本発明は、従来技術に存在する技術的課題の少なくとも1つを解決することを目的とする。
そのため、本発明の1つの目的は、食物調理器を提供する。
上記の目的を達成するために、本発明の第1態様の実施例は、食物調理器を提供する。当該食物調理器は、ベースアセンブリーと、食物調理カップと、食材供給アセンブリーと、残渣受入れ装置と、抽気アセンブリーとを含む。食物調理カップは、前記ベースアセンブリーに取り付けることができ、カップボディと、前記カップボディ内に回転可能に取り付けられる作動スクリューとを含み、前記カップボディは、ジュースを収容するために用いることができ、ただし、前記カップボディに第1の残渣出口が設けられるか、又は前記カップボディ内に第2の残渣出口が設けられる。食材供給アセンブリーは、前記カップボディの開口端に気密に取り付けられる。残渣受入れ装置は、前記第1の残渣出口に気密に接続され、食品の残渣を集めるために用いられるか、又は前記残渣受入れ装置は、前記カップボディ内に配置され、前記第2の残渣出口に接続され、食品の残渣を集めるために用いられる。前記カップボディと、前記食材供給アセンブリーと、前記残渣受入れ装置との間に互いに連通する密閉空間が形成される。抽気アセンブリーは、前記密閉空間に連通することができ、前記密閉空間内の空気を抜き出すために用いられる。
本発明の実施例に係る食物調理器は、ベースアセンブリーと、食物調理カップと、食材供給アセンブリーと、残渣受入れ装置と、抽気アセンブリーとを含む。ただし、ベースアセンブリーは、食物調理器全体に給電し、食物調理器全体の動作を制御するために用いられ、食物調理カップ、食材供給アセンブリー、残渣受入れ装置などを支持してこれらを取り付けるために用いられる。食物調理カップは、カップボディと作動スクリューの協働により食材を粉砕し、ジュースと残渣を分離させるために用いられる。食材供給アセンブリーは、食材の供給を実現するために用いられ、即ち食材を食物調理カップ内に投入するために用いられる。抽気アセンブリーは、食材供給アセンブリーと、抽気アセンブリーと、残渣受入れ装置とが形成する密閉空間の全体に対して抽気を行って、真空引きの目的を達成するために用いられる。このような構成において、まず、抽気アセンブリーを起動して食物調理器内の空気を抜き出すことで、カップボディ内を実質的に真空の状態にし、次に、作動スクリューを起動して食材の加工を行い、これによって実質的に真空の状態において食材の加工を実現でき、さらに、加工後の食品酸化を緩和して、食品の栄養損失を防止し、ジュースの色と口当たりなどの食感を維持することができる。また、本願において、カップボディの構造を合理的に設けることにより、カップボディを利用してジュースを集めることができ、これによってジュースを受け入れる構造をさらに設ける必要がなく、カップボディの構造を簡素化させ、食物調理器のコストを削減することができる。さらに、このような構成によれば、食物調理器で食品を加工する動作過程の全体において、ジュースをカップボディ内に一旦保管することができ、搾汁しながらジュースを排出する必要がないため、食品を加工する過程の全体において、従来技術のように、ジュース出口を開放させてジュースを取り出す必要がなく、外部環境の空気は食品を加工する過程の全体においてジュース出口を介してカップボディに入ることができず、カップボディ内の密閉性能が向上し、これによって常にカップボディの内部の真空状態を維持することができる。さらに、このような構成において、カップボディにさらにジュース受入れカップを気密に取り付けるという構成に比べ、既存のカップボディを利用してジュースを集めることができるため、カップボディの利用率を向上させるとともに、食物調理器の構造を簡素化させ、食物調理器の加工コストを削減することができる。また、カップボディを利用してジュースを集める場合、圧搾完了後、密閉空間内の酸素含有量が低く、ジュースの鮮度保持効果がより一層保証される。使用者が飲用したい時ジュースを取り出せばよいため、飲用者が新鮮なジュースを飲用することができる。残渣受入れ装置を設けているため、残渣受入れ装置は食物調理カップと一体的に取り付けるか、又は残渣受入れ装置4を直接カップボディ22内に設けることができ、これによって食品を加工する過程の全体において、残渣出口を開放する必要がなく、即ち食物調理器が残渣を排出する過程において、残渣出口が常に密閉されている。従来技術において、食物調理器の外部に残渣を受け入れる部材をさらに設けるため、食物調理器で搾汁する過程の全体において、残渣出口が常に開放されていて、食物調理器内の酸素ガスが常に残渣出口を介して密閉空間に入り、ジュースの酸化が生じるのである。本願において、第1の残渣出口に密閉して取り付けられる残渣受入れ装置を設けるか、又は残渣受入れ装置をカップボディ内に設けることにより、食物調理器が動作する時、残渣出口の密閉を行う必要がなく、食品の残渣を集めることも実現でき、即ち本願によれば、食物調理器が動作する過程で、残渣出口が常に密閉されているため、外部環境の空気は食物調理器が動作する過程で密閉空間に入ることができず、真空の状態において食材の圧搾加工を実現でき、真空の状態においてジュースを集めることを実現でき、これによってジュースの酸化を顕著に緩和し、搾った後の食品の口当たりなどの食感を維持することができる。
好ましくは、作動スクリューの横断面積は作動スクリューのカップボディの口部に近い側の一端から作動スクリューの他端にかけて増加し、好ましくは漸次増加する。これによって、カップボディと作動スクリューとの間の間隙はカップボディの開口から食物調理カップの底部にかけて漸次縮小し、食材に対する押圧力を漸次増大させることができ、食材は押圧されほど、より押し潰され、より多くのジュースを得ることができる。
残渣受入れ装置は、ジュースと残渣との分離後、食品の残渣を集めるために用いられる。残渣受入れ装置は、カップボディ内に取り付けられてもよいし、カップボディの外部に取り付けられてもよい。残渣受入れ装置をカップボディ内に設けることにより、残渣受入れ装置をカップボディ内に隠れて取り付けることができ、これによってカップボディの外部に取り付けられると不自然に見えることがなく、食物調理器の美観性が向上する。さらに、残渣受入れ装置をカップボディ内に取り付けると、一部の空間しか使用しないため、カップボディ内の残りの空間は合理的に利用できるため、空間の利用率が向上する。さらに、残渣受入れ装置をカップボディ内に取り付けると、残渣受入れ装置とカップボディとの間の接続構造を省略することができるため、カップボディと残渣受入れ装置はよりシンプルな構造になる。さらに、残渣受入れ装置をカップボディ内に取り付けることにより、カップボディに残渣出口をさらに設ける必要がなく、これによってカップボディの密閉性能が向上する。これにより、食物調理器を真空の食物調理器として設置する場合、食物調理器の密閉性能を効果的に向上させ、食材の搾汁中と搾汁後の酸化の問題を顕著に緩和することができる。当然ながら、別の実施例において、カップボディに第1の残渣出口が設けられ、残渣受入れ装置がカップボディの外部に取り付けられ、第1の残渣出口を介してカップボディ内に連通してもよい。
さらに、本発明の上記の実施例に係る食物調理器は、下記の付加的な技術的特徴を有する。
上記の技術的手段において、好ましくは、前記ベースアセンブリーは、駆動装置と、制御装置とを含む。駆動装置は、前記作動スクリューに接続され、前記作動スクリューの回転を駆動するために用いられる。制御装置は、前記駆動装置と前記抽気アセンブリーとに接続され、前記抽気アセンブリーの抽気を制御するか、又は前記駆動装置の動作を制御するために用いられる。且つ/又は、前記抽気アセンブリーの抽気を制御し、前記抽気アセンブリーの抽気完了後、前記駆動装置が動作を開始するよう制御するために用いられる。
これらの技術的手段において、駆動装置によって作動スクリューを駆動して、食材に対して粉砕、押圧などの加工を行うことができ、制御装置は、駆動装置及び抽気アセンブリーの動作を制御するために用いられる。具体的には、制御装置は、駆動装置又は抽気アセンブリーを単独で制御して単独で動作させてもよいし、まず抽気アセンブリーが一定の時間で動作して、抽気操作を完了するように制御し、次に、駆動装置を起動して動作させて、食品の加工を行ってもよい。抽気してから食品を加工する方式は、抽気が完了してからジュースと残渣の分離を行うことができるため、すべての食材の加工は実質的に真空の状態において行われることになり、これによって食材の酸化が生じにくく、食品の酸化が顕著に緩和される。逆に、抽気が完了する前に、食材の加工を行うのであれば、カップボディ内にまだ空気が残留しているため、先に加工された食材は残留している空気によって酸化されやすく、一部の食材が酸化されることが生じてしまい、ジュースなどの酸化を顕著に緩和することができない。
上記いずれかの技術的手段において、好ましくは、食物調理器は予約装置をさらに含み、予約装置は、前記制御装置に接続され、所定の時間後、前記制御装置に前記駆動装置及び前記抽気アセンブリーの動作を制御させるために用いられる。
これらの技術的手段において、食物調理器に予約装置が設けられてもよく、これによって予約装置によって食物調理器の予約機能を実現でき、使用者の待ち時間を減少することができる。具体的には、例えば、予約装置は使用者の予約パラメータを収集するための収集装置と、予約パラメータに基づき計時を行うための計時装置とを含み、計時完了後、制御装置が動作を開始する。
上記いずれかの技術的手段において、好ましくは、前記カップボディにジュース出口が設けられ、前記ジュース出口にはジュース出口蓋が気密に蓋設され、前記ジュース出口蓋は、前記ジュース出口を開放又は閉鎖させるために用いられる。ただし、前記ジュース出口と前記ジュース出口蓋との間に第1の密閉部材がさらに設けられ、前記第1の密閉部材は前記ジュース出口蓋とジュース出口とを気密に接続させるために用いられる。
これらの技術的手段において、カップボディにジュース出口が設けられ、ジュース出口に第1の密閉部材と、ジュース出口蓋とが設けられてもよい。ただし、第1の密閉部材及びジュース出口蓋は、食物調理器が動作する過程でジュース出口の密閉を実現するために用いられる。食品の加工完了後、使用者がジュースを利用したい場合、ジュース出口蓋によってジュース出口を開放させると、ジュース出口からジュースを利用することができ、使用者がジュースを必要な量だけ利用した後、ジュース出口蓋でジュース出口を閉鎖させて、残りのジュースをカップボディ内に密閉して保管することができ、残りのジュースの酸化を緩和することができる。
当然ながら、別の実施例において、ジュース出口が設けられなくてもよく、食品の加工完了後、カップボディの口部よりジュースを直接取り出す。
上記いずれかの技術的手段において、好ましくは、前記カップボディにジュース出口が設けられ、前記ジュース出口に弁が設けられ、前記弁は、前記ジュース出口の開放又は閉鎖を制御するために用いられる。
これらの技術的手段において、ジュース出口に弁が設けられてもよく、これによって弁によってジュース出口の開放と閉鎖を実現することができる。具体的には、例えば、ジュース出口に蛇口のような弁が設けられてもよく、これによって蛇口を操作するように、ジュース出口の即座な開閉を実現することができるため、ジュースをより素早くかつ便利に利用することができる。
上記いずれかの技術的手段において、好ましくは、前記食材供給アセンブリーは、供給筒と、供給筒蓋と、供給補助装置とを含む。供給筒は、その一端が前記カップボディの開口端に気密に取り付けられる。供給筒蓋は、前記供給筒の他端に気密に蓋設され、前記供給筒を開放又は閉鎖させるために用いられる。供給補助装置は、前記供給筒内に取り付けることができ、食材の供給を補助するために用いられ、例えば、供給補助装置は供給筒内に回転可能に取り付けられる。
これらの技術的手段において、供給筒は、食材を供給するために用いられ、供給筒蓋は、供給筒の開口を密閉するために用いられる。好ましくは、供給筒と供給筒蓋との間に第3の密閉部材が設けられてもよく、これによって第3の密閉部材によって供給筒と供給筒蓋との密閉を実現することができる。供給筒内に回転可能な供給補助装置を設けることにより、供給補助装置の回転によって食材の供給を補助することを実現し、食材を供給する時の速度を制御し、食材が詰まることを防止することができる。具体的には、例えば、供給補助装置によって、予め食材を切削することを実現するか、又は供給補助装置を利用して、供給筒内に予め保管していた食材をカップボディに押し込むなどの操作を行ってもよい。
上記いずれかの技術的手段において、好ましくは、食物調理器は、カバーと、第4の密閉部材とをさらに含む。カバーは、前記供給筒の外部に覆設して取り付けられ、前記カバーの一端が開放し他端が閉鎖されており、前記カバーの開放した一端は前記カップボディに取り付けられる。第4の密閉部材は、前記カバーと前記カップボディとの接続部に設けられ、前記カバーと前記カップボディとの接続部が密閉して接続されるようにする。前記カップボディの外側壁に支持構造が設けられ、前記カバーの開放した一端は前記支持構造に気密に取り付けられる。
これらの技術的手段において、カバーは、供給筒の外部に覆設され、且つ、カップボディに気密に取り付けられるため、供給筒をカバー内に密閉して覆うように設けられる。このような構成によれば、食物調理器の全体を密閉させて真空搾汁を行う時、カバーがカップボディに気密に接続されてさえいれば、カップボディとカバーが厳密に密閉した閉鎖空間を形成する。これによって真空搾汁する時、供給筒の上端の開口を密閉する必要がなく、供給筒とカップボディはセパレート型の構造である場合においても、供給筒とカップボディとの接続部に対して密閉する必要がなく、これによって密閉すべき箇所を減らし、密閉の難度を低減し、密閉効果を向上させることができ、これによって真空搾汁の効果をより一層顕著に向上させることができ、さらにはジュースの酸化をより一層顕著に緩和して、搾った後の食品の口当たりなどの食感を維持することができる。さらに、このような構成によれば、従来の食物調理器にカバーをさらに設けるだけであるため、従来の食物調理器の構造形態を保持し、製造の難度を低減し、食物調理器の生産効率を上げることができ、真空搾汁を行う必要がない場合、カバーを取り外す。その構造と使用方法は、従来のジュースマシンの使用方式と基本的に一致するため、食物調理器を用いて真空搾汁を行うこともできれば、通常の搾汁を行うこともできる。
また、カップボディの側壁に支持構造が設けられてもよく、これによってカバーはカップボディの一部をカバーし、カップボディの側壁上の支持構造に気密に取り付けることができる。このような構成によれば、カバーを支持構造に気密に取り付けることにより、カップボディの上端の端面を、供給筒を取り付けるために確保しておくことができる。これによって供給筒及びカバーをカップボディの異なる部位にそれぞれ固定して取り付けることができ、供給筒とカバーが互いに干渉するなどの状況が防止され、さらには食物調理器の全体はより合理的でコンパクトな構成になる。
上記いずれかの技術的手段において、好ましくは、前記カバーの上壁と前記供給筒の前記カップボディから遠い側の一端の端面との間に間隙が設けられ、且つ/又は、前記カバーの側壁と前記供給筒の側壁との間に間隙が設けられる。
これらの技術的手段において、カバーの上壁と、供給筒のカップボディから遠い側の一端の端面との間に間隙が設けられる、且つ/又は、カバーの側壁と供給筒の側壁との間に間隙が設けられる。カバーの上部及び側壁はいずれも供給筒と直接接触せず、これによって圧搾時、供給筒に加える力がアンバランスであるため変位が生じる場合、すぐにはカバーに伝達されないため、カバーの食物調理器全体に対する密閉に影響を与えず、これによってカバーは常にカップボディと確実に密閉される。
上記いずれかの技術的手段において、好ましくは、前記カップボディの外側の壁面は前記カップボディの軸方向に沿って設けられる複数の第1の平面を含み、複数の前記第1の平面は、前記カップボディの周方向に沿って互いに離隔して設けられる。ただし、互いに隣接する2つの前記第1の平面は、第1の円弧面を介して接続される。
これらの技術的手段において、カップボディの外側の壁面は、カップボディの軸方向に沿って設けられる複数の第1の平面を含み、これによってカップボディは実質的に多角形に形成され、カップボディはより正方形に近いものになり、互いに隣接する2つの第1の平面は第1の円弧面を介して接続されるため、カップボディの側壁はより円滑につながって接続される。カップボディがより正方形に近いものであるため、従来の円形状又は円錐形状のカップより、正方形のカップボディであることによりカップボディと供給筒及びカバーとの位置決めはより容易になる。円形状又は円錐形状は対称な構造であるため、取り付ける時、すぐにはカップの方向を決定して位置決めすることができず、使用者がその方向を決定して位置決めするために細心に観察する必要があるが、正方形のカップは長さ及び幅を利用して参照することができるものであるため、位置決めする時、その方向をより迅速かつ容易に決定して位置決めすることができ、さらにはカップボディと供給筒及びカバーとの位置決めがより簡単で直感的なものになり、食物調理器はより使用しやくなる。
上記いずれかの技術的手段において、好ましくは、前記カバーの上壁は円弧形である、且つ/又は、前記カバーの上壁の外面の縁部に円弧状の面取りが施されている、且つ/又は、前記カバーの側壁は、2つずつ対向して設けられ、前記カバーの周方向に沿って均一に分布する4つの第2の円弧面を含み、且つ、前記4つの第2の円弧面は互いに離隔して設けられ、互いに隣接する2つの前記第2の円弧面は第3の円弧面を介して接続される。
これらの技術的手段において、カバーの上壁は平面であってもよいし円弧面であってもよく、円弧面に設計するのが好ましい。このような構成において、カバーは内部の負圧により変形が生じることが効果的に避けられるためである。具体的には、例えば、外壁によって押圧に対抗し、内壁によって引張に対抗することにより、食物調理器が動作する時、カバーの変形を軽減し、真空負圧によりカバーに加えられる力を低減することができる。また、カバーの側壁を円弧形に設計してもよい。例えば、カバーの前後左右の4つの面をいずれも第2の円弧面として設計し、前後左右の4つの隅部に4つの第3の円弧面を設けることにより、カバーの側壁の耐圧能力を向上させ、カバーの側壁の強度を向上させることができる。カバーの上壁の外面の縁部に円弧状の面取りを施すことにより、カバーの構造はより円滑になるため、カバー全体の強度がより一層向上する。
上記いずれかの技術的手段において、好ましくは、前記カバーの上壁は平面であり、前記カバーの側壁は前記カバーの周方向に沿って離隔して設けられる複数の第2の平面を含む。ただし、互いに隣接する2つの前記第2の平面は第4の円弧面を介して接続され、且つ、前記第4の円弧面は前記カバーの上壁の中心を円心とする円弧面である。
これらの技術的手段において、カバーの上部を平面に設計してもよく、これによってカバーを透明に設計する場合、光線が平行に入射し、反射されて出射することが保証され、使用者がカバーを介して観察する時、観察対象が変形して歪むように見えることが避けられる。使用者は観察時よりよい体験を得られる。また、カバーのいくつかの側壁を実質的に平面に設計してもよく、光線が側壁より平行に入射し、反射されて出射することが保証され、使用者はカバーを介して観察する時、観察対象が変形して歪むように見えることが避けられる。円弧面を設けることでカバーの各平面の側壁はより円滑につながり、カバーの構造もより一層円滑になり、側壁上の円弧面はカバーの上壁の中心を円心とする円弧であるため、カバーの上部より内部の搾汁過程を観察する時、観察対象の欠失や変形が生じないことがより一層保証される。この場合、カバーの側壁は、円弧形又は円弧形に近い構造として設けるのが好ましく、これによってカバーの構造はより円滑になり、カバーの強度及び抗変形能力が向上する。
上記いずれかの技術的手段において、好ましくは、前記カバーの各位置における壁厚が等しい、且つ/又は、前記カバーは透明なものである、且つ/又は、前記カバーの壁厚は2mm以上且つ4mm以下である、且つ/又は、前記カバーは線対称な構造である、且つ/又は、前記カバーの開放した一端の端面は弧形もしくは円弧形である。
これらの技術的手段において、カバーの各位置における壁厚が等しいため、カバーの各位置における力を受ける能力が一致し、力が均一に加わり、力が大きすぎて脆弱部が生じることが防止される。また、カバーの各位置における壁厚が等しいことでカバーの構造はよりシンプルになり、カバーの加工はより容易になる。カバーは透明なカバーにするのが好ましく、具体的には、例えば、透明ポリカーボネート、アクリル樹脂などの透明な材料を利用してカバーを加工する。これによって食物調理器が動作する時、使用者はカバーを介してカバーの内部の様子を見ることができ、使用者の使用体験が向上する。カバーの壁厚が2mm以上且つ4mm以下であることにより、カバーは厚すぎる又は薄すぎることはない。カバーが線対称な構造であることにより、カバーの構造をより一層シンプルにすることができ、カバーの強度をより一層向上させることができる。カバーの開放した一端の端面が弧形又は円弧形であることにより、カバーの開放した一端の端面が円滑になり、カバーの端面の密閉を行う時、カバーと第1の密閉部材がより一層密着し、密閉効果が保証されるだけでなく、カバーが密閉部材を穿刺することが防止される。
上記いずれかの技術的手段において、好ましくは、前記供給補助装置は前記作動スクリューに駆動可能に接続され、前記作動スクリューの作用によって回転することができる。
これらの技術的手段において、供給補助装置は作動スクリューに駆動可能に接続されてもよく、これによって作動スクリューによって供給補助装置の駆動を実現でき、供給補助装置を駆動する機構をさらに設ける必要がなく、食物調理器の構造を簡素化させ、食物調理器のコストを削減することができる。当然ながら、供給補助装置は作動スクリューに接続されなくてもよく、この場合、さらに駆動部材を設けて供給補助装置の駆動を実現することができる。
上記いずれかの技術的手段において、好ましくは、前記供給筒内に取付け板と、供給口とが設けられ、前記取付け板は前記供給筒の内側壁に取り付けられ、前記取付け板に第1の取付け孔が設けられ、前記供給補助装置の一端は前記取付け板の前記カップボディから遠い側に配置され、前記作動スクリューは前記取付け板の前記カップボディに近い側に配置され、前記供給補助装置の他端は前記第1の取付け孔内に挿入されて、前記作動スクリューに駆動可能に接続される。ただし、前記供給口は前記取付け板に設けられるか、又は前記供給口は前記取付け板と前記供給筒の側壁とが取り囲んで形成される。
これらの技術的手段において、供給筒内に取付け板が設けられてもよく、これによって取付け板によって供給補助装置を取り付ける時支持を実現することができる。一方、取付け板によって一部の食材を保持することができる。さらに、取付け板は供給補助装置とともに食材の切削を行うことができ、これによって予め食材を小片に加工することができる。具体的には、例えば、供給補助装置は回転する過程で、食材を連れて共に運動させることができるため、大型の食材を加工する場合、食材の一部が供給口にひっかかっても、供給補助装置が引き続き回転するため、食材を供給補助装置と供給口の縁部との間に押圧することができ、これによって食材に押圧力を加え、食材をすり潰して小片にすることで、食材に対する初歩的な加工を実現することができる。さらに、供給補助装置に切削ブレードが設けられてもよく、これによって切削ブレードによって食材の切削を実現することができる。供給口は取付け板に直接設けられてもよく、取付け板と供給筒の側壁とが取り囲んで形成されてもよい。
上記いずれかの技術的手段において、好ましくは、前記供給補助装置は第1の供給補助装置を含み、前記第1の供給補助装置は第1の送り出し部材と、第1の伝動軸とを含む。第1の送り出し部材は、前記取付け板の前記カップボディから遠い側に回転可能に取り付けられ、第1の伝動軸は、その一端が前記作動スクリューに駆動可能に接続され、前記第1の伝動軸の他端は前記第1の取付け孔に挿入されてこれを貫通して前記第1の送り出し部材に駆動可能に接続される。
これらの技術的手段において、取付け板の上方に回転可能な送り出しプレート、送り出しバーなどの第1の送り出し部材が設けられ、第1の伝動軸を介して作動スクリューに駆動可能に接続されてもよく、これによって作動スクリューが回転する時、第1の送り出し部材を連れて回転させることができ、供給筒内に投入された食材は、第1の送り出し部材に送り出されて供給口からカップボディ内に入ることができる。大型の食材を加工する場合、食材の一部が供給口にひっかかっても、第1の部材が引き続き回転するため、食材は第1の送り出し部材と供給口の縁部との間に押圧され、これによって食材に押圧力を加え、食材をすり潰して小片にすることで、食材に対する初歩的な加工を実現することができる。さらに、第1の送り出し部材に切削ブレードが設けられてもよく、これによって切削ブレードによって食材の切削を実現することができる。このように、第1の送り出し部材を設けることで、食材の切削や送り出しなどの加工を実現でき、さらには食材を仕込む速度を上げ、供給筒が詰まることを防止し、食材の加工効率を向上させることができる。
上記いずれかの技術的手段において、好ましくは、前記第1の送り出し部材に第1の貫通孔が設けられ、前記第1の伝動軸の前記作動スクリューから遠い側の一端は前記第1の取付け孔、前記第1の貫通孔に順に挿入されてこれらを貫通し、前記第1の供給補助装置は、前記第1の伝動軸の前記第1の貫通孔から延出する一端に取り付けられるエンドキャップをさらに含む。
これらの技術的手段において、第1の送り出し部材を第1の貫通孔を介して第1の伝動軸の第1の取付け孔から延出する一端に外嵌するように取り付け、且つ、第1の送り出し部材を貫通すようにしてもよく、これによって第1の送り出し部材は第1の伝動軸により確実に取り付けられる。エンドキャップを設けることで、第1の伝動軸の上端を第1の送り出し部材の上側に限定することができ、これによって第1の伝動軸が第1の貫通孔から脱出することが防止され、さらには第1の送り出し部材と第1の伝動軸はより確実に接続される。
上記いずれかの技術的手段において、好ましくは、前記第1の伝動軸に少なくとも1つの駆動突起が設けられ、前記駆動突起は前記作動スクリューに係合して、前記作動スクリューに駆動されて回転することができる。
これらの技術的手段において、第1の伝動軸の下端面に1つ以上の第1の駆動突起が設けられてもよく、これによって第1の駆動突起と作動スクリューの上端の側部との係合により、作動スクリューとの駆動可能な接続を実現することができる。当然ながら、第1の伝動軸はその他の構造を介して作動スクリューとの駆動可能な接続を実現することもできる。
上記いずれかの技術的手段において、好ましくは、前記第1の送り出し部材と前記第1の伝動軸はセパレート型の構造であるか、又は前記第1の送り出し部材と前記第1の伝動軸が一体型の構造である。
これらの技術的手段において、第1の送り出し部材と第1の伝動軸はセパレート型の構造であり、例えば、2つの部品であってもよい。これによって、第1の送り出し部材及び第1の伝動軸における各部品に対して単独で修理又は交換を行うことが可能になる。当然ながら、別の技術的手段において、第1の送り出し部材と第1の伝動軸が一体型の構造であってもよく、これによって第1の送り出し部材と第1の伝動軸との接続の強度を向上させて、第1の送り出し部材及び第1の伝動軸が損傷しにくくなるだけでなく、第1の送り出し部材と第1の伝動軸とのシームレスな接続を実現でき、これによって第1の送り出し部材と第1の伝動軸との間に隙間を生じることが防止され、洗浄しやすくもなる。
好ましくは、前記第1の送り出し部材は、前記第1の伝動軸に対称に取り付けられる。このような構成によれば、食物調理器の構造はより合理でかつコンパクトになり、且つ、食物調理器の構造がよりシンプルになる。
上記いずれかの技術的手段において、好ましくは、前記供給口は前記取付け板と前記供給筒の側壁とが取り囲んで形成され、前記供給口の数量は2つであり、2つの前記供給口及び前記取付け板はいずれも前記供給筒の軸線に対して対称である。
これらの技術的手段において、供給口は、取付け板と供給筒の側壁とが取り囲んで形成されるのが好ましく、これによって取付け板の構造を簡素化させ、コストを削減することができる。供給口の数量は2つであるのが好ましく、これによって各供給口が大きくなり、食物調理器で大型の食材を加工することが可能である。2つの供給口及び取付け板はいずれも供給筒の軸線に対して対称であるため、取付け部をちょうど作動スクリューの中心に取り付けることができ、供給筒の内部はより合理的でかつコンパクトになる。
ただし、好ましくは、前記取付け板は円形の板と、円形の板の両側に対称に設けられる2つの扇形の板とからなり、ただし、第1の取付け孔は円形の板の中央に設けられる。
上記いずれかの技術的手段において、好ましくは、前記供給筒は直筒の形状である。
これらの技術的手段において、供給筒は、直筒の形状であるのが好ましく、即ち供給筒は湾曲せずに設けられ、これによって食材は上方から下方へ順調に流動することができる。当然ながら、供給筒は湾曲して設けられてもよい。ただし、好ましくは、供給筒の内側壁及び外側壁はいずれも鉛直に設けられる。
上記いずれかの技術的手段において、好ましくは、前記第1の送り出し部材は、送り出しバー又は送り出しプレートである。
これらの技術的手段において、第1の送り出し部材の形状は任意に設定できるが、送り出しバー又は送り出しプレートであるのが好ましい。
上記いずれかの技術的手段において、好ましくは、前記第1の伝動軸に第1の位置決め凹溝及び第1の位置決め突起のうちの一方が設けられ、前記作動スクリューに第1の位置決め凹溝及び第1の位置決め突起のうちの他方が設けられ、前記第1の位置決め突起は前記第1の位置決め凹溝内に挿入されて、前記作動スクリューに対して位置決めを行うことができる。ただし、前記第1の位置決め凹溝内に第1の耐摩耗部材が設けられる。
これらの技術的手段において、作動スクリューの上端面に1つの第1の位置決め突起又は第1の位置決め凹溝又は位置決め孔が設けられ、第1の伝動軸の下端に第1の位置決め突起又は第1の位置決め凹溝又は位置決め孔が対応して設けられてもよく、これによって第1の位置決め突起と位置決め孔との係合又は第1の位置決め突起と位置決め軸との係合によって作動スクリューの位置決めを実現でき、さらには作動スクリューの取付け後の安定性を向上させ、作動スクリューの揺動を低減することができる。第1の位置決め凹溝内に第1の耐摩耗部材を設けることにより、第1の位置決め突起と第1の位置決め凹溝との相互摩耗を軽減することができる。
上記いずれかの技術的手段において、好ましくは、前記取付け板の前記カップボディに近い側の面に両端が開放した中空柱が設けられ、前記中空柱は前記供給口に連通し、前記作動スクリューの一端は前記供給筒の底部から前記中空柱内に延在し、前記中空柱の側壁とともに食材を粉砕することができる。ただし、前記中空柱の前記取付け板から遠い側の一端は前記供給筒の側壁に接続されるか、又は前記中空柱の前記取付け板から遠い側の一端は浮いているように設けられる。
これらの技術的手段において、取付け板の下方に供給口に連通可能な中空柱が設けられ、且つ、当該中空柱が作動スクリューの上端に外嵌して取り付けられてもよく、これによって食材は供給口から取付け板の下方に入ると、中空柱の側壁及び作動スクリューの作用によって押圧加工されるか又は切削加工され、即ち食材がカップボディに入る前に、食材に対して追加の粉砕加工工程を行うことができ、食物調理器の食材の加工効果を向上させることができ、より多くのジュースを得ることができる。中空柱を設けることで、供給筒の下端の内径の有効な部分を低減し、作動スクリューと供給筒の下端の側壁との間に形成される通路はより小さくなり、食材に対する加工の程度が向上する。ただし、中空柱の取付け板から遠い側の一端は供給筒の側壁に接続されるのが好ましく、これによって、中空柱によって取付け板をより一層支持することができ、取付け板の強度が向上する。別の技術的手段において、中空柱の取付け板から遠い側の一端は浮いているように設けられ、即ち供給筒の側壁に接続されなくてもよい。
好ましくは、中空柱が円錐状である。スクリューなどの構造の上端は上方から下方にかけて漸次増大するため、中空柱をそれに対応して円錐状に設定することで中空柱は作動スクリューの上端と互いに適合し、さらには作動スクリューは中空柱とともに、より効果的に食材の加工を実現することができる。
上記いずれかの技術的手段において、好ましくは、前記取付け板は前記供給筒の内側壁に取り外し可能に取り付けられるか、又は前記取付け板と前記供給筒の内側壁が一体型の構造である。
これらの技術的手段において、取付け板は供給筒内に取り外し可能に取り付けられ、これによって保管台を取り外してカップボディ及び保管台の洗浄を行うことができ、また、このような構成によれば、取付け板と送り出し部材などを一体化して、取付け、修理又は販売などを行うことができる。当然ながら、取付け板と供給筒の内側壁も一体型の構造であり、即ち取付け板は直接供給筒に加工されてもよく、これによって取付け板と供給筒との接続の強度が向上する。
上記いずれかの技術的手段において、好ましくは、前記供給筒は取り外し可能に前記カップボディの開口端に密閉して取り付けられるか、前記供給筒と前記カップボディが一体型の構造である。
これらの技術的手段において、供給筒とカップボディが一体型の構造であり、これによって1つの大きなカップで食材の供給及び加工を実現することができる。このような構成において、カップボディに供給筒又は供給筒に類似する構造をさらに設ける必要がなく、食物調理器の部品の数量を減らすことができる。また、このような構成によれば、カップボディが一つのみであるため、開放する部分はカップボディの開口のみであり、当該カップボディを密閉させる時、カップボディの開口部を密閉させればよく、従来技術において、カップボディと供給筒との接続部及びカップボディの開口をいずれも密閉させる必要があるため、少なくとも2箇所を密閉させる必要があるのに対し、このような構造は従来技術に比べて食物調理器の密閉の難度を低減することができる。また、従来技術においては、カップボディと供給筒との接続部及びカップボディの開口部はいずれも漏洩する可能性があるが、本願において供給筒を省略して使用しないため、カップボディの側壁部位の全体は常に厳密に密閉され、これによって食物調理器の密閉性能が向上し、食物調理器を利用して真空搾汁を実現する場合、より効果的に酸化を緩和することができる。供給筒はカップボディに取り外し可能に接続されるため、カップボディによって食材の粉砕及びジュースと残渣の分離を実現でき、供給筒からカップボディに食材を加えることができ、これによって食材の供給及び加工は2つのカップボディに分けて行うことができ、各カップボディの高さを低減することが可能であり、食物調理器の加工及び洗浄も容易になる。
上記いずれかの技術的手段において、好ましくは、前記作動スクリューに第1の伝動構造が設けられ、前記供給補助装置は第2の供給補助装置を含み、前記第2の供給補助装置は、保管台と、第2の送り出し部材とを含む。保管台は、前記供給筒内に取り付けられ、前記保管台に供給通路が設けられる。第2の送り出し部材は、前記供給筒内に回転可能に取り付けられ、前記保管台の前記作動スクリューから遠い側に配置され、前記第2の送り出し部材に第2の伝動構造が設けられ、前記第2の伝動構造が前記第1の伝動構造に係合することで、前記作動スクリューは前記第2の送り出し部材に駆動可能に接続される。
これらの技術的手段において、保管台は供給筒内に取り付けられて食材を保持するために用いられ、第2の送り出し部材は供給筒内で保管台の上方に回転可能に取り付けられる。ただし、第2の送り出し部材が回転すると、保管台に保持されている食材に対して押圧、切削などの加工を行うことができ、押圧、切削などの加工後、供給通路内に押し込み、食材をカップボディに入れることができ、これによって人力で仕込む必要がなく、実際に食物調理器を使用する場合、使用者は全ての食材を供給筒の口部から一度に供給筒に入れて、保管台に保持することができ、そして第2の送り出し部材の作用によって食材は自動的に段階的に仕込まれることを実現することができる。第2の送り出し部材に第1の伝動構造を設け、作動スクリューに第2の伝動構造を設けることにより、第1の伝動構造と第2の伝動構造との係合により、第2の送り出し部材は作動スクリューに駆動可能に接続され、これによって作動スクリューの駆動により回転する。このような駆動の方式によれば、作動スクリューを介して第2の送り出し部材の駆動を実現することができるため、第2の送り出し部材を駆動する機構をさらに設ける必要がなく、食物調理器の構造を簡素化させ、食物調理器のコストを削減することができる。一方、このような駆動の方式によれば、作動スクリューと第2の送り出し部材は2つの伝動構造によって直接駆動可能に接続されるため、より安定して伝動できる一方、その他の接続軸などの構造は一切不要であるため、食物調理器の構造をより簡素化させ、食物調理器のコストを削減することができる。
上記いずれかの技術的手段において、好ましくは、前記カップボディと前記供給筒が一体型の構造であるか、又は前記カップボディと前記供給筒はセパレート型の構造である。前記カップボディと前記供給筒が一体型の構造である場合、前記保管台は前記供給筒内に取り外し可能に取り付けられる。前記カップボディと前記供給筒はセパレート型の構造である場合、前記保管台は前記供給筒内に取り外し可能に取り付けられるか、又は前記保管台と前記供給筒が一体型の構造である。
これらの技術的手段において、供給筒とカップボディが一体型の構造であり、これによって1つの大きなカップボディによって食材の供給及び加工を実現することができる。このような構成において、カップボディに供給筒のような構造をさらに設ける必要がなく、食物調理器の部品の数量を減らすことができる。また、このような構成によれば、カップボディが一つのみであるため、開放する部分はカップボディの開口のみであり、当該カップボディを密閉させる時、カップボディの開口部を密閉させればよく、従来技術において、カップボディと供給筒との接続部及びカップボディの開口をいずれも密閉させる必要があるため、少なくとも2箇所を密閉させる必要があるのに対し、このような構造は従来技術に比べて食物調理器の密閉の難度を低減することができる。また、従来技術においては、カップボディと供給筒との接続部及びカップボディの開口部はいずれも漏洩する可能性があるが、本願において供給筒を省略して使用しないため、カップボディの側壁部位の全体は常に厳密に密閉され、これによって食物調理器の密閉性能が向上し、食物調理器を利用して真空搾汁を実現する場合、より効果的に酸化を緩和することができる。供給筒はカップボディに取り外し可能に接続されるため、カップボディによって食材の粉砕及びジュースと残渣の分離を実現でき、供給筒からカップボディに食材を加えることができ、これによって食材の供給及び加工は2つのカップボディに分けて行うことができ、各カップボディの高さを低減することが可能であり、食物調理器の加工及び洗浄も容易になる。
また、供給筒とカップボディが1つの大きなカップとして設けられる場合、保管台を供給筒内に取り外し可能に取り付けることで、保管台を取り外してカップボディ及び保管台の洗浄を行うことができる。供給筒及びカップボディが2つのカップとして設けられる場合、保管台は供給筒内に取り外し可能に取り付けられてもよいし、保管台は供給筒と一体化してその内部に取り付けられてもよい。
上記いずれかの技術的手段において、好ましくは、前記保管台に第2の取付け孔が設けられ、前記第1の伝動構造は伝動孔及び第2の伝動軸のうちの一方であり、前記第2の伝動構造は前記伝動孔及び前記第2の伝動軸のうちの他方であり、前記第2の伝動軸が前記第2の取付け孔から前記伝動孔内に挿入されることで、前記作動スクリューと前記第2の送り出し部材は駆動可能に接続される。
これらの技術的手段において、保管台に第2の取付け孔が設けられてもよく、これによって作動スクリューと送り出し部材は第2の取付け孔を介して互いに接続され、第1の伝動構造は伝動孔又は第2の伝動軸であるのが好ましく、即ち送り出し部材に1つの伝動孔又は1つの第2の伝動軸が設けられ、作動スクリューに1つの第2の伝動軸又は伝動孔が設けられてもよく、これによって伝動孔と第2の伝動軸との係合により、作動スクリューの送り出し部材に対する直接駆動を実現でき、これによって送り出し部材を駆動して供給筒内で保管台の上方で回転させることができ、食材の切削、押圧又は押し込みなどの加工を実現し、自動供給を実現することができる。
上記いずれかの技術的手段において、好ましくは、前記保管台の前記作動スクリューに近い側の面の、前記第2の取付け孔の回りに第1の取付け溝が周設され、前記食物調理器は第2の耐摩耗部材をさらに含み、第2の耐摩耗部材は、前記第1の取付け溝内に取り付けられ、前記第2の伝動軸に嵌設され、前記作動スクリューの前記保管台に接触する面の間に配置される。
これらの技術的手段において、保管台の下面において第2の取付け孔の回りに第1の取付け溝が周設されてもよく、これによって第1の取付け溝を介して第2の耐摩耗部材を位置決めして取り付けることを実現でき、第2の耐摩耗部材を保管台と作動スクリューの上端面との間に設けることにより、作動スクリューと保管台との相互摩耗を軽減して、作動スクリュー及び保管台の耐用年数を延長することができる。
上記いずれかの技術的手段において、好ましくは、前記伝動孔は多角形の孔であり、前記第2の伝動軸は前記多角形の孔に適合する多角形の軸である、且つ/又は、前記第1の伝動構造は前記第2の伝動軸であり、前記第2の伝動構造は前記伝動孔である。
これらの技術的手段において、伝動孔は多角形の孔であり、第2の伝動軸は多角形の孔に適合する多角形の軸である。これによって非円弧面によって作動スクリューと送り出し部材との間の駆動を実現でき、伝動孔と第2の伝動軸との接触面積を増やし、駆動力を増大することができ、これによって伝動効率を向上させ、伝動の確実性を保証することができる。且つ、好ましくは、作動スクリューに第2の伝動軸が設けられ、送り出し部材に伝動孔が対応して設けられ、これによって作動スクリューと送り出し部材はより効果的に係合される。
上記いずれかの技術的手段において、好ましくは、前記供給補助装置は第3の供給補助装置を含み、前記第3の供給補助装置は、保管座と、第3の送り出し部材とを含む。保管座は、前記供給筒内に取り付けられ、前記作動スクリューの前記カップボディの底部から遠い側に配置され、前記保管座内に保管空間が設けられ、前記保管空間の前記作動スクリューから遠い側の一端は開放され、前記保管座に少なくとも1つの供給孔が設けられ、前記供給孔は前記保管空間及び前記カップボディに連通する。第3の送り出し部材は、前記保管空間内に回転可能に取り付けられ、前記第3の送り出し部材が30°以上の角度で回転可能である。ただし、前記保管座は食材を保持するために用いられ、前記第3の送り出し部材は、前記保管空間内の食材を切削及び/又は押圧するために用いられ、且つ、前記保管空間内に保持されている食材を前記供給孔内に押し込むために用いられる。
これらの技術的手段において、第3の供給補助装置は作動スクリューの上方に配置される保管座と、保管座内に回転可能に取り付けられる第3の送り出し部材とを含む。保管座には供給孔がさらに設けられているため、実際に使用する場合、食材を保管座に直接投入して、保管座を利用して食材の保持を実現でき、第3の送り出し部材は保管座内に回転可能に取り付けられ、且つ、保管座に保管空間に連通する供給孔がさらに設けられているため、第3の送り出し部材の回転により保管座に保持されている食材を押しやって回転させることができ、食材が回転する過程で食材同士間の相互摩擦により押圧されるか、又は食材と供給筒の側壁との相互摩擦により押圧されるか、又は食材と第3の送り出し部材との相互摩擦により押圧されて、食材の初歩的な切削及び/又は押圧加工を実現し、初歩的な切削及び/又は押圧加工後、小さいほうの食材は第3の送り出し部材の作用により、供給孔から保管座の下方に落下し、大きいほうの食材は供給孔に詰まるが、この時、第3の送り出し部材は回転を停止せず、即ち第3の送り出し部材が引き続き回転するため、第3の送り出し部材と供給孔の側壁との間に食材を挟み込む力が形成され、さらに供給孔に詰まった食材に押圧力又は切削力が加わり、食材を押圧又は切削してより小さな小片にすることができ、これによって第3の送り出し部材が回転し続けることで、食材を順に押圧又は切削して一定の大きさの小片にしてから、それらが順に供給孔を介してカップボディに入り、カップボディに入った食材は作動スクリュー及びカップボディの側壁の両方の作用により押圧又は切削されて粉砕されると、次に、ストレーナー又は2つのカップボディと2つのスクリューの方式を利用してジュースと残渣の分離を実現することができる。このような第3の供給補助装置によれば、実際に搾汁する際、使用者は一度にすべての食材を保管座に投入し、それらを保管座内に保持すると、次に、食材は第3の送り出し部材の作用により自動的に段階的に仕込まれることが実現し、これによって実際に搾汁する際、使用者が段階的に食材を投入する必要がなく、一括して投入されることを実現し、さらには実際に使用する過程で、まずすべての食材を保管座に投入し、次に、予約アセンブリーなどによって、食物調理器が一旦動作せず、所定の時間経過後に動作を開始するよう制御し、これによって食材の加工予約を実現でき、使用者の待ち時間を減少し、使用者の体験を向上させることができ、即ちこのような構成により食物調理器に搾汁予約を実現することを可能にし、これによって食物調理器に予約アセンブリーを設けて、予約機能を実現することができる。また、このような構成によれば、一度で食材を投入した後、第3の送り出し部材の作用により自動供給を実現することができるため、プッシュロッドなどを使用して手動で食材を推し進めることを実現する必要がないため、使用者の作業量を減らし、食物調理器の搾汁機能をより便利でかつシンプルなものにすることができ、使用者の体験を向上することができるだけでなく、プッシュロッドなどの構造を省略してもよく、プッシュロッドの使用に起因する一連の問題、例えばプッシュロッドの収容の問題やプッシュロッドの使用における安全上の問題は避けられる。さらに、このような構成によれば、食材が供給孔を介してカップボディ内に落下したら、第3の送り出し部材によって事前に食材に対して切削又は押圧の加工を行うことができるため、カップボディに入る食材はいずれも小さな顆粒であり、これによって作動スクリューの速度を低減し、作動スクリューの摩耗を軽減し、食材の加工効果を向上させ、より多くのジュースを得ることができる。さらに、このような構成によれば、作動スクリューが止まることが効果的に防止され、残渣出口が詰まるなどの状況が生じることも防止される。さらに、保管座内に保管空間を設けることにより、第3の供給補助装置自体は食材を収納する機能を有するため、食材を投入する時、第3の供給補助装置を食材のある位置に移動してもよく、必ずしも食材を食物調理器に移動して投入しなくてもよいため、食材を投入する操作はより便利でかつ容易になる。さらに、このような構成によれば、食材を切削及び/又は押圧する時、直接保管空間の側壁を利用して食材の受け止め及び押圧を実現することができるため、供給筒の側壁を利用する必要がなく、これによって保管座に対応する供給筒の側壁の部分は食材と直接接触せずに済むため、供給筒におけるこの箇所の側壁の加工の難度が下がり、食物調理器のコストが低減し、供給筒のこの箇所の衛生が保持され、供給筒の洗浄もより容易になる。さらに、保管座内に保管空間を設けるのは、保管座を保管板として設ける形態より、食材が保管板と供給筒の側壁との間に詰まることも防止できるため、食材の浪費が防止される。
第3の送り出し部材は30°以上の角度で回転でき、これによって第3の送り出し部材は合理的な回転角度を有し、保管座上の食材を充分に粉砕して供給孔に押し込むことができ、食物調理器において食材の供給がより順調に行われ、第3の送り出し部材の回転角度が過度に小さいため、食材の供給が順調に進まない状況も防止される。
上記いずれかの技術的手段において、好ましくは、前記保管座に第3の取付け孔がさらに設けられ、前記第3の供給補助装置は第3の伝動軸をさらに含み、前記第3の伝動軸の一端は前記保管空間内に配置され、前記第3の送り出し部材に駆動可能に接続され、前記第3の伝動軸の他端は前記第3の取付け孔から延出し、前記作動スクリューに駆動可能に接続される。
これらの技術的手段において、保管空間内に回転可能な送り出しプレート、送り出しバーなどの第3の送り出し部材が設けられ、第3の伝動軸を介して作動スクリューに駆動可能に接続されてもよく、これによって作動スクリューが回転する時、第3の伝動軸を介して第3の送り出し部材を連れて回転させることで、食材の切削及び/又は押圧などの加工を実現することができる。切削及び/又は押圧された食材はまた第3の送り出し部材の作用により供給孔からカップボディに入る。当然ながら、第3の送り出し部材はその他の方式により作動スクリューに駆動可能に接続されるか、又は第3の送り出し部材は作動スクリューに接続されず、その回転を駆動する駆動構造がさらに設けられてもよい。
上記いずれかの技術的手段において、好ましくは、前記保管座の外底壁に収納溝が設けられ、前記作動スクリューの一端は前記収納溝内に延在することができ、前記保管座の内底壁に取付け突起部が設けられ、前記第3の取付け孔は前記取付け突起部及び前記収納溝を貫通し、前記第3の伝動軸の一端は前記収納溝内に配置され、前記作動スクリューに駆動可能に接続するために用いられ、前記第3の伝動軸の他端は前記第3の取付け孔を介して前記保管空間内に延在し、前記第3の送り出し部材に駆動可能に接続される。
これらの技術的手段において、保管座の内底壁面に取付け突起部が設けられ、当該取付け突起部を利用して第3の送り出し部材を高く取り付けることができる一方、このような構成によれば、保管座の内壁の面積を増やすことで、第3の送り出し部材はより大きな面積の内壁とともに、食材の切削及び/又は押圧加工を実現でき、さらには第3の供給補助装置の動作時の食材への押圧力を増大し、食材の加工効果を向上させることができる。また、取付け突起部を設けると、収納溝を取付け突起部に対応して設けることができるため、保管座の底壁の厚さを増やすことなく、保管座の底壁の強度が保証される。保管座の外底壁面に収納溝を設けることで、保管座が作動スクリューの一端に覆設され、これによって作動スクリューは収納溝の側壁とともに食材の更なる切削及び/又は押圧加工を実現でき、食材の加工効果がより一層向上する。
上記いずれかの技術的手段において、好ましくは、前記供給孔は前記取付け突起部の前記保管空間から遠い側の一端の端面の縁部から前記保管座の底部に延伸する。
これらの技術的手段において、供給孔は取付け突起部の保管空間から遠い側の一端の端面の縁部から保管座の底部に延伸することにより、供給孔が大きく開設され、食材の供給がより順調に行われる。
好ましくは、供給孔の数量は1つ以上であり、供給孔が複数設けられる場合、複数の供給孔は対称に設けられる。
上記いずれかの技術的手段において、好ましくは、前記取付け突起部の側壁面は前記取付け突起部の前記保管座の底壁から遠い側の一端から前記取付け突起部の前記保管座の底壁に近い側の一端にかけて外側に傾斜して設けられる、且つ/又は、前記収納溝の形状は前記作動スクリューの前記収納溝内に延在する一端の形状に適合する。
これらの技術的手段において、取付け突起部の外側壁は保管空間の開口から保管空間の底壁にかけて外側に傾斜して設けられることにより、食材の切削及び/又は押圧後、食材は取付け突起部の外側壁に沿って下向きに流動し、食材は重力の作用により下向きに加速して運動し、これによって食材は供給孔を介してより順調に仕込まれることを実現することができる。さらに、このような構成によれば、収納溝は作動スクリューの上端とより効果的に係合され、第3の供給補助装置の構造はより合理的である。
上記いずれかの技術的手段において、好ましくは、前記保管座の底壁は前記保管空間に向かって陥没して、前記収納溝及び前記取付け突起部を形成する。
これらの技術的手段において、保管座の底壁が保管座に向かって陥没して、その内底壁面に取付け突起部が形成され、外底壁面に収納溝が形成されてもよく、このような構成において、保管座の底壁に取付け突起部及び収納溝を容易に加工することができるため、加工の難度が下がり、加工コストも低減する。
上記いずれかの技術的手段において、好ましくは、前記第3の送り出し部材は固定座と、送り出し構造とを含む。固定座は、前記取付け突起部に配置され、前記第3の伝動軸に取り付けられる。送り出し構造は、その一端が前記固定座に接続され、前記送り出し構造の他端は前記保管空間の底壁に向かって延伸する。ただし、前記送り出し構造は送り出しプレート、送り出しバー又は送り出しスティックである。
これらの技術的手段において、第3の送り出し部材はベースと、送り出し構造とを含む。ただし、ベースは第3の伝動軸に接続して、送り出し構造の取付けを実現するために用いられ、送り出し構造は具体的に、食材を切削及び/又は押圧し、食材を送り出すために用いられる。保管空間内に取付け突起部が設けられる場合、第3の送り出し部材は取付け突起部の上部に取り付けられてもよく、これによって第3の送り出し部材の一端は高く取り付けられるとともに、第3の送り出し部材の他端が保管空間の底部に垂れ下がるようにすることができ、これによって第3の送り出し部材は保管空間内の食材の高さを問わず一律に切削及び/又は押圧などの加工を行うことができ、食材の加工効果を向上させ、より多くのジュースを得ることができる。逆に、保管空間の底壁に取付け突起部が設けられないのであれば、第3の送り出し部材は保管空間の底壁に取り付けられなければならないため、第3の送り出し部材が加工可能な食材の高さは送り出し構造の高さにより制限され、送り出し構造が低く設けられる場合、食材の加工効果が低下し、送り出し構造全体が高く設けられる場合、送り出し構造の強度を保証するために、固定座をも高く設けなければならず、これによって第3の送り出し部材の構造が複雑になり、それとの第3の伝動軸との接続の強度も低下する。
送り出し構造はプレート状であってもよいし、スティック状又はバー状であってもよく、具体的には、送り出し構造の形状は実際の状況に応じて選択してもよい。
上記いずれかの技術的手段において、好ましくは、前記第3の伝動軸に少なくとも1つの第2の駆動突起が設けられ、前記第2の駆動突起は前記作動スクリューに係合して、前記作動スクリューに駆動されて回転することができる。
これらの技術的手段において、第3の伝動軸の下端面に1つ以上の第2の駆動突起が設けられてもよく、これによって第2の駆動突起と作動スクリューの上端の側部との係合により、第3の伝動軸と作動スクリューとの駆動可能な接続を実現することができる。当然ながら、第3の伝動軸はその他の構造を介して作動スクリューとの駆動可能な接続を実現することもできる。
上記いずれかの技術的手段において、好ましくは、前記第3の送り出し部材と前記第3の伝動軸はセパレート型の構造であるか、前記第3の送り出し部材と前記第3の伝動軸が一体型の構造である。
これらの技術的手段において、第3の送り出し部材と第3の伝動軸はセパレート型の構造であり、例えば、2つの部品であってもよい。これによって第3の送り出し部材及び第3の伝動軸における各部品に対して単独で修理及び交換を行うことが可能になる。当然ながら、別の技術的手段において、第3の送り出し部材と第3の伝動軸が一体型の構造であってもよく、これによって第3の送り出し部材と第3の伝動軸との接続の強度を向上させて、第3の送り出し部材及び第3の伝動軸は損傷しにくくなるだけでなく、第3の送り出し部材と第3の伝動軸とのシームレスな接続を実現でき、これによって第3の送り出し部材と第3の伝動軸との間に隙間が形成されることが防止され、洗浄しやすくもなる。
上記いずれかの技術的手段において、好ましくは、前記第3の伝動軸に第2の位置決め凹溝及び第2の位置決め突起のうちの一方が設けられ、前記作動スクリューに第2の位置決め凹溝及び第2の位置決め突起のうちの他方が設けられ、前記第2の位置決め突起は前記第2の位置決め凹溝内に挿入されて、前記作動スクリューに対して位置決めを行うことができる。ただし、前記第2の位置決め凹溝内に第3の耐摩耗部材が設けられる。
これらの技術的手段において、作動スクリューの上端面に第2の位置決め突起又は第2の位置決め凹溝が設けられ、第3の伝動軸の下端に第2の位置決め突起又は第2の位置決め凹溝が対応して設けられてもよく、これによって第2の位置決め突起、第2の位置決め突起と位置決め軸との係合により作動スクリューの位置決めを実現でき、さらには作動スクリューの取付け後の安定性を向上させ、作動スクリューの揺動を低減することができる。第2の位置決め凹溝内に第3の耐摩耗部材を設けることにより、第2の位置決め突起と第2の位置決め凹溝との相互摩耗を軽減することができる。
上記いずれかの技術的手段において、好ましくは、前記第3の供給補助装置は前記供給筒内に取り外し可能に取り付けられるか、又は前記第3の供給補助装置は前記供給筒内に配置され、且つ、前記第3の供給補助装置の保管座と前記供給筒の側壁が一体型の構造であるか、又は前記供給筒の内側壁に第3の係止部が設けられ、前記保管座の外側壁に第4の係止部が設けられ、前記保管座は前記第3の係止部と前記第4の係止部との係合により前記供給筒内に係止して取り付けられる、且つ/又は、前記保管空間の側壁は前記保管空間の開口から前記保管空間の底部にかけて前記保管空間内に傾斜して設けられる。
これらの技術的手段において、第3の供給補助装置が供給筒内で、作動スクリューの上方に取り付けられるのが好ましく、これによって供給筒を介して第3の供給補助装置の取付けを実現することができる。また、それを供給筒内に取り付けることで、供給筒を利用して第3の供給補助装置内の食材が飛び出すことを防止でき、食材の浪費が防止される。また、第3の供給補助装置の保管座と供給筒は一体型の構造として設けられてもよいし、第3の供給補助装置の保管座が供給筒内に取り外し可能に取り付けられてもよい。供給筒とカップボディが大きなカップとして合体される場合、第3の供給補助装置が供給筒内に取り外し可能に取り付けられるのが好ましい。
さらに、好ましくは、保管座の外側壁に第4の係止部が設けられ、供給筒の内側壁に第3の係止部が設けられてもよく、これによって第3の係止部と第4の係止部との係合により、第3の供給補助装置は供給筒内に係止して取り付けられることが可能になる。このような構成によれば、第3の供給補助装置は供給筒内から自由に取り外すことができ、第3の供給補助装置の洗浄に便利であり、第3の供給補助装置の修理にも有利である。
上記いずれかの技術的手段において、好ましくは、前記食物調理カップは、前記カップボディと前記作動スクリューとの間に設けられるストレーナーをさらに含む。ただし、前記供給筒の内側壁には、前記ストレーナーの前記供給筒に近い側の一端に対応して位置決め段差面が設けられ、前記位置決め段差面は前記ストレーナーに係合して、前記ストレーナーに対して位置決めを行うために用いられる。
これらの技術的手段において、食物調理器は単一のカップボディと単一の作動スクリューとからなる食物調理器である場合、カップボディと作動スクリューとの間にストレーナーが設けられてもよく、これによってストレーナーを利用して食材の粉砕後、ジュースと残渣の分離を実現することができる。さらに、供給筒の内側壁にストレーナーの上端面に対応して位置決め段差面が設けられてもよく、これによって位置決め段差面を利用してストレーナーを押えて、ストレーナーを軸方向に位置決めして取り付けることを実現でき、これによってストレーナーをより確実に取り付けることができる。
上記いずれかの技術的手段において、好ましくは、食物調理器は圧力解放孔と、圧力解放栓をさらに含む。圧力解放孔は、前記カップボディ、前記食材供給アセンブリー及び前記残渣受入れ装置のうちのいずれか一つ以上に設けられ、前記密閉空間に連通可能である。圧力解放栓は、前記圧力解放孔に取り付けて、前記圧力解放孔を開放又は密閉させることができる。
これらの技術的手段において、カップボディ、食材供給アセンブリー及び残渣受入れ装置のうちのいずれか一つ以上に密閉空間に連通する圧力解放孔が設けられ、圧力解放栓を介して圧力解放孔の開放又は密閉を実現することができる。このような構成において、食物調理器の起動前、圧力解放栓を閉じて、圧力解放孔を密閉させることで、カップボディの内部、食材供給アセンブリー及び残渣受入れ装置の内部を完全に密閉させ、抽気アセンブリーによって真空引きを行うことができ、さらには実質的に真空又は真空に近い状態において食材の加工を実現でき、食材の酸化が防止される。食材の加工終了後、圧力解放栓によって圧力解放孔を開放させ、食物調理器の内部を外部環境に連通することにより、カップボディ、食材供給アセンブリー及び残渣受入れ装置内の負圧を次第に解消させ、容易でかつ迅速に圧力解放を実現することができる。当然ながら、別の実施例において、その他の方式によって圧力解放を行ってもよく、例えば、抽気アセンブリーを介して内部に空気を輸送して、圧力解放を実現する。
上記いずれかの技術的手段において、好ましくは、前記抽気アセンブリーは、抽気ポンプと、抽気通路とを含む。抽気通路は、その一端が前記抽気ポンプに接続され、前記抽気通路の他端は前記密閉空間に連通する。
これらの技術的手段において、抽気ポンプを利用して空気を抜き出すことを実現でき、抽気通路は気体の排出を実現するために用いられる。
上記いずれかの技術的手段において、好ましくは、前記抽気アセンブリーは、前記抽気ポンプの出口に接続され、排気するための排気通路と、前記排気通路に設けられる騒音低減装置とをさらに含む。
これらの技術的手段において、排気通路を設けて排気を行うことができる。ただし、排気通路は排気管であるのが好ましい。騒音低減装置は抽気アセンブリーの騒音を低減して、使用者の体験を向上させることができる。
上記いずれかの技術的手段において、好ましくは、前記抽気ポンプは前記ベースアセンブリー、前記カップボディ及び前記食材供給アセンブリーのうちのいずれか一つに設けられるか、又は前記抽気ポンプは前記ベースアセンブリー、前記カップボディ及び前記食材供給アセンブリーに対して独立して設けられる。
これらの技術的手段において、抽気ポンプは任意の位置に設けることができる。具体的には、例えばベースアセンブリーに、カップボディに、又は食材供給アセンブリーに設けられる。当然ながら、抽気ポンプはベースアセンブリー、カップボディ及び食材供給アセンブリーに対して独立して設けられてもよく、即ち抽気ポンプはベースアセンブリー、カップボディ及び食材供給アセンブリーの外部に設けられてもよい。
上記いずれかの技術的手段において、好ましくは、前記抽気通路は抽気管である。
これらの技術的手段において、抽気通路は抽気管であるのが好ましい。当然ながら、抽気通路は食物調理器のハウジングに設けられるその他の通路構造であってもよい。
上記いずれかの技術的手段において、好ましくは、前記抽気ポンプは電動ポンプ又は手動ポンプ又は足踏みポンプである。
これらの技術的手段において、抽気ポンプは電動ポンプであるのが好ましく、これによって電力で抽気ポンプを駆動して抽気を行うことができ、手動で抽気する必要がない。当然ながら、抽気ポンプは手動ポンプ又は足踏みポンプであってもよい。
上記いずれかの技術的手段において、好ましくは、前記抽気ポンプは真空ポンプである。
これらの技術的手段において、抽気ポンプは真空ポンプであるのが好ましい。真空ポンプは通常の装置であり、入手しやすいだけでなく、真空ポンプの真空引き能力に優れるため、食物調理器の内部の大量の空気を抜き出して、食材を加工する時、カップボディ内の真空状態を保持することができる。
上記いずれかの技術的手段において、好ましくは、前記カップボディに第1の残渣出口が設けられ、前記残渣受入れ装置は前記第1の残渣出口に気密に接続される場合、前記残渣受入れ装置は、残渣受入れカップと、残渣受入れカップ蓋と、第2の密閉部材とを含む。残渣受入れカップは、取り外し可能に前記第1の残渣出口に気密に取り付けられ、前記残渣受入れカップの側壁に残渣入口が設けられ、前記残渣入口と前記第1の残渣出口は相互に連通する。残渣受入れカップ蓋は、前記残渣受入れカップの開放端に気密に蓋設される。第2の密閉部材は、前記残渣受入れカップカバーと前記残渣受入れカップとの接続部に設けられ、前記残渣受入れカップカバーを前記残渣受入れカップに気密に接続させるために用いられる。ただし、前記残渣受入れカップ及び前記カップボディのうちの一方に取付け柱が設けられ、前記残渣受入れカップ及び前記カップボディのうちの他方に取付けスリーブが設けられ、前記残渣受入れカップは前記取付け柱と前記取付けスリーブとの係合により取り外し可能に前記第1の残渣出口に気密に取り付けられる。
これらの技術的手段において、カップボディに第1の残渣出口が設けられ、残渣受入れ装置がカップボディの外部に取り付けられる場合、残渣受入れ装置を残渣受入れカップと残渣受入れカップ蓋とを含む構造として設けるのが好ましく、これによって残渣受入れカップを用いて残渣の受け入れを行い、残渣受入れカップ蓋によって残渣受入れカップの開放と閉鎖を実現することができる。残渣受入れカップはカップボディに取り外し可能に接続されるため、残渣受入れカップをカップボディから取り外して、残渣の取り出し又は洗浄などの加工を行うことが可能になる。また、残渣受入れカップ及びカップボディのうちの一方に取付けスリーブが設けられ、他方に取付け柱が設けられてもよく、これによって取付けスリーブと取付け柱を嵌着して取り付けることで、残渣受入れカップとカップボディとの取り外し可能な取付けを実現することができる。また、取付けスリーブと取付け柱との間に第2の密閉部材が設けられてもよく、これによって取付けスリーブと取付け柱は気密に接続されることが可能になる。
当然ながら、残渣受入れ装置はその他のタイプの構造であってもよく、例えば、残渣受入れ袋、又はその他の内部空間を有する構造である。
上記いずれかの技術的手段において、好ましくは、食物調理器は、前記第1の残渣出口に設けられ、前記第1の残渣出口での残渣排出圧力を調整するための残渣排出圧力調整アセンブリーをさらに含む。
これらの技術的手段において、第1の残渣出口に残渣排出圧力調整アセンブリーが設けられてもよく、これによって残渣排出圧力調整アセンブリーを介して第1の残渣出口での残渣排出圧力を調整して、残渣排出圧力を合理的に制御することができ、食品の残渣が排出される前により一層押圧されて、ジュースと残渣の分離はより徹底的に行われる。ただし、具体的には、残渣排出圧力調整アセンブリーは一つの圧力レベルのみを有してもよく、即ち残渣排出圧力は一定値であり、食物調理器の組み立て完了後、使用者は残渣排出圧力を変更できない。当然ながら、残渣排出圧力調整アセンブリーは複数の圧力レベルを有してもよく、即ち残渣排出圧力は複数のレベルの値を含み、実際に操作する過程で、使用者は残渣排出圧力調整アセンブリーを操作して、食物調理器に複数の残渣排出圧力を設定し、これによって加工される食材が異なるとき、食材の種類、使用者のニーズに応じて自由に残渣排出圧力を調整することができ、これによって使用者の多くのニーズをより一層満足させることができる。一方、食材の種類によって残渣排出圧力を合理的に調整し、例えば葡萄などの軟質な食材は、過度に押圧されると、栄養の損失、口当たりなどの食感の低下などが生じることが防止され、例えばサトウキビ、ショウガ、ニンジンなど、粗繊維を含む食材は押圧されるのが不充分であるため、ジュースの量が不足する状況も防止され、食材の栄養及び口当たりなどの食感を保持するとともに、食物調理器で得たジュースの量を増やすことができる。ただし、好ましくは、シリコーンからなる減衰材によって残渣排出圧力を調整することができる。残渣排出圧力調整アセンブリーの具体的な構造としては従来の低速ジュースマシン、ジューサーなどに用いる残渣排出圧力を調整するための構造としてもよい。
上記いずれかの技術的手段において、好ましくは、前記食材供給アセンブリーの一端は取り外し可能に前記カップボディの開放端内に係止して取り付けられる。
これらの技術的手段において、食材供給アセンブリー、例えば供給筒の下端に第1の係止部が設けられ、カップボディの上端の内側壁に第1の係止部に係合可能な第2の係止部が設けられてもよく、これによって第1の係止部と第2の係止部との係合により食材供給アセンブリーの一端はカップボディの開放端内に密閉して取り付けられることが可能になる。
上記いずれかの技術的手段において、好ましくは、前記カップボディは粉砕カップと、押圧カップとを含み、前記食材供給アセンブリーは前記粉砕カップの開口端に気密に蓋設され、前記粉砕カップの他端に連通口が設けられ、前記押圧カップと前記粉砕カップは前記連通口を介して連通する。前記作動スクリューは、前記粉砕カップ内に取り付けられる粉砕スクリューと、前記押圧カップ内に取り付けられる押圧スクリューとを含む。ただし、前記カップボディに第1の残渣出口が設けられ、前記残渣受入れ装置は前記第1の残渣出口に気密に接続される場合、前記第1の残渣出口が前記押圧カップに設けられ、前記残渣受入れ装置と前記押圧カップは前記第1の残渣出口を介して連通する。ただし、前記ベースアセンブリーに第1の駆動軸と、第2の駆動軸とが設けられ、前記第1の駆動軸は前記粉砕スクリューに駆動可能に接続され、前記粉砕スクリューを駆動して食材を粉砕させるために用いられ、前記第2の駆動軸は前記押圧スクリューに駆動可能に接続され、前記押圧スクリューを駆動して食材を押圧させてジュースと残渣を分離するために用いられる。
これらの技術的手段において、食材が粉砕カップに入ると、粉砕スクリューは第1の駆動軸に駆動されて粉砕カップの側壁とともに食品を粉砕し、粉砕された食材は粉砕スクリューの作用によって押圧カップに入り、押圧スクリューは第2の駆動軸に駆動されて食材を押圧して、ジュースと残渣を分離させる。当該技術的手段において、食材を粉砕する過程とジュースを絞り出し残渣を排出する過程は別々に行われ、粉砕する過程では、ジュースを絞り出し残渣を排出する必要がないため、粉砕カップ内にストレーナー及び回転ブラシなどの部材を設ける必要がなく、粉砕カップ内の食材は粉砕カップ及び粉砕スクリューの両方の作用によって粉砕される。ジュースを絞り出し残渣を排出する過程で押圧スクリューは実質的に水平に設けられてもよく、即ちジュース絞り出し・残渣排出システムは横型の構造として設けられてもよく、これによって食品のジュースと残渣を分離させることが容易になる。このような構成によれば、食物調理器で十分なジュースを得ることが保証され、ストレーナー、回転ブラシなどの部材の使用が避けられ、これによって食物調理器の構造がシンプルで且つ取り付けやすくなり、ストレーナーの設置が不要であるため、使用者が洗浄する時難度が下がり、使用者の体験が向上する。
上記いずれかの技術的手段において、好ましくは、前記押圧カップの軸線と前記粉砕カップの軸線は75°以上且つ180°以下の夾角をなすか、又は前記押圧カップの軸線と前記粉砕カップの軸線は90°以上且つ135°以下の夾角をなす。
当該技術的手段において、食材が押圧カップから粉砕カップに入ることができる範囲で、押圧カップと粉砕カップは夾角をなして設けられてもよい。ただし、好ましくは、押圧カップの軸線と粉砕カップの軸線は75°以上且つ180°以下の夾角をなし、即ち押圧カップは水平に設けられるか又は下向きに傾斜して設けられ、これによって食材が押圧カップに入った時、又は押圧カップ内で第1の残渣出口に流動する時、少なくとも食材の重力に逆らう必要がないため、食材がより順調に流動する。さらに、押圧カップの軸線と粉砕カップの軸線は90°より大きく且つ135°以下の夾角をなす。このような構成によれば、食材は押圧スクリューの押圧力により流出するほかに、食材自体の重力によって流出するため、食材の流動速度を上げ、ジュースがより速く流出するとともに、食材に対して充分な押圧を行って、より多くのジュースを得ることができる。また、このような構成によれば、縦型の構造と横型の構造を組み合わせることで、食物調理器は縦型の構造の粉砕効果に優れるという利点を有するだけでなく、横型の構造の充分に押圧することができるという利点を有し、食材を充分に粉砕しながら、充分に押圧することができ、より多くのジュースを得ることができる。
さらに、好ましくは、押圧カップの軸線と粉砕カップの軸線は90°の夾角をなす。
好ましくは、前記押圧スクリューの軸線と前記粉砕スクリューの軸線は75°以上且つ180°以下の夾角をなすか、又は前記押圧スクリューの軸線と前記粉砕スクリューの軸線は90°以上且つ135°以下の夾角をなす。このような構成によれば、押圧カップは水平に設けられるか、下向きに傾斜して設けられ、これによって食材が押圧カップに入った時、又は押圧カップ内で第1の残渣出口に流動する時、少なくとも食材の重力に逆らう必要がないため、食材がより順調に流動する。
さらに、好ましくは、前記押圧スクリューの軸線と前記粉砕スクリューの軸線は90°の夾角をなす。
好ましくは、ベースアセンブリーはベースと、ハウジングアセンブリーとをさらに含み、前記ハウジングアセンブリーは前記ベースに取り付けられる。
上記いずれかの技術的手段において、好ましくは、前記カップボディに第1の残渣出口が設けられ、前記残渣受入れ装置は前記第1の残渣出口に気密に接続される場合、食物調理器は第1の圧力解放通路と、第2の圧力解放通路と、第5の密閉部材とをさらに含む。第1の圧力解放通路は、その一端が前記カップボディに連通し、前記第1の圧力解放通路の他端は外部環境に連通する。第2の圧力解放通路は、その一端が前記残渣受入れ装置に連通し、前記第2の圧力解放通路の他端は外部環境に連通する。第5の密閉部材は、前記第1の圧力解放通路の外部環境に連通する一端及び前記第2の圧力解放通路の外部環境に連通する一端に取り付けられ、前記第1の圧力解放通路及び前記第2の圧力解放通路を開放又は閉鎖させるために用いられる。
これらの技術的手段において、残渣受入れ装置がカップボディの外部に設けられる場合、カップボディに連通する第1の圧力解放通路が設けられ、第1の圧力解放通路を介して真空搾汁終了後、カップボディの圧力解放を行うことができ、残渣受入れ装置に連通する第2の圧力解放通路が設けられ、第2の圧力解放通路を介して真空搾汁終了後、残渣受入れ装置の圧力解放を行うことができ、第5の密閉部材は第1の圧力解放通路及び第2の圧力解放通路の外部環境に連通する一端に気密に接続され、これによって第5の密閉部材の開閉により、第1の圧力解放通路及び第2の圧力解放通路が外部環境に連通するかどうかを制御することができ、これによって真空搾汁する時、第1の圧力解放通路及び第2の圧力解放通路が閉鎖され、カップボディの密閉が保証され、搾汁終了後、第5の密閉部材を開放して第1の圧力解放通路及び第2の圧力解放通路を開放させることができ、これによってカップボディ及び残渣受入れ装置の両方の圧力解放を同時に行うことができる。このような構成において、カップボディ及び残渣受入れ装置の両方に対応する圧力解放通路が設けられているため、圧力解放の際、カップボディ及び残渣受入れ装置の圧力解放をそれぞれ行うことができ、これによってカップボディの第1の残渣出口に食品の残渣が詰まっているかどうかに関らず、残渣受入れ装置は直ちに圧力解放することができ、これによって搾汁終了後、残渣受入れ装置を容易に取り外して残渣の取り出し又は洗浄などの加工を行うことができ、さらには食品の残渣が残渣受入れ装置に詰まるため直ちに圧力解放できないことに起因する一連の問題を解決でき、さらには食物調理器全体の性能を高め、使用者の体験を向上させることができる。
上記いずれかの技術的手段において、好ましくは、前記第1の圧力解放通路の外部環境に連通する一端と前記第2の圧力解放通路の外部環境に連通する一端が合体して一つの通路が形成される。前記カップボディの側壁内に接続通路が設けられ、前記接続通路の一端は前記第1の残渣出口に延伸して、前記第1の残渣出口に連通し、前記接続通路の内側壁に前記カップボディに連通する第2の貫通孔が設けられ、前記接続通路の外側壁に第3の貫通孔が設けられ、前記第5の密閉部材は開放又は密閉可能に前記第3の貫通孔に取り付けられる。
これらの技術的手段において、第1の圧力解放通路及び第2の圧力解放通路の外部環境に連通する一端、即ち気体を取り入れる端を合体して一つの通路にするのが好ましく、これによって第5の密閉部材を設けるだけで第1の圧力解放通路及び第2の圧力解放通路の同時開放又は同時閉鎖を実現でき、カップボディ及び残渣受入れ装置を閉鎖して真空搾汁を行う時、第5の密閉部材を所定の位置に取り付ければよく、圧力解放の際、当該第5の密閉部材を開放させればよいため、使用者が搾汁及び圧力解放する時の操作を容易にし、使用者が食物調理器を使用する時の作業量を減らし、使用者の体験を向上させることができる。
また、好ましくは、カップボディの側壁内に接続通路を設けることで、第1の圧力解放通路の外部環境に連通する一端及び第2の圧力解放通路の外部環境に連通する一端を合体して一つの通路にしてもよい。具体的には、接続通路の一端が第1の残渣出口に連通することで、接続通路は残渣受入れ装置に連通し、接続通路の側壁に第2の貫通孔が設けられ、これによって接続通路はカップボディに連通し、これによって接続通路を第1の圧力解放通路及び第2の圧力解放通路の共通する通路として使用でき、カップボディ及び残渣受入れ装置は当該接続通路を介して同時に閉鎖及び圧力解放を行うことができる。接続通路の外側壁における第3の貫通孔は接続通路の外部環境に連通する吸気口であり、これによって第3の貫通孔の開放と閉鎖により、カップボディ及び残渣受入れ装置を同時に密閉するか又は同時に圧力解放することができる。
無論、その他の構造によって第1の圧力解放通路の外部環境に連通する一端及び第2の圧力解放通路の外部環境に連通する一端を合体して一つの通路にすることを実現することもできる。例えば、カップボディの側壁内に1つの入口と、2つの出口とを含む分流管が埋設されてもよく、これによって当該分流管を介してカップボディ及び残渣受入れ装置の圧力解放を同時に実現することができる。
上記いずれかの技術的手段において、好ましくは、前記第5の密閉部材は密閉栓であり、前記食物調理器は弁棒と、リターンスプリングとをさらに含む。前記弁棒は、その一端が前記第3の貫通孔内に挿入して取り付けられ、前記第3の貫通孔の軸線に沿って移動でき、前記弁棒の他端は前記カップボディの外部に配置され、前記密閉栓は前記弁棒の前記カップボディの外部に位置する一端に外嵌され、前記弁棒の作用により前記第3の貫通孔に気密に取り付けられるか、又は前記第3の貫通孔を開放させることができる。リターンスプリングは、前記カップボディ内又は前記接続通路内に設けられ、前記弁棒に接続され、前記弁棒が移動した場合前記弁棒を復帰させるために用いられる。
これらの技術的手段において、第5の密閉部材は密閉栓として、例えば、ゴム栓又はシリコーン栓として設けられてもよい。これによって密閉栓を介して第3の貫通孔の開放と閉鎖を実現でき、さらには圧力解放通路全体の開放と閉鎖を実現することができる。弁棒は密閉栓の取付けを実現し、さらに、第3の貫通孔の軸方向に沿って密閉栓を連動させることを実現するために用いられ、これによって弁棒の移動により密閉栓の開放と閉鎖を実現することができる。リターンスプリングは圧力解放完了後、弁棒を復帰させるために用いられ、これによって弁棒及び密閉栓は圧力解放後、自動的に初期位置に復帰して、第3の貫通孔の密閉を実現する。このような構成において、圧力解放後、弁棒は自動的に復帰するため、使用者が特に第3の貫通孔を閉鎖させる必要がなく、使用者の作業量を減らすことができ、また、使用者が次回の搾汁時、弁棒を復帰させるのを忘れて食物調理器が密閉されず、真空搾汁ができないことも防止される。
上記いずれかの技術的手段において、好ましくは、前記弁棒の前記第3の貫通孔内に挿入された一端は前記第2の貫通孔に挿入されて前記カップボディ内に延在し、前記第2の貫通孔の内側壁に雌ねじが設けられ、前記弁棒の前記第2の貫通孔に係合した側壁に雄ねじが設けられ、前記弁棒は前記雄ねじと前記雌ねじが係合することで前記第2の貫通孔内に取り付けられる。
これらの技術的手段において、好ましくは、第2の貫通孔に雌ねじが設けられ、弁棒の第2の貫通孔にフィットする側壁に雄ねじが対応して設けられてもよく、これによって弁棒はねじ山で接続する方式によりカップボディに取り付けられ、さらには回転することで弁棒の出し入れを実現し、弁棒の第3の貫通孔の軸方向に沿う往復移動を実現し、これによって密閉栓による第3の貫通孔の開放と閉鎖を実現する。このような構成によれば、ねじ山で接続する方式により弁棒をカップボディに容易に取り付けることができ、これによって密閉栓による第3の貫通孔の開放・閉鎖操作を容易に実現でき、さらには食物調理器全体の構造がシンプルになる。
上記いずれかの技術的手段において、好ましくは、前記弁棒の前記第3の貫通孔内に挿入された一端は前記第2の貫通孔に挿入されて前記カップボディ内に延在し、前記弁棒の前記カップボディ内に延在する一端の端部に第2の取付け溝が設けられ、前記接続通路の内側壁に第4の貫通孔がさらに設けられ、前記リターンスプリングはトーションスプリングであり、前記トーションスプリングは前記弁棒の前記カップボディ内に延在する一端に外嵌して取り付けられ、前記トーションスプリングの第1のトーションスプリングアームは前記第2の取付け溝内に取り付けられ、前記トーションスプリングの第2のトーションスプリングアームは前記第4の貫通孔内に挿入して取り付けられ、前記第4の貫通孔の軸方向に沿って摺動することができる。
これらの技術的手段において、弁棒は第3の貫通孔内に延在し、第1の貫通孔を貫通してカップボディ内に入るのが好ましく、リターンスプリングはトーションスプリングであるのが好ましく、これによって弁棒が回転すると、トーションスプリングによって弁棒は自動的に復帰する。トーションスプリングが弁棒のカップボディ内に延在する一端に外嵌され、これによってトーションスプリングはカップボディ内に取り付けられることになり、トーションスプリングの取付けをより容易に実現することができる。弁棒の端部に第2の取付け溝が設けられているため、当該第2の取付け溝と第1のトーションスプリングアームとの係合によりトーションスプリングの固定を実現でき、これによってトーションスプリングが弁棒に連れられて回転することが防止され、第4の貫通孔は第2のトーションスプリングアームを固定及びガイドするために用いられ、これによって弁棒が回転する時、トーションスプリングに正常にねじり変形が生じることにより、弾性エネルギーが蓄積され、これによって弁棒を離したら、弁棒は弾性エネルギーの作用により初期位置に復帰する。
上記いずれかの技術的手段において、好ましくは、前記弁棒の前記カップボディの外部に位置する一端に押さえ板が設けられ、前記押さえ板によって前記密閉栓は前記第3の貫通孔に押え付けて取り付けられ、前記押さえ板に操作ハンドルが設けられる。
これらの技術的手段において、弁棒の末端に押さえ板を設けることで、押さえ板によって密閉栓は第3の貫通孔に押え付けられ、これによって密閉栓によって第3の貫通孔の確実な密閉を行うことができる。押さえ板に操作ハンドルが設けられているため、使用する時、直接操作ハンドルを介して弁棒の回転を実現でき、使用者が操作しやすくなる。
上記いずれかの技術的手段において、好ましくは、前記食物調理器は低速ジュースマシン又はジューサーである。当然ながら、食物調理器は低速ジュースマシン及びジューサー以外のその他の構造であり、例えば、果汁搾汁機、高速ブレンダーなどであってもよい。
本願の付加的な態様及び利点は、次の説明の部分に示す。それは次の説明によって明らかになり、本願を実施することで理解される。
本発明に係る上記の及び/又は附加的な態様及び利点は、下記の図面と結び付けて実施例を説明する過程で明瞭で理解しやすいものになる。
本発明の上記の目的、特徴及び利点の理解を深めるために、次に、図面及び具体的な実施形態と結び付けて本発明をより詳細に説明する。なお、矛盾が生じない限り、本願の実施例及び実施例に係る特徴は互いに組み合わせることができる。
下記の説明において本発明の充分な理解のために多くの具体的かつ詳細な内容を記載しているが、本発明はここで説明されているものと違う形態によって実施されてもよく、本発明の保護範囲は以下記載の具体的な実施例に限定されない。
次に、図1〜図38を参照して本発明の実施例に係る食物調理器を説明する。
図1〜図38に示すように、本発明の第1態様の実施例は、食物調理器を提供する。当該食物調理器は、ベースアセンブリー1と、食物調理カップ2と、食材供給アセンブリー3と、残渣受入れ装置4と、抽気アセンブリー5とを含む。ただし、食物調理カップ2は、ベースアセンブリー1に取り付けることができ、食物調理カップ2は、カップボディ22と、カップボディ22内に回転可能に取り付けられる作動スクリュー24とを含み、カップボディ22は、ジュースを収容するために用いることができ、ただし、カップボディ22に第1の残渣出口222が設けられるか、又はカップボディ22内に第2の残渣出口が設けられる。食材供給アセンブリー3は、カップボディ22の開口端に気密に取り付けられる。残渣受入れ装置4は、第1の残渣出口222に気密に接続され、食品の残渣を集めるために用いられるか、又は残渣受入れ装置4は、カップボディ22内に配置され、第2の残渣出口に接続され、食品の残渣を集めるために用いられる。カップボディ22と、食材供給アセンブリー3と、残渣受入れ装置4との間に互いに連通する密閉空間が形成される。抽気アセンブリー5は、密閉空間に連通することができ、密閉空間内の空気を抜き出すために用いられる。
本発明の実施例に係る食物調理器は、ベースアセンブリー1と、食物調理カップ2と、食材供給アセンブリー3と、残渣受入れ装置4と、抽気アセンブリー5とを含む。ただし、ベースアセンブリー1は、食物調理器全体に給電し、食物調理器全体の動作を制御するために用いられ、食物調理カップ2、食材供給アセンブリー3、残渣受入れ装置4などを支持してこれらを取り付けるために用いられる。食物調理カップ2は、カップボディ22と作動スクリュー24の協働により食材を粉砕し、ジュースと残渣を分離させるために用いられる。食材供給アセンブリー3は、食材の供給を実現するために用いられ、即ち食材を食物調理カップ2内に投入するために用いられ、抽気アセンブリー5は食材供給アセンブリー3と、抽気アセンブリー5と、残渣受入れ装置4とが形成する密閉空間の全体に対して抽気を行って、真空引きの目的を達成するために用いられる。このような構成において、まず、抽気アセンブリー5を起動して食物調理器内の空気を抜き出すことで、カップボディ22内を実質的に真空の状態にし、次に、作動スクリュー24を起動して食材の加工を行い、これによって実質的に真空の状態において食材の加工を実現でき、さらに、加工後の食品酸化を緩和して、食品の栄養損失を防止し、ジュースの色と口当たりなどの食感を維持することができる。また、本願において、カップボディ22の構造を合理的に設けることにより、カップボディ22を利用してジュースを集めることができ、これによってジュースを受け入れる構造をさらに設ける必要がなく、カップボディ22の構造を簡素化させ、食物調理器のコストを削減することができる。さらに、このような構成によれば、食物調理器で食品を加工する動作過程の全体において、ジュースをカップボディ22内に一旦保管することができ、搾汁しながらジュースを排出する必要がないため、食品を加工する過程の全体において、従来技術のように、ジュース出口224を開放させてジュースを取り出す必要がなく、外部環境の空気は食品を加工する過程の全体においてジュース出口224を介してカップボディ22に入ることができず、カップボディ22内の密閉性能が向上し、これによって常にカップボディ22の内部の真空状態を維持することができる。さらに、このような構成において、カップボディ22にさらにジュース受入れカップを気密に取り付けるという構成に比べ、既存のカップボディ22を利用してジュースを集めることができるため、カップボディ22の利用率を向上させるとともに、食物調理器の構造を簡素化させ、食物調理器の加工コストを削減することができる。また、カップボディ22を利用してジュースを集める場合、圧搾完了後、密閉空間内の酸素含有量が低く、ジュースの鮮度保持効果がより一層保証される。使用者が飲用したい時ジュースを取り出せばよいため、飲用者が新鮮なジュースを飲用することができる。残渣受入れ装置4を設けているため、残渣受入れ装置4は食物調理カップ2と一体的に取り付けるか、又は残渣受入れ装置4を直接カップボディ22内に設けることができ、これによって食品を加工する過程の全体において、残渣出口を開放する必要がなく、即ち食物調理器が残渣を排出する過程において、残渣出口222が常に密閉されている。従来技術において、食物調理器の外部に残渣を受け入れる部材をさらに設けるため、食物調理器で搾汁する過程の全体において、残渣出口が常に開放されていて、食物調理器内の酸素ガスが常に残渣出口を介して密閉空間に入り、ジュースの酸化が生じるのである。本願において、第1の残渣出口222に密閉して取り付けられる残渣受入れ装置4を設けるか、又は残渣受入れ装置4をカップボディ22内に設けることにより、食物調理器が動作する時、残渣出口の密閉を行う必要がなく、食品の残渣を集めることも実現でき、即ち本願によれば、食物調理器が動作する過程で、残渣出口が常に密閉されているため、外部環境の空気は食物調理器が動作する過程で密閉空間に入ることができず、真空の状態において食材の圧搾加工を実現でき、真空の状態においてジュースを集めることを実現でき、これによってジュースの酸化を顕著に緩和し、搾った後の食品の口当たりなどの食感を維持することができる。
作動スクリュー24の横断面積は作動スクリュー24のカップボディ22の口部に近い側の一端から作動スクリュー24の他端にかけて増加し、好ましくは漸次増加する。これによって、カップボディ22と作動スクリュー24との間の間隙はカップボディ22の開口から食物調理カップ2の底部にかけて漸次縮小し、食材に対する押圧力を漸次増大させることができ、食材は押圧されるほど、より押し潰され、より多くのジュースを得ることができる。
残渣受入れ装置4は、ジュースと残渣との分離後、食品の残渣を集めるために用いられる。残渣受入れ装置4は、図37に示すように、カップボディ22内に取り付けられてもよいし、図1〜図3に示すように、カップボディ22の外部に取り付けられてもよい。残渣受入れ装置4をカップボディ22内に設けることにより、残渣受入れ装置4をカップボディ22内に隠れて取り付けることができ、これによってカップボディ22の外部に取り付けられると不自然に見えることがなく、食物調理器の美観性が向上する。さらに、残渣受入れ装置4をカップボディ22内に取り付けると、一部の空間しか使用しないため、カップボディ22内の残りの空間を合理的に利用することができるため、空間の利用率が向上する。さらに、残渣受入れ装置4をカップボディ22内に取り付けると、残渣受入れ装置4とカップボディ22との間の接続構造を省略することができるため、カップボディ22と残渣受入れ装置4はよりシンプルな構造になる。さらに、残渣受入れ装置4をカップボディ22内に取り付けることにより、カップボディ22に残渣出口をさらに設ける必要がなく、これによってカップボディ22の密閉性能が向上する。これにより、食物調理器を真空の食物調理器として設置する場合、食物調理器の密閉性能を効果的に向上させ、食材の搾汁中と搾汁後の酸化の問題を顕著に緩和することができる。当然ながら、別の実施例において、カップボディ22に第1の残渣出口が設けられ、残渣受入れ装置4がカップボディ22の外部に取り付けられ、第1の残渣出口を介してカップボディ22内に連通してもよい。
上記の実施例において、好ましくは、図1〜図4、図32及び図33に示すように、ベースアセンブリー1は、駆動装置12と、制御装置14とを含む。駆動装置12は、作動スクリュー24に接続され、作動スクリュー24の回転を駆動するために用いられる。制御装置14は、駆動装置12と抽気アセンブリー5とに接続され、抽気アセンブリー5の抽気を制御するか、又は駆動装置12の動作を制御するために用いられる、且つ/又は、抽気アセンブリー5の抽気を制御し、抽気アセンブリー5の抽気完了後、駆動装置12が動作を開始するよう制御するために用いられる。
これらの実施例において、駆動装置12によって作動スクリュー24を駆動して、食材に対して粉砕、押圧などの加工を行うことができ、制御装置14は、駆動装置12及び抽気アセンブリー5の動作を制御するために用いられる。具体的には、制御装置14は、駆動装置12又は抽気アセンブリー5を単独で制御して単独で動作させてもよいし、まず抽気アセンブリー5が一定の時間で動作して、抽気操作を完了するように制御し、次に、駆動装置12を起動して動作させて、食品の加工を行ってもよい。抽気してから食品を加工する方式は、抽気が完了してからジュースと残渣の分離を行うことができるため、すべての食材の加工は実質的に真空の状態において行われることになり、これによって食材の酸化が生じにくく、食品の酸化が顕著に緩和される。逆に、抽気が完了する前に、食材の加工を行うのであれば、カップボディ22内にまだ空気が残留しているため、先に加工された食材は残留している空気によって酸化されやすく、一部の食材が酸化されることが生じてしまい、ジュースなどの酸化を顕著に緩和することができない。
上記いずれかの実施例において、好ましくは、食物調理器は予約装置をさらに含み、予約装置は、制御装置14に接続され、所定の時間後、制御装置14に駆動装置12及び抽気アセンブリー5の動作を制御させるために用いられる。
これらの実施例において、食物調理器に予約装置が設けられてもよく、これによって予約装置によって食物調理器の予約機能を実現でき、使用者の待ち時間を減少することができる。具体的には、例えば、予約装置は含む使用者の予約パラメータを収集するための収集装置と、予約パラメータに基づき計時を行うための計時装置とを含み、計時完了後、制御装置14が動作を開始する。
上記いずれかの実施例において、好ましくは、図3、図16及び図29に示すように、カップボディ22にジュース出口224が設けられ、ジュース出口224にはジュース出口蓋26が気密に蓋設され、ジュース出口蓋26は、ジュース出口224を開放又は閉鎖させるために用いられる。ただし、ジュース出口224とジュース出口蓋26との間に第1の密閉部材28がさらに設けられ、第1の密閉部材28はジュース出口蓋26とジュース出口224とを気密に接続されるために用いられる。
これらの実施例において、カップボディ22にジュース出口224が設けられ、ジュース出口224に第1の密閉部材28と、ジュース出口蓋26とが設けられてもよい。ただし、第1の密閉部材28及びジュース出口蓋26は、食物調理器が動作する過程でジュース出口224の密閉を実現するために用いられる。食品の加工完了後、使用者がジュースを利用したい場合、ジュース出口蓋26によってジュース出口224を開放させると、ジュース出口224からジュースを利用することができ、使用者がジュースを必要な量だけ利用した後、ジュース出口蓋26でジュース出口224を閉鎖させて、残りのジュースをカップボディ22内に密閉して保管することができ、残りのジュースの酸化を緩和することができる。
当然ながら、別の実施例において、ジュース出口224が設けられなくてもよく、食品の加工完了後、カップボディ22の口部よりジュースを直接取り出す。
上記いずれかの実施例において、好ましくは、(当該実施例の図に示されていない)カップボディ22にジュース出口224が設けられ、ジュース出口224に弁が設けられ、前記弁は、ジュース出口224の開放又は閉鎖を制御するために用いられる。
これらの実施例において、ジュース出口224に弁が設けられてもよく、これによって弁によってジュース出口224の開放と閉鎖を実現することができる。具体的には、例えば、ジュース出口224に蛇口のような弁が設けられてもよく、これによって蛇口を操作するように、ジュース出口224の即座な開閉を実現することができるため、ジュースをより素早くかつ便利に利用することができる。
上記いずれかの実施例において、好ましくは、図1〜図8及び図14〜図18に示すように、食材供給アセンブリー3は、供給筒32と、供給筒蓋34と、供給補助装置とを含む。供給筒32は、その一端がカップボディ22の開口端に気密に取り付けられる。供給筒蓋34は、供給筒32の他端に気密に蓋設され、供給筒32を開放又は閉鎖させるために用いられる。供給補助装置(具体的には第1の供給補助装置36又は第2の供給補助装置38であってもよい)は、供給筒32に取り付けることができ、食材の供給を補助するために用いられ、例えば、供給補助装置は供給筒32内に回転可能に取り付けられる。
これらの実施例において、供給筒32は、食材を供給するために用いられ、供給筒蓋34は、供給筒32の開口を密閉するために用いられる。好ましくは、供給筒32と供給筒蓋34との間に第3の密閉部材30が設けられてもよく、これによって第3の密閉部材30によって供給筒32と供給筒蓋34との密閉とを実現することができる。供給筒32内に回転可能な供給補助装置を設けることにより、供給補助装置の回転によって食材の供給を補助することを実現し、食材を供給する時の速度を制御し、食材が詰まることを防止することができる。具体的には、例えば、供給補助装置によって、予め食材を切削することを実現するか、又は供給補助装置を利用して、供給筒32内に予め保管していた食材をカップボディ22に押し込むなどの操作を行ってもよい。
上記いずれかの実施例において、好ましくは、図4、図5及び図33に示すように、食物調理器は、カバー72と、第4の密閉部材74とをさらに含む。カバー72は、供給筒32の外部に覆設して取り付けられ、カバー72の一端が開放し他端が閉鎖されており、カバー72の開放した一端はカップボディ22に取り付けられる。第4の密閉部材74は、カバー72とカップボディ22との接続部に設けられ、カバー72とカップボディ22との接続部が密閉して接続されるようにする。カップボディ22の外側壁に支持構造27が設けられ、カバー72の開放した一端は支持構造27に気密に取り付けられる。
これらの実施例において、カバー72は、供給筒32の外部に覆設され、且つ、カップボディ22に気密に取り付けられるため、供給筒32をカバー72内に密閉して覆うように設けられる。このような構成によれば、食物調理器の全体を密閉させて真空搾汁を行う時、カバー72がカップボディ22に気密に接続されてさえいれば、カップボディ22とカバー72が厳密に密閉した閉鎖空間を形成する。これによって真空搾汁する時、供給筒32の上端の開口を密閉する必要がなく、供給筒32とカップボディ22はセパレート型の構造である場合においても、供給筒32とカップボディ22との接続部に対して密閉する必要がなく、これによって密閉すべき箇所を減らし、密閉の難度を低減し、密閉効果を向上させることができ、これによって真空搾汁の効果をより一層顕著に向上させることができ、さらにはジュースの酸化をより一層顕著に緩和して、搾った後の食品の口当たりなどの食感を維持することができる。さらに、このような構成によれば、従来の食物調理器にカバー72をさらに設けるだけであるため、従来の食物調理器の構造形態を保持し、製造の難度を低減し、食物調理器の生産効率を上げることができ、真空搾汁を行う必要がない場合、カバー72を取り外す。その構造と使用方法は、従来のジュースマシンの使用方式と基本的に一致するため、食物調理器を用いて真空搾汁を行うこともできれば、通常の搾汁を行うこともできる。
また、カップボディ22の側壁に支持構造27が設けられてもよく、これによってカバー72はカップボディ22の一部をカバーし、カップボディ22の側壁上の支持構造27に気密に取り付けることができる。このような構成によれば、カバー72を支持構造27に気密に取り付けることにより、カップボディ22の上端の端面を、供給筒32を取り付けるために確保しておくことができる。これによって供給筒32及びカバー72をカップボディ22の異なる部位にそれぞれ固定して取り付けることができ、供給筒32とカバー72が互いに干渉するなどの状況が防止され、さらには食物調理器の全体はより合理的でコンパクトな構成になる。
上記いずれかの実施例において、好ましくは、図4、図5及び図33に示すように、カバー72の上壁と供給筒32のカップボディ22から遠い側の一端の端面との間に間隙が設けられる、且つ/又は、カバー72の側壁と供給筒32の側壁との間に間隙が設けられる。
これらの実施例において、カバー72の上壁と供給筒32のカップボディ22から遠い側の一端の端面との間に間隙が設けられる、且つ/又は、カバー72の側壁と供給筒32の側壁との間に間隙が設けられる。カバー72の上部及び側壁はいずれも供給筒32と直接接触せず、これによって圧搾時、供給筒32に加える力がアンバランスであるため変位が生じる場合、すぐにはカバー72に伝達されないため、カバー72の食物調理器全体に対する密閉に影響を与えず、これによってカバー72は常にカップボディ22と確実に密閉される。
上記いずれかの実施例において、好ましくは、カップボディ22の外側の壁面はカップボディ22の軸方向に沿って設けられる複数の第1の平面を含み、複数の第1の平面は、カップボディ22の周方向に沿って互いに離隔して設けられる。ただし、互いに隣接する2つの第1の平面は、第1の円弧面を介して接続される。
これらの実施例において、カップボディ22の外側の壁面は、カップボディ22の軸方向に沿って設けられる複数の第1の平面を含み、これによってカップボディ22は実質的に多角形に形成され、カップボディ22はより正方形に近いものになり、互いに隣接する2つの第1の平面は第1の円弧面を介して接続されるため、カップボディ22の側壁はより円滑につながって接続される。カップボディ22がより正方形に近いものであるため、従来の円形状又は円錐形状のカップより、正方形のカップボディ22であることによりカップボディ22と供給筒32及びカバー72との位置決めはより容易になる。円形状又は円錐形状は対称な構造であるため、取り付ける時、すぐにはカップの方向を決定して位置決めすることができず、使用者がその方向を決定して位置決めするために細心に観察する必要があるが、正方形のカップは長さ及び幅を利用して参照することができるものであるため、位置決めする時、その方向をより迅速かつ容易に決定して位置決めすることができ、さらにはカップボディ22と供給筒32及びカバー72との位置決めがより簡単で直感的なものになり、食物調理器はより使用しやくなる。
上記いずれかの実施例において、好ましくは、図4、図5及び図33に示すように、カバー72の上壁は円弧形である、且つ/又は、カバー72の上壁の外面の縁部に円弧状の面取りが施されている、且つ/又は、カバー72の側壁は、2つずつ対向して設けられ、カバー72の周方向に沿って均一に分布する4つの第2の円弧面を含み、且つ、4つの第2の円弧面は互いに離隔して設けられ、互いに隣接する2つの第2の円弧面は第3の円弧面を介して接続される。
これらの実施例において、カバー72の上壁は平面であってもよいし円弧面であってもよく、円弧面に設計するのが好ましい。このような構成において、カバー72は内部の負圧により変形が生じることが効果的に避けられるためである。具体的には、例えば、外壁によって押圧に対抗し、内壁によって引張に対抗することにより、食物調理器が動作する時、カバー72の変形を軽減し、真空負圧によりカバー72に加えられる力を低減することができる。また、カバー72の側壁を円弧形に設計してもよい。例えば、カバー72の前後左右の4つの面をいずれも第2の円弧面として設計し、前後左右の4つの隅部に4つの第3の円弧面を設けることにより、カバー72の側壁の耐圧能力を向上させ、カバー72の側壁の強度を向上させることができる。カバー72の上壁の外面の縁部に円弧状の面取りを施すことにより、カバー72の構造はより円滑になるため、カバー72全体の強度がより一層向上する。
上記いずれかの実施例において、好ましくは、カバー72の上壁は平面であり、カバー72の側壁はカバー72の周方向に沿って離隔して設けられる複数の第2の平面を含む。ただし、互いに隣接する2つの第2の平面は第4の円弧面を介して接続され、且つ、第4の円弧面はカバー72の上壁の中心を円心とする円弧面である。
これらの実施例において、カバー72の上部を平面に設計してもよく、これによってカバー72を透明に設計する場合、光線が平行に入射し、反射されて出射することが保証され、使用者がカバー72を介して観察する時、観察対象が変形して歪むように見えることが避けられる。使用者は観察時よりよい体験を得られる。また、カバー72のいくつかの側壁を実質的に平面に設計してもよく、光線が側壁より平行に入射し、反射されて出射することが保証され、使用者はカバー72を介して観察する時、観察対象が変形して歪むように見えることが避けられる。円弧面を設けることでカバー72の各平面の側壁はより円滑につながり、カバー72の構造もより一層円滑になり、側壁上の円弧面はカバー72の上壁の中心を円心とする円弧であるため、カバー72の上部より内部の搾汁過程を観察する時、観察対象の欠失や変形が生じないことがより一層保証される。この場合、カバー72の側壁は、円弧形又は円弧形に近い構造として設けるのが好ましく、これによってカバー72の構造はより円滑になり、カバー72の強度及び抗変形能力が向上する。
上記いずれかの実施例において、好ましくは、カバー72の各位置における壁厚が等しい、且つ/又は、カバー72は透明なものである、且つ/又は、カバー72の壁厚は2mm以上且つ4mm以下である、且つ/又は、カバー72は線対称な構造である、且つ/又は、カバー72の開放した一端の端面は弧形もしくは円弧形である。
これらの実施例において、カバー72の各位置における壁厚が等しいため、カバー72の各位置における力を受ける能力が一致し、力が均一に加わり、力が大きすぎて脆弱部が生じることが防止される。また、カバー72の各位置における壁厚が等しいことでカバー72の構造はよりシンプルになり、カバー72の加工はより容易になる。カバー72は透明なカバー72にするのが好ましく、具体的には、例えば、透明ポリカーボネート、アクリル樹脂などの透明な材料を利用してカバー72を加工する。これによって食物調理器が動作する時、使用者はカバー72を介してカバー72の内部の様子を見ることができ、使用者の使用体験が向上する。カバー72の壁厚が2mm以上且つ4mm以下であることにより、カバー72は厚すぎる又は薄すぎることはない。カバー72が線対称な構造であることにより、カバー72の構造をより一層シンプルにすることができ、カバー72の強度をより一層向上させることができる。カバー72の開放した一端の端面が弧形又は円弧形であることにより、カバー72の開放した一端の端面が円滑になり、カバー72の端面の密閉を行う時、カバー72と第1の密閉部材28がより一層密着し、密閉の効果が効果されるだけでなく、カバー72が密閉部材を穿刺することが防止される。
上記いずれかの実施例において、好ましくは、図1〜図17に示すように、供給補助装置は作動スクリュー24に駆動可能に接続され、作動スクリュー24の作用によって回転することができる。
これらの実施例において、供給補助装置は作動スクリュー24に駆動可能に接続されてもよく、これによって作動スクリュー24によって供給補助装置の駆動を実現でき、供給補助装置を駆動する機構をさらに設ける必要がなく、食物調理器の構造を簡素化させ、食物調理器のコストを削減することができる。当然ながら、供給補助装置は作動スクリュー24に接続されなくてもよく、この場合、さらに駆動部材を設けて供給補助装置の駆動を実現することができる。
上記いずれかの実施例において、好ましくは、図6〜図13に示すように、供給筒32内に取付け板322と、供給口324とが設けられ、取付け板322は供給筒32の内側壁に取り付けられ、取付け板322に第1の取付け孔3222が設けられ、供給補助装置の一端は取付け板322のカップボディ22から遠い側に配置され、作動スクリュー24は取付け板322のカップボディ22に近い側に配置され、第2の供給補助装置38の他端は第1の取付け孔3222内に挿入されて、作動スクリュー24に駆動可能に接続される。ただし、供給口324は取付け板322に設けられるか、又は供給口324は取付け板322と供給筒32の側壁とが取り囲んで形成される。
これらの実施例において、供給筒32内に取付け板322が設けられてもよく、これによって取付け板322によって供給補助装置を取り付ける時支持を実現することができる。一方、取付け板322によって一部の食材を保持することができる。さらに、取付け板322は供給補助装置とともに食材の切削を行うことができ、これによって予め食材を小片に加工することができる。具体的には、例えば、供給補助装置は回転する過程で、食材を連れて共に運動させることができるため、大型の食材を加工する場合、食材の一部が供給口324にひっかかっても、供給補助装置が引き続き回転するため、食材を供給補助装置と供給口324の縁部との間に押圧することができ、これによって食材に押圧力を加え、食材をすり潰して小片にすることで、食材に対する初歩的な加工を実現することができる。さらに、供給補助装置に切削ブレードが設けられてもよく、これによって切削ブレードによって食材の切削を実現することができる。ただし、供給口324は取付け板322に直接設けられてもよく、取付け板322と供給筒32の側壁とが取り囲んで形成されてもよい。
上記いずれかの実施例において、好ましくは、図6〜図13に示すように、供給補助装置は第1の供給補助装置36を含み、第1の供給補助装置36は第1の送り出し部材362と、第1の伝動軸364とを含む。第1の送り出し部材362は、取付け板322のカップボディ22から遠い側に回転可能に取り付けられ、第1の伝動軸364は、その一端が作動スクリュー24に駆動可能に接続され、第1の伝動軸364の他端は第1の取付け孔3222に挿入されてこれを貫通して第1の送り出し部材362に駆動可能に接続される。
これらの実施例において、取付け板322の上方に回転可能な送り出しプレート、送り出しバーなどの第1の送り出し部材362が設けられ、第1の伝動軸364を介して作動スクリュー24に駆動可能に接続されてもよく、これによって作動スクリュー24が回転する時、第1の送り出し部材362を連れて回転させることができ、供給筒32内に投入された食材は、第1の送り出し部材362に送り出しされて供給口324からカップボディ22内に入ることができる。大型の食材を加工する場合、食材の一部が供給口324にひっかかっても、第1の送り出し部材362が引き続き回転するため、食材は第1の送り出し部材362と供給口324の縁部との間に押圧され、これによって食材に押圧力を加え、食材をすり潰して小片にすることで、食材に対する初歩的な加工を実現することができる。さらに、第1の送り出し部材362に切削ブレードが設けられてもよく、これによって切削ブレードによって食材の切削を実現することができる。このように、第1の送り出し部材362を設けることで、食材の切削や送り出しなどの加工を実現でき、さらには食材を仕込む速度を上げ、供給筒32が詰まることを防止し、食材の加工効率を向上させることができる。
上記いずれかの実施例において、好ましくは、図6〜図13に示すように、第1の送り出し部材362に第1の貫通孔3622が設けられ、第1の伝動軸364の作動スクリュー24から遠い側の一端は第1の取付け孔3222、第1の貫通孔3622に順に挿入されてこれらを貫通し、第1の供給補助装置36は、第1の伝動軸364の第1の貫通孔3622から延出する一端に取り付けられるエンドキャップ366をさらに含む。
これらの実施例において、第1の送り出し部材362を第1の貫通孔3622を介して第1の伝動軸364の第1の取付け孔3222から延出する一端に外嵌するように取り付け、且つ、第1の送り出し部材362を貫通すようにしてもよく、これによって第1の送り出し部材362は第1の伝動軸364により確実に取り付けられる。エンドキャップ366を設けることで、第1の伝動軸364の上端を第1の送り出し部材362の上側に限定することができ、これによって第1の伝動軸364が第1の貫通孔3622から脱出することが防止され、さらには第1の送り出し部材362と第1の伝動軸364はより確実に接続される。
上記いずれかの実施例において、好ましくは、図6〜図13に示すように、第1の伝動軸364に少なくとも1つ第1の駆動突起3644が設けられ、第1の駆動突起3644は作動スクリュー24に係合して、作動スクリュー24に駆動されて回転することができる。
これらの実施例において、第1の伝動軸364の下端面に1つ以上の第1の駆動突起3644が設けられてもよく、これによって第1の駆動突起3644と作動スクリュー24の上端の側部との係合により、作動スクリュー24との駆動可能な接続を実現することができる。当然ながら、第1の伝動軸364はその他の構造を介して作動スクリュー24との駆動可能な接続を実現することもできる。
上記いずれかの実施例において、好ましくは、図6〜図13に示すように、第1の送り出し部材362と第1の伝動軸364はセパレート型の構造であるか、又は第1の送り出し部材362と第1の伝動軸364が一体型の構造である。
これらの実施例において、第1の送り出し部材362と第1の伝動軸364はセパレート型の構造であり、例えば、2つの部品であってもよい。これによって、第1の送り出し部材362及び第1の伝動軸364における各部品に対して単独で修理又は交換を行うことが可能になる。当然ながら、別の実施例において、第1の送り出し部材362と第1の伝動軸364が一体型の構造であってもよく、これによって第1の送り出し部材362と第1の伝動軸364との接続の強度を向上させて、第1の送り出し部材362及び第1の伝動軸364が損傷しにくくなるだけでなく、第1の送り出し部材362と第1の伝動軸364とのシームレスな接続を実現でき、これによって第1の送り出し部材362と第1の伝動軸364との間に隙間が形成されることが防止され、洗浄しやすくもなる。
好ましくは、第1の送り出し部材362は、第1の伝動軸364に対称に取り付けられる。このような構成によれば、食物調理器の構造はより合理でかつコンパクトになり、且つ、食物調理器の構造がよりシンプルになる。
上記いずれかの実施例において、好ましくは、図6〜図13に示すように、供給口324は取付け板322と供給筒32の側壁とが取り囲んで形成され、供給口324の数量は2つであり、2つの供給口324及び取付け板322はいずれも供給筒32の軸線に対して対称である。
これらの実施例において、供給口324は、取付け板322と供給筒32の側壁とが取り囲んで形成されるのが好ましく、これによって取付け板322の構造を簡素化させ、コストを削減することができる。供給口324の数量は2つであるのが好ましく、これによって各供給口324が大きくなり、食物調理器で大型の食材を加工することが可能である。2つの供給口324及び取付け板322はいずれも供給筒32の軸線に対して対称であるため、取付け部をちょうど作動スクリュー24の中心に取り付けることができ、供給筒32の内部はより合理的でかつコンパクトになる。
好ましくは、取付け板322は円形の板と、円形の板の両側に対称に設けられる2つの扇形の板とからなり、ただし、第1の取付け孔3222は円形の板の中央に設けられる。
上記いずれかの実施例において、好ましくは、図12に示すように、供給筒32は直筒の形状である。
これらの実施例において、供給筒32は、直筒の形状であるのが好ましく、即ち供給筒32は湾曲せずに設けられ、これによって食材は上方から下方へ順調に流動できる。当然ながら、供給筒32は湾曲して設けられてもよい。ただし、好ましくは、供給筒32の内側壁及び外側壁はいずれも鉛直に設けられる。
上記いずれかの実施例において、好ましくは、図6〜図13に示すように、第1の送り出し部材362は、送り出しバー又は送り出しプレートである。
これらの実施例において、第1の送り出し部材362の形状は任意に設定できるが、送り出しバー又は送り出しプレートであるのが好ましい。
上記いずれかの実施例において、好ましくは、図6〜図13に示すように、第1の伝動軸364に第1の位置決め凹溝3642及び第1の位置決め突起242のうちの一方が設けられ、作動スクリュー24に第1の位置決め凹溝3642及び第1の位置決め突起242のうちの他方が設けられ、第1の位置決め突起242は第1の位置決め凹溝3642内に挿入されて、作動スクリュー24に対して位置決めを行うことができる。ただし、第1の位置決め凹溝3642内に第1の耐摩耗部材37が設けられる。
これらの実施例において、作動スクリュー24の上端面に1つの第1の位置決め突起242又は第1の位置決め凹溝3642又は位置決め孔が設けられ、第1の伝動軸364の下端に第1の位置決め突起242又は第1の位置決め凹溝3642又は位置決め孔が対応して設けられてもよく、これによって第1の位置決め突起242と位置決め孔との係合又は第1の位置決め突起242と位置決め軸との係合によって作動スクリュー24の位置決めを実現でき、さらには作動スクリュー24の取付け後の安定性を向上させ、作動スクリュー24の揺動を低減することができる。第1の位置決め凹溝3642内に第1の耐摩耗部材37を設けることにより、第1の位置決め突起242と第1の位置決め凹溝3642との相互摩耗を軽減することができる。
上記いずれかの実施例において、好ましくは、図6〜図13に示すように、取付け板322のカップボディ22に近い面に両端が開放した中空柱326が設けられ、中空柱326は供給口324に連通し、作動スクリュー24の一端は供給筒32の底部から中空柱326内に延在し、中空柱326の側壁とともに食材を粉砕することができる。ただし、中空柱326の取付け板322から遠い側の一端は供給筒32の側壁に接続されるか、又は中空柱326の取付け板322から遠い側の一端は浮いているように設けられる。
これらの実施例において、取付け板322の下方に供給口324に連通可能な中空柱326が設けられ、且つ、当該中空柱326が作動スクリュー24の上端に外嵌して取り付けられてもよく、これによって食材は供給口324から取付け板322の下方に入ると、中空柱326の側壁及び作動スクリュー24の作用によって押圧加工されるか又は切削加工され、即ち食材がカップボディ22に入る前に、食材に対して追加の粉砕加工工程を行うことができ、食物調理器の食材の加工効果を向上させることができ、より多くのジュースを得ることができる。中空柱326を設けることで、供給筒32の下端の内径の有効な部分を低減し、作動スクリュー24と供給筒32の下端の側壁との間に形成される通路はより小さくなり、食材に対する加工の程度が向上する。ただし、中空柱326の取付け板322から遠い側の一端は供給筒32の側壁に接続されるのが好ましく、これによって、中空柱326によって取付け板322をより一層支持することができ、取付け板322の強度が向上する。別の実施例において、中空柱326の取付け板322から遠い側の一端は浮いているように設けられ、即ち供給筒32の側壁に接続されなくてもよい。
好ましくは、中空柱326が円錐状である。スクリューなどの構造の上端は上方から下方にかけて漸次増大するため、中空柱326をそれに対応して円錐状に設定することで中空柱326は作動スクリュー24の上端と互いに適合し、さらには作動スクリュー24は中空柱326とともに、より効果的に食材の加工を実現することができる。
上記いずれかの実施例において、好ましくは、図1、図37及び図38に示すように、取付け板322は供給筒32の内側壁に取り外し可能に取り付けられるか、又は図1〜図3、図7、図11〜図17に示すように、取付け板322と供給筒32の内側壁が一体型の構造である。
これらの実施例において、取付け板322は供給筒32内に取り外し可能に取り付けられ、これによって保管台382を取り外してカップボディ22及び保管台382の洗浄を行うことができ、また、このような構成によれば、取付け板322と第2の送り出し部材384などを一体化して取付け、修理又は販売などを行うことができる。当然ながら、取付け板322と供給筒32の内側壁も一体型の構造であり、即ち取付け板322は直接供給筒に加工されてもよく、これによって取付け板322と供給筒32との接続の強度が向上する。
上記いずれかの実施例において、好ましくは、図1、図3及び図4に示すように、供給筒32は取り外し可能にカップボディ22の開口端に密閉して取り付けられるか、又は図37及び図38に示すように、供給筒32とカップボディ22が一体型の構造である。
これらの実施例において、供給筒32とカップボディ22が一体型の構造であり、これによって1つの大きなカップで食材の供給及び加工を実現することができる。このような構成において、カップボディ22に供給筒32又は供給筒32に類似する構造をさらに設ける必要がなく、食物調理器の部品の数量を減らすことができる。また、このような構成によれば、カップボディ22が一つのみであるため、開放する部分はカップボディ22の開口のみであり、当該カップボディ22を密閉させる時、カップボディ22の開口部を密閉させればよく、従来技術において、カップボディ22と供給筒32との接続部及びカップボディ22の開口をいずれも密閉させる必要があるため、少なくとも2箇所を密閉させる必要があるのに対し、このような構造は従来技術に比べて食物調理器の密閉の難度を低減することができる。また、従来技術においては、カップボディ22と供給筒32との接続部及びカップボディ22の開口部はいずれも漏洩する可能性があるが、本願において供給筒32を省略して使用しないため、カップボディ22の側壁部位の全体は常に厳密に密閉され、これによって食物調理器の密閉性能が向上し、食物調理器を利用して真空搾汁を実現する場合、より効果的に酸化を緩和することができる。供給筒32はカップボディ22に取り外し可能に接続されるため、カップボディ22によって食材の粉砕及びジュースと残渣の分離を実現でき、供給筒32からカップボディ22内に食材を加えることができ、これによって食材の供給及び加工は2つのカップボディ22に分けて行うことができ、各カップボディ22の高さを低減することが可能であり、食物調理器の加工及び洗浄も容易になる。
上記いずれかの実施例において、好ましくは、図15〜図18に示すように、作動スクリュー24に第1の伝動構造244が設けられ、供給補助装置は第2の供給補助装置38を含み、第2の供給補助装置38は、保管台382と、第2の送り出し部材384とを含む。保管台382は、供給筒32内に取り付けられ、保管台382に供給通路3822が設けられる。第2の送り出し部材384は、供給筒32内に回転可能に取り付けられ、保管台382の作動スクリュー24から遠い側に配置され、第2の送り出し部材384に第2の伝動構造3842が設けられ、第2の伝動構造3842が第1の伝動構造244に係合することで、作動スクリュー24は第2の送り出し部材384に駆動可能に接続される。
これらの実施例において、保管台382は供給筒32内に取り付けられて食材を保持するために用いられ、第2の送り出し部材384は供給筒32内で保管台382の上方に回転可能に取り付けられる。ただし、第2の送り出し部材384が回転すると、保管台382に保持されている食材に対して押圧、切削などの加工を行うことができ、押圧、切削などの加工後、供給通路3822内に押し込み、食材をカップボディ22に入れることができ、これによって人力で仕込む必要がなく、実際に食物調理器機を使用する場合、使用者は全ての食材を供給筒32の口部から一度に供給筒32に入れて、保管台382に保持することができ、そして第2の送り出し部材384の作用によって食材は自動的に段階的に仕込まれることを実現することができる。第2の送り出し部材384に第1の伝動構造244を設け、作動スクリュー24に第2の伝動構造3842を設けることにより、第1の伝動構造244と第2の伝動構造3842との係合により、第2の送り出し部材384は作動スクリュー24に駆動可能に接続され、これによって作動スクリュー24の駆動により回転する。このような駆動の方式によれば、作動スクリュー24を介して第2の送り出し部材384の駆動を実現することができるため、第2の送り出し部材384を駆動する機構をさらに設ける必要がなく、食物調理器の構造を簡素化させ、食物調理器のコストを削減することができる。一方、このような駆動の方式によれば、作動スクリュー24と第2の送り出し部材384は2つの伝動構造によって直接駆動可能に接続されるため、より安定して伝動することができる一方、その他の接続軸などの構造は一切不要であるため、食物調理器の構造をより簡素化させ、食物調理器のコストを削減することができる。
上記いずれかの実施例において、好ましくは、カップボディ22と供給筒32が一体型の構造であるか、又はカップボディ22と供給筒32はセパレート型の構造である。カップボディ22と供給筒32が一体型の構造である場合、保管台382は供給筒32内に取り外し可能に取り付けられる。カップボディ22と供給筒32はセパレート型の構造である場合、保管台382は供給筒32内に取り外し可能に取り付けられるか、又は保管台382と供給筒32が一体型の構造である。
これらの実施例において、供給筒32とカップボディ22が一体型の構造であり、これによって1つの大きなカップボディ22によって食材の供給及び加工を実現することができる。このような構成において、カップボディ22に供給筒32のような構造をさらに設ける必要がなく、食物調理器の部品の数量を減らすことができる。また、このような構成によれば、カップボディ22が一つのみであるため、開放する部分はカップボディ22の開口のみであり、当該カップボディ22を密閉させる時、カップボディ22の開口部を密閉させればよく、従来技術において、カップボディ22と供給筒32との接続部及びカップボディ22の開口をいずれも密閉させる必要があるため、少なくとも2箇所を密閉させる必要があるのに対し、このような構造は従来技術に比べて食物調理器の密閉の難度を低減することができる。また、従来技術においては、カップボディ22と供給筒32との接続部及びカップボディ22の開口部はいずれも漏洩する可能性が、本願において供給筒32を省略して使用しないため、カップボディ22の側壁部位の全体は常に厳密に密閉され、これによって食物調理器の密閉性能が向上し、食物調理器を利用して真空搾汁を実現する場合、より効果的に酸化を緩和することができる。供給筒32はカップボディ22に取り外し可能に接続されるため、カップボディ22によって食材の粉砕及びジュースと残渣の分離を実現でき、供給筒32からカップボディ22に食材を加えることができ、これによって食材の供給及び加工は2つのカップボディ22に分けて行うことができ、各カップボディ22の高さを低減することが可能であり、食物調理器の加工及び洗浄も容易になる。
また、供給筒32とカップボディ22が1つの大きなカップとして設けられる場合、保管台382を供給筒32内に取り外し可能に取り付けることで、保管台382を取り外してカップボディ22及び保管台382の洗浄を行うことができる。供給筒32及びカップボディ22が2つのカップとして設けられる場合、保管台382は供給筒32内に取り外し可能に取り付けられてもよいし、保管台382は供給筒32と一体化してその内部に取り付けられてもよい。
上記いずれかの実施例において、好ましくは、図15〜図18に示すように、保管台382に第2の取付け孔3824が設けられ、第1の伝動構造244は伝動孔及び第2の伝動軸のうちの一方であり、第2の伝動構造3842は伝動孔及び第2の伝動軸のうちの他方であり、第2の伝動軸が第2の取付け孔3824から伝動孔内に挿入されることで、作動スクリュー24と第2の送り出し部材384は駆動可能に接続される。
これらの実施例において、図17に示すように、保管台382に第2の取付け孔3824が設けられてもよく、これによって作動スクリュー24と第2の送り出し部材384は第2の取付け孔3824を介して互いに接続され、第1の伝動構造244は伝動孔又は第2の伝動軸であるのが好ましく、即ち第2の送り出し部材384に1つの伝動孔又は1つの第2の伝動軸が設けられ、作動スクリュー24に1つの第2の伝動軸又は伝動孔が設けられてもよく、これによって伝動孔と第2の伝動軸との係合により、作動スクリュー24の第2の送り出し部材384に対する直接駆動を実現でき、これによって第2の送り出し部材384を駆動して供給筒32内で保管台382の上方で回転させることができ、食材の切削、押圧又は押し込みなどの加工を実現し、自動供給を実現することができる。
上記いずれかの実施例において、好ましくは、図15〜図18に示すように、保管台382の作動スクリュー24に近い側の面の、第2の取付け孔3824の回りに第1の取付け溝3826が周設され、食物調理器は第2の耐摩耗部材をさらに含み、第2の耐摩耗部材は、第1の取付け溝3826内に取り付けられ、第2の伝動軸に嵌設され、作動スクリュー24の保管台382に接触する面の間に配置される。
これらの実施例において、保管台382の下面において第2の取付け孔3824の回りに第1の取付け溝3826が周設されてもよく、これによって第1の取付け溝3826を介して第2の耐摩耗部材を位置決めして取り付けることを実現でき、第2の耐摩耗部材を保管台382と作動スクリュー24の上端面との間に設けることにより、作動スクリュー24と保管台382との相互摩耗を軽減して、作動スクリュー24及び保管台382の耐用年数を延長することができる。
上記いずれかの実施例において、好ましくは、図15〜図18に示すように、伝動孔は多角形の孔であり、第2の伝動軸は多角形の孔に適合する多角形の軸である、且つ/又は、第1の伝動構造244は第2の伝動軸であり、第2の伝動構造3842は伝動孔である。
これらの実施例において、伝動孔は多角形の孔であり、第2の伝動軸は多角形の孔に適合する多角形の軸である。これによって非円弧面によって作動スクリュー24と第2の送り出し部材384との間の駆動を実現でき、伝動孔と第2の伝動軸との接触面積を増やし、駆動力を増大することができ、これによって伝動効率を向上させ、伝動の確実性を保証することができる。且つ、好ましくは、作動スクリュー24に第2の伝動軸が設けられ、第2の送り出し部材384に伝動孔が対応して設けられ、これによって作動スクリュー24と第2の送り出し部材384はより効果的に係合される。
上記いずれかの実施例において、好ましくは、図19〜図27に示すように、供給補助装置は第3の供給補助装置39を含み、第3の供給補助装置39は、保管座392と、第3の送り出し部材394とを含む。保管座392は、供給筒32内に取り付けられ、作動スクリュー24のカップボディ22の底部から遠い側のに配置され、保管座392内に保管空間3922が設けられ、保管空間3922の作動スクリュー24から遠い側の一端は開放され、保管座392に少なくとも1つの供給孔3920が設けられ、供給孔3920は保管空間3922及びカップボディ22に連通する。第3の送り出し部材394は、保管空間3922内に回転可能に取り付けられ、第3の送り出し部材394が30°以上の角度で回転可能である。ただし、保管座392は食材を保持するために用いられ、第3の送り出し部材394は保管空間3922内の食材を切削及び/又は押圧するために用いられ、且つ、保管空間3922内に保持されている食材を供給孔3920内に押し込むために用いられる。
これらの実施例において、第3の供給補助装置39は作動スクリュー24の上方に配置される保管座392と、保管座392内に回転可能に取り付けられる第3の送り出し部材394とを含む。保管座392には供給孔3920がさらに設けられているため、実際に使用する場合、食材を保管座392に直接投入して、保管座392を利用して食材の保持を実現でき、第3の送り出し部材394は保管座392内に回転可能に取り付けられ、且つ、保管座392に保管空間3922に連通する供給孔3920がさらに設けられているため、第3の送り出し部材394の回転により保管座392に保持されている食材を押しやって回転させることができ、食材が回転する過程で食材同士間の相互摩擦により押圧されるか、又は食材と供給筒32の側壁との相互摩擦により押圧されるか、又は食材と第3の送り出し部材394との相互摩擦により押圧されて、食材の初歩的な切削及び/又は押圧加工を実現し、初歩的な切削及び/又は押圧加工後、小さいほうの食材は第3の送り出し部材394の作用により、供給孔3920から保管座392の下方に落下し、大きいほうの食材は供給孔3920に詰まるが、この時、第3の送り出し部材394は回転を停止せず、即ち第3の送り出し部材394が引き続き回転するため、第3の送り出し部材394と供給孔3920の側壁との間に食材を挟み込む力が形成され、さらに供給孔3920に詰まった食材に押圧力又は切削力が加わり、食材を押圧又は切削してより小さな小片にすることができ、これによって第3の送り出し部材394が回転し続けることで、食材を順に押圧又は切削して一定の大きさの小片にしてから、それらが順に供給孔3920を介してカップボディ22に入り、カップボディ22に入った食材は作動スクリュー24及びカップボディ22の側壁の両方の作用により押圧又は切削されて粉砕されると、次に、ストレーナー又は2つのカップボディと2つのスクリューの方式を利用してジュースと残渣の分離を実現することができる。このような第3の供給補助装置39によれば、実際に搾汁する際、使用者は一度にすべての食材を保管座392に投入し、それらを保管座392内に保持すると、次に、食材は第3の送り出し部材394の作用により自動的に段階的に仕込まれることが実現し、これによって実際に搾汁する際、使用者が段階的に食材を投入する必要がなく、一括して投入されることを実現し、さらには実際に使用する過程で、まずすべての食材を保管座392に投入し、次に、予約アセンブリーなどによって、食物調理器が一旦動作せず、所定の時間経過後に動作を開始するよう制御し、これによって食材の加工予約を実現でき、使用者の待ち時間を減少し、使用者の体験を向上させることができ、即ちこのような構成により食物調理器に搾汁予約を実現することを可能にし、これによって食物調理器に予約アセンブリーを設けて、予約機能を実現することができる。また、このような構成によれば、一度で食材を投入した後、第3の送り出し部材394の作用により自動供給を実現することができるため、プッシュロッドなどを使用して手動で食材を推し進めることを実現する必要がないため、使用者の作業量を減らし、食物調理器の搾汁機能をより便利でかつシンプルなものにすることができ、使用者の体験を向上することができるだけでなく、プッシュロッドなどの構造を省略してもよく、プッシュロッドの使用に起因する一連の問題、例えばプッシュロッドの収容の問題やプッシュロッドの使用における安全上の問題は避けられる。さらに、このような構成によれば、食材が供給孔3920を介してカップボディ22内に落下したら、第3の送り出し部材394によって事前に食材に対して切削又は押圧の加工を行うことができるため、カップボディ22に入る食材はいずれも小さな顆粒であり、これによって作動スクリュー24の速度を低減し、作動スクリュー24の摩耗を軽減し、食材の加工効果を向上させ、より多くのジュースを得ることができる。さらに、このような構成によれば、作動スクリュー24が止まることが効果的に防止され、残渣出口が詰まるなどの状況が生じることも防止される。さらに、保管座392内に保管空間3922を設けることにより、第3の供給補助装置39自体は食材を収納する機能を有するため、食材を投入する時、第3の供給補助装置39を食材のある位置に移動してもよく、必ずしも食材を食物調理器に移動して投入しなくてもよいため、食材を投入する操作はより便利でかつ容易になる。さらに、このような構成によれば、食材を切削及び/又は押圧する時、直接保管空間3922の側壁を利用して食材の受け止め及び押圧を実現することができるため、供給筒32の側壁を利用する必要がなく、これによって保管座392に対応する供給筒32の側壁の部分は食材と直接接触せずに済むため、供給筒32におけるこの箇所の側壁の加工の難度が下がり、食物調理器のコストが低減し、供給筒32のこの箇所の衛生が保持され、供給筒32の洗浄もより容易になる。さらに、保管座392内に保管空間3922を設けるのは、保管座392を保管板として設ける形態より、食材が保管板と供給筒32の側壁との間に詰まることも防止できるため、食材の浪費が防止される。
第3の送り出し部材394は30°以上の角度で回転でき、これによって第3の送り出し部材394は合理的な回転角度を有し、保管座392上の食材を充分に粉砕して供給孔3920に押し込むことができ、食物調理器において食材の供給がより順調に行われ、第3の送り出し部材394の回転角度が過度に小さいため、食材の供給が順調に進まない状況も防止される。
上記いずれかの実施例において、好ましくは、図19〜図27に示すように、保管座392に第3の取付け孔39242がさらに設けられ、第3の供給補助装置39は第3の伝動軸396をさらに含み、第3の伝動軸396の一端は保管空間3922内に配置され、第3の送り出し部材394に駆動可能に接続され、第3の伝動軸396の他端は第3の取付け孔39242から延出し、作動スクリュー24に駆動可能に接続される。
これらの実施例において、保管空間3922内に回転可能な送り出しプレート、送り出しバーなどの第3の送り出し部材394が設けられ、第3の伝動軸396を介して作動スクリュー24に駆動可能に接続されてもよく、これによって作動スクリュー24が回転する時、第3の伝動軸396を介して第3の送り出し部材394を連れて回転させることで、食材の切削及び/又は押圧などの加工を実現することができる。切削及び/又は押圧された食材はまた第3の送り出し部材394の作用により供給孔3920からカップボディ22に入る。当然ながら、第3の送り出し部材394はその他の方式により作動スクリュー24に駆動可能に接続されるか、又は第3の送り出し部材394は作動スクリュー24に接続されず、その回転を駆動する駆動構造がさらに設けられてもよい。
上記いずれかの実施例において、好ましくは、保管座392の外底壁に収納溝3926が設けられ、作動スクリュー24の一端は収納溝3926内に延在することができ、保管座392の内底壁に取付け突起部3924が設けられ、第3の取付け孔39242は取付け突起部3924及び収納溝3926を貫通し、第3の伝動軸396の一端は収納溝3926内に配置され、作動スクリュー24に駆動可能に接続するために用いられ、第3の伝動軸396の他端は第3の取付け孔39242を介して保管空間3922内に延在し、第3の送り出し部材394に駆動可能に接続される。
これらの実施例において、保管座392の内底壁面に取付け突起部3924が設けられ、当該取付け突起部3924を利用して第3の送り出し部材394を高く取り付けることができる一方、このような構成によれば、保管座392の内壁の面積を増やすことで、第3の送り出し部材394はより大きな面積の内壁とともに、食材の切削及び/又は押圧加工を実現でき、さらには第3の供給補助装置39の動作時の食材への押圧力を増大し、食材の加工効果を向上させることができる。また、取付け突起部3924を設けると、収納溝3926を取付け突起部3924に対応して設けることができるため、保管座392の底壁の厚さを増やすことなく、保管座392の底壁の強度が保証される。保管座392の外底壁面に収納溝3926を設けることで、保管座392が作動スクリュー24の一端に覆設され、これによって作動スクリュー24は収納溝3926の側壁とともに食材の更なる切削及び/又は押圧加工を実現でき、食材の加工効果がより一層向上する。
上記いずれかの実施例において、好ましくは、図19〜図27に示すように、供給孔3920は取付け突起部3924の保管空間3922から遠い側の一端の端面から縁部保管座392の底部に延伸する。
これらの実施例において、供給孔3920は取付け突起部3924の保管空間3922から遠い側の一端の端面の縁部から保管座392の底部に延伸することにより、供給孔3920が大きく開設され、食材の供給がより順調に行われる。
ただし、好ましくは、供給孔3920の数量は1つ以上であり、供給孔3920が複数設けられる場合、複数の供給孔3920は対称に設けられる。
上記いずれかの実施例において、好ましくは、図19〜図27に示すように、取付け突起部3924の側壁面は取付け突起部3924の保管座392の底壁から遠い側の一端から取付け突起部3924の保管座392の底壁に近い側の一端にかけて外側に傾斜して設けられる、且つ/又は、収納溝3926の形状は作動スクリュー24の収納溝3926内に延在する一端の形状に適合する。
これらの実施例において、取付け突起部3924の外側壁は保管空間3922の開口から保管空間3922の底壁にかけて外側に傾斜して設けられることにより、食材の切削及び/又は押圧後、食材は取付け突起部3924の外側壁に沿って下向きに流動し、食材は重力の作用により下向きに加速して運動し、これによって食材は供給孔3920を介してより順調に仕込まれることを実現することができる。さらに、このような構成によれば、収納溝3926は作動スクリュー24の上端とより効果的に係合され、第3の供給補助装置39の構造はより合理的である。
上記いずれかの実施例において、好ましくは、図19〜図27に示すように、保管座392の底壁は保管空間3922に向かって陥没して、収納溝3926及び取付け突起部3924を形成する。
これらの実施例において、保管座392の底壁が保管座392に向かって陥没して、その内底壁面に取付け突起部3924が形成され、外底壁面に収納溝3926が形成されてもよく、このような構造において、保管座392の底壁に取付け突起部3924及び収納溝3926を容易に加工することができるため、加工の難度が下がり、加工コストも低減する。
上記いずれかの実施例において、好ましくは、第3の送り出し部材394は固定座3942と、送り出し構造3944とを含む。固定座3942は、取付け突起部3924に配置され、第3の伝動軸396に取り付けられる。送り出し構造3944は、その一端が固定座3942に接続され、送り出し構造3944の他端は保管空間3922の底壁に向かって延伸する。ただし、送り出し構造3944は送り出しプレート、送り出しバー又は送り出しスティックである。
これらの実施例において、第3の送り出し部材394はベースと、送り出し構造3944とを含む。ただし、ベースは第3の伝動軸396に接続して、送り出し構造3944の取付けを実現するために用いられ、送り出し構造3944は具体的に、食材を切削及び/又は押圧し、食材を送り出すために用いられる。保管空間3922内に取付け突起部3924が設けられる場合、第3の送り出し部材394は取付け突起部3924の上部に取り付けられてもよく、これによって第3の送り出し部材394の一端は高く取り付けられるとともに、第3の送り出し部材394の他端が保管空間3922の底部に垂れ下がるようにすることができ、これによって第3の送り出し部材394は保管空間3922内の食材の高さを問わず一律に切削及び/又は押圧などの加工を行うことができ、食材の加工効果を向上させ、より多くのジュースを得ることができる。逆に、保管空間3922の底壁に取付け突起部3924が設けられないのであれば、第3の送り出し部材394は保管空間3922の底壁に取り付けられなければならないため、第3の送り出し部材394が加工可能な食材の高さは送り出し構造3944の高さにより制限され、送り出し構造3944が低く設けられる場合、食材の加工効果が低下し、送り出し構造3944全体が高く設けられる場合、送り出し構造3944の強度を保証するために、固定座3942をも高く設けなければならず、これによって第3の送り出し部材394の構造が複雑になり、それとの第3の伝動軸396との接続の強度も低下する。
送り出し構造3944はプレート状であってもよいし、スティック状又はバー状であってもよく、具体的には、送り出し構造3944の形状は実際の状況に応じて選択してもよい。
上記いずれかの実施例において、好ましくは、図19〜図27に示すように、第3の伝動軸396に少なくとも1つの第2の駆動突起3964が設けられ、第2の駆動突起3964は作動スクリュー24に係合して、作動スクリュー24に駆動されて回転することができる。
これらの実施例において、第3の伝動軸396の下端面に1つ以上の第2の駆動突起3964が設けられてもよく、これによって第2の駆動突起3964と作動スクリュー24の上端の側部との係合により、第3の伝動軸396と作動スクリュー24との駆動可能な接続を実現することができる。当然ながら、第3の伝動軸396はその他の構造を介して作動スクリュー24との駆動可能な接続を実現することもできる。
上記いずれかの実施例において、好ましくは、第3の送り出し部材394と第3の伝動軸396はセパレート型の構造であるか、第3の送り出し部材394と第3の伝動軸396が一体型の構造である。
これらの実施例において、第3の送り出し部材394と第3の伝動軸396はセパレート型の構造であり、例えば、2つの部品であってもよい。これによって第3の送り出し部材394及び第3の伝動軸396における各部品に対して単独で修理及び交換を行うことが可能になる。当然ながら、別の実施例において、第3の送り出し部材394と第3の伝動軸396が一体型の構造であってもよく、これによって第3の送り出し部材394と第3の伝動軸396との接続の強度を向上させて、第3の送り出し部材394及び第3の伝動軸396は損傷しにくくなるだけでなく、第3の送り出し部材394と第3の伝動軸396とのシームレスな接続を実現でき、これによって第3の送り出し部材394と第3の伝動軸396との間に隙間が形成されることが防止され、洗浄しやすくもなる。
上記いずれかの実施例において、好ましくは、第3の伝動軸396に第2の位置決め凹溝3962及び第2の位置決め突起246のうちの一方が設けられ、作動スクリュー24に第2の位置決め凹溝3962及び第2の位置決め突起246のうちの他方が設けられ、第2の位置決め突起246は第2の位置決め凹溝3962内に挿入されて、作動スクリュー24に対して位置決めを行うことができる。ただし、第2の位置決め凹溝3962内に第3の耐摩耗部材398が設けられる。
これらの実施例において、作動スクリュー24の上端面に第2の位置決め突起246又は第2の位置決め凹溝3962が設けられ、第3の伝動軸396の下端に第2の位置決め突起246又は第2の位置決め凹溝3962が対応して設けられてもよく、これによって第2の位置決め突起246、第2の位置決め突起246と位置決め軸との係合により作動スクリュー24の位置決めを実現でき、さらには作動スクリュー24の取付け後の安定性を向上させ、作動スクリュー24の揺動を減らすことができる。第2の位置決め凹溝3962内に第3の耐摩耗部材398を設けることにより、第2の位置決め突起246と第2の位置決め凹溝3962との相互摩耗を軽減することができる。
上記いずれかの実施例において、好ましくは、第3の供給補助装置39は供給筒32内に取り外し可能に取り付けられるか、又は第3の供給補助装置39は供給筒32内に配置され、且つ、第3の供給補助装置39の保管座392と供給筒32の側壁が一体型の構造であるか、又は供給筒32の内側壁に第3の係止部228が設けられ、保管座392の外側壁に第4の係止部3928が設けられ、保管座392は第3の係止部228と第4の係止部3928との係合により供給筒32内に係止して取り付けられる、且つ/又は、保管空間3922の側壁は保管空間3922の開口から保管空間3922の底部にかけて保管空間3922内に傾斜して設けられる。
これらの実施例において、第3の供給補助装置39が供給筒32内で、作動スクリュー24の上方に取り付けられるのが好ましく、これによって供給筒32を介して第3の供給補助装置39の取付けを実現することができる。また、それを供給筒32内に取り付けることで、供給筒32を利用して第3の供給補助装置39内の食材が飛び出すことを防止でき、食材の浪費が防止される。また、第3の供給補助装置39の保管座392と供給筒32は一体型の構造として設けられてもよいし、第3の供給補助装置39の保管座392が供給筒32内に取り外し可能に取り付けられてもよい。供給筒32とカップボディ22が大きなカップとして合体される場合、第3の供給補助装置39が供給筒32内に取り外し可能に取り付けられるのが好ましい。
さらに、好ましくは、保管座392の外側壁に第4の係止部3928が設けられ、供給筒32の内側壁に第3の係止部228が設けられてもよく、これによって第3の係止部228と第4の係止部3928との係合により、第3の供給補助装置39は供給筒32内に係止して取り付けられることが可能になる。このような構成によれば、第3の供給補助装置39は供給筒32内から自由に取り外すことができ、第3の供給補助装置39の洗浄に便利であり、第3の供給補助装置39の修理にも有利である。
上記いずれかの実施例において、好ましくは、図27〜図30に示すように、食物調理カップ2は、カップボディ22と作動スクリュー24との間に設けられるストレーナー29をさらに含む。ただし、供給筒32の内側壁には、ストレーナー29の供給筒32に近い側の一端に対応して位置決め段差面328が設けられ、位置決め段差面328はストレーナー29に係合して、ストレーナー29に対して位置決めを行うために用いられる。
これらの実施例において、食物調理器は単一のカップボディ22と単一の作動スクリュー24とからなる食物調理器である場合、カップボディ22と作動スクリュー24との間にストレーナー29が設けられてもよく、これによってストレーナー29を利用して食材の粉砕後、ジュースと残渣の分離を実現することができる。さらに、供給筒32の内側壁にストレーナー29の上端面に対応して位置決め段差面328が設けられてもよく、これによって位置決め段差面328を利用してストレーナー29を押えて、ストレーナー29を軸方向に位置決めして取り付けることを実現でき、これによってストレーナー29を確実に取り付けることができる。
上記いずれかの実施例において、好ましくは、図1、図2、図31、図33、図37及び図38に示すように、食物調理器は圧力解放孔62と、圧力解放栓64とをさらに含む。圧力解放孔62は、カップボディ22、食材供給アセンブリー3及び残渣受入れ装置4のうちのいずれか一つ以上に設けられ、密閉空間に連通可能である。圧力解放栓64は、圧力解放孔62に取り付けて、圧力解放孔62を開放又は密閉させることができる。
これらの実施例において、カップボディ22、食材供給アセンブリー3及び残渣受入れ装置4のうちのいずれか一つ以上に密閉空間に連通する圧力解放孔62が設けられ、圧力解放栓64を介して圧力解放孔62の開放又は密閉を実現することができる。このような構成において、食物調理器の起動前、圧力解放栓64を閉じて、圧力解放孔62を密閉させることで、カップボディ22の内部、食材供給アセンブリー3及び残渣受入れ装置4の内部を完全に密閉させ、抽気アセンブリー5によって真空引きを行うことができ、さらには実質的に真空又は真空に近い状態において食材の加工を実現でき、食材の酸化が防止される。食材の加工終了後、圧力解放栓64によって圧力解放孔62を開放させ、食物調理器の内部を外部環境に連通することにより、カップボディ22、食材供給アセンブリー3及び残渣受入れ装置4内の負圧を次第に解消させ、容易でかつ迅速に圧力解放を実現することができる。当然ながら、別の実施例において、その他の方式によって圧力解放を行ってもよく、例えば、抽気アセンブリー5を介して内部に空気を輸送して、圧力解放を実現する。
上記いずれかの実施例において、好ましくは、図32に示すように、抽気アセンブリー5は、抽気ポンプ52と、抽気通路54とを含む。抽気通路54は、その一端が抽気ポンプ52に接続され、抽気通路54の他端は密閉空間に連通する。
これらの実施例において、抽気ポンプ52を利用して空気を抜き出すことを実現でき、抽気通路54は気体の排出を実現するために用いられる。
上記いずれかの実施例において、好ましくは、図32に示すように、抽気アセンブリー5は、抽気ポンプ52の出口に接続され、排気するための排気通路56と、排気通路56に設けられる騒音低減装置58とをさらに含む。
これらの実施例において、排気通路56を設けて排気を行うことができる。ただし、排気通路56は排気管であるのが好ましい。騒音低減装置58は抽気アセンブリー5の騒音を低減して、使用者の体験を向上させることができる。
上記いずれかの実施例において、好ましくは、図32に示すように、抽気ポンプ52はベースアセンブリー1、カップボディ22及び食材供給アセンブリー3のうちのいずれか一つに設けられるか、又は抽気ポンプ52はベースアセンブリー1、カップボディ22及び食材供給アセンブリー3に対して独立して設けられる。
これらの実施例において、抽気ポンプ52は任意の位置に設けることができる。具体的には、例えばベースアセンブリー1に、カップボディ22に、又は食材供給アセンブリー3に設けられる。当然ながら、抽気ポンプ52はベースアセンブリー1、カップボディ22及び食材供給アセンブリー3に対して独立して設けられてもよく、即ち抽気ポンプ52はベースアセンブリー1、カップボディ22及び食材供給アセンブリー3の外部に設けられてもよい。
上記いずれかの実施例において、好ましくは、抽気通路54は抽気管である。
これらの実施例において、抽気通路54は抽気管であるのが好ましい。当然ながら、抽気通路54は食物調理器のハウジングに設けられるその他の通路構造であってもよい。
上記いずれかの実施例において、好ましくは、図32に示すように、抽気ポンプ52は電動ポンプ又は手動ポンプ又は足踏みポンプである。
これらの実施例において、抽気ポンプ52は電動ポンプであるのが好ましく、これによって電力で抽気ポンプ52を駆動して抽気を行うことができ、手動で抽気する必要がない。当然ながら、抽気ポンプ52は手動ポンプ又は足踏みポンプであってもよい。
上記いずれかの実施例において、好ましくは、抽気ポンプ52は真空ポンプである。
これらの実施例において、抽気ポンプ52は真空ポンプであるのが好ましい。真空ポンプは通常の装置であり、入手しやすいだけでなく、真空ポンプの真空引き能力に優れるため、食物調理器の内部の大量の空気を抜き出して、食材を加工する時、カップボディ22内の真空状態を保持することができる。
上記いずれかの実施例において、好ましくは、図30に示すように、カップボディ22に第1の残渣出口222が設けられ、残渣受入れ装置4は第1の残渣出口222に気密に接続される場合、残渣受入れ装置4は、残渣受入れカップ42と、残渣受入れカップ蓋44と、第2の密閉部材とを含む。残渣受入れカップ42は、取り外し可能に第1の残渣出口222に気密に取り付けられ、残渣受入れカップ42の側壁に残渣入口422が設けられ、残渣入口422と第1の残渣出口222は相互に連通する。残渣受入れカップ蓋44は、残渣受入れカップ42の開放端に気密に蓋設される。第2の密閉部材は、残渣受入れカップ蓋44と残渣受入れカップ42との接続部に設けられ、残渣受入れカップ蓋44を残渣受入れカップ42に気密に接続させるために用いられる。ただし、残渣受入れカップ42及びカップボディ22のうちの一方に取付け柱226が設けられ、残渣受入れカップ42及びカップボディ22のうちの他方に取付けスリーブ424が設けられ、残渣受入れカップ42は取付け柱226と取付けスリーブ424との係合により取り外し可能に第1の残渣出口222に気密に取り付けられる。
これらの実施例において、カップボディ22に第1の残渣出口222が設けられ、残渣受入れ装置4が第1の残渣出口222に密閉して接続され、即ち残渣受入れ装置4がカップボディ22の外部に取り付けられる場合、残渣受入れ装置4を残渣受入れカップ42と残渣受入れカップ蓋44とを含む構造として設けるのが好ましく、これによって残渣受入れカップ42を用いて残渣の受け入れを行い、残渣受入れカップ蓋44によって残渣受入れカップ42の開放と閉鎖を実現することができる。残渣受入れカップ42はカップボディ22に取り外し可能に接続されるため、残渣受入れカップ42をカップボディ22から取り外して、残渣の取り出し又は洗浄などの加工を行うことが可能になる。また、残渣受入れカップ42及びカップボディ22のうちの一方に取付けスリーブ424が設けられ、他方に取付け柱226が設けられてもよく、これによって取付けスリーブ424と取付け柱226を嵌着して取り付けることで、残渣受入れカップ42とカップボディ22との取り外し可能な取付けを実現することができる。また、取付けスリーブ424と取付け柱226との間に第2の密閉部材が設けられてもよく、これによって取付けスリーブ424と取付け柱226は気密に接続されることが可能になる。
当然ながら、残渣受入れ装置4はその他のタイプの構造であってもよく、例えば、残渣受入れ袋、又はその他の内部空間を有する構造である。
上記いずれかの実施例において、好ましくは、食物調理器は、第1の残渣出口222に設けられ、第1の残渣出口222での残渣排出圧力を調整するための残渣排出圧力調整アセンブリーをさらに含む。
これらの実施例において、第1の残渣出口222に残渣排出圧力調整アセンブリーが設けられてもよく、これによって残渣排出圧力調整アセンブリーを介して第1の残渣出口222での残渣排出圧力を調整して、残渣排出圧力を合理的に制御することができ、食品の残渣が排出される前により一層押圧されて、ジュースと残渣の分離はより徹底的に行われる。ただし、具体的には、残渣排出圧力調整アセンブリーは一つの圧力レベルのみを有してもよく、即ち残渣排出圧力は一定値であり、食物調理器の組み立て完了後、使用者は残渣排出圧力を変更できない。当然ながら、残渣排出圧力調整アセンブリーは複数の圧力レベルを有してもよく、即ち残渣排出圧力は複数のレベルの値を含み、実際に操作する過程で、使用者は残渣排出圧力調整アセンブリーを操作して、食物調理器に複数の残渣排出圧力を設定し、これによって加工される食材が異なるとき、食材の種類、使用者のニーズに応じて自由に残渣排出圧力を調整することができ、これによって使用者の多くのニーズをより一層満足させることができる。一方、食材の種類によって残渣排出圧力を合理的に調整し、例えば葡萄などの軟質な食材は、過度に押圧されると、栄養の損失、口当たりなどの食感の低下などが生じることが防止され、例えばサトウキビ、ショウガ、ニンジンなど、粗繊維を含む食材は押圧されるのが不充分であるため、ジュースの量が不足する状況も防止され、食材の栄養及び口当たりなどの食感を保持するとともに、食物調理器で得たジュースの量を増やすことができる。ただし、好ましくは、シリコーンからなる減衰材によって残渣排出圧力を調整することができる。残渣排出圧力調整アセンブリーの具体的な構造としては従来の低速ジュースマシン、ジューサーなどに用いる残渣排出圧力を調整するための構造としてもよい。
上記いずれかの実施例において、好ましくは、食材供給アセンブリー3の一端は取り外し可能にカップボディ22の開放端内に係止して取り付けられる。
これらの実施例において、食材供給アセンブリー3、例えば供給筒32の下端に第1の係止部320が設けられ、カップボディ22の上端の内側壁に第1の係止部320に係合可能な第2の係止部220が設けられてもよく、これによって第1の係止部320と第2の係止部220との係合により食材供給アセンブリー3の一端はカップボディ22の開放端内に密閉して取り付けられることが可能になる。
上記いずれかの実施例において、好ましくは、カップボディ22は粉砕カップと、押圧カップとを含み、食材供給アセンブリー3は粉砕カップの開口端に気密に蓋設され、粉砕カップの他端に連通口が設けられ、押圧カップと粉砕カップは連通口を介して連通する。作動スクリュー24は、粉砕カップ内に取り付けられる粉砕スクリューと、押圧カップ内に取り付けられる押圧スクリューとを含む。ただし、カップボディ22に第1の残渣出口222が設けられ、残渣受入れ装置4は第1の残渣出口222に気密に接続される場合、第1の残渣出口222が押圧カップに設けられ、残渣受入れ装置4と押圧カップは第1の残渣出口222を介して連通する。ただし、ベースアセンブリー1に第1の駆動軸と、第2の駆動軸とが設けられ、第1の駆動軸は粉砕スクリューに駆動可能に接続され、粉砕スクリューを駆動して食材を粉砕させるために用いられ、第2の駆動軸は押圧スクリューに駆動可能に接続され、押圧スクリューを駆動して食材を押圧させてジュースと残渣を分離するために用いられる。
これらの実施例において、食材が粉砕カップに入ると、粉砕スクリューは第1の駆動軸に駆動されて粉砕カップの側壁とともに食品を粉砕し、粉砕された食材は粉砕スクリューの作用によって押圧カップに入り、押圧スクリューは第2の駆動軸に駆動されて食材を押圧して、ジュースと残渣を分離させる。当該実施例において、食材を粉砕する過程とジュースを絞り出し残渣を排出する過程は別々に行われ、粉砕する過程では、ジュースを絞り出し残渣を排出する必要がないため、粉砕カップ内にストレーナー29及び回転ブラシなどの部材を設ける必要がなく、粉砕カップ内の食材は粉砕カップ及び粉砕スクリューの両方の作用によって粉砕される。ジュースを絞り出し残渣を排出する過程で押圧スクリューは実質的に水平に設けられてもよく、即ちジュース絞り出し・残渣排出システムは横型の構造として設けられてもよく、これによって食品のジュースと残渣を分離させることが容易になる。このような構成によれば、食物調理器で十分なジュースを得ることが保証され、ストレーナー29、回転ブラシなどの部材の使用が避けられ、これによって食物調理器の構造がシンプルで且つ取り付けやすくなり、ストレーナー29の設置が不要であるため、使用者が洗浄する時難度が下がり、使用者の体験が向上する。
上記いずれかの実施例において、好ましくは、押圧カップの軸線と粉砕カップの軸線は75°以上且つ180°以下の夾角をなすか、又は押圧カップの軸線と粉砕カップの軸線は90°以上且つ135°以下の夾角をなす。
当該実施例において、食材が押圧カップから粉砕カップに入ることができる範囲で、押圧カップと粉砕カップは夾角をなして設けられてもよい。ただし、好ましくは、押圧カップの軸線と粉砕カップの軸線は75°以上且つ180°以下の夾角をなし、即ち押圧カップは水平に設けられるか又は下向きに傾斜して設けられ、これによって食材が押圧カップに入った時、又は押圧カップ内で第1の残渣出口222に流動する時、少なくとも食材の重力に逆らう必要がないため、食材がより順調に流動する。さらに、押圧カップの軸線と粉砕カップの軸線は90°より大きく且つ135°以下の夾角をなす。このような構成によれば、食材は押圧スクリューの押圧力により流出するほかに、食材自体の重力によって流出するため、食材の流動速度を上げ、ジュースがより速く流出するとともに、食材に対して充分な押圧を行って、より多くのジュースを得ることができる。また、このような構成によれば、縦型の構造と横型の構造を組み合わせることで、食物調理器は縦型の構造の粉砕効果に優れるという利点を有するだけでなく、横型の構造の充分に押圧することができるという利点を有し、食材を充分に粉砕しながら、充分に押圧することができ、より多くのジュースを得ることができる。
さらに、好ましくは、押圧カップの軸線と粉砕カップの軸線は90°の夾角をなす。
好ましくは、押圧スクリューの軸線と粉砕スクリューの軸線は75°以上且つ180°以下の夾角をなすか、又は押圧スクリューの軸線と粉砕スクリューの軸線は90°以上且つ135°以下の夾角をなす。このような構成によれば、押圧カップは水平に設けられるか、下向きに傾斜して設けられ、これによって食材が押圧カップに入った時、又は押圧カップ内で第1の残渣出口222に流動する時、少なくとも食材の重力に逆らう必要がないため、食材がより順調に流動する。
さらに、好ましくは、押圧スクリューの軸線と粉砕スクリューの軸線は90°の夾角をなす。
好ましくは、図32に示すように、ベースアセンブリー1はベース18と、ハウジングアセンブリー16とをさらに含み、ハウジングアセンブリー16はベース18に取り付けられる。
上記いずれかの実施例において、好ましくは、図33及び図34に示すように、カップボディ22に第1の残渣出口222が設けられ、残渣受入れ装置4は第1の残渣出口222に気密に接続される場合、食物調理器は第1の圧力解放通路と、第2の圧力解放通路と、第5の密閉部材84とをさらに含む。第1の圧力解放通路は、その一端がカップボディ22に連通し、第1の圧力解放通路の他端は外部環境に連通する。第2の圧力解放通路は、その一端が残渣受入れ装置4に連通し、第2の圧力解放通路の他端は外部環境に連通する。第5の密閉部材84は、第1の圧力解放通路の外部環境に連通する一端及び第2の圧力解放通路の外部環境に連通する一端に取り付けられ、第1の圧力解放通路及び第2の圧力解放通路を開放又は閉鎖させるために用いられる。
これらの実施例において、残渣受入れ装置がカップボディ22の外部に設けられる場合、カップボディ22に連通する第1の圧力解放通路が設けられ、第1の圧力解放通路を介して真空搾汁終了後、カップボディ22の圧力解放を行うことができ、残渣受入れ装置4に連通する第2の圧力解放通路が設けられ、第2の圧力解放通路を介して真空搾汁終了後、残渣受入れ装置4の圧力解放を行うことができ、第5の密閉部材84は第1の圧力解放通路及び第2の圧力解放通路の外部環境に連通する一端に気密に接続され、これによって第5の密閉部材84の開閉により、第1の圧力解放通路及び第2の圧力解放通路が外部環境に連通するかどうかを制御することができ、これによって真空搾汁する時、第1の圧力解放通路及び第2の圧力解放通路が閉鎖され、カップボディ22の密閉が保証され、搾汁終了後、第5の密閉部材84を開放して第1の圧力解放通路及び第2の圧力解放通路を開放させることができ、これによってカップボディ22及び残渣受入れ装置4の両方の圧力解放を同時に行うことができる。このような構成において、カップボディ22及び残渣受入れ装置4の両方に対応する圧力解放通路が設けられているため、圧力解放の際、カップボディ22及び残渣受入れ装置4の圧力解放をそれぞれ行うことができ、これによってカップボディ22の第1の残渣出口222に食品の残渣が詰まっているかどうかに関らず、残渣受入れ装置4は直ちに圧力解放することができ、これによって搾汁終了後、残渣受入れ装置4を容易に取り外して残渣の取り出し又は洗浄などの加工を行うことができ、さらには食品の残渣が残渣受入れ装置4に詰まるため直ちに圧力解放できないことに起因する一連の問題を解決でき、さらには食物調理器全体の性能を高め、使用者の体験を向上させることができる。
上記いずれかの実施例において、好ましくは、図33及び図34に示すように、第1の圧力解放通路の外部環境に連通する一端と第2の圧力解放通路の外部環境に連通する一端が合体して一つの通路が形成される。カップボディ22の側壁内に接続通路82が設けられ、接続通路82の一端は第1の残渣出口222に延伸して、第1の残渣出口222に連通し、接続通路82の内側壁にカップボディ22に連通する第2の貫通孔822が設けられ、接続通路82の外側壁に第3の貫通孔824が設けられ、第5の密閉部材84は開放又は密閉可能に第3の貫通孔824に取り付けられる。
これらの実施例において、第1の圧力解放通路及び第2の圧力解放通路の外部環境に連通する一端、即ち気体を取り入れる端を合体して一つの通路にするのが好ましく、これによって第5の密閉部材84を設けるだけで第1の圧力解放通路及び第2の圧力解放通路の同時開放又は同時閉鎖を実現でき、カップボディ22及び残渣受入れ装置4を閉鎖して真空搾汁を行う時、第5の密閉部材84を所定の位置に取り付ければよく、圧力解放の際、当該第5の密閉部材84を開放させればよいため、使用者が搾汁及び圧力解放する時の操作を容易にし、使用者が食物調理器を使用する時の作業量を減らし、使用者の体験を向上させることができる。
また、好ましくは、カップボディ22の側壁内に接続通路82を設けることで、第1の圧力解放通路の外部環境に連通する一端及び第2の圧力解放通路の外部環境に連通する一端を合体して一つの通路にしてもよい。具体的には、接続通路82の一端が第1の残渣出口222に連通することで、接続通路82は残渣受入れ装置4に連通し、接続通路82の側壁に第2の貫通孔822が設けられ、これによって接続通路82はカップボディ22に連通し、これによって接続通路82を第1の圧力解放通路及び第2の圧力解放通路の共通する通路として使用でき、カップボディ22及び残渣受入れ装置4は当該接続通路82を介して同時に閉鎖及び圧力解放を行うことができる。接続通路82の外側壁における第3の貫通孔824は接続通路82の外部環境に連通する吸気口であり、これによって第3の貫通孔824の開放と閉鎖により、カップボディ22及び残渣受入れ装置4を同時に密閉するか又は同時に圧力解放することができる。
当然ながら、その他の構造によって第1の圧力解放通路の外部環境に連通する一端及び第2の圧力解放通路の外部環境に連通する一端を合体して一つの通路にすることを実現することもできる。例えば、カップボディ22の側壁内に1つの入口と、2つの出口とを含む分流管が埋設されてもよく、これによって当該分流管を介してカップボディ22及び残渣受入れ装置4の圧力解放を同時に実現することができる。
上記いずれかの実施例において、好ましくは、図33〜図36に示すように、第5の密閉部材84は密閉栓であり、食物調理器は弁棒86と、リターンスプリング88とをさらに含む。弁棒86は、その一端が第3の貫通孔824内に挿入して取り付けられ、第3の貫通孔824の軸線に沿って移動でき、弁棒86の他端はカップボディ22の外部に配置され、密閉栓は弁棒86のカップボディ22の外部に位置する一端に外嵌され、弁棒86の作用により第3の貫通孔824に気密に取り付けられるか、又は第3の貫通孔824を開放させることができる。リターンスプリング88は、カップボディ22内又は接続通路82内に設けられ、弁棒86に接続され、弁棒86が移動した場合弁棒86を復帰させるために用いられる。
これらの実施例において、第5の密閉部材84は密閉栓として、例えば、ゴム栓又はシリコーン栓として設けられてもよい。これによって密閉栓を介して第3の貫通孔824の開放と閉鎖を実現でき、さらには圧力解放通路全体の開放と閉鎖を実現することができる。弁棒86は密閉栓の取付けを実現し、さらに、第3の貫通孔824の軸方向に沿って密閉栓を連動させることを実現するために用いられ、これによって弁棒86の移動により密閉栓の開放と閉鎖を実現することができる。リターンスプリング88は圧力解放完了後、弁棒86を復帰させるために用いられ、これによって弁棒86及び密閉栓は圧力解放後、自動的に初期位置に復帰して、第3の貫通孔824の密閉を実現する。このような構成において、圧力解放後、弁棒86は自動的に復帰するため、使用者が特に第3の貫通孔824を閉鎖させる必要がなく、使用者の作業量を減らすことができ、また、使用者が次回の搾汁時、弁棒86を復帰させるのを忘れて食物調理器が密閉されず、真空搾汁ができないことも防止される。
上記いずれかの実施例において、好ましくは、図33〜図36に示すように、弁棒86の第3の貫通孔824内に挿入された一端は第2の貫通孔822に挿入されてカップボディ22内に延在し、第2の貫通孔822の内側壁に雌ねじが設けられ、弁棒86の第2の貫通孔822に係合した側壁に雄ねじが設けられ、弁棒86は雄ねじと雌ねじが係合することで第2の貫通孔822内に取り付けられる。
これらの実施例において、好ましくは、第2の貫通孔822に雌ねじが設けられ、弁棒86の第2の貫通孔822にフィットする側壁に雄ねじが対応して設けられてもよく、これによって弁棒86はねじ山で接続する方式によりカップボディ22に取り付けられ、さらには回転することで弁棒86の出し入れを実現し、弁棒86の第3の貫通孔824の軸方向に沿う往復移動を実現し、これによって密閉栓による第3の貫通孔824の開放と閉鎖を実現する。このような構成によれば、ねじ山で接続する方式により弁棒86をカップボディ22に容易に取り付けることができ、これによって密閉栓による第3の貫通孔824の開放・閉鎖操作を容易に実現でき、さらには食物調理器全体の構造がシンプルになる。
上記いずれかの実施例において、好ましくは、図33〜図36に示すように、弁棒86の第3の貫通孔824内に挿入された一端は第2の貫通孔822に挿入されてカップボディ22内に延在し、弁棒86のカップボディ22内に延在する一端の端部に第2の取付け溝が設けられ、接続通路82の内側壁に第4の貫通孔826がさらに設けられ、リターンスプリング88はトーションスプリングであり、トーションスプリングは弁棒86のカップボディ22内に延在する一端に外嵌して取り付けられ、トーションスプリングの第1のトーションスプリングアームは第2の取付け溝内に取り付けられ、トーションスプリングの第2のトーションスプリングアームは第4の貫通孔826内に挿入して取り付けられ、第4の貫通孔826の軸方向に沿って摺動することができる。
これらの実施例において、弁棒86は第3の貫通孔824内に延在し、第1の貫通孔3622を貫通してカップボディ22内に入るのが好ましく、リターンスプリング88はトーションスプリングであるのが好ましく、これによって弁棒86が回転すると、トーションスプリングによって弁棒86は自動的に復帰する。トーションスプリングが弁棒86のカップボディ22内に延在する一端に外嵌され、これによってトーションスプリングはカップボディ22内に取り付けられることになり、トーションスプリングの取付けをより容易に実現することができる。弁棒86の端部に第2の取付け溝が設けられているため、当該第2の取付け溝と第1のトーションスプリングアームとの係合によりトーションスプリングの固定を実現でき、これによってトーションスプリングが弁棒86に連れられて回転することが防止され、第4の貫通孔826は第2のトーションスプリングアームを固定及びガイドするために用いられ、これによって弁棒86が回転する時、トーションスプリングに正常にねじり変形が生じることにより、弾性エネルギーが蓄積され、これによって弁棒86を離したら、弁棒86は弾性エネルギーの作用により初期位置に復帰する。
上記いずれかの実施例において、好ましくは、図33〜図36に示すように、弁棒86のカップボディ22の外部に位置する一端に押さえ板が設けられ、押さえ板によって密閉栓は第3の貫通孔824に押え付けて取り付けられ、押さえ板に操作ハンドルが設けられる。
これらの実施例において、弁棒86の末端に押さえ板を設けることで、押さえ板によって密閉栓は第3の貫通孔824に押え付けられ、これによって密閉栓によって第3の貫通孔824の確実な密閉を行うことができる。押さえ板に操作ハンドルが設けられているため、使用する時、直接操作ハンドルを介して弁棒86の回転を実現でき、使用者が操作しやすくなる。
上記いずれかの実施例において、好ましくは、食物調理器はジュースマシン又はジューサーである。当然ながら、食物調理器はジュースマシン及びジューサー以外のその他の構造であり、例えば、果汁搾取機、高速ブレンダーなどであってもよい。
本明細書の説明において、「接続」、「取り付ける」、「固定」などの用語は広い意味で理解されるべきである。例えば、「接続」と言っても、固定して接続されていてもよいし、取り外し可能に接続されていてもよいし、又は一体的に接続されていてもよい。直接的に接続されていてもよいし、中間の媒介を介して間接的に接続されていてもよい。当業者にとって、具体的な状況に基づいて本発明における上記の用語の具体的な意味を理解することができる。
本明細書の説明において、「1つの実施例」、「いくつかの実施例」、「具体例」、などが含まれている説明は、当該実施例又は例を用いて説明された具体的な特徴、構造、材料又は利点は本発明の少なくとも1つの実施例又は例に含まれていることが意図されるものである。本明細書において、上記の用語に関する例示的な記載は、必ずしも同一の実施例又は例に対して言うものとは限らない。また、説明されている具体的な特徴、構造、材料又は利点は任意の1つ以上の実施例もしくは例において適切な方式で組み合わせることができる。
上記の内容は、本発明の好ましい実施例に過ぎず、本発明を限定するためのものではない。当業者にとって、本発明に各種の変更又は変化を行うことができる。本願の原理及び趣旨を逸脱しない範囲でなされた変更、均等な差替え、改良などは、いずれも本発明の保護範囲に含まれるものとする。