JP2022071176A - 薬剤払出し装置 - Google Patents
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Abstract
Description
近年、大病院や、大規模の薬局では、散薬分包装置や散薬分包機能を備えた薬剤払出し装置が導入されている。ここで散薬分包装置とは、散薬等を一服用分ずつ個別に包装する装置である。散薬分包装置を使用すれば、散薬等を一服用分ずつ包装する作業の大半を自動化することができる。
即ち実用化されている散薬分包装置は、薬瓶から所定量の散薬を量り出して散薬分配装置のホッパー等に投入する作業までは自動化されていない。
そのため散薬分包装置を使用する場合であっても、薬剤師は、医師の処方箋を確認し、薬棚から処方された散薬が入った薬瓶を取り出し、さらに天秤等の秤を使用して処方された特定の散薬の総重量を量り出し、これをホッパー等に投入する時間と労力を強いられる。
散薬収納庫は、チェーン等の無端軌道に多数の薬剤カセットが取り付けられたものである。
しかしながら、特許文献1に開示された散薬分包装置は、専有する床面積が広すぎ、実用性に欠ける。
即ち既存の薬局や病院では、散薬分包装置を設置するための広い場所を確保することが困難であり、特許文献1に開示された散薬分包装置を導入することができない。
薬剤払出し装置内の薬剤容器を出し入れする出入り口を設けた薬剤払出し装置である。
好ましい態様は、薬剤払出し装置は筐体で覆われており、筐体には扉部が設けられており、出入り口は、扉部のことである薬剤払出し装置である。
さらに好ましい態様は、扉部には、薬剤容器を載置する薬剤容器仮置部が設けられている薬剤払出し装置である。
さらに好ましい態様は、薬剤容器内の散薬が不足すると、容器移動手段により、薬剤払出装置内の薬剤容器を薬剤容器仮置部に移動して、扉部から薬剤容器が取り出される動作を含む薬剤払出し装置である。
さらに好ましい態様は、薬剤容器内の散薬が不足した場合、散薬が不足した薬剤容器に散薬が補充され、その後、薬剤容器仮置部に薬剤容器を載置し、所定の操作をすることにより、容器移動手段により、薬剤容器を容器載置装置に載置する動作をさらに含む薬剤払出し装置である。
さらに好ましい態様は、所定の操作とは、入力装置又は載置確認装置により、薬剤容器が薬剤容器仮置部に載置したことを薬剤払出装置に通知する動作のことである薬剤払出し装置である。
さらに好ましい態様は、薬剤容器仮置部は、重量測定手段を有し、散薬が不足した薬剤容器に散薬が補充された後、薬剤容器仮置部に薬剤容器を載置した後、薬剤容器仮置部では、重量測定手段により、散薬が補充された薬剤容器の重量が測定され、制御装置のメモリーに、測定された薬剤容器の重量が記録される動作をさらに含む薬剤払出し装置である。
上記の課題を解決するために開発された本発明の別の態様は、薬剤容器に内蔵された散薬を排出する薬剤フィーダと、薬剤包装装置とを有し、薬剤フィーダに載置された前記薬剤容器から排出された散薬を一服用分ずつ薬剤包装装置に投入し、散薬を一服用分ずつ包装する分包作業を自動的に実行する薬剤払出し装置において、前記薬剤容器は、密閉型の容器であり、蓋部材を有し、前記薬剤フィーダは、薬剤容器を振動させる振動台を有し、前記蓋部材が開かれた状態で、前記振動台により前記薬剤容器を振動させて前記薬剤容器から散薬を排出し、前記薬剤容器からの散薬の排出量を監視し、前記散薬の排出された排出量が、前記薬剤容器の重量変化により特定され、前記排出量の重量の単位時間あたりの変化が一定未満である場合に、前記振動台の振動を停止する薬剤払出し装置である。
好ましい態様は、前記排出量の重量の単位時間あたりの変化が一定未満である場合に、前記振動台の振幅を大きくする、前記振動台の振幅の周波数を大きくする、又は前記振動台の振幅の周波数を小さくする動作を含む薬剤払出し装置である。
さらに好ましい態様は、前記排出量の重量の単位時間あたりの変化が一定未満である場合に、表示装置に前記変化量に対応した表示を行う動作を含む薬剤払出し装置である。
さらに好ましい態様は、前記表示とは、使用者に異常が発生したことを知らせる表示である薬剤払出し装置である。
上記の課題を解決するために開発された本発明の別の態様は、薬剤容器に内蔵された散薬を排出する薬剤フィーダと、薬剤包装装置とを有し、薬剤フィーダに載置された薬剤容器から排出された散薬を一服用分ずつ薬剤包装装置に投入し、散薬を一服用分ずつ包装する分包作業を自動的に実行する薬剤払出し装置において、前記薬剤容器からの散薬の排出量を監視し、前記散薬の排出量に基づいて、所定の動作を実行する薬剤払出し装置である。
好ましい態様は、前記散薬の排出量は、前記薬剤容器の重量変化により特定され、前記薬剤容器の重量の単位時間あたりの変化が一定未満である場合に、所定の動作を実行する薬剤払出し装置である。
より好ましい態様は、所定の動作とは、表示装置に前記変化量に対応した表示を行う薬剤払出し装置である。
さらに好ましい態様は、前記表示とは、使用者に異常が発生したことを知らせる表示である薬剤払出し装置である。
上記の課題を解決するために開発された本発明の別の態様は、薬剤容器から所定量の散薬を取り出し、これを所定の数に分割し、さらに個別に包装して排出する薬剤払出し装置であって、薬剤容器は散薬を排出する薬剤排出部を有し、前記薬剤払出し装置はその内部に、薬剤棚部領域と、薬剤分割領域と、薬剤包装領域があり、薬剤棚部領域には複数の薬剤容器を設置して保管する容器保管装置が設けられ、薬剤分割領域には、薬剤投入溝が設けられ動力によって回転される分配皿と、分配皿に投入された散薬を薬剤投入溝から掻き出す掻出装置と、薬剤容器が載置されると共に薬剤容器に作用して薬剤容器から薬剤を排出させる容器載置装置とが設けられ、薬剤包装領域には、薬剤包装装置が設けられ、前記薬剤棚部領域と、薬剤分割領域と、薬剤包装領域は、上下方向に配置されていて、上から薬剤棚部領域、薬剤分割領域、薬剤包装領域の順にあり、容器移動手段が設けられ、容器移動手段によって薬剤棚部領域の容器保管装置から所定の薬剤容器を取り出して薬剤分割領域の容器載置装置に載置し、薬剤容器から散薬を排出させて分配皿の薬剤投入溝に投入し、掻出装置によって分配皿に投入された散薬を薬剤投入溝から掻き出して薬剤包装領域側に落下させ、薬剤包装装置によって薬剤を包装し、排出を終えた薬剤容器を容器移動手段によって薬剤棚部領域の容器保管装置に戻すことが可能であるものである。
また容器載置装置には、重量測定手段が装備されているから、薬剤の排出量を検知することができ、散薬等を量り出す作業を自動化することができる。
本実施形態の薬剤払出し装置1は、薬剤容器2に散薬を入れ、この散薬を自動的に取り出して計量し、所定の数に分割して包装する装置である。薬剤容器2には、二面に鉄板が設けられている。一面に設けられた鉄板は、ロボットハンドに磁着させて薬剤容器2をロボットハンドに固定するための運搬用鉄板部157である。他の面に設けられた鉄板は、薬剤容器を分配皿の近傍に設けられた容器保持手段に薬剤容器2を固定するために使用される固定用鉄板部6である。
また薬剤容器2には、RFID等の情報記録部材15が取り付けられている。
本実施形態の薬剤払出し装置1は、筐体7によって囲まれており、その内部は、薬剤棚部領域100と、薬剤分割領域200と、薬剤包装領域300に分かれている。
筐体7内には除湿装置と温度調節器が設けられており、内部の温度と湿度が一定範囲に維持される。
筐体7には薬剤容器2を薬剤払出し装置1内に出し入れするための扉部9が設けられている。扉部9には、薬剤容器2を仮置きする薬剤容器仮置部11がある。薬剤容器仮置部11は、機械的な係合によって薬剤容器2を保持するものであり、薬剤容器2を押し込むことによって薬剤容器2が機械的係合によって保持され、薬剤容器2を引っ張ると係合が外れて薬剤容器2を離脱させることができる。
また薬剤容器仮置部11には、情報読み取り手段16(図47)が設けられている。また薬剤容器仮置部11には、薬剤容器2の重量を測定する重量測定手段19が設けられている。
本実施形態では、容器設置部103は3段に渡って設けられている。また一段に12個の容器設置部103が設けられており、合計36個の薬剤容器2を取り付けることができる。
ドラム部材102の近傍には、情報読み取り手段が設けられている。
容器設置部103には、突出する突出部材(装着検知部材322)があり、薬剤容器2が正規の姿勢で取り付けられると、突出部材(装着検知部材322)が側面支持部材321側に没入する。
これに対してドラム部材102の中には、図15に示す様に、突出部材(装着検知部材322)が没入しているか否か検知する光センサ(突出部材検知センサ333)が設けられている。
また図11に示す様に、ドラム部材102の外側にも光センサ(飛び出し検知センサ330)があり、薬剤容器2が正規の位置から飛び出していないかを確認することができる。
即ち薬剤分割領域200には、平板状のテーブル部材205がある。テーブル部材205は平面であり、上に物を置くことができる。すなわち、テーブル部材205は、物品を載置可能なテーブル面205aを有する。
図17に示すようにテーブル部材205には分配皿収容開口206が2箇所に設けられている。すなわち、テーブル面205aの2箇所に分配皿収容開口206が開口している。
そして分配皿収容開口206の中に分配皿201が設けられている。
分配皿201は、後記する皿回転機構211によって一定速度で回転させることができる。また所定の角度だけ回転させることもできる。
振動台20には、振動台20に薬剤容器2を一時的に固定する容器保持手段が設けられている。容器保持手段は、具体的には磁石である。
本実施形態では、容器載置装置3に薬剤容器2が載置し、振動台20を振動させて薬剤容器2から薬剤を排出させることができる。またその時の薬剤容器2の重量変化が、重量測定手段25によって検知される。
本実施形態の薬剤払出し装置1は、薬剤容器2を容器保管装置101に収容する動作と、処方箋に応じて薬剤容器2を選びだす動作と、容器保管装置101から薬剤容器2を取り出して分配皿201の近傍に移動させ、容器載置装置3に載置させる動作と、所定量の薬剤を分配皿201に投入する動作と、薬剤を分割して薬剤包装装置410に投入する動作と、薬剤容器2を容器載置装置3に戻す動作を自動的に行うことができる。
また各薬剤容器2には、RFID等の情報記録部材15が取り付けられており、情報記録部材15に薬剤の種類が記憶される。また必要に応じて薬剤容器2に薬剤を充填した日や、充填量を記憶させてもよい。
そして扉部9に設けられた薬剤容器仮置部11(図47)に薬剤容器2を設置する。その後、扉部9を閉じて薬剤容器2を筐体7内に入れる。
薬剤容器仮置部11には、情報読み取り手段16と、重量測定手段19が設けられており、薬剤容器2に充填されている薬剤の種類が、情報読み取り手段16によって読み取られる。
また重量測定手段19によって薬剤容器2の重量が測定され、間接的に薬剤の充填量が検知される。
情報読み取り手段16が読みだした薬剤の種類と、重量測定手段19によって検知された薬剤の充填量は、制御装置内のメモリーに記憶される。また必要に応じて薬剤の充填量が情報記録部材15に書き込まれる。
そして前記した重量測定手段19による計量や情報読み取り手段16による情報の読み取りが終了すると、容器移動手段700が動作し、容器移動手段700のハンド部707が薬剤容器仮置部11に近接し、ハンド部707を薬剤容器2に押し当てる。そしてハンド部707に設けられた磁石によって薬剤容器2に設けられた運搬用鉄板部157を吸着させる。
そしてハンド部707の手首部708を水平に回動させつつ、ドラム部材102を回転させ、薬剤容器2を特定の容器設置部103に対向させる。即ちあたかも、二つの歯車がかみ合うごとくにハンド部707とドラム部材102を逆方向に回動させ(図15、図16)、薬剤容器2を特定の容器設置部103に対向させる。その後に、アーム部材705, 706を動作して、薬剤容器2をドラム部材102の容器設置部103に押し込んで、薬剤容器2を容器設置部103に係合させる。薬剤容器2が正規の姿勢で取り付けられた場合は、突出部材(装着検知部材322)がドラム部材102の中に没入する。薬剤容器2が正規の姿勢で取り付けられたか否かは、ドラム部材102材の中に設けられた突出部材検知センサ333で検知される。
さらにその後、ハンド部707の磁力を消去し、ハンド部707を薬剤容器2から離脱させる。薬剤容器2が装着された位置は、制御装置に記憶される。
この動作を繰り返し、ドラム部材102に相当数の薬剤容器2が設置される。
即ち本実施形態の薬剤払出し装置1では、図11に示す様に、各段に対応して一個ずつ情報読み取り装置335(情報読み取り手段)が設けられており、情報読み取り装置335の数は容器設置部103の数よりも少ない。
本実施形態の薬剤払出し装置1では、ドラム部材102を回転しつつ、ドラム部材102の近傍に設けられた情報読み取り装置335で各薬剤容器2の情報記録部材15から薬剤の情報を読み出す構成を採用して、情報読み取り装置335の取付け個数を減らしている。
本実施形態の薬剤払出し装置1では、ドラム部材102を回転しつつ、突出部材検知センサ333で装着検知部材322(図12,15)の突出状態を確認する構成を採用して、突出部材検知センサ333の取付け個数を減らしている。
また同時に、外側に設けられた飛び出し検知センサ330(図11)で正規の位置から飛び出して取り付けられた薬剤容器2の有無が確認される。
そしてアーム部材705,706を後退させて薬剤容器2を抜き取り、アーム部材705,706を動作させて当該薬剤容器2を容器載置装置3の振動台20に設置する。
なお複数の薬剤を配合して、一つの包装中に同封する場合には、複数の薬剤容器2が容器載置装置3に設置される。
また本実施形態では、容器載置装置3の近傍に、情報読み取り手段27(図17)が設けられているから、情報読み取り手段27によって薬剤容器2に内蔵されている薬剤の種類が確認される。すなわち、情報読み取り手段27によって、情報記録部材15に記録された薬剤容器2内の薬剤の種類等が読み取られる。
そして振動台20(図3)を振動させる。その結果、薬剤容器2の散薬が、ゆっくりと移動し、薬剤容器2から排出されて分配皿201に落下する。
また振動開始と前後して散薬分配装置202の分配皿201を回転させる。振動開始と前後して、薬剤容器2の重量が測定される。薬剤容器2を振動させている間、薬剤容器2の重量が監視され、散薬の総落下量が所望の重量となったところで、振動台20の振動を停止する。
振動台20に設置直後の薬剤容器2の重量は、原重量Gとして記憶される。また薬剤容器2の重量は、常時監視される。即ち薬剤容器2の現在の重量は、現重量gとして監視される。
そして散薬の総落下量Hが所望の重量となったところで、振動台20の振動を停止する。
即ち重量測定手段25が測定する薬剤容器2の現重量gが、重量測定手段25によって測定された振動開始前の原重量Gに対して所望の重量だけ少なくなると、振動台20の振動を停止する。
また振動台20の振動を停止する前に、振動台20の振幅を小さくし、且つ振動周波数を下げた状態で運転することが望ましい。
例えば、現在の散薬排出量が、散薬を最終的に排出する量(目標排出量)から、数グラムを引いた量となった場合に、振動台20の振幅を小さくし、且つ振動周波数を下げた状態で運転する。そして残りの数グラムを振動台20の振幅を小さくし、且つ振動周波数を下げた状態で排出させる。
そして前記した様に、散薬の総落下量Hが所望の重量となったところで、振動台20の振動を停止する。
その後、容器移動手段700が自動的に動作し、薬剤容器2が薬剤棚部領域100のドラム部材102に戻される。
さらに分配皿201を分配個数に応じた角度だけ回転させて、掻寄板609にかき寄せる。その後、モータを逆回転して、掻寄板609を回転し、掻出板607で薬剤をすくい上げて分配皿201から排出し、薬剤投入開口241に投入する。
薬剤投入開口241に投入された薬剤は、散薬投入ホッパー413を落下して薬剤包装装置410に運ばれ、薬剤包装装置410で包装される。
この動作を順次繰り返し、分配皿201内の薬剤を全て排出し、それぞれ薬剤包装装置410で包装される。
またこれと平行して、容器移動手段700が起動され、薬剤容器2がドラム部材102の容器設置部103に戻される。
ここで、本実施形態の薬剤払出し装置1の特有の構成として、容器移動手段700を動作させて薬剤容器2を元の位置に戻す際に、薬剤容器2の総重量を再計量する。より具体的には、薬剤容器2を元の位置に戻す際に、薬剤容器2を一旦薬剤容器仮置部11に運び、薬剤容器仮置部11に設けられた重量測定手段19に薬剤容器2を載せて薬剤容器2の総重量を再計量する。
あるいは、薬剤容器仮置部11に設けられた重量測定手段19による薬剤容器2の重量と、薬剤フィーダ50(散薬投入装置)で計測された薬剤排出後の薬剤容器2の重量とを比較し、両者が一致することを確認する。即ち薬剤フィーダ50の重量測定手段25が正確であるか否かの検定工程を実施する。
そして薬剤容器2の総重量を再計量した結果、薬剤容器2の総重量が正常であるならば、容器移動手段700を動作させて薬剤容器2を元の位置に戻す。もし薬剤容器2の総重量に異常があれば、直ちに警報を発して薬剤師に報知する。
本実施形態の薬剤払出し装置1は、複数の重量測定手段を有し、薬剤容器2から散薬を排出し、その後に当該薬剤フィーダ50(容器載置装置3)の重量測定手段25以外の重量測定手段19によって、再度薬剤容器2の重量を測定する二重計測工程を行う。
また本実施形態の薬剤払出し装置1は、特有の動作として、薬剤容器2の自動入れ替え機能がある。
即ち薬剤容器2は、予め定められた位置のドラム部材102の容器設置部103に設置されるが、薬剤容器2の使用頻度に応じて、薬剤容器2の設置場所が自動変更される。
この様な状況になると、薬剤容器2の場所が自動的に入れ換えられる。即ち本実施形態では、ドラム状の保管装置が採用されている。本実施形態の薬剤払出し装置1では、ドラム部材102は、分配皿201よりも上にあり、容器移動手段700は、上下方向に移動させて薬剤容器2を運搬する。
一方ドラム部材102には、3段に容器設置部103が設けられており、設置場所の高さに差があり、設置場所によって容器移動手段700が動く距離が異なる。即ち下段側は、分配皿201に近いので、移動距離が短く、上段は分配皿201から遠いので、移動距離が長い。
仮に、下段側に設けられた容器設置部103に空きがある場合には、上段側の容器設置部103にあって使用頻度が高い薬剤容器2を直接下段側へ移動させる。
仮に下段側に設けられた容器設置部103に空きが無い場合には、下段側の容器設置部103に取り付けられていた薬剤容器2を、一旦、別の場所に設置し、下段側に空きを作る。例えば、扉部9に設けられた薬剤容器仮置部11に下段側の薬剤容器2を仮設置し、下段側に空きを作る。
例えば重量が既知の分銅部材を用意し、分銅をドラム部材102の容器設置部103に設置しておく。そしてロボット702等で分銅部材を振動台20に移動させ、重量測定手段25で分銅部材の重量を測定する。測定値が分銅の重量と一致すれば重量測定手段25は正確であり、違っておれば重量測定手段25の故障である。
また分銅部材として、薬剤容器2そのものを活用することもできる。例えば薬剤容器2に無害の粉や粒状物を入れておき、その重量を予め測定しておく。分銅部材として利用する薬剤容器2は、他の薬剤容器2と共に薬剤棚部領域100等に設置しておく。そして必要に応じてロボット702等で分銅用の薬剤容器2を移動させ、振動台20に設置し、重量測定手段25の検定を行う。
また本実施形態の薬剤払出し装置1では、薬剤容器2を一つの重量測定手段25で測定し、その後に容器移動手段700によって薬剤容器2を他の重量測定手段19に載せ替えて再度薬剤容器2の重量を測定する検定動作を実施可能である。
具体的に説明すると、振動台20を振動させつつ薬剤容器2の重量を監視し続けている際、散薬の落下量Hが所望の重量に至らないにも係わらず、薬剤容器2の重量の単位時間あたりの変化が一定未満となった場合には振動台20の振幅を大きくする。あるいは振幅の周波数を大きくしたり小さくする。また可能であるならば、横振幅や長手方向の振幅を加える。
(1)散薬の固着
散薬が薬剤容器2内で固着するか、塊になってしまい。所定の部位を通過することができない。
(2)散薬不足
薬剤容器2内に散薬が無い。
そこで本実施形態では、振動台20を振動させているにも係わらず、薬剤容器2の重量の単位時間あたりの変化が一定未満である場合には、最初に散薬の固着を疑い、振動台20の振幅を大きくする。仮に原因が散薬の固着であるならば、振動台20の振幅を大きくすることによって、原因が解消する可能性がある。
そして所定の欠品処理工程を実行する。
欠品処理工程においては、既に当該薬剤容器2が排出した薬剤の重量が記憶される。異常が起きたことを知った使用者は、手動又は容器移動手段700を使用して薬剤容器2を取り出し、点検することとなる。
使用者は、扉部9を開いて薬剤容器2を取り出し、薬剤容器2内を点検する。薬剤容器2内に散薬が無い場合は、薬剤容器2に薬剤を補充する。また薬剤容器2内で散薬が塊になってしまっている場合には、塊を砕く。
前記した様に、作業中断までに薬剤容器2が排出した薬剤の重量が記憶されるので、残りの排出量だけ、薬剤容器2から散薬が排出される。
例えば、容器保管装置101に装着された特定の薬剤容器2に解熱剤Aが200g保管されていると仮定する。
しかしながら例えばインフルエンザ等が流行していて解熱剤を含む処方が多数あり、各患者の処方量を合計すると、薬剤容器2に保管されている解熱剤Aの量を超える場合がある。この様な場合には、図示しない報知手段によって薬剤が不足する見込みであることを報知し、使用者に薬剤の補充を促す。薬剤が補充されることにより、薬剤容器2から散薬を排出する作業の中断が未然に防がれる。
即ち容器保管装置101には、多数の薬剤容器2を保管することができ、多数の種類の薬剤が薬剤払出し装置1内に保持されているが、現在、保持されているいずれの薬剤容器2にも、収容されていない薬剤(未収容薬)が処方されている場合がある。
その様な場合にも図示しない報知手段によって、未収容薬が処方されている旨を表示する。
この動作と前後して、図示しない入力装置により、未収容薬が薬剤容器仮置部11に収容され、未収容薬を分包する準備が完了した旨の入力を行い装置に知らせておく。
本実施形態では、薬剤容器2を扉部9の設けられた薬剤容器仮置部11に設置し、所定の操作をすることにより、容器移動手段700が動作し、未収容薬が充填された薬剤容器2を容器載置装置3に運ぶ。そして未収容薬を含む処方箋に従う払出し作業を行う。
なお未収容薬を含む処方を行う場合には、外部で所定量の薬剤を秤量し、これを薬剤容器2に入れて容器載置装置3に設置し、未収容薬を含む処方箋に従う払出し作業を行う場合もある。この場合には、容器載置装置3の振動台20を振動させて薬剤容器2から散薬を排出するが、重量測定手段25による排出量の監視は行わず、薬剤容器2内の散薬を全量排出する。
外部で所定量の薬剤を秤量する場合は、舟型や樋型の様な開放型の薬剤容器(図示せず)を使用することもできる。
(1)薬剤容器
薬剤容器2は、密閉型の容器であり、容器本体5と、運搬用鉄板部157と、固定用鉄板部6と、蓋部材120と、情報記録部材15とによって構成されている。
容器本体5は樹脂で作られた縦長の容器であり、長手方向の一端が開口していて薬剤排出部8を構成している。
また容器本体5には運搬用鉄板部157が設けられている。本実施形態では、運搬用鉄板部157は、二つの小運搬用鉄板部157a,157bに分かれている。運搬用鉄板部157は、フェライト等の磁性体成分を含む鋼板で作られている。
可動蓋部134に摘まみ部147があり、当該摘まみ部147を押圧することにより可動蓋部134が開く。そして可動蓋部134は開かれた状態が維持される。
蓋部材120は、図6の様に容器本体5に装着されて薬剤排出部8を構成する。
蓋部材120の表面には、係合突起370が設けられている。また薬剤容器2の後端部に窪み371がある。
薬剤容器2は、保管時には、縦姿勢で載置され、使用時は水平姿勢に設置される。
また薬剤容器2には、バーコードやRFID(Radio Frequency IDentification)やバーコード等の情報記録部材15が設けられている。本実施形態では、情報記録部材15として、RFIDのチップが取り付けられている。情報記録部材15には、薬剤容器2に充填されている薬剤の種類が記録されている。
容器載置装置3は、図7乃至図10の様に、上から振動台20、加振手段21a,21b、中間台22、防振台23、重量測定手段25及び基礎部材26によって構成されている。
振動台20の短辺側側面63a,63bには、中央部分に傾斜面67a,67bが形成されている。
中間台22は、図8の様にその概観は、平面視が略「H」状を呈している。
中間台22には傾斜面78aがある。そして中間台22の傾斜面78aの延長上に振動台20の傾斜面67aがある。
防振台23は、図8の様に、中央部を突出させて内部に空間を設けた板体である。
重量測定手段25は、その大部分が、図8,9,10の様に、防振台23の中央に設けられた凸条80内にあり、重量測定手段25の上設置面36が防振台23の凸条80の天面81の内面に接続されている。
一方、重量測定手段25の下設置面37は基礎部材26に取り付けられている。
基礎部材26は、先の実施形態と同様に防振部材41を介して散薬分配装置202の分配皿201の近傍に取り付けられている。
本実施形態の薬剤払出し装置1では、薬剤容器2と、容器載置装置3によって一組の薬剤フィーダ50が構成される。
即ち薬剤容器2と、容器載置装置3とが別々のものであり、散薬を分包する際に、両者が結合されて薬剤フィーダ50を構成する。
薬剤フィーダ50は、振動台20に内蔵された自己保持ソレノイド30に対する通電を停止して薬剤容器2を振動台20に固定し、薬剤容器2を振動させて散薬を排出させる機能を持つ。
即ち本実施形態では、薬剤容器2は縦姿勢で保管され、散薬は、散薬貯留部17に貯留されている。本実施形態では、ロボット702のハンド部707で薬剤容器2を保持し、薬剤容器2を移動し、図3の様に容器載置装置3に載置する。
より具体的には、図2の様に、薬剤容器2を移動させると共に姿勢変更する。即ち、薬剤容器2を容器載置装置3の近傍に移動させ、さらに、薬剤容器2を水平姿勢に寝かせ、振動台20に載せる。
そして加振手段21a,21bに一定周波数の電流を通電して振動を発生させ、この振動によって振動台20を振動させる。
また振動開始と前後して散薬分配装置202の分配皿201を回転させる。
振動台20に設置直後の薬剤容器2の重量は、原重量Gとして記憶される。また薬剤容器2の重量は、常時監視される。即ち薬剤容器2の現在の重量は、現重量gとして監視される。
そして散薬の総落下量Hが所望の重量となったところで、振動台20の振動を停止する。
容器保管装置101は、図11に示すようにドラム部材102を有している。ドラム部材102は、円筒形の部材であり、中は空洞である。
ドラム部材102は、縦置き姿勢であって回転可能に配置され、下端側に大歯車304が設けられている。
載置台(底面支持部)323は、薬剤容器2を縦置きした姿勢を基準としてその底面を支持するものであり、底面支持部として機能する。
側面支持部材321は、図12,13に示すように金属の板体を折り曲げて作られたものであり、正面壁と、左右側壁とを有している。左右側壁は、正面壁に対してやや傾斜した姿勢をとるものであり、容器本体5の固定用鉄板部6と同等の開き角度を有している。側面支持部材321は、薬剤容器2の側面の内の3面を支持する。
その一方で強い外力を受けると上部係合部325は回動し、上部係合部325は、付勢手段の付勢力に抗して自由端側が上方に逃げる。
薬剤容器2は、前記した様に蓋部材120に係合突起370が設けられている。また薬剤容器2の後端部に窪み371がある。
上部係合部325は、薬剤容器2の蓋部材120を押しつけることにより、図14の様に矢印の様に上方に回動する。下部係合部326は、薬剤容器2の固定用鉄板部6を押しつけることにより、載置台323の中に没する。
容器設置部103に薬剤容器2を押しつけると、上部係合部325と、下部係合部326は、付勢部材の力に抗して逃げる。そして薬剤容器2が所定の位置に至ると、上部係合部325が図示しない付勢部材によって復帰し、蓋部材120の係合突起370と係合する。また下部係合部326が図示しない付勢部材によって復帰し、薬剤容器2の後端部の窪み371に係合する。
薬剤容器2を取り出す場合は、ロボット702等で薬剤容器2を保持し、容器設置部103から引き離す。その際、上部係合部325と、下部係合部326は、付勢部材の力に抗して逃げ、係合が解ける。
また、容器設置部103に薬剤容器2を設置する際に、縦姿勢の薬剤容器2の上部が容器設置部103に接近するように薬剤容器2を傾け、容器設置部103の上部係合部325の下方から係合突起370を接近させ、上部係合部325に係合突起370を係合させ、さらに薬剤容器2で上部係合部325を上方に押し上げ、その次に傾いた薬剤容器2を縦姿勢に戻し、押し上げた上部係合部325が元の状態に戻るように薬剤容器2を上方から下方へ移動(スライド)させて、薬剤容器2の下部の窪み371を容器設置部103の下部係合部326に係合させてもよい。
さらに、容器設置部103から薬剤容器2を取り外す際には、薬剤容器2を下方から上方に移動(スライド)させて、上部係合部325を上方へ押し上げると共に下部係合部326と窪み371の係合を解除し、さらに薬剤容器2の下部が容器設置部103から離れるように薬剤容器2を傾斜させ、その後、薬剤容器2を上方から下方へ移動させることにより、押し上げた上部係合部325を元の姿勢に戻すと共に上部係合部325と係合突起370の係合を解除してもよい。
従って、ギャードモータ302を回転すると、ドラム部材102が回転する。
飛び出し検知センサ330の発光器331と受光器332とを結ぶ光の直線は、ドラム部材102と平行である。また光の直線は、薬剤容器2が容器設置部103に対して正確に取り付けられている状態において、ドラム部材102を回転させた際の回転軌跡と交わらない。
一方、薬剤容器2の容器設置部103に対する押し込みが不十分であり、薬剤容器2が容器設置部103に対して正確に取り付けられていない場合においては、ドラム部材102を回転させた際の回転軌跡と交わる。
突出部材検知センサ333は、ドラム部材102とは別途独立した垂直軸に取り付けられおり、ドラム部材102が回転しても突出部材検知センサ333は回転しない、本実施形態では、容器設置部103が3段に渡って設けられているので、突出部材検知センサ333は、各段に対応して一個ずつ、合計3個設けられている。
本実施形態では、突出部材検知センサ333は、後記する薬剤容器2の装着ステージとなる近傍に設けられている。
そのため、薬剤容器2を容器設置部103に装着する際に、薬剤容器2が正規の位置に納まったか否かを検知することができる。
またギャードモータ302を駆動してドラム部材102を回転し、既に容器設置部103に装着されている薬剤容器2が正規の姿勢で取り付けられているか否かを検知することもできる。
本実施形態では、容器設置部103が3段に渡って設けられているので、情報読み取り装置335は、各段に対応して一個ずつ、合計3個設けられている。
本実施形態では、ギャードモータ302を駆動してドラム部材102を回転させると、ドラム部材102の周囲に取り付けられた薬剤容器2がドラム部材102と共に回動する。そのため、ドラム部材102の周囲に取り付けられた薬剤容器2が一つずつ順番に情報読み取り装置335に近づく。本実施形態では、ドラム部材102の回転中の適当なタイミングで、情報読み取り装置335を動作させ、個々の薬剤容器2に取り付けられたRFIDからそれぞれの薬剤容器2に収容された薬剤の種類を読み取り、図示しない制御装置に記憶する。即ち、薬剤容器2が装着されている位置と、内蔵されている薬剤とを関連付けて、制御装置に記憶する。
また既に制御装置に記憶されている情報を書き換えたり、内容を確認する用途に供する。
本実施形態の薬剤払出し装置1では、分配皿201を2セット有している。
二つの分配皿201は、同一の大きさ及び構造をしている。即ち分配皿201は、円盤状であり、中央に機材収納開口210が設けられている。前記した様に分配皿201は、上面側に薬剤投入溝208が設けられている。薬剤投入溝208は、深さの浅い溝であり、断面形状が円弧状である。薬剤投入溝208は、分配皿201の外縁部近傍にあって、機材収納開口210の周囲を環状に取り巻いている。
また機材収納開口210の内面が下側に向かって突出しており、その外周部に歯車の歯が刻まれている。
分配皿201の下部にモータ209が設けられており、当該モータ209に設けられた歯車が、分配皿201に設けられた歯車の歯と係合している。そのため、モータ209を回転させると、分配皿201が回転する。
蓋207には掻出用アーム931を突出させる開口があり、当該開口には扉部材が設けられており、掻出用アーム931の昇降に応じて扉部材が動作する。そのため掻出用アーム931の昇降に応じて開口面積が増減し、開口面積を必要最小限に保つ。
蓋207の天面部の周端部の一部には隆起部231が形成されている。隆起部231はやや偏心した位置にある。即ち隆起部231には高部側天面と高部側天面の3方につながる3面の隆起部側面がある。3面の隆起部側面の内、対向する二面は面積が広く、残る一面は、前記二面を繋ぐものである。
そして一つの隆起部側面から低部側天面の周に至る距離と、これに対向する隆起部側面から低部側天面の周に至る距離が異なる。
蓋207の裏面側であって開口232の近傍には、一対のリブが設けられている。当該リブには、軸挿通孔(図示せず)が設けられている。
扉部材213は、自重によって閉じられ、蓋本体212の開口232を閉塞する。一方、外力によって持ち上げられると、難なく開く。
そのため蓋207によって開口232が必要最低限度に開かれ、埃等の進入が阻止される。
ターンテーブル604は、円形の板体であり、その外周に歯車の歯が刻まれている。ターンテーブル604は、外周部に設けられた3個のガイドによって回転可能に支持されている。またターンテーブル604の近傍には、図18に示す様に、モータ650が設けられており、当該モータ650に設けられた歯車651が、ターンテーブル604の外周に設けられた歯車の歯605と係合している。そのため、モータ650を回転させると、ターンテーブル604が回転する。
次に、掻出装置930について説明する。
図21は、掻出装置930の斜視図であり、図22は、掻出装置930の掻出用アーム931の先端に装着された掻出機構606の斜視図である。また、図23は、掻出装置930の動力の伝動系統を示すスケルトン図である。
図21に示す様に、掻出装置930は、掻出用アーム931と、掻出用アーム931の先端に設けられた掻出機構606を有する。
また、図23に示す様に、掻出装置930は、破線Dで囲んだ掻出側動力伝動系統932と、破線Eで囲んだアーム側動力伝動系統933とを有する。
掻出装置930の掻出機構606は、掻出側動力伝動系統932で駆動される。
仕切板603は、掻寄板609と平行に配された薄板であり、扇型に近い形状をしている。即ち仕切板603は、中心角が30度程度の円弧と、直線の2辺によって形付けられた略三角形の板である。
仕切板603は、掻寄板609と平行に配置されている。そして仕切板603の中心角を成す直線状の一辺と掻寄板609が、掻出板607で接続されている。掻出板607は、掻寄板609に対しても仕切板603に対しても直交している。
掻出機構606は、掻出用アーム931の先端にあり、掻寄板609は後記する掻出側動力伝動系統932(図23)によって回転される。
図21に示す様に、掻出用アーム931の途中の部位が若干屈曲している。すなわち、掻出用アーム931における軸部材614(図23)が設けられた一端側(基端部)と、軸部材615(図23)が設けられた他端側(先端部)の間の部位が、若干屈曲している。
また、側板934a、934bの基端付近には、軸部材614を挿通させる孔937a、937b(図21において側板934bの孔937bのみを描写)が設けられている。
さらに、基端側板935には、受け部材938が設けられている。
固定部939は、基端側板935に対してねじ止め等によって固定される固定板939aと、固定板939aと直交して連続する張出板939bを有する。張出板939bには孔941が設けられている。すなわち、固定板939aが掻出用アーム931の基端側板935に固定されると、張出板939bは、掻出用アーム931の長手方向に張り出す。また、張出板939bの孔941は、側板934a、934bの孔937a、937bを貫通する軸部材614と直交する方向に開口している。
ばね固定部材943は、ボルト部943aとナット部943bとで構成されている。ボルト部943aが張出板939bの孔941を下方から貫通しており、ボルト部943aはナット部943bと螺合されている。
即ち本実施形態では、掻出側動力伝動系統932は、歯車628,641,633によって構成される歯車列と、軸部材614、駆動側プーリ623、歯付きベルト634、従動側プーリ682、軸部材615によって構成される。掻出機構606が逆回転することを防止するために、歯車641にワンウェイクラッチを設けてもよい。
位置決めピン952は、ターンテーブル604上に配置されている。位置決めピン952は、モータ960の駆動軸960aの軸芯と直交している。また、駆動軸960aに装着された歯車951(ピニオン)が、位置決めピン952のラック部955と係合している。すなわち、モータ960を正方向及び逆方向に駆動すると、歯車951からラック部955に動力が伝達されて位置決めピン952が直線往復移動する。
また、連結部材954は、掻出装置930に設けられた図示しない直線ガイドに沿って往復移動が可能である。この直線ガイドは、位置決めピン952の長手方向に延びている。すなわち、連結部材954は、位置決めピン952と共に位置決めピン952の長手方向に往復移動することができる。
さらに、連結部材954は、前述の図示しない直線ガイドによって、長手方向を軸とした軸回りの回転が阻止されている。よって、連結部材954と一体の位置決めピン952も回転不能である。そのため、位置決めピン952のラック部955は、常に歯車951と係合している。
本体957は、垂直姿勢に配される板である。本体957には、ねじ948a、948bを挿通させる孔965a、965bが設けられている。本体957の上辺部の2か所が垂直に折り曲げられて載置部958、959が構成されている。載置部958と載置部959は、いずれも本体957に対して直交すると共に、両者は同一面内にはなく、互いに傾斜している。
載置部958上には突起946が設けられている。突起946は、コイルばね942と係合し、コイルばね942を載置部958に固定する機能を有する。
図24に示す様に、揺動部材947と載置部材945は、2本のねじ948a、948bで一体固着されている。
軸部材614は、支持部材963、964で支持されているので、掻出用アーム931の基端側は、軸部材614で支持されている。
載置部材945の載置部959に掻出用アーム931の押圧面936aが載置されている。押圧面936aは、掻出用アーム931における軸部材614の挿通部分よりも先端側に形成されている。そのため、底板934cに形成された押圧面936aを載置部959が下方から押圧する、又は、載置部959上に押圧面936aを載置することにより、掻出用アーム931を載置部材945で支持することができる。
すなわち、載置部材945によって、掻出用アーム931の自重による軸部材614回りの回動が阻止されている。
ホッパー閉塞部材400は本体部401と中蓋部402を有している。本体部401は平面形状が略長方形であって、厚さが1cm程度の板状である。
中蓋部402の面積は、本体部401の面積よりも小さい。中蓋部402の形状は、略長方形であって、本体部と相似形に近い。
中蓋部402は外表面が樹脂で作られている。中蓋部402は本体部401に対して平行に配され、平行状態を維持して近接・離反する様にガイドされている。
また中蓋部402と本体部401との間にモータとカムとが内蔵されており、モータを回転することにより、中蓋部402は本体部401に対して平行移動し、近接・離反する。
薬剤包装装置410は基本構成として、分包紙供給装置と、分包装置を有する装置である。また付属装置として、散薬投入用の散薬投入ホッパー413と、吸引装置415を備えている。
分包紙供給装置は、シート状の分封紙を分包部に供給する部位である。
分包装置は、シート状の分包紙を折り曲げ、その中に散薬を導入した後、シートの辺を融着して袋状に成形する部位である。本実施形態で採用する分包紙供給装置及び分包装置は、いずれも公知のものであり、詳細な説明を省略する。
散薬投入ホッパー413の排出側開口は、薬剤包装装置410の分包装置に至っており、折り曲げられたシートに散薬を導入する。
本実施形態では、真空ホースが散薬投入ホッパー413の中途部分に接続されている。
また本実施形態では、薬剤包装領域300であって薬剤包装装置410の両側面にレール417が設けられている。またレール417の近傍にラック418が設けられている。
一方分包紙供給部等のユニット側には、レール417と係合する図示しないレール係合部と、走行モータが設けられている。走行モータにはピニオンが設けられており、前記したラック418と係合している。
そのため薬剤包装装置410は一体的に前後方向に移動可能である。
テーブル部材205は、図19に示すようにステンレススチール等で作られた光沢性を有する平滑な板で作られている。テーブル部材205には、2箇所に分配皿収容開口206が設けられている。また分配皿収容開口206の周囲に、それぞれ容器載置装置用開口240が3個ずつ設けられている。分配皿収容開口206同士の間に、薬剤投入開口241と、閉塞部材設置開口242が設けられている。
分配皿収容開口206は、外径の大きな円形の開口である。分配皿収容開口206の外径は、分配皿201の外径よりも大きく、分配皿201は、分配皿収容開口206内に完全に嵌まり込む。
分配皿収容開口206は、二つ並んで設けられており、一部が連通している。
閉塞部材設置開口242の内部には、段部がある。
分配皿201の外縁の周囲には、樋状の受け部材243がある(図18)。分配皿201の外縁と、分配皿収容開口206の内縁との間に生じる隙間の下に前記した受け部材243が配置され、隙間に落ちた散薬は受け部材243内に落下する。
また前記した様に薬剤包装装置410は全体的に移動可能であり、包装作業が終了すると、薬剤包装装置410が全体的に正面側に移動して散薬投入ホッパー413の投入開口が、ホッパー閉塞部材400の位置に至る。
清掃装置500は、先端側が動力によって昇降する清掃用アーム501を有し、その先端に清掃ブラシ502が設けられたものである。また清掃ブラシ502は、ブラシカバー503内に回転可能に装着されている。ブラシカバー503には、吸引装置が接続されている。
図34に示す様に、清掃ブラシ502を分解すると、4個の円盤状ブラシ506a、506b、506c、506dが同一の回転軸508で連結された構造となっている。即ち清掃ブラシ502は、二つの中央円盤状ブラシ506a、506bと、二つの側面側円盤状ブラシ506c、506dを有し、これらの中心を回転軸508で連結したものである。ただし二つの中央円盤状ブラシ506a、506bは密着されていて見かけ上、一つの中央ブラシ507を形成している。
そのため毛束の自由端側は、円盤部の周面から突出している。ただし、前記した様に毛束を埋め込む小穴が、傾斜方向に形成されているから、毛束は、全体として側面側に向かって傾斜した姿勢となっている。
ただし本実施形態では、小穴は2列に分かれて設けられている。
また小穴は、清掃ブラシ502の軸方向に傾斜している。即ち小穴の延長線は、清掃ブラシ502の中心軸側に向かうが、円盤部の中心を通過しない。
ここで、中央ブラシ507の円盤部の一方の側面をA側面、他方の側面をB側面とすると、一方の穴列に埋め込まれた毛束は、毛先がA側面側に向かって傾斜し、他方の穴列に埋め込まれた毛束は、毛先がB側面側に向かって傾斜している。
即ち、中央ブラシ507は、一方に向かって傾斜する毛束と、他方に向かって傾斜する毛束が混在している。
また一方の穴列と他方の穴列は、いずれも小穴が等間隔に設けられているが、小穴の分布角度はずれている。そのため、中央ブラシ507では、一方に向かって傾斜する毛束と、他方に向かって傾斜する毛束が交互に配された構造となっている。
回転軸508の端部には歯車が設けられている。
その結果、清掃ブラシ502は、ハブ部材505を有し、当該ハブ部材505の外周に植毛列が設けられたものとなっている。
また植毛列は、4列に渡って設けられ、両端側の植毛列は、毛先側がハブ部材505の中央側に傾斜する方向に植毛された中央方向傾斜毛群である。中央側の植毛列は、毛先側がハブ部材505の一方の端部側に向かって傾斜する方向に植毛された一端方向傾斜毛群と毛先側がハブ部材505の他方の端部側に向かって傾斜する方向に植毛された他端方向傾斜毛群とを含んでいる。
また本体部の一部に接続部が設けられている。接続部は空洞であり、本体部内の空間と連通している。
二つの側面壁510は、いずれも約180度弱の円弧状面部511と、円弧状面部511の両端側が延長された延長壁部512とが一体化されたものである。延長壁部512は、左右の辺が直線状であり、先端の辺は円弧状をしている。そのため側面壁510の一辺は円弧状辺部となっている。
そして二つの側面壁510の円弧状辺部同士の間が開口部513となっている。
即ち前記した様に、二つの側面壁510は、円弧状面部511と、延長壁部512とが一体化されたものである。ここで、二つの側面壁510の円弧状面部511は、同一形状、同一面積であるが、延長壁部512の大きさは両者で異なっている。
即ち延長壁部512は、一方が大きく、他方は小さい。
大きい側の延長壁部512aは、左右辺の直線部分が他方の延長壁部512bに比べて長い。
大きい側の延長壁部512aの円弧状辺部は、その曲率が前記した分配皿201の薬剤投入溝208の曲率と等しい。
また円弧状辺部の全長は、分配皿201の薬剤投入溝208よりも長い。そのため分配皿201の薬剤投入溝208に円弧状部を合わせると、両者は隙間無く合致し、且つ円弧状辺部の両端は薬剤投入溝208から少しだけ外にまで至る。
そのためブラシカバー503の開口部513を分配皿201の薬剤投入溝208に円弧状部を合わせると、小さい側の側面壁510の開口端と薬剤投入溝208との間に隙間ができる。
清掃ブラシ502に設けられた歯車504は、ブラシカバー503の外に露出する。
ブラシカバー503は、清掃ブラシ502を内包した状態で、清掃用アーム501の先端に取り付けられている。
清掃用アーム501の側面には、固定歯車516が設けられている。固定歯車516の中心軸は、前記ピン555と一致する。固定歯車516は、清掃用アーム501と一体であり、両者は相対回転しない。
清掃用アーム501の近傍のテーブル部材205側に、揺動用モータ517が設けられている。揺動用モータ517には歯車518が設けられており、当該歯車518は、前記した固定歯車516と係合している。そのため揺動用モータ517を回転させると、固定歯車516が回転する。固定歯車516は、清掃用アーム501に一体に設けられており、清掃用アーム501が固定歯車516の回転軸556を中心として揺動する。
その結果、清掃用アーム501の先端側が昇降する。
清掃用アーム501の近傍のテーブル部材205側には、ブラシ用モータ519(回転装置)が設けられている。ブラシ用モータ519には歯車520が設けられており、当該歯車520は、前記した清掃用アーム501の他方の側面に設けられた歯車列の一つと係合する。従って、本実施形態では、ブラシ用モータ519に設けられた歯車520から、清掃ブラシ502に設けられた歯車504に至る一連の歯車列が形成され、一連の動力伝導経路が存在する。そのためブラシ用モータ519を回転すると、清掃用アーム501の先端側に取り付けられた清掃ブラシ502が回転する。
容器移動手段700は、昇降機構701及びロボット702によって構成されている。昇降機構701は、垂直方向に設けられた直線ガイドであり、直線レール703(上下方向レール)と、昇降台704によって構成されている。直線レール703には図示しないラックが形成されており、昇降台704には図示しないモータとピニオン歯車が設けられている。
昇降台704は、図示しないモータを動作することによって上下方向に移動する。
直線レール703は、ドラム部材102よりも中央寄りの部分に配置されている。
即ち第一アーム部材705は、図示しない垂直軸を介して昇降台704に取り付けられており、昇降台704に取り付けられたモータを駆動することにより、昇降台704を中心として水平方向に回動する。昇降台704に取り付けられたモータは上方に突出している。
第二アーム部材706は、図示しない垂直軸(関節部)を介して第一アーム部材705の先端に取り付けられており、第一アーム部材705の先端に取り付けられたモータを駆動することにより、第一アーム部材705の先端を中心として水平方向に回動する。第一アーム部材705に取り付けられたモータは上方に突出している。
前記した第一アーム部材705及び第二アーム部材706は、いずれも幅に対して厚さが小さく、その断面形状は偏平である。
手首部708は、前記したアーム部材705,706よりも高さが高く、アーム部材の中にモータが内蔵されている。
取り付け金具710は、容器保持掌部709が構成する平面に対して垂直方向に曲がった金具であり、その一端が手首部に軸止されている。取り付け金具710が取り付けられる軸は、水平方向に配されており、容器保持掌部709は手首部に設けられたモータによって水平軸を中心として回動する。
従って、容器保持掌部709は図44、図45の様な平行姿勢をとることも、図46の様な垂直姿勢をとることもできる。すなわち、容器保持掌部709は、薬剤容器2を保持する面を寝かせた姿勢と立てた姿勢のいずれの姿勢もとることができる。よって、容器保持掌部709は、薬剤容器2を寝かせた姿勢でも立てた姿勢でも保持することが可能である。
また手首部708を水平方向に回動させることもできる。
容器保持掌部709には電磁石が装着されている。
そしてアーム部材等を動作さて薬剤容器2を下の分配皿201の近傍に移動させる。また容器保持掌部709の姿勢を図45の様な平行姿勢に変更し容器載置装置3の振動台に近づける。
そして容器移動手段700の容器保持掌部709を降下させて薬剤容器2を容器載置装置3に設置する。
そしてハンド部707側の電磁石への通電を停止し、代わって容器載置装置3の磁力を復活させる。
こうしてハンド部707側から容器載置装置3側に薬剤容器2を引き渡す。
ここで、薬剤容器2をドラム部材102に戻す際には、図2の様に、ハンド部707の手首部708を水平に回動させつつ、ドラム部材102を回転させ、薬剤容器2を特定の容器設置部103に対向させる。
即ち本実施形態のドラム部材102の、容器設置部103には、前記した様に側面支持部材321があり、当該側面支持部材321は容器本体5の固定用鉄板部6と同等の開き角度を有している。そのためドラム部材102の表面は平坦ではなく、側面支持部材321の一部が放射状に突出している。そのため、容器移動手段700を安易に移動させて薬剤容器2をドラム部材102に近づけると、薬剤容器2が側面支持部材321に当たってしまう。
そうしてあたかも、二つの歯車がかみ合うごとくにハンド部707とドラム部材102を逆方向に回動させ(図16)、薬剤容器2を特定の容器設置部103に対向させる。その後に、アーム部を動作して、薬剤容器2をドラム部材102の容器設置部103に押し込んで、薬剤容器2を容器設置部103に係合させる。薬剤容器2が正規の姿勢で取り付けられた場合は、突出部材がドラム部材102の中に没入する。薬剤容器2が正規の姿勢で取り付けられたか否かは、ドラム部材102の中に設けられた光センサで検知される。
さらにその後、ハンド部707の磁力を消去し、ハンド部707を薬剤容器2から離脱させる。
なお本実施形態では、後記する薬剤容器仮置部11に設置された薬剤容器2をドラム部材102に移動させる際にも容器移動手段700が利用される。
本実施形態の薬剤払出し装置1は、鋼材でフレームが作られ、そのフレームに各部材や装置が取り付けられた構造となっている。
またフレームは全体的に筐体7で覆われ、内外が遮蔽されている。
筐体7内には除湿装置と温度調節器が設けられており、内部の温度と湿度が一定範囲に維持される。また筐体7の天面にはファンが2基設けられていて筐体7内を換気することができる。
筐体7は、概ね、薬剤棚部領域100を覆う棚領域筐体100aと、薬剤分割領域200を覆う分割領域筐体200aと、薬剤包装領域300を覆う包装領域筐体300aとに分かれている。
棚領域筐体100aと、分割領域筐体200aは、透明な樹脂で作られており、内部を観察することができる。これに対して包装領域筐体300aは、鋼板で作られており、内部を見ることはできない。
本実施形態では、扉部9は、左開きであって、引き方向に開く。即ち扉部9を開くと、扉部9は棚領域筐体100a内の空間から外側に突出する。扉部9は、薬剤払出し装置1内に薬剤容器2を出し入れするための出入り口である。本実施形態の薬剤払出し装置1では、原則として扉部9のみから薬剤容器2が出し入れされる。即ち本実施形態の薬剤払出し装置1では、故障等の異常に対する対処を実施する場合を除いて、扉部9のみから薬剤容器2が出し入れされる。
さらに薬剤容器仮置部11には、RFIDリーダライター等の情報読み書き装置(図47)が設けられている。また薬剤容器仮置部11には、薬剤容器2の重量を測定する重量測定手段が設けられている。
即ち薬剤容器2内の薬剤が不足すると、薬剤容器2を薬剤払出し装置1から取り出し、当該薬剤容器2に薬剤を補充するが、当該薬剤容器2を薬剤払出し装置1に戻す際に、薬剤容器2の重量が測定され、図示しない制御装置に記憶される。また薬剤容器2に装着された情報記録部材15に記録される。
具体的な手順としては、図示しないスイッチを操作して扉部9を開き、薬剤容器仮置部11に薬剤容器2を設置する。その後に、図示しないスイッチを操作すると、扉部9が自動的に閉じ、さらに薬剤容器2の重量が測定される。
薬剤容器2の重量が薬剤の排出量に対して想定される範囲を超えている場合は、図示しない報知手段で報知される。
容器設置部の変形例として次の構成が考えられる。図49に示すように変形例の容器設置部340には、垂直壁341と載置台343がある。垂直壁320には開口346があり、開口346の中に、突起(保管部側上部係合部 対容器係合部)347が上向きに突出している。
また載置台343には、保管部側下部係合部348が設けられている。保管部側下部係合部348は、突起である。
本実施形態で採用する薬剤容器2は、後端部に窪み371がある。容器本体5の周壁下面12に容器側係合部352が設けられている。容器側係合部352の位置は、周壁下面12であって中央よりもやや蓋部材120寄りの位置であり、薬剤容器2を振動台20に設置した際、振動台20に当たることはない。容器側係合部352はリング状であって、薬剤容器2の長手方向に貫通する四角の孔351が設けられている。
またこのとき、載置台343に設けられた突起(保管部側下部係合部)348が、薬剤容器2の窪み371に係合する。
本実施形態の容器設置部340は、薬剤容器2の一部と係合する突起(保管部側上部係合部 対容器係合部)347を有し、突起は薬剤容器2を上方から下方に薬剤容器2を上方から下方にスライドさせることにより薬剤容器2と係合する。また薬剤容器2下方から上方にスライドさせることにより薬剤容器2と突起(保管部側上部係合部 対容器係合部)347の係合が解除される。
前記した実施形態では、ドラム部材102を有し、容器設置部103が円周状に配置されていた。しかし本発明は、この構成に限定されるものではなく、図49の様に、容器設置部340が平面的に配置されていてもよい。
変形例における薬剤払出し装置800の全体構造は、例えば図50に示す様なものである。薬剤払出し装置800は、機能上、上下方向に薬剤棚部領域803と、薬剤分割領域805と、薬剤包装領域806とに分けられる。
最上部の薬剤棚部領域803は、周囲に薬剤容器収納棚801が並べられており、その内部に薬剤容器移動装置802が設けられている。
薬剤棚部領域803は、図示しない除湿装置で除湿されている。また薬剤棚部領域803の内部には図示しない集塵装置が設けられており、薬剤棚部領域803内の塵が除去される。例えば薬剤棚部領域803に、送風ファンを設け、送風ファンによって薬剤棚部領域803内の空気を循環させる。そして送風ファンの吸気側等、一定の通気経路にフィルターを設け、薬剤棚部領域803を浮遊する塵等を除去する。
本実施形態の薬剤払出し装置800では、棚部材815が全体的に前後方向に移動し、薬剤容器2を取り出す際に、前進して分配皿201に近づく。
次に細部の補足説明及び他の変形例について説明する。
容器本体5の可動蓋部(開閉蓋)134の開閉手段は任意であるが、ロボット702のハンド部707に開閉手段を設けることが推奨される。
図57は、ハンド部707の容器保持掌部709に開閉手段を設けた例を示している。図57に示すハンド部707は、容器保持掌部709であって薬剤容器2に押し当てられる面に開口426が設けられている。この開口426の中に、開閉部材419が設けられている。開閉部材419は、「L」字状の部材であり、2辺の当接部材420,421を有している。
また開閉部材419は、2辺の当接部材420,421の付け根部分を中心として揺動する。開閉部材419は、図示しないソレノイドやモータ等の動力によって揺動される。
この状態で、図示しないソレノイド等により、開閉部材419が矢印の様に左右に揺動される。その結果、開閉部材419が摘まみ部147と係合して摘まみ部147が揺動し、可動蓋部134が開閉される。
薬剤容器2は、前記した様にドラム部材102の容器設置部103に設置され、ロボット702のハンド部707で保持されて移動され、図3の様に容器載置装置3に載置される。仮に、薬剤容器2を水平姿勢にして移動させた場合には、薬剤容器2を容器載置装置3に設置する直前に、図58の様に、薬剤容器2の薬剤排出部8側が上になる様に、一旦傾斜させることが望ましい。薬剤排出部8側が上になる様に、薬剤容器2を傾斜させることにより、散薬貯留部17内の散薬が、薬剤排出部8側から離れる方向に寄せられる。
この姿勢変更動作によって、可動蓋部134を開いたときに、散薬がこぼれ落ちることが防止される。
容器設置部103から薬剤容器2を外す際には、薬剤容器2が容器載置装置3に載置されている状態で容器本体5の可動蓋部134を閉じ、その後に薬剤容器2をロボット702のハンド部707で保持して移動させる。
最も推奨される動作は、ハンド部707を容器本体5に近接させて、図59の様に容器載置装置3に設置されている薬剤容器2に、ハンド部707の容器保持掌部709を合致させ、図57に示す摘まみ部147を開口426に入れる。そして開閉部材419を動作させ、可動蓋部134を閉じる。このとき、ハンド部707側の磁石はオフ状態としておき、容器本体5は、容器載置装置3側が発生する磁力によって容器載置装置3側に固定しておく、そしてその後に、容器載置装置3側の磁力を停止し、ハンド部707側の磁石をオン状態として容器本体5をハンド部707側に保持させる。
この動作をすることにより、ハンド部707によって薬剤容器2を吸着した際の振動で、薬剤容器2の薬剤排出部8から薬剤がこぼれ落ちるのを防止することができる。
即ち所定量の払い出しが終わった後、可動蓋部134を閉じる前に、ハンド部707側の磁力を発現させると、薬剤容器2を吸着した際の振動で、可動蓋部134の近傍に止まっていた薬剤がこぼれる。これに対して可動蓋部134を閉じた後にハンド部707側の磁力を発現させ、薬剤容器2をハンド部707側に吸着すると、薬剤がこぼれることがない。
図67の様に分配皿201の上面側に覆い220を設けることが望ましい。また上記した実施形態の様に分配皿201を複数有する場合には、分配皿201が設けられている領域を仕切り壁221で仕切ることが望ましい。
即ち散薬の粒子は薬品によってまちまちであり、極めて細かい粒子のものもある。極めて細かい粒子の散薬は、わずかな空気の動きでも浮遊する場合がある。
そのため分配皿201を複数有する薬剤払出し装置では、一方の分配皿201に投入された散薬が浮遊し、他方の分配皿201に落下することが考えられる。実際問題として、仮に浮遊した散薬が他方の分配皿201に落下したとしても、その量は極めて少なく、患者に影響があるとは思えない。しかしながら、可能性としてはあり得ることであり、防止する方策を講じることが望ましい。
本実施形態では、分配皿201の約30パーセントの領域を覆っている。覆い220は、テーブル部材205に固定され、テーブル部材205側を基端として、分配皿201の上に片持ち状に張り出したものである。
即ち上部側に掻出装置930の掻出用アーム931を立てて掻出機構606を上部側に移動させ、さらにターンテーブル604を回動させて掻出機構606を清掃装置500側に移動させるが、そのとき、掻寄板609等は、覆い220の上を通過する。
本実施形態では、覆い220は、一つの中央覆い部材222と、二つの端部覆い部材223によって構成されている。
中央覆い部材222は、二つの分配皿201に跨がって設置されるものであり、散薬投入ホッパー413の近傍から清掃装置500の近傍に至る領域を覆う。
また中央覆い部材222の下部に仕切り壁221が垂下されている。仕切り壁221の下端は、テーブル部材205に固定されている。そのため仕切り壁221は、中央覆い部材222を支持する支持部材としても機能している。
端部覆い部材223は、中央覆い部材222を挟んでその両脇にあるが、端部覆い部材223と中央覆い部材222との間には、清掃装置500の清掃ブラシ502を入れるための隙間が確保されている。
図69は、ホッパー閉塞部材400における仕切り壁430に関連する部材の分解斜視図である。
また本体部431の天面には、清掃部材432を装着するための凹部424が設けられている。また凹部424の両脇部分には係合溝425が設けられている。
仕切り壁430は板状であり、本体部431の天面部のスリット433に挿入されている。また仕切り壁430は、回動軸435を有している。本体部431内には、回動軸435を回転させるためのモータ(図示せず)が内蔵されており、仕切り壁430はスリット433の中にあって回動軸435を中心として回動する。
また本実施形態では、本体部431の天面に清掃部材432が設けられている。清掃部材432は、厚さが薄い部材であり、金属で作られた枠部材436と、中央部材437を有している。枠部材436は、平面視が「コ」の字状であり、3辺を有する部材である。
清掃部材432は、本体部431の天面の凹部424に装着されている。清掃部材432の両脇の辺部は、凹部424に設けられた係合溝425と係合しており、清掃部材432を係合溝425によって前側又は後ろ側にスライドさせることにより清掃部材432を本体部431から着脱することができる。
前記した様に仕切り壁430は、図68(a)の様に本体部431の側方に突出した姿勢から回動し、本体部431のスリット433内に収容される姿勢となるが、その際に、仕切り壁430は中央部材437のスリット438を通過する。そして中央部材437は軟質であるがやや腰のあるゴム又は樹脂で作られており、且つスリット438の幅は、仕切り壁430の厚さよりも狭いから、仕切り壁430がスリット438を通過する際に仕切り壁430の両側面を中央部材437のスリット438が拭う。そのため仕切り壁430が本体部431内に収容される際に、仕切り壁430が清掃される。
また前記した様に本実施形態では、清掃部材432を本体部431に対してスライドさせることにより本体部431から離脱させることができるから、清掃部材432を取り外して水洗い等で清浄化することができる。
次に扉部9に設けられた薬剤容器仮置部11の変形例について説明する。
図51は、他の実施形態の薬剤容器仮置部250である。先の実施形態と同様に薬剤容器仮置部250は、扉部9に取り付けられており、扉部9と共に移動する。
薬剤容器仮置部250は、載置台251と、係合レバー252と、保持部材253(柵部材)によって構成されている。保持部材253は柵状であって薬剤容器2を保持するものである。
載置台251は、直立姿勢かやや傾斜姿勢で配置された背もたれ部255と、略水平姿勢に配置される台座部256によって構成されている。
背もたれ部255は、中央に長方形で大面積の設置部257があり、その両脇に長方形のサイド部258a,258bがある。
サイド部258a,258bは、設置部257に対し前側に向かって傾斜姿勢となっている。
台座部256の中央には、大きな切り欠き部260がある。
係合レバー252は、金属板を曲げ加工して作られたものである。係合レバー252は、一種のテコであり、図56の様に中央に支点領域261があり、一端側に力点たる容器当接部262があり、他方側に作用部263がある。
支点領域261は、板材が「L」字状に折り曲げられた領域であり、その角の部分に揺動軸265がある。
保持部材253は、中央に回転軸部269があり、その両端が折り曲げられて連接部266a,266bが形成されている。さらに連接部266a,266bの先端側が回転軸部269から離れる方向に折り曲げられてサイド保持部267a,267bが設けられている。そしてサイド保持部267a,267bの先端側が、互いに近接する方向に折り曲げられて前側保持部268a,268bが設けられている。
保持部材253は、係合レバー252の近傍にあり、回転軸部269は係合レバー252の揺動軸265と平行に配されている。
保持部材253は、回転軸部269が軸受け273に保持されていて回転軸部269を中心として揺動する。
接続金具271は、保持部材253の回転軸部269に一体的に取り付けられている。接続金具271には孔275が設けられている。
バネ270は、ねじりコイルばねであり、中央にコイル部274があり、両端に係合部がある。
バネ270は、コイル部274が保持部材253に対して回転軸部269を中心として取り付けられている。そしてバネ270の一方の係合部が係合レバー252の作用部263の孔264と係合している。またバネ270の他方の係合部が保持部材253に取り付けられた接続金具271の孔275と係合している。
そのため係合レバー252の容器当接部262が押し下げられると、図56を基準として係合レバー252が時計方向に回動し、バネ270を反時計方向に回動させる。そしてバネ270と係合する保持部材253が反時計方向に回動し、サイド保持部267a,267bと、前側保持部268a,268bを上昇させる。
なお常時、係合レバー252の容器当接部262は、載置台251の台座部256の切り欠き部260から上方に突出している。
前記した様に係合レバー252の容器当接部262は、載置台251の切り欠き部260から上方に突出しているから、薬剤容器2を載置台251に載せると、容器当接部262が揺動して沈み、代わってサイド保持部267a,267bと、前側保持部268a,268bが上昇する。そしてサイド保持部267a,267bが薬剤容器2の側面を保持し、前側保持部268a,268bが薬剤容器2の運搬用鉄板部157側を保持する。また薬剤容器2の固定用鉄板部6側は、載置台251の背もたれ部255に保持される。
従って薬剤容器2は、載置台251の台座部256及び背もたれ部255と、保持部材253のサイド保持部267a,267b及び前側保持部268a,268bによって5面が保持され、脱落しない。
図51に示す実施形態では、扉部9を閉じた状態を基準としており、薬剤容器仮置部250の真上の位置に、掻き落とし部材280(清掃部)が設けられている。掻き落とし部材280は、扉部9ではなく薬剤払出し装置1の本体側に設けられている。
掻き落とし部材280は、断面形状が容器本体5の形状に沿う凹部281(容器接触部)を有している。また凹部281(容器接触部)の内側には吸引口282が開いており、吸引口282は図示しない吸引装置に接続されている。
掻き落とし部材280は、図52の様に、本体部283と、拭い部材234によって構成されている。
本体部283は、硬質の樹脂で作られたものであり、前記した様に凹部281aが設けられている。
拭い部材234は、本体部283の下部にやや間隔を開けた状態で取り付けられている。また拭い部材234の凹部281bの先端は、図53の様に、本体部283の凹部281aの先端よりも少し前に飛び出した位置にある。
また前記した様に、拭い部材234と本体部283との間には、少しの間隔があり、当該隙間が吸引口282となっている。
そこで薬剤容器2の側面を掻き落とし部材280の凹部281(容器接触部)に押し当て、薬剤容器2を下方又は上方にスライドさせる。
また同時に図示しない吸引装置を起動させる。
ここで本実施形態では、硬質であって剛性の高い本体部283があり、その下にやや柔らかい拭い部材234がある。また拭い部材234は、本体部283よりも突出している。そのため薬剤容器2を下方又は上方にスライドさせると、薬剤容器2の側面であって薬剤排出部8の近傍が拭い部材234によって拭われ、こびりついた薬剤が斯き落とされる。こうして薬剤容器2の側面に付着した薬剤が拭い落とされ、吸引口282から吸引装置に吸引される。そのため仮に薬剤容器2の側面に薬剤の残渣が残っていたとしても、掻き落とし部材280によって清掃される。
また使用済みの薬剤容器2をロボット702によってドラム部材102の容器設置部103に戻す際にも掻き落とし部材280で薬剤容器2の側面を拭ってから薬剤容器仮置部250に取り付けることが望ましい。
前記したホッパー清掃動作においては、散薬投入ホッパー413内に清掃剤を投入することが推奨される。清掃剤は剥離剤であり、処方された薬剤以外の粉体であり、ホッパー内を洗浄するための粉体である。また清掃剤は、薬効の有無に関係無く、仮に人の口に入っても害が無いものが選択される。
清掃剤は、例えば重曹粉末、乳糖、でんぷん等の人体に無害な粉体又は粒子である。
図60は、清掃動作時に散薬投入ホッパー413内に清掃剤を投入する機能を備えた実施形態の概念図である。
図60に示す実施形態では、散薬投入ホッパー413の導入側開口の近傍に清掃剤投入装置423が設けられている。また散薬投入ホッパー413の末端の排出側開口(薬剤排出口)に開閉板416があり、開閉板416の外側の近傍にエアーノズル422が設けられている。
散薬投入ホッパー413の側面には、吸引開口1002が開口している。吸引開口1002は、少なくとも排出側開口1000よりも上にあり、排出側開口1000よりも導入側開口1001に近い高さにある。吸引開口1002の平面方向の中心軸X-Xの延長線は、散薬投入ホッパー413の中心軸Z-Zの近傍を通過する。即ち吸引開口1002は、平面視的には、散薬投入ホッパー413の側面の中心に設けられている。
吸引開口1002の形状は偏平であり、縦長さよりも横幅の方が広い。吸引開口1002には、パイプ又はホース等の管部材1010が接続されており、当該管部材1010の末端が吸引装置415に接続されている。即ち管部材1010が吸引開口1002から吸引装置415に至る吸引路の一部を構成している。
また吸引開口1002は偏平である。そのため吸引開口1002の近傍における空気の流速は、カーブの外側に近い側と内側に近い側で相違する。
最初の工程として散薬投入ホッパー413内に清掃剤を投入する。このとき散薬投入ホッパー413の末端の開閉板416は閉じておく。
そして散薬投入ホッパー413の投入開口をホッパー閉塞部材400で閉鎖する。この状態で、吸引部材を動作させる。その結果、散薬投入ホッパー413内に激しい空気流が発生し、清掃剤が激しく渦巻いて散薬投入ホッパー413の内壁と衝突する。
ここで散薬投入ホッパー413の末端の開閉板416が閉じられているから、散薬投入ホッパー413内に供給される空気量は制限されている。そのため散薬投入ホッパー413内で清掃剤が渦巻くものの、吸引部材による空気吸引量は少ない。そのため清掃剤は単に散薬投入ホッパー413内で攪拌されるだけであって、吸引部材によって吸い出される量は少ない。
そのため清掃剤は散薬投入ホッパー413内に止まり、散薬投入ホッパー413の内壁と長時間に渡って衝突する。またあたかもサイクロン式掃除機のごとく、清掃剤の遠心力が作用して散薬投入ホッパー413の内面にぶつかるので衝突の衝撃は大きい。そのため散薬投入ホッパー413の内壁に付着した薬剤が剥ぎ落とされる。
その結果、負圧傾向となっている散薬投入ホッパー413内に散薬投入ホッパー413の末端から外気が導入され、散薬投入ホッパー413内にさらに激しい空気流が発生し、清掃剤が激しく渦巻いて散薬投入ホッパー413の内壁と衝突して散薬投入ホッパー413の内壁に付着した薬剤が剥ぎ落とされる。
本実施形態では、内壁1003の近傍では、空気の流速が早くなり、対向する内壁1006の近傍では、空気の流速が遅くなる。
そのため散薬投入ホッパー413の中に強い旋回流が発生する。また散薬投入ホッパー413の下部に設けられた排出側開口1000から空気が導入される。そのため空気流は、散薬投入ホッパー413の内壁に沿った旋回を伴い、下側から上側に向かって進む。そのため、投入された清掃剤が、散薬投入ホッパー41の内壁を削るがごとくに作用して薬剤をはぎ取り、これを清掃剤と共に巻き上げて吸引部材によって排出する。
本実施形態では、吸引開口1002は、散薬投入ホッパー413の上端近傍に設けられているから、散薬投入ホッパー41の略全ての内壁が清掃される。
開閉板416の開閉をくりかえす場合は、清掃剤を散薬投入ホッパー413に止めた状態による清掃剤の攪拌と、空気を導入して清掃剤の一部を排出しつつ行う清掃剤の攪拌とを繰り返されることとなる。
即ち本発明者らの経験によると、散薬投入ホッパー413の排出側開口1000に設けられた開閉板416に薬剤が付着する場合がある。ここで、開閉板416の内側(散薬投入ホッパー413の内面側)は、前記した清掃剤に攪拌による衝撃を利用して清掃することができるが、開閉板416自身の外側面は清掃剤を衝突させることができない。
そこで本実施形態では、開閉板416の近傍に設けられたエアーノズル422から、開閉板416の外側に向かって直接空気を吹きつけ、開閉板416の外側に付着した薬剤を除去する。
また開閉板416の近傍には、分包紙があるので、エアーによって剥離させた薬剤を分包紙内に回収する。
一連の動作をまとめて説明すると、散薬投入ホッパー413内に清掃剤を投入して吸引を開始し、吸引の後半で開閉板416を開閉し始め、その際にエアーノズル422から、開閉板416の外側に向かって直接空気を吹きつける。5秒から10秒後に吸引とエアーを停止する。
例えば特定の薬剤容器2に重曹等の清掃剤を充填しておき、他の薬剤容器2と同様に容器保管装置101に保管しておく。
そして通常の薬剤容器2から散薬を取り出して散薬投入ホッパー413に投入する動作に準じた動作により、薬剤容器2内の清掃剤を散薬投入ホッパー413に投入する。
そしてロボット702のハンド部707で薬剤容器2を保持し、薬剤容器2を移動し、清掃剤が充填された薬剤容器2を容器載置装置3に載置する。
その後に容器載置装置3の防振台23を動作させて薬剤容器2から散薬分配装置202の分配皿201に散薬を投入する。そして掻出装置930で分配皿201から清掃剤を排出し、散薬投入ホッパー413に投入する。
なおこの一連の動作は、通常の薬剤分包時の動作スピードよりも早いスピードで実行される。
次に分配皿201を対象とする残薬検知センサ372について補足説明する。分配皿201を対象とする残薬検知センサ372(以下 単に残薬検知センサ372)は、光学センサであり、投光部と受光部が一体化されたものである。
残薬検知センサ372の投光部は、図66の様に、分配皿201の薬剤投入溝208の幅に相当する幅のビームを照射する。残薬検知センサ372の投光部は固定されており、ビームが照射される領域は、一定の領域に限られる。
ビームの照射位置に汚れや残薬が無い場合は、投光部から照射された光は、薬剤投入溝208の表面で正反射し、受光部には戻らない。
これに対してビームの照射位置に汚れや残薬があれば、投光部から照射された光は、残薬等に当たって乱反射し、一部が残薬検知センサ372の受光部に入光する。
そのため照射部に汚れや残薬が有るか否かを検知することができる。
具体的には、清掃装置500によって分配皿201の表面を清掃した後に残薬の検知作業を実施する。
前記した様に、分配皿201の清掃は、清掃ブラシ502を回転しつつ、分配皿201を一回転以上回転させて行う。その後、清掃ブラシ502の回転を停止し、分配皿201をさらに一回転以上回転させる。そしてその際に残薬検知センサ372の投光部から光を照射し、汚れや残薬があるか否かを検査する。
そして受光部が光を検知し、分配皿201に残薬等があることが判れば、清掃ブラシ502を再度回転させ、分配皿201の清掃をやり直す。分配皿201に残薬等が無ければ、清掃用アーム501を回動させて先端に設けられた清掃ブラシ502を上昇させ、清掃ブラシ502を分配皿201の薬剤投入溝208から出す。
前記した掻出部清掃動作においては、作業中に清掃ブラシ502と掻出機構606の相対位置を変化させることが望ましい。
以下、清掃ブラシ502の変形例である清掃ブラシ521について説明する。
本実施形態で採用する清掃ブラシ521は、図35,図36に示す清掃装置500において、清掃ブラシ502の代わりに使用されるものである。清掃ブラシ521は、前記した清掃ブラシ502と同様に2条の溝525,526(図72)が設けられたハブ部材522があり、ハブ部材522の円周面に植毛が施されたものである。
本実施形態の清掃ブラシ521は、3個の円盤状ブラシ526a、526b、526cが連結された構造となっている。
しかしながら、掻出板607が回転し、掻出板607及び仕切板603とが清掃ブラシ521によって清掃される際には、清掃ブラシ521が掻出板607や掻出用シール材685に強く当たりすぎて掻出用シール材685等を傷めてしまう懸念がある。そこで、掻出板607が回転し、掻出板607及び仕切板603とが清掃ブラシ521によって清掃される際には、清掃用アーム501を揺動させて図72(c)の様に、清掃ブラシ521(ハブ部材522)を掻出機構606から離れる方向に移動させることが望ましい。
そして掻寄板609が一周又は複数回回転した後は、清掃ブラシ521をやや逃がす。その状態では、清掃ブラシ521を回転しつつ、掻寄板609を回転し、円周部シール材683と、掻出用シール材685を重点的に清掃する。
次に、薬剤容器2から散薬が排出されていることを監視する監視カメラ540について説明する。監視カメラ540は、前記した残薬検知センサ372の隣に一台ずつ設置されている。監視カメラ540は図示しない回動機器を備え、撮影箇所を変更することができる。
監視カメラ540は、特に各容器載置装置3の近傍を撮影する様に設定されている。より具体的には、各容器載置装置3に薬剤容器2が設置された状態において、薬剤容器2の薬剤排出部8近傍と、分配皿201を撮影する。
監視カメラ540が撮影した映像は、外部に設けたパソコン等でリアルタイムに見ることができる。また監視カメラ540が撮影した映像は、図示しない記録媒体に記録され、後で確認することもできる。
本実施形態の薬剤払出し装置1は、前記した様に全体的に筐体7で覆われ、薬剤の分配は密閉空間内で行われるが、本実施形態では筐体7内を撮影する監視カメラ540が設けられている。そのため使用者は、外部に設けたパソコン等を見て、散薬の落下状況や、分配皿201に対する分配状況を確認することができる。
また使用者は、散薬の落下状況を見て防振台23の振動強さを調節したり、分配皿201の回転速度を調節することができる。
前記した様に監視カメラ540が撮影した映像が、図示しない記録媒体に記録されるので、不具合があった場合に、その原因を追求するのに役立てることができる。
前記した様に薬剤容器2には、情報記録部材15として、RFIDのチップが取り付けられている。
情報記録部材15には、薬剤の名称等の他、薬剤容器2内の薬剤の残量が記録される。
本実施形態では、薬剤払出し装置1を起動したとき、容器保管装置101は、ドラム部材102に搭載された全ての薬剤容器2に収容された薬剤の種類と残量が、情報記録部材15から読み出され、制御装置に記録される。即ちドラム部材102を回転し、情報読み取り装置335で情報記録部材15の情報が読み取られる。またドラム部材102のどの位置にどの薬剤容器2が収容されているかが確認され、記録される。
なお薬剤容器2内の薬剤が不足している場合は、容器載置装置3又は容器保管装置101から薬剤容器2が扉部9の薬剤容器仮置部11に移動させる。そして扉部9が自動的に開き、使用者が薬剤容器2を取り出せる状態となる。
また非常備薬剤を使用する場合については、薬剤容器2は、直接容器載置装置3に運ばれて分配が開始される。
非常備薬剤が充填された薬剤容器2は、分配が終了すると直ちに薬剤容器仮置部11に移動させる。そして扉部9が自動的に開き、使用者が薬剤容器2を取り出せる状態となる。
2 薬剤容器
3 容器載置装置
7 筺体
8 薬剤排出部
9 扉部
11 容器仮置部
15 情報記録部材
16 情報読み取り手段
19 重量測定手段
20 振動台
21 加振手段
25 重量測定手段
30 自己保持ソレノイド
50 薬剤フィーダ
100 薬剤棚部領域
101 容器保管装置
102 ドラム部材
103 容器設置部
200 薬剤分割領域
201 分配皿
202 薬剤分配装置
208 薬剤投入溝
300 薬剤包装領域
321 側面支持部材
322 装着検知部材
325 上部係合部
326 下部係合部
330 飛び出し検知センサ
333 突出部材検知センサ
335 情報読み取り装置
410 薬剤包装装置
930 掻出装置
Claims (7)
- 散薬を収容し散薬を排出する薬剤排出部を有する薬剤容器と、薬剤容器を保管する容器保管装置と、保管された薬剤容器を移動する容器移動手段と、分配皿と、容器移動手段により移動させた薬剤容器から散薬を分配皿に排出する容器載置装置と、分配皿に排出された散薬が掻き出され、掻き出された散薬を包装する薬剤包装装置とを備えた薬剤払出し装置であって、
薬剤払出し装置内の薬剤容器を出し入れする出入り口を設けたことを特徴とする薬剤払出し装置。 - 薬剤払出し装置は筐体で覆われており、筐体には扉部が設けられており、
出入り口は、扉部のことであることを特徴とする請求項1に記載の薬剤払出し装置。 - 扉部には、薬剤容器を載置する薬剤容器仮置部が設けられていることを特徴とする請求項2に記載の薬剤払出し装置。
- 薬剤容器内の散薬が不足すると、容器移動手段により、薬剤払出装置内の薬剤容器を薬剤容器仮置部に移動して、扉部から薬剤容器が取り出される動作を含むことを特徴とする請求項3に記載の薬剤払出し装置。
- 薬剤容器内の散薬が不足した場合、散薬が不足した薬剤容器に散薬が補充され、その後、薬剤容器仮置部に薬剤容器を載置し、所定の操作をすることにより、容器移動手段により、薬剤容器を容器載置装置に載置する動作をさらに含むことを特徴とする請求項4に記載の薬剤払出し装置。
- 所定の操作とは、入力装置又は載置確認装置により、薬剤容器が薬剤容器仮置部に載置したことを薬剤払出装置に通知する動作のことであることを特徴とする請求項5に記載の薬剤払出し装置。
- 薬剤容器仮置部は、重量測定手段を有し、
散薬が不足した薬剤容器に散薬が補充された後、薬剤容器仮置部に薬剤容器を載置した後、
薬剤容器仮置部では、重量測定手段により、散薬が補充された薬剤容器の重量が測定され、制御装置のメモリーに、測定された薬剤容器の重量が記録される動作をさらに含むことを特徴とする請求項5又は6に記載の薬剤払出し装置。
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