JP6236283B2 - ブラシ付き容器 - Google Patents

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本発明は、ブラシ付き容器に関するものである。
従来から、例えば下記特許文献1に示されるように、内容物が収容される容器本体と、前記容器本体の口部を開閉するとともに、前記容器本体内に挿入されるブラシを有する蓋体と、を備えるブラシ付き容器が知られている。
特開2003−102540号公報
しかしながら、前記従来のブラシ付き容器では、ブラシを容器本体内に挿入しながら、蓋体により容器本体の口部を閉塞する際に、ブラシの毛先部分が容器本体の口部の上端開口縁上に引っ掛かったままの状態になりやすいという問題があった。
本発明は、このような事情を考慮してなされたもので、ブラシを容器本体内に挿入しながら、蓋体により容器本体の口部を閉塞する際に、ブラシの毛先部分が容器本体の口部の上端開口縁上に引っ掛かったままの状態になるのを防ぐことができるブラシ付き容器を提供することを目的とする。
上記課題を解決して、このような目的を達成するために、本発明のブラシ付き容器は、内容物が収容される容器本体と、前記容器本体の口部を開閉するとともに、前記容器本体内に挿入されるブラシを有する蓋体と、を備えるブラシ付き容器であって、前記容器本体の口部には、この容器本体の底部側の下方に向かうに従い漸次、径方向の内側に向けた突出量が高くなる導入突部が全周にわたって形成され、前記導入突部は、前記口部のうち、その上端開口縁より下方に位置する部分に形成され、前記口部の上端開口縁には、誘導突起が上方に向けて突設され、前記誘導突起は、周方向を向く周端面を有することを特徴とする。
この発明によれば、容器本体の口部に導入突部が形成されているので、蓋体により容器本体の口部を閉塞するに際し、蓋体を容器本体に対して容器軸回りに回転させながら、ブラシを容器本体内に挿入するときに、ブラシを導入突部に摺接させることで、ブラシを容器本体内に向けて導入させやすくすることができる。
すなわち、ブラシを容器本体内に挿入したときに、ブラシの毛先部分が、容器本体の口部の上端開口縁上に載ったとしても、蓋体を容器本体に対して下降させながら容器軸回りに回転させる過程において、このブラシの毛先部分が、まず、容器本体の内側に向けて引き込まれ、次いで、このように引き込まれたブラシの毛先部分を、導入突部に摺接させることで、このブラシの毛先部分の屈曲変形が抑えられ、前述のブラシの毛先部分を下方に向けて復元変形させやすくすることができる。
以上より、ブラシを容器本体内に挿入しながら、蓋体により容器本体の口部を閉塞する際に、ブラシの毛先部分が容器本体の口部の上端開口縁上に引っ掛かったままの状態になるのを防ぐことができる。
また、口部の上端開口縁に誘導突起が突設されているので、前述のように、蓋体により口部を閉塞する際に、ブラシの毛先部分が、口部の上端開口縁上を容器軸回りに摺動したときに、このブラシの毛先部分が、誘導突起の周端面に突き当たり、容器本体の内側に誘導されることとなり、口部の上端開口縁上に載ったブラシの毛先部分を早期かつ円滑に容器本体の内側に誘導することができる。
ここで、前記蓋体は、前記容器本体に対して容器軸回りに回転されることで、前記口部を開閉する構成とされてもよい。
この場合、蓋体が、容器本体に対して容器軸回りに回転されることで、口部を開閉する構成とされているので、蓋体により容器本体の口部を閉塞する際に、容器本体の口部の上端開口縁上に引っ掛かったブラシを、容器本体の内側に確実に引き込むことができる。
また、前記口部の上端開口部には、径方向の内側に向けて突出し、かつ容器軸方向に延びる縦リブが形成されてもよい。
この場合、容器本体の口部の上端開口部に縦リブが形成されているので、前述のように、蓋体により容器本体の口部を閉塞する際に、ブラシを縦リブに摺接させることで、ブラシを容器本体内により一層確実に導入させやすくすることができる。
特に、縦リブが、導入突部の上方から下方に向けて延び、導入突部に至っている場合には、蓋体により容器本体の口部を閉塞する過程において、ブラシを、まず、縦リブのうち導入突部より上方に位置する部分に摺接させ、次いで、縦リブのうち導入突部に至っている部分、及び導入突部の双方に摺接させることが可能になり、ブラシを屈曲させることなくスムーズに容器本体内に導入させることができる。
また、前記容器本体を径方向の外側から囲繞する外郭筒が備えられ、前記容器本体と前記外郭筒との間には、前記容器本体を前記外郭筒に対して上方付勢する付勢部材が配設され、前記蓋体は、前記外郭筒に着脱自在に装着されるとともに、前記付勢部材を圧縮変形させつつ、前記容器本体を前記外郭筒に対して下方に押し込んでもよい。
この場合、蓋体を外郭筒から外すと、付勢部材が復元変形することで、容器本体が外郭筒に対して上昇することとなり、蓋体を外郭筒から外した後に、ブラシを容器本体内に差し込みやすくなるとともに、ブラシに容器本体内の内容物を容易に付着させることができる。
また、前記容器本体を径方向の外側から囲繞する外郭筒が備えられ、前記蓋体は、前記外郭筒に着脱自在に装着され、前記外郭筒は有底筒状に形成されるとともに、その底部に指が差し込み可能な差込孔が形成され、前記容器本体の底部は弾性変形可能に形成されてもよい。
この場合、蓋体を外郭筒から外した後に、再度ブラシに容器本体内の内容物を付着させる際に、ブラシを容器本体内に差し込んだ状態で、外郭筒の差込孔を通して外部から容器本体の底部をブラシに向けて押し込んで弾性変形させることが可能になり、ブラシに内容物を容易に付着させることができる。
また、前記口部の上端開口縁には、少なくとも一部が前記誘導突起より径方向の外側に位置する迂回突起が上方に向けて突設されてもよい。
この場合、口部の上端開口縁に、少なくとも一部が誘導突起より径方向の外側に位置する迂回突起が突設されているので、口部の上端開口縁上に載ったブラシの毛先部分を、迂回突起上に乗り上げさせることで、この毛先部分が、口部の上端開口縁を径方向の外側に超えて口部の外周面側に到達するのを抑制することが可能になり、ブラシの毛先部分が、口部の外周面と蓋体との間に挟まれるのを確実に抑えることができる。
本発明によれば、ブラシを容器本体内に挿入しながら、蓋体により容器本体の口部を閉塞する際に、ブラシの毛先部分が容器本体の口部の上端開口縁上に引っ掛かったままの状態になるのを防ぐことができる。
本発明に係る第1実施形態として示したブラシ付き容器の縦断面図である。 図1に示すブラシ付き容器において、蓋体を容器本体から離反させた状態を示す図である。 本発明に係る第2実施形態として示したブラシ付き容器の縦断面図である。 図3のA−A線矢視図である。 本発明に係る第3実施形態として示したブラシ付き容器の縦断面図である。 図5のB−B線矢視図である。 本発明に係る第4実施形態として示したブラシ付き容器の縦断面図である。 図7のC−C線矢視図である。 本発明に係る第5実施形態として示したブラシ付き容器の縦断面図である。 図9のD−D線矢視図である。
以下、図面を参照し、本発明の第1実施形態に係るブラシ付き容器1について説明する。
本実施形態のブラシ付き容器1は、図1に示されるように、内容物が収容される容器本体11と、容器本体11の口部12を開閉するとともに、容器本体11内に挿入されるブラシ13を有する蓋体14と、を備えている。
蓋体14は、ブラシ13が装着された蓋本体20を備えている。
容器本体11は有底筒状に形成されるとともに、蓋体14の蓋本体20は有頂筒状に形成されている。そして、容器本体11及び蓋本体20は、それぞれの中心軸線が共通軸上に位置するように配置されている。以下、この共通軸を容器軸Oといい、容器軸O方向に沿う蓋本体20の頂壁部15側を上側、容器本体11の底部11a側を下側という。また、容器軸Oに直交する方向を径方向といい、容器軸O回りに周回する方向を周方向という。
本実施形態では、容器本体11を径方向の外側から囲繞する外郭筒16が備えられている。
外郭筒16は容器軸Oと同軸に配設されている。外郭筒16は、有底筒状に形成され、その底部16aに指が差し込み可能な差込孔16bが形成されている。差込孔16bは容器軸Oと同軸に配設されている。外郭筒16の口部16cの外周面に、蓋体14が螺着される雄ねじ部が形成されている。口部16cと胴部16dとの接続部分に、径方向の内側に向けて突出し、全周にわたって延びる支持突部16eが形成されている。
図示の例では、外郭筒16は、口部16c及び胴部16dを有する筒状部分と、板状の底部16aと、を備えていて、これらの筒状部分と底部16aとが別体となっている。なお、前記筒状部分及び底部16aを一体に形成してもよい。
蓋体14は、頂壁部15、及び頂壁部15の外周縁から下方に向けて延びる周壁部18を備える蓋本体20と、蓋本体20に装着されたブラシ13と、を備えている。
蓋本体20の周壁部18に、外郭筒16の口部16cの雄ねじ部に螺合する雌ねじ部が形成されている。これにより、蓋体14が外郭筒16に着脱自在に螺着され、蓋体14が、容器本体11に対して容器軸O回りに回転されることで、容器本体11の口部12を開閉するように構成されている。
蓋本体20の頂壁部15には、容器軸Oと同軸に配置され、上方に向けて開口する環状凹部19が形成されている。環状凹部19は、筒状の内側壁部19aと、内側壁部19aを径方向の外側から囲繞する筒状の外側壁部19bと、これらの内側壁部19a及び外側壁部19bそれぞれの下端同士を連結する連結壁部19cと、により画成されている。
周壁部18と外側壁部19bとの間にパッキン21が配設されている。
ブラシ13の上部は、筒状の収束体13aにより束ねられている。この収束体13aが内側壁部19a内に嵌合されることにより、ブラシ13が蓋本体20に装着されている。ブラシ13のうち、収束体13aから下方に突出した部分は、下方に向かうに従い漸次、径方向の外側に拡がっている。
なお、ブラシ13の上部は、収束体13aに代えて、例えば接着剤を含浸させて固化させることで束ねるようにするなど適宜変更してもよい。ブラシ13は、例えば化粧料を皮膚に塗布する柔軟性のあるものなどを採用してもよい。
また、蓋本体20の頂壁部15には、環状凹部19の上端開口を閉塞する環状の閉塞板22が装着されている。
容器本体11は、筒状の口部12と、口部12の下端開口を閉塞する袋状の底部11aと、を備えている。
底部11aは弾性変形可能に形成されている。
容器本体11の口部12の下端部には、径方向の外側に向けて突出する係止突部24が全周にわたって形成されている。係止突部24は、外郭筒16の支持突部16eの下方に位置し、かつこの支持突部16eと容器軸O方向で対向している。
容器本体11の口部12の上端部には、径方向の外側に向けて突出するフランジ部26が形成されている。フランジ部26のうち、径方向の外側に位置する部分(以下、外側部分という)は、外郭筒16の口部16cの上端開口縁と、パッキン21と、により容器軸O方向に挟まれ、径方向の内側に位置する部分(以下、内側部分という)は、外郭筒16の支持突部16eの上方に位置し、かつこの支持突部16eと容器軸O方向で対向している。
そして、フランジ部26の前記内側部分と、外郭筒16の支持突部16eと、容器本体11の口部12の外周面と、外郭筒16の口部16cの内周面と、により囲まれた環状空間に、容器本体11を外郭筒16に対して上方に付勢する付勢部材27が配設されている。図示の例では、付勢部材27はコイルスプリングとなっている。
蓋体14は、付勢部材27を容器軸O方向に圧縮変形させつつ、容器本体11を外郭筒16に対して下方に押し込んでいる。
以上の構成において、蓋体14を、容器本体11及び外郭筒16に対して容器軸O回りに回転させ、蓋体14の雌ねじ部と外郭筒16の雄ねじ部との螺合を解除すると、図2に示されるように、付勢部材27が復元変形し、かつ容器本体11の係止突部24が上昇して外郭筒16の支持突部16eに突き当たる。この際、容器本体11のフランジ部26の前記外側部分が、外郭筒16の口部16cの上端開口縁から上方に離反し、容器本体11が外郭筒16に対して上昇する。
そして、本実施形態では、容器本体11の口部12に、下方に向かうに従い漸次、径方向の内側に向けた突出量が高くなる導入突部28が全周にわたって形成されている。
図示の例では、導入突部28のうち、径方向の内側に向けた突出量が最大となる頂部28aは、容器本体11の口部12における容器軸O方向の中央部に位置している。導入突部28の頂部28aは、径方向の内側に向けて突の曲面状に形成されている。また、この頂部28a内に、蓋体14の外側壁部19bが着脱自在に嵌合される。導入突部28は、容器本体11の口部12のうち、その上端開口縁より下方に位置する部分に形成されている。また、導入突部28は、口部12のうち、上端縁から下方に離れ、かつ下端縁から上方に離れた部分に形成されている。
さらに、本実施形態では、容器本体11の口部12の上端開口部に、径方向の内側に向けて突出し、かつ容器軸O方向に延びる縦リブ29が形成されている。
縦リブ29の径方向の内側に向けた突出量は、導入突部28の頂部28aにおける径方向の内側に向けた突出量より低くなっている。また、縦リブ29は、容器本体11の口部12の上端縁から下方に延びるとともに、導入突部28に至っているものの頂部28aよりは上方に位置している。縦リブ29における径方向の内端縁は、容器軸Oに沿って延びている。縦リブ29における径方向の内端縁の上端部は、径方向の内側に向けて突の曲面状に形成されている。
なお、容器本体11と外郭筒16との間に、両者11、16の容器軸O回りの相対的な回転移動を規制する規制部が配設されている。図示の例では、規制部は、外郭筒16の支持突部16e、並びに、容器本体11の口部12において、導入突部28と係止突部24との間に位置する部分に、各別に配設されている。
以上説明したように、本実施形態によるブラシ付き容器1によれば、容器本体11の口部12に導入突部28が形成されているので、蓋体14により容器本体11の口部12を閉塞するに際し、蓋体14を容器本体11に対して容器軸O回りに回転させながら、ブラシ13を容器本体11内に挿入するときに、ブラシ13を導入突部28に摺接させることで、ブラシ13を容器本体11内に向けて導入させやすくすることができる。
すなわち、ブラシ13を容器本体11内に挿入したときに、ブラシ13の毛先部分が、容器本体11の口部12の上端開口縁上に載ったとしても、蓋体14を容器本体11に対して下降させながら容器軸O回りに回転させる過程において、このブラシ13の毛先部分が、まず、容器本体11の内側に向けて引き込まれ、次いで、このように引き込まれたブラシ13の毛先部分を、導入突部28に摺接させることで、このブラシ13の毛先部分の屈曲変形が抑えられ、前述のブラシ13の毛先部分を下方に向けて復元変形させやすくすることができる。
以上より、ブラシ13を容器本体11内に挿入しながら、蓋体14により容器本体11の口部12を閉塞する際に、ブラシ13の毛先部分が容器本体11の口部12の上端開口縁上に引っ掛かったままの状態になるのを防ぐことができる。
また、蓋体14が、容器本体11に対して容器軸O回りに回転されることで、容器本体11の口部12を開閉する構成とされているので、蓋体14により容器本体11の口部12を閉塞する際に、容器本体11の口部12の上端開口縁上に引っ掛かったブラシ13を、容器本体11の内側に確実に引き込むことができる。
また、容器本体11の口部12の上端開口部に縦リブ29が形成されているので、前述のように、蓋体14により容器本体11の口部12を閉塞する際に、ブラシ13を縦リブ29に摺接させることで、ブラシ13を容器本体11内により一層確実に導入させやすくすることができる。
特に、本実施形態では、縦リブ29が、導入突部28の上方から下方に向けて延び、導入突部28に至っているので、蓋体14により容器本体11の口部12を閉塞する過程において、ブラシ13を、まず、縦リブ29のうち導入突部28より上方に位置する部分に摺接させ、次いで、縦リブ29のうち導入突部28に至っている部分、及び導入突部28の双方に摺接させるので、ブラシ13を屈曲させることなくスムーズに容器本体11内に導入させることができる。
また、蓋体14が、外郭筒16に着脱自在に装着されるとともに、付勢部材27を圧縮変形させつつ、容器本体11を外郭筒16に対して下方に押し込んでいるので、蓋体14を外郭筒16から外すと、付勢部材27が復元変形することで、容器本体11が外郭筒16に対して上昇することとなり、蓋体14を外郭筒16から外した後に、ブラシ13を容器本体11内に差し込みやすくなるとともに、ブラシ13に容器本体11内の内容物を容易に付着させることができる。
また、外郭筒16の底部16aに指が差し込み可能な差込孔16bが形成され、かつ容器本体11の底部11aが弾性変形可能に形成されているので、蓋体14を外郭筒16から外した後に、再度ブラシ13に容器本体11内の内容物を付着させる際に、ブラシ13を容器本体11内に差し込んだ状態で、外郭筒16の差込孔16bを通して外部から容器本体11の底部11aをブラシ13に向けて押し込んで弾性変形させることが可能になり、ブラシ13に内容物を容易に付着させることができる。
次に、本発明に係る第2実施形態のブラシ付き容器2を、図3及び図4を参照して説明する。
なお、この第2実施形態においては、第1実施形態における構成要素と同一の部分については同一の符号を付し、その説明を省略し、異なる点についてのみ説明する。
本実施形態のブラシ付き容器2では、口部12の上端開口縁に、誘導突起31が上方に向けて突設されている。誘導突起31は、導入突部28より上方に位置している。誘導突起31は、1つ設けられている。なお、誘導突起31は複数配設してもよい。
誘導突起31の両周端面31a、31bのうち、蓋体14の、口部12に対する周方向に沿う締め込み方向Xの後側を向く後周端面31aは、前側を向く前周端面31bより、口部12の上端開口縁から上方に高く突出している。誘導突起31の両周端面31a、31bは、容器軸O方向に沿って延在している。誘導突起31の上方に向けた突出量は、前記締め込み方向Xの後側から前側に向かうに従い漸次低くなっている。誘導突起31を径方向から見た側面視形状は矩形状となっている。誘導突起31は、フランジ部26における径方向の内端に配設され、誘導突起31のうち、径方向の内側を向く内面が、口部12の内周面と面一となっている。
なお、容器本体11及び外郭筒16の容器軸O回りの相対的な回転移動を規制する規制部が、外郭筒16の上端部、並びに、口部12においてフランジ部26と導入突部28との間に位置する部分に、各別に配設されている。また、口部12において、導入突部28の上端部が位置する部分には、径方向の外側に向けて突出する突部32が形成されている。突部32における径方向の外端は、フランジ部26における径方向の外端より径方向の内側に位置している。また、付勢部材27及び縦リブ29は設けられていない。また、蓋本体20頂壁部15には、環状凹部19が形成されておらず、導入突部28内に嵌合する嵌合筒35が下方に向けて突設されている。頂壁部15のうち、嵌合筒35の内側に位置する部分には、上方に膨出する膨出部15aが形成されている。収束体13aは、嵌合筒35及び膨出部15aの各内部に一体に嵌合されている。
以上説明したように、本実施形態によるブラシ付き容器2によれば、口部12の上端開口縁に誘導突起31が突設されているので、前記実施形態と同様にして、蓋体14により口部12を閉塞する際に、ブラシ13の毛先部分が、口部12の上端開口縁上を容器軸O回りに摺動したときに、このブラシ13の毛先部分が、誘導突起31の後周端面31aに突き当たり、容器本体11の内側に誘導されることとなり、口部12の上端開口縁上に載ったブラシ13の毛先部分を早期かつ円滑に容器本体11の内側に誘導することができる。
次に、本発明に係る第3実施形態のブラシ付き容器3を、図5及び図6を参照して説明する。
なお、この第3実施形態においては、第2実施形態における構成要素と同一の部分については同一の符号を付し、その説明を省略し、異なる点についてのみ説明する。
本実施形態のブラシ付き容器3では、誘導突起41が、周方向に沿って延びる突条状に形成されている。誘導突起41の両周端面41a、41bのうち、蓋体14の、口部12に対する周方向に沿う締め込み方向Xの後側を向く後周端面41aは、下方から上方に向かうに従い漸次、前記締め込み方向Xの後側に向けて延在している。これにより、誘導突起41の後周端面41aと、口部12の上端開口縁と、の間に、容器軸O方向の隙間が形成され、この隙間が、前記締め込み方向Xの前側から後側に向かうに従い漸次広くなっている。誘導突起41の両周端面41a、41bのうち、前記締め込み方向Xの前側を向く前周端面41bは、容器軸O方向に沿って延在している。
以上説明したように、本実施形態によるブラシ付き容器3によれば、前記実施形態と同様にして、蓋体14により口部12を閉塞する際に、ブラシ13の毛先部分が、口部12の上端開口縁上に位置する誘導突起41上を容器軸O回りに摺動し、誘導突起41の非形成部分に到達したときに、このブラシ13の毛先部分が、口部12の上端開口縁上に落ち込み、前記隙間内で束ねられながら、誘導突起41の後周端面41aに突き当たることで、容器本体11の内側に誘導されることとなり、前述と同様の作用効果を奏功させることができる。
特に本実施形態では、前記隙間が、前記締め込み方向Xの前側から後側に向かうに従い漸次広くなっているので、ブラシ13の毛先部分が、前記隙間内に一度進入したら、誘導突起41上に再び乗り上がるのを抑制することが可能になり、この毛先部分を容器本体11の内側に確実に誘導することができる。
次に、本発明に係る第4実施形態のブラシ付き容器4を、図7及び図8を参照して説明する。
なお、この第4実施形態においては、第3実施形態における構成要素と同一の部分については同一の符号を付し、その説明を省略し、異なる点についてのみ説明する。
本実施形態のブラシ付き容器4では、誘導突起51が、周方向に沿って延びる突条状に形成されている。誘導突起51の両周端面51a、51bは、容器軸O方向に沿って延在している。誘導突起51は、フランジ部26における径方向の外端に配設されている。
なお、容器本体11及び外郭筒16の容器軸O回りの相対的な回転移動を規制する規制部が、外郭筒16の上半分、並びに、口部12においてフランジ部26と導入突部28との間に位置する部分に、各別に配設されている。また、口部12に突部32は形成されていない。また、本実施形態では、前記第1実施形態と同様に、縦リブ29、支持突部16e、及び係止突部24が配設されている。
以上説明したように、本実施形態によるブラシ付き容器4によれば、誘導突起51が、周方向に沿って延びる突条状に形成されるとともに、フランジ部26における径方向の外端に配設されているので、前述の作用効果に加え、口部12の上端開口縁上に載ったブラシ13の毛先部分を、誘導突起51上に乗り上げさせることで、この毛先部分が、口部12の上端開口縁を径方向の外側に超えて口部12の外周面側に到達するのを抑制することが可能になり、ブラシ13の毛先部分が、口部12の外周面と蓋体14との間に挟まれるのを確実に抑えることができる。
次に、本発明に係る第5実施形態のブラシ付き容器5を、図9及び図10を参照して説明する。
なお、この第5実施形態においては、第2実施形態における構成要素と同一の部分については同一の符号を付し、その説明を省略し、異なる点についてのみ説明する。
本実施形態のブラシ付き容器5では、口部12の上端開口縁に、少なくとも一部が誘導突起61より径方向の外側に位置する迂回突起62が上方に向けて突設されている。
図示の例では、迂回突起62は、口部12の上端開口縁に全周にわたって連続して延在している。迂回突起62は、フランジ部26における径方向の外端部を除く全域にわたって配設されている。迂回突起62は、上方に向けて突の曲面状に形成されている。
そして、誘導突起61は、迂回突起62のうち、上端に位置する頂部62aより径方向の内側に位置する部分に形成され、この部分から上方に突出している。誘導突起61の両周端面61a、61bは、容器軸O方向に沿って延在している。誘導突起61を径方向の内側から見た側面視形状は矩形状となっている。図示の例では、誘導突起61の前記側面視形状は、容器軸O方向に長い長方形状となっている。また、迂回突起62の頂部62aは、誘導突起61の上端における容器軸O方向に沿う位置に対して同等か、上方に位置している。
なお、迂回突起62の全体を、誘導突起61より径方向の外側に位置させてもよい。また、迂回突起62を、フランジ部26における径方向の全域にわたって配設してもよい。
以上説明したように、本実施形態によるブラシ付き容器5によれば、口部12の上端開口縁に、少なくとも一部が誘導突起61より径方向の外側に位置する迂回突起62が突設されているので、口部12の上端開口縁上に載ったブラシ13の毛先部分を、迂回突起62上に乗り上げさせることで、この毛先部分が、口部12の上端開口縁を径方向の外側に超えて口部12の外周面側に到達するのを抑制することが可能になり、ブラシ13の毛先部分が、口部12の外周面と蓋体14との間に挟まれるのを確実に抑えることができる。
また、迂回突起62の頂部62aが、誘導突起61の上端における容器軸O方向に沿う位置に対して同等か、上方に位置しているので、口部12の上端開口縁上のブラシ13の毛先部分が、口部12の外周面側に到達するのを確実に抑えることができる。
本発明は上記した実施の形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば前記各実施形態では、外郭筒16の口部16cに、蓋体14を着脱自在に螺着した構成を示したが、これに限らず例えば、蓋体14を外郭筒16の口部16cに着脱自在に嵌合させるなど適宜変更してもよい。
また、前記各実施形態では、外郭筒16を設けたが、この外郭筒16を設けずに、蓋体14を容器本体11の口部12に直接、着脱自在に装着してもよい。
また、前記各実施形態では、容器本体11の底部11aを弾性変形可能に形成したが、容器本体11の底部11aを弾性変形可能に形成しなくてもよいし、容器本体11の全体を弾性変形可能に形成してもよい。
また、前記各実施形態では、外郭筒16の底部16aに差込孔16bを形成したが、外郭筒16の底部16aに差込孔16bを形成しなくてもよい。
また、前記第1、第4実施形態では、容器本体11の口部12に縦リブ29を形成したが、縦リブ29は形成しなくてもよい。縦リブ29は、1つであってもよいし、周方向に間隔をあけて複数配設してもよい。縦リブ29は、導入突部28の頂部28a上に位置させてもよいし、導入突部28の下方に配置してもよい。
また、前記第1実施形態では、付勢部材27を配設したが、付勢部材27は配設しなくてもよい。付勢部材27は、コイルスプリングに限らず、例えばゴム材料など適宜変更してもよい。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上記した実施の形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、上記した変形例を適宜組み合わせてもよい。
1、2、3、4、5 ブラシ付き容器
11 容器本体
11a 容器本体の底部
12 口部
13 ブラシ
14 蓋体
16 外郭筒
16a 外郭筒の底部
16b 差込孔
27 付勢部材
28 導入突部
29 縦リブ
31、41、51、61 誘導突起
62 迂回突起
O 容器軸

Claims (6)

  1. 内容物が収容される容器本体と、
    前記容器本体の口部を開閉するとともに、前記容器本体内に挿入されるブラシを有する蓋体と、
    を備えるブラシ付き容器であって、
    前記容器本体の口部には、この容器本体の底部側の下方に向かうに従い漸次、径方向の内側に向けた突出量が高くなる導入突部が全周にわたって形成され
    前記導入突部は、前記口部のうち、その上端開口縁より下方に位置する部分に形成され、
    前記口部の上端開口縁には、誘導突起が上方に向けて突設され、
    前記誘導突起は、周方向を向く周端面を有することを特徴とするブラシ付き容器。
  2. 前記蓋体は、前記容器本体に対して容器軸回りに回転されることで、前記口部を開閉する構成とされたことを特徴とする請求項1に記載のブラシ付き容器。
  3. 前記口部の上端開口部には、径方向の内側に向けて突出し、かつ容器軸方向に延びる縦リブが形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載のブラシ付き容器。
  4. 前記容器本体を径方向の外側から囲繞する外郭筒が備えられ、
    前記容器本体と前記外郭筒との間には、前記容器本体を前記外郭筒に対して上方付勢する付勢部材が配設され、
    前記蓋体は、前記外郭筒に着脱自在に装着されるとともに、前記付勢部材を圧縮変形させつつ、前記容器本体を前記外郭筒に対して下方に押し込んでいることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のブラシ付き容器。
  5. 前記容器本体を径方向の外側から囲繞する外郭筒が備えられ、
    前記蓋体は、前記外郭筒に着脱自在に装着され、
    前記外郭筒は有底筒状に形成されるとともに、その底部に指が差し込み可能な差込孔が形成され、
    前記容器本体の底部は弾性変形可能に形成されていることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載のブラシ付き容器。
  6. 前記口部の上端開口縁には、少なくとも一部が前記誘導突起より径方向の外側に位置する迂回突起が上方に向けて突設されていることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載のブラシ付き容器。
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