JP2021515194A - 電流センサ診断装置及び方法 - Google Patents

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Abstract

本発明の一実施形態による電流センサ診断装置は、二次電池セルと接続された複数の電流センサのエラーを診断する装置である。本発明によれば、二つの電流センサのオフセット偏差及び電流値を用いて電流センサのエラーを診断することで、電流センサを使用するシステムの種類、電流源のタイプや電圧特性などとは関係なく同じ方式で電流センサのエラーを診断することができ、特に複数の電流センサを含む多様なシステムに容易に適用することができる。

Description

本発明は、電流センサ診断装置及び方法に関し、同一電流の電流値を測定するように構成された二つの電流センサの相対的関係を用いて電流センサエラーを診断する電流センサ診断装置及び方法に関する。
本出願は、2018年11月2日出願の韓国特許出願第10−2018−0133910号に基づく優先権を主張し、当該出願の明細書及び図面に開示された内容は、すべて本出願に組み込まれる。
一般に、電流センサ(current sensor)は、ホールセンサやセンス抵抗などを用いて直流電流や交流電流を感知するセンサである。近年、携帯電話やタブレットPCなどのモバイル機器は勿論、電気で駆動される車両(EV、HEV、PHEV)や大容量電力貯蔵装置(ESS)などの分野まで二次電池セルの用途が拡張されながら、二次電池セルの充・放電電流を感知する電流センサのエラー発生を正確に診断する技術に対する関心と要請が急増している。
しかし、特許文献1に開示されているように、従来技術では、バッテリーパックの電圧及び電流を所定時間測定し、その電圧変化量及び電流変化量をそれぞれ電圧参照値及び電流参照値と比べて電流センサのエラーを診断するため、電流センサを使用するシステムの種類、電流源のタイプや電圧特性などに合わせて全く異なる参照値を使用しなければならず、多様なシステムに適用され難いという問題がある。
また、特許文献2に開示されているように、従来技術では、電流センサの出力が所定時間の間に0の状態で維持される場合にエラーが発生したと診断するため、電流センサが全く作動しない場合のエラーのみを診断できるだけで、電流センサのオフセットが変わるか、または、応答速度の低下や位相遅延などによって電流値に測定誤差が発生する場合のエラーは診断することができない。
韓国特許公開第10−2010−0099461号公報
特開平09−023501号公報
本発明は、上記のような従来技術の背景の下でなされたものであり、電流センサを使用するシステムの種類、電流源のタイプや電圧特性などとは関係なく同じ方式で電流センサのエラー診断に適用でき、電流センサのオフセットが変わるか、または、電流センサの応答速度の低下や位相遅延などによって電流値に測定誤差が発生する場合のエラーも正確に診断することができる、電流センサ診断装置及び方法を提供することを目的とする。
本発明の他の目的及び長所は、下記の説明によって理解でき、本発明の実施形態によってより明らかに分かるであろう。また、本発明の目的及び長所は、特許請求の範囲に示される手段及びその組合せによって実現することができる。
本発明の一態様による電流センサ診断装置は、二次電池セルと接続された複数の電流センサのエラーを診断する装置であって、前記二次電池セルの充放電サイクルの間に、同じ時点で第1電流センサで測定された第1電流値及び第2電流センサで測定された第2電流値を受信し、前記第1電流センサが前記第1電流値を測定する度に前記第1電流センサの駆動オフセットを測定し、前記第2電流センサが前記第2電流値を測定する度に前記第2電流センサの駆動オフセットを測定し、現在充放電サイクルで前記二次電池セルの充放電が行われる前に、前記第1電流センサの第1ウェイクアップオフセット及び前記第2電流センサの第2ウェイクアップオフセットを測定し、直前充放電サイクルで測定された前記第1電流センサの第1駆動オフセット及び前記第2電流センサの第2駆動オフセットを前記第1ウェイクアップオフセット及び前記第2ウェイクアップオフセットとそれぞれ比べて、比較結果に基づいて前記第1電流センサ及び前記第2電流センサのエラー発生を診断するように構成された制御ユニットを含む。
前記制御ユニットは、前記直前充放電サイクルで最も最後に測定された前記第1電流センサの駆動オフセットを前記第1駆動オフセットとして選択し、前記直前充放電サイクルで最も最後に測定された前記第2電流センサの駆動オフセットを前記第2駆動オフセットとして選択するように構成され得る。
本発明の他の態様による電流センサ診断装置は、前記充放電サイクル毎に前記第1電流センサの複数の駆動オフセット及び前記第2電流センサの複数の駆動オフセットを測定された順に保存するように構成された保存ユニットをさらに含み得る。
前記制御ユニットは、前記保存ユニットに保存された前記第1電流センサの複数の駆動オフセットのうち最も最後に保存された駆動オフセットを前記第1駆動オフセットとして選択し、前記保存ユニットに保存された前記第2電流センサの複数の駆動オフセットのうち最も最後に保存された駆動オフセットを前記第2駆動オフセットとして選択するように構成され得る。
前記制御ユニットは、前記第1電流センサ及び前記第2電流センサの少なくとも一つにエラーが発生したと判断されれば、前記現在充放電サイクルで前記二次電池セルの充電及び放電が行われないように、前記二次電池セルに接続されたメインリレーの動作状態をターンオフ状態に制御するように構成され得る。
前記制御ユニットは、前記第1駆動オフセットと前記第1ウェイクアップオフセットとの間の第1オフセット偏差及び前記第2駆動オフセットと前記第2ウェイクアップオフセットとの間の第2オフセット偏差を算出し、算出された第1オフセット偏差及び第2オフセット偏差の少なくとも一つが既に設定された基準偏差以上であれば、前記メインリレーの動作状態をターンオフ状態に制御するように構成され得る。
前記制御ユニットは、前記第1電流値及び前記第2電流値の少なくとも一つが既に設定された臨界電流以上であれば、前記メインリレーの動作状態をターンオフ状態に制御するように構成され得る。
本発明のさらに他の態様による電流センサ診断装置において、前記制御ユニットは、予め決められた複数のサンプリング時点毎に、前記第1電流値及び前記第2電流値を同じタイミングでサンプリングする電流値サンプリング部と、同じタイミングでサンプリングされた第1電流値と第2電流値との差値の大きさが予め決められた基準電流値を超えるか否かを判断する第1判断部と、前記差値の大きさが前記基準電流値を超えていないと判断された回数を積算して第1頻度数を算出し、前記差値の大きさが前記基準電流値を超えたと判断された回数を積算して第2頻度数を算出する頻度数算出部と、前記第1頻度数と第2頻度数との総合に対する前記第1頻度数の比率に該当するエラー判定比率を算出し、前記算出されたエラー判定比率を予め決められた基準比率と比べてエラー発生を判断する第2判断部とを含み得る。
前記第2判断部は、前記算出されたエラー判定比率が前記基準比率以上である場合、前記第1電流センサ及び第2電流センサにエラーが発生していないと判断し、前記算出されたエラー判定比率が前記基準比率未満である場合、前記第1電流センサ及び第2電流センサの少なくともいずれか一つにエラーが発生したと判断するように構成され得る。
前記制御ユニットは、前記第2判断部が前記第1電流センサ及び前記第2電流センサの少なくとも一つにエラーが発生したと判断した場合、前記現在充放電サイクルで前記二次電池セルの充電及び放電が行われないように、前記二次電池セルに接続されたメインリレーの動作状態をターンオフ状態に制御するように構成され得る。
前記電流値サンプリング部は、前記第1判断部に前記第1電流値及び前記第2電流値を伝達する直前の時点から予め設定された基準時間以前時点までサンプリングされた第1電流値及び第2電流値を前記第1判断部に伝達するように構成され得る。
本発明の他の一態様によるバッテリー管理システムは、本発明の一態様による電流センサ診断装置を含む。
本発明の他の態様によるバッテリー管理システムは、前記第1電流センサまたは前記第2電流センサを通じて測定された電流値に基づいて二次電池セルの充電状態(State of Charge、SOC)を推定するSOC推定ユニットと、前記制御ユニットが前記第1電流センサ及び第2電流センサの少なくともいずれか一つにエラーが発生したと判断した場合、前記SOC推定ユニットに充電状態推定の中断を要請するエラー情報処理部とをさらに含み得る。
本発明のさらに他の一態様によるバッテリーパックは、本発明の一態様による電流センサ診断装置を含む。
本発明によれば、二つの電流センサのオフセット及び電流値を用いて電流センサのエラーを診断することで、電流センサを使用するシステムの種類、電流源のタイプや電圧特性などとは関係なく同じ方式で電流センサのエラーを診断でき、複数の電流センサを含む多様なシステムに容易に適用することができる。
また、二つの電流センサが同時に測定した電流値を相互比べて電流センサのエラー発生を判断することで、電流センサが全く作動しない場合のエラーは勿論、電流センサの応答速度の低下や位相遅延などによって電流値に測定誤差が発生する場合のエラーも正確に診断することができる。
外にも、本発明が属する技術分野の通常の知識を持つ者であれば、本発明による多様な実施形態によって上述していない多くの技術的課題を解決できることを以下の説明から明らかに分かるであろう。
本明細書に添付される次の図面は、本発明の望ましい実施形態を例示するものであり、発明の詳細な説明とともに本発明の技術的な思想をさらに理解させる役割をするものであるため、本発明は図面に記載された事項だけに限定されて解釈されてはならない。
本発明の一実施形態による電流センサ診断装置を含むバッテリーパックの例示的な構成を示した図である。 本発明の一実施形態による電流センサ診断装置において、複数の電流センサそれぞれのオフセット偏差によって制御されるメインリレーの動作状態を示した図である。 本発明の一実施形態による電流センサ診断装置を概略的に示したブロック図である。 本発明の一実施形態による電流センサ診断装置において、制御ユニットを概略的に示したブロック図である。 二つの電流センサ間の電流差値による暫定的エラー判断の際、正常状態及びエラー状態として判断される電流値範囲を直交座標系に示した図である。 本発明の他の実施形態による電流センサ診断方法を概略的に示した図である。
以下、添付された図面を参照して本発明の実施形態を説明する。これに先立ち、本明細書及び請求範囲に使われた用語や単語は通常的や辞書的な意味に限定して解釈されてはならず、発明者自らは発明を最善の方法で説明するために用語の概念を適切に定義できるという原則に則して本発明の技術的な思想に応ずる意味及び概念で解釈されねばならない。したがって、本明細書に記載された実施形態及び図面に示された構成は、本発明のもっとも望ましい一実施形態に過ぎず、本発明の技術的な思想のすべてを代弁するものではないため、本出願の時点においてこれらに代替できる多様な均等物及び変形例があり得ることを理解せねばならない。
後述する実施形態において、電流センサの電流源として説明される二次電池セルは、充電状態推定などのために電流センサを使用する二次電池セルを総称する。
また、本発明において、二次電池セルに使用された正極材、負極材、電解質や分離膜の種類、二次電池の包装に使用された包装材の種類、二次電池セルの内・外部の構造などによって二次電池セルの名称が変わっても、該当セルは全て二次電池セルに含まれ得る。
また、本発明は、二次電池セルの電流を測定する電流センサのエラーを診断することだけでなく、複数の二次電池セルを直列で接続して高電圧を具現したバッテリーパックの電流を測定する電流センサ、電気自動車やハイブリッド自動車の電気モーターの電流を測定する電流センサなどのエラーを診断することにも適用できることを予め明らかにしておく。
図1は、本発明の一実施形態による電流センサ診断装置100を含むバッテリーパックの例示的な構成を示した図である。
図1を参照すると、バッテリーパックは、二次電池セル20、メインリレー21、第1電流センサ12a、第2電流センサ12b及び電流センサ診断装置100を含むことができる。
ここで、第1電流センサ12aは、メインセンサであり、第2電流センサ12bはセーフティ(safety)センサであり得る。すなわち、第1電流センサ12aは、二次電池セル20の電流測定に用いられる主なセンサである。そして、第2電流センサ12bは、第1電流センサ12aと並列的に二次電池セル20の電流を測定するセンサであって、第1電流センサ12aに補完的に提供されるセンサであり得る。
ここで、それぞれの電流センサ12a、12bは、当業界で一般に使用されるホールセンサまたはセンス抵抗から構成され得る。ホールセンサまたはセンス抵抗は、充電電流または放電電流が流れる線路に設けられ得る。制御ユニット110は、ホールセンサから出力される電圧信号またはセンス抵抗の両端間に印加される電圧を測定し、電圧信号または測定された電圧を用いて充電電流または放電電流の大きさを決定することができる。制御ユニット110は、ホールセンサから出力される電圧信号またはセンス抵抗の両端に印加される電圧をデジタル値に変換するため、アナログ−デジタルコンバータ(analog−to−digital converter、ADC)を含み得る。
ホールセンサまたはセンス抵抗を用いて二次電池セル20の充電電流または放電電流の大きさを測定する技術は当業者に自明であるため、詳しい説明は省略する。
メインリレー21は、二次電池セル20の正極端子とバッテリーパックの正極端子P+との間に接続され、メイン充放電経路を通電させるか又はメイン充放電経路の接続を遮断し得る。ここで、メイン充放電経路とは、バッテリーパックの正極端子P+、メインリレー21、二次電池セル20及びバッテリーパックの負極端子P−を接続する経路であって、バッテリーパックに電流が流れる大電流経路であり得る。
そして、第1電流センサ12a及び第2電流センサ12bは、前記メイン充放電経路に配置され得る。図1の実施形態では第1電流センサ12a及び第2電流センサ12bが全て二次電池セル20の負極端子とバッテリーパックの負極端子P−との間に配置された例を示したが、第1電流センサ12a及び第2電流センサ12bはメイン充放電経路上であれば制限なく配置され得る。
制御ユニット110は、前記二次電池セル20の充放電サイクルの間に、同じ時点で第1電流センサ12aで測定された第1電流値及び第2電流センサ12bで測定された第2電流値を受信するように構成され得る。
より具体的には、それぞれの電流センサ12a、12bは、二次電池セル20の充電電流または放電電流の大きさを一定周期毎に同じタイミングで測定し、測定された電流の大きさを示す信号を制御ユニット110に出力し得る。
図1を参照すると、制御ユニット110は、第1センシングラインSL1を通じて第1電流センサ12aと電気的に接続され、第2センシングラインSL2を通じて第2電流センサ12bと電気的に接続され得る。
例えば、制御ユニット110は、メインコア及びセーフティコアを別に備え得る。そして、メインコアは第1センシングラインSL1を通じて第1電流センサ12aと接続され、セーフティコアは第2センシングラインSL2を通じて第2電流センサ12bと接続され得る。
そして、複数の電流センサ12a、12bは、二次電池セル20の充電電流または放電電流を一定周期毎に測定し得る。すなわち、第1電流センサ12aは二次電池セル20の第1電流値を測定し、第2電流センサ12bは二次電池セル20の第2電流値を測定し得る。
制御ユニット110は、第1電流センサ12a及び第2電流センサ12bに電流が流れるとき、第1センシングラインSL1を通じて第1電流センサ12aで測定した第1電流値を受信し、第2センシングラインSL2を通じて第2電流センサ12bで測定した第2電流値を受信し得る。
制御ユニット110は、前記第1電流センサ12aが前記第1電流値を測定する度に前記第1電流センサ12aの駆動オフセットを測定するように構成され得る。ここで、オフセットとは、一般に使用される電流センサの磁束密度に関する値であって、制御ユニット110が電流センサのオフセットを測定することについての詳しい説明は省略する。
また、制御ユニット110は、前記第2電流センサ12bが前記第2電流値を測定する度に前記第2電流センサ12bの駆動オフセットを測定するように構成され得る。
すなわち、第1電流センサ12a及び第2電流センサ12bは、同じ時点でメイン充放電経路を流れる電流値を測定し得る。したがって、制御ユニット110は、同じ時点で第1電流センサ12aの駆動オフセット及び第2電流センサ12bの駆動オフセットをそれぞれ測定し得る。
また、制御ユニット110は、現在充放電サイクルで前記二次電池セル20の充放電が行われる前に、前記第1電流センサ12aの第1ウェイクアップオフセット及び前記第2電流センサ12bの第2ウェイクアップオフセットを測定するように構成され得る。
ここで、ウェイクアップオフセットは、駆動オフセットと異なって、メイン充放電経路に電流が流れないとき、制御ユニット110が第1電流センサ12a及び第2電流センサ12bのオフセットを測定した値である。すなわち、メインリレー21の動作状態がターンオフ状態であるとき、制御ユニット110は、第1電流センサ12aの第1ウェイクアップオフセット及び第2電流センサ12bの第2ウェイクアップオフセットを測定し得る。そのため、制御ユニット110は、第1電流センサ12a及び第2電流センサ12bに電流を流すように構成され得る。
例えば、制御ユニット110は、5V電圧出力端子を含むように構成され、第1電流センサ12a及び第2電流センサ12bは、制御ユニット110の電圧出力端子に接続され得る。そして、制御ユニット110によって第1電流センサ12a及び第2電流センサ12bに電流が流れれば、制御ユニット110は、第1電流センサ12aの第1ウェイクアップオフセット及び第2電流センサ12bの第2ウェイクアップオフセットを測定し得る。
制御ユニット110は、直前充放電サイクルで測定された前記第1電流センサ12aの第1駆動オフセット及び前記第2電流センサ12bの第2駆動オフセットを前記第1ウェイクアップオフセット及び前記第2ウェイクアップオフセットとそれぞれ比較するように構成され得る。
すなわち、制御ユニット110は、現在充放電サイクルで測定されたウェイクアップオフセットと直前充放電サイクルで測定された駆動オフセットとを比較し得る。
上述したように、ウェイクアップオフセットは、二次電池セル20の充電及び放電が行われる前に制御ユニット110から出力された電流に基づいて測定されたオフセットであり、駆動オフセットは、メイン充放電経路を流れる電流に基づいて測定されたオフセットである。ただし、オフセットは複数の電流センサ12a、12b自体の磁束密度と関連するため、電流センサに流れる電流の大きさの影響を少なく受け得る。
制御ユニット110は、比較結果に基づいて前記第1電流センサ12a及び前記第2電流センサ12bのエラー発生を診断するように構成され得る。
具体的には、制御ユニット110は、第1電流センサ12a及び第2電流センサ12bの少なくとも一つに対し、駆動オフセットとウェイクアップオフセットとの間のオフセット偏差が既に設定された偏差以上であれば、メインリレー21の動作状態をターンオフ状態に維持させることができる。すなわち、このような場合、制御ユニット110は、二次電池セル20が充電及び放電が行われないようにメイン充放電経路の接続を遮断することができる。
例えば、第1電流センサ12aの第1駆動オフセットと第1ウェイクアップオフセットとの間の偏差が既に設定された偏差以上であると仮定する。この場合は、直前充放電サイクルで測定された第1駆動オフセットと現在充放電サイクルで(特に、二次電池セル20の充電及び放電が始まる直前)測定された第1ウェイクアップオフセットとの差が大きい場合であり得る。これはすなわち、直前充放電サイクルが行われる期間、または直前充放電サイクルが終わってから現在充放電サイクルが始まるまでの期間のうち少なくとも一つで第1電流センサ12a自体にエラーが発生した場合であると言える。したがって、制御ユニット110は、第1電流センサ12aの第1駆動オフセットと第1ウェイクアップオフセットとの間の偏差に基づいて第1電流センサにエラーが発生したか否かを診断することができる。
他の例として、第2電流センサ12bの第2駆動オフセットと第2ウェイクアップオフセットとの間の偏差が既に設定された偏差以上であると仮定する。この場合も、直前充放電サイクルが行われる期間、または直前充放電サイクルが終わってから現在充放電サイクルが始まるまでの期間のうち少なくとも一つで第2電流センサ12b自体にエラーが発生した場合であると言える。したがって、制御ユニット110は、第2電流センサ12bの第2駆動オフセットと第2ウェイクアップオフセットとの間の偏差に基づいて第2電流センサ12bにエラーが発生したか否かを診断することができる。
そして、制御ユニット110は、前記第1電流センサ12a及び前記第2電流センサ12bのうち少なくとも一つにエラーが発生したと判断されれば、前記現在充放電サイクルで前記二次電池セル20の充電及び放電が行われないように、前記二次電池セル20に接続されたメインリレー21の動作状態をターンオフ状態に制御するように構成され得る。
具体的には、第1電流センサ12aと第2電流センサ12bとは、メインセンサとセーフティセンサとの関係であり得る。すなわち、バッテリーパックの安全性向上のため、第2電流センサ12bは第1電流センサ12aに対する補完的性格を有し得る。したがって、制御ユニット110は、第1電流センサ12a及び第2電流センサ12bの少なくとも一つにエラーが発生したと判断された場合、メインリレー21の動作状態をターンオフ状態に維持させることができる。
例えば、図1に示されたバッテリーパック1が前記二次電池セル20から電力の供給を受ける装置に備えられたと仮定する。この場合、第1電流センサ12a及び第2電流センサ12bはメイン充放電経路に流れる電流を測定し、制御ユニット110は第1電流センサ12a及び第2電流センサ12bによって測定された電流値に基づいてバッテリーパックの状態を常時診断し得る。すなわち、二次電池セル20から電力の供給を受ける装置(例えば、電気自動車)は、バッテリーパック及び二次電池セル20の状態によって大きい事故が生じ得る危険を有している。したがって、制御ユニット110は、補充/補完的性格の第2電流センサ12bにエラーが発生したと判断されれば、バッテリーパックの安全性を確保するため、メイン充放電経路が通電されないようにメインリレー21を制御することができる。
図1の実施形態において、制御ユニット110は、メインリレー21と制御ラインCLを通じて接続され得る。そして、制御ユニット110は、制御ラインCLを通じてターンオフ命令信号またはターンオン命令信号を出力することで、メインリレー21の動作状態を制御することができる。
例えば、制御ユニット110が制御ラインCLを通じてターンオフ命令信号を出力した場合、メインリレー21は該当信号を受信し、動作状態がターンオフ状態に切り換えられるか又は維持され得る。すなわち、この場合、メイン充放電経路の接続が遮断され得る。
他の例として、制御ユニット110が制御ラインCLを通じてターンオン命令信号を出力した場合、メインリレー21は該当信号を受信し、動作状態がターンオン状態に切り換えられるか又は維持され得る。すなわち、この場合、メイン充放電経路が通電され得る。
図2を参照して、第1電流センサ12aのオフセット偏差及び第2電流センサ12bのオフセット偏差に基づいて、制御ユニット110が制御するメインリレー21の動作状態について具体的に説明する。
図2は、本発明の一実施形態による電流センサ診断装置100において、複数の電流センサそれぞれのオフセット偏差によって制御されるメインリレー21の動作状態を示した図である。
図2を参照すると、オフセット偏差とは、駆動オフセットとウェイクアップオフセットとの間の偏差である。すなわち、第1電流センサ12aのオフセット偏差とは、第1電流センサ12aの第1駆動オフセットと第1ウェイクアップオフセットとの間の偏差である。より具体的には、第1電流センサ12aのオフセット偏差とは、直前充放電サイクルで測定された第1駆動オフセットと現在充放電サイクル(メイン充放電経路に電流が流れる前)で測定された第1ウェイクアップオフセットとの間の偏差である。
同様に、第2電流センサ12bのオフセット偏差とは、第2電流センサ12bの第2駆動オフセットと第2ウェイクアップオフセットとの間の偏差である。
そして、基準偏差とは、予め設定された基準偏差であって、複数の電流センサ12a、12bにエラーが発生したか否かを判断するための基準値である。すなわち、いずれか一つの電流センサのオフセット偏差が基準偏差以上である場合、制御ユニット110は、該当電流センサにエラーが発生したと判断し得る。すなわち、オフセット偏差が基準偏差以上である場合は、電流センサ自体の磁束密度が大きく変わった場合であって、電流センサにエラーが発生した場合であり得る。
まず、制御ユニット110は、前記第1駆動オフセットと前記第1ウェイクアップオフセットとの間の第1オフセット偏差、及び前記第2駆動オフセットと前記第2ウェイクアップオフセットとの間の第2オフセット偏差を算出するように構成され得る。
そして、制御ユニット110は、算出された第1オフセット偏差及び第2オフセット偏差の少なくとも一つが既に設定された基準偏差以上であれば、前記メインリレー21の動作状態をターンオフ状態に制御するように構成され得る。
図2を参照すると、制御ユニット110は、第1オフセット偏差及び第2オフセット偏差が全て既に設定された基準偏差未満である場合のみにメインリレー21の動作状態をターンオン状態に制御し、現在充放電サイクルが行われるようにメイン充放電経路を通電させることができる。
逆に、制御ユニット110は、第1オフセット偏差及び第2オフセット偏差のうちいずれか一つでも既に設定された基準偏差以上である場合は、メインリレー21の動作状態をターンオフ状態に制御し、現在充放電サイクルがこれ以上行われないようにメイン充放電経路の接続を遮断させることができる。
すなわち、本発明の一実施形態による電流センサ診断装置100は、二次電池セル20に流れる電流を正確に測定して安全に制御するため、メインセンサである第1電流センサ12a及びセーフティセンサである第2電流センサ12bの状態が全て正常である場合のみに二次電池セル20の充電または放電を行うという長所を有する。
したがって、二次電池セル20の充放電が第1電流センサ12a及び第2電流センサ12bの状態が正常であるときのみに行われるため、二次電池セル20に対して測定された電流値の信頼度を向上させることができる。また、二次電池セル20に対する電流測定の誤謬によって生じ得る事故を予め防止することができる。
前記制御ユニット110は、前記直前充放電サイクルで最も最後に測定された前記第1電流センサ12aの駆動オフセットを前記第1駆動オフセットとして選択するように構成され得る。
望ましくは、制御ユニット110は、第1電流センサ12aの第1オフセット偏差を算出するとき、最も近接した時点で測定された第1駆動オフセットと第1ウェイクアップオフセットとの間の偏差を算出し得る。
すなわち、制御ユニット110は、充放電サイクルで第1電流センサ12aが第1電流値を測定する度に第1駆動オフセットを測定するため、最も近接した時点で測定された第1駆動オフセットと第1ウェイクアップオフセットとの間の偏差を算出することで、第1電流センサ12aの最も最近の状態を診断し得る。そのため、制御ユニット110は、直前充放電サイクルで最も最後に測定された第1電流センサ12aの駆動オフセット、すなわち、直前充放電サイクルで最も最近に測定された第1電流センサ12aの駆動オフセットを前記第1オフセット偏差の算出に用いられる第1駆動オフセットとして選択し得る。
同様に、前記制御ユニット110は、前記直前充放電サイクルで最も最後に測定された前記第2電流センサ12bの駆動オフセットを前記第2駆動オフセットとして選択するように構成され得る。
制御ユニット110は、充放電サイクルで第2電流センサ12bが第2電流値を測定する度に第2駆動オフセットを測定し得る。したがって、制御ユニット110は、直前充放電サイクルで最も最近に測定された第2電流センサ12bの駆動オフセットを前記第2オフセット偏差の算出に用いられる第2駆動オフセットとして選択し得る。
したがって、本発明の一実施形態による電流センサ診断装置100は、複数の電流センサ12a、12bの最新状態を診断することで、複数の電流センサ12a、12bにエラーが発生したか否かを判断することができる。
本発明の一実施形態による電流センサ診断装置100は、前記充放電サイクル毎に前記第1電流センサ12aの複数の駆動オフセット及び前記第2電流センサ12bの複数の駆動オフセットを測定された順に保存する保存ユニット120をさらに含み得る。
保存ユニット120は、制御ユニット110の判断結果などを受信して保存する。保存ユニット120は、情報を記録し消去可能な保存媒体であれば、その種類に特に制限がない。例えば、保存ユニット120は、RAM、ROM、EEPROM、レジスタ、フラッシュメモリ、ハードディスク、光記録媒体または磁気記録媒体であり得る。
また、保存ユニット120は、制御ユニット110がアクセスできるように、例えばデータバスなどを介して制御ユニット110と電気的に接続され得る。このような接続を通じて、保存ユニット120は、制御ユニット110が実行する各種の制御ロジックを含むプログラム及び/または制御ロジックの実行時に発生するデータを、保存及び/または更新及び/または消去及び/または伝送し得る。保存ユニット120は、論理的に二つ以上に分割され得、その一部または全部が制御ユニット110内に含まれてもよい。
例えば、図1を参照すると、保存ユニット120は制御ユニット110と接続され得る。保存ユニット120と制御ユニット110とは、有線または無線通信を通じて、互いに信号を送受信できるように接続され得る。望ましくは、保存ユニット120と制御ユニット110とは、外部の干渉を最小化するため、有線を通じて互いに接続され得る。
制御ユニット110は、充放電サイクルで測定した第1電流センサ12aの複数の駆動オフセット及び第2電流センサ12bの複数の駆動オフセットを保存ユニット120に送信し得る。保存ユニット120は、制御ユニット110から受信した第1電流センサ12aの複数の駆動オフセット及び第2電流センサ12bの複数の駆動オフセットを保存し得る。望ましくは、保存ユニット120は、受信した第1電流センサ12aの複数の駆動オフセット及び第2電流センサ12bの複数の駆動オフセットを充放電サイクル毎に保存し得る。
例えば、保存ユニット120は、第1充放電サイクル、第2充放電サイクル、及び第N充放電サイクルのそれぞれに対し、第1電流センサ12aの複数の駆動オフセット及び第2電流センサ12bの複数の駆動オフセットをそれぞれ別に保存し得る。したがって、制御ユニット110は、保存ユニット120を通じて、所望の充放電サイクルで保存された第1電流センサ12aの複数の駆動オフセット及び第2電流センサ12bの複数の駆動オフセットのみを選択的に参照することができる。
前記制御ユニット110は、前記保存ユニット120に保存された前記第1電流センサ12aの複数の駆動オフセットのうち最も最後に保存された駆動オフセットを前記第1駆動オフセットとして選択し、前記保存ユニット120に保存された前記第2電流センサ12bの複数の駆動オフセットのうち最も最後に保存された駆動オフセットを前記第2駆動オフセットとして選択するように構成され得る。
望ましくは、制御ユニット110は、測定した第1電流センサ12aの複数の駆動オフセット及び第2電流センサ12bの複数の駆動オフセットを測定された順に保存ユニット120に送信し得る。
例えば、制御ユニット110は、第1時点で測定した第1電流センサ12aの複数の駆動オフセット及び第2電流センサ12bの複数の駆動オフセットを保存ユニット120に送信した後、第2時点で測定した第1電流センサ12aの複数の駆動オフセット及び第2電流センサ12bの複数の駆動オフセットを保存ユニット120に送信し得る。そして、保存ユニット120は、第1電流センサ12aの複数の駆動オフセット及び第2電流センサ12bの複数の駆動オフセットを受信した順に保存し得る。
したがって、制御ユニット110は、保存ユニット120に最も最後に保存された第1電流センサ12aの複数の駆動オフセットを選択することで、直前サイクルで最も最近に測定された第1電流センサ12aの駆動オフセットを選択し得る。また、制御ユニット110は、保存ユニット120に最も最後に保存された第2電流センサ12bの複数の駆動オフセットを選択することで、直前サイクルで最も最近に測定された第2電流センサ12bの駆動オフセットを選択し得る。
また、制御ユニット110は、直前充放電サイクルで最も最近に測定された第1電流センサ12aの駆動オフセットを第1駆動オフセットとして選択し、選択した第1駆動オフセットと現在充放電サイクルで測定した第1ウェイクアップオフセットとの間の偏差に基づいて、第1電流センサ12aの最新状態を診断することができる。
同様に、制御ユニット110は、直前充放電サイクルで最も最近に測定された第2電流センサ12bの駆動オフセットを第2駆動オフセットとして選択し、選択した第2駆動オフセットと現在充放電サイクルで測定した第2ウェイクアップオフセットとの間の偏差に基づいて、第2電流センサ12bの最新状態を診断することができる。
したがって、本発明の一実施形態による電流センサ診断装置100は、新たな充放電サイクルが行われる度に、第1電流センサ12a及び第2電流センサ12bの最新状態を診断することで、電流センサに発生したエラーによる予期せぬ事故を予め防止することができる。
充放電サイクルの進行中(充電及び/または放電が既に行われている場合)であれば、電流センサにエラーが発生しても、メイン充放電経路の接続を直ちに遮断させることができない。例えば、図1の実施形態に示されたバッテリーパック1が電気自動車のような装置に備えられた場合、充放電サイクルの進行中にメイン充放電経路の接続を遮断させれば、電気自動車のエンジンが停止するおそれがある。したがって、電流センサ診断装置100は、このような問題を解決するため、二次電池セル20を用いる装置の駆動が始まるとき(二次電池セル20の充電及び放電が始まる前)、複数の電流センサ12a、12bのエラー発生を診断するという長所がある。
前記制御ユニット110は、前記第1電流値及び前記第2電流値の少なくとも一つが既に設定された臨界電流以上であれば、前記メインリレー21の動作状態をターンオフ状態に制御するように構成され得る。
具体的には、制御ユニット110は、第1電流センサ12aで測定された第1電流値及び第2電流センサ12bで測定された第2電流値のいずれか一つでも既に設定された臨界電流以上であれば、バッテリーパックに過電流が流れていると判断し得る。
制御ユニット110は、過電流によるバッテリーパックの内部構成要素の破損を防止するため、メインリレー21の動作状態をターンオフ状態に制御することで、メイン充放電経路に電流が流れることを遮断させることができる。
すなわち、制御ユニット110は、二次電池セル20の駆動が始まる時点では複数の電流センサ12a、12bのオフセット偏差に基づいて複数の電流センサ12a、12bのエラー発生を診断してメインリレー21の動作状態を制御し、二次電池セル20の駆動中には複数の電流センサ12a、12bで測定された電流値に基づいてメインリレー21の動作状態を制御できるという長所がある。
図3は、本発明の一実施形態による電流センサ診断装置100を含むBMS(Battery Management System)を概略的に示した図である。
図3を参照すると、本発明による電流センサ診断装置100は、同一電流を測定するように構成された複数の電流センサ12a、12bの少なくとも一つの電流センサに発生したエラーを診断する装置であって、BMS10に含まれる装置として構成され得る。ここで、同一電流とは、同じ時点で二次電池セルに流れる電流である。
実施例によっては、電流センサ診断装置100は、BMS10と連動する別個の装置として構成されてもよい。この場合、電流センサ診断装置100は、BMS10と通信インターフェースまたはI/Oインターフェースを介して接続され得、電流センサのエラー診断情報をBMS10側に伝達し得る。
BMS10は、二次電池セル20の充放電電流、電圧及び温度などを周期的に測定してモニタリングし、二次電池セル20のSOCを推定し得る。そして、BMS10は、推定結果に従って充電ユニット30を通じて二次電池セル20を充電するなど、二次電池セル20に対する全般的な管理を行うバッテリー管理システムである。そのため、BMS10は、複数の電流センサ12a、12b、電圧センサ14、温度センサ16、SOC推定ユニット18などを含むことができる。
複数の電流センサ12a、12bは、同一電流を測定するように構成される。
一例として、図1の実施形態のように、複数の電流センサ12a、12bを相互直列で接続した直列回路が二次電池セル20の充・放電電流が流れる線路上に直列で接続されるように構成され得る。
他の一例として、複数の電流センサ12a、12bが全て同じ等価抵抗を有するように設計された場合は、複数の電流センサ12a、12bを相互並列で接続した並列回路が二次電池セル20の充・放電電流が流れる線路上に直列で接続されるように構成されてもよい。
複数の電流センサ12a、12bの電流測定時点は、SOC推定過程が行われる間はSOC推定ユニット18によって制御され、電流センサ診断過程が行われる間は電流センサ診断装置100の制御ユニット110によって制御され得る。詳しくは後述するが、電流センサ診断装置100の制御ユニット110がSOC推定ユニット18を含むように構成されてもよい。
電流センサ診断過程で複数の電流センサ12a、12bの電流測定時点が制御ユニット110によって制御される場合、それぞれの電流センサ12a、12bは電気的信号を送受信できるように、導電ラインを通じて制御ユニット110と電気的に接続され得る。例えば、図1の実施形態において、第1電流センサ12aは第1センシングラインSL1を通じて制御ユニット110と接続され、第2電流センサ12bは第2センシングラインSL2を通じて制御ユニット110と接続され得る。
BMS10は、複数の電流センサ12a、12bを通じて測定された電流値の平均値を電流の測定値として決定すると同時に、電流センサ12a、12bの誤謬を信頼性高く診断することができる。
一方、電圧センサ14及び温度センサ16は、主にSOCの推定やその他の二次電池セル20の管理のために使用されるセンサである。
電圧センサ14は、二次電池セル20の電圧を測定する。そのため、電圧センサ14は、電気的信号を送受信できるように、SOC推定ユニット18と電気的に接続される。電圧センサ14は、SOC推定ユニット18の統制の下で、二次電池セル20の正極と負極との間に印加される電圧を一定周期毎に測定し、測定された電圧の大きさを示す信号をSOC推定ユニット18に出力し得る。SOC推定ユニット18は、電圧センサ14から出力される信号に応じて電圧を決定し、決定された電圧値を自体保存するか又はBMS10の保存ユニット120に保存し得る。
電圧センサ14は、当業界で一般に使用される電圧測定回路から構成され得る。一例として、電圧測定回路は、差動増幅器(differential amplifier)を含み得る。二次電池セルの電圧を測定するための電圧センサ14の回路構成は当業者に自明であるため、詳しい説明は省略する。
温度センサ16は、二次電池セル20の温度を測定する。温度測定時点はSOC推定ユニット18によって制御される。そのため、温度センサ16は、電気的信号を送受信できるように、SOC推定ユニット18と電気的に接続される。温度センサ16は、SOC推定ユニット18の統制の下で、二次電池セル20の温度を一定周期毎に繰り返して測定し、測定された温度の大きさを示す信号をSOC推定ユニット18に出力し得る。SOC推定ユニット18は、温度センサ16から出力される信号に応じて二次電池セル20の温度を決定し、決定された温度値を自体保存するか又はBMS10の保存ユニット120に保存し得る。
温度センサ16は、当業界で一般に使用される熱電対(thermocouple)から構成され得る。二次電池セルの温度を測定するための温度センサ16の回路構成は当業者に自明であるため、詳しい説明は省略する。
SOC推定ユニット18は、二次電池セル20に対するSOCの推定を行う。SOC推定ユニット18は、二次電池セル20が充電または放電する間に、自体保存されたか又はBMS10の保存ユニット120に保存された二次電池セル20の充電電流または放電電流を積算して二次電池セル20のSOCを測定し得る。
SOCの初期値は、一般に、二次電池セルの充電または放電が始まる前に二次電池セル20の開放回路電圧を測定し、開放回路電圧毎にSOCを定義したルックアップテーブルを参照して決定し得る。
実施形態によって、SOC推定ユニット18は、拡張カルマンフィルター(extended Kalman filter)を用いて二次電池セル20のSOCを算出し得る。拡張カルマンフィルターは、二次電池セルの電圧、電流及び温度を用いて二次電池セルの充電状態を適応的に推定する数学的アルゴリズムである。
拡張カルマンフィルターを用いた充電状態の推定は、一例としてGregory L. Plettの論文「Extended Kalman filtering for battery management systems of LiPB-based HEV battery packs Parts 1, 2 and 3」(Journal of Power Source 134, 2004, p. 252-261)を参照でき、本明細書の一部として上記の論文が援用され得る。
二次電池セル20のSOCは、拡張カルマンフィルターの外にも、二次電池セル20の電圧、温度及び電流を選択的に活用して充電状態を推定可能な他の公知の方法によっても決定され得る。例えば、SOC推定ユニット18は、測定された二次電池セル20の電流値を積算する電流積算法を用いて二次電池セル20のSOCを推定してもよい。
算出されたSOC値は、SOC推定ユニット18に保存されるか又はBMS10に含まれた保存ユニット120に保存され得る。
充電ユニット30は、SOC推定ユニット18またはBMS10の保存ユニット120に保存されたSOC値を参照して二次電池セル20の充電と放電を全般的に制御し得る。例えば、充電ユニット30は、SOCに応じて出力を定義したルックアップテーブルを参照して二次電池セル20の充電出力または放電出力を制御し得る。また、充電ユニット30は、二次電池セル20のSOCが100%に到達すれば充電を終了し、SOCが0%に到達すれば放電を中断し得る。勿論、充電及び放電が終わるSOCは、100%より低く且つ0%より高く設定されてもよい。前記ルックアップテーブルは、SOC推定ユニット18またはBMS10に含まれた保存ユニット120に予め保存され得る。
図3には二次電池セル20に充電電流を供給する電流源及び二次電池セル20の放電電流が供給される負荷が図示されていない。
前記電流源は、商用電源または電気自動車やハイブリッド自動車のエンジンと結合されたジェネレータまたはブレーキと結合された回生充電装置であり得る。前記負荷は、二次電池セル20の放電電力を消耗するデバイスであって、車両のモーターに結合されるかまたは各種の電子装置で必要とする電力を供給する双方向インバーターなどの電力変換回路であり得る。
一例において、上述したSOC推定ユニット18は、電流センサ診断装置100の制御ユニット110と統合的に構成されてもよい。すなわち、上述したSOC推定ユニット18の機能を制御ユニット110が行ってもよい。
一方、本発明の一実施形態による電流センサ診断装置100は、制御ユニット110及び保存ユニット120を含み、実施形態によって出力ユニット130、通信ユニット140などをさらに含むことができる。
制御ユニット110は、同一電流の電流値を測定するように構成された第1電流センサ12a及び第2電流センサ12bの電流値を周期的に受信し、受信した電流値を用いて前記第1電流センサ12a及び第2電流センサ12bのエラー発生を判断する。
出力ユニット130は、制御ユニット110の制御信号に応じて視覚的情報を出力する。出力ユニット130は、制御ユニット110の制御信号を受信できるように、制御ユニット110と電気的に接続され得る。出力ユニット130は、視覚的情報を出力可能であれば、その種類に特に制限がない。例えば、出力ユニット130は、光信号を出力するLED(light emitting diode)から構成されるか、または、イメージを表示するLCD(liquid crystal display)、OLED(organic light emitting diode)またはAMOLED(active matrix organic light emitting diode)を含むディスプレイユニットなどから構成され得る。
通信ユニット140は、制御ユニット110の制御信号に応じて外部通信装置と有線通信または無線通信を行う。通信ユニット140は、制御ユニット110の制御信号と送信データを受信して外部通信装置に伝送するか、または、外部通信装置から受信したデータを制御ユニット110に伝達できるように、制御ユニット110と電気的に接続され得る。通信ユニット140は、外部通信装置とデータ通信可能であれば、その種類に特に制限がない。
通信ユニット140は、外部通信装置の通信ケーブル端子が接続される通信ポートと通信インターフェースなどを含むように構成され得る。また、通信ユニット140は、タグ方式で制御ユニット110または保存ユニット120のデータを外部通信装置に伝送できるようにNFC(near field communication)通信モジュールやRFID(radio frequency identification)通信モジュールを含むか、または、周辺通信装置と無線データ通信できるようにブルートゥース(登録商標)(Bluetooth(登録商標))通信モジュール、WiFi通信モジュールまたはZigBee(登録商標)通信モジュールなどを含み得る。
上述したように、制御ユニット110は、同一電流の電流値を測定するように構成された第1電流センサ12a及び第2電流センサ12bの電流値を周期的に受信し、受信した電流値を用いて前記第1電流センサ12a及び第2電流センサ12bのエラー発生を判断する。
図4には本発明に適用される制御ユニット110の一例のブロック図が示されている。
図4を参照すると、制御ユニット110は、電流値サンプリング部111、第1判断部112、頻度数算出部113及び第2判断部114を含み、実施形態によってエラー情報処理部115などをさらに含むことができる。
図4に示された構成要素は、制御ユニット110が実行するプログラムモジュールを構成する要素であり得る。プログラムモジュールは、保存ユニット120に予め記録された後、制御ユニット110によって実行され得る。一つの構成要素は他の構成要素と統合され得る。また、一つの構成要素は二つ以上のサブ構成要素に分離され得る。一つの構成要素によって生成されたデータは、特に言及しなくても、保存ユニット120に保存された後、他の構成要素によって参照され得る。
電流値サンプリング部111は、予め設定された複数のサンプリング時点毎に、前記第1電流センサ12aを通じて測定される第1電流値及び前記第2電流センサ12bを通じて測定される第2電流値を同じタイミングでサンプリングし、同じタイミングでサンプリングされた第1電流値及び第2電流値を第1判断部112に伝達する。本発明の実施形態において、第1及び第2電流値のサンプリング回数はN回で予め設定され得る。
本発明の他の実施形態において、電流値サンプリング部111は、第1及び第2電流値のサンプリング回数をN回で予め設定し、 サンプリングされたN個の第1及び第2電流値のうち最近にサンプリングされたM個の第1及び第2電流値を第1判断部112に伝達する。ここで、MはN未満であり得る。
そのため、電流値サンプリング部111は、第1及び第2電流値にサンプリング番号をマッチングさせて保存し得る。
これを通じて、本発明の他の実施形態において、電流値サンプリング部111は、最近にサンプリングされた第1及び第2電流値を第1判断部112に伝達することで判断の正確性を向上させることができる。
さらに他の実施形態において、電流値サンプリング部111は、第1及び第2電流値のサンプリング回数をN回で予め設定し、第1判断部112に第1及び第2電流値を伝達する直前の時点から予め設定された基準時間以前時点までサンプリングされた第1及び第2電流値を第1判断部112に伝達し得る。
さらに他の実施形態において、電流値サンプリング部111は、M個の第1及び第2電流値がサンプリングされても最近の基準時間の間にサンプリングされた第1及び第2電流値を第1判断部112に伝達し得る。
そのため、電流値サンプリング部111は、第1及び第2電流値をサンプリングする時点のサンプリング時間を第1及び第2電流値にマッチングさせて保存し得る。
第1判断部112は、同じタイミングでサンプリングされた第1電流値及び第2電流値を受信する度に、二つの電流値間の差値の大きさが予め決められた基準値を超えるか否かを判断する。例えば、第1判断部112は、同じタイミングでサンプリングされた第1電流値と第2電流値との差値の大きさが予め決められた基準値、例えば17[A]を超えるか否かを判断し得る。前記基準値は、一例示であるため、他の値に変更されてもよい。
第1判断部112は、下記の数式1のように第1電流値と第2電流値との差値の大きさが基準値17[A]を超えていない場合、暫定的に第1電流センサ12a及び第2電流センサ12bが正常状態であると判断し得る。
|第1電流値−第2電流値|≦17[A] … 数式1
一方、第1判断部112は、下記の数式2のように第1電流値と第2電流値との差値の大きさが基準値17[A]を超えた場合、暫定的に第1電流センサ12a及び第2電流センサ12bの少なくとも一つの電流センサがエラー状態であると判断し得る。
|第1電流値−第2電流値|>17[A] … 数式2
望ましくは、第1判断部112は、電流センサのエラー発生を判断した結果をN回にわたって頻度数算出部113に伝達する。
図5には二つの電流センサ間の電流差値による暫定的エラー判断の際、正常状態及びエラー状態として判断される電流値範囲が直交座標系に示されている。
図5の直交座標系において、X軸は第1電流値を示し、Y軸は第2電流値を示す。二次電池セル20の充電中に測定される電流値には正の値が割り当てられ、二次電池セル20の放電中に測定される電流値には負の値が割り当てられる。
図5を参照すると、第1電流値と第2電流値との差値の大きさが基準値17[A]を超えていない場合、すなわち同じタイミングでサンプリングされた第1電流値及び第2電流値をそれぞれX座標及びY座標にする点が点線L1と点線L2との間のD1領域に属する場合、第1電流センサ12a及び第2電流センサ12bが正常状態であると暫定的に判断できる。
理論的観点から見れば、第1電流センサ12aと第2電流センサ12bが同一電流を測定するため、第1電流値及び第2電流値を示した点は傾き1の直線上に位置すると正常状態であると判断し得る。しかし、電流センサの許容誤差などを考慮して第1電流値及び第2電流値に対応する点がD1領域に属すれば、該当電流センサ12a、12bを正常状態であると判断できる。
一方、第1判断部112は、第1電流値と第2電流値との差値の大きさが基準値17[A]を超えた場合、すなわち第1電流値及び第2電流値に該当する点が点線L1と点線L2の外側であるD2領域に属する場合、第1電流センサ12a及び第2電流センサ12bのうち少なくとも一つの電流センサがエラー状態であると暫定的に判断し得る。
図4を再度参照すると、頻度数算出部113は、第1判断部112の判断結果をN回にわたって順次に受信し、第1電圧値と第2電圧値との差値の大きさが基準値を超えていないと判断された回数を積算して第1頻度数を算出し、前記差値の大きさが基準値を超えたと判断された回数を積算して第2頻度数を算出する。この場合、第1頻度数は正常状態であると暫定判断された頻度数を意味し、第2頻度数はエラー状態であると暫定判断された頻度数を意味すると言える。頻度数算出部113は、N回にわたった第1頻度数及び第2頻度数の積算が完了すれば、第1頻度数及び第2頻度数を第2判断部114に伝達する。
一方、他の実施形態において、第1判断部112は、伝達された第1及び第2電圧値にマッチングされたサンプリング番号が以前に電流値サンプリング部111から伝達された第1及び第2電圧値にマッチングされたサンプリング番号以下であるか否かを判断し、以下であれば電流値サンプリング部111に第1及び第2電圧値の再伝達を要請し得る。
さらに他の実施形態において、第1判断部112は、伝達された第1及び第2電圧値にマッチングされたサンプリング時間が以前に電流値サンプリング部111から伝達された第1及び第2電圧値にマッチングされたサンプリング時間より過去であるか否かを判断し、過去であれば電流値サンプリング部111に第1及び第2電圧値の再伝達を要請し得る。
これを通じて、第1判断部112は、以前に伝達を受けた第1及び第2電圧値と重複することなく、最新にサンプリングされた第1及び第2電圧値の伝達を受け得る。
第2判断部114は、第1頻度数及び第2頻度数を第1判断部112から受信すれば、前記第1頻度数と第2頻度数との総合に対する前記第1頻度数の比率に該当するエラー判定比率を算出し、算出されたエラー判定比率を予め決められた基準比率と比べて電流センサのエラー発生を判断する。
第2判断部114は、下記の数式3のようにエラー判定比率Rを算出し得る。
R[%]=[第1頻度数÷(第1頻度数+第2頻度数)]×100 … 数式3
第2判断部114は、エラー判定比率Rが基準比率以上である場合、第1電流センサ12a及び第2電流センサ12bにエラーが発生していないと判断する。一方、第2判断部114は、エラー判定比率Rが基準比率未満である場合、第1電流センサ12a及び第2電流センサ12bのうち少なくとも一つの電流センサにエラーが発生したと判断する。例えば、第2判断部114は、エラー判定比率Rが基準比率95%以上であると、第1電流センサ12a及び第2電流センサ12bにエラーが発生していないと判断し、基準比率95%未満であると、第1電流センサ12a及び第2電流センサ12bのうち少なくとも一つの電流センサにエラーが発生したと判断し得る。望ましくは、第2判断部114は、電流センサに対するエラー判断情報をエラー情報処理部115に伝達する。
エラー情報処理部115は、前記制御ユニット110から電流センサにエラーが発生したか否かに対する判断結果を受信し得る。具体的には、エラー情報処理部115は、前記第2判断部114から受信したエラー判断情報が電流センサにエラーが発生したことを示す場合、電流センサエラーを示すDTC(diagnostic trouble code)を生成して保存ユニット120に保存する。DTCは、システムエラーをそれぞれ固有のコードで示したものである。保存ユニット120に保存されたDTCは、通信ユニット140を通じて外部装置に伝送され得る。
すなわち、エラー情報処理部115は、電流センサエラーを示すDTCを生成して保存ユニット120に保存し、電流センサエラー発生を知らせるエラー情報を前記DTCとともに通信ユニット140を通じて外部装置に伝送し得る。この場合、外部装置は、電流センサの診断結果を読み取る装置であるか、または、二次電池セル20が電気自動車またはハイブリッド自動車に搭載された場合は車両の電池デバイスの動作を全般的に管理するECUであり得る。
一実施形態において、エラー情報処理部115は、電流センサエラー発生を知らせるエラー情報を出力ユニット130を通じて視覚的情報として出力し得る。この場合、出力ユニット130はLEDを点灯するか、または、ディスプレイユニットを通じてエラー発生通知メッセージを出力し得る。
また、エラー情報処理部115は、前記第2判断部114から受信したエラー判定情報が電流センサにエラーが発生したことを示す場合、SOC推定ユニット18にSOC推定の中断を要請し得る。中断要請を受けたSOC推定ユニット18は、SOC推定を中断し、中断完了信号を制御ユニット110に伝送するか、または、通信インターフェースを通じてBMS10の上位制御システムに伝送し得る。
一方、頻度数算出部113は、N回にわたって積算された第1頻度数及び第2頻度数を第2判断部114に伝達した後、第1頻度数及び第2頻度数を0にリセットする。また、電流値サンプリング部111は、周期的な次回の診断時点が到来すれば、第1電流センサ12a及び第2電流センサ12bに対する電流値サンプリングを再開する。
図6には本発明の一実施形態による電流センサ診断方法のフロー図が示されている。ここで、電流センサ診断方法は、二次電池セルの電流を測定するように構成された複数の電流センサのエラーを診断する方法であって、電流センサ診断装置100によって実行できる。
以下、図6を参照して電流センサ診断装置100が行う動作を時系列的に説明する。
図6を参照すると、電流センサ診断装置100の制御ユニット110は、同一電流の電流値を測定するように構成された第1電流センサ12a及び第2電流センサ12bの電流値を一定時点毎に受信し、受信した電流値を用いて前記第1電流センサ12a及び第2電流センサ12bのエラー発生を判断する。
制御ユニット110は、電流値サンプリング開始前の初期値としてサンプリング回数nを1に設定し、第1頻度数及び第2頻度数をそれぞれ0に設定し得る。
制御ユニット110の電流値サンプリング部111は、予め決められた複数のサンプリング時点tn毎に、前記第1電流センサ12aを通じて測定される第1電流値I1n及び前記第2電流センサ12bを通じて測定される第2電流値I2nを同じタイミングでサンプリングして、同じタイミングでサンプリングされた第1電流値及び第2電流値I1n、I2nを第1判断部112に伝達する(S410)。
その後、制御ユニット110の第1判断部112は、同じタイミングでサンプリングされた第1電流値及び第2電流値に対して二つの電流値間の差値の大きさ、|I1n−I2n|が予め決められた基準値、例えば17[A]を超えるか否かを判断する(S420)。
第1電流値と第2電流値との差値の大きさ|I1n−I2n|が基準値17[A]を超えていない場合、制御ユニット110の第1判断部112は暫定的に第1電流センサ12aと第2電流センサ12bが正常状態であると判断し、判断結果を頻度数算出部113に伝達する。
すると、制御ユニット110の頻度数算出部113は、正常状態と判断された回数を示す第1頻度数に1を足して第1頻度数を累積算出して保存ユニット120に保存する(S430)。
一方、第1電流値と第2電流値との差値の大きさ|I1n−I2n|が基準値17[A]を超えた場合、制御ユニット110の第1判断部112は、暫定的に第1電流センサ12a及び第2電流センサ12bのうち少なくとも一つの電流センサがエラー状態であると判断し、判断結果を頻度数算出部113に伝達する。
すると、制御ユニット110の頻度数算出部113は、エラー状態と判断された回数を示す第2頻度数に1を足して第2頻度数を累積算出して保存ユニット120に保存する(S440)。
制御ユニット110は、予め決められたサンプリング回数Nだけ上述した過程(S410〜S440)を繰り返す(S450、S455)。
頻度数算出部113は、N回にわたった電流センサのエラー診断結果に対して第1頻度数及び第2頻度数が累積算出されれば、累積算出された第1頻度数及び第2頻度数を制御ユニット110の第2判断部114に伝達する。
制御ユニット110の第2判断部114は、数式3のように第1頻度数と第2頻度数との総合に対する前記第1頻度数の比率に該当するエラー判定比率Rを算出し(S460)、算出されたエラー判定比率Rを予め決められた基準比率、例えば95%と比べて電流センサのエラー発生を判断する(S470)。
第2判断部114は、算出されたエラー判定比率Rが基準比率95%以上である場合、最終的に第1電流センサ12a及び第2電流センサ12bにエラーが発生していないと判断する。また、制御ユニット110は、予め決められた次回の診断周期が到来すれば、上述した過程(S400〜S470)を繰り返し得る(S480)。制御ユニット110の頻度数算出部113は、N回にわたって累積算出された第1頻度数及び第2頻度数を第2判断部114に伝達した後、第1頻度数及び第2頻度数を0にリセットする。制御ユニット110の電流値サンプリング部111は、予め決められた次回の診断時期が到来すれば、第1電流センサ12a及び第2電流センサ12bに対する電流値サンプリングを再開する。
一方、第2判断部114は、算出されたエラー判定比率Rが基準比率95%未満である場合、最終的に第1電流センサ12a及び第2電流センサ12bのうちいずれか一つの電流センサにエラーが発生したと判断し、電流センサのエラー診断情報をエラー情報処理部115に伝達する。
すると、制御ユニット110のエラー情報処理部115は、電流センサエラーを示すDTCを生成して保存ユニット120に保存する(S490)。
選択的に、エラー情報処理部115は、電流センサエラーを示すDTCを生成して保存ユニット120に保存した後、電流センサエラー発生を知らせるエラー情報を前記DTCとともに通信ユニット140を通じて外部装置に伝送し得る。
一実施形態において、エラー情報処理部115は、電流センサエラー発生を知らせるエラー情報を出力ユニット130を通じて視覚的情報として出力し得る。この場合、出力ユニット130は、LEDを点灯するか、または、ディスプレイユニットを通じてエラー発生通知メッセージを出力し得る。
また、エラー情報処理部115は、第2判断部114から伝達された電流センサのエラー診断情報が電流センサにエラーが発生したことを示す場合、SOC推定ユニット18にSOC推定の中断を要請し得る。中断要請を受けたSOC推定ユニット18は、SOC推定を中断し、中断完了信号を制御ユニット110に伝送するか、または、通信インターフェースを通じてBMS10の上位制御システムに伝送し得る。
本発明において、制御ユニット110は、上述した多様な制御ロジックを実行するため、当業界に知られたプロセッサ、ASIC(application−specific integrated circuit)、他のチップセット、論理回路、レジスタ、通信モデム、データ処理装置などを選択的に含み得る。また、前記制御ロジックがソフトウェアとして具現されるとき、制御ユニット110は、プログラムモジュールの集合として具現され得る。このとき、プログラムモジュールはメモリに保存され、プロセッサによって実行され得る。前記メモリは、プロセッサの内部または外部に備えられ得、周知の多様なコンピューター部品によってプロセッサと接続され得る。また、前記メモリは、本発明の保存ユニット120に含まれ得る。また、前記メモリは、デバイスの種類に関係なく情報が保存されるデバイスを総称するものであって、特定のメモリデバイスを指称するものではない。
また、制御ユニット110の多様な制御ロジックは、少なくとも一つ以上が組み合わせられ、組み合わせられた制御ロジックは、コンピューター可読のコード体系で作成されてコンピューター可読の記録媒体に収録され得る。前記記録媒体は、コンピューターに含まれたプロセッサによってアクセス可能なものであれば、その種類に特に制限がない。一例として、前記記録媒体は、ROM、RAM、EEPROM、レジスター、フラッシュメモリ、CD−ROM、エムティー、ハードディスク、フロッピーディスク及び光データ記録装置を含む群から選択された少なくとも一つ以上を含む。また、前記コード体系は、ネットワークで接続されたコンピューターに分散して保存されて実行され得る。また、組み合わせられた制御ロジックを具現するための機能的なプログラム、コード及びコードセグメントは、本発明が属する技術分野のプログラマによって容易に推論可能である。
本発明において、二次電池セルは、一つの単位セルであってもよく、複数の単位セルが直列及び/または並列で接続された単位セルの集合体であってもよい。単位セルの集合体は電池モジュールまたは電池パックとも称され、本発明は単位セルの接続数と接続方式などによって制限されない。
上述したように、本発明によれば、二つの電流センサのオフセット偏差及び電流値を用いて電流センサのエラーを診断することで、電流センサを使用するシステムの種類、電流源のタイプや電圧特性などとは関係なく同じ方式で電流センサのエラーを診断することができ、特に二つの電流センサを含む多様なシステムに容易に適用することができる。
また、電流センサ状態診断装置は、二つの電流センサを通じて測定された電流値の平均値を電流の測定値として決定すると同時に、電流センサの誤謬を信頼性高く診断することができる。
また、本発明は、同時に二つの電流センサが測定した電流値を相互比べて電流センサのエラー発生を判断することで、電流センサが全く作動しない場合のエラーはもちろん、電流センサの応答速度の低下や位相遅延などによって電流値に測定誤差が発生する場合のエラーも正確に診断することができる。
また、本発明は、二つの電流センサが実際に測定した電流値間の差値に基づいて電流センサのエラー発生を繰り返して判断して判断結果を累積し、累積された判断結果を通じて判断結果毎の頻度数を算出した後、判断結果毎の頻度数を通じて再び最終的なエラー発生有無を確率的に判断することで、瞬間的な電流変化や周波数の変化に強い特性を有してエラー診断の正確性と信頼性を改善することができる。
また、本発明は、高周波電流が入力される場合、電流センサ間の遮断周波数の相異によって測定電流値間に差が生じて電流センサにエラーが発生したと誤診される現象などを根本的に防止することができる。
本発明による実施形態によって、当技術分野はもちろん、関連技術分野において本明細書に言及された内容以外の他の様々な技術的課題を解決できることは言うまでもない。
本発明の多様な実施形態の説明において、「部」または「ユニット」と称される構成要素は、物理的に区分される要素であるよりは機能的に区分される要素として理解されねばならない。したがって、それぞれの構成要素は、他の構成要素と選択的に統合されるか、または、それぞれの構成要素が制御ロジックの効率的な実行のためにサブ構成要素に分割され得る。構成要素が統合または分割されても機能の同一性さえ認められれば、統合または分割された構成要素も本発明の範囲内であることは当業者に自明である。
以上のように、本発明を限定された実施形態と図面によって説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、本発明の属する技術分野で通常の知識を持つ者によって本発明の技術思想と特許請求の範囲の均等範囲内で多様な修正及び変形が可能であることは言うまでもない。
10:BMS
12a:第1電流センサ
12b:第2電流センサ
14:電圧センサ
16:温度センサ
18:SOC推定ユニット
20:二次電池セル
21:メインリレー
30:充電ユニット
100:電流センサ診断装置
110:制御ユニット
111:電流値サンプリング部
112:第1判断部
113:頻度数算出部
114:第2判断部
115:エラー情報処理部
120:保存ユニット
130:出力ユニット
140:通信ユニット

Claims (13)

  1. 二次電池セルと接続された複数の電流センサのエラーを診断する電流センサ診断装置であって、
    前記二次電池セルの充放電サイクルの間に、同じ時点で第1電流センサで測定された第1電流値及び第2電流センサで測定された第2電流値を受信し、前記第1電流センサが前記第1電流値を測定する際に前記第1電流センサの駆動オフセットを測定し、前記第2電流センサが前記第2電流値を測定する際に前記第2電流センサの駆動オフセットを測定し、現在充放電サイクルで前記二次電池セルの充放電が行われる前に、前記第1電流センサの第1ウェイクアップオフセット及び前記第2電流センサの第2ウェイクアップオフセットを測定し、直前充放電サイクルで測定された前記第1電流センサの第1駆動オフセット及び前記第2電流センサの第2駆動オフセットを前記第1ウェイクアップオフセット及び前記第2ウェイクアップオフセットとそれぞれ比べて、比較結果に基づいて前記第1電流センサ及び前記第2電流センサのエラー発生を診断するように構成された制御ユニットを含む、電流センサ診断装置。
  2. 前記制御ユニットは、前記直前充放電サイクルで最後に測定された前記第1電流センサの駆動オフセットを前記第1駆動オフセットとして選択し、前記直前充放電サイクルで最後に測定された前記第2電流センサの駆動オフセットを前記第2駆動オフセットとして選択するように構成された、請求項1に記載の電流センサ診断装置。
  3. 前記充放電サイクル毎に前記第1電流センサの複数の駆動オフセット及び前記第2電流センサの複数の駆動オフセットを測定された順に保存するように構成された保存ユニットをさらに含み、
    前記制御ユニットは、
    前記保存ユニットに保存された前記第1電流センサの複数の駆動オフセットのうち最後に保存された駆動オフセットを前記第1駆動オフセットとして選択し、前記保存ユニットに保存された前記第2電流センサの複数の駆動オフセットのうち最後に保存された駆動オフセットを前記第2駆動オフセットとして選択するように構成された、請求項2に記載の電流センサ診断装置。
  4. 前記制御ユニットは、前記第1電流センサ及び前記第2電流センサの少なくとも一つにエラーが発生したと判断されれば、前記現在充放電サイクルで前記二次電池セルの充電及び放電が行われないように、前記二次電池セルに接続されたメインリレーの動作状態をターンオフ状態に制御するように構成された、請求項1から3のいずれか一項に記載の電流センサ診断装置。
  5. 前記制御ユニットは、前記第1駆動オフセットと前記第1ウェイクアップオフセットとの間の第1オフセット偏差及び前記第2駆動オフセットと前記第2ウェイクアップオフセットとの間の第2オフセット偏差を算出し、算出された第1オフセット偏差及び第2オフセット偏差の少なくとも一つが既に設定された基準偏差以上であれば、前記メインリレーの動作状態をターンオフ状態に制御するように構成された、請求項4に記載の電流センサ診断装置。
  6. 前記制御ユニットは、前記第1電流値及び前記第2電流値の少なくとも一つが既に設定された臨界電流以上であれば、前記メインリレーの動作状態をターンオフ状態に制御するように構成された、請求項4に記載の電流センサ診断装置。
  7. 前記制御ユニットは、
    予め決められた複数のサンプリング時点毎に、前記第1電流値及び前記第2電流値を同じタイミングでサンプリングする電流値サンプリング部と、
    同じタイミングでサンプリングされた第1電流値と第2電流値との差値の大きさが予め決められた基準電流値を超えるか否かを判断する第1判断部と、
    前記差値の大きさが前記基準電流値を超えていないと判断された回数を積算して第1頻度数を算出し、前記差値の大きさが前記基準電流値を超えたと判断された回数を積算して第2頻度数を算出する頻度数算出部と、
    前記第1頻度数と第2頻度数との総合に対する前記第1頻度数の比率に該当するエラー判定比率を算出し、前記算出されたエラー判定比率を予め決められた基準比率と比べてエラー発生を判断する第2判断部とを含む、請求項1から6のいずれか一項に記載の電流センサ診断装置。
  8. 前記第2判断部は、前記算出されたエラー判定比率が前記基準比率以上である場合、前記第1電流センサ及び第2電流センサにエラーが発生していないと判断し、前記算出されたエラー判定比率が前記基準比率未満である場合、前記第1電流センサ及び第2電流センサの少なくともいずれか一つにエラーが発生したと判断するように構成された、請求項7に記載の電流センサ診断装置。
  9. 前記制御ユニットは、前記第2判断部が前記第1電流センサ及び前記第2電流センサの少なくとも一つにエラーが発生したと判断した場合、前記現在充放電サイクルで前記二次電池セルの充電及び放電が行われないように、前記二次電池セルに接続されたメインリレーの動作状態をターンオフ状態に制御するように構成された、請求項8に記載の電流センサ診断装置。
  10. 前記電流値サンプリング部は、前記第1判断部に前記第1電流値及び前記第2電流値を伝達する直前の時点から予め設定された基準時間以前時点までサンプリングされた第1電流値及び第2電流値を前記第1判断部に伝達するように構成された、請求項7に記載の電流センサ診断装置。
  11. 請求項1から10のいずれか一項に記載の電流センサ診断装置を含む、バッテリー管理システム。
  12. 前記第1電流センサまたは前記第2電流センサを通じて測定された電流値に基づいて二次電池セルの充電状態を推定するSOC推定ユニットと、
    前記制御ユニットが前記第1電流センサ及び第2電流センサの少なくともいずれか一つにエラーが発生したと判断した場合、前記SOC推定ユニットに充電状態推定の中断を要請するエラー情報処理部とをさらに含む、請求項11に記載のバッテリー管理システム。
  13. 請求項1から10のいずれか一項に記載の電流センサ診断装置を含む、バッテリーパック。
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