JP2009095144A - 交流モータの制御装置および交流モータの制御方法 - Google Patents

交流モータの制御装置および交流モータの制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】矩形波電圧制御を行なう際に、オフセット電流の発生が抑制された交流モータの制御装置を提供する。
【解決手段】交流モータの制御装置は、交流モータM1の回転位置を検出するレゾルバ25と、レゾルバ25の出力に基づいて交流モータM1の各相に矩形波電圧を与える制御を行なう矩形波電圧制御部400とを備える。制御部は、レゾルバ25の出力に基づいて定まる電気角の1周期内において、各相のスイッチング基準位相に対しての各相の矩形波電圧の電圧位相の変化量Δθをスイッチングごとに等しく増加または減少させる。
【選択図】図6

Description

この発明は、交流モータの制御装置および交流モータの制御方法に関し、特に矩形波制御を行なう交流モータの制御装置および交流モータの制御方法に関する。
交流モータの制御では、パルス幅変調(PWM)駆動方式で出力電圧が直流電源電圧により制限を受ける動作領域等では矩形波電圧駆動方式が用いられる。
このような矩形波制御において、特開2006−115605号公報(特許文献1)は、各相に与えられる矩形波電圧のON/OFF幅の不平衡量を検出し、電圧波形のパターンが切り替わるタイミングを補正する技術を開示している。これにより、ロータ位置センサの誤差による矩形波電圧のON/OFF幅の不平衡を抑制でき、オフセット電流を低減することができる。
特開2006−115605号公報 特開2006−74951号公報 特開2006−14426号公報 特開2001−298992号公報 特開2004−23920号公報
しかしながら、特開2006−115605号公報は、ロータ位置センサの誤差に起因するオフセット電流を低減するが、オフセット電流の原因はこれに限らない。たとえば、電圧位相を変化させてトルク制御を行なう際に、過渡的に矩形波電圧のON/OFF幅が一定とならず、オフセット電流が発生する。
本発明の目的は、矩形波電圧制御を行なう際に、オフセット電流の発生が抑制された交流モータの制御装置を提供することである。
この発明は、要約すると、交流モータの制御装置であって、交流モータの回転位置を検出するセンサと、センサの出力に基づいて交流モータの各相に矩形波電圧を与える制御を行なう制御部とを備える。制御部は、センサの出力に基づいて定まる電気角の1周期内において、各相のスイッチング基準位相に対しての各相の矩形波電圧の電圧位相の変化量をスイッチングごとに等しく増加または減少させる。
好ましくは、制御部は、電気角の1周期ごとに矩形波電圧の電圧位相変化の合計量を算出し、合計量を1周期内のスイッチング回数で除算して各相の矩形波電圧の電圧位相の変化量の増減量を設定する。
より好ましくは、制御部は、交流モータの発生するトルク量を指示するトルク指令に基づいて、矩形波電圧の電圧位相変化の合計量を算出する。
より好ましくは、制御部は、1周期内において、各相のスイッチング基準位相に対する第n番目のスイッチングの位相差を、増減量のn倍に設定する。
この発明は、他の局面に従うと、交流モータの制御方法であって、交流モータの回転位置を検出するセンサの出力に基づいて交流モータの各相の矩形波電圧のレベルを遷移させるか否かを判断するステップと、センサの出力に基づいて定まる電気角の1周期内において、各相のスイッチング基準位相に対しての各相の矩形波電圧の電圧位相の変化量をスイッチングごとに等しく増加または減少させるように決定するステップと、スイッチング基準位相および変化量に基づいて、各相の矩形波電圧のレベルを遷移させるスイッチング動作を実行するステップとを備える。
好ましくは、交流モータの制御方法は、電気角の1周期ごとに矩形波電圧の電圧位相変化の合計量を算出するステップと、合計量を1周期内のスイッチング回数で除算して各相の矩形波電圧の電圧位相の変化量の増減量を設定するステップとをさらに備える。
より好ましくは、決定するステップは、1周期内において、各相のスイッチング基準位相に対する第n番目のスイッチングの位相差を、増減量のn倍に設定する。
本発明によれば、矩形波電圧制御を行なう際に、オフセット電流の発生が抑制され、過電流や異常振動が防止される。
以下において、本発明の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。なお、以下では図中の同一または相当部分には同一符号を付してその説明は原則として繰返さない。
図1は、本発明の実施の形態に従うモータ駆動システムの全体構成図である。
図1を参照して、本発明の実施の形態に従うモータ駆動システム100は、直流電圧発生部10♯と、平滑コンデンサC0と、インバータ14と、交流モータM1とを備える。
交流モータM1は、たとえば、ハイブリッド自動車または電気自動車の駆動輪を駆動するためのトルクを発生する駆動用電動機である。あるいは、この交流モータM1は、エンジンにて駆動される発電機の機能を持つように構成されてもよく、電動機および発電機の機能を併せ持つように構成されてもよい。さらに、交流モータM1は、エンジンに対して電動機として動作し、たとえば、エンジン始動を行ない得るようなものとしてハイブリッド自動車に組み込まれるようにしてもよい。
直流電圧発生部10♯は、充電可能に構成された直流電源Bと、システムリレーSR1,SR2と、平滑コンデンサC1と、昇降圧コンバータ12とを含む。
直流電源Bは、たとえばニッケル水素またはリチウムイオン等の二次電池を含んで構成される。あるいは、電気二重層キャパシタ等の蓄電装置により直流電源Bを構成してもよい。直流電源Bが出力する直流電圧Vbは、電圧センサ10によって検知される。電圧センサ10は、検出した直流電圧Vbを制御装置30へ出力する。
システムリレーSR1は、直流電源Bの正極端子および正極線6の間に接続され、システムリレーSR1は、直流電源Bの負極端子および負極線5の間に接続される。システムリレーSR1,SR2は、制御装置30からの信号SEによりオン/オフされる。より具体的には、システムリレーSR1,SR2は、制御装置30からのH(論理ハイ)レベルの信号SEによりオンされ、制御装置30からのL(論理ロー)レベルの信号SEによりオフされる。平滑コンデンサC1は、正極線6および負極線5の間に接続される。
昇降圧コンバータ12は、リアクトルL1と、電力用半導体スイッチング素子Q1,Q2と、ダイオードD1,D2とを含む。
電力用半導体スイッチング素子Q1およびQ2は、正極線7および負極線5の間に直列に接続される。電力用半導体スイッチング素子Q1およびQ2のオン・オフは、制御装置30からのスイッチング制御信号S1およびS2によって制御される。
この発明の実施の形態において、電力用半導体スイッチング素子(以下、単に「スイッチング素子」と称する)としては、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)、電力用MOS(Metal Oxide Semiconductor)トランジスタあるいは、電力用バイポーラトランジスタ等を用いることができる。スイッチング素子Q1,Q2に対しては、逆並列ダイオードD1,D2がそれぞれ配置されている。
リアクトルL1は、スイッチング素子Q1およびQ2の接続ノードと正極線6の間に接続される。また、平滑コンデンサC0は、正極線7および負極線5の間に接続される。
インバータ14は、正極線7および負極線5の間に並列に設けられる、U相アーム15と、V相アーム16と、W相アーム17とを含む。各相アームは、正極線7および負極線5の間に直列接続されたスイッチング素子を含む。たとえば、U相アーム15は、スイッチング素子Q3,Q4を含む。V相アーム16は、スイッチング素子Q5,Q6を含む。W相アーム17は、スイッチング素子Q7,Q8を含む。また、スイッチング素子Q3〜Q8に対して、逆並列ダイオードD3〜D8がそれぞれ接続されている。スイッチング素子Q3〜Q8のオン・オフは、制御装置30からのスイッチング制御信号S3〜S8によって制御される。
各相アームの中間点は、交流モータM1の各相コイルの各相端に接続されている。代表的には、交流モータM1は、3相の永久磁石モータであり、U,V,W相の3つのコイルの一端が中性点に共通接続されて構成される。さらに、各相コイルの他端は、各相アーム15〜17のスイッチング素子の中間点と接続されている。
昇降圧コンバータ12は、昇圧動作時には、直流電源Bから供給された直流電圧Vbを昇圧した直流電圧VH(インバータ14への入力電圧に相当するこの直流電圧を、以下「システム電圧」とも称する)をインバータ14へ供給する。より具体的には、制御装置30からのスイッチング制御信号S1,S2に応答して、スイッチング素子Q1のオン期間およびQ2のオン期間が交互に設けられ、昇圧比は、これらのオン期間の比に応じたものとなる。
また、昇降圧コンバータ12は、降圧動作時には、平滑コンデンサC0を介してインバータ14から供給された直流電圧VH(システム電圧)を降圧して直流電源Bを充電する。より具体的には、制御装置30からのスイッチング制御信号S1,S2に応答して、スイッチング素子Q1のみがオンする期間と、スイッチング素子Q1,Q2の両方がオフする期間とが交互に設けられ、降圧比は上記オン期間のデューティ比に応じたものとなる。なお、スイッチング素子Q1,Q2の両方がオフする期間の代わりに、逆並列ダイオードD2のオン期間に合わせてスイッチング素子Q2のみをオンさせる期間を設けても良い。この場合には、原則としてスイッチング素子Q1,Q2は相補的にオン・オフを繰返す。
平滑コンデンサC0は、昇降圧コンバータ12からの直流電圧を平滑化し、その平滑化した直流電圧をインバータ14へ供給する。電圧センサ13は、平滑コンデンサC0の両端の電圧、すなわち、システム電圧を検出し、その検出値VHを制御装置30へ出力する。
インバータ14は、制御装置30からのスイッチング制御信号S3〜S8に応答して、スイッチング素子Q3〜Q8のスイッチング動作を行なう。インバータ14には平滑コンデンサC0から直流電圧VHが供給される。
インバータ14は、交流モータM1のトルク指令値が正(Trqcom>0)の場合には、スイッチング素子Q3〜Q8のスイッチング動作により直流電圧を交流電圧に変換して正のトルクを出力するように交流モータM1を駆動する。
また、インバータ14は、交流モータM1のトルク指令値が零の場合(Trqcom=0)には、スイッチング素子Q3〜Q8のスイッチング動作により、直流電圧を交流電圧に変換してトルクが零になるように交流モータM1を駆動する。
このような制御により、交流モータM1は、トルク指令値Trqcomによって指定された零または正のトルクを発生するように駆動される。
さらに、モータ駆動システム100が搭載されたハイブリッド自動車または電気自動車の回生制動時には、交流モータM1のトルク指令値Trqcomは負に設定される(Trqcom<0)。この場合には、インバータ14は、スイッチング素子Q3〜Q8のスイッチング動作により、交流モータM1が発電した交流電圧を直流電圧VHに変換し、その変換した直流電圧VH(システム電圧)を平滑コンデンサC0を介して昇降圧コンバータ12へ供給する。
なお、ここで言う回生制動とは、ハイブリッド自動車または電気自動車を運転するドライバーによるフットブレーキ操作があった場合の回生発電を伴う制動や、フットブレーキを操作しないものの、走行中にアクセルペダルをオフすることで回生発電をさせながら車両を減速(または加速の中止)させることを含む。
電流センサ24は、交流モータM1に流れるモータ電流を検出し、その検出したモータ電流を制御装置30へ出力する。なお、三相電流iu,iv,iwの瞬時値の和は零であるので、図1に示すように電流センサ24は2相分のモータ電流(たとえば、V相電流ivおよびW相電流iw)を検出するように配置すれば足りる。
回転角センサ(レゾルバ25)は、交流モータM1のロータ回転角θを検出し、その検出した回転角θを制御装置30へ送出する。制御装置30では、回転角θに基づき交流モータM1の回転数(回転速度)を算出する。
制御装置30は、外部に設けられた電子制御ユニット(上位ECU:図示せず)から入力されたトルク指令値Trqcom、電圧センサ10によって検出されたバッテリ電圧Vb、電圧センサ13によって検出されたシステム電圧VHおよび電流センサ24からのモータ電流iv,iw、レゾルバ25からの回転角θに基づいて、交流モータM1がトルク指令値Trqcomに従ったトルクを出力するように、昇降圧コンバータ12およびインバータ14の動作を制御する。
昇降圧コンバータ12およびインバータ14を上記のように制御するためのスイッチング制御信号S1〜S8を生成して、昇降圧コンバータ12およびインバータ14へ出力する。
昇降圧コンバータ12の昇圧動作時には、制御装置30は、平滑コンデンサC0の出力電圧VHをフィードバック制御し、出力電圧VHが電圧指令値となるようにスイッチング制御信号S1,S2を生成する。
また、制御装置30は、ハイブリッド自動車または電気自動車が回生制動モードに入ったことを示す信号RGEを外部ECUから受けると、交流モータM1で発電された交流電圧を直流電圧に変換するようにスイッチング制御信号S3〜S8を生成してインバータ14へ出力する。これにより、インバータ14は、交流モータM1で発電された交流電圧を直流電圧に変換して昇降圧コンバータ12へ供給する。
さらに、制御装置30は、ハイブリッド自動車または電気自動車が回生制動モードに入ったことを示す信号RGEを外部ECUから受けると、インバータ14から供給された直流電圧を降圧するようにスイッチング制御信号S1,S2を生成し、昇降圧コンバータ12へ出力する。これにより、交流モータM1が発電した交流電圧は、直流電圧に変換され、降圧されて直流電源Bに供給される。
さらに、制御装置30は、システムリレーSR1,SR2をオン/オフするための信号SEを生成してシステムリレーSR1,SR2へ出力する。
次に、制御装置30によって制御される、インバータ14における電力変換について詳細に説明する。
図2は、本発明の実施の形態に従うモータ駆動システムで用いられる制御方式を説明する図である。
図2に示すように、本発明の実施の形態によるモータ駆動システム100では、インバータ14における電圧変換について3つの制御モードを切換えて使用する。具体的には、3つの制御モードは、正弦波PWM制御、過変調PWM制御および矩形波電圧制御の各制御モードである。
正弦波PWM制御は、一般的なPWM制御方式として用いられるものであり、各相アームにおけるスイッチング素子のオン・オフを、正弦波状の電圧指令値と搬送波(代表的には三角波)との電圧比較に従って制御する。この結果、上アーム素子のオン期間に対応するハイレベル期間と、下アーム素子のオン期間に対応するローレベル期間との集合について、一定期間内でその基本波成分が正弦波となるようにデューティ比が制御される。周知のように、正弦波PWM制御では、この基本波成分振幅をインバータ入力電圧の0.61倍までしか高めることができない。
一方、矩形波電圧制御では、上記一定期間内で、PWMデューティを最大値に維持した場合に相当する、ハイレベル期間およびローレベル期間の比が1:1の矩形波1パルス分を交流モータ印加する。これにより、変調率は0.78まで高められる。
過変調PWM制御は、搬送波の振幅を縮小するようにを歪ませた上で上記正弦波PWM制御と同様のPWM制御を行なうものである。この結果、基本波成分を歪ませることによって、変調率を0.61〜0.78の範囲まで高めることができる。本実施の形態では、通常のPWM制御方式である正弦波PWM制御および、過変調PWM制御の両者をPWM制御方式に分類する。
交流モータM1では、回転数や出力トルクが増加すると誘起電圧が高くなり、その必要電圧が高くなる。コンバータ12による昇圧電圧すなわち、システム電圧VHは、このモータ必要電圧(誘起電圧)よりも高く設定する必要がある。その一方で、コンバータ12による昇圧電圧すなわち、システム電圧には限界値(VH最大電圧)が存在する。
したがって、モータ必要電圧(誘起電圧)がシステム電圧の最大値(VH最大電圧)より低い領域では、正弦波PWM制御または過変調PWM制御によるPWM制御方式が適用されて、ベクトル制御に従ったモータ電流制御によって出力トルクがトルク指令値Trqcomに制御される。
その一方で、モータ必要電圧(誘起電圧)がシステム電圧の最大値(VH最大電圧)に達すると、システム電圧VHを維持した上で弱め界磁制御の一種としての矩形波電圧制御方式が適用される。矩形波電圧制御時には、基本波成分の振幅が固定されるため、電力演算によって求められるトルク実績値とトルク指令値との偏差に基づく、矩形波パルスの電圧位相制御によってトルク制御が実行される。
図3は、制御方式の選択手法を説明するフローチャートである。
図3のフローチャートに示されるように、図示しない上位ECUによって、アクセル開度等に従う車両要求出力に基づき交流モータM1のトルク指令値Trqcomが算出される(ステップS100)のを受けて、制御装置30は、予め設定されたマップ等に基づいて、交流モータM1のトルク指令値Trqcomおよび回転数からモータ必要電圧(誘起電圧)を算出し(ステップS110)、さらに、モータ必要電圧とシステム電圧の最大値(VH最大電圧)との関係に従って、矩形波電圧制御方式およびPWM制御方式(正弦波PWM制御方式/過変調PWM制御方式)のいずれを適用してモータ制御を行なうかを決定する(ステップS120)。PWM制御方式の適用時に、正弦波PWM制御方式および過変調PWM制御方式のいずれを用いるかについては、ベクトル制御に従う電圧指令値の変調率範囲に応じて決定する。上記制御フローに従って、交流モータM1の運転条件に従って、図2に示した複数の制御方式のうちから適正な制御方式が選択される。
図4は、モータ条件に対応した制御方式の切換えを説明する図である。
制御方式の選択の結果、図4に示されるように、低回転数域A1ではトルク変動を小さくするために正弦波PWM制御が用いられ、中回転数域A2では過変調PWM制御、高回転数域A3では矩形波電圧制御が適用される。特に、過変調PWM制御および矩形波電圧制御の適用により、交流モータM1の出力向上が実現される。このように、図2に示した制御モードのいずれを用いるかについては、実現可能な変調率の範囲内で決定される。
図5は、制御装置30によって実行されるPWM制御の制御ブロック図である。
図5に示されるように、PWM制御部200は、電流指令生成部210と、座標変換部220,250と、PI演算部240と、PWM信号生成部260と、制御モード判定部270とを含む。
電流指令生成部210は、予め作成されたテーブル等に従って、トルク指令値Trqcomに応じたd軸電流指令値Idcomおよびq軸電流指令値Iqcomを生成する。
座標変換部220は、レゾルバ25によって検出される交流モータM1の回転角θを用いた座標変換(3相→2相)により、電流センサ24によって検出されたV相電流ivおよびW相電流ivを基に、d軸電流Idおよびq軸電流Iqを算出する。
PI演算部240には、d軸電流の指令値に対する偏差ΔId(ΔId=Idcom−Id)およびq軸電流の指令値に対する偏差ΔIq(ΔIq=Iqcom−Iq)が入力される。PI演算部240は、d軸電流偏差ΔIdおよびq軸電流偏差ΔIqについて所定ゲインによるPI演算を行なって制御偏差を求め、この制御偏差に応じたd軸電圧指令値Vd♯およびq軸電圧指令値Vq♯を生成する。
座標変換部250は、交流モータM1の回転角θを用いた座標変換(2相→3相)によって、d軸電圧指令値Vd♯およびq軸電圧指令値Vq♯をU相、V相、W相の各相電圧指令値Vu,Vv,Vwに変換する。なお、d軸,q軸電圧指令値Vd♯,Vq♯から各相電圧指令値Vu,Vv,Vwへの変換には、システム電圧VHも反映される。
制御モード判定部270は、図3に示したフローチャートに従ってPWM制御方式(正弦波PWM制御方式/過変調PWM制御方式)が選択されたときに、以下に示す変調率演算に従って、正弦波PWM制御方式および過変調PWM制御方式の一方を選択する。
制御モード判定部270は、PI演算部240によって生成されたd軸電圧指令値Vd♯およびq軸電圧指令値Vq♯を用いて、下記(1),(2)式に従って線間電圧振幅Vampを算出する。
Vamp=|Vd♯|・cosφ+|Vq♯|・sinφ …(1)
tanφ=Vq♯/Vd♯ …(2)
さらに、制御モード判定部270は、システム電圧VHに対する上記演算による線間電圧振幅Vampの比である変調率Kmdを、すなわち下記(3)式に従って演算する。
Kmd=Vamp/VH♯…(3)
制御モード判定部270は、上記の演算により求められた変調率Kmdに従って、正弦波PWM制御および過変調PWM制御の一方を選択する。なお、上述のように、制御モード判定部270による制御方式の選択はPWM信号生成部260における搬送波の切換えに反映される。すなわち、過変調PWM制御方式時には、PWM信号生成部260におけるPWM変調時に用いられる搬送波が、正弦波PWM制御方式時の一般的なものから切換えられる。
あるいは、式(3)により求められた変調率KmdがPWM制御方式により実現可能な範囲を超えている場合には、制御モード判定部270は、矩形波電圧制御方式への変更を促す出力を上位ECU(図示せず)に対して送出してもよい。
PWM信号生成部260は、各相における電圧指令値Vu,Vv,Vwと所定の搬送波との比較に基づいて、図1に示したスイッチング制御信号S3〜S8を生成する。インバータ14が、PWM制御部200によって生成されたスイッチング制御信号S3〜S8に従ってスイッチング制御されることにより、電流指令生成部210に入力されたトルク指令値Trqcomに従ったトルクを出力するための交流電圧が印加される。
このように、トルク指令値Trqcomに応じた電流指令値(Idcom,Iqcom)へモータ電流を制御する閉ループが構成されることにより、交流モータM1の出力トルクはトルク指令値Trqcomに従って制御される。
図6は、制御装置30によって実行される矩形波電圧制御の制御ブロック図である。
図6を参照して、矩形波電圧制御部400は、PWM制御方式時と同様の座標変換部220と、トルク推定部420と、PI演算部430と、位相リミッタ432と、矩形波発生部440と、信号発生部450とを含む。
座標変換部220は、PWM制御方式時と同様に、電流センサ24によるV相電流ivおよびW相電流iwから求められる各相電流をd軸電流Itおよびq軸電流Iqに座標変換する。
トルク推定部420は、座標変換部220によって求められたd軸電流Idおよびq軸Iqを用いて、交流モータM1の出力トルクを推定する。トルク推定部420は、たとえば、d軸電流Idおよびq軸電流Iqを引数としてトルク推定値Trqを出力するトルク算出マップにより構成される。
PI演算部430へは、トルク指令値Trqcomに対するトルク推定値Trqの偏差ΔTrq(ΔTrq=Trqcom−Trq)が入力される。PI演算部430は、トルク偏差ΔTrqについて所定ゲインによるPI演算を行なって制御偏差を求め、求められた制御偏差に応じて矩形波電圧の位相φvを設定する。具体的には、正トルク発生(Trqcom>0)時には、トルク不足時には電圧位相を進める一方で、トルク過剰時には電圧位相を遅らせるとともに、負トルク発生(Trqcom<0)時には、トルク不足時には電圧位相を遅らせる一方で、トルク過剰時には電圧位相を進める。
位相リミッタ432は、PI演算部430の出力する位相φVIに所定の制限をかける。そして、位相リミッタの出力する電圧位相Φvは、矩形波発生部440に与えられる。
矩形波発生部440は、電圧位相φvに従って、各相電圧指令値(矩形波パルス)Vu,Vv,Vwを発生する。信号発生部450は、各相電圧指令値Vu,Vv,Vwに従ってスイッチング制御信号S3〜S8を発生する。インバータ14がスイッチング制御信号S3〜S8に従ったスイッチング動作を行なうことにより、電圧位相φvに従った矩形波パルスが、モータの各相電圧として印加される。
図6に示した矩形波電圧制御部400では、トルクフィードバック制御に用いるトルク推定値Trqの算出を、図5に示したPWM制御時と同様に電流センサ24およびレゾルバ25の出力のみに基づいて実行している。このため、PWM制御と矩形波電圧制御との間で制御方式を切換えた場合においても、モータ制御に用いる交流モータの状態量(センサ検出量)に変化が生じない。
[矩形波電圧制御におけるオフセット電流の低減]
矩形波電圧制御では、ロータの回転角に対して矩形波の電圧位相を操作することによりトルク制御を実施している。たとえば、所定範囲内の位相操作量では、電気角に対して電圧位相を進める量に応じて、トルクを増加させることができる。通常、三相モータの場合、電圧位相を操作することが可能なタイミングは、電気角の1周期中に6回存在する。
しかし、電気角の1周期中に6回のタイミングの全てにおいて、様々な電圧位相への操作が可能にしておくと、毎回異なる電圧位相の操作が行なわれる可能性があり、三相の矩形電圧の上下幅が異なり、オフセット電流が発生するという問題がある。このオフセット電流は、過電流や車両振動の原因となる可能性がある。そこで、まずこの電圧位相の操作について説明を行なう。
図7は、矩形波制御において定常時で電圧位相を操作しない場合の各相の電圧波形を示した波形図である。
図7においては、横軸は時間を示すが、横軸には時間の変化に対応する電気角が記載されている。電気角は、ロータの回転位置に基づいて定まる。
三相モータの場合、矩形波制御では定常時にはU相電圧Vu、V相電圧Vv、W相電圧Vwは120°ずつずれており、各波形は上下幅が電気角で各々180°と等しくなっている。各波形はオン・オフの幅が等しいのでこの状態ではオフセット電流は発生しない。
矩形波制御において電圧位相を変更することができるタイミングは、各相波形がオンからオフまたはオフからオンへと遷移するタイミングである。したがって、電圧位相を変更することができるタイミングは、図7の波形においては電気角60°ごとに存在する。
図8は、電圧位相の操作によりオフセット電流が発生する例を説明するための図である。
図8を参照して、この例では、180°の電気角においてU相の電圧が遷移するタイミングを変更した場合が示される。この例の電圧位相の操作量は10°である。電気角180°以降は、U相、V相、W相の各波形は電気角10°だけ後ろにずれている。すると、図8の矢印で示すように、オン幅が電気角190°となる部分がある。すると前後の隣り合う180°オフ期間と幅が異なるので、電圧のオン時とオフ時のバランスが一時的に崩れて、オフセット電流が発生する。操作量が10°よりも大きくなれば、バランスの崩れが大きくなるのでオフセット電流はさらに大きくなる。
ここで、この1周期内で、トルク指令に応答して電気角でスイッチング(各矩形波電圧波形の立ち上がりまたは立下り)の位相を60°遅らせたい場合を考える。電気角0°においてスイッチング位相を60°遅らせるのでは、U相電圧のオフ期間が180+60=240°になり、次のオン期間の180°と著しくバランスが崩れてしまう。同様にV相でもオフ期間が240°になる期間が発生し、W相ではオン期間が240°になる期間が発生してしまう。
このような場合、電圧位相を操作するときに電気周期ごとの操作量を一定に保てば、電圧のオン時とオフ時の幅を等しくしておくことができる。すなわち、各相においてオフからオンに遷移する波形の立ち上がりを遅らせる場合には、その次の立下りも遅らせて、スイッチング波形のオン幅とオフ幅をなるべく等しく保つように制御を行なえばよい。
以下に、電気角0°から300°までの各スイッチングにおいて、毎回電圧位相の変化量を10°ずつ増加させていく場合を例に説明する。
図9は、本願の発明が適用された場合の電圧位相の変化の一例を示した波形図である。
図9を参照して、電圧位相の変化の合計量が60°である場合が例示されている。図9では、1周期内に各相で2回ずつ合計6回のスイッチングが行なわれている。位相の変化量がすべてゼロであれば、スイッチングが行われる時期は図7に示したように0°,60°,120°,180°,240°,300°の6箇所である。これらの時期をスイッチング基準位相と呼ぶことにする。
まず、スイッチング基準位相0°では、U相電圧Vuを10°遅らせる。すると、U相電圧VuがLからHに立ち上がるのは電気角10°の位置になる。
次に、スイッチング基準位相60°では、先ほどの変化量よりもさらに10°遅らせ、W相電圧Vwを遷移させる時期を基準位相に対して20°遅らせる。すると、W相電圧VwがHからLに立ち下がるのは電気角60+20=90°の位置になる。
次に、スイッチング基準位相120°では、先ほどの変化量よりもさらに10°遅らせ、V相電圧Vvを遷移させる時期を基準位相に対して30°遅らせる。すると、V相電圧VvがLからHに立ち上がるのは電気角120+30=150°の位置になる。
次に、スイッチング基準位相180°では、先ほどの変化量よりもさらに10°遅らせ、U相電圧Vuを遷移させる時期を基準位相に対して40°遅らせる。すると、U相電圧VuがLからHに立ち下がるのは電気角180+40=220°の位置になる。
次に、スイッチング基準位相240°では、先ほどの変化量よりもさらに10°遅らせ、W相電圧Vwを遷移させる時期を基準位相に対して50°遅らせる。すると、W相電圧VwがLからHに立ち上がるのは電気角240+50=290°の位置になる。
次に、スイッチング基準位相300°では、先ほどの変化量よりもさらに10°遅らせ、V相電圧Vvを遷移させる時期を基準位相に対して60°遅らせる。すると、V相電圧VvがLからHに立ち下がるのは電気角300+60=360°の位置になる。
そして、次の周期以降は、基準位相に対して一律に60°遅らせて各相の波形を変化させる。このように、電圧波形の位相を60°遅らせる場合に、1周期の間は変化分を次第に増加させていき、次の周期からは一律に60°遅らせる。これにより、各相の電圧波形のオン期間とオフ期間のバランスが著しく崩れる場所が無くなり、オフセット電流の発生は防止される。
具体的には、破線で囲まれた期間TUにおいては、U,V,W相電圧のオン期間は210°であり、オフ期間も210°であるので、オフセット電流は発生しないことがわかる。
図10は、図9に示した矩形波制御を実現する制御を説明するためのフローチャートである。このフローチャートの処理は、所定のメインルーチンから一定時間経過ごとまたは所定の条件が成立するごとに呼出されて実行される。
なお、このフローチャートの処理は、図1の制御装置30によって実行されるものであるが、図6では、矩形波電圧制御部400に相当する処理の内部で実行されるものである。
図10を参照して、まずステップS1において現在の時刻が取得され、その時刻が電気角300°に相当するタイミングであるか、すなわち、1周期におけるスイッチング基準位相0°,60°,120°,180°,240°,300°のうち最後のスイッチング基準位相であるか否かが判断される。ステップS1の判断が肯定的(YES)であれば処理はステップS2に進み、ステップS1の判断が否定的(NO)であれば、処理はステップS6に進む。
ステップS2では、前回のサイクルでステップS5において演算しておいたΔθaの6倍を基準位相からの変化量Δθに決定する。そしてステップS3において、相電圧のスイッチングを実行する。図9では、電気角0°の手前の300°に相当する時刻で、変化量Δθ=0°に設定されているので、V相電圧Vvがちょうど300°でHレベルからLレベルに立ち下がっている。
ステップS3に続いてステップS4の処理が実行される。ステップS4ではフィードバック演算により、1周期で位相をどれだけ変化させるかの合計量Δθtotが次式により演算される。
Δθtot=Kp×ΔTq+Ki×ΣΔTq …(4)
なお、Kpは比例積分制御(PI制御)の比例ゲインであり、Kiは積分ゲインである。またTqはトルクである。この演算は、図6ではPI演算部で実行される。
ステップS4に続いてステップS5の処理が実行される。ステップS5では、Δθtotの6分の1を、1周期のうちの6回のスイッチングにおけるスイッチング基準位相に対しての、各相の矩形波電圧の電圧位相の変化量の1回あたりの増加量(または減少量)Δθaに設定する。そして、ステップS17に処理が進み、制御はメインルーチンに移される。
ステップS1からステップS6に処理が進んだ場合には、ステップS6において、時刻tが電気角0°に相当するタイミングであるか、すなわち、1周期におけるスイッチング基準位相0°,60°,120°,180°,240°,300°のうち最初のスイッチング基準位相であるか否かが判断される。ステップS6の判断が肯定的(YES)であればステップS7処理が進み、位相変化量ΔθはステップS5で演算しておいたΔθaに設定される。
一方、ステップS6の判断が否定的(NO)であれば、ステップS8に処理が進む。ステップS8においては、時刻tが電気角60°に相当するタイミングであるか否かが判断される。ステップS8の判断が肯定的(YES)であればステップS9に処理が進み、位相変化量ΔθはステップS7で設定する値よりもさらにΔθaだけ多いΔθa×2に設定される。
ステップS8の判断が否定的(NO)であれば、ステップS10に処理が進む。ステップS10においては、時刻tが電気角120°に相当するタイミングであるか否かが判断される。ステップS10の判断が肯定的(YES)であればステップS11に処理が進み、位相変化量ΔθはステップS9で設定する値よりもさらにΔθaだけ多いΔθa×3に設定される。
ステップS10の判断が否定的(NO)であれば、ステップS12に処理が進む。ステップS12においては、時刻tが電気角180°に相当するタイミングであるか否かが判断される。ステップS12の判断が肯定的(YES)であればステップS13に処理が進み、位相変化量ΔθはステップS11で設定する値よりもさらにΔθaだけ多いΔθa×4に設定される。
ステップS12の判断が否定的(NO)であれば、ステップS14に処理が進む。ステップS14においては、時刻tが電気角240°に相当するタイミングであるか否かが判断される。ステップS14の判断が肯定的(YES)であればステップS15に処理が進み、位相変化量ΔθはステップS13で設定する値よりもさらにΔθaだけ多いΔθa×5に設定される。
ステップS14の判断が否定的(NO)であれば、今回の時刻tのタイミングではスイッチングが実行されない場合であり、ステップS17に処理が進み制御はメインルーチンに移される。
ステップS7,S9,S11,S13,S15のいずれかにおいて変化量Δθが設定された場合には、ステップS16に処理が進み、対応する矩形波電圧のスイッチングが実行され、その後ステップS17において制御はメインルーチンに移される。
図10のフローチャートで説明したように、1周期に6回あるスイッチングにおいて、基準位相からの変化量をΔθaずつ増加させていき、1周期経過した後にはΔθtotの位相変化量となるように制御を行なう。このようにすることで、各相の波形のオン期間とオフ期間のバランスが著しく崩れてしまう部分がなくなり、オフセット電流を低減させることが可能となる。
最後に、本願実施の形態について、各図を参照して総括的に説明する。図1に示したモータ駆動システム100は、たとえばハイブリッド自動車や電気自動車の車輪を駆動するために使用可能なものである。そして交流モータM1の制御装置は、図5に示したPWM制御部200を含む制御装置としても図6に示した矩形波電圧制御部400を含む制御装置としても動作しうる。
図6の矩形波電圧制御を行なうとき、交流モータの制御装置は、交流モータM1の回転位置を検出するセンサ(レゾルバ25)と、センサ(レゾルバ25)の出力に基づいて交流モータM1の各相に矩形波電圧を与える制御を行なう制御部(矩形波電圧制御部400)とを備える。図9に示すように、制御部(矩形波電圧制御部400)は、センサ(レゾルバ25)の出力に基づいて定まる電気角の1周期(電気角0〜360°)内において、各相のスイッチング基準位相(0,60,120,180,240,300°)に対しての各相の矩形波電圧の電圧位相の変化量(Δθ)をスイッチングごとに等しく増加または減少させる。
したがって、各矩形波のオン期間とオフ期間のバランスが著しく崩れてしまうことが避けられる。
好ましくは、図10で説明したように、制御部(矩形波電圧制御部400)は、電気角の1周期ごとに矩形波電圧の電圧位相変化の合計量(Δθtot)を算出し(図10:ステップS4)、合計量(Δθtot)を1周期内のスイッチング回数で除算して各相の矩形波電圧の電圧位相の変化量(Δθ)の増減量(Δθa)を設定する(図10:ステップS5)。
これにより、各矩形波のオン期間とオフ期間のバランスをうまく保ちながら、最終的には目標とする電圧位相を与えることができる。
より好ましくは、制御部(矩形波電圧制御部400)は、交流モータの発生するトルク量を指示するトルク指令(Trqcom)に基づいて、矩形波電圧の電圧位相変化の合計量(Δθtot)を算出する。
より好ましくは、制御部(矩形波電圧制御部400)は、1周期内において、各相のスイッチング基準位相に対する第n番目のスイッチングの位相差(Δθ)を、増減量(Δθa)のn倍に設定する。つまり、1番目のスイッチングでは、図10のステップS7に示すようにΔθ=Δθaとなり、2番目のスイッチングでは、ステップS9に示すようにΔθ=Δθa×2となり、3番目のスイッチングでは、ステップS11に示すようにΔθ=Δθa×3となる。さらに、4番目のスイッチングでは、ステップS13に示すようにΔθ=Δθa×4となり、5番目のスイッチングでは、ステップS15に示すようにΔθ=Δθa×5となり、6番目のスイッチングでは、ステップS2に示すようにΔθ=Δθa×6となる。
また、図10のフローチャートによって説明される本実施の形態における交流モータの制御方法は、交流モータの回転位置を検出するセンサ(レゾルバ25)の出力に基づいて交流モータの各相の矩形波電圧のレベルを遷移させるか否かを判断するステップ(S1,S6,S8,S10,S12,S14)と、センサの出力に基づいて定まる電気角の1周期内において、各相のスイッチング基準位相に対しての各相の矩形波電圧の電圧位相の変化量をスイッチングごとに等しく増加または減少させるように決定するステップ(S2,S7,S9,S11,S13,S15)と、スイッチング基準位相および変化量に基づいて、各相の矩形波電圧のレベルを遷移させるスイッチング動作を実行するステップ(S3,S16)とを備える。
好ましくは、交流モータの制御方法は、電気角の1周期ごとに矩形波電圧の電圧位相変化の合計量を算出するステップ(S4)と、合計量を1周期内のスイッチング回数で除算して各相の矩形波電圧の電圧位相の変化量の増減量を設定するステップ(S5)とをさらに備える。
より好ましくは、決定するステップ(S2,S7,S9,S11,S13,S15)は、1周期内において、各相のスイッチング基準位相に対する第n番目のスイッチングの位相差を、増減量のn倍に設定する。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明の実施の形態に従うモータ駆動システムの全体構成図である。 本発明の実施の形態に従うモータ駆動システムで用いられる制御方式を説明する図である。 制御方式の選択手法を説明するフローチャートである。 モータ条件に対応した制御方式の切換えを説明する図である。 制御装置30によって実行されるPWM制御の制御ブロック図である。 制御装置30によって実行される矩形波電圧制御の制御ブロック図である。 矩形波制御において定常時で電圧位相を操作しない場合の各相の電圧波形を示した波形図である。 電圧位相の操作によりオフセット電流が発生する例を説明するための図である。 本願の発明が適用された場合の電圧位相の変化の一例を示した波形図である。 図9に示した矩形波制御を実現する制御を説明するためのフローチャートである。
符号の説明
5 負極線、6 正極線、7 正極線、10# 直流電圧発生部、10 電圧センサ、13 電圧センサ、12 コンバータ、14 インバータ、15 U相アーム、16 V相アーム、17 W相アーム、24 電流センサ、25 レゾルバ、30 制御装置、100 モータ駆動システム、200 PWM制御部、210 電流指令生成部、220,250 座標変換部、240,430 PI演算部、260 PWM信号生成部、270 制御モード判定部、400 矩形波電圧制御部、420 トルク推定部、432 位相リミッタ、440 矩形波発生部、450 信号発生部、B 直流電源、C0,C1 平滑コンデンサ、D1〜D8 ダイオード、L1 リアクトル、M1 交流モータ、Q1〜Q8 スイッチング素子、SR1,SR2 システムリレー。

Claims (7)

  1. 交流モータの制御装置であって、
    前記交流モータの回転位置を検出するセンサと、
    前記センサの出力に基づいて前記交流モータの各相に矩形波電圧を与える制御を行なう制御部とを備え、
    前記制御部は、前記センサの出力に基づいて定まる電気角の1周期内において、各相のスイッチング基準位相に対しての各相の矩形波電圧の電圧位相の変化量をスイッチングごとに等しく増加または減少させる、交流モータの制御装置。
  2. 前記制御部は、前記電気角の1周期ごとに矩形波電圧の電圧位相変化の合計量を算出し、前記合計量を前記1周期内のスイッチング回数で除算して各相の矩形波電圧の電圧位相の前記変化量の増減量を設定する、請求項1に記載の交流モータの制御装置。
  3. 前記制御部は、前記交流モータの発生するトルク量を指示するトルク指令に基づいて、矩形波電圧の電圧位相変化の前記合計量を算出する、請求項2に記載の交流モータの制御装置。
  4. 前記制御部は、前記1周期内において、前記各相のスイッチング基準位相に対する第n番目のスイッチングの位相差を、前記増減量のn倍に設定する、請求項2に記載の交流モータの制御装置。
  5. 交流モータの制御方法であって、
    前記交流モータの回転位置を検出するセンサの出力に基づいて前記交流モータの各相の矩形波電圧のレベルを遷移させるか否かを判断するステップと、
    前記センサの出力に基づいて定まる電気角の1周期内において、各相のスイッチング基準位相に対しての各相の矩形波電圧の電圧位相の変化量をスイッチングごとに等しく増加または減少させるように決定するステップと、
    前記スイッチング基準位相および変化量に基づいて、各相の矩形波電圧のレベルを遷移させるスイッチング動作を実行するステップとを備える、交流モータの制御方法。
  6. 前記電気角の1周期ごとに矩形波電圧の電圧位相変化の合計量を算出するステップと、
    前記合計量を前記1周期内のスイッチング回数で除算して各相の矩形波電圧の電圧位相の前記変化量の増減量を設定するステップとをさらに備える、請求項5に記載の交流モータの制御方法。
  7. 前記決定するステップは、前記1周期内において、前記各相のスイッチング基準位相に対する第n番目のスイッチングの位相差を、前記増減量のn倍に設定する、請求項6に記載の交流モータの制御方法。
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