JP2021536375A - 旋削工具 - Google Patents

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Abstract

本開示は、切削インサートを収容するためのインサート座および切削インサートを工具本体に取り付けるための取付け手段を有する工具本体と、工具本体に第1位置と第2位置との間で移動可能に取り付けられた案内ブロックと、入口端部および少なくとも1つの出口を有する流体流路であって、入口端部から少なくとも1つの出口に冷却流体を案内するように配置された流体流路とを備える旋削工具に関する。少なくとも1つの出口は、切削インサートにおける切れ刃に関連した逃げ面上に冷却流体の噴流を噴射するように配置されている。流体流路の第1区域は、工具本体を通って延在し、流体流路の第2区域は、案内ブロックを通って延在し、少なくとも1つの出口は、案内ブロック内の流体流路の第2区域の端部を形成する。本開示の態様は、外部旋削動作中における切削インサートの逃げ面の最適化した冷却を可能にし、同時に同一の旋削工具で内部旋削を可能にする旋削工具を実現することである。本開示によれば、この態様は上記に概説した旋削工具によって対処され、少なくとも工具本体または案内ブロックは、案内ブロックが第1位置にある場合には、冷却流体の噴流が第1ラインに沿って噴射され、案内ブロックが第2位置にある場合には、冷却流体の噴流が第2ラインに沿って噴射されるように配置されており、第1ラインと第2ラインとは、異なる向きを有しており、出口から下流方向にある位置において互いと交差する。【選択図】図1

Description

本開示は、切れ刃および切れ刃に関連する逃げ面(clearance surface)を有した切削インサートを収容するためのインサート座を有する工具本体と、工具本体に第1位置と第2位置との間で移動可能に取り付けられた案内ブロックと、入口端部および少なくとも1つの出口を有する流体流路であって、入口端部から少なくとも1つの出口に冷却流体を案内するように配置された流体流路とを備える旋削工具に関する。少なくとも1つの出口は、切削インサートがインサート座に収容されたときに逃げ面が位置する領域に向かって、冷却流体の噴流を噴射するように配置されている。流体流路の第1区域は、工具本体を通って延在し、流体流路の第2区域は、案内ブロックを通って延在し、少なくとも1つの出口は、案内ブロック内の流体流路の第2区域の端部を形成する。
工具本体と工具本体のインサート座に取り付けられた切削インサートとを有する旋削工具は、ワークピースの旋削に使用される。旋削(tuning)中、切削インサートの切れ刃がワークピースの表面と係合している状態で、ワークピースが回転され、ワークピースの回転中に、旋削工具は、ワークピースの回転軸に関して半径方向内側に送られる。
旋削によるワークピースの機械加工は、円筒面のようなワークピースの外面(外部旋削)、またはワークピースの孔またはねじ切り部のようなワークピースの内面(内部旋削)を機械加工するために用いることができる。
外部旋削または内部旋削のいずれかに適用される種々の旋削工具が知られている。逃げ面の冷却を含む冷却対策を最適化した外部旋削工具が開発されている。しかしながら、それらの外部用の旋削工具は、通常、ワークピースの凹部での作業に使用する場合における旋削工具のフットプリントの制限により、内部旋削に使用することができない。
米国特許出願公開第2010/0196105A1号は、切削動作中に切削インサートのチップ面に冷媒流体を提供するための冷媒搬送部材を有する旋削工具を開示している。冷却搬送部材は、流体流路が内部に形成された部材本体と、冷媒流体を搬送し、冷媒流体を噴出させるためのノズルとを備える。ノズルは、第1拡張位置と第2後退位置との間を、部材本体によって相対的に変位可能である。例えば、切削動作中に想定される拡張位置では、ノズルは、部材本体から前方に、かつチップ面の上方に延在する。例えば、冷媒流体が冷媒搬送部材を通って流れていない場合に想定される後退位置では、ノズルは、流体流路内に少なくとも部分的に収容されて、例えば、切削インサートの割出しまたは交換を可能にする。
よって本開示の態様は、外部旋削動作中に切削インサートの逃げ面の最適化した冷却を可能にし、同時に同一の旋削工具で内部旋削を可能にする、旋削工具を実現することである。
本開示によれば、この態様は、切れ刃および切れ刃に関連する逃げ面を有した切削インサートを収容するためのインサート座を有する工具本体と、工具本体に第1位置と第2位置との間で移動可能に取り付けられた案内ブロックと、入口端部および少なくとも1つの出口を有する流体流路であって、入口端部から少なくとも1つの出口に冷却流体を案内するように配置された流体流路とを備える旋削工具によって対処される。少なくとも1つの出口は、切削インサートがインサート座に収容されたときに逃げ面が位置する領域に向かって、冷却流体の噴流を噴射するように配置されている。流体流路の第1区域は、工具本体を通って延在し、流体流路の第2区域は、案内ブロックを通って延在し、少なくとも1つの出口は、案内ブロック内の流体流路の第2区域の端部を形成する。少なくとも工具本体または案内ブロックは、案内ブロックが第1位置にある場合には、冷却流体の噴流が第1ラインに沿って噴射され、案内ブロックが第2位置にある場合には、冷却流体の噴流が第2ラインに沿って噴射されるように配置されており、第1ラインと第2ラインとは、異なる向きを有しており、出口から下流方向にある位置において互いと交差する。
冷却流体の噴流が、可能な限り最大限に動作中の切れ刃または切削コーナの逃げ面を濡らすと、旋削工具の工具本体上に取り付けられた切削インサートの切れ刃または切削コーナの最適な冷却が得られることが判明した。外部旋削中には、旋削されるワークピースが凸状曲面であるため、旋削工具に関して、フットプリントの制限はほとんどない。したがって、外部旋削中、流体流路の出口を装備した旋削工具の部分、例えば、本開示による案内ブロックは、冷却流体の噴流と冷却されるインサートの逃げ面との間に最適な角度を与えるために、工具本体から突出し得る。
しかしながら、同一の旋削工具を内部旋削に使用する場合には、工具本体のこの突出部分は、旋削工具によって旋削される表面に干渉することになる。本開示によれば、これは、冷却流体のための流体流路の少なくとも1つの出口を装備し、工具本体に移動可能に取り付けられた案内ブロックによって対処される。
案内ブロックが、内部旋削中に旋削される表面ともはや干渉しないように移動されると、逃げ面上に噴射される冷却流体の噴流は、冷却されるインサートの逃げ面の少なくとも一部をなおも濡らしながらも、異なる向きを有さなければならない。案内ブロックがその第1位置にある場合の冷却流体の噴流を描写する第1ラインと、案内ブロックがその第2位置にある場合の冷却流体の噴流を描写する第2ラインとは、インサートの逃げ面上のどこか、すなわち、1つまたは複数の各出口から下流で交差する。
一実施形態では、案内ブロックは、工具本体と同一の材料で製造され、例えば、工具鋼から製造される。一実施形態では、切削インサートは超硬合金で製造される。
本開示の一実施形態では、案内ブロックは、案内ブロックを工具本体に対して並進移動させることができるように、工具本体に取り付けられている。本開示のさらなる実施形態では、案内ブロックは、工具本体に旋回可能に取り付けられている。さらに別の実施形態では、案内ブロックは、案内ブロックと工具本体との間に旋回運動と直線運動との組合せが提供され得るように、工具本体に取り付けられている。
一実施形態では、案内ブロックは工具本体に対して並進運動を提供するように工具本体上に取り付けられるか、または、案内ブロックは工具本体に旋回可能に取り付けられ、流体流路は少なくとも2つの出口を備える。
一実施形態では、流体流路は、厳密に2つの出口を有するか、または少なくとも2つの出口を有する。2つの出口のうちの少なくとも1つが、案内ブロック内の流体流路の第2区域の端部を形成し、代わりに、他の出口は、工具本体内または案内ブロック内の流体流路の区域の端部を形成し得る。
一実施形態では、旋削工具は、工具本体内の流体流路の第1区域から少なくとも案内ブロック内の流体流路の第2区域に冷却流体を伝達するように配置された伝達要素を備える。
一実施形態では、案内ブロックは、工具本体に旋回可能に取り付けられており、伝達要素は工具本体の外面から案内ブロックの孔内へ延在し、伝達要素は、案内ブロックの孔の内側円筒面と係合する円筒状外面を備える。この実施形態では、伝達要素は、工具本体内の流体流路の第1区域と流体連通した内部軸線方向流体導管を備える。伝達要素がその円筒状外面内に周方向に延在する第1溝を備えるか、または、案内ブロックが内側円筒面内に周方向に延在する第1溝を備えるかのいずれかであり、第1溝は第1軸線方向位置に位置する。さらに、伝達要素は、内部軸線方向流体導管と第1溝とを接続する第1半径方向流体導管を備える。最終的に、案内ブロック内の流体流路の第2区域は、第1軸線方向位置において円筒状の孔に流れ込んでいる。この設計により、案内ブロックの旋回をなおも可能にすると同時に、工具本体内の流体流路の第1区域と、案内ブロック内の流体流路の第2区域との間における冷却流体の流体連通が実現される。
これに代わって、その円筒状外面を有する伝達要素は、案内ブロックの外面から延びて、工具本体の孔の円筒状内面と係合する。この一実施形態では、伝達要素は、案内ブロック内の流体流路の第2区域と流体連通した内部軸線方向流体導管を備える。伝達要素がその円筒状外面内に周方向に延在する第1溝を備えるか、または、工具本体が内側円筒面内に周方向に延在する第1溝を備えるかのいずれかであり、第1溝は第1軸線方向位置に位置する。さらに、伝達要素は、内部軸線方向流体導管と第1溝とを接続する第1半径方向流体導管を備える。最終的に、工具本体内の流体流路の第1区域は、第1軸線方向位置において円筒状の孔に流れ込んでいる。この設計によっても、案内ブロックの旋回をなおも可能にすると同時に、工具本体内の流体流路の第1区域と、案内ブロック内の流体流路の第2区域との間における冷却流体の流体連通が実現される。
一実施形態では、流体流路の少なくとも2つの出口が案内ブロックに配置されており、流体流路の第3区域が案内ブロックを通って延在し、第1出口が、案内ブロック内の流体流路の第2区域の端部を形成し、第2出口が、案内ブロック内の流体流路の第3区域の端部を形成する。案内ブロックが流体流路の2つの出口を備える場合に、案内ブロックの第1位置では、冷却流体が第1ラインに沿って噴射され、案内ブロックの第2位置では、冷媒流体が第2ラインに沿って噴射されることを保証するために、これらの2つの出口が案内ブロック上において異なる向きを有することは明らかである。
一実施形態では、3つ以上の出口が案内ブロックに位置しており、一実施形態における伝達要素は、出口に接続する流体流路の区域の各々に冷却液を伝達するために設計されている。
これに代わって、一実施形態では、第2出口が工具本体に配置されており、第1出口および第2出口は、その第1位置にある案内ブロックと比較した場合に、異なる向きを有さなければならない。
一実施形態では、第1出口および第2出口は案内ブロックに位置しており、第1出口は案内ブロックの第1外面区域に位置しており、第2出口は案内ブロックの第2外面区域に位置しており、第1外面区域の面法線の方向は、第2外面区域の面法線の方向とは異なっている。さらなる実施形態において、第1外面区域および第2外面区域は、互いに関して一定角度で延在する平面区域であり、流体流路の第2区域および流体流路の第3区域は、案内ブロックの第1外面区域および第2外面区域に直交して延在する。
案内ブロックにおいて流体流路の少なくとも第1出口および第2出口を備える実施形態では、伝達要素は、工具本体内の流体流路の第1区域から案内ブロック内の流体流路の第2区域へ、または工具本体内の流体流路の第1区域から流体流路の第3区域へのいずれかに、冷却流体を選択的に伝達するように配置され得る。第2出口は、流体流路の第3区域の端部を形成する。この実施形態では、伝達要素は、流体流路の第2区域または第3区域のいずれかを流体流路の第1区域に選択的に接続する切替え機能を実現する。
原理上、少なくとも2つの出口を介して冷却流体を同時に噴射することは可能であるが、旋削工具の動作中に最適化された角度に向けられていない各出口が切断されると、より効率的である。
一実施形態では、3つ以上の出口が案内ブロックに位置しており、一実施形態における伝達要素は、工具本体に対する案内ブロックの位置に応じて、複数の出口の中から単一の出口に冷却液を選択的に伝達するために設計され得る。
一実施形態では、第1出口を有する流体流路の第2区域、ならびに第2出口を有する流体流路の第3区域が案内ブロック内に位置し、伝達要素は円筒状外面内に周方向に延在する第2溝を備え、案内ブロックは内側円筒面内に周方向に延在する第2溝を備え、第2溝は第2軸線方向位置に位置する。この実施形態では、伝達要素は、内部軸線方向流体導管と第2溝とを接続する第2半径方向流体導管をさらに備える。最終的に、案内ブロック内の流体流路の第3区域は、第2軸線方向位置において円筒状の孔で出口をなす(outlets)。
この構成により、流体流路の第2区域および第3区域が、工具本体内の第1区域に接続される。
これに代わって、当然ながら、その円筒状外面を有する伝達要素が案内ブロックの外面から延びて、工具本体の孔の円筒状内面と係合する設計で、同一の機能を実現することができる。
一実施形態では、案内ブロックは、工具本体に旋回可能に取り付けられており、伝達要素は円筒状構造を有し、第1溝および第2溝は、360°未満の周方向範囲をそれぞれ有する。この実施形態では、第1溝および第2溝は、少なくとも案内ブロックが第1位置にある場合には、流体流路の第2区域が流体流路の第1区域と流体連通し、流体流路の第3区域は流体流路の第1区域と流体連通せず、少なくとも案内ブロックが第2位置にある場合には、流体流路の第3区域が流体流路の第1区域と流体連通し、流体流路の第2区域は流体流路の第1区域と流体連通しないように、周方向に配置されている。
この構成により、工具本体内の流体流路の第1区域から案内ブロック内の流体流路の第2区域へ、または工具本体内の流体流路の第1区域から案内ブロック内の流体流路の第3区域へのいずれかに、冷却流体を選択的にかつ交互に伝達する伝達要素が実現される。
本開示のさらなる実施形態において、案内ブロックの第1位置では、案内ブロックの当接面が工具本体の第1停止面と係合し、案内ブロックの第2位置では、案内ブロックの当接面が工具本体の第2停止面と係合する。さらなる実施形態では、案内ブロックは第1当接面と第2当接面とを有し、案内ブロックの第1位置では、第1当接面が第1停止面と係合し、案内ブロックの第2位置では、第2当接面が第2停止面と係合する。
さらに本開示の別の実施形態では、インサート座は面法線を有する底面を有し、少なくとも1つの出口は、底面から面法線の方向とは反対の方向に離れている。換言すると、少なくとも1つの出口は、インサート座の下方に位置する。
別の実施形態では、旋削工具は、切れ刃および切れ刃に関連する逃げ面を有する切削インサートをさらに備え、切削インサートはインサート座に取り付けられている。さらなる実施形態では、切れ刃は切削コーナを含む。さらに別の実施形態では、切削インサートは刃先交換式(indexable)インサートである。
切削インサートは、取付け手段の使用により、インサート座に取り付けられる。取付け手段は、原理上、工具本体にインサートを固定するのに適した任意の手段とすることができる。本開示の意味での取付け手段の例は、締付け手段またはねじである。
本開示の一般的な概念は、切削インサートがインサート座に取り付けられている実施形態に関してよく理解することができる。
一実施形態では、切削インサートは、底面および上面を有し、側面は、底面と上面とを接続する。少なくともインサートの側面と上面との間の交差部は、切れ刃を形成する。一実施形態では、この切削インサートは、インサートの底面がインサート座の底部支持面と係合した状態で、インサート座に取り付けられる。この実施形態では、切削インサートの側面は逃げ面を形成し、上面はチップ面を形成する。
冷却流体の噴流が、切削インサートの底面から上面までのその範囲全体に沿って逃げ面に噴きつける(streak)場合に、切削インサートの逃げ面の最適化した冷却が達成され得る。一実施形態では、切削インサートを有する旋削工具は、切削コーナでワークピースを切削するように意図されており、インサートの2つの側面間の領域は、逃げ面の少なくとも一部を形成し、最適化した冷却のために、このコーナは、冷却流体の噴流によって噴きつけられなければならない。
しかしながら、冷却流体の噴流が、切削インサートの底面と上面との間における逃げ面の範囲の少なくとも大部分に噴きつけることを可能にするためには、流体流路の出口がインサートの底面の下方に位置しなければならない。出口がこの位置にある場合、案内ブロックが加工されるワークピースの内面と係合して干渉するようになるため、案内ブロックは同一の工具による内面の旋削を妨げることになる。
したがって、本開示によれば、案内ブロックは第2位置に移動され、第2位置では、案内ブロックは、旋削工具によって旋削可能な内面が有し得る最小径を描写し、切れ刃または切削コーナと係合している仮想円から引き離されている。それにもかかわらず、この第2位置において、冷却流体の噴流は、インサートの逃げ面上に吹きかからなければならない。しかしながら、案内ブロックの第2位置では、冷却流体の噴流は、もはや切れ刃の動作中の部分の下方の切削インサートの底面から上面までのその範囲における逃げ面全体には噴きつけないであろう。したがって、本開示の実施形態では、案内ブロックが第1位置または第2位置のいずれかにある場合に、冷却流体の噴流が伝播する第1ラインおよび第2ラインは、切削インサートの逃げ面上の位置において互いと交差する。
上記の態様の少なくとも1つはまた、内面の旋削について上述したように、案内ブロックが第2位置にある、本開示の実施形態による旋削工具の使用によって対処される。
本開示のさらなる実施形態では、旋削工具は、インサートの逃げ面を冷却するための流体流路に加えて、切削インサートの切れ刃に関連したチップ面上に冷却流体を噴射するための冷却導管を備える。
一実施形態では、チップ面を冷却するための冷却導管は、切削インサートをインサート座上に締め付けるための締付け手段に配置され、締付け手段は、本開示の意味では、取付け手段である。
切削インサートがインサート座に収容され、切削インサートが締付け手段の使用によってインサート座上に締め付けられている場合、一実施形態では、冷却導管から噴射された冷却流体の噴流は、旋削動作中にチップ面を形成するその上面で切削インサートに当たる。
本開示のさらなる利点、特徴および応用は、実施形態の以下の説明および添付の対応する図面から明らかとなるであろう。本開示の実装形態の上記および以下の詳細な説明は、添付図面とともに読むと、一層よく分かるであろう。示した実装形態は図示した詳細な構成および手段に限定されるものではないことが理解されるべきである。
第1位置にある案内ブロックを有する本開示による旋削工具の実装形態の切り取り等角図である。 第1位置にある案内工具を有する、図1の旋削工具の正面図である。 第2位置にある案内ブロックを有する、図1および図2の旋削工具の切り取り等角図である。 案内ブロックが第2位置にある状態でワークピースの内面を旋削している間の図1〜図3の旋削工具の正面図である。 第1視点からの、図1〜図4の旋削工具の案内ブロックおよび伝達要素の等角図である。 第2視点からの、図5の旋削工具の案内ブロックおよび伝達要素の等角図である。
図では、同一の要素を同一の参照番号で表している。
図1〜図6は、本開示による旋削工具1の実装形態を示している。旋削工具1は、外部旋削中ならびに内部旋削中における切削インサート2の最適化した冷却を可能にする。旋削工具1の基体は、切削インサート2を収容するためのインサート座3を装備した工具本体4によって形成されている。切削インサート2を工具本体4のインサート座3に取り付けるために、旋削工具1はクランプ5をさらに有し、クランプ5は、クランプ5の孔を通って工具本体4のねじ孔に達し、ねじ孔に係合する取付けねじ6によって、工具本体4上にねじ留めされている。実際の締付け機能に加えて、クランプ5は、クランプ5から切削インサート2のチップ面8上に冷却流体の噴流を噴射するための2つの出口7a、7bを有する冷却導管を備える。
図示した実装形態における切削インサート2は、菱形の上面8、インサート座3の底部支持面と係合した菱形の底面、ならびに4つの側面9、10を有する菱形の基本領域を有する。切れ刃11、12は、側面9、10が切削インサート2の上面8と交差する場所に形成されている。
この実装形態では、切削インサートは、主に2つの切れ刃11、12が交差する場所に形成された切削コーナによって切削動作を行うように、取り付けられている。
切削インサート2の冷却を向上させるために、クランプ5の冷却導管に加えて、切削インサート2の側面9、10によって形成された逃げ面の効率的な冷却が実現される。切削性能の大部分は、切削インサート2の切削コーナ13によって発揮されるため、切削動作中に冷却流体の噴流14が、2つの側面9、10を接続する、切削コーナ13に関連した端縁に沿って噴きつける場合に、逃げ面上における最も効率的な冷却が実現される。
切削コーナ13に関連する逃げ面に沿って噴きつける冷却流体の噴流14を提供するために、冷却液の噴流14は、図1および図2に示すように、切削コーナ13の真下の位置にあるノズルから噴射される。
旋削工具1は、ねじ16によって定義される旋回軸線を中心として、工具本体4に旋回可能に取り付けられた案内ブロック15を有する。図1および図2に示した案内ブロック15の位置は、本開示の意味で、第1位置を表しており、図3および図4に示した案内ブロック15の位置は、本開示の意味で、第2位置を表している。
側面9、10に向かう冷却流体の噴流14のための最適化された幾何学的形状を与える一方で、旋削工具1を内部旋削に使用する場合に、案内ブロック15が第1位置にあると、案内ブロック15はワークピースの材料と干渉するであろうことは、特に図2および図4を見るとすぐに分かる。内部旋削中に生じる状況を図4に示す。図4は旋削工具1の正面図を示しているが、図2では旋削工具1は上方から等角図で示されている。
第2位置では、案内ブロック15は、切削インサート2の動作中の切削コーナと係合し、本開示による旋削工具1による内部旋削について内面が有し得る最小半径を定義する仮想円内に位置しており、この仮想円から引き離されている。図4には、この状況が示されており、仮想円は、内部旋削される管状ワークピース17の内面18として与えられている。案内ブロック15の第2位置への旋回により、案内ブロック15は、管状ワークピース17と干渉せず、管状ワークピース17の内面18の内部旋削を実施することができる。
冷却液の噴流14は、もはや切削インサート2の上側の切削コーナと下面とを接続する逃げ面全体に沿って噴きつけないが、それにもかかわらず、案内ブロック15は逃げ面9、10の効率的な冷却を実現する。
一方の図1および図2と他方の図3および図4との比較により、本開示の一般的な概念を説明することができる。側面9、10によって形成される逃げ面の効率的な冷却のためには、冷却液の噴流14は、案内ブロック15のいずれの位置においても、側面9、10に当たらなければならない。しかしながら、これは、冷却液の噴流14が、案内ブロック15の第1位置(positon)および第2位置(positon)において、異なる向きを有することを意味する。案内ブロック15が、図1および図2に示したように、その第1位置にある場合には、冷却液の噴流14は、第1ラインによって描写されている。案内ブロック15が、図3および図4に示したように、その第2位置にある場合には、冷却液の噴流14は、第2ラインによって描写されている。第1ラインおよび第2ラインは、案内ブロック15の位置に応じて、異なる出発点を有するが、案内ブロック15における各出口19、20から下流で切削インサート2の側面9、10において交差する。
図1〜図4により本開示の一般的な概念が理解され、一方、図5および図6は、最適化した冷却液の噴流14を実現するための案内ブロック15の設計の詳細を示している。
図1〜図6に示した実装形態において、案内ブロック15は、2つの出口、すなわち、第1位置と第2位置とにおいて冷却液の噴流14をそれぞれ噴射する第1出口19と第2出口20とを装備している。流体流路21は、複数の区域によって形成されており、第1区域(図示せず)は工具本体4内に延在し、第2区域22および第3区域23は案内ブロック15内に延在する。
案内ブロック15のための旋回軸線を形成するねじ16はまた、本開示の意味で、伝達要素を形成する。この伝達要素16は、工具本体4内の流体流路の第1区域から、流体流路の第2区域および第3区域22、23への冷却液の伝達を行うだけでなく、2つの区域22、23のいずれかに交互に切り替えることも可能にする。
伝達要素16は、中空円筒部を有し、冷却液は、該要素においてねじ16の軸線方向に延在する導管24を通って流れることができる。ねじ16は、その後端25によって、工具本体4の孔にねじ込まれる。工具本体4の孔は、工具本体4内の流体流路の第1区域の端部を同心的に包囲する。よって、流体流路の第1区域を通って流れる冷却液は、次に、伝達要素内において軸線方向流体導管24によってさらに案内される。
伝達要素16は、案内ブロック15の孔26内に延在する切替え要素28をさらに有する。孔26の内側円筒面27は、切替え要素28の外側円筒面29と係合している。旋削工具1の動作中、伝達要素16の切替え要素28は工具本体4に対して静止している。即ち、案内ブロック15を旋回させると、案内ブロック15は、工具本体4に対してだけでなく、伝達要素16の切替え要素28に対しても旋回する。伝達要素16の切替え要素28は、伝達要素28の半径方向に冷却流体を案内する、2つの軸線方向位置にある半径方向流体導管30、31を有する。
第1半径方向流体導管30は、軸線方向流体導管24を第1軸線方向位置において切替え要素28の表面29の第1溝32に接続する。第1溝32の第1軸線方向位置は、流体流路の第2区域22の後端33の軸線方向位置と同一である。第1溝32は、切替え要素28の円筒面29内に円周方向に延在する。しかしながら、第1溝32は、切替え要素28の360°にわたって延在しているわけではなく、一定角度を被覆しているに過ぎない。したがって、案内ブロック15が第1位置にあるか、または第1位置に近接している場合にのみ、内部軸線方向流体導管24から第1半径方向流体導管30を通って第1溝32へ、さらに流体流路の第2区域22への冷却液の流れが生じる。
同一の原理は、第2半径方向流体導管31によって定義される第2軸線方向位置に関しても当てはまり、第2半径方向流体導管31もまた、切替え要素28の円筒面29の第2の周方向に延在する溝34で終了する。案内ブロック15内における流体流路の第3区域23の後端35が、第2溝34と同一の軸線方向位置にあるため、案内ブロック15が第2位置にある場合にのみ、内部軸線方向流体導管24から、第2半径方向流体導管31および第2溝34を通って、案内ブロック15内の流体流路の第3区域23への冷却液の流れが生じる。
伝達要素16ならびに案内ブロック15の設計により、ねじ16を中心とした案内ブロック15の旋回によって、流体流路の第2区域22および第3区域23の出口19、20の位置がそれぞれ変更されるだけでなく、図1および図2に示すように、案内ブロック15の第1位置では、冷却液が案内ブロック15の第1出口19を通ってのみ噴射され、案内ブロック15が、図3および図4に示すように、その第2位置にある場合には、冷却液は第2出口20のみから噴射されるように切り替えられる。
よって、図に示したような設計により、冷却液が動作中に正しい位置にない他の出口を通って不必要に漏出するのをなおも防ぎながら、冷却液の噴流14の方向を変更することが可能となる。
図5および図6から、案内ブロック15内の冷却導管の第2区域22および第3区域23の設計および形状が、案内ブロック15の第1位置においてだけでなく、案内ブロック15の第2位置においても、冷却液の噴流14の最適化した方向を実現するように選択されていることが明らかに導き出され得る。
本来の開示のために、すべての特徴は、本記載、図および特許請求の範囲から、それらが単に特定のさらなる特徴に関連して記載されていたとしても、当業者には明らかとなり、それらの特徴自体のいずれかと、または本明細書で開示された他の特徴または特徴の群と任意の組合せで、そのような組合せが明示的に除外されない限り、または技術的事実によって、そのような組合せが除外されるか、またはそのような組合せが無益なものとされない限り、組み合わせることができることに留意されたい。特徴のそれぞれの可能な組合せについての詳細で明白な説明は、簡潔で読みやすい説明を提供するために単に省略した。
本開示は図および上記の説明に詳細に示されているが、この説明は例に過ぎず、特許請求の範囲によって定義されるような保護の範囲を限定するものとはみなされない。本開示は、開示した実施形態に限定されるものではない。
開示された実施形態への変更は、図面、本記載および添付する特許請求の範囲から当業者には明らかである。特許請求の範囲において、「comprising(備える)」という語は他の要素またはステップを除外するものではなく、不定冠詞「a」は複数を除外するものではない。いくつかの特徴が異なる請求項において特許要求されているという単なる事実は、それらの組合せを除外するものではない。特許請求の範囲における参照番号は、保護の範囲を限定するものとはみなされない。
1 旋削工具
2 切削インサート
3 インサート座
4 工具本体
5 クランプ
6 取付けねじ
7a、7b チップ面を冷却するための冷却導管の出口
8 上面
9、10 側面
11、12 切れ刃
13 切削コーナ
14 冷却液の噴流
15 案内ブロック
16 伝達要素を形成するねじ
17 管状ワークピース
18 管状ワークピース17の内面
19 第1出口
20 第2出口
21 流体流路
22 流体流路の第2区域
23 流体流路の第3区域
24 軸線方向流体導管
25 ねじの後端
26 案内ブロック15の孔
27 孔26の内側円筒面
28 切替え要素
29 切替え要素28の外側円筒面
30 第1半径方向流体導管
31 第2半径方向流体導管
32 第1の周方向に延在する溝
33 流体流路の第2区域22の後端
34 第2の周方向に延在する溝
35 流体流路の第3区域23の後端

Claims (15)

  1. 切れ刃および前記切れ刃に関連する逃げ面を有した切削インサート(2)を収容するためのインサート座(3)を有する工具本体(4)と、
    前記工具本体(4)に第1位置と第2位置との間で移動可能に取り付けられた案内ブロック(15)と、
    入口端部および少なくとも1つの出口(19、20)を有する流体流路(21)であって、前記流体流路(21)の前記入口端部から前記少なくとも1つの出口(19、20)に冷却流体を案内するように配置された流体流路(21)とを備える、旋削工具(1)であって、
    前記少なくとも1つの出口(19、20)は、前記切削インサート(2)が前記インサート座(3)に収容されたときに前記逃げ面(9、10)が位置する領域に向かって、前記冷却流体の噴流(14)を噴射するように配置されており、
    前記流体流路(21)の第1区域は、前記工具本体(4)を通って延在し、前記流体流路(21)の第2区域(22)は、前記案内ブロック(15)を通って延在し、少なくとも1つの出口(19、20)は、前記案内ブロック(15)内の前記流体流路(21)の前記第2区域(22)の端部を形成する、旋削工具(1)において、
    少なくとも前記工具本体(4)または前記案内ブロック(15)は、前記案内ブロック(15)が前記第1位置にある場合には、前記冷却流体の噴流(14)が第1ラインに沿って噴射され、前記案内ブロック(15)が前記第2位置にある場合には、前記冷却流体の噴流(14)が第2ラインに沿って噴射されるように配置されており、前記第1ラインと前記第2ラインとは、異なる向きを有しており、前記出口(19、20)から下流方向にある位置において互いと交差することを特徴とする、旋削工具(1)。
  2. 前記案内ブロック(15)は、前記工具本体(4)に旋回可能に取り付けられている、請求項1に記載の旋削工具(1)。
  3. 前記工具本体(4)内の前記流体流路(21)の前記第1区域から前記案内ブロック(15)内の前記流体流路(21)の前記第2区域(22)に前記冷却流体を伝達するように配置された伝達要素(16)を備える、請求項1または2に記載の旋削工具(1)。
  4. 前記伝達要素(16)は前記工具本体(4)の外面から前記案内ブロック(15)の孔(26)内へ延在し、
    前記伝達要素(16)は、前記案内ブロック(15)の前記孔(26)の内側円筒面(27)と係合する円筒状外面(29)を備え、
    前記伝達要素(16)は、前記流体流路(21)の前記第1区域と流体連通した内部軸線方向流体導管(24)を備え、
    前記伝達要素(16)が前記円筒状外面(29)内に周方向に延在する第1溝(32)を備えるか、または前記案内ブロック(15)が前記内側円筒面(27)内に周方向に延在する第1溝(32)を備えるかのいずれかであり、前記第1溝(32)は第1軸線方向位置に位置しており、
    前記伝達要素(16)は、前記内部軸線方向流体導管(24)と前記第1溝(32)とを接続する第1半径方向流体導管(30)を備え、
    前記案内ブロック(15)内の前記流体流路(21)の前記第2区域(22)は、前記第1軸線方向位置において円筒状の前記孔(26)に流れ込んでいる、請求項2または3に記載の旋削工具(1)。
  5. 前記流体流路(21)の第3区域(23)が、前記案内ブロック(15)を通って延在し、第1出口(19)が、前記案内ブロック(15)内の前記流体流路(21)の前記第2区域(22)の端部を形成し、第2出口(20)が、前記案内ブロック(15)内の前記流体流路(21)の前記第3区域(23)の端部を形成する、請求項1から4のいずれか一項に記載の旋削工具(1)。
  6. 前記第1出口(19)は前記案内ブロック(15)の第1外面区域に位置しており、前記第2出口(20)は前記案内ブロック(15)の第2外面区域に位置しており、前記第1外面区域の面法線の方向は、前記第2外面区域の面法線の方向とは異なっている、請求項5に記載の旋削工具(1)。
  7. 前記伝達要素(16)は、前記工具本体(4)内の前記流体流路(21)の前記第1区域から前記案内ブロック(15)内の前記流体流路(21)の前記第2区域(22)へ、または前記工具本体(4)内の前記流体流路(21)の前記第1区域から前記流体流路(21)の第3区域(23)へのいずれかに、前記冷却流体を選択的に伝達するように配置されおり、第2出口(20)が、前記流体流路(21)の前記第3区域(23)の端部を形成する、請求項3に従属する限りにおいて請求項1から6のいずれか一項に記載の旋削工具(1)。
  8. 前記伝達要素(16)が前記円筒状外面(29)内に周方向に延在する第2溝(34)を備えるか、または前記案内ブロック(15)が前記内側円筒面(27)内に周方向に延在する第2溝(34)を備えるかのいずれかであり、前記第2溝(34)は第2軸線方向位置に位置しており、前記伝達要素(16)は、前記内部軸線方向流体導管(24)と前記第2溝(34)とを接続する第2半径方向流体導管(31)を備え、
    前記案内ブロック(15)内の前記流体流路(21)の前記第3区域(23)は、前記第2軸線方向位置において円筒状の前記孔(26)に流れ込んでいる、請求項4に従属する限りにおいて請求項1から7のいずれか一項に記載の旋削工具(1)。
  9. 前記第1溝(32)および前記第2溝(34)は、360°未満の周方向範囲をそれぞれ有し、前記第1溝(32)および前記第2溝(34)は、少なくとも前記案内ブロック(15)が前記第1位置にある場合には、前記流体流路(21)の前記第2区域(22)が前記流体流路(21)の前記第1区域と流体連通し、前記流体流路(21)の前記第3区域(23)は前記流体流路(21)の前記第1区域と流体連通せず、少なくとも前記案内ブロック(15)が前記第2位置にある場合には、前記流体流路(21)の前記第3区域(23)が前記流体流路(21)の前記第1区域と流体連通し、前記流体流路の前記第2区域(22)は前記流体流路(21)の前記第1区域と流体連通しないように配置されている、請求項4または8に記載の旋削工具(1)。
  10. 前記案内ブロック(15)の前記第1位置では、前記案内ブロック(15)の当接面は、前記工具本体(4)の第1停止面と係合し、前記案内ブロック(15)の前記第2位置では、前記案内ブロック(15)の当接面は、前記工具本体(4)の第2停止面と係合する、請求項1から9のいずれか一項に記載の旋削工具(1)。
  11. 前記インサート座(3)は、面法線を有した底部支持面を有し、前記案内ブロック(15)の前記少なくとも1つの出口(19、20)は、前記底部支持面から、前記底部支持面の前記面法線の方向とは反対の方向に離れている、請求項1から10のいずれか一項に記載の旋削工具(1)。
  12. 前記逃げ面を冷却するための前記流体流路(21)に加えて、前記切削インサート(2)が前記インサート座(3)上に収容されたときに前記切れ刃(11と12)と関連したチップ面が位置する領域上に冷却流体を噴射するための冷却導管を備える、請求項1から11のいずれか一項に記載の旋削工具(1)。
  13. 前記切削インサート(2)および取付け手段をさらに備え、前記切削インサート(2)は前記インサート座(3)上に収容され、前記取付け手段によって固定される、請求項1から12のいずれか一項に記載の旋削工具(1)。
  14. 前記旋削工具は、前記旋削工具(1)によって旋削可能な内面の最小径に等しい直径を有する仮想円(18)内に位置し、前記円は前記切れ刃(11、12)と係合しており、前記第1位置では、前記案内ブロック(15)は前記円を越えて突出し、前記第2位置では、前記案内ブロック(15)は、前記円と交差することなく、前記円から引き離されている、請求項13に記載の旋削工具(1)。
  15. 前記第1ラインおよび前記第2ラインは、前記逃げ面(9、10)上の位置において互いと交差する、請求項14に記載の旋削工具(1)。
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