JP2022141717A - 撹拌機 - Google Patents

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Abstract

【課題】電源としてバッテリーパックを用いても、被撹拌材料がバッテリーパックに付着したバッテリー装着部内に進入したりするおそれをなくす。【解決手段】撹拌機1は、ブラシレスモータ5と、モータ収容部3と、ハンドル4と、前ハウジング6と、前ハウジング6に支持されて前方へ突出するスピンドル9と、ハンドル4の下部でバッテリーパック23がスライド装着可能なバッテリー装着部17と、バッテリー装着部17に設けられてバッテリーパック23を下方から覆うバッテリーカバー28と、バッテリー装着部17の前側でバッテリー装着部17とバッテリーカバー28とを互いに回転可能に連結するヒンジネジ31と、バッテリーカバー28の後側に設けられてバッテリー装着部17の後部に係止するフックボタン32と、を含んでなる。【選択図】図2

Description

本発明は、ミキシングブレードを装着した最終出力軸を回転させてミキシングブレードによって被撹拌材料を撹拌可能とした撹拌機に関する。
撹拌機は、例えば特許文献1に開示されるように、ハウジングに収容したモータの駆動によって回転し、ハウジングから前方へ突出する最終出力軸に、撹拌羽根(ミキシングブレード)を着脱可能に取り付けて、モータの駆動に伴う撹拌羽根の回転により、リシンやモルタル等の被撹拌材料を撹拌可能となっている。
また、モータの出力軸には、モータ冷却用のファンが設けられて、出力軸の回転に伴うファンの回転により、ハウジングに設けた吸気口から外気を吸い込み、モータを冷却した後、ハウジングに設けた排気口から外部へ排出可能となっている。
特開2011-230091号公報
上記従来の撹拌機においては、電源としてバッテリーパックを用いると、被撹拌材料がバッテリーパックに付着したりバッテリー装着部内に進入したりするおそれがある。
そこで、本発明は、電源としてバッテリーパックを用いても、被撹拌材料がバッテリーパックに付着したりバッテリー装着部内に進入したりするおそれがない撹拌機を提供することを目的としたものである。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、モータと、
モータを収容して前後方向に延びる筒状のモータ収容部と、
モータ収容部の後部に連結されるループ状のハンドルと、
モータ収容部の前側に組み付けられる前ハウジングと、
前ハウジングに支持されて前方へ突出し、モータによって駆動するスピンドルと、
ハンドルの下部に配置され、後方からバッテリーパックがスライド装着可能なバッテリー装着部と、
バッテリー装着部に設けられてバッテリーパックを下方から覆うバッテリーカバーと、
バッテリー装着部の前側に設けられてバッテリー装着部とバッテリーカバーとを互いに回転可能に連結するヒンジ部と、
バッテリーカバーの後側に設けられてバッテリー装着部の後部に係止する係止部と、を含んでなることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1の構成において、ハンドルは、モータ収容部の上部に連結される上連結部と、上連結部の後部から下方に延び、バッテリー装着部の後部と連結されるグリップ部と、モータ収容部の下部に連結され、バッテリー装着部の前部と連結される下連結部と、を有し、モータと電気的に接続される電源線が、下連結部内に配線されていることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項2の構成において、上連結部は、モータ収容部の軸線と平行に前後方向へ延び、下連結部は、モータ収容部の下部から後方へ斜め下向きに延びていることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項2又は3の構成において、モータは、ステータと、ロータと、ロータの前側に配置されるファンとを含むことを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項4の構成において、下連結部に、ファンの回転に伴って外気を吸引する吸気口が形成されていることを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項1乃至5の何れかの構成において、ハンドルには、スイッチが設けられ、スイッチの前方には、トリガが設けられており、ハンドルには、トリガの押し込みを規制/許容可能なロックレバーが設けられていると共に、トリガの押し込み状態を維持可能なロックオンボタンが設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、電源としてバッテリーパックを用いても、被撹拌材料がバッテリーパックに付着したりバッテリー装着部内に進入したりするおそれがない。
撹拌機の斜視図である。 撹拌機の中央縦断面図である。 図2の下連結部部分の拡大図である。 バッテリーカバーを開いた撹拌機の側面図である。 ミキシングブレードを取り付けた撹拌機の側面図である。 バッテリーカバーの鏡でバッテリーパックの前面を視認する状態を示す撹拌機の側面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、撹拌機の一例を示す斜視図、図2は中央縦断面図である。この撹拌機1は、ブラシレスモータ5を収容する筒状のモータ収容部3を有し、その後部にハンドル4を連設した本体ハウジング2と、本体ハウジング2の前側に組み付けられる前ハウジング6とを有している。本体ハウジング2と前ハウジング6との間には、遊星歯車減速機構8を収容して前ハウジング6へ後方からネジ止めされるギアケース7が設けられて、前ハウジング6は、最終出力軸としてのスピンドル9を保持してその前端を前方へ突出させている。スピンドル9の前端には、後述するミキシングブレード80に設けたシャフト81を結合するためのシャフトホルダ10が設けられている。また、前ハウジング6には、サイドハンドル11が取り付けられると共に、スピンドル9の貫通部分を除いて正面視で前ハウジング6の全部及び本体ハウジング2の一部を覆うガード板12が嵌着されている。
本体ハウジング2は、左右一対の半割ハウジング2a,2bを左右方向のネジ13,13・・によって固定することで組み付けられ、前ハウジング6は、前方からのネジ14,14・・によってモータ収容部3に固定されている。モータ収容部3も半割ハウジング2a,2bによって構成される。
ハンドル4は、後端で上下方向に延びるグリップ部15と、グリップ部15の上端から前方へ延びてモータ収容部3の後部に接続される上連結部16と、グリップ部15の下端から前下がり傾斜して前方へ延びるバッテリー装着部17と、バッテリー装着部17の上面から前方へ斜め上向きに延びてモータ収容部3の下部に接続される下連結部18とを備えてループ状に形成されている。グリップ部15には、トリガ20を前方へ突出させたスイッチ19が設けられ、スイッチ19の上側には、常態でトリガ20の押し込みを規制し、解除操作でトリガ20の押し込みを許容するロックレバー21が設けられている。スイッチ19の左側面には、本体ハウジング2の左側から操作してトリガ20の押し込み状態を維持するロックオンボタン19aが設けられている。グリップ部15からのトリガ20の突出部分はゴムカバー22によって覆われている。
バッテリー装着部17は、後方からバッテリーパック23をスライド装着可能で、内部には、装着されたバッテリーパック23と電気的に接続される端子台24と、その上側に位置して制御回路基板26を備えたコントローラ25とが、バッテリー装着部17と同様に前下がり傾斜した姿勢で収容されている。バッテリー装着部17の右側面には、吊り下げ用フック27がネジ止めされているが、この吊り下げ用フック27はバッテリー装着部17の左側面に付け替え可能である。
また、バッテリー装着部17には、装着されたバッテリーパック23を下方から覆うバッテリーカバー28が設けられている。このバッテリーカバー28は、前面上部に突設したカバー側突起29と、その左右両側でバッテリー装着部17の前面下部に突設した一対の装着部側突起30,30とがヒンジネジ31によって回転可能に連結されるボックス状で、バッテリーカバー28の後端上側には、バッテリー装着部17の後端下側へ弾性係止するフックボタン32が一体に形成されている。さらに、バッテリーカバー28の内底面には、鏡33(図6)が設けられている。
ブラシレスモータ5は、ステータ35とその内側のロータ36とからなるインナロータ型で、ステータ35は、複数の積層鋼板から形成される筒状のステータコア37と、ステータコア37の軸方向前後の端面にそれぞれ設けられる前インシュレータ38及び後インシュレータ39と、前後インシュレータ38,39を介してステータコア37に巻回されるコイル40,40・・とを有する。後インシュレータ39には、ロータ36に設けた永久磁石44の位置を検出して回転検出信号を出力する回転検出素子(図示略)を搭載したセンサ回路基板41が、ロータ36の回転軸42と直交状に取り付けられている。
ロータ36は、軸心に位置する回転軸42と、回転軸42の周囲に配置され、複数の鋼板を積層してなる略円筒状のロータコア43と、ロータコア43の内部に固定される板状の永久磁石44,44・・とを有する。回転軸42の後端は、ハンドル4の内面に保持された軸受45に軸支され、前端は、ギアケース7の後部を閉塞するキャップ46に保持された軸受47に軸支されて、ピニオン48が設けられた前端をギアケース7内に突出させている。回転軸42における軸受47の後方部位には、遠心ファン49が取り付けられている。
モータ収容部3内では、図3にも示すように、各半割ハウジング2a,2bの内面に立設されてステータ35の前後端を保持する2つの後保持リブ50a,50bと、その前方で前インシュレータ38を保持する前保持リブ51とがそれぞれ上下方向に形成されている。この前保持リブ51により、キャップ46との間には、遠心ファン49を収容するファン収容室52が仕切形成される。前保持リブ51の下端は、後方へ折曲して後保持リブ50aの下端と接続されており、後保持リブ50a,50bの下端同士は、下方へ行くに従って互いに接近してステータコア37の下方で接続されている。
各半割ハウジング2a,2bの内面において、互いに接続された後保持リブ50a,50bには、下連結部18内でステータコア37の下方へ延びた後、前側へ折曲して下連結部18の前側内面に接続する前仕切リブ53がそれぞれ一体に延設されている。下連結部18の前面において、前仕切リブ53との接続部分よりも上側には、左右方向に延びる排気口54,54・・が、半割ハウジング2a,2b同士の合わせ面を中心とした左右対称に、且つ上下方向に複数列(ここでは4列)等間隔で形成されている。よって、前仕切リブ53の前側には、ファン収容室52と連通し、遠心ファン49から外側へ送られる空気を排気口54から外部へ排出可能な排気路55が形成される。
また、各半割ハウジング2a,2bの内面において、前仕切リブ53の後方には、バッテリー装着部17との接続部分に近い下連結部18の前側内面から後方へ延びた後、上方へ略直角に折曲し、下連結部18内を前後に分割する格好で上方へ延び、上端が前仕切リブ53の後方で且つステータ35よりも下方に位置する後仕切リブ56がそれぞれ一体に延設されている。下連結部18の前面において、前仕切リブ53と後仕切リブ56との間には、左右方向に延びる吸気口57,57・・が、半割ハウジング2a,2b同士の合わせ面を中心とした左右対称に、且つ上下方向に複数列(ここでは5列)等間隔で形成されている。よって、前仕切リブ53と後仕切リブ56との間には、遠心ファン49の回転に伴い、吸気口57から外気を吸い込んでステータ35の後方から吸引する吸気路58が形成される。
さらに、下連結部18の左右の側面には、図4にも示すように、排気口54及び吸気口57よりも後方で、バッテリー装着部17の上面から下連結部18と同じ傾斜で前方へ斜め上方に延び、排気口54よりも上方で前方へ折曲して排気口54よりも前方へ達する一対の堰き止めリブ59,59が形成されている。
そして、後仕切リブ56と下連結部18の後側内面との間には、バッテリー装着部17内とモータ収容部3内でのステータ35の後部とを連通させる配線空間60が形成される。この配線空間60には、図2,3に示すように、制御回路基板26とステータ35の後インシュレータ39に設けた各端子61との間を電気的に接続する複数の電源線(リード線)62,62・・と、制御回路基板26とセンサ回路基板41との間を電気的に接続する複数の信号線(リード線)63,63・・とが配線される。また、後仕切リブ56の下方には、端子台24と制御回路基板26との間を電気的に接続する複数のリード線64,64・・が配線される。ここではコントローラ25がバッテリー装着部17内で前下がり傾斜で支持されているので、リード線64の配線スペースが広く確保できる上、下連結部18内への電源線62及び信号線63、リード線64の配線も容易に行える。なお、図2,3では電源線62、信号線63、リード線64をそれぞれ1本ずつ示して他のリード線を省略している。
一方、ギアケース7内の遊星歯車減速機構8は、インターナルギア70A~70C内で複数の遊星歯車72,72をそれぞれ支持するキャリア71A~71Cを軸方向に3段設けてなり、1段目のキャリア71Aの遊星歯車72が回転軸42のピニオン48に噛合している。3段目のキャリア71Cは、前ハウジング6内で前後の軸受65,65によって支持されるスピンドル9の後端と結合されている。
また、2段目のキャリア71Bの遊星歯車72と噛合するインターナルギア70Bは、回転可能且つ軸方向へ移動可能に設けられて、インターナルギア70Bの外周には、モード切替リング73が係合している。このモード切替リング73は、前後のコイルバネ75,75で挟持されて下方へ突出する挟持片74を備えている。本体ハウジング2の下面には、上面に偏心ピン77を備えた切替ダイヤル76が回転操作可能に設けられて、モード切替リング73の挟持片74は、偏心ピン77の前後方向への移動に連動して前後移動可能となっている。
よって、切替ダイヤル76の回転操作によってモード切替リング73を前進させると、インターナルギア70Bはギアケース7内に設けた係合リング78に係合して回転が規制され、2段目のキャリア71Bの遊星歯車72を遊星運動させて2段目の減速を可能とする低速モードとなる。一方、切替ダイヤル76の回転操作によってモード切替リング73を後退させると、インターナルギア70Bは係合リング78から後方へ離間して1段目のキャリア71Aと係合し、2段目の遊星歯車72を1段目のキャリア71Aと一体回転させて2段目の減速をキャンセルする高速モードとなる。
以上の如く構成された撹拌機1においては、図4に示すようにバッテリーカバー28を開いてバッテリー装着部17にバッテリーパック23を装着し、バッテリーカバー28を閉じると共に、図5に示すように、スピンドル9の前端に、シャフトホルダ10を介して、ミキシングブレード80に設けたシャフト81を結合する。この状態で、トリガ20を押し込み操作してスイッチ19をON動作させると、コントローラ25の制御回路基板26が、センサ回路基板41に設けた回転検出素子から得られる永久磁石44の検出信号に基づいてロータ36の回転位置を取得し、その回転位置に基づいて制御回路基板26に搭載したスイッチング素子に順番に電流を流すことでロータ36を回転させる。よって、回転軸42が回転して遊星歯車減速機構8で減速された回転がスピンドル9に伝わり、スピンドル9に結合されたミキシングブレード80が回転して被撹拌材料の撹拌が可能となる。
また、回転軸42が回転して遠心ファン49が回転すると、ファン収容室52が負圧となって吸気口57から外気が吸引される。吸引された外気は、吸気路58を通ってブラシレスモータ5の後方からステータ35とロータ36との間を通ってブラシレスモータ5を冷却した後、ファン収容室52に至り、排気路55を通って排気口54から外部へ排出される。吸気口57と排気口54とは下連結部18の前面で上下に離れているので、排気口54からの排気が吸気口57から吸い込まれにくくなっている。
また、ここでの吸気口57及び排気口54は下連結部18の前面に開口しているので、撹拌機1を地面等に横置きしても吸気口57及び排気口54が直接地面等と接触することがない。よって、異物等が吸気口57や排気口54から進入したりするおそれが低減される。
さらに、撹拌作業によって被撹拌材料がモータ収容部3やハンドル4の外面に付着しても、下連結部18に設けた堰き止めリブ59により、吸気口57及び排気口54への被撹拌材料の流れが堰き止められる。よって、被撹拌材料が下連結部18の表面を伝って吸気口57及び排気口54から進入するおそれも低減される。
そして、ガード板12は、正面視で排気口54の形成領域の全域を覆い、吸気口57の形成領域の上側の一部を覆う(前後方向でオーバーラップする)ようになっているので、撹拌作業の際に飛び散った被撹拌材料が吸気口57や排気口54まで届くおそれも低減される。
一方、バッテリー装着部17では、バッテリーカバー28によってバッテリーパック23の全体が覆われているので、被撹拌材料がバッテリーパック23に付着したり端子台24側へ進入したりするおそれがない。また、バッテリーカバー28を開けると、図6に示すように、バッテリーカバー28の底面に設けた鏡33によってバッテリーパック23の前面を後方からでも見ることができる。よって、撹拌機1を傾けたり作業者が体を曲げたりしなくてもバッテリーパック23の前面に設けた残容量表示部(図示略)を容易に視認することができる。
このように、上記形態の撹拌機1によれば、ハウジング(本体ハウジング2)におけるモータ(ブラシレスモータ5)の下方前面に、ファン(遠心ファン49)の回転により外気を吸引する吸気口57と、遠心ファン49の回転により吸引された空気の排気口54とを設けたことで、スポンジや金網を用いたカバーを設けなくても吸気口57や排気口54からの異物等の侵入を抑制できる。よって、コストアップが抑制されると共に、カバーによる通気抵抗が生じないためブラシレスモータ5の冷却効果も維持できる。また、カバーを設けた場合に必要なメンテナンスも不要となるため、使い勝手が良好となる。さらに、吸気口57と排気口54とは下連結部18に集中して配置できるため、デザイン上のまとまりもよくなる。
特にここでは、本体ハウジング2の側面に、当該側面に付着した被撹拌材料の吸気口57側及び排気口54側への移動を抑制する堰き止めリブ59が設けられているので、本体ハウジング2から吸気口57及び排気口54への被撹拌材料の侵入も効果的に抑制できる。
また、吸気口57及び排気口54は、本体ハウジング2の前面に設けられる一方、本体ハウジング2の前方にはガード板12が装着されて、吸気口57の形成領域の一部と排気口54の形成領域の全部とが正面視でガード板12で覆われるので、吸気口57及び排気口54への被撹拌材料の侵入をより効果的に抑制可能となる。
そして、この撹拌機1においては、本体ハウジング2の下部にバッテリーパック23が配置されているので、重心が下側に位置して本体ハウジング2のバランスがよくなり、操作性が良好となる。特に、バッテリーパック23の上方に制御回路基板26が配置されているので、より安定感が得られる。
また、ループ状のハンドル4の下部にバッテリーパック23を配置しているので、ハンドル4内での配線もしやすくなっている。
なお、吸気口や排気口の数や形状、形成領域は上記形態に限らない。例えば、上記形態では遠心ファンをステータの前側に設けて排気口を上側、吸気口を下側にそれぞれ配置しているが、遠心ファンをステータの後側に設けて排気口を下側、吸気口を上側に設けてもよい。また、吸気口と排気口とが隣接する場合は、ハウジングの厚み方向で互いに相反方向へ向くように傾斜させて開口形成してもよい。ファンも遠心ファンに限定しない。
さらに、吸気口及び排気口の形成領域は、ハウジングの前面に限らず、側面を除く領域であれば、下連結部の後面等の他の領域であっても差し支えない。
一方、下連結部の形状も上記形態に限らず、傾斜せずに上下方向へ延びる直線状であっても前面への吸気口及び排気口の形成は可能である。堰き止めリブも形状を変えたり省略したりして差し支えない。
そして、他の構成についても、バッテリー装着部及びコントローラを前下がり傾斜させないようにしたり、バッテリーカバーのヒンジを前後逆にしたり、バッテリーカバーを透明にしてバッテリーパックの有無を視認しやすくしたり等の変更も考えられる。バッテリーカバー自体を省略することもできる。モータもブラシレス以外も採用できる。
1・・撹拌機、2・・本体ハウジング、3・・モータ収容部、4・・ハンドル、5・・ブラシレスモータ、6・・前ハウジング、8・・遊星歯車減速機構、9・・スピンドル、15・・グリップ部、17・・バッテリー装着部、18・・下連結部、26・・制御回路基板、35・・ステータ、36・・ロータ、42・・回転軸、49・・遠心ファン、53・・前仕切リブ、54・・排気口、55・・排気路、56・・後仕切りリブ、57・・吸気口、58・・吸気路、59・・堰き止めリブ、60・・配線空間、80・・ミキシングブレード。

Claims (6)

  1. モータと、
    前記モータを収容して前後方向に延びる筒状のモータ収容部と、
    前記モータ収容部の後部に連結されるループ状のハンドルと、
    前記モータ収容部の前側に組み付けられる前ハウジングと、
    前記前ハウジングに支持されて前方へ突出し、前記モータによって駆動するスピンドルと、
    前記ハンドルの下部に配置され、後方からバッテリーパックがスライド装着可能なバッテリー装着部と、
    前記バッテリー装着部に設けられて前記バッテリーパックを下方から覆うバッテリーカバーと、
    前記バッテリー装着部の前側に設けられて前記バッテリー装着部と前記バッテリーカバーとを互いに回転可能に連結するヒンジ部と、
    前記バッテリーカバーの後側に設けられて前記バッテリー装着部の後部に係止する係止部と、を含んでなる撹拌機。
  2. 前記ハンドルは、前記モータ収容部の上部に連結される上連結部と、
    前記上連結部の後部から下方に延び、前記バッテリー装着部の後部と連結されるグリップ部と、
    前記モータ収容部の下部に連結され、前記バッテリー装着部の前部と連結される下連結部と、を有し、
    前記モータと電気的に接続される電源線が、前記下連結部内に配線されている請求項1に記載の撹拌機。
  3. 前記上連結部は、前記モータ収容部の軸線と平行に前後方向へ延び、
    前記下連結部は、前記モータ収容部の下部から後方へ斜め下向きに延びている請求項2に記載の撹拌機。
  4. 前記モータは、ステータと、ロータと、前記ロータの前側に配置されるファンとを含む請求項2又は3に記載の撹拌機。
  5. 前記下連結部に、前記ファンの回転に伴って外気を吸引する吸気口が形成されている請求項4に記載の撹拌機。
  6. 前記ハンドルには、スイッチが設けられ、前記スイッチの前方には、トリガが設けられており、
    前記ハンドルには、前記トリガの押し込みを規制/許容可能なロックレバーが設けられていると共に、前記トリガの押し込み状態を維持可能なロックオンボタンが設けられている請求項1乃至5の何れかに記載の撹拌機。
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