JP2022029005A - 現像装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】使用頻度が低い現像剤を用いる構成であっても、サービスマンの訪問回数を減らして、サービスコストやダウンタイムを低減することが可能な現像装置及び画像形成装置を提供する。【解決手段】複数の現像部131cの各々は、それぞれ異なる色のトナーを含む現像剤を用いて静電潜像を現像し、複数の補給部(トナーボトルTB)の各々には、それぞれキャリア比率が異なる補給用トナーが収容され、制御部11は、所定のタイミングで各現像部131cが用いる現像剤の寿命に対する劣化進み比率を比較し、当該劣化進み比率から予測される各現像剤の寿命予測に基づいて、少なくとも2つ以上の現像部131cで共通する交換タイミングを決定し、当該交換タイミングに基づいて、複数の補給部のいずれかを選択して補給用トナーの補給を行わせる。【選択図】図2

Description

本発明は、現像装置及び画像形成装置に関する。
従来、感光体上に形成された静電潜像をトナーで現像してトナー像を形成し、形成されたトナー像を用紙に転写し、転写されたトナー像を加熱定着することで、用紙上に画像を形成する電子写真方式の画像形成装置が知られている。
現像剤としてトナーとキャリアからなる二成分現像剤を用いるカラー画像形成装置においては、現像剤の色ごとに、耐久による帯電量低下の速度が違ったり、使われ方が違うことに起因して劣化速度が異なったりしている。それぞれの色の現像剤が寿命に達した度にサービスマンが訪問した場合、サービスコストが高くなるうえ、ダウンタイムが長くなってしまう。
現像剤の寿命を表す表現として、キャリア年齢という考え方がある。キャリア年齢は、キャリアの劣化度合いを示すものであるが、走行距離(現像ローラーの駆動距離)及び実写画像のカバレッジにより決定される。また、AR構成の現像器を用いる場合は、ARレート(補給用トナーに含まれるキャリアの比率)によっても変化する。
また、現像剤の寿命は、トナーの帯電性能で決まることが多い。また、トナーの帯電性能は、トナー種により異なる。したがって、各色現像剤は、寿命までの走行距離が、必ずしも同じではない。
キャリアの寿命は、キャリアコート層の減耗により、荷電性が失われることで進行する。キャリアコート層は、トナーに含まれる無機の外添剤により削られるため、トナー消費量が多くなるほど減耗が進行する。したがって、例えば、カバレッジが低い場合であれば、トナー消費量が少ないため、キャリアコート層の減耗への影響が小さい。一方、カバレッジが高い場合は、トナー中に含まれる外添剤の通過量が増加するため、キャリアコート層の減耗への影響が大きくなり、減耗速度が速くなる。
AR構成の現像器を用いる場合、トナー補給の度に新しいキャリアが補給されるため、キャリアの平均的な劣化は小さくなる。したがって、ARレートが高いほど、キャリア年齢の加算速度は遅くなる。
走行距離は、プリント数に比例する。多色機の場合、単色モードの使用比率により、各色の走行距離が異なる。通常は、フルカラー機であっても、黒単色モードでの画像出力がよく行われるため、黒色現像剤の走行距離が進行するケースが多い。一方、白等の特色は、使用が限定されるため、YMCK+白の装置であっても、YMCK4色での画像出力が多く、白の使用頻度は少ないことが予想される。
以上のように、AR構成の現像器を有する画像形成装置における現像剤の寿命までのプリント数(時間)は、カバレッジ、ARレート、使用モード(黒、4色、5色)により異なってくる。
そこで、AR構成の現像器を有する画像形成装置において、ARレートを制御して、各色の交換時期を合わせる構成が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2015-180904号公報
しかしながら、昨今増加している特色(金、銀、白など)の資材は、他の色に比べ極端に使用頻度が低いユーザーも存在する。このように、各色現像剤の使用頻度に極端なバラつきがある場合、上記特許文献1記載の構成で行われるARレートの調整だけでは、交換時期を合わせることは困難であるため、使用頻度が低い資材のみ別に交換しなければならなくなるという問題が発生する。
本発明は、使用頻度が低い現像剤を用いる構成であっても、サービスマンの訪問回数を減らして、サービスコストやダウンタイムを低減することが可能な現像装置及び画像形成装置を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、上記目的を達成するためになされたものであり、
現像装置において、
像担持体上に形成された静電潜像を、トナー及びキャリアからなる現像剤を用いて現像する複数の現像部と、
前記複数の現像部の各々に対して設けられ、当該現像部に前記キャリアを含む補給用トナーを補給する複数の補給部と、
前記複数の補給部による前記補給用トナーの補給を制御する制御部と、
を備える現像装置であって、
前記複数の現像部の各々は、それぞれ異なる色のトナーを含む現像剤を用いて前記静電潜像を現像し、
前記複数の補給部の各々には、それぞれキャリア比率が異なる補給用トナーが収容され、
前記制御部は、
所定のタイミングで各現像部が用いる現像剤の寿命に対する劣化進み比率を比較し、
当該劣化進み比率から予測される各現像剤の寿命予測に基づいて、少なくとも2つ以上の前記現像部で共通する交換タイミングを決定し、
当該交換タイミングに基づいて、前記複数の補給部のいずれかを選択して前記補給用トナーの補給を行わせることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の現像装置において、
前記所定のタイミングは、前記現像剤の寿命内において、複数回存在することを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の現像装置において、
前記制御部は、
最も前記劣化進み比率が高い現像剤を用いる現像部には前記キャリア比率が大きい補給用トナーが収容された補給部を選択して補給させ、
最も前記劣化進み比率が低い現像剤を用いる現像部には前記キャリア比率が小さい補給用トナーが収容された補給部を選択して補給させることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の現像装置において、
前記制御部は、
最も前記劣化進み比率が高い現像剤及び最も前記劣化進み比率が低い現像剤以外の現像剤を用いる現像部には、最も前記劣化進み比率が高い現像剤及び最も前記劣化進み比率が低い現像剤のうち前記劣化進み比率がいずれか近い方を用いる現像部に合わせて前記補給部を選択して補給させることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1~4のいずれか一項に記載の現像装置において、
前記制御部は、
前記所定のタイミングにおいて前記劣化進み比率が最低のものが最高のものの半分以下である場合には、前記劣化進み比率が最低の現像剤の前記交換タイミングをn回目(nは2以上の整数)に決定することを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の現像装置において、
前記制御部は、
前記劣化進み比率が最低の現像剤の劣化進み比率を、前記寿命の1/nに対する劣化進み比率に変更することを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項1~6のいずれか一項に記載の現像装置において、
前記制御部は、前記現像部の駆動距離と、実写画像のカバレッジと、前記キャリア比率と、に基づいて前記劣化進み比率を算出することを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、
画像形成装置において、
像担持体と、前記像担持体上に形成された静電潜像にトナー及びキャリアからなる現像剤を供給してトナー像を形成する請求項1~7のいずれか一項に記載の現像装置と、を有し、前記現像装置により形成されたトナー像を用紙に形成する画像形成部を備えることを特徴とする。
本発明によれば、使用頻度が低い現像剤を用いる構成であっても、サービスマンの訪問回数を減らして、サービスコストやダウンタイムを低減することができる。
本実施形態に係る画像形成装置の概略構成を示す正面図である。 本実施形態に係る画像形成装置の制御構造を示す機能ブロック図である。 各現像部に対して、補給用トナーを補給する2つのトナーボトルが設けられた様子の一例を示す図である。 本実施形態に係る画像形成装置の動作を示すフローチャートである。 キャリア年齢と実プリント数との関係の一例を示す図である。 高カバレッジ時の補正の一例を示す図である。 寿命の1/2、1/3の定義を説明するための図である。 Kの単色モード使用時にK以外の色のキャリア年齢の加算が停止する様子の一例を示す図である。 ARレートの切替制御により各色の現像剤の交換時期を近付けている様子の一例を示す図である。 ARレートの切替制御により各色の進捗%の進みを近付けている様子の一例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
本実施形態に係る画像形成装置10は、図1及び図2に示すように、制御部11と、画像読取部12と、画像形成部13と、記憶部14と、操作パネル15(表示部151、操作部152)と、通信部16と、を備えて構成されている。
制御部11は、CPU、RAM、ROM等を備えて構成される。CPUは、操作部152から入力される操作信号又は通信部16により受信される指示信号に応じて、ROMに記憶されている各種処理プログラムを読み出してRAMに展開し、RAMに展開した各種プログラムとの協働により、画像形成装置10の動作を統括的に制御する。
画像読取部12は、図示しない原稿台又は自動原稿搬送部(ADF:Auto Document Feeder)に載置された原稿の画像を走査露光装置の光学系により走査露光し、その反射光をラインイメージセンサーにより読み取り、これにより、画像信号を得る。この画像信号は、A/D変換、シェーディング補正、圧縮等の処理が施された後、画像データとして制御部11に入力される。なお、制御部11に入力される画像データとしては、画像読取部12で読み取ったものに限らず、例えば、通信部16を介して外部装置(図示省略)から受信したものであってもよい。
画像形成部13は、画像処理された原画像の各画素の5色の画素値に応じて、Y、M、C、K及びW(白)の5色からなる画像を用紙上に形成する。
画像形成部13は、図1に示すように、5つの書込部131、中間転写ベルト132、2次転写ローラー133、定着部134等を備えて構成されている。
5つの書込部131は、中間転写ベルト132のベルト面に沿って直列(タンデム)に配置され、Y、M、C、K及びWの各色の画像を形成する。各書込部131は形成する画像の色が異なるだけで構成は同じであり、光走査部131a、感光体(像担持体)131b、現像部131c、帯電部131d、クリーニング部131e及び1次転写ローラー131fを備えて構成されている。
画像形成時、各書込部131では、帯電部131dにより感光体131bを帯電させた後、原画像に基づいて光走査部131aにより出射した光束で感光体131b上を走査し、静電潜像を形成する。現像部131cによりトナー等の色材を供給して現像すると、感光体131b上に画像(トナー像)が形成される。
5つの書込部131の感光体131b上にそれぞれ形成した画像を、それぞれの1次転写ローラー131fにより、中間転写ベルト132上に順次重ねて転写(1次転写)する。これにより、中間転写ベルト132上には各色からなる画像が形成される。中間転写ベルト132は、複数のローラーに巻き回されて回動する。1次転写後、クリーニング部131eにより感光体131b上に残留する色材を除去する。
画像形成部13では、回動する中間転写ベルト132上の画像が2次転写ローラー133の位置に至るタイミングに合わせて、手差しトレイT1又は給紙トレイT2から用紙を給紙する。2次転写ローラー133は、対をなす一方のローラーが中間転写ベルト132に圧接し、他方が中間転写ベルト132を巻き回す複数のローラーのうちの1つを構成している。2次転写ローラー133の圧接により、中間転写ベルト132から用紙上に画像を転写(2次転写)すると、定着部134に用紙を搬送して定着処理を施し、排紙ローラーR1により排紙トレイT3へと排紙する。定着処理は、定着ローラー134aにより用紙を加熱及び加圧して画像を用紙に定着させる処理である。用紙の両面に画像を形成する場合、反転経路135に用紙を搬送して用紙面を反転させた後、2次転写ローラー133の位置へ再度用紙を給紙する。
本実施形態において現像部131cは、AR構成の現像器であり、感光体131b上に形成された静電潜像を、トナー及びキャリアからなる二成分現像剤を用いて現像する。現像部131cは、色ごとに設けられており、現像部131cの各々は、それぞれ異なる色のトナーを含む現像剤を用いて静電潜像を現像する。
色ごとに設けられた現像部131cの各々に対しては、図3に示すように、当該現像部131cにキャリアを含む補給用トナーを補給する2つのトナーボトル(補給部)TBが設けられている。2つのトナーボトルTBの各々には、それぞれARレート(補給用トナーに含まれるキャリア比率)が異なる補給用トナーが収容されている。YMCKのトナーボトルTBのARレートは5%と15%であり、WのトナーボトルTBのARレートは5%と20%である。
制御部11は、トナー補給をする際に、いずれのトナーボトルTBから補給するかを選択する。すなわち、制御部11は、2つのトナーボトルTBによる補給用トナーの補給を制御する。
本発明の現像装置は、少なくとも、複数の現像部131cと、複数のトナーボトルTBと、制御部11と、を備えて構成されている。
記憶部14は、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(solid state drive)等により構成される不揮発性の記憶手段であり、各種プログラムや各種設定データ等を制御部11から読み書き可能に記憶する。
操作パネル15は、ユーザーに対して各種情報を表示する表示部151と、ユーザーによる操作入力を受け付ける操作部152と、を備えて構成されている。
表示部151は、カラー液晶ディスプレイなどで構成され、制御部11から入力される表示制御信号に従って、操作画面等(各種設定画面、各種ボタン、各機能の動作状況等)を表示する。
操作部152は、表示部151の画面上に設けられるタッチパネルと、表示部151の画面周囲に配置される各種ハードキーと、を備えて構成されている。操作部152は、画面上に表示されたボタンが手指やタッチペン等で押下された場合、押下された力点のXY座標を電圧値で検出し、検出された位置に対応付けられた操作信号を制御部11に出力する。なお、タッチパネルは感圧式に限らず、例えば静電式や光式等であってもよい。また、操作部152は、ハードキーが押下された場合、押下されたキーに対応付けられた操作信号を制御部11に出力する。ユーザーは、操作部152を操作して、画質設定、倍率設定、応用設定、出力設定及び用紙設定等の画像形成に関する設定、用紙搬送指示、並びに装置の停止操作などを行うことができる。
通信部16は、画像形成装置10を通信ネットワークNに接続するインターフェースである。通信部16は、通信用IC及び通信コネクタなどを有し、制御部11の制御の下、所定の通信プロトコルを用いて通信ネットワークNに接続されている外部装置と各種情報の送受信を行う。また、通信部16は、USBを介して各種情報の入出力を行うことも可能である。
次に、本実施形態に係る画像形成装置10の動作について、図4のフローチャートを参照して説明する。
図5に、キャリア年齢(寿命年齢)と実プリント数との関係の一例を示す。図中の符号L1はARレート=5%、カバレッジ=5%のときの一例であり、符号L2はARレート=15%、カバレッジ=5%のときの一例であり、符号L3はARレート=5%、カバレッジ=10%のときの一例であり、符号L4はARレート=5%、カバレッジ=20%のときの一例であり、符号L5はAR構成ではない現像器のときの一例である。
本実施形態において、YMCKの現像剤は耐久による帯電量低下傾向がほぼ同じであるため、寿命年齢を同一の800kpに設定した。一方、Wの現像剤は帯電量の低下が他色よりも大きいため、寿命年齢を500kpに設定した。なお、800kp、500kpとは、AR構成ではない現像器によりトナーのみを補給した場合のキャリアの走行距離に相当する年齢であり、本実施形態のようなAR構成の現像器によるトナー補給の場合には、現像器中のキャリアが徐々に新しいキャリアに入れ替わるため、現像器中の全てのキャリアの走行距離の平均が800kp、500kp相当となるプリント数を示している。
本実施形態に係る画像形成装置10は、現像剤の寿命を判断する際、現像剤が投入されてからの走行距離(プリント数相当距離)を計測する。例えば、YMCKの4色モードで100p(100枚のプリント)実施した場合、YMCKの現像剤年齢は100p相当であるが、Wの現像部131cは動作していないため、現像剤年齢は0pのままである。その後、モノクロモード(黒単色モード)で50p実施された場合、YMCの現像剤年齢は100p相当、Kの現像剤年齢は100p+50p=150p相当、Wの現像剤年齢は0p相当という具合に、現像剤年齢を加算していく。また、実写時カバレッジが高い場合は、現像剤の劣化速度が速くなるため、年齢の加算速度に補正を加えるようにしている。カバレッジは、画像パターンに基づいて制御部11が判断する。カバレッジが10%以下の場合は、現像剤の劣化速度への影響が無視できるため、加算しないが、10%を超える場合は0.005/1%の割合で加算する。例えば、YMKが平均5%のカバレッジで、Cのみが20%のカバレッジの100pのジョブを出力した場合、YMKの現像剤年齢はそのまま100pであるが、Cの現像剤年齢は100pに5p(=0.005×(20-10)×100p)分加算される。図6に、高カバレッジ時の補正の一例を示す。図6(A)はARレート=5%、カバレッジ=20%のときの補正の一例であり、図6(B)はARレート=5%、カバレッジ=50%のときの補正の一例である。図6(B)の符号L6は、ARレート=5%、カバレッジ=50%のときのキャリア年齢と実プリント数との関係の一例である。また、図6(A)の符号L41はARレート=5%、カバレッジ=20%のときの補正の一例であり、図6(B)の符号L61はARレート=5%、カバレッジ=50%のときの補正の一例である。図6に示す例では、カバレッジが高いほど、補正量が大きいことが示されている。
本実施形態では、この現像剤年齢の計算を500pごとに実施し、YMCKWの寿命年齢に対する進捗%を比較する。
まず、制御部11は、YMCKWのいずれかが寿命比較時期(所定のタイミング)に到達したか否かを判定する(ステップS1)。寿命比較時期とは、いずれかの色が所定の進捗%(現像剤の寿命に対する劣化進み比率(比率年齢))に到達した時期のことである。以下、YMCKW各色の進捗%を、それぞれYa%、Ma%、Ca%、Ka%、Wa%とする。本実施形態では、例えば、いずれかの色が最初に20%に達した時に、YMCKWのいずれかが寿命比較時期に到達したと判定する。
制御部11は、YMCKWのいずれかが寿命比較時期に到達したと判定した場合(ステップS1:YES)、次のステップS2へと移行する。
一方、制御部11は、YMCKWのいずれかが寿命比較時期に到達していないと判定した場合(ステップS1:NO)、ステップS3へと移行する。
ステップS2において、制御部11は、各色の交換時期(交換タイミング)を決定する(ステップS2)。具体的には、制御部11は、各現像部131cが用いる現像剤の寿命に対する劣化進み比率(進捗%)を比較し、当該劣化進み比率から予測される各現像剤の寿命予測に基づいて、少なくとも2つ以上の現像部131cで共通する交換タイミングを決定する。より具体的には、最も寿命が進んでいる劣化進み比率と最も寿命が遅れている劣化進み比率の差が大きい場合(劣化進み比率が最低のものが最高のものの半分以下である場合)には、最も遅れている色の現像剤交換サイクルをn倍(nは2以上の整数)持たせるように、劣化進み比率算出の基準を変更する。すなわち、制御部11は、所定のタイミングにおいて劣化進み比率が最低のものが最高のものの半分以下である場合には、劣化進み比率が最低の現像剤の交換タイミングをn回目(nは2以上の整数)に決定する。これにより、最も遅れている色の現像剤もn回目の交換時期に同時に交換することが可能となる。図10に示す例では、最も寿命が進んでいるKa%が20%に達した時に、最も寿命が遅れているWa%が8%でKa%の1/2に達していない(最も寿命が進んでいるWa%と最も寿命が遅れているWa%の差が大きい)ため、それ以降はWの算出基準を元々設定した寿命の1/2に変更する。すなわち、制御部11は、劣化進み比率が最低の現像剤の劣化進み比率を、寿命の1/nに対する劣化進み比率に変更する。これにより、Wa%は16%(=8%×2)に変更されることになる。その他のYMC色についても、最も進んでいるKa%に対する比率が1/2に達していない場合には、同様に交換時期を決定する。
ここで、寿命の1/2、1/3の定義付けを説明する。Wの寿命年齢Aが500kp相当である場合、寿命の1/2をA’とすると、A’は500kpの1/2の250kpではなく、ある想定の年齢加算曲線(ここではARレート5%、カバレッジ5%の時)で500kp相当に到達する実プリント数の1/2(例えば500kpに到達する実プリント数が750kpである場合には、その1/2の375kp)の時のキャリア年齢(平均)とする。寿命の1/3であれば、250kp(=750kp×1/3)の時のキャリア年齢とする。Wの寿命年齢の1/2、1/3の劣化進み比率も同時に計算することで、2回目、3回目の交換に照準を合わせた制御が可能となる。
また、この交換時期は、ユーザーの使い方が極端に変わった場合には、それまでの履歴からの予想とずれる可能性があるため、複数回交換時期を判断する(すなわち、寿命比較時期(所定のタイミング)が、現像剤の寿命内において、複数回存在する)ようにしてもよい。例えば、最初にKa%が20%に達した後、相変わらずKの進みが速い場合には、Ka%が35%に達した時、50%に達した時にも、交換時期を何回目(n回目)に合わせるかの見直しを行うようにしてもよい。
上記では、Wの進みが遅い場合を例示して説明しているが、YMCKの進みが遅い場合でも、同様の制御が可能である。図7は、寿命の1/2、1/3の定義を説明するための図である。YMCKの寿命年齢Bが800kp相当である場合、寿命の1/2をB’とすると、ある想定の年齢加算曲線(ここでは符号L1)で800kp相当に到達する実プリント数の1/2(例えば800kpに到達する実プリント数が2400kpである場合には、その1/2の1200kp)の時のキャリア年齢(平均)とする。寿命の1/3(B’ ’)であれば、800kp(=2400kp×1/3)の時のキャリア年齢とする。
図8に、Kの単色モード使用時にK以外の色のキャリア年齢の加算が停止する様子の一例を示す。図8(A)はKの単色モードを使用しなかったときの一例であり、図8(B)はKの単色モードを使用したときの一例である。図8の符号M1はM色のキャリア年齢と実プリント数との関係の一例であり、符号K1はK色のキャリア年齢と実プリント数との関係の一例であり、符号C1はC色のキャリア年齢と実プリント数との関係の一例である。また、図8(B)の符号E1はKの単色モード使用時の範囲である。
例えば、Kの単色モード使用の比率が非常に高い場合には、Kのみがより多く進むため、Ya%、Ma%、Ca%が1/2以下の進みになり、YMCの寿命Bを、寿命の1/2のB’に置き換えて計算する。1回目のメンテナンス(交換)でKのみを交換した場合には、2回目のスタート時からYMCの寿命年齢をB-B’として再設定する。この時のB-B’は、通常、YMCでそれぞれ異なる値となる。ユーザーの使用環境が大きく変わらない場合には、Kの2回目交換時くらいに、丁度YMCの現像剤寿命となることが予想される。
ステップS3において、制御部11は、500p(500枚のプリント)実施したか否かを判定する。
制御部11は、500p実施したと判定した場合(ステップS3:YES)、次のステップS4へと移行する。
一方、制御部11は、500p実施していないと判定した場合(ステップS3:NO)、ステップS8へと移行する。
ステップS4において、制御部11は、交換時期に対する劣化進み比率(各色使用比率:進捗%)を計算する。具体的には、制御部11は、現像部131cの駆動距離と、実写画像のカバレッジと、ARレート(補給用トナーに含まれるキャリア比率)と、に基づいて劣化進み比率(進捗%)を算出する。
次に、制御部11は、ステップS4で計算された劣化進み比率に基づいて各色の補給用トナーのARレートを決定する(ステップS5)。具体的には、制御部11は、劣化進み比率が最大の色の補給用トナーのARレートを「大」に決定するとともに、劣化進み比率が最小の色の補給用トナーのARレートを「小」に決定する。
これにより、制御部11は、交換タイミング(に対する劣化進み比率)に基づいて、複数のトナーボトルTBのいずれか(ステップS5で決定されたARレートのトナーボトルTB)を選択して補給用トナーの補給を行わせる。具体的には、制御部11は、最も劣化進み比率が高い現像剤を用いる現像部131cにはARレートが大きい補給用トナーが収容されたトナーボトルTBを選択して補給させ、最も劣化進み比率が低い現像剤を用いる現像部131cにはARレートが小さい補給用トナーが収容されたトナーボトルTBを選択して補給させる。
次に、制御部11は、劣化進み比率が最大/最小以外の色の劣化進み比率と、劣化進み比率が最大/最小の色の劣化進み比率と、の差分を計算する(ステップS6)。
次に、制御部11は、劣化進み比率が最大/最小以外の色の補給用トナーのARレートを、ステップS6で計算された差分のうち、差分が小さい方の色の補給用トナーのARレートに合わせる(ステップS7)。例えば、劣化進み比率が最小よりも最大に近い色の場合は、最大の色に合わせてARレートを「大」に決定する。一方、劣化進み比率が最大よりも最小に近い色の場合は、最小の色に合わせてARレートを「小」に決定する。すなわち、制御部11は、最も劣化進み比率が高い現像剤及び最も劣化進み比率が低い現像剤以外の現像剤を用いる現像部131cには、最も劣化進み比率が高い現像剤及び最も劣化進み比率が低い現像剤のうち劣化進み比率がいずれか近い方を用いる現像部131cに合わせてトナーボトルTBを選択して補給させる。
ARレートを「大」に決定した場合、現像部131c内のキャリアの入れ替えが進み、現像剤の劣化が抑制されるため、補給制御を続けると、大抵の場合、各色の劣化進み比率の順番が入れ替わる。その場合、ARレートが大きいトナーボトルTBから補給される色が切り替わるため、ある一つの色の寿命だけが進むということはなく、各色がほぼ同じように寿命が進むこととなる。これにより、全ての現像剤寿命を合わせることを可能とし、最低限のキャリア補給量で現像剤の同時交換をすることが可能となり、無駄なコストの発生を抑制することができる。
図9に、ARレートの切替制御により各色の現像剤の交換時期を近付けている様子の一例を示す。図9(A)はARレートの切替制御を実施した様子の一例であり、図8(B)はARレートの切替制御を実施していない(すなわちARレートが一定である)一従来例である。図9の符号MAはM色の寿命年齢B到達時の実プリント数であり、符号KAはK色の寿命年齢B到達時の実プリント数である。図9の符号H1は符号MAと符号KAの差分(M色とK色の寿命年齢B到達時の実プリント数の差)を示しており、符号H2はM色又はK色のいずれかが先に寿命年齢Bに到達したときのC色の現在寿命と寿命年齢Bとの差分(現像剤交換タイミングにおけるC色の残寿命)を示している。また、図9(A)の符号FはARレートの切替制御を実施したタイミング(プリント数)を示している。
図9(A)に示すように、ARレートの切替制御を実施することで、M色とK色の寿命年齢Bに到達するタイミングが近付いているとともに、現像剤交換タイミングにおけるC色の残寿命が少なくなっていることがわかる。
図10に、ARレートの切替制御により各色の進捗%の進みを近付けている様子の一例を示す。図10の符号Y2、M2、C2、K2はそれぞれYMCK各色のARレートの切替制御を実施しなかった場合の進捗%(Ya%、Ma%、Ca%、Ka%)である。図10の符号W2はW色の進捗%(Wa%)である。図10の符号Y3、M3、C3、K3はそれぞれYMCK各色のARレートの切替制御を実施した場合の進捗%(Ya%、Ma%、Ca%、Ka%)である。図10の符号W4はW色の進捗%算出基準を寿命の1/2に変更したときの進捗%(Wa%)である。図10の符号G2はARレートの切替制御を実施しなかった場合にYMCK色のいずれか(ここではK色)が先に寿命年齢(進捗%=100%)に到達したときの実プリント数(ARレートの切替制御を実施しなかったときの現像剤交換タイミング)であり、符号G3はARレートの切替制御を実施した場合にYMCK色のいずれか(ここではK色)が先に寿命年齢(進捗%=100%)に到達したときの実プリント数(ARレートの切替制御を実施したときの現像剤交換タイミング)である。
図10に示すように、ARレートの切替制御を実施することで、YMCK各色の寿命年齢に到達するタイミングが近付いていることがわかる。また、図10に示す例では、最も寿命が進んでいるKa%が20%に達した時に、最も寿命が遅れているWa%が8%でKa%の1/2に達していないため、それ以降はWの算出基準を元々設定した寿命の1/2に変更した様子が示されている。
ステップS8において、制御部11は、YMCKWのいずれかが寿命に到達したか否かを判定する。
制御部11は、YMCKWのいずれかが寿命に到達したと判定した場合(ステップS8:YES)、次のステップS9へと移行する。
一方、制御部11は、YMCKWのいずれかが寿命に到達していないと判定した場合(ステップS8:NO)、ステップS1へと移行する。
ステップS9において、制御部11は、寿命に到達したとユーザーに通知する。なお、ユーザーに通知する方法としては、表示部151に表示させる方法や図示しない音声出力部により音声出力させる方法等が挙げられる。
以上のように、本実施形態に係る画像形成装置10の現像装置は、像担持体(感光体131b)上に形成された静電潜像を、トナー及びキャリアからなる現像剤を用いて現像する複数の現像部131cと、複数の現像部131cの各々に対して設けられ、当該現像部131cにキャリアを含む補給用トナーを補給する複数の補給部(トナーボトルTB)と、複数の補給部による補給用トナーの補給を制御する制御部11と、を備える。また、複数の現像部131cの各々は、それぞれ異なる色のトナーを含む現像剤を用いて静電潜像を現像し、複数の補給部の各々には、それぞれキャリア比率が異なる補給用トナーが収容され、制御部11は、所定のタイミングで各現像部131cが用いる現像剤の寿命に対する劣化進み比率を比較し、当該劣化進み比率から予測される各現像剤の寿命予測に基づいて、少なくとも2つ以上の現像部131cで共通する交換タイミングを決定し、当該交換タイミングに基づいて、複数の補給部のいずれかを選択して補給用トナーの補給を行わせる。
したがって、本実施形態に係る現像装置によれば、使用頻度が低い現像剤を用いる構成であっても、全ての現像剤の交換時期を合わせることができるので、キャリアの補給量を極力抑えつつ現像剤の交換回数を減らすことが可能となり、サービスマンの訪問回数を減らして、サービスコストやダウンタイムを低減することができる。
また、本実施形態に係る現像装置によれば、所定のタイミングは、現像剤の寿命内において、複数回存在する。
したがって、本実施形態に係る現像装置によれば、各色の現像剤の交換タイミングを複数回判断して見直すことができるので、ユーザーの使い方が極端に変わった場合であっても、全ての現像剤の交換時期を合わせることができる。
また、本実施形態に係る現像装置によれば、制御部11は、最も劣化進み比率が高い現像剤を用いる現像部131cにはキャリア比率が大きい補給用トナーが収容された補給部を選択して補給させ、最も劣化進み比率が低い現像剤を用いる現像部131cにはキャリア比率が小さい補給用トナーが収容された補給部を選択して補給させる。
したがって、本実施形態に係る現像装置によれば、ある一つの色の寿命だけが進むということはなく、各色がほぼ同じように寿命が進むこととなるので、全ての現像剤の交換タイミングを合わせることが可能となり、無駄なコストの発生を抑制することができる。
また、本実施形態に係る現像装置によれば、制御部11は、最も劣化進み比率が高い現像剤及び最も劣化進み比率が低い現像剤以外の現像剤を用いる現像部131cには、最も劣化進み比率が高い現像剤及び最も劣化進み比率が低い現像剤のうち劣化進み比率がいずれか近い方を用いる現像部131cに合わせて補給部を選択して補給させる。
したがって、本実施形態に係る現像装置によれば、各色がほぼ同じように寿命が進むように補給用トナーを選択することができるので、全ての現像剤の交換タイミングを合わせることが可能となり、無駄なコストの発生を抑制することができる。
また、本実施形態に係る現像装置によれば、制御部11は、所定のタイミングにおいて劣化進み比率が最低のものが最高のものの半分以下である場合には、劣化進み比率が最低の現像剤の交換タイミングをn回目(nは2以上の整数)に決定する。
したがって、本実施形態に係る現像装置によれば、使用頻度が低い現像剤の交換時期を他の現像剤のn回目の交換時期に合わせることができるので、使用頻度が低い現像剤を交換するためだけのサービスマンの訪問がなくなり、サービスコストやダウンタイムを低減することができる。
また、本実施形態に係る現像装置によれば、制御部11は、劣化進み比率が最低の現像剤の劣化進み比率を、寿命の1/nに対する劣化進み比率に変更する。
したがって、本実施形態に係る現像装置によれば、使用頻度が低い現像剤の交換時期を他の現像剤のn回目の交換時期に合わせることができるので、使用頻度が低い現像剤を交換するためだけのサービスマンの訪問がなくなり、サービスコストやダウンタイムを低減することができる。
また、本実施形態に係る現像装置によれば、制御部11は、現像部131cの駆動距離と、実写画像のカバレッジと、キャリア比率と、に基づいて劣化進み比率を算出する。
したがって、本実施形態に係る現像装置によれば、各色の現像剤の劣化進み比率を容易に算出することができるので、全ての現像剤の交換タイミングを容易に合わせることができる。
以上、本発明に係る実施形態に基づいて具体的に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
例えば、上記実施形態では、YMCKWの5つの書込部131を備える構成を例示して説明しているが、これに限定されるものではない。例えば、YMCKの4つの書込部131を備える構成であってもよいし、YMCKW以外の特色(金、銀等)の書込部131をさらに備える構成であってもよい。
また、上記実施形態では、各現像部131cに対し、ARレートが異なる補給用トナーが収容された2つのトナーボトルTBを設ける構成を例示して説明しているが、これに限定されるものではない。すなわち、各現像部131cに対し、ARレートが異なる補給用トナーが収容された3つ以上のトナーボトルTBを設ける構成であってもよい。3つのトナーボトルTBを設ける構成の場合、例えば、劣化進み比率が最大の色の補給用トナーのARレートを「大」に、劣化進み比率が最小の色の補給用トナーのARレートを「小」に決定するとともに、その他の色の補給用トナーのARレートを「中」に決定するなどの制御が考えられる。
その他、画像形成装置を構成する各装置の細部構成及び各装置の細部動作に関しても、本発明の趣旨を逸脱することのない範囲で適宜変更可能である。
10 画像形成装置
11 制御部
12 画像読取部
13 画像形成部
131 書込部
131a 光走査部
131b 感光体(像担持体)
131c 現像部
TB トナーボトル(補給部)
131d 帯電部
131e クリーニング部
131f 1次転写ローラー
132 中間転写ベルト
133 2次転写ローラー
134 定着部
14 記憶部
15 操作パネル
151 表示部
152 操作部
16 通信部

Claims (8)

  1. 像担持体上に形成された静電潜像を、トナー及びキャリアからなる現像剤を用いて現像する複数の現像部と、
    前記複数の現像部の各々に対して設けられ、当該現像部に前記キャリアを含む補給用トナーを補給する複数の補給部と、
    前記複数の補給部による前記補給用トナーの補給を制御する制御部と、
    を備える現像装置であって、
    前記複数の現像部の各々は、それぞれ異なる色のトナーを含む現像剤を用いて前記静電潜像を現像し、
    前記複数の補給部の各々には、それぞれキャリア比率が異なる補給用トナーが収容され、
    前記制御部は、
    所定のタイミングで各現像部が用いる現像剤の寿命に対する劣化進み比率を比較し、
    当該劣化進み比率から予測される各現像剤の寿命予測に基づいて、少なくとも2つ以上の前記現像部で共通する交換タイミングを決定し、
    当該交換タイミングに基づいて、前記複数の補給部のいずれかを選択して前記補給用トナーの補給を行わせることを特徴とする現像装置。
  2. 前記所定のタイミングは、前記現像剤の寿命内において、複数回存在することを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
  3. 前記制御部は、
    最も前記劣化進み比率が高い現像剤を用いる現像部には前記キャリア比率が大きい補給用トナーが収容された補給部を選択して補給させ、
    最も前記劣化進み比率が低い現像剤を用いる現像部には前記キャリア比率が小さい補給用トナーが収容された補給部を選択して補給させることを特徴とする請求項1又は2に記載の現像装置。
  4. 前記制御部は、
    最も前記劣化進み比率が高い現像剤及び最も前記劣化進み比率が低い現像剤以外の現像剤を用いる現像部には、最も前記劣化進み比率が高い現像剤及び最も前記劣化進み比率が低い現像剤のうち前記劣化進み比率がいずれか近い方を用いる現像部に合わせて前記補給部を選択して補給させることを特徴とする請求項3に記載の現像装置。
  5. 前記制御部は、
    前記所定のタイミングにおいて前記劣化進み比率が最低のものが最高のものの半分以下である場合には、前記劣化進み比率が最低の現像剤の前記交換タイミングをn回目(nは2以上の整数)に決定することを特徴とする請求項1~4のいずれか一項に記載の現像装置。
  6. 前記制御部は、
    前記劣化進み比率が最低の現像剤の劣化進み比率を、前記寿命の1/nに対する劣化進み比率に変更することを特徴とする請求項5に記載の現像装置。
  7. 前記制御部は、前記現像部の駆動距離と、実写画像のカバレッジと、前記キャリア比率と、に基づいて前記劣化進み比率を算出することを特徴とする請求項1~6のいずれか一項に記載の現像装置。
  8. 像担持体と、前記像担持体上に形成された静電潜像にトナー及びキャリアからなる現像剤を供給してトナー像を形成する請求項1~7のいずれか一項に記載の現像装置と、を有し、前記現像装置により形成されたトナー像を用紙に形成する画像形成部を備えることを特徴とする画像形成装置。
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