JP2020147855A - エプロン - Google Patents

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委子 青木
奈穂美 愛甲
Nahomi AIKO
奈穂美 愛甲
憲子 杉村
Noriko Sugimura
憲子 杉村
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Abstract

【課題】着用し易い構成でありながら、胸元及びその近傍部分をカバーできると共に、身体にフィットするエプロンを提供する。【解決手段】シート状に形成された本体部1を備えたエプロンWであって、本体部1の表面側の上下方向の中心よりも上方側の位置に、短辺1aに平行な山折部3aが形成され、本体部1の山折部3aよりも上方側の領域E1は、その外周縁部に首掛け部20が形成され、首掛け部20の内側部分に、首掛け部20に対して切り離し可能に接続されたフラップ片30が形成され、首掛け部20及びフラップ片30は、本体部1の領域E1において、山折部3aのなかの、左右方向の中心よりも長辺寄1c、1d寄りの位置を起点に、それぞれ、上方・外側に向けて延設された一対の斜め切込部10・10と、一方の斜め切込部10の上端部と他方の斜め切込部10の上端部とを繋ぐ切断部11とにより分割されている。【選択図】図1

Description

本発明は、エプロンに関し、例えば、飲食店、医療施設、介護施設等の施設で利用される簡易型のエプロンに関する。
飲食店、医療施設、介護施設等の施設において、食事や調理の際に衣服等が汚れないように、施設の利用者が使い捨ての簡易型のエプロンを着用することがある。このようなエプロンは、紙や不織布で形成され、ユーザの頭部を通すための開口部(孔)が設けられているタイプのものが知られており、例えば、このタイプのエプロンが特許文献1に開示されている。
特許文献1に記載されたエプロン100は、図11に示すように、シート状をなし、その上部が半円形状に形成され、その半円形状の中心より下方位置に円形の開口部(丸形孔)103が設けられ、この開口部103の外側部分が首掛け部105になっている。利用者は、開口部103に頭部を通して、首掛け部105を首に掛けることで、エプロン100を着用できるようになっている。
また、本願の出願人により、上記のようなエプロン(簡易型のエプロン)を持ち運びし易い構成にしたものが発明され、その発明が特許出願され公開されている(特許文献2)。特許文献2に記載のエプロンは、折り畳み可能なエプロン本体と、折り畳まれた状態のエプロン本体を収容する包装体と、包装体とエプロン本体の一部を接着する接着部とを備えている。以下、特許文献2に記載のエプロンを構成するエプロン本体について、図12を参照しながら説明する。
図12(a)に示すように、エプロン本体200は、折り畳み可能な長方形のシート状に形成されている。また、エプロン本体200は、上方側の部分に、コの字型に延設されている破線状のスリットで形成された切断部201が形成されている。
エプロン本体200は、切断部201を切り離して切断部201の内側部202を前面側に折り曲げると、図12(b)に示すように、切断部201の内側部分に四角形の開口部203が形成されると共に、切断部201の外側部分にコの字状の首掛け部205が形成される。
利用者は、エプロン本体200に形成された四角形の開口部203に頭部を通して、コの字状の首掛け部205を首に掛けることで、エプロン本体200を着用できるようになっている。
実開平5−94217号公報 WО2019−021419号公報
ところで、上述した特許文献1、2に記載されているような、利用者の頭部を通す開口部が形成されているエプロン(簡易型のエプロン)は、一般的に、開口部が狭いものが多く、頭部を通しづらく着用がしにくいという課題を有している。特に、髪の毛を結んでいる利用者は、上記のようなエプロンの開口部に頭部を通すのが面倒であり、髪形によっては開口部に頭が通らず、着用できないケースも生じている。
一方、上記のエプロンにおいて、開口部の面積を大きく形成すれば、頭部を通し易くなり、着用がしにくいという課題が解消される。しかし、開口部の面積を大きくした場合、首掛け部を首に掛けた際に、首元から胸元に至る部分がエプロンで覆われずに露出してしまい(露出する部分が大きくなってしまい)、露出している部分(例えば、服の襟元部や胸元部等)を汚し、エプロン本来の機能を果たせない虞があるという別の課題が生じる。
なお、上記のようなエプロン(簡易型のエプロン)には、紐状の首掛け部を設けたタイプのものもあり、このタイプであれば、開口部に頭部を通す必要がなく、髪形に関係無く着用することができる。しかし、簡易型のエプロンは、紙や不織布で形成されているため、紐状の首掛け部が結び辛く、着用がしにくいという課題が解消されていない。
さらに、上述した特許文献1、2に記載されている、腰紐がないタイプのエプロン(簡易型のエプロン)は、首掛け部を首に掛けているだけであるため、利用者の身体にフィットしないという課題も有している。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであって、その目的は、着用し易い構成でありながら、胸元及びその近傍部分をカバーできると共に、身体にフィットするエプロンを提供することにある。
上記技術的課題を解決するための本発明は、シート状に形成された本体部を備えたエプロンであって、前記本体部は、表裏面を有すると共に、上下方向の両側に一対の短辺が形成され、左右方向の両側に一対の長辺が形成され、前記本体部の表面側の上下方向の中心よりも所定寸法上方側の位置に、前記短辺に対して平行な山折部が形成され、前記本体部の前記山折部よりも上方側の領域は、その外周縁部に首掛け部が形成され、該首掛け部の内側部分に、該首掛け部に対して切り離し可能に接続されたフラップ片が形成され、前記首掛け部及び前記フラップ片は、前記本体部の山折部よりも上方側の領域において、前記山折部のなかの、左右方向の中心よりも前記長辺寄りの位置を起点に、それぞれ、上方・外側に向けて延設された一対の斜め切込部と、一方の前記斜め切込部の上端部と他方の前記斜め切込部の上端部とを繋ぐ破線状のスリットで形成された切断部とにより分割されており、前記本体部は、前記切断部が切り離されると、前記斜め切込部及び前記切断部の外側の領域が前記首掛け部になると共に、前記斜め切込部及び前記切断部の内側の領域にユーザの頭部を通すための開口部と、前記山折部を基端にして前記開口部を開閉可能な前記フラップ片とが形成されるようになっていることを特徴とする。
本発明の構成によれば、ユーザの頭部を通す開口部が大きくなるように、斜め切込部及び切断部を形成しても、その開口部をフラップ片で覆う(塞ぐ)ことができる。また、本発明のエプロンは、裏面側をユーザと相対向させて着用されるようになっている。そのため、本発明のエプロンは、斜め切込部及び山折部を設けたことにより、ユーザが当該エプロンを着用する際に、フラップ片がユーザ側に折れ曲がってくるため、エプロンを着用するユーザに対して、フラップ片を用いて開口部を覆うように着用することを促すことができる。すなわち、本発明は、開口部の面積を大きく形成して着用し易い構成を採用可能でありながら、胸元及びその近傍部分に配置される開口部を覆うことができる。
また、本発明のエプロンは、「山折部」及び「一対の斜め切込部」を設けたことで、腰紐等が無いシート状に形成されたエプロンでありながら、立体的な形状に構成され、ユーザの身体にフィットさせることができる。
また、前記本体部の裏面をユーザに相対向させ、前記開口部に、ユーザが頭部を通して前記首掛け部がユーザの首に掛けられると、前記開口部がユーザの首元から胸元に配置されると共に、前記フラップ片が前記山折部を基端にユーザ側に折れ曲がり、前記フラップ片の自由端側の両側部が前記首掛け部の裏側に挿入されると、該フラップ片が前記首掛け部に対して交差した状態で係止され、該フラップ片がユーザの首元から胸元に配置される前記開口部を覆うようになっていることが望ましい。
本発明の構成(特に、「山折部」及び「一対の斜め切込部」)によれば、首掛け部がユーザの首に掛けられると、エプロンが重力により下方向の荷重を受けるため、首掛け部の上方側は、首に掛けられる前の状態と比べて、その左右方向の寸法が狭まって配置される。そのため、フラップ片の自由端側の両側を首掛け部・上方側の裏側に挿入し配置すると、フラップ片が首掛け部に対して交差した状態でしっかりと係止され、フラップ片により開口部が覆われた状態が維持される。その結果、ユーザの胸元及びその近傍が、しっかりとカバーでき、例えば、飲食する際に用いられた場合に、ユーザの胸元及びその近傍が汚れることを防止できる。
また、前記山折部、一対の前記斜め切込部及び前記切断部を繋ぐと略逆台形状に形成されていることが望ましい。
このように略逆台形状にすることで、略コの字状の首掛け部の下側部分の幅寸法を、上方側部分の幅寸法と比べて大きくすることができ、これにより、首掛け部がよれにくくなり、着心地がよくなる(着用性が向上する)。また、この形状にすることで、開口部の上方側の幅寸法が大きくなるため、ユーザが頭部を通し易くなる。
また、略逆台形状にすることで、ユーザの首に首掛け部を掛け、フラップ片の自由端側を首掛け部の裏側に挿入した場合に、フラップ片と、首掛け部とが交差する領域が大きくなるため、フラップ片が首掛け部の裏側に挿入し係止し易いと共に、一旦、係止した後にフラップ片が外れにくくなる。
また、前記フラップ片は、該フラップ片の上下方向の中間部よりも上方の位置に前記短辺と平行な谷折部が形成されており、前記首掛け部の裏面に、前記フラップ片の自由端側を挿入すると、前記谷折部により、前記フラップの自由端側が前記首掛け部の裏面に向けて付勢されるようになっていることが望ましい。
このように、本発明では、首掛け部の裏面に向けて、フラップ片の自由端側が付勢された状態になるため、フラップ片が首掛け部に安定した状態で係止されるようになる。
また、前記フラップ片の上端部に形成される上辺部は、その中心部に凹部が形成され、前記フラップ片は、前記凹部の左右方向の中心の位置から下方に向けて延びる上下スリットが形成されていることが望ましい。
このように、フラップ片の上端部に形成される上辺部に凹部を設け、その中心位置に下方に向けて延びる上下スリットを形成したことで、ネクタイをしているユーザがエプロンを着用している場合に、当該エプロンにより、ネクタイの結び目部分が締め付けられることがなく、快適に着用できる。すなわち、本発明のエプロンは、ユーザの首元の近傍をカバーする構成になっていながら、ネクタイをしているユーザが、首元が苦しくなることなく快適に着用できる。
また、前記エプロンは、折り畳んで持ち運び可能な折畳み状態にできるようになっていることが望ましい。
また、前記エプロンは、前記本体部を前記上下方向に3つ折りにすると共に、前記3つ折りにしたものを前記上下方向に半分に折り、その後、前記左右方向に蛇腹折りにすることにより略矩形状に折り畳まれた前記折畳状態になり、前記折畳状態の本体部を広げると、該本体部に左右方向の折目と、上下方向の折目とが等間隔で形成され、該折目により該本体部に矩形のマス目が形成されるようになっていることが望ましい。
このように、本発明のエプロンは、持ち運び可能な折畳み状態にできるようになっている。そのため、本発明のエプロンは、折畳み状態にしたものをポケットに入れ、或いは袋に入れて携帯することができる。また、本発明のエプロンは、折畳み状態にできるため、折り畳み状態にした、複数のエプロンを箱に収容して、複数のエプロンをコンパクトにまとめて持ち運ぶこともできる。或いは、折り畳み状態にした、複数のエプロンを箱に収容して、飲食店等の施設に当該箱を置いておき、ユーザが当該箱からエプロンを自由に取り出して使用できるようにしておくこともできる。
また、本発明のエプロンは、使用する前には、コンパクトな状態に形成できるため、店舗等の施設において、省スペースで収容することができる。また、本実施形態では、折り畳む工程において、蛇腹折りをしているため、内部の空気が抜けて、よりコンパクトに折り畳める。
また、本発明では、エプロン本体に矩形のマス目が形成されている。このように構成することで、エプロンが立体形状になるため、ユーザがエプロンを着用したときにより身体にフィットする。
また、前記斜め切込部は、前記山折部に対して、略50〜60度の角度で、上方・外側に向けて延びていることが望ましい。
また、前記本体部は、ストーンペーパ、紙、及び不識布のいずれかで形成されていることが望ましい。
また、本発明は、シート状に形成された本体部を備えたエプロンであって、前記本体部は、表裏面を有すると共に、上下方向の両側に一対の短辺が形成され、左右方向の両側に一対の長辺が形成され、前記本体部の表面側の上下方向の中心よりも所定寸法上方側の位置に、前記短辺に対して平行な山折部が形成され、前記本体部の前記山折部よりも上方側の領域には、その外周縁部に略コの字状の首掛け部が形成され、前記首掛け部の内側部分が開口部になっていると共に、前記山折部を基端にして、前記開口部を開閉可能なフラップ片が形成され、前記首掛け部及び前記フラップ片は、前記本体部の山折部よりも上方側の領域において、前記山折部のなかの、左右方向の中心よりも前記長辺寄りの位置を起点として、それぞれ、上方・外側に向けて延設された一対の斜め切込部と、一方の前記斜め切込部の上端部と他方の前記斜め切込部の上端部とを繋ぐスリットにより分割されており、前記本体部の裏面をユーザに相対向させ、前記開口部に、ユーザが頭部を通して前記首掛け部がユーザの首に掛けられると、前記開口部がユーザの首元から胸元に配置されると共に、前記フラップ片が前記山折部を基端にユーザ側に折れ曲がり、前記フラップ片の自由端側の両側部が前記首掛け部の裏側に挿入されると、該フラップ片が前記首掛け部に対して交差した状態で係止され、該フラップ片がユーザの首元から胸元に配置される前記開口部を覆うようになっていることを特徴とする。
本発明によれば、着用し易い構成でありながら、胸元及びその近傍部分をカバーできると共に、身体にフィットするエプロンを提供することができる。
本発明の実施形態のエプロンを表面から見た模式図である。 本発明の実施形態のエプロンの上方側を拡大して示した模式図である。 本発明の実施形態のエプロンの切断部を切り離した状態を説明するための模式図であり、開口部を全開にした状態を表面から見た模式図である。 本発明の実施形態のエプロンの切断部を切り離した状態を説明するための模式図であり、切断部を切り離してフラップ片を首掛け部から離間させた状態を側面から見た模式図である。 本発明の実施形態のエプロンの折り畳み手順を説明するための模式図である。 本発明の実施形態のエプロンの上下方向の山折部及び谷折部の構成を説明するための模式図である。 本発明の実施形態のエプロンの着用方法を説明するための模式図である。 本発明の実施形態のエプロンの着用方法を説明するための模式図である。 本発明の実施形態のエプロンを着用した状態を示した模式図である。 本発明の実施形態のエプロンを着用した状態を示した模式図である。 従来技術の簡易型のエプロンを示した模式図である。 従来技術の簡易型のエプロンを示した模式図であり、(a)が切断部を切り離す前の状態示した模式図であり、(b)が切断部を切り離した状態を示した模式図である。
以下、本発明の実施形態のエプロンについて図面を用いて説明する。
先ず、本実施形態のエプロンの構成について図1〜4を参照しながら説明する。
《エプロンWの構成について》
ここで、図1は、本実施形態のエプロンを表面から見た模式図である。図2は、本実施形態のエプロンの上方側を拡大して示した模式図である。図3は、本実施形態のエプロンの切断部を切り離した状態を説明するための模式図であり、開口部を全開にした状態を表面から見た模式図である。図4は、本実施形態のエプロンの切断部を切り離した状態を説明するための模式図であり、切断部を切り離してフラップ片を首掛け部から離間させた状態を側面から見た模式図である。
図1に示すように、本実施形態のエプロンWは、略長方形のシート状に形成された本体部1を備えている。この本体部1は、表裏面を有すると共に、上下方向(長手方向)の両側に一対の短辺1a、1bが形成され、左右方向(短手方向)の両側に一対の長辺1c、1dが形成されている。また、本実施形態のエプロンWは、ストーンペーパで形成されている。
なお、本明細書中の略長方形には、角丸長方形や、台形、逆台形等の形状も含まれているものとする。
また、エプロンWは、上下方向の寸法が「Y(mm)」であり、左右方向の寸法が「X(mm)」に形成されている。なお、エプロンWは、例えば、Yが550〜600mm前後の寸法、Xが380〜450mm前後の寸法で形成されている。
なお、以下では説明の便宜上、「Y=11L(mm)」、「X=8L(mm)」とする。
上記の本体部1は、表面側の上下方向の中心よりも所定寸法上方側の位置に、短辺1a、1bに対して平行な山折部3aが形成されている。図示する例では、山折部3aは、上方の短辺1aから「4L(mm)」の寸法分下方の位置に形成されている。
また、本体部1の表面側には、短辺1aから「6L(mm)」の寸法分下方の位置にも、短辺1a、1bに対して平行な山折部3bが形成され、短辺1aから「8L(mm)」の寸法分下方の位置にも、短辺1a、1bに対して平行な山折部3cが形成されている。また、本体部1の表面側には、上方の短辺1aから「2L(mm)」の寸法分下方の位置に、短辺1a、1bに対して平行な谷折部4aが形成され、下方の短辺1bから「L(mm)」の寸法分上方の位置に、短辺1a、1bに対して平行な谷折部4bが形成されている。
さらに、本実施形態のエプロンWは、左右方向の折目(山折部3a、3b、3c、谷折部4a、4b)に加えて、上下方向にも所定間隔で折目が形成されており、これにより矩形のマス目が形成されて、本体部1が立体的形状を形成できるようになっている。なお、エプロンWの立体的形状についての説明は後段で行う。
また、図1、2に示すように、本体部1の山折部3aよりも上方側の領域E1には、その外周縁部に略コの字状の首掛け部20が形成され、首掛け部20の内側部分に、首掛け部20に対して切り離し可能に接続されたフラップ片30(略逆台形状のフラップ片30)が形成されている。
上記の首掛け部20及びフラップ片30は、本体部1の山折部3aよりも上方側の領域E1において、山折部3aのなかの、左右方向の中心よりも長辺1c、1d寄りの位置を起点として、それぞれ、上方・外側に向けて延設された「一対の斜め切込部10・10」と、「一方の斜め切込部10の上端部と他方の斜め切込部10の上端部とを繋ぐ破線状のスリットで形成された切断部11」とにより区分け(分割)されている。
また、本実施形態では、「山折部3a」、「一対の斜め切込部10・10」及び「切断部11」を繋ぐと略逆台形状になるように形成されている。
以下、首掛け部20及びフラップ片30を形成するために設けた斜め切込部10・10と、切断部11の構成について詳細に説明する。
斜め切込部10・10は、図2に示すように、山折部3aから上方・外側に向けて「θ度」の角度をなして形成されている。なお、山折部3aを起点に形成されている斜め切込部10・10の一端部(起点部)には、小径(例えば、直径1〜2mm程度)の円孔10a(図2参照)が形成されている。
上記の「θ度」について特に限定されるものではないが、例えば、「θ度」を「50〜60度」の値にすると良い。この値にすると、後述するように切断部11を切り離して、ユーザの首に首掛け部20を掛け、首掛け部20の裏面に、フラップ片30の自由端側(上方側)を挿入したときに、フラップ片30と、首掛け部20とが交差する領域が大きくなる。
なお、斜め切込部10・10の長さ寸法については特に限定されるものではないが、例えば、「30mm前後」の長さ寸法に形成される。
切断部11は、図2に示すように、「一方の斜め切込部10」の上端部から上方側・左角部近傍の第1の位置(長辺1c及び短辺1aの近傍の第1の位置)まで上方・外側に向けて斜めに延びる第1斜辺部11aと、第1の位置で他方の長辺1dに向けて円弧状に屈曲して延びる第1ラウンド部11bとを有している。
また、切断部11は、第1ラウンド部11bの端部から上方側・右角部近傍の第2の位置(長辺1d及び短辺1aの近傍の第2の位置)まで短辺1aと略平行方向に延びる水平辺部11cと、第2位置で下方に向けて円弧状に屈曲して延びる第2ラウンド部11dと、第2ラウンド部11dの端部から「他方の斜め切込部10」の上端部まで下方・内側に向けて斜めに延びる第2斜辺部11eとを有している。
なお、第1斜辺部11aと、第2斜辺部11eは、左右方向の中心線に対して線対称になっていると共に、山折部3aに対して、斜め切込部10の角度である「θ度」よりも大きい角度(例えば、70度)で傾斜している。
また、上記の切断部11には、断続的に、首掛け部20及びフラップ片30を接続している接続部12a、12b、12c、12d、12e、12f、12g、12h、12i、12j、12kが設けられている。なお、切断部11は、接続部12a、12b、12c、12d、12e、12f、12g、12h、12i、12j、12k以外の部分が、切り込まれたスリットになっている。そして、この接続部12a、12b、12c、12d、12e、12f、12g、12h、12i、12j、12kを切断することで、首掛け部20からフラップ片30が切り離なされるようになっている。
なお、本実施形態では、切断部11は、断続的に、接続部12a、12b、12c、12d、12e、12f、12g、12h、12i、12j、12kが設けられているが、この構成に限定されるものではない。本実施形態の切断部11には、等間隔でスリットが形成されているミシン目も含まれている。
次に、エプロンWの切断部11が切り離された状態について説明する。
具体的には、本体部1は、切断部11が切り離されると、図3、4に示すように、斜め切込部10・10及び切断部11の外側の領域が略コの字状の首掛け部20(図3参照)になると共に、斜め切込部10・10及び切断部11の内側の領域にユーザの頭部を通すための開口部21と、山折部3aを基端にして開口部21を開閉可能で且つ裏面に向けて折れ曲がる(開口部21を塞ぐ方向に折れ曲がる)フラップ片30(図4参照)とが形成される。
上記の切断部11を切り離すことにより形成される開口部21と、開口部21を開閉可能なフラップ片30は、いずれも、略逆台形状に形成されている。
また、切断部11を切り離して形成したフラップ片30は、山折部3aにより、開口部21を塞ぐ方向に折れ曲がっている。
また、フラップ片30は、フラップ片の上下方向の中間部よりも所定寸法・上方側の部分が谷折部4aにより屈曲しており(短辺1aに平行な谷折りがされており)、フラップ片30の上方側の部分が、谷折部4aを介して前方に傾斜している。フラップ片30は、例えば、上方側の30〜40%程度の領域が前方に折れ曲がっている。
そして、略逆台形状のフラップ片30の構成によれば、ユーザの首に首掛け部20を掛け、フラップ片30の自由端側(上端側)の両側部を首掛け部20の裏側に挿入した場合に、フラップ片30と、首掛け部20とが交差した状態で係止されるようになる。
なお、図3では、開口部21の全体形状を示すために、フラップ片30の谷折部4aよりも下方側の領域が首掛け部20に対して略垂直に立設し、フラップ片30の谷折部4aよりも上方側の領域が首掛け部20に対して略平行に屈曲している状態を示している。
また、図4では、フラップ片30が、山折部3aを基端にして、裏面に向けて折れ曲がっている(開口部21を塞ぐ方向に折れ曲がっている)状態を説明するために、本体部1を側面から見た模式図を示している。
このように、本実施形態では、「山折部3a」、「一対の斜め切込部10・10」及び「切断部11」を繋いだ形状を略逆台形状にすることで、切断部11が切り離されて形成される首掛け部20の下側部分の幅寸法を、上方側部分の幅寸法と比べて徐々に大きくなるように形成することができる(図3参照)。例えば、首掛け部20の下端部の幅寸法を「800mm前後の寸法」にし、首掛け部20の上端部側に形成される最短幅の部分の寸法を「200mm前後の寸法」にすることができる。
これにより、ユーザの首に、首掛け部20が掛けられたときに、首掛け部20がよれにくくなり、着用性が向上する。また、この形状にすることで、切断部11が切り離されて形成された開口部21は、その上方側の幅寸法が大きくなるため、開口部31に対してユーザが頭部を通し易くなる。
また、「一対の斜め切込部10・10」を設け、且つ略逆台形状のフラップ片30を設けることで、ユーザの首に首掛け部20を掛け、首掛け部20の裏面に、フラップ片30の自由端側(上方側)の両側部を挿入して配置した場合に、フラップ片30と、首掛け部20とが交差する領域を大きくできる。そのため、簡単に、フラップ片30を首掛け部20の裏側に挿入し係止させることができる。また、この形状にすることで、一旦、フラップ片30を首掛け部20の裏側に挿入し係止した後にフラップ片30が外れにくくなる。
また、フラップ片30は、その上方側の部分が、谷折部4aを介して前方に傾斜している。この構成によれば、ユーザの首に首掛け部20を掛け、首掛け部20の裏面に、フラップ片30の自由端側(上方側)を挿入すると、谷折部4aにより、首掛け部20の裏面に向けて、フラップ片30の自由端側(上方側)が付勢された状態になるため、フラップ片30が首掛け部20に安定した状態で係止される。
また、切断部11に円弧状の第1ラウンド部11b及び第2ラウンド部11dを設けることにより、切断部11が切り離されて形成される首掛け部20の上方・内側の角部(ユーザの首に掛けられる部分)を半円弧形状にすることができる。この構成によれば、エプロンWがユーザに着用されたときに、首掛け部20の上方・内側の角部に係る荷重が分散され、エプロンWを着用している最中に、首掛け部20が切れる可能性が軽減される。
さらに、上記の切断部11の水平辺部11cは、図2に示すように、左右方向の中心の位置で円弧状に凹んだ凹部11c1が形成されている。
この構成により、切断部11を切り離した場合に、略逆台形状のフラップ片30の上端部に形成される上辺部31の中心部にも凹部31a(図3参照)が形成される。
また、フラップ片30は、凹部31aの左右方向の中心の位置から下方に向けて延びる上下スリット32が形成されている(例えば、4〜5mm程度の上下スリット32が形成されている)。また、上下スリット32の一端部には、小径(例えば、直径1〜2mm程度)の円形の丸孔32aが形成されている。
なお、フラップ片30には、上下スリット32の一端部に形成されている孔32aから、凹部31aの左右の両外側の部分に向けて略V字状の山折部33が形成されている。
このように、フラップ片30の上部に凹部31aを設け、その左右方向の中心位置に下方に向けて延びる上下スリット32を形成すると共に、山折部33を設けたのは、ネクタイをしているユーザがエプロンWを着用する場合に、エプロンWにより、ネクタイの結び目部分が締め付けられることがないようにするためである。
《エプロンWの折り畳み方法》
次に、本実施形態のエプロンWを折り畳み手順及び折り畳まれた状態について図5を参照しながら説明する。
ここで、図5は、本実施形態のエプロンを折り畳む手順を説明するための模式図であり、(a)が広げられた状態のエプロンを示した模式図であり、(b)がエプロンを3つ折りした状態を示した模式図であり、(c)が3つ折りした状態のエプロンをさらに2つに折った帯状態を示した模式図であり、(d)が帯状態のエプロンを蛇腹折りしている状態を示した模式図であり、(e)がエプロンを略正方形状に折り畳んだ折り畳み状態を示した模式図である。
図示するように、本実施形態のエプロンWを折り畳む場合、先ず、図5(a)、(b)に示すように、本体部1の表面側に左右方向に延びる2つの山折部3a、3cが形成されるように、本体部1を上下方向に3つ折りにした状態(図5(b)に示す状態)にする。
次に、図5(b)に示す3つ折りした状態の本体部1を上下方向に半分に折り曲げて(谷折りで折り曲げて)2つ折りにして、図5(c)に示す帯状態にする。
この帯状態にすることにより、本体部1を広げた状態にしたとき(図1に示す状態にしたときに)、本体部1の左右方向に、山折部3a、3cに加えて、さらに、山折部3b、谷折部4a、4bが形成される。
最後に、図5(c)に示す帯状体にした本体部1を左右方向に蛇腹折りにし(図5(d)参照)、図5(e)に示す略正方形状に折り畳まれた折畳み状態にする。この折畳み状態にすることにより、本体部1の上下方向に所定間隔で折目が形成される。
このように、本実施形態のエプロンWは、使用する前には、図5(e)に示すようにコンパクトな状態(折畳み状態)に形成できるため、店舗等の施設において、省スペースで収容することができる。
また、本実施形態では、折り畳む際の最後の工程において、蛇腹折りをしているため、内部の空気が抜けて、よりコンパクトに折り畳める。
また、本実施形態のエプロンWは、コンパクトな折畳み状態にできるため、邪魔にならずに簡単に持ち運ぶことができる。例えば、本実施形態のエプロンWは、折畳み状態にしてポケットに入れて持ち運ぶこともできる。また、例えば、本実施形態のエプロンWは、折畳み状態にしたものを袋に入れて携帯することもできる。
また、本実施形態のエプロンWは、折畳み状態にできるため、折り畳み状態にした、複数のエプロンWを箱に収容して、複数のエプロンWをコンパクトにまとめて持ち運ぶこともできる。或いは、折畳み状態にした、複数のエプロンWを箱に収容して、飲食店等の施設に当該箱を置いておき、ユーザが当該箱からエプロンWを自由に取り出して使用できるようにしておくこともできる。
《エプロンWの立体形状について》
次に、エプロンWを広げたときの立体形状について、上述した図5と、図6を参照しながら説明する。
ここで、図6は、本実施形態のエプロンの上下方向の山折部及び谷折部を説明するための模式図である。
図5(e)に示す折畳み状態の本体部1を広げると、図6に示すように、本体部1の左右方向の折目(山折部3a、3b、3c、谷折部4a、4b)に加えて、本体部1の上下方向に所定間隔で折目ができて、本体部1に複数の矩形のマス目が形成される。
具体的には、図6に示す広げられた状態の本体部1には、6行・4列の矩形状のマス目が形成されている。
そして、本体部1の上方から1行目には、長辺1c、1dと平行に上下方向に延びる3つの折目(谷折部6a、山折部5a、谷折部6b)が等間隔(2L(mm)の間隔)で、且つ上下方向に「2L(mm)」の寸法で形成されている。
また、本体部1の上方から2行目には、長辺1c、1dと平行に上下方向に延びる3つの折目(山折部5b、谷折部6c、山折部5c)が等間隔(2L(mm)の間隔)で、且つ上下方向に「2L(mm)」の寸法で形成されている。
また、本体部1の上方から3行目には、長辺1c、1dと平行に上下方向に延びる3つの折目(谷折部6d、山折部5d、谷折部6e)が等間隔(2L(mm)の間隔)で、且つ上下方向に「2L(mm)」の寸法で形成されている。
また、本体部1の上方から4行目には、長辺1c、1dと平行に上下方向に延びる3つの折目(山折部5e、谷折部6f、山折部5f)が等間隔(2L(mm)の間隔)で、且つ上下方向に「2L(mm)」の寸法で形成されている。
また、本体部1の上方から5行目には、長辺1c、1dと平行に上下方向に延びる3つの折目(谷折部6g、山折部5g、谷折部6h)が等間隔(2L(mm)の間隔)で、且つ上下方向に「2L(mm)」の寸法で形成されている。
また、本体部1の上方から6行目には、長辺1c、1dと平行に上下方向に延びる3つの折目(山折部5h、谷折部6i、山折部5i)が等間隔(2L(mm)の間隔)で、且つ上下方向に「L(mm)」の寸法で形成されている。
なお、本実施形態では、上下方向の長さ寸法を「11L(mm)」にしているため、最下段の行にできるマス目の上下方向の長さ寸法が「L(mm)」になっているが、これは一例に過ぎない。
このように、本実施形態のエプロンWは、折り畳み状態から広げて使用する状態にすると、本体部1の左右方向の折目(山折部3a、3b、3c、谷折部4a、4b)と、本体部1の上下方向の折目(山折部5a、5b、5c、5d、5e、5f、5g、5h、5i、谷折部6a、6b、6c、6d、6e、6f、6g、6h、6i)とが形成され、この折目により、本体部1に複数の矩形のマス目が形成される。
また、本実施形態のエプロンWでは、上下方に隣接するマス目の上下方向に延びる折目は、山折部及び谷折部が交互に形成されるようになっている。
この構成により、マス目により、エプロンWが立体形状に形成されるため、腰紐がない構成を採用しながら、ユーザが着用したときに、ユーザの身体にフイットする。
《エプロンWの着用方法及び着用状態について》
次に、本実施形態のエプロンWの着用方法及び着用状態について上述した図1〜4と、図7〜10を参照しながら説明する。
ここで、図7は、本実施形態のエプロンの着用方法を説明するための模式図であり、(a)がフラップ片を本体部の内側に折り込んだ状態を示した模式図であり、(b)がユーザの首に首掛け部をかけている最中の状態を示した模式図である。図8は、本実施形態のエプロンの着用方法を説明するための模式図であり、(a)が首掛け部にフラップ片を係止している最中の状態を示した模式図であり、(b)エプロンの着用が完了した状態を示した模式図である。図9は、本実施形態のエプロンを着用した状態を示した模式図であり、エプロンに形成されたマス目による立体形状を説明するための模式図である。図10は、本実施形態のエプロンを着用した状態を示した模式図であり、ネクタイをしているユーザがエプロンを着用した状態を示した模式図である。
本実施形態のエプロンWを使用するユーザは、図1、2に示す状態のエプロンWの本体部1の切断部11を切り離し、本体部1に、首掛け部20(図3参照)、開口部21(図3参照)、及びフラップ片30(図3、4参照)を形成する。
次に、ユーザは、山折部3aによりユーザ側に折れ曲がっているフラップ片30を内側に折り込み、図7(a)に示すように、本体部1の裏面を自身に相対向させる。
次に、ユーザは、図7(b)に示すように、切断部11を切り離して形成した開口部21に、自身の頭部を通して首掛け部20を首に掛ける。この状態にすると、本体部1の開口部21がユーザの首元から胸元の位置に配置される。
なお、フラップ片30は、上下方向の中間部よりも上方側の位置で、左右方向に平行な谷折部4a(図1、2参照)が形成されているため、フラップ片30の上方側の部分が、前方側に折れ曲がった状態になっている(図4参照)。
次に、ユーザは、図8(a)に示すように、首に掛けられたエプロンWのフラップ片30の上方側を起こして(立ち上げて)、フラップ片30の上方側(自由端側)の両端部を外側に引っ張り、フラップ片30の上方側(自由端側)の両端部を首掛け部20の裏側に挿入して配置する。
なお、首掛け部20がユーザの首に掛けられると、エプロンWが重力により下方向の荷重を受ける。そして、本実施形態のエプロンWは、「山折部3a」及び「一対の斜め切込部10・10」が設けられているため、首掛け部20がユーザの首に掛けられると、下方向の荷重により、首掛け部20の上方側が、首に掛けられる前の状態と比べて、その左右方向の寸法が狭まって配置される。そのため、フラップ片30の自由端側の両側を首掛け部20・上方側の裏側に挿入し配置すると、図8(b)に示すように、フラップ片30が首掛け部20に対して交差した状態で係止される。その結果、フラップ片30がユーザの首元から胸元に配置される開口部21を覆って(塞いで)、カバーする。
また、本実施形態では、フラップ片30は、その上方側の部分が、谷折部4aを介して前方に傾斜している(図4参照)。そのため、ユーザの首に首掛け部20を掛け、首掛け部20の裏面に、フラップ片30の自由端側(上方側)を挿入すると、谷折部4aにより、首掛け部20の裏面に向けて、フラップ片30の自由端側(上方側)が付勢された状態になるため、フラップ片30が首掛け部20に安定した状態で係止される。
また、本実施形態のエプロンWは、図9に示すように、本体部1の左右方向の折目(山折部3a、3b、3c、谷折部4a、4b)と、本体部1の上下方向の折目(山折部5a、5b、5c、5d、5e、5f、5g、5h、5i、谷折部6a、6b、6c、6d、6e、6f、6g、6h、6i)とにより、本体部1の全域にわたって複数の矩形のマス目が形成された立体形状になっている。そのため、本実施形態のエプロンWは、腰紐を設けていない構成でありながら、図9に示すように、ユーザの身体の形状にフィットする。
さらに、本実施形態のエプロンWは、フラップ片30の上辺部31の中心部に凹部31aが設けられ、その左右方向の中心位置に下方に向けて延びる上下スリット32を形成している。また、フラップ片30には、上下スリット32の一端部から、凹部31aの左右の両外側の部分に向けて略V字状の山折部33が形成されている。
この構成により、図10に示すように、ネクタイをしているユーザがエプロンWを着用しても、エプロンWにより、ユーザの首元にあるネクタイの結び目部分が締め付けられることがなく、快適に着用できる。
以上、説明したように、本実施形態によれば、着用し易い構成でありながら、胸元及びその近傍部分をカバーできると共に、身体にフィットするエプロンを提供することができる。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、その要旨の範囲内において種々の変更が可能である。
例えば、上述した実施形態では、エプロンWがストーンペーパで形成されているが特にこれに限定されるものでない。エプロンWが、ストーンペーパ以外の材料(例えば、紙、不識布)で形成されていても良い。
また、上述した実施形態では、エプロンWの本体部1は、略長方形のシート状に形成されているが特にこれに限定されるものではない。例えば、本体部1が、上下方向に長い楕円のシート状や、レーストラック形のシート状に形成されていても良い。
また、例えば、上述した実施形態では、使用前のエプロンWは、首掛け部20の内側部分に、首掛け部20に対して切り離し可能に接続されたフラップ片30が形成されているが、特にこれに限定されるものではない。初めから、首掛け部20に対して、フラップ片30が切り離された状態になっていても良い。この場合は、以下のように構成されている。
具体的には、本体部1の山折部3aよりも上方側の領域E1は、その外周縁部に略コの字状の首掛け部20が形成され、首掛け部20の内側部分に略逆台形の開口部21aが形成されている。また、本体部1の山折部3aよりも上方側の領域E1には、山折部3aを基端にして、開口部21を開閉可能で且つ開口部21を塞ぐ方向に折れ曲がる略逆台形のフラップ片30が形成されている。
なお、首掛け部20及びフラップ片30は、本体部1の山折部3aよりも上方側の領域E1において、山折部3aのなかの、左右方向の中心よりも長辺1c、1d寄りの位置を起点として、それぞれ、上方・外側に向けて延設された「一対の斜め切込部10・10」と、「一方の斜め切込部10の上端部と他方の斜め切込部10の上端部とを繋ぐ略逆台形状のスリット」とにより区分け(分割)されている。
また、上述した実施形態では、開口部21及びフラップ片30が略逆台形状に形成されているが特にこれに限定されるものではない。山折部3aの位置を起点にしたスリット10・10を設けていれば、例えば、切断部11が長方形状に形成されていても良い。
また、上述した実施形態の図5では、本体部1を上下方向に3つ折りにし、3つ折りした状態の本体部1を上下方向に半分に折り曲げて帯状態にし、帯状態にした本体部1を左右方向に蛇腹折りにすることにより略正方形状に折り畳まれた折畳み状態にする例を示しているが、この折畳み方法は、あくまでも一例に過ぎない。例えば、本体部1を上下方向に蛇腹折りにすることで帯状体にして、その帯状態にした本体部1を左右方向に蛇腹折りにすることにより折畳み状態を形成するようにしても良い。
また、図5では、折畳み状態として、略正方形状を示しているが、これは一例に過ぎない。例えば、折畳み状態が略長方形等の正方形以外の矩形や略三角形などの正方形以外の形状であっても良い。
W…エプロン
1…本体部
1a、1b…短辺、
1c、1d…長辺
3a、3b、3c…山折部
4a、4b…谷折部
10…斜め切込部
10a…丸孔
11…切断部
11a…第1斜辺部
11b…第1ラウンド部
11c…水平辺部
11d…第2ラウンド部
11e…第2斜辺部
12a、12b、12c、12d、12e、12f、12g、12h、12i、12j、12k…接続部
20…首掛け部
30…フラップ片
31…上辺部
31a…凹部
32…上下スリット
32a…丸孔
33…山折部

Claims (10)

  1. シート状に形成された本体部を備えたエプロンであって、
    前記本体部は、表裏面を有すると共に、上下方向の両側に一対の短辺が形成され、左右方向の両側に一対の長辺が形成され、
    前記本体部の表面側の上下方向の中心よりも所定寸法上方側の位置に、前記短辺に対して平行な山折部が形成され、
    前記本体部の前記山折部よりも上方側の領域は、その外周縁部に首掛け部が形成され、該首掛け部の内側部分に、該首掛け部に対して切り離し可能に接続されたフラップ片が形成され、
    前記首掛け部及び前記フラップ片は、前記本体部の山折部よりも上方側の領域において、前記山折部のなかの、左右方向の中心よりも前記長辺寄りの位置を起点に、それぞれ、上方・外側に向けて延設された一対の斜め切込部と、一方の前記斜め切込部の上端部と他方の前記斜め切込部の上端部とを繋ぐ破線状のスリットで形成された切断部とにより分割されており、
    前記本体部は、前記切断部が切り離されると、前記斜め切込部及び前記切断部の外側の領域が前記首掛け部になると共に、前記斜め切込部及び前記切断部の内側の領域にユーザの頭部を通すための開口部と、前記山折部を基端にして前記開口部を開閉可能な前記フラップ片とが形成されるようになっていることを特徴とするエプロン。
  2. 前記本体部の裏面をユーザに相対向させ、前記開口部に、ユーザが頭部を通して前記首掛け部がユーザの首に掛けられると、前記開口部がユーザの首元から胸元に配置されると共に、前記フラップ片が前記山折部を基端にユーザ側に折れ曲がり、前記フラップ片の自由端側の両側部が前記首掛け部の裏側に挿入されると、該フラップ片が前記首掛け部に対して交差した状態で係止され、該フラップ片がユーザの首元から胸元に配置される前記開口部を覆うようになっていることを特徴とする請求項1に記載のエプロン。
  3. 前記山折部、一対の前記斜め切込部及び前記切断部を繋ぐと略逆台形状に形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のエプロン。
  4. 前記フラップ片は、該フラップ片の上下方向の中間部よりも上方の位置に前記短辺と平行な谷折部が形成されており、
    前記首掛け部の裏面に、前記フラップ片の自由端側を挿入すると、前記谷折部により、前記フラップの自由端側が前記首掛け部の裏面に向けて付勢されるようになっていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のエプロン。
  5. 前記フラップ片の上端部に形成される上辺部は、その中心部に凹部が形成され、
    前記フラップ片は、前記凹部の左右方向の中心の位置から下方に向けて延びる上下スリットが形成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のエプロン。
  6. 前記エプロンは、折り畳んで持ち運び可能な折畳み状態にできるようになっていることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のエプロン。
  7. 前記エプロンは、前記本体部を前記上下方向に3つ折りにすると共に、前記3つ折りにしたものを前記上下方向に半分に折り、その後、前記左右方向に蛇腹折りにすることにより略矩形状に折り畳まれた前記折畳状態になり、
    前記折畳状態の本体部を広げると、該本体部に左右方向の折目と、上下方向の折目とが等間隔で形成され、該折目により該本体部に矩形のマス目が形成されるようになっていることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載のエプロン。
  8. 前記斜め切込部は、前記山折部に対して、略50〜60度の角度で、上方・外側に向けて延びていることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載のエプロン。
  9. 前記本体部は、ストーンペーパ、紙、及び不識布のいずれかで形成されていることを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載のエプロン。
  10. シート状に形成された本体部を備えたエプロンであって、
    前記本体部は、表裏面を有すると共に、上下方向の両側に一対の短辺が形成され、左右方向の両側に一対の長辺が形成され、
    前記本体部の表面側の上下方向の中心よりも所定寸法上方側の位置に、前記短辺に対して平行な山折部が形成され、
    前記本体部の前記山折部よりも上方側の領域には、その外周縁部に略コの字状の首掛け部が形成され、前記首掛け部の内側部分が開口部になっていると共に、前記山折部を基端にして、前記開口部を開閉可能なフラップ片が形成され、
    前記首掛け部及び前記フラップ片は、前記本体部の山折部よりも上方側の領域において、前記山折部のなかの、左右方向の中心よりも前記長辺寄りの位置を起点として、それぞれ、上方・外側に向けて延設された一対の斜め切込部と、一方の前記斜め切込部の上端部と他方の前記斜め切込部の上端部とを繋ぐスリットにより分割されており、
    前記本体部の裏面をユーザに相対向させ、前記開口部に、ユーザが頭部を通して前記首掛け部がユーザの首に掛けられると、前記開口部がユーザの首元から胸元に配置されると共に、前記フラップ片が前記山折部を基端にユーザ側に折れ曲がり、前記フラップ片の自由端側の両側部が前記首掛け部の裏側に挿入されると、該フラップ片が前記首掛け部に対して交差した状態で係止され、該フラップ片がユーザの首元から胸元に配置される前記開口部を覆うようになっていることを特徴とするエプロン。
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