JP2001115318A

JP2001115318A - 指先開放形手袋

Info

Publication number: JP2001115318A
Application number: JP28767399A
Authority: JP
Inventors: Kouji Matsuoka; 絋二松岡
Original assignee: MATSUOKA TEBUKURO KK
Current assignee: MATSUOKA TEBUKURO KK
Priority date: 1999-10-08
Filing date: 1999-10-08
Publication date: 2001-04-24

Abstract

(57)【要約】【課題】指袋の先端部を開放させた指先開放形手袋で
は、装着状態から脱がすときに指袋先端部が指外面に密
着していて摘まみにくくなっており、各指袋を引っ張っ
て手袋を脱がすという作業が面倒で且つ時間がかかって
いた。【解決手段】少なくとも親指袋１と人差し指袋２と中
指袋３の各先端側を開放した指先開放形手袋において、
その開放した指袋先端部（１ａ〜３ａ）の外面適所に指
袋引っ張り用のつまみ片２１を設けることにより、装着
した手袋を脱がすときに該つまみ片２１を摘まむことで
指袋（１〜３）を引っ張ることができるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本願発明は、指袋の先端側を
開放して手指の先を指袋先端部から露出させ得るように
した指先開放形手袋に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来の手袋の中には、例えば図３に示す
ように各指袋（１〜５）の先端部をそれぞれ切除・開放
させたものがある。この図３に示す指先開放形手袋は、
例えば釣り用などの指先で細かい作業を行う必要がある
場合に使用されるもので、手に装着した状態で各指先が
各指袋の先端開放部（１ａ〜５ａ）から露出するように
なっている。尚、この種の指先開放形手袋としては、親
指袋１と人差し指袋２と中指袋３の３本だけに先端開放
部（１ａ〜３ａ）を形成したものもある。

【０００３】そして、この種の指先開放形手袋は、装着
状態では手にピッタリとフイット（密着）しており、そ
の装着状態から手袋を脱ぐ場合には、各指袋の先端部分
を他方の手指で摘まみ変えながら順次引っ張るようにし
て行われる。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】ところで、指先端まで
被覆している通常の指袋をもつ手袋では、手袋を脱がす
ときに各指袋の先端被覆部が比較的摘まみ易いが、図３
に示す従来の指先開放形手袋では、装着状態において、
各指袋（１〜５）の先端開放部（１ａ〜５ａ）の縁部が
全周に亘って手指の外面に密着している。従って、この
指先開放形手袋を脱がすときに、各指袋の先端開放縁部
を別の手指で摘まもうとしても該縁部が摘まみにくくな
り、各指袋（１〜５）を引っ張って手袋を脱がすという
作業が面倒で且つその作業に長時間を要していた。尚、
装着状態の手袋を脱がすときに、手袋の手差込み口を捲
って該手差込み口側から手袋を脱がすこともできるが、
その場合は脱いだ手袋が裏返しになってしまい、後の始
末（再裏返し作業）が面倒である。

【０００５】本願発明は、上記した従来の指先開放形手
袋の問題点に鑑み、手袋を装着状態から脱がすときに簡
単に指袋先端部を摘まむ（引っ張る）ことができるよう
にすることを目的としている。

【０００６】

【課題を解決するための手段】本願発明は、上記課題を
解決するための手段として次の構成を有している。尚、
本願発明は、少なくとも親指袋と人差し指袋と中指袋の
各先端側を開放した指先開放形手袋を対象にしている。

【０００７】そして、本願発明の指先開放形手袋では、
開放した指袋先端部の外面適所に指袋引っ張り用のつま
み片を設けたことを特徴としている。

【０００８】指先を開放した指袋は、５本の指袋のう
ち、親指袋と人差し指袋と中指袋の３本だけでもよい
が、５本の指袋全部にそれぞれ指先開放部を設けてもよ
い。尚、この指袋開放部は、指袋先端部を例えば手指の
第１関節部分程度の長さだけ切除して形成されている。

【０００９】指袋先端部のつまみ片は、例えば指平材あ
るいは指甲材の先端に生地を連続させたり、又は別生地
を指平材あるいは指甲材の先端に縫着させたりして形成
される。尚、つまみ片は、手袋装着状態で邪魔になら
ず、且つ他方の指先で容易に摘まめる程度の大きさ（例
えば長さが１０〜１５mm、幅が１５〜２０mm程度）を有
している。

【００１０】このように、指先開放形手袋において、開
放した指袋先端部につまみ片を形成しておくと、手に装
着した手袋を脱がすときに該つまみ片を摘まんで指先側
に引っ張ることができる。従って、指先開放形手袋であ
っても容易に脱がすことができる。

【００１１】

【発明の実施の形態】図１及び図２を参照して本願実施
形態を説明すると、この実施形態の指先開放形手袋は、
例えば釣り用などの指先で細かい作業を行う必要がある
場合に適したものである。

【００１２】そして、この実施形態の指先開放形手袋で
は、親指袋から小指袋までの５つの指袋（１〜５）の各
先端部を切除して、それぞれ指先を開放させている。
尚、この指袋開放部は、指袋先端部（１ａ〜５ａ）を例
えば手指の第１関節部分程度の長さだけ切除して形成さ
れている。

【００１３】各指袋先端部（１ａ〜５ａ）には、それぞ
れつまみ片２１，２１・・が設けられている。この実施
形態では、各つまみ片２１は、各指袋の指平材（１１〜
１５）の生地に連続させている。そして、該各つまみ片
２１は、指袋先端部（１ａ〜５ａ）において指基端側に
向けて外折りした状態で、その折り返し付近のみを指平
材（１１〜１５）に縫い付けている（縫い目２２）。こ
のように、つまみ片２１の折返し付近を指平材に縫い付
け（縫い目２２）ておくと、つまみ片２１が指平材に接
合してビラビラしなくなり、手袋装着状態でつまみ片２
１が邪魔にならない。又、この実施形態では、各つまみ
片２１，２１・・は、長さが１０〜１５mm、幅が１５〜
２０mm程度の半円形状に形成している。

【００１４】尚、他の実施形態では、つまみ片２１は指
袋先端部における指甲材側に形成してもよい。この場合
も、つまみ片２１は指甲材の先端部に連続させ、且つ指
基端側に向けて外折りした状態で、その折り返し付近の
みを指甲材に縫い付けるようにするとよい。又、該つま
み片２１は、別生地を指平材あるいは指甲材の先端に縫
着して形成してもよい。

【００１５】この種の指先開放形手袋は、手に装着した
状態ではピッタリとフィット（密着）している。そし
て、この手袋を脱がすときには、各指袋先端部（１ａ〜
５ａ）を他方の手指で摘まみ変えながら順次引き脱がす
ようにして行われるが、その際、つまみ片２１を摘ま
み、該つまみ片を図２に鎖線図示（符号２１′）するよ
うに指先側に引っ張ることができる。従って、指先開放
形手袋であっても、つまみ片２１を引っ張ることで指先
側から容易に脱がすことができる。

【００１６】

【発明の効果】このように、本願発明の指先開放形手袋
では、開放させた指袋先端部（１ａ〜３ａ）につまみ片
２１を設けているので、装着している手袋を脱がすとき
に、該つまみ片２１を摘まんで各指袋を引っ張ることが
できる。従って、手袋を脱がす作業が容易に且つ短時間
で行えるという効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本願実施形態の指先開放形手袋の正面図であ
る。

【図２】図１のII−II断面図である。

【図３】従来の指先開放形手袋の正面図である。

【符号の説明】

１〜５は指袋、１ａ〜５ａは指袋先端部、１１〜１５は
指平材、２１はつまみ片である。

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】少なくとも親指袋（１）と人差し指袋
（２）と中指袋（３）の各先端側を開放するとともに、
その開放した指袋先端部（１ａ〜３ａ）の外面適所に指
袋引っ張り用のつまみ片（２１）を設けたことを特徴と
する指先開放形手袋。