JP2022120069A - ハット形鋼矢板および鋼矢板壁の製造方法 - Google Patents

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俊介 森安
Shunsuke Moriyasu
典佳 原田
Noriyoshi Harada
裕章 中山
Hiroaki Nakayama
正和 武野
Masakazu Takeno
真治 妙中
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Abstract

【課題】ハット形鋼矢板の打設時に発生するばたつきを効果的に低減する。【解決手段】ハット形鋼矢板は、長手方向に直交する断面において、厚さ方向の第1の側で幅方向に沿って延びるウェブと、ウェブの幅方向の両端部から幅方向の両側、かつ厚さ方向の第2の側に向かって延びる1対のフランジと、厚さ方向の第2の側で1対のフランジのそれぞれの端部から幅方向に沿って、かつ幅方向の両側に向かって延びる1対のアームと、1対のアームのそれぞれの1対のフランジとは反対側の端部に形成される1対の嵌合継手とを備え、有効幅Wが105cm以上であり、かつ断面におけるウェブ、1対のフランジ、および1対のアームの合計長さBTTL(cm)と、長手方向に対して平行な側面における単位面積あたりのハット形鋼矢板の重量wt(N/cm2)とが式(i)を満たす。TIFF2022120069000011.tif19137【選択図】図1

Description

本発明は、ハット形鋼矢板および鋼矢板壁の製造方法に関する。
ハット形鋼矢板は、土木建築工事において、土留めや止水のための壁体を構築するために広く利用されている。ハット形鋼矢板の施工性や断面性能を向上させるための技術は、これまでにも種々提案されている。例えば、特許文献1には、鋼矢板壁の壁幅1mあたりの単位重量と断面二次モーメントとの関係、およびハット形鋼矢板の有効幅とフランジ幅の関係を規定することによって、断面性能を確保しつつ単位重量が小さい経済性に優れたハット形鋼矢板を提供する技術が記載されている。
特許第3458109号公報
一方、図5Aおよび図5Bに示すようにバイブロハンマ工法でハット形鋼矢板を打設する際には、ハット形鋼矢板にばたつきが生じることがある。図5Aに示されるように、バイブロハンマ工法は、バイブロハンマ6を用いてハット形鋼矢板1に打設進行方向(図中のz方向)の縦振動Vを与えながら打設する工法である。このようなバイブロハンマ工法では、先行して打設されたハット形鋼矢板1Pとの継手の嵌合による拘束、地盤抵抗、およびバイブロハンマ6から与えられる縦振動Vの方向が打設進行方向からわずかにずれることの影響などによって、ハット形鋼矢板1の厚さ方向に膜振動Vが発生する。図5Bに模式的に示すように、膜振動Vが視認可能な程度にまで増幅されたものが、ハット形鋼矢板1のばたつきと呼ばれる。
上記のようなハット形鋼矢板1のばたつきが生じると、先行して打設したハット形鋼矢板1Pとの継手の嵌合部において、膜振動Vによって厚さ方向(図中のy方向)に振動するハット形鋼矢板1の継手が振動しないハット形鋼矢板1Pの継手に打ち付けられることになり、騒音が増大したり継手が損傷したりする可能性がある。また、ハット形鋼矢板1の膜振動Vはハット形鋼矢板1の打設進行方向(図中のz方向)への直進性を損ね、施工品質の悪化につながる場合もある。従って、ハット形鋼矢板1の施工上はばたつきを低減することが望ましいが、そのための方法は特許文献1のような従来技術には示されていない。
そこで、本発明は、ハット形鋼矢板の打設時に発生するばたつきを効果的に低減することが可能な、新規かつ改良されたハット形鋼矢板および鋼矢板壁の製造方法を提供することを目的とする。
本発明のある観点によれば、ハット形鋼矢板は、長手方向に直交する断面において、厚さ方向の第1の側で幅方向に沿って延びるウェブと、ウェブの幅方向の両端部から幅方向の両側、かつ厚さ方向の第2の側に向かって延びる1対のフランジと、厚さ方向の第2の側で1対のフランジのそれぞれの端部から幅方向に沿って、かつ幅方向の両側に向かって延びる1対のアームと、1対のアームのそれぞれの1対のフランジとは反対側の端部に形成される1対の嵌合継手とを備え、有効幅Wが105cm以上であり、かつ断面におけるウェブ、1対のフランジ、および1対のアームの合計長さBTTL(cm)と、長手方向に対して平行な側面における単位面積あたりのハット形鋼矢板の重量wt(N/cm)とが以下の式(i)の関係を満たす。
Figure 2022120069000002
上記のハット形鋼矢板において、有効幅Wが120cm以上であり、かつ合計長さBTTLと重量wtとが以下の式(ii)の関係を満たしてもよい。
Figure 2022120069000003
本発明の別の観点によれば、上記のハット形鋼矢板を用いた鋼矢板壁の製造方法が提供される。鋼矢板壁の製造方法は、バイブロハンマを用いてハット形鋼矢板に打設進行方向の縦振動を与えながらハット形鋼矢板を地中に打設する工程を含んでもよい。
上記の構成によれば、ハット形鋼矢板の打設時に発生するばたつきを効果的に低減することができる。
本発明の一実施形態に係るハット形鋼矢板の断面図である。 図1に示されたハット形鋼矢板の嵌合中心について説明するための図である。 比較例および実施例について、有効幅を縦軸に、膜振動の振動数に関する指標を横軸にして示すグラフである。 騒音の周波数重み付け特性を示すグラフである。 ハット形鋼矢板の打設時に発生するばたつきについて説明するための図である。 ハット形鋼矢板の打設時に発生するばたつきについて説明するための図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、本明細書および図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
図1は、本発明の一実施形態に係るハット形鋼矢板の断面図である。図1に示されるように、ハット形鋼矢板1は、長手方向(図中のz方向)に直交する断面において、厚さ方向の第1の側(図中のy方向の奥側)で幅方向(図中のx方向)に沿って延びるウェブ2と、ウェブ2の幅方向の両端部から幅方向の両側、かつ厚さ方向の第2の側(図中のy方向の手前側)に向かって延び、幅方向との間にフランジ角度θ(鋭角側)をなすフランジ3A,3Bと、厚さ方向の第2の側でフランジ3A,3Bのそれぞれの端部から幅方向に沿って、かつ幅方向の両側に向かって延びるアーム4A,4Bと、アーム4A,4Bのそれぞれのフランジ3A,3Bとは反対側の端部に形成される嵌合継手5A,5Bとを含む。
ここで、図1には、ハット形鋼矢板1の各部分の寸法、具体的には、ウェブ2の長さBwおよび板厚twと、フランジ3A,3Bの長さBfと、アーム4A,4Bの長さBaとが示されている。ここで、長さBwは、ウェブ2の板厚中心線と、フランジ3A,3Bのそれぞれの板厚中心線との間に形成される2つの交点の間の距離である。同様に、長さBfは、フランジ3Aの板厚中心線と、ウェブ2およびアーム4Aのそれぞれの板厚中心線との間に形成される2つの交点の間の距離である。また、長さBaは、アーム4Aの板厚中心線とフランジ3Aの板厚中心線との間に形成される交点と、嵌合継手5Aの嵌合中心Eとの間の距離である。なお、ハット形鋼矢板1の断面形状は幅方向の中立軸(図中のy軸)について対称であるため、フランジ3Bについてもフランジ3Aと同様に長さBfであり、アーム4Bについてもアーム4Aと同様に長さBaである。
さらに、図1には、ハット形鋼矢板1の有効幅Wおよび合計長さBTTLが示されている。ここで、有効幅Wは、嵌合継手5A,5Bのそれぞれの嵌合中心E,Eの間の距離である。合計長さBTTLは、図示された断面におけるウェブ2、フランジ3A,3B、およびアーム4A,4Bの長さの合計であり、長さBw、長さBf、および長さBaを用いてBTTL=Bw+2Bf+2Baと表すことができる。後述するように、本実施形態に係るハット形鋼矢板1では、有効幅Wが105cm以上であり、かつ合計長さBTTLと長手方向に対して平行な側面における単位面積あたりのハット形鋼矢板1の重量wtとが所定の関係を満たす。
なお、図1に示されたハット形鋼矢板1の形状が幾何学的に成り立つ場合、有効幅W、ウェブ長さBw、断面高さHおよびフランジ角度θは、W-Bw-2H/tanθ>0の関係を満たしている。ここで、断面高さHは、ウェブ2およびアーム4A,4Bの板厚を含み嵌合継手5A,5Bの張り出しを含まないハット形鋼矢板1の断面の高さである。
図2は、図1に示されたハット形鋼矢板の嵌合中心について説明するための図である。図示されているように、ハット形鋼矢板1の嵌合継手5Aには、隣接して打設される別のハット形鋼矢板1の嵌合継手5Bが嵌合する。嵌合継手5Aの嵌合中心Eは、別のハット形鋼矢板1のアーム4Bおよび嵌合継手5Bを仮想的に配置した場合に、嵌合継手5Aが形成されるアーム4Aの端部位置と、仮想的な嵌合継手5Bが形成されるアーム4Bの端部位置との中間に位置する、アーム4Aおよびアーム4Bの設計上の板厚中心線上の点として定義することができる。ハット形鋼矢板1の反対側に位置する嵌合継手5Bの嵌合中心Eも、同様に定義することができる。
本発明の実施形態に係るハット形鋼矢板において打設時に発生するばたつきを効果的に低減するために本発明者らが検討した結果を以下で説明する。まず、ばたつきを低減するためには、ハット形鋼矢板1の厚さ方向に生じる膜振動V(図5Aおよび図5B参照)を低周波化することが望ましい。ばたつきは、打設の初期において生じ、打設が進行すると徐々に収まることが経験上知られているが、これはハット形鋼矢板1の天端部から地表面までの距離が、打設の初期において最も長く、打設が進行すると徐々に短くなるためと考えられる。バイブロハンマ6で把持されるハット形鋼矢板1の天端部と、地盤および先行して打設された別のハット形鋼矢板1Pの継手でハット形鋼矢板1の厚さ方向の変位が拘束される地表面近くの部分とは、いずれもハット形鋼矢板1の厚さ方向の振動の固定点になる。従って、固定点の間の距離が最も長い打設の初期にはハット形鋼矢板1の固有振動数が低く、この段階でハット形鋼矢板1が膜振動Vに共振すると、振動数の低い、従って振幅の大きい振動が発生し、膜振動Vは増幅されることになる。換言すれば、打設の初期において膜振動Vの振動数がハット形鋼矢板1の固有振動数よりも低ければ膜振動Vは増幅されない。ハット形鋼矢板1の打設が進行して固定点の間の距離が短くなれば固有振動数はより高くなるため、打設の初期において膜振動Vの振動数がハット形鋼矢板1の固有振動数よりも低ければ、打設が進行しても膜振動Vの増幅、すなわちハット形鋼矢板1のばたつきは発生しない。
辺長a,bの矩形の板における膜振動の振動数fmnは、モード数m,n、重力加速度g、単位面積あたりの板の重量wt、および面内の張力Sを用いて、以下の式(1)のように表すことができる。式(1)から、重量wtが大きく、また辺長a,bが長いほど、振動数fmnが小さくなる、すなわち膜振動が低周波化されることがわかる。
Figure 2022120069000004
ここで、膜振動を例えば従来のハット形鋼矢板よりも低周波化する、すなわちハット形鋼矢板1の膜振動の振動数fmn’を従来のハット形鋼矢板の膜振動の振動数fmnよりも小さくするための条件を考える。基本モード(m=n=1)で、重量wおよび辺長aが異なり、それ以外の条件を共通とした場合、膜振動の振動数の従来のハット形鋼矢板に対する比f’/fは、以下の式(2)のように表すことができる。なお、高次モード(m>1またはn>1)については、振幅が小さくなるためハット形鋼矢板1のばたつきの原因としては考慮しなくてよい。
Figure 2022120069000005
さらに、辺長a,bの矩形の板をハット形鋼矢板の形状にあてはめた場合、ハット形鋼矢板の長手方向の辺長bは断面方向の辺長aよりも十分に長い(打設の初期において、辺長bは辺長aの10倍以上)ため、式(2)における(a’/b)および(a/b)の項は十分に小さいものとして無視できる。その結果、振動数の比f’/fは、以下の式(3)のように表すことができる。
Figure 2022120069000006
上記の式(3)によれば、ハット形鋼矢板1の膜振動の振動数の従来のハット形鋼矢板に対する比f’/fを小さくするためには、ハット形鋼矢板の断面方向の辺長a、すなわち図1に示した合計長さBTTLを大きくするか、または長手方向に対して平行な側面における単位面積あたりのハット形鋼矢板1の重量wt(ウェブ2、フランジ3A,3B、およびアーム4A,4Bでの平均値)を大きくすればよい。つまり、以下の式(4)のように定義されるK(ハット形鋼矢板1の膜振動に関する指標)について、従来のハット形鋼矢板におけるKよりもハット形鋼矢板1におけるKが小さければ、膜振動が低減される。まず、合計長さBTTLについては、ハット形鋼矢板1の有効幅Wを拡大することで大きくすることができる。有効幅Wの拡大は、同じ壁幅の鋼矢板壁を構成するハット形鋼矢板1の数が少なくなることで施工が経済的になるため、以下では有効幅Wを105cm以上とした上で、適切な合計長さBTTLおよび重量wtを検討した。
Figure 2022120069000007
表1に、従来のハット形鋼矢板(比較例1~比較例3)、および本発明の実施形態に係るハット形鋼矢板(実施例1~実施例9)の断面諸元を示す。表1において、Wは有効幅(cm)、Iは鋼矢板壁の壁幅1mあたりの断面二次モーメント(cm/m)、BTTLは合計長さ(cm)、wt(N/cm)は長手方向に対して平行な側面における単位面積あたりの重量、K(N-1/2)は上記の式(4)で算出される指標である。また、表1における振動数比rは、各実施例と同等の断面二次モーメントIを有する従来のハット形鋼矢板との間での膜振動の振動数の比として、上記の式(3)で辺長aに合計長さBTTLを代入して算出される。
Figure 2022120069000008
図3は、上記の比較例1~比較例3および実施例1~実施例9について、有効幅W(cm)を縦軸に、表1に示したK(N-1/2)を横軸にして示すグラフである。図3のグラフを参照すると、実施例1~実施例9は、有効幅Wが105cm以上であり、かつ式(4)によって算出される指標Kが0.030N-1/2以下の領域に含まれている。実施例1~実施例9のハット形鋼矢板では、いずれも振動数比rが1を下回っており、比較例1~比較例3よりも膜振動が低周波化されている。また、振動数比rが0.9未満であり、比較例1~比較例3よりも膜振動が大幅に低周波化されている実施例2、実施例3、実施例5、実施例6、実施例8、および実施例9では、有効幅Wが120cm以上であり、かつ指標Kが0.027N-1/2以下である。
図4は、騒音の周波数重み付け特性を示すグラフである。図5Aおよび図5Bに示したバイブロハンマ6による縦振動Vの起振周波数は一般に20Hz~60Hz程度である。ハット形鋼矢板1にばたつきが発生したときに膜振動Vの振動数が起振周波数に一致するとすると、膜振動Vの振動数も20Hz~60Hzになる。図4にA特性として示される人間の聴覚特性によれば、この周波数範囲では周波数が小さくなるほど感じられる音圧レベル(dB)が小さくなるため、上記で説明したような本発明の実施形態による膜振動Vの低周波化は、施工性の向上だけではなく、騒音の低減にも有効である。本発明者らが実施した施工試験では、膜振動Vの周波数を下げることによって、図4に示した相対レスポンスの低下と同程度の騒音の低減が確認されている。
以上で説明したような本発明の実施形態によれば、打設時に発生するばたつきが効果的に低減される断面形状のハット形鋼矢板が提供される。このようなハット形鋼矢板は、例えば上述のようにバイブロハンマを用いてハット形鋼矢板に打設進行方向の縦振動を与えながらハット形鋼矢板を地中に打設する工程を含む鋼矢板壁の製造方法において、特に有利である。上記で図5Aおよび図5Bを参照して説明したのは、ハット形鋼矢板の両方のフランジ部分に縦振動を加える所謂ダブルチャック型のバイブロハンマ(例えば、特許第3916621号公報参照)であるが、本発明の実施形態によって打設時に発生するばたつきが低減されれば、ハット形鋼矢板のウェブ部分に縦振動を加える所謂シングルチャック型のバイブロハンマによる施工も可能である。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
1…ハット形鋼矢板、1P…ハット形鋼矢板、2…ウェブ、3A,3B…フランジ、4A,4B…アーム、5A,5B…嵌合継手、E,E…嵌合中心。

Claims (3)

  1. ハット形鋼矢板であって、
    長手方向に直交する断面において、厚さ方向の第1の側で幅方向に沿って延びるウェブと、前記ウェブの前記幅方向の両端部から前記幅方向の両側、かつ前記厚さ方向の第2の側に向かって延びる1対のフランジと、前記厚さ方向の第2の側で前記1対のフランジのそれぞれの端部から前記幅方向に沿って、かつ前記幅方向の両側に向かって延びる1対のアームと、前記1対のアームのそれぞれの前記1対のフランジとは反対側の端部に形成される1対の嵌合継手とを備え、
    有効幅Wが105cm以上であり、かつ前記断面における前記ウェブ、前記1対のフランジ、および前記1対のアームの合計長さBTTL(cm)と、前記長手方向に対して平行な側面における単位面積あたりの前記ハット形鋼矢板の重量wt(N/cm)とが以下の式(i)の関係を満たすハット形鋼矢板。
    Figure 2022120069000009
  2. 有効幅Wが120cm以上であり、かつ前記合計長さBTTLと前記重量wtとが以下の式(ii)の関係を満たす、請求項1に記載のハット形鋼矢板。
    Figure 2022120069000010
  3. 請求項1または請求項2に記載のハット形鋼矢板を用いた鋼矢板壁の製造方法であって、
    バイブロハンマを用いて前記ハット形鋼矢板に打設進行方向の縦振動を与えながら前記ハット形鋼矢板を地中に打設する工程を含む鋼矢板壁の製造方法。
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