JP2021182832A - 回転機駆動制御装置 - Google Patents
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Abstract
Description
電圧指令、誘起電圧、モータ電流を入力として、搬送波キャリアを生成する搬送波キャリア生成部と、
直流電圧と前記電圧指令と前記搬送波キャリアを入力として、前記搬送波キャリアに対して電圧指令が大きい場合は、直流電圧を出力し、前記搬送波キャリアに対して電圧指令が小さい場合は、ゼロ電圧を出力するパルス幅変調電圧生成部と、を備え、
前記搬送波キャリア生成部は、キャリア周期の下限値に一致するように前記搬送波キャリアのキャリア周期を決定し、
前記キャリア周期の下限値は、モータ電流の最大値と抵抗成分の電流と電流変化率とから算出されていることを特徴とするものである。
まず、本願の実施の形態1に関わる回転機駆動制御装置1の構成について、図を参照しながら説明する。図1は、制御対象である回転機4を含めた回転機駆動制御装置1の構成図である。本実施の形態に関わる回転機駆動制御装置1は、パルス幅変調電圧生成部2、および搬送波キャリア生成部3とによって構成されている。搬送波キャリア生成部3は、搬送波キャリアを生成して、パルス幅変調電圧生成部2に出力する。パルス幅変調電圧生成部2は、直流電圧、電圧指令、搬送波キャリアに基づき、回転機4に印加するパルス幅変調電圧(PWM電圧)を生成する。
Imax=IR+IL (1)
IL=(dI/dt)×Pc (2)
キャリア周期の下限値=(Icon−IR)/(dI/dt) (3a)
キャリア周期の下限値=(Imax−IR)/(dI/dt) (3b)
Vu=(Ru+pLu)×Iu+pMuv×Iv+pMwu×Iw+Eu (4a)
Vv=(Rv+pLv)×Iv+pMvw×Iw+pMuv×Iu+Ev (4b)
Vw=(Rw+pLw)×Iw+pMwu×Iu+pMvw×Iv+Ew (4c)
dIu/dt =(Vu−Eu)/Lu− Ru/Lu×Iu (5a)
dIv/dt =(Vv−Ev)/Lv− Rv/Lv×Iv (5b)
dIw/dt =(Vw−Ew)/Lw− Rw/Lw×Iw (5c)
Icon≦IR+IL (6a)
Icon−IR≦IL (6b)
(Icon−IR)/現時点のキャリア周期≦dI/dt (7)
(Icon−IR)/現時点のキャリア周期=電流変化率の閾値 (8)
電圧指令、誘起電圧、モータ電流を入力として、搬送波キャリアを生成する搬送波キャリア生成部と、
直流電圧、前記電圧指令、前記搬送波キャリアを入力として、前記搬送波キャリアに対して電圧指令が大きい場合は、直流電圧を出力し、前記搬送波キャリアに対して電圧指令が小さい場合は、ゼロ電圧を出力するパルス幅変調電圧生成部と、を備え、
前記搬送波キャリア生成部は、キャリア周期の下限値に一致するように前記搬送波キャリアのキャリア周期を決定し、
前記キャリア周期の下限値は、モータ電流の最大値と抵抗成分の電流と電流変化率とから算出されていることを特徴とするものである。
前記電圧指令は、前記パルス幅変調電圧生成部と前記搬送波キャリア生成部に、電圧の次元を有する電圧指令値として外部から入力されることを特徴とするものである。
また、本願に関わる回転機駆動制御装置において、
前記搬送波キャリア生成部は、電流変化率を、電圧指令値、誘起電圧、モータ電流、インダクタンス値、巻線抵抗値から算出することを特徴とするものである。
また、本願に関わる回転機駆動制御装置において、
前記搬送波キャリア生成部は、誘起電圧を、誘起電圧係数に回転速度を積算して求めることを特徴とするものである。
前記搬送波キャリア生成部は、算出した電流変化率と閾値とを比較し、
算出した電流変化率が閾値よりも小さいと判定すれば、次回のキャリア周期を現時点のキャリア周期よりも増加し、
算出した電流変化率が閾値よりも大きいと判定すれば、次回のキャリア周期を現時点のキャリア周期よりも低減することを特徴とするものである。
すなわち、以上のように、搬送波キャリア生成部3は、回転機駆動制御装置1が回転機4に給電する電流と、電流変化率とにより算出される判定パラメータが閾値以下になるように搬送波キャリアの周期を算出するよう構成したので、回転機4の電流制約を満たし、かつ、回転機駆動制御装置1を高効率化できるという効果が実現できる。
次に、実施の形態2に関わる回転機駆動制御装置について、図を参照しながら説明する。図4は、制御対象である回転機4を含めた回転機駆動制御装置1の構成図である。電圧指令は、電圧の次元だけではなく、電圧利用率(直流電圧に対する出力電圧の比)とすることがある。電圧指令が電圧利用率として与えられる場合、電圧指令値(Vu、Vv、Vw)、を算出するには、直流電圧(V)が必要となる。本実施の形態に関わる回転機駆動制御装置1は、パルス幅変調電圧生成部2、および搬送波キャリア生成部3とによって構成されている。
前記電圧指令は、前記パルス幅変調電圧生成部と前記搬送波キャリア生成部に、電圧利用率として外部から入力され、
前記搬送波キャリア生成部は、この入力された電気利用率から電圧指令値を算出することを特徴とするものである。
したがって、本実施の形態によれば、搬送波キャリア生成部3は、回転機駆動制御装置1が回転機4に給電する電流と、電流変化率とにより算出される判定パラメータが閾値以下になるように搬送波キャリアの周期を算出するよう構成したので、回転機4の電流制約を満たし、かつ、回転機駆動制御装置1を高効率化できるという効果が実現できる。
次に、実施の形態3に関わる回転機駆動制御装置について、図を参照しながら説明する。図6は、制御対象である回転機4を含めた回転機駆動制御装置1の構成図である。電圧指令は、電圧の次元だけではなく、デューティ(キャリア周期当たりのオン時間とオフ時間の比)とすることがある。電圧指令がデューティとして与えられる場合、電圧指令値(Vu、Vv、Vw)、を算出するには、直流電圧(V)が必要となる。本実施の形態に関わる回転機駆動制御装置1は、パルス幅変調電圧生成部2、および搬送波キャリア生成部3とによって構成されている。
前記電圧指令は、前記パルス幅変調電圧生成部と前記搬送波キャリア生成部に、デューティとして外部から入力され、
前記搬送波キャリア生成部は、この入力されたデューティから電圧指令値を算出することを特徴とするものである。
したがって、本実施の形態によれば、搬送波キャリア生成部3は、回転機駆動制御装置1が回転機4に給電する電流と、電流変化率とにより算出される判定パラメータが閾値以下になるように搬送波キャリアの周期を算出するよう構成したので、回転機4の電流制約を満たし、かつ、回転機駆動制御装置1を高効率化できるという効果が実現できる。
次に、実施の形態4に関わる回転機駆動制御装置について、図を参照しながら説明する。図8は、制御対象である回転機4を含めた回転機駆動制御装置1の構成図である。本実施の形態では、搬送波キャリア生成部3は、キャリア周期を、電流変化率とキャリア周期の関係を表しているマップに基づき算出している。本実施の形態に関わる回転機駆動制御装置1は、パルス幅変調電圧生成部2、および搬送波キャリア生成部3とによって構成されている。パルス幅変調電圧生成部2は、直流電圧、電圧指令、搬送波キャリアに基づき、回転機4に印加するパルス幅変調電圧(PWM電圧)を生成する。搬送波キャリア生成部3は、搬送波キャリアを生成して、パルス幅変調電圧生成部2に出力する。
前記搬送波キャリア生成部は、電流変化率とキャリア周期との関係を表したマップを有しており、算出した電流変化率とこのマップをもとにして、次回のキャリア周期を算出することを特徴とするものである。したがって、本実施の形態によれば、前実施の形態と同等の効果が得られる。
次に、実施の形態5に関わる回転機駆動制御装置について、図を参照しながら説明する。図11は、制御対象である回転機4を含めた回転機駆動制御装置1の構成図である。式(2)で示したように、インダクタンス成分の電流(IL)は、電流変化率×キャリア周期から求めることができる。本実施の形態に関わる回転機駆動制御装置1は、パルス幅変調電圧生成部2、および搬送波キャリア生成部3とによって構成されている。
(Icon−IR)=インダクタンス成分の電流の閾値 (9)
前記搬送波キャリア生成部は、算出した電流変化率と現時点のキャリア周期からインダクタンス成分の電流を求め、
この求めたインダクタンス成分の電流が閾値よりも小さいと判定すれば、次回のキャリア周期を現時点のキャリア周期よりも増加し、
この求めたインダクタンス成分の電流が閾値よりも大きいと判定すれば、次回のキャリア周期を現時点のキャリア周期よりも低減することを特徴とするものである。
次に、実施の形態6に関わる回転機駆動制御装置について、図を参照しながら説明する。図13は、制御対象である回転機4を含めた回転機駆動制御装置1の構成図である。式(2)で示したように、検出したインダクタンス成分の電流(IL)から、電流変化率(dI/dt)を求めることができる。本実施の形態に関わる回転機駆動制御装置1は、パルス幅変調電圧生成部2、および搬送波キャリア生成部3とによって構成されている。
前記搬送波キャリア生成部は、インダクタンス成分の電流を検出すると現時点でのキャリア周期で除算して電流変化率を求め、
この求めた電流変化率が閾値よりも小さいと判定すれば、次回のキャリア周期を現時点のキャリア周期よりも増加し、
この求めた電流変化率が閾値よりも大きいと判定すれば、次回のキャリア周期を現時点のキャリア周期よりも低減することを特徴とするものである。したがって、本実施の形態によれば、前実施の形態と同等の効果が得られる。
次に、実施の形態7に関わる回転機駆動制御装置について、図を参照しながら説明する。図15は、制御対象である回転機4を含めた回転機駆動制御装置1の構成図である。本実施の形態では、電流変化率(dI/dt)を、電圧指令値に対する電流変化率のマップから算出する。本実施の形態に関わる回転機駆動制御装置1は、パルス幅変調電圧生成部2、および搬送波キャリア生成部3とによって構成されている。
前記搬送波キャリア生成部は、電圧指令値と電流変化率との関係を表したマップを有しており、電圧指令値を取得すると、このマップから電流変化率を算出し、
この算出した電流変化率が閾値よりも小さいと判定すれば、次回のキャリア周期を現時点のキャリア周期よりも増加し、
この算出した電流変化率が閾値よりも大きいと判定すれば、次回のキャリア周期を現時点のキャリア周期よりも低減することを特徴とするものである。したがって、本実施の形態によれば、前実施の形態と同等の効果が得られる。
次に、実施の形態8に関わる回転機駆動制御装置について、図を参照しながら説明する。図18は、制御対象である回転機4を含めた回転機駆動制御装置1の構成図である。本実施の形態では、電流変化率(dI/dt)を、モータ電流の最大値(Imax)に対する電流変化率のマップから算出する。本実施の形態に関わる回転機駆動制御装置1は、パルス幅変調電圧生成部2、および搬送波キャリア生成部3とによって構成されている。
前記搬送波キャリア生成部は、モータ電流の最大値と電流変化率との関係を表したマップを有しており、モータ電流の最大値を取得すると、このマップから電流変化率を算出し、
この算出した電流変化率が閾値よりも小さいと判定すれば、次回のキャリア周期を現時点のキャリア周期よりも増加し、
この算出した電流変化率が閾値よりも大きいと判定すれば、次回のキャリア周期を現時点のキャリア周期よりも低減することを特徴とするものである。
次に、実施の形態9に関わる回転機駆動制御装置について、図を参照しながら説明する。図21は、制御対象である回転機4を含めた回転機駆動制御装置1の構成図である。本実施の形態では、キャリア周期を、抵抗成分の電流に対するキャリア周期のマップから算出する。本実施の形態に関わる回転機駆動制御装置1は、パルス幅変調電圧生成部2、および搬送波キャリア生成部3とによって構成されている。
前記搬送波キャリア生成部は、抵抗成分の電流とキャリア周期との関係を表したマップを有しており、モータ電流の平均値を取得すると抵抗成分の電流を取得し、
この取得した抵抗成分の電流とマップから次回のキャリア周期を算出することを特徴とするものである。
また、前記搬送波キャリア生成部は、抵抗成分の電流とキャリア周期との関係を表したマップを有しており、電圧指令値を取得すると抵抗成分の電流を取得し、
この取得した抵抗成分の電流とマップから次回のキャリア周期を算出することを特徴とするものである。したがって、本実施の形態によれば、前実施の形態と同等の効果が得られる。
次に、実施の形態10に関わる回転機駆動制御装置について、図を参照しながら説明する。図25は、制御対象である回転機4を含めた回転機駆動制御装置1の構成図である。本実施の形態では、図に示すように2軸座標変換(dq軸座標変換)を前提にしており、実施の形態1で説明した回転機4の電流制約を、回転機4に流れる電流に応じて可変化するものである。本実施の形態に関わる回転機駆動制御装置1は、パルス幅変調電圧生成部2、および搬送波キャリア生成部3とによって構成されている。
Icon_d≦IR_d+IL_d (6c)
Icon_d−IR_d≦IL_d (6d)
IR_d+IL_d=電流制約の閾値 (10)
前記搬送波キャリア生成部は、d軸電流とq軸電流の位相と電流制約との関係を表したマップを有しており、
d軸電流とq軸電流の位相を算出すると、この算出したd軸電流とq軸電流の位相とマップから電流制約を算出し、
この算出した電流制約が閾値よりも小さいと判定すれば、次回のキャリア周期を現時点のキャリア周期よりも増加し、
この算出した電流制約が閾値よりも大きいと判定すれば、次回のキャリア周期を現時点のキャリア周期よりも低減することを特徴とするものである。したがって、本実施の形態によれば、前実施の形態と同等の効果が得られる。
次に、実施の形態11に関わる回転機駆動制御装置について、図を参照しながら説明する。図29は、制御対象である回転機4を含めた回転機駆動制御装置1の構成図である。本実施の形態では、図に示すように2軸座標変換(dq軸座標変換)を前提にしており、実施の形態1で説明した回転機4のインダクタンス値を、回転機4に流れるモータ電流に応じて可変化するものである。本実施の形態に関わる回転機駆動制御装置1は、パルス幅変調電圧生成部2、および搬送波キャリア生成部3とによって構成されている。
L_d=G(L_d)×I_d + Ofs(L_d) (11a)
L_q=G(L_q)×I_q + Ofs(L_q) (11b)
前記搬送波キャリア生成部は、モータ電流とインダクタンス値をdq軸座標変換して、d軸インダクタンスとq軸インダクタンスを算出し、
この算出したd軸インダクタンスとq軸インダクタンスから電流変化率を算出し、
この算出した電流変化率が閾値よりも小さいと判定すれば、次回のキャリア周期を現時点のキャリア周期よりも増加し、
この算出した電流変化率が閾値よりも大きいと判定すれば、次回のキャリア周期を現時点のキャリア周期よりも低減することを特徴とするものである。したがって、本実施の形態によれば、前実施の形態と同等の効果が得られる。
電圧指令、誘起電圧、モータ電流を入力として、搬送波キャリアを生成する搬送波キャリア生成部と、
直流電圧と前記電圧指令と前記搬送波キャリアを入力として、前記搬送波キャリアに対して電圧指令が大きい場合は、直流電圧を出力し、前記搬送波キャリアに対して電圧指令が小さい場合は、ゼロ電圧を出力するパルス幅変調電圧生成部と、を備え、
前記搬送波キャリア生成部は、
算出した電流変化率と閾値とを比較し、
算出した電流変化率が閾値よりも小さいと判定すれば、次回のキャリア周期を現時点のキャリア周期よりも増加し、
算出した電流変化率が閾値よりも大きいと判定すれば、次回のキャリア周期を現時点のキャリア周期よりも低減し、
前記閾値は、回転機の電流制約と抵抗成分の電流と現時点のキャリア周期とから算出されていることを特徴とするものである。
Claims (16)
- 電圧指令、誘起電圧、モータ電流を入力として、搬送波キャリアを生成する搬送波キャリア生成部と、
直流電圧、前記電圧指令、前記搬送波キャリアを入力として、前記搬送波キャリアに対して電圧指令が大きい場合は、直流電圧を出力し、前記搬送波キャリアに対して電圧指令が小さい場合は、ゼロ電圧を出力するパルス幅変調電圧生成部と、を備え、
前記搬送波キャリア生成部は、キャリア周期の下限値に一致するように前記搬送波キャリアのキャリア周期を決定し、
前記キャリア周期の下限値は、モータ電流の最大値と抵抗成分の電流と電流変化率とから算出されていることを特徴とする回転機駆動制御装置。 - 前記電圧指令は、前記パルス幅変調電圧生成部と前記搬送波キャリア生成部に、電圧の次元を有する電圧指令値として外部から入力されることを特徴とする請求項1に記載の回転機駆動制御装置。
- 前記電圧指令は、前記パルス幅変調電圧生成部と前記搬送波キャリア生成部に、電圧利用率として外部から入力され、
前記搬送波キャリア生成部は、この入力された電気利用率から電圧指令値を算出することを特徴とする請求項1に記載の回転機駆動制御装置。 - 前記電圧指令は、前記パルス幅変調電圧生成部と前記搬送波キャリア生成部に、デューティとして外部から入力され、
前記搬送波キャリア生成部は、この入力されたデューティから電圧指令値を算出することを特徴とする請求項1に記載の回転機駆動制御装置。 - 前記搬送波キャリア生成部は、電流変化率を、電圧指令値、誘起電圧、モータ電流、インダクタンス値、巻線抵抗値から算出することを特徴とする請求項2から4のいずれか一項に記載の回転機駆動制御装置。
- 前記搬送波キャリア生成部は、誘起電圧を、誘起電圧係数に回転速度を積算して求めることを特徴とする請求項5に記載の回転機駆動制御装置。
- 前記搬送波キャリア生成部は、算出した電流変化率と閾値とを比較し、
算出した電流変化率が閾値よりも小さいと判定すれば、次回のキャリア周期を現時点のキャリア周期よりも増加し、
算出した電流変化率が閾値よりも大きいと判定すれば、次回のキャリア周期を現時点のキャリア周期よりも低減することを特徴とする請求項5に記載の回転機駆動制御装置。 - 前記搬送波キャリア生成部は、電流変化率とキャリア周期との関係を表したマップを有しており、
算出した電流変化率とこのマップをもとにして、次回のキャリア周期を算出することを特徴とする請求項5に記載の回転機駆動制御装置。 - 前記搬送波キャリア生成部は、算出した電流変化率と現時点のキャリア周期からインダクタンス成分の電流を求め、
この求めたインダクタンス成分の電流が閾値よりも小さいと判定すれば、次回のキャリア周期を現時点のキャリア周期よりも増加し、
この求めたインダクタンス成分の電流が閾値よりも大きいと判定すれば、次回のキャリア周期を現時点のキャリア周期よりも低減することを特徴とする請求項5に記載の回転機駆動制御装置。 - 前記搬送波キャリア生成部は、インダクタンス成分の電流を検出すると現時点でのキャリア周期で除算して電流変化率を求め、
この求めた電流変化率が閾値よりも小さいと判定すれば、次回のキャリア周期を現時点のキャリア周期よりも増加し、
この求めた電流変化率が閾値よりも大きいと判定すれば、次回のキャリア周期を現時点のキャリア周期よりも低減することを特徴とする請求項2から4のいずれか一項に記載の回転機駆動制御装置。 - 前記搬送波キャリア生成部は、電圧指令値と電流変化率との関係を表したマップを有しており、電圧指令値を取得すると、このマップから電流変化率を算出し、
この算出した電流変化率が閾値よりも小さいと判定すれば、次回のキャリア周期を現時点のキャリア周期よりも増加し、
この算出した電流変化率が閾値よりも大きいと判定すれば、次回のキャリア周期を現時点のキャリア周期よりも低減することを特徴とする請求項2から4のいずれか一項に記載の回転機駆動制御装置。 - 前記搬送波キャリア生成部は、モータ電流の最大値と電流変化率との関係を表したマップを有しており、モータ電流の最大値を取得すると、このマップから電流変化率を算出し、
この算出した電流変化率が閾値よりも小さいと判定すれば、次回のキャリア周期を現時点のキャリア周期よりも増加し、
この算出した電流変化率が閾値よりも大きいと判定すれば、次回のキャリア周期を現時点のキャリア周期よりも低減することを特徴とする請求項2から4のいずれか一項に記載の回転機駆動制御装置。 - 前記搬送波キャリア生成部は、抵抗成分の電流とキャリア周期との関係を表したマップを有しており、
モータ電流の平均値を取得すると抵抗成分の電流を取得し、
この取得した抵抗成分の電流とマップから次回のキャリア周期を算出することを特徴とする請求項2から4のいずれか一項に記載の回転機駆動制御装置。 - 前記搬送波キャリア生成部は、抵抗成分の電流とキャリア周期との関係を表したマップを有しており、
電圧指令値を取得すると抵抗成分の電流を取得し、
この取得した抵抗成分の電流とマップから次回のキャリア周期を算出することを特徴とする請求項2から4のいずれか一項に記載の回転機駆動制御装置。 - 前記搬送波キャリア生成部は、d軸電流とq軸電流の位相と電流制約との関係を表したマップを有しており、
d軸電流とq軸電流の位相を算出すると、この算出したd軸電流とq軸電流の位相とマップから電流制約を算出し、
この算出した電流制約が閾値よりも小さいと判定すれば、次回のキャリア周期を現時点のキャリア周期よりも増加し、
この算出した電流制約が閾値よりも大きいと判定すれば、次回のキャリア周期を現時点のキャリア周期よりも低減することを特徴とする請求項2から4のいずれか一項に記載の回転機駆動制御装置。 - 前記搬送波キャリア生成部は、モータ電流とインダクタンス値をdq軸座標変換して、d軸インダクタンスとq軸インダクタンスを算出し、
この算出したd軸インダクタンスとq軸インダクタンスから電流変化率を算出し、
この算出した電流変化率が閾値よりも小さいと判定すれば、次回のキャリア周期を現時点のキャリア周期よりも増加し、
この算出した電流変化率が閾値よりも大きいと判定すれば、次回のキャリア周期を現時点のキャリア周期よりも低減することを特徴とする請求項2から4のいずれか一項に記載の回転機駆動制御装置。
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