前記問題点に鑑み、本発明は、ヒートシンクに対して回動せしめられる回動部材の占有領域を小さくすることができる車両用前照灯を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明によれば、第1発光素子光源(1a)と、第1発光素子光源(1a)からの光を反射するための第1リフレクタ(2a)と、第1リフレクタ(2a)からの光の一部を遮るための第1シェード(3a)と、第1シェード(3a)によって遮られなかった第1リフレクタ(2a)からの光を投影するための第1投影レンズ(4a)と、第1レンズホルダ(5a)とを有する第1プロジェクタ型ランプユニット(10a)を具備し、第2発光素子光源(1b)と、第2発光素子光源(1b)からの光を反射するための第2リフレクタ(2b)と、第2リフレクタ(2b)からの光の一部を遮るための第2シェード(3b)と、第2シェード(3b)によって遮られなかった第2リフレクタ(2b)からの光を投影するための第2投影レンズ(4b)と、第2レンズホルダ(5b)とを有する第2プロジェクタ型ランプユニット(10b)を具備し、第1発光素子光源取り付け部(11a)と、第2発光素子光源取り付け部(11b)と、放熱フィン部(11c)とを有するヒートシンク(11)を具備し、第1発光素子光源(1a)および第1リフレクタ(2a)をヒートシンク(11)の第1発光素子光源取り付け部(11a)に接続し、第2発光素子光源(1b)および第2リフレクタ(2b)をヒートシンク(11)の第2発光素子光源取り付け部(11b)に接続し、第1シェード(3a)と第1レンズホルダ(5a)と第1投影レンズ(4a)とを相互に接続し、第2シェード(3b)と第2レンズホルダ(5b)と第2投影レンズ(4b)とを相互に接続し、第1投影レンズ(4a)の焦点上またはその近傍を通って左右方向に延びている第1軸線(L1a)と同軸関係の第1右側軸部(6a)と第1左側軸部(7a)とを第1レンズホルダ(5a)の外周面上に配置し、第2投影レンズ(4b)の焦点上またはその近傍を通って左右方向に延びている第2軸線(L1b)と同軸関係の第2右側軸部(6b)と第2左側軸部(7b)とを第2レンズホルダ(5b)の外周面上に配置し、第1投影レンズ(4a)の光軸(CLa)を調整するための第1光軸調整スクリュー(12a)をヒートシンク(11)によって回転可能に支持し、第2投影レンズ(4b)の光軸(CLb)を調整するための第2光軸調整スクリュー(12b)をヒートシンク(11)によって回転可能に支持し、第1光軸調整スクリュー(12a)の雄ねじ部(12a1)と螺合するための第1雌ねじ部(8a)を第1レンズホルダ(5a)に設け、第2光軸調整スクリュー(12b)の雄ねじ部(12b1)と螺合するための第2雌ねじ部(8b)を第2レンズホルダ(5b)に設け、第1軸線(L1a)を中心に第1右側軸部(6a)を回転可能に支持するための第1右側支持部(13a)と、第1軸線(L1a)を中心に第1左側軸部(7a)を回転可能に支持するための第1左側支持部(14a)とをヒートシンク(11)に設け、第2軸線(L1b)を中心に第2右側軸部(6b)を回転可能に支持するための第2右側支持部(13b)と、第2軸線(L1b)を中心に第2左側軸部(7b)を回転可能に支持するための第2左側支持部(14b)とをヒートシンク(11)に設け、第1光軸調整スクリュー(12a)を回転させることにより、第1シェード(3a)と第1投影レンズ(4a)と第1レンズホルダ(5a)と第1右側軸部(6a)と第1左側軸部(7a)と第1雌ねじ部(8a)とが、第1軸線(L1a)を中心にヒートシンク(11)に対して回動せしめられ、第2光軸調整スクリュー(12b)を回転させることにより、第2シェード(3b)と第2投影レンズ(4b)と第2レンズホルダ(5b)と第2右側軸部(6b)と第2左側軸部(7b)と第2雌ねじ部(8b)とが、第2軸線(L1b)を中心にヒートシンク(11)に対して回動せしめられることを特徴とする車両用前照灯(100)が提供される。
請求項2に記載の発明によれば、第1発光素子光源(1a)と、第1発光素子光源(1a)からの光を反射するための第1リフレクタ(2a)と、第1リフレクタ(2a)からの光の一部を遮るための第1シェード(3a)と、第1シェード(3a)によって遮られなかった第1リフレクタ(2a)からの光を投影するための第1投影レンズ(4a)と、第1レンズホルダ(5a)とを有する第1プロジェクタ型ランプユニット(10a)を具備し、第2発光素子光源(1b)と、第2発光素子光源(1b)からの光を反射するための第2リフレクタ(2b)と、第2リフレクタ(2b)からの光の一部を遮るための第2シェード(3b)と、第2シェード(3b)によって遮られなかった第2リフレクタ(2b)からの光を投影するための第2投影レンズ(4b)と、第2レンズホルダ(5b)とを有する第2プロジェクタ型ランプユニット(10b)を具備し、第1発光素子光源取り付け部(11a)と、第2発光素子光源取り付け部(11b)と、放熱フィン部(11c)とを有するヒートシンク(11)を具備し、第1発光素子光源(1a)と第1リフレクタ(2a)と第1シェード(3a)とをヒートシンク(11)の第1発光素子光源取り付け部(11a)に接続し、第2発光素子光源(1b)と第2リフレクタ(2b)と第2シェード(3b)とをヒートシンク(11)の第2発光素子光源取り付け部(11b)に接続し、第1レンズホルダ(5a)と第1投影レンズ(4a)とを相互に接続し、第2レンズホルダ(5b)と第2投影レンズ(4b)とを相互に接続し、第1投影レンズ(4a)の焦点上またはその近傍を通って左右方向に延びている第1軸線(L1a)と同軸関係の第1右側軸部(6a)と第1左側軸部(7a)とを第1レンズホルダ(5a)の外周面上に配置し、第2投影レンズ(4b)の焦点上またはその近傍を通って左右方向に延びている第2軸線(L1b)と同軸関係の第2右側軸部(6b)と第2左側軸部(7b)とを第2レンズホルダ(5b)の外周面上に配置し、第1投影レンズ(4a)の光軸(CLa)を調整するための第1光軸調整スクリュー(12a)をヒートシンク(11)によって回転可能に支持し、第2投影レンズ(4b)の光軸(CLb)を調整するための第2光軸調整スクリュー(12b)をヒートシンク(11)によって回転可能に支持し、第1光軸調整スクリュー(12a)の雄ねじ部(12a1)と螺合するための第1雌ねじ部(8a)を第1レンズホルダ(5a)に設け、第2光軸調整スクリュー(12b)の雄ねじ部(12b1)と螺合するための第2雌ねじ部(8b)を第2レンズホルダ(5b)に設け、第1軸線(L1a)を中心に第1右側軸部(6a)を回転可能に支持するための第1右側支持部(13a)と、第1軸線(L1a)を中心に第1左側軸部(7a)を回転可能に支持するための第1左側支持部(14a)とをヒートシンク(11)に設け、第2軸線(L1b)を中心に第2右側軸部(6b)を回転可能に支持するための第2右側支持部(13b)と、第2軸線(L1b)を中心に第2左側軸部(7b)を回転可能に支持するための第2左側支持部(14b)とをヒートシンク(11)に設け、第1光軸調整スクリュー(12a)を回転させることにより、第1投影レンズ(4a)と第1レンズホルダ(5a)と第1右側軸部(6a)と第1左側軸部(7a)と第1雌ねじ部(8a)とが、第1軸線(L1a)を中心にヒートシンク(11)に対して回動せしめられ、第2光軸調整スクリュー(12b)を回転させることにより、第2投影レンズ(4b)と第2レンズホルダ(5b)と第2右側軸部(6b)と第2左側軸部(7b)と第2雌ねじ部(8b)とが、第2軸線(L1b)を中心にヒートシンク(11)に対して回動せしめられることを特徴とする車両用前照灯(100)が提供される。
請求項3に記載の発明によれば、第1発光素子光源(1a)と、第1発光素子光源(1a)からの光を反射するための第1リフレクタ(2a)と、第1リフレクタ(2a)からの光の一部を遮るための第1シェード(3a)と、第1シェード(3a)によって遮られなかった第1リフレクタ(2a)からの光を投影するための第1投影レンズ(4a)と、第1レンズホルダ(5a)とを有する第1プロジェクタ型ランプユニット(10a)を具備し、第2発光素子光源(1b)と、第2発光素子光源(1b)からの光を反射するための第2リフレクタ(2b)と、第2リフレクタ(2b)からの光の一部を遮るための第2シェード(3b)と、第2シェード(3b)によって遮られなかった第2リフレクタ(2b)からの光を投影するための第2投影レンズ(4b)と、第2レンズホルダ(5b)とを有する第2プロジェクタ型ランプユニット(10b)を具備し、第1発光素子光源取り付け部(11a)と、第2発光素子光源取り付け部(11b)と、放熱フィン部(11c)とを有するヒートシンク(11)を具備し、第1発光素子光源(1a)および第1リフレクタ(2a)をヒートシンク(11)の第1発光素子光源取り付け部(11a)に接続し、第2発光素子光源(1b)および第2リフレクタ(2b)をヒートシンク(11)の第2発光素子光源取り付け部(11b)に接続し、第1シェード(3a)と第1レンズホルダ(5a)と第1投影レンズ(4a)とを相互に接続し、第2リフレクタ(2b)と第2シェード(3b)と第2レンズホルダ(5b)と第2投影レンズ(4b)とを相互に接続し、第1投影レンズ(4a)の焦点上またはその近傍を通って左右方向に延びている第1軸線(L1a)と同軸関係の第1右側軸部(6a)と第1左側軸部(7a)とを第1レンズホルダ(5a)の外周面上に配置し、第1投影レンズ(4a)の光軸(CLa)を調整するための第1光軸調整スクリュー(12a)をヒートシンク(11)によって回転可能に支持し、第2投影レンズ(4b)の光軸(CLb)を調整するためのエイミングスクリュー(104a,104b)を車両用前照灯ハウジング(101)によって回転可能に支持し、第1光軸調整スクリュー(12a)の雄ねじ部(12a1)と螺合するための第1雌ねじ部(8a)を第1レンズホルダ(5a)に設け、エイミングスクリュー(104a,104b)の雄ねじ部(104a1,104b1)と螺合するための雌ねじ部(11d,11e)をヒートシンク(11)に設け、第1軸線(L1a)を中心に第1右側軸部(6a)を回転可能に支持するための第1右側支持部(13a)と、第1軸線(L1a)を中心に第1左側軸部(7a)を回転可能に支持するための第1左側支持部(14a)とをヒートシンク(11)に設け、第1光軸調整スクリュー(12a)を回転させることにより、第1シェード(3a)と第1投影レンズ(4a)と第1レンズホルダ(5a)と第1右側軸部(6a)と第1左側軸部(7a)と第1雌ねじ部(8a)とが、第1軸線(L1a)を中心にヒートシンク(11)に対して回動せしめられ、エイミングスクリュー(104a,104b)を回転させることにより、ヒートシンク(11)と第1プロジェクタ型ランプユニット(10a)と第2プロジェクタ型ランプユニット(10b)とが、車両用前照灯ハウジング(101)に対して回動せしめられることを特徴とする車両用前照灯(100)が提供される。
請求項4に記載の発明によれば、第1発光素子光源(1a)と、第1発光素子光源(1a)からの光を反射するための第1リフレクタ(2a)と、第1リフレクタ(2a)からの光の一部を遮るための第1シェード(3a)と、第1シェード(3a)によって遮られなかった第1リフレクタ(2a)からの光を投影するための第1投影レンズ(4a)と、第1レンズホルダ(5a)とを有する第1プロジェクタ型ランプユニット(10a)を具備し、第2発光素子光源(1b)と、第2発光素子光源(1b)からの光を反射するための第2リフレクタ(2b)と、第2リフレクタ(2b)からの光の一部を遮るための第2シェード(3b)と、第2シェード(3b)によって遮られなかった第2リフレクタ(2b)からの光を投影するための第2投影レンズ(4b)と、第2レンズホルダ(5b)とを有する第2プロジェクタ型ランプユニット(10b)を具備し、第1発光素子光源取り付け部(11a)と、第2発光素子光源取り付け部(11b)と、放熱フィン部(11c)とを有するヒートシンク(11)を具備し、第1発光素子光源(1a)と第1リフレクタ(2a)と第1シェード(3a)とをヒートシンク(11)の第1発光素子光源取り付け部(11a)に接続し、第2発光素子光源(1b)と第2リフレクタ(2b)と第2シェード(3b)とをヒートシンク(11)の第2発光素子光源取り付け部(11b)に接続し、第1レンズホルダ(5a)と第1投影レンズ(4a)とを相互に接続し、第2リフレクタ(2b)と第2レンズホルダ(5b)と第2投影レンズ(4b)とを相互に接続し、第1投影レンズ(4a)の焦点上またはその近傍を通って左右方向に延びている第1軸線(L1a)と同軸関係の第1右側軸部(6a)と第1左側軸部(7a)とを第1レンズホルダ(5a)の外周面上に配置し、第1投影レンズ(4a)の光軸(CLa)を調整するための第1光軸調整スクリュー(12a)をヒートシンク(11)によって回転可能に支持し、第2投影レンズ(4b)の光軸(CLb)を調整するためのエイミングスクリュー(104a,104b)を車両用前照灯ハウジング(101)によって回転可能に支持し、第1光軸調整スクリュー(12a)の雄ねじ部(12a1)と螺合するための第1雌ねじ部(8a)を第1レンズホルダ(5a)に設け、エイミングスクリュー(104a,104b)の雄ねじ部(104a1,104b1)と螺合するための雌ねじ部(11d,11e)をヒートシンク(11)に設け、第1軸線(L1a)を中心に第1右側軸部(6a)を回転可能に支持するための第1右側支持部(13a)と、第1軸線(L1a)を中心に第1左側軸部(7a)を回転可能に支持するための第1左側支持部(14a)とをヒートシンク(11)に設け、第1光軸調整スクリュー(12a)を回転させることにより、第1投影レンズ(4a)と第1レンズホルダ(5a)と第1右側軸部(6a)と第1左側軸部(7a)と第1雌ねじ部(8a)とが、第1軸線(L1a)を中心にヒートシンク(11)に対して回動せしめられ、エイミングスクリュー(104a,104b)を回転させることにより、ヒートシンク(11)と第1プロジェクタ型ランプユニット(10a)と第2プロジェクタ型ランプユニット(10b)とが、車両用前照灯ハウジング(101)に対して回動せしめられることを特徴とする車両用前照灯(100)が提供される。
請求項1に記載の車両用前照灯(100)では、第1発光素子光源(1a)と、第1発光素子光源(1a)からの光を反射するための第1リフレクタ(2a)と、第1リフレクタ(2a)からの光の一部を遮るための第1シェード(3a)と、第1シェード(3a)によって遮られなかった第1リフレクタ(2a)からの光を投影するための第1投影レンズ(4a)と、第1レンズホルダ(5a)とを有する第1プロジェクタ型ランプユニット(10a)が設けられている。
更に、請求項1に記載の車両用前照灯(100)では、第2発光素子光源(1b)と、第2発光素子光源(1b)からの光を反射するための第2リフレクタ(2b)と、第2リフレクタ(2b)からの光の一部を遮るための第2シェード(3b)と、第2シェード(3b)によって遮られなかった第2リフレクタ(2b)からの光を投影するための第2投影レンズ(4b)と、第2レンズホルダ(5b)とを有する第2プロジェクタ型ランプユニット(10b)が設けられている。
また、請求項1に記載の車両用前照灯(100)では、第1発光素子光源取り付け部(11a)と、第2発光素子光源取り付け部(11b)と、放熱フィン部(11c)とを有するヒートシンク(11)が設けられている。更に、第1発光素子光源(1a)および第1リフレクタ(2a)が、ヒートシンク(11)の第1発光素子光源取り付け部(11a)に接続されている。また、第2発光素子光源(1b)および第2リフレクタ(2b)が、ヒートシンク(11)の第2発光素子光源取り付け部(11b)に接続されている。
つまり、請求項1に記載の車両用前照灯(100)では、第1発光素子光源(1a)および第2発光素子光源(1b)が、ヒートシンク(11)に取り付けられ、ヒートシンク(11)の放熱フィン部(11c)の近くに配置されている。そのため、請求項1に記載の車両用前照灯(100)によれば、第1発光素子光源(1a)および第2発光素子光源(1b)の冷却効率を向上させることができる。
また、請求項1に記載の車両用前照灯(100)では、第1発光素子光源(1a)と第2発光素子光源(1b)とでヒートシンク(11)が共用されている。そのため、請求項1に記載の車両用前照灯(100)によれば、第1発光素子光源用ヒートシンクと第2発光素子光源用ヒートシンクとが別個に設けられる場合よりも車両用前照灯(100)全体の部品数を低減することができる。
更に、請求項1に記載の車両用前照灯(100)では、第1シェード(3a)と第1レンズホルダ(5a)と第1投影レンズ(4a)とが相互に接続されている。また、第2シェード(3b)と第2レンズホルダ(5b)と第2投影レンズ(4b)とが相互に接続されている。
また、請求項1に記載の車両用前照灯(100)では、第1投影レンズ(4a)の焦点上またはその近傍を通って左右方向に延びている第1軸線(L1a)と同軸関係の第1右側軸部(6a)と第1左側軸部(7a)とが、第1レンズホルダ(5a)の外周面上に配置されている。更に、第2投影レンズ(4b)の焦点上またはその近傍を通って左右方向に延びている第2軸線(L1b)と同軸関係の第2右側軸部(6b)と第2左側軸部(7b)とが、第2レンズホルダ(5b)の外周面上に配置されている。
更に、請求項1に記載の車両用前照灯(100)では、第1投影レンズ(4a)の光軸(CLa)を調整するための第1光軸調整スクリュー(12a)が、ヒートシンク(11)によって回転可能に支持されている。また、第2投影レンズ(4b)の光軸(CLb)を調整するための第2光軸調整スクリュー(12b)が、ヒートシンク(11)によって回転可能に支持されている。
また、請求項1に記載の車両用前照灯(100)では、第1光軸調整スクリュー(12a)の雄ねじ部(12a1)と螺合するための第1雌ねじ部(8a)が、第1レンズホルダ(5a)に設けられている。更に、第2光軸調整スクリュー(12b)の雄ねじ部(12b1)と螺合するための第2雌ねじ部(8b)が、第2レンズホルダ(5b)に設けられている。
更に、請求項1に記載の車両用前照灯(100)では、第1軸線(L1a)を中心に第1右側軸部(6a)を回転可能に支持するための第1右側支持部(13a)と、第1軸線(L1a)を中心に第1左側軸部(7a)を回転可能に支持するための第1左側支持部(14a)とが、ヒートシンク(11)に設けられている。また、第2軸線(L1b)を中心に第2右側軸部(6b)を回転可能に支持するための第2右側支持部(13b)と、第2軸線(L1b)を中心に第2左側軸部(7b)を回転可能に支持するための第2左側支持部(14b)とが、ヒートシンク(11)に設けられている。
詳細には、請求項1に記載の車両用前照灯(100)では、第1光軸調整スクリュー(12a)を回転させることにより、第1シェード(3a)と第1投影レンズ(4a)と第1レンズホルダ(5a)と第1右側軸部(6a)と第1左側軸部(7a)と第1雌ねじ部(8a)とが、第1軸線(L1a)を中心にヒートシンク(11)に対して回動せしめられる。
つまり、請求項1に記載の車両用前照灯(100)では、第1光軸調整スクリュー(12a)を回転させることにより、第1投影レンズ(4a)の焦点上またはその近傍を通って左右方向に延びている第1軸線(L1a)を中心に、第1投影レンズ(4a)がヒートシンク(11)に対して回動せしめられる。
そのため、請求項1に記載の車両用前照灯(100)によれば、第1光軸調整スクリュー(12a)を回転させることにより、第1投影レンズ(4a)の光軸(CLa)を上下方向に調整することができる。
換言すれば、請求項1に記載の車両用前照灯(100)では、第1光軸調整スクリュー(12a)を回転させることにより、ヒートシンク(11)を回動させることなく第1投影レンズ(4a)の光軸(CLa)を上下方向に調整することができる。
そのため、請求項1に記載の車両用前照灯(100)によれば、第1投影レンズ(4a)の光軸(CLa)を上下方向に調整する時にヒートシンク(11)が回動せしめられる場合よりも、第1投影レンズ(4a)の光軸(CLa)の調整機構に要求される剛性を低減することができ、それにより、車両用前照灯(100)全体を軽量化することができる。
また、請求項1に記載の車両用前照灯(100)では、回動部材としての第1シェード(3a)、第1投影レンズ(4a)、第1レンズホルダ(5a)、第1右側軸部(6a)、第1左側軸部(7a)および第1雌ねじ部(8a)の回動中心が、第1発光素子光源(1a)の位置ではなく、第1発光素子光源(1a)と第1投影レンズ(4a)との間の第1投影レンズ(4a)の焦点上またはその近傍に設定されている。
つまり、請求項1に記載の車両用前照灯(100)では、回動部材としての第1シェード(3a)、第1投影レンズ(4a)、第1レンズホルダ(5a)、第1右側軸部(6a)、第1左側軸部(7a)および第1雌ねじ部(8a)の回動半径(第1投影レンズ(4a)の焦点上またはその近傍から第1投影レンズ(4a)の前端までの距離)が比較的小さい値に設定されている。
そのため、請求項1に記載の車両用前照灯(100)によれば、回動部材の回動半径が大きい値に設定されている特開2007−5182号公報に記載された車両用前照灯よりも、回動部材の占有領域を小さくすることができ、それにより、車両用前照灯(100)全体を小型化することができる。
更に、請求項1に記載の車両用前照灯(100)では、第2光軸調整スクリュー(12b)を回転させることにより、第2シェード(3b)と第2投影レンズ(4b)と第2レンズホルダ(5b)と第2右側軸部(6b)と第2左側軸部(7b)と第2雌ねじ部(8b)とが、第2軸線(L1b)を中心にヒートシンク(11)に対して回動せしめられる。
つまり、請求項1に記載の車両用前照灯(100)では、第2光軸調整スクリュー(12b)を回転させることにより、第2投影レンズ(4b)の焦点上またはその近傍を通って左右方向に延びている第2軸線(L1b)を中心に、第2投影レンズ(4b)がヒートシンク(11)に対して回動せしめられる。
そのため、請求項1に記載の車両用前照灯(100)によれば、第2光軸調整スクリュー(12b)を回転させることにより、第2投影レンズ(4b)の光軸(CLb)を上下方向に調整することができる。
換言すれば、請求項1に記載の車両用前照灯(100)では、第2光軸調整スクリュー(12b)を回転させることにより、ヒートシンク(11)を回動させることなく第2投影レンズ(4b)の光軸(CLb)を上下方向に調整することができる。
そのため、請求項1に記載の車両用前照灯(100)によれば、第2投影レンズ(4b)の光軸(CLb)を上下方向に調整する時にヒートシンク(11)が回動せしめられる場合よりも、第2投影レンズ(4b)の光軸(CLb)の調整機構に要求される剛性を低減することができ、それにより、車両用前照灯(100)全体を軽量化することができる。
また、請求項1に記載の車両用前照灯(100)では、回動部材としての第2シェード(3b)、第2投影レンズ(4b)、第2レンズホルダ(5b)、第2右側軸部(6b)、第2左側軸部(7b)および第2雌ねじ部(8b)の回動中心が、第2発光素子光源(1b)の位置ではなく、第2発光素子光源(1b)と第2投影レンズ(4b)との間の第2投影レンズ(4b)の焦点上またはその近傍に設定されている。
つまり、請求項1に記載の車両用前照灯(100)では、回動部材としての第2シェード(3b)、第2投影レンズ(4b)、第2レンズホルダ(5b)、第2右側軸部(6b)、第2左側軸部(7b)および第2雌ねじ部(8b)の回動半径(第2投影レンズ(4b)の焦点上またはその近傍から第2投影レンズ(4b)の前端までの距離)が比較的小さい値に設定されている。
そのため、請求項1に記載の車両用前照灯(100)によれば、回動部材の回動半径が大きい値に設定されている特開2007−5182号公報に記載された車両用前照灯よりも、回動部材の占有領域を小さくすることができ、それにより、車両用前照灯(100)全体を小型化することができる。
請求項2に記載の車両用前照灯(100)では、第1発光素子光源(1a)と、第1発光素子光源(1a)からの光を反射するための第1リフレクタ(2a)と、第1リフレクタ(2a)からの光の一部を遮るための第1シェード(3a)と、第1シェード(3a)によって遮られなかった第1リフレクタ(2a)からの光を投影するための第1投影レンズ(4a)と、第1レンズホルダ(5a)とを有する第1プロジェクタ型ランプユニット(10a)が設けられている。
更に、請求項2に記載の車両用前照灯(100)では、第2発光素子光源(1b)と、第2発光素子光源(1b)からの光を反射するための第2リフレクタ(2b)と、第2リフレクタ(2b)からの光の一部を遮るための第2シェード(3b)と、第2シェード(3b)によって遮られなかった第2リフレクタ(2b)からの光を投影するための第2投影レンズ(4b)と、第2レンズホルダ(5b)とを有する第2プロジェクタ型ランプユニット(10b)が設けられている。
また、請求項2に記載の車両用前照灯(100)では、第1発光素子光源取り付け部(11a)と、第2発光素子光源取り付け部(11b)と、放熱フィン部(11c)とを有するヒートシンク(11)が設けられている。更に、第1発光素子光源(1a)と第1リフレクタ(2a)と第1シェード(3a)とが、ヒートシンク(11)の第1発光素子光源取り付け部(11a)に接続されている。また、第2発光素子光源(1b)と第2リフレクタ(2b)と第2シェード(3b)とが、ヒートシンク(11)の第2発光素子光源取り付け部(11b)に接続されている。
つまり、請求項2に記載の車両用前照灯(100)では、第1発光素子光源(1a)および第2発光素子光源(1b)が、ヒートシンク(11)に取り付けられ、ヒートシンク(11)の放熱フィン部(11c)の近くに配置されている。そのため、請求項2に記載の車両用前照灯(100)によれば、第1発光素子光源(1a)および第2発光素子光源(1b)の冷却効率を向上させることができる。
また、請求項2に記載の車両用前照灯(100)では、第1発光素子光源(1a)と第2発光素子光源(1b)とでヒートシンク(11)が共用されている。そのため、請求項2に記載の車両用前照灯(100)によれば、第1発光素子光源用ヒートシンクと第2発光素子光源用ヒートシンクとが別個に設けられる場合よりも車両用前照灯(100)全体の部品数を低減することができる。
更に、請求項2に記載の車両用前照灯(100)では、第1レンズホルダ(5a)と第1投影レンズ(4a)とが相互に接続されている。また、第2レンズホルダ(5b)と第2投影レンズ(4b)とが相互に接続されている。
また、請求項2に記載の車両用前照灯(100)では、第1投影レンズ(4a)の焦点上またはその近傍を通って左右方向に延びている第1軸線(L1a)と同軸関係の第1右側軸部(6a)と第1左側軸部(7a)とが、第1レンズホルダ(5a)の外周面上に配置されている。更に、第2投影レンズ(4b)の焦点上またはその近傍を通って左右方向に延びている第2軸線(L1b)と同軸関係の第2右側軸部(6b)と第2左側軸部(7b)とが、第2レンズホルダ(5b)の外周面上に配置されている。
更に、請求項2に記載の車両用前照灯(100)では、第1投影レンズ(4a)の光軸(CLa)を調整するための第1光軸調整スクリュー(12a)が、ヒートシンク(11)によって回転可能に支持されている。また、第2投影レンズ(4b)の光軸(CLb)を調整するための第2光軸調整スクリュー(12b)が、ヒートシンク(11)によって回転可能に支持されている。
また、請求項2に記載の車両用前照灯(100)では、第1光軸調整スクリュー(12a)の雄ねじ部(12a1)と螺合するための第1雌ねじ部(8a)が、第1レンズホルダ(5a)に設けられている。更に、第2光軸調整スクリュー(12b)の雄ねじ部(12b1)と螺合するための第2雌ねじ部(8b)が、第2レンズホルダ(5b)に設けられている。
更に、請求項2に記載の車両用前照灯(100)では、第1軸線(L1a)を中心に第1右側軸部(6a)を回転可能に支持するための第1右側支持部(13a)と、第1軸線(L1a)を中心に第1左側軸部(7a)を回転可能に支持するための第1左側支持部(14a)とが、ヒートシンク(11)に設けられている。また、第2軸線(L1b)を中心に第2右側軸部(6b)を回転可能に支持するための第2右側支持部(13b)と、第2軸線(L1b)を中心に第2左側軸部(7b)を回転可能に支持するための第2左側支持部(14b)とが、ヒートシンク(11)に設けられている。
詳細には、請求項2に記載の車両用前照灯(100)では、第1光軸調整スクリュー(12a)を回転させることにより、第1投影レンズ(4a)と第1レンズホルダ(5a)と第1右側軸部(6a)と第1左側軸部(7a)と第1雌ねじ部(8a)とが、第1軸線(L1a)を中心にヒートシンク(11)に対して回動せしめられる。
つまり、請求項2に記載の車両用前照灯(100)では、第1光軸調整スクリュー(12a)を回転させることにより、第1投影レンズ(4a)の焦点上またはその近傍を通って左右方向に延びている第1軸線(L1a)を中心に、第1投影レンズ(4a)がヒートシンク(11)に対して回動せしめられる。
そのため、請求項2に記載の車両用前照灯(100)によれば、第1光軸調整スクリュー(12a)を回転させることにより、第1投影レンズ(4a)の光軸(CLa)を上下方向に調整することができる。
換言すれば、請求項2に記載の車両用前照灯(100)では、第1光軸調整スクリュー(12a)を回転させることにより、ヒートシンク(11)を回動させることなく第1投影レンズ(4a)の光軸(CLa)を上下方向に調整することができる。
そのため、請求項2に記載の車両用前照灯(100)によれば、第1投影レンズ(4a)の光軸(CLa)を上下方向に調整する時にヒートシンク(11)が回動せしめられる場合よりも、第1投影レンズ(4a)の光軸(CLa)の調整機構に要求される剛性を低減することができ、それにより、車両用前照灯(100)全体を軽量化することができる。
また、請求項2に記載の車両用前照灯(100)では、回動部材としての第1投影レンズ(4a)、第1レンズホルダ(5a)、第1右側軸部(6a)、第1左側軸部(7a)および第1雌ねじ部(8a)の回動中心が、第1発光素子光源(1a)の位置ではなく、第1発光素子光源(1a)と第1投影レンズ(4a)との間の第1投影レンズ(4a)の焦点上またはその近傍に設定されている。
つまり、請求項2に記載の車両用前照灯(100)では、回動部材としての第1投影レンズ(4a)、第1レンズホルダ(5a)、第1右側軸部(6a)、第1左側軸部(7a)および第1雌ねじ部(8a)の回動半径(第1投影レンズ(4a)の焦点上またはその近傍から第1投影レンズ(4a)の前端までの距離)が比較的小さい値に設定されている。
そのため、請求項2に記載の車両用前照灯(100)によれば、回動部材の回動半径が大きい値に設定されている特開2007−5182号公報に記載された車両用前照灯よりも、回動部材の占有領域を小さくすることができ、それにより、車両用前照灯(100)全体を小型化することができる。
更に、請求項2に記載の車両用前照灯(100)では、第2光軸調整スクリュー(12b)を回転させることにより、第2投影レンズ(4b)と第2レンズホルダ(5b)と第2右側軸部(6b)と第2左側軸部(7b)と第2雌ねじ部(8b)とが、第2軸線(L1b)を中心にヒートシンク(11)に対して回動せしめられる。
つまり、請求項2に記載の車両用前照灯(100)では、第2光軸調整スクリュー(12b)を回転させることにより、第2投影レンズ(4b)の焦点上またはその近傍を通って左右方向に延びている第2軸線(L1b)を中心に、第2投影レンズ(4b)がヒートシンク(11)に対して回動せしめられる。
そのため、請求項2に記載の車両用前照灯(100)によれば、第2光軸調整スクリュー(12b)を回転させることにより、第2投影レンズ(4b)の光軸(CLb)を上下方向に調整することができる。
換言すれば、請求項2に記載の車両用前照灯(100)では、第2光軸調整スクリュー(12b)を回転させることにより、ヒートシンク(11)を回動させることなく第2投影レンズ(4b)の光軸(CLb)を上下方向に調整することができる。
そのため、請求項2に記載の車両用前照灯(100)によれば、第2投影レンズ(4b)の光軸(CLb)を上下方向に調整する時にヒートシンク(11)が回動せしめられる場合よりも、第2投影レンズ(4b)の光軸(CLb)の調整機構に要求される剛性を低減することができ、それにより、車両用前照灯(100)全体を軽量化することができる。
また、請求項2に記載の車両用前照灯(100)では、回動部材としての第2投影レンズ(4b)、第2レンズホルダ(5b)、第2右側軸部(6b)、第2左側軸部(7b)および第2雌ねじ部(8b)の回動中心が、第2発光素子光源(1b)の位置ではなく、第2発光素子光源(1b)と第2投影レンズ(4b)との間の第2投影レンズ(4b)の焦点上またはその近傍に設定されている。
つまり、請求項2に記載の車両用前照灯(100)では、回動部材としての第2投影レンズ(4b)、第2レンズホルダ(5b)、第2右側軸部(6b)、第2左側軸部(7b)および第2雌ねじ部(8b)の回動半径(第2投影レンズ(4b)の焦点上またはその近傍から第2投影レンズ(4b)の前端までの距離)が比較的小さい値に設定されている。
そのため、請求項2に記載の車両用前照灯(100)によれば、回動部材の回動半径が大きい値に設定されている特開2007−5182号公報に記載された車両用前照灯よりも、回動部材の占有領域を小さくすることができ、それにより、車両用前照灯(100)全体を小型化することができる。
請求項3に記載の車両用前照灯(100)では、第1発光素子光源(1a)と、第1発光素子光源(1a)からの光を反射するための第1リフレクタ(2a)と、第1リフレクタ(2a)からの光の一部を遮るための第1シェード(3a)と、第1シェード(3a)によって遮られなかった第1リフレクタ(2a)からの光を投影するための第1投影レンズ(4a)と、第1レンズホルダ(5a)とを有する第1プロジェクタ型ランプユニット(10a)が設けられている。
更に、請求項3に記載の車両用前照灯(100)では、第2発光素子光源(1b)と、第2発光素子光源(1b)からの光を反射するための第2リフレクタ(2b)と、第2リフレクタ(2b)からの光の一部を遮るための第2シェード(3b)と、第2シェード(3b)によって遮られなかった第2リフレクタ(2b)からの光を投影するための第2投影レンズ(4b)と、第2レンズホルダ(5b)とを有する第2プロジェクタ型ランプユニット(10b)が設けられている。
また、請求項3に記載の車両用前照灯(100)では、第1発光素子光源取り付け部(11a)と、第2発光素子光源取り付け部(11b)と、放熱フィン部(11c)とを有するヒートシンク(11)が設けられている。更に、第1発光素子光源(1a)および第1リフレクタ(2a)が、ヒートシンク(11)の第1発光素子光源取り付け部(11a)に接続されている。また、第2発光素子光源(1b)および第2リフレクタ(2b)が、ヒートシンク(11)の第2発光素子光源取り付け部(11b)に接続されている。
つまり、請求項3に記載の車両用前照灯(100)では、第1発光素子光源(1a)および第2発光素子光源(1b)が、ヒートシンク(11)に取り付けられ、ヒートシンク(11)の放熱フィン部(11c)の近くに配置されている。そのため、請求項3に記載の車両用前照灯(100)によれば、第1発光素子光源(1a)および第2発光素子光源(1b)の冷却効率を向上させることができる。
また、請求項3に記載の車両用前照灯(100)では、第1発光素子光源(1a)と第2発光素子光源(1b)とでヒートシンク(11)が共用されている。そのため、請求項3に記載の車両用前照灯(100)によれば、第1発光素子光源用ヒートシンクと第2発光素子光源用ヒートシンクとが別個に設けられる場合よりも車両用前照灯(100)全体の部品数を低減することができる。
更に、請求項3に記載の車両用前照灯(100)では、第1シェード(3a)と第1レンズホルダ(5a)と第1投影レンズ(4a)とが相互に接続されている。また、第2リフレクタ(2b)と第2シェード(3b)と第2レンズホルダ(5b)と第2投影レンズ(4b)とが相互に接続されている。
また、請求項3に記載の車両用前照灯(100)では、第1投影レンズ(4a)の焦点上またはその近傍を通って左右方向に延びている第1軸線(L1a)と同軸関係の第1右側軸部(6a)と第1左側軸部(7a)とが、第1レンズホルダ(5a)の外周面上に配置されている。
更に、請求項3に記載の車両用前照灯(100)では、第1投影レンズ(4a)の光軸(CLa)を調整するための第1光軸調整スクリュー(12a)が、ヒートシンク(11)によって回転可能に支持されている。また、第2投影レンズ(4b)の光軸(CLb)を調整するためのエイミングスクリュー(104a,104b)が、車両用前照灯ハウジング(101)によって回転可能に支持されている。
また、請求項3に記載の車両用前照灯(100)では、第1光軸調整スクリュー(12a)の雄ねじ部(12a1)と螺合するための第1雌ねじ部(8a)が、第1レンズホルダ(5a)に設けられている。更に、エイミングスクリュー(104a,104b)の雄ねじ部(104a1,104b1)と螺合するための雌ねじ部(11d,11e)が、ヒートシンク(11)に設けられている。
更に、請求項3に記載の車両用前照灯(100)では、第1軸線(L1a)を中心に第1右側軸部(6a)を回転可能に支持するための第1右側支持部(13a)と、第1軸線(L1a)を中心に第1左側軸部(7a)を回転可能に支持するための第1左側支持部(14a)とが、ヒートシンク(11)に設けられている。
詳細には、請求項3に記載の車両用前照灯(100)では、第1光軸調整スクリュー(12a)を回転させることにより、第1シェード(3a)と第1投影レンズ(4a)と第1レンズホルダ(5a)と第1右側軸部(6a)と第1左側軸部(7a)と第1雌ねじ部(8a)とが、第1軸線(L1a)を中心にヒートシンク(11)に対して回動せしめられる。
つまり、請求項3に記載の車両用前照灯(100)では、第1光軸調整スクリュー(12a)を回転させることにより、第1投影レンズ(4a)の焦点上またはその近傍を通って左右方向に延びている第1軸線(L1a)を中心に、第1投影レンズ(4a)がヒートシンク(11)に対して回動せしめられる。
そのため、請求項3に記載の車両用前照灯(100)によれば、第1光軸調整スクリュー(12a)を回転させることにより、第1投影レンズ(4a)の光軸(CLa)を上下方向に調整することができる。
換言すれば、請求項3に記載の車両用前照灯(100)では、第1光軸調整スクリュー(12a)を回転させることにより、ヒートシンク(11)を回動させることなく第1投影レンズ(4a)の光軸(CLa)を上下方向に調整することができる。
そのため、請求項3に記載の車両用前照灯(100)によれば、第1投影レンズ(4a)の光軸(CLa)を上下方向に調整する時にヒートシンク(11)が回動せしめられる場合よりも、第1投影レンズ(4a)の光軸(CLa)の調整機構に要求される剛性を低減することができ、それにより、車両用前照灯(100)全体を軽量化することができる。
また、請求項3に記載の車両用前照灯(100)では、回動部材としての第1シェード(3a)、第1投影レンズ(4a)、第1レンズホルダ(5a)、第1右側軸部(6a)、第1左側軸部(7a)および第1雌ねじ部(8a)の回動中心が、第1発光素子光源(1a)の位置ではなく、第1発光素子光源(1a)と第1投影レンズ(4a)との間の第1投影レンズ(4a)の焦点上またはその近傍に設定されている。
つまり、請求項3に記載の車両用前照灯(100)では、回動部材としての第1シェード(3a)、第1投影レンズ(4a)、第1レンズホルダ(5a)、第1右側軸部(6a)、第1左側軸部(7a)および第1雌ねじ部(8a)の回動半径(第1投影レンズ(4a)の焦点上またはその近傍から第1投影レンズ(4a)の前端までの距離)が比較的小さい値に設定されている。
そのため、請求項3に記載の車両用前照灯(100)によれば、回動部材の回動半径が大きい値に設定されている特開2007−5182号公報に記載された車両用前照灯よりも、回動部材の占有領域を小さくすることができ、それにより、車両用前照灯(100)全体を小型化することができる。
更に、請求項3に記載の車両用前照灯(100)では、エイミングスクリュー(104a,104b)を回転させることにより、ヒートシンク(11)と第1プロジェクタ型ランプユニット(10a)と第2プロジェクタ型ランプユニット(10b)とが、車両用前照灯ハウジング(101)に対して回動せしめられる。
そのため、請求項3に記載の車両用前照灯(100)によれば、エイミングスクリュー(104a,104b)を回転させることにより、第2プロジェクタ型ランプユニット(10b)の第2投影レンズ(4b)の光軸(CLb)を調整することができる。
請求項4に記載の車両用前照灯(100)では、第1発光素子光源(1a)と、第1発光素子光源(1a)からの光を反射するための第1リフレクタ(2a)と、第1リフレクタ(2a)からの光の一部を遮るための第1シェード(3a)と、第1シェード(3a)によって遮られなかった第1リフレクタ(2a)からの光を投影するための第1投影レンズ(4a)と、第1レンズホルダ(5a)とを有する第1プロジェクタ型ランプユニット(10a)が設けられている。
更に、請求項4に記載の車両用前照灯(100)では、第2発光素子光源(1b)と、第2発光素子光源(1b)からの光を反射するための第2リフレクタ(2b)と、第2リフレクタ(2b)からの光の一部を遮るための第2シェード(3b)と、第2シェード(3b)によって遮られなかった第2リフレクタ(2b)からの光を投影するための第2投影レンズ(4b)と、第2レンズホルダ(5b)とを有する第2プロジェクタ型ランプユニット(10b)が設けられている。
また、請求項4に記載の車両用前照灯(100)では、第1発光素子光源取り付け部(11a)と、第2発光素子光源取り付け部(11b)と、放熱フィン部(11c)とを有するヒートシンク(11)が設けられている。更に、第1発光素子光源(1a)と第1リフレクタ(2a)と第1シェード(3a)とが、ヒートシンク(11)の第1発光素子光源取り付け部(11a)に接続されている。また、第2発光素子光源(1b)と第2リフレクタ(2b)と第2シェード(3b)とが、ヒートシンク(11)の第2発光素子光源取り付け部(11b)に接続されている。
つまり、請求項4に記載の車両用前照灯(100)では、第1発光素子光源(1a)および第2発光素子光源(1b)が、ヒートシンク(11)に取り付けられ、ヒートシンク(11)の放熱フィン部(11c)の近くに配置されている。そのため、請求項4に記載の車両用前照灯(100)によれば、第1発光素子光源(1a)および第2発光素子光源(1b)の冷却効率を向上させることができる。
また、請求項4に記載の車両用前照灯(100)では、第1発光素子光源(1a)と第2発光素子光源(1b)とでヒートシンク(11)が共用されている。そのため、請求項4に記載の車両用前照灯(100)によれば、第1発光素子光源用ヒートシンクと第2発光素子光源用ヒートシンクとが別個に設けられる場合よりも車両用前照灯(100)全体の部品数を低減することができる。
更に、請求項4に記載の車両用前照灯(100)では、第1レンズホルダ(5a)と第1投影レンズ(4a)とが相互に接続されている。また、第2リフレクタ(2b)と第2レンズホルダ(5b)と第2投影レンズ(4b)とが相互に接続されている。
また、請求項4に記載の車両用前照灯(100)では、第1投影レンズ(4a)の焦点上またはその近傍を通って左右方向に延びている第1軸線(L1a)と同軸関係の第1右側軸部(6a)と第1左側軸部(7a)とが、第1レンズホルダ(5a)の外周面上に配置されている。
更に、請求項4に記載の車両用前照灯(100)では、第1投影レンズ(4a)の光軸(CLa)を調整するための第1光軸調整スクリュー(12a)が、ヒートシンク(11)によって回転可能に支持されている。また、第2投影レンズ(4b)の光軸(CLb)を調整するためのエイミングスクリュー(104a,104b)が、車両用前照灯ハウジング(101)によって回転可能に支持されている。
また、請求項4に記載の車両用前照灯(100)では、第1光軸調整スクリュー(12a)の雄ねじ部(12a1)と螺合するための第1雌ねじ部(8a)が、第1レンズホルダ(5a)に設けられている。更に、エイミングスクリュー(104a,104b)の雄ねじ部(104a1,104b1)と螺合するための雌ねじ部(11d,11e)が、ヒートシンク(11)に設けられている。
更に、請求項4に記載の車両用前照灯(100)では、第1軸線(L1a)を中心に第1右側軸部(6a)を回転可能に支持するための第1右側支持部(13a)と、第1軸線(L1a)を中心に第1左側軸部(7a)を回転可能に支持するための第1左側支持部(14a)とが、ヒートシンク(11)に設けられている。
詳細には、請求項4に記載の車両用前照灯(100)では、第1光軸調整スクリュー(12a)を回転させることにより、第1投影レンズ(4a)と第1レンズホルダ(5a)と第1右側軸部(6a)と第1左側軸部(7a)と第1雌ねじ部(8a)とが、第1軸線(L1a)を中心にヒートシンク(11)に対して回動せしめられる。
つまり、請求項4に記載の車両用前照灯(100)では、第1光軸調整スクリュー(12a)を回転させることにより、第1投影レンズ(4a)の焦点上またはその近傍を通って左右方向に延びている第1軸線(L1a)を中心に、第1投影レンズ(4a)がヒートシンク(11)に対して回動せしめられる。
そのため、請求項4に記載の車両用前照灯(100)によれば、第1光軸調整スクリュー(12a)を回転させることにより、第1投影レンズ(4a)の光軸(CLa)を上下方向に調整することができる。
換言すれば、請求項4に記載の車両用前照灯(100)では、第1光軸調整スクリュー(12a)を回転させることにより、ヒートシンク(11)を回動させることなく第1投影レンズ(4a)の光軸(CLa)を上下方向に調整することができる。
そのため、請求項4に記載の車両用前照灯(100)によれば、第1投影レンズ(4a)の光軸(CLa)を上下方向に調整する時にヒートシンク(11)が回動せしめられる場合よりも、第1投影レンズ(4a)の光軸(CLa)の調整機構に要求される剛性を低減することができ、それにより、車両用前照灯(100)全体を軽量化することができる。
また、請求項4に記載の車両用前照灯(100)では、回動部材としての第1投影レンズ(4a)、第1レンズホルダ(5a)、第1右側軸部(6a)、第1左側軸部(7a)および第1雌ねじ部(8a)の回動中心が、第1発光素子光源(1a)の位置ではなく、第1発光素子光源(1a)と第1投影レンズ(4a)との間の第1投影レンズ(4a)の焦点上またはその近傍に設定されている。
つまり、請求項4に記載の車両用前照灯(100)では、回動部材としての第1投影レンズ(4a)、第1レンズホルダ(5a)、第1右側軸部(6a)、第1左側軸部(7a)および第1雌ねじ部(8a)の回動半径(第1投影レンズ(4a)の焦点上またはその近傍から第1投影レンズ(4a)の前端までの距離)が比較的小さい値に設定されている。
そのため、請求項4に記載の車両用前照灯(100)によれば、回動部材の回動半径が大きい値に設定されている特開2007−5182号公報に記載された車両用前照灯よりも、回動部材の占有領域を小さくすることができ、それにより、車両用前照灯(100)全体を小型化することができる。
更に、請求項4に記載の車両用前照灯(100)では、エイミングスクリュー(104a,104b)を回転させることにより、ヒートシンク(11)と第1プロジェクタ型ランプユニット(10a)と第2プロジェクタ型ランプユニット(10b)とが、車両用前照灯ハウジング(101)に対して回動せしめられる。
そのため、請求項4に記載の車両用前照灯(100)によれば、エイミングスクリュー(104a,104b)を回転させることにより、第2プロジェクタ型ランプユニット(10b)の第2投影レンズ(4b)の光軸(CLb)を調整することができる。
以下、本発明の車両用前照灯の第1の実施形態について説明する。図1および図2は第1の実施形態の車両用前照灯100の要部を右上側かつ前側から見た概略的な斜視図である。詳細には、図1は軸線L1aを中心に右側軸部6aを回転可能に支持するための右側支持部13a(図2参照)、および、軸線L1bを中心に右側軸部6bを回転可能に支持するための右側支持部13b(図2参照)を透視して見た斜視図である。図2は軸線L1aを中心に左側軸部7aを回転可能に支持するための左側支持部14a、および、軸線L1bを中心に左側軸部7bを回転可能に支持するための左側支持部14bを破線で示した斜視図である。
図3および図4は第1の実施形態の車両用前照灯100の概略的な鉛直断面図である。詳細には、図3(A)は第1の実施形態の車両用前照灯100のプロジェクタ型ランプユニット10aを右側から見た概略的な断面図、図3(B)は第1の実施形態の車両用前照灯100のプロジェクタ型ランプユニット10bを右側から見た概略的な断面図である。図4(A)は第1の実施形態の車両用前照灯100のプロジェクタ型ランプユニット10aを左側から見た概略的な断面図、図4(B)は第1の実施形態の車両用前照灯100のプロジェクタ型ランプユニット10bを左側から見た概略的な断面図である。
図1〜図4において、101は車両用前照灯ハウジングを示しており、102はカバーレンズを示しており、103は車両用前照灯ハウジング101とカバーレンズ102とによって画定される灯室を示している。11は例えばねじ止めによって車両用前照灯ハウジング101に取り付けられたヒートシンクを示している。
第1の実施形態の車両用前照灯100では、図1、図3(A)および図4(A)に示すように、例えばLEDなどのような発光素子光源1aと、発光素子光源1aからの光を反射するためのリフレクタ2aと、リフレクタ2aからの光の一部を遮るためのシェード3aと、シェード3aによって遮られなかったリフレクタ2aからの光を投影するための投影レンズ4aと、レンズホルダ5aとを有するプロジェクタ型ランプユニット10aが設けられている。
更に、第1の実施形態の車両用前照灯100では、図1、図3(B)および図4(B)に示すように、例えばLEDなどのような発光素子光源1bと、発光素子光源1bからの光を反射するためのリフレクタ2bと、リフレクタ2bからの光の一部を遮るためのシェード3bと、シェード3bによって遮られなかったリフレクタ2bからの光を投影するための投影レンズ4bと、レンズホルダ5bとを有するプロジェクタ型ランプユニット10bが設けられている。
また、第1の実施形態の車両用前照灯100では、図1、図3および図4に示すように、発光素子光源取り付け部11aと、発光素子光源取り付け部11bと、放熱フィン部11cとを有するヒートシンク11が設けられている。更に、発光素子光源1aおよびリフレクタ2aが、例えばねじ止めなどによってヒートシンク11の発光素子光源取り付け部11aに取り付けられている。また、発光素子光源1bおよびリフレクタ2bが、例えばねじ止めなどによってヒートシンク11の発光素子光源取り付け部11bに取り付けられている。
つまり、第1の実施形態の車両用前照灯100では、図1、図3および図4に示すように、発光素子光源1a,1bが、ヒートシンク11に取り付けられ、ヒートシンク11の放熱フィン部11cの近くに配置されている。そのため、第1の実施形態の車両用前照灯100によれば、発光素子光源1a,1bの冷却効率を向上させることができる。
また、第1の実施形態の車両用前照灯100では、図1、図3および図4に示すように、発光素子光源1aと発光素子光源1bとでヒートシンク11が共用されている。そのため、第1の実施形態の車両用前照灯100によれば、発光素子光源1a用のヒートシンクと発光素子光源1b用のヒートシンクとが別個に設けられる場合よりも車両用前照灯100全体の部品数を低減することができる。
更に、第1の実施形態の車両用前照灯100では、図1、図3(A)および図4(A)に示すように、シェード3aとレンズホルダ5aと投影レンズ4aとが、例えば溶着などによって相互に接続されている。また、図1、図3(B)および図4(B)に示すように、シェード3bとレンズホルダ5bと投影レンズ4bとが、例えば溶着などによって相互に接続されている。
また、第1の実施形態の車両用前照灯100では、図1、図3(A)および図4(A)に示すように、投影レンズ4aの焦点上またはその近傍を通って左右方向に延びている軸線L1aと同軸関係の右側軸部6aと左側軸部7aとが、レンズホルダ5aの外周面上に配置されている。更に、図1、図3(B)および図4(B)に示すように、投影レンズ4bの焦点上またはその近傍を通って左右方向に延びている軸線L1bと同軸関係の右側軸部6bと左側軸部7bとが、レンズホルダ5bの外周面上に配置されている。
第1の実施形態の車両用前照灯100では、右側軸部6aおよび左側軸部7aが例えば溶着などによってレンズホルダ5aに接続され、右側軸部6bおよび左側軸部7bが例えば溶着などによってレンズホルダ5bに接続されているが、第2の実施形態の車両用前照灯100では、代わりに、レンズホルダ5aと右側軸部6aと左側軸部7aとを例えば樹脂材料の成形によって一体的に形成し、レンズホルダ5bと右側軸部6bと左側軸部7bとを例えば樹脂材料の成形によって一体的に形成することも可能である。
更に、第1の実施形態の車両用前照灯100では、図1、図3(A)および図4(A)に示すように、投影レンズ4aの光軸CLaを調整するための光軸調整スクリュー12aが、ヒートシンク11によって回転可能に支持されている。また、図1、図3(B)および図4(B)に示すように、投影レンズ4bの光軸CLbを調整するための光軸調整スクリュー12bが、ヒートシンク11によって回転可能に支持されている。
また、第1の実施形態の車両用前照灯100では、図1、図3(A)および図4(A)に示すように、光軸調整スクリュー12aの雄ねじ部12a1と螺合するための雌ねじ部8aが、レンズホルダ5aに設けられている。更に、図1、図3(B)および図4(B)に示すように、光軸調整スクリュー12bの雄ねじ部12b1と螺合するための雌ねじ部8bが、レンズホルダ5bに設けられている。
更に、第1の実施形態の車両用前照灯100では、図2、図3(A)および図4(A)に示すように、軸線L1aを中心に右側軸部6aを回転可能に支持するための右側支持部13aと、軸線L1aを中心に左側軸部7aを回転可能に支持するための左側支持部14aとが、ヒートシンク11に設けられている。また、図2、図3(B)および図4(B)に示すように、軸線L1bを中心に右側軸部6bを回転可能に支持するための右側支持部13bと、軸線L1bを中心に左側軸部7bを回転可能に支持するための左側支持部14bとが、ヒートシンク11に設けられている。
第1の実施形態の車両用前照灯100では、右側支持部13aと左側支持部14aと右側支持部13bと左側支持部14bとが例えばねじ止めによってヒートシンク11に接続されているが、第3の実施形態の車両用前照灯100では、代わりに、右側支持部13aと左側支持部14aと右側支持部13bと左側支持部14bとヒートシンク11とを例えばアルミダイキャストなどによって一体的に形成することも可能である。
詳細には、第1の実施形態の車両用前照灯100では、図1、図3(A)および図4(A)に示すように、光軸調整スクリュー12aを回転させることにより、シェード3aと投影レンズ4aとレンズホルダ5aと右側軸部6aと左側軸部7aと雌ねじ部8aとが、軸線L1aを中心にヒートシンク11に対して回動せしめられる。
つまり、第1の実施形態の車両用前照灯100では、図1、図3(A)および図4(A)に示すように、光軸調整スクリュー12aを回転させることにより、投影レンズ4aの焦点上またはその近傍を通って左右方向に延びている軸線L1aを中心に、投影レンズ4aがヒートシンク11に対して回動せしめられる。
そのため、第1の実施形態の車両用前照灯100によれば、光軸調整スクリュー12aを回転させることにより、投影レンズ4aの光軸CLaを上下方向に調整することができる。
換言すれば、第1の実施形態の車両用前照灯100では、光軸調整スクリュー12aを回転させることにより、ヒートシンク11を回動させることなく投影レンズ4aの光軸CLaを上下方向に調整することができる。
そのため、第1の実施形態の車両用前照灯100によれば、投影レンズ4aの光軸CLaを上下方向に調整する時にヒートシンク11が回動せしめられる場合よりも、投影レンズ4aの光軸CLaの調整機構に要求される剛性を低減することができ、それにより、車両用前照灯100全体を軽量化することができる。
また、第1の実施形態の車両用前照灯100では、図1、図3(A)および図4(A)に示すように、回動部材としてのシェード3a、投影レンズ4a、レンズホルダ5a、右側軸部6a、左側軸部7aおよび雌ねじ部8aの回動中心が、発光素子光源1aの位置ではなく、発光素子光源1aと投影レンズ4aとの間の投影レンズ4aの焦点上またはその近傍に設定されている。
つまり、第1の実施形態の車両用前照灯100では、図1、図3(A)および図4(A)に示すように、回動部材としてのシェード3a、投影レンズ4a、レンズホルダ5a、右側軸部6a、左側軸部7aおよび雌ねじ部8aの回動半径(投影レンズ4aの焦点上またはその近傍から投影レンズ4aの前端までの距離)が比較的小さい値に設定されている。
そのため、第1の実施形態の車両用前照灯100によれば、回動部材の回動半径が大きい値に設定されている特開2007−5182号公報に記載された車両用前照灯よりも、回動部材の占有領域を小さくすることができ、それにより、車両用前照灯100全体を小型化することができる。
更に、第1の実施形態の車両用前照灯100では、図1、図3(B)および図4(B)に示すように、光軸調整スクリュー12bを回転させることにより、シェード3bと投影レンズ4bとレンズホルダ5bと右側軸部6bと左側軸部7bと雌ねじ部8bとが、軸線L1bを中心にヒートシンク11に対して回動せしめられる。
つまり、第1の実施形態の車両用前照灯100では、図1、図3(B)および図4(B)に示すように、光軸調整スクリュー12bを回転させることにより、投影レンズ4bの焦点上またはその近傍を通って左右方向に延びている軸線L1bを中心に、投影レンズ4bがヒートシンク11に対して回動せしめられる。
そのため、第1の実施形態の車両用前照灯100によれば、光軸調整スクリュー12bを回転させることにより、投影レンズ4bの光軸CLbを上下方向に調整することができる。
換言すれば、第1の実施形態の車両用前照灯100では、光軸調整スクリュー12bを回転させることにより、ヒートシンク11を回動させることなく投影レンズ4bの光軸CLbを上下方向に調整することができる。
そのため、第1の実施形態の車両用前照灯100によれば、投影レンズ4bの光軸CLbを上下方向に調整する時にヒートシンク11が回動せしめられる場合よりも、投影レンズ4bの光軸CLbの調整機構に要求される剛性を低減することができ、それにより、車両用前照灯100全体を軽量化することができる。
また、第1の実施形態の車両用前照灯100では、図1、図3(B)および図4(B)に示すように、回動部材としてのシェード3b、投影レンズ4b、レンズホルダ5b、右側軸部6b、左側軸部7bおよび雌ねじ部8bの回動中心が、発光素子光源1bの位置ではなく、発光素子光源1bと投影レンズ4bとの間の投影レンズ4bの焦点上またはその近傍に設定されている。
つまり、第1の実施形態の車両用前照灯100では、図1、図3(B)および図4(B)に示すように、回動部材としてのシェード3b、投影レンズ4b、レンズホルダ5b、右側軸部6b、左側軸部7bおよび雌ねじ部8bの回動半径(投影レンズ4bの焦点上またはその近傍から投影レンズ4bの前端までの距離)が比較的小さい値に設定されている。
そのため、第1の実施形態の車両用前照灯100によれば、回動部材の回動半径が大きい値に設定されている特開2007−5182号公報に記載された車両用前照灯よりも、回動部材の占有領域を小さくすることができ、それにより、車両用前照灯100全体を小型化することができる。
第1の実施形態の車両用前照灯100では、2個のプロジェクタ型ランプユニット10a,10bが設けられているが、第4の実施形態の車両用前照灯では、代わりに、3個以上の任意の個数のプロジェクタ型ランプユニットを設けることも可能である。
以下、本発明の車両用前照灯の第5の実施形態について説明する。第5の実施形態の車両用前照灯は、後述する点を除き、上述した第1の実施形態の車両用前照灯とほぼ同様に構成されている。従って、第5の実施形態の車両用前照灯によれば、後述する点を除き、上述した第1の実施形態の車両用前照灯とほぼ同様の効果を奏することができる。
図5および図6は第5の実施形態の車両用前照灯100の概略的な鉛直断面図である。詳細には、図5(A)は第5の実施形態の車両用前照灯100のプロジェクタ型ランプユニット10aを右側から見た概略的な断面図、図5(B)は第5の実施形態の車両用前照灯100のプロジェクタ型ランプユニット10bを右側から見た概略的な断面図である。図6(A)は第5の実施形態の車両用前照灯100のプロジェクタ型ランプユニット10aを左側から見た概略的な断面図、図6(B)は第5の実施形態の車両用前照灯100のプロジェクタ型ランプユニット10bを左側から見た概略的な断面図である。
第5の実施形態の車両用前照灯100では、図5(A)および図6(A)に示すように、発光素子光源1aと、リフレクタ2aと、シェード3aと、投影レンズ4aと、レンズホルダ5aとを有するプロジェクタ型ランプユニット10aが設けられている。
更に、第5の実施形態の車両用前照灯100では、図5(B)および図5(B)に示すように、発光素子光源1bと、リフレクタ2bと、シェード3bと、投影レンズ4bと、レンズホルダ5bとを有するプロジェクタ型ランプユニット10bが設けられている。
また、第5の実施形態の車両用前照灯100では、図5および図6に示すように、発光素子光源取り付け部11aと、発光素子光源取り付け部11bと、放熱フィン部11cとを有するヒートシンク11が設けられている。
第1の実施形態の車両用前照灯100では、図3(A)および図4(A)に示すように、発光素子光源1aおよびリフレクタ2aがヒートシンク11の発光素子光源取り付け部11aに接続され、図3(B)および図4(B)に示すように、発光素子光源1bおよびリフレクタ2bがヒートシンク11の発光素子光源取り付け部11bに接続されているが、第5の実施形態の車両用前照灯100では、図5(A)および図6(A)に示すように、発光素子光源1aとリフレクタ2aとシェード3aとがヒートシンク11の発光素子光源取り付け部11aに接続されている。また、図5(B)および図6(B)に示すように、発光素子光源1bとリフレクタ2bとシェード3bとがヒートシンク11の発光素子光源取り付け部11bに接続されている。
詳細には、第5の実施形態の車両用前照灯100では、図5(A)および図6(A)に示すように、発光素子光源1aおよびリフレクタ2aが、例えばねじ止めによってヒートシンク11の発光素子光源取り付け部11aに取り付けられ、シェード3aと発光素子光源取り付け部11aとが、例えばアルミダイキャストなどによって一体的に形成されている。更に、図5(B)および図6(B)に示すように、発光素子光源1bおよびリフレクタ2bが、例えばねじ止めによってヒートシンク11の発光素子光源取り付け部11bに取り付けられ、シェード3bと発光素子光源取り付け部11bとが、例えばアルミダイキャストなどによって一体的に形成されている。
つまり、第5の実施形態の車両用前照灯100では、図5および図6に示すように、発光素子光源1a,1bが、ヒートシンク11に取り付けられ、ヒートシンク11の放熱フィン部11cの近くに配置されている。そのため、第5の実施形態の車両用前照灯100によれば、発光素子光源1a,1bの冷却効率を向上させることができる。
また、第5の実施形態の車両用前照灯100では、図5および図6に示すように、発光素子光源1aと発光素子光源1bとでヒートシンク11が共用されている。そのため、第5の実施形態の車両用前照灯100によれば、発光素子光源1a用のヒートシンクと発光素子光源1b用のヒートシンクとが別個に設けられる場合よりも車両用前照灯100全体の部品数を低減することができる。
更に、第5の実施形態の車両用前照灯100では、図5(A)および図6(A)に示すように、レンズホルダ5aと投影レンズ4aとが、例えば溶着などによって相互に接続されている。また、図5(B)および図6(B)に示すように、レンズホルダ5bと投影レンズ4bとが、例えば溶着などによって相互に接続されている。
また、第5の実施形態の車両用前照灯100では、図5(A)および図6(A)に示すように、投影レンズ4aの焦点上またはその近傍を通って左右方向に延びている軸線L1aと同軸関係の右側軸部6aと左側軸部7aとが、レンズホルダ5aの外周面上に配置されている。更に、図5(B)および図6(B)に示すように、投影レンズ4bの焦点上またはその近傍を通って左右方向に延びている軸線L1bと同軸関係の右側軸部6bと左側軸部7bとが、レンズホルダ5bの外周面上に配置されている。
更に、第5の実施形態の車両用前照灯100では、図5(A)および図6(A)に示すように、投影レンズ4aの光軸CLaを調整するための光軸調整スクリュー12aが、ヒートシンク11によって回転可能に支持されている。また、図5(B)および図6(B)に示すように、投影レンズ4bの光軸CLbを調整するための光軸調整スクリュー12bが、ヒートシンク11によって回転可能に支持されている。
また、第5の実施形態の車両用前照灯100では、図5(A)および図6(A)に示すように、光軸調整スクリュー12aの雄ねじ部12a1と螺合するための雌ねじ部8aが、レンズホルダ5aに設けられている。更に、図5(B)および図6(B)に示すように、光軸調整スクリュー12bの雄ねじ部12b1と螺合するための雌ねじ部8bが、レンズホルダ5bに設けられている。
更に、第5の実施形態の車両用前照灯100では、図5(A)および図6(A)に示すように、軸線L1aを中心に右側軸部6aを回転可能に支持するための右側支持部13aと、軸線L1aを中心に左側軸部7aを回転可能に支持するための左側支持部14aとが、ヒートシンク11に設けられている。また、図5(B)および図6(B)に示すように、軸線L1bを中心に右側軸部6bを回転可能に支持するための右側支持部13bと、軸線L1bを中心に左側軸部7bを回転可能に支持するための左側支持部14bとが、ヒートシンク11に設けられている。
詳細には、第5の実施形態の車両用前照灯100では、図5(A)および図6(A)に示すように、光軸調整スクリュー12aを回転させることにより、投影レンズ4aとレンズホルダ5aと右側軸部6aと左側軸部7aと雌ねじ部8aとが、軸線L1aを中心にヒートシンク11に対して回動せしめられる。
つまり、第5の実施形態の車両用前照灯100では、図5(A)および図6(A)に示すように、光軸調整スクリュー12aを回転させることにより、投影レンズ4aの焦点上またはその近傍を通って左右方向に延びている軸線L1aを中心に、投影レンズ4aがヒートシンク11に対して回動せしめられる。
そのため、第5の実施形態の車両用前照灯100によれば、光軸調整スクリュー12aを回転させることにより、投影レンズ4aの光軸CLaを上下方向に調整することができる。
換言すれば、第5の実施形態の車両用前照灯100では、光軸調整スクリュー12aを回転させることにより、ヒートシンク11を回動させることなく投影レンズ4aの光軸CLaを上下方向に調整することができる。
そのため、第5の実施形態の車両用前照灯100によれば、投影レンズ4aの光軸CLaを上下方向に調整する時にヒートシンク11が回動せしめられる場合よりも、投影レンズ4aの光軸CLaの調整機構に要求される剛性を低減することができ、それにより、車両用前照灯100全体を軽量化することができる。
また、第5の実施形態の車両用前照灯100では、図5(A)および図6(A)に示すように、回動部材としての投影レンズ4a、レンズホルダ5a、右側軸部6a、左側軸部7aおよび雌ねじ部8aの回動中心が、発光素子光源1aの位置ではなく、発光素子光源1aと投影レンズ4aとの間の投影レンズ4aの焦点上またはその近傍に設定されている。
つまり、第5の実施形態の車両用前照灯100では、図5(A)および図6(A)に示すように、回動部材としての投影レンズ4a、レンズホルダ5a、右側軸部6a、左側軸部7aおよび雌ねじ部8aの回動半径(投影レンズ4aの焦点上またはその近傍から投影レンズ4aの前端までの距離)が比較的小さい値に設定されている。
そのため、第5の実施形態の車両用前照灯100によれば、回動部材の回動半径が大きい値に設定されている特開2007−5182号公報に記載された車両用前照灯よりも、回動部材の占有領域を小さくすることができ、それにより、車両用前照灯100全体を小型化することができる。
更に、第5の実施形態の車両用前照灯100では、図5(B)および図6(B)に示すように、光軸調整スクリュー12bを回転させることにより、投影レンズ4bとレンズホルダ5bと右側軸部6bと左側軸部7bと雌ねじ部8bとが、軸線L1bを中心にヒートシンク11に対して回動せしめられる。
つまり、第5の実施形態の車両用前照灯100では、図5(B)および図6(B)に示すように、光軸調整スクリュー12bを回転させることにより、投影レンズ4bの焦点上またはその近傍を通って左右方向に延びている軸線L1bを中心に、投影レンズ4bがヒートシンク11に対して回動せしめられる。
そのため、第5の実施形態の車両用前照灯100によれば、光軸調整スクリュー12bを回転させることにより、投影レンズ4bの光軸CLbを上下方向に調整することができる。
換言すれば、第5の実施形態の車両用前照灯100では、光軸調整スクリュー12bを回転させることにより、ヒートシンク11を回動させることなく投影レンズ4bの光軸CLbを上下方向に調整することができる。
そのため、第5の実施形態の車両用前照灯100によれば、投影レンズ4bの光軸CLbを上下方向に調整する時にヒートシンク11が回動せしめられる場合よりも、投影レンズ4bの光軸CLbの調整機構に要求される剛性を低減することができ、それにより、車両用前照灯100全体を軽量化することができる。
また、第5の実施形態の車両用前照灯100では、図5(B)および図6(B)に示すように、回動部材としての投影レンズ4b、レンズホルダ5b、右側軸部6b、左側軸部7bおよび雌ねじ部8bの回動中心が、発光素子光源1bの位置ではなく、発光素子光源1bと投影レンズ4bとの間の投影レンズ4bの焦点上またはその近傍に設定されている。
つまり、第5の実施形態の車両用前照灯100では、図5(B)および図6(B)に示すように、回動部材としての投影レンズ4b、レンズホルダ5b、右側軸部6b、左側軸部7bおよび雌ねじ部8bの回動半径(投影レンズ4bの焦点上またはその近傍から投影レンズ4bの前端までの距離)が比較的小さい値に設定されている。
そのため、第5の実施形態の車両用前照灯100によれば、回動部材の回動半径が大きい値に設定されている特開2007−5182号公報に記載された車両用前照灯よりも、回動部材の占有領域を小さくすることができ、それにより、車両用前照灯100全体を小型化することができる。
以下、本発明の車両用前照灯の第6の実施形態について説明する。図7は第6の実施形態の車両用前照灯100の要部を右上側かつ前側から見た概略的な斜視図である。詳細には、図7は軸線L1aを中心に右側軸部6aを回転可能に支持するための右側支持部13a(図2参照)を透視して見た斜視図である。
図8および図9は第6の実施形態の車両用前照灯100の概略的な鉛直断面図である。詳細には、図8(A)は第6の実施形態の車両用前照灯100のプロジェクタ型ランプユニット10aを右側から見た概略的な断面図、図8(B)は第6の実施形態の車両用前照灯100のプロジェクタ型ランプユニット10bを右側から見た概略的な断面図である。図9(A)は第6の実施形態の車両用前照灯100のプロジェクタ型ランプユニット10aを左側から見た概略的な断面図、図9(B)は第6の実施形態の車両用前照灯100のプロジェクタ型ランプユニット10bを左側から見た概略的な断面図である。
第6の実施形態の車両用前照灯100では、図7、図8(A)および図9(A)に示すように、発光素子光源1aと、発光素子光源1aからの光を反射するためのリフレクタ2aと、リフレクタ2aからの光の一部を遮るためのシェード3aと、シェード3aによって遮られなかったリフレクタ2aからの光を投影するための投影レンズ4aと、レンズホルダ5aとを有するプロジェクタ型ランプユニット10aが設けられている。
更に、第6の実施形態の車両用前照灯100では、図7、図8(A)および図9(A)に示すように、発光素子光源1bと、発光素子光源1bからの光を反射するためのリフレクタ2bと、リフレクタ2bからの光の一部を遮るためのシェード3bと、シェード3bによって遮られなかったリフレクタ2bからの光を投影するための投影レンズ4bと、レンズホルダ5bとを有するプロジェクタ型ランプユニット10bが設けられている。
また、第6の実施形態の車両用前照灯100では、図7、図8および図9に示すように、発光素子光源取り付け部11aと、発光素子光源取り付け部11bと、放熱フィン部11cとを有するヒートシンク11が設けられている。更に、図7、図8(A)および図9(A)に示すように、発光素子光源1aおよびリフレクタ2aが、例えばねじ止めによってヒートシンク11の発光素子光源取り付け部11aに取り付けられている。また、図7、図8(B)および図9(B)に示すように、発光素子光源1bおよびリフレクタ2bが、例えばねじ止めによってヒートシンク11の発光素子光源取り付け部11bに取り付けられている。
つまり、第6の実施形態の車両用前照灯100では、図7、図8および図9に示すように、発光素子光源1a,1bが、ヒートシンク11に取り付けられ、ヒートシンク11の放熱フィン部11cの近くに配置されている。そのため、第6の実施形態の車両用前照灯100によれば、発光素子光源1a,1bの冷却効率を向上させることができる。
また、第6の実施形態の車両用前照灯100では、図7、図8および図9に示すように、発光素子光源1aと発光素子光源1bとでヒートシンク11が共用されている。そのため、第6の実施形態の車両用前照灯100によれば、発光素子光源1a用のヒートシンクと発光素子光源1b用のヒートシンクとが別個に設けられる場合よりも車両用前照灯100全体の部品数を低減することができる。
更に、第6の実施形態の車両用前照灯100では、図7、図8(A)および図9(A)に示すように、シェード3aとレンズホルダ5aと投影レンズ4aとが、例えば溶着などによって相互に接続されている。また、図7、図8(B)および図9(B)に示すように、リフレクタ2bとシェード3bとレンズホルダ5bと投影レンズ4bとが、例えば溶着などによって相互に接続されている。
また、第6の実施形態の車両用前照灯100では、図7、図8(A)および図9(A)に示すように、投影レンズ4aの焦点上またはその近傍を通って左右方向に延びている軸線L1aと同軸関係の右側軸部6aと左側軸部7aとが、レンズホルダ5aの外周面上に配置されている。
更に、第6の実施形態の車両用前照灯100では、図7、図8(A)および図9(A)に示すように、投影レンズ4aの光軸CLaを調整するための光軸調整スクリュー12aが、ヒートシンク11によって回転可能に支持されている。また、図7、図8および図9に示すように、投影レンズ4bの光軸CLbを調整するためのエイミングスクリュー104a,104bが、車両用前照灯ハウジング101によって回転可能に支持されている。
また、第6の実施形態の車両用前照灯100では、図7、図8(A)および図9(A)に示すように、光軸調整スクリュー12aの雄ねじ部12a1と螺合するための雌ねじ部8aが、レンズホルダ5aに設けられている。更に、図7、図8および図9に示すように、エイミングスクリュー104a,104bの雄ねじ部104a1,104b1と螺合するための雌ねじ部11d,11eが、ヒートシンク11に設けられている。つまり、第6の実施形態の車両用前照灯では、図7、図8および図9に示すように、車両用前照灯ハウジング101とヒートシンク11とが、エイミングスクリュー104a,104bおよび玉継手105を介して接続されている。
更に、第6の実施形態の車両用前照灯100では、図8(A)および図9(A)に示すように、軸線L1aを中心に右側軸部6aを回転可能に支持するための右側支持部13aと、軸線L1aを中心に左側軸部7aを回転可能に支持するための左側支持部14aとが、ヒートシンク11に設けられている。
詳細には、第6の実施形態の車両用前照灯100では、図7、図8(A)および図9(A)に示すように、光軸調整スクリュー12aを回転させることにより、シェード3aと投影レンズ4aとレンズホルダ5aと右側軸部6aと左側軸部7aと雌ねじ部8aとが、軸線L1aを中心にヒートシンク11に対して回動せしめられる。
つまり、第6の実施形態の車両用前照灯100では、図7、図8(A)および図9(A)に示すように、光軸調整スクリュー12aを回転させることにより、投影レンズ4aの焦点上またはその近傍を通って左右方向に延びている軸線L1aを中心に、投影レンズ4aがヒートシンク11に対して回動せしめられる。
そのため、第6の実施形態の車両用前照灯100によれば、光軸調整スクリュー12aを回転させることにより、投影レンズ4aの光軸CLaを上下方向に調整することができる。
換言すれば、第6の実施形態の車両用前照灯100では、光軸調整スクリュー12aを回転させることにより、ヒートシンク11を回動させることなく投影レンズ4aの光軸CLaを上下方向に調整することができる。
そのため、第6の実施形態の車両用前照灯100によれば、投影レンズ4aの光軸CLaを上下方向に調整する時にヒートシンク11が回動せしめられる場合よりも、投影レンズ4aの光軸CLaの調整機構に要求される剛性を低減することができ、それにより、車両用前照灯100全体を軽量化することができる。
また、第6の実施形態の車両用前照灯100では、図7、図8(A)および図9(A)に示すように、回動部材としてのシェード3a、投影レンズ4a、レンズホルダ5a、右側軸部6a、左側軸部7aおよび雌ねじ部8aの回動中心が、発光素子光源1aの位置ではなく、発光素子光源1aと投影レンズ4aとの間の投影レンズ4aの焦点上またはその近傍に設定されている。
つまり、第6の実施形態の車両用前照灯100では、図7、図8(A)および図9(A)に示すように、回動部材としてのシェード3a、投影レンズ4a、レンズホルダ5a、右側軸部6a、左側軸部7aおよび雌ねじ部8aの回動半径(投影レンズ4aの焦点上またはその近傍から投影レンズ4aの前端までの距離)が比較的小さい値に設定されている。
そのため、第6の実施形態の車両用前照灯100によれば、回動部材の回動半径が大きい値に設定されている特開2007−5182号公報に記載された車両用前照灯よりも、回動部材の占有領域を小さくすることができ、それにより、車両用前照灯100全体を小型化することができる。
更に、第6の実施形態の車両用前照灯100では、図7、図8および図9に示すように、エイミングスクリュー104a,104bを回転させることにより、ヒートシンク11とプロジェクタ型ランプユニット10aとプロジェクタ型ランプユニット10bとが、車両用前照灯ハウジング101に対して回動せしめられる。
そのため、第6の実施形態の車両用前照灯100によれば、エイミングスクリュー104a,104bを回転させることにより、プロジェクタ型ランプユニット10bの投影レンズ4bの光軸CLbを調整することができる。
第6の実施形態の車両用前照灯100では、光軸調整スクリュー12aによって投影レンズ4aの光軸CLaを調整可能なプロジェクタ型ランプユニット10aが1個のみ設けられているが、第7の実施形態の車両用前照灯100では、代わりに、プロジェクタ型ランプユニット10aと同様に構成された複数のプロジェクタ型ランプユニットを設けることも可能である。
以下、本発明の車両用前照灯の第8の実施形態について説明する。第8の実施形態の車両用前照灯は、後述する点を除き、上述した第6の実施形態の車両用前照灯とほぼ同様に構成されている。従って、第8の実施形態の車両用前照灯によれば、後述する点を除き、上述した第6の実施形態の車両用前照灯とほぼ同様の効果を奏することができる。
図10および図11は第8の実施形態の車両用前照灯100の概略的な鉛直断面図である。詳細には、図10(A)は第8の実施形態の車両用前照灯100のプロジェクタ型ランプユニット10aを右側から見た概略的な断面図、図10(B)は第8の実施形態の車両用前照灯100のプロジェクタ型ランプユニット10bを右側から見た概略的な断面図である。図11(A)は第8の実施形態の車両用前照灯100のプロジェクタ型ランプユニット10aを左側から見た概略的な断面図、図11(B)は第8の実施形態の車両用前照灯100のプロジェクタ型ランプユニット10bを左側から見た概略的な断面図である。
第8の実施形態の車両用前照灯100では、図10(A)および図11(A)に示すように、発光素子光源1aと、リフレクタ2aと、シェード3aと、投影レンズ4aと、レンズホルダ5aとを有するプロジェクタ型ランプユニット10aが設けられている。
更に、第8の実施形態の車両用前照灯100では、図10(B)および図11(B)に示すように、発光素子光源1bと、リフレクタ2bと、シェード3bと、投影レンズ4bと、レンズホルダ5bとを有するプロジェクタ型ランプユニット10bが設けられている。
また、第8の実施形態の車両用前照灯100では、図10および図11に示すように、発光素子光源取り付け部11aと、発光素子光源取り付け部11bと、放熱フィン部11cとを有するヒートシンク11が設けられている。更に、図10(A)および図11(A)に示すように、発光素子光源1aとリフレクタ2aとシェード3aとが、ヒートシンク11の発光素子光源取り付け部11aに接続されている。また、図10(B)および図11(B)に示すように、発光素子光源1bとリフレクタ2bとシェード3bとが、ヒートシンク11の発光素子光源取り付け部11bに接続されている。
詳細には、第8の実施形態の車両用前照灯100では、図10(A)および図11(A)に示すように、発光素子光源1aおよびリフレクタ2aが、例えばねじ止めによってヒートシンク11の発光素子光源取り付け部11aに取り付けられ、シェード3aと発光素子光源取り付け部11aとが、例えばアルミダイキャストなどによって一体的に形成されている。更に、図10(B)および図11(B)に示すように、発光素子光源1bおよびリフレクタ2bが、例えばねじ止めによってヒートシンク11の発光素子光源取り付け部11bに取り付けられ、シェード3bと発光素子光源取り付け部11bとが、例えばアルミダイキャストなどによって一体的に形成されている。
つまり、第8の実施形態の車両用前照灯100では、図10および図11に示すように、発光素子光源1a,1bが、ヒートシンク11に取り付けられ、ヒートシンク11の放熱フィン部11cの近くに配置されている。そのため、第8の実施形態の車両用前照灯100によれば、発光素子光源1a,1bの冷却効率を向上させることができる。
また、第8の実施形態の車両用前照灯100では、図10および図11に示すように、発光素子光源1aと発光素子光源1bとでヒートシンク11が共用されている。そのため、第8の実施形態の車両用前照灯100によれば、発光素子光源1a用のヒートシンクと発光素子光源1b用のヒートシンクとが別個に設けられる場合よりも車両用前照灯100全体の部品数を低減することができる。
更に、第8の実施形態の車両用前照灯100では、図10(A)および図11(A)に示すように、レンズホルダ5aと投影レンズ4aとが、例えば溶着などによって相互に接続されている。また、図10(B)および図11(B)に示すように、リフレクタ2bとレンズホルダ5bと投影レンズ4bとが、例えば溶着などによって相互に接続されている。
また、第8の実施形態の車両用前照灯100では、図10(A)および図11(A)に示すように、投影レンズ4aの焦点上またはその近傍を通って左右方向に延びている軸線L1aと同軸関係の右側軸部6aと左側軸部7aとが、レンズホルダ5aの外周面上に配置されている。
更に、第8の実施形態の車両用前照灯100では、図10(A)および図11(A)に示すように、投影レンズ4aの光軸CLaを調整するための光軸調整スクリュー12aが、ヒートシンク11によって回転可能に支持されている。また、図10および図11に示すように、投影レンズ4bの光軸CLbを調整するためのエイミングスクリュー104a,104bが、車両用前照灯ハウジング101によって回転可能に支持されている。
また、第8の実施形態の車両用前照灯100では、図10(A)および図11(A)に示すように、光軸調整スクリュー12aの雄ねじ部12a1と螺合するための雌ねじ部8aが、レンズホルダ5aに設けられている。更に、図10および図11に示すように、エイミングスクリュー104a,104bの雄ねじ部104a1,104b1と螺合するための雌ねじ部11d,11eが、ヒートシンク11に設けられている。つまり、第8の実施形態の車両用前照灯では、図10および図11に示すように、車両用前照灯ハウジング101とヒートシンク11とが、エイミングスクリュー104a,104bおよび玉継手105を介して接続されている。
更に、第8の実施形態の車両用前照灯100では、図10(A)および図11(A)に示すように、軸線L1aを中心に右側軸部6aを回転可能に支持するための右側支持部13aと、軸線L1aを中心に左側軸部7aを回転可能に支持するための左側支持部14aとが、ヒートシンク11に設けられている。
詳細には、第8の実施形態の車両用前照灯100では、図10(A)および図11(A)に示すように、光軸調整スクリュー12aを回転させることにより、投影レンズ4aとレンズホルダ5aと右側軸部6aと左側軸部7aと雌ねじ部8aとが、軸線L1aを中心にヒートシンク11に対して回動せしめられる。
つまり、第8の実施形態の車両用前照灯100では、図10(A)および図11(A)に示すように、光軸調整スクリュー12aを回転させることにより、投影レンズ4aの焦点上またはその近傍を通って左右方向に延びている軸線L1aを中心に、投影レンズ4aがヒートシンク11に対して回動せしめられる。
そのため、第8の実施形態の車両用前照灯100によれば、光軸調整スクリュー12aを回転させることにより、投影レンズ4aの光軸CLaを上下方向に調整することができる。
換言すれば、第8の実施形態の車両用前照灯100では、光軸調整スクリュー12aを回転させることにより、ヒートシンク11を回動させることなく投影レンズ4aの光軸CLaを上下方向に調整することができる。
そのため、第8の実施形態の車両用前照灯100によれば、投影レンズ4aの光軸CLaを上下方向に調整する時にヒートシンク11が回動せしめられる場合よりも、投影レンズ4aの光軸CLaの調整機構に要求される剛性を低減することができ、それにより、車両用前照灯100全体を軽量化することができる。
また、第8の実施形態の車両用前照灯100では、図10(A)および図11(A)に示すように、回動部材としての投影レンズ4a、レンズホルダ5a、右側軸部6a、左側軸部7aおよび雌ねじ部8aの回動中心が、発光素子光源1aの位置ではなく、発光素子光源1aと投影レンズ4aとの間の投影レンズ4aの焦点上またはその近傍に設定されている。
つまり、第8の実施形態の車両用前照灯100では、図10(A)および図11(A)に示すように、回動部材としての投影レンズ4a、レンズホルダ5a、右側軸部6a、左側軸部7aおよび雌ねじ部8aの回動半径(投影レンズ4aの焦点上またはその近傍から投影レンズ4aの前端までの距離)が比較的小さい値に設定されている。
そのため、第8の実施形態の車両用前照灯100によれば、回動部材の回動半径が大きい値に設定されている特開2007−5182号公報に記載された車両用前照灯よりも、回動部材の占有領域を小さくすることができ、それにより、車両用前照灯100全体を小型化することができる。
更に、第8の実施形態の車両用前照灯100では、図8および図9に示すように、エイミングスクリュー104a,104bを回転させることにより、ヒートシンク11とプロジェクタ型ランプユニット10aとプロジェクタ型ランプユニット10bとが、車両用前照灯ハウジング101に対して回動せしめられる。
そのため、第8の実施形態の車両用前照灯100によれば、エイミングスクリュー104a,104bを回転させることにより、プロジェクタ型ランプユニット10bの投影レンズ4bの光軸CLbを調整することができる。
第9の実施形態では、第1から第8の実施形態を適宜組み合わせることも可能である。