JP2523576Y2 - ボタン供給装置 - Google Patents

ボタン供給装置

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JP2523576Y2
JP2523576Y2 JP1990050663U JP5066390U JP2523576Y2 JP 2523576 Y2 JP2523576 Y2 JP 2523576Y2 JP 1990050663 U JP1990050663 U JP 1990050663U JP 5066390 U JP5066390 U JP 5066390U JP 2523576 Y2 JP2523576 Y2 JP 2523576Y2
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outlet
buttons
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JP1990050663U
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Inventor
正夫 黒田
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ジューキ株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、螺旋状をなす搬送路に所定の微振動を加
えることによりボタンBを一列に整列させて上昇させ、
上方に設けられた排出口からボタンを順次排出させるよ
うにしたボタン供給装置に関する。
[従来の技術] 現在、縫製工場などにおいては、ボタン付けミシンに
対し所定の搬送機構を介して自動的にボタンを供給する
自動機が用いられているが、この種の自動機には、ボタ
ンを搬送機構へ順次一つづつ供給するためのボタン供給
装置が用いられている。
第7図は従来用いられているボタン供給装置を示す図
である。
図において、1は容器状をなす装置本体であり、その
底面部2には供給すべき多数のボタンを収納し得るよう
になっている。また、この装置本体1の内側面には、前
記底面部2から開口部近傍に設けられたボタン排出口4
に渡って螺旋状の搬送路5が形成されている。6はこの
装置本体1の下方に設けられた周知の振動発生装置で、
支持台7上に固定されており、前記装置本体1に所定の
微振動を加えられるようになっている。そして、この振
動発生装置6からの微振動が加えられると、装置本体1
の底面部2に収納されたボタンBは、前記搬送路に沿っ
て順次一列に整列しつつ上昇して行き、その間に表面を
下方へ向けたボタンBは底面部2へ排除され、最終的に
表面を上方へ向けたボタンBのみが選別されて排出口4
に達し、ここから所定の搬送機構へと排出される。
[考案が解決しようとする課題] ところで上記のように構成されたボタン供給装置にあ
っては、搬送路を上昇して来たボタンが排出口4の側縁
部4aに引掛って搬送機構にボタンが供給されず、ボタン
付けミシンおいて空縫い(ボタンが供給されない状態で
の縫製動作)が実行されてしまうという不都合があっ
た。
また、本出願人は先に水平に間欠回転する回転板の周
囲に切欠部を形成し、その切欠部にてボタン供給部から
送出されるボタンを1個ずつ受け取って搬送するように
したものを提案、実施しているが、これに上記ボタン供
給装置を適用した場合には、ボタン供給装置から送出さ
れるボタンBが第8図に示すように排出口4の側縁部4a
と回転板8の切欠部8aとの間に挟まれ、切欠部8a内にボ
タンBが挿入されないばかりか、回転板8の回転が阻止
されてしまい、これを回転させるモータなどに過大な負
荷がかかりモータの破損を招く虞もあり、かつ挟まれた
ボタンBは人手により除去していた。このため、上記従
来のボタン供給装置を用いていたのでは、本出願人が先
に提案した自動機の性能、効果が十分に発揮されなかっ
た。
この考案は前記課題に着目してなされたもので、装置
本体の底面部に収納されているボタンを螺旋状の搬送通
路を経て確実に排出口からボタンを排出させることがで
きるボタン供給装置の提供を目的とする。
[課題を解決するための手段] この考案は、所定の微振動を加えることにより、底面
部に収納されたボタンを螺旋状の搬送路を経て上方に位
置するボタン排出口から排出させるようにしたボタン供
給装置において、前記排出口の側縁部にボタンと当接す
る弾性部材を取り付けたものである。
[作用] この考案において、排出口の側縁部に取り付けられた
弾性部材は、排出口まで上昇して来たボタンが当接して
押圧されると、その押圧力によって撓み、ボタンの押圧
方向を外方へと変化させると共に、その復元力によりボ
タンを外方へ押し出す。従ってボタンは、排出口に引っ
掛かることなく常に排出口から円滑に排出され、ミシン
などへのボタンの供給動作も良好に行われる。
[考案の実施例] 以下、この考案の一実施例を第1図ないし第6図に基
づき説明する。なお、前記従技術と同一もしくは相当部
分には、同一符号を付し、その説明の詳細は省く。
図において、11は装置本体1の排出口4の側縁部を形
成する弾性部材としてのコイルバネである。このコイル
バネ11は、ブラケット12により装置本体1の上部内周面
1aに保持された芯棒13の大径部13aに上端部11aを圧入さ
せて固定してあり、また、その下端部11bは螺旋状の搬
送路5の上面から若干上方へ離間させてある。また、前
記芯棒13は、ブラケット12の先端部に形成された環状の
把持部12aにてその上端部に形成された大径部13aが把持
されており、また、下端部には、前記コイルバネ11内に
遊挿される小径部13bが形成されている。なお、芯棒13
の小径部13bはコイルバネ11の下端部11bより上方に位置
している。
また、前記ブラケット12にはこれを固定する螺子12c
を挿通させる長溝12bが水平方向に形成されており、こ
の長溝12bの形成範囲内で装置本体1に対する固定位置
を水平方向へ調整し得るようになっている。
14は前記排出口4より下段に位置する搬送路5上を上
昇してくるボタンBのボタン同志の重なりを防止するた
めの規制板、15は前記排出口4の直前において、裏返し
の状態(裏面を上方へ向けた状態)で上昇してきたボタ
ンBを下段もしくは底面部2へ落下させるための表裏選
別部材、16は前記排出口4の他方の側縁部近傍に達した
ボタンBの重なりを防止するための規制板である。
この実施例は上記のように構成されており、その他の
構成は上記従来技術と同様である。
次に作用を説明する。
装置本体1の底面部2に供給されたボタンBは従来の
装置と同様に振動装置からの振動により搬送路5中を上
昇して行き、規制板14及び表裏選別部材15及び規制板16
を経て最終的に表面を上方に向けた状態で排出口4に達
し、順次排出される。このとき、排出口4に達したボタ
ンBは排出口4の端縁部を形成するコイルバネ11に当接
し(第4図参照)、さらに、後方に続くボタンBに押圧
されてコイルバネ11を押圧する。するとコイルバネ11は
ボタンBの押圧力によって第5図に示すように撓むた
め、ボタンBとの接触位置が徐々に変化し、それに伴っ
てボタンBの移動方向も矢符X方向からY方向へと変化
する。そしてこのとき、ボタンBにはコイルバネ11の復
元力Fが加わるため、ボタンBは排出口4から外方押し
出され、ボタン搬送用の回転板8の切欠部8a内に収納さ
れる。
このように、この実施例では、コイルバネ11によるボ
タンBの進行方向の変更作用及びボタンBの押し出し作
用によりボタンを確実に排出させることができるが、外
部からの振動などが加わるなどにより、場合によって
は、第6図に示すように2個のボタンBが回転板8の切
欠部8aの端縁と、コイルバネ11との間に挟まれるといっ
た現象が発生する可能性もある。しかし、この場合にも
コイルバネ11はボタンBに押圧されて撓み、ボタンB1,B
2の当接位置が変化するため、これらボタンB1,B2が引掛
ったままの状態となることはなく、ボタンB2を切欠部8a
内に押し出すことができる。なお、ボタンB1は装置本体
1の底面部2内に落下するか、あるいは外部に排出され
る。
ところで、上記実施例では、排出口4の側縁部をコイ
ルバネ11により構成したが、コイルバネ11に替えて、ゴ
ムなどの他の弾性部材を用いることも可能である。そし
て、例えばゴムを用いた場合には、そのゴムを中空円筒
状とし、その中に前述のように芯棒を遊挿させても良い
が、単に円柱状のゴムを用い芯棒を省略しても良い。
[考案の効果] 以上説明したとおり、この考案のボタン供給装置は、
ボタンの排出口端縁を弾性部材によって形成し、排出口
に達したボタンにより前記弾性部材を撓ませ、ボタンの
移動方向を確実に排出方向へ誘導すると共に、弾性部材
によってボタンに排出方向の復元力を加えるようにした
ため、ボタンを順次確実に排出させることができる。こ
のため、ボタン付けミシンなどへボタンを自動的に搬送
する自動機などに適用した場合には、ミシンにおける空
縫いの発生も大幅に低減させることができる。
また、本出願人が先に提案した水平に回転する回転板
を用いたボタン搬送機構に本考案に係るボタン搬送装置
を適用すれば、ボタンが排出口と、回転板の切欠部との
間に挟まれて回転板の回転が阻止まされることもなくな
り、回転板の駆動モータに過大な負荷がかかるのを防止
し得ると共に、前記ボタン搬送機構の優れた性能、効果
を十分に発揮させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例の要部を示す一部切欠斜視
図、第2図は第1図に示したものの部分分解斜視図、第
3図は第2図に示したものの組立状態を示す一部縦断側
面図、第4図及び第5図は第1図に示したものの作用説
明図で、第4図はボタンがコイルバネに当接した直後の
状態を示す拡大斜視図、第5図はボタンがコイルバネに
より撓んだ状態を示す拡大斜視図、第6図は同実施例を
水平回転板を適用したボタン搬送機構に適用した状態を
示す説明平面図、第7図は従来のボタン供給装置を示す
全体斜視図、第8図は回転板を使用したボタン搬送機構
に第7図に示したものを適用した状態を示す一部切欠平
面図である。 図において 1……装置本体 2……底面部 4……排出口 5……搬送路 11……コイルバネ(弾性部材) 13……芯棒 B……ボタン

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】有底筒状をなすと共に、その底面部から上
    方に位置するボタン排出口に渡って形成された螺旋状の
    搬送路を有し、前記底面部及び搬送路に所定の振動を付
    与することにより、底面部に収納されたボタンを前記搬
    送路に沿って順次一列に整列させて上昇させ前記排出口
    から排出させるようにしたボタン供給装置であって、 上端を固定し下端を自由端として前記ボタン排出口の側
    縁部に垂直配置した弾性部材を備え、その弾性部材下端
    に当接したボタンが後続するボタンに押圧されて弾性部
    材の下端を撓ませ、徐々にボタンの弾性部材に対する接
    触位置が変化し、弾性部材の弾性力によるボタンの押圧
    方向が排出口に向けた方向に変わり、前記弾性部材の復
    元力によりボタンを前記排出口から排出することを特徴
    とするボタン供給装置。
JP1990050663U 1990-05-15 1990-05-15 ボタン供給装置 Expired - Lifetime JP2523576Y2 (ja)

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JPH0410863U JPH0410863U (ja) 1992-01-29
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JPS609823U (ja) * 1983-07-01 1985-01-23 鹿児島日本電気株式会社 整送装置
JPS6016313U (ja) * 1983-07-07 1985-02-04 九州日立マクセル株式会社 8トラツク型カセツト式クリ−ニング装置

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