JP2021191707A - 補助シリンダ制御装置、それを備えた作業機械、および、補助シリンダ制御方法 - Google Patents

補助シリンダ制御装置、それを備えた作業機械、および、補助シリンダ制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】補助シリンダが起伏部材から振り出されるのを防止することが可能な補助シリンダ制御装置、それを備えた作業機械、および、補助シリンダ制御方法を提供する。【解決手段】水平方向に対する補助シリンダ31の長手方向の角度を検出する補助シリンダ角度検出装置と、補助シリンダ角度検出装置による検出の結果、補助シリンダ31が鉛直状態にあることを条件に、ロッドを伸縮させるコントローラと、コントローラによりロッドの伸縮長さが所定の長さにされた際に、補助シリンダ31をマスト15に固定し、コントローラによりロッドの伸縮長さが所定の長さ以外にされた際に、補助シリンダ31のマスト15への固定を解除する固定装置と、を有する。【選択図】図2

Description

本発明は、作業機械の起伏部材に揺動自在に設けられた補助シリンダのロッドの伸縮を制御する、補助シリンダ制御装置、それを備えた作業機械、および、補助シリンダ制御方法に関する。
クレーンのような作業機械では、作業現場で分解および組立が行われる。そこで、例えばブームの分解および組立を補助する補助シリンダが起伏部材であるマストに揺動自在に設けられたクレーンが知られている。
このようなクレーンでは、補助シリンダをマストに固定する手段を備えている。しかし、マストが傾いた状態で補助シリンダの固定を解除すると、補助シリンダが揺動してマストの前方に振り出され、ブームなどに衝突する恐れがある。
そこで、特許文献1では、マストが傾いた状態では、段付き構造のシリンダ固定ピンが容易に抜けないようにすることで、マストが傾いた状態で補助シリンダの固定が解除されたときの補助シリンダの不所望な揺動を防止している。
特開2017−178562号公報
しかしながら、特許文献1のものは、マストの傾きが小さい場合に、シリンダ固定ピンの段部に固定板がうまく当接せず、シリンダ固定ピンが抜ける恐れがある。また、設計上の寸法公差や製造公差などにより生じたガタで、シリンダ固定ピンが抜ける恐れがある。また、特許文献1では、固定ピンの抜き差しは、クレーンのオペレータが操作する。よって、オペレータが誤操作により固定ピン抜いてしまう可能性があり、その場合、マストの角度が変わって、補助シリンダが振り出されてしまう恐れがある。
本発明の目的は、補助シリンダが起伏部材から振り出されるのを防止することが可能な補助シリンダ制御装置、それを備えた作業機械、および、補助シリンダ制御方法を提供することである。
本発明の補助シリンダ制御装置は、作業機械の起伏部材に揺動自在に設けられた補助シリンダのロッドの伸縮を制御する、補助シリンダ制御装置であって、水平方向に対する前記補助シリンダの長手方向の角度を検出する補助シリンダ角度検出装置と、前記補助シリンダ角度検出装置による検出の結果、前記補助シリンダが鉛直状態にあることを条件に、前記ロッドを伸縮させる伸縮制御手段と、前記伸縮制御手段により前記ロッドの伸縮長さが所定の長さにされた際に、前記補助シリンダを前記起伏部材に固定し、前記伸縮制御手段により前記ロッドの伸縮長さが前記所定の長さ以外にされた際に、前記補助シリンダの前記起伏部材への固定を解除する固定装置と、を有することを特徴とする。
また、本発明の補助シリンダ制御方法は、作業機械の起伏部材に揺動自在に設けられた補助シリンダのロッドの伸縮を制御する、補助シリンダ制御方法であって、水平方向に対する前記補助シリンダの長手方向の角度を検出する補助シリンダ角度検出ステップと、前記補助シリンダ角度検出ステップによる検出の結果、前記補助シリンダが鉛直状態にあることを条件に、前記ロッドを伸縮させる伸縮制御ステップと、前記ロッドの伸縮長さを所定の長さにすることで、前記補助シリンダを前記起伏部材に固定する固定ステップと、前記ロッドの伸縮長さを前記所定の長さ以外にすることで、前記補助シリンダの前記起伏部材への固定を解除する解除ステップと、を有することを特徴とする。
本発明によると、水平方向に対する補助シリンダの長手方向の角度を検出した結果、補助シリンダが鉛直状態にあることを条件に、補助シリンダのロッドが伸縮される。起伏部材と補助シリンダとがそれぞれ鉛直状態であれば、ロッドの伸縮長さが所定の長さ以外にされて、補助シリンダの起伏部材への固定が解除されても、補助シリンダは揺動しない。また、起伏部材が傾斜状態のときに、補助シリンダが鉛直状態であれば、補助シリンダの起伏部材への固定は解除されており、ロッドが伸縮されても補助シリンダは揺動しない。よって、補助シリンダが起伏部材から振り出されるのを防止することができる。ここで、補助シリンダが鉛直状態とは、鉛直方向を中心に±数度、補助シリンダが傾斜した範囲内に補助シリンダの長手方向が向いている状態をいう。起伏部材の鉛直状態についても同様である。
クレーンの側面図であり、クレーンが組み立てられた状態を示す図である。 分解されたクレーンの側面図であり、マストと補助シリンダとがそれぞれ鉛直状態である状態を示す図である。 分解されたクレーンの側面図であり、マストが傾斜され、補助シリンダが鉛直状態である状態を示す図である。 図3をA方向から見た図であり、補助シリンダがマストに固定された状態を示す図である。 図3をA方向から見た図であり、補助シリンダのマストへの固定が解除された状態を示す図である。 図4をB方向から見た図である。 補助シリンダ制御装置の回路図である。 分解されたクレーンの側面図であり、マストと補助シリンダとがそれぞれ傾斜された状態を示す図である。 分解されたクレーンの側面図であり、マストがその腹面を上にして傾斜された状態を示す図である。
以下、本発明の好適な実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。
(クレーンの構成)
本実施形態における、シリンダ制御装置は、作業機械であるクレーンに設けられている。クレーン10の側面図である図1に示すように、クレーン10は、吊荷(図示せず)の巻上および巻下を行うものであって、クローラ式の下部走行体11の上部に上部旋回体12が旋回可能に設けられた構成となっている。なお、作業機械は、クローラ式のクレーンに限定されず、ホイール式のクレーンであってもよい。
上部旋回体12は、旋回フレーム13と、ブーム14と、マスト15と、ウインチ16と、下部スプレッダ17と、カウンタウエイト18と、バックストップ装置19と、を有している。
旋回フレーム13は、旋回ベアリング(図示せず)を介して下部走行体11に取り付けられている。ブーム14は、旋回フレーム13の前部に、旋回フレーム13に対して起伏可能に連結されている。ブーム14は、下部ブームと、一または複数の中間ブームと、上部ブームとで構成されている。
マスト(起伏部材)15は、ブーム14の後側において、旋回フレーム13に対して起伏可能に連結されている。マスト15の先端部と、ブーム14の先端部とは、ガイリンク20を介して連結されている。
ウインチ16は、旋回フレーム13の中央部に配置されている。ウインチ16は、ワイヤロープの巻取り、および繰出しを行うものであり、吊荷の巻上および巻下、ならびに、ブーム14の起伏などに用いられる。本実施形態において、ウインチ16は3個設けられている。3個のウインチ16は、旋回フレーム13の前側から後側に向かって、主巻ウインチ16a、補巻ウインチ16b、起伏ウインチ16cの順番で配置されている。
下部スプレッダ17は、旋回フレーム13の後部に設けられている。マスト15の先端部に設けられた上部スプレッダ21と、下部スプレッダ17とは、ブーム起伏ロープ22を介して連結されている。ウインチ16で、ブーム起伏ロープ22を巻取り及び巻出しすることで、マスト15が起伏する結果、ブーム14が起伏する。
カウンタウエイト18は、旋回フレーム13の後部に搭載されている。バックストップ装置19は、ブーム14の背面に取り付けられ、ブーム14の背面から旋回フレーム13に向かって延びている。バックストップ装置19は、旋回フレーム13に固定されたバックストップ受け23に受けられることで、ブーム14の後側への回転を規制する。
このような構成のクレーン10は、作業現場で分解および組立が行われる。クレーン10は、複数の部分に分解され、複数のトレーラー等に分けて積載されて、次の作業現場まで搬送され、その作業現場で再度組み立てられる。
分解されたクレーン10の側面図である図2、図3に示すように、クレーン10の分解時には、ブーム14が分解され、上部旋回体12から取り外された状態にされる。また、上部旋回体12からカウンタウエイト18が取り外されるとともに、下部走行体11からクローラが取り外される。
図2、図3に示すように、クレーン10は、補助シリンダ31を有している。補助シリンダ31は、油圧シリンダであって、マスト15に揺動自在に設けられている。また、補助シリンダ31はマスト15の腹面側(図中右側)に設けられている。補助シリンダ31は、上端がマスト15に固定され、ロッドの先端側である下端が自由端となっている。補助シリンダ31の揺動方向は、図2、図3の左右方向である。この補助シリンダ31は、クレーン10の組立・分解時にブーム14やクローラを自力で着脱するために使用される。
図2においては、マスト15と補助シリンダ31とがそれぞれ鉛直状態である状態を示している。ここで、補助シリンダ31が鉛直状態とは、鉛直方向を中心に±数度、補助シリンダ31が傾斜した範囲内に補助シリンダ31の長手方向が向いている状態をいう。マスト15の鉛直状態についても同様である。図2では、マスト15および補助シリンダ31はそれぞれ水平方向に対して92度の角度で直立している。
図3においては、マスト15が傾斜され、補助シリンダ31が鉛直状態である状態を示している。この状態で、補助シリンダ31を用いた組立・分解作業が行われる。図3では、マスト15は水平方向に対して25度の角度で傾斜している。
図2のマスト15をA方向から見た図である図4、図5に示すように、補助シリンダ制御装置1は、固定装置2を有している。固定装置2は、補助シリンダ31がマスト15に沿った状態で、補助シリンダ31のロッド32の伸縮長さが所定の長さにされた際に、補助シリンダ31をマスト15に固定する。一方、固定装置2は、補助シリンダ31がマスト15に沿った状態で、補助シリンダ31のロッド32の伸縮長さが所定の長さ以外にされた際に、補助シリンダ31のマスト15への固定を解除する。
具体的には、固定装置2は、補助シリンダ31に設けられた係合部材33と、マスト15に設けられた被係合部材34とを有している。係合部材33は、補助シリンダ31のロッド32の先端部に設けられている。係合部材33の外径は、ロッド32の外径よりも大きい。被係合部材34には、係合部材33が係合可能である。
図4の固定装置2をB方向から見た図である図6に示すように、被係合部材34は、一対の部材34aを有している。一対の部材34aの内側には、係合部材33を収容することが可能である。一対の部材34aの間には、ロッド32を通過させることが可能であって、係合部材33を通過させることができない大きさの隙間34bが形成されている。
図4に示すように、マスト15と補助シリンダ31とがそれぞれ鉛直状態にされた状態で、補助シリンダ31のロッド32の伸縮長さが最も短くされる(所定の長さにされる)と、図6に示すように、一対の部材34aの内側に係合部材33が収容される。これにより、補助シリンダ31がマスト15に固定される。この状態でマスト15を傾斜させても、一対の部材34aの間の隙間34bを係合部材33は通過できないので、補助シリンダ31は、図4の紙面に直交する方向である揺動方向に揺動しない。
一方、図5に示すように、マスト15と補助シリンダ31とがそれぞれ鉛直状態にされた状態で、補助シリンダ31のロッド32の伸縮長さが最も短い長さよりも長くされる(所定の長さ以外にされる)と、一対の部材34aの内側から係合部材33が排出される。これにより、補助シリンダ31のマスト15への固定が解除される。この状態でマスト15を傾斜させると、一対の部材34aの間の隙間34bをロッド32は通過できるので、補助シリンダ31は、図5の紙面に直交する方向である揺動方向に揺動する。
(補助シリンダ制御装置の回路構成)
補助シリンダ制御装置1の回路図である図7に示すように、補助シリンダ制御装置1は、補助シリンダ角度検出装置3と、マスト角度検出装置4と、コントローラ5と、を有している。
補助シリンダ角度検出装置3は、水平方向に対する補助シリンダ31の長手方向の角度を検出する。補助シリンダ角度検出装置3は、補助シリンダ31に取り付けられた傾斜計や、補助シリンダ31の基端部に取り付けられた角度計であってよい。
マスト角度検出装置(起伏部材角度検出装置)4は、水平方向に対するマスト15の長手方向の角度を検出する。マスト角度検出装置4は、マスト15に取り付けられた傾斜計や、マスト15の基端部に取り付けられた角度計であってよい。
なお、補助シリンダ31の特定箇所(例えば先端部)とマスト15との距離を測る測距センサの計測値と、水平方向に対するマスト15の長手方向の角度とを用いて、水平方向に対する補助シリンダ31の長手方向の角度を検出してもよい。
コントローラ5は、補助シリンダ31のロッド32の伸縮を制御する。コントローラ(伸縮制御手段)5は、補助シリンダ角度検出装置3による検出の結果、補助シリンダ31が鉛直状態にあることを条件に、ロッド32を伸縮させる。
図2に示すように、マスト15と補助シリンダ31とがそれぞれ鉛直状態であれば、ロッド32の伸縮長さが所定の長さ以外にされて(最も短い長さよりも長くされて)、補助シリンダ31のマスト15への固定が解除されても、補助シリンダ31は揺動しない。また、図3に示すように、マスト15が傾斜状態のときに、補助シリンダ31が鉛直状態であれば、補助シリンダ31のマスト15への固定は解除されており、ロッド32が伸縮されても補助シリンダ31は揺動しない。よって、補助シリンダ31がマスト15から振り出されるのを防止することができる。
ここで、分解されたクレーン10の側面図である図8に示すように、補助シリンダ31がマスト15に固定された状態で、マスト15と補助シリンダ31とがそれぞれ傾斜された状態を考える。この状態において、ロッド32が伸長されると、補助シリンダ31のマスト15への固定が解除されて、補助シリンダ31がマスト15から振り出される。
そこで、コントローラ5は、補助シリンダ角度検出装置3が検出した角度と、マスト角度検出装置4が検出した角度とが一致し、且つ、補助シリンダ31が鉛直状態でない場合に、ロッド32を伸縮させない。これにより、補助シリンダ31がマスト15に固定された状態を維持することができる。よって、補助シリンダ31がマスト15から振り出されるのを防止することができる。
また、分解されたクレーン10の側面図である図9に示すように、マスト15がその腹面を上にして傾斜された状態を考える。この状態において、補助シリンダ31は、マスト15に固定されているか否かに関わらず、マスト15の腹面の上に載った状態になる。この状態において、補助シリンダ31がマスト15に固定されている場合に、ロッド32が伸長されると、補助シリンダ31のマスト15への固定が解除される。すると、マスト15を起こしたときに、その勢いで補助シリンダ31がマスト15から振り出される。
そこで、コントローラ5は、マスト角度検出装置4による検出の結果、マスト15が腹面を上にして傾斜状態にある場合に、ロッド32を伸縮させない。これにより、補助シリンダ31がマスト15に固定された状態である場合には、その状態を維持することができる。補助シリンダ31がマスト15に固定された状態を維持することで、マスト15が起こされた勢いで補助シリンダ31がマスト15から振り出されるのを防止することができる。
(補助シリンダ制御装置の動作)
次に、補助シリンダ制御装置1の動作(補助シリンダ制御方法)について、図面を参照しつつ説明する。
図2、図3に示すように、分解・組立時には、補助シリンダ角度検出装置3を用いて、水平方向に対する補助シリンダ31の長手方向の角度を検出する(補助シリンダ角度検出ステップ)。そして、補助シリンダ角度検出ステップによる検出の結果、補助シリンダ31が鉛直状態にあることを条件に、ロッド32を伸縮させる(伸縮制御ステップ)。
図2に示すように、マスト15および補助シリンダ31がそれぞれ鉛直状態のときに、伸長しているロッド32の伸縮長さを最も短い長さ(所定の長さ)にする。すると、図6に示すように、被係合部材34の一対の部材34aの内側に係合部材33が収容されることで、補助シリンダ31がマスト15に固定される(固定ステップ)。一方、マスト15および補助シリンダ31がそれぞれ鉛直状態のときに、最も収縮されたロッド32の伸縮長さを伸長させる(所定の長さ以外にする)。すると、被係合部材34の一対の部材34aの内側から係合部材33が排出されることで、補助シリンダ31のマスト15への固定が解除される(解除ステップ)。
(効果)
以上に述べたように、本実施形態に係る補助シリンダ制御装置1および補助シリンダ制御方法によると、水平方向に対する補助シリンダ31の長手方向の角度を検出した結果、補助シリンダ31が鉛直状態にあることを条件に、補助シリンダ31のロッド32が伸縮される。マスト15と補助シリンダ31とがそれぞれ鉛直状態であれば、ロッド32の伸縮長さが所定の長さ以外にされて、補助シリンダ31のマスト15への固定が解除されても、補助シリンダ31は揺動しない。また、マスト15が傾斜状態のときに、補助シリンダ31が鉛直状態であれば、補助シリンダ31のマスト15への固定は解除されており、ロッド32が伸縮されても補助シリンダ31は揺動しない。よって、補助シリンダ31がマスト15から振り出されるのを防止することができる。
また、補助シリンダ角度検出装置3が検出した角度と、マスト角度検出装置4が検出した角度とが一致し、且つ、補助シリンダ31が鉛直状態でない場合、補助シリンダ31がマスト15に固定された状態で、マスト15および補助シリンダ31が傾斜状態になっている。この場合に、ロッド32を伸縮させないことで、補助シリンダ31がマスト15に固定された状態を維持することができる。これにより、補助シリンダ31がマスト15から振り出されるのを防止することができる。
また、マスト15が腹面を上にして傾斜状態にある場合、補助シリンダ31はこの腹面の上に載った状態になる。この場合に、ロッド32を伸縮させないことで、補助シリンダ31がマスト15に固定された状態である場合には、その状態を維持することができる。補助シリンダ31がマスト15に固定された状態を維持することで、マスト15が起こされた勢いで補助シリンダ31がマスト15から振り出されるのを防止することができる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、具体例を例示したに過ぎず、特に本発明を限定するものではなく、具体的構成などは、適宜設計変更可能である。また、発明の実施の形態に記載された、作用及び効果は、本発明から生じる最も好適な作用及び効果を列挙したに過ぎず、本発明による作用及び効果は、本発明の実施の形態に記載されたものに限定されるものではない。
例えば、本実施形態では、ロッド32の伸縮長さが最も短い長さにされたときに、補助シリンダ31がマスト15に固定される構成にされているが、ロッド32の伸縮長さが最も長い長さにされたときに、補助シリンダ31がマスト15に固定される構成にされていてもよいし、ロッド32の伸縮長さが、最も短い長さと最も長い長さとの中間の長さにされたときに、補助シリンダ31がマスト15に固定される構成にされていてもよい。
また、補助シリンダ31をマスト15に固定する固定装置2は、上記の係合部材33と被係合部材34とで構成されるものに限定されない。固定装置2は、電気的に開閉する機構や電気的にロックする機構を用いたものであってもよいし、特許文献1のように、油圧シリンダで固定ピンを作動させるものであってもよい。
また、補助シリンダ31がマスト15に設けられた構成に限定されず、起伏部材であるブーム14に補助シリンダ31が設けられた構成であってもよい。
1 補助シリンダ制御装置
2 固定装置
3 補助シリンダ角度検出装置
4 マスト角度検出装置(起伏部材角度検出装置)
5 コントローラ(伸縮制御手段)
10 クレーン(作業機械)
11 下部走行体
12 上部旋回体
13 旋回フレーム
14 ブーム
15 マスト(起伏部材)
16 ウインチ
17 下部スプレッダ
18 カウンタウエイト
19 バックストップ装置
20 ガイリンク
21 上部スプレッダ
22 ブーム起伏ロープ
31 補助シリンダ
32 ロッド
33 係合部材
34 被係合部材
34a 一対の部材
34b 隙間

Claims (7)

  1. 作業機械の起伏部材に揺動自在に設けられた補助シリンダのロッドの伸縮を制御する、補助シリンダ制御装置であって、
    水平方向に対する前記補助シリンダの長手方向の角度を検出する補助シリンダ角度検出装置と、
    前記補助シリンダ角度検出装置による検出の結果、前記補助シリンダが鉛直状態にあることを条件に、前記ロッドを伸縮させる伸縮制御手段と、
    前記伸縮制御手段により前記ロッドの伸縮長さが所定の長さにされた際に、前記補助シリンダを前記起伏部材に固定し、前記伸縮制御手段により前記ロッドの伸縮長さが前記所定の長さ以外にされた際に、前記補助シリンダの前記起伏部材への固定を解除する固定装置と、
    を有することを特徴とする補助シリンダ制御装置。
  2. 前記水平方向に対する前記起伏部材の長手方向の角度を検出する起伏部材角度検出装置を有し、
    前記伸縮制御手段は、前記補助シリンダ角度検出装置が検出した角度と、前記起伏部材角度検出装置が検出した角度とが一致し、且つ、前記補助シリンダが鉛直状態でない場合に、前記ロッドを伸縮させないことを特徴とする請求項1に記載の補助シリンダ制御装置。
  3. 前記補助シリンダは前記起伏部材の腹面側に設けられており、
    前記伸縮制御手段は、前記起伏部材角度検出装置による検出の結果、前記起伏部材が前記腹面を上にして傾斜状態にある場合に、前記ロッドを伸縮させないことを特徴とする請求項2に記載の補助シリンダ制御装置。
  4. 前記起伏部材と、前記補助シリンダと、請求項1〜3のいずれか1項に記載の補助シリンダ制御装置と、を備えたことを特徴とする作業機械。
  5. 作業機械の起伏部材に揺動自在に設けられた補助シリンダのロッドの伸縮を制御する、補助シリンダ制御方法であって、
    水平方向に対する前記補助シリンダの長手方向の角度を検出する補助シリンダ角度検出ステップと、
    前記補助シリンダ角度検出ステップによる検出の結果、前記補助シリンダが鉛直状態にあることを条件に、前記ロッドを伸縮させる伸縮制御ステップと、
    前記ロッドの伸縮長さを所定の長さにすることで、前記補助シリンダを前記起伏部材に固定する固定ステップと、
    前記ロッドの伸縮長さを前記所定の長さ以外にすることで、前記補助シリンダの前記起伏部材への固定を解除する解除ステップと、
    を有することを特徴とする補助シリンダ制御方法。
  6. 前記水平方向に対する前記起伏部材の長手方向の角度を検出する起伏部材角度検出ステップを有し、
    前記伸縮制御ステップでは、前記補助シリンダ角度検出ステップで検出した角度と、前記起伏部材角度検出ステップで検出した角度とが一致し、且つ、前記補助シリンダが鉛直状態でない場合に、前記ロッドを伸縮させないことを特徴とする請求項5に記載の補助シリンダ制御方法。
  7. 前記補助シリンダは前記起伏部材の腹面側に設けられており、
    前記伸縮制御ステップでは、前記起伏部材角度検出ステップによる検出の結果、前記起伏部材が前記腹面を上にして傾斜状態にある場合に、前記ロッドを伸縮させないことを特徴とする請求項6に記載の補助シリンダ制御方法。
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