JP4125211B2 - ドレンパイプおよび流体フィルタ - Google Patents

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Description

本発明は、流体フィルタの濾過部材交換の際に予め内部流体を排出するために用いられるドレンパイプおよび濾過部材の交換可能な流体フィルタに関する。
流体フィルタは、汚染流体を濾過浄化するためのもので、流体を濾過するための濾過部材や流体の外部への漏れを防ぐためのシール部材などを有している。
このような流体フィルタは、濾過部材の汚れやシール部材の劣化に応じて、その全部または部品を交換する必要がある。流体フィルタの全部を交換するものはスローアウェイ型と呼ばれている。また、流体フィルタの部品を交換するものは交換型と呼ばれ、その交換対象の部品としては、例えば、濾過部材やシール部材などがある。
スローアウェイ型の流体フィルタとしては、例えば、特許文献1に開示されているものがある。この流体フィルタは、流体フィルタ全体を適宜交換する。また、交換型の流体フィルタとしては、例えば、特許文献2や特願2002−328803号明細書に開示されている流体フィルタがある。この流体フィルタでは、濾過部材などの部品の交換が可能であり、濾過部材の交換に先だって、パイプ部材による流体フィルタ内部の残留流体の排出が可能となっている。
この流体フィルタの全部または部品の交換は迅速に行われる必要がある。特に、車両のエンジンオイルのオイルフィルタの交換作業は、サービスステーションなどで専門の作業者により行われることが多い。そして、この交換作業の間、車両ユーザーは待機しなければならない。迅速なサービスが求められる現在では、このような待機時間は極力短縮されることが求められており、交換作業の短縮化が望まれている。
そこで、特許文献1には、迅速な交換が可能なスローアウェイ型のオイルフィルタが開示されている。このオイルフィルタは、内燃機関のフィルタ取付部(9)に装着されるもので、フィルタ取付部(9)との間にガスケット(3)を有している。このガスケット(3)は、オイルフィルタ内部のオイルの漏れを防止するためのものである。このガスケット(3)は、内周下部に鋭角部またはひも状部を備えたガスケットを収納可能な特殊形状のガスケット保持プレート(2)により保持されている。特殊形状のガスケット保持プレート(2)で保持されることにより、オイルフィルタをフィルタ取付部(9)から取り外した場合も、オイルフィルタからガスケット(3)が外れないようになっている。したがって、オイルフィルタ取り外し作業という一度の作業でガスケットも取り外すことができ、交換作業時間を短縮できる。
実開昭58−26911号公報 特開平11−104408号公報
この特許文献1に開示された特殊形状のガスケット保持プレートは、スローアウェイ型の流体フィルタに関しては、迅速な交換が可能となり、有用である。しかしながら、交換型流体フィルタへの適用は困難である。
一方、特許文献2に開示の流体フィルタは、濾過部材の交換については考慮されているものの、シール部材の交換については、考慮されていない。しかし、通常、濾過部材の交換の際には、シール部材も交換することが望ましい。したがって、特許文献2の交換型流体フィルタにおいては、濾過部材の交換作業とは別にシール部材の交換作業も必要であった。そのため、全体として交換作業時間が長く、また、煩雑になるという問題があった。
そこで、本発明では、交換型流体フィルタにおいて、迅速、かつ、容易に部品の交換が可能な流体フィルタ用のドレンパイプおよび流体フィルタを提供することを目的とする。
本発明のドレンパイプは、流体フィルタのキャップに設けられたドレン穴に対して挿脱自在のドレンパイプであって、ドレン穴へ挿入されることにより、通常時にはドレン穴を閉鎖しているバルブ部材に当接するとともにバルブ部材を閉鎖解除の方向へ変位させ、本体内部の流体を外部に導くドレンパイプにおいて、ドレンパイプは、ドレン穴からの離脱の際に、キャップに装着されたシール部材の少なくとも一部を掴み、シール部材をキャップから離脱させる離脱手段を有することを特徴とする。
好適な態様では、シール部材は、キャップの底面に設けられた環状立壁の内側に装着された環状シール部材であって、離脱手段は、ドレンパイプの挿入時に、環状シール部材の内側側面に沿う立壁であるパイプ側立壁である。さらに、パイプ側立壁は、その先端に、離脱したシール部材を引っ掛けるためのカエシ部を有することが望ましい。
本発明の流体フィルタは、流体フィルタ本体に対して着脱自在のキャップと、キャップに設けられ、本体内部に連通するとともにドレンパイプが挿入可能なドレン穴と、通常時にはドレン穴を閉鎖するバルブ部材であって、ドレンパイプの挿入時にはドレンパイプ上端面が接触するとともにドレン穴の閉鎖を解除する方向に変位するバルブ部材と、を有する流体フィルタにおいて、キャップに装着されるシール部材であって、ドレンパイプのドレン穴からの離脱の際に、ドレンパイプに設けられた離脱手段により少なくともその一部が掴まれてキャップから離脱される環状シール部材を有することを特徴とする。
本発明によれば、ドレンパイプの離脱と同時にシール部材の離脱も行うことができるため、流体フィルタの部品交換を迅速かつ簡易に行うことができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。なお、以下では、実施の形態として、車両のエンジン用オイルを濾過浄化するのに適したオイルフィルタを例示するが、適宜、サイズや部材を交換することにより他の用途にも用いることができる。
図1から図4に本発明の実施の形態であるオイルフィルタ10を示す。図1は、オイルフィルタ全体の断面図であり、図2は、その要部拡大図である。また、図3は、ドレンパイプを挿入した際の要部拡大図であり、図4は、さらにその要部拡大図である。
このオイルフィルタ10は、エンジンブロックの一部に装着されており、内燃機関(エンジン)の潤滑油を濾過浄化するものである。濾過対象である汚染オイルは、本体部12上端に設けられた入口18から流入し、濾過部材14により濾過されて浄化オイルとなった後、出口20から内燃機関に戻される。
本体部12の下部には、着脱自在のキャップ40が装着されている。濾過部材14の交換は、このキャップ40を外して行われる。キャップ40には、交換に先だって内部の残留オイルを排出するためのドレン穴50が設けられている。このドレン穴50は、通常時には、バルブ部材70およびドレンボルト60により閉鎖されている。残留オイルの排出時には、ドレンボルト60に換えてドレンパイプ80を挿入することにより、残留オイルを外部に排出できるようになっている。
以下、このオイルフィルタ10の各構成部材について詳説していく。
本体部12は、キャップ40と協働して内部空間を形成するケース16と、内部空間に配置された濾過部材14などから構成される。
ケース16は、内側側壁の一部である螺合部32に雌ねじが形成されており、これにより、キャップと螺合可能となっている。そして、ケース16とキャップ40とが螺合されることにより、濾過部材14などが配置される内部空間が形成される。螺合部32の下側には、シール部材としてOリング34が配されており、これによりキャップ40とケース16との間がシールされる。
ケース16の上部には、汚染オイルの流入口となる入口18と浄化オイルの流出口となる出口20とが形成されている。ここで、内部空間は、汚染オイルを濾過する濾過部材14により汚染空間22と浄化空間24とに分離されている。入口18はこの汚染空間22に、出口20は浄化空間24にそれぞれ連通する位置に設けられている。
濾過部材14は、ケース上端内部に設けられた支持突起部26および支持体28により支持されている。濾過部材14とケース16の内壁との間には、間隙が形成されており、この間隙が汚染空間22となる。また、濾過されたオイルが流れ込む濾過部材14の内側が浄化空間24となる。
支持突起部26および支持体28と濾過部材14との間には、シール部材30が配されており、汚染オイルの浄化空間24への流入が阻止されている。また、支持体28の下端部はキャップ40の内部に配置されたスプリングなどの弾性体によりドレン穴を閉鎖する方向に付勢され、汚染オイルの浄化空間24への流入が阻止されている。したがって、汚染空間22と浄化空間24は完全に分離されており、汚染オイルは、濾過部材14を通過し浄化オイルにならなければ、浄化空間24に移動することができない構成となっている。
この構成により、汚染オイルは、入口18から流入した後、濾過部材14を通過し、浄化オイルとなって浄化空間24に流入する。そして、浄化空間24から出口20に流れ込むことにより、汚染オイルは、浄化オイルとなって内燃機関へと戻される。
キャップ40は、上述したようにケース16に螺合可能で、ケース16と協働して内部空間を形成する。キャップ40の下側中央には、濾過部材14の交換などの際に残留オイルを排出するためのドレン穴50が設けられている。ドレン穴50の内周には、雌ねじが形成されており、後述するドレンボルト60と螺合可能となっている。また、ドレン穴50の上端には、後述するバルブ部材70との間を閉鎖するとともに後述するドレンパイプ80を係止させるための突起部56が形成されている。この突起部56の突出により、ドレン穴50は、部分的に小径となる小径部52が形成されている。
キャップ40の底面には、キャップ側リブ42が設けられている。このキャップ側リブ42の内周側側壁である環状立壁42aには、弾性シール部材としてOリング44が装着されている。Oリング44の外径は、キャップ側リブ42の内径より僅かに大きい。したがって、キャップ側リブ42に装着されたOリング44には、外方に弾性復元力が働く。この弾性復元力により、Oリング44は、環状立壁42aから容易に離脱することなく装着されている。
ドレン穴50は、通常、バルブ部材70およびドレンボルト60により閉鎖されている。バルブ部材70は、内部空間内に設けられた略皿上のプレートである。このバルブ部材70は、通常時には、スプリングなどの弾性体78によりドレン穴50を閉鎖する方向に付勢されている。ドレンパイプ80が挿入された場合には、ドレンパイプ80の先端と接触するようになっている。そして、ドレンパイプ80が弾性体78の弾性力に抗して挿入されると、バルブ部材70はドレン穴50の閉鎖を解除する方向に変位される。
また、バルブ部材70の中央部は、内部側に円状に凹んだ円状凹部72を有している。さらにその円状凹部72には、後述するドレンパイプ80の先端部を受けるための環状凹部74が形成されている。円状凹部72の側面は傾斜しており、通常時にはキャップに設けられた突起部56と密着できるようになっている。この密着により、内部のオイルの多量流出が防止される。円状凹部72の外周には、内部空間に連通する排出孔76が設けられている。残留オイルの排出時には、この排出孔76から内部空間のオイルがドレンパイプ80へと導かれる。
ドレン穴50の内周には、雌ねじ64が形成されており、通常時には、ドレンボルト60が螺合されている。ドレンボルト60は、ドレン穴50を閉鎖可能な大きさを有しており、キャップ40の底面に対応するフランジ62を有している。このフランジ62は、キャップ40の底面に設けられたキャップ側リブ42より大径となっており、その上面がキャップ側リブ42に装着されたOリング44に当接可能な位置に設けられている。そして、Oリング44との当接により、外部との間がシールされる。これにより、通常時にドレン穴50へゴミなどが流入することを防止できる。
次に、残留オイル排出時に用いられるドレンパイプ80について説明する。ドレンパイプ80は、残留オイル排出時にドレンボルト60に代えて、ドレン穴50に挿入されるパイプ部材である。これは、例えば、合成樹脂などの弾性を有した材料からなる。ドレンパイプ80は、筒状のパイプ部82とその途中に設けられたフランジ部83とから構成される。
パイプ部82は、中空の筒状であり、その上端と下端は開口されている。また、先端からフランジ部83までの間には、ドレン通路となる複数のスリット88が設けられている。内部の残留オイルは、このスリット88からパイプ部内部90に流れるようになっている。また、このスリット88により弾性変形が容易となり、ドレン穴50への挿入が容易となる。パイプ部82の上端部84は、ドレン穴50に挿入した際に、バルブ部材70の円状凹部72の側面に干渉しないよう小径に絞られている。そして、ドレンパイプ先端85がバルブ部材70に当接した際には、上端部84の一部がバルブ部材70の環状凹部74に収納される。
また、先端からフランジ部83の途中には、キャップ40に設けられた突起部56に係止可能な係止部86が設けられている。これは、一部的に外方に膨らんだ外周側壁であり、この膨らみにより形成される段差にキャップ40の突起部56が引っかかることにより、ドレンパイプ80を所定位置で停止させることができる。この係止部86は、係止時に、フランジ部83の上面がキャップ側リブ42の先端より僅かに下側となる位置に設けられている。
フランジ部83は、環状のキャップ側リブ42の外径より大径の円盤状の鍔である。フランジ部83の上面には、環状のパイプ側リブ92が設けられている。
図4にこの環状パイプ側リブ92周辺の拡大図を示す。キャップ側リブ92は、その外周側側面であるパイプ側立壁92aでOリング44を圧接できる位置に設けられている。言い換えれば、キャップ側リブ92は、Oリング44の内側側面に沿って設けられている。パイプ側立壁92aは僅かに外側(Oリング側)に向って湾曲しており、その先端部であるカエシ部93はOリング44の最内周位置aより外側になる。すなわち、カエシ部93が、Oリング44に食いこむようになっている。この食い込み量Wは、Oリング太さDに対して、約5%〜30%程度が望ましい。もちろん、Oリング44の弾性や各部材の素材などを考慮して、これ以外の食い込み量となるようにしてもよい。
パイプ側立壁92aがOリング44を圧接することにより、外部との間にシールがなされる。すなわち、パイプ側立壁92aは、Oリングと協働して外部との間をシール可能としている。この機能により、スリット88(ドレン通路)からドレン穴50の内部に漏れた残留オイルが外部へ流出することが防止される。また、このパイプ側立壁92aは、ドレンパイプ80をドレン穴50から離脱させた際に、Oリング44の少なくとも一部を掴んでキャップ40から離脱させる離脱手段となる。
次に、このオイルフィルタの濾過部材およびOリングの交換について説明する。
濾過部材を交換する場合は、予め、オイルフィルタ内部の残留オイルを排出しておく必要がある。残留オイルを排出する際には、ドレンボルト60をドレン穴から外しておく。このとき、バルブ部材70は弾性体78により閉鎖方向に付勢されている。したがって、ドレン穴50は、バルブ部材70により閉鎖されており、内部の残留オイルが流出することはない。
次に、ドレン穴50にドレンパイプ80を挿入する。ドレンパイプ80は、ドレン穴50より小径であるため、容易に挿入が可能となっている。一方、ドレンパイプ80とほぼ同径の小径部52へは、ドレンパイプ80が弾性変形することにより挿入が可能となる。この挿入により、ドレンパイプ80の先端85がバルブ部材70を弾性体78の弾性力に抗して押し上げ、バルブ部材70が閉鎖解除の方向(上方向)へ変位する。
これにより、バルブ部材70による閉鎖が解除され、バルブ部材70の底面とキャップ40の内側底面との間に、間隙が形成される。この間隙が排出流路100となる。この排出流路100には、バルブ部材70に設けられた排出孔76等から残留オイルが流れ込む。流れ込んだ残留オイルは、さらに、ドレンパイプ80のスリット88から、パイプ部内部90に流れ込み、最終的に外部に排出される。
このとき、ドレンパイプ80は、係止部86がキャップ40の突起部56に引っかかることにより、所定位置で停止されている。また、フランジ部83に設けられたパイプ側リブ92の側壁であるパイプ側立壁92aがOリングと圧接し、外部とのシールがなされている。これにより、残留オイルの外部への漏れが防止されている。
そして、全ての残留オイルの排出が終われば、ドレンパイプ80をドレン穴50から離脱させる。このドレンパイプ80の離脱時の動きについて図5を用いて説明する。
上述したように、ドレンパイプ80を挿入時には、パイプ側リブ92の側壁であるパイプ側立壁92aがOリングとが圧接し、外部とのシールを行っている(図5(A)参照)。そして、残留オイルの排出が終わればドレンパイプ80を離脱させる。ドレンパイプを離脱させる際には、通常、横方向の力を加え、ドレンパイプ80を弾性変形させ、その外径を変化させる(図5(B)参照)。この際、ドレンパイプ80は、横方向の力により傾斜する。ドレンパイプ80の傾斜動作が生じた際、フランジ部83およびパイプ側リブ92にも傾斜動作が生じる。すなわち、パイプ側リブ92の一部(図5(B)における右側)は、上方向かつドレンパイプ中心側(Oリングから離れる方向)に移動する。一方、他のパイプ側リブ92の一部(図5(B)における左側)は、下方向かつ外側(Oリングに近づく方向)に移動する。したがって、パイプ側立壁92aは、Oリング44をキャップ側リブ92に押さえつけながら、下方向、すなわち、Oリング44を離脱させる方向に移動する。この押さえつけにより、パイプ側立壁92aの一部が、Oリング44の一部を掴むことができる。そして、パイプ側立壁92aに、Oリング44を掻きだす動作が生じる。この掻きだし動作によりOリング44の一部は、キャップ側リブ42から離脱する。そして、さらに、ドレンパイプ80を引き抜く、または、反対方向から横力を加えることにより、Oリング44は、キャップ側リブ42から完全に離脱する。
すなわち、ドレンパイプ80を離脱させることにより、同時に、Oリング44も離脱させることができる。このOリングの離脱は、従来であれば、ドレンパイプ80の離脱作業とは、別作業となっていた。しかし、本実施の形態のように、ドレンパイプ80にOリング44の一部を掴みながら離脱させるためのパイプ側立壁92aを設けることにより、ドレンパイプの離脱とOリングの離脱とを同一作業にすることができ、部品交換の全体作業時間を短縮することができる。また、従来は、細棒状の道具をOリング44に引っ掛けるなどしてOリングを離脱させていた。しかし、ドレンパイプ80にOリングの離脱手段を設けているため、他の道具を用いる必要がなく、簡易にOリング44の離脱を行うことができる。
また、パイプ側立壁92aには、Oリング44を引っ掛けるためのカエシ部93が設けられているため、掻きだされたOリング44は、パイプ側リブ92から抜けないようになっている。すなわち、キャップ40から離脱されたOリング44は、パイプ側リブ92から抜け出さないようになっている。したがって、離脱の際にOリング44自身の弾性力による飛び出しが防止され、Oリング44に付着したオイルの飛散による被服の汚れや、Oリング44の紛失が防止される。つまり、カエシ部を設けることによりオイルの飛散や離脱されたOリング44の紛失を防止することができる。
そして、ドレンパイプ80およびOリング44を離脱させた後、キャップ40を外し、オイルフィルタ本体部に設けられた濾過部材の交換を行う。
以上の説明から明らかなように、パイプ側立壁92aを設けることにより、濾過部材の交換に必要不可欠な作業であるドレンパイプ80の離脱作業によりOリング44の離脱も行える。これにより、部品交換全体の作業時間を短縮することができる。
なお、本実施の形態では、パイプ側立壁92aにカエシ部93を設けているが、なくてもよい。すなわち、パイプ側立壁92aをフラットな立壁などにしてもよい。また、パイプ側立壁92aは、Oリング44の全内周に沿って設けられているが、Oリング44の内側の一部分に設けられた立壁でもよい。また、離脱手段として、本実施の形態では立壁を用いたが、これに限定されるものではない。ドレンパイプのドレン穴からの離脱の際に、キャップに装着されたシール部材の少なくとも一部を掴み、シール部材をキャップから離脱させるものであれば他の形態でもよい。
本発明の実施の形態であるオイルフィルタ全体の断面図である。 図1の要部拡大図である。 ドレンパイプを挿入した際の要部拡大図である。 図3の要部拡大図である。 ドレンパイプの離脱時の動きを示す図である。
符号の説明
10 オイルフィルタ、14 濾過部材、18 入口、20 出口、40 キャップ、42 キャップ側リブ、42a 環状立壁、44 Oリング、50 ドレン穴、60 ドレンボルト、70 バルブ部材、72 円状凹部、74 環状凹部、76 排出孔、78 弾性体、80 ドレンパイプ、84 上端部、86 係止部、88 スリット、92 パイプ側リブ、92a パイプ側立壁、93 カエシ部、100 排出流路。

Claims (6)

  1. 流体フィルタのキャップに設けられたドレン穴に対して挿脱自在のドレンパイプであって、ドレン穴へ挿入されることにより、通常時にはドレン穴を閉鎖しているバルブ部材に当接するとともにバルブ部材を閉鎖解除の方向へ変位させ、本体内部の流体を外部に導くドレンパイプにおいて、
    ドレンパイプは、ドレン穴からの離脱の際に、キャップに装着されたシール部材の少なくとも一部を掴み、シール部材をキャップから離脱させる離脱手段を有することを特徴とするドレンパイプ。
  2. 請求項1に記載のドレンパイプであって、
    シール部材は、キャップの底面に設けられた環状立壁の内側に装着された環状シール部材であって、
    離脱手段は、ドレンパイプの挿入時に、環状シール部材の内側側面に沿うパイプ側立壁であることを特徴とするドレンパイプ。
  3. 請求項2に記載のドレンパイプであって、
    パイプ側立壁は、その先端に、離脱したシール部材を引っ掛けるためのカエシ部を有することを特徴とするドレンパイプ。
  4. 請求項2または3に記載のドレンパイプであって、
    パイプ側立壁は、ドレンパイプの挿入時に、環状シール部材の全内側側面に圧接可能な立壁であり、環状シール部材と協働して外部との間をシール可能な立壁であることを特徴とするドレンパイプ。
  5. 請求項2から4のいずれか1に記載のドレンパイプであって、
    ドレンパイプは、ドレンパイプの挿入時に、キャップの環状立壁の先端より僅かに下側にその上面が位置するフランジ部を有し、
    パイプ側立壁は、フランジ部の上面に設けられた環状リブの側壁であることを特徴とするドレンパイプ。
  6. 流体フィルタ本体に対して着脱自在のキャップと、
    キャップに設けられ、本体内部に連通するとともにドレンパイプが挿入可能なドレン穴と、
    通常時にはドレン穴を閉鎖するバルブ部材であって、ドレンパイプの挿入時にはドレンパイプ上端面が接触するとともにドレン穴の閉鎖を解除する方向に変位するバルブ部材と、
    を有する流体フィルタにおいて、
    キャップに装着されるシール部材であって、ドレンパイプのドレン穴からの離脱の際に、ドレンパイプに設けられた離脱手段により少なくともその一部が掴まれてキャップから離脱される環状シール部材を有することを特徴とする流体フィルタ。

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