JP2022054922A - マスクケース - Google Patents

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Abstract

【課題】ケース内へのマスクの収容動作時やケースからのマスクの取り出し動作時において、マスク本体の外面側に手指先が接触することを抑えることが可能であり、しかも収容状態において耳掛け紐が不用意に遊動することがなく、より衛生的にマスクを取り扱うことができるマスクケースを提供する。【解決手段】本発明のマスクケース1は、二つ折り状態とされたマスク本体3の内面に差し込み装入される内ホルダー10と、内ホルダー10とともにマスク2を収容する外ケース11とで構成される。【選択図】図1

Description

本発明は、鼻口内の衛生を保つことを目的として、人体の顔面に装着される衛生マスク(以下、単に「マスク」と記す。)を収容するのに適したマスクケースに関する。
従来より、外出時に着用したマスクを一時的に外して収容することでマスクを汚すことなく携帯することができるようにしたマスクケースは公知である。例えば、特許文献1には、袋状に形成された生地からなり、一部に開口部を有し、マスクを挿入及び挿出可能なマスク収納部を有する袋本体部と、袋本体部に一体に形成され、開口部を閉塞する閉じ位置と開口部を開放する開き位置とで変形可能に折り返されるカバー部とを備えるマスクケース(携帯型マスクポーチ)が開示されている。
特許文献2には、接続部を介して開閉可能に接続された定型性のあるケース本体と蓋との間のマスク収容空間にマスクを折り畳んで収容するようにしたマスクケース(マスク保管用ケース)が開示されている。マスク収容空間と接続部との間を仕切る位置にはインナーカバーが設けられている。このインナーカバーは、開放時に蓋に連動して開き、閉止時に蓋に連動してマスク収容空間側に閉じるように構成されている。
特開2016-123688号公報 特開2013-048715号公報
特許文献1に記載のマスクケースにおいて、当該マスクケース内にマスクを収容する際には、マスクを手指先で摘まんだうえで、袋本体部の開口部を開き、マスク収容部内にマスクを押込む必要がある。このため、収容作業時には、鼻口を覆うマスク本体の外面側に手指先が接触して、当該マスク本体の外面に付着した飛沫等の汚れが手指先に移るおそれがあり不衛生である。また、マスク収容部内においてマスクの耳掛け紐が遊動自在であり、開口部から耳掛け紐が不用意に飛び出すおそれもある。ケース内で動いた耳掛け紐にマスク本体に付着した飛沫等の汚れが移り、さらに耳掛け紐を触った手指先に汚れが移るおそれもある。
特許文献2に記載のマスクケースにおいては、インナーカバーによりマスク収容空間が閉じられるため、マスクケースから耳掛け紐が突出するおそれはない。但し、マスク収容空間内にマスクを収容するためには、マスクを手指先で摘まんだうえで、マスク収容空間内にマスクを載置する必要があり、特許文献1と同様に、マスク本体の外面側に手指先が接触して、当該マスク本体の外面に付着した飛沫等の汚れが手指先に移るおそれがある。マスク収容空間内では、耳掛け紐は自由に動くことができるため、当該空間内で動いた耳掛け紐にマスク本体に付着した飛沫等の汚れが移り、さらに耳掛け紐を触った手指先に汚れが移るおそれもある。
本発明は、以上のような従来のマスクケースの抱える問題を解決することを目的としてなされたものであり、ケース内へのマスクの収容動作時やケースからのマスクの取り出し動作時において、マスク本体の外面側に手指先が接触することを抑えることが可能であり、しかも収容状態において耳掛け紐が不用意に遊動することがなく、より衛生的にマスクを取り扱うことができるマスクケースを提供することを目的とする。
本発明は、マスク本体3と、マスク本体3の両端に設けられた一対の耳掛け紐4a・4bとを備えるマスク2を収容するためのマスクケース1を対象とする。マスクケース1は、二つ折り状態とされたマスク本体3の内面に差し込み装入される内ホルダー10と、内ホルダー10とともにマスク2を収容する外ケース11とで構成されている。外ケース11は、前面部12と後面部13とで構成されて上方開口14を有する扁平ポケット状のケース本体15と、後面部13に連続して上方に伸びて、前方に折り返されることで前面部12に重なる外折部16とを備えており、外ケース11の前面部12の下端には、両耳掛け紐4a・4bおよび外折部16の下端を掛止するための掛止体18が設けられている。内ホルダー10は、二つ折りされた内前片30と内後片31と、内前片30の上端に連続して上方に伸びて、前方に向かって折り返される前フラップ32と、内後片31の上端に連続して上方に伸びて、後方に向かって折り返される後フラップ33とを備えている。そして、二つ折り状態とされたマスク本体3の間に内ホルダー10の内前片30と内後片31を差し込み装入し、前フラップ32と後フラップ33とを折り返してマスク本体3の上端に被せ付けて、マスク2に対して内ホルダー10が装着される装着態様(図5(b)参照)と、この装着態様から前フラップ32を前面部12の上端縁に被せながら、マスク2と内ホルダー10とを上方開口14から外ケース11内に収容し、前フラップ32の下端から下方に垂れる前方側の耳掛け紐4aと、内後片31と前フラップ32の上端縁を乗り越えて当該前フラップ32の前面側に至る後方側の耳掛け紐4bとを掛止体18に掛止させるとともに、外折部16を前方に折り返して、その下端縁を掛止体18に掛止させて、内ホルダー10と共にマスク2を外ケース11に収容する収容態様(図2参照)とを採ることができるように構成されていることを特徴とする。
内ホルダー10を構成する後フラップ33の左右幅(W2)が、前フラップ32の左右幅(W1)よりも小さく設定されている構成を採ることが望ましい。
左右方向の中央部に係る後面部13と外折部16との境界部に、両部13・16に跨るように開口部21が形成されている構成を採ることが望ましい。
内ホルダー10を内前片30と内後片31の折り返し部が上方に指向するとともに、両片30・31の前後のフラップ32・33との境界縁が机面に接する立脚姿勢とすることで、マスク2を被せ付けるように載置することができるマスクスタンド態様とすることができるように構成することが望ましい。
上記のように、本発明においては、マスクケース1を、二つ折り状態とされたマスク本体3の内面に差し込み装入される内ホルダー10と、内ホルダー10とともにマスク2を収容する外ケース11とで構成する。外ケース11は、前面部12と後面部13とで構成されて上方開口14を有する扁平ポケット状のケース本体15と、後面部13に連続して上方に伸びて、前方に折り返されることで前面部12に重なる外折部16とを備えるものとし、前面部12の下端には、マスク2の耳掛け紐4a・4bおよび外折部16の下端を掛止するための掛止体18を設ける。内ホルダー10は、二つ折りされた内前片30と内後片31と、内前片30の上端に連続して上方に伸びて、前方に向かって折り返される前フラップ32と、内後片31の上端に連続して上方に伸びて、後方に向かって折り返される後フラップ33とを備えるものとする。そのうえで本発明においては、二つ折り状態とされたマスク本体3の間に内ホルダー10の内前片30と内後片31を差し込み装入し、前フラップ32と後フラップ33とを折り返してマスク本体3の上端に被せ付けて、マスク2に対して内ホルダー10が装着される装着態様(図5(b)参照)と、この装着態様から前フラップ32を外ケース11の前面部12の上端縁に被せながら、マスク2と内ホルダー10とを上方開口14から外ケース11内に収容し、前フラップ32の下端から下方に垂れる前方側の耳掛け紐4aと、内後片31と前フラップ32の上端縁を乗り越えて当該前フラップ32の前面側に至る後方側の耳掛け紐4bとを掛止体18に掛止させるとともに、外折部16を前方に折り返して、その下端縁を掛止体18に掛止させて、内ホルダー10と共にマスク2を外ケース11に収容する収容態様(図2参照)とを採ることができるように構成する。
以上のような構成からなる本発明のマスクケース1によれば、装着態様を採る際には、マスク本体3の間に内ホルダー10を差し込み装入し、前フラップ32と後フラップ33とをマスク本体3の上端に被せ付けたのちには、これら前後のフラップ32・33を手指先で摘まむことで、マスク本体3に触ることなく、マスク2と内ホルダー10とを取り扱うことが可能となる。また、その後の収容態様を採る際にも、前後のフラップ32・33を手指先で摘まむようにして取り扱うことで、マスク本体3に触ることなく、マスク2と内ホルダー10とを外ケース11内に収容することができる。さらに、外ケース11からの取り出し動作時においても、前後のフラップ32・33を手指先で摘まみ、引き上げることで、マスク本体3に触ることなく、マスク2と内ホルダー10とを外ケース11から取り出すことができる。したがって、本発明によれば、外ケース11内へのマスク2の収容動作時や外ケース11からのマスク2の取り出し動作時において、マスク本体3の外面側に手指先が接触することを抑えることが可能であり、より衛生的にマスク2を取り扱うことができる。
収容態様においては、両耳掛け紐4a・4bを掛止体18に掛止することができるので、当該収容態様において耳掛け紐4a・4bが不用意に遊動することがなく、この点でもより衛生的にマスク2を取り扱うことができる。すなわち、例えばマスク本体3と共に外ケース11内に耳掛け紐4a・4bが無造作に押込まれる形態を採った場合には、マスク本体3の外面に耳掛け紐4a・4bが接触するおそれや、押込み作業時に手指先がマスク本体3に接触するおそれがあるが、本発明のように、収容態様において両耳掛け紐4a・4bを掛止体18に掛止するようになっていると、マスク本体3に耳掛け紐4a・4bが接触することはない。耳掛け紐4a・4bの取り扱い時に、手指先がマスク本体3に接触することを防ぐこともできる。
内ホルダー10を構成する後フラップ33の左右幅(W2)を、前フラップ32の左右幅(W1)よりも小さくしていると、装着態様における後方側の耳掛け紐4bをより下方側に配置させることができるので、耳掛け紐4bを掛止体18に掛止する際に必要となる耳掛け紐4bの下方への伸長幅を小さくすることができる。つまり、図9(a)に示すように、内ホルダー10を構成する後フラップ33の左右幅が小さい場合には、当該後フラップ33の左右を通して(後フラップ33を迂回して)、耳掛け紐4bを前方に向かってダイレクトに持ってくることができるので、装着態様においては、自然状態における耳掛け紐4bをより下方側にまで配置させることができる。これに対して、後フラップ33の左右幅が大きい場合には、後方側の耳掛け紐4bを前方に持ってくるためには、図9(b)に示すように、当該耳掛け紐4bを後フラップ33の下端を通す必要があり、装着態様における耳掛け紐4bは、図9(a)に示す態様よりもより上方側に位置することとなる。このため、耳掛け紐4bを掛止体18に掛止させるためには、耳掛け紐4bをより大きく伸長させる必要があり、耳掛け紐4bの負荷が大きくなり、耳掛け紐4bが伸びて変形する不都合が生じるおそれがある。耳掛け紐4bを掛止体18に掛止させたときに、耳掛け紐4bの弾性力により内ホルダー10が撓み、マスクケース1の全体が変形する不都合が生じるおそれもある。これに対して、本発明のように、内ホルダー10を構成する後フラップ33の左右幅(W2)を前フラップ32の左右幅(W1)よりも小さくしていると、上記のような不都合が生じることはなく、より適正な姿勢でマスクケース1内にマスク2を収容することができる。
左右方向の中央部に係る後面部13と外折部16との境界部に、両部13・16に跨る開口部21が形成されていると、外ケース11からマスク2を取り出す際に、外折部16に干渉されることなく、開口部21を介して後フラップ33に容易にアクセスすることができる。したがって、外折部16を大きく後方に傾けたり、上方開口14を押し広げたりする必要がなく、より容易にマスク2と内ホルダー10とを外ケース11から取り出すことができる。
図8に示すように、内ホルダー10を内前片30と内後片31の折り返し部が上方に指向するとともに、両片30・31のフラップ32・33との境界縁がテーブル面に接する立脚姿勢とすることで、該内ホルダー10にマスク2を被せ付けるように載置することができるマスクスタンド態様を採ることができるように構成されていると、マスクケース1にマスクケース機能だけでなく、マスクスタンド機能を付与することができるので、マスクケース1の実用利便性の各段の向上を図ることができる。このマスクスタンド機能は、例えば、食事等において、マスク2を人体顔面から一時的に外したときに有用であり、当該マスクスタンド機能を用いることで、マスク本体3がテーブル面に接することない姿勢状態としながら、マスク2をテーブル上に一時的に保管することが可能となる。
本発明の第1実施例に係るマスクケース、および収納対象であるマスクの分解斜視図である。 マスクケースの正面図である。 図2のA-A線断面図である。 (a)は外ケースのブランクシートを示す平面図であり、(b)は内ホルダーのブランクシートを示す平面図である。 (a)~(c)は、マスクケースへのマスクの収容方法を説明するための図である。 要部の拡大平面図である。 図6のB-B線断面図であり、マスクケースからのマスクの取出し方法を説明するための図である。 本実施例のマスクケースを構成する内ホルダーをマスクスタンド態様とした状態を示す図であり、内ホルダーとマスクの斜視図である。 後フラップの左右幅と後方側の耳掛け紐との位置関係を説明するための図であり、(a)は後フラップの左右幅が前フラップの左右幅よりも小さい本実施例のマスクを示しており、(b)は後フラップの左右幅が前フラップの左右幅よりも大きな状態を示している。 (a)は本発明の第2実施例に係るマスクケースの平面図であり、(b)は(a)のC-C線断面図である。 本発明の第3実施例に係るマスクケースを構成する内ホルダーを説明するための図である。
(第1実施例) 本発明に係るマスクケースの第1実施例を図1ないし図9に示す。本実施例における前後、左右、上下とは、図1ないし図3に示す交差矢印と、矢印の近傍の前後、左右、上下の表記に従う。図1において、符号1はマスクケース、符号2はマスクケース1の収納対象であるマスクを示す。マスク2は、人体の鼻口を覆う布製のマスク本体3と、マスク本体3の両側に設けられた一対の環状のゴム紐である耳掛け紐4(4a・4b)とを備える。図1には、マスク本体3を前片3aと後片3bからなる二つ折りとした状態を示しており、前片3aの上端に前方側の耳掛け紐4aが設けられ、後片3bの上端に後方側の耳掛け紐4bが設けられている。図1において符号5は前後片3a・3bのそれぞれの左右端に設けられた紐孔を示しており、この紐孔5を介して各耳掛け紐4a・4bはマスク本体3に装着されている。
マスクケース1は、二つ折り状態とされたマスク本体3の内面に差し込み装入される内ホルダー10と、内ホルダー10とともにマスク2を収容する外ケース11とで構成される。
外ケース11は、紙やプラスチックフィルムを素材とするものであり、図1に示すように、前面部12と後面部13とで構成されて上方開口14を有する扁平ポケット状のケース本体15と、後面部13に連続して上方に伸びて、前方に折り返されることで前面部12に重なる外折部16とを備える。前面部12は、外ケース11の正面(前面)に位置する部分であり、横長(左右方向に長い)の略長方形状を呈する。前面部12の上縁12aの左右方向の中央部には、部分円弧状の凹入部17が切欠き形成されている。前面部12の正面(前面)の下端には、耳掛け紐4a・4bと外折部16の下端とを掛止するための掛止体18が固定されている。本実施例における掛止体18は、ひも付きの封筒に使用される所謂「マルタック」である。
後面部13は、外ケース11の背面(後面)に位置する部分であり、横長(左右方向に長い)の略長方形状を呈しており、その上下方向の長さ寸法は、前面部12よりも僅かに大きく設定されている。外折部16は、後面部13の上端を下辺として、後面部13の上方に延出された横長の長方形状のフラップであり、前方に折り返されたとき上方開口14を塞ぐ蓋の役割を果たす。外折部16の遊端(図1の上端)の左右方向の中央部には、掛止体18に掛止される舌片20が膨出形成されている。これら後面部13と外折部16との境界部に係る左右方向の中央部には、両部13・16に跨るように円状の開口部21が打ち抜き形成されている。
外ケース11は、図4(a)に示すような上下方向に長い1枚の略T字状に切断されたブランクシート22を折り畳んで形成される。ブランクシート22は、上下方向に連設された前面部12と後面部13と外折部16と、前面部12の左右に形成された台形状の糊代片23・23とで構成される。前面部12と後面部13の境界に形成された折り線に沿って後面部13を山折りしたのち、前面部12と糊代片23との間に形成された折り線に沿って糊代片23を山折りし、糊代片23を後面部13の左右端部に糊付けすることで、扁平ポケット状のケース本体15(図1参照)を形成することができる。また、この状態から後面部13と外折部16との間に形成された折り線に沿って外折部16を山折りすることで、外折部16を前面部12に重ねることができる。
ケース本体15の内面、すなわち前面部12の後方側の面と、後面部13の前方側の面のそれぞれには抗菌処理が施されている。これにより、ケース本体15内に収容されたマスク2のマスク本体3の外面に対して抗菌作用を及ぼすことができる。
内ホルダー10は、外ケース11と同様に、紙やプラスチックフィルムを素材とするものであり、二つ折りされた内前片30と内後片31と、内前片30の上端に連続して上方に伸びて、前方に向かって折り返される前フラップ32と、内後片31の上端に連続して上方に伸びて、後方に向かって折り返される後フラップ33とを備える(図1参照)。内前片30と内後片31は、折り返し部である折り線(直線部34:図4(b)参照)を中心にして相似形に形成されている。内前片30と内後片31のそれぞれの下端縁は、左右方向に走る直線部34と、直線部34の左右両端から上方向に伸びる曲線からなる傾斜部35・35とで構成されており、これら傾斜部35・35の存在により、平面視において両片30・31の下端部は下窄まりのテーパー状に形成されている。
前フラップ32は、左右横長の長方形状に形成されており、その左右幅(W1:図4(b)参照)は、内前片30の上端部の左右幅と同寸法に設定されている。これに対して後フラップ33は、半円状に形成されており、内後片31の上端縁の左右方向の中央部のみから上方に向かって連設されている。したがって、前後のフラップ32・33の左右幅を比較したとき、後フラップ33の左右幅(W2)は、前フラップ32の左右幅(W1)に比べて小さく設定されている(W2<W1)。後フラップ33の外形寸法は、外ケース11に構成された開口部21の内形寸法よりも大きく設定されている。
内ホルダー10は、図4(b)に示すような縦長のブランクシート36を折り畳んで形成される。ブランクシート36は、内前片30と内後片31と前フラップ32と後フラップ33とで構成される。内前片30と内後片31の境界部に形成された折り線(直線部34)に沿って両片30・31が重なるように谷折りしたのち、内前片30と前フラップ32との間に形成された折り線に沿って前フラップ32を山折りし、内後片31と後フラップ33との間に形成された折り線に沿って後フラップ33を山折りすることで、図1に示すような内ホルダー10を得ることができる。
マスクケース1は、ケース本体15内にマスク2を収容するものであるため、収容対象となるマスク2のマスク本体3の左右幅は、ケース本体15の左右幅よりも小さいことが望ましい。また、収容姿勢におけるマスク本体3の紐孔5の左右方向の長さ寸法(L1:図6参照)は、後フラップ33の左右幅(W2)よりも大きいことが望ましい。
以上のような構成からなるマスクケース1に対するマスク2の収容方法について、図5を参照して説明する。まず、図5(a)に示すように、マスク2を上方側に耳掛け紐4a・4bが位置するように二つ折り状態とする。次いで、このマスク本体3の間に内ホルダー10の内前片30と内後片31とを差し込み装入し、前フラップ32と後フラップ33とをマスク本体3の上端に被せ付ける。これにより、同図(b)に示すように、マスク2に対して内ホルダー10が装着された装着態様とすることができる。この装着態様においては、前方側の耳掛け紐4aは、マスク本体3の前片3aと前フラップ32との間を通って、前フラップ32の下端から下方に垂れさせておく。同様に、後方側の耳掛け紐4bは、内後片31と前フラップ32の両者の上端縁を超えさせて、前フラップ32の前面側に至らせて、前フラップ32の上端から下方に垂れさせておく。
以上のような装着態様を採る際には、例えばマスク2の耳掛け紐4を手指先で摘まむ、或いは紐孔5の近傍を手指先で摘まむことで、手指先のマスク本体3への接触機会を最小限に抑えることができる。また、マスク本体3の間に内ホルダー10を差し込み装入し、前フラップ32と後フラップ33とをマスク本体3の上端に被せ付けたのちには、これら前後のフラップ32・33を手指先で摘まむことで、マスク本体3に直接触れることなく、マスク2と内ホルダー10とを取り扱うことができる。なお、上記のように、内ホルダー10を構成する内前片30と内後片31の下端部は下窄まりのテーパー状に形成されているため、装着態様において、二つ折りされたマスク本体3の下端縁の左右端に、両片30・31の下端部が干渉することはない。
次に、装着態様にあるマスク2と内ホルダー10とを外ケース11内に収容する。具体的には、外ケース11のケース本体15の左右縁に手指先を掛け、当該左右縁を内方向に押込むことで、ケース本体15の上方開口14を押し広げ、この状態から装着態様にあるマスク2と内ホルダー10の両者を外ケース11内に収容する。このとき、内ホルダー10の前フラップ32は、外ケース11の前面部12よりも前方側に位置するようにし、換言すれば、内ホルダー10の前フラップ32を外ケース11の前面部12の上端縁に被せ付ける。また、両耳掛け紐4a・4bは、外ケース11の前面部12よりも前方側に配置させる。
次いで、図5(c)に示すように、ゴム紐である耳掛け紐4a・4bを伸長させて、両紐4a・4bを掛止体18に掛止する。このように耳掛け紐4a・4bを掛止体18に掛止させることにより、不用意にケース本体15内でマスク2や内ホルダー10が遊動することや、不用意にケース本体15からマスク2と内ホルダー10とが脱落することを防ぐことができる。耳掛け紐4a・4bが不用意に遊動することを防ぐこともできる。
最後に、上方開口14を塞ぐように外折部16を前方に折り返して、その下端に形成された舌片20を掛止体18に掛止させることにより、図2および図3に示すように、内ホルダー10と共にマスク2が外ケース11内に収容された収容態様を採ることができる。上記のように、後フラップ33の外形寸法は、外ケース11に構成された開口部21の内形寸法よりも大きく設定されているため、収容態様において、開口部21を介してマスク2が外面に露出することはない。
外ケース11からマスク2を取り出す際には、まず、舌片20の掛止体18との掛止状態を解除したのち、外折部16を上方に展開させて上方開口14を開く。次いで、耳掛け紐4a・4bの掛止体18に対する掛止状態を解除したのち、図7に示すように、前後のフラップ32・33を二本の手指先で摘まみながら、内ホルダー10と共にマスク2を引き上げることで、これら(マスク2と内ホルダー10)を外ケース11から取り出すことができる。このとき、外ケース11の後面部13と外折部16の境界部には開口部21が形成されているため、外折部16に邪魔されることなく、当該開口部21を介して後フラップ33に手指先を容易にアクセスさせることができる。したがって、外折部16を大きく後方に傾けたり、上方開口14を押し広げたりする必要がなく、前後のフラップ32・33を二本の手指先で摘まむことで、より容易にマスク2と内ホルダー10とを外ケース11から取り出すことができる。加えて、前面部12の上端縁に凹入部17が切欠き形成されているため、手指先で前フラップ32の左右方向の中央部を押えたときにも、手指先が外ケース11の前面部12を同時に押えることは無い。したがって、この点でも、より容易にマスク2と内ホルダー10とを外ケース11から取り出すことができる。
以上のような外ケース11からの取出し作業においても、前後のフラップ32・33を手指先で摘まむことで、マスク本体3に触れることなく、マスク2と内ホルダー10とを取り扱うことができる。最後に、二つ折り状態にあるマスク本体3の間から内ホルダー10を抜き出すことで、マスク2をマスクケース1から分離することができる。マスクケース1から分離されたマスク2は、マスク本体3が人体の鼻口部分を覆うよう人体顔面に装着されて使用に供される。
飲食などにより、使用状態から一時的にマスク2が人体顔面から取り外されるときには、マスクケース1をマスクスタンドとして使用すること、つまりマスクケース1をマスクスタンド態様とすることで、テーブル面上にマスク2を一時的に載置することができる。図8は、マスクケース1のマスクスタンド態様を示しており、そこでは、内ホルダー10を内前片30と内後片31の折り返し部(直線部34)が上方に指向するとともに、両片30・31のフラップ32・33との境界縁がテーブル面に接する立脚姿勢としている。このように内ホルダー10を立脚姿勢とすることで、これ(内ホルダー10)にマスク2を被せ付けるように載置することができる。以上のように、本実施形態のマスクケース1は、マスク2を収容して持ち運ぶためのマスクケースとしての機能だけでなく、人体顔面から取り外されたマスク2を一時的にテーブル面上に載置することができる、マスクスタンドとしての機能を備える。
以上のように、本実施例においては、マスクケース1を、二つ折り状態とされたマスク本体3の内面に差し込み装入される内ホルダー10と、内ホルダー10とともにマスク2を収容する外ケース11とで構成した。外ケース11は、前面部12と後面部13とで構成されて上方開口14を有する扁平ポケット状のケース本体15と、後面部13に連続して上方に伸びて、前方に折り返されることで前面部12に重なる外折部16とを備えるものとし、前面部12の下端には、マスク2の耳掛け紐4a・4bおよび外折部16の下端を掛止するための掛止体18を設けた。内ホルダー10は、二つ折りされた内前片30と内後片31と、内前片30の上端に連続して上方に伸びて、前方に向かって折り返される前フラップ32と、内後片31の上端に連続して上方に伸びて、後方に向かって折り返される後フラップ33とを備えるものとした。そして、二つ折り状態とされたマスク本体3の間に内ホルダー10の内前片30と内後片31を差し込み装入し、前フラップ32と後フラップ33とを折り返してマスク本体3の上端に被せ付けて、マスク2に対して内ホルダー10が装着される装着態様(図5(b)参照)と、この装着態様から前フラップ32を外ケース11の前面部12の上端縁に被せながら、マスク2と内ホルダー10とを上方開口14から外ケース11内に収容し、前フラップ32の下端から下方に垂れる前方側の耳掛け紐4aと、内後片31と前フラップ32の上端縁を乗り越えて当該前フラップ32の前面側に至る後方側の耳掛け紐4bとを掛止体18に掛止させるとともに、外折部16を前方に折り返して、その下端縁を掛止体18に掛止させて、内ホルダー10と共にマスク2を外ケース11に収容する収容態様(図2参照)とを採ることができるように構成した。
以上のような構成からなる本実施例のマスクケース1によれば、装着態様を採る際には、マスク本体3の間に内ホルダー10を差し込み装入し、前フラップ32と後フラップ33とをマスク本体3の上端に被せ付けたのちには、これら前後のフラップ32・33を手指先で摘まむことで、マスク本体3に触ることなく、マスク2と内ホルダー10とを取り扱うことが可能となる。また、その後の収容態様を採る際にも、前後のフラップ32・33を手指先で摘まむようにして取り扱うことで、マスク本体3に触ることなく、マスク2と内ホルダー10とを外ケース11内に収容することができる。さらに、外ケース11からの取り出し動作時においても、前後のフラップ32・33を手指先で摘まみ引き上げることで、マスク本体3に触ることなく、マスク2と内ホルダー10とを外ケース11から取り出すことができる。したがって、本実施例によれば、外ケース11内へのマスク2の収容動作時や外ケース11からのマスク2の取り出し動作時において、マスク本体3の外面側に手指先が接触することを抑えることが可能であり、より衛生的にマスク2を取り扱うことができる。
また、収容態様においては、両耳掛け紐4a・4bを掛止体18に掛止することができるので、当該収容態様において耳掛け紐4a・4bが不用意に遊動することがなく、この点でもより衛生的にマスク2を取り扱うことができる。すなわち、マスク本体3と共に外ケース11内に耳掛け紐4a・4bが押込まれる形態を採った場合には、マスク本体3の外面に耳掛け紐4a・4bが接触するおそれや、押込み作業時に手指先がマスク本体3に接触するおそれがあるが、本実施例のように、収容態様において両耳掛け紐4a・4bを掛止体18に掛止されるようになっていると、マスク本体3に耳掛け紐4a・4bが接触することはなく、耳掛け紐4a・4bの取り扱い時に、手指先がマスク本体3に接触することもない。
内ホルダー10を構成する後フラップ33の左右幅(W2)を、前フラップ32の左右幅(W1)よりも小さくすると、装着態様における後方側の耳掛け紐4bをより下方側に配置させることができるので、耳掛け紐4bを掛止体18に掛止する際に必要となる耳掛け紐4bの下方への伸長幅を小さくすることができる。つまり、図9(a)に示すように、内ホルダー10を構成する後フラップ33の左右幅(W2)が小さい場合には、当該後フラップ33の左右を通して(後フラップ33を迂回して)、耳掛け紐4bを前方に向かってダイレクトに持ってくることができるので、装着態様においては、自然状態における耳掛け紐4bをより下方側にまで配置させることができる。これに対して、後フラップ33の左右幅(W2)が大きい場合には、後方側の耳掛け紐4bを前方に持ってくるためには、図9(b)に示すように、当該耳掛け紐4bを後フラップ33の下端を通す必要があり、装着態様における耳掛け紐4bは、図9(a)に示す態様よりもより上方側に位置することとなる。このため、耳掛け紐4bを掛止体18に掛止させるためには、耳掛け紐4bをより大きく伸長させる必要があり、耳掛け紐4bの負荷が大きくなり、耳掛け紐4bが伸びて変形する不都合が生じるおそれがある。耳掛け紐4bを掛止体18に掛止させたときに、耳掛け紐4bの弾性力により内ホルダー10が撓み、マスクケース1の全体が変形する不具合が生じるおそれもある。これに対して、本実施例のように、内ホルダー10を構成する後フラップ33の左右幅(W2)を前フラップ32の左右幅(W1)よりも小さくしていると、上記のような不都合が生じることはなく、より適正な姿勢でマスクケース1内にマスク2を収容することができる。
左右方向の中央部に係る後面部13と外折部16と境界部に、両部13・16に跨る開口部21を形成したので、外ケース11からマスク2を取り出す際に、外折部16に干渉されることなく、開口部21を介して後フラップ33に容易にアクセスすることができる。したがって、外折部16を大きく後方に傾けたり、上方開口14を押し広げたりする必要がなく、より容易にマスク2と内ホルダー10とを外ケース11から取り出すことができる。
加えて本実施例のマスクケース1においては、図8に示すように、内ホルダー10を内前片30と内後片31の折り返し部が上方に指向するとともに、両片30・31のフラップ32・33との境界縁がテーブル面に接する立脚姿勢とすることで、該内ホルダー10にマスク2を被せ付けるように載置することができるマスクスタンド態様を採ることができるように構成した。これによれば、マスクケース1にマスクケース機能だけでなく、マスクスタンド機能を付与することができるので、マスクケース1の実用利便性の各段の向上を図ることができる。このマスクスタンド機能は、例えば、食事等において、マスク2を人体顔面から一時的に外したときに有用であり、当該マスクスタンド機能を用いることで、マスク本体3がテーブル面に接することない姿勢状態としながら、マスク2をテーブル上に一時的に保管することが可能となる。
(第2実施例)
図10(a)(b)に本発明に係るマスクケースの第2実施例を示す。同図(a)に示すように、この第2実施例のマスクケース1では、外ケース11を構成する前面部12の上端に係る左右のコーナー部に面取り処理が施されている点が先の第1実施例と相違する。つまり、前面部12の上端に係る左右の縁線を正面視でR状の湾曲線としている。また、第2実施例のマスクケース1では、糊代片23の上下方向の長さ寸法が、第1実施例よりも短尺に設定されている。
このように、前面部12の上端に係る左右のコーナー部に面取り処理が施されるとともに、糊代片23の上下方向の長さ寸法を短尺に設定していると、図10(b)に示すように、前面部12を前方側に撓ませることが容易となり、ケース本体15の上方開口14をより大きく広げることができるので、より容易に装着態様にあるマスク2と内ホルダー10とを外ケース11内に挿入し、或いは収容態様からマスク2と内ホルダー10とを取り出すことができる。
(第3実施例)
図11(a)に本発明に係るマスクケースの第3実施例を示す。この第3実施例では、マスクケース1を構成する内ホルダー10の内前片30と内後片31の下端縁をストレート状とした点が、先の第1実施例と相違する。このような内ホルダー10は、マスク本体が長方形状に形成された不織布製のマスクを収容対象とするマスクケース1に好適である。
上記の第1実施例においては、布製のマスクを収納対象とするマスクケースを示したが、本発明はこれに限られず、不織布製のマスクを収容対象とするものであってもよい。マスクケース1を構成する外ケース11と内ホルダー10の外形寸法は、上記実施例に示したものに限られない。
1 マスクケース
2 マスク
3 マスク本体
4 耳掛け紐
4a 前方側の耳掛け紐
4b 後方側の耳掛け紐
10 内ホルダー
11 外ケース
12 前面部
13 後面部
14 上方開口
15 ケース本体
16 外折部
17 凹入部
18 掛止体
21 開口部
30 内前片
31 内後片
32 前フラップ
33 後フラップ
本発明は、マスク本体3と、マスク本体3の両端に設けられた一対の耳掛け紐4a・4bとを備えるマスク2を収容するためのマスクケース1を対象とする。マスクケース1は、二つ折り状態とされたマスク本体3の内面に差し込み装入される内ホルダー10と、内ホルダー10とともにマスク2を収容する外ケース11とで構成されている。外ケース11は、前面部12と後面部13とで構成されて上方開口14を有する扁平ポケット状のケース本体15と、後面部13に連続して上方に伸びて、前方に折り返されることで前面部12に重なる外折部16とを備えており、外ケース11の前面部12の下端には、両耳掛け紐4a・4bおよび外折部16の下端を掛止するための掛止体18が設けられている。内ホルダー10は、内前片30と、内前片30の下端に連続して上方に伸びて、後方に向かって折り返される内後片31と、内前片30の上端に連続して上方に伸びて、前方に向かって折り返される前フラップ32と、内後片31の上端に連続して上方に伸びて、後方に向かって折り返される後フラップ33とを備えている。そして、二つ折り状態とされたマスク本体3の間に内ホルダー10の内前片30と内後片31を差し込み装入し、前フラップ32と後フラップ33とを折り返してマスク本体3の上端に被せ付けて、マスク2に対して内ホルダー10が装着される装着態様(図5(b)参照)と、この装着態様から前フラップ32を前面部12の上端縁に被せながら、マスク2と内ホルダー10とを上方開口14から外ケース11内に収容し、前フラップ32の下端から下方に垂れる前方側の耳掛け紐4aと、内後片31と前フラップ32の上端縁を乗り越えて当該前フラップ32の前面側に至る後方側の耳掛け紐4bとを掛止体18に掛止させるとともに、外折部16を前方に折り返して、その下端縁を掛止体18に掛止させて、内ホルダー10と共にマスク2を外ケース11に収容する収容態様(図2参照)とを採ることができるように構成されていることを特徴とする。

Claims (4)

  1. マスク本体(3)と、マスク本体(3)の両端に設けられた一対の耳掛け紐(4a・4b)とを備えるマスク(2)を収容するためのマスクケース(1)であって、
    マスクケース(1)は、二つ折り状態とされたマスク本体(3)の内面に差し込み装入される内ホルダー(10)と、内ホルダー(10)とともにマスク(2)を収容する外ケース(11)とで構成されており、
    外ケース(11)は、前面部(12)と後面部(13)とで構成されて上方開口(14)を有する扁平ポケット状のケース本体(15)と、後面部(13)に連続して上方に伸びて、前方に折り返されることで前面部(12)に重なる外折部(16)とを備えており、
    外ケース(11)の前面部(12)の下端には、両耳掛け紐(4a・4b)および外折部(16)の下端を掛止するための掛止体(18)が設けられており、
    内ホルダー(10)は、二つ折りされた内前片(30)と内後片(31)と、内前片(30)の上端に連続して上方に伸びて、前方に向かって折り返される前フラップ(32)と、内後片(31)の上端に連続して上方に伸びて、後方に向かって折り返される後フラップ(33)とを備えており、
    二つ折り状態とされたマスク本体(3)の間に内ホルダー(10)の内前片(30)と内後片(31)を差し込み装入し、前フラップ(32)と後フラップ(33)とを折り返してマスク本体(3)の上端に被せ付けて、マスク(2)に対して内ホルダー(10)が装着される装着態様と、前記装着態様から前フラップ(32)を前面部(12)の上端縁に被せながら、マスク(2)と内ホルダー(10)とを上方開口(14)から外ケース(11)内に収容し、前フラップ(32)の下端から下方に垂れる前方側の耳掛け紐(4a)と、内後片(31)と前フラップ(32)の上端縁を乗り越えて当該前フラップ(32)の前面側に至る後方側の耳掛け紐(4b)とを掛止体(18)に掛止させるとともに、外折部(16)を前方に折り返して、その下端縁を掛止体(18)に掛止させて、内ホルダー(10)と共にマスク(2)を外ケース(11)に収容する収容態様とを採ることができるように構成されていることを特徴とするマスクケース。
  2. 内ホルダー(10)を構成する後フラップ(33)の左右幅(W2)が、前フラップ(32)の左右幅(W1)よりも小さく設定されている、請求項1記載のマスクケース。
  3. 左右方向の中央部に係る後面部(13)と外折部(16)との境界部に、両部(13・16)に跨るように開口部(21)が形成されている、請求項1記載のマスクケース。
  4. 内ホルダー(10)を内前片(30)と内後片(31)の折り返し部が上方に指向するとともに、両片(30・31)の前後のフラップ(32・33)との境界縁が机面に接する立脚姿勢とすることで、マスク(2)を被せ付けるように載置することができるマスクスタンド態様とすることができる、請求項1乃至3のいずれかひとつに記載のマスクケース。
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