JP3232019U - 鞄 - Google Patents

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崇裕 岩田
崇裕 岩田
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Abstract

【課題】 荷物をマスクとともに保持する鞄において、荷物を出し入れするときに、収納しているマスクに使用者の手指が触れてしまう危険性を減らし、またマスクを着脱しようとするに際して、収容している荷物に使用者の手指やマスクが触れてしまう危険性を減らすこと。【解決手段】 被収納物をマスクとともに保持する鞄10は、一方の長辺側が被収納物を収納する鞄本体20の外殻部材21に形成されたマスク保持部22に結合されたフラップ40を有する。マスク保持部22とフラップ40とによりマスクMを広げた状態で挟持する。【選択図】 図1

Description

本考案は、マスクを保持するマスク収納部を有する鞄に関する。
荷物(被収納物)等を収容するための様々な鞄が知られている。このような鞄の中には、手提鞄、クラッチバッグ、ショルダーバッグ、トートバッグ等の様々な種類が知られている。鞄によっては、携帯機器を収納する特別な収容スペースを設けたものが知られている。(例えば、特許文献1参照)。
近年、花粉やウィルス、粉塵等の様々な粒子の吸引を防ぐために、あるいは、咳やくしゃみなどにより発生する飛沫等の拡散を防止するために、また口内環境を湿潤に保つためにマスクを使用する機会が増えている。
マスクは、食事や洗顔等の際は外し、鞄やポケット等に一時保管する必要がある。このような時、マスクを一時的かつ衛生的に保管するマスクケースが種々検討されている(例えば、特許文献2参照。)。これらのマスクケースでは、埃が付着することを防止できると共に、マスクの型崩れを防止することができる。
このように鞄やマスクケースは便利ではあるが、それぞれ別個に持ち歩く必要があり、非常に煩雑であった。
荷物をマスクとともに保持できる鞄が考えられるが、その場合、鞄を開いて、荷物を出し入れするときに、鞄に保管しているマスクに使用者の手指が触れてしまう虞がある。また鞄からマスクを出し入れする際に、鞄に保持させている荷物に使用者の手指やマスクが触れてしまう虞もある。
特開2003−102530号公報 実用新案登録第3229148号公報
荷物をマスクとともに保持する鞄において、荷物を出し入れするときに、鞄に保管しているマスクに使用者の手指が触れてしまう危険性を減らし、また鞄からマスクを出し入れする際にも、鞄に収納されている荷物に使用者の手指やマスクが触れてしまう危険性を減らすことが望まれている。
本考案の実施形態に係る被収納物をマスクとともに保持する鞄10は、一方の長辺側が被収納物を収納する鞄本体20の外殻部材21に形成されたマスク保持部22に結合されたフラップ40を有する。マスク保持部22とフラップ40とによりマスクMを広げた状態で挟持する。
本考案の第1実施形態に係る鞄を一方向から見た斜視図。 図1の鞄に複数のマスクを収納した状態を示す斜視図。 本考案の第2実施形態に係る鞄を一方向から見た斜視図。 本考案の第3実施形態に係る鞄を一方向から見た斜視図。 本考案の第4実施形態に係る鞄を一方向から見た斜視図。
以下、図に基づいて、本考案の実施形態について説明する。
<第1実施形態>
図1に示すように、本実施形態に係る鞄10は、荷物(被収納物)を保持し、それとともに、平型のマスクMを保持する機能を有している。鞄10としては、ビジネスバッグ、ハンドバッグ、トートバッグ、パソコンバッグ(パソコンケースともいう)、タブレットバック(パソコンケースともいう)など様々なタイプの総称であり、収容する対象や形態には特に限定はなく、被収容物を収容する可搬性のある袋状、箱形その他の形態を有する用具として定義される。なお、マスクMの表面をMa、装着者の口に接する裏面をMb、耳に引っ掛ける耳掛部をSとする。マスクMは、使用目的に応じて布製・不織布製・紙製等の様々な材質から形成されている。
本実施形態に係る鞄10は、皮革や樹脂等の比較的硬質な材質で形成され、鞄本体20と、鞄本体20に取り付けられたショルダーベルト30とを有する。鞄本体20は、内部に荷物を収納できる箱型の外殻部材21を備えている。外殻部材21の側面における点線で示す領域に矩形状のマスク保持部22が形成されている。外殻部材21の上部にはファスナ21aが取り付けられており、外殻部材21内に収納される荷物が不用意に飛び出さないように外殻部材21を閉じる機能を有している。マスク保持部22には面ファスナ22aが取り付けられている。
マスク保持部22の下端には、フラップ(第1板材)40が取り付けられている。フラップ40は、マスク保持部22に対峙する保護面41と、その裏面に相当する外郭面42を有している。フラップ40の下方の長辺43がマスク保持部22の下方に一体的、かつ、揺動可能に連結されており、図1中矢印P方向に閉じることが可能である。
保護面41には、前述した面ファスナ22aに着脱係合する面ファスナ41aが取り付けられている。面ファスナ22aに面ファスナ41aを係合させることで、マスク保持部22とフラップ40の間でマスクMを挟持することができる。面ファスナ22a及び面ファスナ41aは、使用者の手で容易に着脱可能で、かつ、自重で開かないものであれば、磁石、ボタン、ホックを用いてもよい。
このように鞄本体20に収納される荷物を出し入れする場合と、マスク保持部22とフラップ40の間で挟持されたマスクMを出し入れする場合とで、ファスナ21aの開け閉め、面ファスナ22aと面ファスナ41aとの着脱を独立して行うことができる。したがって、荷物を使用者が出し入れする際に、鞄本体20に保持しているマスクMに使用者の手指が触れてしまう危険が低減され得る。また当該鞄本体20にマスクMを装着しようとするに際して、また当該鞄本体20からマスクMを取り外すに際して当該鞄本体20に収納させている荷物に使用者の手指やマスクMが触れてしまう危険が低減され得る。
なお、マスク保持部22、及び、フラップ40の保護面41に抗菌層を形成するようにしてもよい。マスクMの表面Ma及び裏面Mbは、マスク保持部22の抗菌層及びフラップ40の保護面41の抗菌層に接触し、菌の繁殖が防止される。抗菌層は、抗菌性とともに弾性を有している。抗菌層は、抗菌剤が塗布又は練りこまれた弾性部材(ポリウレタン、ゴム、綿等)で構成される。もちろん抗菌層は、抗菌剤が塗布、又は、練りこまれた天然繊維、化学繊維、樹脂繊維又は金属繊維の層と、弾性部材(ポリウレタン、ゴム、綿等)の層と積層された2層構造であってもよい。また、抗菌層は弾性を有しているので、折り畳み時にマスクMとの密着性を高めることができる。
このように構成された鞄10は、次のようにして用いる。荷物を収納する際は、ファスナ21aを開けて鞄本体20内に収納し、取り出す際は、ファスナ21aを開けて鞄本体20内から取り出す。出し入れしない場合にはファスナ21aを閉じる。
マスクMを収納させる場合は、面ファスナ22aと面ファスナ41aとの係合を解除し、フラップ40を開き、マスク保持部22とフラップ40の保護面41とに挟持させ、図1中矢印P方向に閉じ、面ファスナ22aと面ファスナ41aとを係合させる。マスクMを取り出す場合は、面ファスナ22aと面ファスナ41aとの係合を解除し、フラップ40を開き、マスク保持部22とフラップ40の保護面41とに挟持されているマスクMを引き出す。
マスク保持部22、及び、フラップ40の保護面41に抗菌層を形成した場合には、フラップ40を折り畳むことで、マスク保持部22の抗菌層及びフラップ40の保護面41の抗菌層はマスクMの表面Ma及び裏面Mbに当接して挟持される。マスクMを露出させることなく保持することができるとともに、抗菌層の抗菌作用により、マスクM内でのウィルスや菌の増殖を防止する抗菌効果を発揮できる。
このように本実施形態に係る鞄によれば、荷物の出し入れとマスクの出し入れを独立して行うことができるため、荷物を収容しつつ、マスクを収容することで埃の付着や型崩れを防止でき、それと共に付着した細菌類の増殖を防止することが可能となる。特に、荷物側とマスク側とを独立して開くので、荷物の出し入れ時にはマスクには触れにくく、逆にマスクの出し入れ時には荷物には触れにくいため、使用者による不用意な接触機会を減らすことで、菌の無用な移動を防止することができる。
なお、上述した例では、1枚のフラップを用いて1枚のマスクを保持しているが、フラップの数は1枚に限られない。すなわち、図2に示す鞄本体20Aには、フラップ40の外側にフラップ50及びフラップ60が設けられている。なお、図2において図1と同一機能部分には同一符号を付し、その詳細な説明は省略する。
フラップ40の下方の長辺43には、フラップ50が取り付けられている。フラップ40の外郭面42には、面ファスナ42aが取り付けられている。フラップ50は、フラップ40の外郭面42に対峙する保護面51と、その裏面に相当する外郭面52を有している。外郭面52には、面ファスナ52aが取り付けられている。フラップ50の下方の長辺53がフラップ40の下方の長辺43に一体的、かつ、揺動可能に連結されており、図2中矢印P方向に閉じることが可能である。
保護面51には、前述した面ファスナ42aに着脱係合する面ファスナ51aが取り付けられている。面ファスナ42aに面ファスナ51aを係合させることで、フラップ40とフラップ50の間でマスクMを挟持することができる。面ファスナ42a及び面ファスナ51aは、使用者の手で容易に着脱可能で、かつ、自重で開かないものであれば、磁石、ボタン、ホックを用いてもよい。
フラップ50の下方の長辺53には、フラップ60が取り付けられている。フラップ60は、フラップ50の外郭面52に対峙する保護面61と、その裏面に相当する外郭面62を有している。フラップ60の下方の長辺63がフラップ50の下方の長辺53に一体的、かつ、揺動可能に連結されており、図2中矢印P方向に閉じることが可能である。
保護面61には、前述した面ファスナ52aに着脱係合する面ファスナ61aが取り付けられている。面ファスナ52aに面ファスナ61aを係合させることで、フラップ50とフラップ60の間でマスクMを挟持することができる。面ファスナ52a及び面ファスナ61aは、使用者の手で容易に着脱可能で、かつ、自重で開かないものであれば、磁石、ボタン、ホックを用いてもよい。
このように鞄本体20Aに収納される荷物を出し入れする場合と、マスク保持部22とフラップ40の間で挟持されたマスクM、フラップ40とフラップ50の間で挟持されたマスクM、フラップ50とフラップ60の間で挟持されたマスクMを出し入れする場合とで、ファスナ21aの開け閉め、面ファスナ22aと面ファスナ41aとの着脱を独立して行うことができる。したがって、荷物を使用者が出し入れする際に、鞄本体20に保持しているマスクMに使用者の手指が触れてしまう危険が低減され得る。また当該鞄本体20にマスクMを装着しようとするに際して、また当該鞄本体20からマスクMを取り外すに際して当該鞄本体20に収納させている荷物に使用者の手指やマスクMが触れてしまう危険が低減され得る。
なお、フラップ40の保護面41及び外郭面42、フラップ50の保護面51及び外郭面52、フラップ60の保護面61に抗菌層を形成するようにしてもよい。マスクMの表面Ma及び裏面Mbは、フラップ40の保護面41及び外郭面42、フラップ50の保護面51及び外郭面52、フラップ60の保護面61の抗菌層に接触し、菌の繁殖が防止される。
このように構成された場合においても、荷物を収納する際は、ファスナ21aを開けて鞄本体20A内に収納し、取り出す際は、ファスナ21aを開けて鞄本体20A内から取り出す。出し入れしない場合にはファスナ21aを閉じる。
マスクMをマスク保持部22とフラップ40との間に保持させる場合は、面ファスナ22aと面ファスナ41aとの係合を解除し、フラップ40を開き、マスク保持部22とフラップ40の保護面41とに挟持させ、図2中矢印P方向に閉じ、面ファスナ22aと面ファスナ41aとを係合させる。マスクMを取り出す場合は、面ファスナ22aと面ファスナ41aとの係合を解除し、フラップ40を開き、マスク保持部22とフラップ40の保護面41とに挟持されているマスクMを引き出す。
マスクMをフラップ40とフラップ50との間に保持させる場合は、面ファスナ42aと面ファスナ51aとの係合を解除し、フラップ50を開き、フラップ40の外郭面42とフラップ50の保護面51とに挟持させ、図2中矢印P方向に閉じ、面ファスナ42aと面ファスナ51aとを係合させる。マスクMを取り出す場合は、面ファスナ42aと面ファスナ51aとの係合を解除し、フラップ50を開き、フラップ40の外郭面42とフラップ50の保護面51とに挟持されているマスクMを引き出す。
マスクMをフラップ50とフラップ60との間に保持させる場合は、面ファスナ52aと面ファスナ61aとの係合を解除し、フラップ60を開き、フラップ50の外郭面52とフラップ60の保護面61とに挟持させ、図2中矢印P方向に閉じ、面ファスナ52aと面ファスナ61aとを係合させる。マスクMを取り出す場合は、面ファスナ52aと面ファスナ61aとの係合を解除し、フラップ60を開き、フラップ50の外郭面52とフラップ60の保護面61とに挟持されているマスクMを引き出す。
フラップ40の保護面41及び外郭面42、フラップ50の保護面51及び外郭面52、フラップ60の保護面61に抗菌層を形成した場合、マスクMの表面Ma及び裏面Mbは、フラップ40の保護面41及び外郭面42、フラップ50の保護面51及び外郭面52、フラップ60の保護面61の抗菌層に接触し、菌の繁殖が防止される。
このように本実施形態に係る鞄によれば、荷物の出し入れと複数のマスクの出し入れを独立して行うことができるため、荷物を収容しつつ、マスクを収容することで埃の付着や型崩れを防止でき、それと共に付着した細菌類の増殖を防止することが可能となる。特に、荷物側とマスク側とを独立して開くので、荷物の出し入れ時にはマスクには触れにくく、逆にマスクの出し入れ時には荷物には触れにくいため、使用者による不用意な接触機会を減らすことで、菌の無用な移動を防止することができる。
<第2実施形態>
図3に示すように、本実施形態に係る鞄70は、荷物(被収納物)を保持し、それとともに、平型のマスクMを保持する機能を有している。上述したマスクMと抗菌層は同一機能を有しているため、詳細な説明は省略する。
本実施形態に係る鞄70は、皮革や樹脂等の比較的硬質な材質で形成され、鞄本体80を有する。鞄本体80は、内部に荷物を収納できる箱型の外殻部材81を備えている。外殻部材81の側面における点線で示す領域に矩形状のマスク保持部82が形成されている。外殻部材81の上部にはファスナ81aが取り付けられており、外殻部材81内に収納される荷物が不用意に飛び出さないように外殻部材81を閉じる機能を有している。マスク保持部82には面ファスナ82aが取り付けられている。
マスク保持部82の下端には、フラップ(第1板材)90が取り付けられている。フラップ90は、マスク保持部82に対峙する保護面91と、その裏面に相当する外郭面92を有している。フラップ90の下方の長辺93がマスク保持部82の下方に一体的、かつ、揺動可能に連結されており、図3中矢印P方向に閉じることが可能である。
保護面91には、前述した面ファスナ82aに着脱係合する面ファスナ91aが取り付けられている。面ファスナ82aに面ファスナ91aを係合させることで、マスク保持部82とフラップ90の間でマスクMを挟持することができる。面ファスナ82a及び面ファスナ91aは、使用者の手で容易に着脱可能で、かつ、自重で開かないものであれば、磁石、ボタン、ホックを用いてもよい。
このように鞄本体80に収納される荷物を出し入れする場合と、マスク保持部82とフラップ90の間で挟持されたマスクMを出し入れする場合とで、ファスナ81aの開け閉め、面ファスナ82aと面ファスナ91aとの着脱を独立して行うことができる。したがって、荷物を使用者が出し入れする際に、鞄本体80に保持しているマスクMに使用者の手指が触れてしまう危険が低減され得る。また当該鞄本体80にマスクMを装着しようとするに際して、また当該鞄本体80からマスクMを取り外すに際して当該鞄本体80に収納させている荷物に使用者の手指やマスクMが触れてしまう危険が低減され得る。
なお、マスク保持部82、及び、フラップ90の保護面91に抗菌層を形成するようにしてもよい。マスクMの表面Ma及び裏面Mbは、マスク保持部82の抗菌層及びフラップ90の保護面91の抗菌層に接触し、菌の繁殖が防止される。抗菌層は、抗菌性とともに弾性を有している。抗菌層は、抗菌剤が塗布又は練りこまれた弾性部材(ポリウレタン、ゴム、綿等)で構成される。もちろん抗菌層は、抗菌剤が塗布、又は、練りこまれた天然繊維、化学繊維、樹脂繊維又は金属繊維の層と、弾性部材(ポリウレタン、ゴム、綿等)の層と積層された2層構造であってもよい。また、抗菌層は弾性を有しているので、折り畳み時にマスクMとの密着性を高めることができる。
このように構成された鞄10は、次のようにして用いる。荷物を収納する際は、ファスナ81aを開けて鞄本体80内に収納し、取り出す際は、ファスナ81aを開けて鞄本体80内から取り出す。出し入れしない場合にはファスナ81aを閉じる。
マスクMを収納させる場合は、面ファスナ82aと面ファスナ91aとの係合を解除し、フラップ90を開き、マスク保持部82とフラップ90の保護面91とに挟持させ、図1中矢印P方向に閉じ、面ファスナ82aと面ファスナ91aとを係合させる。マスクMを取り出す場合は、面ファスナ82aと面ファスナ91aとの係合を解除し、フラップ90を開き、マスク保持部82とフラップ90の保護面91とに挟持されているマスクMを引き出す。
マスク保持部82、及び、フラップ90の保護面91に抗菌層を形成した場合には、フラップ90を折り畳むことで、マスク保持部82の抗菌層及びフラップ90の保護面91の抗菌層はマスクMの表面Ma及び裏面Mbに当接して挟持される。マスクMを露出させることなく保持することができるとともに、抗菌層の抗菌作用により、マスクM内でのウィルスや菌の増殖を防止する抗菌効果を発揮できる。
このように本実施形態に係る鞄によれば、荷物の出し入れとマスクの出し入れを独立して行うことができるため、荷物を収容しつつ、マスクを収容することで埃の付着や型崩れを防止でき、それと共に付着した細菌類の増殖を防止することが可能となる。特に、荷物側とマスク側とを独立して開くので、荷物の出し入れ時にはマスクには触れにくく、逆にマスクの出し入れ時には荷物には触れにくいため、使用者による不用意な接触機会を減らすことで、菌の無用な移動を防止することができる。
<第3実施形態>
図4に示すように、本実施形態に係る鞄100は、荷物(被収納物)を保持し、それとともに、平型のマスクMを保持する機能を有している。上述したマスクMと抗菌層は同一機能を有しているため、詳細な説明は省略する。
本実施形態に係る鞄100は、皮革や樹脂等の比較的硬質な材質で形成され、鞄本体110と把手120を有する。鞄本体110は、内部に荷物を収納できる箱型の外殻部材111を備えている。外殻部材111の側面における点線で示す領域に矩形状のマスク保持部112が形成されている。外殻部材111の上部には開閉蓋111aが取り付けられており、外殻部材111内に収納される荷物が不用意に飛び出さないように外殻部材111を閉じる機能を有している。マスク保持部112には面ファスナ112aが取り付けられている。
マスク保持部112の下端には、フラップ(第1板材)130が取り付けられている。フラップ130は、マスク保持部112に対峙する保護面131と、その裏面に相当する外郭面132を有している。フラップ130の下方の長辺133がマスク保持部112の下方に一体的、かつ、揺動可能に連結されており、図3中矢印P方向に閉じることが可能である。
保護面131には、前述した面ファスナ112aに着脱係合する面ファスナ131aが取り付けられている。面ファスナ112aに面ファスナ131aを係合させることで、マスク保持部112とフラップ130の間でマスクMを挟持することができる。面ファスナ112a及び面ファスナ131aは、使用者の手で容易に着脱可能で、かつ、自重で開かないものであれば、磁石、ボタン、ホックを用いてもよい。
このように鞄本体110に収納される荷物を出し入れする場合と、マスク保持部112とフラップ130の間で挟持されたマスクMを出し入れする場合とで、開閉蓋111aの開け閉め、面ファスナ112aと面ファスナ131aとの着脱を独立して行うことができる。したがって、荷物を使用者が出し入れする際に、鞄本体110に保持しているマスクMに使用者の手指が触れてしまう危険が低減され得る。また当該鞄本体110にマスクMを装着しようとするに際して、また当該鞄本体110からマスクMを取り外すに際して当該鞄本体110に収納させている荷物に使用者の手指やマスクMが触れてしまう危険が低減され得る。
なお、マスク保持部112、及び、フラップ130の保護面131に抗菌層を形成するようにしてもよい。マスクMの表面Ma及び裏面Mbは、マスク保持部112の抗菌層及びフラップ130の保護面131の抗菌層に接触し、菌の繁殖が防止される。抗菌層は、抗菌性とともに弾性を有している。抗菌層は、抗菌剤が塗布又は練りこまれた弾性部材(ポリウレタン、ゴム、綿等)で構成される。もちろん抗菌層は、抗菌剤が塗布、又は、練りこまれた天然繊維、化学繊維、樹脂繊維又は金属繊維の層と、弾性部材(ポリウレタン、ゴム、綿等)の層と積層された2層構造であってもよい。また、抗菌層は弾性を有しているので、折り畳み時にマスクMとの密着性を高めることができる。
このように構成された鞄10は、次のようにして用いる。荷物を収納する際は、開閉蓋111aを開けて鞄本体110内に収納し、取り出す際は、開閉蓋111aを開けて鞄本体110内から取り出す。出し入れしない場合には開閉蓋111aを閉じる。
マスクMを収納させる場合は、面ファスナ112aと面ファスナ131aとの係合を解除し、フラップ130を開き、マスク保持部112とフラップ130の保護面131とに挟持させ、図1中矢印P方向に閉じ、面ファスナ112aと面ファスナ131aとを係合させる。マスクMを取り出す場合は、面ファスナ112aと面ファスナ131aとの係合を解除し、フラップ130を開き、マスク保持部112とフラップ130の保護面131とに挟持されているマスクMを引き出す。
マスク保持部112、及び、フラップ130の保護面131に抗菌層を形成した場合には、フラップ130を折り畳むことで、マスク保持部112の抗菌層及びフラップ130の保護面131の抗菌層はマスクMの表面Ma及び裏面Mbに当接して挟持される。マスクMを露出させることなく保持することができるとともに、抗菌層の抗菌作用により、マスクM内でのウィルスや菌の増殖を防止する抗菌効果を発揮できる。
このように本実施形態に係る鞄によれば、荷物の出し入れとマスクの出し入れを独立して行うことができるため、荷物を収容しつつ、マスクを収容することで埃の付着や型崩れを防止でき、それと共に付着した細菌類の増殖を防止することが可能となる。特に、荷物側とマスク側とを独立して開くので、荷物の出し入れ時にはマスクには触れにくく、逆にマスクの出し入れ時には荷物には触れにくいため、使用者による不用意な接触機会を減らすことで、菌の無用な移動を防止することができる。
<第4実施形態>
図5に示すように、本実施形態に係る鞄140は、荷物(被収納物)を保持し、それとともに、平型のマスクMを保持する機能を有している。上述したマスクMと抗菌層は同一機能を有しているため、詳細な説明は省略する。
本実施形態に係る鞄140は、皮革や樹脂等の比較的硬質な材質で形成され、鞄本体150と把手160を有する。鞄本体150は、内部に荷物を収納できる箱型の外殻部材151を備えている。外殻部材151の側面における点線で示す領域に矩形状のマスク保持部152が形成されている。外殻部材151の上部には開口部151aが設けられている。マスク保持部152には面ファスナ152aが取り付けられている。
マスク保持部152の下端には、フラップ(第1板材)170が取り付けられている。フラップ170は、マスク保持部152に対峙する保護面171と、その裏面に相当する外郭面172を有している。フラップ170の下方の長辺173がマスク保持部152の下方に一体的、かつ、揺動可能に連結されており、図3中矢印P方向に閉じることが可能である。
保護面171には、前述した面ファスナ152aに着脱係合する面ファスナ171aが取り付けられている。面ファスナ152aに面ファスナ171aを係合させることで、マスク保持部152とフラップ170の間でマスクMを挟持することができる。面ファスナ152a及び面ファスナ171aは、使用者の手で容易に着脱可能で、かつ、自重で開かないものであれば、磁石、ボタン、ホックを用いてもよい。
このように鞄本体150に収納される荷物を出し入れする場合と、マスク保持部152とフラップ170の間で挟持されたマスクMを出し入れする場合とで、開口部151aの開け閉め、面ファスナ152aと面ファスナ171aとの着脱を独立して行うことができる。したがって、荷物を使用者が出し入れする際に、鞄本体150に保持しているマスクMに使用者の手指が触れてしまう危険が低減され得る。また当該鞄本体150にマスクMを装着しようとするに際して、また当該鞄本体150からマスクMを取り外すに際して当該鞄本体150に収納させている荷物に使用者の手指やマスクMが触れてしまう危険が低減され得る。
なお、マスク保持部152、及び、フラップ170の保護面171に抗菌層を形成するようにしてもよい。マスクMの表面Ma及び裏面Mbは、マスク保持部152の抗菌層及びフラップ170の保護面171の抗菌層に接触し、菌の繁殖が防止される。抗菌層は、抗菌性とともに弾性を有している。抗菌層は、抗菌剤が塗布又は練りこまれた弾性部材(ポリウレタン、ゴム、綿等)で構成される。もちろん抗菌層は、抗菌剤が塗布、又は、練りこまれた天然繊維、化学繊維、樹脂繊維又は金属繊維の層と、弾性部材(ポリウレタン、ゴム、綿等)の層と積層された2層構造であってもよい。また、抗菌層は弾性を有しているので、折り畳み時にマスクMとの密着性を高めることができる。
このように構成された鞄10は、次のようにして用いる。荷物を収納する際は、開口部151aを開けて鞄本体150内に収納し、取り出す際は、開口部151aを開けて鞄本体150内から取り出す。出し入れしない場合には開口部151aを閉じる。
マスクMを収納させる場合は、面ファスナ152aと面ファスナ171aとの係合を解除し、フラップ170を開き、マスク保持部152とフラップ170の保護面171とに挟持させ、図1中矢印P方向に閉じ、面ファスナ152aと面ファスナ171aとを係合させる。マスクMを取り出す場合は、面ファスナ152aと面ファスナ171aとの係合を解除し、フラップ170を開き、マスク保持部152とフラップ170の保護面171とに挟持されているマスクMを引き出す。
マスク保持部152、及び、フラップ170の保護面171に抗菌層を形成した場合には、フラップ170を折り畳むことで、マスク保持部152の抗菌層及びフラップ170の保護面171の抗菌層はマスクMの表面Ma及び裏面Mbに当接して挟持される。マスクMを露出させることなく保持することができるとともに、抗菌層の抗菌作用により、マスクM内でのウィルスや菌の増殖を防止する抗菌効果を発揮できる。
このように本実施形態に係る鞄によれば、荷物の出し入れとマスクの出し入れを独立して行うことができるため、荷物を収容しつつ、マスクを収容することで埃の付着や型崩れを防止でき、それと共に付着した細菌類の増殖を防止することが可能となる。特に、荷物側とマスク側とを独立して開くので、荷物の出し入れ時にはマスクには触れにくく、逆にマスクの出し入れ時には荷物には触れにくいため、使用者による不用意な接触機会を減らすことで、菌の無用な移動を防止することができる。
なお、上記実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない区域で種々に変形することが可能である。また、各実施形態は適宜組み合わせて実施してもよく、その場合組み合わせた効果が得られる。更に、上記実施形態には種々の考案が含まれており、開示される複数の構成要件から選択された組み合わせにより種々の考案が抽出され得る。例えば、実施形態に示される全構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、課題が解決でき、効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が考案として抽出され得る。
10…鞄、20,20A…鞄本体、21…外殻部材、21a…ファスナ、22…マスク保持部、22a…面ファスナ、30…ショルダーベルト、40…フラップ(第1板材)、41…保護面、41a…面ファスナ、42…外郭面、42a…面ファスナ、43…長辺、50…フラップ、51…保護面、51a…面ファスナ、52…外郭面、52a…面ファスナ、53…長辺、60…フラップ、61…保護面、61a…面ファスナ、62…外郭面、63…長辺、70…鞄、80…鞄本体、81…外殻部材、81a…ファスナ、82…マスク保持部、82a…面ファスナ、90…フラップ(第1板材)、91…保護面、91a…面ファスナ、92…外郭面、93…長辺、100…鞄、110…鞄本体、111…外殻部材、111a…開閉蓋、112…マスク保持部、112a…面ファスナ、120…把手、130…フラップ(第1板材)、131…保護面、131a…面ファスナ、132…外郭面、133…長辺、140…鞄、150…鞄本体、151…外殻部材、151a…開口部、152…マスク保持部、152a…面ファスナ、160…把手、170…フラップ(第1板材)、171…保護面、171a…面ファスナ、172…外郭面、173…長辺
M…マスク。

Claims (5)

  1. 被収納物をマスクとともに保持する鞄において、
    一方の長辺側が前記被収納物を収納する鞄本体の外殻部材に形成されたマスク保持部に結合された第1板材を有し、
    前記マスク保持部と前記第1板材とにより前記マスクを広げた状態で挟持する鞄。
  2. 前記第1板材は前記マスク保持部に対し、着脱自在に結合している請求項1に記載の鞄。
  3. 前記マスク保持部及び前記第1板材の前記マスク保持部側の面には、抗菌層が形成される請求項1に記載の鞄。
  4. 一方の長辺側が前記第1板材と前記マスク保持部に結合された位置で結合された第2板材を有し、
    前記第1板材と前記第2板材とにより前記マスクを広げた状態で挟持する請求項1に記載の鞄。
  5. 前記第1板材の前記第2板材側の面及び前記第2板材の前記第1板材側の面には、抗菌層が形成される請求項4に記載の鞄。
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