JP2021160182A - 加飾用積層フィルム - Google Patents

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Abstract

【課題】簡易なプロセスで被着部材を加飾することができ、さらに、凹凸を抑えた平滑な質感と、深い奥行感を付与し得る加飾用積層フィルムを提供する。
【解決手段】第一の粘着剤層、透明無機層、基材フィルム、第二の粘着剤層及び光拡散層をこの順に備え、前記第二の粘着剤層は、25℃における弾性率が1.5×10Pa以下である加飾用積層フィルム。
【選択図】図1

Description

本発明は加飾用積層フィルムに関する。
近年、スマートフォン等モバイル機器,PC機器,家電製品等の加飾部材として、様々な白色の加飾部材が市場より求められている。白色の加飾部材を得る手法としては,酸化チタン・酸化亜鉛等の白色顔料を含んだインク塗料を部材に直接印刷するといった手法や、白色顔料を含む加飾用積層フィルムを粘着剤を介して、部材に貼り合わせるといった製法が採用されてきた。
また、従来のガラスを基盤としたバッチ式製法から、粘着剤付きフィルムをロールとして提供し、生産性を高める手法が検討されている。
そして、このような加飾用積層フィルムは、印刷等により更に加飾することができ、部材に貼り合わせることができる等、簡易なプロセスで加飾が可能なため生産性に優れることから、より幅広い分野での応用も期待される。
例えば、特許文献1においては、白色度の高い着色領域を有し、かつ、簡易な作業で短時間に製造可能な、ガラス板と、酸化チタンを含有する白色の樹脂フィルムとを粘着層を介して固着したカバーガラスが開示されている。
奥行感のある白色の部材を得るため、加飾用積層フィルムにおける正反射界面と拡散反射界面とを分け、バランスをとることで奥行感を実現手法が提案されている。例えば、正反射成分を得るための透明基材として透明高屈酸化物積層フィルム、及び拡散白色反射成分を得るための基材として、酸化チタンや酸化亜鉛粒子等の白色顔料粒子を練り込んだ光拡散層が用いられ、両者を粘着剤を用いて積層することが検討されている。
特開2015−145974号公報
このような樹脂フィルム等の加飾用積層フィルムは、ガラス等の被着部材の内側に用いると傷つきにくい。さらに、被着部材が外側に位置することとなるため、被着部材の質感を製品にそのまま活かすことができる。
しかしながら、拡散白色反射成分を得るための光拡散層は、一般的に、酸化チタンや酸化亜鉛等の白色顔料粒子を含んでおり、その表層及び内部は、白色顔料粒子に起因する大きな凹凸形状を有している。この光拡散層を粘着剤を介して透明高屈酸化物積層フィルムに貼り合わせると、光拡散層の凹凸が高屈フィルム表面に影響する。
透明高屈酸化物積層フィルムは、高い正反射成分を有するため、得られた加飾用積層フィルムをガラス等の被着部材へ貼り合わせた後においても、光拡散層に起因する凹凸形状が柚子肌模様として視認されるという課題がある。
これは、奥行感のある白色を実現するため、透明高屈酸化物積層フィルムと光拡散層とを粘着剤を介して貼り合わせるといった積層フィルム特有の課題であり、解決が望まれている。
本願発明は、上記に鑑みてなされたものであり、簡易なプロセスで被着部材を加飾することができ、さらに、凹凸を抑えた平滑な質感と、深い奥行感を付与し得る加飾用積層フィルムを提供することを目的とする。
本発明者等は、上記課題を解決するために鋭意検討を重ねた結果、粘着剤層の弾性率を特定の範囲とすることにより、凹凸を抑えた平滑な質感と、深い奥行感を付与し得る加飾用積層フィルムが得られることを見出し、本発明を完成するに至った。すなわち、本発明は以下の通りである。
〔1〕
第一の粘着剤層、透明無機層、基材フィルム、第二の粘着剤層及び光拡散層をこの順に備え、
前記第二の粘着剤層は、25℃における弾性率が1.5×10Pa以下である加飾用積層フィルム。
〔2〕
第一の粘着剤層、透明無機層、基材フィルム、第二の粘着剤層及び光拡散層をこの順に備え、
前記第二の粘着剤層は、25℃における弾性率が1.8×10Pa以下であり、厚みが40μm以上である加飾用積層フィルム。
〔3〕
前記第一の粘着剤層は、25℃における弾性率が1.0×10Pa以上である請求項1又は2に記載の加飾用積層フィルム。
〔4〕
前記透明無機層が、NbO、SiN、及びTiOより選択される少なくとも一種を含む請求項1〜3のいずれか一項に記載の加飾用積層フィルム。
〔5〕
前記光拡散層が酸化亜鉛粒子、又は酸化チタン粒子を含む請求項1〜4のいずれか一項に記載の加飾用積層フィルム。
本発明の加飾用積層フィルムは、簡易なプロセスで被着部材を加飾することができ、凹凸を抑えた平滑な質感と、深い奥行感を付与することができる。
図1は、本発明の一実施形態による加飾用積層フィルムの概略断面図である。 図2は、本発明の一実施形態による加飾用積層フィルムの概略断面図である。
以下、図面を用いて、本発明を実施するための形態について詳述する。なお、本発明は、以下に説明する実施形態に限定されるものではない。また、以下の図面において、同じ作用を奏する部材・部位には同じ符号を付して説明することがあり、重複する説明は省略または簡略化することがある。また、図面に記載の実施形態は、本発明を明瞭に説明するために模式化されており、実際のサイズや縮尺を必ずしも正確に表したものではない。
[加飾用積層フィルム]
図1に、本発明の一実施形態による加飾用積層フィルムの概略断面図を示す。
本発明の実施形態に係る加飾用積層フィルム1は、第一の粘着剤層15、透明無機層14、基材フィルム16、第二の粘着剤層13及び光拡散層12をこの順に備え、第二の粘着剤層は、25℃における弾性率が1.5×10Pa以下である。
本発明の他の実施形態に係る加飾用積層フィルム1は、第一の粘着剤層15、透明無機層14、基材フィルム16、第二の粘着剤層13及び光拡散層12をこの順に備え、第二の粘着剤層は、25℃における弾性率が1.8×10Pa以下であり、厚みが40μm以上である。
<第一の粘着剤層>
第一の粘着剤層15は、透明粘着剤からなる層であることが好ましい。
本実施形態の加飾用積層フィルム1は、例えば第一の粘着剤層15を介して透明な被着部材の内側(視認される側の反対側)に貼付されて用いられることで、被着部材を内側から装飾できる。
第一の粘着剤層は、25℃における弾性率が1.0×10Pa以上であることが好ましい。
本発明の実施形態に係る加飾用積層フィルムは、25℃における弾性率を1.0×10Pa以上とすることにより、透明無機層付きフィルムが受ける光拡散層に起因する凹凸形状の影響が抑制されることとなり、凹凸を抑えた平滑な質感と、深い奥行感を付与し得る加飾用積層フィルムとすることができる。
第一の粘着剤層の25℃における弾性率は、上記の観点から1.0×10Pa以上であることが好ましく、1.2×10Pa以上であることがより好ましい。また、取り扱い性の観点から3.0×10Pa以下であることが好ましく、2.8×10Pa以下であることがより好ましく、2.6×10Pa以下であることがさらに好ましい。
第一の粘着剤層の弾性率は、下記の方法により測定することができる。
測定対象である粘着シートまたは粘着剤層を複数枚重ね合わせることにより、厚さ約2mmの粘着剤層を作製する。この粘着剤層を直径7.9mmの円盤状に打ち抜いた試料をパラレルプレートで挟み込んで固定し、粘弾性試験機(例えば、ティー・エー・インスツルメント社製、ARESまたはその相当品)により以下の条件で動的粘弾性測定を行い、25℃における貯蔵弾性率G’(25℃)[Pa]を求めたものを本件における弾性率とする。
・測定モード:せん断モード
・温度範囲 :−70℃〜150℃
・昇温速度 :5℃/min
・測定周波数:1Hz
第一の粘着剤層の弾性率は、用いる材料や組成比を適宜変えることにより前記範囲内に調整することができる。
第一の粘着剤層15を形成する第一の粘着剤は25℃における弾性率が1.0×10Pa以上であれば特に限定されず、例えばアクリル系粘着剤、ゴム系粘着剤、シリコーン系粘着剤、ポリエステル系粘着剤、ウレタン系粘着剤、エポキシ系粘着剤、及びポリエーテル系粘着剤のいずれかを単独で、或いは、2種類以上を組み合わせて使用することができる。透明性、加工性及び耐久性などの観点から、アクリル系粘着剤を用いることが好ましい。
第一の粘着剤層15は、被着部材に貼付される際まで剥離ライナーにより保護されていることが好ましい。
第一の粘着剤層はベースポリマーを含有する第一の粘着剤組成物(以下、単に「粘着剤組成物」と称する場合がある)により形成されることが好ましい。ベースポリマーとしては、粘着剤に用いられる公知のポリマーを用いることが可能である。ここで、ベースポリマーとは、第一の粘着剤組成物に含まれるポリマーの主成分をいう。また、この明細書において「主成分」とは、特記しない場合、50質量%を超えて含まれる成分を指す。
(1−1)第一の粘着剤組成物
第一の粘着剤組成物は、ベースポリマーとして(メタ)アクリル系ポリマーを含むことが好ましい。なお、(メタ)アクリレートはアクリレート及び/又はメタクリレートをいう。
本発明の実施形態における(メタ)アクリル系ポリマーは、(メタ)アクリル酸アルキルおよび水酸基含有モノマーをモノマー単位として含有する水酸基含有(メタ)アクリル系ポリマーであることが好ましい。水酸基を導入する手法は特に制限されないが、例えば、水酸基含有モノマーを共重合する手法が容易におこなうことができる。
なお、本発明の実施形態における(メタ)アクリル系ポリマーとは、アクリル系ポリマーおよび/またはメタクリル系ポリマーをいい、また(メタ)アクリレートはアクリレートおよび/またはメタクリレートをいい、また(メタ)アクリル酸アルキルはアクリル酸アルキルおよび/またはメタクリル酸アルキルをいう。
(メタ)アクリル酸アルキルとしては、例えば、(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸プロピル、(メタ)アクリル酸ブチル、(メタ)アクリル酸2−エチルヘキシルなどをなどがあげられる。これらの化合物は単独で使用してもよく、また2種以上を混合して使用してもよい。
前記水酸基含有モノマーとしては、例えば、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、4−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、6−ヒドロキシヘキシル(メタ)アクリレート、8−ヒドロキシオクチル(メタ)アクリレート、10−ヒドロキシデシル(メタ)アクリレート、12−ヒドロキシラウリル(メタ)アクリレート、(4−ヒドロキシメチルシクロへキシル)メチルアクリレート、N−メチロール(メタ)アクリルアミド、N−ヒドロキシ(メタ)アクリルアミド、ビニルアルコール、アリルアルコール、2−ヒドロキシエチルビニルエーテル、4−ヒドロキシブチルビニルエーテル、ジエチレングリコールモノビニルエーテルなどがあげられる。これらのモノマーは単独で使用してもよく、また2種以上を混合して使用してもよい。
前記水酸基含有モノマーは、単独で使用してもよく、また2種以上を混合して使用してもよいが、全体としての含有量は(メタ)アクリル系ポリマー100質量部に対して、1〜10質量部であることが好ましく、2〜6質量部であることがより好ましい。水酸基含有モノマーを共重合することにより、架橋などによる反応点が付与された水酸基含有(メタ)アクリル系ポリマーとすることとなる。
本発明の実施形態に用いられる(メタ)アクリル系ポリマーは、重量平均分子量が30万〜250万程度であることが望ましい。重量平均分子量が30万より小さい場合は、粘着剤組成物の凝集力が小さくなることにより糊残りを生じる傾向がある。重量平均分子量はGPC(ゲル・パーミエーション・クロマトグラフィー)により測定して得られたものをいう。
また、粘着性能のバランスが取りやすい理由から、前記(メタ)アクリル系ポリマーのガラス転移温度(Tg)が0℃以下(通常−100℃以上)、好ましくは−10℃以下であることが好ましい。ガラス転移温度が0℃より高い場合、ポリマーが流動しにくくなる。なお、(メタ)アクリル系ポリマーのガラス転移温度(Tg)は、用いるモノマー成分や組成比を適宜変えることにより前記範囲内に調整することができる。
また、前記モノマー以外のその他の重合性モノマーは、(メタ)アクリル系ポリマーのガラス転移点や剥離性を調整するための重合性モノマーなどを、本発明の効果を損なわない範囲で使用することができる。
(メタ)アクリル系ポリマーにおいて用いられるその他の重合性モノマーとしては、例えば、スルホン酸基含有モノマー、リン酸基含有モノマー、シアノ基含有モノマー、ビニルエステルモノマー、芳香族ビニルモノマーなどの凝集力・耐熱性向上成分や、酸無水物基含有モノマー、アミド基含有モノマー、アミノ基含有モノマー、エポキシ基含有モノマー、N−アクリロイルモルホリン、ビニルエーテルモノマーなどの接着力向上や架橋化基点として働く官能基を有す成分を適宜用いることができる。これらのモノマー化合物は単独で使用してもよく、また2種以上を混合して使用してもよい。
前記シアノ基含有モノマーとしては、例えば、アクリロニトリル、メタクリロニトリルなどがあげられる。
前記ビニルエステルモノマーとしては、例えば、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、ラウリン酸ビニルなどがあげられる。
前記芳香族ビニルモノマーとしては、例えば、スチレン、クロロスチレン、クロロメチルスチレン、α−メチルスチレンなどがあげられる。
前記アミド基含有モノマーとしては、例えば、アクリルアミド、ジエチルアクリルアミドなどがあげられる。
前記アミノ基含有モノマーとしては、例えば、N,N−ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレート、N,N−ジメチルアミノプロピル(メタ)アクリレート、N−(メタ)アクリロイルモルホリン、(メタ)アクリル酸アルキルアミノアルキルエステルなどがあげられる。
前記エポキシ基含有モノマーとしては、例えば、グリシジル(メタ)アクリレート、アリルグリシジルエーテルなどがあげられる。
前記ビニルエーテルモノマーとしては、例えば、メチルビニルエーテル、エチルビニルエーテル、イソブチルビニルエーテルなどがあげられる。
本発明の実施形態において、その他の重合性モノマーは、単独で使用してもよく、また2種以上を混合して使用してもよいが、全体としての含有量は(メタ)アクリル系ポリマー100質量部に対して、0〜300質量部であることが好ましく、0〜150質量部であることがより好ましい。
なお、(メタ)アクリル系ポリマーの重合法は特に制限されず、例えば、溶液重合、UV重合等の活性エネルギー線重合、塊状重合、乳化重合等の各種ラジカル重合などが挙げられる。また、得られる共重合体は、ランダム共重合体、ブロック共重合体、グラフト共重合体など何れでもよい。
ラジカル重合に用いられる重合開始剤、連鎖移動剤、乳化剤などの添加剤としては、本発明の効果を損なわない範囲で、任意の適切な添加剤を採用し得る。
溶液重合などに用い得る重合溶媒としては、例えば、酢酸エチル、トルエンなどが挙げられる。重合溶媒は、1種のみであってもよいし、2種以上であってもよい。
溶液重合は、例えば、窒素などの不活性ガス気流下で、重合開始剤を加え、通常、50℃〜70℃程度で、5時間〜30時間程度の反応条件で行われる。
溶液重合などに用い得る重合開始剤としては、本発明の効果を損なわない範囲で、任意の適切な熱重合開始剤を採用し得る。重合開始剤は、1種のみであってもよいし、2種以上であってもよい。このような重合開始剤としては、例えば、2,2’−アゾビスイソブチロニトリル、2,2’−アゾビス−2−メチルブチロニトリル、2,2’−アゾビス(2−メチルプロピオン酸)ジメチル、4,4’−アゾビス−4−シアノバレリアン酸、アゾビスイソバレロニトリル、2,2’−アゾビス(2−アミジノプロパン)ジヒドロクロライド、2,2’−アゾビス[2−(5−メチル−2−イミダゾリン−2−イル)プロパン]ジヒドロクロライド、2,2’−アゾビス(2−メチルプロピオンアミジン)二硫酸塩、2,2’−アゾビス(N,N’−ジメチレンイソブチルアミジン)、2,2’−アゾビス[N−(2−カルボキシエチル)−2−メチルプロピオンアミジン]ハイドレート(VA−057、和光純薬工業(株)製)などのアゾ系開始剤;過硫酸カリウム、過硫酸アンモニウムなどの過硫酸塩、ジ(2−エチルヘキシル)パーオキシジカーボネート、ジ(4−t−ブチルシクロヘキシル)パーオキシジカーボネート、ジ−sec−ブチルパーオキシジカーボネート、t−ブチルパーオキシネオデカノエート、t−ヘキシルパーオキシピバレート、t−ブチルパーオキシピバレート、ジラウロイルパーオキシド、ジ−n−オクタノイルパーオキシド、1,1,3,3−テトラメチルブチルパーオキシ−2−エチルヘキサノエート、ジ(4−メチルベンゾイル)パーオキシド、ジベンゾイルパーオキシド、t−ブチルパーオキシイソブチレート、1,1−ジ(t−ヘキシルパーオキシ)シクロヘキサン、t−ブチルハイドロパーオキシド、過酸化水素などの過酸化物系開始剤;過硫酸塩と亜硫酸水素ナトリウムの組み合わせ、過酸化物とアスコルビン酸ナトリウムの組み合わせなどの過酸化物と還元剤とを組み合わせたレドックス系開始剤;などが挙げられる。
重合開始剤の使用量は、効果的に重合反応を進行させ得る等の点で、単量体成分の全量100質量部に対して、好ましくは1質量部以下であり、より好ましくは0.005質量部〜1質量部であり、さらに好ましくは0.01質量部〜0.7質量部であり、特に好ましくは0.02質量部〜0.5質量部である。
連鎖移動剤としては、本発明の効果を損なわない範囲で、任意の適切な連鎖移動剤を採用し得る。連鎖移動剤は、1種のみであってもよいし、2種以上であってもよい。このような連鎖移動剤としては、例えば、ラウリルメルカプタン、グリシジルメルカプタン、メルカプト酢酸、2−メルカプトエタノール、α−チオグリセロール、チオグリコール酸、チオグルコール酸2−エチルヘキシル、2,3−ジメルカプト−1−プロパノールなどが挙げられる。
連鎖移動剤の使用量は、効果的に重合反応を進行させ得る等の点で、単量体成分の全量100質量部に対して、好ましくは0.1質量部以下である。
乳化剤としては、本発明の効果を損なわない範囲で、任意の適切な乳化剤を採用し得る。乳化剤は、1種のみであってもよいし、2種以上であってもよい。このような乳化剤としては、例えば、ラウリル硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸アンモニウム、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸アンモニウム、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル硫酸ナトリウムなどのアニオン系乳化剤;ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン−ポリオキシプロピレンブロックポリマーなどのノニオン系乳化剤;などが挙げられる。
乳化剤の使用量は、重合安定性や機械的安定性の観点から、単量体成分の全量100質量部に対して、好ましくは5質量部以下であり、より好ましくは0.3質量部〜5質量部であり、さらに好ましくは0.4質量部〜3質量部であり、特に好ましくは0.5質量部〜1質量部である。
アクリル系ポリマーは、好ましくは、UV重合、電子線重合などの活性エネルギー線重合によって製造し得る。アクリル系ポリマーは、より好ましくは、UV重合によって製造し得る。
UV重合を行う場合には、好ましくは、光重合開始剤を使用する。
光重合開始剤としては、本発明の効果を損なわない範囲で、任意の適切な光重合開始剤を採用し得る。光重合開始剤は、1種のみであってもよいし、2種以上であってもよい。このような光重合開始剤としては、例えば、ベンゾインエーテル系光重合開始剤、アセトフェノン系光重合開始剤、α−ケトール系光重合開始剤、芳香族スルホニルクロリド系光重合開始剤、光活性オキシム系光重合開始剤、ベンゾイン系光重合開始剤、ベンジル系光重合開始剤、ベンゾフェノン系光重合開始剤、ケタール系光重合開始剤、チオキサントン系光重合開始剤、アシルフォスフィンオキサイド系光重合開始剤などが挙げられる。
ベンゾインエーテル系光重合開始剤としては、具体的には、例えば、ベンゾインメチルエーテル、ベンゾインエチルエーテル、ベンゾインプロピルエーテル、ベンゾインイソプロピルエーテル、ベンゾインイソブチルエーテル、2,2−ジメトキシ−1,2−ジフェニルエタン−1−オン(市販品としては、例えば、商品名「イルガキュア651」、BASF社製)、アニソールメチルエーテルなどが挙げられる。
アセトフェノン系光重合開始剤としては、具体的には、例えば、1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン(市販品としては、例えば、商品名「イルガキュア184」、BASF社製)、4−フェノキシジクロロアセトフェノン、4−t−ブチル−ジクロロアセトフェノン、1−[4−(2−ヒドロキシエトキシ)−フェニル]−2−ヒドロキシ−2−メチル−1−プロパン−1−オン(市販品としては、例えば、商品名「イルガキュア2959」、BASF社製)、2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニル−プロパン−1−オン(市販品としては、例えば、商品名「ダロキュア1173」、BASF社製)、メトキシアセトフェノンなどが挙げられる。
α−ケトール系光重合開始剤としては、具体的には、例えば、2−メチル−2−ヒドロキシプロピオフェノン、1−[4−(2−ヒドロキシエチル)−フェニル]−2−ヒドロキシ−2−メチルプロパン−1−オンなどが挙げられる。
芳香族スルホニルクロリド系光重合開始剤としては、具体的には、例えば、2−ナフタレンスルホニルクロライドなどが挙げられる。
光活性オキシム系光重合開始剤としては、具体的には、例えば、1−フェニル−1,1−プロパンジオン−2−(o−エトキシカルボニル)−オキシムなどが挙げられる。
ベンゾイン系光重合開始剤としては、具体的には、例えば、ベンゾインなどが挙げられる。
ベンジル系光重合開始剤としては、具体的には、例えば、ベンジルなどが挙げられる。
ベンゾフェノン系光重合開始剤としては、具体的には、例えば、ベンゾフェノン、ベンゾイル安息香酸、3,3’−ジメチル−4−メトキシベンゾフェノン、ポリビニルベンゾフェノン、α−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトンなどが挙げられる。
ケタール系光重合開始剤としては、具体的には、例えば、ベンジルジメチルケタールなどが挙げられる。
チオキサントン系光重合開始剤としては、具体的には、例えば、チオキサントン、2−クロロチオキサントン、2−メチルチオキサントン、2,4−ジメチルチオキサントン、イソプロピルチオキサントン、2,4−ジクロロチオキサントン、2,4−ジエチルチオキサントン、イソプロピルチオキサントン、2,4−ジイソプロピルチオキサントン、ドデシルチオキサントンなどが挙げられる。
アシルフォスフィン系光重合開始剤としては、具体的には、例えば、ビス(2,6−ジメトキシベンゾイル)フェニルホスフィンオキシド、ビス(2,6−ジメトキシベンゾイル)(2,4,4−トリメチルペンチル)ホスフィンオキシド、ビス(2,6−ジメトキシベンゾイル)−n−ブチルホスフィンオキシド、ビス(2,6−ジメトキシベンゾイル)−(2−メチルプロパン−1−イル)ホスフィンオキシド、ビス(2,6−ジメトキシベンゾイル)−(1−メチルプロパン−1−イル)ホスフィンオキシド、ビス(2,6−ジメトキシベンゾイル)−t−ブチルホスフィンオキシド、ビス(2,6−ジメトキシベンゾイル)シクロヘキシルホスフィンオキシド、ビス(2,6−ジメトキシベンゾイル)オクチルホスフィンオキシド、ビス(2−メトキシベンゾイル)(2−メチルプロパン−1−イル)ホスフィンオキシド、ビス(2−メトキシベンゾイル)(1−メチルプロパン−1−イル)ホスフィンオキシド、ビス(2,6−ジエトキシベンゾイル)(2−メチルプロパン−1−イル)ホスフィンオキシド、ビス(2,6−ジエトキシベンゾイル)(1−メチルプロパン−1−イル)ホスフィンオキシド、ビス(2,6−ジブトキシベンゾイル)(2−メチルプロパン−1−イル)ホスフィンオキシド、ビス(2,4−ジメトキシベンゾイル)(2−メチルプロパン−1−イル)ホスフィンオキシド、ビス(2,4,6−トリメチルベンゾイル)(2,4−ジペントキシフェニル)ホスフィンオキシド、ビス(2,6−ジメトキシベンゾイル)ベンジルホスフィンオキシド、ビス(2,6−ジメトキシベンゾイル)−2−フェニルプロピルホスフィンオキシド、ビス(2,6−ジメトキシベンゾイル)−2−フェニルエチルホスフィンオキシド、ビス(2,6−ジメトキシベンゾイル)ベンジルホスフィンオキシド、ビス(2,6−ジメトキシベンゾイル)−2−フェニルプロピルホスフィンオキシド、ビス(2,6−ジメトキシベンゾイル)−2−フェニルエチルホスフィンオキシド、2,6−ジメトキシベンゾイルベンジルブチルホスフィンオキシド、2,6−ジメトキシベンゾイルベンジルオクチルホスフィンオキシド、ビス(2,4,6−トリメチルベンゾイル)−2,5−ジイソプロピルフェニルホスフィンオキシド、ビス(2,4,6−トリメチルベンゾイル)−2−メチルフェニルホスフィンオキシド、ビス(2,4,6−トリメチルベンゾイル)−4−メチルフェニルホスフィンオキシド、ビス(2,4,6−トリメチルベンゾイル)−2,5−ジエチルフェニルホスフィンオキシド、ビス(2,4,6−トリメチルベンゾイル)−2,3,5,6−テトラメチルフェニルホスフィンオキシド、ビス(2,4,6−トリメチルベンゾイル)−2,4−ジ−n−ブトキシフェニルホスフィンオキシド、2,4,6−トリメチルベンゾイルジフェニルホスフィンオキシド、ビス(2,6−ジメトキシベンゾイル)−2,4,4−トリメチルペンチルホスフィンオキシド、ビス(2,4,6−トリメチルベンゾイル)イソブチルホスフィンオキシド、2,6−ジメチトキシベンゾイル−2,4,6−トリメチルベンゾイル−n−ブチルホスフィンオキシド、ビス(2,4,6−トリメチルベンゾイル)フェニルホスフィンオキシド、ビス(2,4,6−トリメチルベンゾイル)−2,4−ジブトキシフェニルホスフィンオキシド、1,10−ビス[ビス(2,4,6−トリメチルベンゾイル)ホスフィンオキシド]デカン、トリ(2−メチルベンゾイル)ホスフィンオキシドなどが挙げられる。
光重合開始剤の使用量は、良好な重合性を発現させる等の観点から、単量体成分の全量100質量部に対して、好ましくは5質量部以下であり、より好ましくは0.01質量部〜5質量部であり、さらに好ましくは0.05質量部〜3質量部であり、特に好ましくは0.05質量部〜1.5質量部であり、最も好ましくは0.1質量部〜1質量部である。
UV重合を行う場合には、好ましくは、多官能(メタ)アクリレートを使用する。
多官能(メタ)アクリレートとしては、本発明の効果を損なわない範囲で、任意の適切な多官能(メタ)アクリレートを採用し得る。多官能(メタ)アクリレートは、1種のみであってもよいし、2種以上であってもよい。このような多官能(メタ)アクリレートとしては、具体的には、例えば、(ポリ)エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、(ポリ)プロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールジ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールペンタ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート、1,2−エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、1,6−ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレート、1,12−ドデカンジオールジ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、テトラメチロールメタントリ(メタ)アクリレート等の多価アルコールと(メタ)アクリル酸とのエステル化合物;アリル(メタ)アクリレート;ビニル(メタ)アクリレート;ジビニルベンゼン;エポキシアクリレート;ポリエステルアクリレート;ウレタンアクリレート;ブチルジ(メタ)アクリレート;ヘキシルジ(メタ)アクリレート;などが挙げられる。
多官能(メタ)アクリレートの使用量は、良好な架橋性を発現させる等の観点から、単量体成分の全量100質量部に対して、好ましくは5質量部以下であり、より好ましくは0.01質量部〜5質量部であり、さらに好ましくは0.05質量部〜3質量部であり、特に好ましくは0.05質量部〜1.5質量部であり、最も好ましくは0.1質量部〜1質量部である。
UV重合の方法は、本発明の効果を損なわない範囲で、任意の適切なUV重合の方法を採用し得る。このようなUV重合の方法としては、例えば、単量体成分に、光重合開始剤、必要に応じて多官能(メタ)アクリレートを配合し、紫外線を照射する。
本発明の実施形態において、架橋剤としてはイソシアネート系架橋剤を用いることが好ましい。イソシアネート系架橋剤は密着性および凝集性を付与するため用いられる。
イソシアネート系架橋剤としては、多官能イソシアネート化合物が用いられ、分子中に2個以上のイソシアネート基を有する種々の化合物が含まれる。
イソシアネート化合物としては、例えば、ブチレンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネートなどの低級脂肪族ポリイソシアネート類、シクロペンチレンジイソシアネート、シクロへキシレンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネートなどの脂環族イソシアネート類、2,4−トリレンジイソシアネート、4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート、キシリレンジイソシアネートなどの芳香族イソシアネート類、トリメチロールプロパン/トリレンジイソシアネート3量体付加物(商品名コロネートL、日本ポリウレタン工業社製)、トリメチロールプロパン/へキサメチレンジイソシアネート3量体付加物(商品名コロネートHL、日本ポリウレタン工業社製)、ヘキサメチレンジイソシアネートのイソシアヌレート体(商品名コロネートHX、日本ポリウレタン工業社製)などのイソシアネート付加物などがあげられる。なかでも、イソシアヌレート環を有するものが特に好ましく、例えば、長鎖アルキレンジオール変性のイソシアヌレート環を有するポリイソシアネート(大日本インキ化学工業社製、バーノックDN−995)、ヘキサメチレンジイソシアネートのイソシアヌレート体(商品名コロネートHX、日本ポリウレタン工業社製)などがあげられる。これらの化合物は単独で用いてもよいし、組み合わせて用いてもよい。
本発明の実施形態に用いられる架橋剤の含有量は、粘着物性に影響を及ぼさない程度で配合すればよいが、通常(メタ)アクリル系ポリマー100質量部に対し、0.2〜10質量部含有され、0.5〜8質量部含有されていることが好ましく、1〜6質量部含有されていることがより好ましい。
なお、アクリル系粘着剤には、前記例示した以外の架橋剤(ポリアミン化合物、メラミン樹脂、アジリジン誘導体、尿素樹脂)、粘着付与剤、可塑剤、シランカップリング剤、着色剤、顔料などの粉体、染料、界面活性剤、表面潤滑剤、レベリング剤、軟化剤、酸化防止剤、帯電防止剤、老化防止剤、光安定剤、紫外線吸収剤、重合禁止剤、無機または有機の充填剤、金属粉、粒子状、箔状物等を適宜に使用することもできる。これらの成分は単独で使用してもよく、また2種以上を混合して使用してもよい。
(1−2)第一の粘着剤層の形成方法
第一の粘着剤層は、例えば、光拡散層と第二の粘着剤層と基材フィルムと透明無機層とをこの順に備える積層体における透明無機層の、基材フィルム側とは反対側の面と、粘着剤層と保護フィルムとの積層体の粘着剤面を貼り合せることにより形成することができる。
また、前記第一の粘着剤層は、例えば、前記粘着剤組成物を透明無機層上に塗布し、溶剤等を乾燥除去することにより形成することもできる。粘着剤組成物の塗布にあたっては、適宜に一種以上の溶剤を加えてもよい。
第一の粘着剤層の厚みは、1〜300μmであることが好ましく、2〜250μmであることがより好ましく、3〜250μmであることがさらに好ましく、5〜200μmであることがよりさらに好ましい。
第一の粘着剤層の厚さは、ダイヤルゲージにより測定することができる。
第一の粘着剤組成物の塗布方法としては、各種方法が用いられる。具体的には、例えば、ロールコート、キスロールコート、グラビアコート、リバースコート、ロールブラッシュ、スプレーコート、ディップロールコート、バーコート、ナイフコート、エアーナイフコート、カーテンコート、リップコート、ダイコーター等による押出しコート法等の方法が挙げられる。
前記加熱乾燥温度は、30℃〜200℃程度が好ましく、40℃〜180℃がより好ましく、80℃〜160℃がさらに好ましい。加熱温度を上記の範囲とすることによって、優れた粘着特性を有する第一の粘着剤層を得ることができる。乾燥時間は、適宜、適切な時間が採用され得る。上記乾燥時間は、5秒〜20分程度が好ましく、30秒〜10分がより好ましく、1分〜8分がさらに好ましい。
前記粘着剤組成物が、活性エネルギー線硬化型粘着剤の場合には、紫外線等の活性エネルギー線を照射することにより第一の粘着剤層を形成することができる。紫外線照射には、高圧水銀ランプ、低圧水銀ランプ、メタルハライドランプ、ケミカルライトランプ等を用いることができる。
<透明無機層>
本発明の実施形態に係る加飾用積層フィルム1は、基材フィルム16と第一の粘着剤層15との間に透明無機層14を備える。
本発明の実施形態に係る加飾用積層フィルム1は、透明無機層14を備えることにより第一の粘着剤層15との界面において高い正反射成分を生み出すことが可能となり、視認した際に光沢感・奥行感を得ることが可能となる。
透明無機層14は、金属酸化物及び/又は金属窒化物からなる層であることが好ましい。なお、ここでいう金属酸化物、金属窒化物に含有される金属元素には、Si等の半金属元素が包含される。また、金属酸化物及び/又は金属窒化物には、金属酸窒化物が包含される。また、金属酸化物は、単独の金属元素の酸化物(単独酸化物)であってもよく、複数の金属元素の酸化物(複合酸化物)であってもよい。同様に、金属窒化物は、単独の金属元素の窒化物(単独窒化物)であってもよく、複数の金属元素の窒化物(複合窒化物)であってもよい。
金属元素としては、例えば、Ce、Nb、Si、Sb、Ti、Ta、Zr、Znなどが挙げられる。
透明無機層14の材料としては、より具体的には、例えば、CeO(2.30)、Nd(2.15)、Nb(2.20)、SiN(2.03)、Sb(2.10)、TiO(2.35)、Ta(2.10)、ZrO(2.05)、ZnO(2.10)、ZnS(2.30)などが挙げられる〔上記各材料の括弧内の数値は屈折率である〕。
特に、透明無機層14は、Nb、Si、Tiより選択される少なくとも一種を含むことが好ましく、例えばNbO、SiN、TiOより選択される少なくとも一種を含むことが好ましい。
透明無機層14の厚みは、10nm〜1000nmであることが好ましい。コストの観点から、800nm以下であることがより好ましく、500nm以下であることが更に好ましい。また、色味の観点から、15nm以上であることが好ましく、20nm以上であることがより好ましく、30nm以上であることが更に好ましい。
透明無機層14の厚みは、例えば、層の平面に対し垂直方向(厚み方向)の断面を露出させたうえ、透過型電子顕微鏡を用いて測定することができる。
透明無機層14の屈折率は1.8以上が好ましく、1.9以上がより好ましい。また、厚み制御性の観点から、透明無機層14の屈折率は3.5以下が好ましく、3.0以下がより好ましい。
また、透明無機層14は屈折率の異なる層の積層体であってもよい。
なお、加飾用積層フィルム1は透明無機層14を複数層備えてもよい。例えば、第二の粘着剤層13と光拡散層12との間にも透明無機層14を備えてもよい。
透明無機層14に金属酸化物を用いる場合、金属酸化物の種類によっては、例えば酸化ニオブのように、粘着剤と積層された状態で紫外線を受けると還元される物質もあるため、還元作用を防ぐために、保護層として酸化珪素の層を積層していても良い。
<基材フィルム)>
本発明の実施形態に係る加飾用積層フィルム1は、透明無機層14と第二の粘着剤層13との間に基材フィルム16を備える。
基材フィルム16には、例えばポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレンナフタレート(PEN)、ポリブチレンテレフタレート、ポリアミド、ポリ塩化ビニル、ポリカーボネート(PC)、シクロオレフィンポリマー(COP)、ポリスチレン、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレン、ポリシクロオレフィン、ポリウレタン、アクリル(PMMA)、ABSなどの単独重合体や共重合体からなるフィルムを用いることができる。これらの部材によれば、光輝性や後述の電波透過性に影響を与えることもない。但し、後に基材フィルム16上に種々の層を形成するため、蒸着やスパッタ等の高温に耐え得るものであることが好ましく、従って、上記材料の中でも、例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、アクリル、ポリカーボネート、シクロオレフィンポリマー、ABS、ポリプロピレン、ポリウレタンが好ましい。なかでも、耐熱性とコストとのバランスがよいことからポリエチレンテレフタレートやシクロオレフィンポリマー、ポリカーボネート、アクリルが好ましい。基材フィルム16は、単層フィルムでもよいし積層フィルムでもよい。加工のし易さ等から、厚さは、例えば、6μm〜250μm程度が好ましい。また、基材フィルム16上に形成される層との付着力を強くするために、プラズマ処理や易接着処理などが施されてもよい。また、詳細は後述するが、基材フィルム16は遮光性であってもよい。
基材フィルム16には、必要に応じて平滑性、或いは防眩性ハードコート層等のハードコート層(図示せず)が形成されていてもよい。ハードコート層が設けられることにより、擦傷性を向上させる事ができる。
特に平滑性ハードコート層を設けることにより、透明無機層界面での散乱が抑制され、正反射成分を効率よく取り出すことが可能となり、光沢感・奥行感を改善させることができる。
ハードコート層は、ハードコート組成物から形成することができる。より具体的には、硬化性樹脂を含有する溶液をハードコート組成物として基材フィルム16に塗布する事により形成できる。
硬化性樹脂としては、熱硬化型樹脂、紫外線硬化型樹脂、電子線硬化型樹脂等が挙げられる。硬化性樹脂の種類としてはポリエステル系、アクリル系、ウレタン系、アクリルウレタン系、アミド系、シリコーン系、シリケート系、エポキシ系、メラミン系、オキセタン系、アクリルウレタン系等の各種の樹脂があげられる。これら硬化性樹脂は、一種または二種以上を、適宜選択して使用できる。これらの中でも、硬度が高く、紫外線硬化が可能で生産性に優れることから、アクリル系樹脂、アクリルウレタン系樹脂、およびエポキシ系樹脂が好ましい。
ハードコート層の厚みは、例えば、0.5μm以上、好ましくは、1.0μm以上であり、また、例えば、10μm以下、好ましくは、3.0μm以下、より好ましくは、2.0μm以下である。ハードコート層の厚みは、例えば、膜厚計(デジタルダイアルゲージ)を用いて測定することができる。
<第二の粘着剤層13>
本発明の実施形態に係る加飾用積層フィルム1は、基材フィルム16と光拡散層12との間に第二の粘着剤層13を備える。
第二の粘着剤層は、25℃における弾性率が1.5×10Pa以下である、又は25℃における弾性率が1.8×10Pa以下であり、かつ、厚みが40μm以上である必要がある。
本発明の実施形態に係る加飾用積層フィルムは、第二の粘着剤層の25℃における弾性率を1.5×10Pa以下であり、かつ、厚みを40μm以上とすることにより、光拡散層の有する凹凸形状が基材フィルム16と透明無機層14との界面に影響(転写)しづらくなるため、視認した際に凹凸を抑えた平滑な質感と、深い奥行感を付与し得る加飾用積層フィルムとすることができる。
第二の粘着剤層の25℃における弾性率は、上記の観点から1.8×10Pa以下であることが好ましく、1.5×10Pa以下であることがより好ましく、1.0×10Pa以下であることがさらに好ましい。また、取り扱い性の観点から0.1×10Pa以上であることが好ましく、0.2×10Pa以上であることがより好ましく、0.3×10Pa以上であることがさらに好ましい。
第二の粘着剤層の弾性率は、第一の粘着剤層の弾性率と同様の方法により測定することができる。
第二の粘着剤層の厚みは、上記の観点から5μm以上であることが好ましく、10μm以上であることがより好ましく、15μm以上であることがさらに好ましい。また、粘着剤の生産性の観点から200μm以下であることが好ましく、180μm以上であることがより好ましく、150μm以下であることがさらに好ましい。
第二の粘着剤層の厚さは、ダイヤルゲージにより測定することができる。
第二の粘着剤層13を形成する第二の粘着剤層は25℃における弾性率が1.5×10Pa以下である、又は25℃における弾性率が1.8×10Pa以下であり、かつ、厚みが40μm以上であれば特に限定されず、上述の第一の粘着剤の説明で挙げた材料を用いることができる。
第二の粘着剤層13は、透明粘着剤からなる層であることが好ましく、光学特性・耐久性の観点からアクリル系粘着剤を用いることが好ましい。
第二の粘着剤層はベースポリマーを含有する第二の粘着剤組成物により形成されることが好ましい。
第二の粘着剤組成物に用いる材料としては、上述の第一の粘着剤組成物と同様のものが挙げられる。
第二の粘着剤層の25℃における弾性率は、用いる材料や組成比を適宜変えることにより前記範囲内に調整することができる。
例えば、弾性率の低い粘着剤層(第二の粘着剤層)を得るためには、アクリル系ベースポリマーが小さな架橋点密度で高いゲル分率を有することが好ましい。小さな架橋密度でゲル分率(架橋構造が導入されているポリマー鎖の比率)を高めるためには、ベースポリマーの分子量(ポリマー鎖の長さ)を大きくすればよい。
ベースポリマーの分子量は、粘着剤組成物(第二の粘着剤組成物)に用いる重合開始剤の種類や量を調整することにより調整できる。例えば、ラジカル重合では、重量開始剤の量が多いほど、反応系のラジカル濃度が高いため、反応開始点の密度が高く分子量が小さくなる傾向がある。逆に,重合開始剤の量が少ないほど、反応開始点の密度が小さいため、ポリマー鎖が伸長しやすく、分子量が大きくなる傾向がある。
また架橋剤の添加部数によって、架橋点密度を調整することも可能である。例えばベースポリマーがアクリル系ベースポリマーであり、イソシアネート系架橋剤により架橋構造を導入する場合、架橋剤の配合量は、アクリル系ベースポリマー100質量部に対して、0.005〜0.5質量部が好ましく、0.01〜0.3質量部がより好ましく、0.02〜0.1重量部が更に好ましい。
多官能(メタ)アクリレートにより架橋構造を導入する場合、多官能(メタ)アクリレートの量は、アクリル系ベースポリマー(プレポリマー)100質量部に対して、0.005〜0.3重量部が好ましく,0.01〜0.2質量部がより好ましく,0.02〜0.1質量部が更に好ましい。
第二の粘着剤層13は、被着部材に貼付される際まで剥離ライナーにより保護されていることが好ましい。
第二の粘着剤層の形成方法としては、上述の第一の粘着剤組成物の説明をそのまま援用し得る。
<光拡散層>
光拡散層12は入射された光を均一に拡散することができる層であり、白色を呈するフィルム(白色フィルム)であることが好ましい。
光拡散層を構成する材料は特に限定されず、例えば、バインダー樹脂及び当該バインダー樹脂中に分散した無機微粒子が挙げられる。
バインダー樹脂としては、例えば、光反射成分を分散できるマトリクスを構成できる透明樹脂が挙げられる。そのような樹脂としては、例えば、熱硬化性樹脂、活性エネルギー線硬化性樹脂、熱可塑性樹脂が挙げられ、好ましくは、熱硬化性樹脂、活性エネルギー線硬化性樹脂、より好ましくは、熱硬化性樹脂が挙げられる。
熱硬化性樹脂として、例えば、シリコーン樹脂、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂、ポリイミド樹脂、フェノール樹脂、尿素樹脂、メラミン樹脂、不飽和ポリエステル樹脂などが挙げられる。好ましくは、耐久性の観点から、好ましくは、不飽和ポリエステル樹脂、シリコーン樹脂、エポキシ樹脂が挙げられ、透明性の観点から、より好ましくは、シリコーン樹脂が挙げられる。
シリコーン樹脂としては、例えば、フェニル系シリコーン樹脂、メチル系シリコーン樹脂が挙げられる。好ましくは、フェニル系シリコーン樹脂が挙げられる。
フェニル系シリコーン樹脂は、完全硬化時において、例えば、シロキサン結合である主骨格に結合するフェニル基を少なくとも有していてもよく、具体的には、主骨格に結合するメチル基およびフェニル基を有し、あるいは、例えば、主骨格に結合するフェニル基のみを有するものであってもよい。好ましくは、フェニル系シリコーン樹脂は、主骨格に結合するメチル基およびフェニル基を有する。
不飽和ポリエステル樹脂としては、特に限定されず、各種の多塩基酸成分とポリオール成分を、公知の手段で脱水縮合させて得られるポリエステル成分をベースポリマーとするものを用いることが出来る。例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレートなどが挙げられる。
バインダー樹脂の屈折率は、粘着剤等隣接する他の材料との屈折率差の観点から1.3以上であることが好ましく、1.35以上であることがより好ましく、1.4以上であることがさらに好ましい。また、散乱性を考慮した際の無機微粒子との屈折率差の観点から1.8以下であることが好ましく、1.75以下であることがより好ましく、1.7以下であることがさらに好ましい。
バインダー樹脂の配合量は、形成される光拡散層100質量部に対して、好ましくは10質量部〜90質量部であり、より好ましくは20質量部〜80質量部である。
無機微粒子としては、例えば、金属酸化物が挙げられる。金属酸化物としては例えば、酸化亜鉛(屈折率:1.9〜2.0)、酸化ジルコニウム(ジルコニア)(屈折率:2.19)、酸化アルミニウム(屈折率:1.56〜2.62)、酸化チタン(屈折率:2.49〜2.74)、酸化ケイ素(屈折率:1.25〜1.46)が挙げられる。
本発明の実施形態に係る光拡散層は、酸化亜鉛粒子、又は酸化チタン粒子を含むことが好ましい。屈折率およびバインダー樹脂との分散性の観点から、所望の屈折率および分散構造を有する光拡散層を形成することができるからである。
無機微粒子の屈折率は、効率的な光拡散性の観点から1.8以上であることが好ましく、1.9以上であることがより好ましく、2.0以上であることがさらに好ましい。また、拡散性制御の観点から3.0以下であることが好ましく、2.8以下であることがより好ましく、2.7以下であることがさらに好ましい。
無機微粒子の粒径は、無機微粒子の平均粒径は、可視光拡散性の観点から50nm以上であることが好ましく、100nm以上であることがより好ましく、200nm以上であることがさらに好ましい。また、可視光拡散性の観点から1200nm以下であることが好ましく、1000nm以下であることがより好ましく、800nm以下であることがさらに好ましい。
光拡散層12の厚みは、1μm〜100μmであることが好ましい。コストの観点から、80μm以下であることがより好ましく、50μm以下であることが更に好ましい。また、光拡散性の観点から、1.5μm以上であることが好ましく、5μm以上であることがより好ましく、10μm以上であることが更に好ましい。
光拡散層12の屈折率は1.8以上が好ましく、1.9以上がより好ましい。また、光拡散性制御の観点から、光拡散層12の屈折率は3.5以下が好ましく、3.0以下がより好ましい。
また、光拡散層12は屈折率の異なる層の積層体であってもよい。
<その他の層>
本実施形態の加飾用積層フィルム1は、本発明の効果を奏する限りにおいて上述の第一の粘着剤層15、透明無機層14、基材フィルム16、第二の粘着剤層13及び光拡散層12の他に、用途に応じてその他の層を備えてもよい。
例えば、本発明の実施形態に係る加飾用積層フィルムは、透明無機層14と光拡散層12との間に、第一の粘着剤層以外の透明樹脂を含む層を備えていても良い。
透明樹脂を含む層としては、例えば、透明樹脂層等が挙げられる。
例えば、本発明の実施形態に係る加飾用積層フィルム1は、図2に示すように前記透明無機層14と基材フィルム16との間に透明樹脂層17を更に含んでいてもよい。
また、本実施形態の加飾用積層フィルム1は、光拡散層12の第二の粘着剤層13とは反対側に、光学遮蔽層を備えてもよい。光学遮蔽層を備えることで、例えば、本実施形態の加飾用積層フィルム1を電子機器の筐体の装飾に用いた場合に、筐体内部の露見を防ぐことができる。
[加飾用積層フィルムの製造]
本発明の実施形態に係る加飾用積層フィルムを製造する方法に特に限定はなく、任意の方法を組み合わせて製造することができる。
例えば、本発明の実施形態に係る加飾用積層フィルムにおいては、基材フィルム16上に透明無機層14を形成し、透明無機層14上に第一の粘着剤層15を貼り合せることにより第一の粘着剤層15を形成してもよい。そして、光拡散層12上に第二の粘着剤組成物により第二の粘着剤層13を形成し、基材フィルム16と光拡散層12を第二の粘着剤層13を介して貼り合せることにより加飾用積層フィルムを形成することもできる。
基材フィルム16上に透明無機層14を形成する場合の形成方法は特に限定されないが、例えば真空蒸着法、スパッタリング法、イオンプレーティング法等が挙げられる。大面積でも厚さを厳密に制御できる点から、スパッタリング法が好ましい。
透明無機層14上に第一の粘着剤層15を形成する場合の形成方法は特に限定されないが、第一の粘着剤層15は、例えば、前記第一の粘着剤組成物を透明無機層14上に塗布し、溶剤等を乾燥除去することにより形成することもできる。また、第一の粘着剤層と保護フィルムとの積層体の第一の粘着剤層側の面と、透明無機層14とを貼り合せることにより形成することもできる。
光拡散層12上に第二の粘着剤層13を形成する場合の形成方法は特に限定されないが、第二の粘着剤層13は、例えば、前記第二の粘着剤組成物を光拡散層12上に塗布し、溶剤等を乾燥除去することにより形成することもできる。また、第二の粘着剤層と保護フィルムとの積層体の第二の粘着剤層側の面と、光拡散層12とを貼り合せることにより形成することもできる。
[加飾用積層フィルムの用途]
本実施形態の加飾用積層フィルムは、部材の加飾に用いることができる。例えば、透明な被着部材の内側(視認される側の反対側)の面に貼付して用いられる。透明な被着部材としては、例えば、ガラスやプラスチックからなる部材を使用することができるが、これに限定されるものではない。
本実施形態の加飾用積層フィルムにより装飾された部材の用途としては例えば、車両用構造部品、車両搭載用品、電子機器の筐体、家電機器の筐体、構造用部品、機械部品、種々の自動車用部品、電子機器用部品、家具、台所用品等の家財向け用途、医療機器、建築資材の部品、その他の構造用部品や外装用部品等が挙げられる。より具体的には、車両関係では、インスツルメントパネル、コンソールボックス、ドアノブ、ドアトリム、シフトレバー、ペダル類、グローブボックス、バンパー、ボンネット、フェンダー、トランク、ドア、ルーフ、ピラー、座席シート、ステアリングホイール、ECUボックス、電装部品、エンジン周辺部品、駆動系・ギア周辺部品、吸気・排気系部品、冷却系部品等が挙げられる。電子機器および家電機器としてより具体的には、冷蔵庫、洗濯機、掃除機、電子レンジ、エアコン、照明機器、電気湯沸かし器、テレビ、時計、換気扇、プロジェクター、スピーカー等の家電製品類、パソコン、携帯電話、スマートフォン、デジタルカメラ、タブレット型PC、携帯音楽プレーヤー、携帯ゲーム機、充電器、電池等電子情報機器等が挙げられる。
以下、実施例により本発明を具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例になんら限定されるものではない。
〔粘着剤組成物Aの作製〕
(プレポリマー組成物Aの重合)
モノマー成分としてのn−ブチルアクリレート(BA)57部、シクロヘキシルアクリレート(CHA)16部、4−ヒドロキシブチルアクリレート(4HBA)23部、ヒドロキシエチルアクリレート(HEA)7部、光重合開始剤としての商品名「イルガキュア651」(BASF社製)0.075部および商品名「イルガキュア184」(BASF社製)0.075部を配合した後、このモノマー混合物を窒素雰囲気下で紫外線に曝露して部分的に光重合させることにより、プレポリマー組成物A(重合率約10%)を得た。
(粘着剤組成物Aの調製)
得られたプレポリマー組成物A100部に、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート(商品名「KAYARAD DPHA」、日本化薬社製)0.14部、シランカップリング剤(商品名「KBM−403」、信越化学工業社製)0.3部を添加して均一に混合し、粘着剤組成物Aを得た。ゲル分率は84%であった。
〔粘着剤組成物Bの作製〕
(オリゴマー組成物の作製)
モノマー成分としてメタクリル酸ジシクロペンタニル(DCPMA)60質量部及びメタクリル酸メチル(MMA)40質量部、連鎖移動剤としてα−チオグリセロール3.5質量部、および重合溶媒としてトルエン100質量部を混合し、窒素雰囲気化にて70℃で1時間攪拌した。次に,熱重合開始剤として、2,2’−アゾビスイソブチロニトリル(AIBN)0.2質量部を投入し、70℃で2時間反応させたのち、80℃に昇温して2時間反応させた。その後,反応液を130℃に加熱して、トルエン、連鎖移動剤及び未反応モノマーを乾燥除去して、固形状のアクリルオリゴマー(オリゴマー組成物B)を得た。オリゴマー組成物の質量平均分子量は5100、ガラス転移温度(Tg)は130℃であった。
(プレポリマー組成物Bの重合)
プレポリマー形成用モノマー成分として、ラウリルアクリレート(LA)60質量部、2−エチルヘキシルアクリレート(2EHA)22質量部、4−ヒドロキシブチルアクリレート(4HBA)8質量部、およびN−ビニル−2ピロリドン(NVP)10質量部、並びに光重合開始剤としてBASF製「イルガキュア184」0.015質量部を配合し、紫外線を照射して重合を行い、プレポリマー組成物B(重合率;約10%)を得た。
(粘着剤組成物Bの調製)
得られたプレポリマー組成物B100質量部に、後添加成分として、1,6−ヘキサンジオールジアクリレート(HDDA)0.07質量部、オリゴマー組成物B 3質量部、およびシランカップリング剤(信越化学(株)製「KBM403」)0.3質量部を添加したのち、これらを均一に混合して、粘着剤組成物Bを調製した。ゲル分率は60%であった。
〔粘着剤組成物Cの作製〕
(プレポリマー組成物Cの重合)
冷却管、窒素導入管、温度計および撹拌装置を備えた反応容器に、モノマー成分としてBA60部、CHA6部、NVP18部、イソステアリルアクリレート(iSTA)1部および4HBA15部、連鎖移動剤としてα−チオグリセロール0.085部、熱重合開始剤として2,2’−アゾビスイソブチロニトリル(AIBN)0.2部、重合溶媒として酢酸エチルをモノマー成分が45%になるように投入し、窒素ガスを流し、攪拌しながら約1時間の窒素置換を行った。その後、反応容器を60℃に加熱し、7時間反応させてプレポリマー組成物C(重合率約10%)を得た。
(粘着剤組成物Cの調製)
このプレポリマー組成物C(固形分100部)に、イソシアネート系架橋剤としてトリメチロールプロパン/キシリレンジイソシアネート付加物(三井化学社製、商品名「タケネートD−110N」、固形分濃度75%)を固形分基準で0.1部、架橋促進剤としてジオクチルスズジラウレート(東京ファインケミカル社製、商品名「エンビライザーOL−1」)0.01部、架橋遅延剤としてアセチルアセトン4部、シランカップリング剤として3−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン(商品名「KBM−403」、信越化学工業社製)0.3部、光反応性モノマーとしてジペンタエリスリトールヘキサアクリレート(新中村化学工業社製、商品名「A−DPH」)8部およびトリシクロデカンジメタノールジアクリレート(新中村化学工業社製、商品名「A−DCP」)12部、ならびに光重合開始剤として1−ヒドロキシシクロヘキシル−フェニル−ケトン(IGM Regins社製、商品名「Omnirad184」)0.7部を加え、均一に混合して、粘着剤組成物Cを調製した。ゲル分率は 57%であった。
〔粘着剤組成物Dの作製〕
(オリゴマー組成物の調製)
粘着剤Bの調製にて記載した方法と同様に、オリゴマー組成物Bを調製した。
(プレポリマー組成物Dの重合)
モノマー成分としての2−エチルヘキシルアクリレート(2EHA)67部、N−ビニル−2−ピロリドン(NVP)15部、HEA3部、4−ヒドロキシブチルアクリレート(4−HBA)15質量部、光重合開始剤としての商品名「イルガキュア651」(BASF社製)0.05部および商品名「イルガキュア184」(BASF社製)0.05部を配合した後、このモノマー混合物を窒素雰囲気下で紫外線に曝露して部分的に光重合させることにより、プレポリマー組成物D(重合率約10%)を得た。
(粘着剤組成物Dの調製)
得られたプレポリマー組成物D100部に、オリゴマー組成物B 5部、1,6−ヘキサンジオールジアクリレート(商品名「A−HD−N」、新中村化学工業(株)製)0.3部、シランカップリング剤(商品名「KBM−403」、信越化学工業社製)0.3部を添加して均一に混合し、粘着剤組成物Dを得た。ゲル分率は82%であった。
〔粘着剤組成物Eの作製〕
(オリゴマー組成物及びプレポリマー組成物の調製)
粘着剤Dと同様の方法にて、オリゴマー組成物B及びプレポリマー組成物Dを調製した。
(粘着剤組成物Eの調製)
得られたプレポリマー組成物D100部に、オリゴマー組成物B 5部,1,6−ヘキサンジオールジアクリレート(商品名「A−HD−N」、新中村化学工業(株)製)0.1部、シランカップリング剤(商品名「KBM−403」、信越化学工業社製)0.3部を添加して均一に混合し、粘着剤組成物Eを得た。ゲル分率は82%であった。
〔粘着シートA,B,C,D,Eの作製〕
表面にシリコーン系離型層が設けられた厚み75μmのポリエチレンテレフタレート(PET)フィルム(三菱ケミカル製「ダイアホイルMRF75」)を第二剥離フィルム(重剥離フィルム)として、基材第一剥離フィルム上に上記の粘着剤組成物A,B,C,D,Eを表1に記載の厚みになるように塗布して塗布層を形成した。この塗布層上に、第一剥離フィルム(軽剥離フィルム)として片面がシリコーン剥離処理された厚み75μmのPETフィルム(三菱ケミカル製「ダイアホイルMRE75」)を第二剥離フィルムとして貼り合わせた。この積層体に、第一剥離フィルム側から、ランプ直下の照射面における照射強度が5mW/cmになるように位置調節したブラックライトにより、紫外線を照射して光硬化を行い、表1に記載の厚みの粘着剤層A,B,C,D,Eを備えた粘着シートを得た。
〔ハードコート組成物の調製〕
紫外線硬化型ウレタンアクリレート樹脂(アイカ工業製「アイカアイトロン Z844−22HL」)をメチルイソブチルケトンに溶解し、固形分比率25%のハードコート組成物を調製した。
〔ハードコート層付き基材フィルムの作製〕
厚み50μmのポリエチレンテレフタラート基材(PET)(三菱ケミカル株式会社製)の一方の面にハードコート組成物を塗布し、100℃で1分間乾燥した。その後、紫外線照射により硬化処理を行い,厚み1.5μmのハードコート層を形成した。
〔透明無機層付きフィルムの作製〕
交流スパッタリング装置(AC:40kHz)にNbターゲット(大同特殊鋼株式会社製)を取り付けて、ArガスとOガスを導入しながらスパッタリングする事で、ハードコート層上に透明無機層として膜厚63nmのNbO層を成膜した。
上記手法により、透明無機層付きフィルムを作製した。
〔実施例1〕
上記で作製した粘着シートAの第一剥離フィルムを剥離し、透明無機層付きフィルムの透明無機層が成膜された面側に第一の粘着剤層として粘着剤層Aを貼り合せた。続いて、第二粘着剤層として、別の粘着シートBを準備し、第一剥離フィルムを剥離し、透明無機層付きフィルムの透明無機層が成膜されていない面に、粘着剤層Bを貼り合わせた。
第二の粘着剤シートの第二剥離フィルムを剥離し、粘着剤層Bに光拡散層として38μm厚の酸化チタン粒子含有の白色ポリエチレンテレフタラートフィルム(東レ株式会社製 「ルミラーE―20」)の貼り合わせを実施し、実施例1の加飾用積層フィルムを作製した。
〔実施例2〕
第二粘着剤層を粘着剤Cに変更し、粘着剤層の厚みを表1に記載の厚みに変更したこと以外は実施例1と同様の手法により、実施例2の加飾積層用フィルムを作製した。
〔実施例3〕
第二粘着剤層を粘着剤層Aに変更したこと以外は実施例1と同様の手法により、実施例3の加飾用積層フィルムを作製した。
〔実施例4〕
第二粘着剤層を粘着剤Eに変更し、粘着剤層の厚みを表1に記載の厚みに変更しに変更したこと以外は実施例1と同様の手法により、実施例4の加飾用積層フィルムを作製した。
〔比較例1〕
第二粘着剤層を粘着剤層Dに変更したこと以外は実施例1と同様の手法により比較例1の加飾用積層フィルムを作製した。
〔比較例2〕
第二粘着剤層を粘着剤層Eに変更したこと以外は実施例1と同様の手法により比較例2の加飾用積層フィルムを作製した。
〔評価〕
[25℃貯蔵弾性率]
測定対象である粘着シートまたは粘着剤層を複数枚重ね合わせることにより、厚さ約2mmの粘着剤層を作製した。この粘着剤層を直径7.9mmの円盤状に打ち抜いた試料をパラレルプレートで挟み込んで固定し、粘弾性試験機(例えば、ティー・エー・インスツルメント社製、ARESまたはその相当品)により以下の条件で動的粘弾性測定を行い、25℃における貯蔵弾性率G’(25℃)[Pa]を求めた。
・測定モード:せん断モード
・温度範囲 :−70℃〜150℃
・昇温速度 :5℃/min
・測定周波数:1Hz
[柚子肌見栄え評価]
作製した加飾用粘着シートの、第一粘着剤の保護フィルムを剥離し、ガラス板(松波硝子株式会社製スライドガラス 品番:S200200)への貼り合わせを実施した。
上記作製したガラス板付き加飾用フィルムを三波長光源ランプ(蛍光灯)環境下で目視にて観察し、以下の判断基準により柚子肌見栄え評価を実施した。
◎:蛍光灯環境下で平滑に見える
×:蛍光灯環境下で柚子肌(凹凸形状)が明確に視認される
上記で得られた結果について、表1に示す。
Figure 2021160182
実施例1〜3の加飾用積層フィルムは、第二の粘着剤層の25℃における弾性率が1.5×10Pa以下であり、凹凸を抑えた平滑な質感と、深い奥行感が得られた。一方、第二の粘着剤層の25℃における弾性率が2.0×10Paである比較例1は、弾性率が高いため、蛍光灯環境下で柚子肌が明確に視認され、平滑な質感が得られなかった。
実施例4は第二の粘着剤層の25℃における弾性率が1.8×10Pa以下であり、厚みが40μm以上であり、実施例1〜3と同様に凹凸を抑えた平滑な質感と、深い奥行感が得られた。一方、第二の粘着剤層の25℃における弾性率が1.8×10Pa以下であるが、厚みが40μm未満である比較例1は、蛍光灯環境下で柚子肌が明確に視認され、平滑な質感が得られなかった。
1 加飾用積層フィルム
12 光拡散層
13 第二の粘着剤層
14 透明無機層
15 第一の粘着剤層
16 基材フィルム
17 透明樹脂層

Claims (5)

  1. 第一の粘着剤層、透明無機層、基材フィルム、第二の粘着剤層及び光拡散層をこの順に備え、
    前記第二の粘着剤層は、25℃における弾性率が1.5×10Pa以下である加飾用積層フィルム。
  2. 第一の粘着剤層、透明無機層、基材フィルム、第二の粘着剤層及び光拡散層をこの順に備え、
    前記第二の粘着剤層は、25℃における弾性率が1.8×10Pa以下であり、厚みが40μm以上である加飾用積層フィルム。
  3. 前記第一の粘着剤層は、25℃における弾性率が1.0×10Pa以上である請求項1又は2に記載の加飾用積層フィルム。
  4. 前記透明無機層が、NbO、SiN、及びTiOより選択される少なくとも一種を含む請求項1〜3のいずれか一項に記載の加飾用積層フィルム。
  5. 前記光拡散層が酸化亜鉛粒子、又は酸化チタン粒子を含む請求項1〜4のいずれか一項に記載の加飾用積層フィルム。
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