JP2021501274A - 自動車のドアリーフ用ハンドル - Google Patents

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Abstract

【課題】ハンドルに過剰な力がかかった場合でも、把持レバーが外れる恐れがない、自動車ドア用ハンドルを提案する。【解決手段】本発明は、自動車ドア用ハンドルに関する。本発明のハンドルは、ドアへの取り付けに適したフレーム(18)と、フレーム(18)に旋回可能に装着されている把持レバー(20)と、フレーム(18)の把持レバー(20)の前端部(28)に旋回可能に係合し、かつ把持レバー(20)を長手方向に移動を阻止するように設計されているヒンジ部(34)を備えているハンドルであって、ヒンジ部(34)は、把持レバー(20)の旋回軸(A)に沿って垂直に延びる旋回ロッド(36)と、旋回ロッド(36)からほぼ径方向に延びる駆動アーム(56)と、旋回ロッド(36)に接続し、把持レバー(20)の旋回軸(A)の周りにほぼ延在している凹状係止面(52a、52b)を有する少なくとも1つの係止フック(50a、50b)とを備えている。【選択図】図7

Description

本発明は、自動車のドアリーフ用ハンドルに関し、特に、ドアリーフに固定されているフレームにハンドルを装着することができるヒンジ部を備えているハンドルに関する。
「冷蔵庫」タイプと呼ばれる自動車のドアリーフ用ハンドルは、公知である。
このようなハンドルは、車両の外側からユーザにより操作されるようになっており、かつ車両の前後方向の中心軸上に、前端から後端まで長手方向に延びる把持レバーを備えている。
把持レバーの後端部は、少なくともドアリーフの閉位置と、ドアリーフの開位置との間で、把持レバーとほぼ直交する旋回軸により、ドアリーフに固定されているフレームに、旋回可能に装着されている。
把持レバーの後端部は、把持レバーに連なっているカバーパッドの反対側に配置されており、かつカバーパッドとの所定の長手方向の隙間が設けられている。
解決するべき問題の1つは、把持レバーをハンドルのフレームに取付けることである。
特許文献1に記載されているドアハンドルは、フレームの把持レバーの後端部を旋回可能に取り付けられるように設計されているヒンジ部を備えている。
特許文献1によれば、ヒンジ部は、把持レバーに固定されている軸ロッドの自由端部を支持するようになっているハウジングをそれぞれ画定する2つの支持部を備えている。
さらに、ヒンジ部は、把持レバーのロッドが拘束されている装着位置と、この目的のために設けられたヒンジ部のハウジングにロッドを挿入することができる装着前位置との間で、フレームに旋回可能に装着されている。
特許文献1に記載されているハンドルでは、把持レバーをハンドルのフレームに組み付けることができるが、その装着には、ヒンジ部をその装着前位置から装着位置まで旋回駆動するために、オペレーターの介入が必要である。
特許文献2に記載されているドアリーフ用ハンドルも知られており、これは、フレーム上の把持レバーがヒンジで動くようになっているヒンジ部を備えている。
ヒンジ部は、把持レバーにおける相補的な面と協働するようになっている保持フィンガ、2本の脚、および固定フレームに旋回可能に装着された中央部を備えている。
把持レバーをフレームに装着する間、把持レバーは、ヒンジ部の脚に力を加えて、ヒンジ部を装着前位置から装着位置まで移動させる。
装着位置では、ヒンジ部の保持フィンガは、把持レバーが長手方向に離脱するのに対抗するようになる。
さらに、保持フィンガは、凹状であり、把持レバーの相補的な面は、凸状であるので、把持レバーは旋回することができる。
欧州特許出願公開第2980343号明細書 米国特許出願公開第2012/0139271号明細書
特許文献2に記載されているハンドルは、把持レバーを十分に旋回するようにガイドしていないという欠点を有しており、特許文献2の図9からわかるように、把持レバーの凸面は、ヒンジ部の凹面を転がる。
さらに、把持レバーの旋回時に、把持レバーの凸面がヒンジ部の旋回軸周りにトルクをかけているようであり、そのため、ヒンジ部を装着位置から装着前位置に向かって駆動し、たとえば、ハンドルに過剰な力がかかった場合、把持レバーが外れる恐れがある。
本発明は、特に、これらの欠点を解決することを目的とし、この目的のために、本発明は、自動車のドアリーフ用ハンドルに関し、前記ハンドルは、
− ドアリーフに固定されているフレームと、
− 前端部から後端部まで長手方向に伸びる把持レバーであって、少なくとも前記ドアリーフの閉位置と開位置との間で、前記把持レバーとほぼ直交する垂直旋回軸の周りに前記フレームに旋回可能に装着されている把持レバーと、
− 前記把持レバーの前端部を前記フレームに旋回可能に軸支し、かつ前記把持レバーの長手方向の移動を阻止するように設計されているヒンジ部とを備えているハンドルにおいて、
前記ヒンジ部は、
− 前記把持レバーの前記旋回軸に沿って垂直に伸び、前記フレームに旋回可能に装着されている少なくとも1つの旋回セクション、およびヒンジセクションを含む旋回ロッドと、
− 前記旋回ロッドからほぼ径方向に延びる駆動アームと、
− 前記旋回ロッドに接続し、前記把持レバーの前記旋回軸の周りにほぼ延在している凹状係止面を含む少なくとも1つの係止フックとを備えており、
さらに、前記把持レバーの前記前端部は、前記係止ロッドの前記ヒンジセクションと協働するように設計されている内部ハウジングと、前記係止フックと協働するように設計されている外面とを画定する少なくとも1つのC形状のキャッチ部材を有しており、
前記ヒンジ部は、初期の装着前位置と、最終の装着位置であって、前記C形状のキャッチ部材の前記内部ハウジングが前記把持レバーの旋回を可能にするため、前記旋回ロッドに係合しており、かつ前記C形状のキャッチ部材の前記外面が、前記ヒンジ部の前記係止フックによって締め付けられている最終の装着位置との間で、前記フレームに旋回可能に取り付けられており、かつ、前記ヒンジ部は、前記把持レバーの装着中に、前記ヒンジ部の前記駆動アームに前記把持レバーによって加えられる圧力に応じて、前記初期の装着前位置から最終の装着位置まで旋回するように設計されていることを特徴としている。
本発明によるハンドルによると、把持レバーを自己装着することができる。
さらに、把持レバーが旋回軸の周りを旋回することができるように、ヒンジ部が設計されている。
また、本発明によるハンドルは、把持レバーの長手方向の移動を阻止し、把持レバーの後端部とカバーパッドとの間の隙間を定めることができる。
別の特徴によれば、前記ハンドルは、前記ハンドルの前記フレームからほぼ長手方向に延びる係止ピンを含んでおり、前記ヒンジ部の前記駆動アームは、前記係止ピンと協働するようになっている開口を画定しており、これにより、前記ヒンジ部がその最終の装着位置を占めるときに、前記係止ピンは、前記ヒンジ部を嵌合するように所定の位置に係止させる。
この特徴により、ヒンジ部が、最終の装着位置において、旋回するのが阻止されている。
別の特徴によれば、前記ヒンジ部を係止解除するために、前記ヒンジ部の前記駆動アームは、前記係止ピンと、前記関連する開口とによって形成されている係止アセンブリに対して変位駆動するようになっている自由端部を有している。
この特徴により、把持レバーの取り外しが容易となっている。
別の特徴によれば、初期の装着前位置で、一時的に前記ヒンジ部の移動を阻止するために、前記ヒンジ部は、前記把持レバーの前記旋回軸に対してほぼ平行に延び、かつ、前記フレームの相補的なハウジングと形状嵌合するように協働している突起部を有している。
したがって、ハンドルは、装着可能な状態で出荷することができ、ヒンジ部は、装着前位置となっている。
別の特徴によれば、前記ヒンジ部の前記旋回ロッドは、前記旋回ロッドの2つの自由端部を形成しており、それぞれが前記ハンドルの前記フレームによって形成されているノッチに受け入れられる2つの旋回セクションを備えている。
別の特徴によれば、前記ハンドルを操作するために、前記ノッチは、前記把持レバーに加えられる牽引の方向とは反対の方向で、内側に向かって横方向に開いている。
この特徴により、把持レバーの操作中に、ヒンジ部が不用意に引き抜かれることが防止される。
別の特徴によれば、前記ヒンジ部は、前記旋回ロッドの前記ヒンジセクションの両側に配置されている2つの係止フックを備えており、前記把持レバーの前端部は、前記係止フックと協働するようになっている2つのC形状のキャッチ部材を有している。
別の特徴によれば、前記ヒンジ部の前記最終の装着位置では、前記旋回ロッド、前記キャッチ部材の前記内側ハウジング、前記キャッチ部材の前記外面、および前記フックの前記係止面は、前記把持レバーの前記旋回軸の周りにほぼ延在している。
この特徴により、把持レバーが旋回しやすくなる。
本発明はまた、前述のハンドルを備える自動車用ドアリーフにも関する。
本発明による旋回可能な把持レバーとドアリーフに固定されているフレームとを備えるハンドルが装備された自動車用ドアリーフを示す模式的な斜視図である。 図1のハンドルを示す長手方向の模式的断面図である。 図1のハンドルの装着前位置にある把持レバーの前端部およびヒンジ部を示す詳細斜視図である。 図1のハンドルの装着位置にある把持レバーの前端部およびヒンジ部を示す詳細斜視図である。 図3および図4のヒンジ部を示す詳細斜視図である。 図1のハンドルの装着前位置にある把持レバーの前端部およびヒンジ部を示す詳細断面図である。 図1のハンドルの装着位置にある把持レバーの前端部およびヒンジ部を示す詳細断面図である。 フレームに旋回可能に装着されたヒンジ部を示す詳細斜視図である。
本発明の他の特徴および利点は、添付図面を参照して、本発明を理解するための以下の詳細な説明から明らかになると思う。
本明細書では、「頂部の」、「底部の」、「上方の」、「下方の」、「水平の」、「垂直の」という用語、およびそれらの派生語は、構成要素の位置または方向を指しており、この位置または方向は、自動車が水平の地上で使用状態にあるときのものである。
さらに、明細書および特許請求の範囲を明確にするために、図に示す三軸L、V、Tをもって、それぞれ、長手方向、垂直方向、および横方向を、非限定的に示している。
これらの図のすべてにおいて、同一または類似の符号は、同一または類似の部材、または部材の集まりを表している。
特に、ヒンジ部34は、図5に示す平面Pに沿って対称的であり、対称な構成要素には、同じ符号を付けて、「a」または「b」によって区別している。
本明細書において、「前」および「後」という語は、自動車の長手方向、すなわち、図2における左から右の方向である。
図1は、本発明による、自動車14のドアリーフ12用の外部ハンドル10を示している。
ドアリーフ12は、自動車14の外側に配置されている外面16によって画定されている。
図2に示すように、ハンドル10は、ほぼ前後方向を向く「冷蔵庫」タイプのものである。
ハンドル10は、ドアリーフ12に固定されているフレーム18と、把持レバー20と、把持レバー20の延長部に配置されている後部カバーパッド22とを備えている。
把持レバー20は、長手方向に細長い形状であり、横方向の据付けアーム26を形成している後端部24から前端部28まで延在している。
アーム26は、フレーム18によって画定されているハウジング30内に、横方向にスライド可能に装着されている。
さらに、アーム26は、ドアリーフ12の施錠システム(図示せず)に接続されており、把持レバーを操作すると、ドアリーフ12を解錠することができる。
把持レバー20の前端部28は、ほぼ長手方向を向き、フレーム18によって画定されているハウジング32に受け入れられているL状部を有している。
把持レバー20の前端部28は、図2に示すドアリーフ12の閉位置と、把持レバー20の後部アーム26によって施錠システムを作動させるために、把持レバー20がドアリーフ12から横方向に離間するドアリーフの開位置との間で、把持レバー20とほぼ直交する垂直旋回軸Aの周りで、フレーム18に旋回可能に装着されている。
この目的のために、図3からわかるように、ハンドル10は、把持レバー20の前端部28をフレーム18に旋回可能にヒンジ留めし、把持レバー20の長手方向の移動を阻止するように設計されているヒンジ部34を備えている。
ヒンジ部34は、把持レバー20の旋回軸Aに沿って垂直に延びる旋回ロッド36を備えている。
図8に示すように、旋回ロッド36は、フレーム18によって形成されている第1ノッチ40aおよび第2ノッチ40bに、それぞれ旋回可能に装着されているジャーナルを形成する第1軸端部38aおよび第2軸端部38bを有している。
図5からわかるように、ヒンジ部34は、長手方向の対称面Pに対して、ほぼ対称に設計されている。
ヒンジ部34の引き抜きに対抗するために、ノッチ40a、40bは、ハンドル10の操作中の把持レバー20の牽引方向と反対の方向である、ドアリーフ12の内側に向かって横方向に開いている。
ヒンジ部34のロッド36の軸端部38a、38bは、形状嵌合するようにノッチ40a、40bと協働しているので、ロッド36は、旋回軸Aの周りに自由に旋回し、径方向に保持されている。
さらに、ヒンジ部34のロッド36は、中央ヒンジセクション42を備えている。
相補的に、図4に示すように、把持レバー20の前端部28は、C形状の第1キャッチ部材44aおよび第2キャッチ部材44bを有しており、これらは、垂直軸の周りに延びる半円筒形の凹状の第1内部ハウジング46aおよび第2内部ハウジング46bを、それぞれ画定している。
内部ハウジング46a、46bは、長手方向の前方に開いており、係止ロッド36の中央ヒンジセクション42と協働して、把持レバー20が旋回できるように設計されている。
第1キャッチ部材44aおよび第2キャッチ部材44bはまた、半円筒形の凸状の第1外面48aおよび第2外面48bを、それぞれ画定しており、これらは、垂直軸に沿って、関連するキャッチ部材44a、44bの第1内部ハウジング46aおよび第2内部ハウジング46bの周りに、それぞれ延在している。
ヒンジ部34はまた、旋回ロッド36に接続している第1係止フック50aおよび第2係止フック50bを備えている。
第1フック50aおよび第2フック50bは、第1係止面52aおよび第2係止面52bを、それぞれ備えており、係止面52a、52bは、把持レバー20の旋回軸Aの周りに延びる半円筒形の凹状を有している。
第1係止面52aおよび第2係止面52bは、第1キャッチ部材44aおよび第2キャッチ部材44bの長手方向の挿入を第1係止フック50aおよび第2係止フック50bで妨げないように、それぞれ長手方向平面で径方向に延在している第1壁54aおよび第2壁54bによって、ロッド36に接続されている。
さらに、ヒンジ部34は、ロッド36から延びる近位セクション58と、開口62を画定する遠位セクション60とを有する駆動アーム56を備えている。
ヒンジ部34は、図3および図6に示す初期の装着前位置と、図4および図7に示す最終の装着位置との間で、フレーム18に旋回可能に取り付けられている。
ヒンジ部34の装着前位置では、C形状のキャッチ部材44a、44bのそれぞれの内部ハウジング46a、46bは、長手方向において、旋回ロッド36の中央ヒンジセクション42に対向して配置されている。
ヒンジ部34の装着位置では、C形状のキャッチ部材44a、44bのそれぞれの内部ハウジング46a、46bは、旋回ロッド36の中央ヒンジセクション42に係合して、把持レバー20が旋回できるようになっており、C形状のキャッチ部材44a、44bの外面48a、48bは、ヒンジ部34を係止するためのフック50a、50bの関連する係止面52a、52bによって締め付けられている。
また、図7からわかるように、把持レバー20の後方に向かう長手方向の変位に対抗するため、ヒンジ部34の装着位置では、それぞれのフック50a、50bの一部は、ほぼ横方向に延在し、C形状のキャッチ部材44a、44bの外面48a、48bを支えている。
ヒンジ部34のロッド36は、横方向において、フレーム18によって形成されたノッチ40a、40bによって第1の方向に、かつ、把持レバー20によって形成された内部ハウジング46a、46bによって、第1の方向と反対の第2の方向に移動を阻止されていることにも留意されたい。したがって、ヒンジ部34は、把持レバー20の旋回中に装着位置が外れる危険がない。
したがって、唯一の自由度として、ヒンジ部34は、把持レバー20の旋回軸Aの周りを回転するのみである。
さらに、ヒンジ部34の装着位置では、把持レバー20により形成されているキャッチ部材44a、44bが、ロッド36とヒンジ部34のフック50a、50bとの間に、隙間なくほぼ長手方向に介装されている。これにより、把持レバー20は、長手方向の移動が阻止され、把持レバー20の後端部24とカバーパッド22との間の図2に示す長手方向の隙間Jを調整することができる。
図6からわかるように、把持レバー20の装着中に、ヒンジ部34の駆動アーム56に、把持レバー20の自由端部によって加えられる圧力に応答して、ヒンジ部分34は、初期の装着前位置から最終の装着位置まで旋回するように設計されている。
この目的のために、駆動アーム56は、装着前位置から装着位置までヒンジ部34の旋回を促進するため、把持レバー20の垂直前縁部66に向かって延びるように設計され、かつロッド36の近くに配置されているボス64を有している。
ヒンジ部34の装着位置では、旋回ロッド36、キャッチ部材44a、44bの内部ハウジング46a、46b、キャッチ部材44a、44bの外面48a、48b、およびフック50a、50bの係止面52a、52bは、把持レバー20の旋回軸Aの周りにほぼ延在していることが分かる。
この特徴により、把持レバー20が旋回しやすくなる。
別の特徴によれば、図8に示すように、ハンドル10は、フレーム18の壁からほぼ長手方向に延びる係止ピン68を有している。
係止ピン68は、駆動アーム56によって画定されている開口62と協働するようになっている。これにより、ヒンジ部34がその最終の装着位置を占めるときに、係止ピン68は、形状嵌合するように、所定の位置にヒンジ部34を係止させる。
さらに、ヒンジ部34が最終の装着位置を占めるときに、ヒンジ部34の係止を解除するために、ヒンジ部34の駆動アーム56は、ヒンジ部34が配置されているフレーム18のハウジングから横方向に突出する自由端部70を有している。この自由端部70は、係止ピン68および関連する開口62によって形成されている係止アセンブリに面しているオペレーターによって変位駆動させられるようになっている
図4および図8に示す別の態様によれば、初期の装着前位置で、ヒンジ部34の移動を一時的に阻止するために、ヒンジ部34は、把持レバー20の旋回軸Aに沿ってほぼ垂直に延び、かつ、フレーム18の垂直壁76に形成されている相補的なハウジング74と形状嵌合するように協働する突起部72を有している。
突起部72は、ヒンジ部34の第1フック50aの径方向の側面78に配置されている。
把持レバーによってヒンジ部34の駆動アーム56に加えられる圧力は、突起部72をハウジング74から外すことによって、ヒンジ部34を解放するのに十分であることは理解されると思う。
本発明の上記の説明は、非限定的な実施例に基づくものである。
10 ハンドル
12 ドアリーフ
14 自動車
16 外面
18 フレーム
20 把持レバー
22 カバーパッド
24 後端部
26 アーム
28 前端部
30 ハウジング
32 ハウジング
34 ヒンジ部
36 旋回ロッド
38a 第1軸端部(旋回セクション)
38b 第2軸端部(旋回セクション)
40a 第1ノッチ
40b 第2ノッチ
42 中央ヒンジセクション
44a 第1キャッチ部材
44b 第2キャッチ部材
46a 第1内部ハウジング
46b 第2内部ハウジング
48a 第1外面
48b 第2外面
50a 第1係止フック
50b 第2係止フック
52a 第1係止面
52b 第2係止面
54a 第1壁
54b 第2壁
56 駆動アーム
58 近位セクション
60 遠位セクション
62 開口
64 ボス
66 前縁部
68 係止ピン
70 自由端部
72 突起部
74 ハウジング
76 垂直壁
78 側面
A 旋回軸
P 平面

Claims (9)

  1. 自動車(14)のドアリーフ(12)用ハンドル(10)であって、前記ハンドル(10)は、
    − ドアリーフ(12)に固定されているフレーム(18)と、
    − 後端部(24)から前端部(28)まで長手方向に伸びる把持レバー(20)であって、少なくとも前記ドアリーフの閉位置と開位置との間で、前記把持レバー(20)とほぼ直交する垂直旋回軸(A)の周りに前記フレーム(18)に旋回可能に装着されている把持レバー(20)と、
    − 前記把持レバー(20)の前端部(28)を前記フレーム(18)に旋回可能に軸支し、かつ前記把持レバー(20)の長手方向の移動を阻止するように設計されているヒンジ部(34)とを備えているハンドルにおいて、
    前記ヒンジ部(34)は、
    − 前記把持レバー(20)の前記旋回軸(A)に沿って垂直に伸び、前記フレーム(18)に旋回可能に装着されている少なくとも1つの旋回セクション(38a、38b)、および中央ヒンジセクション(42)を含む旋回ロッド(36)と、
    − 前記旋回ロッド(36)からほぼ径方向に延びる駆動アーム(56)と、
    − 前記旋回ロッド(36)に接続し、前記把持レバー(20)の前記旋回軸(A)の周りにほぼ延在している凹状係止面(52a、52b)を含む少なくとも1つの係止フック(50a、50b)とを備えており、
    さらに、前記把持レバー(20)の前記前端部(28)は、前記旋回ロッド(36)の前記中央ヒンジセクション(42)と協働するように設計されている内部ハウジング(46a、46b)と、前記係止フック(50a、50b)と協働するように設計されている外面(48a、48b)とを画定する少なくとも1つのC形状のキャッチ部材(44a、44b)を有しており、
    前記ヒンジ部(34)は、初期の装着前位置と、最終の装着位置であって、前記C形状のキャッチ部材(44a、44b)の前記内部ハウジング(46a、46b)が前記把持レバー(20)の旋回を可能にするため、前記旋回ロッド(36)に係合しており、かつ前記C形状のキャッチ部材(44a、44b)の前記外面(48a、48b)が、前記ヒンジ部(34)の前記係止フック(50a、50b)によって締め付けられている最終の装着位置との間で、前記フレーム(18)に旋回可能に取り付けられており、かつ、前記ヒンジ部(34)は、前記把持レバー(20)の装着中に、前記ヒンジ部(34)の前記駆動アーム(56)に前記把持レバー(20)によって加えられる圧力に応じて、前記初期の装着前位置から最終の装着位置まで旋回するように設計されていることを特徴とするドアリーフ(12)用ハンドル(10)。
  2. 前記ハンドル(10)は、前記ハンドル(10)の前記フレーム(18)からほぼ長手方向に延びる係止ピン(68)を含んでおり、前記ヒンジ部(34)の前記駆動アーム(56)は、前記係止ピン(68)と協働するようになっている開口(62)を画定しており、これにより、前記ヒンジ部(34)がその最終の装着位置を占めるときに、前記係止ピン(68)は、前記ヒンジ部(34)を嵌合するように所定の位置に係止させるようになっていることを特徴とする請求項1に記載のドアリーフ(12)用ハンドル(10)。
  3. 前記ヒンジ部(34)を係止解除するために、前記ヒンジ部(34)の前記駆動アーム(56)は、前記係止ピン(68)と、前記関連する開口(62)とによって形成されている係止アセンブリに対して変位駆動するようになっている自由端部(70)を有していることを特徴とする請求項2に記載のドアリーフ(12)用ハンドル(10)。
  4. 初期の装着前位置で、一時的に前記ヒンジ部(34)の移動を阻止するために、前記ヒンジ部(34)は、前記把持レバー(20)の前記旋回軸(A)に対してほぼ平行に延び、かつ、前記フレーム(18)の相補的なハウジング(74)と形状嵌合するように協働している突起部(72)を有していることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のドアリーフ(12)用ハンドル(10)。
  5. 前記ヒンジ部(34)の前記旋回ロッド(36)は、前記旋回ロッド(36)の2つの自由端部を形成しており、それぞれが前記ハンドル(10)の前記フレーム(18)によって形成されているノッチ(40a、40b)に受け入れられる2つの旋回セクション(38a、38b)を備えていることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載のドアリーフ(12)用ハンドル(10)。
  6. 前記ハンドル(10)を操作するために、前記ノッチ(40a、40b)は、前記把持レバー(20)に加えられる牽引の方向とは反対の方向で、内側に向かって横方向に開いていることを特徴とする請求項5に記載のドアリーフ(12)用ハンドル(10)。
  7. 前記ヒンジ部(34)は、前記旋回ロッド(36)の前記中央ヒンジセクション(42)の両側に配置されている2つの係止フック(50a、50b)を備えており、前記把持レバー(20)の前端部(28)は、前記係止フックと協働するようになっている2つのC形状のキャッチ部材(44a、44b)を有していることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載のドアリーフ(12)用ハンドル(10)。
  8. 前記ヒンジ部(34)の最終の装着位置では、前記旋回ロッド(36)、前記キャッチ部材(44a、44b)の前記内側ハウジング(46a、46b)、前記キャッチ部材(44a、44b)の前記外面(48a、48b)、および前記係止フック(50a、50b)の前記係止面(52a、52b)は、前記把持レバー(20)の前記旋回軸(A)の周りにほぼ延在していることを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載のドアリーフ(12)用ハンドル(10)。
  9. 請求項1から8のいずれか1項に記載のハンドル(10)を備える自動車(14)用ドアリーフ(12)。
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