JP2022109010A - 蓋及び容器 - Google Patents

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Abstract

Figure 2022109010000001
【課題】蓋において、中栓を外れづらくする。
【解決手段】蓋は、開口411を有する円筒部41と、開口411よりも小さい開口421が形成された蓋口部42と、を有する蓋本体4と、開口421に着脱可能に挿入されている中栓5と、を有し、蓋口部42は、第1の内径である第1領域422と、第1領域422よりも開口411に近い位置に設けられており、第1の内径よりも大きい第2の内径である第2領域423と、を有し、中栓5は、中栓本体51と、中栓本体51の外周面に設けられており、第1の内径よりも大きい第1の外径を有する内側リブ52と、中栓本体51の外周面に設けられており、中栓5の長手方向において内側リブ52よりも開口411に近い位置に設けられており、第1の内径よりも大きい第2の外径を有する複数の外側リブ53と、を有する。
【選択図】図5

Description

本発明は、蓋及び容器に関する。
サーバー本体に供給する水を貯留する容器の口部に装着される蓋が知られている。特許文献1には、連通孔を塞ぐために嵌め込まれた中栓を有するキャップが開示されている。
特開2019-142592号公報
蓋本体と蓋本体の開口に着脱可能に挿入されている中栓とを有する蓋が容器口部に装着されている容器がサーバー本体に接続されている場合がある。この場合、容器をサーバー本体から取り外すときに、蓋本体から中栓が外れてしまうという問題が生じていた。
そこで、本発明はこれらの点に鑑みてなされたものであり、中栓を外れづらくする蓋を提供することを目的とする。
本発明の第1の態様においては、水を収容する容器本体の容器口部に装着される蓋であって、前記容器口部に挿入される第1開口を有する円筒形状の円筒部と、前記円筒部の内側に設けられており、前記第1開口よりも小さい円筒形状の第2開口が形成された蓋口部と、を有する蓋本体と、前記第2開口に着脱可能に挿入されている中栓と、を有し、前記蓋口部は、内径が第1の内径である第1領域と、前記蓋が前記容器本体に装着される方向において前記第1領域よりも前記第1開口に近い位置に設けられており、内径が前記第1の内径よりも大きい第2の内径である第2領域と、を有し、前記中栓は、前記第2開口に着脱可能に挿入されている中栓本体と、前記中栓本体の外周面に設けられており、前記第1の内径よりも大きい第1の外径を有する内側リブと、前記中栓本体の外周面に設けられており、前記中栓が前記第2開口に挿入された状態において、前記中栓の長手方向において前記内側リブよりも前記第1開口に近い位置に設けられており、前記第1の内径よりも大きい第2の外径を有する複数の外側リブと、を有する蓋を提供する。
また、前記第2の外径は、前記第1の外径よりも小さくてもよい。また、前記中栓は、前記複数の外側リブとして、第1外側リブと、前記中栓が前記第2開口に挿入された状態において、前記中栓の長手方向において前記第1外側リブよりも前記第1開口に近い位置に設けられている第2外側リブと、を有し、前記中栓の長手方向において、前記内側リブと前記第1外側リブとの間の長さは前記第1外側リブと前記第2外側リブとの間の長さ以上であってもよい。
本発明の第2の態様においては、前記容器本体と、前記容器本体の前記容器口部に装着されている、蓋と、を有する容器を提供する。
本発明によれば、蓋において、中栓が外れづらくなるという効果を奏する。
本実施形態に係る容器が設けられているウォーターサーバーの構成を示す。 流入部の構造を示す。 容器の構造を示す。 容器の蓋付近の構造を示す。 蓋の構造を示す。 蓋本体の構造を示す。 中栓の構造を示す。 蓋口部及び中栓の構造を示す。 サーバー本体に対する容器の着脱時の蓋付近の状態を示す。 従来の中栓の構造を示す。 蓋口部の開口に挿入されている中栓の状態の一例を示す。
[ウォーターサーバーAの構成]
図1は、本実施形態に係る容器Sが設けられているウォーターサーバーAの構成を示す図である。なお、図1は、ウォーターサーバーAにおける容器S付近の構成を示す図である。図1(a)は、容器Sがサーバー本体Bに取り付けられている状態を示す図である。図1(b)は、容器Sがサーバー本体Bから取り外されている状態を示す図である。図2は、流入部2の構造を示す図である。なお、図2は、図1(b)のX-X線断面図における流入部2付近を示す。
容器Sは、水を収容する。容器Sは、ウォーターサーバーAのサーバー本体Bに取り付けられる。ウォーターサーバーAは、ユーザに飲料用の冷水又は温水を供給する給水又は給湯器である。サーバー本体Bは、容器Sから供給される水を冷水又は温水に保ち、冷水又は温水を流出口(不図示)から流出させる。
サーバー本体Bは、本体部1、及び流入部2を有する。本体部1は、容器Sから供給された水を冷水又は温水に保ち、冷水又は温水を流出口(不図示)から流出させる部位である。本体部1には、開口11が形成されている。開口11は、流入部2から流出した水が流入する開口である。
[流入部2の構造]
流入部2は、容器Sから流出した水が流入する部位である。流入部2は、容器Sから流出した水が流入し、流入した水を本体部1に流出させる。流入部2は、本体部1の上方に設けられている。
図2に示すように、流入部2は、流入部本体21を有する。流入部本体21は、円柱形状の領域を有する。流入部本体21は、凹部211、複数の開口212、及び凹部213を有する。凹部211は、流入部本体21のサーバー本体Bの本体部1と接続されている側の面に形成されている。凹部211は、流入部2の長手方向において延伸している。
開口212は、流入部本体21の外周面に形成されている。開口212は、容器Sから流出した水が流入する開口である。開口212は、凹部211の内側の空間と連通している。複数の開口212が、流入部本体21の外周面に形成されている。複数の開口212は、流入部本体21の長手方向における同じ位置、かつ流入部本体21の周方向において対向する位置に形成されている。複数の開口212の数及び位置は任意である。
複数の開口212から流入した水は、凹部211の内側に流入し、凹部211の内側を流れて凹部211から流出する。そして、凹部211から流出した水は、本体部1に形成されている開口11に流入する。
凹部213は、流入部本体21の外周面の周囲に周方向において形成されている。凹部213は、後述する中栓5の凸部512が挿入される凹部である。流入部2の長手方向において、凹部213は、開口212よりも流入部2の本体部1と接続されている側の端部から離れた位置に形成されている。
[容器Sの構造]
図3は、容器Sの構造を示す図である。図4は、容器Sの蓋T付近の構造を示す図である。
容器Sは、容器本体3、及び蓋Tを有する。容器本体3は、水を収容する。容器本体3は、PET樹脂を素材として一体的に製造されている。容器本体3は、容器口部31を有する。容器口部31は、円筒形状である。容器口部31には、開口311が形成されている。
[蓋Tの構造]
図5は、蓋Tの構造を示す図である。図6は、蓋本体4の構造を示す図である。図7は、中栓5の構造を示す図である。図8は、蓋口部42及び中栓5の構造を示す図である。
蓋Tは、容器本体3の容器口部31に装着されている。蓋Tは、密封性を確保する必要があり、容器本体3とは異なる素材で製造されている。蓋Tは、蓋本体4、及び中栓5を有する。蓋本体4は、円筒部41、蓋口部42、及び側壁部43を有する。円筒部41は、円筒形状である。円筒部41は、容器口部31に挿入される。図4に示すように、蓋Tが容器本体3の容器口部31に装着された状態において、円筒部41の外周面の一部の領域は、容器口部31の内周面に接している。
円筒部41は、開口411を有する。開口411には、流入部2が挿入される。蓋Tの製造時には、円筒部41の外側面に開口411を覆うシールが貼られており、容器Sをサーバー本体Bに取り付けるときに、当該シールが剥がされた状態で容器Sがサーバー本体Bに取り付けられる。
蓋口部42は、円筒部41の内側に設けられている。蓋口部42は、円筒形状である。蓋口部42には、開口421が形成されている。開口421は、開口411よりも小さい。開口421には、中栓5が挿入されている。
蓋口部42は、第1領域422、及び第2領域423を有する。第1領域422は、内径が第1の内径である領域である。第2領域423は、蓋Tが容器本体3に装着される方向において第1領域422よりも開口411に近い位置に設けられており、内径が第2の内径である領域である。第2の内径は、第1の内径よりも大きい。
側壁部43は、円筒形状である。側壁部43の開口411側の端部には、円筒部41の外周面の開口411側の端部に向かって延在する円環状の接続部が形成されている。当該接続部の内周面は、円筒部41の外周面の開口411側の端部に接続されている。図4に示すように、蓋Tが容器本体3の容器口部31に装着された状態において、側壁部43は容器口部31の外周面の外側に位置する。
側壁部43の外周面には割り溝が形成されており、割り溝を引き裂くことで容器口部31から蓋Tのみを取り外すことができる。蓋Tがこのような構造を有することで、PET樹脂を素材として一体的に製造されている容器本体3を再利用することができる。
中栓5は、開口421に着脱可能に挿入されている。中栓5は、中栓本体51、内側リブ52、複数の外側リブ53、及び係合部54を有する。中栓本体51は、開口421に着脱可能に挿入されている。中栓本体51は、凹部511、凸部512、及びリブ513を有する。凹部511は、中栓5が開口421に挿入された状態において、中栓本体51の開口411側の面に形成されている。凹部511には、流入部2が挿入される。
凸部512は、凹部511の内側に向かって突出している。凸部512は、中栓5が開口421に挿入された状態において、凹部511の内周面における開口411側の端部に周方向において設けられている。凸部512は、流入部2の凹部213に挿入される。
リブ513は、中栓本体51の外周面に設けられている。中栓5が開口421に挿入されていない状態では、リブ513の外径は、第1の内径よりも大きい。中栓5が開口421に挿入されると、リブ513は、蓋口部42の第1領域422によって、リブ513の外径が第1の内径と同じになるように変形する。そして、中栓5が開口421に挿入された状態においては、リブ513の外周面は、蓋口部42の第1領域422の内周面を内側から外側に向かって押した状態で、蓋口部42の第1領域422の内周面に接している。
内側リブ52は、中栓本体51の外周面に設けられており、第1の外径を有する。第1の外径は、第1の内径よりも大きい。内側リブ52は、中栓5が開口421に挿入された状態において、中栓5の長手方向においてリブ513よりも開口411に近い位置に設けられている。中栓5が開口421に挿入されていない状態では、第1の外径は、リブ513の外径よりも大きい。図5に示すように、中栓5が開口421に挿入された状態において、内側リブ52は、第2領域423に位置している。
複数の外側リブ53は、中栓本体51の外周面に設けられており、中栓5が開口421に挿入された状態において、中栓5の長手方向において内側リブ52よりも開口411に近い位置に設けられており、第2の外径を有する。第2の外径は、第1の内径よりも大きい。図5に示すように、中栓5が開口421に挿入された状態において、複数の外側リブ53は、第2領域423に位置している。
係合部54は、中栓5が開口421に挿入された状態において、中栓5の長手方向における中栓本体51の開口411側とは反対側の端部に設けられている。係合部54は、第3の外径を有する。第3の外径は、リブ513の外径、第1の外径、及び第2の外径よりも大きい。係合部54は、中栓5が開口421に挿入された状態において、蓋口部42の開口411側とは反対側の端部に接している。
[サーバー本体Bに対する容器Sの着脱方法]
図9は、サーバー本体Bに対する容器Sの着脱時の蓋T付近の状態を示す図である。図9(a)は、容器Sがサーバー本体Bに取り付けられていない状態における蓋T付近の状態を示す図である。図9(b)は、容器Sがサーバー本体Bに取り付けられている状態における蓋T付近の状態を示す図である。
容器Sをサーバー本体Bに取り付ける場合について説明する。ユーザは、容器Sをサーバー本体Bに取り付ける場合、蓋T側が下方に向けられた状態で、容器Sの蓋Tを流入部2の上方に位置させる(図9(a))。そして、容器Sをサーバー本体Bに向かって移動させると、流入部本体21の上端が、中栓本体51の凹部511の内側に挿入される。また、中栓本体51の凸部512が、流入部本体21の凹部213に挿入される。
そして、さらに、容器Sをサーバー本体Bに向かって移動させると、中栓5が流入部本体21に取り付けられた状態で、中栓5が蓋本体4から離れる。そして、流入部本体21の複数の開口212が容器本体3の容器口部31の内側に位置する(図9(b))。この結果、容器Sに収容されている水は、流入部2の複数の開口212から流入部2の内側に流入する。このようにして、容器Sをサーバー本体Bに取り付けることができる。
次に、容器Sをサーバー本体Bから取り外す場合について説明する。容器Sをサーバー本体Bから取り外す場合、例えば、容器S内に収容されている水の量が少なくなることで、容器本体3が収縮している場合がある。このため、容器本体3の内側が負圧である場合がある。
ユーザは、容器Sをサーバー本体Bから取り外す場合は、容器Sをサーバー本体Bから離れる向きに移動させる。このときに、容器本体3を上方に向かって移動させると、蓋本体4の蓋口部42の開口421側の端部が中栓5の係合部54に接し、中栓5を流入部2から離れる向きに押す。このとき、中栓5の内側リブ52及び複数の外側リブ53が蓋口部42の第1領域422を通過して第2領域423に位置する。また、このとき、中栓5のリブ513が蓋口部42の第1領域422の内側に押し込まれることで中栓5のリブ513の外周面が蓋口部42の第1領域422の内周面に接する。
そして、さらに容器本体3を上方に向かって移動させることで、流入部本体21の凹部213に挿入されている中栓本体51の凸部512を流入部本体21の凹部213の内側から外側に移動させて、中栓5を流入部2から離れる向きに移動させる。そして、ユーザは、中栓5が蓋本体4に取り付けられた状態で、容器Sを上方に向かって移動させる。
具体的には、ユーザは、例えば、収容されている水の量が少なくなることで収縮した容器本体3の両側をつかむ。そして、ユーザは、例えば容器本体3を流入部2の周方向において回転させてから、収縮した状態の容器本体3を上方に向かって移動させたり、容器本体Sを一気に上方に向かって引き抜いたりする。また、サーバー本体Bから取り外された容器Sは、前述したように、例えば、容器本体3の内側が負圧の状態で収縮しているため、開口411から空気によって中栓5が容器本体3の内側に向かって押される場合がある。
このようにして、中栓5が蓋本体4の蓋口部42の開口421に挿入された状態で、容器Sをサーバー本体Bから取り外すことができる。
図10は、従来の中栓9の構造を示す図である。
従来の中栓9は、中栓5と比べて、複数の外側リブを有していない点で異なる。
中栓9は、中栓本体91、内側リブ92、及び係合部94を有する。中栓本体91は、中栓本体51と同様に、開口421に着脱可能に挿入されている。中栓本体91は、中栓本体51と同様に、凹部911、凸部912、及びリブ913を有する。凹部911は、凹部511と同様に、中栓9が開口421に挿入された状態において、中栓本体91の開口411側の面に形成されている。凹部911には、流入部2が挿入される。
凸部912は、凸部512と同様に、凹部911の内側に向かって突出している。凸部912は、中栓9が開口421に挿入された状態において、凹部911の内周面における開口411側の端部に周方向において設けられている。凸部912は、流入部2の凹部213に挿入される。
リブ913は、リブ513と同様に、中栓本体91の外周面に設けられている。中栓9が開口421に挿入されていない状態では、リブ913の外径は、第1の内径よりも大きい。中栓9が開口421に挿入されると、リブ913は、蓋口部42の第1領域422によって、リブ913の外径が第1の内径と同じになるように変形する。そして、中栓9が開口421に挿入された状態においては、リブ913の外周面は、蓋口部42の第1領域422の内周面を内側から外側に向かって押した状態で、蓋口部42の第1領域422の内周面に接している。
内側リブ92は、内側リブ52と同様に、中栓本体91の外周面に設けられており、第1の外径を有する。内側リブ92は、中栓9が開口421に挿入された状態において、中栓9の長手方向においてリブ913よりも開口411に近い位置に設けられている。中栓9が開口421に挿入されていない状態では、第1の外径は、リブ913の外径よりも大きい。中栓9が開口421に挿入された状態において、内側リブ92は、第2領域423に位置している。
容器Sをサーバー本体Bから取り外すときには、例えば、容器本体3を流入部2の周方向において回転させてから、収縮した状態の容器本体3を上方に向かって移動させたり、容器Sをサーバー本体Bから一気に引き抜いたり、前述したように、サーバー本体Bから取り外された容器Sの内側が負圧であるため、中栓5が容器本体3の内側に向かって押されたりすることで、中栓5に対して中栓5が開口411から離れる向きに力がかかる場合がある。従来の中栓9は、前述したような構造を有するので、このような力によって中栓9が開口411から離れる向きに移動した場合、蓋口部42における第1領域422と第2領域423との間の段差部及び蓋口部42の第1領域422の内周面に接するリブは内側リブ92のみであるため、中栓9が蓋Tの蓋口部42から外れ易い。
これに対して、中栓5は、前述したように中栓5の外周面に、内側リブ52に加えて、複数の外側リブ53が設けられている。したがって、蓋Tにおいては、容器Sをサーバー本体Bから取り外すときに、前述したような力によって中栓5が開口411から離れる向きに移動した場合、蓋口部42における第1領域422と第2領域423との間の段差部に接するリブは、内側リブ52に加えて複数の外側リブ53となる。
また、蓋Tにおいては、容器Sをサーバー本体Bから取り外すときに、前述したような力によって中栓本体51が移動した場合、内側リブ52に加えて複数の外側リブ53が第1領域422に位置する。この場合、蓋口部422の内周面と中栓5のリブが接する面積として、蓋口部42の第1領域422の内周面と内側リブ52の外周面とが接する面積に、蓋口部42の第1領域422の内周面と複数の外側リブ53の外周面とが接する面積が加えられる。よって、蓋Tにおいては、中栓5が蓋口部42から外れづらくなる。
図11は、蓋口部42の開口421に挿入されている中栓5の状態の一例を示す図である。
図11に示すように、容器Sをサーバー本体Bから取り外すときに、例えば、中栓5が蓋口部42の長手方向に対して傾いたとしても、外側リブ53が蓋口部42における第1領域422と第2領域423との間の段差部に接する。この結果、蓋Tにおいては、外側リブ53が蓋口部42における第1領域422と第2領域423との間の段差部に引っ掛かることで、中栓5が蓋口部42から外れづらくなる。
中栓5には、複数の外側リブ53として、第1外側リブ531及び第2外側リブ532が設けられている。第2外側リブ532は、中栓5が開口421に挿入された状態において、中栓5の長手方向において第1外側リブ531よりも開口411に近い位置に設けられている。中栓5の長手方向において、内側リブ52と第1外側リブ531との間の長さは第1外側リブ531と第2外側リブ532との間の長さ以上である。
中栓5がこのような構造を有することで、中栓5が開口421に挿入された状態において、中栓5の長手方向において開口411に近い側ほど、単位長さ当たりのリブの数を多くすることができる。この結果、中栓5が蓋口部42から離れるほど、蓋口部42における第1領域422と第2領域423との間の段差部及び蓋口部42の第1領域422の内周面にリブが接し易くなるため、中栓5が蓋口部42から外れづらくなる。
また、第2の外径は、第1の外径よりも小さい。中栓5がこのような内側リブ52及び複数の外側リブ53を有することで、内側リブ52に加えて、複数の外側リブ53を設けたとしても、容器Sをサーバー本体Bから取り外すときに、中栓5が蓋口部42の第1領域422に挿入されづらくなるのを抑制することができる。
[検証試験]
検証試験においては、2つの異なる蓋(中栓5を有する蓋T、及び中栓9を有する蓋)を準備した。そして、それぞれの中栓を有する蓋が容器口部31に装着されている容器をサーバー本体Bに取り付けた。そして、容器をサーバー本体Bに取り付けた後、6時間後に容器をサーバー本体Bから一気に引き抜いた。
この工程を繰り返し行い、容器をサーバー本体Bから一気に引き抜いたときに、中栓が蓋本体4の蓋口部42の開口421から外れた回数をカウントした。そして、中栓が蓋本体4の蓋口部42の開口421から外れた事象の発生率を算出した。
表1は、検証試験の結果を示す。
試験回数は、容器をサーバー本体Bに取り付けた後、6時間後に容器をサーバー本体Bから一気に引き抜いた回数である。発生回数は、中栓が蓋本体4の蓋口部42の開口421から外れた回数である。発生率は、中栓が蓋本体4の蓋口部42の開口421から外れた事象の発生率である。
Figure 2022109010000002
比較例としての中栓は、中栓9である。比較例では、試験回数10回のうち、中栓9が蓋本体4の蓋口部42の開口421から外れた回数は9回であり、発生率は90%であった。実施例としての中栓は、中栓5である。実施例では、試験回数10回のうち、中栓5が蓋本体4の蓋口部42の開口421から外れた回数は0回であり、発生率は0%であった。
このように、実施例では、比較例よりも、発生率が大きく減少し、実施例としての中栓5は、比較例としての中栓9に比べて、中栓5が蓋本体4の蓋口部42の開口421から外れづらくなったことが実証された。この結果から、中栓本体51の外周面に、内側リブ52に加えて、複数の外側リブ53を設けることは、中栓5を蓋本体4の蓋口部42の開口421から外れづらくするのに効果的であると考えられる。
[本実施形態に係る蓋Tによる効果]
蓋Tは、水を収容する容器本体3の容器口部31に装着される蓋Tであって、容器口部31に挿入される開口411を有する円筒形状の円筒部41と、円筒部41の内側に設けられており、開口411よりも小さい円筒形状の開口421が形成された蓋口部42と、を有する蓋本体4と、開口421に着脱可能に挿入されている中栓5と、を有する。そして、蓋口部42は、内径が第1の内径である第1領域422と、蓋Tが容器本体3に装着される方向において第1領域422よりも開口411に近い位置に設けられており、内径が第1の内径よりも大きい第2の内径である第2領域423と、を有する。
そして、中栓5は、開口421に着脱可能に挿入されている中栓本体51と、中栓本体51の外周面に設けられており、第1の内径よりも大きい第1の外径を有する内側リブ52と、を有する。また、中栓5は、中栓本体51の外周面に設けられており、中栓5が開口421に挿入された状態において、中栓5の長手方向において内側リブ52よりも開口411に近い位置に設けられており、第1の内径よりも大きい第2の外径を有する複数の外側リブ53を有する。
本実施形態に係る蓋Tは、このように内側リブ52に加えて複数の外側リブ53を有する中栓5を有する。したがって、容器Sをサーバー本体Bから取り外すときに、中栓5に対して開口411から離れる向きの力がかかることで中栓5が開口411から離れる向きに移動した場合、蓋口部42における第1領域422と第2領域423との間の段差部及び第1領域422の内周面に接するリブは、内側リブ52に加えて複数の外側リブ53となる。この結果、蓋Tにおいては、容器Sをサーバー本体Bから取り外すときに、中栓5が蓋本体4の蓋口部42から外れづらくなる。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。例えば、装置の全部又は一部は、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。また、複数の実施の形態の任意の組み合わせによって生じる新たな実施の形態も、本発明の実施の形態に含まれる。組み合わせによって生じる新たな実施の形態の効果は、もとの実施の形態の効果を併せ持つ。
A・・・ウォーターサーバー
B・・・サーバー本体
1・・・本体部
11・・・開口
2・・・流入部
21・・・流入部本体
211・・・凹部
212・・・開口
213・・・凹部
S・・・容器
3・・・容器本体
31・・・容器口部
311・・・開口
T・・・蓋
4・・・蓋本体
41・・・円筒部
411・・・開口
42・・・蓋口部
421・・・開口
422・・・第1領域
423・・・第2領域
43・・・側壁部
5・・・中栓
51・・・中栓本体
511・・・凹部
512・・・凸部
513・・・リブ
52・・・内側リブ
53・・・外側リブ
531・・・第1外側リブ
532・・・第2外側リブ
54・・・係合部
9・・・従来の中栓
91・・・中栓本体
911・・・凹部
912・・・凸部
913・・・リブ
92・・・内側リブ
94・・・係合部

Claims (4)

  1. 水を収容する容器本体の容器口部に装着される蓋であって、
    前記容器口部に挿入される第1開口を有する円筒形状の円筒部と、前記円筒部の内側に設けられており、前記第1開口よりも小さい円筒形状の第2開口が形成された蓋口部と、を有する蓋本体と、
    前記第2開口に着脱可能に挿入されている中栓と、
    を有し、
    前記蓋口部は、
    内径が第1の内径である第1領域と、
    前記蓋が前記容器本体に装着される方向において前記第1領域よりも前記第1開口に近い位置に設けられており、内径が前記第1の内径よりも大きい第2の内径である第2領域と、
    を有し、
    前記中栓は、
    前記第2開口に着脱可能に挿入されている中栓本体と、
    前記中栓本体の外周面に設けられており、前記第1の内径よりも大きい第1の外径を有する内側リブと、
    前記中栓本体の外周面に設けられており、前記中栓が前記第2開口に挿入された状態において、前記中栓の長手方向において前記内側リブよりも前記第1開口に近い位置に設けられており、前記第1の内径よりも大きい第2の外径を有する複数の外側リブと、
    を有する蓋。
  2. 前記第2の外径は、前記第1の外径よりも小さい、
    請求項1に記載の蓋。
  3. 前記中栓は、前記複数の外側リブとして、
    第1外側リブと、
    前記中栓が前記第2開口に挿入された状態において、前記中栓の長手方向において前記第1外側リブよりも前記第1開口に近い位置に設けられている第2外側リブと、
    を有し、
    前記中栓の長手方向において、前記内側リブと前記第1外側リブとの間の長さは前記第1外側リブと前記第2外側リブとの間の長さ以上である、
    請求項1又は2に記載の蓋。
  4. 前記容器本体と、
    前記容器本体の前記容器口部に装着されている、請求項1から3のいずれか一項に記載の蓋と、
    を有する容器。
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