JP2005272081A - 散薬フィーダ - Google Patents

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Abstract

【課題】散薬フィーダの小形化と散薬送出の高速化とを同時に達成する。
【解決手段】散薬送出部材に無端ベルト12を採用して、その散薬搬送路部分を散薬収容器11の下部開口の直下に横たえさせるとともに、搬送駆動部20にて一方向搬送駆動を行う。また、全体的な振動駆動はやめて、振動駆動部40にて散薬搬送路部分を振動駆動する。これにより、バネマスダンパー等が不要になり、散薬送出路が短くて良く高速駆動も可能な散薬フィーダ10を実現することができる。また、各種の散薬について散薬収容器11から散薬搬送路上への散薬排出が円滑に而も安定して行われる。
【選択図】 図1

Description

この発明は、散薬収容器と散薬送出部材と駆動部と支持部とを備えている散薬フィーダであって、散薬収容器に纏めて投入された散薬を散薬送出部材にて散薬収容器から少量ずつ連続して送り出す散薬フィーダに関する。
散薬の定量送り等の行える散薬フィーダは、単独でも用いられるが、多くの場合、散薬分配分割機構と共に散薬分包機に装備されて又は組み合わせられて、回転中の所謂R円盤や往復動中の所謂Vマス等へ散薬を均等に撒くのに用いられており、従来は、振動して散薬を送り出すようになっていた。すなわち、散薬投入用の上部開口と散薬排出用の下部開口とが形成された散薬収容器と、その排出散薬を乗せて送り出す散薬送出部材と、これらを散薬送出時に動かす駆動部と、それらを支持する支持部とを備えた散薬フィーダにおいて、前記散薬送出部材が、前記下部開口の直下に散薬流路を水平から少し傾けて横たえた樋状案内部材であり、前記駆動部が、前記散薬収容器も前記散薬送出部材も纏めて振動させるものであり、前記支持部が、前記散薬収容器と前記散薬送出部材と前記駆動部とをバネマスダンパー等で弾性的に支持するようになっていた(例えば特許文献1参照)。
特開2001−97532号公報
しかしながら、このような従来の散薬フィーダでは、振動の開始/停止に応じて散薬の送出/停止を行うようになっている。このため、散薬送出路である散薬流路を構成する樋状案内部材における散薬の流れを安定させるには、樋状案内部材に或る程度の長さが要る。また、散薬収容器から樋状案内部材への散薬の排出および樋状案内部材上の散薬の流れを円滑にするには振動駆動能力を上げることになるが、それには駆動部の大形化ばかりか弾性支持部の大形化までも付きまとう。さらに、流量の増大すなわち散薬送出高速化には、散薬フィーダ全体の一律的な大形化を避けることができない。
そこで、装置の小形化と散薬送出の高速化との同時達成を図るべく、散薬送出部材やその駆動手法を改めて、散薬送出路が短くて良く高速駆動も可能な散薬フィーダを実現することが、技術的な課題となる。
本発明の散薬フィーダは(解決手段1)、このような課題を解決するために創案されたものであり、散薬投入用の上部開口と散薬排出用の下部開口とが形成された散薬収容器と、その排出散薬を乗せて送り出す散薬送出部材と、これらを散薬送出時に動かす駆動部と、それらを支持する支持部とを備えた散薬フィーダにおいて、前記散薬送出部材が、前記下部開口の直下に散薬搬送路を横たえた無端ベルトであり、前記駆動部が、前記無端ベルトの少なくとも一方向搬送駆動を行うものであり、前記支持部が、前記散薬収容器と前記散薬送出部材と前記駆動部とを剛に又は非弾性的に支持するようになっている。
また、本発明の散薬フィーダは(解決手段2)、上記解決手段1の散薬フィーダであって、前記駆動部が、前記散薬搬送路部分の振動駆動を行うようになっている。
さらに、本発明の散薬フィーダは(解決手段3)、上記解決手段1,2の散薬フィーダであって、前記散薬収容器の叩打を繰返し行う叩打手段が設けられている。
また、本発明の散薬フィーダは(解決手段4)、上記解決手段1〜3の散薬フィーダであって、前記無端ベルトに付着した散薬を削ぎ落とす付着防止手段が設けられ、その作用部が前記散薬搬送路の終端部の下方に置かれている。
また、本発明の散薬フィーダは(解決手段5)、上記解決手段1〜4の散薬フィーダであって、前記無端ベルトに付着した散薬を取り去る清浄手段が設けられ、その作用部が前記無端ベルトの下方に置かれている。
また、本発明の散薬フィーダは(解決手段6)、上記解決手段5の散薬フィーダであって、前記無端ベルトを駆動しながら前記清浄手段を作動させる手段が設けられている。
このような本発明の散薬フィーダにあっては(解決手段1)、散薬送出部材に無端ベルトを採用して、そのうち散薬搬送路(散薬送出路)をなす部分を散薬収容器の下部開口の直下に横たえさせるとともに、その無端ベルトの駆動については少なくとも一方向搬送駆動が行われるようにしたことにより、その一方向搬送駆動の開始/停止で散薬の送出/停止を行えるうえ、散薬収容器から散薬搬送路上への散薬排出が円滑である限り、基本的には散薬搬送路の長さと無関係に円滑な散薬送出が行われ、さらには散薬送出量の増減も搬送速度の上げ下げにて自在に選択しうることとなる。
しかも、散薬収容器や散薬送出部材の全体的な振動駆動をやめたことにより、バネマスダンパー等が不要になり、バネ等の弾性部材が必須の支持部材から外れて、散薬収容器と散薬送出部材と駆動部とを剛に又は非弾性的に支持することが可能になっている。そして、そのような支持部を採用したことにより、支持部の小形化も進められる。
したがって、この発明によれば、散薬送出路が短くて良く高速駆動も可能な散薬フィーダを実現することができる。
また、本発明の散薬フィーダにあっては(解決手段2)、駆動部による振動駆動が無端ベルトのうち散薬搬送路の部分に行われるようにしたことにより、散薬送出部材に無端ベルトを採用したことによる上記利点を損なうことなく、各種の散薬について散薬収容器から散薬搬送路上への散薬排出が円滑に而も安定して行われる。
すなわち、一般に、顆粒状や細粒状の散薬は散薬収容器の下部開口を開くと円滑に自然落下しその落下分を無端ベルトで搬送すると安定的に落下を継続するのに対し、粉末状の散薬は、特にゆるみ比重とかため比重との差が大きい散薬は、流動性が悪くて、散薬収容器の下部開口を多少開いただけでは無端ベルトの散薬搬送路部分に支えて排出されなかったり排出されても不安定だったり仕勝ちなところ、散薬搬送路部分の振動駆動によって、つっかえが外されることから、散薬が流動性の悪いものであっても、散薬収容器から散薬搬送路上への散薬排出が円滑かつ安定的に行われるので、無端ベルトの一方向搬送駆動に対応した散薬送出が行われる。しかも、振動駆動が局所で間に合うので、バネマスダンパー等での弾性支持も必要としない。
さらに、本発明の散薬フィーダにあっては(解決手段3)、叩打手段にて散薬収容器が繰返して叩打されるようにもしたことにより、散薬収容器の内壁面に付着残留した散薬を短時間に能率良く叩き落とすことができる。
また、本発明の散薬フィーダにあっては(解決手段4)、付着防止手段の作用部を邪魔にならないよう散薬搬送路の終端部の下方に置いて、無端ベルトに付着した散薬が付着防止手段にて削ぎ落とされるようにもしたことにより、無端ベルトの一方向搬送駆動を利用して簡便に、無端ベルトに付着して送出から外れそうになった散薬も適切に送出することができる。
また、本発明の散薬フィーダにあっては(解決手段5)、清浄手段の作用部を邪魔にならないよう無端ベルトの下方に置いて、無端ベルトに付着した散薬が清浄手段にて取り去られるようにもしたことにより、散薬送出路の積極的な清掃が装置の小形化を損なうことなく具現されることとなる。
また、本発明の散薬フィーダにあっては(解決手段6)、無端ベルトの駆動と清浄手段の作動とが同時に行われるようにもしたことにより、散薬送出路の積極的な清掃が無端ベルトの一方向搬送駆動を利用して簡便に具現されることとなる。
このような本発明の散薬フィーダについて、これを実施するための具体的な形態を、以下の実施例1〜2により説明する。
図1〜3に示した実施例1は、上述した解決手段1〜2(出願当初の請求項1〜2)を具現化したものであり、図4に示した実施例2は、上述した解決手段3〜6(出願当初の請求項3〜6)を具現化したものである。
なお、それらの図示に際しては、簡明化等のため、ボルト等の締結具や,ギヤ等の伝動部材,モータドライバ等の電気回路,コントローラ等の電子回路・制御回路などは図示を割愛し、発明の説明に必要なものや関連するものを中心に図示した。
本発明の散薬フィーダの実施例1について、その具体的な構成を、図面を引用して説明する。図1は、散薬フィーダの全体構造を示し、(a)が外観斜視図、(b)が左側面図、(c)が背面図、(d)が正面図である。また、図2は、散薬収容器の下部開口の開閉手段を示し、(a)が閉状態の要部側面図、(b)が開状態の要部側面図、(c)がカム回転角度と開度との特性グラフである。さらに、図3は、(a)が散薬搬送路部分の振動駆動手段等の要部側面図、(b)が散薬送出中の散薬フィーダの外観斜視図、(c)が無端ベルトの搬送速度の変化を示すタイムチャートである。
この散薬フィーダ10は(図1参照)、散薬投入用の上部開口と散薬排出用の下部開口とが形成された散薬収容器11と、その排出散薬を乗せて送り出す散薬送出部材としての無端ベルト12と、これらを即ち散薬収容器11及び無端ベルト12を散薬送出時に動かす駆動部としての搬送駆動部20及び振動駆動部40と、それらを即ち散薬収容器11と無端ベルト12と駆動部20+40とを支持する支持部30とを具えたものである。また、これらの機構に加えて、図示は割愛したが、コントローラ(制御装置,演算装置)と、モータドライバ(電動モータ駆動回路)と、タッチパネル及び/又は通信インターフェイス(動作指令入力手段)も、適宜箇所に装備されている。
散薬収容器11は(図1参照)、散薬の付着し難い材質のプラスチックや金属を単体で又は組み合わせて適宜長さ例えば10cm弱の角筒状に形成したものであり、散薬の投入し易さや,掴持し易さ,コンパクト実装などを考慮して、筒壁部は上が広く例えば10cm強で下が狭い例えば4cmや9cm程度のテーパ状となっており、筒端は上面(上部開口)も底面(下部開口)も全開放されている。
無端ベルト12には(図1参照)、耐久性等に優れた金属ベルトが採用され、その幅は、落下散薬の受け取りのため散薬収容器11の下部開口より広く、コンパクト実装のため散薬収容器11の上部開口より狭くなっている。無端ベルト12は、一般のベルトコンベアと同様に上側の半周分を搬送路とし下側の半周分を帰還路として巡回運動・循環運動するものであり、上側の搬送路部分がほぼ水平で前後に延びるよう支持されている。また、その搬送路部分にて散薬収容器11の下部開口を完全に塞ぐような状態で、散薬収容器11の直下に設置されている。さらに、その搬送路部分のうち散薬搬送路(散薬送出路)となる部分、具体的には散薬収容器11の直下から前端(終端)に至る部分には、散薬を放出する前端を除いて両脇と背後とに、散薬の撒き散り防止のため周りを囲むように散薬搬送路囲枠13が立設されている。無端ベルト12の前後方向長さは例えば25cm程度であり、散薬搬送路はそのうち15cm程度であり、何れも短い。
搬送駆動部20は(図1参照)、主として無端ベルト12の一方向搬送駆動を行うものであるが、散薬収容器11を僅かに昇降させて下部開口の開閉も行うようになっている。一方向搬送駆動は、一方向しか搬送できなくても良く、双方向搬送可能であっても良く、少なくとも散薬送出方向である前方に向けて一方向へ搬送できれば散薬送出に足りるという意味である。その少なくとも一方向搬送駆動を担うために、搬送駆動部20は(図1(b)参照)、無端ベルト12の前後端や中間に配置されて無端ベルト12を張設状態で支持するローラ22,23,24と、その何れかを回転駆動する例えばDCモータ等の電動モータ21と、ローラ24をスライド可能に支持するとともにバネ弾撥力等で付勢して無端ベルト12に適度な張力をかける張力調整機構25とを具えている。
搬送駆動部20のうち散薬収容器下部開口開閉用の昇降機構は(図1,図2参照)、散薬収容器11の支持機能も果たしており、散薬収容器11を両脇から掴んで保持する複数の手指部材26と、散薬収容器11の背後で手指部材26の後端部に連結され揺動支軸として手指部材26ひいては散薬収容器11を揺動可能に支持する手首部材27と、手指部材26の前端部を支承する開閉カム28と、図示しない例えばステッピングモータ等のカム回転駆動モータとを具えている。そして、カム回転角度が例えば0゜のときには散薬収容器11が最も降下して下部開口が無端ベルト12の上面に当接して閉じ(図2(a)参照)、カム回転角度が例えば180゜のときには散薬収容器11が最も上昇して下部開口が無端ベルト12から離れて開くようになっている(図2(b)参照)。また(図2(c)参照)、その開度Dが微小なときは高精度・高分解能で開度調節できるよう、カム回転角度が0゜〜135゜のところでは開度Dがゆっくり変化し、その一方では十分大きな例えば10mmほどの開度Dも欲しいので、カム回転角度が135゜〜180゜のところでは開度Dが急に変化するよう、開閉カム28が調製されている。
支持部30には(図1参照)、無端ベルト12の両端に配されて搬送駆動部20を格納する左右の側板35と、電動モータ21の端部など側板35に納まりきらない部分をカバーする枠部36と、側板35の一方(図では右側)の上に立設されて手首部材27を片持梁の様に支持する立板37と、左右の側板35を下から支える底板34と、重量計32及びその感応部33を介して底板34を下から支える基台部31とが具わっている。これらは剛性の高い金属等で作られ、ネジ等で堅く連結されて、組み上げられている。重量計32には例えば市販のロードセルが採用され、これは、感応部33上に底板34を取り付けられて、底板34及びその装着物の重量である約3kgと散薬収容器11への散薬の最大投入量である約2kgとの総量5kgまでを、標準品では分解能0.5gで、高性能品では分解能0.05gで、重量測定するようになっている。
この重量計32が無ければ支持部30は搬送駆動部20と無端ベルト12と散薬収容器11を剛に支持することが明らかであるのに対し、感応部33を持つ重量計32が組み込まれていると、剛に支持するとは言い切れないところもあるが、感応部33の変位はmm未満のオーダであって通常mm以上伸縮可能なバネ等の変位より遙かに小さいので、この場合のように重量計32が組み込まれていても、支持部30は搬送駆動部20と無端ベルト12と散薬収容器11を剛に又は非弾性的に支持するものであると言える。重量計32の測定値はコントローラに送出されようになっており、そのため、コントローラにて空のときの重量値を差し引くことで、散薬収容器11に収容中の散薬と無端ベルト12で搬送中の散薬とを合わせた未送出の散薬の重量を把握できるものとなっている。
振動駆動部40は(図1(b),図3(a)参照)、無端ベルト12の散薬搬送路部分の振動駆動を散薬収容器11と干渉せずに行うために、上側の散薬収容器11とは逆に無端ベルト12の散薬搬送路部分の裏面・下面に振動子を向けている。振動駆動部40は、従来品と同様に電歪素子等を利用したもので良いが、散薬収容器11の下部開口のところに限定して無端ベルト12だけ微振動させれば足りるので、従来品より遙かに小形のものである。散薬搬送路部分の振動駆動は、コントローラによって選択的に実行され、散薬の流動性が不足していて散薬の円滑排出が期待できないときなど、流動性を高めるために行われるようになっている。
コントローラは(図示せず)、マイクロプロセッサ等からなり、制御プログラムや演算プログラムの実行によって、散薬収容器11に散薬50が投入されたときも散薬50の送出中も随時(図3(b)参照)重量計32の測定結果を取り込んでおり、それを必要に応じて無端ベルト12の搬送速度V(図3(a)参照)に反映させるようになっている(図3(c)参照)。図示の場合は、投入散薬50の5%〜10%程度たとえば7.5%を送出するまでは加速し、その後は定速状態を維持し、残量が投入散薬50の5%〜10%程度たとえば7.5%になると更に加速するようになっている。この速度制御パターンは、散薬分包機に組み込まれて散薬分配分割機構に散薬を送出する場合に有用であり、均一分配に寄与する。単独使用時には最初から最後まで搬送速度Vが一定にされることが多い。その他、散薬50の種類等に応じて適宜な速度制御パターンが選択できるようにコントローラがプログラミングされている。さらに、コントローラは、散薬50の種類等に応じて適切な開度Dも設定するようになっている。
この実施例1の散薬フィーダ10について、その使用態様及び動作を、図面を引用して説明する。図1(a)は、散薬投入前の散薬フィーダ10の外観斜視図、図2(a)は、閉状態の散薬収容器11等の側面図、図2(b)は、開状態の散薬収容器11等の側面図、図3(a)は、散薬収容器11および振動駆動部40の側面図、図3(b)は、散薬送出中の散薬フィーダ10の外観斜視図、図3(c)は、無端ベルト12の搬送速度Vの変化を示すタイムチャートである。
電源投入後やリセット後、散薬フィーダ10ではコントローラの制御によって無端ベルト12も振動駆動部40も動作を停止し更に散薬収容器11が最も下まで降りるので、散薬収容器11の下部開口は無端ベルト12で閉じられる(図1(a),図2(a)参照)。
この状態で散薬50を散薬収容器11に上部開口から投入すると(図3(b)参照)、その投入量が重量計32での計測とコントローラでの演算とによって自動的に把握される。
また、組み込み先の散薬分包機のメインコントローラから散薬フィーダ10のコントローラへ動作指令が送信されて来ると、或いはタッチパネルの操作等にて動作指令がコントローラに入力されると、コントローラは、動作指令に開度Dや搬送速度Vが含まれていればそれをそのまま制御に採用し、動作指令に開度Dや搬送速度Vは含まれていないが剤種や単位時間当たり送出量など間接的な制御量が含まれていれば、それを用いて不揮発メモリのデータの検索や適宜な演算を行って例えば見掛け比重などを得て最終的には開度Dと搬送速度Vを求める。散薬50の流動性の良悪も確認する。
そして、そのコントローラの制御によって散薬フィーダ10では、散薬50排出のため開閉カム28が回転して散薬収容器11の下部開口が開度Dだけ開き(図2(b)参照)、無端ベルト12が搬送速度Vで搬送動作を行うとともに散薬50の流動性が悪いときには振動駆動部40が無端ベルト12の散薬搬送路部分を振動させる(図3(a)参照)。そうすると、散薬50が、次々と、散薬収容器11の下部開口から排出され、無端ベルト12にて前方へ送り出される(図3(b)参照)。
その散薬送出に際し、組み込み先の散薬分包機において回転を繰り返すR円盤や往復を繰り返すVマスに対して均等に分配するために、搬送速度Vが可変される。具体的には(図3(c)参照)、重量計32で測定して得た散薬50の投入量に基づき、投入散薬の7.5%を送出するまでは(時刻t1〜t2)速度ゼロから基準速度まで一定の加速度で速度を増し、その後は(時刻t2〜t3)基準速度の定速状態を維持し、散薬収容器11中や無端ベルト12上に残っている未送出の散薬量が投入散薬の7.5%になると(時刻t3〜t4)一定の加速度で基準速度から更に速度を増す。
こうして、散薬50を総て送出し終えたら、無端ベルト12も振動駆動部40も動作停止し、散薬収容器11の下部開口が閉じて、散薬フィーダ10は初期状態に戻る。なお、上記加速開始タイミングの基準である7.5%は、散薬投入量や剤種に応じて適宜加減される。また、散薬50が粒状等で流動性が良い場合は、振動駆動部40が動作せず、散薬フィーダ10が単独で使用される場合は、搬送速度Vが最初から最後まで一定に保たれる。何れにしても、散薬フィーダ10は、コンパクトながらも、低速から高速まで安定して円滑に散薬50を送出する。
図4に左側面図と正面図を示した本発明の散薬フィーダ60が上述した実施例1の散薬フィーダ10と相違するのは、叩打子70と清浄機80と付着防止作用部材90とが追加されている点である。
叩打子70は、コントローラの制御に従って作動する叩打駆動部材71によって短周期で進退させられて、散薬収容器11を繰り返して軽く叩打するようになっている。叩打駆動部材71は、支持部30に植設された叩打用支持部材72にて、散薬収容器11の近くに固定支持されている。
清浄機80は、上面が無端ベルト12の帰還路部分に上向き対向する状態で、基台部31上に取り付けられており、上面に多数植設された絨毛状の清浄作用部材81の先端を無端ベルト12に軽く当接させている。また、清浄機80の上面には、多数の負圧吸引用穴が穿孔形成されており、それらが図示しないバキューム源にフレキシブルチューブで連通接続されており、そのチューブには電磁切換弁が介挿されている。
付着防止作用部材90は、例えば硬質ウレタンゴムで作られ、無端ベルト12前端部(散薬搬送路の終端部)のローラ24の斜め下方に配置され、付着防止用支持部材91にて張力調整機構25等に取り付けられて、常に無端ベルト12表面に対し全幅に亘って軽く接触するようになっている。
この場合、コントローラの制御に従って無端ベルト12が散薬搬送のため動くと、上側の散薬搬送路から前端で下向きに転回したところで付着防止作用部材90と擦れるので、無端ベルト12に付着して自然落下し損ねた散薬が有ったとしても、その大部分が、付着防止作用部材90によって削ぎ落とされ、散薬送出先へ向けて落下する。また、それでも落ちないで付着し続けた散薬は、帰還路で清浄作用部材81と擦れて、清浄機80の上面に落下する。
また、散薬送出の最終段階では、暫く、コントローラの制御に従って、無端ベルト12の駆動が継続されるとともに、叩打駆動部材71が作動して叩打子70が散薬収容器11を繰り返し軽く叩打するので、散薬収容器11の内壁面に散薬が付着していた場合でも、その散薬も確実に無端ベルト12上に落下する。さらに、無端ベルト12の駆動継続中に、清浄機80とバキューム源との間の電磁切換弁がコントローラの制御に従って開くため、清浄機80の負圧吸引が作動する。そして、無端ベルト12の付着散薬に対する清浄作用部材81での擦り清掃作用に、負圧吸引用穴での吸い取り清掃作用が加わるので、無端ベルト12が一回りしたときには無端ベルト12は全周に亘って綺麗に清掃される。なお、無端ベルト12の清浄機80上面への張り付きは、清浄作用部材81によって簡便かつ確実に防止される。
[その他]
上記各実施例で挙げた寸法値や重量値は一例であり、寸法や重量はアプリケーションの要求仕様や部材の調達事情等に応じて適宜変更される。
また、上記実施例では、散薬送出の完了等を重量計32の測定結果に基づいて判別するようになっていたが、本発明では重量計32の組み込みが必須でなく、重量計32は省略可能である。重量計32を省いた場合、散薬送出の完了判別は、特許文献1記載のようなフォトセンサ等の散薬送出検出部材を散薬搬送路の先に設けて行うようにしても良く、そのような検出部材を設けずに単なる時間経過に基づいて行うようにしても良い。
本発明の実施例1について、散薬フィーダの構造を示し、(a)が外観斜視図、(b)が左側面図、(c)が背面図、(d)が正面図である。 散薬収容器の下部開口の開閉手段を示し、(a)が閉状態の要部側面図、(b)が開状態の要部側面図、(c)がカム回転角度と開度との特性グラフである。 (a)が散薬搬送路部分の振動駆動手段等の要部側面図、(b)が散薬送出中の散薬フィーダの外観斜視図、(c)が無端ベルトの搬送速度の変化を示すタイムチャートである。 本発明の実施例2について、散薬フィーダの構造を示し、(a)が左側面図、(b)が正面図である。
符号の説明
10…散薬フィーダ、
11…散薬収容器、12…無端ベルト、13…散薬搬送路囲枠、
20…搬送駆動部、
21…電動モータ、22,23,24…ローラ、25…張力調整機構、
26…手指部材、27…手首部材、28…開閉カム、
30…支持部、31…基台部、32…重量計、33…感応部、
34…底板、35…側板、36…枠部、37…立板、
40…振動駆動部、
50…散薬、
60…散薬フィーダ、
70…叩打子、71…叩打駆動部材、72…叩打用支持部材、
80…清浄機、81…清浄作用部材、
90…付着防止作用部材、91…付着防止用支持部材

Claims (6)

  1. 散薬投入用の上部開口と散薬排出用の下部開口とが形成された散薬収容器と、その排出散薬を乗せて送り出す散薬送出部材と、これらを散薬送出時に動かす駆動部と、それらを支持する支持部とを備えた散薬フィーダにおいて、前記散薬送出部材が、前記下部開口の直下に散薬搬送路を横たえた無端ベルトであり、前記駆動部が、前記無端ベルトの少なくとも一方向搬送駆動を行うものであり、前記支持部が、前記散薬収容器と前記散薬送出部材と前記駆動部とを剛に又は非弾性的に支持するものであることを特徴とする散薬フィーダ。
  2. 前記駆動部が、前記散薬搬送路部分の振動駆動を行うものであることを特徴とする請求項1記載の散薬フィーダ。
  3. 前記散薬収容器の叩打を繰返し行う叩打手段が設けられていることを特徴とすることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載された散薬フィーダ。
  4. 前記無端ベルトに付着した散薬を削ぎ落とす付着防止手段が設けられ、その作用部が前記散薬搬送路の終端部の下方に置かれていることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れかに記載された散薬フィーダ。
  5. 前記無端ベルトに付着した散薬を取り去る清浄手段が設けられ、その作用部が前記無端ベルトの下方に置かれていることを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れかに記載された散薬フィーダ。
  6. 前記無端ベルトを駆動しながら前記清浄手段を作動させる手段が設けられていることを特徴とする請求項5記載の散薬フィーダ。
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