JP2006020418A - モータ制御装置及びその制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】インバータの熱破損及び騒音発生の可能性を低減する。
【解決手段】損失低減指令部14が、インバータ3を構成するパワー素子の全損失量Ptotalをスイッチング損失Pswと定常損失Psatの和として算出し、パワー素子の全損失量Ptotalが規定値以上である場合、電源電圧Vdcの低下に伴うスイッチング損失Pswの低下量ΔPswと定常損失Psatの増加量ΔPsatを算出する。そして、損失低減指令部14が、スイッチング損失Pswの低下量ΔPswと定常損失Psatの増加量ΔPsatの大小関係に応じてパワー素子の全損失量Ptotalの低減方法を切り換える。
【選択図】図2
【解決手段】損失低減指令部14が、インバータ3を構成するパワー素子の全損失量Ptotalをスイッチング損失Pswと定常損失Psatの和として算出し、パワー素子の全損失量Ptotalが規定値以上である場合、電源電圧Vdcの低下に伴うスイッチング損失Pswの低下量ΔPswと定常損失Psatの増加量ΔPsatを算出する。そして、損失低減指令部14が、スイッチング損失Pswの低下量ΔPswと定常損失Psatの増加量ΔPsatの大小関係に応じてパワー素子の全損失量Ptotalの低減方法を切り換える。
【選択図】図2
Description
本発明は、パルス幅変調方式でインバータを駆動することにより三相交流モータに交流電流を供給するモータ制御装置及びその制御方法に関する。
従来より、インバータを構成するパワー素子のオン/オフをPWM(Pulse Wide Modulation;パルス幅変調)方式で切り換えることにより、三相交流モータ(以下、モータと略記)に交流電流を供給するモータ制御装置が知られている。このようなモータ制御装置1においては、パワー素子の全損失はスイッチング損失と定常損失の和により表され、全損失の値が大きい場合には、パワー素子が発熱し、その状態が連続するとインバータが熱破損する可能性がある。このような背景から、パワー素子の全損失を低減するために、PWM制御の際のキャリア(スイッチング)周波数を低減する方法が提案されている(例えば、特許文献1を参照)。
ところが、一般に、PWM制御の際のキャリア周波数は、モータの電磁共鳴音を考慮して定められており、通常、この電磁共鳴音が可聴域に入らないような高周波数に設定されている。従って、キャリア周波数を低減することによりパワー素子の全損失の低減を図る場合、従来までは、騒音が発生することを防止するために、インバータ温度とトルク指令値の組み合わせに従ってキャリア周波数を低周波に切り換えるか否かを判定している。
特開2000−134990号公報
しかしながら、一般に、パワー素子の損失は、トルク指令値により一意に決定されるものではなく、スイッチング損失であれば駆動周波数や電源電圧、定常損失であれば相電流,力率,及び変調率に依存する。従って、従来までのように、インバータ温度とトルク指令値の組み合わせに応じてキャリア周波数を低周波に切り換えるか否かを判定した場合には、パワー素子の損失を正確に評価していないことから、インバータの熱破損や騒音が発生することがある。
本発明は、上述の課題を解決するためになされたものであり、その目的は、インバータの熱破損及び騒音発生の可能性を低減することが可能なモータ制御装置及びその制御方法を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明に係るモータ制御装置及びその制御方法は、パワー素子の所定時間あたりの全損失量をスイッチング損失と定常損失の和として算出し、算出された全損失量が規定値以上である場合、電源電圧を降圧することに伴うスイッチング損失の低下量及び定常損失の増加量を予測し、スイッチング損失の低下量と定常損失の増加量の大小関係に応じて全損失量の低減方法を切り換える。
本発明に係るモータ制御装置及びその制御方法によれば、スイッチング損失の低下量と定常損失の増加量の大小関係に応じてスイッチング素子の全損失量の低減方法を切り換えるので、インバータの熱破損及び騒音発生の可能性を低減することができる。
本発明では、インバータの電源電圧を降圧する、若しくは、スイッチング周波数を低減することにより、パワー素子の全損失量を低減し、インバータの熱破損の可能性を低減させる。但し、一般に、電源電圧を降圧すると、パワー素子のスイッチング損失は減少するが、弱め界磁の必要な回転領域ではトルクを維持するために界磁電流を増加させる必要があることから、パワー素子の定常損失は増加する。一方、キャリア周波数を低減すると、パワー素子のスイッチング損失は減少するが、比例積分制御において同じ電流フィードバックゲインで制御できるモータ回転数が低下すると共に、キャリア周波数が可聴域に入った場合には騒音が生じてしまう。そこで、本発明の実施形態となるモータ制御装置は、以下に示すように動作することにより、インバータの熱破損及び騒音発生の双方の可能性を低減する。以下、図面を参照して、本発明の実施形態となるモータ制御装置の構成と動作について説明する。
〔モータ制御装置の構成〕
本発明の実施形態となるモータ制御装置1は、図1に示すように、車両を駆動する三相交流モータ(モータ)2と、インバータ(INV)3と、θ,ω演算部4と、3相→2相変換部5と、損失低減制御部6と、電圧昇降圧部7と、電流PI演算部8と、2相→3相変換部9とを主な構成要素として備える。
本発明の実施形態となるモータ制御装置1は、図1に示すように、車両を駆動する三相交流モータ(モータ)2と、インバータ(INV)3と、θ,ω演算部4と、3相→2相変換部5と、損失低減制御部6と、電圧昇降圧部7と、電流PI演算部8と、2相→3相変換部9とを主な構成要素として備える。
上記インバータ3は、電圧昇降圧部7の正極又は負極を選択し、選択した電極をモータ2のU相,V相,W相の各電極に接続する複数のパワー素子を備える。そして、インバータ3は、2相→3相変換部9から入力される電圧指令値Vu*,Vv*,Vw*に従って複数のパワー素子のオン/オフをPWM方式で切り換えることにより、電圧昇降圧部7の直流電圧を交流電圧に変換し、モータ2に三相交流電流Iu,Iv,Iwを供給する。
上記θ,ω演算部4は、モータ2の回転角度θを演算すると共に、演算された回転角度θを利用してモータ2の回転速度ωreを算出する。そして、θ,ω演算部4は、算出した回転角度θ及び回転速度ωreをそれぞれ、3相→2相変換部5,2相→3相変換部9及び損失低減制御部6に入力する。上記3相→2相変換部5は、θ,ω演算部4から入力されたモータ2の回転角度θに基づいてモータ2の実電流Iu,Iv,Iwをd軸とq軸の実電流Id,Iqに変換し、電流PI演算部8に入力する。
上記損失低減制御部6は、図2に示すように、トルク指令調整部11と、電源電圧−指令電流演算部12と、損失演算部13と、損失低減指令部14と、キャリア周波数低減部15とを備え、トルク指令値T*’とモータ2の回転速度ωreに従って、d軸電流指令値Id*及びq軸電流指令値Iq*を生成すると共に、電源電圧値Vdc,キャリア周波数fc,及びトルク指令値T*’を制御する。なお、この損失低減制御部6内の各部分の機能(動作)については後述する。
上記電圧昇降圧部7は、損失低減制御部6から入力された電圧指令値Vdc*に従ってインバータ3に供給する電源電圧(直流電圧)Vdcの大きさを調整する。なお、この実施形態では、電圧昇降圧部8は、モータ2やインバータ3の性能保証電圧下限まで電源電圧Vdcを降圧可能であるとする。
上記電流PI制御部8は、d軸とq軸の実電流Id,Iqをそれぞれ損失低減制御部6から入力されたd軸電流指令値Id*及びq軸電流指令値Iq*に一致させるようにPI演算を行うことによりd軸とq軸の電圧指令値Vd*,Vq*を生成し、2相→3相変換部9に入力する。上記2相→3相変換部9は、θ,ω演算部4が算出したモータの回転角度θに基づいて、電圧指令値Vd*,Vq*を3相電圧指令値Vu*,Vv*,Vw*に変換し、インバータ3に入力する。
このような構成を有するモータ制御装置1では、損失低減制御部6が以下に示す損失制御処理を実行することにより、インバータの熱破損及び騒音発生の双方の可能性を低減する。以下、図3に示すフローチャートを参照して、損失制御処理を実行する際の損失低減制御部6の動作について詳しく説明する。
〔損失低減処理〕
図3に示すフローチャートは、車両のアクセルペダルがオン状態になるのに応じて開始となり、損失低減処理はステップS1の処理に進む。
図3に示すフローチャートは、車両のアクセルペダルがオン状態になるのに応じて開始となり、損失低減処理はステップS1の処理に進む。
ステップS1の処理では、トルク指令調整部11が、エンジンコントローラ等の外部装置から入力されたトルク指令値T*’からトルク指令値T*を生成し、電源電圧−指令電流演算部12が、トルク指令値T*,電源電圧値Vdc,及びモータ2の回転速度ωreに基づいてd軸及びq軸の電流指令値Id*,Iq*を算出する。そして、電源電圧−指令電流演算部12は、算出したd軸及びq軸の電流指令値Id*,Iq*を損失演算部13に入力する。なお、詳しくは後述するが、損失低減指令部14からトルク制限指令値T*_limが入力された場合には、トルク指令調整部11は、トルク制限指令値T*_limに従ってトルク指令値T*を生成する。これにより、このステップS1の処理は完了し、損失低減処理はステップS1の処理からステップS2の処理に進む。
ステップS2の処理では、損失演算部13が、d軸及びq軸の電流指令値Id*,Iq*と電源電圧値Vdcを利用して、パワー素子のスイッチング損失Psw,定常損失Psat,電源電圧値Vdcの降圧に伴うスイッチング損失Pswの低下量ΔPsw,及び電源電圧Vdcの降圧に伴う定常損失Psatの増加量ΔPsatを算出し、損失低減指令部14に入力する。これにより、このステップS2の処理は完了し、損失低減処理はステップS2の処理からステップS3の処理に進む。
なお、この実施形態では、損失演算部3は、図4に示す領域A1,A2,A3の面積をそれぞれ、1パルスあたりのパワー素子オン時のスイッチング損失,定常損失,及びパワー素子オフ時のスイッチング損失とし、以下に示す数式1,2のように、nパルスあたり(図5参照)、つまり所定時間Tあたり(例えば交流電流の1/2周期あたり)のパワーオン時のスイッチング損失とパワー素子オフ時のスイッチング損失の和をパワー素子のスイッチング損失Pswとして算出する。
また、この実施形態では、損失演算部3は、図6に示すように、パワー素子オン時及びパワー素子オフ時のコレクタ電流Ic1,Ic2と、パワー素子オン時の定常状態におけるコレクタ・エミッタ間電圧Vce(sat)と、パワー素子のオン時間twとを以下に示す数式3に代入し、数式4を用いて、パワー素子のnパルスあたり(図5参照)、つまり所定時間Tあたり(例えば交流電流の1/2周期あたり)の定常損失Psatを算出する。
ステップS3の処理では、損失低減指令部14が、パワー素子のスイッチング損失Pswと定常損失Psatを以下に示す数式5に代入することによりパワー素子のnパルスあたり(すなわち、所定時間Tあたり)の全損失Ptotalを算出し、全損失が規定値以上であるか否かを判別する。そして、判別の結果、全損失が規定値以上でない場合、損失低減指令部14は、インバータ3の熱破損の可能性はないと判断し、一連の損失低減処理を終了する。一方、全損失が規定値以上である場合には、損失低減指令部14は損失低減処理をステップS4の処理に進める。
なお、以下では、特に断りがない限り、スイッチング損失Psw及び定常損失Psatは、図5に示すように、1パルスあたりのスイッチング損失Esw及び定常損失Esatの所定パルス数(所定時間)あたりの合計を表すものとし、全損失Ptotalは、所定パルス数(所定時間)あたりの全損失を表すものとする。
ステップS4の処理では、損失低減指令部14が、電源電圧Vdcの降圧に伴うスイッチング損失Pswの低下量ΔPsw及び定常損失Psatの増加量ΔPsatの大小関係を判別し、低下量ΔPswが増加量ΔPsatより大きい場合、損失低減指令部14は損失低減処理をステップS5の処理に進める。一方、低下量ΔPswが増加量ΔPsatより小さい場合には、損失低減指令部14は損失低減処理をステップS7の処理に進める。なお、低下量ΔPswと増加量ΔPsatが同じである場合には、損失低減指令部14はステップS5の処理とステップS7の処理のどちらの処理に損失低減処理を進めてもよい。
ステップS5の処理では、損失低減指令部14は、現在の電源電圧Vdcがモータ2やインバータ3の性能保証電圧下限以上であるか否かを判別することにより、電源電圧Vdcを降圧可能であるか否かを判断する。そして、電源電圧Vdcが降圧可能でない場合、損失低減指令部14は損失低減処理をステップS7の処理に進める。一方、電源電圧Vdcが降圧可能である場合には、損失低減指令部14は損失低減処理をステップS6の処理に進める。
ステップS6の処理では、損失低減指令部14が、電源電圧値Vdcを降圧することを指示する電圧指令値Vdc*を電圧昇降圧部7に入力することにより、電源電圧Vdcを降圧させ、パワー素子の全損失Ptotalを低減させる。これにより、このステップS6の処理は完了し、損失低減処理はステップS6の処理からステップS1の処理に戻る。
ステップS7の処理では、損失低減指令部14が、現在のモータ2の回転速度ωreに対するキャリア周波数fcの下限値を算出する。なお、モータ2の回転数ωreに対するキャリア周波数の下限値は、キャリア周波数が可聴域に入るか否かに基づいて予め実験により求められ、損失低減指令部14がテーブルとして保持しているものとする。これにより、このステップS7の処理は完了し、損失低減処理はステップS7の処理からステップS8の処理に進む。
ステップS8の処理では、損失低減指令部14が、現在のキャリア周波数fcがステップS7の処理により算出された下限値以上であるか否かを判別することにより、キャリア周波数を低減可能であるか否かを判断する。そして、キャリア周波数fcが低減可能でない場合、損失低減指令部14は損失低減処理をステップS9の処理に進める。一方、キャリア周波数fcが低減可能である場合には、損失低減指令部14は損失低減処理をステップS10の処理に進める。
ステップS9の処理では、損失低減指令部14が、トルク出力を制限することを指示するトルク制限値T*_limをトルク指令調整部11に入力し、トルク指令調整部11にトルク指令値T*’を変更させることにより、モータ2のトルク出力を制限し、パワー素子の全損失Ptotalを低減させる。これにより、このステップS9の処理は完了し、損失低減処理はステップS9の処理からステップS1の処理に戻る。
ステップS10の処理では、損失低減指令部14が、キャリア周波数fcを低減することを指示するキャリア周波数指令値fc*をキャリア周波数低減部15に入力し、キャリア周波数低減部15にキャリア周波数fcを低減させることにより、パワー素子の全損失Ptotalを低減させる。これにより、このステップS10の処理は完了し、損失低減処理はステップS10の処理からステップS1の処理に戻る。
なお、本実施形態においては、スイッチング損失Psw,定常損失Psat,及び全損失Ptotalは、交流電流の1/2周期あたりの損失であるとしたが、これに限らず、任意の時間あたりの損失であってもよい。但し、交流電流の1/2周期以上の時間あたりの損失であることが望ましい。
以上の説明から明らかなように、本発明の実施形態となるモータ制御装置1によれば、損失低減指令部14が、インバータ3を構成するパワー素子の全損失量Ptotalをスイッチング損失Pswと定常損失Psatの和として算出し、パワー素子の全損失量Ptotalが規定値以上である場合、電源電圧Vdcの低下に伴うスイッチング損失Pswの低下量ΔPswと定常損失Psatの増加量ΔPsatを算出し、スイッチング損失Pswの低下量ΔPswと定常損失Psatの増加量ΔPsatの大小関係に応じて全損失量Ptotalの低減方法を切り換える。これにより、キャリア周波数を一律に低減させることによりインバータの熱破損を防止する従来までの方法と比較して、騒音発生の可能性を低減することができる。また、キャリア周波数と電源電圧の最適化を図ることができるので、インバータ3の発熱量を抑えつつ、同一トルクで制御可能な範囲を拡大することができる。
また、本発明の実施形態となるモータ制御装置1によれば、スイッチング損失Pswの低下量ΔPswが定常損失Psatの増加量ΔPsatより大きい場合、損失低減指令部14が、現在の電源電圧Vdcが降圧可能であるか否かを判別し、電源電圧Vdcが降圧可能である場合、電源電圧Vdcを降圧することによりパワー素子の全損失量Ptotalを減少させるので、インバータ3の熱破損を防止することできる。
また、本発明の実施形態となるモータ制御装置1によれば、スイッチング損失Pswの低下量ΔPswが定常損失Psatの増加量ΔPsatより小さいと予測される場合、損失低減指令部14が、現在の三相交流モータの回転数ωreに対するキャリア周波数fcの下限値を算出し、現在のキャリア周波数fcが算出された下限値より大きいか否かを判別し、現在のキャリア周波数fcが算出された下限値より大きい場合、現在のキャリア周波数fcを低減することによりパワー素子の全損失量Ptotalを低減するので、インバータ3の熱破損を防止することができる。
さらに、本発明の実施形態となるモータ制御装置1によれば、現在のキャリア周波数fcが算出された下限値より小さい場合、損失低減指令部14が、三相交流モータのトルク出力を制限することにより損失量を低減するので、騒音を発生させることなく、インバータ3の熱破損を防止することができる。
以上、本発明者によってなされた発明を適用した実施の形態について説明したが、この実施の形態による本発明の開示の一部をなす論述及び図面により本発明は限定されることはない。すなわち、上記実施の形態に基づいて当業者等によりなされる他の実施の形態、実施例及び運用技術等は全て本発明の範疇に含まれることは勿論であることを付け加えておく。
1:モータ制御装置
2:三相交流モータ(モータ)
3:インバータ(INV)
4:θ,ω演算部
5:3相→2相変換部
6:損失低減制御部
7:電圧昇降圧部
8:電流PI演算部
9:2相→3相変換部
11:トルク指令調整部
12:電源電圧−指令電流演算部
13:損失演算部
14:損失低減指令部
15:キャリア周波数低減部
2:三相交流モータ(モータ)
3:インバータ(INV)
4:θ,ω演算部
5:3相→2相変換部
6:損失低減制御部
7:電圧昇降圧部
8:電流PI演算部
9:2相→3相変換部
11:トルク指令調整部
12:電源電圧−指令電流演算部
13:損失演算部
14:損失低減指令部
15:キャリア周波数低減部
Claims (5)
- インバータを構成する複数のパワー素子のオン/オフをパルス幅変調方式で切り換えることにより、電源電圧から三相交流モータに供給する交流電流を生成するモータ制御装置であって、
前記パワー素子の所定時間あたりの全損失量をスイッチング損失と定常損失の和として算出し、当該全損失量が規定値以上である場合、前記電源電圧の降圧に伴うスイッチング損失の低下量及び定常損失の増加量を予測し、スイッチング損失の低下量と定常損失の増加量の大小関係に応じて全損失量の低減方法を切り換える損失低減指令部を備えること
を特徴とするモータ制御装置。 - 請求項1に記載のモータ制御装置であって、
前記損失低減指令部は、スイッチング損失の低下量が定常損失の増加量より大きいと予測される場合、電源電圧が降圧可能であるか否かを判別し、電源電圧が降圧可能である場合、電源電圧を降圧することにより前記全損失量を低減させることを特徴とするモータ制御装置。 - 請求項1又は請求項2に記載のモータ制御装置であって、
前記損失低減指令部は、スイッチング損失の低下量が定常損失の増加量より小さいと予測される場合、三相交流モータの回転数に対するキャリア周波数の下限値を算出し、現在のキャリア周波数が算出された下限値より大きいか否かを判別し、現在のキャリア周波数が算出された下限値より大きい場合、キャリア周波数を低減することにより前記全損失量を低減することを特徴とするモータ制御装置。 - 請求項3に記載のモータ制御装置であって、
前記損失低減指令部は、現在のキャリア周波数が算出された下限値より小さい場合、三相交流モータのトルク出力を制限することにより前記全損失量を低減することを特徴とするモータ制御装置。 - インバータを構成する複数のパワー素子のオン/オフをパルス幅変調方式で切り換えることにより、電源電圧から三相交流モータに供給する交流電流を生成するモータ制御装置の制御方法であって、
前記パワー素子の所定時間あたりの全損失量をスイッチング損失と定常損失の和として算出するステップと、
前記全損失量が規定値以上である場合、前記電源電圧の降圧に伴うスイッチング損失の低下量及び定常損失の増加量を予測するステップと、
前記スイッチング損失の低下量と定常損失の増加量の大小関係に応じて前記全損失量の低減方法を切り換えるステップと
を有することを特徴とするモータ制御装置の制御方法。
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