JP6817038B2 - 車輌用前照灯 - Google Patents

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Description

本発明はアクチュエーターによって灯具ユニットを動作させることが可能な車輌用前照灯についての技術分野に関する。
車輌用前照灯には、カバーとランプハウジングによって構成された灯具外筐の内部に、光源等を有する灯具ユニットが配置されたものがある。
このような車輌用前照灯には、複数の灯具ユニットが灯具外筐の内部に配置され、灯具ユニットがアクチュエーターの駆動力によって異なる2方向へ動作されて各灯具ユニットの光源から出射される光の照射方向を調整することが可能なタイプがある(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載された車輌用前照灯においては、ブラケットに一つの灯具ユニットが回転可能に支持されると共に二つの灯具ユニットが取り付けられ、ブラケットには第1のアクチュエーターが連結され、回転可能な灯具ユニットにはブラケットに取り付けられた第2のアクチュエーターが連結されている。
第1のアクチュエーターの駆動力によってブラケットが回動されると三つの灯具ユニットがブラケットと一体になって上下方向へ傾動され、車載物の重量によって変化する光軸のズレを調整するレベリング調整が行われる。
一方、第2のアクチュエーターの駆動力によって回転可能にされた灯具ユニットが回動されると、車輌の走行方向に追従して光軸の向きを変化させるスイブル調整が行われる。
このように複数の灯具ユニットを一方向へ動作可能にすると共に一つの灯具ユニットを別方向へ動作可能とすることにより、複数の灯具ユニットを有することに加え灯具ユニットが各方向へ動作可能とされるため、機能性の向上を図ることができる。
特開2007−213877号公報
ところが、特許文献1に記載された車輌用前照灯にあっては、機能性の向上が図られるが、灯具ユニットを異なる方向に動作可能とするために二つのアクチュエーターを必要とし、構造の簡素化や製造コストの低減を図ることが困難になってしまう。
そこで、本発明車輌用前照灯は、上記した問題点を克服し、構造の簡素化及び製造コストの低減を図った上で機能性の向上を図ることを課題とする。
第1に、本発明に係る車輌用前照灯は、上記した課題を解決するために、支持部を有する第1のブラケットと、前記支持部に支持される被支持部を有し前記第1のブラケットに第1の方向へ動作可能に支持された第2のブラケットと、前記第2のブラケットに支持され、前記第2のブラケットに対して前記第1の方向と異なる第2の方向へ動作可能にされた第1の灯具ユニットと、前記第2のブラケットに取り付けられた少なくとも一つの第2の灯具ユニットと、前記第2のブラケットを前記第1の方向へ動作させることにより、前記第1の灯具ユニット及び前記第2の灯具ユニットを一体として前記第1の方向へ動作させると共に、前記第2の灯具ユニットを動作させずに前記第1の灯具ユニットを前記第2の方向へ動作させるアクチュエーターとを備えたものである。
これにより、アクチュエーターによって第1の灯具ユニットと第2の灯具ユニットが第1の方向へ動作されると共にアクチュエーターによって第1の灯具ユニットが第2の方向へ動作される。
第2に、上記した本発明に係るアクチュエーターにおいては、前記第1の方向は軸方向が左右方向にされた第1の軸の軸回り方向であり、前記第2の方向は軸方向が上下方向にされた第2の軸の軸回り方向であることが望ましい。
これにより、第1の灯具ユニットと第2のブラケットと第2の灯具ユニットがアクチュエーターによって第1のブラケットに対して第1の軸の軸回り方向へ動作されると共に第1の灯具ユニットがアクチュエーターによって第2のブラケットに対して第2の軸の軸回り方向へ動作される。
第3に、上記した本発明に係るアクチュエーターにおいては、前記第1の灯具ユニットに中心軸が前記第2の軸に一致された被支持軸部が設けられ、前記第2のブラケットに前記第2のブラケットより摺動性が高い材料によって形成されたワッシャが取り付けられ、前記被支持軸部が前記ワッシャに回転可能に支持されることが望ましい。
これにより、第2のブラケットより摺動性の高いワッシャに被支持軸部が回転可能に支持される。
第4に、上記した本発明に係るアクチュエーターにおいては、前記アクチュエーターに駆動機構を有する本体と前記駆動機構の駆動力が伝達されて前記本体に対して少なくとも回転可能とされた出力軸とが設けられ、前記被支持軸部が前記ワッシャを貫通された状態で前記出力軸に連結されることが望ましい。
これにより、第2の方向への回転支点となる被支持軸部が出力軸に連結され第1の灯具ユニットが第2の方向へ動作される。
第5に、上記した本発明に係るアクチュエーターにおいては、前記出力軸が前記本体に対して前後方向へ移動可能にされることが望ましい。
これにより、出力軸の前後方向への移動に伴って被支持軸部が前後方向へ移動されワッシャを介して第2のブラケットに移動力が付与される。
本発明によれば、アクチュエーターによって第1の灯具ユニットと第2の灯具ユニットが第1の方向へ動作されると共にアクチュエーターによって第1の灯具ユニットが第2の方向へ動作されるため、灯具ユニットの第1の方向と第2の方向への動作が何れもアクチュエーターによって行われ、構造の簡素化及び製造コストの低減を図った上で機能性の向上を図ることができる。
図2乃至図7と共に本発明車輌用前照灯の実施の形態を示すものであり、本図は、車輌用前照灯の概略断面図である。 ユニット構造体の分解斜視図である。 ユニット構造体の斜視図である。 レベリング調整が行われる前の状態を示す側面図である。 レベリング調整が行われた状態の一例を示す側面図である。 スイブル調整が行われる前の状態を示す側面図である。 スイブル調整が行われた状態の一例を示す側面図である。
以下に、本発明車輌用前照灯を実施するための形態について添付図面を参照して説明する。
車輌用前照灯1は、それぞれ車体の前端部における左右両端部に取り付けられて配置されている。
車輌用前照灯1は前方に開口を有するランプハウジング2とランプハウジング2の開口を閉塞するカバー3とを備えている(図1参照)。ランプハウジング2とカバー3によって灯具外筐4が構成され、灯具外筐4の内部が灯室4aとして形成されている。
灯室4aにはユニット構造体5が配置されている。ユニット構造体5は第1のブラケット6と第2のブラケット7と第1の灯具ユニット8と第2の灯具ユニット9、9を有している(図1乃至図3参照)。
第1のブラケット6は、例えば、アルミニウム等の金属材料やガラス繊維が含有された樹脂材料によって形成され、略上下方向を向く底面板部10と略前後方向を向く対面板部11、11、11と略左右方向を向く側面板部12、12とを有している。対面板部11、11、11と側面板部12、12は左右方向において交互に連続して設けられている。
底面板部10には左右方向における一端寄りの位置に、上下に貫通された配置孔10aが形成されている。
左右方向において中央に位置された対面板部11の上端部からは支持突部13が前方に突出されている。支持突部13には下方へ行くに従って内側に変位する傾斜面を有するブラケット支持部13aが設けられている。
第1のブラケット6の左右方向における一方の端部には、対面板部11から下方に突出された連結用突部14が設けられている。連結用突部14は矩形の枠状に形成されている。
第1のブラケット6の左右両端部に位置された対面板部11、11にはそれぞれ軸受部材15、15が連結されている。
軸受部材15にはピボット16の前端部が相対的に回転可能に支持されている。ピボット16は前端部が球状部16aとして設けられ、略後半部がランプハウジング2に結合された結合部16bとして設けられている。
第1のブラケット6の連結用突部14には軸連結部材17が連結されている。軸連結部材17は前端部が連結部17aとして設けられ下端部が被支持部17bとして設けられている。軸連結部材17は連結部17aが連結用突部14に連結され、第1のブラケット6に対して相対的に左右方向かつ上下方向へ傾動可能とされている。軸連結部材17は被支持部17bがランプハウジング2に支持され、ランプハウジング2に対して前後方向へ移動可能にされている。
軸連結部材17にはアジャスティングスクリュー18が連結されている。アジャスティングスクリュー18は後端部が軸状部18aとして設けられ、軸状部18aの前側に螺軸部18bが設けられている。アジャスティングスクリュー18は軸状部18aがランプハウジング2に回転自在かつ軸方向へ移動不能に支持され、螺軸部18bが軸連結部材17に螺合されている。アジャスティングスクリュー18が軸回り方向へ回転されることにより螺軸部18bが軸連結部材17に対して送られ、軸連結部材17が前後方向へ移動される。
第2のブラケット7は、例えば、アルミニウム等の金属材料やガラス繊維が含有された樹脂材料によって形成され、略上下方向を向く板状の底壁部19、20、21と略前後方向を向く板状の対壁部22、23、24と略左右方向を向く板状の側壁部25、26、27とを有している。対壁部22、23、24と側壁部25、26、27は左右方向において交互に連続して設けられている。
底壁部21には上下に貫通された略円形状の取付孔28が形成されている。
第2のブラケット7には対壁部23の上端部に連続して台部29が設けられている。台部29からは被支持部30が上方に突出されている。被支持部30の略上半部は上端の外径が下端の外径より大きくされた略円錐台形状の吊下部30aとして設けられている。
対壁部24の上端部からは支持突部31が前方に突出されている。支持突部31には下方へ行くに従って内側に変位する傾斜面を有するユニット支持部31aが設けられている。ユニット支持部31aは底壁部21に形成された取付孔28の真上に位置されている。
第2のブラケット7には底壁部21にワッシャ32が取り付けられている。ワッシャ32は、例えば、ポリイミド等の第2のブラケット7より摺動性の高い材料によって略円環状に形成され、底壁部21における取付孔28の開口縁に取り付けられている。ワッシャ32の内側の空間は挿通孔32aとして形成されている。ワッシャ32を形成する材料は、一般に、第2のブラケット7を形成する材料より高価であるが、高い強度及び高い摺動性を確保することが可能な材料である。
従って、第2のブラケット7とは別部材のワッシャ32を第2のブラケット7に取り付けることにより、高い摺動性を確保するためにワッシャ32を形成する材料によって第2のブラケット7とワッシャ32を一体に形成した場合に比し、必要な部分のみに高い摺動性と高い強度を確保した上で製造コストの低減を図ることができる。
アクチュエーター33は本体34と出力軸35を有している。
本体34はケース体36と図示しない駆動機構を有している。ケース体36は内部が配置空間とされたケース部37とケース部37の上面に連続して設けられた上下に貫通する枠状部38とを有している。駆動機構はケース部37の内部に配置されている。枠状部38は縦長の形状に形成され、内側の空間は出力軸35が移動される軸移動孔38aとして形成されている。
出力軸35は上端側の部分が軸移動孔38aから上方に突出され、軸方向が上下方向にされている。出力軸35は駆動機構によって前後方向へ移動されると共に軸回り方向へ回転される。
アクチュエーター33は枠状部38が第1のブラケット6の配置孔10aに下方から挿入された状態にされている。従って、アクチュエーター33は枠状部38以外の部分が第1のブラケット6における底面板部10の下側に配置されている。
第1の灯具ユニット8はリフレクター39とレンズホルダー40と投影レンズ41と放熱フィン42とフレーム43と図示しない光源とを有している。リフレクター39はレンズホルダー40の後端部に取り付けられ、投影レンズ41はレンズホルダー40の前端部に取り付けられている。放熱フィン42はリフレクター39の下端部に取り付けられている。光源としては、例えば、発光ダイオードが用いられている。
フレーム43には、例えば、放熱フィン42が取り付けられている。フレーム43は略前後方向を向くベース面部44とベース面部44の上端部から前方に突出された上面部45とベース面部44の下端部から前方に突出された下面部46と上面部45から上方に突出された支点軸部47と下面部46から下方に突出された被支持軸部48とを有している。
支点軸部47の略上半部は上端の外径が下端の外径より大きくされた略円錐台形状の吊下部47aとして設けられている。
被支持軸部48は外周面が円周面に形成され、下端部に下方に開口された図示しない連結穴を有している。被支持軸部48の外径はワッシャ32の内径と略同じにされている。被支持軸部48の中心軸は支点軸部47の中心軸に一致されている。
第1の灯具ユニット8は支点軸部47の吊下部47aが第2のブラケット7における支持突部31のユニット支持部31aに支点軸部47の軸回り方向において回転可能に支持されている。第1の灯具ユニット8は被支持軸部48がワッシャ32の挿通孔32aに上方から挿通され、ワッシャ32及びワッシャ32が取り付けられた第2のブラケット7に被支持軸部48の軸回り方向において回転可能に支持されている。
第1の灯具ユニット8における被支持軸部48の連結穴にはアクチュエーター33の出力軸35が挿入され、被支持軸部48が出力軸35に連結される。従って、第1の灯具ユニット8は出力軸35の前後方向への移動に伴って第2のブラケット7と一体になって前後方向へ傾動されると共に出力軸35の軸回り方向への回転に伴って第2のブラケット7に対して支点軸部47の軸回り方向(第2の方向)へ回転される。
第1の灯具ユニット8において、光源から出射された光はリフレクター39によって反射され、投影レンズ41によって平行光にされてレンズ3を透過されて外部へ向けて照射される。このとき発生する熱は、主に、放熱フィン42から放出される。
第2のブラケット7における対壁部24の上端部から支持突部31に亘る部分には第1の押さえバネ49が取り付けられている。第1の押さえバネ49によって第1の灯具ユニット8の支持突部31からの脱落及び上方への過度の移動が防止されている。
第2の灯具ユニット9、9はそれぞれ第2のブラケット7における、例えば、底壁部19、20に取り付けられている。第2の灯具ユニット9はリフレクター50とレンズホルダー51と投影レンズ52と放熱フィン53と図示しない光源を有している。リフレクター50はレンズホルダー51の後端部に取り付けられ、投影レンズ52はレンズホルダー51の前端部に取り付けられている。放熱フィン53はリフレクター50の下端部に取り付けられている。光源としては、例えば、発光ダイオードが用いられている。
第2の灯具ユニット9において、光源から出射された光はリフレクター50によって反射され、投影レンズ52によって平行光にされてレンズ3を透過されて外部へ向けて照射される。このとき発生する熱は、主に、放熱フィン53から放出される。
第2のブラケット7は第1のブラケット6に上下方向(第1の方向)へ傾動可能に支持されている。また、第2のブラケット7は第1のブラケット6に被支持部30の軸回り方向へ回転可能に支持されている。第2のブラケット7は被支持部30の吊下部30aが第1のブラケット6における支持突部13のブラケット支持部13aに傾動可能かつ回転可能に支持されている。
第1のブラケット6における対面板部11の上端部から支持突部13に亘る部分には第2の押さえバネ54が取り付けられている。第2の押さえバネ54によって第2のブラケット7の支持突部13からの脱落及び上方への過度の移動が防止されている。
上記のように構成された車輌用前照灯1において、アジャスティングスクリュー18がランプハウジング2に対して回転されると、螺軸部18bが軸連結部材17に対して送られて軸連結部材17が前後方向へ移動され、ユニット構造体5とアクチュエーター33が一体になってピボット16、16の球状部16a、16aを支点として上下方向へ傾動される。従って、第1の灯具ユニット8と第2の灯具ユニット9、9の光軸が上下方向へ傾き上下方向におけるエイミング調整が行われる。
尚、第2のブラケット7の被支持部30を支持突部13に対して軸回り方向へ回転させることにより、ユニット構造体5とアクチュエーター33が一体になって左右方向へ回動され、第1の灯具ユニット8と第2の灯具ユニット9、9の光軸が左右方向へ傾き左右方向におけるエイミング調整を行うことが可能である。
一方、アクチュエーター33の出力軸35が前後方向へ移動されると、出力軸35に連結されている第1の灯具ユニット8に出力軸35の駆動力が伝達され被支持軸部48からワッシャ32を介して第2のブラケット7に駆動力が伝達され、第1の灯具ユニット8と第2のブラケット7と第2の灯具ユニット9、9が一体になって被支持部30の吊下部30aを支点として第1のブラケット6に対して上下方向(第1の方向)へ傾動(動作)される(図4及び図5参照)。従って、第1の灯具ユニット8と第2の灯具ユニット9、9の光軸が上下方向へ傾きレベリング調整が行われる。レベリング調整は軸方向が左右方向にされた第1の軸(仮想軸)の軸回り方向へ第1の灯具ユニット8と第2のブラケット7と第2の灯具ユニット9、9が回動(傾動)される方向への調整である。
また、アクチュエーター33の出力軸35が軸回り方向へ回転されると、出力軸35に連結されている第1の灯具ユニット8に出力軸35の駆動力が伝達され支点軸部47の吊下部47aを支点として第2のブラケット7に対して被支持軸部48の軸回り方向(第2の方向)へ回転(動作)される(図6及び図7参照)。従って、第1の灯具ユニット8の光軸が左右方向へ変位されスイブル調整が行われる。スイブル調整は軸方向が上下方向にされた第2の軸(仮想軸)の軸回り方向へ第1の灯具ユニット8が回転される方向への調整である。
以上に記載した通り、車輌用前照灯1にあっては、ユニット支持部13aを有する第1のブラケット6と、ユニット支持部13aに支持される被支持部30を有し第1のブラケット6に第1の方向へ動作可能に支持された第2のブラケット7と、第2のブラケット7に第1の方向と異なる第2の方向へ動作可能に支持された第1の灯具ユニット8と、第2のブラケット7に取り付けられた第2の灯具ユニット9、9と、第2のブラケット7を第1の方向へ動作させ第1の灯具ユニット8を第2の方向へ動作させるアクチュエーター33とが設けられている。
従って、アクチュエーター33によって第1の灯具ユニット8と第2の灯具ユニット9、9が第1の方向へ動作されると共にアクチュエーター33によって第1の灯具ユニット8が第2の方向へ動作されるため、第1の灯具ユニット8の第1の方向と第2の方向への動作が何れもアクチュエーター33によって行われ、構造の簡素化及び製造コストの低減を図った上で機能性の向上を図ることができる。
また、第1の方向は軸方向が左右方向にされた第1の軸の軸回り方向であり、第2の方向は軸方向が上下方向にされた第2の軸の軸回り方向である。第2の軸は第1の灯具ユニット8の被支持軸部48の中心軸に一致されている。
従って、第1の灯具ユニット8と第2のブラケット7と第2の灯具ユニット9、9がアクチュエーター33によって第1のブラケット6に対して第1の軸の軸回り方向へ動作されると共に第1の灯具ユニット8がアクチュエーター33によって第2のブラケット7に対して第2の軸の軸回り方向へ動作されるため、第1の灯具ユニット8と第2の灯具ユニット9、9に関するレベリング動作を行うことができると共に第1の灯具ユニット8に関するスイブル動作を行うことができる。
尚、第1の方向と第2の方向はそれぞれ軸方向が左右方向にされた第1の軸の軸回り方向と軸方向が上下方向にされた第2の軸の軸回り方向とに限られることはなく、異なる方向であれば何れの方向であってもよい。例えば、逆に、第1の方向として軸方向が上下方向にされた軸の軸回り方向が設定され、第2の方向として軸方向が左右方向にされた軸の軸回り方向に設定されていてもよい。
さらに、車輌用前照灯1にあっては、第1の灯具ユニット8に中心軸が第2の軸に一致された被支持軸部48が設けられ、第2のブラケット7に第2のブラケット7より摺動性が高いワッシャ32が取り付けられ、被支持軸部48がワッシャ32に回転可能に支持されている。
従って、第2のブラケット7より摺動性の高いワッシャ32に被支持軸部48が回転可能に支持されているため、第1の灯具ユニット8の第2の方向への動作を円滑に行うことができる。
さらにまた、アクチュエーター33に駆動機構を有する本体34と駆動機構の駆動力が伝達されて本体34に対して少なくとも回転可能とされた出力軸35とが設けられ、被支持軸部48がワッシャ32を貫通された状態で出力軸35に連結されている。
従って、第2の方向への回転支点となる被支持軸部48が出力軸35に連結され第1の灯具ユニット8が第2の方向へ動作されるため、第1の灯具ユニット8の第2の方向に関する安定した動作状態を確保することができる。
加えて、出力軸35が本体34に対して前後方向へ移動可能とされ、被支持軸部48がワッシャ32を貫通された状態で出力軸35に連結されている。
従って、出力軸35の前後方向への移動に伴って被支持軸部48が前後方向へ移動されワッシャ32を介して第2のブラケット7に移動力が付与されるため、第2の方向への回転支点となる被支持軸部48とは別に出力軸35の前後方向への移動力を第2のブラケット7に伝達する部材が不要になり、出力軸35からの駆動力の第2のブラケット7への高い伝達性能を確保した上で構造の簡素化を図ることができる。
尚、上記には、二つの第2の灯具ユニット9、9が設けられた例を示したが、第2の灯具ユニット9の数は任意であり、一つでもよく三つ以上であってもよい。
1…車輌用前照灯、6…第1のブラケット、7…第2のブラケット、8…第1の灯具ユニット、9…第2の灯具ユニット、13a…ブラケット支持部、30…被支持部、32…ワッシャ、33…アクチュエーター、34…本体、35…出力軸、48…被支持軸部

Claims (5)

  1. 支持部を有する第1のブラケットと、
    前記支持部に支持される被支持部を有し前記第1のブラケットに第1の方向へ動作可能に支持された第2のブラケットと、
    前記第2のブラケットに支持され、前記第2のブラケットに対して前記第1の方向と異なる第2の方向へ動作可能にされた第1の灯具ユニットと、
    前記第2のブラケットに取り付けられた少なくとも一つの第2の灯具ユニットと、
    前記第2のブラケットを前記第1の方向へ動作させることにより、前記第1の灯具ユニット及び前記第2の灯具ユニットを一体として前記第1の方向へ動作させると共に、前記第2の灯具ユニットを動作させずに前記第1の灯具ユニットを前記第2の方向へ動作させるアクチュエーターとを備えた
    車輌用前照灯。
  2. 前記第1の方向は軸方向が左右方向にされた第1の軸の軸回り方向であり、
    前記第2の方向は軸方向が上下方向にされた第2の軸の軸回り方向である
    請求項1に記載の車輌用前照灯。
  3. 前記第1の灯具ユニットに中心軸が前記第2の軸に一致された被支持軸部が設けられ、
    前記第2のブラケットに前記第2のブラケットより摺動性が高い材料によって形成されたワッシャが取り付けられ、
    前記被支持軸部が前記ワッシャに回転可能に支持された
    請求項2に記載の車輌用前照灯。
  4. 前記アクチュエーターに駆動機構を有する本体と前記駆動機構の駆動力が伝達されて前記本体に対して少なくとも回転可能とされた出力軸とが設けられ、
    前記被支持軸部が前記ワッシャを貫通された状態で前記出力軸に連結された
    請求項3に記載の車輌用前照灯。
  5. 前記出力軸が前記本体に対して前後方向へ移動可能にされた
    請求項4に記載の車輌用前照灯。
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