JP2022017613A - フォークリフトの遠隔操作システム - Google Patents

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Junji Inoue
浩伸 岡本
Hironobu Okamoto
知典 神谷
Tomonori Kamiya
結香子 安立
Yukako Adachi
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Abstract

【課題】遠隔操作によって荷を荷棚に積み降ろすときパレットの底面と荷棚の上面との干渉の有無を確認することが可能なフォークリフトの遠隔操作システムの提供にある。【解決手段】リーチ式フォークリフト11は、ティルト角を検出するティルト角センサと、揚高を検出する揚高センサと、フォーク29の前方を撮影する荷役用カメラ43と、を備える。遠隔操作装置は、ティルト角がフォーク29の水平を示すとき、荷役用カメラ43により撮影された撮影画像から荷棚13の上面のエッジライン17Aを画像認識する画像認識部と、エッジライン17Aと撮影画像の中央を通り水平に撮影画像を横断する光軸ラインLとが一致するときに揚高センサにより検出された基準揚高Xsに基づき、エッジライン17Aとフォーク29が支持するパレット18の底面18Bとの間の離間距離Aを求め、離間距離Aを通知する離間情報通知部と、を有した。【選択図】 図7

Description

この発明は、フォークリフトの遠隔操作システムに関する。
フォークリフトの遠隔操作システムの従来技術としては、例えば、特許文献1に開示された無線操作式車両の遠隔操作システムが知られている。特許文献1には、荷役カメラを備えた無線操作式のフォークリフトが開示されている。荷役カメラはフォークの上方に配置されており、フォークに積載された積載物を撮影する。荷役カメラにより撮影された画像は、フォークリフトを操作装置に備えられる表示モニタに表示される。なお、特許文献1のフォークリフトは、荷役カメラのほか、車両前方を撮影する前方カメラ、車両後方を撮影する後方カメラ、床面を撮影する床面カメラを備えている。
特開2014-11518号公報
ところで、オペレータによって遠隔操作されるフォークリフトにより荷を荷棚に積み降ろすとき、オペレータは荷が載置されているパレットの底面と荷棚の上面との離間距離(クリアランス)を把握する必要がある。しかしながら、特許文献1に開示されたフォークリフトの遠隔操作装置では、荷役カメラが単にフォークの上方に設けられているため、撮影画像からパレットの底面と荷棚の上面との離間距離を確認することは困難である。このため、遠隔操作による荷役作業の効率が低いという問題がある。
本発明は上記の問題点に鑑みてなされたもので、本発明の目的は、遠隔操作によって荷を荷棚に積み降ろすときパレットの底面と荷棚の上面との干渉の有無を確認することが可能なフォークリフトの遠隔操作システムの提供にある。
上記の課題を解決するために、本発明は、荷役装置を備えるフォークリフトと、前記フォークリフトの走行および前記荷役装置による荷役を遠隔操作する遠隔操作装置と、を備えたフォークリフトの遠隔操作システムであって、前記フォークリフトは、前記荷役装置に備えられるフォークのティルト角を検出するティルト角センサと、前記フォークの揚高を検出する揚高センサと、前記フォークに設けられ、前記フォークの前方を撮影する荷役用カメラと、を備え、前記遠隔操作装置は、前記ティルト角センサにより検出されるティルト角が前記フォークの水平を示すとき、前記荷役用カメラにより撮影された撮影画像から荷棚の上面のエッジラインを画像認識する画像認識部と、前記エッジラインと前記撮影画像の中央を通り水平に前記撮影画像を横断する光軸ラインとが一致するときに前記揚高センサにより検出される基準揚高に基づき、前記エッジラインと前記フォークが支持するパレットの底面との間の離間距離を求め、前記離間距離又は前記離間距離に基づく前記フォークと前記荷棚との干渉有無を通知する離間情報通知部と、を有し、前記離間距離は、前記光軸ラインと前記エッジラインとの間のライン間距離から、予め設定された前記光軸ラインと前記パレットの底面との間のオフセット距離を差し引くことにより求められることを特徴とする。
本発明では、エッジラインと前記撮影画像における光軸ラインが一致するときに揚高センサにより検出された基準揚高に基づき、エッジラインとフォークが支持するパレットの底面との間の離間距離が離間情報通知部により求められる。離間距離はライン間距離からオフセット距離を差し引くことにより求められる。ライン間距離は、光軸ラインの高さであるフォークの揚高とエッジラインの高さである基準揚高との差であり、つまり、光軸ラインとエッジラインとの間の距離である。オフセット距離は、予め設定された光軸ラインとパレットの底面との間の距離である。離間情報通知部は、求められた離間距離又は離間距離に基づくフォークと荷棚との干渉有無をオペレータに通知する。このため、オペレータは、遠隔操作によって荷を荷棚に積み降ろすとき、パレットの底面と荷棚との間の離間距離又はパレットの底面と荷棚の上面との干渉の有無を確認することができる。
また、上記のフォークリフトの遠隔操作システムにおいて、前記荷役用カメラは、前記フォークの基部に備えられている構成としてもよい。
この場合、フォークの長手方向における荷役用カメラとエッジラインとの間の距離がフォークの前後方向の長さ近くとなり、荷役用カメラとエッジラインとの間の距離が短すぎる場合と比較して、オペレータは撮影画像を見ながらの遠隔操作が行い易くなる。
また、上記のフォークリフトの遠隔操作システムにおいて、前記荷役用カメラは、前記フォークの先端部に内蔵されている構成としてもよい。
この場合、フォークの長手方向における荷役用カメラとエッジラインとの間の距離を短くすることができるため、荷役用カメラとエッジラインとの間の距離が長すぎる場合と比較して、エッジラインとフォークとの間が拡大された画像であり、オペレータは撮影画像を見ながらの遠隔操作が行い易くなる。
また、上記のフォークリフトの遠隔操作システムにおいて、前記離間情報通知部は、前記離間距離を通知する構成としてもよい。
この場合、離間情報通知部が離間距離をオペレータに通知するので、オペレータは、遠隔操作によって荷を荷棚に積み降ろすとき、パレットの底面と荷棚との間の離間距離を確認することができる。
また、上記のフォークリフトの遠隔操作システムにおいて、前記離間情報通知部は、前記フォークと前記荷棚との干渉有無を通知する構成としてもよい。
この場合、離間情報通知部が離間距離に基づくフォークと荷棚との干渉有無をオペレータに通知するので、オペレータは、遠隔操作によって荷を荷棚に積み降ろすとき、パレットの底面と荷棚の上面との干渉の有無を確認することができる。
本発明によれば、遠隔操作によって荷を荷棚に積み降ろすときパレットの底面と荷棚の上面との干渉の有無を確認することが可能なフォークリフトの遠隔操作システムを提供することができる。
第1の実施形態に係るフォークリフトの遠隔操作システムの電気的構成を示すブロック図である。 第1の実施形態に係る荷棚の斜視図である。 第1の実施形態に係るリーチ式フォークリフトの側面図である。 第1の実施形態に係るリーチ式フォークリフトの斜視図である。 (a)はフォークが荷を支持しない場合の撮影画像を示す図であり、(b)はフォークが荷を支持する場合の撮影画像を示す図である。 リーチ式フォークリフトの遠隔操作装置による離間距離の通知の手順を示すフローチャートである。 リーチ式フォークリフトの遠隔操作システムによる荷の積み降ろしを説明する説明図である。 第2の実施形態に係るリーチ式フォークリフトの斜視図である。 第2の実施形態に係るフォークが荷を支持しない場合の撮影画像を示す図である。
(第1の実施形態)
以下、第1の実施形態に係るフォークリフトの遠隔操作システムについて図面を参照して説明する。図1に示すように、フォークリフトの遠隔操作システム10は、リーチ式フォークリフト11と、リーチ式フォークリフト11を遠隔操作するのに用いられる遠隔操作装置12と、を備えている。本実施形態では、リーチ式フォークリフト11は、作業場Eに配置される。遠隔操作装置12は、作業場Eと別に設けた操作室Rに配置されている。そして、オペレータは、遠隔操作装置12を用いて操作室Rから、作業場Eのリーチ式フォークリフト11を遠隔操作することができる。
図2に示すように、作業場Eには荷棚13が設置されている。荷棚13は、複数の支柱14と、支柱14を繋ぐ横架材15、16と、支柱14の中間部に設けられた荷載置部としての棚板17を備えている。荷棚13では棚板17および棚板17の下方に荷Wが載置される。荷Wはいずれもパレット18に載置されている。パレット18の上面18Aには荷Wが載置され、底面18Bは棚板17又は床面と接触する。なお、床面は水平である。パレット18にはフォーク29を差し込む差込口19が備えられている。オペレータは、リーチ式フォークリフト11を遠隔操作して荷棚13から荷Wを取り出したり、空いている棚板17へ荷Wを載置したりする。
図3、図4に示すように、リーチ式フォークリフト11の車体20には、左右一対のリーチレグ21が備えられている。左右一対のリーチレグ21は車体20の前部から前方へ向けて延在する。左右一対のリーチレグ21の前部には前輪22がそれぞれ備えられている。車体20の後部には後輪23およびキャスタ輪(図示せず)が設けられている。後輪23は操舵可能な駆動輪である。
リーチ式フォークリフト11は荷役装置24を備えている。荷役装置24は車体20の前部における左右一対のリーチレグ21の間に位置する。荷役装置24は、左右一対のアウタマスト25およびアウタマスト25に対して昇降するインナマスト26を備えている。また、荷役装置24は、インナマスト26に連結されたリフトシリンダ27を備える。インナマスト26は、リフトシリンダ27への作動油の給排によって昇降する。インナマスト26に対して昇降可能なリフトブラケット28が備えられている。リフトブラケット28には、左右一対のフォーク29が備えられている。左右一対のフォーク29はティルトシリンダ(図示せず)により前後に傾動可能である。フォーク29は、前後方向に延在する載置部29Aと載置部29Aの基部(後部)から立ち上がる立ち上がり部29Bを有している。また、荷役装置24は、フォーク29のティルト角を検出するティルト角センサ30を備えているほか、フォーク29の揚高を検出する揚高センサ31を備えている。
図4に示すように、リフトブラケット28には、フォーク29の上方に位置するようにバックレスト32が取り付けられている。バックレスト32は、フォーク29に荷Wが載置されたときに荷Wの後面を支持する。バックレスト32の左右方向の長さは、車体20の幅より小さいがアウタマスト25の外側へはみ出す長さに設定されている。
車体20には、荷役装置24に連結されたリーチシリンダ33が備えられている(図3を参照)。リーチシリンダ33は作動油の給排によってロッドが前後方向に進退する。リーチシリンダ33の作動により荷役装置24は、リーチレグ21に沿って前後に移動する。リーチ式フォークリフト11は、後輪23を駆動させる走行モータ34と後輪23を操舵する操舵モータ(図示せず)を備える。
図1に示すように、リーチ式フォークリフト11は、車両通信部としての無線部40と、車両制御部41と、画像信号処理部42と、荷役用カメラ43と、を有する。無線部40は、次に説明する遠隔操作装置12と無線通信を行うためのものである。車両制御部41は、リーチ式フォークリフト11の各部と接続され、車両制御部41と接続された各部を制御するほか、ティルト角センサ30、揚高センサ31および無線部40と接続されている。画像信号処理部42は、荷役用カメラ43により撮影された撮影画像を通信可能に信号処理する。荷役用カメラ43は荷役作業に必要なフォーク29の先端部およびフォーク29の前方を撮影する。なお、図示を省略したが、リーチ式フォークリフト11には、荷役用カメラ43のほか、走行のために前方および後方を撮影する複数の走行用カメラおよび障害物を検出する複数のセンサが備えられている。
次に、遠隔操作装置12について説明する。遠隔操作装置12は、操作装置通信部としての無線部45と、制御部46と、操作部47と、表示部48と、画像信号処理部49を有する。無線部45はリーチ式フォークリフト11の無線部40と無線通信可能である。制御部46は、無線部45、操作部47、表示部48および画像信号処理部49と接続されている。制御部46は、後述するエッジライン17Aとフォーク29が支持するパレット18の底面18Bとの間の離間距離Aを求め、離間距離Aをオペレータに通知する離間情報通知部に相当する。操作部47における操作方式として、タッチパネル方式、マウス方式、ジョイスティック方式等が用いられる。表示部48は、画像モニタであり、例えば、無線部45を通じて受信された撮影画像を表示したり、遠隔操作に必要な各種の情報を表示したりする。画像信号処理部49は、画像認識部および画像処理部に相当し、荷役用カメラ43により撮影された撮影画像の画像認識の処理のほか、表示部48に表示する撮影画像の並び替え等の編集や加工を行う。
そして、遠隔操作装置12の操作部47がオペレータにより操作されると、制御部46は無線部45を介して操作内容をリーチ式フォークリフト11側に送る。リーチ式フォークリフト11では、遠隔操作装置12からの操作内容が無線部40にて受信され、車両制御部41は遠隔操作装置12側からの指示に基づきリーチ式フォークリフト11の各部を制御する。具体的には、走行駆動系の機器(走行モータ34、操舵モータ等)および荷役系の機器(リフトシリンダ27、リーチシリンダ33、ティルトシリンダ等)が車両制御部41の指令に基づいて駆動される。このように、遠隔操作装置12は、リーチ式フォークリフト11の走行および荷役装置24による荷役を遠隔操作することができる
ようになっている。
ところで、本実施形態の荷役用カメラ43は、荷役作業を行うためのカメラである。本実施形態では、図4に示すように、荷役用カメラ43は、右のフォーク29の載置部29Aの基部における内側端面に備えられている。このため、荷役用カメラ43の光軸OAの高さとフォーク29における載置部29Aの板厚方向の中心の高さとが一致する。図5(a)はフォーク29が挿入されていない状態での荷役用カメラ43によるフォーク29の先端部およびフォーク29の前方の撮影画像P1を示す。また、図5(b)は、フォーク29が挿入されている状態での荷役用カメラ43によるフォーク29の先端部およびフォーク29の前方の撮影画像P2を示す。荷役用カメラ43が載置部29Aの基部における内側端面に備えられているため、フォーク29がパレット18に挿入されている状態であっても、荷役用カメラ43は差込口19の隙間を通じてフォーク29の先端部およびフォーク29の前方を撮影できる。なお、荷役用カメラ43は、右のフォーク29ではなく左のフォーク29が備えてもよい。
フォーク29の先端部およびフォーク29の前方は、遠隔操作により荷役作業を行うためにオペレータの確認が必要となる領域である。荷役用カメラ43により撮影された撮影画像は、棚板17における荷Wの出し入れ側の正面と上面との境界縁(以下「エッジライン」と表記する)17Aを確認し易い。なお、図5(a)、図5(b)では、説明の便宜上、パレット18、フォーク29、光軸ラインLおよびエッジライン17A以外の要素を省略している。なお、エッジライン17Aは棚板17の上面の前縁である。
本実施形態では、画像信号処理部49は、例えば、図5(a)に示す荷役用カメラ43の撮影画像P1および図5(b)に示す撮影画像P2におけるエッジライン17Aを画像認識する。図5(a)に示す撮影画像P1および図5(b)に示す撮影画像P2における光軸OAは画面中央に位置し、光軸ラインLは、この光軸OAを通り画面を水平に横断する点線により示される。つまり、撮影画像P1、P2においては光軸OAを含む荷役用カメラ43の光軸面(X-Y平面)が光軸ラインLとして水平な直線により示される。光軸ラインLが撮影画像P1において点線で示されることにより、エッジライン17Aと光軸ラインLとが一致した状態が確認し易い。フォーク29がエッジライン17Aより高い揚高にあるとき、撮影画像P1、P2においてエッジライン17Aは光軸ラインLより下となる。逆に、フォーク29がエッジライン17Aより低い揚高にあるとき、撮影画像P1、P2においてエッジライン17Aは光軸ラインLより上となる。
本実施形態のリーチ式フォークリフト11の遠隔操作システム10は、フォーク29が支持する荷Wを荷棚13に積み降ろす際に、棚板17の載置面である上面とパレット18の底面18Bとの間の離間距離(クリアランス)Aを遠隔操作のオペレータに通知する。リーチ式フォークリフト11の遠隔操作システム10は、具体的には、図6のフローチャートに示す一連のステップS01~S04に従って、離間距離Aを遠隔操作のオペレータに通知する。
先ずステップS01では、制御部46は、ティルト角センサ30からの信号に基づいてフォーク29のティルト角が0°であるか否かを判別する。床面が水平である場合、ティルト角が0°のときはフォーク29が水平であることを示し、ティルト角が0°ではないときはフォーク29が水平ではないことを示す。フォーク29のティルト角が0°でないときはループしてステップS01の判別を繰り返す。ステップS01において、フォーク29のティルト角が0°と判別されると、画像信号処理部49が荷役用カメラ43により撮影された撮影画像P1における画像信号処理部49はエッジライン17Aを画像認識し、次のステップS02へ進む。
ステップS02では、画像信号処理部49は、撮影画像P1における光軸ラインLにエッジライン17Aが重畳したか否かを判別する。撮影画像P1における光軸ラインLにエッジライン17Aが重畳しないと判別されると、ループしてステップS02の判別が繰り返される。画像信号処理部49が、撮影画像P1における光軸ラインLにエッジライン17Aが重畳したと判別すると、エッジライン17Aと光軸ラインLとが一致するときの揚高を検出し、次のステップS03へ進む。エッジライン17Aと光軸ラインLとが一致するときに検出される揚高は、図7に示すように、棚板17の上面の高さを示す揚高であり、基準揚高Xsとして制御部46に記憶される。
ステップS03では、制御部46は、エッジライン17Aとフォーク29が支持するパレット18の底面18Bとの間の離間距離Aを求める。離間距離Aは、式1に示すように、光軸ラインLとエッジライン17Aとの間のライン間距離△Xから、予め設定された光軸ラインLとパレット18の底面18Bとの間のオフセット距離Bを差し引くことにより求められる。オフセット距離Bは、例えば、標準的なパレットの厚さの半分に相当する距離としてもよく、あるいは、オペレータがパレットの種類に応じて複数の値を選択できるようにしてもよい。ライン間距離△Xは、式2に示すように、フォーク29の揚高Xと基準揚高Xsとの差である。揚高Xは、エッジライン17Aと光軸ラインLとの一致後の遠隔操作によって昇降されているフォーク29の揚高であって光軸ラインLの高さを示す。
A=△X-B・・・・(式1)
△X=X-Xs・・・(式2)
次に、ステップS04では、制御部46は、離間距離Aを表示部48に表示させ、離間距離Aを遠隔操作のオペレータに通知する。例えば、図7に示すように、離間距離Aが0より大きいとき(A>0)、パレット18の底面18Bは、エッジライン17Aより高い位置にある。従って、フォーク29を前進させても荷Wやパレット18が棚板17と干渉することはない。一方、離間距離Aが0以下のとき(A≦0)、パレット18の底面18Bは、エッジライン17Aと同じ位置又はエッジライン17Aよりも低い位置にある。従って、フォーク29を前進させると荷Wやパレット18が棚板17と干渉する。なお、オフセット距離Bに余裕を持たせて設定することにより、ティルト角センサ30や揚高センサ31に測定誤差が生じても、離間距離Aが0より大きいときに、荷Wやパレット18が棚板17と干渉を確実に回避することが可能となる。
このように、離間距離Aがオペレータに通知されることにより、オペレータは、遠隔操作によって荷Wを荷棚13に積み降ろすとき、パレット18の底面18Bと荷棚13の上面との干渉の有無を確認することができる。ステップS04が終了するとステップS01へ戻り、一連のステップS01~S04の処理が繰り返される。
次に、本実施形態に係るリーチ式フォークリフト11の遠隔操作システム10の作用について説明する。リーチ式フォークリフト11が荷棚13と対向し、荷棚13の荷Wを積み降ろす場合について説明する。
オペレータの遠隔操作によりリーチ式フォークリフト11によって荷棚13から荷Wを積み降ろす際に、荷役用カメラ43は、フォーク29の先端部を含むフォーク29の前方を撮影する。撮影された撮影画像P1は表示部48にて表示される。ティルト角が0°であってリーチ式フォークリフト11が荷棚13の手前に位置する状態では、図5(b)に示すように、荷役用カメラ43によって撮影された撮影画像P1には、画像認識によって描画されたエッジライン17Aが光軸ラインLと平行に表示される。オペレータの遠隔操作によりフォーク29が昇降され、エッジライン17Aが光軸ラインLに一致すると、揚高センサ31が揚高を検出し、検出された揚高は基準揚高Xsとして記憶される。
エッジライン17Aの光軸ラインLとの一致後において、揚高センサ31は常にフォーク29の揚高Xを検出している。このため、フォーク29を昇降させても、制御部46によりエッジライン17Aとフォーク29が支持するパレット18の底面18Bとの間の離間距離Aが常に求められる。離間距離Aは、ライン間距離△Xからオフセット距離Bを差し引くことにより求められる。ライン間距離△Xは、光軸ラインLとエッジライン17Aとの間の距離である。オフセット距離Bは、予め設定された光軸ラインLとパレット18の底面18Bとの間の距離である。求められた離間距離Aは、表示部48にて表示されることによりオペレータに通知される。
離間距離Aが通知されることにより、オペレータは、フォーク29を前進させても荷Wやパレット18が棚板17と干渉するか否かを把握することができる。オペレータは、離間距離Aが0より大きいときには、フォーク29を前進させても荷Wやパレット18が棚板17と干渉せず、離間距離Aが0以下のときには、フォーク29を前進させると荷Wやパレット18が棚板17と干渉することを把握する。
本実施形態のリーチ式フォークリフト11の遠隔操作システム10は以下の作用効果を奏する。
(1)エッジライン17Aと撮影画像P1における光軸ラインLとが一致するときに揚高センサ31により検出された基準揚高Xsに基づき、エッジライン17Aとフォーク29が支持するパレット18の底面18Bとの間の離間距離Aが制御部46により求められる。離間距離Aは、ライン間距離△Xからオフセット距離Bを差し引くことにより求められる。ライン間距離△Xは、光軸ラインLの高さであるフォーク29の揚高Xとエッジライン17Aの高さである基準揚高Xsとの差であり、つまり、光軸ラインLとエッジライン17Aとの間の距離である。オフセット距離Bは、予め設定された光軸ラインLとパレット18の底面18Bとの間の距離である。制御部46は、求められた離間距離Aをオペレータに通知する。このため、オペレータは、遠隔操作によって荷Wを荷棚13に積み降ろすとき、パレット18の底面18Bと荷棚13との間の離間距離Aを確認することができる。
(2)荷役用カメラ43はフォーク29の基部に備えられているので、フォーク29の長手方向における荷役用カメラ43とエッジライン17Aとの間の距離がフォーク29の前後方向の長さ程度となる。このため、フォーク29の長手方向において荷役用カメラとエッジライン17Aとの間の距離が短すぎる場合と比較して、オペレータは撮影画像P1を見ながらの遠隔操作が行い易くなる。
(3)エッジライン17Aの光軸ラインLとの一致後において、揚高センサ31は常にフォーク29の揚高Xを検出している。このため、フォーク29を昇降させても、制御部46によりエッジライン17Aとフォーク29が支持するパレット18の底面18Bとの間の離間距離Aを常に求めることができる。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態に係るフォークリフトの遠隔操作システムについて説明する。本実施形態では、荷役用カメラがフォークの先端部に内蔵されている点で第1の実施形態と相違する。本実施形態では、第1の実施形態の同じ構成については第1の実施形態の説明を援用し、共通の符号を用いる。
図8に示すように、リーチ式フォークリフト11の遠隔操作システム50では、荷役用カメラ51が右側のフォーク29の先端部に内蔵されている。フォーク29に支持された荷Wを荷棚13の棚板17に積み降ろすために、リーチ式フォークリフト11が荷棚13に対向すると、図9に示す撮影画像P3が表示部48に表示される。撮影画像P3における光軸OAは、画面中央に位置し、光軸ラインLは、この光軸OAを通り画面を水平に横断する点線により示される。画像信号処理部49は、荷役用カメラ51の撮影画像P3におけるエッジライン17Aを画像認識する。フォーク29がエッジライン17Aより高い揚高にあるとき、撮影画像P3においてエッジライン17Aは光軸ラインLより下となる。逆に、フォーク29がエッジライン17Aより低い揚高にあるとき、撮影画像P3においてエッジライン17Aは光軸ラインLより上となる。
本実施形態のリーチ式フォークリフト11の遠隔操作システム50は、フォーク29が支持する荷Wを荷棚13に積み降ろす際に、棚板17の上面とパレット18の底面18Bとの間の離間距離Aを遠隔操作のオペレータに通知する。
リーチ式フォークリフト11の遠隔操作システム50によれば、第1の実施形態の作用効果(1)、(3)と同等の作用効果を奏する。また、荷役用カメラ51がフォーク29の先端部に内蔵されているため、フォーク29の長手方向における荷役用カメラ51とエッジライン17Aとの間の距離を短くすることができる。このため、荷役用カメラとエッジライン17Aとの間の距離が長すぎる場合と比較して、オペレータは撮影画像P3を見ながらの遠隔操作が行い易くなる。また、フォーク29における荷Wの有無に関わらず、エッジライン17Aを確認し易い撮影画像とすることができる。
本発明は、上記の実施形態に限定されるものではなく発明の趣旨の範囲内で種々の変更が可能であり、例えば、次のように変更してもよい。
○ 上記の実施形態では、荷やパレットと棚板との干渉を確実に回避するため、オフセット距離に余裕を持たせて設定したがこの限りではない。例えば、基準揚高に一定の高さを加算し、基準揚高に一定の高さを加算した加算後の揚高とフォークの揚高との差としてもよい。
○ 上記の実施形態では、離間距離又は離間距離に基づくフォークと前記荷棚との干渉有無を表示部に表示することにより、オペレータに通知するとしたがこの限りではない。例えば、離間距離又は離間距離に基づくフォークと荷棚との干渉有無を音声にてオペレータに通知するようにしてもよい。
○ 上記の実施形態では、荷棚として上下に荷を保管できる二段式の荷棚を例示したが、荷棚は、これに限らない。三段以上の棚を有する荷棚でもあってもよく、あるいは、大型トラック等の車両の荷棚であってもよい。
○ 上記の本実施形態では、離間距離を表示部に表示するとしたが、この限りではない。例えば、離間距離に基づくフォークと荷棚との干渉有無を表示部に表示するようにしてもよい。具体的には、離間距離が0以下になったときに「干渉注意!」と文字により警告を表示部に表示してもよい。この場合、遠隔操作を行うオペレータは、フォークと荷棚との干渉有無を直感的に把握することができる。
○ 上記の実施形態では、フォークリフトとしてリーチ式フォークリフトについて説明したが、フォークリフトはリーチ式フォークリフトに限定されない。フォークリフトは、例えば、カウンタウエイト式フォークリフトであってもよい。
10、50 フォークリフトの遠隔操作システム
11 フォークリフト
12 遠隔操作装置
13 荷棚
17A エッジライン
18 パレット
18B 底面
19 差込口
20 車体
24 荷役装置
29 フォーク
30 ティルト角センサ
31 揚高センサ
43、51 荷役用カメラ
46 制御部(離間情報通知部)
48 表示部
49 画像信号処理部(画像認識部、画像処理部)
A 離間距離(クリアランス)
B オフセット距離
E 作業場
L 光軸ライン
OA 光軸
P1、P2 撮影画像
R 操作室
W 荷
△X ライン間距離
X 揚高
Xs 基準揚高

Claims (5)

  1. 荷役装置を備えるフォークリフトと、
    前記フォークリフトの走行および前記荷役装置による荷役を遠隔操作する遠隔操作装置と、を備えたフォークリフトの遠隔操作システムであって、
    前記フォークリフトは、
    前記荷役装置に備えられるフォークのティルト角を検出するティルト角センサと、
    前記フォークの揚高を検出する揚高センサと、
    前記フォークに設けられ、前記フォークの前方を撮影する荷役用カメラと、を備え、
    前記遠隔操作装置は、
    前記ティルト角センサにより検出されるティルト角が前記フォークの水平を示すとき、前記荷役用カメラにより撮影された撮影画像から荷棚の上面のエッジラインを画像認識する画像認識部と、
    前記エッジラインと前記撮影画像の中央を通り水平に前記撮影画像を横断する光軸ラインとが一致するときに前記揚高センサにより検出される基準揚高に基づき、前記エッジラインと前記フォークが支持するパレットの底面との間の離間距離を求め、前記離間距離又は前記離間距離に基づく前記フォークと前記荷棚との干渉有無を通知する離間情報通知部と、を有し、
    前記離間距離は、
    前記光軸ラインと前記エッジラインとの間のライン間距離から予め設定された前記光軸ラインと前記パレットの底面との間のオフセット距離を差し引くことにより求められることを特徴とするフォークリフトの遠隔操作システム。
  2. 前記荷役用カメラは、前記フォークの基部に備えられていることを特徴とする請求項1記載のフォークリフトの遠隔操作システム。
  3. 前記荷役用カメラは、前記フォークの先端部に内蔵されていることを特徴とする請求項1記載のフォークリフトの遠隔操作システム。
  4. 前記離間情報通知部は、前記離間距離を通知することを特徴とする請求項1~3のいずれか一項記載のフォークリフトの遠隔操作システム。
  5. 前記離間情報通知部は、前記フォークと前記荷棚との干渉有無を通知することを特徴とする請求項1~3のいずれか一項記載のフォークリフトの遠隔操作システム。
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