JP2021174570A - 車両用灯具 - Google Patents

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Abstract

【課題】見栄えの良い発光を可能とした車両用灯具を提供する。【解決手段】導光レンズ3は、棒状の第2の導光部6A,6Bと、第2の導光部6A,6Bと接続された板状の第3の導光部7とを有し、第2の導光部6A,6Bは、複数の第1の反射カット9と、複数の第1の反射カット9で反射された光Lにより線状に発光する第1の発光部10とを含み、第3の導光部7は、複数の第2の反射カット12と、複数の第2の反射カット12で反射された光により面状に発光する第2の発光部13とを含み、第2の導光部6A,6Bは、第3の導光部7よりも正面側に突出して設けられ、第2の導光部6A,6Bの正面側には、第3の導光部7との境界に沿った複数の段差面14が境界に向かって階段状に並んで設けられ、且つ、複数の段差面14の各間が段差面14に対して垂直な面15を構成している。【選択図】図5

Description

本発明は、車両用灯具に関する。
従来より、車両に搭載される車両用灯具として、発光ダイオード(LED)などの光源と、棒状や板状の導光レンズ(導光体)とを組み合わせたものが知られている。このような車両用灯具では、光源から出射された光を導光レンズの基端側から入射し、導光レンズの内部で反射を繰り返しながら、導光レンズの先端側に向けて光を導光させる。また、導光レンズの背面側に設けられた複数の反射カットで反射された光を導光レンズの正面側から出射する。これにより、導光レンズの正面側に設けられた発光部をライン状や面状に発光させることが可能である。
また、車両用灯具の中には、2つに分岐した棒状の導光部の間に亘って板状の導光部が一体に形成された導光レンズを備えたものがある(例えば、下記特許文献1,2を参照。)。このような導光レンズを備えた車両用灯具では、光源から出射された光を導光レンズの棒状及び板状の導光部に向けて導光させながら、これらの導光部をライン状及び面状に発光させることが行われている。
特開2016−178059号公報 特開2017−147102号公報
ところで、上述した従来の車両用灯具では、棒状の導光部と板状の導光部との境界で暗部が発生し、ライン状に発光する部分と面状に発光する部分との繋がり感が無くなることで、点灯時の見栄えが悪くなることがあった。
本発明は、このような従来の事情に鑑みて提案されたものであり、見栄えの良い発光を可能とした車両用灯具を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は以下の手段を提供する。
〔1〕 光源と、
前記光源から出射された光を導光させる導光レンズとを備え、
前記導光レンズは、第1の導光部と、前記第1の導光部と接続された棒状の第2の導光部と、前記第1の導光部及び前記第2の導光部と接続された板状の第3の導光部とを有し、
前記第1の導光部は、前記光源から出射された光が入射する入射部を含み、
前記第2の導光部は、その背面側に設けられた複数の第1の反射カットと、その正面側に設けられて、前記複数の第1の反射カットで反射された光により線状に発光する第1の発光部とを含み、
前記第3の導光部は、その背面側に設けられた複数の第2の反射カットと、その正面側に設けられて、前記複数の第2の反射カットで反射された光により面状に発光する第2の発光部とを含み、
前記第2の導光部は、前記第3の導光部よりも正面側に突出して設けられ、
前記第2の導光部の正面側には、前記第3の導光部との境界に沿った複数の段差面が前記境界に向かって階段状に並んで設けられ、且つ、前記複数の段差面の各間が前記段差面に対して垂直な面を構成していることを特徴とする車両用灯具。
〔2〕 前記段差面は、凸状又は凹状の曲面により構成されていることを特徴とする前記〔1〕に記載の車両用灯具。
〔3〕 前記導光レンズは、前記第1の導光部から分岐した一対の前記第2の導光部の間に前記第3の導光部が設けられた形状を有することを特徴とする前記〔1〕又は〔2〕に記載の車両用灯具。
〔4〕 前記複数の第1の反射カットと、前記複数の第2の反射カットとの少なくとも一部が、前記第2の導光部と前記第3の導光部との間で連続するように並んで設けられていることを特徴とする前記〔1〕〜〔3〕の何れか一項に記載の車両用灯具。
以上のように、本発明によれば、見栄えの良い発光を可能とした車両用灯具を提供することが可能である。
本発明の一実施形態に係る車両用灯具の構成を示す正面図である。 図1に示す車両用灯具が備える光源及び導光レンズの正面図である。 図2に示す導光レンズの構成を示す背面図である。 図3に示す導光レンズの一部を拡大した背面図である。 図2中に示す線分A−Aによる導光レンズの断面図である。 比較例1となる導光レンズの構成を示す断面図である。 比較例2となる導光レンズの構成を示す断面図である。 ブレーキランプの構成を示す断面図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
なお、以下の説明で用いる図面においては、各構成要素を見やすくするため、構成要素によって寸法の縮尺を異ならせて示すことがあり、各構成要素の寸法比率などが実際と同じであるとは限らない。
また、以下に示す図面では、XYZ直交座標系を設定し、X軸方向を車両用灯具の前後方向(長さ方向)、Y軸方向を車両用灯具の左右方向(幅方向)、Z軸方向を車両用灯具の上下方向(高さ方向)として、それぞれ示すものとする。
本発明の一実施形態として、例えば図1〜図5に示す車両用灯具1について説明する。
なお、図1は、車両用灯具1の構成を示す正面図である。図2は、車両用灯具1が備える光源2及び導光レンズ3の正面図である。図3は、導光レンズ3の構成を示す背面図である。図4は、導光レンズ3の一部を拡大した背面図である。図5は、図2中に示す線分A−Aによる導光レンズ3の断面図である。
本実施形態の車両用灯具1は、図1に示すように、車両(図示せず。)の後端側の両コーナー部に搭載されるリアコンビネーションランプRCLを構成するものである。
なお、図1では、車両の後部において左右対称に配置されるリアコンビネーションランプRCLのうち、後部右側に配置されたリアコンビネーションランプRCLを図示している。
また、以下の説明において、「前」「後」「左」「右」「上」「下」との記載は、特に断りのない限り、車両用灯具1を正面(車両後方)から見たときのそれぞれの方向を意味するものとする。したがって、車両を正面(車両前方)から見たときのそれぞれの方向とは、前後左右を逆にした方向となっている。
リアコンビネーションランプRCLは、機能ランプとして、赤色発光するテールランプTLLと、赤色発光するブレーキランプ(ストップランプ)BRLと、橙色発光するターンランプTRLとを有している。
テールランプTLLは、リアコンビネーションランプRCLを正面視したときに、その上下両側で互いに左右方向に延在する部分と、その右側で上下方向に延在する部分とを有して、全体として逆C字状に形成されている。
ブレーキランプBRLは、リアコンビネーションランプRCLを正面視したときに、テールランプTLLの上下両側部分及び右側部分の内側に接して設けられている。
ターンランプTRLは、リアコンビネーションランプRCLを正面視したときに、テールランプTLLの上下両側部分とブレーキランプBRLとの内側に設けられている。
このうち、テールランプTLLとブレーキランプBRLとは、本実施形態の車両用灯具1により一体に構成されている。
本実施形態の車両用灯具1は、図1に示す灯体Hの内部に、図2に示すような複数(本実施形態では4つ)の光源2と、導光レンズ3とを備えている。
なお、灯体Hは、正面が開口したハウジングと、このハウジングの開口を覆う透明なレンズカバー(アウターレンズ)とにより構成される。なお、灯体Hの形状については、車両のデザイン等に合わせて、適宜変更することが可能である。
複数の光源2は、図2に示すように、例えば赤色光(以下、単に光という。)を発するLEDからなる。複数の光源2は、LEDを駆動する駆動回路(図示せず。)が設けられた回路基板4の正面側(+X軸側)に実装されて、導光レンズ3に向けて光を放射状に出射する。すなわち、これら複数の光源2は、同じ回路基板4の同一面上に設けられて、互いに同一方向に向けて光を放射状に出射する構成となっている。
なお、本実施形態では、上述した複数の光源2を構成するLEDと、これら複数のLEDを駆動する駆動回路とが回路基板4上に実装された構成となっているが、複数のLEDが実装された実装基板と、これら複数のLEDを駆動する駆動回路が設けられた回路基板とを別々に配置し、実装基板と回路基板との間をハーネスと呼ばれる配線コードを介して電気的に接続し、複数のLEDが発する熱から駆動回路を保護する構成としてもよい。
導光レンズ3は、図2〜図5に示すように、例えばポリカーボネイトやアクリル等の透明樹脂やガラスなど、空気よりも屈折率の高い光透過性部材からなる。導光レンズ3は、上述したテールランプTLLに対応して、棒状の第1の導光部5と、第1の導光部5と接続された一対の棒状の第2の導光部6A,6Bと、第1の導光部5及び一対の第2の導光部6A,6Bと接続された板状の第3の導光部7とを有している。
第1の導光部5は、複数の光源2と対向する基端側の端部に位置して、それぞれの光源2から出射された光Lが入射する複数(本実施形態では4つ)の入射部8を有している。複数の入射部8は、それぞれの光源2と対向する平面(入射面)により構成されている。
一方、入射部8は、上述した平面に限らず、それぞれの光源2から放射状に出射された光Lを平行化又は集光しながら、第1の導光部5の内部へと入射する形状としてもよい。
例えば、入射部8は、光源2と対向する部分の中央に位置して、光源2から出射された光Lの一部が入射する凸面状の第1の集光入射面と、第1の集光入射面の周囲を囲む位置から光源2側に突出した部分の内周側に位置して、光源2から出射された光Lの一部が入射する略円筒状の第2の集光入射面と、突出した部分の外周側に位置して、第2の集光入射面から入射した光Lを反射する截頭円錐状の集光反射面とを有して、第1の集光入射面から入射した光Lを光軸寄りに集光させ、第2の集光入射面から入射した光Lを集光反射面で反射させることによって光軸寄りに集光させる構成としてもよい。
一対の第2の導光部6A,6Bは、第1の導光部5の先端側から分岐して設けられている。一対の第2の導光部6A,6Bのうち、一方の第2の導光部6Aは、テールランプTLLの右側及び上側部分に対応して設けられている。これに対して、他方の第2の導光部6Bは、テールランプTLLの下側部分に対応して設けられている。
一対の第2の導光部6A,6Bは、導光レンズ3の背面側に位置する複数の第1の反射カット9と、導光レンズ3の正面側に位置する第1の発光部10とを有している。
複数の第1の反射カット9は、第2の導光部6A,6Bの背面側に入射した光Lを導光レンズ3の正面側から第2の導光部6A,6Bの外部へと出射(透過)する角度で反射させるものであればよく、その形状や大きさ、数等について、特に限定されるものではない。本実施形態では、例えば、第1の反射カット9となる溝部が第2の導光部6A,6Bの幅方向に延在し且つ第2の導光部6A,6Bの軸線方向に並ぶことによって構成されている。
第1の発光部10は、複数の第1の反射カット9で反射された光Lを導光レンズ3の正面側から第2の導光部6A,6Bの外部へと出射する第1の出射面10aを有している。第1の出射面10aには、この第1の出射面10aから外部に向けて出射される光Lを拡散させるための複数の拡散カット11が設けられている。
拡散カット11としては、例えば、フルートカットや魚眼カットと呼ばれるレンズカットや、ローレット加工やシボ加工等を施すことによって形成された凹凸構造などを挙げることができる。本実施形態では、例えば、拡散カット11となる凸状に湾曲したフルートカットが各第2の導光部6A,6Bの軸線方向に延在し且つ各第2の導光部6A,6Bの幅方向に並ぶことによって構成されている。また、第1の出射面10aでは、この拡散カット11の形状等を調整することによって、この第1の出射面10aから出射される光Lの拡散度合いを制御することが可能である。
第3の導光部7は、第1の導光部5から分岐した一対の第2の導光部6A,6Bの間に亘って、第1の導光部5及び一対の第2の導光部6A,6Bと一体に形成されている。第3の導光部7は、ブレーキランプBRLに対応して設けられている。
第3の導光部7は、導光レンズ3の背面側に位置する複数の第2の反射カット12と、導光レンズ3の正面側に位置する第2の発光部13とを有している。
複数の第2の反射カット12は、第3の導光部7の背面側に入射した光Lを導光レンズ3の正面側から第3の導光部7の外部へと出射(透過)する角度で反射させるものであればよく、その形状や大きさ、数等について、特に限定されるものではない。本実施形態では、例えば、第2の反射カット12となる溝部が並ぶことによって構成されている。
このうち、一対の第2の導光部6A,6Bの基端側の間には、複数の第1の反射カット9を構成する溝部と、複数の第2の反射カット12を構成する溝部とが、一対の第2の導光部6A,6Bと第3の導光部7との間で連続するように並んで設けられている。
一方、複数の第2の反射カット12を構成する溝部は、一対の第2の導光部6A,6Bと第3の導光部7との間で連続する部分から一対の第2の導光部6A,6Bの先端側に向かって、一対の第2の導光部6A,6Bの間で間欠的に並んで設けられている。
第2の発光部13は、複数の第2の反射カット12で反射された光Lを導光レンズ3の正面側から第3の導光部7の外部へと出射する第2の出射面13aを有している。第2の出射面13aは、平面により構成されている。
一方、第2の出射面13aの一部には、上述した複数の拡散カット11が設けられている。第2の出射面13aに設けられた複数の拡散カット11は、他方の第2の導光部6B側の第1の出射面10aに設けられた複数の拡散カット11と連続して設けられている。
以上のような構成を有する本実施形態の車両用灯具1では、複数の光源2から出射された光Lが入射部8から第1の導光部5の内部に入射した後、一対の第2の導光部6A,6B及び第3の導光部7に向けて導光される。また、第1の導光部5から一対の第2の導光部6A,6Bの内部に入射した光Lが各第2の導光部6A,6Bの先端側に向けて導光される。さらに、第1の導光部5及び一対の第2の導光部6A,6Bから第3の導光部7の内部に入射した光Lが第3の導光部7の先端側に向けて導光される。
本実施形態の車両用灯具1では、第2の導光部6A,6Bの内部で導光される光Lが複数の第1の反射カット9で反射されることによって、これら複数の第1の反射カット9で反射された光Lが第1の出射面10aから第2の導光部6A,6Bの外部へと出射される。これにより、第1の発光部10をライン状に発光させることが可能である。
また、本実施形態の車両用灯具1では、第3の導光部7の内部で導光される光Lが複数の第2の反射カット12で反射されることによって、これら複数の第2の反射カット12で反射された光Lが第2の出射面13aから第3の導光部7の外部へと出射される。これにより、第2の発光部13を面状に発光させることが可能である。
したがって、この車両用灯具1では、第1の発光部10及び第2の発光部13を発光させることによって、上述した図1に示すリアコンビネーションランプRCLのうち、テールランプTLLを赤色発光させることが可能である。
ところで、本実施形態の車両用灯具1では、図5に示すように、第2の導光部6A,6Bが第3の導光部7よりも正面側に突出して設けられている。また、第2の導光部6A,6Bの正面側には、第3の導光部3との境界に沿った複数の段差面14が境界に向かって階段状に並んで設けられている。さらに、複数の段差面14の各間は、段差面14に対して垂直な面(以下、垂直面という。)15を構成している。
ここで、図6に比較例1となる導光レンズ3Aを示す。また、図7に比較例2となる導光レンズ3Bを示す。なお、図6は、比較例1となる導光レンズ3Aの構成を示す断面図である。図7は、比較例2となる導光レンズ3Bの構成を示す断面図である。また、導光レンズ3A,3Bについては、上記導光レンズ3と同等の部位については、説明を省略すると共に、図面において同じ符号を付すものとする。
比較例1となる導光レンズ3Aは、図6に示すように、第2の導光部6A,6Bが第3の導光部7よりも正面側に突出して設けられると共に、第2の導光部6A,6Bの第3の導光部7に向かう側の側面16が凸状に湾曲した面を構成している。
この構成の場合、複数の第1の反射カット9で反射された光Lのうち、第2の導光部6A,6Bの側面16に入射した光L’が屈折しながら、第1の出射面10aから出射される光Lとは異なる方向に向かって出射される。このとき、第2の導光部6A,6Bと第3の導光部7との境界で暗部が発生する。その結果、ライン状に発光する第1の発光部10と、面状に発光する第2の発光部13との繋がり感が無くなることで、点灯時の見栄えが悪くなる。
比較例2となる導光レンズ3Bは、図7に示すように、第2の導光部6A,6Bが第3の導光部7よりも正面側に突出して設けられると共に、第2の導光部6A,6Bの第3の導光部7に向かう側の側面17が第1の出射面10aに対して垂直な面を構成している。
この構成の場合、複数の第1の反射カット9で反射された光Lのうち、第2の導光部6A,6Bの側面17に入射した光L’が(全)反射しながら、第1の出射面10aから出射される光Lとは異なる方向に向かって出射される。このとき、第2の導光部6A,6Bと第3の導光部7との境界で暗部が発生する。その結果、ライン状に発光する第1の発光部10と、面状に発光する第2の発光部13との繋がり感が無くなることで、点灯時の見栄えが悪くなる。
これに対して、本実施形態の導光レンズ3は、図5に示すように、複数の第1の反射カット9で反射された光Lのうち、第2の導光部6A,6Bの各段差面14に入射した光L’が、第1の出射面10aから出射される光Lと同じ方向に向かって出射される。
これにより、本実施形態の車両用灯具1では、第2の導光部6A,6Bと第3の導光部7との境界で暗部が発生することを防ぐことが可能である。その結果、ライン状に発光する第1の発光部10と、面状に発光する第2の発光部13との繋がり感を得ることができ、点灯時の見栄えを良くすることが可能である。
また、本実施形態の車両用灯具1では、図5に示すように、段差面14が凸状又は凹状(本実施形態では凸状)の曲面により構成されていてもよい。この構成の場合、段差面14から出射される光L’を、第1の出射面10aから出射される光Lと同じ方向に向かって拡散しながら出射することが可能である。なお、この構成の場合、垂直面14は、段差面14の中心軸に対して平行である。
以上のようにして、本実施形態の車両用灯具1では、導光レンズ3を発光させたときの見栄えを良くすることが可能である。
また、本実施形態の車両用灯具1では、図8に示すように、第3の導光部7の背面側に、ブレーキランプBRL用の光源ユニット20が配置されている。本実施形態の車両用灯具1では、この光源ユニット20から出射された光Lが第3の導光部7を透過することで、上述した図1に示すブレーキランプBRLを赤色発光させることが可能である。
本実施形態の車両用灯具1では、第3の導光部7のうち、複数の第2の反射カット12が間欠的に並ぶ部分において、光源ユニット20から出射された光Lを透過させる構成となっている。これにより、光源ユニット20から出射された光Lが複数の第2の反射カット12により拡散されることを抑制し、ブレーキランプBRLとしての光度を確保することが可能である。
なお、本発明は、上記実施形態のものに必ずしも限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、上記実施形態では、上述した第1の導光部5から分岐した一対の第2の導光部6A,6Bの間に第3の導光部7が設けられた導光レンズ3に限らず、一対の第2の導光部6A,6Bのうち何れか一方のみを有する構成であってもよい。
なお、上記実施形態では、上記車両用灯具1を上記リアコンビネーションランプRCLに適用した場合を例示しているが、本発明が適用される車両用灯具については、上述したリア側の車両用灯具に限らず、フロント側の車両用灯具に本発明を適用することも可能である。
すなわち、本発明が適用される車両用灯具については、上述したテールランプやブレーキランプの他にも、バックランプ、昼間点灯ランプ(DRL)、車幅灯(ポジションランプ)、方向指示器(ターンランプ)などの車両用灯具に対して、本発明を幅広く適用することが可能である。また、光源が発する光の色については、上述した赤色光に限らず、白色光や橙色光など、その車両用灯具の用途に応じて適宜変更することが可能である。
1…車両用灯具 2…光源 3…導光レンズ 4…回路基板 5…第1の導光部 6A…一方の第2の導光部 6B…他方の第2の導光部 7…第3の導光部 8…入射部 9…第1の反射カット 10…第1の発光部 11…拡散カット 12…第2の反射カット 13…第2の発光部 14…段差面 15…垂直面 16,17…側面 20…光源ユニット RCL…リアコンビネーションランプ TLL…テールランプ BRL…ブレーキランプ TRL…ターンランプ L…光

Claims (4)

  1. 光源と、
    前記光源から出射された光を導光させる導光レンズとを備え、
    前記導光レンズは、第1の導光部と、前記第1の導光部と接続された棒状の第2の導光部と、前記第1の導光部及び前記第2の導光部と接続された板状の第3の導光部とを有し、
    前記第1の導光部は、前記光源から出射された光が入射する入射部を含み、
    前記第2の導光部は、その背面側に設けられた複数の第1の反射カットと、その正面側に設けられて、前記複数の第1の反射カットで反射された光により線状に発光する第1の発光部とを含み、
    前記第3の導光部は、その背面側に設けられた複数の第2の反射カットと、その正面側に設けられて、前記複数の第2の反射カットで反射された光により面状に発光する第2の発光部とを含み、
    前記第2の導光部は、前記第3の導光部よりも正面側に突出して設けられ、
    前記第2の導光部の正面側には、前記第3の導光部との境界に沿った複数の段差面が前記境界に向かって階段状に並んで設けられ、且つ、前記複数の段差面の各間が前記段差面に対して垂直な面を構成していることを特徴とする車両用灯具。
  2. 前記段差面は、凸状又は凹状の曲面により構成されていることを特徴とする請求項1に記載の車両用灯具。
  3. 前記導光レンズは、前記第1の導光部から分岐した一対の前記第2の導光部の間に前記第3の導光部が設けられた形状を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の車両用灯具。
  4. 前記複数の第1の反射カットと、前記複数の第2の反射カットとの少なくとも一部が、前記第2の導光部と前記第3の導光部との間で連続するように並んで設けられていることを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の車両用灯具。
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