨むことが可能な大きさに形成され、かつ、光軸調整用丸穴442bとの車両前後方向の寸法差がフレーム30の可動範囲となっている。
光軸調整用治具90は、図6A,図6Bに示すように、円環状の中間フランジ91を挟んで、円柱状で相対的に小径の入力軸92と、円柱状で相対的に大径の挿入出力軸93とを備える。そして、中間フランジ91と入力軸92とが同軸に配置されているのに対し、挿入出力軸93は、軸心をずらして配置されてカムを構成している。
さらに、挿入出力軸93は、光軸調整用長穴82に挿入可能な直径に形成されている。一方、中間フランジ91の上面には、光軸調整用丸穴442bに嵌る直径の回転用凸部91aが中間フランジ91と同軸に形成されている。
次に、光軸調整部80による光軸調整の手順を説明する。光軸調整の際には、光軸調整用治具90の挿入出力軸93を、光軸調整用丸穴442bを通して光軸調整用長穴82に挿し通し、かつ、中間フランジ91の回転用凸部91aを光軸調整用丸穴442bに嵌め合わせる。
この状態で、入力軸92を回転させると、挿入出力軸93が、入力軸92に偏心して回転することにより、ヒートシンク40に対して車両前後方向に移動し、これによりフレーム30を、回転中心軸RC(回転軸45)を中心に車両上下方向の角度を変えることができる。
なお、図7Aはフレーム30を相対的に車両上方に変位させた状態を実線により示し、図7Bはフレーム30を相対的に車両下方に変位させた状態を実線により示す。このようにして、光軸調整部80により、フレーム30の角度を変えて車両用灯具Aの光軸Lを所望の上下方向角度に調整した後、前述の固定機構70によりフレーム30をヒートシンク40に対して固定する。
ここで、光軸調整に関し説明を加えると、仮に、フレーム30の回転中心軸RCが図3において、点VCのように焦点Fとは異なる位置にある場合、フレーム30の上下方向角度を変化させると、焦点Fに対するレンズ50およびシェード60の距離が変化する。そして、シェード60は先端部60aが焦点Fに対して上下方向に位置を変化させる。したがって、フレーム30の上下方向角度を変化させると配光パターンに影響を与えてしまう。
それに対し、本実施の形態では、光軸調整部80によりフレーム30の上下方向の角度を変える際に、フレーム30は、焦点Fを中心に回転するため、焦点Fとレンズ50およびシェード60との距離を一定に保つことができる。すなわち、フレーム30の上下方向の角度を変化させた図7Aと図7Bとを比較すると、シェード60の上部、特に、カットオフラインを形成する先端部60aの位置が、殆ど変化していないのが分かる。したがって、本実施の形態では、光軸調整によりフレーム30を上下に変位させた際の配光パターンへの影響を抑えることができる。
また、光軸調整部80は、上述のように、下方から光軸調整操作を行う。加えて、その位置は、ヒートシンク40のヒートシンク基部42、冷却フィン43よりも車両前方位置に配置されている(図5参照)。
したがって、ヒートシンク40は、車両前後方向で光源10およびリフレクタ20の下方位置からリフレクタ20の車両後方まで設けられている。そして、冷却フィン43は、車両用灯具Aの車幅方向の全長に亘って途切れることなく形成されている。よって、ヒートシンク40を、光源10の後方位置のみに配置したものと比較して、高い放熱性能を得ることができる。
(実施の形態1の効果)
以下に、実施の形態1の車両用灯具の効果を列挙する。
(1)実施の形態1の車両用灯具は、光源10と、光源10から出射した光を反射するリフレクタ20と、光源10を支持し、放熱を行うヒートシンク40と、リフレクタ20により反射した光源10の光を投影するレンズ50と、レンズ50を支持し、ヒートシンク40に対し回転中心軸RCを中心に上下方向に角度変化可能に取り付けられたフレーム30と、フレーム30を上下方向に角度変化させ、レンズ50の光軸Lの上下方向角度を調整する光軸調整部80と、を備える。そして、ヒートシンク40が、光源10の下方に配置され、光軸調整部80は、ヒートシンク40よりも前方に配置されている。
よって、光源10の下方位置にもヒートシンク40を配置でき、ヒートシンク40の冷却性能を確保することができる。加えて、光軸調整部80を車幅方向でヒートシンク40と重ねて配置してコンパクト化が可能である。
したがって、車両用灯具Aのコンパクト化が可能であるとともに、ヒートシンク40の冷却性能の確保が可能である。
特に、本実施の形態1では、光軸調整部80を、焦点Fよりも前方に配置しているため、ヒートシンク40も、光源10よりも前方位置まで設けることができ、その分、いっそう冷却性能を確保できる。
(2)実施の形態1の車両用灯具は、ヒートシンク40は、光源10が実装された基板11が設置されたヒートシンク基部42から垂下された複数の冷却フィン43を備え、冷却フィン43は、光源10の下方位置から、光源10よりも後方の位置に亘って設けられている。
したがって、ヒートシンク40は、光源10の下方から後方まで広い範囲に冷却フィン43を有し、より確実に冷却性能の確保が可能である。
(3)実施の形態1の車両用灯具は、光軸調整部80は、下方から操作力を入力してフレーム30を上下方向に角度変化させる。
このように、光軸調整部80への操作力の入力を下方から行うため、光軸調整部80をヒートシンク40の前方に配置していても、操作力を入力する構成をヒートシンク40に対して前後方向に貫通して設ける必要が無い。よって、操作力を入力する構成をヒートシンク40に貫通させた場合と比較して、ヒートシンク40の冷却性能を確保でき、かつ、操作力の入力位置と出力位置とを離す必要が無く、操作性に優れる。
(4)実施の形態1の車両用灯具は、ヒートシンク40は、光源10よりも下方位置から前方に延びる支持片442を備え、フレーム30は、支持片442の上方に重なり、角度変化に伴い支持片442に沿って移動する移動部34aを備える。さらに、光軸調整部80は、支持片442に開口された光軸調整用丸穴442bと、光軸調整用丸穴442bに対向して光軸調整用ボス部81に設けられ、光軸調整用丸穴442bよりも車両前後方向の寸法が小さくその直交方向である左右方向に長い光軸調整用長穴82とを有し、光軸調整用長穴82に挿入した光軸調整用治具90の挿入出力軸93を、光軸調整用丸穴442bの軸心から偏心させて光軸調整用丸穴442bを中心に回転させてフレーム30を回転させる。
このように、光軸調整部80は、フレーム30の光軸調整用長穴82と、ヒートシンク40の光軸調整用丸穴442bとを相対移動させる構造であるため、フレーム30の上下方向角度を調整する操作に必要な上下方向寸法を小さく抑えることができる。これにより、車両用灯具Aのコンパクト化をいっそう図ることが可能である。
(5)実施の形態1の車両用灯具は、移動部34aを支持片442に固定する固定機構70を有する。
したがって、光軸調整作業と固定作業とを近い位置で行うことが可能であり、作業性に優れる。さらに、本実施の形態1では、固定機構70の固定用ねじ72の締結作業を、光軸調整部80の光軸調整作業と同じ下方からの作業としたため、作業方向が異なる場合よりも、さらに作業性に優れる。
(6)実施の形態1の車両用灯具は、フレーム30の回転中心軸RCが、リフレクタ20の焦点Fを通るよう配置されている。
したがって、光軸調整のためのフレーム30の上下方向の角度変化の全域で焦点Fとレンズ50との距離を一定に保つことができ、配光パターンへの影響を抑えることができる。加えて、本実施の形態1では、シェード60の先端部60aを焦点Fの近傍位置に配置したため、光軸調整のためにフレーム30を上下に変位させた際の配光パターンへの影響をより一層抑えることができる。
以上、本開示の車両用灯具を実施の形態に基づき説明してきたが、具体的な構成については、この実施の形態に限られず、特許請求の範囲の各請求項に係る発明の要旨を逸脱しない限り、設計の変更や追加などは許容される。
例えば、実施の形態では、光軸調整機構として、光軸調整用丸穴442bと光軸調整用長穴82とを備えたものを示したが、これに限定されない。例えば、光軸調整用ねじと、これに噛み合うねじ穴とを備え、光軸調整用ねじを回転させて、ねじ穴側が上下する構造のものを用いてもよい。この場合、光軸調整用ねじおよびねじ穴を回転軸45(焦点F)よりも車両前方に配置することにより、ヒートシンク40を光源10よりも前方まで確保できる。
さらに、実施の形態では、光軸調整用治具を用いて光軸調整を行うものを示したが、光軸調整用治具と同様の駆動部材を車両用灯具に設け、これをアクチュエータにより回転させて、光軸を可変制御するようにしてもよい。
また、実施の形態では、シェード60をフレーム30に設けた例を示したが、ヒートシンク40に固定するようにしてもよい。さらに、ヒートシンク40は、冷却フィンをヒートシンク基部42の上面41にも設け、放熱性能を高めてもよい。
10 光源
20 リフレクタ
30 フレーム
34a 移動部
40 ヒートシンク
42 ヒートシンク基部
43 冷却フィン
50 レンズ
60 シェード
70 固定機構
72 固定用ねじ
80 光軸調整機構
81 光軸調整用ボス部
82 光軸調整用長穴
90 光軸調整用治具
93 挿入出力軸(挿入部)
442 支持片
442a 長穴
442b 光軸調整用丸穴
A 車両用灯具
F 焦点

Claims (4)

  1. 光源と、
    前記光源から出射した光を反射するリフレクタと、
    前記光源を支持し、放熱を行うヒートシンクと、
    前記リフレクタにより反射した前記光を投影させるレンズと、
    前記レンズを支持し、前記ヒートシンクに対し回転中心軸を中心に上下方向に角度変化可能に取り付けられたフレームと、
    前記フレームを上下方向に角度変化させ、前記レンズの光軸の上下方向角度を調整する光軸調整部と、を備え、
    前記ヒートシンクが、前記光源の下方に配置され、
    前記光軸調整部は、前記ヒートシンクよりも前方に配置されており、
    前記光軸調整部は、下方から操作力を入力して前記フレームを回転させる機構であり、
    前記ヒートシンクは、前記光源よりも下方位置で前記前方に延びる支持片を備え、
    前記フレームは、前記支持片の上方に重なり、前記角度変化に伴い前記支持片に沿って移動する移動部を備え、
    前記光軸調整部は、前記支持片に開口された丸穴と、前記丸穴に対向して前記移動部に設けられ、前記丸穴よりも前後方向の寸法が小さくその直交方向に長い長穴と、を有し、前記長穴に挿入した光軸調整用治具の出力軸を、前記丸穴の軸心から偏心させて前記丸穴を中心に回転させて前記フレームを回転させる構造である車両用灯具。
  2. 請求項1に記載の車両用灯具において、
    前記ヒートシンクは、前記光源が実装された基板が設置された基部から垂下された複数の冷却フィンを備え、
    前記冷却フィンは、前記光源の下方位置から前記光源よりも後方の位置に亘って設けられている車両用灯具。
  3. 請求項1または2に記載の車両用灯具において、
    前記移動部を前記支持片に固定する固定機構を有する車両用灯具。
  4. 請求項1~請求項のいずれか1項に記載の車両用灯具において、
    前記フレームの前記回転中心軸が、前記リフレクタの焦点を通るよう配置されている車両用灯具。
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